JP2002325065A - データ識別装置及び光受信器 - Google Patents

データ識別装置及び光受信器

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JP2002325065A
JP2002325065A JP2001129673A JP2001129673A JP2002325065A JP 2002325065 A JP2002325065 A JP 2002325065A JP 2001129673 A JP2001129673 A JP 2001129673A JP 2001129673 A JP2001129673 A JP 2001129673A JP 2002325065 A JP2002325065 A JP 2002325065A
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JP
Japan
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circuit
level value
signal
data
control circuit
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Application number
JP2001129673A
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Hirotaka Omori
弘貴 大森
Shigeru Inano
滋 稲野
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/07Arrangements for monitoring or testing transmission systems; Arrangements for fault measurement of transmission systems
    • H04B10/075Arrangements for monitoring or testing transmission systems; Arrangements for fault measurement of transmission systems using an in-service signal
    • H04B10/079Arrangements for monitoring or testing transmission systems; Arrangements for fault measurement of transmission systems using an in-service signal using measurements of the data signal

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電力消費量を低減することが可能なデータ識
別装置を提供する。 【解決手段】 このデータ識別装置13は、データ判別
回路131と、レベル値発生回路132と、レベル値制
御回路133と、電力制御回路134とを備える。デー
タ判別回路131は、光電変換部12からの入力信号を
判定レベル値に基づいて判別する。レベル値発生回路1
32は、データ判別回路131の判定レベル値を発生す
る。レベル値制御回路133は、判定レベル値を調整す
るための信号を光電変換部12からの入力信号に基づい
て発生する。電力制御回路134は、レベル値制御回路
133の電力を低減することの可否を光電変換部12か
らの入力信号に基づいて決定して、レベル値制御回路1
33の消費電力を調整するための制御信号を発生するた
めの電力制御回路134とを備える

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光電変換部からの
入力信号を判定レベル値に基づいて識別するデータ識別
装置、及び、そのデータ識別装置を備える光受信器に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、光受信器を備える光中継器に用い
て、パルス列からなる光信号を長距離伝送する光通信シ
ステムの実用化が進められている。このような光受信器
では、受信した光信号を光電変換部で電気信号に変換し
た後に、その入力信号のパルス波形のレベルを識別しな
がらパルス信号を再生する。この受信した光信号のパル
ス波形を識別するために判定レベル値を用いる。この判
定レベル値は、受信したパルス波形の中心レベルになる
とは限らず、パルス波形の形状や光信号に加わる雑音な
どの諸条件に応じて変動する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特に光信号を長距離伝
送する光通信システムでは、各光中継器で生じる雑音
や、長距離光ファイバの波長分散による分散歪みによ
り、最適な判定レベル値が各光通信システムの環境毎に
異なる場合がある。このような状況に対応するために、
判定レベル値を各光通信システム毎に人手によって設定
することとすると、手間がかかる上にその後の環境条件
の変化に対応することが困難になる。
【0004】そこで、光受信器自体が外部からの制御に
よらずに最適な判定レベル値を設定する技術が検討され
ている。このような技術の一例は、特開平10−133
96号公報に開示されている。その概要は次のようなも
のである。動作開始時には、メイン識別器とサブ識別器
との判定レベル値の差から符号誤り率を検出し、判定レ
ベル値と符号誤り率の関係に基づいて最適な判定レベル
値を計算し、メイン識別器の判定レベル値の初期設定を
する。符号誤り率は、制御器で算出される。このため
に、光信号を変換した電気信号及びこの電気信号から抽
出したクロック信号をメイン識別器とサブ識別器にそれ
ぞれ入力し、それぞれの出力を得る。排他的論理和回路
にてこの出力の差を検出し、差信号を生成する。この差
信号を制御器に与える。次に、サブ識別器の判定レベル
値のみから検出した符号誤り率とサブ識別器の判定レベ
ル値との関係から最適な判定レベル値を計算する。制御
器は、その計算した判定レベル値になるようにメイン識
別器の判定レベル値を制御するという動作を繰り返し行
なう。
【0005】従来の技術では、サブ識別器を作動させる
回路ブロックは常に動作状態にしておく必要がある。従
って、その回路ブロックで消費される電力が常に必要で
ある。つまり、一つの入力信号を識別するために2つの
識別器を動かしていることとなり、光受信器が多数設置
される光通信システムにおいては、全体として電力消費
量が増大する。
【0006】そこで本発明は、電力消費量を低減するこ
とが可能なデータ識別装置、及び、そのデータ識別装置
を備える光受信器を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の一側面のデータ
