JP2002322920A - 内燃機関の制御方法 - Google Patents

内燃機関の制御方法

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JP2002322920A JP2002111453A JP2002111453A JP2002322920A JP 2002322920 A JP2002322920 A JP 2002322920A JP 2002111453 A JP2002111453 A JP 2002111453A JP 2002111453 A JP2002111453 A JP 2002111453A JP 2002322920 A JP2002322920 A JP 2002322920A
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大須賀  稔
Yoko Nakayama
容子 中山
Noboru Tokuyasu
徳安  昇
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    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は低中負荷時のポンピング損失を大幅に
低減し燃費を改善しつつ、さらに高負荷時にノッキング
を防止することができる内燃機関の制御方法を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】上記の目的を達成するために、内燃機関の
気筒に組み合わされる吸気バルブと排気バルブを含めた
可変バルブ機構と、可変バルブ機構を制御する可変バル
ブ機構制御手段と、内燃機関の運転状態を検出する運転
状態検出手段を備え、アクセルの踏み込み量に応じて吸
入空気量を制御するスロットル弁を備えた内燃機関の制
御方法において、運転状態検出手段が内燃機関の運転状
態を低負荷または中負荷と判定した時に、アクセルの踏
み込み量とは無関係に前記スロットル弁を全開近傍に制
御し、且つ、吸気バルブの閉弁タイミングを制御して吸
入空気量を制御することを特徴とする内燃機関の制御方
法を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンの吸排気
バルブの開閉タイミングがエンジン運転状態によって制
御されるようになっている内燃機関の制御方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の負荷制御方法は、負荷に応じ
て吸入空気量を制御しその空気量に見合った燃料量を供
給する方法と、吸入空気量は制限せずに負荷に応じて燃
料を供給する方法の2通りがある。この違いは使用する
燃料の性状によるものであり、前者はガソリンエンジ
ン、後者はディーゼルエンジンに対応する。一般にディ
ーゼルエンジンが燃費が良いといわれているのは吸入空
気量を絞らないので、ポンピング損失が発生しないため
である。一方、ガソリンエンジンでは吸入空気量で負荷
制御を行っているため、低負荷時には空気量を絞る必要
があるため吸気管途中にスロットル弁を設けている。し
たがって、スロットル弁より下流の吸気ポート内は大気
圧より圧力が下がり、負圧となる。排気行程終了時の燃
焼室内圧力はおおむね大気圧となっているため、吸気行
程開始時には吸気バルブ上流(吸気ポート側)では負
圧、下流(燃焼室側)では大気圧となっている。このた
め吸気ポート側から燃焼室側に空気を流入させるために
は、ピストンの下降運動によって空気を吸入してやらな
くてはならず、エンジンは空気を吸入するという仕事を
しなくてはならない。この仕事はエンジンに対しては負
の仕事であり、ポンピング損失と言われている。特に、
低中負荷時はスロットル弁の開度が小さく常にこのポン
ピング損失が発生しているので、燃費が悪いのである。
【0003】このポンピング損失を低減する技術とし
て、同一燃料量に対して空気量を多くして燃焼させるリ
ーンバーンが提案され実用化されている。しかし、リー
ンバーン方式においても空気量はスロットル弁で制御さ
れており、かなりの運転領域でポンピング損失が発生し
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ポンピング損失の発生
を極限まで低減するには、空気量を燃焼室近傍で制御す
ることであり、吸気バルブで制御することが考えられて
いる。吸気バルブの開弁期間およびリフト量を制御する
ことで空気量を調整することができるが、アイドリング
時に必要とする微妙な空気量の制御は、吸気バルブの開
弁期間およびリフト量制御の精度に大きく影響する。
【0005】上記の事情から、本発明は吸気バルブの制
御により空気量を制御する内燃機関において、運転範囲
の全般に渡ってポンピング損失を低減し燃費を改善する
