JP2002325390A - モータ - Google Patents

モータ

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JP2002325390A
JP2002325390A JP2001129024A JP2001129024A JP2002325390A JP 2002325390 A JP2002325390 A JP 2002325390A JP 2001129024 A JP2001129024 A JP 2001129024A JP 2001129024 A JP2001129024 A JP 2001129024A JP 2002325390 A JP2002325390 A JP 2002325390A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ハウジングの開口部内を蓋部材により塞ぎ、そ
の蓋部材を締付部材にて締付固定するモータにおいて、
その締付部材による固定位置を最適化して確実なシール
構造とし、ハウジング内に水等の液体や塵埃の浸入を防
止すること。 【解決手段】蓋部材13は、ヨークハウジング4及びギ
ヤハウジング21の開口部4c,21e間に狭持される
とともにヨークハウジング4の外側に位置するギヤハウ
ジング21の開口部21eを塞ぐ。ヨークハウジング4
は、軸線L1方向と直交する方向かつ制御回路基板31
(開口部21e)の長手方向の両側においてギヤハウジ
ング21との間でネジ16により締付固定するための一
対の固定片4d,4eを有し、軸線L1方向から見て回
路基板31がヨークハウジング4の外側に突出する側の
固定片4eにおいて前記長手方向と直交する方向におけ
る開口部21eの略中央にネジ16による固定位置を設
定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はモータに係り、詳し
くは、減速機構と回路基板とを一体に収容したモータに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両用パワーウインド装置の駆動源に
は、モータ部と該モータ部の回転を減速する減速部とが
一体に組み付けられた減速機構付きモータが一般に用い
られている。モータ部は電機子やマグネット等を収容す
るヨークハウジングを備える一方、減速部は減速機構を
収容する樹脂製のギヤハウジングを備え、ヨークハウジ
ングとギヤハウジングは互いに開口部が対向するように
ネジにより連結固定される。このようなモータには、更
にモータ部の回転を制御するための制御回路基板をギヤ
ハウジングの開口部内に収容したものがある。そして、
従来では、この制御回路基板は、ギヤハウジングの開口
部からモータの軸線方向に沿って収容され、該軸線方向
から見てヨークハウジングの外側に突出するように配置
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したギ
ヤハウジングは、外部から水等の液体や塵埃の浸入を防
止すべく開口部を密閉する必要がある。そこで、ギヤハ
ウジングの開口部は所定部位にシール部材を備えた蓋部
材にて塞がれ、ギヤハウジングの開口部を密閉する。こ
こで、上記した制御回路基板は、軸線方向から見てヨー
クハウジングの外側に突出するように配置されるので、
ギヤハウジングの開口部及び蓋部材も回路基板に応じて
ヨークハウジングの外側に長い形状となる。そして、こ
のような蓋部材は、その一部がギヤハウジング及びヨー
クハウジングの両開口部間に狭持され、両ハウジングの
開口部を密閉する。
【0004】又、蓋部材は、ギヤハウジングにネジにて
固定、又はヨークハウジングとともにネジにて固定され
る。尚、この場合、制御回路基板が配置される部分は該
基板とネジが干渉するためネジによる固定ができない。
そのため、ヨークハウジング及び蓋部材は、制御回路基
板がヨークハウジングの外側に突出する側において該基
板を避けながらギヤハウジングに対してネジにより固定
される。
【0005】この場合、蓋部材をギヤハウジングに対し
て傾くことなく安定して固定しないと、該蓋部材とギヤ
ハウジングとの間に隙間が生じてシール性が悪化する。
又、ヨークハウジングを蓋部材に対して傾くことなく安
定して固定しないと、該蓋部材とヨークハウジングとの
間に隙間が生じてシール性が悪化する。すると、両ハウ
ジング内に水等の液体や塵埃が浸入して、モータに悪影
響を及ぼす虞がある。そのため、上記のように制御回路
基板を避けながら、蓋部材及びヨークハウジングを安定
してギヤハウジングに固定するようにネジによる固定位
置を最適化する必要があった。
【0006】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであって、その目的は、ハウジングの開口部
内を蓋部材により塞ぎ、その蓋部材を締付部材にて締付
固定するモータにおいて、その締付部材による固定位置