識別装置は、(a)光電変換部からの入力信号を判定レ
ベル値に基づいて判別するデータ判別回路と、(b)デ
ータ判別回路に結合され、データ判別回路の判定レベル
値を発生するレベル値発生回路と、(c)レベル値発生
回路に結合され、判定レベル値を調整するための信号を
光電変換部からの入力信号に基づいて発生するレベル値
制御回路と、(d)レベル値制御回路の電力を低減する
ことの可否を光電変換部からの入力信号に基づいて決定
して、レベル値制御回路の消費電力を調整するための電
力制御信号を発生するための電力制御回路とを備える。
【0008】本発明によれば、電力制御回路が、入力信
号に基づいてレベル値制御回路の消費電力を調整するの
で、データ識別装置で消費される電力が低減される。
【0009】本発明のデータ識別装置では、決定が、入
力信号に含まれる分散歪みの変化に基づいて行われるこ
ととしてもよい。また本発明のデータ識別装置では、入
力信号は、伝送されるべきデータを含む第1の部分と、
パイロットデータを含む第2の部分とを有し、決定が、
パイロット成分に基づいて行われることとしてもよい。
さらに本発明のデータ識別装置では、入力信号は、伝送
されるべき信号成分にパイロット成分が重畳されてお
り、決定が、パイロット成分に基づいて行われることと
してもよい。
【0010】また本発明のデータ識別装置では、入力信
号は、伝送されるべき信号成分にパイロット成分が重畳
されており、電力制御回路は、パイロット成分から総分
散量を示す情報を抽出する手段と、抽出した総分散量を
示す情報に基づいて総分散量を算出する手段と、算出し
た総分散量を記憶するためのメモリ手段と、算出した総
分散量を記憶されている総分散量と比較するための手段
と、比較結果により入力信号に含まれる分散歪みに変化
があると判断したとき電力制御信号を発生するための手
段とを有するようにしてもよい。このようにすれば、分
散歪みの変化を総分散量の変化から推定し、電力制御信
号を発生することができる。
【0011】また本発明のデータ識別装置では、入力信
号は、伝送されるべき信号成分にパイロット成分が重畳
されており、電力制御回路は、入力信号からパイロット
成分を順次に取出すための手段と、取り出されたパイロ
ット成分を記憶するためのメモリ手段と、取り出された
パイロット成分を記憶されているパイロット成分と比較
するための手段と、比較したパイロット成分間に変化が
あるという比較結果に基づいて電力制御信号を発生する
ための手段とを有することとしてもよい。このようにす
れば、例えば、判定レベル値に影響を与える変化がパイ
ロット成分に生じた場合にレベル値制御回路の消費電力
を調整するための制御信号を発生できる。このために、
パイロット成分に、判定レベル値に影響を与える条件を
特定する情報を付加してもよい。
【0012】また本発明のデータ識別装置では、電力制
御回路は、(a)所定のサンプリング周期で入力信号を
サンプリングして、アイパターンを順次に生成するため
の手段と、(b)生成されたアイパターンを記憶するた
めのメモリ手段と、(c)生成されたアイパターンを記
憶されているアイパターンと比較するための手段と、
(d)比較結果によりアイパターンに変化があるという
決定に基づいて電力制御信号を発生するための手段とを
有するようにしてもよい。このようにすれば、アイパタ
ーンに影響を与える変化が入力信号に生じた場合にレベ
ル値制御回路の消費電力を調整するための電力制御信号
を発生できる。
【0013】また本発明のデータ識別装置では、電力制
御回路は、(a)入力信号から伝送クロック成分を抽出
するための手段と、(b)抽出されたクロック成分に含
まれるジッタ量を順次に見積もるための手段と、(c)
ジッタ量を記憶するためのメモリ手段と、(d)見積さ
れたジッタ量を記憶されているジッタ量と比較するため
の手段と、(e)比較結果によりジッタ量に変化がある
という決定に基づいて電力制御信号を発生するための手
段とを有するようにしてもよい。このようにすれば、ク
ロック成分のジッタ量に影響を与える変化が入力信号に
生じた場合にレベル値制御回路の消費電力を調整するた
めの電力制御信号を発生できる。
【0014】また本発明のデータ識別装置では、電力制
御回路は、(a)入力信号から伝送クロック成分を抽出
するための手段と、(b)抽出されたクロック成分から
スペクトルデータを順次に生成するための手段と、
(c)スペクトルデータを記憶するためのメモリ手段
と、(d)生成されたスペクトルデータを記憶されてい
るスペクトルデータを比較するための手段と、(e)比
較結果によりスペクトルデータに変化があるという決定
に基づいて電力制御信号を発生するための手段とを有す
るようにしてもよい。このようにすれば、クロック成分
のスペクトルデータに影響を与える変化が入力信号に生
じた場合にレベル値制御回路の消費電力を調整するため
の電力制御信号を発生できる。
【0015】また本発明のデータ識別装置では、電力制
御信号に基づいてレベル値制御回路の電力を調整するた
めの手段を更に備えるようにしてもよい。
【0016】また、本発明の別の側面の光受信器は、複
数の光受信ユニットと、複数の光受信ユニットの各々に
光学的に結合され、複数の光受信ユニットの各々に異な
る光波長成分を提供する光分波回路とを備え、複数の光
受信ユニットの各々は、光信号を受けるように設けられ
た受光素子を含む光電変換部と、上記に示したデータ識
別装置とを備える。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
しながら説明する。可能な場合には、同一の部分には同
一の符号を付して重複する説明を省略する。
【0018】本発明の第1実施形態である光受信器1に
ついて説明する。図1は、光受信器1の構成を模式的に
示したブロック構成図である。光受信器1は、光分波回
路1aと、複数の光受信ユニット10とを備える。光分
波回路10は、複数の光受信ユニット10のそれぞれに
光学的に結合され、各光受信ユニット10にそれぞれ異
なる光波長成分の光入力信号を送る。各光受信ユニット
10は、受け取った光入力信号を電気信号に変換した後
に、データ識別し、データ出力信号を出力する。
【0019】引き続いて、光受信器1の光受信ユニット
10について説明する。図2は、光受信ユニット10の
構成を模式的に示したブロック構成図である。光受信ユ
ニット10は、光分波回路1aに光学的に結合されてい
る光アッテネータ11と、光アッテネータ11に光学的
に結合されている光電変換装置12と、光電変換部12
に電気的に結合されているデータ識別装置13とを備え
る。
【0020】光アッテネータ11は、光分波回路1aか
ら光入力信号を受け取って、光入力信号を減衰させる部
分である。光電変換装置12は、光アッテネータ11に
光学的に接続されている光電変換部121と、光電変換
部121と電気的に結合されている帯域通過フィルタ1
