JP2002324228A - データ管理装置及び地図データ記憶システム - Google Patents

データ管理装置及び地図データ記憶システム

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JP2002324228A
JP2002324228A JP2001128072A JP2001128072A JP2002324228A JP 2002324228 A JP2002324228 A JP 2002324228A JP 2001128072 A JP2001128072 A JP 2001128072A JP 2001128072 A JP2001128072 A JP 2001128072A JP 2002324228 A JP2002324228 A JP 2002324228A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地図データ等のひとまとまりのオブジェクト
をメッシュ毎に分割することなく取り扱えるようにする
こと。 【解決手段】 地図サーバは、多数のメッシュデータが
多数登録された地図データベースを有する。地図データ
ベースには、ポリゴン、線、文字等の各オブジェクト毎
に複数のレベルからなる記憶空間が形成されている。各
記憶空間は、それぞれサイズの異なるメッシュを階層化
して構成されており、最上位のレベルでは最大のオブジ
ェクトを収容可能なメッシュサイズが設定されている。
オブジェクトに外接する矩形を算出し、この外接矩形の
左上隅の座標が位置するメッシュをオブジェクトの格納
先として選択する。これにより、ひとまとまりのオブジ
ェクトをメッシュ毎に分割することなくそのままの形で
取り扱うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、データ管理装置及
び地図データ記憶システムに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、CAD(Computer-Aided Desig
n)データや地図データ等を管理するデータ管理装置で
は、ベクトルデータやビットイメージデータ等の図形デ
ータを大量に記憶し管理している。地図や製品の全体を
構成するデータの総量は膨大なものである。
【0003】しかし、地図の一部や製品の一部に限って
見れば、それほどのデータは必要としない。その部分的
な表示に係わるデータのみで足りるからである。従っ
て、ある限られた範囲の表示に必要な図形データを特定
することができれば、この必要なデータのみを読み込ん
で高速に表示等することが可能となる。そこで、従来技
術では、図形データをメッシュ等の区画単位で管理し、
メッシュ単位でデータを処理するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように従来技術
では、図形データをメッシュ単位で管理するため、複数
のメッシュにまたがって存在する図形データは、各メッ
シュ毎にそれぞれ分割されて管理される。例えば、円形
状の図形データが4つのメッシュにまたがって存在する
場合を例に挙げると、本来「円形状」としてひとまとま
りのデータは、4つの「円弧」データに分割されて各メ
ッシュに対応付けられる。
【0005】従って、ある形状等を記述するベクトルデ
ータがメッシュ数に応じて複数のベクトルデータまたは
ビットイメージデータに分割されてしまうため、データ
量が増大し、データ操作も複雑化するという問題があ
る。
【0006】本発明は、上述した問題に鑑みてなされた
もので、その目的は、オブジェクトを分割することなく
扱うことにより効率的なデータ管理を実現できるように
したデータ管理装置及び地図データ記憶システムを提供
することにある。本発明の他の目的は、後述する実施の
形態から明らかになるであろう。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
本発明に係るデータ管理装置は、n次元の記憶空間でオ
ブジェクトを管理するものであり、記憶空間は、それぞ
れサイズの異なる格納区域を有する複数のレベルを階層
化して構成されている。そして、各レベルのうちオブジ
ェクトの全体を収容可能な格納区域を有するレベルを検
出するレベル選択手段と、検出されたレベルを構成する
格納区域のうち所定の格納区域にオブジェクトの全体を
格納する格納手段とを備えている。
【0008】ここで、「n次元の記憶空間」としては、
例えば、二次元または三次元の記憶空間を挙げることが
できる。「オブジェクト」とは、物理的または機能的な
概念のまとまりを現すデータであり、例えば、地図デー
タやCADデータ等の図形データを挙げることができ
る。なお、ここでいう「図形データ」としては、円や線
等の形状データのみならず、文字データも含まれる。図
形データは、二次元空間または三次元空間等のn次元空
間で用いられる。
【0009】記憶空間は、複数のレベルを階層化してな
るもので、各レベルはそれぞれサイズの異なる格納区域
を有している。「格納区域」とは、オブジェクトを記憶
するための論理的な記憶領域であり、例えば、地図表示
システムにおけるメッシュ等が該当する。レベル選択手
段は、各レベルのうちオブジェクトの全体を収容可能な
格納区域を有するレベルを検出する。格納手段は、検出
されたレベルを構成する格納区域のうち所定の格納区域
にオブジェクトを登録して格納させる。
【0010】これにより、ひとまとまりのデータ(オブ
ジェクト)を分割することなく管理することができ、デ
ータ量の増大を防止して効率的にデータ操作を行うこと
ができる。
【0011】記憶空間は、最下位のレベルから最上位の
レベルに向かうにつれて格納区域のサイズが大きくなる
ように設定されており、かつ、最上位のレベルを構成す
る格納区域のサイズは、最大サイズのオブジェクトを収
容可能なサイズとして設定されているのが好ましい。
【0012】最大サイズのオブジェクトを収容可能な格
納区域を最上位のレベルに用意することにより、全ての
