JP2002325305A - 低騒音集電装置 - Google Patents

低騒音集電装置

Info

Publication number
JP2002325305A
JP2002325305A JP2001132461A JP2001132461A JP2002325305A JP 2002325305 A JP2002325305 A JP 2002325305A JP 2001132461 A JP2001132461 A JP 2001132461A JP 2001132461 A JP2001132461 A JP 2001132461A JP 2002325305 A JP2002325305 A JP 2002325305A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
current collector
railway vehicle
drive mechanism
drive
vehicle according
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001132461A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3784661B2 (ja
Inventor
Yoshinori Shimada
佳典 嶋田
Fumiaki Shimada
冨美朗 島田
Akiyoshi Iida
明由 飯田
Mitsuo Iwasaki
充雄 岩崎
Satoru Inetama
哲 稲玉
Koji Watanabe
耕司 渡邉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Central Japan Railway Co
Original Assignee
Hitachi Ltd
Central Japan Railway Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Central Japan Railway Co filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2001132461A priority Critical patent/JP3784661B2/ja
Publication of JP2002325305A publication Critical patent/JP2002325305A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3784661B2 publication Critical patent/JP3784661B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Current-Collector Devices For Electrically Propelled Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】高速走行する鉄道車両の低騒音集電装置とし
て、低速での車両走行に対応可能とし、走行の確実性を
確保した鉄道車両用集電装置を提供する。 【解決手段】本発明のアクティブ制御機能を有する集電
装置は、駆動機構のストロークを増大する為に、先ず駆
動機構を二つに分けて第一の駆動機構と第二の駆動機構
を設け、架線への追従性能の役割分担を行う。低周波の
応答性を第一の駆動機構で対応する事としリンク機構を
採用することによりストロークを増大した。第二の駆動
機構ではより高周波の応答性を確保する事とし小ストロ
ークで直動する機構を採用した。また、駆動源である流
体圧や電力が喪失したり、制御装置が故障した場合でも
作動するようにする為に第一の駆動機構と第二の駆動機
構にばねを設け、上昇方向の駆動源として使用する構成
とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高速走行する鉄道車
両用集電装置に係わり、特に300km/h以上の高速で走
行する時の騒音低減と架線摩耗低減に好適な集電装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】鉄道車両の高速化に伴なう空力騒音は、
速度の6〜8乗程度に比例して増加するため、車両速度
の増加に伴ない急激に増加する。一方、環境の保全に対
する要求は今後ますます高まるものと考えられる。この
ため、高速で走行する車両では主たる空力音源であり、
いまや、その高速化の限界を支配する様になった集電装
置には最大限の低騒音化が求められている。また、ライ
フサイクルコスト低減の観点からは架線の摩耗低減が求
められている。
【0003】この様な要請に対応する高速車両用集電装
置としては、公知の技術として、特開平6−31520
