JP2002323921A - プラント保守支援システム及びプラント保守支援方法 - Google Patents

プラント保守支援システム及びプラント保守支援方法

Info

Publication number
JP2002323921A
JP2002323921A JP2001127882A JP2001127882A JP2002323921A JP 2002323921 A JP2002323921 A JP 2002323921A JP 2001127882 A JP2001127882 A JP 2001127882A JP 2001127882 A JP2001127882 A JP 2001127882A JP 2002323921 A JP2002323921 A JP 2002323921A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plant
time
probability
database
inspection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001127882A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroko Handa
博子 半田
Nobuhiko Nishimura
宣彦 西村
Hirotoshi Matsumoto
拓俊 松本
Nobuya Yoshimoto
宣哉 吉本
Masahiro Kobayashi
雅浩 小林
Kimihiko Tominaga
公彦 富永
Takami Hayashi
貴美 林
Mari Shiki
麻里 志岐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2001127882A priority Critical patent/JP2002323921A/ja
Publication of JP2002323921A publication Critical patent/JP2002323921A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】より適切な検査対策プログラムをプラントに提
供すること。 【解決手段】プラント5−1〜5−nに関するプラント
情報10−1〜10−nを生成するプラント端末3−1
〜3−nと、回線網2を介してプラント情報10−1〜
10−nを受信する保守支援サーバ4とを具備してい
る。保守支援サーバ4は、プラント情報10−1〜10
−nに基づいて時間対破壊確率線図71〜75を作成す
る破壊確率計算ツール8と、時間対破壊確率線図71〜
75に基づいて検査対策プログラム20−1〜20−n
を作成する意思決定システム9とを備えている。時間対
破壊確率線図71〜75は、プラント5−1〜5−nが
破壊する時間Tの確率分布を示している。検査対策プロ
グラム20−1〜20−nは、プラント5−1〜5−n
に実施される対策の内容と対策時期tとを示している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラント保守支援
システム及びプラント保守支援方法に関し、特に、プラ
ントに対して対策の内容と対策時期とを提供するプラン
ト保守支援システム及びプラント保守支援方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】プラントでは、正常な運転のためのメン
テナンスが実施されている。このようなメンテナンスと
して、RCM(Reliability Center
edMaintenance)、RM(Reactiv
e Maintenance)およびRBM(Risk
Based Maintenance)が例示されて
いる。
【0003】RCMでは、検査対策の内容と対策時期が
プラントを構成する各部品の信頼性、寿命に基づいて、
エンジニアにより決定される。RCMでは、各部品の信
頼性が極大化するように、保守計画が立案される。RC
Mでは、事故を許容しないための早期点検、早期補修・
取り替えが実施される。このとき、保守戦略は、経済性
が考慮されない。
【0004】図19は、RCMによる検査対策プログラ
ムの作成方法を示している。まず、エンジニアは、対象
であるプラントを構成するユニットに類似したユニット
の故障に関するデータを取得する(ステップS10
1)。エンジニアは、各ユニットの運転時間、使用温
度、使用材料、寿命消費率、運転履歴、発生応力を取得
する(ステップS102)。エンジニアは、故障のデー
タ、運転時間、使用温度、使用材料、寿命消費率、運転
履歴、発生応力に基づいて検査を実施するプラントの部
位を選定する(ステップS103)。
【0005】エンジニアは、選定された部位の検査を実
施してその部位の寿命を計算する(ステップS10
4)。その部位が処置限界寿命を越えて使用されていた
ら、その部位を補修または新規のユニットに取り換える
(ステップS105)。
【0006】その部位がまだ処置限界寿命に達していな
かったならば、その部位に必要な対策を決定する(ステ
ップS106)。この必要な対策としては、時期をみて
再検査するか(ステップS107)、定期検査を実施す
るか(ステップS108)、または、損傷の監視を実施
するか(ステップS109)が例示される。
【0007】RMは、パイロットプラントに例示される
事故の影響の程度が小さいプラントに適用されるメンテ
ナンス方法である。RMでは、検査対策の内容と対策時
期が各部品の事故の発生に基づいて決定され、設備の余
裕が小さくなると莫大な費用が必要となり、経営が悪化
する可能性がある。
【0008】RBMでは、検査対策の内容と対策時期が
プラントの各部品のリスクと正味現在価値とに基づいて
経営者により決定される。このRBMは、規制緩和環境
(競争市場)に適する。各部品の事故による影響の程度
と事故が発生する確率の積をリスクとして、各部品のリ
スクを評価して、そのリスクが最小になるように保守戦
略を選定する。このRBMでは、経済性が最優先され
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、より
適切な検査対策プログラムをプラントに提供するプラン
ト保守支援システム及びプラント保守支援方法を提供す
ることにある。本発明の他の課題は、コストがより小さ
い検査対策プログラムをプラントに提供するプラント保
守支援システム及びプラント保守支援方法を提供するこ
とにある。本発明のさらに他の課題は、リスクがより小
さい検査対策プログラムをプラントに提供するプラント
保守支援システム及びプラント保守支援方法を提供する
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】その課題を解決するため
の手段が、下記のように表現される。その表現中に現れ
る技術的事項には、括弧()付きで、番号、記号等が添
記されている。その番号、記号等は、本発明の実施の複
数・形態又は複数の実施例のうちの少なくとも1つの実
施の形態又は複数の実施例を構成する技術的事項、特
に、その実施の形態又は実施例に対応する図面に表現さ
れている技術的事項に付せられている参照番号、参照記
号等に一致している。このような参照番号、参照記号
は、請求項記載の技術的事項と実施の形態又は実施例の
技術的事項との対応・橋渡しを明確にしている。このよ
うな対応・橋渡しは、請求項記載の技術的事項が実施の
形態又は実施例の技術的事項に限定されて解釈すること
を意味しない。
【0011】本発明によるプラント保守支援システム
(1)は、プラント(5−1〜5−n)に関するプラン
ト情報(10−1〜10−n)を生成するプラント端末
(3−1〜3−n)と、回線網(2)を介してプラント
情報(10−1〜10−n)を受信する保守支援サーバ
(4)とを具備している。保守支援サーバ(4)は、プ
ラント情報(10−1〜10−n)に基づいて時間対破
壊確率線図(71〜75)を作成する破壊確率計算ツー
ル(8)と、時間対破壊確率線図(71〜75)に基づ