オブジェクトを分割することなくひとまとまりのものと
して取り扱うことができる。
【0013】レベル選択手段は、オブジェクトに外接す
る図形を求め、この外接図形のサイズと各レベルを構成
する格納区域のサイズを比較し、格納区域のサイズが外
接図形のサイズ以上であるレベルを、オブジェクトの全
体を収容可能なレベルとして検出することができる。
【0014】オブジェクトに外接する図形を基準に適切
な格納区域を調査することにより、オブジェクトの全体
を収容可能な格納区域を検出することができる。オブジ
ェクトに外接する図形としては、矩形、円形、楕円形、
直方体、球体等の種々のものを採用することができる。
記憶空間を効率的に使用するためには、格納区域間の隙
間が生じない矩形や直方体(三次元の場合)が望まし
い。
【0015】格納手段は、外接図形に関与する各格納区
域のうち該外接図形の所定座標が位置する格納区域にオ
ブジェクトの全体を格納することができる。
【0016】オブジェクトの外接図形が一つの格納区域
内に位置する場合は、この格納区域にオブジェクトを格
納させればよい。しかし、通常の場合、オブジェクトの
外接図形は、2〜4個の格納区域にまたがる事が多い。
この場合、外接図形の所定座標を基準にして、格納区域
を選択する。所定座標としては、例えば、外接図形が矩
形の場合なら四隅や中心の座標を挙げることができ、外
接図形が円形の場合は中心や中心に直交する線分と円周
との交点等を挙げることができる。
【0017】ここで、オブジェクトに文字データが含ま
れる場合に、該文字データの読み方向に応じて外接図形
の所定座標を設定することもできる。
【0018】「文字データの読み方」とは、例えば、横
書きの文字を左から右に読んだり、縦書き文字を上から
下に読む等のように、言語によって定まる文字の読み方
向を意味する。「文字データの読み方に応じて外接図形
の所定座標を設定」とは、文字データの意味がユーザに
伝わり易いように外接図形の所定座標を設定することを
意味する。具体的には、左から右に読む文字の場合は、
外接図形の左側を所定座標として設定することにより、
文字データの一部分のみが使用され表示される場合で
も、ユーザは文字データの前半部分を読むことができ
る。同様に、上から下に読む文字の場合は、外接図形の
上側に所定座標を設定することにより、文字データの一
部のみが表示される場合でも、ユーザは文字データの前
半部分を読むことができる。外接図形の左側かつ上側で
ある左上に所定座標を設定することにより、左から右に
読む文字と上から下に読む文字の双方に対応できる。
【0019】本発明に係る地図データ記憶システムは、
多数の断片地図データに細分された全体地図データを有
するもので、それぞれ異なるメッシュサイズを有する複
数のレベルを階層化してなる記憶空間が設けられてい
る。そして、断片地図データは、それぞれのサイズに応
じたメッシュサイズを有するレベルにおいて、所定位置
のメッシュにそれぞれ記憶されている。
【0020】これにより、断片地図データが複数のメッ
シュにまたがって存在する場合でも、断片地図データを
ひとまとまりのデータとして取り扱うことができ、地図
データを効率よく管理することができる。
【0021】一方、断片地図データを描画したときの図
形に外接する外接矩形を算出し、該外接矩形のサイズ以
上のメッシュサイズを有するレベルを断片データの格納
レベルとして検出するレベル選択手段と、検出されたレ
ベルを構成するメッシュのうち外接矩形の所定座標が位
置するメッシュに断片地図データを格納させる格納手段
とを備えて、地図データ記憶システムを構成することも
できる。
【0022】ここで、断片地図データとは、例えば、地
図画像に含まれる個々の地理要素(例えば、各道路、各
鉄道線路、各河川、各建物、各敷地、各地物名称、各地
図記号、各アイコンなどの個々の地理的事物)毎のデー
タ(例えば、各地理的事物を表したポリゴンデータ、線
データ、文字データ、ビットマップイメージデータな
ど)である。
【0023】
【発明の実施の形態】図1〜図10に基づいて、本発明
の実施の形態を地図表示システムに適用した場合を例に
挙げて説明する。
【0024】図1は、本実施の形態に係る地図表示シス
テムの全体構成を概略的に示す構成説明図である。
【0025】本地図表示システムは、地図提供サービス
を行う地図サーバ10と、ユーザにより利用される複数
のクライアントコンピュータ(一台のみ図示)30とに
より大略構成されており、地図サーバ10と各クライア
ントコンピュータ30とは、例えば、インターネット2
0のような通信ネットワークを介して通信可能に接続さ
れている。
【0026】地図サーバ10は、広範な地域の地図デー
タを格納した地図データベース11を有している。クラ
イアントコンピュータ30は、地図サーバ10にアクセ
スするためのクライアントプログラム31を有する。ク
ライアントプログラム31には、地図サーバ10に対し
て地図データの送信を要求し、また、地図サーバ10か
ら受信した地図データを描画して表示するための地図表
示プログラム32が、例えば、プラグインソフトウエア
のような形で付属している。また、クライアントコンピ
ュータ30は、例えば、液晶ディスプレイ等の表示装置
33やマウスのような操作装置34も備えている。さら
に、クライアントコンピュータ30は、マイクロコンピ
ュータを利用したコンピュータシステムとして構成され
ており、CPU等の演算処理部やメモリ等の記憶部を有
している。そして、記憶部には、図2と共に後述するよ
うに、地図サーバ10から取得した地図データを一時的
に記憶するためのキャッシュ領域35が形成されてい
る。
【0027】(必ずしもそうである必要はないが、)本
実施の形態において、地図サーバ10はWWW(World-Wid
e Web)サーバであり、クライアントコンピュータ30
内のクライアントプログラム31はWWWブラウザであ
る。地図サーバ10とクライアントプログラム31と
は、HTTPプロトコルによって地図データの要求(HTTPリ
クエスト)や地図データの受信(HTTPレスポンス)等を
行う。