22と、帯域通過フィルタ122に電気的に接続されて
いる増幅回路123及びタイミング抽出回路124と、
光電変換部121に電気的に結合されている帯域通過フ
ィルタ123とを備える。
【0021】光電変換部121は、光アッテネータ11
から受け取った光入力信号を電気信号に変換する。光電
変換部121で変換された電気信号は、帯域通過フィル
タ122及び帯域通過フィルタ125に送られる。ここ
で、変換された電気信号が、図3(a)又は図3(b)
に示すように、データ成分32に加えて監視データ成分
であるパイロット成分31が含まれているものとする。
帯域通過フィルタ122では、電気信号のデータ成分3
2が通過するように構成されている。
【0022】帯域通過フィルタ122を通過した電気信
号のデータ成分32は、2つに分岐されて、増幅回路1
23及びタイミング抽出回路124に送られる。増幅回
路123は、電気信号のデータ成分32を増幅した後
に、データ識別装置13のデータ判別回路131及びレ
ベル値制御回路133に送る。タイミング抽出回路12
4は、電気信号のデータ成分32からクロック成分を抽
出した後に、データ識別装置13のデータ判別回路13
1及びレベル値制御回路133に送る。このタイミング
抽出回路124は、微分折り返し回路と誘電体フィルタ
とによる非線型抽出法を用いてクロック成分の抽出をす
る。
【0023】帯域通過フィルタ125では、電気信号の
パイロット成分31が通過するように構成されている。
帯域通過フィルタ125を通過した電気信号のパイロッ
ト成分31は、データ識別装置13の電力制御回路13
4へ送られる。
【0024】データ識別装置13は、データ判別回路1
31と、レベル値発生回路132と、レベル値制御回路
133と、電力制御回路134と、電力供給スイッチ1
35とを備える。データ判別回路131は、光電変換装
置12の増幅回路123及びタイミング抽出回路124
に電気的に接続され、レベル値発生回路132とも電気
的に接続されている。レベル値発生回路132は、レベ
ル値制御回路133及びデータ判別回路131と電気的
に接続されている。レベル値制御回路133は、光電変
換装置12の増幅回路123及びタイミング抽出回路1
24に電気的に接続され、レベル値発生回路132とも
電気的に接続されている。電力制御装置134は、光電
変換装置12の帯域通過フィルタ125と電気的に接続
され、電力供給スイッチ135及びデータ判別回路13
1とも電気的に接続されている。電力供給スイッチ13
5は、レベル値制御回路133及び電力制御回路134
と電気的に接続されている。データ識別装置13は、光
電変換装置12から電気信号を受け取り、レベル値電圧
L及びレベル値位相φLからなる判定レベル値を用いて
レベル識別し、データ出力信号を出力する部分である。
引き続いて、データ識別装置13の各構成要素について
説明する。
【0025】データ判別回路131について説明する。
図4は、データ判別回路131の構成を示したブロック
構成図である。データ判別回路131は、比較回路13
1aと、D型フリップ・フロップ131bと、位相シフ
タ131cとを備える。比較回路131aは、光電変換
装置12の増幅回路123に電気的に接続されている。
比較回路131aは、D型フリップ・フロップ131b
にも電気的に接続されている。D型フリップ・フロップ
131bは、比較回路131a及び位相シフタ131c
に電気的に接続されている。位相シフタ131cは、光
電変換装置12のタイミング抽出回路124と電気的に
接続されている。
【0026】比較回路131aは、光電変換装置12の
増幅回路123から、電気信号のデータ成分32を受け
取る。比較回路131aは、レベル値発生回路132か
ら受け取ったレベル値電圧信号に基づくレベル値電圧V
Lを判別レベル値として用いて、電気信号のデータ成分
32を判別する。図5は、データ判別回路131内での
電気信号の信号波形を示した図である。横軸は時間軸で
あり、縦軸は電圧を示す。比較回路131aは、図5
(a)に示すような波形の電気信号を受け取り、レベル
値電圧VLを用いて判別し、図3(b)に示すような波
形のデータ信号をD型フリップ・フロップ131cとい
った順序回路に送る。
【0027】位相シフタ131cは、光電変換装置12
のタイミング抽出回路124から、電気信号のクロック
成分を受け取る。位相シフタ131cは、レベル値発生
回路132から受け取った位相シフタ信号に応じてクロ
ック成分の位相を変化させ、レベル値位相φLを設定す
る。位相シフタ131cは、タイミング抽出回路124
から受信したクロック成分を、図5(c)に示すような
波形のクロック信号としてD型フリップ・フロップ13
1bに送る。
【0028】D型フリップ・フロップ131dは、クロ
ック信号(図5(c))の立ち上がりエッジで(図中矢
印部分)、データ信号(図5(b))を取り込むと共
に、このデータ信号を保持し、図5(d)に示すように
比較回路131aからの信号をデータ出力信号として出
力する。
【0029】レベル値発生回路132について、図6を
用いて説明する。レベル値発生回路132は、レベル値
電圧発生回路132aと、位相シフタ信号発生回路13
2bとを備える。レベル値電圧発生回路132aは、レ
ベル値制御回路133から受け取ったレベル値電圧制御
信号を用いて、レベル値電圧信号を発生し、この信号を
データ判別回路131へ送る。レベル値電圧発生回路1
32aは、最も最近に受信したレベル値電圧制御信号を
保持し、そのレベル値電圧制御信号に応じたレベル値電
圧信号を発生し続ける機能を有している。位相シフタ信
号発生回路132bは、レベル値制御回路133から受
信した位相シフタ制御信号を用いて、位相シフタ信号を
発生し、この信号をデータ判別回路131へ送信する。
位相シフタ信号発生回路132bは、最も最近に受信し
た位相シフタ制御信号を保持し、その位相シフタ制御信
号に応じた位相シフタ信号を発生し続ける機能を有して
いる。
【0030】レベル値制御回路133について説明す
る。図7は、レベル値制御回路133の構成を示したブ
ロック構成図である。レベル値制御回路133は、デー
タ判別回路51と、可変レベル値発生回路52と、誤り
検出回路53とを備え、電力供給スイッチ135を介し
て作動電力が供給されている。データ判別回路51は、
光電変換装置12の増幅回路123及びタイミング抽出
回路124に電気的に接続され、可変レベル値発生回路
52及び誤り検出回路53とも電気的に接続されてい
る。可変レベル値発生回路52は、データ判別回路51
及び誤り検出回路53に電気的に接続されている。
【0031】データ判別回路51は、比較回路511
と、D型フリップ・フロップ512と、位相シフタ51
3とを備える。本実施の形態では、データ判別回路51
とデータ判別回路131とは同様の構成をしており、比
較回路511と比較回路131a、D型フリップ・フロ