を最適化して確実なシール構造とし、ハウジング内に水
等の液体や塵埃の浸入を防止することができるモータを
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、開口部内に回転軸を回転
可能に収容するヨークハウジングを有し、該回転軸を回
転させるモータ部と、開口部内に前記回転軸の回転を減
速するための減速機構を収容するギヤハウジングを有
し、該開口部と前記ヨークハウジングの開口部とが対向
するように一体に組み付けられる減速部と、前記ギヤハ
ウジングの開口部から前記回転軸に沿って収容され、前
記回転軸の軸線方向から見て前記ヨークハウジングの外
側に突出するように配置される回路基板と、前記両ハウ
ジングの開口部間に狭持されるとともにヨークハウジン
グの外側に位置するギヤハウジングの開口部を塞ぐ蓋部
材とを備えたモータであって、前記ヨークハウジング
は、前記軸線方向と直交する方向かつ前記回路基板の長
手方向の両側において前記ギヤハウジングとの間で締付
部材により締付固定するための一対の固定片を有し、該
軸線方向から見て該回路基板が前記ヨークハウジングの
外側に突出する側の固定片において該回路基板の長手方
向と直交する方向における前記ギヤハウジングの開口部
の略中央に前記締付部材による固定位置を設定した。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のモータにおいて、前記固定位置は、更に前記ギヤハウ
ジングの開口部における前記長手方向の略中央に設定さ
れている。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載のモータにおいて、前記ギヤハウジングは、開口
部内において前記ヨークハウジング側に延び前記締付部
材を挿入する挿入孔を備えた凸部を有し、前記蓋部材
は、該凸部と嵌合する嵌合孔又は切欠きを有している。
【0010】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれか1項に記載のモータにおいて、前記蓋部材は、
前記ヨークハウジング及び前記ギヤハウジングの両開口
部を密閉すべく所定位置に弾性力を有するシール部材を
一体に備えている。
【0011】請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の
いずれか1項に記載のモータにおいて、前記モータ部
は、ブラシを用いた直流モータで構成され、前記蓋部材
は、前記ブラシを保持するブラシホルダを一体に備えて
いる。
【0012】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
のモータにおいて、前記蓋部材には、前記ブラシと前記
回路基板とを接続する接続ターミナルがインサートされ
ている。
【0013】(作用)請求項1に記載の発明によれば、
蓋部材は、ヨークハウジング及びギヤハウジングの開口
部間に狭持されるとともにヨークハウジングの外側に位
置するギヤハウジングの開口部を塞ぐ。ヨークハウジン
グは、軸線方向と直交する方向かつ回路基板の長手方向
の両側においてギヤハウジングとの間で締付部材により
締付固定するための一対の固定片を有し、該軸線方向か
ら見て該回路基板がヨークハウジングの外側に突出する
側の固定片において該回路基板の長手方向と直交する方
向におけるギヤハウジングの開口部の略中央で締付部材
にて締付固定される。そのため、回路基板は長手方向と
直交する方向において回転軸の一側に配置されるので該
回路基板を避けることができ、しかも固定位置をギヤハ
ウジングの開口部の略中央としたので、蓋部材がギヤハ
ウジングに対して傾くことを防止して安定して固定でき
るとともに、ヨークハウジングが蓋部材に対して傾くこ
とを防止して安定して固定できる。従って、蓋部材と両
ハウジングとの間を確実なシール構造とすることがで
き、ハウジング内に水等の液体や塵埃の浸入を防止でき
る。
【0014】請求項2に記載の発明によれば、前記固定
位置は更にギヤハウジングの開口部における回路基板の
長手方向の略中央に設定されているので、より蓋部材が
ギヤハウジングに対して傾くことを防止して安定して固
定できる。従って、蓋部材とギヤハウジングとの間をよ
り確実なシール構造とすることができる。
【0015】請求項3に記載の発明によれば、ギヤハウ
ジングは開口部内においてヨークハウジング側に延び締
付部材を挿入する挿入孔を備えた凸部を有し、該凸部は
蓋部材に設けた嵌合孔又は切欠きと嵌合する。従って、
ギヤハウジングにヨークハウジングを締付部材により締
付固定する際、締付部材を挿入する挿入孔を備えた凸部
と該凸部と嵌合する嵌合孔及び切欠きを設けたので、締
付部材と蓋部材との間に隙間が生じることを防止でき
る。
【0016】請求項4に記載の発明によれば、蓋部材に
は所定位置にシール部材が一体に備えられ、ヨークハウ
ジング及びギヤハウジングの両開口部を密閉する。従っ
て、シール部材により両ハウジングの開口部をより確実