2号明細書がある。この高速車両用集電装置は架線追従
の制御性、応答性に優れ、高速走行中の架線への接触力
を適正に保ち、騒音の発生を少なくするために、集電部
材(本発明では舟体と称す)と、該集電部材を移動させ
る駆動機構と、前記集電部材と前記駆動機構とを接続す
る絶縁体(本発明では絶縁支柱と称す)と、前記駆動機
構に並列に配置され前記集電部材で集電した電力を受取
り負荷側へ導電する絶縁被覆導電体とからなる構造とし
たものである。また、他の実施例として前記絶縁体内の
中空部に導電体を設け、つまり、導電用ケーブルヘッド
で集電部材を支持するようにし、絶縁体と絶縁被覆導電
体の並列配置を避けて、一体の絶縁体にする構造が提案
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】第一の課題として、上
記明細書で提案されている高速車両用集電装置は、いず
れも絶縁体の下部に直結して駆動機構が設けられてお
り、車両の屋根上と車両限界との間隙に前記装置を配置
する場合、駆動機構に十分なスペースを配分することが
出来ず、従って、地上側に設置された架線の上下変位に
追従する為に必要で十分なストロークを集電部材に与え
ることが出来なかった。
【0005】また、第二の課題として、上記明細書で提
案されている駆動機構は流体圧により駆動される直動形
のシリンダー構造となっており、流体圧が喪失したとき
および制御装置が故障したときはこの高速車両用集電装
置が作動しないことになる。このことは車両への電力の
供給が絶たれることを意味し、車両の走行に支障を来す
事になる。対応策として編成車両の屋根上に複数個の集
電装置を設け、母線を引き通すことにより確率的にこの
事態を避けることは出来るが、極端な例として全数の集
電装置の流体圧が喪失したり、全数の制御装置が故障し
たと考える場合には対応が出来ない。
【0006】本発明の目的は、架線への追従性能を良く
し、低速での車両走行に対応可能でありかつ、走行の確
実性を確保した鉄道車両用集電装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の第一の課題を解決
するために、本発明は、まず、駆動機構を二つに分けて
第一の駆動機構と第二の駆動機構を設け、架線への追従
性能の役割分担を行い、そのストロークを拡大する。
【0008】架線は支柱やハンガーにより等間隔に吊り
下げられており、支点以外では自重により設置基準の範
囲内で垂れ下がっている。また、支柱の支点高さもトン
ネルや鉄橋等の構造物の影響により設置基準の範囲内で
上下に変化している。350km/h程度での速度におけ
る、これらの架線の不整量を周波数とストロークで表す
と「支点の上下」は「約0.01Hz、約500mm」、
「支点間の垂れ下がり」は「約2.0Hz、約25mm 0
-P」、「ハンガー間の垂れ下がり」は「約20.0H
z、約1mm 0-P」、「架線の波状摩耗」は「約30〜4
0Hz、約0.1mm0-P」と考えられる。これらの不整
量に対し第一の駆動装置を低周波数・大ストロークに対
応出来る機構とし、「支点の上下」を担当し、第二の駆
動装置で「支点間の垂れ下がり」に対応できる機構と
し、「ハンガー間の垂れ下がり」と「架線の波状摩耗」
に対しては舟体とすり板の間に設けられた「ばね」構造
による事とし、いわゆる3質点系のパンタグラフ構造と
同様の構造とすることにより地上側の不整量に対応出来
る様に構成する。
【0009】さらに、第二の課題である駆動系の流体圧
等の駆動源が喪失したり、制御装置が故障したことによ
る集電装置の機能停止に対しては、駆動源として電気に
よる電動機、または流体圧によるシリンダー等の駆動装
置と共に、ばね構造を並列に設けることによりパッシブ
な応答ではあるが最低限の駆動源を確保し、低速での車
両の走行を可能とし、走行の確実性を確保する様に構成
する。
【0010】
【発明の実施の形態】図1〜図8により本発明の第一の
実施例を説明する。図1は、低騒音集電装置の側面図を
示し、図2は、低騒音集電装置の駆動機構が伸張してい
る状態の内部構造を示す断面図である。図3は、低騒音
集電装置の駆動機構が折畳まれた状態の内部構造を示す
断面図である。図4は、図1の上面図を、図5に図1の
I−I断面図を、図6にII−II断面図を示す。また、図7
に図6のIII断面図を、図8に図6のIV断面を示す。
【0011】1は架線、2はすり板、3はその内部にば
ね2aを介してすり板2を組込んだ舟体である。4は舟
体3を支え、かつ、舟体3と低騒音集電装置の駆動機構
との間の電気的絶縁を確保すると共に、内部の中空部に
高圧可撓性絶縁被覆導電体201を保持した絶縁支柱
(以下絶縁碍子と称する)である。5は絶縁碍子4を固
着保持する上部フレーム、6は中間フレームであり、上
部フレーム5と、中間フレーム6との間に第二の駆動機
構を構成し取りつける。
【0012】第二の駆動機構はデュアルリンク・アクチ
