JP2002325917A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2002325917A
JP2002325917A JP2001130892A JP2001130892A JP2002325917A JP 2002325917 A JP2002325917 A JP 2002325917A JP 2001130892 A JP2001130892 A JP 2001130892A JP 2001130892 A JP2001130892 A JP 2001130892A JP 2002325917 A JP2002325917 A JP 2002325917A
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JP2001130892A
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English (en)
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Shoji Sato
昭治 佐藤
Hideki Nanba
秀樹 難波
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TAIYO ELECTRIC CO
Taiyo Elecs Co Ltd
Original Assignee
TAIYO ELECTRIC CO
Taiyo Elecs Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リーチ表示態様を遊技者にとって興趣の高い
ものとし、さらにその表示態様を単純化することにより
制御負担を低減させることが可能な遊技機を提供する。 【解決手段】 本発明の遊技機は、液晶表示盤27にお
いて、リーチ状態中に複数の非連続性画面を切り換え
て、停止画面として視認可能な画像を展開表示すること
により、筋書きを有する物語パターンを表示する物語表
示制御手段を備えている。これにより、遊技者にとって
はリーチ表示中に物語のストーリー展開を楽しむことが
可能となり得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、いわゆるセブン
機、羽根物、権利物又はアレンジボール等の弾球遊技機
や、スロットマシン等のコイン式遊技機などの遊技機に
関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機等の遊技機として、始動入賞
口への遊技球の入球検知に基づいて、図柄表示装置にお
いて図柄の変動表示が開始される第一種パチンコ機、い
わゆるセブン機が知られている。このようなパチンコ機
では、3桁の図柄が同一図柄で最終確定表示された場合
に、所定の遊技価値が付与されるため、遊技者にとって
図柄表示装置における表示態様が関心の集まる一つとさ
れている。そのため、変動された3桁の図柄のうち、2
つを当り表示態様で確定表示させ、残りの図柄を継続し
て変動表示させるリーチ状態を表示する場合が多い。
【0003】リーチ状態におけるリーチ表示態様は、例
えば変動表示態様を高速変動若しくは低速変動等のよう
に変化させたり、所定のキャラクター等を表示させたり
して、遊技者に大当りの期待感を持たせるようにしてい
る。また、表示されるキャラクターの種類等により大当
りの期待度をそれぞれ異ならせ、遊技者に一層の遊技興
趣を付与するものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年の
遊技機においてはリーチ表示態様の種類が増えているに
も拘らず、遊技者にとってはどのリーチ態様も変化に乏
しく斬新さに欠けるため飽き足りないものとなってい
る。また、リーチ表示態様が複雑・多様化することによ
り、遊技制御部に設けられた表示に関連するメモリの容
量が増えるとともに、制御の負担も大きくなりつつあ
る。
【0005】本発明の課題は、リーチ表示態様を遊技者
にとって興趣の高いものとし、さらにその表示態様を単
純化することにより制御負担を低減させることが可能な
遊技機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】上記課題
を解決するために、本発明の遊技機は、始動検知手段に
よる遊技媒体の検知に基づいて、可変表示装置において
変動表示される図柄が予め定められた態様で確定表示さ
れた場合に、所定の遊技価値を付与する遊技機におい
て、前記始動検知手段による遊技媒体の検知に起因し
て、遊技の当否を判定する当否判定手段と、前記当否判
定手段による判定結果により、最終確定図柄を除いて当
り状態の表示態様と一部の図柄が同一であるリーチ状態
を表示するリーチ状態表示手段と、前記リーチ状態にお
いて、最終図柄が確定表示されるまでの期間内で、複数
の非連続性画面を切り換えて、停止画面として視認可能
な画像を展開表示することにより、筋書きを有する物語
パターンを表示する物語表示制御手段とを備えているこ
とを特徴とする。
【0007】このような遊技機によると、リーチ状態に
おいて、複数の非連続性画面を切り換えて、停止画面と
して視認可能な画像を展開表示することにより、筋書き
を有する物語パターンを表示するものとしたため、遊技
者にとってはリーチ表示中に物語のストーリー展開を楽
しむことが可能となり得る。また、停止画面として視認
可能な画像を例えば紙芝居風に切り換えて表示するもの
としたために、遊技制御部における表示のためのメモリ
容量も連続の動画表示に比して低減され、切り換え動作
が動画表示態様の場合に比して極めて簡略化されるため
遊技制御部の負担も低減され得る。さらに、停止画面と
して視認可能な画像を例えば紙芝居風に表示することに
よって表示手段(例えば液晶画面)の性能又は容量の節
約が可能となり、例えば、3次元画像表示等を行うよう
な高価なVDP(ビデオディスプレイプロセッサ)を必
要となくなり得る。なお、本発明において、複数の非連
続性画面を切り換えて、停止画面として視認可能な画像
とは、切り換え前後の2つの画面において画面上の連続
性がない画像のことを言い、静止画面を切り換えて、停
止画面として視認可能な画像も含むものとされている。
例えば、表示画面上に表現された人物や物等、又は背景
をそれぞれ画面構成要素の一つとし、これらが一体不可
分的に一つの画像データとしてメモリ(画像データ記憶
手段)に格納されており、この画像データに基づいて画
像表示を行うものとすることができる。
【0008】前記物語表示制御手段は、前記当否判定手
段による判定結果により、予め記憶された複数の物語パ
ターンのうち、少なくとも一部の物語パターンを抽出表
示するものとすることができる。例えば、複数の物語パ
ターンが物語パターン記憶手段に予め記憶されており、
該複数の物語パターンを乱数により選択取得することが
できる。この場合、判定結果に基づいて任意に物語パタ
ーンが抽出表示されるため、遊技者は種々の物語パター
ンにより複数の遊技態様(表示態様)を楽しむことが可
能となり得る。また、当りの期待度に対応させて前記物
語パターンを記憶させておき、当否判定手段の判定結果
に基づいて期待度を判定し、該判定された期待度に応じ
て物語パターンを抽出し、これを表示するものとするこ
とも可能である。この場合、遊技者は表示される物語パ
ターンにより当りの期待度を認識することが可能とな
り、リーチ態様により一層の遊技興趣を得ることが可能
となり得る。
【0009】前記物語表示制御手段は、前記当否判定手
段による判定結果が当りの場合には前記物語パターンの
筋書きの全てを表示することを決定し、該当り以外の場
合には前記物語パターンの筋書きの一部のみを表示する
ことを決定するものとすることができる。すなわち、物
語パターンが短い完結ストーリーで構成されており、該
ストーリーが繋がって最後まで行くと当り、繋がらない
場合は外れとすることができる。例えば、何かを行って
成功すれば当り、失敗すれば外れとすることができ、遊
技者にとっては、完結ストーリーが続くか否か(成功す
るか否か)により、表示による遊技興趣が一層高まるも
のとなり得る。逆に、外れの場合には、ストーリーの途
中で物語パターンが終了してしまうこととなり、遊技者
にとってはもどかしさを感じるものとなるが、当りの場
合にはストーリーが完結するために遊技者に達成感を感
じさせることが可能となり得る。
【0010】また、当りの場合には物語パターン全てを
表示し、外れの場合には物語パターンの一部のみを表示
するものとしたために、例えば物語パターンの一部を当
たり外れのいずれにも共通の共通物語パターンとして共
通物語パターン記憶手段に、当たりと外れに非共通の非
共通物語パターンを非共通物語パターン記憶手段にそれ
ぞれ分けて予め記憶しておくことができる。この場合、
当否判定がいずれの場合も共通物語パターンを表示した
後に、当否判定に基づいて非共通物語パターンを表示す
るものとすることができ、表示パターンの共通化によ
り、遊技制御部における表示のためのメモリ容量を低減
させることが可能となり得る。なお、物語パターンにお
いて切り換えられる非連続性画面のうち、最終の画面の
みが当否により異なる場合には、該最後の1コマの画面
のみを当否判定に応じて換えるのみで当否いずれに対し
てもリーチ表示を行うことが可能となり得る。
【0011】また、音声を停止画面に応じて切り換える
音声切換制御手段を備えるものとすることができる。す
なわち、音声も各停止画面に応じて切り換え、例えば前
記当否判定手段による判定結果が当りの場合には物語パ
ターンの全てに対する音声を出力するものとし、該当り
以外の場合には前記物語パターンの一部のみに対する音
声を物語パターンに同調させて出力するものとすること
ができる。すなわち、音声が上記ストーリーと同調して
繋がって最後まで行くと当り、繋がらない場合は外れと
することができる。また、この場合も、例えば物語パタ
ーンに対応する音声の一部を当たり外れのいずれにも共
通の共通音声パターンとして共通音声パターン記憶手段
に、当たりと外れに非共通の非共通音声パターンを非共
通音声パターン記憶手段にそれぞれ分けて予め記憶して
おくことができる。
【0012】なお、リーチ状態を一旦擬似的に終了させ
た後、再び変動状態を開始させる再変動開始手段を備え
るものとすることもできる。また、前記物語表示制御手
段は、前記物語パターンを一旦擬似的に外れ態様にて終
了させた後に、再び物語パターンの展開表示を開始させ
る制御を行う物語再表示制御手段を含むものとすること
ができる。この場合、遊技者にとっては一旦終了したと
思われたリーチ状態若しくは物語パターンが再開始する
ため、その遊技興趣が一層高まるものとなり得る。
【0013】次に、上記本発明の遊技機には以下の態様
を付加することが可能である。すなわち、遊技制御を司
る主制御部(遊技制御手段)と、該主制御部からの指令
に基づき動作する副制御部(払出制御手段、表示制御手
段)とを備えるものとすることができる。このように遊
技の制御を、主制御部と副制御部に分けて行うことで、
遊技制御を効率よく行うことが可能となる。また、1つ
の制御部によって遊技制御を行う場合に比して、1つの
制御部にかかる制御負担が軽減される。なお、主制御部
が、上記指令を所定の時間間隔をおいて出力し、副制御
部が、その指令により任された範囲で制御態様を選択し
て遊技制御を成立させるものとすれば、主制御部の制御
負担が一層軽減される。なお、主制御部(送信側制御
部)から副制御部(受信側制御部)に対し一方向形式で
信号通信が行われるものとすることができる。これによ