【0028】地図データベース11は、例えば、HDD
装置等の大容量記憶装置を利用して実現されるものであ
る。地図データベース11には、例えば、ポリゴン、
線、文字等を描画するためのベクトルデータを主体とす
る地図データが階層化されて記憶されている。ポリゴン
データは、例えば、建物や敷地等を描画するためのもの
である。線データは、例えば、道路や鉄道等を描画する
ためのものである。文字データは、例えば、地名や建物
名称等を描画するための文字コードとアイコンや地図記
号等のシンボルマークを描画するためのデータとを含ん
でいる。なお、ポリゴン等は一例であって、これらに限
定されない。図5,図6と共に後述するように、ポリゴ
ン、線、文字の各地理要素データは、メッシュサイズの
異なるレイヤを階層化して構成されたデータベース内に
それぞれ登録されている。
【0029】地図データベース11が保持する全体地図
は、経度及び緯度の方法に細分された多数のメッシュに
より分割されている。各メッシュ毎のデータがそれぞれ
一つのファイルを構成しており、各データには、全体地
図上での位置座標を特定する「識別情報」としてのメッ
シュ番号がそれぞれ割り当てられている。
【0030】地図サーバ10は、ベクトルデータの形式
で地図データをクライアントコンピュータ30に送信す
る。地図表示プログラム32の描画エンジンは、ベクト
ルデータを解釈してビットマップイメージデータを生成
する。これにより、表示装置33にはユーザが所望する
範囲の地図が表示される。即ち、地図サーバ10は、ク
ライアントから要求されたデータを地図データベース1
1から取得してクライアントへ返信するだけであり、描
画処理は行わない。従って、地図サーバ10の処理負担
は小さくなる。これにより、地図サーバ10は、多数の
クライアントから要求を受けているときでも、各クライ
アントに対して即座に要求された地図データを返信する
ことができる。
【0031】次に、図2に基づき、地図表示プログラム
32の機能的構成を説明する。
【0032】地図表示プログラム32は、表示部320
とダウンローダ323を有する。表示部320は、ユー
ザによる操作装置34を用いた地図のスクロールや拡大
縮小の操作に応答して、地図の表示すべき範囲を決定す
る。表示部320は、表示範囲に必要なメッシュのファ
イル名(メッシュ番号、図中では「ファイルID」と表
示)を選定し、そのメッシュのファイルをダウンローダ
323に要求する。また、表示部320は、ダウンロー
ダ323から取得したメッシュのファイルに含まれるベ
クトルデータに基づいて地図画像を描画する。ダウンロ
ーダ323は、表示部320からのファイル取得要求を
受け付けると、その要求されたファイルの送信を地図サ
ーバ10に要求し、地図サーバ10から必要なファイル
をダウンロードする。
【0033】表示部320は、キャッシュ管理部321
を介してメモリ・キャッシュ322にアクセスする。メ
モリ・キャッシュ322には、ダウンローダ323を介
して過去に取得したメッシュの地図データが所定の位置
に記憶されている。
【0034】ダウンローダ323は、ダウンロード対象
のファイルのファイル名(地図サーバ10に格納された
ファイルへのパス名又はファイルID)をリストアップ
したダウンロード・リクエスト・リスト327(表示部
320は、随時このリスト内のファイル名を消去する)
と、新たなファイルがダウンロードされたか否かを表示
部320に知らせるためのダウンロード・フラグ328
と、各ファイルをダウンロードするときの各HTTPセッシ
ョンをそれぞれ行う複数のHTTPセッション・スレッド3
26A〜326D(4個のスレッドを図示するが、その
個数は可変である)とを備えている。
【0035】また、ダウンローダ323は、キャッシュ
管理部324を介して、HDD装置等の大容量不揮発性
記憶装置内に形成されたディスク・キャッシュ325に
アクセスすることができる。ディスク・キャッシュ32
5には、地図サーバ10からダウンロードした地図デー
タが所定の位置に格納されている。
【0036】地図表示プログラム32は、ユーザの操作
に応じて表示すべき範囲を確定し、この表示範囲に含ま
れる(一部が含まれる場合も含む)メッシュの番号を割
り出して、必要なメッシュのデータを地図サーバ10に
要求する。地図表示プログラム32は、表示範囲に含ま
れる全レベルの全メッシュについて地図データを要求す
る。一つのHTTPセッション・スレッドにより一つのメッ
シュのデータが地図サーバ10からクライアントコンピ
ュータ30にダウンロードされる。
【0037】このとき、例えば、小縮尺(例えば全国地
図)→中縮尺→大縮尺(例えば市街地図)のように、縮
尺の小さなデータ(高レベルにあるメッシュのデータ)
から縮尺の大きなデータ(低レベルにあるメッシュのデ
ータ)を地図サーバ10に要求することにより、最適縮
尺の地図を徐々に表示させていくことができる(プログ
レッシブ表示)。また、建物等を表すポリゴンデータ、
道路等を表す線データ、地名等を表す文字データについ
ても、取得した順に表示させることにより、ユーザにス
トレスを与えることなく、滑らかに連続的に地図を表示
させることができる。なお、ユーザ操作による表示範囲
の変化時に、地図表示プログラム32は、全ての地図デ
ータを地図サーバ10に要求するわけではない。既に取
得した地図データは、キャッシュ領域35(メモリ・キ
ャッシュ322及びディスク・キャッシュ325)に記
憶されているためである。
【0038】ここで、注意すべきは、地図情報の有する
性質、特徴である。地図情報は、単に氏名等を所定の順
序で並べただけの名簿等とは異なり、地理的実体(建
物、道路、山河等)の属性と位置を対応付けたものであ
る。即ち、地図サーバ10が管理する地図情報は、実世
界を抽象化した空間データベースであり、二次元または
三次元の空間で連続的に使用されうるデータ群である。
このため、例えば、ある地点を中心に周辺の地域を参照
するような使われ方が多く、あるデータが単独で離散的
に使用される可能性は低い。従って、表示範囲が変化す