ュエータ7と、ばね8aを同軸配置したリニアガイド軸
8とにより構成され、上部フレーム5は中間フレーム6
に対しリニアガイド軸8に案内されて垂直方向に上昇下
降する構成となっている。この上昇下降の駆動力はデュ
アルリンク・アクチュエータ7で発生される。このテュ
アルリンク・アクチュエータ7は電動機71の回転運動
を減速機71aで減速すると共に左右両回転方向に運動
を分割し、左右のクランクアーム72に伝達される。ま
た、この電動機71は中間フレーム6に固着されてお
り、クランクアーム72とクランクロッド73は回転軸
72aで図示平面内において回転自在に結合されてい
る。さらに、クランクロッド73の上端部は回転軸73
aでブラケット73bと図示平面内で回転自在に結合さ
れており、ブラケット73bは上部フレーム5に固着さ
れている。このような構成の第二の駆動機構において電
動機71に制御された電気を供給すれば上部フレーム5
は中間フレーム6に対し上昇下降運動を行うことにな
る。なお、このデュアルリンク・アクチュエータ7の詳
細に付いては、例えば特開平11-290556の明細
書に開示されているものを採用することができる。
【0013】図2に、本鉄道車両用集電装置の第一の駆
動機構と第二の駆動機構を覆っているカバー301、3
02、303及び、カバー滑動部301aと碍子滑動部
302aの一例示す。カバーは、図2に示すように、カ
バー301、302、303と複数個に分割されてお
り、かつ、分割されたカバーはカバー滑動部301a、
碍子滑動部302aで伸縮自在に相互に滑動する機構と
なっている。
【0014】図2により電力の取り込みについて説明す
る。架線1との接触により取り込まれた電力はすり板2
から舟体3に導体(図示せず)を経由して伝達される。
舟体3と絶縁碍子4は固着されており、絶縁碍子4の内
部に設けた中空部に高圧可撓性絶縁被覆導電体201の
導電体201aを埋設し、その導電体201aの上端部
が舟体3に固着されている。絶縁碍子4の下部に高圧可
撓性絶縁被覆導電体201を設けているが、これは導電
体201aと連続した導電体を有している。絶縁碍子4
の下部では絶縁材の切替わり部が存在する為に、電界の
緩和処置を行う構造とする(図示せず)。電力は高圧可
撓性絶縁被覆導電体201を経由して車両の動力装置
(図示せず)へ取り込まれ、車両が高速走行する構成と
なっている。
【0015】つぎに、中間フレーム6と下部フレーム9
の保持関係について説明する。中間フレーム6は第一の
駆動機構を介して下部フレーム9で保持されると共に、
相互が平行状態を保ちながら上昇下降運動を行う様に構
成されている。第一の駆動機構は主としてリンク10、
10a、リニアガイド軸11、レバー12、カム13、
空気サーボシリンダー14、ばね15、ダンパー16と
で構成されている。リンク10、10aは回転軸10
1、102、103、104により図示平面内に回転自
在に保持されている。リンク10は回転軸103により
中間フレーム6に図示平面内に回転自在に、かつ中心軸
は固着保持されている。リニアガイド軸11は下部フレ
ーム9に固着されており、リンク10はリニアガイド軸
11に対し回転軸102により図示平面内に回転自在
に、かつ、摺動自在に保持されている。また、リンク1
0aはリンク10の1/2の長さとしリンク10の長さ
方向の中心点に対し、回転軸104により図示平面内に
回転自在に、かつ中心軸は固着保持されている。さら
に、リンク10aの他の一端は回転軸101に固着さ
れ、下部フレーム9との関係は図示平面内に回転自在
に、かつ中心軸は固着保持されている。これら回転軸1
01、102、103、104の中心軸の位置関係にお
いて、回転軸101、102、104の中心点で構成さ
れる三角形が二等辺三角形になるように構成すると、回
転軸103の中心点はリンク10、10aの図示平面内
での回転と摺動運動に伴ない垂直に移動し、絶えず回転
軸101の 中心点の垂直線上部に存在し、従って、中
間フレーム6は下部フレーム9に対し平行に上昇下降運
動を行うことが出来る事になる。
【0016】さらに、第一の駆動機構による駆動力の発
生と伝達関係について説明する。駆動力の発生源は空気
サーボシリンダー14とばね15である。ばね15は引
張コイルばねとして引張作用により中間フレーム6が上
昇する方向に構成し、空気サーボシリンダー14は空気
圧の注入により中間フレーム6が下降する方向に構成す
る。まず、ばね15の駆動力の伝達について説明する
と、ばね15の一端は下部フレーム9に固着されてい
る。他の一端はワイヤ16を介してカム13に固着され
ている。カム13は回転軸101に固着されており、下
部フレーム9に対しては図示平面内に回転自在に、かつ
中心軸は固着保持されている。この構成によりばね15
の引張力はリンク10aの回転運動を生じ、リンク10
が回転軸103を中心とした図示平面内の回転と回転軸