ップ512とD型フリップ・フロップ131b、位相シ
フタ513と位相シフタ131cとはそれぞれ等価であ
る。しかしながら、これに限定されるものではない。
【0032】誤り検出回路53は、データ判別回路51
が識別した判別データのビット誤り率を検出する。誤り
検出回路53が判別データのビット誤り率を検出する方
法の一例について説明する。この例では、判別データ
は、ヘッダ部分とデータ部分とから構成されており、ヘ
ッダ部分には、送信器において計算されたデータ部分の
nビット和を示すビット和情報が格納されている。誤り
検出回路53は、判別データのデータ部分のnビット和
をとり、ヘッダ部分に格納されているビット和情報との
排他的論理和をとる。例えば、誤り検出回路53がとっ
たnビット和が「01010001」であり、ヘッダ部
分に格納されているビット和情報が「0101001
1」であった場合には、排他的論理和は「000000
10」となる。誤り検出回路53は、排他的論理和の出
力パルスを所定の時間中カウントしてビット誤り率を示
すエラー値を検出し、このエラー値を可変レベル発生回
路52へ送信する。
【0033】可変レベル発生回路52は、レベル値電圧
発生回路521と、位相シフタ信号発生回路522と、
制御部523とを備える。制御部523は、誤り検出回
路53と電気的に接続され、レベル値電圧発生回路52
1及び位相シフタ信号発生回路522とも電気的に接続
されている。制御部523は、誤り検出回路53から送
信されたビット誤り率を受信し、ビット誤り率と判定レ
ベル値とから判定レベル値を算出する。判定レベル値
は、レベル値電圧VLとレベル値位相φLとから構成され
ている。ここで、横軸にレベル値電圧VL(又はレベル
値位相φL)をとり、縦軸にビット誤り率を対数軸とし
てとると図8(a)のように、レベル値電圧VL(又は
レベル値位相φL)とビット誤り率とはほぼ直線的な相
関関係がある。ここで、ビット誤り率を補誤差関数の逆
関数で変換すると図8(b)のようになり、最小二乗法
によって引かれた2本の直線A、Bの交点Cから最適の
Q値が求められる。このQ値に対応するレベル値電圧V
L(又はレベル値位相φL)が判定レベル値である。制御
部523はこのような計算を行なうことで、レベル値電
圧VL及びレベル値位相φLを算出し、それぞれの値に対
応したレベル値電圧制御信号と位相シフタ制御信号とを
レベル値電圧発生回路521と位相シフタ信号発生回路
522とに送る。同様に、レベル値発生回路132にも
レベル値電圧制御信号と位相シフタ制御信号とを送る。
【0034】レベル値電圧発生回路521はレベル値電
圧発生回路132aと、位相シフタ信号発生回路522
は位相シフタ信号発生回路132bとそれぞれ同様の機
能を有する。レベル値電圧発生回路521は、レベル値
電圧制御信号を受け取って、レベル値電圧信号を発生さ
せてデータ判別回路51へ送る。位相シフタ信号発生回
路522は、位相シフタ制御信号を受け取って、位相シ
フタ信号を発生させてデータ判別回路51へ送る。
【0035】電力制御回路134について、図9を用い
て説明する。電力制御回路134は、再生回路61と、
CPU62と、メモリ63とを備える。再生回路61
は、光電変換装置12の帯域通過フィルタ125と電気
的に接続され、CPU62とも電気的に接続されてい
る。CPU62は、再生回路61及びメモリ63と電気
的に接続され、データ判別回路131及び電力供給スイ
ッチ135とも電気的に接続されている。
【0036】再生回路61は、帯域通過フィルタ125
を通過した電気信号のパイロット成分を復調し、CPU
62に送信する。例えば、パイロット成分に、送信機固
有のIDや、ノード間の伝送距離、分散量、送信機内部
の分散補償量、伝送レートなどの分散歪みを推定する情
報が重畳されている場合には、再生回路61は、パイロ
ット成分を復調すると共にそれらの分散歪みを推定する
情報を抽出する。
【0037】CPU62は、比較部621及び制御信号
発生部622を備える。比較部621は、再生回路61
及びメモリ63と電気的に接続され、制御信号発生部6
22とも電気的に接続されている。制御信号発生部62
2は、比較部621と電気的に接続され、電力供給スイ
ッチ135とも電気的に接続されている。比較部621
は、再生回路61から受け取ったパイロット成分や分散
歪みを推定する情報をメモリ63に格納する。この格納
するタイミングは予め定められた間隔である。比較部6
21は、新たに格納すべきパイロット成分や分散歪みを
推定する情報をメモリ63に格納されているパイロット
成分や分散歪みを推定する情報と比較し、両者の差が所
定の範囲内である場合にはそのまま処理を終了する。一
方、両者の差が所定の範囲を超える場合には、比較部6
21は、新たに格納すべき信号成分をメモリ63に格納
する。比較部621が新たに格納すべき信号成分をメモ
リ63に格納すると、制御信号発生部622は、電力供
給スイッチ135に、電力供給スイッチ135を閉じる
ための電力供給スイッチ制御信号を電力供給スイッチ1
35に送信する。
【0038】電力制御回路134は、図10に示す電力
制御回路144のような態様であってもよい。電力制御
回路144は、総分散量情報抽出部64と、CPU65
と、メモリ66とを備える。総分散量情報抽出部64
は、光電変換装置12の帯域通過フィルタ125と電気
的に接続され、CPU65とも電気的に接続されてい
る。CPU65は、総分散量情報抽出部64及びメモリ
66と電気的に接続され、データ判別回路131及び電
力供給スイッチ135とも電気的に接続されている。
【0039】総分散量情報抽出部64は、帯域通過フィ
ルタ125を通過した電気信号のパイロット成分を復調
すると共に、パイロット成分に含まれているノード間の
伝送距離、分散量、送信器内部の分散補償量といった総
分散量を示す情報を抽出してCPU65に送信する。
【0040】CPU65は、総分散量算出部651と、
比較部652と、制御信号発生部653とを備える。総
分散量算出部651は、総分散量情報抽出部64及び比
較部652と電気的に接続されている。比較部652
は、総分散量算出部651及びメモリ66と電気的に接
続され、制御信号発生部653とも電気的に接続されて
いる。制御信号発生部653は、比較部652と電気的
に接続され、電力供給スイッチ135とも電気的に接続
されている。総分散量算出部651は、総分散量情報抽
出部64から受け取った総分散量を示す情報に基づいて
総分散量を算出して、比較部652へ送る。比較部65
2は、総分散量算出部651から受け取った総分散量を
メモリ66に格納する。この格納するタイミングは予め
定められた間隔である。比較部652は、新たに見積ら
れた総分散量をメモリ66に格納されている総分散量と
比較し、両者の差が所定の範囲内である場合にはそのま
ま処理を終了する。一方、両者の差が所定の範囲を超え
る場合には、比較部652は、新たに見積られた総分散