る場合も、キャッシュ領域35にキャッシュされている
地図データの一部を再利用できる可能性が高い。このた
め、キャッシュ領域35の効率的な管理は、地図表示シ
ステムにとって重要となる。
【0039】図3は、地図データベース11の構造を示
す説明図である。地図データベース11は、図3に示す
ような階層化されたファイル構造を有し、各ディレクト
リ及び各ファイルの名称は、OSが許容する最小文字数
で構成されている。即ち、ルートディレクトリ、サブデ
ィレクトリ、ファイルの各名称は、英数字一文字から構
成されている。このディレクトリ構造は、メッシュ番号
に対応して形成されている。また、一文字のファイル名
を与えられた地図データ中にもメッシュ番号が含まれて
いる。
【0040】即ち、メッシュ番号に基づく所定の規則で
各ファイルへのパスが設定されているため、地図表示プ
ログラム32は、必要な地図データのメッシュ番号に基
づいて所定のファイルのパスを算出し、地図サーバ10
にデータ送信を要求することができる。地図サーバ10
は、指定されたパスのファイルを地図データベース11
から読み出してクライアント側に返信するだけである。
メッシュ番号をパスに変換する処理は地図表示プログラ
ム32側で担当しており、地図サーバ10側ではHTTPリ
クエストに応答する機能以外に何らの特別な機能を必要
としない。ディレクトリ名及びファイル名を最小文字数
としての一文字で構成するため、地図表示プログラム3
2から地図サーバ10にデータをリクエストするときの
データ量を低減することができる。また、文字数を制限
する結果、階層が分かれるため、一つのディレクトリ内
に含まれるサブディレクトリ及びファイルの数を制限す
ることができ、HTTPリクエストに対する応答性を高める
ことができる。
【0041】次に、図4はキャッシュ領域35のデータ
管理方法を示す説明図である。
【0042】上述した通り、地図データベース11は、
最小文字数の名称を有する階層化ファイルシステムによ
り構成されているが、保持する地図データはそれぞれ固
有のメッシュ番号を有しており、このメッシュ番号は地
図上の位置座標に基づく値である。地図データベース1
1から取得された地図データは、クライアントコンピュ
ータ30のキャッシュ領域35に記憶され必要に応じて
再使用される。
【0043】地図表示プログラム32は、上述した通
り、必要な地図データのメッシュ番号から地図データベ
ース11へのパスを生成する。地図サーバ10は、要求
された地図データをクライアントコンピュータ30に返
信する。メッシュ番号(Xi,Yj)を有するデータM
Dがクライアント側にダウンロードされた場合、このメ
ッシュのデータMDは、キャッシュ領域の所定位置に格
納される。キャッシュ領域の配列サイズをCnx,Cn
yとすると、式1に示すように、メッシュデータMDの
メッシュ番号を各座標軸毎にキャッシュ配列サイズでそ
れぞれ除算したときの余りが、キャッシュ領域中での格
納位置となる。
【0044】 キャッシュ領域の格納位置=((Xi mod Cnx),(Yj mod Cny))・・・(式1) 即ち、メッシュのデータがキャッシュ領域で格納される
位置は、そのメッシュ番号によって一意に定まってい
る。従って、所望するメッシュのデータをキャッシュ領
域中で検索する場合は、該データのメッシュ番号から上
記式1に基づいて指定格納位置を算出し、算出された位
置に格納されているデータを直接調べれば足りる。つま
り、キャッシュデータを検索するときは、メッシュ番号
から定まる格納位置のみを検索すればよく、キャッシュ
領域の全体を検索したり、あるいはデータ検索のために
キャッシュデータ管理テーブル等を特別に用意したりす
る必要はない。
【0045】一方、所望のメッシュのデータが指定され
た格納位置に存在しない場合は、この不要となったデー
タを削除してメモリ領域を解放する。そして、地図デー
タベース11から改めて取得したデータを、その指定格
納位置に格納させる。つまり、ユーザが地図をスクロー
ル操作すると、表示範囲がユーザの望む方向に変化して
いき、この変化に連れて、古いデータの削除(ガーベー
ジコレクション)と新たなデータのキャッシュとが同時
に行われることになる。なお、地図ベース11とディス
ク・キャッシュ325との関係に止まらず、ディスク・
キャッシュ325とメモリ・キャッシュ322との間で
も前記同様に、メッシュ番号から一意に定まる所定の位
置にデータをキャッシュすることができる。
【0046】次に、図5及び図6に基づいて、地図デー
タベース11に地図データを登録する方法を説明する。
【0047】まず、図5は、それぞれメッシュサイズの
異なる複数のレベルを階層化した概念図である。本実施
の形態では、メッシュサイズを違えた複数のレベルとい
う新たな概念を導入している。各レベル内のメッシュサ
イズはそれぞれ同一であり不変である。なお、図5中で
は、レベルL0〜レベルLnまで4つのレベルを図示し
ているが、これは説明の便宜上一部のみを示したもので
あり、実際には、より多くのレベルを階層化する。
【0048】最下位のレベルL0から最上位のレベルL
nに上がるにつれて、メッシュサイズが段階的に大きく
なるように設定されている。最上位レベルLnを構成す
るメッシュには最大のメッシュサイズが設定される。最
大のメッシュサイズ(Hn×Wn)は、地図データベー
ス11に登録される最大のオブジェクトを包含可能なサ
イズとして規定される。即ち、地図データベース11が
対象とする全体地図で使用される最大のオブジェクト
(例えば、日本地図なら列島全体のポリゴンデータ、市
街地図の場合はその市が属する県の形状のポリゴンデー
タ、地名等)を包含可能なメッシュサイズである。図6
中では、最上位レベルLnを単一のメッシュで構成する
場合を例示したが、これは説明の便宜のためである。
【0049】図6は、メッシュサイズの異なるレベルに
オブジェクトを格納する様子を示す説明図である。図6
(a)に示すポリゴンのオブジェクトを地図データベー
ス11に格納するときは、まず、図6(b)に示すよう
に、オブジェクトに外接する外接区矩形(バウンディン