なシール構造とすることができる。
【0017】請求項5に記載の発明によれば、蓋部材は
ブラシを保持するブラシホルダを一体に備えているの
で、モータの部品点数を少なくすることができる。請求
項6に記載の発明によれば、蓋部材にはブラシと回路基
板とを接続する接続ターミナルがインサートされている
ので、相互の接続作業を容易とすることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図面に従って説明する。図1は、本実施形態の減
速機構付きモータ1を示す。図2は、モータ1の分解
図、図3は、図1のA方向から見たモータ1の分解図で
ある。
【0019】図1〜図3に示すように、モータ1は、車
両用パワーウインド装置の駆動源として用いられる。モ
ータ1は、モータ部2と該モータ部2の回転を減速する
減速部3とが一体に組み付けられて構成されている。
【0020】モータ部2は、図3に示すように、互いに
平行な一対の平面部4a及び両平面部4aの端部間をそ
れぞれ繋ぐ一対の円弧部4bを備えた有底扁平円筒状の
ヨークハウジング4を有している。尚、平面部4aの平
面方向は、モータ1の扁平方向である。ヨークハウジン
グ4は磁性材料よりなり、その内側面には複数個のマグ
ネット5が所定位置に固着され、該マグネット5の内側
では電機子6が回転可能に収容されている。電機子6は
回転軸7を有し、該回転軸7の基端部はヨークハウジン
グ4の底部に設けられた軸受8により回転可能に支持さ
れている。回転軸7の先端部側には整流子9が固着され
ている。
【0021】ヨークハウジング4の開口部4cには、ブ
ラシホルダ10が嵌挿される。ブラシホルダ10には、
前記整流子9に摺接する一対のブラシ11が保持されて
いる。ブラシホルダ10の中央部には軸受12が保持さ
れており、該軸受12は前記回転軸7の先端部側を回転
可能に支持している。このブラシホルダ10は、蓋部材
13に一体に形成されている。
【0022】蓋部材13は樹脂よりなり、後述するギヤ
ハウジング21の開口部21eを塞ぐとともに、その一
部(前記ブラシホルダ10を有する部分)がヨークハウ
ジング4の開口部4c及びギヤハウジング21の開口部
21e間に介在され、両開口部4c,21eを塞ぐ。
尚、後述するギヤハウジング21の開口部21eは、図
3に示すようにモータ1(回転軸7)の軸線L1方向と
直交する方向において図3の左右方向に前記ヨークハウ
ジング4の開口部4cより長い略長方形状をなしてい
る。
【0023】蓋部材13には、前記一対のブラシ11に
それぞれ電気的に接続される一対の接続ターミナル14
がインサートされており、該接続ターミナル14は、モ
ータ1の軸線L1方向(モータ部2の組付け方向)に平
行に延びている。このような蓋部材13には、エラスト
マ樹脂等よりなるシール部材15が2色成形により一体
に成形されている。
【0024】シール部材15は、ヨークハウジング4の
開口部4c及びギヤハウジング21の開口部21eを密
閉するような位置に設けられている。このシール部材1
5により、ヨークハウジング4の開口部4c内及びギヤ
ハウジング21の開口部21e内への水等の液体や塵埃
の浸入が防止されている。又、蓋部材13はヨークハウ
ジング4の内部空間とギヤハウジング21の内部空間と
を遮蔽するので、ブラシ11摺接時に生じるブラシ粉が
ギヤハウジング21内に収容される後述するクラッチ2
2及び制御回路基板31に飛散することを防止し、モー
タ1の誤動作を防止するようになっている。更に、シー
ル部材15には、図2及び図5に示すように、その弾性
力により制御回路基板31の端面を押圧する押圧突起1
5aが所定の2箇所に形成されている。
【0025】このような蓋部材13は、ブラシホルダ1
0をヨークハウジング4に嵌挿した後にギヤハウジング
21の開口部21eに嵌合される。そして、ヨークハウ
ジング4は蓋部材13を介在させた所定の3箇所におい
てギヤハウジング21に対してネジ16及びナット17
により固定される。又、蓋部材13は更にヨークハウジ
ング4から離間した2箇所においてギヤハウジング21
に対してネジ16及びナット17により固定される。こ
の場合、蓋部材13は、その一部がギヤハウジング21
と金属プレート18とに狭持された状態で、ギヤハウジ
ング21と金属プレート18との間でネジ16及びナッ
ト17により固定されている。
【0026】前記ヨークハウジング4の固定部分、先ず
ヨークハウジング4の図3における右側の固定部分につ
いて詳述すると、ギヤハウジング21にはヨークハウジ
ング4の右側部分を固定するための固定部21lが形成
されている。固定部21lには、ネジ16を挿通するた
めのネジ挿通孔21jが図3の上下方向の各端部にそれ
ぞれ形成されている。各ネジ挿通孔21jは、前記モー
タ1の軸線L1方向に沿って形成されている。又、ギヤ
ハウジング21(固定部21l)の外側面には、このネ
ジ挿通孔21jにそれぞれ連通しナット17を保持する
ナット保持孔21kが形成されている。