り、副制御部に内蔵されたメモリ(記憶手段)の内容を
書き換えたり、副制御部に誤作動を引き起こす信号発生
回路等を付加したりして、不正に当りを発生させたり、
当りの確率を操作することを事実上不可能とすることが
できる。
【0014】また、前記主制御部及び/又は副制御部
は、電源部から電力の供給を受けて作動し、該電源部
は、少なくとも停電等の電源遮断時に前記主制御部及び
/又は副制御部におけるRAMデータを補償するバック
アップ電源部を含むものとすることができる。このよう
に、バックアップ電源部を電源部に具備させることで、
停電等の電源遮断時においても賞態様に関するデータ
(例えば賞球払出データ)等が補償されるようになる。
【0015】さらに、前記主制御部及び/又は副制御部
には、該主制御部及び/又は副制御部の制御に関する情
報の全部又は一部を当該遊技機外部に出力することが可
能な情報出力手段が設けられているものとすることがで
きる。この場合、遊技機外部において遊技機の状態を容
易に把握することが可能となり、第三者検査機関等によ
る遊技機検査を簡便に行うことが可能となる。したがっ
て、遊技機検査に係る期間を短縮することができ、ひい
ては新規遊技機の開発に係る期間をも短縮することがで
きるようになる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に示す実施例を参照して説明する。ここでは遊技機と
して、いわゆるセブン機と呼ばれるタイプの第一種パチ
ンコ機(弾球遊技機)を例に取り、その構造について図
1〜図3を参照して説明する。
【0017】パチンコ機1の前面部は、本体枠2と、中
枠3と、前面枠4と、上皿部5と、下皿部6と、施錠装
置7とから構成されている。本体枠2は、木製の板状体
を略長方形の額縁状に組立て固着したものである。中枠
3は、全体がプラスチック製で、枠体部(図示略)と下
板部(図示略)とを有し、本体枠2に対して開閉可能に
軸支されている。中枠3の右端中央には施錠装置7が設
けられ、施錠装置7は、正面視すると鍵穴を備えた略長
方形状を呈し、前面枠4を閉鎖した場合に施錠するため
のものである。
【0018】ここで枠体部は、上端から下方へ中枠3全
体の略2/3程度に略長方形の額縁状に形成され、上端
部には、前面枠4の略三角形状の枠飾りLED用レンズ
4c,4eに対応して、左側に賞球表示LED(図示
略)及び賞球表示LED基板4d(図4参照)が、右側
にストップ表示LED(図示略)及びストップ表示LE
D基板4f(図4参照)が配設されている。
【0019】また、下板部は、下端から上方へ中枠3全
体の略1/3程度を占め、左端には、上皿部5に形成さ
れたスピーカー面5aに対応すべく、遊技状態に応じた
効果音その他の音(音声)を発生させるスピーカー40
0a(図4参照)が配設され、略中央には、遊技球を発
射する発射装置ユニット8(図3参照)に対し、上皿部
5に貯留された遊技球を供給する供給装置等(図示略)
が設けられている。
【0020】さらに、下板部の下方には、灰皿や玉抜き
レバー等を備えた下皿部6が設けられ、下皿部6の略中
央には、パチンコ機1の内部から遊技球を排出するため
の排出口6aが開設され、右端に発射装置ユニット8
(図3参照)を操作する発射ハンドル9が設けられてい
る。また、この発射ハンドル9には、遊技者がタッチし
ていることを検出するタッチスイッチ9aが装着され、
その近傍には、発射停止を一時的に指令する発射停止ス
イッチ9bが配置されている。
【0021】前面枠4は、全体がプラスチック製であ
り、遊技盤10(図2参照)を前方から視認するべく、
遊技盤10に形成された遊技領域11(図2参照)の形
状に対応して上側が略円弧状を呈し、全体が略弾丸形状
に開設された開口部4aを有している。そして、その裏
面には、開口部4aに応じてガラス板が嵌められた略長
方形状のガラス枠(図示略)が装着されている。また、
この前面枠4は、パチンコ機1の前面全体の約2/3の
サイズを占め、中枠3の左端に軸着され開閉可能に形成
されている。さらに、上端部には、枠飾りランプ用レン
ズ4bも設けられ、このレンズ4b内部には、開口部4
a上端の円弧部分に沿って、枠飾りランプ基板4g(図
4参照)及び複数個の遊技効果ランプ(図示略)が配設
されている。
【0022】上皿部5は、前面枠4の下側で、中枠3の
左端に軸着され開閉可能に形成されている。皿外縁部5
bには、玉抜きボタンや遊技球の貸出・返却ボタン等が
配設されている。また、上皿部5には、パチンコ機1の
内部から遊技球を排出するための排出口5cが開設され
ている。左端には、複数の長孔を有するスピーカー面5
aが形成され、その裏面には、音量スイッチ基板12
(図4参照)が設けられている。パチンコ機1の左端側
には、プリペイドカードユニット13が装着されてい
る。
【0023】次に、本実施例の遊技盤10の表面構造に
ついて図2を参照して説明する。遊技盤10は、略長方
形の木製の板状体であって中枠3(図1参照)に保持さ
れるとともに、後述する裏機構盤102(図3参照)に
よりその背面側が覆われている。遊技盤10には、遊技
盤10の表面に設けられた外レール14と内レール15
とにより略円形状の遊技領域11が形成され、遊技領域
11内には、特別図柄表示装置16と、第一種始動口
(普通電動役物)17と、変動入賞装置18と、左入賞
口19、右入賞口20、左下入賞口21、右下入賞口2
2と、多数の障害釘23と、一対のランプ風車24、2
5等が配設されている。
【0024】特別図柄表示装置16は、遊技領域11の
略中央部に配置され、センター役物26と、液晶表示盤
27とを備えている。この液晶表示盤27の映像画面は
略長方形状を呈しており、その表示画面上に1または複
数の特別図柄(識別情報)を所定の方向に次々と変動さ
せながら表示した後、停止表示する特別図柄表示手段
(識別情報表示手段)として機能している。また、リー
チ状態において、複数の非連続性のコマ画面(非連続性
画面)を停止画面として視認可能なように各コマ画面の
画像を展開表示することにより、紙芝居風の所定のスト
ーリーを備えた物語パターンを表示する物語表示手段と
しても機能している。
【0025】図2に戻り、この液晶表示盤27は、遊技
球が第一種始動口(普通電動役物)17に入球すること
により、その映像画面の表示領域(図示略)に表示され
る各特別図柄をそれぞれ変動させて停止表示させるもの
である。そして、例えば、図柄が所定の変動状態、及び
/又はリーチ状態を経て「7、7、7」の3桁同一図柄
で揃って停止表示(確定表示)すると、変動入賞装置1
8に配設された後述する大入賞装置31の大入賞口31
1が開放される。また、センター役物26は、液晶表示
盤27の前面周辺部に額縁状に突設して装着され、普通
図柄表示装置32と、特別図柄保留表示LED16aと
を備えている。
【0026】普通図柄表示装置32は、センター役物2
6の上部中央に配置され、7セグメント表示器32a
と、普通図柄保留表示LED32bとを有している。7
セグメント表示器32aは、1〜9の奇数数字を変動表
示させるもので、後述する左右の普通図柄作動ゲート3
6、37のいずれかを遊技球が通過することにより変動
して、所定時間経過後に1種類の奇数数字が停止表示さ
れる。そして、例えば「7」で停止表示すると、第一種
始動口(普通電動役物)17が所定時間(例えば、0.
5秒)開放される。
【0027】前記センター役物26の左右斜め下方に
は、普通図柄作動ゲート36、37がそれぞれ設けら
れ、この左右の普通図柄作動ゲート36、37内に左、
右普通図柄作動ゲート検知スイッチ36s、37s(図
4参照)が配設されている。そして、遊技球の普通図柄
作動ゲート通過検知スイッチ36s、37sのいずれか
の通過により、普通図柄表示装置32における7セグメ
ント表示器32aが変動表示する。
【0028】普通図柄保留表示LED32bは、4個の
丸形の赤色LEDで構成され、7セグメント表示器32
aの左右両側に近接して配置されている。これは、左右
の普通図柄作動ゲート36、37を通過した遊技球の数
を4個まで保留とし、通過ごとに順次点灯しシフト表示
するものである。次の7セグメント表示器32aの変動
表示が開始するたびに、未始動回数が消化され、1個の
普通図柄保留表示LED32bは消灯される。
【0029】特別図柄保留表示LED16aは、センタ
ー役物26の上部であって、普通図柄表示装置32の左
右両側に2個ずつに分けて並列状に配置され、4個の赤
色LEDで構成されている。これは、第一種始動口(普
通電動役物)17に入球した遊技球の数を4個まで保留
とし、入球ごとに順次点灯しシフト表示するものであ
る。次の特別図柄の変動が開始するたびに、未始動回数
が消化され、1個の特別図柄保留表示LED16aは消
灯される。
【0030】第一種始動口(普通電動役物)17は、後
述する変動入賞装置18と一体化されたもので、特別図
柄表示装置16におけるセンター役物26の中央位置の
下方に離れて配設されている。第一種始動口(普通電動
役物)17は、いわゆるチューリップ式で左右に一対の
翼片部が開閉するべく形成され、その前面に飾りを備え
て後述する基板34に取り付けられている。内部には、
遊技球の通過を検知する第一種始動口(普通電動役物)
入賞検知スイッチ17s(図4参照)と、翼片部を作動
させるための第一種始動口(普通電動役物)ソレノイド
17c(図4参照)とが備えられている。この一対の翼
片部が左右に開くと、遊技球の入球可能な開放状態とな
り、一対の翼片部が閉じると、遊技球の入球困難な閉鎖
状態となる。
【0031】変動入賞装置18は、上記第一種始動口
(普通電動役物)17の下方に配設されており、前面側
が略逆台形状に形成された基板34に、大入賞装置31
と、左下入賞口21と右下入賞口22とを備えている。
ここで、大入賞装置31は、略中央に形成され、帯状に
開口された大入賞口311と、この大入賞口311を開
放・閉鎖する開閉板312と、この開閉板312を開閉
するための大入賞口ソレノイド313(図4参照)と、
大入賞口311に入賞した後に遊技球が通過する特定領
域(V入賞口及び一般入賞口/図示略)と、連動杆(図
示略)と、入賞球を検知する入賞球検知スイッチ318
(図4参照)と、裏箱(図示略)と、大入賞口中継基板
(図示略)とから主に構成されている。
【0032】また、左下入賞口21は、第一種始動口
(普通電動役物)17の略真横の左側に配設されて、内
部に左下入賞口通過検知スイッチ21s(図4参照)が
設けられている。そして、この左下入賞口21の下方に
は複数個の左下入賞口LED223〜225が左下入賞
口LED基板21f(図4参照)に取り付けられ、飾り
レンズによって被覆されている。さらに、右下入賞口2
2は、第一種始動口(普通電動役物)17の略真横の右
側に配設されて、内部に右下入賞口通過検知スイッチ2
2s(図4参照)が設けられている。そして、この右下
入賞口22の下方には複数個の右下入賞口LED220
〜222が右下入賞口LED基板22f(図4参照)に
取り付けられ、飾りレンズによって被覆されている。
【0033】次に、遊技盤10の下方にはアウト口48
が設けられ、そのアウト口48の下部にはバック球防止
部材58が設けられており、遊技領域11に到達せず戻
ってきた遊技球が再び発射位置に戻ることを防止してい
る。一方、ファール球防止部材59は、内レール15の
先端部に取り付けられ、返しゴム60は、ファール球防
止部材59の位置とは略正反対側の、遊技盤10の右半
分側の位置であって、外レール14に沿って嵌合状に取
り付けられている。
【0034】変動入賞装置18の左右斜め上方には、左
入賞口19及び右入賞口20がそれぞれ配設されてい