グボックス)を算出する。次に、図6(c)に示すよう
に、オブジェクトの外接矩形を収容可能な最小サイズの
メッシュがどのレベルに存在するかを判定する。具体的
には、最下位のレベルL0からメッシュサイズを調べて
いき、メッシュサイズが外接矩形よりも小さい場合は、
さらに上位レベルのメッシュサイズを調べる。図6中で
は、レベルL3のメッシュサイズML3がオブジェクト
の外接矩形を収容する最小サイズとして検出されてい
る。なお、最上位レベルLnのメッシュサイズは最大の
オブジェクトを収容可能に設定されているため、どのよ
うなオブジェクトであっても最上位レベルLnのメッシ
ュで必ず収容可能である。
【0050】レベルが決定した後は、そのレベルのどの
メッシュにオブジェクトを登録するか決定しなければな
らない。地図データである以上、オブジェクトの表示位
置は、そのオブジェクトが象徴している地理的実体の位
置に基づいて予め決定されている。図6(d)に示すよ
うに、オブジェクトが4つのメッシュML3(1)〜M
L3(4)にまたがって存在する場合、いずれのメッシ
ュに格納するかが問題となる。従来の地図表示システム
では、本来一つのオブジェクトを各メッシュ毎に分割し
てそれぞれ格納するようになっているが、これでは本来
ひとまとまりのデータがばらばらとなってデータ量が増
大し、データ処理の手間もかかる。
【0051】そこで、本実施の形態では、ひとまとまり
のオブジェクトを分割することなくそのままの形で格納
することにしている。このため、本実施の形態では、オ
ブジェクトに外接する矩形の左上隅の座標Pが位置する
メッシュML3(1)を当該オブジェクトの格納先とし
て決定する。もちろん、他の選択も可能である。例え
ば、オブジェクトの重心が位置するメッシュを格納先メ
ッシュとして選択することもできるし、または、外接矩
形の座標ではなく、オブジェクトそのものの左端や右端
等が位置するメッシュを格納先として選択することもで
きる。あるいは、外接矩形の右上隅、左下隅等の他の座
標を基準にすることも可能である。
【0052】しかし、外接矩形の座標を格納先選択の基
準とすることで格納先選択処理が容易となる。また、外
接矩形の左上隅Pを基準とすることにより、オブジェク
トが文字データの場合に、利便性が増す。表示画面に文
字の一部しか表示されない場合、文字の先頭部分(左
側)を表示する方が、文字の終わり部分(右側)を表示
するよりもユーザにとって便利だからである。具体的に
は、例えば「***ビルディング」という文字の一部が
表示される場合に、「***ビル」と表示する方が「ル
ディング」と表示されるよりも分かり易い。左下隅では
なく左上隅Pを基準とするため、縦書き文字の場合も文
字列の先頭部分を優先して表示させることができる。横
書きの場合に左から右に読み、縦書きの場合に上から下
に読むという言葉の特性に基づいて、オブジェクトの格
納先を決定しているため、右から左に読み流す言葉で地
図を表示する場合は、右上隅の座標を格納先選択の基準
として採用してもよい。
【0053】なお、「外接図形」として外接矩形を用い
る場合を例に挙げたが、本発明はこれに限定されない。
円形や三角形等の他の外接図形を用いることもできる。
また、三次元オブジェクトを管理する場合は、外接図形
として直方体、球体等を採用することもできる。但し、
データ登録の利便や効率を考慮すると、矩形や直方体を
用いるのがより好ましいと言える。
【0054】次に、図7〜図10に基づいて本実施の形
態の作用を説明する。なお、図に示すフローチャート
は、処理の要部の流れを概略的に示すもので、実際のプ
ログラムとは異なる。また、ステップを「S」と略記す
る。
【0055】まず、図7は、表示部320の動作の流れ
を示す。
【0056】ユーザが地図のスクロール又は拡大縮小等
の地図の表示範囲を変化させる操作を行うと(S1)、
表示部320はこれに応答して、次の動作を行う。即
ち、ダウンロード・リクエスト・リスト327に記載さ
れている全てのファイル名を消去し(S3)、ダウンロ
ード・フラグ328をリセットし(S4)、そして、変
化後の新しい表示範囲を決定して、その表示範囲に必要
なメッシュのファイル名(メッシュ番号)を決定する
(S5)。なお、図10と共に後述するように、表示範
囲に含まれる全てのメッシュと該メッシュ群の左横及び
左上に隣接するメッシュ群とが、必要なメッシュとして
決定される。
【0057】S5では、表示部320は、拡大縮小操作
で決まる表示倍率に基づいて、その表示範囲に表示すべ
き地図の縮尺として最適な縮尺を(例えば、表示倍率が
大きければ大縮尺、中程度なら中縮尺、小さければ小縮
尺というように)決定し、その最適縮尺の地図につい
て、新しい表示範囲に必要なファイル名を決定する(こ
こで決定したの最適縮尺のファイルを、以下「必要ファ
イル」という)。それに加え、この最適縮尺の必要ファ
イルが直ちに入手できなかったときの一時的な代替表示
(つまり、前述したプログレッシブ表示を行う)ため
に、最適縮尺よりも小さい(つまり、分母がより大き
い)各縮尺の地図についても、新しい表示範囲と重なる
メッシュのファイル名を決定する(この代替表示のため
のより小縮尺の地図のファイルを、以下、「代替ファイ
ル」という)。
【0058】次に、表示部320は、新しい表示範囲に
ついて、ポリゴンレイヤ、線レイヤ及び文字レイヤの全
てが表示されたか否かを判定する(S6)。表示未完了
のオブジェクト(データ)がある場合は、そのデータの
ファイルがメモリ・キャッシュ322に格納されている
か否かを判定する(S7)。メモリ・キャッシュ322
に必要ファイルまたは代替ファイルが残っている場合
は、そのファイルを読み出して描画し、表示する(S
8)。上述した通り、各キャッシュファイルは、メッシ
ュ番号(ファイルID)に基づいてメモリ・キャッシュ
322における格納位置が定められているため、指定さ
れた格納位置のファイルに直接アクセスして必要なファ
イルであるか否かを検査することができる。なお、キャ
ッシュデータの管理処理については、図9と共に詳述す
る。