ことができる内燃機関の制御方法を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明では内燃機関の運転状態が低負荷または中
負荷と判定される時に、アクセルの操作量とは無関係に
スロットル弁を高開度状態に制御し、且つ、吸気バルブ
の閉弁タイミングあるいはリフト量を制御して吸入空気
量を制御するように構成した。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図面に基づいて
説明する。
【0008】図1に示す内燃機関のエンジン1はコンロ
ッド4およびクランクシャフト5からクランク機構を備
え、そのクランク機構に連結されたピストン2とエンジ
ン1のエンジンヘッド8によって燃焼室3が形成されて
いる。その燃焼室3はエンジンヘッド8に装着されてい
る吸気バルブ10,排気バルブ11および点火プラグ1
2によって密閉される。吸気バルブ10,排気バルブ1
1は可変バルブ機構30,40で動作される。エンジン
1はスロットルバルブ17の操作とピストン2の往復動
作によって、燃焼に必要な空気を燃焼室3に吸入する。
エンジン1に吸入される空気はエアクリーナ15で空気
中に含まれる埃やごみが除去され、空気量センサ16で
燃料噴射量の演算に基となる吸入空気量が計測される。
スロットルバルブ17の開度が小さい場合はスロットル
バルブ17より下流の吸気ポート19および燃焼室3内
は大気圧より低い負圧となるため、吸気管内圧力センサ
14は吸気管内の圧力を常に計測し、エンジン1の制御
に反映させている。エンジン1を制御するコントロール
ユニット63は、各種のセンサからの信号を基にエンジ
ン1の運転状態を検出する運転状態検出手段66と、エ
ンジン1に装着されている可変バルブ機構30,40の
動作を制御する可変バルブ制御手段64と、燃料噴射弁
13から噴射される燃料量と噴射時期を制御するコント
ロールユニット63を備えている。エンジン1を搭載し
た車両の運転者60によって操作されたアクセルペダル
61の操作量はポテンショメータ62によって電気信号
に変換され、コントロールユニット63内の運転状態検
出手段66に入力される。運転状態検出手段に入力され
る信号として、その他には例えばクランクシャフト5に
装着されたクランク角度センサ6,7から、前述した空
気量センサ16から、吸気管内圧力センサ14から、排
気管内に取り付けられた空燃比センサ24から、排気触
媒の温度を検出する温度センサ25から、燃焼室3に取
り付けられ燃焼室3内の圧力を検出する圧力センサ2
1,ノッキングを検出するノックセンサ22からのもの
がある。可変バルブ制御手段64は運転状態検出手段6
6からの信号を基にスロットルバルブ17を動作させる
モータ18および吸気バルブ10を動作させる可変バル
ブ機構30に制御信号を出力し、エンジン1に吸入され
る空気量を調整する。コントロールユニット63は運転
状態検出手段66からの信号を基に燃料噴射弁13に制
御信号を出力し、燃料噴射量と噴射時期を調整する。
【0009】まず、本発明のポイントである吸気バルブ
10の閉弁タイミングと吸入空気量の関係を図2を用い
て説明する。横軸は吸気バルブ10の閉弁タイミングで
あり、開弁タイミングはTDC近傍のある一定値に固定
されているとする。図のように吸気バルブ10の閉弁タ
イミングを吸気行程から圧縮行程まで変化させると吸入
空気量は実線101,破線102のように変化する。吸
気行程中に吸気バルブ10を閉弁するということは燃焼
室3に流入する空気を遮断することになるので、空気量
が減少することになる。その閉弁タイミングを遅くして
いく(BDCに近づけていく)と実線101のように空
気量が増加していく。吸入空気量の最大値はBDCを少
し(クランク角度で20〜30度)過ぎた閉弁タイミン
グで得られる。これは慣性過給といわれている現象で、
吸入空気の慣性(質量)のためにBDCを過ぎたあとに
も空気が流入してくるためである。BDC以降は圧縮行
程であるため、そのタイミングを過ぎた後はピストン2
の上昇運動のために燃焼室3内に吸入された空気が押し
戻される(吸気ポート側に吹き戻る)ため、燃焼室3内
の空気量は破線102のように減少する。また、点火タ
イミングまでの圧縮が不十分になると燃焼が不完全にな
るので吸気バルブ10の閉弁タイミングを遅らせ過ぎる
のは好ましくない。
【0010】次に運転状態検出手段66がエンジン1の
状態を低・中・高負荷と判定した場合の吸気バルブ10
の閉弁タイミング決定方法について図3を用いて説明す
る。後述(図9)するようにスロットル弁17はアイド
リングなどの極低負荷時と高負荷時に空気量を制御する
ために使われているだけで、低中負荷状態ではほぼ全開
状態となっている。そのため、燃焼室3内に流入する空
気量は吸気バルブ10の開弁期間で制御される。開弁タ
イミングを一定とした場合は吸気バルブ10の閉弁タイ
ミングで制御されることになる。したがって、吸気バル