【0027】これに対し、ヨークハウジング4の図3に
おける左側の固定部分について詳述すると、ギヤハウジ
ング21の開口部21e内には、図3において左右方向
の略中央の上部から略中央に向かって下方に延出される
固定部21mが形成されている。固定部21mには、開
口部21aの上下方向の略中央において軸線L1方向の
ヨークハウジング4側に突出する凸部21nが形成され
ている。この凸部21nには、ネジ16を挿通するため
のネジ挿通孔21jが該凸部21nの延びる方向(軸線
L1方向)に沿って形成されている。又、ギヤハウジン
グ21の外側面には、このネジ挿通孔21jに連通しナ
ット17を保持するナット保持孔21kが形成されてい
る。
【0028】前記蓋部材13の略中央には、前記凸部2
1nと嵌合する嵌合孔13cが形成されている。尚、嵌
合孔13cの内周面には、シール部材15が全面に亘り
設けられている。
【0029】又、ヨークハウジング4には、前記各固定
部21l,21mに対応すべく前記ギヤハウジング21
の開口部21eにおける長手方向の両側に一対の固定片
4d,4eがそれぞれ形成されている。各固定片4d,
4eには、前記ネジ挿通孔21jに対応した位置にそれ
ぞれネジ挿通孔4fが形成されている。
【0030】そして、ヨークハウジング4の固定部分に
おいて組み付ける際、先ず、蓋部材13をヨークハウジ
ング4に装着した状態で該蓋部材13の嵌合孔13cと
凸部21nとが嵌合するように該蓋部材13がギヤハウ
ジング21の開口部21eに嵌合され、ヨークハウジン
グ4の各ネジ挿通孔4fとギヤハウジング21の各ネジ
挿通孔21jとが一致するように該ヨークハウジング4
がギヤハウジング21に対して配置される。そして、各
ネジ挿通孔4f,21jにネジ16が挿通され、該ネジ
16がナット保持孔21kに保持したナット17と螺着
して蓋部材13を両ハウジング4,21で狭持するよう
に該蓋部材13及びヨークハウジング4がギヤハウジン
グ21に対して締付固定される。このとき、図1に示す
ように、ネジ16の締め付けにより蓋部材13のシール
部材15が圧縮変形し、ギヤハウジング21の開口部2
1e及びヨークハウジング4の開口部4cが確実に密閉
される。又、嵌合孔13cの内周面にもシール部材15
が全面に亘り設けられるので、蓋部材13の固定時に前
記凸部21nに密着し、嵌合孔13cと凸部21nとの
間に隙間が生じないようになっている。
【0031】又、この場合、図3に示すように、制御回
路基板31は、その長手方向がギヤハウジング21の開
口部21eの長手方向(図3の左右方向)と平行になる
ように該開口部21eの下部に配置されている。回路基
板31は、前記軸線L1方向から見てヨークハウジング
4の外側に突出するように配置されている。そして、ヨ
ークハウジング4の左側の固定部分において、図3にお
ける開口部21eの下部に配置される制御回路基板31
を避けながら、該開口部21eの略中央でヨークハウジ
ング4及び蓋部材13をネジ16により固定するように
したので、蓋部材13がギヤハウジング21に対して傾
くことが防止され安定して固定されるとともに、ヨーク
ハウジング4が蓋部材13に対して傾くことが防止され
安定して固定される。しかも、この固定位置は、ギヤハ
ウジング21の開口部21eにおける長手方向の略中央
であるので、より蓋部材13がギヤハウジング21に対
して傾くことが防止され安定して固定される。従って、
蓋部材13とヨークハウジング4及びギヤハウジング2
1との間を確実なシール構造とすることができ、ハウジ
ング4,21内に水等の液体や塵埃の浸入を防止するよ
うになっている。
【0032】前記金属プレート18を用いた固定部分に
ついて詳述すると、ギヤハウジング21の開口部21e
近傍の所定部位(図3の左側)には、図4に示すよう
に、前記モータ1の軸線L1方向に延びる2つの凸部2
1iが形成されている。これら凸部21iには、それぞ
れネジ16を挿通するためのネジ挿通孔21jが該凸部
21iの延びる方向(軸線L1方向)に沿って形成され
ている。又、ギヤハウジング21の外側面には、ネジ挿
通孔21jにそれぞれ連通しナット17を保持するナッ
ト保持孔21kが形成されている。前記蓋部材13に
は、各凸部21iに嵌合する切欠き13aが形成されて
いる。この切欠き13a間には、金属プレート18を取
り付ける側の面に一対の係合爪13bが形成されてい
る。金属プレート18には、前記係合爪13bと係合す
るための係合孔18aが形成されているとともに、前記
ネジ挿通孔21jに対応した位置にネジ挿通孔18bが
形成されている。つまり、金属プレート18は、2つの
ネジ挿通孔21jに対して共用されている。
【0033】そして、金属プレート18を用いた固定部
分において組み付ける際、図4(a)に示すように、先
ず、蓋部材13の切欠き13aにギヤハウジング21の
凸部21iが嵌合するように蓋部材13がギヤハウジン
グ21の開口部21eに配置される。次に、蓋部材13
の係合爪13bと係合孔18aとが係合するように金属