る。そして、その内部にはそれぞれ、左入賞口通過検知
スイッチ19s(図4参照)、右入賞口通過検知スイッ
チ20s(図4参照)が設けられている。また、特別図
柄表示装置16の左右斜め上方には、一対のランプ風車
24、25がそれぞれ配設されている。さらに、遊技領
域11の左右両端部には、一対のサイドランプ38、3
9がそれぞれ縦円弧状で相対称状に配設されている。な
お、多数の障害釘23は、以上説明した各遊技装置との
位置バランスを考慮して、遊技領域11にパチンコ遊技
に適するべく、配設されている。
【0035】次に、本実施例のパチンコ機1の裏面構造
について図3を参照して説明する。前面枠4(図1参
照)は中枠3にあって、前面枠4の上下端の位置に設け
られた一対のヒンジ101により、開閉可能に支持され
ている。裏機構盤102は中枠3にあって裏機構盤10
2の上下端の位置に設けられた一対のヒンジ103によ
り、開閉可能に支持されている。遊技盤10(図2参
照)は中枠3の表面側に着脱可能に取り付けられてい
る。上端側にあるヒンジ101の配設位置からみて左側
には、タンク球切れ検知スイッチ104をタンク底部に
備えた賞球タンク105と、この賞球タンク105に接
続されるタンクレール106とが取り付けられている。
また、タンクレール106の右側には、球抜きレバー1
07が設けられ、その下流側には、補給球切れ検知スイ
ッチ108が、さらに、その下流側には、賞球払出装置
109が配設されている。
【0036】続いて、遊技球の振り分け部110が賞球
払出装置109の下流側に設けられている。タンクレー
ル106の下側には、特別図柄表示装置16における液
晶表示盤27(図2参照)を格納した蓋付きの裏ケース
111が設けられ、この裏ケース111の下側には、後
述する主制御部140(図4参照)として、主制御基板
340(図4参照)を格納した主制御基板ケース112
が設けられている。主制御基板ケース112の左側に
は、発射制御部201a(図4参照)として発射装置制
御基板201(図4参照)を格納した発射装置制御基板
ケース113、及び発射制御集合中継基板116が設け
られている。裏機構盤102の左下方部には、上述した
発射装置ユニット8が、同じく右下方部には、枠制御部
(払出制御部)150(図4参照)として、補給球詰ま
り、下皿部満タン、主電源電圧異常、発射停止、主制御
基板通信異常、賞球モータ異常などを7セグメントLE
Dで表示する枠状態表示器117を備えた第一周辺制御
基板(払出制御基板)350(図4参照)を格納した枠
制御基板ケース(払出制御基板ケース)118が設けら
れている。
【0037】一方、裏機構盤102の右上端部には、ヒ
ューズボックス119、電源スイッチ120、電源ター
ミナル基板121及び大当り、発射装置制御、球切れ、
扉開放、賞球、球貸し用等の遊技機枠用外部接続端子を
備えた端子基板122が設けられている。また、外部か
らの電力の供給を受けるための電源ケーブル123も端
子基板122の下側に配設されている。第一周辺制御基
板350(図4参照)を格納した枠制御基板ケース11
8からは接続ケーブル124が上方へ延出し、電源ケー
ブル125を備えたプリペイドカードユニット13に接
続されている。また、裏機構盤102の略中央下端部に
は、下皿部用球通路部材126が設けられている。
【0038】次に、本実施例のパチンコ機1の電子制御
装置130について、図4を参照して説明する。まず、
電子制御装置130は、主制御部140と、共通信号伝
送経路である共有バス500aにより、その主制御部1
40に接続された複数の副制御部、例えば枠制御部(払
出制御部(主として賞球の払出制御を行う賞球払出制御
部))150、特別図柄制御部160、ランプ制御部1
70及び音声制御部180を含んで構成されている。主
制御部140は、主制御基板340を備え、主制御部1
40以外の上記4つの制御部150、160、170、
180はそれぞれ、第一〜第四の周辺制御基板(副制御
基板)として枠制御基板350、特別図柄制御基板36
0、ランプ制御基板370、音声制御基板380を備え
ている。
【0039】主制御基板340は、CPU401(図9
参照)を含む主回路部400と、入出力回路部500と
を備える。図10に示すように、CPU401はCPU
コア1480を備え、ROM1482に格納された制御
プログラムにより、RAM1481をワークエリアとし
てパチンコ機1全体の作動制御(すなわち、遊技の基本
進行制御)を司る。また、ROM1482に記憶された
当否判定プログラムにより、CPU401が主体となっ
て当否判断制御を行う(当否判定手段)。なお、主回路
部400は、図9に示すように、CPU401、発振部
410、リセット回路部450、I/Oデコード回路部
420、データバス安定化部1411、及び第1外部入
力回路部1430を有している。また、CPU401
は、図10に示すように、CPUコア1480、内蔵R
AM1481、内蔵ROM1482、メモリ制御回路1
483、クロック発生器1484、アドレスデコーダ1
485、ウオッチドッグタイマ1486、カウンタ/タ
イマ1487、パラレル入出力ポート1488、リセッ
ト/割り込みコントローラ1489、外部バスインター
フェース1490、出力制御回路1491を備えてい
る。
【0040】図4に戻り、入出力回路部500には前記
した共有バス500aが接続され、入出力回路部500
からその共有バス500aへ、各制御部150、16
0、170、180へ処理内容を指示する、指令信号た
るコマンドデータを送信する。なお、主制御部140か
ら各制御部150、160、170、180へは、一方
向形式でデータが伝送される。また、各制御部140〜
180には、電源受電基板410から電源ユニット42
0、さらには分電基板(中継基板)430を介して電源
が供給されており、後述する電源立上げ時のシステムリ
セット信号が分電基板(中継基板)430を介して全制
御基板に送信される。
【0041】中継基板200には、入賞球検知スイッチ
318,19s〜22s等が接続され、中継基板200
の出力端子は、主制御部140の入出力回路部500と
接続されている。また、第一種始動口(普通電動役物)
入賞検知スイッチ17s、普通図柄表示装置基板32
f、各種ソレノイド17c,313、右普通図柄作動ゲ
ート通過検知スイッチ37s、左普通図柄作動ゲート通
過検知スイッチ36sが主制御部140の入出力回路部
500に接続されている。
【0042】枠用端子基板200aには、タッチスイッ
チ9a、発射停止スイッチ9b、ヴォリュームスイッチ
202、タンク球切れ検知スイッチ104及び補給球切
れ検知スイッチ108等が接続され、枠用端子基板20
0aの出力端子は、枠制御部150の入出力回路部70
0と接続されている。
【0043】枠制御部(払出制御部)150は、主制御
部140と同様の主回路部600及び入出力回路部70
0を含んで構成され、入出力回路部700において共有
バス500aに接続されている。また、入出力回路部7
00には、賞球払出装置109、発射装置制御基板20
1等が接続されている。
【0044】特別図柄制御部160は、演算回路構成要
素として、CPU161と、RAM162と、ROM1
63と、入出力ポート164と、VDP(ビデオディス
プレイプロセッサ)166とを含み、それら演算回路構
成要素はバス165により相互に接続して構成され、入
出力ポート164において共有バス500aに接続され
ている。入出力ポート164には、液晶表示盤27が接
続され、CPU161はROM163に格納された制御
プログラムにより、RAM162をワークエリアとして
特別図柄表示装置16(液晶表示盤27)の作動制御
(すなわち、表示装置の表示制御)を行っている。
【0045】ランプ制御部170は、特別図柄制御部1
60と同様の演算回路構成要素171〜175を含んで
構成され、入出力ポート174において共有バス500
aに接続されている。入出力ポート174には、枠飾り
ランプ基板4g、各種ランプ基板261f、262f、
各種LED基板4d、4f、21f、22f等が接続さ
れている。これら各基板にランプあるいはLEDが1又
は複数個接続される。これらのランプ等はゲームの進行
に対応して点灯・消灯または点滅する。
【0046】音声制御部180は、特別図柄制御部16
0と同様の演算回路構成要素181〜185、及びサウ
ンドジェネレーター203を含んで構成され、入出力ポ
ート184において共有バス500aに接続されてい
る。サウンドジェネレーター203は、格納された音声
データと音声出力モジュールとに基づいて、音量スイッ
チ基板12を介して接続されたスピーカー400aよ
り、ゲームの進行に対応した各種の音声出力を行う。入
出力ポート184に接続された音量スイッチ基板12
は、図示しない音量スイッチの操作に伴い、出力音量の
設定を行うものである。
【0047】さらに、枠飾りランプ基板4g等の各種ラ
ンプやサウンドジェネレーター203は、特別図柄制御
部160の制御による特別図柄の変動・停止表示態様、
リーチ発生の有無、リーチ表示態様(後述する)、特別
遊技態様、及び遊技モード(確率変動、時短など)等に
応じてその態様は制御される。その制御指令の指令信号
は、ランプ制御部170あるいは音声制御部180を作
動指令対象とする指令信号として、前記した共有バス5
00aを介して送信される。
【0048】上述した特別図柄制御部160、ランプ制
御部170及び音声制御部180は、主制御部140や
枠制御部150と同様の回路部から構成されるものとす
ることもできる。すなわち、主回路部と入出力回路部と
から構成されるものとし、内部にROM、RAMが内蔵
されたCPUを用いることもできる。
【0049】なお、主制御部140には、遊技機外部の
試験装置(検査装置)807に遊技情報(制御情報を含
む)を出力するための情報出力部が設けられている。具
体的には、図58に示すように、主制御基板340には
遊技情報出力回路部347と変換回路部341と出力コ
ネクタ342とが設けられている。遊技情報出力回路部
347から出力される遊技情報は、変換回路部341に
て試験装置807が読取り可能な情報に変換され、その
変換された遊技情報がコネクタ342を介して試験装置
807に出力される。この場合、試験装置807からの
ハーネスをコネクタ342に接続するのみで、当該主制
御部140の制御内容を試験装置807に出力可能とさ
れている。なお、図59に示すように、主制御基板34
0と試験装置807との間を中継する中継基板344を
当該パチンコ機1に設けることもできる。この場合、主
制御基板340のコネクタ343と、中継基板344の
コネクタ346とが接続され、中継基板344のコネク
タ345に試験装置807からのハーネスが接続され
る。遊技情報は、主制御基板340の遊技情報出力回路
部347からコネクタ343を介して、変換回路部とし
ての中継基板344に出力され、該中継基板344にて
試験装置807が読取り可能なフォーマットに変換され
るとともに、該中継基板344から試験装置807に出
力される。
【0050】次に、賞球動作は、以下の順序で実行され
る。主制御部140は、遊技球が入賞球検知スイッチ3
18を通過したら15個の賞球個数データを、第一種始
動口(普通電動役物)入賞検知スイッチ17sを通過し
たら6個の賞球個数データを、それ以外の場合、例え
ば、左右下入賞口21、22の通過検知スイッチ21
s、22sの通過を検知した場合などにおいては、10
個の賞球個数データを、枠制御部150に対してその検
知順に、枠制御部150を作動指令対象とする指令信号