102の図示平面内の回転摺動運動となり、中間フレー
ム6の上昇運動に変換される。一方、空気サーボシリン
ダー14の駆動力の伝達について説明する。空気サーボ
シリンダー14の一端は下部フレーム9に回転軸14a
を介して図示平面内に回転自在に、かつ中心軸は固着保
持されている。他の一端は回転軸12aを介してレバー
12に対して図示平面内に回転自在に、かつ中心軸は固
着保持されている。レバー12は回転軸101に固着さ
れており、かつ下部フレーム9に対しては中心軸が固着
保持されている。このような構成において空気サーボシ
リンダー14に空気圧が注入されると、レバー12を介
して回転軸101が回転し、リンク10aが押し下げる
方向に回転運動をする事によりリンク10が回転軸10
2を中心に図示平面内で回転と摺動運動を行い、さら
に、回転軸103を中心にリンク10を折畳む方向に運
動をする。このことにより中間フレーム6は下降方向の
運動を生じる。
【0017】さらに、必要に応じてダンパー17を設け
ることが出来る。ダンパー17の一端を回転軸17aで
下部フレーム9に対し図示平面内に回転自在に、かつ中
心軸は固着保持されている。レバー18は回転軸101
に固着されており、ダンパー17の他の一端とは回転軸
18aを介してレバー18に対し図示平面内に回転自在
に保持されている。
【0018】このように構成された第一の駆動機構は、
空気サーボシリンダー14への空気圧の注入により中間
フレーム6が下降方向に動き、ばね15の引張力により
上昇方向に動くことができ、空気サーボシリンダー14
への空気圧の注入量を架線1とすり板2の接触力がほぼ
一定となるように、アクティブに制御することにより架
線の位置変動に対し舟体3とすり板2、ばね2aを追従
させることが出来る。また、必要な場合設けたダンパー
17により空気サーボシリンダー14の発生駆動力と負
荷力の調和を行い、スムーズな上昇下降運動を実現でき
ることになる。
【0019】また、空気サーボシリンダー14への空気
圧の圧力源が喪失するか、注入を制御する制御装置が故
障した場合は、この制御回路を開放することにより、空
気サーボシリンダー14を開放し駆動力を零とする。こ
の場合中間フレーム6を押し下げる力は架線からすり板
2、ばね2a,舟体3、絶縁碍子4、上部フレーム5、
デュアルリンク・アクチュエータ7、リニアガイド軸
8、ばね8aを通じて伝達され、結果として架線の押し
下げ力とばね15による押上げ力のバランスにより舟体
3が上昇下降する従来のパッシブ形のパンタグラフと同
様の運動をすることに成り、本集電装置のアクティブ制
御装置が故障した場合でも低速における走行を確保し、
このことから車両走行の確実性を確保できることにな
る。
【0020】図9、図10により本発明の第2、第3の
実施例を説明する。図9は、図2の第二の駆動機構であ
るデュアルリンクアクチュエータ7をリニアモータ40
1に置き換えた図である。図10は、図2の第二の駆動
機構であるデュアルリンクアクチュエータ7を空気サー
ボシリンダー402に置き換えた図である。図9のリニ
アモータ401は駆動軸401aと固定子401bより
構成され、駆動軸401aは上部フレーム5に固着され
ており、固定子401bは中間フレーム6に固着されて
いる。駆動軸401aは固定子401bに対し制御装置
により制御された給電をすることにより垂直方向に上昇
下降運動を行う。図10の空気サーボシリンダー402
はシリンダー軸402aとシリンダー体402bとより
構成され、シリンダー軸402aは上部フレームに固着
されており、シリンダー体402bは中間フレーム6に
固着されている。シリンダー軸402aはシリンダー体
402bに対し制御装置により制御された給気をするこ
とにより垂直方向に上昇下降運動を行う。ばね8aを同
軸配置した軸8と第一の駆動機構は第一の実施例と同一
である。この様に構成することにより第2、第3の実施
例も第1の実施例と同じ駆動作用を行うと共に、本集電
装置のアクティブ制御装置が故障した場合でも低速での
車両走行の確実性を確保できることになる。
【0021】図2に示したカバー滑動部301aの拡大
図V部を図11、図12、図13に示す。また、図14
に、碍子滑動部302aの拡大図VI部を示す。カバー3
01、302、303は、舟体3に近い側を大径とし、
屋根に近い側を小径とした組み合わせとしている。これ
はカバー滑動部301aにパッキン304を取り付ると
共にカバー滑動部301aからの雨水やごみの進入を防
ぐ為である。しかし、防水のためにパッキン304の密
封度を高くするとカバーの伸縮によりカバー内部の空気
が圧縮、膨張させられる為に背圧が発生し、カバーの動
きを阻害することになる。従って、パッキン304には
空気の流通は可能であるが、雨水やごみの進入を阻止
し、かつ、摺動抵抗が小さいという機能が要求される。
【0022】図11にパッキン304の詳細構造を、VI