ブ10の閉弁タイミングは図3に示すように低中負荷時
は実線105または106のように決定される。106
は吸気バルブ10を吸気行程のBDC前に閉弁する早閉
じ式の場合であり、105はBDC以降に閉弁する遅閉
じの場合である。遅閉じ式の場合は実線108で示す点
火タイミングとの時間間隔に注意する必要がある。高負
荷状態と判定した場合は実線107のように吸気バルブ
10の閉弁タイミングはある一定値に固定される。この
一定値とは前述したように空気の慣性を利用した慣性過
給効果が最大になるようなタイミングであり、おおむね
BDCの20〜30度後である。
【0011】次に、可変バルブ機構と筒内噴射エンジン
を組み合わせた時の制御方法について、ポート噴射エン
ジンの場合と比較して説明する。
【0012】まず、図4にポート噴射エンジンに可変バ
ルブ機構を組み合わせた場合の、吸排気バルブ10,1
1の開閉弁動作とその時のエンジン1の状態を模式的に
示した。図1に記載したエンジン1に装着されるクラン
ク角度センサ6,7から出力されるクランク角度に対す
るバルブリフト量を示した。矩形波70は排気バルブ1
1の、矩形波80は吸気バルブ10のバルブリフト量の
変化を示している。クランク角度74で排気バルブ11
は開弁動作71が始まり、直ちに最大リフト量近傍(最
大リフト量含む)のある所定値72に達し、ある所定期
間そのリフト量を継続維持する。この時エンジンは90
のような状態にあり、排気バルブ11のみ開弁しており
燃焼室3内の排気ガスはピストン2の上昇運動によって
矢印90aのように排出される。クランク角度75で排気
バルブ11は閉弁動作73が始まり、TDC前に閉弁が
完了する。次に、TDC後のクランク角度84で吸気バ
ルブ10が開弁動作81を開始し、直ちに最大リフト量
近傍(最大リフト量含む)のある所定値82に達し、あ
る所定期間そのリフト量を継続維持する。この時エンジ
ン1は91のような状態にあり、排気バルブ11は閉弁
し吸気バルブ10のみ開弁しており、ピストン2の下降
運動によって燃焼室3内に空気が矢印91aのように流
入するとともに、燃料噴射弁13から噴射された燃料噴
霧20が吸入される。この吸気行程中に燃料噴霧20と
空気は十分に混合し、均一な混合気を形成する。吸気の
BDCを過ぎるとピストン2は上昇運動を始め、エンジ
ン1は92のような状態になる。この時、吸気バルブ1
0はまだ開弁しており燃焼室3内の混合気20bは矢印
92aのように吸気ポート方向に一部を吹き返してしま
う。BDC後のクランク角度85になって吸気バルブ1
0は閉弁動作83を開始し、閉弁する。吸気バルブ10
が閉弁した後のクランク角度86以降は、エンジン1が
1回転すると再びクランク角度76の位置となり同様の
動作が繰り返される。したがって、BDCから閉弁まで
の期間は混合気20bを吹き返すので、燃焼室3内に残
る混合気20b(すなわち燃料)は減少し、エンジン出
力が低下することになる。また、吸気ポートに吹き返っ
た混合気は次のサイクルで燃焼室3内に吸入されること
になるので、空燃比がずれる原因となる。このことか
ら、吸気ポートエンジンに本発明の可変バルブ機構の制
御方法を採用することは好ましくない。
【0013】次に図5に筒内噴射エンジンに可変バルブ
機構を組み合わせた場合について説明する。吸気バルブ
10と排気バルブ11の動作が図4と同じ場合について
考える。排気バルブ11が開弁している期間はエンジン
1の状態は93のようになっていて、排気ガスは矢印9
3aのように排出される。排気バルブ11が閉じ、吸気
バルブ10が開弁するとエンジン1の状態は94のよう
になる。ピストン2の下降運動によって空気のみが矢印
94aのように吸入される。吸気行程のBDC後はエン
ジン1は95のような状態で、吸気バルブ10はまだ開
弁していてピストン2が上昇運動をするため燃焼室3内
の空気は矢印95aのように吹き返す。この時吹き返さ
れるのは空気のみである。BDC後のクランク角度85
になって吸気バルブ10は閉弁動作83を開始し、閉弁
する。吸気バルブ10が閉弁し燃焼室3が密閉された後
に燃料20を噴射することで燃料の吹き返しを防止でき
る。吸気バルブ10の閉弁後に燃料を噴射することが本
発明のポイントであり、筒内噴射エンジンと組み合わせ
た理由である。このような噴射タイミングの設定は点火
88までの時間が短くなり燃料の気化時間が十分にとれ
ないので、低負荷,低回転時に限られる。吸気バルブ1
0が閉弁した後のクランク角度86以降は、エンジン1
が1回転すると再びクランク角度76の位置となり同様
の動作が繰り返される。
【0014】図6には吹き返しを発生させないように吸
気バルブ10を早く閉弁(早閉じ式)する方法を示した。
排気行程終了後のクランク角度84で吸気バルブ10が
開弁動作81を開始し、直ちに最大リフト量近傍(最大
リフト量含む)のある所定値82に達し、ある所定期間