として、前記した共有バス500aを介して送信する。
(すなわち、固有賞球数はここでは、6個、10個ある
いは15個である。)枠制御部150は、主制御部14
0からの賞球個数データを受け取り、賞球払出信号の送
信により賞球払出装置109を作動させる。
【0051】また、主制御部140は、上述の各種検知
スイッチの出力に基づいて遊技状態を判断し、また、そ
の遊技状態に基づいて当否判定を行うとともに、判定内
容に応じて対応する表示態様で画像表示制御を行うため
のデータを読み込む。例えば、主制御部140は、第一
種始動口(普通電動役物)入賞検知スイッチ17s、入
賞球検知スイッチ318等の検知結果や、特別図柄当否
判定乱数の取得値などを使用して、遊技が行われていな
い客待ちの状態、遊技は行われているが始動入賞がない
状態(変動準備状態)、始動入賞があった状態、及び特
別遊技状態なども判断する。また、始動入賞が検知され
ると後述する乱数値に基づいて当否判定が行われ、その
判定結果に基づいて特別図柄の変動(リーチ表示態様を
含む)、または確定などの表示態様制御のためのデータ
が読み込まれる。このデータは、特別図柄制御部160
を作動指令対象とする指令信号として、前記した共有バ
ス500aを介して送信される。
【0052】次に、主制御部140により実行されるメ
インジョブについて図5を参照して説明する。これは、
図10に示す主制御部140のROM1482に格納さ
れたプログラムに基づき、CPU401により実行され
るジョブの一例である。すなわち、スタックポインタを
RAM1481の所定のアドレスに設定した後(S1
0)、初期化終了の判定が行われる(S20)。初期化
が終了していれば(S20:YES)、LEDジョブ
(S30)からスイッチジョブ(S70)までのジョブ
が実行される。また、初期化が終了していなければ(S
20:NO)、初期化ジョブ(S190)が実行され
る。
【0053】LEDジョブ(S30)においては、普通
図柄及び普通図柄未始動回数の表示態様データや、特別
図柄未始動回数の表示態様データなどが出力される。等
速乱数ジョブ(S40)では、後述するRAM1481
の特別図柄当否判定乱数メモリや汎用カウントメモリな
どが更新される。非等速乱数ジョブ(S50)では、外
れ普通図柄乱数メモリ(図示略)が更新される。なお、
汎用カウントメモリ(図示略)は、例えばユーザーリセ
ットごとの「0」〜「255」の値の作成や、コマンド
ジョブ、飾りジョブの実行などに使用される。
【0054】また、音声ジョブ(S60)では、音楽や
音声に関するデータの読み込みが行われ、スイッチジョ
ブ(S70)では、各種検知スイッチの読み込みが行わ
れる。すなわち、左右入賞口通過検知信号などの各種信
号が中継基板200を介して主制御部140に、発射停
止検知信号、タッチ検知信号、ヴォリューム検知信号な
どの各種信号が枠用端子基板200aを介して枠制御部
150にそれぞれ取り込まれ、また、第一種始動口(普
通電動役物)入賞検知スイッチ17sから第一種始動口
入賞検知信号、大入賞装置31から入賞球検知信号、及
び普通図柄作動ゲート通過検知信号が主制御部140に
取り込まれる。
【0055】さらに、カウント検知スイッチ、カウント
検知及び特定領域通過検知スイッチ等のスイッチ318
(図4参照)に異常があるか否かが判定され(S8
0)、異常がなければ(S80:YES)、特別図柄メ
インジョブ(S90)から音声ジョブ(S110)まで
のジョブが実行される。また、異常(球詰まりや断線な
ど)があれば(S80:NO)、エラージョブ(S13
0)が実行される。
【0056】特別図柄メインジョブ(S90)において
は、主制御部140と特別図柄制御部160とが協調し
て動作するために必要なジョブが実行される。また、普
通図柄メインジョブ(S100)では、普通図柄及び普
通図柄未始動回数の表示態様データの読み込みが行われ
る。音声ジョブ(S110)では、遊技状態に応じた音
声のデータが出力される。
【0057】この後、各フラグ状態がバックアップメモ
リにセットされ(S140)、賞球信号ジョブ(S15
0)、情報信号ジョブ(S160)、コマンドジョブ
(S170)、及び残余時間ジョブ(S180)が実行
される。賞球信号ジョブ(S150)においては、賞球
払出しに関するデータの読み込みや出力が行われ、情報
信号ジョブ(S160)では、他の制御部への情報出力
に必要なデータの読み込みが行われる。さらに、コマン
ドジョブ(S170)では、特別図柄管理のためのコマ
ンドの出力が行われ、残余時間ジョブ(S180)で
は、非等速乱数の呼出しや、汎用乱数メモリの更新が行
われる。
【0058】次に、上記メインジョブの一連の流れの中
で実行される、始動入賞(第一種始動口(普通電動役
物)17への入賞)時の当否判定ジョブに関して図6を
参照して説明する。なお、これらのジョブで使用する各
種メモリは、図4に示す主制御部140のRAM148
1(図10参照)に格納され、代表的なものを図7に示
す。
【0059】まず、S200において始動入賞があった
か否かを確認し、YESであれば、S210において特
別図柄保留数メモリ481b(図7参照)に記憶されて
いる保留数(未始動回数)を1インクリメントする。こ
の保留数(未始動回数)が一定値(本実施例では
「4」)を超えていれば、その始動入賞は無効となり、
S250へスキップする。また、一定値内の保留数(未
始動回数)であれば、S230において、特別図柄当否
判定乱数(以下、当否用乱数、又は判定乱数ともいう)
を発生させ(プログラムを発生させても、所定の乱数発
生回路を用いてもいずれでもよい(当否用乱数発生手
段))、読み込んだ判定乱数値を、S240において、
特別図柄当否判定乱数メモリ481a(図7参照:以
下、判定乱数メモリともいう)に記憶する。このメモリ
は、読み込んだ判定乱数値を始動入賞の時系列にシフト
メモリ形式で記憶している。
【0060】次に、S250において、判定乱数メモリ
481a(図7参照)から記憶している最も古い先頭の
判定乱数値を読み出す。そして、S260において、大
当り番号メモリ481g(図7参照)から大当り番号
(当り用判定値)を読み出し、S270において、上記
判定乱数値との比較を行い、両者が一致していれば大当
り判定となり、一致していなければ外れ判定となる。大
当り判定の場合には、S280に進み、大当り図柄決定
乱数(識別情報決定用乱数)を発生させ、これを読み込
んでその決定乱数値を大当り図柄決定乱数メモリ481
c(図7参照)に記憶する(S290)。なお、大当り
図柄決定乱数の読み込みは、始動入賞時に当否用乱数と
同時に読み込まれているが、当り判定決定と同時に、あ
るいは当り判定決定後所定の時間後に読み込むものとし
てもよい。また、S300において、「大当り」という
判定結果(本実施例では「1」)を判定結果メモリ48
1i(図7参照)に記憶する。なお、大当り図柄決定乱
数と同時にリーチ態様決定乱数を発生させ、これを読み
込んでその決定乱数値をリーチ態様決定乱数メモリ48
1j(図7参照)に記憶している(S295)。
【0061】この大当り図柄決定乱数値で指定される特
別図柄は、特別図柄制御部160のROM163(図4
参照)に格納されている特別図柄画像データに基づい
て、液晶表示盤27(図2参照)に、変動表示状態を経
た後、定められた配列態様で表示される(例えば、
「7、7、7」の3桁同一図柄の配列態様)。なお、上
記特別図柄画像データを大当り図柄決定乱数値と対応付
けて図柄決定用値(識別情報決定用値)として主制御部
140のRAM1481(図10参照)に記憶してお
き、読み込んだ大当り図柄決定乱数値と識別情報決定用
値とを比較することで停止表示する図柄を決定するもの
としてもよい。
【0062】さらに、リーチ態様決定乱数値で指定され
るリーチ表示態様は、特別図柄制御部160のROM1
63(図4参照)に格納されたリーチ表示態様画像デー
タに基づいて、液晶表示盤27(図2参照)に、変動表
示状態を経た後、定められたリーチ態様で表示される。
なお、図11に示すように、上記リーチ表示態様画像デ
ータをリーチ態様決定乱数値と対応付けてリーチ態様決
定用値として、主制御部140のRAM1481(図1
0参照)のリーチ態様決定用値メモリ481kに記憶し
ておき、読み込んだリーチ態様決定乱数値とリーチ態様
決定用値とを比較することで表示するリーチ態様を決定
するものとすることができる。
【0063】一方、外れ判定となった場合は、S270
からS310に進み、外れリーチジョブを行うかどうか
を乱数により決定する。すなわち、S310において、
リーチ態様決定乱数を発生させ、これを読み込み、他
方、S320において、リーチ番号メモリ481h(図
7参照)に記憶されているリーチ番号を読み出す。S3
30において、両者が一致していれば外れリーチジョブ
に、一致していなければ通常外れジョブとなる。
【0064】外れリーチジョブの場合は、S340へ進
み、少なくとも揃えるべき2つの特別図柄(例えば、3
種類の特別図柄のうち、左図柄と右図柄)を、外れリー
チ図柄決定乱数(また、左図柄の乱数を参照し、それに
右図柄を一致させるようにしてもよい)を使用して決定
し(S340)、外れリーチ図柄番号メモリ481l
(図7参照)に記憶する(S350)。また、S360
において、外れ中図柄を乱数により同様に決定し、S3
70において決定した乱数値を外れ中図柄番号メモリ4
81f(図7参照)に記憶する。また、S380におい
て、「外れリーチ」という判定結果(本実施例では
「2」)を判定結果メモリ481i(図7参照)に記憶
する。一方、通常外れジョブの場合は、S390に進
み、各特別図柄(例えば、左図柄、右図柄及び中図柄)
をそれぞれ乱数により決定し、決定した各乱数値をそれ
ぞれ対応する外れ図柄番号メモリ481d、481e、
481fに記憶する(S390〜S440)。また、S
450において、「通常外れ」という判定結果(本実施
例では「3」)を判定結果メモリ481i(図7参照)
に記憶する。
【0065】次に、上記メインジョブの一連の流れの中
で実行される、特別図柄メインジョブの概略の流れを図
8を参照して説明する。まず、S500において、第一
種始動口(普通電動役物)17への遊技球の入賞に基づ
き、特別図柄表示装置16における液晶表示盤27(図
2参照)上で各特別図柄の変動表示を開始させる。例え
ば、左右及び中図柄を上から下、下から上へスクロール
変動させる。
【0066】次いで、S510において、判定結果メモ
リ481i(図7参照)から図6に示す当否判定ジョブ
で得られた各入賞に対する判定結果を読み出す。具体的
には、大当り判定(「1」)の場合は(S520:YE
S)、S580に進み、上述したリーチ態様決定乱数値
に対応するリーチ態様決定用値メモリ481k(図11
参照)に記憶されているリーチ態様決定用値を読み出
し、さらにS600に進み、大当り番号(識別情報決定
用値)を大当り番号メモリ(決定用値記憶手段)481
g(図7参照)から読み出し、S610に進んで、例え
ば左図柄及び右図柄を同一図柄に揃えて所定のリーチ表
示態様を経た後に、中図柄を左図柄及び右図柄と同一図
柄に揃えて停止表示させ確定させる。リーチ表示態様
は、例えばリーチ態様決定用値が「1」の場合には、図
11に示すように物語パターン1(ディスク入手)が選
択され、その物語パターン1が液晶表示盤27において
展開表示される。
【0067】一方、外れリーチ判定(「2」)の場合は
(S530:YES)、S570に進み、上述した外れ
リーチ図柄番号メモリ481l(図7参照)から外れリ
ーチ図柄番号と、外れ中図柄番号メモリ481f(図7