I-VII断面図を図12に、VIII-VIII断面を図13に示
す。パッキン304は中間に空間帯304dを有し、摺
動部分が二重の構造となっている。摺動部分は頭部に球
状突起304cを有する起毛304fをベース304b
にジグザグ状に植毛した構成とする。さらに、ベース3
04bは伸縮性パッキン304aを介してカバー301
に固着されている。この伸縮性パッキン304aは球状
突起304cをカバー302の摺動面を均一に押し付け
る作用をするように構成されている。カバー302との
摺動面は図12に示すように球状突起304cの頭頂部
304gにおける点接触の集合体となり、接触面積が小
さいために摺動抵抗の小さいカバー滑動部が得られる。
【0023】図13に起毛304fの断面VIII−VIIIを
示すが、起毛304fはジグザグ状に配置され植毛され
ているために、周囲に曲がりくねった空間を有してい
る。空気はこの空間を通して304eに示すような気流
が生じて通気が可能となる。しかし、雨水やごみは空気
よりも比重が大きいために起毛304fに衝突しフィル
ター効果が生じて、結果として汽水分離が可能となる。
中間部に空間帯304dを設ける理由は、万一、一段目
の起毛304fを雨水やごみが貫通した場合その動圧を
開放し、一度中間の静圧に転換して二段目の起毛304
fへの侵入作用を弱めるという、いわゆるラビリンスの
効果を考えたものである。
【0024】次に、図14に碍子滑動部302aの断面
詳細図を示す。4は絶縁碍子、301はカバーであり、
絶縁碍子4との摺動面にパッキン305を設け、このパ
ッキン305はカバー301に固着されている。碍子滑
動部302aは、絶縁碍子4が上部フレーム5に固着さ
れており第二の駆動機構により垂直方向に上昇下降運動
する構造となっている。カバー301は中間フレーム6
に固着されている為に絶縁碍子4はカバー301に対し
相対的に上昇下降運動を行う。この碍子滑動部302a
はカバー滑動部301aに比較してその周長が短いこ
と、雨水に対し受け口の位置に碍子滑動部302aが存
在するために、パッキン305には水密性の摺動パッキ
ンを使用する。
【0025】図15、図16、図17に、アクティブ制
御システムの概念図を示す。図15は、すり板2とばね
2aの間に架線1とすり板2との接触力検出手段2bを
設けた場合の図であり、図16は、ばね2aと、舟体3
の間に架線1とすり板2との接触力検出手段2bを設け
た場合の図である。図17において接触力検出手段2b
から光ファイバー2cを通じて制御装置451に接触力
に関する信号が伝達され、制御装置451内で演算処理
される。制御装置451内では演算結果に基づき電源ま
たは空気源(図示せず)からの電気または空気を架線1
とすり板2の接触力がほぼ一定となる様にアクティブに
調整のうえ、回路2eおよび2fにより第一の駆動機構
と第二の駆動機構に送りこれを制御駆動する。さらに制
御装置451が万一故障した時に備えて緊急制御装置4
52を設けておく。この緊急制御装置は制御装置451
の故障信号を回路2dで受信することにより作動し回路
2g、2hを通じて第一の駆動機構と第二の駆動機構を
折畳み位置まで制御駆動し、すり板2、舟体3を架線1
との接触状態から緊急に引き外し降下させる。
【0026】図18に引掛装置500を示す。この装置
は第一の駆動機構と第二の駆動機構が折畳み位置まで降
下した場合、電気または空気による駆動源を喪失した場
合でも折畳み位置を保持出来るようにする為のものであ
る。501は引掛ピン、502は引掛鉤、502a、5
02b、502cは回転軸、504は掛外シリンダー、
505は引掛ばねである。引掛ピン501は上部フレー
ム5に固着されている。引掛鉤502は回転軸502a
と図示平面内に回転自在に契合されており、回転軸50
2aは下部フレーム9に固着されている。掛外シリンダ
ー504の一端は引掛鉤502と回転軸502bにより
図示平面内に回転自在に契合されており、他端は回転軸
504aと契合し下部フレーム9と図示平面内に回転自
在に固着されている。また、引掛ばね505は引掛鉤5
02と回転軸502cにより図示平面内に回転自在に契
合されており、他端は回転軸505aと契合し下部フレ
ームと図示平面内に回転自在に固着されている。引掛鉤
502の先端には傾斜面502dと切欠き502eを設
けている。この様に構成した引掛装置500においてそ
の作用について説明する。第一の駆動機構と第二の駆動
機構が折畳み位置まで降下して来たとき、上部フレーム
5に固着されている引掛ピン501が引掛鉤502の先
端の傾斜面502dにあたり、これを押しのける様に降
下する。この場合、引掛ばね505の張力に抗して引掛
鉤502を回転させ切欠き502eまで到達し契合させ
る事により、引掛ピン501を介して上部フレーム5が
下部フレーム9に対し固定される事になる。次にこの固