そのリフト量を継続維持する。この時エンジン1は94
のような状態にあり、排気バルブ11は閉弁し吸気バル
ブ10のみ開弁しており、ピストン2の下降運動によっ
て燃焼室3内に空気が矢印94aのように流入する。吸
気行程の途中、クランク角度85で吸気バルブ10の閉
弁動作83を開始させると、吸気バルブ10はBDCよ
りかなり前で閉弁することになり、空気の流入が遮られ
吸入空気量は減少する。閉弁後のエンジン1は99のよ
うな状態になっていて、燃焼室3内は吸排気バルブ1
0,11で密閉されていてピストン2が下降運動をす
る。BDC後は圧縮行程となり、ピストン2の上昇運動
によって燃焼室3内の空気が圧縮される。この早閉じ式
の場合は吹き返し現象が発生しないので、燃料の噴射タ
イミングは吸気行程でも圧縮行程でもよく、リーンバー
ン運転を行うのに最適な噴射タイミングでかまわない。
【0015】図7に高負荷時の吸排気バルブ10,11
の動作とエンジン状態を示す。運転状態検出手段66が
エンジン1の状態を高負荷と判定した場合には、吸気バ
ルブ10は図2に述べたように慣性過給効果を考慮して
空気量が最大になるような閉弁タイミングに制御され
る。排気行程終了後のクランク角度84で吸気バルブ1
0が開弁動作81を開始し、直ちに最大リフト量近傍
(最大リフト量含む)のある所定値82に達し、ある所
定期間そのリフト量を継続維持する。この時エンジンは
97のような状態にあり、排気バルブ11は閉弁し吸気
バルブ10のみ開弁しており、ピストン2の下降運動に
よって燃焼室3内に空気が矢印97aのように流入する
とともに、燃料噴射弁13が燃料20を噴射する。この
吸気行程中に燃料噴霧20と空気は十分に混合し、均一
な混合気を形成する。高負荷時には多くの空気量を吸入
できるように、吸気バルブ10はBDC後20〜30度
付近で閉弁するようにクランク角度85で閉弁動作83
を開始する。吸気バルブ10の閉弁タイミングは吸気管
内の慣性過給効果などを考慮して空気量が多くなるよう
に決められる。吸気バルブ10が閉弁後の燃焼室3内の
状態は98のように均一混合気20bが形成されてい
る。高負荷時の吸気バルブ10の動作としては、吸入空
気量が多くなるように吹き返しが最小になるような閉弁
タイミングに設定される。したがって、燃料の噴射タイ
ミングは吸気バルブ10の閉弁タイミング前に設定し、
吸入空気と燃料を十分混合する。
【0016】次に、エンジン1の運転状態の判定方法に
ついて説明する。燃焼室3内圧力から判定する方法につ
いて図8を用いて説明する。横軸は吸気バルブ10の閉
弁タイミングで(開弁タイミングはTDC近傍の一定値
に固定されている)、縦軸は吸気バルブ10が閉弁した
時の燃焼室3内圧力である。燃焼室3内圧力はエンジン
1に装着されているセンサ21で計測される。エンジン
1が過給機を装着している場合、吸入空気量は過給圧力
に比例して増加する。したがって、過給圧力が大気圧以
上に上昇し吸入空気量が増加すると、吸気バルブが閉弁
するときの燃焼室3内圧力も破線111のように大気圧
以上となる。このような状態の時は高負荷運転状態と判
定し、大気圧以下の時は低中負荷状態と判定する。エン
ジン1が無過給エンジンの場合は燃焼室3内圧力は実線
110のように常に大気圧以下となるため、この判定方
法は適用できない。
【0017】そこで、無過給エンジンにも適用できる別
の判定方法について説明する。図9にアクセルの踏み込
み量とスロットル弁開度の関係を示した。アクセルペダ
ル61が踏み込まれていない状態においても、アイドリ
ングに必要な空気量をエンジン1に供給するためスロッ
トル弁17はわずかに開いている。スロットル弁17と
アクセルペダル61がワイヤで接続されている場合は、
スロットル弁17はアクセル踏み込み量に対応して破線
118のように制御される。本発明の1つのポイントは
極低負荷時と高負荷時を除いてスロットル弁17は全開
すなわち実線116の状態として、ポンプ損失を低減す
ることである。極低負荷時においても、アイドリング直
後から実線115のように空気量が急激に変化しないよ
うな傾斜をもってスロットル弁17は制御される。アク
セル踏み込み量は運転者60の要求トルクを表わす指標
となるので、アクセルペダル61が最大踏み込み量の3
/4以上踏み込まれた場合は高負荷状態と判定し、実線
117のようにスロットル弁17をアクセル踏み込み量
に連動させる。アクセル踏み込み量3/4までは吸気バ
ルブの閉弁タイミングで吸入空気量を制御するが、3/
4以上では吸気バルブの閉弁タイミングは空気量が最大
限に吸入されるようなタイミングに固定し、スロットル
弁17や過給機の制御で空気量を増加させる。以上のス
ロットル弁17の操作はエンジン1に装着されている電
子制御モータ18で行われる。したがって、アクセル踏
み込み量でエンジンの運転状態を判定することが出来
る。図10はアクセル踏み込み量と吸気バルブ10の閉