プレート18が組み付けられ、該金属プレート18が蓋
部材13に仮止めされる。そして、図4(b)に示すよ
うに、各ネジ挿通孔18b,21jにネジ16が挿通さ
れ、該ネジ16がナット保持孔21kに保持したナット
17と螺着して蓋部材13がギヤハウジング21に対し
て締付固定されるとともに、図1に示すように、ネジ1
6の締め付けにより蓋部材13のシール部材15が圧縮
変形し、ギヤハウジング21の開口部21eが確実に密
閉される。
【0034】従って、金属プレート18はネジ16より
締め付ける方向の接触面積が大きくしかも剛体であるの
で、ネジ16の締め付けによって蓋部材13が変形し難
く、ネジ16及びナット17の固定力が低下しないよう
になっている。そのため、ギヤハウジング21の開口部
21eの密閉状態を維持することができる。しかも、本
実施形態では、ネジ16により固定する前において金属
プレート18を蓋部材13に仮止めしてネジ16の締付
作業を簡素化し、モータ1の組付性の向上を図ってい
る。
【0035】前記減速部3は、樹脂製のギヤハウジング
21を有している。ギヤハウジング21は、回転軸収容
部21aと、該収容部21aに連通し前記モータ1の軸
線L1方向に延びるウォーム軸収容部21bと、該収容
部21bと連通し前記モータ1の軸線L1方向と直交す
る方向かつヨークハウジング4の平面部4aの平面方向
(扁平方向)に延びるウォームホイール収容部21c
と、前記回転軸収容部21aと連通し前記ウォームホイ
ール収容部21cとはウォーム軸収容部21b(軸線L
1)を挟んだ反対側に延びる基板収容部21dとを備え
ている。回転軸収容部21aと基板収容部21dとは、
前記モータ部2側に開口する同一の開口部21eを有し
ている。
【0036】前記回転軸収容部21aにおいて、前記回
転軸7の先端部にはクラッチ22を構成する駆動側部2
2aが一体回転可能に設けられている。因みに、この駆
動側部22aは、前記ヨークハウジング4にマグネット
5及び電機子6を収容し、蓋部材13(ブラシホルダ1
0)を組み付けた後に、回転軸7の先端部に固定され
る。この駆動側部22aの所定部位には、回転軸7の回
転を検出するためのセンサマグネット23が固定されて
いる。
【0037】ここで、前記クラッチ22は、前記駆動側
部22aと後述するウォーム軸24に一体回転可能に設
けられる従動側部22bとから構成される。クラッチ2
2は、駆動側部22aからの回転力はそのまま従動側部
22bに伝達する一方、従動側部22bからの回転力は
駆動側部22aに伝達しないように構成されるものであ
る。つまり、モータ部2の駆動による回転軸7の回転力
はクラッチ22を介してウォーム軸24に伝達し、ウォ
ーム軸24側からの回転力は回転軸7に伝達しないよう
になっている。そして、クラッチ22はモータ部2と減
速部3とを組み付けると同時に組み立てられ、前記回転
軸7とウォーム軸24とを相互に駆動連結する。
【0038】前記ウォーム軸収容部21bにおいて、ウ
ォーム24aが一体に形成されるウォーム軸24が該収
容部21b内に配設される一対の軸受25により回転可
能に支持されている。ウォーム軸24の基端部には、前
記クラッチ22を構成する従動側部22bが一体回転可
能に設けられている。
【0039】前記ウォームホイール収容部21cにおい
て、前記ウォーム24aと噛合する前記ウォームホイー
ル26が回転可能に収容されている。ウォームホイール
26の中心部には、パワーウインド装置のウインドレギ
ュレータ(図示略)に連結される出力軸27が固定され
ている。そして、ウォーム軸24の回転力がウォームホ
イール26を介して出力軸27に伝達され、ウインドレ
ギュレータが作動するようになっている。
【0040】前記基板収容部21dにおいて、制御回路
基板31が収容される。この制御回路基板31には、前
記モータ1の回転を制御する制御回路32が搭載されて
いる。基板収容部21dには、制御回路基板31の挿入
方向と直交する方向の両端部をガイドするガイド溝21
fが前記モータ1の軸線L1方向に平行に形成されてい
る。従って、制御回路基板31は、制御回路32等を搭
載した部品搭載面31aが前記ヨークハウジング4の平
面部4aの平面方向(扁平方向)と平行になるようにし
てガイド溝21fに沿って挿入される。そして、図6に
示すように、前記蓋部材13が取り付けられると、シー
ル部材15に一体形成した押圧突起15aの弾性力によ
り制御回路基板31の端面が押圧され、該制御回路基板
31はがたつきなく収容される。
【0041】図6に示すように、制御回路基板31に
は、コネクタ基部33がネジ34により固定されてい
る。コネクタ基部33は、6本のターミナル35をそれ
ぞれ所定位置にて支持している。各ターミナル35は、
基端部35aが該基板31に立設されて前記制御回路3
2と電気的に接続され、先端部35bは基板31と平行
になるように折り曲げられコネクタ基部33の背面33
aから該基部33に形成された各挿通孔33bに挿通さ