定を開放する場合は掛外シリンダー504に空気源より
圧縮空気を供給する(図示せず)。この掛外シリンダー
504の発生力により引掛ばね505の張力に抗して引
掛鉤502を回転させ、切欠き502eと引掛ピン50
1の契合を開放すると、第一の駆動機構と第二の駆動機
構に内蔵されているばね8aとばね15の張力により上
部フレーム5と中間フレーム6は上昇することになる。
【0027】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、すり板、
舟体、絶縁碍子、カバーおよび下部フレームから構成さ
れるシンプルな形状により、低騒音な集電装置が得られ
ると共に、駆動機構を第一の駆動機構と第二駆動機構に
分離し、第一の駆動機構にリンク機構を取り入れること
により大きなストロークを得て、車両の屋根上のスペー
スに収まる大きさで架線の上下変位に十分に追従できる
装置を得ることが出来た。また、装置の駆動源である流
体圧や電力が喪失、または制御装置が故障した場合に、
パッシブな状態であるが低速な走行を可能とする装置を
得ることが出来た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の低騒音集電装置の外観を示す正面図。
【図2】本発明の第一実施例を示す低騒音集電装置の駆
動機構が伸張している状態の内部構造を示す断面図。
【図3】本発明の第一実施例を示す低騒音集電装置の駆
動機構が折畳まれた状態の内部構造を示す断面図。
【図4】本発明の低騒音集電装置の外観を示す平面図。
【図5】本発明の第一実施例を示す低騒音集電装置の図
1のI−I断面図。
【図6】本発明の第一実施例を示す低騒音集電装置の図
1のII−II断面図。
【図7】本発明の第一実施例を示す低騒音集電装置の図
6のIII−III断面図。
【図8】本発明の第一実施例を示す低騒音集電装置の図
6のIV−IV断面図。
【図9】本発明の第二実施例を示す低騒音集電装置の駆
動機構が伸張している状態の内部構造を示す断面図。
【図10】本発明の第三実施例を示す低騒音集電装置の
駆動機構が伸張している状態の内部構造を示す断面図。
【図11】本発明の低騒音集電装置の図2のV部の拡大
図。
【図12】本発明の低騒音集電装置の図11のVII−VII
断面図。
【図13】本発明の低騒音集電装置の図11のVIII−VI
II断面図。
【図14】本発明の低騒音集電装置の図2のVI部の拡大
図。
【図15】本発明の低騒音集電装置のすり板2とばね2
aの間に架線1とすり板2との接触力検出手段2bを設
けた場合の図。
【図16】本発明の低騒音集電装置のばね2aと、舟体
3の間に架線1とすり板2との接触力検出手段2bを設
けた場合の図。
【図17】本発明の低騒音集電装置のアクティブ制御シ
ステムの概念図。
【図18】本発明の低騒音集電装置の引掛装置の構成
図。
【符号の説明】
1…架線、2…すり板、3…舟体、4…絶縁碍子、5…
上部フレーム、6…中間フレーム、7…デュアルリンク
・アクチュエータ、8…リニアガイド軸、8a…ばね、
9…下部フレーム、10…リンク、10a…リンク、1
1…リニアガイド軸、12…レバー、13…カム、14
…空気サーボシリンダー、15…ばね、16…ダンパ
ー、71…電動機、71a…減速機、72…クランクア
ーム、73…クランクロッド、201…高圧可撓性絶縁
被覆導電体、301…カバー、301a…カバー滑動
部、302…カバー、302a…碍子滑動部、303…
カバー、304…パッキン、305…パッキン、401
…リニアモータ、402…空気サーボシリンダー、45
1…制御装置、452…緊急制御装置、500…引掛装
置、501…引掛ピン、502…引掛鉤、504…掛外
シリンダー、505…引掛ばね。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 島田 冨美朗 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所内 (72)発明者 飯田 明由 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 岩崎 充雄 山口県下松市大字東豊井794番地 株式会 社日立製作所笠戸事業所内 (72)発明者 稲玉 哲 愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1番4号 東海旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 渡邉 耕司 愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1番4号 東海旅客鉄道株式会社内 Fターム(参考) 5H105 AA02 AA06 AA14 BA02 BB01 CC02 CC12 DD04 DD12 DD22 EE02 EE06 EE13 EE16 EE21

