JP2002324526A - 電池用被覆構造物、方法、および異常加熱時の空気混入を防止可能な電池 - Google Patents

電池用被覆構造物、方法、および異常加熱時の空気混入を防止可能な電池

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JP2002324526A
JP2002324526A JP2001126217A JP2001126217A JP2002324526A JP 2002324526 A JP2002324526 A JP 2002324526A JP 2001126217 A JP2001126217 A JP 2001126217A JP 2001126217 A JP2001126217 A JP 2001126217A JP 2002324526 A JP2002324526 A JP 2002324526A
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JP
Japan
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battery
bag
cell
coating
opening
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Application number
JP2001126217A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Arakawa
洋 荒川
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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  • Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)
  • Gas Exhaust Devices For Batteries (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来型の安全弁が設けられたリチウムイオン
電池では、内部圧力を開放させるために開弁した安全弁
から外気が流入し、加熱した電極体や電解液開弁が流入
した外気に含まれる酸素に触れて自己着火する場合があ
る。 【解決手段】 本発明の電池用被覆構造物は、電池を被
覆する構造物であって、開口部を有する複数の被覆物を
含み、複数の被覆体を電極物に重ねて覆ったときに、重
なり合う被覆体の開口部がずれていることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電池用被覆構造
物、方法、および異常加熱時の空気混入を防止可能な電
池に関する。特に本発明は、リチウムイオン電池が異常
加熱した場合に、リチウムイオン電池が外気の酸素と接
触することにより、爆発的に燃焼等することを防止する
技術に関する。
【0002】
【従来の技術】リチウムイオン電池は、軽量、高エネル
ギー密度などの特徴を備え、携帯電話を始めとする電子
機器のみならず、電気自動車のエネルギー源として注目
されている。ただし、リチウムイオン電池は、過充電、
内部短絡などにより内部温度が上昇すると、電解液や活
物質からガスが発生し、内部圧力の上昇による破裂や発
火の恐れがある。このため、安全性の確保が実用化にお
いては、重要な課題となっている。特に、電気自動車に
使用される電池のように、電池が大型化するにつれて、
安全性の確保の重要度も増している。
【0003】従来、異常発熱や過充電等により、内圧が
上昇した場合の安全対策として、内部圧力を開放させる
ための安全弁が設けられている。
【0004】たとえば、特開平10−294097号公
報は、シール部にピール強度の弱い部分を設けたり、シ
ール部における封入袋の膨張変形によって大きな引き剥
がし応力が働く部分に穴を設けたりして破裂予定部とす
ることを開示する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】リチウムイオン電池の
電極体や電解液が加熱した状態で、外気が流入すること
により、外気に含まれる酸素と電極体、または電解液と
が接触すると、電極体等が爆発的に燃焼、または発火す
る恐れがある。
【0006】しかし、従来の安全弁は、内部圧力を開放
させることを目的としており、電池内への外気の流入に
対する対策は取られていない。また、従来の安全弁は、
非復帰型で一度開弁すると開放状態が継続してしまう。
このため、電極体等と酸素の接触が起こりうる。
【0007】そこで本発明は、上記の課題を解決するこ
とのできる電池用被覆構造物、方法、および異常加熱時
の空気混入を防止可能な電池を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、電池を被覆す
る構造物であって、開口部を有する複数の被覆物を含
み、複数の被覆体を電極物に重ねて覆ったときに、重な
り合う被覆体の開口部がずれていることを特徴とする。
【0009】本発明の電池用被覆構造物が有する被覆物