弁タイミングとの関係を示したもので、その時の吸入空
気量の変化を同時に示している。アクセル踏み込み量が
3/4までは早閉じ式の場合には実線121、遅閉じ式
の場合には120によって閉弁タイミングが決定され
る。3/4以降は前述したように空気が最大限に吸入さ
れるようなタイミング122に制御される。実線で表示
したのは空燃比が理論混合比の場合であり、空燃比を大
きくしてリーンバーン運転を行う場合は同一トルク、す
なわちアクセル踏み込み量に対して、空気量を131の
ように増加させる必要があるため、吸気バルブの閉弁タ
イミングは123または124および125のようにな
る。
【0018】さらに別の判定方法として、ノッキングの
有無で判定する方法について図11のフローチャートを
用いて説明する。エンジン1に装着されているノックセ
ンサ22は常にノッキングを検出している。ブロック1
41でノッキング有無を判定し、ノッキングが発生して
いない場合は低中負荷と判定し、再びノッキング判定ブ
ロック141の処理を開始する。ノッキングが発生して
いる場合は高負荷と判定し、ブロック142で、まずノ
ッキングの強度を判定する。ノッキングはエンジン破損
の原因になるので極力避けなければならないが、ノッキ
ング強度が小さい場合は高負荷時の運転モード、すなわ
ちブロック143で吸気バルブ10の閉弁タイミングを
前述したBDC後20〜30度付近に設定し、スロット
ル弁17で空気量を制御し、ブロック144で燃料噴射
タイミングを吸気バルブ閉弁タイミングより前に設定す
る。このようにすることによって、燃焼室3内で空気と
燃料が十分に混合し、均一混合気が形成され、燃料の気
化潜熱により燃焼室3内温度が低下し、ノッキングの発
生が防止できる。ブロック145でノッキングの有無を
判定し、ノッキングが発生していない場合は処理を終了
する。ブロック145でノッキングが発生している場合
と、ブロック142でノッキング強度が大きい場合はノ
ッキング回避制御を行う。この状況で発生しているノッ
キングは燃焼室3内の燃焼圧力が大きくなり過ぎたため
に生じていると考えられるため、吸気バルブ10の閉弁
タイミングを進角または遅角して実効圧縮比を低下させ
ることで抑えられる。ブロック146でノッキングが発
生しないような吸気バルブ閉弁タイミングが決定される
ので、ブロック143では、吸気バルブ10の閉弁タイ
ミングを前述したBDC後20〜30度付近の設定値か
らブロック146で決定された値に変更し、スロットル
弁17で空気量を制御する。さらに、ブロック144で燃
料噴射タイミングを吸気バルブ閉弁タイミングより前に
設定する。このようにして、ノッキングの有無でエンジ
ン1の運転状態を判定し、ノッキングが発生している場
合は高負荷運転モードにするとともにノッキング回避制
御を行う。
【0019】図12は空燃比一定で、吸気バルブ閉弁タ
イミングを変化させた時のエンジン試験結果を示したも
のである。エンジンは4サイクル、4気筒の1.8 リッ
トルで、エンジンの燃焼室内に燃料を直接噴射する筒内
噴射式のものである。縦軸は燃料消費率であり、横軸は
式(1)に示すようにエンジンのクランク軸から出力さ
れる正味軸トルクT(kgfm)を排気量Vs(L)で割
り、正味平均有効圧力Pe(kg/cm2)に変換したもの
である。
【0020】 Pe=1.257*T/Vs …(1) 吸気バルブ閉弁タイミングが30°の場合、Peに対す
る燃料消費率SFC(g/psh)は実線180のように
変化する。この時の空燃比は14.7である。自動車用
エンジンではPeがaからe付近の低中負荷の運転範囲
が多いため、この範囲の燃料消費率を低減することは車
両の燃費(km/L)を向上させるには効果的である。吸
気バルブ閉タイミングを変更して、例えば50°の場
合、Peがaからd付近のSFCは○印になり燃料消費
率が改善されていることがわかる。この時の空燃比は1
4.7 である。同様に空燃比一定で吸気バルブ閉弁タイ
ミングを大きくしていくと燃料消費率は改善している。
これはスロットル開度が大きくなりポンプ損失が低減し
たことと、膨張行程が圧縮行程より長くなり熱効率が向
上したためである。しかし、吸気バルブ閉弁タイミング
を大きくし過ぎると圧縮行程が短くなり、すなわち圧縮
圧力が低くなってしまい燃焼が不安定または不完全とな
り好ましくない。最大出力は吸気バルブ閉弁タイミング
が30°の場合はPeがfであるのに対し、50°では
吸入空気量の吹き返しのため空気量が少なくなるためe
となる。吸気バルブ閉弁タイミングを70°,90°と
さらに大きくすると、同様の理由により最大出力はそれ
ぞれd,bとなる。
【0021】図13は空燃比と吸気バルブ閉弁タイミン
グを変化させた時のエンジン試験結果を示したものであ
る。吸気バルブ閉弁タイミングが30°と70°の場合
で、空燃比はそれぞれ14.7 と20である。実線18
0は吸気バルブ閉弁タイミングが30°で空燃比14.