【0059】メモリ・キャッシュ322に必要ファイル
または代替ファイルが存在しない場合は(S7:NO,S9:YE
S)、見つからなかった必要ファイル及び該必要ファイ
ルのための代替ファイルであってメモリ・キャッシュ3
22から見つからなかったもの(以下、「不足ファイ
ル」と総称する)を、ダウンローダ323に要求する
(S10)。後述のように、ダウンローダ323は、表
示部320から不足ファイルの要求を受けると、要求さ
れた順番で(まず必要ファイル、それが見つからなけれ
ば、段階的により小縮尺の代替ファイルの順で)、各不
足ファイルをディスク・キャッシュ325から検索す
る。不足ファイルが発見された場合、ダウンローダ32
3は、ディスク・キャッシュ325内のファイルへのパ
スを表示部320に返し、見つからない場合はファイル
無しと回答する。表示部320は、ダウンローダ323
からファイルへのパスを受けた場合には(S11:YES)、
そのファイルをディスク・キャッシュ325から読込ん
でメモリ・キャッシュ322に保存し(S12)、その
ファイルのベクトルデータから地図画像を描画して、デ
ィスプレイ画面の対応する領域に表示する(S13)。
【0060】一方、不足ファイルがディスク・キャッシ
ュ325にも存在しない場合は(S11:NO)、不足ファイ
ルの有無を再度判定し(S14)、不足ファイルがある
場合にはS1に戻って表示範囲に変更が生じたか否かを
判定する。表示範囲に変化がない場合は、ダウンローダ
323によってダウンロードフラグがセットされるまで
待機する(S2)。後述のように、ダウンローダ323
は、あるファイルについてファイル無しという回答を返
した場合には、そのファイルを地図サーバ10からダウ
ンロードする作業に入り、そのファイルのダウンロード
が終わると、そのファイルをディスク・キャッシュ32
5に格納して、ダウンロード・フラグ328を立てる。
ダウンロード・フラグ328が立った場合(S2:YES)、
表示部320は、表示範囲が変化したときに行ったと同
様の処理を再び繰り返す。即ち、ダウンロード・リクエ
スト・リスト327内の全てのファイル名を消去し(S
3)、ダウンロード・フラグ328をリセットし(S
4)、表示範囲を計算し直して、表示範囲に必要なメッ
シュのファイル(メッシュ番号)を決定し(S5)、フ
ァイルを取得して地図画像を描画して表示するためのS
9以下の処理を繰り返す。これにより、表示部320
は、既に描画して表示済みであったメッシュについて
は、再び同じ地図画像を描画して表示し直すことにな
り、また、ファイルがダウンロードされたメッシュにつ
いては、そのダウンロードされたファイルをディスク・
キャッシュ325から読み込み、地図画像を描画してそ
のメッシュの領域に表示することになる。
【0061】不足ファイルが1つダウンロードされる度
に、表示部320は、S3からの処理を繰り返すので、
画面上の表示領域は1メッシュずつ順次完成に近づく。
表示領域全域の地図画像が完成すると(S6:YES)、表示
部320はS1に戻り、ユーザによって表示範囲が変更
されるの待ち、変更されればS3以下の処理を再び繰り
返す。
【0062】また、画面上の表示領域全域の地図画像が
完成する前に、ユーザによって表示範囲が変更された場
合(S15:YES)にも、表示部320は、S3以下の処理
を再び繰り返す。
【0063】次に、図8は、ダウンローダ323の動作
の流れを示す。
【0064】ダウンローダ323は、表示部320から
ファイルの要求を受けると(S21)、要求されたファ
イルをディスク・キャッシュ325から探す(S2
2)。ディスク・キャッシュ325から目的のファイル
が見つかった場合(S22:YES)、ダウンローダ323
は、そのファイルのディスク・キャッシュ325内での
パスを表示部320に知らせる(S23)。表示部32
0から要求された全てのファイルのパスを表示部320
に通知できた場合(S24:NO)、ダウンローダ323は、
S21へ戻り、表示部320から再びファイルの要求が
来るのを待つ。
【0065】一方、表示部320から要求されたファイ
ル中、ディスク・キャッシュ325内に格納されていな
いファイルがあった場合は(S24:YES)、ダウンローダ
323は、その見つからなかったファイルについてファ
イル無しの旨を表示部320へ通知する(S25)と共
に、その見つからなかったファイルのファイルIDをダ
ウンロード・リクエスト・リスト327に書く(S2
6)。図7と共に上述した通り、表示部320によっ
て、ダウンロード・リクエスト・リスト327からは過
去に書いてあったファイル名が全て消去されているの
で、このときに見つからなかったファイルのIDだけが
書かれることになる。
【0066】次に、ダウンロード・リクエスト・リスト
327にファイルIDが記述されている場合(S27:YE
S)、ダウンローダ323は、ダウンロード・リクエス
ト・リスト327に書かれているファイルを取得すべ
く、リストの先頭から順に、アイドル状態にあるHTTPセ
ッション・スレッド326A〜326Dへ割り当ててい
く(S28)。HTTPセッション・スレッド326A〜3
246は、ファイル名を割り当てられると、直ちに地図
サーバ10との間でHTTPセッションを実行し、それぞれ
に割り当てられたファイルを地図サーバ10からダウン
ロードする。
【0067】個々のファイルのダウンロードが完了する
都度(S29:YES)、ダウンローダ323は、そのファイ
ルの取得要求をダウンロード・リクエスト・リスト32
7から消去し(S30)、ダウンロード済みファイルを
ディスク・キャッシュ325に保存し(S31)、ダウ
ンロード・フラグ328を立てる(S32)。その後、
ダウンローダ323は、S21へ戻って、表示部320
から再びファイル要求が来るのを待つ。ダウンロード・
フラグ328を立てると、既に説明したように、表示部
320が再びファイル要求を発し、ダウンロードされた
ファイルをディスク・キャッシュ325から読み出して
その地図画像を描画し表示する。なお、ダウンローダ3