れ該基部33を貫通させている。又、コネクタ基部33
の背面33aには、図6及び図8に示すように、各ター
ミナル35の位置を規制するガイド33cが設けられて
いる。このガイド33cによって各ターミナル35の無
用な移動が規制され、各ターミナル35の変形が防止さ
れている。
【0042】ここで、前記ギヤハウジング21は、モー
タ1の軸線L1方向と平行に延出形成され車両側から延
びる車両側コネクタ(図示略)と連結するためのコネク
タ部21gを有している。コネクタ部21gには、同方
向に沿って延び基板収容部21dと外部とを連通する連
通孔21hが形成されている。この連通孔21hには、
前記コネクタ基部33が嵌挿され、各ターミナル35が
連通孔21h内で露出するようになっている。そして、
コネクタ部21gは車両側コネクタと連結され、該車両
側コネクタから各ターミナル35を介して制御回路32
に駆動電源及び制御信号が入力される。
【0043】前記制御回路基板31には、前記蓋部材1
3から延びる前記一対の接続ターミナル14とそれぞれ
電気的に接続するための一対の雌端子36が取着されて
いる。雌端子36は、図7に示すように、基板31に固
定されるとともに制御回路32に電気的に接続される基
部36aと、該基部36aから延び基板31の上下方向
に弾性変形可能な板バネ部36bと、該板バネ部36b
から延び略筒状をなす挿入接続部36cとから構成され
ている。この挿入接続部36cは、その内部において挿
入された接続ターミナル14を弾性保持する弾性片36
dを有しており、該弾性片36dは、接続ターミナル1
4の挿入する側が拡開するように折り曲げ形成されてい
る。尚、このような雌端子36は、一枚の板材を所定形
状に打ち抜き折り曲げることにより形成されている。
【0044】そして、前記蓋部材13とギヤハウジング
21(減速部3)との組み付け時に、雌端子36に接続
ターミナル14が挿入され、相互が電気的に接続され
る。このとき、寸法ばらつきによって接続ターミナル1
4が所定位置より上下方向にずれても、挿入接続部36
cの挿入側が拡開しているので、容易に挿入することが
できる。しかも、板バネ部36bの弾性変形により接続
ターミナル14の寸法ずれを吸収できるので、接続ター
ミナル14の変形が防止されている。更に、弾性片36
dの弾性力により、雌端子36と接続ターミナル14と
が確実に導通状態となる。
【0045】又、制御回路基板31には、図1〜図3に
示すように、前記センサマグネット23の外周面に対向
する部位に一対のホール素子37が配設されている。ホ
ール素子37は、回転軸7とともに回転するセンサマグ
ネット23の磁界の変化を検出し、その検出信号を制御
回路32に出力する。制御回路32は、ホール素子37
からの検出信号に基づいて回転軸7の回転数や回転速度
等の回転情報を検出している。制御回路32は、前記コ
ネクタ部21gを介して車両側から入力される制御信号
及びその回転情報に基づいた駆動電流を雌端子36から
接続ターミナル14を介してブラシ11に供給し、モー
タ部2を駆動し、ウインドレギュレータに所定動作を行
わせるようになっている。
【0046】次に、本実施形態のモータ1の特徴を、以
下に記載する。 (1)蓋部材13は、ヨークハウジング4及びギヤハウ
ジング21の開口部4c,21e間に狭持されるととも
にヨークハウジング4の外側に位置するギヤハウジング
21の開口部21eを塞ぐ。ヨークハウジング4は、軸
線L1方向と直交する方向かつ制御回路基板31(ギヤ
ハウジング21の開口部21e)の長手方向(図3にお
いて左右方向)の両側においてギヤハウジング21との
間でネジ16により締付固定するための一対の固定片4
d,4eを有し、軸線L1方向から見て回路基板31が
ヨークハウジング4の外側に突出する側の固定片4eに
おいて回路基板31(開口部21e)の長手方向と直交
する方向(図3において上下方向)におけるギヤハウジ
ング21の開口部21eの略中央にネジ16による固定
位置を設定した。そのため、回路基板31は長手方向と
直交する方向において回転軸7の一側(図3において下
部)に配置されるので回路基板31を避けることがで
き、しかも固定位置をギヤハウジング21の開口部21
eの略中央としたので、蓋部材13がギヤハウジング2
1に対して傾くことを防止して安定して固定することが
できるとともに、ヨークハウジング4が蓋部材13に対
して傾くことを防止して安定して固定することができ
る。従って、蓋部材13と両ハウジング4,21との間
を確実なシール構造とすることができ、ハウジング4,
21内に水等の液体や塵埃の浸入を防止することができ
る。
【0047】(2)前記固定位置は、更にギヤハウジン
グ21の開口部21eにおける長手方向の略中央に設定
したので、より蓋部材13がギヤハウジング21に対し
て傾くことを防止して安定して固定することができる。
従って、蓋部材13とギヤハウジング21との間をより
確実なシール構造とすることができる。
【0048】(3)ギヤハウジング21は、開口部21