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】架線に接触して集電するすり板を配した舟
    体と、該舟体を車両の上部に支持する絶縁支柱と、前記
    舟体と絶縁支柱を駆動し前記架線との接触係を保持する
    駆動機構とを備えた鉄道車両用集電装置において、 前記駆動機構が、ばねとダンパーと空気サーボシリンダ
    ー及びそれにより駆動される回転軸とリンク機構により
    構成され、該ばねにより該舟体を上昇方向に駆動し、空
    気サーボシリンダーで該舟体を下降方向に駆動するよう
    に連結された回転軸と、その回転運動を該舟体の上昇、
    下降運動に変換するように構成されたリンク機構より成
    る第一の駆動機構と、電動機とその回転運動を互いに対
    向して配設される2つのクランクアームとクランクロッ
    ドにより該舟体の上昇下降運動に変換するように構成さ
    れたリンク機構より成る第二の駆動機構とを有すること
    を特徴とする鉄道車両用集電装置。
  2. 【請求項2】前記請求項1の鉄道車両用集電装置におい
    て、第二の駆動機構がリニアモータを駆動源とし、前後
    左右の移動を拘束し、上昇下降運動のみを可能とする、
    ばねを同軸配置したリニアガイド軸とより成ることを特
    徴とする鉄道車両用集電装置。
  3. 【請求項3】前記請求項1の鉄道車両用集電装置におい
    て、第二の駆動機構が空気サーボシリンダーを駆動源と
    し、前後左右の移動を拘束し、上昇下降運動のみを可能
    とする、ばねを同軸配置したリニアガイド軸とより成る
    ことを特徴とする鉄道車両用集電装置。
  4. 【請求項4】前記請求項1、2及び3のいずれかに記載
    鉄道車両用集電装置において、該第一と第二の駆動機構
    全体を覆うカバーを設け、該カバーを複数個に分割し、
    且つ、分割されたカバーは伸縮自在に相互に滑動し、該
    舟体に近い側のカバーを大径とし、屋根に近い側のカバ
    ーを小径とした組み合わせを特徴とする鉄道車両用集電
    装置。
  5. 【請求項5】前記請求項4の鉄道車両用集電装置におい
    て、複数個に分割され相互に滑動するカバーの摺動面に
    対面し、かつ、大径側のカバーの下端部に、先端を球状
    に形成した起毛をジグザグ状に配置に配置した群を二群
    設け、その二群の中間に空間帯を設けた構造の摺動パッ
    キンを設けた事を特徴とする鉄道車両用集電装置。
  6. 【請求項6】前記請求項1、2及び3のいずれかに記載
    鉄道車両用集電装置において、該すり板と舟体の間又は
    舟体と絶縁支柱のとの間に設けた架線との接触力の検出
    手段により検出した信号から該駆動機構1の空気サーボ
    シリンダーと、該駆動機構2の電動機又はリニアモータ
    又は空気サーボシリンダーの駆動力とストロークを制御
    し、架線との接触力をほぼ一定とするための信号を出力
    する制御装置を設けた事を特徴とする鉄道車両用集電装
    置。
  7. 【請求項7】前記請求項6の鉄道車両用集電装置におい
    て、該駆動機構1の空気サーボシリンダーは、集電装置
    を下限位置まで下降する事にも作用し、前記該制御装置
    の故障時に対し、別途の緊急制御装置を設けることより
    給気し、下限位置まで下降することを可能としたことを
    特徴とする鉄道車両用集電装置。
  8. 【請求項8】前記請求項6の鉄道車両用集電装置におい
    て、該駆動機構2の電動機とリニアモータ及び空気サー
    ボシリンダーは、ばねを同軸配置したリニアガイド軸の
    ばね力に抗して、集電装置を下限位置まで下降する事に
    も作用し、前記該制御装置の故障時に対し、別途の緊急
    制御装置を設けることにより給電又は給気し、下限位置
    まで下降することを可能としたことを特徴とする鉄道車
    両用集電装置。
  9. 【請求項9】前記請求項1〜8のいずれかに記載の鉄道
    車両用集電装置において、低騒音集電装置が下限位置ま
    で下降された後に、駆動機構1及び駆動機構2への電気
    及び空気供給手段が絶たれた場合でも低騒音集電装置を
    下限位置に保持するための引掛装置を設けたことを特徴
    とする鉄道車両用集電装置。
  10. 【請求項10】前記請求項1〜9のいずれかに記載の鉄
    道車両用集電装置において絶縁支柱の内部に導電体を埋
    設し、集電した電力を負荷側へ導電することを特徴とす
    る鉄道車両用集電装置。
JP2001132461A 2001-04-27 2001-04-27 低騒音集電装置 Expired - Fee Related JP3784661B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001132461A JP3784661B2 (ja) 2001-04-27 2001-04-27 低騒音集電装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001132461A JP3784661B2 (ja) 2001-04-27 2001-04-27 低騒音集電装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002325305A true JP2002325305A (ja) 2002-11-08
JP3784661B2 JP3784661B2 (ja) 2006-06-14