量をメモリ66に格納する。比較部652が新たに格納
すべき総分散量をメモリ66に格納すると、制御信号発
生部653は、電力供給スイッチ135に、電力供給ス
イッチ135を閉じるための電力供給スイッチ制御信号
を電力供給スイッチ135に送信する。
【0041】光受信ユニット10を用いて判定レベル値
を設定する方法について、図2を参照して説明する。初
期状態でレベル値発生回路132には所定のレベル値電
圧信号及び位相シフタ信号が保持されており、データ判
別回路131に供給されている。電力供給スイッチ13
5は開いており、レベル値制御回路133には電力が供
給されていない。光入力信号は、光アッテネータ11で
減衰されて、光電変換装置12に送られている。光入力
信号は、光電変換装置12の光電変換部121で電気信
号に変換されている。
【0042】光電変換部121で変換された電気信号
は、2つに分岐されて、帯域通過フィルタ122及び帯
域通過フィルタ125に送られる。ここで、電気信号
は、データ成分とパイロット成分とを含んでおり、パイ
ロット成分には送信機固有のIDや、ノード間の伝送距
離、分散量、送信機内部の分散補償量、伝送レートなど
の情報が重畳されている。電気信号のデータ成分は、帯
域通過フィルタ122を通過した後に、2つに分岐され
て、増幅回路123及びタイミング抽出回路124に送
られる。増幅回路123に送られた電気信号のデータ成
分は増幅された後に、2つに分岐されて、データ識別装
置13のデータ判別回路131及びレベル値制御回路1
33に送られる。タイミング抽出回路124に送られた
電気信号のデータ成分は、クロック成分を抽出されて、
データ識別装置13のデータ判別回路131及びレベル
値制御回路133に送られる。電気信号のパイロット成
分は、帯域通過フィルタ125を通過した後に、データ
識別装置13の電力制御回路134に送られる。
【0043】光入力信号の伝送経路が切り替わることな
どにより光入力信号の信号品質が変化すると、これに応
じて電気信号の信号品質も変化する。この変化した電気
信号のデータ成分はデータ判別回路131に、パイロッ
ト成分は電力制御回路134に、それぞれ送られる。電
力制御回路134の再生回路61は、パイロット成分や
分散歪みを推定する情報を抽出し、CPU62に送る。
CPU62の比較部621は、受け取ったパイロット成
分や分散歪みを推定する情報を、メモリ63に格納され
たパイロット成分や分散歪みを推定する情報と比較し、
状態が変化したことを判断する。
【0044】電力制御回路134の代わりに電力制御回
路144を用いた場合には、電力制御回路144の総分
散量情報抽出部64が、パイロット成分から総分散量を
示す情報を抽出し、CPU65に送る。CPU65の総
分散量算出部651は、受け取った総分散量を示す情報
に基づいて総分散量を算出し、比較部652に送る。比
較部652は、受け取った総分散量と、メモリ66に格
納された総分散量とを比較し、分散歪みが変化したか否
かを判断する。例えば比較部652は、受け取った総分
散量と、メモリ66に格納された総分散量との差が所定
値よりも大きい場合には、分散歪みが変化したと判断す
る。総分散量から分散歪みが推定できる場合としては、
例えば光送信器が同じで伝送経路が変わったような場合
がある。このように伝送経路が変わった場合には、パイ
ロット成分に含まれている情報のうち、伝送距離、分散
量、分散補償量で与えられる総分散量が変化する。この
総分散量は、(伝送距離)×(伝送路の単位長当たりの
分散量)−(分散補償量)で与えられる。
【0045】状態が変化したと判断した場合には、CP
U62の比較部621は、受け取ったパイロット成分や
分散歪みを推定する情報を新たにメモリ63に格納し、
CPU62の制御信号発生部622は、電力供給スイッ
チ135へスイッチを閉じるための電力供給スイッチ制
御信号を送る。
【0046】スイッチを投入するための電力供給スイッ
チ制御信号を受け取ると、電力供給スイッチ135が閉
じられてレベル値制御回路133へ電力供給を行なう。
レベル値制御回路133は電力が供給されると、データ
判別回路51が変化した電気信号を受信して判別データ
を算出し、算出した判別データを誤り検出回路53へ送
信する。誤り検出回路53は、受信した判別データのビ
ット誤り率を算出し、レベル値制御回路133内の可変
レベル値発生回路52へ送信する。
【0047】可変レベル値発生回路52の制御部523
は、ビット誤り率を受信し、ビット誤り率と、レベル値
電圧VLと、レベル値位相φLとから最適なQ値を算出し
て、このQ値に対応するレベル値電圧VLとレベル値位
相φLを判定レベル値として算出する。制御部523
は、レベル値電圧VLを発生させるためのレベル値電圧
制御信号を、レベル値電圧発生回路521と、レベル値
電圧発生回路132aとに送る。また、制御部523
は、レベル値位相φLを発生させるための位相シフタ制
御信号を、位相シフタ信号発生回路522と、位相シフ
タ信号発生回路132bとに送る。
【0048】可変レベル値発生回路52のレベル値電圧
発生回路521は、レベル値電圧制御信号を受け取って
レベル値電圧信号を発生し、データ判別回路51へ供給
する。また、可変レベル値発生回路52の位相シフタ信
号発生回路522は、位相シフタ制御信号を受け取って
レベル値位相φLを発生させるための位相シフタ信号を
発生し、データ判別回路51へ供給する。
【0049】レベル値発生回路132のレベル値電圧発
生回路132aは、レベル値電圧制御信号を受信してレ
ベル値電圧信号を発生し、データ判別回路131へ供給
する。また、レベル値発生回路132の位相シフタ信号
発生回路132bは、レベル値位相φLを発生させるた
めの位相シフタ制御信号を受信してレベル値位相φL
発生させるための位相シフタ信号を発生し、データ判別
回路131へ供給する。
【0050】データ判別回路131は、レベル値電圧V
L及びレベル値位相φLを発生させるための位相シフタ信
号を受け取って、電気信号の識別を行ない、判別データ
を出力する。また、データ判別回路131は、レベル値
電圧VL及びレベル値位相φLを更新したことを示す信号
を電力制御回路134へ送る。電力制御回路134は、
この信号を受け取って、電力供給スイッチ135のスイ
ッチを開くための電力供給スイッチ制御信号を電力供給
スイッチ135へ送る。電力供給スイッチ135はこの
電力供給スイッチ制御信号を受け取って、スイッチを開
いてレベル値制御回路133への電力供給を低減又は停
止する。
【0051】第1実施形態の作用及び効果について説明
する。電力制御回路134が、電力供給スイッチ135
へスイッチの開放及び閉塞を指示する電力供給スイッチ
制御信号を送信するので、レベル値制御回路133には
必要な場合に電力が供給される。これによって、電気信
号の変化に応じてレベル値制御回路133の消費電力が
調整される。レベル値制御回路133からレベル値発生