の少なくとも1つは、電池が発熱し、所定の温度になっ
た場合に熱収縮する。
【0010】本発明は、電池を被覆する方法であって、
電池内部で発生したガスを逃がすための開口部を有す
る、複数の被覆物を用いて、複数の被覆物を電池に重ね
て覆ったときに、重なり合う被覆物の開口部の位置がず
れるように覆うことを特徴とする。
【0011】本発明の電池を被覆する方法に用いられる
被覆物の少なくとも1つは、電池が発熱し、所定の温度
になった場合に熱収縮する。
【0012】本発明の電池は、異常加熱時の空気混入を
防止することができる電池であって、熱収縮可能な被覆
物によって、2重に覆われ、各被覆物は、電池内部で発
生したガスを逃がすための開口部を有し、被覆物によっ
て覆われた状態で、各被覆物の開口部の位置がずれてい
ることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を通じて
本発明を説明する。
【0014】図1は、本発明のある実施形態に係る電池
10の例を示す構成図である。本実施形態では、リチウ
ムイオン電池を例にして説明する。電池10は、電池容
器20に収められ、容器上蓋30により密閉される。容
器上蓋30には、正極用の外部端子40、および負極用
の外部端子50を備える。なお、容器上蓋30は、安全
弁60を備えてもよい。安全弁60は、電池容器20内
部の圧力が高まったときに開弁することにより、電池容
器20の内部圧力を低下させることができる。電池10
の最外部は、第2の袋210によって覆われている。第
2の袋は、開口部82を有する。第2の袋210は端子
用穴92a、92bを有し、端子用穴92a、92bか
ら、それぞれ正極用端子100、および負極用端子11
0が飛び出している。
【0015】図2は、電池10の断面図である。図2左
は、電池10のA−A’方向の断面図である。また、図
2右は、電池10のB−B’方向の断面図である。ま
ず、電池10の基本構造について説明する。電池10
は、正極体130、負極体140、正極体130と負極
体140を隔てるセパレータ150、および電解液16
0(以下では、これらをまとめて電極体等と呼ぶ)を含
む。正極体130、負極体140、およびセパレータ1
50は層状であり、幾重にも重ねることができる。電池
10の具体例としては、たとえば、正極体130として
コバルト酸リチウム、負極体140としては黒鉛化炭素
材料、電解液160としてリチウム塩を溶解させた有機
溶媒、セパレータ150としてポリエチレン、ポリプロ
ピレン、などのオレフィン系の樹脂を用いる。
【0016】電池10は、アルミ箔120をさらに含
み、電極体がアルミ箔120により密閉されている。以
下では、電極体等とアルミ箔120とを合わせたものを
電池本体とよぶ。正極用端子100、負極用端子110
は、それぞれ、正極体130、負極体140と接続され
ており、発生した電気が電池10外部に取り出される。
【0017】電池本体は、第1の袋200で覆われ、さ
らに、第1の袋200は、第2の袋210で覆われてい
る。第1の袋200は、第1の開口部220を有し、第
2の袋210は、第2の開口部230を有する。第1の
開口部220と第2の開口部230の位置がずれるよう
に構成されており、電池本体内の空気と、第2の袋21
0の外の空気との遮断性を向上させている。第1の開口
部220と第2の開口部230の位置は、望ましくは、
両者の距離が最も遠くなる位置にあるとよい。第1の開
口部220と第2の開口部230の好ましい位置の例
は、電池10上部と下部、電池10左側面と右側面など
である。
【0018】[袋材質]第1の袋200、および第2の袋
210は、熱収縮をする材料により構成される。材料の
例としては、PVC(ポリビニルクロライト)、PE
(ポリエチレン)、およびナイロンの混合物が好適であ
る。なお、袋は、電池10の加熱状態に耐えられるよう
に、耐熱性であることが望ましい。
【0019】[袋形状]図3は、第1の袋200を展開し
たときの形状を示す図である。第1の袋200は、第1
の開口部80、および第1の端子用穴90a、90bを
有する。第1の袋200は、第1の圧着領域94を圧着
することにより、図3下のように、袋状にすることがで
きる。
【0020】図4は、第2の袋210を展開したときの
形状を示す図である。第2の袋210は、第2の開口部
82、および第2の端子用穴92a、92bを有する。
第2の袋210は、第2の圧着領域96を圧着すること
により、図4下のように、袋状にすることができる。
【0021】なお、第1の端子用穴90a、および第2
の端子用穴92aは、正極用端子100が貫通した状態
で、隙間がないように構成される。同様に、第1の端子
用穴90b、および第2の端子用穴92bは、負極用端
子110が貫通した状態で、隙間がないように構成され
る。
【0022】[電池加熱時の説明]本実施形態の電池10
は、過充電、加熱等の異常状態で異常加熱した電極体等
が発生ガスを噴出後、吸引した酸素で自己着火しないよ
うに、電池本体を覆った第1の袋200、および第2の
袋210が収縮して電極体に密着して酸素を遮断する。