7 の場合で、空燃比20のリーンバーン運転した場
合、SFCは実線185のように運転範囲全域で向上す
る。これはリーンバーン運転によりスロットル開度が大
きくなり、ポンプ損失が低減したためである。吸気バル
ブ閉弁タイミングを70°の場合も、空燃比14.7 の
実線182に対して空燃比20のリーンバーン運転を行
うと実線186となり、リーンバーン運転は可能であ
り、同様の燃費低減効果が期待できるという結果を示し
ている。
【0022】図14に吸気バルブのバルブリフト量と吸
入空気量の関係を示す。吸気バルブ10のバルブリフト
量を制御することで吸入空気量は実線190のように変
化する。この時においても図2に記載した吸気バルブ1
0の閉弁タイミングによる空気量制御の効果は期待でき
る。ここでは吸気バルブ10の閉弁タイミングは一定に
制御されているとする。吸気バルブ10のバルブリフト
量が増加すると空気の流入面積がそれに比例して増大す
るため、吸入空気量も実線190のように増加する。し
たがって、エンジン1の運転状態が低中負荷と判定され
た状態では、スロットル弁17は全開状態となっていて
も吸入空気量を制御できる。吸入空気量が少ない時はバ
ルブリフト量が小さいので、吸気バルブ10を通過する
空気流速は大きくなり、燃焼室3内にリーンバーン等に
必要な空気流動を生成できる。エンジン1の運転状態が
高負荷と判定された状態では、バルブリフト量を最大リ
フト量まで大きくし、燃焼室3内に空気が入り易い状況
にする。このようにすることで最大出力も確保できる。
【0023】
【発明の効果】本発明の内燃機関の制御方法では、可変
バルブ機構とスロットル弁を併用することで空気量を制
御し、アイドリングなどの極低負荷時の燃焼を安定させ
るとともに低中負荷時のポンピング損失を低減し、また
高負荷時には大出力の確保をはかることができる優れた
効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が採用されるシステム図。
【図2】吸気バルブの閉弁タイミングと吸入空気量の関
係を示す図。
【図3】運転状態検出結果と吸気バルブの閉弁タイミン
グを示す図。
【図4】遅閉じ式の本発明を採用した吸気ポート噴射エ
ンジンの状態を示す図。
【図5】遅閉じ式の本発明を採用した筒内噴射エンジン
の状態を示す図。
【図6】早閉じ式の本発明を採用した筒内噴射エンジン
の状態を示す図。
【図7】本発明を採用した筒内噴射エンジンの高負荷運
転時の状態を示す図。
【図8】吸気バルブの閉弁タイミングと燃焼室内圧力の
関係を示す図。
【図9】本発明におけるアクセル踏み込み量とスロット
ル開度の関係を示す図。
【図10】本発明におけるアクセル踏み込み量と吸気バ
ルブの閉弁タイミング,吸入空気量の関係を示す図。
【図11】ノッキングによる運転状態判定方法のフロー
チャート図。
【図12】吸気バルブの閉弁タイミングを変化させたと
きの正味平均有効圧力と燃料消費率の関係を示す図。
【図13】吸気バルブの閉弁タイミングと空燃比を変化
させたときの正味平均有効圧力と燃料消費率の関係を示
す図。
【図14】吸気バルブのバルブリフト量と吸入空気量の
関係を示す図。
【符号の説明】
1…エンジン、2…ピストン、3…燃焼室、4…コンロ
ッド、5…クランクシャフト、8…エンジンヘッド、1
0…吸気バルブ、11…排気バルブ、12…点火プラ
グ、13…燃料噴射弁、19…吸気ポート、20…燃料
噴霧、21…燃焼圧力センサ、22…ノックセンサ、2
4…空燃比センサ、30…吸気バルブ用可変バルブ機
構、40…排気バルブ用可変バルブ機構、63…コント
ロールユニット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 23/02 F02D 23/02 H 41/02 301 41/02 301D 310 310A 41/04 305 41/04 305C 310 310C 310D 310E 320 320 325 325D 335 335C 335E 41/22 320 41/22 320 43/00 301 43/00 301K 301Z 45/00 312 45/00 312H 312J 364 364Z 368 368A (72)発明者 大須賀 稔 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 中山 容子 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 