回路へは、電気信号の変化に応じて供給が必要と判断さ
れた場合に、判定レベル値を調整するための信号が送ら
れる。このため、データ識別装置13で消費される電力
が低減される。
【0052】電気信号のパイロット成分が光電変換装置
12の帯域通過フィルタ125を通過し、電力制御装置
134の再生回路61はパイロット成分や分散歪みを推
定する情報を抽出し、電力制御回路134のCPU62
は、電気信号の変化を検出することができるので、判定
レベル値の再設定が必要かどうかを判断することができ
る。電力制御回路134は、判定レベル値が再設定され
た情報をデータ判別回路131から供給される信号によ
って与えられ、これに基づいて電力供給スイッチ135
へスイッチの開放を指示する電力供給スイッチ制御信号
を送る。このため、レベル値制御回路133は必要でな
い場合には電力が供給されないこととなり、データ識別
装置13で消費される電力が低減される。
【0053】本発明の第2実施形態である光受信器につ
いて説明する。第2実施形態の光受信器は、第1実施形
態の光受信器1の光通信ユニット10を、図11に示す
光通信ユニット20に入れ替えたものであり、その他の
構成は第1実施形態の光受信器1と同様である。図11
を用いて、光通信ユニット20について説明する。光通
信ユニット20は、光分波回路1aに光学的に結合され
ている光アッテネータ11と、光アッテネータ11に光
学的に結合されている光電変換装置22と、光電変換装
置22に電気的に結合されているデータ識別装置23と
を備える。
【0054】光電変換装置22は、光アッテネータ11
に光学的に接続されている光電変換部221を備える。
光電変換部221は、データ識別装置23のデータ判別
回路231と、レベル値制御回路233と、電力制御回
路81とに電気的に接続されている。光電変換部221
は、光アッテネータ11から受け取った光入力信号を電
気信号に変換する。光電変換部221で変換された電気
信号は、3つに分岐されて、データ識別装置23のデー
タ判別回路231と、レベル値制御回路233と、電力
制御回路81とに送られる。
【0055】データ識別装置23は、データ判別回路2
31と、レベル値発生回路132と、レベル値制御回路
233と、電力制御回路81と、電力供給スイッチ13
5とを備える。データ判別回路231は、光電変換装置
22の光電変換部221に電気的に接続され、レベル値
発生回路132とも電気的に接続されている。レベル値
発生回路132は、レベル値制御回路233及びデータ
判別回路231と電気的に接続されている。レベル値制
御回路233は、光電変換装置22の光電変換部221
に電気的に接続され、レベル値発生回路132とも電気
的に接続されている。電力制御装置81は、光電変換装
置22の光電変換部221と電気的に接続され、電力供
給スイッチ135及びレベル値制御回路233とも電気
的に接続されている。電力供給スイッチ135は、レベ
ル値制御回路233及び電力制御回路81と電気的に接
続されている。データ識別装置23は、光電変換装置2
2から電気信号を受け取り、レベル値電圧VL及びレベ
ル値位相φLからなる判定レベル値を用いてレベル識別
し、データ出力信号を出力する部分である。引き続い
て、データ識別装置23の各構成要素について説明す
る。
【0056】データ判別回路231について説明する。
図12は、データ判別回路231の構成を示したブロッ
ク構成図である。データ判別回路231は、増幅回路2
31aと、タイミング抽出回路231bと、比較回路2
31cと、D型フリップ・フロップ231dと、位相シ
フタ231eとを備える。増幅回路231aは、光電変
換装置22の光電変換部221に電気的に接続されてい
る。タイミング抽出回路231bは、光電変換装置22
の光電変換部221に電気的に接続されている。比較回
路231cは、増幅回路231aに電気的に接続されて
いる。比較回路231cは、D型フリップ・フロップ2
31dにも電気的に接続されている。D型フリップ・フ
ロップ231dは、比較回路231c及び位相シフタ2
31eに電気的に接続されている。位相シフタ231e
は、タイミング抽出回路231bと電気的に接続されて
いる。
【0057】増幅回路231aは、電気信号を増幅した
後に、比較回路231cに送る。タイミング抽出回路2
31bは、電気信号からクロック成分を抽出した後に、
位相シフタ231eに送る。このタイミング抽出回路2
31bは、微分折り返し回路と誘電体フィルタとによる
非線型抽出法を用いてクロック成分の抽出をする。
【0058】比較回路231cと比較回路131a、D
型フリップ・フロップ231dとD型フリップ・フロッ
プ131b、位相シフタ231eと位相シフタ131c
は、それぞれ同様の機能を果たす。
【0059】レベル値制御回路233について説明す
る。図13は、レベル値制御回路233の構成を示した
ブロック構成図である。レベル値制御回路233は、デ
ータ判別回路71と、可変レベル値発生回路52と、誤
り検出回路53とを備え、電力供給スイッチ135を介
して作動電力が供給されている。データ判別回路71
は、光電変換装置22の光電変換部221に電気的に接
続され、可変レベル値発生回路52及び誤り検出回路5
3とも電気的に接続されている。可変レベル値発生回路
52は、データ判別回路71及び誤り検出回路53に電
気的に接続されている。
【0060】データ判別回路71は、増幅回路711
と、タイミング抽出回路712と、比較回路713と、
D型フリップ・フロップ714と、位相シフタ715と
を備える。本実施の形態では、データ判別回路71とデ
ータ判別回路231とは同様の構成をしている。しかし
ながら、これに限定されるものではない。
【0061】電力制御回路81は、タイミング抽出回路
811と、内部発振回路812と、波形観測部813
と、CPU814と、メモリ815とから構成される。
図14は、電力制御回路81の構成を示したブロック構
成図である。タイミング抽出回路811は、光電変換装
置22の光電変換部221と電気的に接続され、波形観
測部813とも電気的に接続されている。波形観測部8
13は、光電変換装置22の光電変換部221と電気的
に接続され、タイミング抽出部811及び内部発振回路
812とも電気的に接続されている。CPU814は、
波形観測部813及びメモリ815と電気的に接続さ
れ、データ判別回路231及び電力供給スイッチ135
とも電気的に接続されている。
【0062】タイミング抽出回路811は、電気信号か
らクロック成分を抽出した後に、波形観測部813に送
る。このタイミング抽出回路811は、微分折り返し回
路と誘電体フィルタとによる非線型抽出法を用いてクロ
ック成分の抽出をする。
【0063】内部発振回路812は、入力信号(電気)
よりも十分速いクロック信号であるサンプリングクロッ
ク信号を発生させる回路であり、波形観測部813へサ
ンプリングクロック信号を送信する。