参照)から外れ中図柄番号とを読み出す。そして、S5
71において、読み出した外れリーチ図柄番号と外れ中
図柄番号とを比較し、それらの差異に基づき外れリーチ
態様を決定する(S572)。具体的には、S571に
おいて、それらの番号の差(すなわち、例えば左図柄と
中図柄との差)を算出し、その差に基づいて変動パター
ン選択乱数の発生・読み込みを行い、該乱数に対応した
外れリーチ態様データを外れリーチ態様メモリ481m
(図12参照)から読み出す。例えば、図60に示す外
れリーチ態様決定ジョブの一実施例においては、上記差
が「+1」の場合(S710:YES)は、S711に
て変動パターン選択乱数の発生、読み込みを行い、S7
12に進み、該乱数に対応した外れ物語パターンを図1
2に示した外れリーチ態様メモリ481mの差「+1」
の中から読み出す(本実施例の場合、外れ物語パターン
1(脱出失敗)若しくは外れ物語パターン2(脱出失敗
(再変動))のいずれか)。以下、同様にS713(Y
ES)〜S715においては差が「−1」の場合の読み
出しを行い、S716(YES)〜S718においては
差が「+2」の場合の読み出しを行い、S714にて否
定判断の場合にはS716にて外れ物語パターン4を読
み出すものとされている。具体的に差が「+1」の場合
(すなわち、例えば中図柄が左図柄の1つ後の図柄とな
る場合)で、読み込んだ変動パターン選択乱数値が
「1」の場合は、図12に示す外れ物語パターン1(脱
出失敗)が読み出される。そして、その外れ物語パター
ン1が液晶表示盤27にて展開表示され、外れ物語パタ
ーン1の展開表示が終了後、例えば中図柄を他の図柄と
は+1だけ異なる図柄で停止表示させ確定させる。
【0068】また、通常外れ判定(「3」)の場合は
(S540)、S550に進み、外れ各図柄番号を外れ
図柄番号メモリ481d、481e、481f(図7参
照)からそれぞれ読み出し、S560に進んで、各特別
図柄を(例えば、左図柄、右図柄及び中図柄)、相互に
ずれたタイミングで停止表示させ確定させる。なお、通
常外れ判定の場合も、表示態様を「すべり表示」等によ
り種々の態様に変化させることも可能で、この場合、そ
の表示態様画像データを上記リーチ態様決定乱数値と対
応付けて通常外れ表示態様決定用値として、主制御部1
40のRAM1481(図10参照)の通常外れ表示態
様決定用値メモリ(図示略)に記憶しておき、読み込ん
だリーチ態様決定乱数値と通常外れ表示態様決定用値と
を比較することで表示する通常外れ態様を決定するもの
としてもよい。
【0069】次に、大当り判定により、液晶表示盤27
(図2参照)には所定の配列態様で特別図柄が確定表示
され(例えば、「7、7、7」の3桁同一図柄の配列態
様)、その後、特別遊技が実行される(特別遊技状態も
しくは大当り遊技状態)。特別遊技状態においては、ま
ず、大入賞装置31(図2参照)の開閉板312が開放
状態となり、大入賞口311への遊技球の入賞が遊技者
にとって優位な遊技球受入状態となる。
【0070】この特別遊技状態においては、大入賞装置
31は、終了条件が成立するまで遊技球受入状態が継続
される。例えば、開放状態が所定時間t1(例えば30
秒)経過したとき、もしくは入賞球検知スイッチ318
(図4参照)に所定数n1(例えば10個)の入賞が検
知されたときに終了条件が成立し、遊技球受入状態が一
旦終了して、開閉板312が閉鎖状態となって1ラウン
ドが終了する。この開閉板312が閉鎖されて所定時間
t2(例えば0.5秒)が経過した後に、所定の継続条
件(図示しない特定領域への通過)が成立していれば、
再び開閉板312が開放状態となり大入賞装置31が遊
技球受入状態となる。なお、このような終了条件までを
1ラウンドとする遊技球受入状態は、所定の最高継続ラ
ウンド数(本実施例では16ラウンド)まで繰り返し継
続される。また、終了条件成立時に継続条件が不成立の
場合は、特別遊技状態がそのラウンドで終了(いわゆる
パンク)するものとなっている。
【0071】なお、パチンコ機1においては、大当り判
定により特別図柄表示装置16の液晶表示盤27(図2
参照)に停止表示された特別図柄の種類に基づき、上記
特別遊技状態の終了後、次の大当りまで当否判定の確率
(大当り確率)を変更(向上)させる確率変更手段が備
えられている。具体的には、予め記憶されている上記大
当り図柄決定乱数値が、確率変更用乱数値と非確率変更
用乱数値とから構成され、各乱数値の取得に応じて確率
変更用図柄又は非確率変更用図柄が停止表示される。そ
の停止表示された図柄が確率変更用図柄の場合、上記特
別遊技状態終了後、次の大当りまで当否判定の確率(大
当り確率)が通常の約4〜5倍に向上するものとされて
いる。
【0072】次に、本実施例の電子制御装置130の電
源供給経路について説明する。図13は、電子制御装置
130の、電源部を含めた基板接続レイアウトの一例を
示す全体回路図である。さらに、図14〜図19は、図
13の詳細を示す分割回路図である。電子制御装置13
0は、電源受電基板410において電源ケーブル501
により交流電圧(AC24V)を受電する。この交流電
圧は、基板410内にてコネクタ413とコネクタ41
4とに分配される。コネクタ413には、変圧供給用ケ
ーブル503が接続され、前記交流電圧が電源ユニット
420に供給される。なお、電源受電基板410には、
図15に示す通り、過電流保護のため受電電圧を遮断す
る電源ヒューズ416と、プリペイドカードユニット1
3へのAC24Vの供給を遮断するヒューズ417が取
り付けられている。
【0073】図20に示すように、電源受電基板410
からの交流電圧は、上記変圧供給用ケーブル503によ
り複数、ここでは4種類の電圧変換部425〜428に
分配される。このうち、電圧変換部425,427,4
28は直流変換回路として構成されている。いずれも交
流入力側に変圧器573が設けられ、その二次側交流出
力をダイオードブリッジ574による全波整流とコンデ
ンサ575による平滑化により直流化し、三端子レギュ
レータ577により所望の直流出力電圧V0を得るよう
にしている。なお、コンデンサ578は、配線インダク
タンスと三端子レギュレータIC内部の寄生容量とによ
って回路が発振することを防止するためのものであり、
コンデンサ579は高域周波数における三端子レギュレ
ータICの出力インピーダンス低減用のものである。さ
らに、ダイオード580は、三端子レギュレータICに
対する逆電流バイパス用のものである。なお、モータ駆
動に関与しない電圧変換部(例えばDC5V等)につい
ては、ダイオード580を省略する構成としてもよい。
また、出力する電圧値(例えば32V)によっては、変
圧器573を省略し、交流電圧をダイオードブリッジ5
74による全波整流とコンデンサ575による平滑化に
より直流化し、さらに三端子レギュレータ577をも省
略して出力電圧を得ることも可能である。
【0074】なお、より簡便な定電圧電源の構成とし
て、図21に示すように、三端子レギュレータに代えて
ツェナーダイオード576を用いることも可能である。
【0075】各電圧変換部425,427,428は、
トランス573の巻き線比と三端子レギュレータ577
の出力電圧とを適宜選ぶことにより、それぞれDC32
V(役物等のソレノイド駆動電圧、その他)、DC12
V(賞球払出装置用モータの駆動電圧、あるいはその他
のアナログ制御用電圧)、DC5V(ディジタル制御用
駆動電圧)をそれぞれ発生させるようになっている。
【0076】他方、電圧変換部426は、入力交流電圧
と同じ24Vの電圧を発生させるためのものであり、ト
ランスを含まない構成となっている。そして、ダイオー
ドブリッジ574により全波整流後、コンデンサ57
5,578,579及び三端子レギュレータ577によ
りDC24V発射装置用トルクモータの駆動電圧、その
他に変換され出力される。他方、これらの直流平滑化回
路の入力側からは、全波整流された脈流の出力が分岐形
成されている。この脈流は、抵抗フィラメントを含む発
光装置、例えばランプ類の点灯駆動用に使用される。な
お、この脈流出力用に、電源ユニット420の出力コネ
クタ422には脈流用出力端子が加えられている(図示
略)。一方、図15に示すように、電源受電基板410
には、出力側に過負荷がかかった場合の保護用に電源ヒ
ューズ416が設けられている。さらに、受電交流の出
力のオン/オフ用に、電源スイッチ415が設けられて
いる。
【0077】電源ユニット420には、変圧供給用ケー
ブル503が接続される入力コネクタ421が形成され
る一方、各変換電圧の出力端子、接地端子、バックアッ
プ端子及び各種信号の入出力端子等を含んだコネクタC
N2〜4からなる入出力コネクタ422が設けられてい
る。図22に示すように、CN2は、副制御基板(枠制
御基板350、図柄制御基板360、ランプ制御基板3
70、音声制御基板380)への電源電圧の出力端子を
含み、CN3は、メモリクリア信号、電断信号、システ
ムリセット信号(副制御部用)の出力端子を含み、CN
4は、主制御基板340への電源電圧及びシステムリセ
ット信号(主制御部用)の出力端子と、副制御基板から
の作動生起信号の入力端子とを含んでいる。
【0078】具体的には、図25に示すように、コネク
タCN2は分電基板430のコネクタCN3aに接続さ
れ、電源電圧5V、12V−A,B、24V、32Vを
副制御基板に出力するための端子を含んでいる。なお、
コネクタCN2の3番端子にて、主制御基板340及び
副制御基板(枠制御基板350)に対するバックアップ
電源が出力可能とされている。また、コネクタCN3は
分電基板430のコネクタCN3bに接続され、メモリ
クリア信号、電断信号、システムリセット信号(副制御
部用)を主制御基板340及び副制御基板350に出力
するための端子を含んでいる。さらに、コネクタCN4
は分電基板430のコネクタCN3cに接続され、電源
電圧及びシステムリセット信号(主制御部用)主制御基
板340へ出力し、副制御基板からの作動生起信号(後
述する)を当該電源ユニット420の主制御基板電源制
御部870に入力するための端子を含んでいる。
【0079】次に、電源電圧の分配について説明する。
図15に示すように、電源ユニット420の入出力コネ
クタ422(コネクタCN2〜CN4)は、ケーブル5
04により分電基板430の入出力コネクタ433(コ
ネクタCN3a〜CN3c)に接続され、例えば電源ユ
ニット420にて変換・生成された各種電源電圧や、各
種信号が分電基板430に供給されるようになってお
り、一方、分電基板430からは副制御基板からの作動
生起信号が電源ユニット422に入力されるようになっ
ている。そして、該分電基板430には、図13に示す
ように、パチンコ機1の作動を司る複数の制御基板、こ
こでは主制御基板340、枠制御基板(第一周辺制御基
板、賞球制御基板)350、特別図柄制御基板(第二周
辺制御基板)360、ランプ制御基板(第三周辺制御基
板)370、音声制御基板(第四周辺制御基板)380
及び発射制御基板201を接続するために、各基板にて
使用される電源電圧の出力端子及び各種信号の出力端
子、さらには各副制御基板からの作動生起信号の入力端
子を一まとめとした基板側コネクタ431〜437が設
けられており、各端子に入力コネクタ433からの電源
電圧が分配されるようになっている。なお、図15にお
いては、分電基板430から各基板へのバックアップ電
源の出力端子、さらには各種信号(メモリクリア信号、
電断信号、システムリセット信号、作動生起信号)の入
出力端子及びその信号線について一部省略している。
【0080】図16に示すように、主制御基板340用