徳安 昇 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 Fターム(参考) 3G084 AA04 BA05 BA15 BA23 DA02 DA28 FA07 FA10 FA11 FA21 FA25 FA27 FA29 FA33 FA38 3G092 AA01 AA06 AA09 AA11 AB02 BA01 BA04 BA06 BB06 DA01 DA03 DA08 DC03 DE03S FA16 FA24 GA05 GA06 HA01X HA01Z HA05Z HA06X HA06Z HA12X HA12Z HA13X HA13Z HB02X HC05Y HC05Z HD01Z HD05Z HE01Z HE03Z 3G301 HA01 HA04 HA15 HA19 JA02 JA22 KA08 KA09 LA03 LA07 LB04 LC01 MA01 MA11 MA18 NB14 PA01A PA01Z PA07Z PA11Z PB05A PB05Z PC01Z PC08B PC08Z PD02Z PD12Z PE01Z PE03Z PE10A PE10Z

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関のシリンダの吸気ポート及び排気
    ポートにそれぞれ設けられた吸気バルブと排気バルブを
    含む弁機構と、 前記弁機構を制御する弁機構制御手段と、 前記内燃機関の運転状態を検出する運転状態検出手段を
    備え、 アクセルの操作量に応じて吸入空気量を制御するスロッ
    トル弁を備えた内燃機関の制御方法において、 前記運転状態検出手段が内燃機関の運転状態を低負荷ま
    たは中負荷と判定した時に、アクセルの操作量とは無関
    係に前記スロットル弁を高開度状態に制御し、且つ、前
    記吸気バルブの閉弁タイミングおよび/またはリフト量
    を制御して吸入空気量を制御すること、を特徴とする内
    燃機関の制御方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の内燃機関の制御方法にお
    いて、 前記吸気バルブを前記内燃機関のピストンが吸気行程中
    の下死点を過ぎる前に閉じること、を特徴とする内燃機
    関の制御方法。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の内燃機関の制御方法にお
    いて、 前記吸気バルブを前記内燃機関のピストンが吸気行程中
    の下死点を過ぎた後に閉じること、を特徴とする内燃機
    関の制御方法。
  4. 【請求項4】内燃機関の気筒に組み合わされる吸気バル
    ブと排気バルブを含めた弁機構と、 前記弁機構を制御する弁機構制御手段と、 前記内燃機関の運転状態を検出する運転状態検出手段を
    備え、 アクセルの操作量に応じて吸入空気量を制御するスロッ
    トル弁を備えた内燃機関の制御方法において、 前記運転状態検出手段が内燃機関の運転状態を高負荷と
    判定した時に、前記スロットル弁の開度をアクセル操作
    量に応じて制御し、且つ、前記吸気バルブを前記内燃機
    関のピストンが吸気行程中の下死点後の所定のタイミン
    グで閉弁するように制御すること、を特徴とする内燃機
    関の制御方法。
  5. 【請求項5】内燃機関の気筒に組み合わされる吸気バル
    ブと排気バルブを含めた弁機構と、 前記弁機構を制御する弁機構制御手段と、 前記内燃機関の運転状態を検出する運転状態検出手段を
    備え、 アクセルの操作量に応じて吸入空気量を制御するスロッ
    トル弁を備えた内燃機関の制御方法において、 前記運転状態検出手段が内燃機関の運転状態を低負荷ま
    たは中負荷と判定した時に、アクセルの操作量とは無関
    係に前記スロットル弁を高開度状態に制御し、且つ、前
    記吸気バルブの閉弁タイミングおよび/またはリフト量
    を制御して吸入空気量を制御すると共に、前記内燃機関
    は前記各気筒内に直接燃料を噴射する燃料噴射装置を有
    し、この燃料噴射装置は前記吸気バルブが閉じてから燃
    料を噴射すること、を特徴とする内燃機関の制御方法。
  6. 【請求項6】内燃機関の気筒に組み合わされる吸気バル
    ブと排気バルブを含めた弁機構と、 前記弁機構を制御する弁機構制御手段と、 前記内燃機関の運転状態を検出する運転状態検出手段を