【0064】波形観測部813は、内部発振回路812
から受信したサンプリングクロック信号に基づいて、電
気信号及び電気信号のクロック成分をサンプリング周期
でサンプリングする。更に、波形観測部813は、電気
信号のクロック成分を用いて折り返し周期を決定し、電
気信号のアイパターン情報を作成してCPU814へ送
る。
【0065】CPU814は、比較部814a及び制御
信号発生部814bを備える。比較部814aは、波形
観測部813及びメモリ815と電気的に接続され、制
御信号発生部814bとも電気的に接続されている。制
御信号発生部814bは、比較部814aと電気的に接
続され、電力供給スイッチ135とも電気的に接続され
ている。
【0066】比較部814aは、波形観測部813から
受信したアイパターン情報をメモリ815に格納する。
その際、比較部814aは、新たに格納すべきアイパタ
ーン情報をメモリ815に格納されているアイパターン
情報と比較する。例えば、図15(a)に示すようなア
イパターンがメモリ815に格納されていて、図15
(b)に示すようなアイパターンを受信した場合には、
両者の差が所定の範囲を超えると判断する。比較部81
4aは、メモリ815に格納されているアイパターン情
報と、受信したアイパターン情報とを比較し、両者の差
が所定の範囲内である場合にはそのまま処理を終了す
る。一方、両者の差が所定の範囲を超える場合(図15
に示すような場合)には、新たに格納すべきアイパター
ン情報をメモリ815に格納すると共に、電力供給スイ
ッチ135へスイッチを閉じるための電力供給スイッチ
制御信号を送信する。
【0067】また、本実施形態の場合、波形観測部81
3が入力信号(電気)のクロック成分のジッタ量を測定
して比較するようにしてもよい。
【0068】第2実施形態の作用及び効果について説明
する。電力制御回路81の波形観測部813は、タイミ
ング抽出回路811から受信したクロック成分と、内部
発振回路812から受信したサンプリングクロック信号
とに基づいて、電気信号のアイパターンといったアイパ
ターン情報を生成する。最新のアイパターン情報とメモ
リ815に格納されたアイパターン情報とを比較するの
で、電気信号の変化を検出でき、判定レベル値の再設定
が必要かどうかを判断できる。電力制御回路81は、判
定レベル値の再設定を示す情報をデータ判別回路231
から受信する信号によって把握し、電力供給スイッチ1
35へスイッチの開放を指示する電力供給スイッチ制御
信号を送信する。故に、レベル値制御回路233は必要
でない場合には電力が供給されないこととなり、データ
識別装置23で消費される電力が低減される。
【0069】本発明の第3実施形態である光受信器につ
いて説明する。第3実施形態の光受信器は、第2実施形
態の電力制御回路81を、図16に示す電力制御回路9
1に入れ替えたものであり、その他の構成は第2実施形
態と同様である。図16を用いて、電力制御回路91に
ついて説明する。
【0070】電力制御回路91は、タイミング抽出回路
911と、スペクトルデータ生成部912と、CPU9
13と、メモリ914とから構成される。タイミング抽
出回路911は、光電変換装置22の光電変換部221
と電気的に接続され、スペクトルデータ生成部912と
も電気的に接続されている。スペクトルデータ生成部9
12は、光電変換装置22の光電変換部221と電気的
に接続され、タイミング抽出部911及びCPU913
とも電気的に接続されている。CPU913は、スペク
トルデータ生成部912及びメモリ914と電気的に接
続され、データ判別回路231及び電力供給スイッチ1
35とも電気的に接続されている。タイミング抽出回路
911は、電気信号からクロック成分を抽出した後に、
スペクトルデータ生成部912に送る。このタイミング
抽出回路911は、微分折り返し回路と誘電体フィルタ
とによる非線型抽出法を用いてクロック成分の抽出をす
る。
【0071】スペクトルデータ生成部912は、受け取
った電気信号のクロック成分に高速フーリエ変換を施し
てスペクトルデータを生成する。
【0072】CPU913は、比較部913a及び制御
信号発生部913bを備える。比較部913aは、スペ
クトルデータ生成部912及びメモリ914と電気的に
接続され、制御信号発生部913bとも電気的に接続さ
れている。制御信号発生部913bは、比較部913a
と電気的に接続され、電力供給スイッチ135とも電気
的に接続されている。
【0073】比較部913aは、スペクトルデータ生成
部912から受信したスペクトルデータをメモリ914
に格納する。その際、比較部913aは、新たに格納す
べきスペクトルデータをメモリ914に格納されている
スペクトルデータと比較する。例えば、図17(a)に
示すようなスペクトルデータがメモリ914に格納され
ていて、図17(b)に示すようなスペクトルデータを
受信した場合には、両者の差が所定の範囲を超えると判
断する。図17(a)に示すスペクトルデータはクロッ
ク成分の周波数成分のみが検出されているが、図17
(b)に示すスペクトルデータはクロック成分以外の周
波数成分(図中斜線部)も検出されており、一般的には
クロック成分のジッタ量が異なっていると考えられる。
比較部913aは、メモリ914に格納されているスペ
クトルデータと、受信したスペクトルデータとを比較
し、両者の差が所定の範囲内である場合にはそのまま処
理を終了する。一方、両者の差が所定の範囲を超える場
合(図17に示すような場合)には、新たに格納すべき
スペクトルデータをメモリ914に格納すると共に、電
力供給スイッチ135へスイッチを投入するための電力
供給スイッチ制御信号を送信する。
【0074】第3実施形態の作用及び効果について説明
する。電力制御回路91のスペクトルデータ生成部91
2は、タイミング抽出回路911から受信したクロック
成分からスペクトルデータといったスペクトル情報を生
成し、メモリ914に格納された最新のスペクトル情報
であるスペクトルデータと比較するので、電気信号の変
化を検出することができ、判定レベル値の再設定が必要
かどうかを判断できる。電力制御回路91は、判定レベ
ル値が再設定されたことをデータ判別回路231から受
信する信号によって把握し、電力供給スイッチ135へ
スイッチの切断を指示する電力供給スイッチ制御信号を
送信する。従って、レベル値制御回路233は必要でな
い場合には電力が供給されないこととなり、データ識別
装置23で消費される電力が低減される。
【0075】
【発明の効果】本発明によれば、電力制御回路が、入力
信号に基づいてレベル値制御回路の消費電力を調整する
ので、データ識別装置で消費される電力が低減される。
従って、本発明の目的とする、光電変換部からの入力信
号を識別する判定レベル値を外部からの制御によらずに
設定可能であり、電力消費量を低減することが可能なデ
ータ識別装置、及び、そのデータ識別装置を備える光受