のコネクタ431は、DC32V(2番:各種ソレノイ
ド駆動用)、DC12V(4番:各種スイッチ作動用)
及びDC5V(6番:ディジタル信号電源用)の3つの
出力端子と4つの接地端子(1,3,5,7番)との、
計7個の端子を含む。枠制御基板350用のコネクタ4
34(図15,16,17参照)は、DC32V(1
番:各種ソレノイド駆動用)、DC12V(3番:賞球
払出モータ駆動用)及びDC5V(5番:ディジタル信
号電源用)の3つの出力端子と3つの接地端子(2,
4,6番)、さらに2つのバックアップ端子(7,8番
(DC5V))の、計8個の端子を含む。特別図柄制御
基板360用のコネクタ436は、DC12V(2番:
液晶パネル駆動用)及びDC5V(4番:ディジタル信
号電源用)の2つの出力端子と3つの接地端子(1,
3,5番)との、計5個の端子を含む。ランプ制御基板
370のコネクタ437は、脈流24V(2番:電球発
光駆動用)、DC12V(4番:LED発光駆動用)及
びDC5V(6番:ディジタル信号電源用)の3つの出
力端子と4つの接地端子(1,3,5,7番)との、計
7個の端子を含む。音声制御基板380用のコネクタ4
35は、DC12V(2番:スピーカー駆動用)及びD
C5V(4番:ディジタル信号電源用)の2つの出力端
子と3つの接地端子(1,3,5番)との、計5個の端
子を含む。さらに、発射制御基板201のコネクタ43
2は、直流24V(2番:発射モータ駆動用)、DC1
2V(4番:球送りソレノイド駆動用)及びDC5V
(6番:ディジタル信号電源用)の3つの出力端子と4
つの接地端子(1,3,5,7番)との、計7個の端子
を含む。
【0081】ここで、図15からも明らかなように、基
板側コネクタ431〜437は全て予備端子部を有さな
い構成となっており、対応する基板に向かう配線が、形
成された全ての端子部に接続されている。具体的には、
基板側コネクタは、各電源電圧の出力端子及び接地端子
のみ、又は各電源電圧の出力端子、接地端子及びバック
アップ電源用端子のみを含むものとされている。電源系
統の設計変更等に柔軟に対応するためには、新たな電源
電圧端子の増設を容易とするために、予備端子部を形成
しておくと便利な場合もあるが、上記のように予備端子
部を敢えて形成せず、全ての端子を過不足なく使用し尽
くす構成とすることで、予備端子を利用した不正操作を
効果的に防止することができる利点が生ずる。
【0082】また、図15に示すように、基板側コネク
タ431〜437には、対応する基板に向かう配線群を
一まとめとした配線ケーブル511〜517が、その末
端に形成された配線側コネクタ431a〜437aを介
して接続される。そして、互いに対応する基板側コネク
タと配線側コネクタとの対の2以上のもの、ここでは全
てのものにおいてそれらのコネクタハーネスが、対内に
て同一であって対間にて互いに異なる色彩に着色されて
いる。このようにすることで、基板側コネクタに合う配
線側コネクタの識別が極めて容易となり、接続作業の能
率化及び確実化を図ることができる。コネクタハーネス
の色分けは、必ずしも全てのコネクタについて行なわな
くともよいが、形成端子数が同一であり、かつ含まれる
電源電圧の種別の組合せが互いに異なる2以上の基板側
コネクタが形成されている場合には、それら基板側コネ
クタを少なくとも、それぞれ対を成す配線側コネクタと
ともに、そのコネクタハーネスが、対内にて同一であっ
て対間にて互いに異なる色彩に着色しておくことが望ま
しい。このような同一端子数からなるコネクタは取り違
え等による誤接続を生じやすく、本来要求されているの
とは異なる動作電圧が基板側に供給されたりすると、基
板あるいはそれに接続されている電気装置の誤作動や破
損を招く惧れもある。そこで、対応するコネクタハーネ
ス同士に上記のような着色を行っておけば、たとえ同一
端子数のコネクタでも取り違えを起こした場合には容易
に識別することができ、上記のような不具合の発生を未
然に防止することができる。
【0083】以下、各基板への部品接続形態について、
図13〜図19により説明する。主制御基板340は、
図15及び図16に示すように分電基板430からの電
源電圧を電源コネクタ341において受電する。また、
該主制御基板340には、図4の共有バス500aが組
み込まれており、図16に示すように、各基板への信号
送信用ケーブルを接続するためのコネクタ342〜34
6が形成されている。枠制御基板350への信号(コマ
ンド)送信用ケーブルはコネクタ343に接続される
(図13,19参照)。特別図柄表示基板360への信
号(コマンド)送信用ケーブルはコネクタ345に接続
される(図13,16参照)。他方各種センサ類が接続
された中継基盤200からのセンサ信号受信用ケーブル
はコネクタ342に接続される(図13,16参照)。
そして、外部情報端子基盤440、ランプ制御基板37
0及び音声制御基板380への各信号送信用ケーブル5
24,521及び520はコネクタ344,346及び
345に接続される(図13,16参照)。
【0084】図13,17に示すように、枠制御基板3
50は、分電基板430からの各種電源電圧をコネクタ
352において、これに接続されるケーブル514によ
り受電する。なお、コネクタ352には枠制御部作動生
起信号の出力端子が備えられている(図示略)。CPU
401(図9参照)が発する発射制御信号を発射制御基
板201に送信するための信号ケーブル547は、コネ
クタ358に接続される。球貸し計数センサ470の検
出信号の受信ケーブル546はコネクタ363に接続さ
れる。警報用ブザー基板460の駆動ケーブル545は
コネクタ356に接続される。中継基板200からの賞
球計数信号のケーブル533がコネクタ351に接続さ
れる。他方、上受け皿CR基板450への信号送信ケー
ブル542及び信号受信ケーブル541は、それぞれコ
ネクタ361,362に接続される。切り替えソレノイ
ドの駆動ケーブルはコネクタ360に接続される。賞球
モータ109bがつながれた賞球モータセンサ基板10
9aへの信号送受信のためのケーブル543,544
は、それぞれコネクタ353,354に接続される。主
制御基板340からの信号(コマンド)ケーブル523
はコネクタ357に接続される。外部情報端子基板44
0への球貸し信号送信ケーブル548はコネクタ359
に接続される。そして、プリペイドカードユニット13
は、コネクタ355に接続される。
【0085】図13,16に示すように、枠中継基板2
00のコネクタ221〜225には、補給球切れスイッ
チ108、賞球計数センサ214及び下受け皿満タンス
イッチ27が接続される。そして、これらセンサからの
信号を主制御基板340に送る送信ケーブル534がコ
ネクタ224に接続されている。賞球計数送信用のケー
ブル533はコネクタ223に接続される。
【0086】図13,18に示すように、外部情報端子
基盤440においては、枠制御基板350からの信号ケ
ーブル548がコネクタ445に接続される。主制御基
板340からの信号ケーブル524はコネクタ444に
接続される。ドア開放を検出するドアスイッチ480は
コネクタ442に接続される。タンク球切れスイッチ1
04はコネクタ441に接続される。コネクタ443
は、球切れ情報出力、扉(ドア)開放出力、大当たり情
報出力、賞球情報出力及び球貸し情報出力の各端子を含
む。さらに、コネクタ446及び447は、賞球情報出
力及び球貸し情報出力の端子をそれぞれ含む。
【0087】図13,18に示すように、ランプ制御基
板370においては、コネクタ371に分電基板430
からの各種電源電圧供給用のケーブル517が接続され
る。なお、コネクタ371にはランプ制御部作動生起信
号の出力端子が備えられている(図示略)。コネクタ3
73には、主制御基板340からの信号ケーブル521
が接続される。コネクタ372には、電飾中継基板49
0のコネクタ491に向かう、発光体の駆動電圧供給及
び制御信号送信のためのケーブル550が接続される。
電飾中継基板490のコネクタ493には、抵抗フィラ
メントにて発光するランプが取り付けられた基板35f
に、ケーブル517及び550を介して分電基板430
から受電したランプ駆動電流としての脈流と、スイッチ
ング制御信号とを供給するケーブル551が接続されて
いる。他方、コネクタ492には、ケーブル552及び
553により直列接続されたLED基板4f,4dがつ
ながれ、LED発光駆動用のDC12Vとスイッチング
制御信号とが供給される。
【0088】図13,15に示すように、音声制御基板
380においては、コネクタ382に分電基板430か
らの各種電源電圧供給用のケーブル515が接続され
る。なお、コネクタ382には音声制御部作動生起信号
の出力端子が備えられている(図示略)。コネクタ38
1に主制御基板340からの信号ケーブル520が接続
される。そして、音声出力用のスピーカー400aが、
音量スイッチ基板12を介してコネクタ383に接続さ
れる。
【0089】図13,14に示すように、発射制御基板
201には、発射モータ9c、発射停止スイッチ9b、
球送りソレノイド9fが接続された球送りソレノイド基
板9eがつながれる。さらに、発射モータ9cの発射力
調整のための可変抵抗器9d、スタートスイッチ9a等
を含んだ発射ハンドルユニット9も接続されている。
【0090】上記の構成では、電源ユニット420は電
源受電基板410から交流電圧を受電するとともに、分
電基板430には、直流駆動される賞球払出装置109
と、交流駆動されるプリペイドカードユニット13との
動作を司る枠制御基板350が接続されている。そし
て、枠制御基板350にて使用される直流電源電圧は、
電源ユニット420から分電基板430を経て枠制御基
板350に供給される。他方、プリペイドカードユニッ
ト13を駆動するための交流電源電圧(AC24V)
は、電源受電基板410から枠制御基板350に直接供
給されるようになっている。具体的には、電源受電基板
410には交流出力用コネクタ414が形成され、これ
に接続されるケーブル500により、枠制御基板350
の交流受電コネクタ358に交流電源電圧が供給され
る。このようにすることで、枠制御基板350のよう
に、例外的に交流電源電圧を必要とする制御基板が含ま
れている場合でも、電源ユニット420から分離された
交流供給源(この場合、電源受電基板410)により交
流供給することで、直流系統の電源ユニット420を、
該交流電源電圧を必要とする制御基板をも含めた全ての
基板において共用化することが可能となり、設計変更等
にも一層対応し易くなる。
【0091】次に、電源ユニット420の電源電圧の出
力態様についてさらに詳細に説明する。電源ユニット4
20における図20に示した電圧変換部の構成の変形例
として、図22に示すように、入力交流電圧(AC24
V)を以下の手順にて変換出力することも可能である。
まず、電源受電基板410から入力される交流電圧は、
例えばダイオード等の整流回路素子を備えた整流回路7
60aにおいて整流される(例えば上記ダイオードブリ
ッジ574等による全波整流)。整流された電圧は、脈
流(24V)として例えばコネクタCN2の10番端子
(図25も参照)から出力することが可能である。な
お、この脈流電圧は、供給先の各制御基板(副制御基
板)において種々の目的に応じて平滑化することが可能
で、コンデンサ又は三端子レギュレータ等により平滑化
可能である。例えば、抵抗フィラメントを含む発光装
置、例えばランプ制御基板においてランプ類の点灯駆動
用に使用する場合には、そのまま脈流電圧を用いること
が可能で、発射制御基板において発射装置用トルクモー