23により取得されたファイルは、メッシュ番号に基づ
く所定の格納位置でディスク・キャッシュ325に記憶
される。
【0068】以上の表示部320とダウンローダ323
の動作を要約すれば、ダウンローダ323は、不足した
ファイルのダウンロードを単純に繰り返すだけである。
また、表示部320は、表示範囲の変化又はファイルの
ダウンロード完了が発生する都度、表示範囲に必要な全
てのファイルの入手を試みて、入手できたファイルのみ
で地図を描画する処理を単純に繰り返すだけである。従
って、どのファイルの描画が完了し、どのファイルの描
画が完了してないか等を判別して、未描画のファイルだ
けを選択的に描画するというような面倒な判断処理を行
わない。また、表示部320とダウンローダ323は非
同期で動作しており、両者の動作タイミングを合わせる
というような面倒な同期処理も行っていない。これらの
ことから、結果的に、地図画像を高速に表示することが
可能である。
【0069】また、クライアントコンピュータ30で描
画を行うため、地図サーバ10に描画の負担をかけさせ
ないという点も、地図サーバ10の応答を高速化し、地
図画像の高速表示に寄与する。
【0070】次に、キャッシュデータの管理方法につい
て図9を参照しつつ説明する。図9に示す処理は、メモ
リ・キャッシュ322及びディスク・キャッシュ325
の双方で適用可能である。
【0071】まず、必要とされるファイルのID(メッ
シュ番号[Xi,Yj])を、各座標軸毎に、キャッシ
ュ領域のキャッシュサイズでそれぞれ割って余りを求め
る(S41)。これにより求められたキャッシュ領域
(メモリ・キャッシュ322またはディスクキャッシュ
325)での格納位置(Xi mod Cnx,Yj mod Cny)に、
所望のファイルが格納されているか否かを検査する(S
42,S43)。
【0072】メッシュ番号により指定されている格納位
置に目的とするファイルが格納されている場合は、その
ファイルを読み出して使用する(S44)。指定された
格納位置に目的とするファイルが格納されていない場合
は(S43:NO)、その格納位置に以前使用した不要なファ
イルが残っている場合であるから、その不要なファイル
を消去し、その記憶領域を解放する(S45)。そし
て、S41で必要とされたファイルを上位の記憶装置
(地図データベース11等)から所得し、所定の格納位
置に格納させる(S46)。
【0073】このように、メッシュ番号に基づいてキャ
ッシュ領域における格納位置を予め指定するため、従来
のようにキャッシュ管理テーブルを参照等して目的とす
るファイルの所在を確認する手間がいらず、目的とする
ファイルが格納されている場所を直接的に検査すること
ができる。従って、キャッシュデータの検索、読出しを
高速化することができ、上述した各構成と結合すること
により高速な地図表示を実現することができる。また、
目的とするファイルが指定された格納位置にキャッシュ
されていない場合は、その格納位置に格納されているフ
ァイルを不要なファイルと判断して直ちに削除するた
め、従来のようにキャッシュ管理テーブル等で優先度を
管理する手間がかからず、効率的に不要データの削除
(ガーベージコレクション)を行うことができる。
【0074】次に、図10は、地図データベース11に
ポリゴンデータ等の各種オブジェクトを格納等する場合
の管理方法を示すフローチャートである。
【0075】まず、オブジェクトの格納であるか取出し
であるかを判定し(S51)、オブジェクトの格納であ
る場合は、図6と共に上述したように、そのオブジェク
トに外接する矩形を算出する(S52)。そして、どの
レベルに格納するかを決定するために以下の処理を行
う。即ち、メッシュサイズを検査するための初期値とし
てレベル番号を最下位レベルにセットし(S53)、そ
のレベルのメッシュサイズが外接矩形のサイズ以上であ
るか否かを判定する(S54)。メッシュサイズが外接
矩形よりも小さい場合(S54:NO)、レベル番号を1つイ
ンクリメントして(S55)、再びS54でメッシュサ
イズと外接矩形のサイズを比較する。
【0076】外接矩形のサイズ以上のメッシュサイズを
有するレベルが検出された場合は(S54:YES)、外接矩
形が含まれるメッシュのうち、その外接矩形の左上隅の
座標が位置するメッシュを検出する(S56)。なお、
オブジェクトの外接矩形は、一つのメッシュ内に収まる
場合もあるし、図6中に示すように最大で4個のメッシ
ュにまたがって存在する場合もある。そして、外接矩形
の左上隅の座標が位置するメッシュを、当該オブジェク
トの格納先として選択し、このメッシュにオブジェクト
のデータを対応付けて地図データベース11に登録する
(S57)。
【0077】一方、オブジェクトの取出し(読出し)の
場合は、地図表示に必要な範囲に含まれる全てのメッシ
ュ群及び該メッシュ群の左辺及び上辺に位置するメッシ
ュ群のデータを取り出す(S58)。オブジェクトの外
接矩形の左上隅が位置するメッシュに該オブジェクトを
対応付けて登録するため、表示範囲に直接含まれるメッ
シュ以外に、その周辺のメッシュのデータも必要とされ
るためである。
【0078】図10中に示すS52〜S55が「レベル
選択手段」に該当し、S56及びS57が「格納手段」
に該当する。
【0079】このように、ポリゴンや文字等の各種オブ
ジェクトを、該オブジェクトに外接する矩形を包含する
メッシュに対応付けて登録するため、従来のように複数
メッシュにまたがるオブジェクトを各メッシュ毎に分割
して登録することがなく、ひとまとまりのデータをその
ままでハンドリングすることができる。従って、データ
量が増大するのを防止し、高速なデータ処理を行うこと
ができ、上述した各構成と相まって、より高速で滑らか
な地図表示を実現することができる。
【0080】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
るものではない。当業者であれば、実施の形態の構成に
新たな追加や変更を加える等のように、種々の変形を行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う地図表示システムの一実施形態の