e内においてヨークハウジング4側に延びネジを挿入す
るネジ挿通孔21jを備えた凸部21nを有し、蓋部材
13は凸部21nと嵌合する嵌合孔13cを有してい
る。従って、ギヤハウジング21にヨークハウジング4
をネジ16により締付固定する際、ネジ16を挿入する
孔21jを備えた凸部21nと該凸部21nと嵌合する
嵌合孔13cを設けたので、ネジ16と蓋部材13との
間に隙間が生じることを防止することができる。
【0049】(4)蓋部材13は、ヨークハウジング4
及びギヤハウジング21の両開口部4c,21eを密閉
すべく所定位置にシール部材15が一体に備えられる。
従って、シール部材15により両ハウジング4,21の
開口部4c,21eをより確実なシール構造とすること
ができる。
【0050】(5)蓋部材13はブラシ11を保持する
ブラシホルダ10を一体に備えているので、モータ1の
部品点数を少なくすることができる。 (6)蓋部材13にはブラシ11と回路基板31とを接
続する接続ターミナル14がインサートされているの
で、相互の接続作業を容易とすることができる。
【0051】尚、本発明の実施形態は、以下のように変
更してもよい。 ○上記実施形態では、ネジ16をモータ部2側から挿入
してナット17に締め付けるようにしたが、ネジ16と
ナット17の位置関係を逆にしてもよい。又、ネジ16
をギヤハウジング21に直接ねじ込むようにしてもよ
い。又、締付部材としてネジ16及びナット17を用い
たが、その他の締付部材であってもよい。
【0052】○上記実施形態では、ネジ16による締付
け部を図3のようにしたが、これに限定されるものでは
ない。この場合、上記実施形態と同様、金属プレートを
所定の締付け部間で共用してもよく、又、金属プレート
を個々に設けるようにしてもよい。
【0053】○上記実施形態では、金属プレート18に
形成される係合孔18aと、蓋部材13に形成される係
合爪13bとを係合させて、該プレート18を蓋部材1
3に対して仮止めするようにしたが、これ以外の仮止め
手段により金属プレート18を蓋部材13に仮止めする
ようにしてもよい。又、金属プレート18とギヤハウジ
ング21との間に仮止め手段を設け、ギヤハウジング2
1に蓋部材13を取り付けた後に金属プレート18をギ
ヤハウジング21に対して仮止めするようにしてもよ
い。
【0054】○上記実施形態の蓋部材13の形状は、こ
れに限定されるものではない。例えば、嵌合孔13cを
外縁部から切り欠いた切欠きとしてもよい。この場合、
凸部21nも切欠きに嵌合するように形状を変更する必
要がある。
【0055】○上記実施形態の蓋部材13に一体成形さ
れるシール部材15の形状は、これに限定されるもので
はない。又、シール部材15を蓋部材13に対して組み
付けるようにしてもよい。
【0056】○上記実施形態のヨークハウジング4(モ
ータ部2)を円筒状としてもよい。 ○上記実施形態のクラッチ22を省略してもよい。この
場合、回転軸7とウォーム軸24とを一体としてもよ
い。
【0057】○上記実施形態では、減速機構をウォーム
24aとウォームホイール26で構成したが、その他の
減速ギヤを用いて構成してもよい。 ○上記実施形態では、制御回路基板31はモータ1の回
転を制御する制御回路32やホール素子37等を搭載し
て構成されていたが、回路基板31の構成はこれに限定
されるものではない。
【0058】○上記実施形態では、回転軸7の回転を検
出すべくホール素子37及びセンサマグネット23を用
いたが、ホール素子37に替えて磁気抵抗素子を用いて
もよい。又、磁気検出型以外の検出手段を用いてもよ
い。
【0059】○上記実施形態では、基板31に雌端子3
6、モータ部2側の雄端子(接続ターミナル14)を用
いたが、この基板31側に雄端子、モータ部2側に雌端
子を用いてもよい。
【0060】○上記実施形態では、ターミナル35をコ
ネクタ基部33に挿通して保持するようにしたが、ター
ミナル35をコネクタ基部33にインサートしてもよ
い。 ○上記実施形態では、モータ1を車両用パワーウインド
装置の駆動源として使用したが、その他の装置の駆動源
であってもよい。
【0061】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
ハウジングの開口部内を蓋部材により塞ぎ、その蓋部材
を締付部材にて締付固定するモータにおいて、その締付
部材による固定位置を最適化して確実なシール構造と
し、ハウジング内に水等の液体や塵埃の浸入を防止する
ことができるモータを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態のモータの平面図である。
【図2】 モータの分解平面図である。
【図3】 図1のA方向から見たモータの分解図であ
る。
【図4】 金属プレートを用いた固定部分を説明するた
めの斜視図である。
【図5】 蓋部材のギヤハウジング側の面を説明するた
めの図である。
【図6】 図1のB−B断面図である。