いて検査対策プログラム(20−1〜20−n)を作成
する意思決定システム(9)とを備えている。時間対破
壊確率線図(71〜75)は、対策を実施したときのプ
ラント(5−1〜5−n)が破壊する時間(T)の確率
分布を示している。この時間(T)は、単純な時間、プ
ラント(5−1〜5−n)の運転時間、プラント(5−
1〜5−n)が起動・停止した回数を示す発停回数を含
んでいる。検査対策プログラム(20−1〜20−n)
は、プラント(5−1〜5−n)に実施される対策の内
容と対策時期(t)とを示している。
【0012】検査対策プログラム(20−1〜20−
n)は、時間対破壊確率線図(71〜75)に基づいて
作成される。このような検査対策プログラム(20−1
〜20−n)は、より適切である。
【0013】プラント情報(10−1〜10−n)は、
プラント(5−1〜5−n)を構成するコンポーネント
の材質、使用条件を示すシステムインフォメーションデ
ータベース(12)と、各コンポーネントに発生した損
傷に関する情報および各コンポーネントに実施した保守
に関する情報を示す損傷保守履歴データベース(13)
と、各検査方法の損傷を検出する確率を示す検査法デー
タベース(14)と、各メンテナンスで取り替えられる
コンポーネントの範囲を示すメンテナンス戦略データベ
ース(15)とを含んでいる。
【0014】破壊確率計算ツール(8)は、システムイ
ンフォメーションデータベース(12)に基づいてコン
ポーネントに破壊が発生する時間(T)の確率分布を示
す第1時間対破壊確率線図(71)を作成し、第1時間
対破壊確率線図(71)と損傷保守履歴データベース
(13)とに基づいて各破壊が発生する時間(T)の確
率分布を示す第2時間対破壊確率線図(72)を作成
し、第2時間対破壊確率線図(72)、検査法データベ
ース(14)、およびメンテナンス戦略データベース
(15)に基づいて検査またはメンテナンスを実施した
ときのコンポーネントに破壊が発生する時間(T)の確
率分布を示す第3時間対破壊確率線図(74)を作成す
る。
【0015】検査対策プログラム(20−1〜20−
n)は、第3時間対破壊確率線図(74)に基づいて作
成される。このような検査対策プログラム(20−1〜
20−n)によれば、プラント(5−1〜5−n)に発
生するリスクがより小さい。
【0016】プラント情報(10−1〜10−n)は、
プラント(5−1〜5−n)に発生する破壊により必要
になるコストを示す事故コストデータベース(16)
と、プラント(5−1〜5−n)に実施する対策のコス
トを示す補修・取替コストデータベース(17)とを更
に含み、意思決定システム(9)は、第3時間対破壊確
率線図(74)、事故コストデータベース(16)、及
び、補修・取替コストデータベース(17)に基づい
て、プラント(5−1〜5−n)に検査対策を実施する
ときの累積コストの期待値と実施しないときの累積コス
トの期待値との差の正味現在価値を導出し、その正味現
在価値が最大である検査対策プログラム(20−1〜2
0−n)を作成する。
【0017】検査対策プログラム(20−1〜20−
n)は、第3時間対破壊確率線図(74)に基づいて作
成される。このような検査対策プログラム(20−1〜
20−n)によれば、検査対策に必要なコストがより小
さい。
【0018】プラント情報(10−1〜10−n)は、
対策の内容と対策時期(t)とを制限する条件を示す運
転制約条件データベース(18)を更に含み、検査対策
プログラム(20−1〜20−n)は、条件を満たして
いることが好ましい。このような条件としては、年間保
守費用の上限額、プラント(5−1〜5−n)を停止さ
せてはいけない期間が例示される。
【0019】本発明によるプラント保守支援方法は、プ
ラント端末(3−1〜3−n)から回線網(2)を介し
てプラント(5−1〜5−n)に関するプラント情報
(10−1〜10−n)を受信するステップと、プラン
ト情報(10−1〜10−n)に基づいて時間対破壊確
率線図(71〜75)を作成するステップと、時間対破
壊確率線図(71〜75)に基づいて、検査対策プログ
ラム(20−1〜20−n)を作成するステップと、検
査対策プログラム(20−1〜20−n)をプラント端
末(3−1〜3−n)に送信するステップとを具備して
いる。時間対破壊確率線図(71〜75)は、プラント
(5−1〜5−n)が破壊する時間(T)の確率分布を
示し、検査対策プログラム(20−1〜20−n)は、
プラント(5−1〜5−n)に実施される対策の内容と
対策時期(t)とを示している。
【0020】検査対策プログラム(20−1〜20−
n)は、時間対破壊確率線図(71〜75)に基づいて
作成される。このような検査対策プログラム(20−1
〜20−n)は、より適切である。
【0021】プラント情報(10−1〜10−n)は、
プラント(5−1〜5−n)を構成するコンポーネント
の材質、使用条件を示すシステムインフォメーションデ
ータベース(12)と、各コンポーネントに発生した損
傷に関する情報および各コンポーネントに実施した保守
に関する情報を示す損傷保守履歴データベース(13)
と、各検査方法の損傷を検出する確率を示す検査法デー
タベース(14)と、各メンテナンスで取り替えられる
コンポーネントの範囲を示すメンテナンス戦略データベ
ース(15)とを含んでいる。
【0022】時間対破壊確率線図(71〜75)を作成
するステップは、システムインフォメーションデータベ
ース(12)に基づいてコンポーネントに破壊が発生す
る時間(T)の確率分布を示す第1時間対破壊確率線図
(71)を作成するステップと、第1時間対破壊確率線
図(71)と損傷保守履歴データベース(13)とに基
づいて各破壊が発生する時間(T)の確率分布を示す第
2時間対破壊確率線図(72)を作成するステップと、
第2時間対破壊確率線図(72)、検査法データベース
(14)、およびメンテナンス戦略データベース(1
5)に基づいて検査またはメンテナンスを実施したとき
のコンポーネントに破壊が発生する時間(T)の確率分
布を示す第3時間対破壊確率線図(74)を作成するス
テップとを備えている。
【0023】検査対策プログラム(20−1〜20−
n)は、第3時間対破壊確率線図(74)に基づいて作
成される。このような検査対策プログラム(20−1〜
20−n)によれば、プラント(5−1〜5−n)に発
生するリスクがより小さい。
【0024】プラント情報(10−1〜10−n)は、
プラント(5−1〜5−n)に発生する破壊により必要
になるコストを示す事故コストデータベース(16)
と、プラント(5−1〜5−n)に実施する対策のコス
トを示す補修・取替コストデータベース(17)とを更
に含み、検査対策プログラム(20−1〜20−n)を
作成するステップは、第3時間対破壊確率線図(7
4)、事故コストデータベース(16)、及び、補修・
取替コストデータベース(17)に基づいて、プラント
(5−1〜5−n)に検査対策を実施するときの累積コ
ストの期待値と実施しないときの累積コストの期待値と
の差の正味現在価値を導出するステップと、その正味現
在価値が最大である検査対策プログラム(20−1〜2
0−n)を作成するステップとを備えている。
【0025】検査対策プログラム(20−1〜20−
n)は、第3時間対破壊確率線図(74)に基づいて作
成される。このような検査対策プログラム(20−1〜
20−n)によれば、検査対策に必要なコストがより小
さい。
【0026】プラント情報(10−1〜10−n)は、
対策の内容と対策時期(t)とを制限する条件を示す運
転制約条件データベース(18)を更に含み、検査対策
プログラム(20−1〜20−n)は、条件を満たして
いることが好ましい。このような条件としては、年間保
守費用の上限額、プラント(5−1〜5−n)を停止さ
せてはいけない期間が例示される。
【0027】本発明によるプラント保守支援装置(4)
は、プラント端末(3−1〜3−n)により作成される
プラント(5−1〜5−n)に関するプラント情報(1
0−1〜10−n)を記録するデータベース群と、プラ
ント情報(10−1〜10−n)に基づいて時間対破壊
確率線図(71〜75)を作成する破壊確率計算ツール
(8)と、時間対破壊確率線図(71〜75)に基づい
て検査対策プログラム(20−1〜20−n)を作成す
る意思決定システム(9)とを具備している。時間対破
壊確率線図(71〜75)は、プラント(5−1〜5−
n)が破壊する時間(T)の確率分布を示している。検
査対策プログラム(20−1〜20−n)は、プラント
(5−1〜5−n)に実施される対策の内容と対策時期
(t)とを示している。
【0028】検査対策プログラム(20−1〜20−
n)は、時間対破壊確率線図(71〜75)に基づいて
作成される。このような検査対策プログラム(20−1
〜20−n)は、より適切である。
【0029】プラント情報(10−1〜10−n)は、
プラント(5−1〜5−n)を構成するコンポーネント
の材質、使用条件を示すシステムインフォメーションデ
ータベース(12)と、各コンポーネントに発生した損
傷に関する情報および各コンポーネントに実施した保守
に関する情報を示す損傷保守履歴データベース(13)
と、各検査方法の損傷を検出する確率を示す検査法デー
タベース(14)と、各メンテナンスで取り替えられる
コンポーネントの範囲を示すメンテナンス戦略データベ
ース(15)とを含んでいる。
【0030】システムインフォメーションデータベース
(12)に基づいてコンポーネントに破壊が発生する時
間(T)の確率分布を示す第1時間対破壊確率線図(7
1)を作成し、第1時間対破壊確率線図(71)と損傷
保守履歴データベース(13)とに基づいて各破壊が発
生する時間(T)の確率分布を示す第2時間対破壊確率
線図(72)を作成し、第2時間対破壊確率線図(7
2)、検査法データベース(14)、およびメンテナン
ス戦略データベース(15)に基づいて検査またはメン
テナンスを実施したときのコンポーネントに破壊が発生
する時間(T)の確率分布を示す第3時間対破壊確率線
図(74)を作成する。
【0031】検査対策プログラム(20−1〜20−
n)は、第3時間対破壊確率線図(74)に基づいて作
成される。このような検査対策プログラム(20−1〜
20−n)によれば、プラント(5−1〜5−n)に発
生するリスクがより小さい。
【0032】プラント情報(10−1〜10−n)は、
プラント(5−1〜5−n)に発生する破壊により必要
になるコストを示す事故コストデータベース(16)
と、プラント(5−1〜5−n)に実施する対策のコス
トを示す補修・取替コストデータベース(17)とを更
に含んでいる。意思決定システム(9)は、第3時間対
破壊確率線図(74)、事故コストデータベース(1
6)、及び、補修・取替コストデータベース(17)に
基づいて、プラント(5−1〜5−n)に検査対策を実
施するときの累積コストの期待値と実施しないときの累
積コストの期待値との差の正味現在価値を導出し、その
正味現在価値が最大である検査対策プログラム(20−
1〜20−n)を作成する。
【0033】検査対策プログラム(20−1〜20−
n)は、第3時間対破壊確率線図(74)に基づいて作
成される。このような検査対策プログラム(20−1〜
20−n)によれば、検査対策に必要なコストがより小
さい。
【0034】プラント情報(10−1〜10−n)は、
対策の内容と対策時期(t)とを制限する条件を示す運
転制約条件データベース(18)を更に含み、検査対策
プログラム(20−1〜20−n)は、条件を満たして
いることが好ましい。このような条件としては、年間保
守費用の上限額、プラント(5−1〜5−n)を停止さ
せてはいけない期間が例示される。
【0035】本発明によるプラント保守支援プログラム
は、プラント端末(3−1〜3−n)から回線網(2)
を介してプラント(5−1〜5−n)に関するプラント
情報(10−1〜10−n)を受信するステップと、プ
ラント情報(10−1〜10−n)に基づいて時間対破
壊確率線図(71〜75)を作成するステップと、時間
対破壊確率線図(71〜75)に基づいて、検査対策プ
ログラム(20−1〜20−n)を作成するステップ
と、検査対策プログラム(20−1〜20−n)をプラ
ント端末(3−1〜3−n)に送信するステップとを具
備している。時間対破壊確率線図(71〜75)は、プ
ラント(5−1〜5−n)が破壊する時間(T)の確率
分布を示し、検査対策プログラム(20−1〜20−
n)は、プラント(5−1〜5−n)に実施される対策
の内容と対策時期(t)とを示している。
【0036】検査対策プログラム(20−1〜20−
n)は、時間対破壊確率線図(71〜75)に基づいて
作成される。このような検査対策プログラム(20−1
〜20−n)は、より適切である。
【0037】プラント情報(10−1〜10−n)は、
プラント(5−1〜5−n)を構成するコンポーネント
の材質、使用条件を示すシステムインフォメーションデ
ータベース(12)と、各コンポーネントに発生した損
傷に関する情報および各コンポーネントに実施した保守
に関する情報を示す損傷保守履歴データベース(13)
と、各検査方法の損傷を検出する確率を示す検査法デー
タベース(14)と、各メンテナンスで取り替えられる
コンポーネントの範囲を示すメンテナンス戦略データベ
ース(15)とを含んでいる。
【0038】時間対破壊確率線図(71〜75)を作成
するステップは、システムインフォメーションデータベ
ース(12)に基づいてコンポーネントに破壊が発生す
る時間(T)の確率分布を示す第1時間対破壊確率線図
(71)を作成するステップと、第1時間対破壊確率線
図(71)と損傷保守履歴データベース(13)とに基
づいて各破壊が発生する時間(T)の確率分布を示す第
2時間対破壊確率線図(72)を作成するステップと、
第2時間対破壊確率線図(72)、検査法データベース
(14)、およびメンテナンス戦略データベース(1
5)に基づいて検査またはメンテナンスを実施したとき
のコンポーネントに破壊が発生する時間(T)の確率分
布を示す第3時間対破壊確率線図(74)を作成するス
テップとを備えている。
【0039】検査対策プログラム(20−1〜20−
n)は、第3時間対破壊確率線図(74)に基づいて作
成される。このような検査対策プログラム(20−1〜
20−n)によれば、プラント(5−1〜5−n)に発
生するリスクがより小さい。
【0040】プラント情報(10−1〜10−n)は、
プラント(5−1〜5−n)に発生する破壊により必要
になるコストを示す事故コストデータベース(16)
と、プラント(5−1〜5−n)に実施する対策のコス
トを示す補修・取替コストデータベース(17)とを更
に含み、検査対策プログラム(20−1〜20−n)を
作成するステップは、第3時間対破壊確率線図(7
4)、事故コストデータベース(16)、及び、補修・
取替コストデータベース(17)に基づいて、プラント
(5−1〜5−n)に検査対策を実施するときの累積コ
ストの期待値と実施しないときの累積コストの期待値と
の差の正味現在価値を導出するステップと、その正味現
在価値が最大である検査対策プログラム(20−1〜2
0−n)を作成するステップとを備えている。
【0041】検査対策プログラム(20−1〜20−
n)は、第3時間対破壊確率線図(74)に基づいて作
成される。このような検査対策プログラム(20−1〜
20−n)によれば、検査対策に必要なコストがより小
さい。
【0042】プラント情報(10−1〜10−n)は、
対策の内容と対策時期(t)とを制限する条件を示す運
転制約条件データベース(18)を更に含み、検査対策
プログラム(20−1〜20−n)は、条件を満たして
いることが好ましい。このような条件としては、年間保
守費用の上限額、プラント(5−1〜5−n)を停止さ
せてはいけない期間が例示される。
【0043】
【発明の実施の形態】図面を参照して、本発明によるプ
ラント保守支援システムの実施の形態を説明する。その
プラント保守支援システム1は、複数の情報処理装置が
回線網2を介して双方向に接続されている。回線網2と
しては、インターネットが例示される。その複数の情報
処理装置は、複数のプラント端末3−1〜3−n(n=
1,2,3,…)と保守支援サーバ4とから形成されて
いる。プラント端末3−i(i=1,2,3,…,n)
は、それぞれプラント5−iに属している。プラント5
−1〜5−nは、互いに別個のプラントである。保守支
援サーバ4は、保守支援業者6に属している。保守支援
業者6は、各プラント5−iに対してプラント5−iの
最適な検査対策プログラムを提供する契約を締結してい
る。
【0044】プラント端末3−iは、プラント5−iに
関する情報であるプラント情報10−iを保守管理サー
バ4に回線網2を介して送信する。保守管理サーバ4
は、プラント情報10−iに基づいて最適なプラント5
−iの検査および保守の方法とその対策時期とを示す検
査対策プログラム20−iを作成してプラント端末3−
iに回線網2を介して送信する。プラントを管理する管
理者は、検査対策プログラム20−iに基づいてプラン
ト5−iを検査または対策を実施する。
【0045】保守支援サーバ4は、複数のデータベース
群7−1〜7−nを有し、コンピュータプログラムであ
る破壊確率計算ツール8と意思決定システム9とを搭載
している。複数のデータベース群7−1〜7−nは複数
のプラント5−1〜5−nと同数が設けられ、データベ
ース群7−iはプラント5−iに対応してプラント5−
iに関する情報を記録している。
【0046】データベース群7−iは、図2に示されて
いるように、システムコンポーネント定義データベース
11、システムインフォメーションデータベース12、
損傷保守履歴データベース13、検査法データベース1
4、メンテナンスの戦略データベース15、事故コスト
データベース16、補修・取替コストデータベース17
および運転制約条件データベース18とから形成されて
いる。
【0047】システムコンポーネント定義データベース
11は、図3に示されているように、プラント5−iを
構成しているコンポーネントのリストであり、その各々
のコンポーネント22がコード番号21に対応づけられ
て記録されている。コンポーネント22の各々は、プラ
ント5−iの運転時に概ね同一の環境で使用されてい
る。プラント5−iが火力発電所であるとき、コンポー
ネント22として、火炉蒸発管、1次過熱器、2次過熱
器、1次再熱器、2次再熱器、節炭器、エアヒータ、フ
ァン、過熱低減器、バーナー、スーツブロア、天井管、
ハンガーチューブ、主蒸気管、高温再熱蒸気管、低温再
熱蒸気管等が例示される。
【0048】システムインフォメーションデータベース
12は、図4に示されているように、コンポーネント2
3、項目24およびインフォメーション25(情報)を
対応づけて記録している。項目24は、コンポーネント
23毎に異なり、コンポーネントが火炉蒸発管であると
き、項目24としては、図面番号、管材質、寸法、ts
r、継ぎ手溶接材料、継ぎ手溶接法、蒸気圧力、蒸気温
度、実測メタル温度、フィン材質、フィン溶接材料が例
示される。すなわち、システムインフォメーションデー
タベース12は、コンポーネント23の寿命を推測する
ために必要な情報、たとえば、コンポーネント23を構
成するエレメントの材質と運転条件(圧力、温度)とを
示している。
【0049】損傷保守履歴データベース13は、図5に
示されているように、各コンポーネント毎に発生した損
傷に関する情報を記録し、各コンポーネントに実施した
保守に関する情報を記録している。損傷に関する情報と
しては、損傷が発生した年月日31、損傷が発生した位
置32、損傷の状況33、損傷推定原因34、対策3
5、対策範囲の図面番号36、取り替え費用37、調査
報告資料38が例示される。
【0050】検査法データベース14は、各検査方法の
損傷を検出する確率を示し、その検査方法は、プラント
5−iに実施が想定される検査対策プログラム20−i
に含まれている。検査法データベース14は、図6に示
されているように、コンポーネント41、損傷モード4
2、検査法43および損傷検出確率線図44を対応づけ
て記録している。損傷モード42は、コンポーネント4
1に対して生じうる破壊の要因である。損傷モード42
は、火炉蒸発管についてはクリープ、熱疲労、高温腐
食、エロージョンが例示され、1次過熱器についてはク
リープ、熱疲労、機械疲労、高温腐食が例示される。検
査法43は、こららの損傷モード42の損傷の程度を評
価する方法である。検査法43としては、損傷モードが
クリープの場合は、外観、UT、MT、PT、レプリカ
が例示される。熱疲労に対しては、UT、MT、PT、
レプリカが例示される。高温腐食に対しては、UT、レ
プリカが例示される。エロージョンに対しては、UTが
例示される。損傷検出確率線図44は、検査法43で損
傷が検出することができる確率であり、たとえば、クリ
ープでは、亀裂寸法に応じた検出確率分布を示してい
る。
【0051】メンテナンスの戦略データベース15は、
各メンテナンスで取り替えられるコンポーネントの範囲
を示し、そのメンテナンスは、プラント5−iに実施が
想定される検査対策プログラム20−iに含まれてい
る。メンテナンスの戦略データベース15は、図7に示
されているように、コンポーネント51、メンテナンス
方法52、取り替え範囲53および取り替え方法54が
対応づけられて記録されている。メンテナンス方法52
は、コンポーネント51に実施されるメンテナンスの方
法を示している。取り替え範囲53は、メンテナンス方
法52に伴って取り替えられるコンポーネント51の部
分を示している。取り替え方法54は、取り替え範囲5
3を取り替える方法を示している。
【0052】事故コストデータベース16は、図8に示
されているように、コンポーネント56と破壊時のコス
ト57が対応づけられて記録されている。破壊時のコス
ト57は、コンポーネント56が破壊したときに必要に
なるコストを示している。その破壊は、コンポーネント
に要求されている機能を実行できなくなった状態、規制
により決められた基準を超えた状態、または、使用者に
より決められた基準を超えた状態に例示される事象であ
る。破壊時のコスト57としては、破壊を復旧するため
のコストとプラント5−iの運転停止による損害額とが
含まれている。
【0053】補修・取替コストデータベース17は、図
9に示されているように、コンポーネント61、補修・
取替法62およびコスト63を対応づけて記録してい
る。コスト63は、コンポーネント61に対して補修・
取り替え法62を実施するために必要なコストを示して
いる。
【0054】運転制約条件データベース18は、図10
に示されているように、条件65と範囲66とを対応づ
けて記録している。条件65は、作成される検査対策プ
ログラム20−iを制限する条件を示している。条件6
5としては、年間保守費用の上限額、プラント5−iを
停止させてはいけない期間が例示される。範囲66は、
条件65に対応する数値の範囲を示している。
【0055】図11は、破壊確率計算ツール8が保守管
理サーバ4に実行させる動作を示している。まず、シス
テムコンポーネント定義データベース11とシステムイ
ンフォメーションデータベース12に基づいて時間対破
壊確率線図が作成される(ステップS1)。すなわち、
プラント5−iを構成する各コンポーネントの時間対破
壊確率線図が作成される。この時間対破壊確率線図は、
破壊が発生する時間の確率分布を示し、例えばモンテカ
ルロシミュレーションにより作成される。
【0056】ステップS1で作成された各時間対破壊確
率線図は、損傷保守履歴データベース13とBayes
ian理論とに基づいてアップデートされる(ステップ
S2)。すなわち、ステップS1で作成された各時間対
破壊確率線図と観測された各コンポーネントに発生した
損傷とを関連させ、各コンポーネントに破壊が発生する
時間の確率分布を推測する。その推測に基づいて、各コ
ンポーネントに破壊が発生する時間の確率分布を示す時
間対破壊確率線図が作成される。
【0057】ステップS2で作成された各時間対破壊確
率線図は、さらに検査法データベース14に基づいて更
新される(ステップS3)。コンポーネントが検査され
て欠陥が発見されたとき、その欠陥は補修される。この
ような補修により、コンポーネントに破壊が発生する確
率は小さくなる。さらに、コンポーネントの部品の定期
的な取り替えに例示される保守により、コンポーネント
に破壊が発生する確率は小さくなる。すなわち、このよ
うな確率変化を反映して、ステップS2で作成された各
時間対破壊確率線図は、さらに更新される。
【0058】図12は、ステップS1で作成された時間
対破壊確率線図を示している。その時間対破壊確率線図
は、破壊が発生する時間Tの確率分布71を示してい
る。この時間Tは、単純な時間、プラント5−1〜5−
nの運転時間、プラント5−1〜5−nが起動・停止し
た回数を示す発停回数を含んでいる。確率分布71は、
破壊が発生する確率が時間Tとともに大きくなることを
示し、破壊が発生する確率の増加量が時間Tとともに大
きくなることを示している。
【0059】図13は、ステップS2でアップデートさ
れた時間対破壊確率線図を示している。その時間対破壊
確率線図は、破壊が発生する時間Tの確率分布72を示
している。例えば、確率分布72は、確率分布73と比
較して同じ時間Tでは破壊が発生する確率が小さいこと
を示している。
【0060】図14は、ステップS3で作成された時間
対破壊確率線図を示している。その時間対破壊確率線図
は、プラント5−iを構成する各コンポーネントに実施
される検査対策プログラム毎に作成され、破壊が発生す
る時間Tの確率分布74を示している。確率分布75
は、検査対策を実施しないときの破壊が発生する確率を
示している。その確率は、そのコンポーネントに発生す
る複数の破壊の確率の和で表現される。コンポーネント
に実施される検査対策プログラムは、複数の破壊の確率
に影響を及ぼす。このため、確率分布74は、破壊が発
生する確率がコンポーネントに検査対策が実施された対
策時期tに減少し、その後、再度、破壊が発生する確率
が時間Tとともに大きくなることを示している。この時
間対破壊確率線図は、検査対策を実施する対策時期tに
ついて連続的に作成され、または、検査対策を実施する
時期にのみについて作成される。
【0061】図15は、意思決定システム9が保守管理
サーバ4に実行させる動作を示している。まず、破壊確
率計算ツール8により作成された破壊が発生する時間T
の確率分布74に基づいて、時間対コスト期待値線図が
作成される(ステップS11)。時間対コスト期待値線
図はコスト累積値81を示し、コスト累積値81はコン
ポーネントに検査・対策を実施したときの時間Tに対応
するコストの累積値を示している。時間対コスト期待値
線図はさらにコスト累積値82を示し、コスト累積値8
2はコンポーネントに検査・対策を実施しないときの時
間Tに対応するコストの累積値を示している。
【0062】時間対コスト期待値線図に基づいて、対策
毎の正味現在価値(Net Present Valu
e;以下、「NPV」と略記される。)が導き出され、
検査対策を実施していないときの累積コストとの差のN
PVが導出される(ステップS12)。さらに、導出さ
れたNPVに基づいて、各対策毎に対策時期tに対応す
るNPVを示すNPV線図を作成する。
【0063】導出されたNPVに基づいて、最適な検査
対策プログラム20−iが導出される(ステップS1
3)。すなわち、運転制約条件データベース18により
制限される条件を満たし、かつ対策を実施したときのN
PVが最大である対策と対策時期tを検査対策プログラ
ム20−iとする。
【0064】図16は、ステップS11で作成される時
間対累積コスト線図を示している。時間対累積コスト線
図は、累積コスト81を示し、累積コスト81は、破壊
が発生したときに必要なコストと対策に必要なコストと
の和の時間Tに対応する期待値を示している。時間対累
積コスト線図は、さらに累積コスト82を示し、累積コ
スト82は、対策を実施しないときに必要なコストを示
し、時間Tに対応するコストの期待値を示している。
【0065】図17は、ステップS12で作成されるN
PV線図を示している。NPV線図は、所定の時間Tで
の累積コスト81と累積コスト82との差のNPV83
を対策案毎に示している。NPV線図は、各対策を実施
したときと実施しないときの累積コストの差のNPV8
3を示す曲線84,85,86を示している。曲線84
は、A案を実施したときのNPV83を示している。曲
線85は、B案を実施したときのNPV83を示してい
る。曲線86は、C案を実施したときのNPV83を示
している。
【0066】このNPV線図に基づいて、NPV83が
最大である対策と対策時期tが、最適な検査対策プログ
ラム20−iとして導出される。たとえば、運転制約条
件データベース18により制限される条件がないとき、
A案と対策時期tとが検査対策プログラム20−iと
される。
【0067】図18は、本発明によるプラント保守支援
方法の実施の形態を示している。プラント端末3−i
は、プラント情報10−iを作成し(ステップS2
1)、プラント情報10−iを保守支援サーバ4に送信
する(ステップS22)。
【0068】保守支援サーバ4は、受信したプラント情
報10−iをデータベース群7−iに格納する(ステッ
プS23)。保守支援サーバ4は、データベース群7−
iに基づいて時間対破壊確率線図74〜75を作成する
(ステップS24)。保守支援サーバ4は、さらに時間
対破壊確率線図74〜75に基づいて各対策を実施した
ときのNPVを導出し、最適な検査対策プログラム20
−iを作成する(ステップS25)。保守支援サーバ4
は、作成した検査対策プログラム20−iをプラント端
末3−iに送信する(ステップS26)。
【0069】プラント端末3−iは、検査対策プログラ
ム20−iを受信し、プラントの管理者は、検査対策プ
ログラム20−iに基づいて検査・対策を実施する(ス
テップS27)。
【0070】
【発明の効果】本発明によるプラント保守支援システム
及びプラント保守支援方法は、より適切な検査対策プロ
グラムをプラントに提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明によるプラント保守支援システ
ムの実施の形態を示すブロック図である。
【図2】図2は、データベース群を示すブロック図であ
る。
【図3】図3は、システムコンポーネント定義データベ
ースを示す図である。
【図4】図4は、システムインフォメーションデータベ
ースを示す図である。
【図5】図5は、損傷保守履歴データベースを示す図で
ある。
【図6】図6は、検査法データベースを示す図である。
【図7】図7は、メンテナンスの戦略データベースを示
す図である。
【図8】図8は、事故コストデータベースを示す図であ
る。
【図9】図9は、補修・取替コストデータベースを示す
図である。
【図10】図10は、運転制約条件データベースを示す
図である。
【図11】図11は、破壊確率計算ツールの動作を示す
フローチャートである。
【図12】図12は、時間対破壊確率線図を示すグラフ
である。
【図13】図13は、時間対破壊確率線図を示すグラフ
である。
【図14】図14は、時間対破壊確率線図を示すグラフ
である。
【図15】図15は、意思決定システムの動作を示すフ
ローチャートである。
【図16】図16は、時間対コスト期待値線図を示すグ
ラフである。
【図17】図17は、NPV線図を示すグラフである。
【図18】図18は、本発明によるプラント保守支援方
法の実施の形態を示すフローチャートである。
【図19】図19は、公知のプラント保守支援方法の実
施の形態を示すフローチャートである。
【符号の説明】 1…プラント保守支援システム 2…回線網 3−1〜3−n…プラント端末 4…保守支援サーバ 5−1〜5−n…プラント 6…保守支援業者 7−1〜7−n…データベース群 8…破壊確率計算ツール 9…意思決定システム 10−1〜10−n…プラント情報 20−1〜20−n…検査対策プログラム 11…システムコンポーネント定義データベース 12…システムインフォメーションデータベース 13…損傷保守履歴データベース 14…検査法データベース 15…メンテナンスの戦略データベース 16…事故コストデータベース 17…補修・取替コストデータベース 18…運転制約条件データベース 21…コード番号 22…コンポーネント 24…項目 25…インフォメーション 31…損傷発生年月日 32…損傷発生位置 33…損傷状況 34…損傷推定原因 35…対策 36…対策範囲図面番号 37…取り替え費用 38…調査報告資料 41…コンポーネント 42…損傷モード 43…検査法 44…損傷検出確率線図 51…コンポーネント 52…メンテナンス方法 53…取り替え範囲 54…取り替え方法 56…コンポーネント 57…破壊時のコスト 61…コンポーネント 62…補修・取替法 63…コスト 65…条件 66…範囲 71〜75…確率分布 81,82…コストの期待値
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 拓俊 長崎県長崎市深堀町五丁目717番1号 三 菱重工業株式会社長崎研究所内 (72)発明者 吉本 宣哉 長崎県長崎市深堀町五丁目717番1号 三 菱重工業株式会社長崎研究所内 (72)発明者 小林 雅浩 長崎県長崎市飽の浦町1番1号 三菱重工 業株式会社長崎造船所内 (72)発明者 富永 公彦 長崎県長崎市飽の浦町1番1号 三菱重工 業株式会社長崎造船所内 (72)発明者 林 貴美 長崎県長崎市飽の浦町1番1号 三菱重工 業株式会社長崎造船所内 (72)発明者 志岐 麻里 長崎県長崎市飽の浦町1番1号 三菱重工 業株式会社長崎造船所内 Fターム(参考) 5H223 AA01 AA02 BB01 CC01 EE06 EE30 FF08 FF09

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラントに関するプラント情報を生成す
    るプラント端末と、 回線網を介して前記プラント情報を受信する保守支援サ
    ーバとを具備し、 前記保守支援サーバは、 前記プラント情報に基づいて時間対破壊確率線図を作成
    する破壊確率計算ツールと、 前記時間対破壊確率線図に基づいて検査対策プログラム
    を作成する意思決定システムとを備え、 前記時間対破壊確率線図は、対策を実施したときの前記
    プラントが破壊する時間の確率分布を示し、 前記検査対策プログラムは、前記プラントに実施される
    対策の内容と対策時期とを示すプラント保守支援システ
    ム。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記プラント情報は、 前記プラントを構成するコンポーネントの材質、使用条
    件を示すシステムインフォメーションデータベースと、 前記コンポーネント毎に発生した損傷に関する情報およ
    び各コンポーネントに実施した保守に関する情報を示す
    損傷保守履歴データベースと、 各検査方法の損傷を検出する確率を示す検査法データベ
    ースと、 前記コンポーネントに実施される各メンテナンスで取り
    替えられるコンポーネントの範囲を示すメンテナンス戦
    略データベースとを含み、 前記破壊確率計算ツールは、 前記システムインフォメーションデータベースに基づい
    て前記コンポーネントに破壊が発生する時間の確率分布
    を示す第1時間対確率線図を作成し、 前記第1時間対確率線図と前記損傷保守履歴データベー
    スとに基づいて各破壊が発生する時間の確率分布を示す
    第2時間対破壊確率線図を作成し、 前記第2時間対確率線図、前記検査法データベース、お
    よびメンテナンス戦略データベースに基づいて検査また
    はメンテナンスを実施したときの前記コンポーネントに
    前記破壊が発生する時間の確率分布を示す第3時間対破
    壊確率線図を作成するプラント保守支援システム。
  3. 【請求項3】請求項2において、 前記プラント情報は、 前記プラントに発生する破壊により必要になるコストを
    示す事故コストデータベースと、 前記プラントに実施する対策のコストを示す補修・取替
    コストデータベースとを更に含み、 前記意思決定システムは、 前記第3時間対破壊確率線図、前記事故コストデータベ
    ース、及び、前記補修・取替コストデータベースに基づ
    いて、前記プラントに検査対策を実施するときの累積コ
    ストの期待値と実施しないときの累積コストの期待値と
    の差の正味現在価値を導出し、 前記正味現在価値が最大である前記検査対策プログラム
    を作成するプラント保守支援システム。
  4. 【請求項4】請求項3において、 前記プラント情報は、 前記対策の内容と対策時期とを制限する条件を示す運転
    制約条件データベースを更に含み、 前記検査対策プログラムは、前記条件を満たしているプ
    ラント保守支援システム。
  5. 【請求項5】 プラント端末から回線網を介してプラン
    トに関するプラント情報を受信するステップと、 前記プラント情報に基づいて時間対破壊確率線図を作成
    するステップと、 前記時間対破壊確率線図に基づいて、検査対策プログラ
    ムを作成するステップと、 前記検査対策プログラムを前記プラント端末に送信する
    ステップとを具備し、 前記時間対破壊確率線図は、対策を実施したときの前記
    プラントが破壊する時間の確率分布を示し、 前記検査対策プログラムは、前記プラントに実施される
    対策の内容と対策時期とを示すプラント保守支援方法。
  6. 【請求項6】請求項5において、 前記プラント情報は、 前記プラントを構成するコンポーネントの材質、使用条
    件を示すシステムインフォメーションデータベースと、 コンポーネント毎に発生した損傷に関する情報および各
    コンポーネントに実施した保守に関する情報を示す損傷
    保守履歴データベースと、 各検査方法の損傷を検出する確率を示す検査法データベ
    ースと、 各メンテナンスで取り替えられるコンポーネントの範囲
    を示すメンテナンス戦略データベースとを含み、 前記時間対破壊確率線図を作成するステップは、 前記システムインフォメーションデータベースに基づい
    て前記コンポーネントに破壊が発生する時間の確率分布
    を示す第1時間対確率線図を作成するステップと、 前記第1時間対確率線図と前記損傷保守履歴データベー
    スとに基づいて各破壊が発生する時間の確率分布を示す
    第2時間対破壊確率線図を作成するステップと、 前記第2時間対確率線図、前記検査法データベース、お
    よびメンテナンス戦略データベースに基づいて検査また
    はメンテナンスを実施したときの前記コンポーネントに
    前記破壊が発生する時間の確率分布を示す第3時間対破
    壊確率線図を作成するステップとを備えるプラント保守
    支援方法。
  7. 【請求項7】請求項6において、 前記プラント情報は、 前記プラントに発生する破壊により必要になるコストを
    示す事故コストデータベースと、 前記プラントに実施する対策のコストを示す補修・取替
    コストデータベースとを更に含み、 前記検査対策プログラムを作成するステップは、 前記第3時間対破壊確率線図、前記事故コストデータベ
    ース、及び、前記補修・取替コストデータベースに基づ
    いて、前記プラントに検査対策を実施するときの累積コ
    ストの期待値と実施しないときの累積コストの期待値と
    の差の正味現在価値を導出するステップと、 前記正味現在価値が最大である前記検査対策プログラム
    を作成するステップとを備えるプラント保守支援方法。
  8. 【請求項8】請求項7において、 前記プラント情報は、 前記対策の内容と対策時期とを制限する条件を示す運転
    制約条件データベースを更に含み、 前記検査対策プログラムは、前記条件を満たしているプ
    ラント保守支援方法。
  9. 【請求項9】 プラント端末により作成されるプラント
    に関するプラント情報を記録するデータベース群と、 前記プラント情報に基づいて時間対破壊確率線図を作成
    する破壊確率計算ツールと、 前記時間対破壊確率線図に基づいて検査対策プログラム
    を作成する意思決定システムとを具備し、 前記時間対破壊確率線図は、対策を実施したときの前記
    プラントが破壊する時間の確率分布を示し、 前記検査対策プログラムは、前記プラントに実施される
    対策の内容と対策時期とを示すプラント保守支援装置。
  10. 【請求項10】請求項9において、 前記プラント情報は、 前記プラントを構成するコンポーネントの材質、使用条
    件を示すシステムインフォメーションデータベースと、 コンポーネント毎に発生した損傷に関する情報および各
    コンポーネントに実施した保守に関する情報を示す損傷
    保守履歴データベースと、 各検査方法の損傷を検出する確率を示す検査法データベ
    ースと、 各メンテナンスで取り替えられるコンポーネントの範囲
    を示すメンテナンス戦略データベースとを含み、 前記システムインフォメーションデータベースに基づい
    て前記コンポーネントに破壊が発生する時間の確率分布
    を示す第1時間対確率線図を作成し、 前記第1時間対確率線図と前記損傷保守履歴データベー
    スとに基づいて各破壊が発生する時間の確率分布を示す
    第2時間対破壊確率線図を作成し、 前記第2時間対確率線図、前記検査法データベース、お
    よびメンテナンス戦略データベースに基づいて検査また
    はメンテナンスを実施したときの前記コンポーネントに
    前記破壊が発生する時間の確率分布を示す第3時間対破
    壊確率線図を作成するプラント保守支援装置。
  11. 【請求項11】請求項10において、 前記プラント情報は、 前記プラントに発生する破壊により必要になるコストを
    示す事故コストデータベースと、 前記プラントに実施する対策のコストを示す補修・取替
    コストデータベースとを更に含み、 前記意思決定システムは、 前記第3時間対破壊確率線図、前記事故コストデータベ
    ース、及び、前記補修・取替コストデータベースに基づ
    いて、前記プラントに検査対策を実施するときの累積コ
    ストの期待値と実施しないときの累積コストの期待値と
    の差の正味現在価値を導出し、 前記正味現在価値が最大である前記検査対策プログラム
    を作成するプラント保守支援装置。
  12. 【請求項12】請求項11において、 前記プラント情報は、 前記対策の内容と対策時期とを制限する条件を示す運転
    制約条件データベースを更に含み、 前記検査対策プログラムは、前記条件を満たしているプ
    ラント保守支援装置。
  13. 【請求項13】 プラント端末から回線網を介してプラ
    ントに関するプラント情報を受信するステップと、 前記プラント情報に基づいて時間対破壊確率線図を作成
    するステップと、 前記時間対破壊確率線図に基づいて、検査対策プログラ
    ムを作成するステップと、 前記検査対策プログラムを前記プラント端末に送信する
    ステップとを具備し、 前記時間対破壊確率線図は、対策を実施したときの前記
    プラントが破壊する時間の確率分布を示し、 前記検査対策プログラムは、前記プラントに実施される
    対策の内容と対策時期とを示すプラント保守支援プログ
    ラム。
  14. 【請求項14】請求項13において、 前記プラント情報は、 前記プラントを構成するコンポーネントの材質、使用条
    件を示すシステムインフォメーションデータベースと、 コンポーネント毎に発生した損傷に関する情報および各
    コンポーネントに実施した保守に関する情報を示す損傷
    保守履歴データベースと、 各検査方法の損傷を検出する確率を示す検査法データベ
    ースと、 各メンテナンスで取り替えられるコンポーネントの範囲
    を示すメンテナンス戦略データベースとを含み、 前記時間対破壊確率線図を作成するステップは、 前記システムインフォメーションデータベースに基づい
    て前記コンポーネントに破壊が発生する時間の確率分布
    を示す第1時間対確率線図を作成するステップと、 前記第1時間対確率線図と前記損傷保守履歴データベー
    スとに基づいて各破壊が発生する時間の確率分布を示す
    第2時間対破壊確率線図を作成するステップと、 前記第2時間対確率線図、前記検査法データベース、お
    よびメンテナンス戦略データベースに基づいて検査また
    はメンテナンスを実施したときの前記コンポーネントに
    前記破壊が発生する時間の確率分布を示す第3時間対破
    壊確率線図を作成するステップとを備えるプラント保守
    支援プログラム。
  15. 【請求項15】請求項14において、 前記プラント情報は、 前記プラントに発生する破壊により必要になるコストを
    示す事故コストデータベースと、 前記プラントに実施する対策のコストを示す補修・取替
    コストデータベースとを更に含み、 前記検査対策プログラムを作成するステップは、 前記第3時間対破壊確率線図、前記事故コストデータベ
    ース、及び、前記補修・取替コストデータベースに基づ
    いて、前記プラントに検査対策を実施するときの累積コ
    ストの期待値と実施しないときの累積コストの期待値と
    の差の正味現在価値を導出するステップと、 前記正味現在価値が最大である前記検査対策プログラム
    を作成するステップとを備えるプラント保守支援プログ
    ラム。
  16. 【請求項16】請求項15において、 前記プラント情報は、 前記対策の内容と対策時期とを制限する条件を示す運転
    制約条件データベースを更に含み、 前記検査対策プログラムは、前記条件を満たしているプ
    ラント保守支援プログラム。
JP2001127882A 2001-04-25 2001-04-25 プラント保守支援システム及びプラント保守支援方法 Pending JP2002323921A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001127882A JP2002323921A (ja) 2001-04-25 2001-04-25 プラント保守支援システム及びプラント保守支援方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001127882A JP2002323921A (ja) 2001-04-25 2001-04-25 プラント保守支援システム及びプラント保守支援方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002323921A true JP2002323921A (ja) 2002-11-08

Family

ID=18976675

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001127882A Pending JP2002323921A (ja) 2001-04-25 2001-04-25 プラント保守支援システム及びプラント保守支援方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002323921A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004170225A (ja) * 2002-11-20 2004-06-17 Toshiba Corp プラントのライフサイクル保全計画立案システム
JP2005085178A (ja) * 2003-09-11 2005-03-31 Mitsubishi Electric Corp 設備運用計画作成システム
JP2005221265A (ja) * 2004-02-03 2005-08-18 Toshiba Corp 原子力発電プラント機器検査方法および原子力発電プラント機器検査システム
WO2008155982A1 (ja) * 2007-06-19 2008-12-24 Hitachi, Ltd. 保守管理支援装置およびその表示方法
JP2009098093A (ja) * 2007-10-19 2009-05-07 Gyoseiin Genshino Iinkai Kakuno Kenkyusho 設備の有効メンテナンスモニタ装置
JP2009129380A (ja) * 2007-11-27 2009-06-11 Mitsui Chemicals Inc 検査周期管理装置、管理周期管理装置、及びプログラム
JP2011018124A (ja) * 2009-07-07 2011-01-27 Chugoku Electric Power Co Inc:The 保守経歴管理システムおよび保守経歴管理方法
WO2011036699A1 (ja) * 2009-09-24 2011-03-31 株式会社 東芝 保守方策決定装置および保守方策決定プログラム

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004170225A (ja) * 2002-11-20 2004-06-17 Toshiba Corp プラントのライフサイクル保全計画立案システム
JP2005085178A (ja) * 2003-09-11 2005-03-31 Mitsubishi Electric Corp 設備運用計画作成システム
JP2005221265A (ja) * 2004-02-03 2005-08-18 Toshiba Corp 原子力発電プラント機器検査方法および原子力発電プラント機器検査システム
JP4528533B2 (ja) * 2004-02-03 2010-08-18 株式会社東芝 原子力発電プラント機器検査方法および原子力発電プラント機器検査システム
WO2008155982A1 (ja) * 2007-06-19 2008-12-24 Hitachi, Ltd. 保守管理支援装置およびその表示方法
JP2009003517A (ja) * 2007-06-19 2009-01-08 Hitachi Ltd 保守管理支援装置およびその表示方法
JP2009098093A (ja) * 2007-10-19 2009-05-07 Gyoseiin Genshino Iinkai Kakuno Kenkyusho 設備の有効メンテナンスモニタ装置
JP2009129380A (ja) * 2007-11-27 2009-06-11 Mitsui Chemicals Inc 検査周期管理装置、管理周期管理装置、及びプログラム
JP2011018124A (ja) * 2009-07-07 2011-01-27 Chugoku Electric Power Co Inc:The 保守経歴管理システムおよび保守経歴管理方法
WO2011036699A1 (ja) * 2009-09-24 2011-03-31 株式会社 東芝 保守方策決定装置および保守方策決定プログラム
CN102576428A (zh) * 2009-09-24 2012-07-11 株式会社东芝 保养方策确定装置及保养方策确定程序
JP5426683B2 (ja) * 2009-09-24 2014-02-26 株式会社東芝 保守方策決定装置、方法およびプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Khan et al. Risk-based maintenance (RBM): a quantitative approach for maintenance/inspection scheduling and planning
Das Adhikary et al. Multi criteria FMECA for coal-fired thermal power plants using COPRAS-G
Prakash et al. A supervisory approach to fault-tolerant control of linear multivariable systems
Bhatia et al. Dynamic risk-based inspection methodology
CARAZAS et al. Availability analysis of gas turbines used in power plants
CN102054218A (zh) 涡轮机运行退化确定系统和方法
CN104254810A (zh) 用于一组工厂的条件监视的方法和系统
JP2002073155A (ja) プラント機器の運用診断装置及びその運用診断方法
Zagorowska et al. A survey of models of degradation for control applications
JP2002323921A (ja) プラント保守支援システム及びプラント保守支援方法
Tsai et al. A trivariate optimal replacement policy for a deteriorating system based on cumulative damage and inspections
Patil et al. Reliability analysis of a steam boiler system by expert judgment method and best-fit failure model method: a new approach
Khan et al. A new methodology for risk-based availability analysis
Gupta Stochastic modelling and availability analysis of a critical engineering system
Torrens et al. Multi-Criteria optimisation using past, real time and predictive performance benchmarks
JP2002291156A (ja) 発電量計画立案方法及び発電量計画提供サービス
Bareiß et al. RIMAP demonstration project. Risk-based life management of piping system in power plant Heilbronn
WO2018179938A1 (ja) リスク評価装置、リスク評価方法、及び、リスク評価プログラム
Firmansyah et al. Improvement of Overhaul Maintenance Management System Based on Failure Method Operation Failure Analysis Using The FMEA Method
El Tawil et al. Failure Mode and Effect Analysis of Fire Tube Boilers Under Specific Operative Conditions
Pecht Reliability, maintainability, and availability
WO2023286659A1 (ja) 故障予測装置、故障予測方法、及びプログラム
JP4481228B2 (ja) 保守サービス提供システム
Aagesen Jr et al. Multi-scale modeling of fuel fragmentation and microstructural evolution
Slottner Life Extension of SIEMENS Industrial-Sized Gas Turbines

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070129

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090204

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090602