【0023】図5左は、電極体等から発生したガスの流
出経路を示す。また図5右は、電池10の加熱によって
第1の袋200、第2の袋210が電池10に密着した
様子を示す。
【0024】内部温度が上昇することにより、電極体等
からガスが発生する。発生したガスの圧力が、アルミ箔
120の強度を超えると、アルミ箔120は破損し、ガ
スが電池本体から噴出する。噴出したガスは、第1の袋
200の開口部80を通った後、第1の袋200と第2
の袋210との間を通り、さらに第2の袋の開口部82
を通って、袋の外に流出する(図5左)。このように、
袋から発生ガスが抜かれることにより、袋の内部圧力が
低下する。
【0025】一方、電池10が加熱し、所定の温度以上
になると、第1の袋200、および第2の袋210は熱
収縮する。熱収縮により、第1の袋200は、電池本体
に密着し、さらに、第2の袋210は、第1の袋200
に密着する(図5右)。これにより、外部から酸素を含
んだ外気が電池内部へ流入することが避けられ、加熱し
た電極体等と酸素が接触することによる、爆発的な燃焼
等が未然に防止される。
【0026】
【発明の効果】上記説明から明らかなように、本発明に
よれば電池に酸素が吸引されることを防止し、爆発的な
燃焼等の異常事態を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のある実施形態に係る電池10の例を
示す構成図である。
【図2】 電池10の断面図である。
【図3】 第1の袋200を展開したときの形状を示す
図である。
【図4】 第2の袋210を展開したときの形状を示す
図である。
【図5】 電池10加熱時の発生ガスの流出経路、およ
び第1の袋200、および第2の袋210の密着の様子
を示す図である。
【符号の説明】
10 電池、20 電池容器、30 容器上蓋、40
外部端子、50 外部端子、60 安全弁、80 第1
の開口部、82 第2の開口部、90a 第1の端子用
穴、94 第1の圧着領域、96 第2の圧着領域、1
20 アルミ箔、130 正極体、140 負極体、1
50 セパレータ、160 電解液、200 第1の
袋、210 第2の袋、220 第1の開口部、230
第2の開口部。
フロントページの続き Fターム(参考) 5H011 AA13 CC02 CC10 DD11 DD23 KK00 5H012 AA03 BB01 CC01 DD06 DD17 EE01 EE09 FF08 GG01 JJ06 5H029 AJ12 AK03 AL07 AM02 AM07 BJ04 CJ01 DJ02 DJ14 EJ12 HJ12

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電池を被覆する構造物であって、 開口部を有する複数の被覆物を含み、 複数の被覆体を電極物に重ねて覆ったときに、重なり合
    う被覆体の開口部がずれていることを特徴とする電池用
    被覆構造物。
  2. 【請求項2】 前記被覆物の少なくとも1つは、電池が
    発熱し、所定の温度になった場合に熱収縮することを特
    徴とする請求項1に記載の電池用被覆構造物。
  3. 【請求項3】 電池を被覆する方法であって、 電池内部で発生したガスを逃がすための開口部を有す
    る、複数の被覆物を用いて、 複数の被覆物を電池に重ねて覆ったときに、重なり合う
    被覆物の開口部の位置がずれるように覆うことを特徴と
    する電池用被覆方法。
  4. 【請求項4】 前記被覆物の少なくとも1つは、電池が
    発熱し、所定の温度になった場合に熱収縮することを特
    徴とする請求項3に記載の電池用被覆方法。
  5. 【請求項5】 異常加熱時の空気混入を防止することが
    できる電池であって、 熱収縮可能な被覆物によって、2重に覆われ、 各被覆物は、電池内部で発生したガスを逃がすための開
    口部を有し、 被覆物によって覆われた状態で、各被覆物の開口部の位
    置がずれていることを特徴とする電池。
JP2001126217A 2001-04-24 2001-04-24 電池用被覆構造物、方法、および異常加熱時の空気混入を防止可能な電池 Pending JP2002324526A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008091583A (ja) * 2006-09-30 2008-04-17 Nippon Chemicon Corp ラミネートフィルム封止形コンデンサ
US8062780B2 (en) 2005-03-17 2011-11-22 Nec Corporation Film-covered electric device and method of manufacturing same
US8283061B2 (en) 2004-08-11 2012-10-09 Nec Corporation Film-encased electric device and production method therefor

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