Family

ID=18980470

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001132461A Expired - Fee Related JP3784661B2 (ja) 2001-04-27 2001-04-27 低騒音集電装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3784661B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100520797B1 (ko) * 2004-03-18 2005-10-11 한국철도기술연구원 틸팅 판토그래프 위치복귀장치
JP2006101568A (ja) * 2004-09-28 2006-04-13 Hitachi Ltd 可動カバー付集電装置
JP2006174662A (ja) * 2004-12-20 2006-06-29 Hitachi Ltd 鉄道車両の集電装置
JP2007274792A (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Ihi Corp パンタグラフの集電方法及び装置、並びに電動式パンタグラフの実装方法及び装置
JP2007282344A (ja) * 2006-04-05 2007-10-25 Hitachi Ltd 鉄道車両の集電装置
CN107351880A (zh) * 2017-07-18 2017-11-17 合肥通祥智能信息科技有限公司 一种机械设备制造用物料运输装置
CN107351689A (zh) * 2017-08-11 2017-11-17 郑州飞鱼工业设计有限公司 收缩下沉式防护结构

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101473417B1 (ko) 2013-01-23 2014-12-18 한국항공우주연구원 소음저감을 위한 관절커버가 구비된 팬터그래프
CN106340835B (zh) * 2016-08-30 2018-02-16 李健 一种高铁电气接触线修复装置及利用石墨烯混合液进行的修复方法

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100520797B1 (ko) * 2004-03-18 2005-10-11 한국철도기술연구원 틸팅 판토그래프 위치복귀장치
JP2006101568A (ja) * 2004-09-28 2006-04-13 Hitachi Ltd 可動カバー付集電装置
JP4628733B2 (ja) * 2004-09-28 2011-02-09 株式会社日立製作所 可動カバー付集電装置
JP2006174662A (ja) * 2004-12-20 2006-06-29 Hitachi Ltd 鉄道車両の集電装置
JP2007274792A (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Ihi Corp パンタグラフの集電方法及び装置、並びに電動式パンタグラフの実装方法及び装置
JP2007282344A (ja) * 2006-04-05 2007-10-25 Hitachi Ltd 鉄道車両の集電装置
CN107351880A (zh) * 2017-07-18 2017-11-17 合肥通祥智能信息科技有限公司 一种机械设备制造用物料运输装置
CN107351689A (zh) * 2017-08-11 2017-11-17 郑州飞鱼工业设计有限公司 收缩下沉式防护结构
CN107351689B (zh) * 2017-08-11 2023-05-30 郑州飞鱼设计有限公司 收缩下沉式防护结构

Also Published As

Publication number Publication date
JP3784661B2 (ja) 2006-06-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0605214B1 (en) High speed low noise current collecting equipment
JP2002325305A (ja) 低騒音集電装置
CN104540705A (zh) 架线式卡车的导电弓装置
CN102923161A (zh) 风阻制动装置及使用该风阻制动装置的动车车体
JP2022551799A (ja) 位置決めユニットと接触方法
CN110549857A (zh) 一种受电弓主动控制装置及其控制方法
CN212012436U (zh) 一种断电制动保护的直线电机
JP2006280182A (ja) 集電舟の駆動装置
CN201756407U (zh) 可调主梁的壁行式起重机
CN113581025A (zh) 一种轨道车辆试验台用摆臂式接触网系统
CN1329549A (zh) 电动铁路机车车辆的受电器
CN205381148U (zh) 用于受电弓的框架式升降臂
JPH0568304A (ja) チエムニパンタグラフ
JP4006406B2 (ja) 鉄道車両用集電装置
JP6869073B2 (ja) 架空線の張力変化低減装置
JPH06315202A (ja) 高速低騒音集電装置及び集電方法
JP3617301B2 (ja) 車輌の電力供給システム
CN101927928A (zh) 电梯用制动装置
JPH09182203A (ja) アクティブ制御付集電装置
JPS586363B2 (ja) 走行体の集電装置
CN220291907U (zh) 柔性支架的张紧力补偿装置及柔性支架
JP2022063160A (ja) 鉄道車両用のシングルアーム式パンタグラフ
JP4628733B2 (ja) 可動カバー付集電装置
CN219011738U (zh) 一种具有缓冲作用的抗风结构
JPH0898307A (ja) 直動式パンタグラフ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050721

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050727

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050916

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050921

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060228

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060315

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090324

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100324

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110324

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110324

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120324

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130324

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130324

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140324

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees