JP2002323165A - 流体開閉弁 - Google Patents

流体開閉弁

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JP2002323165A
JP2002323165A JP2001128280A JP2001128280A JP2002323165A JP 2002323165 A JP2002323165 A JP 2002323165A JP 2001128280 A JP2001128280 A JP 2001128280A JP 2001128280 A JP2001128280 A JP 2001128280A JP 2002323165 A JP2002323165 A JP 2002323165A
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JP
Japan
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valve holder
lever
passage
valve
wall
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JP2001128280A
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English (en)
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Norio Takehana
憲夫 竹花
Tomoaki Chiba
智陽 千葉
Junichi Yoshida
淳一 吉田
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Mikuni Adec Corp
Original Assignee
Mikuni Adec Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のものと比べて、全体の大きさを小さく
し、バルブホルダーの倒れによるシートずれを無くし、
レバーの回転時にレバーの作動トルクを低減し、しかも
Oリングによる安定的な外部漏れに対する信頼性を確保
できるようにした流体開閉弁を提供するものである。 【解決手段】 ボディ10の空間11内においてバルブ
ホルダー24のスラスト方向の先端箇所と対面する位置
にリードカム19を設け、バルブホルダー24のスラス
ト方向の先端箇所にリードカム19のカム面20と接触
するカムフォロアーである腕部28を設け、スプリング
46によってカム面20と腕部28とを常に接触させ
る。バルブホルダー24の外周面にOリングを設けず、
レバー33の回転本体部35の外壁とボディ10の内壁
との間にOリング47,48を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体の通路を開閉
するための流体開閉弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から例えばオートバイ等において、
燃料タンクと気化器の間の燃料通路に、エンジンの不使
用時に燃料が気化器へ流れるのを防止する燃料タップが
設けられている。従来の燃料タップには、例えば実開平
3−127878号等が知られていおり、その構造を図
9〜図11に示す。
【0003】図9に示すように、ボディ60には、図示
しない燃料タンクと連絡する第一通路61と、図示しな
い気化器と連絡する第二通路62と、それら第一通路6
1と第二通路62と連絡する連絡空間63が形成され、
その連絡空間63はボディ60の開口部と連絡してい
る。ボディ60における第二通路62と連絡空間63と
の連絡位置にテーパ状のシート面64が形成される。ボ
ディ60の連絡空間63内には、図12に示す筒状の端
面にカム面65を形成したリードカム66が固定され
る。ボディ60の連絡空間63内には、バルブホルダー
67(図11)が挿入され、本体部68と把手部69と
から成るレバー70(図11)の本体部68が挿入され
る。その際、バルブホルダー67とレバー70の本体部
68との間にスプリング71を介在させる。ボディ60
の開口部に押えカバー72を取付けることで、バルブホ
ルダー67とレバー70の本体部68をボディ60内に
取付ける。バルブホルダー67とレバー70の本体部6
8は、互いに嵌合してスラスト方向(軸方向)へは相対
的に移動可能であると共に、レバー70の把手部69を
回すことによってバルブホルダー67はレバー70と同
一方向に回転するよう設定されている。
【0004】図9及び図11に示すように、バルブホル
ダー67の外面には、シート面64に着座するためのシ
ートリング73と、ボディ60の内壁と接触して連絡空
間63内の燃料が外部に漏れるのを防止するためのOリ
ング74とが備えられる。バルブホルダー67には、リ
ードカム66のカム面65に接触するための突起75が
形成される。レバー70の本体部68とバルブホルダー
67との間にスプリング71を備えているので、バルブ
ホルダー67の突起75は常にリードカム66のカム面
65に接触する。
【0005】ここで、レバー70の把手部69を回転さ
せることによって、カムの働きによってバルブホルダー
67は軸方向にストロークする。バルブホルダー67に
取付けたシートリング73がボディ60に設けたシート
面64に接触すると、スプリング71の荷重でシートリ
ング73とシート面64との接触を確実にして、第一通
路61と第二通路62との間が閉鎖される。次に、レバ
ー70の把手部69を反対方向に回転させることによっ
て、カムの働きによってバルブホルダー67は図9の状
態から右方向に移動して、シートリング73がシート面
64から離れ、第一通路61と第二通路62との間が連
絡される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この従来例では、バル
ブホルダー67の外壁より外側にリードカム66が設け
られている。このため、リードカム66の直径が大きく
なり、燃料タップ全体(ボディ60)が大きくなるとい
う不具合があった。この従来例では、ボディ60に形成
したシート面64とリードカム66のカム面65との距
離が離れている。このため、バルブホルダー67の倒れ
が発生すると、シートずれが起こるおそれがあった。こ
の従来例では更に、バルブホルダー67の外壁にボディ
60との間のシール部材であるOリング74を備える構
造となっている。このため、バルブホルダー67にOリ
ング74用の溝を形成しなければならず、その溝の位置
での肉厚確保のためにバルブホルダー67の外径寸法を
大きくしなければならず、燃料タップ全体が大きくなる
という不具合があった。その上、レバー70の回転に伴
って、バルブホルダー67は回転すると共に軸方向へ移
動するので、バルブホルダー67に取り付けられたOリ
ング74はボディ60に接触しながら移動する。このた
め、レバー70の回転時にOリング74による摺動抵抗
が発生し、Oリング74の本来の機能である外部漏れに
対するシール性が安定せず、しかもスプリング71によ
るシート力が安定しないという問題があった。
【0007】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、従来のものと比べて、全体の大きさを小さくし、バ
ルブホルダーの倒れによるシートずれを無くし、レバー
の回転時にレバーの作動トルクを低減し、スプリングに
よるバルブシート力を安定化させ、しかもOリングによ
る外部漏れに対するシールの信頼性を確保できるように
した流体開閉弁を提供することを目的とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の流体開閉弁は、第一通路と第二通路とそれら
の第一通路と第二通路とを連絡する空間を有するボディ
と、そのボディの前記空間側に形成されるシート面と、
前記空間内に備えれられるバルブホルダーと、そのバル
ブホルダーに取り付けられるバルブと、前記バルブホル
ダーを回転させることによってスラスト方向に相対的に
変位可能でかつそのバルブホルダーを回転させるための
レバーと、前記バルブホルダーに設ける第一カム部材
と、その第一カム部材と接触するための第二カム部材
と、前記バルブホルダーと前記レバーとの間に備えるも
ので前記第一カム部材と前記第二カム部材とを接触させ
るためのスプリングとを有し、前記レバーの回転に伴っ
て第一通路と第二通路とを連絡したり遮断したりするも
のにおいて、前記バルブホルダーのスラスト方向の先端
箇所に前記第一カム部材を設け、前記ボディにおける前
記バルブホルダーの先端箇所と対面する位置に第一カム
部材と接触する第二カム部材を設けるようにしたもので
ある。
【0009】
【発明の実施の形態】次に本発明を図面に基づいて説明
する。図1は本発明の流体開閉弁の一実施形態を示す断
面図である。ボディ10は内部に空間11を形成した筒
状の形状を基本形状としており、空間11に端面である
シート面12を形成し、他方を開口部とする。その筒状
のボディ10に、筒状の壁面から外方に突出する第一管
13を一体に形成すると共に、シート面12から外側に
向けて突出する第二管14を形成する。第一管13の内
部に第一通路15を形成し、第二管14の内部に第二通
路16を形成し、それら第一通路15と第二通路16は
前記空間11と連絡する。第二通路16の軸中心は筒状
の空間11の軸中心と同一に設定する。ボディ10の空
間11側の壁面には、シート面12に近い側に相対的に
内径の小さい第一内壁17を形成し、開口側に相対的に
内径の大きい第二内壁18を形成する。
【0010】シート面12と第一内壁17とが連絡する
位置に、空間11に突出する2個のカム部材としてのリ
ードカム19を形成する(図2及び図3)。このリード
カム19は、筒状の空間11の中心軸(第二通路16の
中心軸)を中心として第一内壁17に沿って円弧柱状に
形成される。この円弧柱状のリードカム19におけるカ
ム面20はシート面12と反対側に形成され、そのカム
面20は前記シート面12との距離が相対的に短い第一
平面21と、その第一水平面21と連なる傾斜面22
と、その傾斜面22と連なるものであって前記シート面
12との距離が相対的に長い第二平面23とから成る。
【0011】ボディ10の空間11内には、一端閉鎖で
筒状のバルブホルダー24が閉鎖端側を先頭にして挿入
される。図4に示すように、バルブホルダー24はその
閉鎖端面25の外壁側に、ボディ10のシート面12に
密着可能な筒状でゴムなどの弾性体から成るバルブ26
を取付ける。この筒状のバルブ26の直径は、第二通路
16の内径より大きく設定されている。
【0012】筒状のバルブホルダー24の外壁には環状
の溝27が形成されている。ボディ10の空間11内に
バルブホルダー24を挿入した状態においては、第一通
路15の空間11側はバルブホルダー24の溝27に対
向するように設定される。筒状のバルブホルダー24の
外壁には、閉鎖端面25の位置の外周方向に溝27より
外側に突出するカム部材としての腕部28が一体に形成
されている。この腕部28は、図5に示すように、バル
ブホルダー24の外壁の周囲に等間隔を開けて複数個形
成されている。この腕部28は、リードカム19のカム
面20と接触するためのものであり、カムフォロアーと
しての役目を果たす。言い換えると、2箇所のリードカ
ム19はバルブホルダー24のスラスト方向の先端面に
対向して配置されており、リードカム19の直径はバル
ブホルダー24の外壁の直径に近い寸法に設定してあ
る。バルブホルダー24の外壁には、溝27の位置より
開口部側に、溝27より外径が大きいフランジ部29が
形成されている。腕部28の外周先端を連絡する外径と
フランジ部29の外径は同一直径に設定され、それら腕
部28並びにフランジ部29はボディ10の前記第一内
壁17でガイドされるように設定されている。即ち、バ
ルブホルダー24はボディ10の前記第一内壁17でガ
イドされることによって、倒れ発生してもその倒れが小
さくなるように設定される。
【0013】図4に示すように、一端閉鎖で筒状のバル
ブホルダー24の内部空間には、一番奥側に円以外の断
面(四角の断面)を有する嵌合凹部30が形成されてい
る。その嵌合凹部30より開口側には、嵌合凹部30よ
り大きい内径の筒状の第一内壁31が形成されている。
その第一内壁31より開口側には、第一内壁31より大
きい内径の筒状の第二内壁32が形成されている。
【0014】図6に示すように、レバー33は把手部3
4と回転本体部35とを一体に形成したものである。回
転本体部35はボディ10の空間11に挿入するもの
で、その回転本体部35の先端側はバルブホルダー24
の内部空間に挿入される。回転本体部35がボディ10
の空間11の所定位置に挿入された状態では、レバー3
3は回転本体部35の回転軸を中心に回転するが、回転
本体部35のスラスト方向には移動しないように設定さ
れる(スラスト方向に移動しない構造については後述す
る)。回転本体部35の外壁には、自由先端からレバー
33側に向けて順次直径が大きくなる主な複数の段部が
形成されている。それらの主な段部を、第一段部36,
第二段部37,第三段部38,第四段部39とする。ま
た、回転本体部35のうち、先端から第一段部36まで
は、前記バルブホルダー24の嵌合凹部30と嵌合する
断面形状(図4)を有する嵌合突起40となっている。
回転本体部35のうち把手部34と連絡している箇所
は、ボディ10の開口部を閉鎖する形状の蓋部41とな
っている。回転本体部35のうち、第一段部36と第二
段部37との間を第一中間部42とし、第二段部37と
第三段部38との間を第二中間部43とし、第三段部3
8と第四段部39との間を第三中間部44とし、第四段
部39と蓋部41との間を第四中間部45とする。
【0015】図1に示すように、レバー33の回転本体
部35をボディ10の空間11内に挿入した状態では、
回転本体部35の嵌合突起40はバルブホルダー24の
嵌合凹部30に嵌合する。この状態では、回転本体部3
5に対してバルブホルダー24がスラスト方向に相対的
に変位しても、その嵌合が外れないように設定する。こ
の状態では、回転本体部35の第二中間部43の外壁先
端部が、バルブホルダー24の第二内壁32にガイドさ
れるように設定するのが望ましい。
【0016】回転本体部35の第二段部37とバルブホ
ルダー24の端面25の内壁との間にスプリング46が
備えられる。回転本体部35はスラスト方向に移動しな
いように設定されているため、スプリング46によって
バルブホルダー24はボディ10のシート面12側に付
勢される。この結果、バルブホルダー24の腕部28は
リードカム19のカム面20に常に接触させられる。
【0017】回転本体部35の第二中間部43の外壁に
接触すると共にボディ10の第一内壁17に接触するよ
うに、シール部材としての第一Oリング47が備えられ
る。この第一Oリング47は第二中間部43の外壁に備
えるが、第三段部38にも接触させるのが望ましい。更
に、回転本体部35の第三中間部44の外壁に接触する
と共にボディ10の第二内壁18に接触するように、シ
ール部材としての第二Oリング48が備えられる。この
第二Oリング48は第三中間部44の外壁に備えるが、
第4段部39にも接触させるのが望ましい。第一Oリン
グ47と第二Oリング48は、ボディ10の空間11か
らボディ10の開口部への燃料等の漏れを防止するため
のものであるが、第一Oリング47と第二Oリング48
のうち1個のみを備えるようにしても良い。漏れ防止を
確実にするためには、第一Oリング47と第二Oリング
48による2個(またはそれ以上の数)のOリングを備
えるのが望ましい。
【0018】図1及び図7に示すように、ボディ10の
開口部付近に、外周に沿った円弧状の切欠溝49が形成
される。一方、レバー33の回転本体部35の第四中間
部45の外壁には、外方に突出する突起50が形成され
る。突起50には、回転本体部35の挿入先端側の高さ
が相対的に低く、挿入後端側の高さが相対的に高くなる
ような傾斜面51が形成されている。第四中間部45の
直径と突起50の高さとの合計寸法は、ボディ10の第
二内壁18の内径より若干大きいものとする。
【0019】ここで、ボディ10及びレバー33の素材
を合成樹脂とすれば、レバー33の回転本体部35を、
ボディ10の開口部に挿入(圧入)することによって、
突起50をボディ10の円弧状の切欠溝49に嵌合させ
ることができる。回転本体部35に形成した突起50が
ボディ10の円弧状の切欠溝49に嵌合した状態では、
レバー33は回転可能であるが、スラスト方向に移動す
ることが無くなり、レバー33はボディ10から外れる
ことはない。レバー33を回転させると、突起50は切
欠溝49の円弧状の間だけ移動することができる。即
ち、円弧状の切欠溝49の終点は突起50のストッパと
なる。また、レバー33の回転角度が切欠溝49によっ
て所定の範囲に限定されるようにし、そのレバー33の
回転角度は約90度とするのが望ましい。回転本体部3
5の突起50をボディ10の円弧状の切欠溝49に嵌合
した状態において、回転本体部35とバルブホルダー2
4との間に備えたスプリング46は、回転本体部35を
切欠溝49の把手部34側の壁面に接触するよう付勢す
るので、レバー33(回転本体部35)は、スラスト方
向には移動することはない。
【0020】次に、本発明の流体開閉弁の動作について
説明する。バルブホルダー24はスプリング46によっ
て、その腕部28が常にリードカム19に接触させられ
る。例えば、腕部28がリードカム19の第一平面21
に接触している場合(図1の状態)では、バルブホルダ
ー24がシート面12側に一番接近した状態にあり、バ
ルブホルダー24に取付けられた環状のバルブ26がシ
ート面12に接触する。これによって、第二通路16と
空間11(第一通路15)とはバルブ26によって遮断
される。
【0021】第一通路15と第二通路16とが遮断され
た状態から、第一通路15と第二通路16とを連絡する
場合に、レバー33の把手部34を持って反対側に90
度回転させる。これによって、レバー33の回転本体部
35が回転すると共に、回転本体部35の嵌合突起40
と嵌合凹部30を介して嵌合するバルブホルダー24も
回転する。この結果、バルブホルダー24の腕部28の
リードカム19における接触箇所は、第一平面21から
傾斜面22を経て、シート面12より離れた位置にある
第二平面23に移る。この結果、図8に示すように、バ
ルブホルダー24はレバー33の把手部34側に移動
し、バルブ26はシート面12より離れる。この結果、
第一通路15はバルブホルダー24の溝27とバルブホ
ルダー24の腕部28同士の隙間とを介して第二通路1
6と連絡し、第一通路15と第二通路16とが連絡され
る。これによって、例えば燃料が第一通路15から第二
通路16へ流れる。なお、第一通路15から第二通路1
6へ燃料が流れるとしたが、第二通路16から第一通路
15へ燃料が流れるようにしても良い。その後、レバー
33の把手部34を反対側に回転させると、バルブホル
ダー24の腕部28はリードカム19の第一平面21に
接触し、第一通路15と第二通路16とは遮断される。
【0022】以上のように構成した本発明では、2個の
リードカム19はバルブホルダー24のスラスト方向の
先端面に設けられたカムフォロアーである腕部28に対
向して配置されている。従って、従来のようなバルブホ
ルダーの外壁の外側にリードカムを設けているものと比
べて、本発明ではボディ10を小さくすることができ
る。
【0023】本発明では、リードカム19は、シート面
12と第一内壁17との連結する位置のボディ10に形
成してある。即ち、リードカム19の設置位置は、シー
ト面12にほぼ近接した位置に配置してある。これによ
って、バルブホルダー24に倒れが発生しても、シート
ずれが発生することを防ぐことができる。
【0024】更に、従来では往復移動部材であるバルブ
ホルダーの外壁にボディの内壁との間のシール部材とし
てのOリングを備える構造である。このため、レバーの
回転に伴ってスラスト方向へ移動するバルブホルダーに
取り付けられたOリングは、ボディの内壁に接触しなが
ら移動する。このため、レバーの回転の際にOリングに
よる摺動抵抗があり、Oリング本来の機能である外部漏
れに対するシール性が安定せず、しかもスプリングによ
るシート力が安定しないという問題があった。これに対
して本発明では、往復移動部材であるバルブホルダー2
4の外壁にOリングを備えないようにした。即ち、本発
明では、スラスト方向に移動しないレバー33の回転本
体部35に、ボディ10の内壁との間にシール部材であ
るOリング47,48を備えるようにした。このため、
レバー33の回転の際にOリング47,48による摺動
抵抗が小さく、レバーの作動トルクを低減することがで
き、スプリング46によるバルブシート力を安定化さ
せ、かつOリング47,48による外部漏れに対するシ
ールの信頼性を確保することができる。更に、バルブホ
ルダー24にOリング用の溝を形成する必要がなくなる
ので、バルブホルダー24の外径寸法を従来のように大
きくしなくても良く、更なる小型化を図ることができ
る。
【0025】スプリング46によってバルブ26による
シート面12へのシールを行うのでシール荷重が一定と
なる。このため、バルブ26への過剰なシメシロによる
ゴムシールの劣化や破損が無い。また、シメシロ増加に
よるレバー33の作動トルクアップも発生しない。
【0026】なお、前記説明では、カム面20を有する
リードカム19をボディ10に形成し、カムフォロアー
である腕部28をバルブホルダー24に形成したが、ボ
ディ10にカムフォロアーを形成し、カム面をバルブホ
ルダー24に形成するようにしても良い。また、前記説
明では、リードカム19をボディ10に形成するとした
が、リードカム19をボディ10とは別体に形成して、
ボディ10に固定することも考えられる。このリードカ
ム19をボディ10とは別体に形成した場合も、ボディ
10にリードカム19(カム部材)を設けるという表現
に含まれるものとする。更に、本発明に係わる流体開閉