【図7】 雌端子の拡大断面図である。
【図8】 コネクタ基部の背面図である。
【符号の説明】
2…モータ部、3…減速部、4…ヨークハウジング、4
c…開口部、4d,4e…固定片、7…回転軸、10…
ブラシホルダ、11…ブラシ、13…蓋部材、13c…
嵌合孔、14…接続ターミナル、15…シール部材、1
6…締付部材としてのネジ、21…ギヤハウジング、2
1e…開口部、21j…挿入孔としてのネジ挿通孔、2
1n…凸部、24…減速機構を構成するウォーム軸、2
6…減速機構を構成する減速ギヤとしてのウォームホイ
ール、31…回路基板としての制御回路基板、L1…軸
線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02K 11/00 H02K 13/00 U 5H623 13/00 23/68 23/68 11/00 X // B60J 1/17 B60J 1/17 A Fターム(参考) 3D127 AA11 CB02 CC05 DF03 EE07 FF02 GG03 5H605 AA02 AA03 BB05 BB09 CC01 CC02 CC06 CC07 CC08 DD03 DD16 DD32 EA09 EA21 EC08 FF06 FF08 GG05 GG18 5H607 AA05 AA06 BB01 BB04 BB14 CC01 CC03 CC07 CC09 DD08 DD09 DD10 DD17 EE32 EE36 JJ01 JJ10 KK07 KK08 5H611 AA00 BB01 BB03 TT01 UA04 5H613 AA00 BB23 BB38 GA12 GB17 GB18 KK03 PP03 5H623 AA00 BB07 GG13 HH01 JJ06 LL02 LL06 LL10 LL14

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部内に回転軸を回転可能に収容する
    ヨークハウジングを有し、該回転軸を回転させるモータ
    部と、 開口部内に前記回転軸の回転を減速するための減速機構
    を収容するギヤハウジングを有し、該開口部と前記ヨー
    クハウジングの開口部とが対向するように一体に組み付
    けられる減速部と、 前記ギヤハウジングの開口部から前記回転軸に沿って収
    容され、前記回転軸の軸線方向から見て前記ヨークハウ
    ジングの外側に突出するように配置される回路基板と、 前記両ハウジングの開口部間に狭持されるとともにヨー
    クハウジングの外側に位置するギヤハウジングの開口部
    を塞ぐ蓋部材とを備えたモータであって、 前記ヨークハウジングは、前記軸線方向と直交する方向
    かつ前記回路基板の長手方向の両側において前記ギヤハ
    ウジングとの間で締付部材により締付固定するための一
    対の固定片を有し、該軸線方向から見て該回路基板が前
    記ヨークハウジングの外側に突出する側の固定片におい
    て該回路基板の長手方向と直交する方向における前記ギ
    ヤハウジングの開口部の略中央に前記締付部材による固
    定位置を設定したことを特徴とするモータ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のモータにおいて、 前記固定位置は、更に前記ギヤハウジングの開口部にお
    ける前記長手方向の略中央に設定されていることを特徴
    とするモータ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のモータにおい
    て、 前記ギヤハウジングは、開口部内において前記ヨークハ
    ウジング側に延び前記締付部材を挿入する挿入孔を備え
    た凸部を有し、 前記蓋部材は、該凸部と嵌合する嵌合孔又は切欠きを有
    していることを特徴とするモータ。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載のモ
    ータにおいて、 前記蓋部材は、前記ヨークハウジング及び前記ギヤハウ
    ジングの両開口部を密閉すべく所定位置に弾性力を有す
    るシール部材を一体に備えていることを特徴とするモー
    タ。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項に記載のモ
    ータにおいて、 前記モータ部は、ブラシを用いた直流モータで構成さ
    れ、 前記蓋部材は、前記ブラシを保持するブラシホルダを一
    体に備えていることを特徴とするモータ。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のモータにおいて、 前記蓋部材には、前記ブラシと前記回路基板とを接続す
    る接続ターミナルがインサートされていることを特徴と
    するモータ。
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