タの駆動用に使用する場合には、該発射制御基板におい
て脈流を平滑化して、安定な直流電圧を用いることが可
能である。
【0092】また、電源受電基板410から入力され、
整流回路760bにおいて整流された電圧は、上記と同
様の三端子レギュレータを備えた降圧型チョッパレギュ
レータIC763にて変圧・安定化された後、再び整流
回路素子及び平滑化回路素子を含む整流・平滑化部(平
滑フィルタ)764において整流・平滑化され、DC1
2V−Aとして出力される。なお、このDC12V−A
は、例えばコネクタCN2の8番端子(図25も参照)
から分電基板430を介して、図柄制御基板360、ラ
ンプ制御基板370、音声制御基板380に出力される
ものとされている。
【0093】また、電源受電基板410から入力され、
整流回路760cにおいて整流された電圧は、さらに整
流された後、DC32Vとして例えばコネクタCN2の
9番端子(図25も参照)から副制御基板に、またコネ
クタCN4の4番端子(図25も参照)から主制御基板
340に出力される。同じく整流回路760cにおいて
整流された電圧は、一方で上記と同様の三端子レギュレ
ータを備えた2出力チョッパレギュレータIC765に
て変圧・安定化された後、再び整流回路素子及び平滑化
回路素子を含む整流・平滑化部(平滑フィルタ)764
において整流・平滑化され、DC12V−B及びDC5
Vとして例えばコネクタCN2の7番及び4番、5番端
子(図25も参照)から副制御基板に、またコネクタC
N4の3番及び2番端子(図25も参照)から主制御基
板340に出力される。なお、このDC12V−Bは、
主制御基板340、枠制御基板350、発射制御基板2
01に出力されるものとされており、DC5Vは主制御
基板340及び副制御基板(枠制御基板350、図柄制
御基板360、ランプ制御基板370、音声制御基板3
80、発射制御基板201)に出力されるものとされて
いる。なお、DC5Vの出力は、電源遮断時において、
内蔵RAM1481及び1681(図10参照)の内容
をバックアップするための電圧供給を補償するために、
電気二重層コンデンサ等を含むバックアップ回路769
を介してCN2の3番端子(図25も参照)に出力され
ている。
【0094】次に、電源受電基板410から入力され、
整流回路760cにおいて整流された電圧は、電断検知
回路771に出力される。この電断検知回路771は、
電源電圧の監視を行う回路であって、出力される電源電
圧が一定値以下となった場合に、電断信号を出力する回
路部である。この電断信号は、出力バッファ772から
フィルタ773を介して、コネクタCN3の2番端子
(図25も参照)から主制御基板340及び枠制御基板
350に出力される。主制御基板340及び枠制御基板
350に電断信号が入力されると、該主制御基板340
及び枠制御基板350はバックアップ処理を行うものと
されている。
【0095】また、電断検知回路771はメモリクリア
信号を出力する。このメモリクリア信号は、電源投入時
に主制御基板340及び枠制御基板350のRAM14
81及び1681(図10参照)の内容を消去(クリ
ア)するための信号である。具体的には、電源投入時の
みに有効とされるメモリクリアスイッチ(電源ユニット
420に設けられている(図示略))を人為的に押しな
がら、電源を投入することによりメモリクリア信号が生
成され、CN3の1番端子(図25も参照)から主制御
基板340及び枠制御基板350に出力される。
【0096】一方、電断検知回路771は副制御基板用
のシステムリセット信号を出力する。すなわち、本実施
例においては、主制御基板用のシステムリセット信号は
主基板電源制御部870にて生成され、該主制御部用の
システムリセット信号と副制御基板用のシステムリセッ
ト信号が異なる回路部にて生成されるとともに、異なる
コネクタ及び信号線を介して出力される。この副制御基
板用のシステムリセット信号は、電源投入時に各副制御
基板350〜380にコネクタCN3の3番端子(図2
5も参照)から出力されて、該副制御基板350〜38
0にて初期化が行われる。その後、主制御基板用のシス
テムリセット信号が、主基板電源制御部870から出力
されて主制御基板340の初期化が行われる。
【0097】次に、主制御基板(主基板)340への電
源電圧の出力は、各副制御基板への電源電圧の出力が行
われた後に行われるものとされている。このような出力
制御は、具体的には、図22に示す主基板電源制御部
(主制御基板電源制御部)870により行われている。
この主基板電源制御部870は、主制御基板340への
電源電圧の出力を制御するものであって、各副制御基板
からの信号に基づいて主制御基板340に対して電源電
圧を供給するものとされている。すなわち、各副制御基
板に電源電圧が供給され、該副制御基板における制御
(作動)が開始された場合に当該副制御基板から出力さ
れる作動生起信号(起動信号)が主基板電源制御部87
0に入力された場合に、主制御基板340に対して電源
電圧を供給するものとされている。副制御基板において
は、電源電圧が供給されて、その制御が開始された場合
に作動生起信号を出力する作動生起信号出力手段(主回
路部600,CPU161,171,181等(図4参
照))が設けられ、該作動生起信号出力手段にて出力さ
れた作動生起信号は、分電基板430を介して電源ユニ
ット420のコネクタCN4の5〜8番端子(図25も
参照)に入力される。なお、該作動生起信号は電源ユニ
ット420に直接入力されるものとすることも可能であ
る。
【0098】主基板電源制御部870は、図23に示す
ように、ANDゲート(論理回路)871と、リレー
(継電器)872を備えている。コネクタCN4の5〜
8番端子(図22参照)に入力された各副制御基板から
の作動生起信号は、ANDゲート(論理回路)871に
入力され、全ての入力がHレベルとなった場合に、AN
Dゲート(論理回路)871からHレベル信号がリレー
872に対して出力されて、リレー872が作動する。
リレー872の作動により、主基板電源制御部870に
供給され得る各電源電圧(5V,12V−B,32V)
が通電され、これに基づいてリセットIC873にてシ
ステムリセット信号が生成されるとともに、該システム
リセット信号が主制御基板340に出力されて主制御基
板340の制御が初期化される。さらに各電源電圧(5
V,12V−B,32V)が主制御基板340に出力さ
れ、該主制御基板340の制御(作動)が開始される。
【0099】また、主基板電源制御部870としては、
図24に示すようにCPU877を主体として構成し、
該CPUが副制御基板からの作動生起信号に基づき、主
制御基板340への電源電圧を出力する構成とすること
も可能である。すなわち、各副制御基板からの作動生起
信号は、I/Oポート875及びデコード回路876を
介してCPU877に入力され、該入力に基づいてCP
U877は、リレー872に作動指令信号を出力するも
のとすることができる。
【0100】このような図13,14に示した主基板電
源制御部870を設けることにより、副制御基板におけ
る制御の起動が主制御基板340の制御の起動よりも早
くなり、主制御基板340からの制御信号を取りこぼす
等の不具合が生じ難くなり得る。なお、図20に示した
ような構成を含む電源ユニット420に対しても、主制
御基板340への電源電圧の供給途上において、上記と
同様の主基板電源制御部870を設けることが可能であ
る。
【0101】次に、本実施例の特別図柄表示装置16の
液晶表示盤27(図2参照)の表示態様(リーチ表示態
様)について説明する。本実施例の遊技機1において
は、特別図柄表示装置16の左図柄及び右図柄が同一図
柄で揃うとリーチ状態となり、以下に述べるようなリー
チ表示が開始されるものとされている。
【0102】図2に示した特別図柄表示装置16の液晶
表示盤27において、例えば左図柄表示領域に図柄
「7」が停止表示され、右図柄表示領域に図柄「7」が
停止表示されると、リーチ状態となりリーチ表示が開始
される。本実施例のリーチ表示態様は非連続性画面を所
定時間で切り換えて、遊技者が停止画面として視認可能
な画像を液晶表示盤27において紙芝居風に展開表示す
るものとされており、例えばリーチ表示の開始時には図
26に示すような停止画面が表示されるものとされてい
る。以下に示す物語パターンは、例えば図11に示した
リーチ態様決定用値メモリ481k、又は図12に示し
た外れリーチ態様メモリ481mに記憶された各物語パ
ターンから抽出して表示されるものとされている。
【0103】図26に示す物語パターンの開始表示態様
は、当否判定手段により当りと判定され、リーチ態様決
定用値が「1」である場合のリーチ表示開始態様であ
る。すなわち、該リーチ態様は、図11のリーチ態様決
定用値メモリ481kに示すように、物語パターン1
(ディスク入手)の態様であって、そのストーリー展開
について以下に説明する。なお、ストーリー展開はあく
までも筋書きを作成したフィクションであって、そのス
トーリーは現実に無関係であり、ストーリー自体も本発
明を限定するものではない。
【0104】図26の開始表示の後に、図27に示すよ
うに総長からの軍事衛星の制御ディスクを手に入れるべ
く指令が下される。図28においては、宇宙兵器研究所
の破壊ターゲットが示され、図29にて司令官からのテ
スト指令が下される。そして図30に示すように、宇宙
兵器研究所の破壊シーンが示され、図31に破壊成功の
シーンが表示される。
【0105】続いて、図32に示すように、実行人
(男)が「今だ!ディスクを奪うんだ!」との指令を実
行人(女)に行う。すると、図33に示すように、実行
人(女)が了解し、該実行人(女)はディスクを手に入
れる(図34)。しかしながら、図35に示すように実
行人(女)は敵に見つかり警報が発せられるとともに、
敵が図36に示すように威嚇攻撃を行う。そこで、実行
人(女)は実行人(男)にディスクを渡すが、図38〜
図40に示すように実行人(男)は敵から攻撃を受け
る。実行人(男)は図40に示すように敵からの攻撃を
逃れるものの、図41及び図42に示すように実行人
(女)が攻撃を受ける。そこで、実行人(女)は自分を
犠牲にして、図43に示すように実行人(男)に逃げる
ことを促す。
【0106】図44に示すように実行人(男)は逃げ出
し、さらに図45に示すようにヘリコプターにより脱出
を図ろうとする。図46のように実行人(男)はヘリコ
プターのバーに捕まり、その後、図47に示すようにバ
ーから手が離れそうになる。そこで、図48に示すよう
に脱出に成功すると、一連のストーリーが終了し、本実
施例のリーチ状態が終了となる。この場合、脱出に成功
したために当りとなり、この物語パターンの表示終了後
に、例えば中図柄が左右図柄と同一の図柄(本実施例の
場合「7」)にて停止表示される。
【0107】このようなリーチ状態の表示態様において
は、図26〜図48に示したような複数の非連続性の画
面が所定時間停止表示され、その各画面が遊技者にとっ
て停止画面として視認可能なように展開表示される。例
えば、図61に示すように液晶表示盤27の表示画面上
に表現された人物(A,B,C)や物(山D、炎E)
等、又は背景(F)をそれぞれ画面構成要素の一つと
し、これらが一体不可分的に一つの画像データとして図
11、図12に示した物語パターンの各シーンを構成す
るものとされている。そして、この物語パターンを構成
する複数の画像データ(例えば図26〜図48に示す各
静止画像データ)が一括して画像データ記憶手段たる物
語パターン記憶手段に格納されており、この複数の画像