信器を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態である光受信器の構成を
示した図である。
【図2】図1の光受信器の光通信ユニットの構成を示し
た図である。
【図3】図2の光通信ユニットが処理する信号の状態を
示した図である。
【図4】図2の光通信ユニットのデータ判別回路の構成
を示した図である。
【図5】図4のデータ判別回路で処理される信号の波形
を示した図である。
【図6】図2の光通信ユニットのレベル値発生回路の構
成を示した図である。
【図7】図2の光通信ユニットのレベル値制御回路の構
成を示した図である。
【図8】図7のレベル値制御回路において計算されるビ
ット誤り率の算出方法を説明する図である。
【図9】図2の光通信ユニットの電力制御回路の構成を
示した図である。
【図10】図9の電力制御回路の別の態様を示した図で
ある。
【図11】本発明の第2実施形態である光受信器の光通
信ユニットの構成を示した図である。
【図12】図11の光通信ユニットのデータ判別回路の
構成を示した図である。
【図13】図11の光通信ユニットのレベル値制御回路
の構成を示した図である。
【図14】図11の光通信ユニットの電力制御装置の構
成を示した図である。
【図15】図14の電力制御装置が生成するアイパター
ンを示した図である。
【図16】本発明の第3実施形態である光通信ユニット
の電力制御装置の構成を示した図である。
【図17】図16の電力制御装置が生成するスペクトル
データを示した図である。
【符号の説明】
1…光受信器、10…光受信ユニット、11…光アッテ
ネータ、12…光電変換部、13…データ識別装置、1
31…データ判別回路、132…レベル値発生回路、1
33…レベル値制御回路、134…電力制御回路、13
5…電力供給スイッチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 25/02 303 25/03 Fターム(参考) 5K002 AA03 BA02 CA08 DA05 FA01 5K029 AA13 BB03 CC04 DD02 DD12 DD22 DD28 DD29 FF02 GG07 GG10 HH01 HH08 HH21 KK01 KK21 KK31

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光電変換部からの入力信号を判定レベル
    値に基づいて判別するデータ判別回路と、 前記データ判別回路に結合され、前記データ判別回路の
    判定レベル値を発生するレベル値発生回路と、 前記レベル値発生回路に結合され、前記判定レベル値を
    調整するための信号を前記光電変換部からの入力信号に
    基づいて発生するレベル値制御回路と、 前記レベル値制御回路の電力を低減することの可否を前
    記光電変換部からの入力信号に基づいて決定して、前記
    レベル値制御回路の消費電力を調整するための電力制御
    信号を発生するための電力制御回路とを備えるデータ識
    別装置。
  2. 【請求項2】 前記入力信号は、伝送されるべき信号成
    分にパイロット成分が重畳されており、 前記電力制御回路は、前記パイロット成分から総分散量
    を示す情報を抽出する手段と、前記抽出した総分散量を
    示す情報に基づいて総分散量を算出する手段と、前記算
    出した総分散量を記憶するためのメモリ手段と、前記算
    出した総分散量を前記記憶されている総分散量と比較す
    るための手段と、比較結果により入力信号に含まれる分
    散歪みに変化があると判断したとき前記電力制御信号を
    発生するための手段とを有する、請求項1に記載のデー
    タ識別装置。
  3. 【請求項3】 前記入力信号は、伝送されるべき信号成
    分にパイロット成分が重畳されており、 前記決定は、前記パイロット成分に基づいて行われる、
    請求項1に記載のデータ識別装置。
  4. 【請求項4】 前記入力信号は、伝送されるべき信号成
    分にパイロット成分が重畳されており、 前記電力制御回路は、前記入力信号から前記パイロット
    成分を取出すための手段と、前記取り出されたパイロッ
    ト成分を順次に記憶するためのメモリ手段と、前記取り
    出されたパイロット成分を前記記憶されているパイロッ
    ト成分と比較するための手段と、比較したパイロット成
    分間に変化があるという比較結果に基づいて前記電力制
    御信号を発生するための手段とを有する、請求項1又は
    3に記載のデータ識別装置。
  5. 【請求項5】 前記電力制御回路は、所定のサンプリン
    グ周期で前記入力信号をサンプリングして、アイパター
    ンを順次に生成するための手段と、前記生成されたアイ
    パターンを記憶するためのメモリ手段と、前記生成され
    たアイパターンを前記記憶されているアイパターンと比
    較するための手段と、比較結果によりアイパターンに変
    化があるという決定に基づいて前記電力制御信号を発生
    するための手段とを有する、請求項1に記載のデータ識
    別装置。
  6. 【請求項6】 前記電力制御回路は、前記入力信号から
    伝送クロック成分を抽出するための手段と、前記抽出さ
    れたクロック成分に含まれるジッタ量を見積もるための
    手段と、前記ジッタ量を記憶するためのメモリ手段と、
    前記見積されたジッタ量を前記記憶されているジッタ量
    と比較するための手段と、比較結果によりジッタ量に変
    化があるいう決定に基づいて前記電力制御信号を発生す
    るための手段とを有する、請求項1に記載のデータ識別
    装置。
  7. 【請求項7】 前記電力制御回路は、前記入力信号から
    伝送クロック成分を抽出するための手段と、前記抽出さ
    れたクロック成分からスペクトルデータを生成するため
    の手段と、前記スペクトルデータを記憶するためのメモ
    リ手段と、前記生成されたスペクトルデータを前記記憶
    されているスペクトルデータを比較するための手段と、
    比較結果によりスペクトルデータに変化があるという決
    定に基づいて前記電力制御信号を発生するための手段と
    を有する、請求項1に記載のデータ識別装置。
  8. 【請求項8】 複数の光受信ユニットと、 前記複数の光受信ユニットの各々に光学的に結合され、
    前記複数の光受信ユニットの各々に異なる光波長成分を
    提供する光分波回路とを備え、 前記複数の光受信ユニットの各々は、 光信号を受けるように設けられた受光素子を含む光電変
    換部と、 請求項1〜7のいずれかに記載のデータ識別装置とを備
    える光受信器。
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