弁は,燃料だけでなく各種流体に応用することができ
る。
【0027】
【発明の効果】以上のように、本発明に係わる流体開閉
弁によれば、従来のものと比べて、ボディの大きさを小
さくすることができ、バルブホルダーの倒れによるシー
トずれの発生を無くすことができ、レバーの作動トルク
を低減でき、しかもOリングによる安定的な漏れ防止を
達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る流体開閉弁の一実施形態を示す断
面図である。
【図2】リードカムを示す斜視図である。
【図3】開口部側から見たボディの要部側面図である。
【図4】バルブホルダーの断面図である。
【図5】図4のA−A線断面図である。
【図6】図1に示すレバーの平面図である。
【図7】ボディにレバーを取付けた状態を示す部分平面
図である。
【図8】図1の状態から通路を開いた状態を示す要部断
面図である。
【図9】従来の燃料コックの断面図である。
【図10】図9に用いるリードカムの斜視図である。
【図11】図9に用いるバルブホルダーとレバーとを示
す斜視図である。
【符号の説明】 10 ボディ 11 空間 12 端面(シート面) 15 第一通路 16 第二通路 17 第一内壁 18 第二内壁 19 リードカム 20 カム面 24 バルブホルダー 26 バルブ 28 腕部 33 レバー 34 把手部 35 回転本体部 46 スプリング 47 第一Oリング 48 第二Oリング 49 切欠溝 50 突起 52 バルブホルダー 54 シール部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 淳一 岩手県岩手郡滝沢村滝沢字外山309番地株 式会社ミクニアデック内 Fターム(参考) 3H052 AA01 BA25 CA24 CC03 3H063 AA06 BB22 BB32 DA03 DB15 EE08 GG05 GG19 GG20

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一通路と第二通路とそれらの第一通路
    と第二通路とを連絡する空間を有するボディと、そのボ
    ディの前記空間側に形成されるシート面と、前記空間内
    に備えれられるバルブホルダーと、そのバルブホルダー
    に取り付けられるバルブと、前記バルブホルダーを回転
    させることによってスラスト方向に相対的に変位可能で
    かつそのバルブホルダーを回転させるためのレバーと、
    前記バルブホルダーに設ける第一カム部材と、その第一
    カム部材と接触するための第二カム部材と、前記バルブ
    ホルダーと前記レバーとの間に備えるもので前記第一カ
    ム部材と前記第二カム部材とを接触させるためのスプリ
    ングとを有し、前記レバーの回転に伴って第一通路と第
    二通路とを連絡したり遮断したりするものにおいて、前
    記バルブホルダーのスラスト方向の先端箇所に前記第一
    カム部材を設け、前記ボディにおける前記バルブホルダ
    ーの先端箇所と対面する位置に第一カム部材と接触する
    第二カム部材を設けたことを特徴とする流体開閉弁。
  2. 【請求項2】 前記バルブホルダーを前記ボディの前記
    空間の内壁でガイドすることを特徴とする請求項1記載
    の流体開閉弁。
  3. 【請求項3】 前記レバーの外壁に前記ボディの前記空
    間の内壁との間をシールするためのOリングを備えるこ
    とを特徴とする請求項1記載の流体開閉弁。
  4. 【請求項4】 前記レバーの外壁に突起を形成し、前記
    ボディに前記突起と嵌合しその突起の移動範囲を制限す
    るためのストッパを兼ねる切欠溝を形成し、前記レバー
    の突起を前記ボディの切欠溝と嵌合した状態において
    は、前記レバーの回転角度が前記切欠溝によって所定の
    範囲に限定されることを特徴とする請求項1記載の流体
    開閉弁。
  5. 【請求項5】 前記バルブホルダーに、前記バルブが前
    記シート面に着座した時に前記第一通路を閉鎖するため
    のシール部材を取り付けたことを特徴とする請求項1記
    載の流体開閉弁。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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