データに基づいて、液晶表示画面27において静止画面
を紙芝居風に展開表示するものとされている。そして、
図48に示したように、展開表示される物語パターンが
全て表示された場合、すなわち最後までストーリーが展
開された場合には当りとなるものとされており、途中で
ストーリーが終了された場合には外れとなるものとされ
ている。言い換えると、あるストーリーが成功に終われ
ば当りとなり、失敗に終われば外れとなる。
【0108】例えば、図30に示す宇宙兵器研究所の破
壊が失敗に終わった場合には、図49に示す司令官の
「失敗」を示す旨の表示がされ、その後に中図柄が左右
図柄と異なる態様にて停止表示される外れ確定表示が行
われる。また、図39に示す実行人(男)が攻撃を受け
て負傷した場合には(図50参照)、その後に中図柄が
左右図柄と異なる態様(本実施例の場合、左右図柄が
「7」であれば「9」)にて停止表示される外れ確定表
示が行われる。また、図46及び図47に示すヘリコプ
ターでの脱出が失敗した場合には(図51参照)、その
後に中図柄が左右図柄と異なる態様(本実施例の場合、
左右図柄が「7」であれば「6」又は「8」)にて停止
表示される外れ確定表示が行われる。
【0109】なお、図12に示すように、本実施例にお
いては遊技者にとっての当りの期待度に応じて物語パタ
ーンが記憶されている。具体的にはリーチ図柄(左図柄
若しくは右図柄)と中図柄との差(期待度に相当)に対
応して、各物語パターンが外れリーチ態様メモリ481
mに記憶されている。すなわち、リーチ図柄(左図柄若
しくは右図柄)と中図柄との差が少ないほど、遊技者は
期待度が高くなり、物語パターンも期待度の高い表示態
様とされている。なお、各差には複数の物語パターンが
設定されており、所定の差の中から、変動パターン選択
乱数の発生・読み込みにより該乱数に対応する物語パタ
ーンを抽出するものとされている。
【0110】また、例えば本実施例においては、物語パ
ターンのうち、例えば図26〜図30(シーン1〜
5)、図32〜図39(シーン7〜14)、図41〜図
47(シーン16〜22)を当り又は外れのいずれにも
共通の共通要素として図52に示すように共通要素メモ
リ481rに記憶しておくことができる。また、図31
(シーン6)、図40(シーン15)、図48(シーン
23)を当り又は外れに非共通の非共通要素として図5
3に示す当り用非共通要素メモリ481sに記憶してお
き、さらに、図49(シーン6a)、図50(シーン1
5a)、図51(シーン23a)を当り又は外れに非共
通の非共通要素として図54に示す外れ用非共通要素メ
モリ481tに記憶しておくことができる。この場合、
当否のいずれに関わらず、物語パターン1がリーチ表示
態様として選択された場合には、図52の共通要素を物
語パターンとして切り換え表示を行い、当否判定に基づ
いて、図53又は図54から抽出される要素を表示する
ものとすることができる。特に、図12において差が+
1と判断され、乱数1が取得された場合には、外れ物語
パターン1が外れリーチ態様として抽出されるが、これ
は当りリーチ表示態様(図26〜図48参照)において
図48のシーン23のみが図51のシーン23aに切り
換えられるだけとなる。
【0111】また、表示態様に合わせて音声も切り換え
られるものとされている。具体的には図55の音声メモ
リ481zに示されるように、各シーンに対応付けて各
音声モジュールが予め記憶されており、各シーンと同調
して各モジュールが読み出され出力制御されるものとさ
れている。また、図56及び図57に示すように、音声
モジュールを各シーンの共通要素と非共通要素毎に、共
通音声モジュール及び非共通音声モジュールに分類して
それぞれ共通音声メモリ481y及び非共通音声メモリ
481xに記憶しておき、上述した共通シーンの表示と
同様に、当否に関わらず共通部分の音声を出力した後
に、非共通部分の音声のみを当否判定に応じて出力制御
するものとすることができる。
【0112】なお、本実施例においては再変動機能が具
備されている。すなわち、リーチ状態を一旦外れ態様で
停止表示した後に、再びリーチ表示を開始可能としてい
る。具体的には、図49に示すシーン6aを表示して外
れ態様とした後に、図31に示すシーン6を表示して、
物語パターンを再開始するものとされている。この再変
動は、図11及び図12に示す再変動付きのパターンが
選択された場合に行われるものとされている。
【0113】以上、本発明の実施の形態を説明したが、
本発明はこれに限定されるものではなく、各請求項に記
載した範囲を逸脱しない限り、各請求項の記載文言に限
定されず、当業者がそれらから容易に置き換えられる範
囲にも及び、かつ、当業者が通常有する知識に基づく改
良を適宜付加することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例たるパチンコ機の正面図。
【図2】図1のパチンコ機の遊技盤の正面図。
【図3】図1のパチンコ機の裏面図。
【図4】図1のパチンコ機の電子制御装置の一例を示す
ブロック図。
【図5】図4の電子制御装置におけるメインジョブの流
れを示すフローチャート。
【図6】その当否判定ジョブの流れを抽出して示すフロ
ーチャート。
【図7】図4の主制御部の主要メモリの内容の一例を示
す説明図。
【図8】特別図柄メインジョブの流れを示すフローチャ
ート。
【図9】主制御部の構成の概略を示すブロック図。
【図10】主制御部に用いられるCPU内部のブロック
【図11】リーチ態様決定用値メモリの内容の一例を示
す説明図。
【図12】外れリーチ態様メモリの内容の一例を示す説
明図。
【図13】電源部を含めた電子制御装置構成例を示す回
路図。
【図14】図13の第一の分割詳細回路図。
【図15】同じく第二の分割詳細回路図。
【図16】同じく第三の分割詳細回路図。
【図17】同じく第四の分割詳細回路図。
【図18】同じく第五の分割詳細回路図。
【図19】同じく第六の分割詳細回路図。
【図20】電圧変換部の構成の一例を示す回路図。
【図21】電圧変換部の別例を示す回路図。
【図22】電圧変換部の構成の一変形例を示すブロック
図。
【図23】主基板電源制御部の構成の一例を示すブロッ
ク図。
【図24】主基板電源制御部の構成の一変形例を示すブ
ロック図。
【図25】電源ユニットの入出力コネクタの接続形態を
示す説明図。
【図26】リーチ表示の一例を示す説明図。
【図27】リーチ表示の一例を示す説明図。
【図28】リーチ表示の一例を示す説明図。
【図29】リーチ表示の一例を示す説明図。
【図30】リーチ表示の一例を示す説明図。
【図31】リーチ表示の一例を示す説明図。
【図32】リーチ表示の一例を示す説明図。
【図33】リーチ表示の一例を示す説明図。
【図34】リーチ表示の一例を示す説明図。
【図35】リーチ表示の一例を示す説明図。
【図36】リーチ表示の一例を示す説明図。
【図37】リーチ表示の一例を示す説明図。
【図38】リーチ表示の一例を示す説明図。
【図39】リーチ表示の一例を示す説明図。
【図40】リーチ表示の一例を示す説明図。
【図41】リーチ表示の一例を示す説明図。
【図42】リーチ表示の一例を示す説明図。
【図43】リーチ表示の一例を示す説明図。
【図44】リーチ表示の一例を示す説明図。
【図45】リーチ表示の一例を示す説明図。
【図46】リーチ表示の一例を示す説明図。
【図47】リーチ表示の一例を示す説明図。
【図48】リーチ表示の一例を示す説明図。
【図49】リーチ表示の一例を示す説明図。
【図50】リーチ表示の一例を示す説明図。
【図51】リーチ表示の一例を示す説明図。
【図52】共通物語パターンを記憶する共通要素メモリ
の内容の一例を示す説明図。
【図53】非共通物語パターンを記憶する非共通要素メ
モリの内容の一例を示す説明図。
【図54】非共通物語パターンを記憶する非共通要素メ
モリの内容の一例を示す説明図。
【図55】音声モジュールを記憶する音声メモリの内容
の一例を示す説明図。
【図56】共通音声モジュールを記憶する共通音声メモ
リの内容の一例を示す説明図。
【図57】非共通音声モジュールを記憶する非共通音声
メモリの内容の一例を示す説明図。
【図58】主制御基板と試験装置の接続態様の一例を示
す説明図。
【図59】主制御基板と試験装置の接続態様の一変形例
を示す説明図。
【図60】外れリーチ態様決定ジョブについて説明する
フローチャート。
【図61】画像データの複数の画像構成要素を示す説明
図。
【符号の説明】
1 パチンコ機(遊技機) 16 特別図柄表示装置 27 液晶表示盤 130 電子制御装置 140 主制御部(当否判定手段、物語表示制御手段、
送信側制御部) 150 枠制御部(副制御部、受信側制御部) 160 図柄制御部(副制御部、受信側制御部) 170 ランプ制御部(副制御部、受信側制御部) 180 音声制御部(副制御部、受信側制御部) 481 RAM(遊技内容記憶手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 始動検知手段による遊技媒体の検知に基
    づいて、可変表示装置において変動表示される図柄が予
    め定められた態様で確定表示された場合に、所定の遊技
    価値を付与する遊技機において、 前記始動検知手段による遊技媒体の検知に起因して、遊
    技の当否を判定する当否判定手段と、 前記当否判定手段による判定結果により、最終確定図柄
    を除いて当り状態の表示態様と一部の図柄が同一である
    リーチ状態を表示するリーチ状態表示手段と、 前記リーチ状態において、最終図柄が確定表示されるま
    での期間内で、複数の非連続性画面を切り換えて、停止
    画面として視認可能な画像を展開表示することにより、
    筋書きを有する物語パターンを表示する物語表示制御手
    段とを備えていることを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記物語表示制御手段は、前記当否判定
    手段による判定結果により、予め記憶された複数の物語
    パターンのうち、少なくとも一部の物語パターンを抽出
    表示することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記物語表示制御手段は、前記当否判定
    手段による判定結果が当りの場合には前記物語パターン
    の筋書きの全てを表示することを決定し、該当り以外の
    場合には前記物語パターンの筋書きの一部のみを表示す
    ることを決定することを特徴とする請求項1又は2に記
    載の遊技機。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005218509A (ja) * 2004-02-03 2005-08-18 Namco Ltd 遊技機、遊技機の制御プログラム及び情報記憶媒体
JP2008307067A (ja) * 2007-06-12 2008-12-25 Daito Giken:Kk 遊技台
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JP2014004379A (ja) * 2013-07-12 2014-01-16 Heiwa Corp 遊技機
JP2015096239A (ja) * 2015-01-30 2015-05-21 株式会社平和 遊技機
JP2015104618A (ja) * 2013-12-02 2015-06-08 株式会社ソフイア 遊技機

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