概略的な全体構成を示すブロック図である。
【図2】地図表示プログラムの機能的構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】地図サーバの階層化ファイルシステムを示す説
明図である。
【図4】キャッシュ方法を示す説明図である。
【図5】メッシュサイズの異なるレベルを階層化した記
憶空間の概念図である。
【図6】オブジェクトの格納方法を示す説明図である。
【図7】表示部の動作を示すフローチャートである。
【図8】ダウンローダの動作を示すフローチャートであ
る。
【図9】キャッシュデータの管理方法を示すフローチャ
ートである。
【図10】オブジェクトの管理方法を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
10 地図サーバ 11 地図データベース 20 インターネット 30 クライアントコンピュータ 31 クライアントプログラム 32 地図表示プログラム 33 表示装置 34 操作装置 35 キャッシュ領域

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 n次元の記憶空間でオブジェクトを管理
    するためのデータ管理装置において、 前記記憶空間は、それぞれサイズの異なる格納区域を有
    する複数のレベルを階層化してなり、 前記各レベルのうちオブジェクトの全体を収容可能な格
    納区域を有するレベルを検出するレベル選択手段と、 前記検出されたレベルを構成する格納区域のうち所定の
    格納区域に前記オブジェクトの全体を格納する格納手段
    と、を備えたことを特徴とするデータ管理装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶空間は、最下位のレベルから最
    上位のレベルに向かうにつれて前記格納区域のサイズが
    大きくなるように設定されており、かつ、前記最上位の
    レベルを構成する格納区域のサイズは、最大サイズのオ
    ブジェクトを収容可能なサイズとして設定されている請
    求項1に記載のデータ管理装置。
  3. 【請求項3】 前記レベル選択手段は、前記オブジェク
    トに外接する図形を求め、この外接図形のサイズと前記
    各レベルを構成する格納区域のサイズを比較し、格納区
    域のサイズが前記外接図形のサイズ以上であるレベル
    を、前記オブジェクトの全体を収容可能なレベルとして
    検出する請求項1または請求項2のいずれかに記載のデ
    ータ管理装置。
  4. 【請求項4】 前記格納手段は、前記外接図形に関与す
    る各格納区域のうち該外接図形の所定座標が位置する格
    納区域に前記オブジェクトの全体を格納する請求項3に
    記載のデータ管理装置。
  5. 【請求項5】 前記オブジェクトに文字データが含まれ
    る場合に、該文字データの読み方向に応じて前記外接図
    形の所定座標が設定されている請求項4に記載のデータ
    管理装置。
  6. 【請求項6】 前記オブジェクトは図形データであり、
    前記n次元空間での位置に応じて定まる座標値が設定さ
    れている請求項1〜請求項5のいずれかに記載のデータ
    管理装置。
  7. 【請求項7】 n次元の記憶空間でオブジェクトを管理
    するためのデータ管理方法において、 前記記憶空間は、それぞれサイズの異なる格納区域を有
    する複数のレベルを階層化してなり、 オブジェクトに外接する図形を求めるステップと、 前記外接図形のサイズと前記各レベルを構成する格納区
    域のサイズとを比較し、格納区域のサイズが前記外接図
    形のサイズ以上であるレベルを検出するステップと、 前記検出されたレベルを構成する格納区域のうち前記外
    接矩形の所定座標が位置する格納区域を検出するステッ
    プと、 前記検出された格納区域に前記オブジェクトの全体を格
    納させるステップと、を含んでなることを特徴とするデ
    ータ管理方法。
  8. 【請求項8】 n次元の記憶空間でオブジェクトを管理
    するためのデータ管理プログラムであって、 前記記憶空間は、それぞれサイズの異なる格納区域を有
    する複数のレベルを階層化してなり、 前記各レベルのうちオブジェクトの全体を収容可能な格
    納区域を有するレベルを検出させるレベル選択機能と、 前記検出されたレベルを構成する格納区域のうち所定の
    格納区域に前記オブジェクトの全体を格納させる格納機
    能と、をコンピュータ上に実現させるためのプログラ
    ム。
  9. 【請求項9】 多数の断片地図データに細分された全体
    地図データを有する地図データ記憶システムにおいて、 それぞれ異なるメッシュサイズを有する複数のレベルを
    階層化してなる記憶空間を設け、 前記各断片地図データは、それぞれのサイズに応じたメ
    ッシュサイズを有するレベルにおいて、所定位置のメッ
    シュにそれぞれ記憶されていることを特徴とする地図デ
    ータ記憶システム。
  10. 【請求項10】 多数の断片地図データに細分された全
    体地図データを有する地図データ記憶システムにおい
    て、 それぞれ異なるメッシュサイズを有する複数のレベルを
    階層化してなる記憶空間を設け、 前記断片地図データを描画したときの図形に外接する外
    接矩形を算出し、該外接矩形のサイズ以上のメッシュサ
    イズを有するレベルを前記断片データの格納レベルとし
    て検出するレベル選択手段と、 前記検出されたレベルを構成するメッシュのうち前記外
    接矩形の所定座標が位置するメッシュに前記断片地図デ
    ータを格納させる格納手段と、を備えたことを特徴とす
    る地図データ記憶システム。
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