    備え、 アクセルの操作量に応じて吸入空気量を制御するスロッ
    トル弁を備えた内燃機関の制御方法において、 前記運転状態検出手段が内燃機関の運転状態を高負荷と
    判定した時に、前記スロットル弁の開度をアクセル操作
    量に応じて制御し、且つ、前記吸気バルブを前記内燃機
    関のピストンが吸気行程中の下死点を過ぎた後の所定の
    タイミングで閉弁するように制御すると共に、前記内燃
    機関は前記各気筒内に直接燃料を噴射する燃料噴射装置
    を有し、この燃料噴射装置は前記吸気バルブが閉じる前
    に燃料を噴射すること、を特徴とする内燃機関の制御方
    法。
  7. 【請求項7】請求項1から請求項6のいずれかにおい
    て、 前記運転状態検出手段は燃焼室内圧力検出手段を用いて
    前記内燃機関の運転状態を判定し、 前記燃焼室内圧力が大気圧以下の場合は低負荷または中
    負荷と判定し、 前記燃焼室内圧力が大気圧以上の場合は高負荷と判定す
    ること、を特徴とする内燃機関の制御方法。
  8. 【請求項8】請求項1から請求項6のいずれかにおい
    て、 前記運転状態検出手段はアクセル操作量検出手段を用い
    て前記内燃機関の運転状態を判定し、 前記アクセル操作量が最大操作量の3/4以下の場合は
    低負荷または中負荷と判定し、 前記アクセル操作量が最大操作量の3/4以上の場合は
    高負荷と判定すること、を特徴とする内燃機関の制御方
    法。
  9. 【請求項9】請求項1から請求項6のいずれかにおい
    て、 前記運転状態検出手段はノッキング検出手段を用いて前
    記内燃機関の運転状態を判定し、 前記内燃機関にノッキングが発生した場合は高負荷と判
    定すること、を特徴とする内燃機関の制御方法。
  10. 【請求項10】請求項1から請求項6のいずれかにおい
    て、 前記運転状態検出手段はノッキング検出手段を用いて前
    記内燃機関の運転状態を判定し、 前記内燃機関にノッキングが発生した場合は高負荷と判
    定すると共に、前記内燃機関は前記弁機構を用いて吸気
    バルブの閉弁タイミングを調整しノッキング回避制御を
    行うこと、を特徴とする内燃機関の制御方法。
  11. 【請求項11】請求項1から請求項10のいずれかにお
    いて、 前記内燃機関はリーンバーン運転を行うこと、を特徴と
    する内燃機関の制御方法。
  12. 【請求項12】請求項1または請求項10のいずれかに
    おいて、 前記内燃機関は過給機を備えたこと、を特徴とする内燃
    機関の制御方法。
  13. 【請求項13】機関が所定の中低負荷運転状態の時、ア
    クセルの操作量とは無関係に所定の高開度状態に保持さ
    れるスロットル弁、 前記スロットル弁が、所定の高開度状態に保持されてい
    る間、機関の運転状態に応じて開弁タイミングおよび/
    またはリフト量が制御される電磁駆動形吸気バルブ、と
    を有することを特徴とする内燃機関。
  14. 【請求項14】シリンダの吸気ポートを開閉する吸気バ
    ルブ、この吸気バルブを電磁的に駆動する電磁駆動機
    構、アクセルの操作量に応じて吸入空気量を制御するス
    ロットル弁、このスロットル弁を電磁的に駆動する電磁
    アクチュエータ、機関の運転状態に応じて前記電磁駆動
    機構と電磁アクチュエータへ制御信号を与える電子制御
    回路を有するものにおいて、 前記電子制御回路は、機関が低中負荷運転状態の時、前
    記スロットル弁を所定の高開度に保持する制御信号を前
    記電磁アクチュエータを与え、且つ、前記吸気バルブの
    リフト量および/または開閉タイミングを機関の運転状
    態に応じて制御する制御信号を前記電磁駆動機構に与え
    るものであることを特徴とする内燃機関の制御装置。
  15. 【請求項15】各シリンダの吸気ポートを開閉する吸気
    バルブ、この吸気バルブを電磁的に駆動する電磁機構、
    機関の運転状態に応じて前記電磁駆動機構に制御信号を
    与える制御回路を有するものにおいて、 前記制御回路は、機関の低中負荷の特定の運転領域で、
    アクセルの操作量に応じて前記吸気バルブのリフト量お
    よび/または開閉タイミングを制御する制御信号を前記
    電磁駆動機構に与えるものであることを特徴とする内燃
    機関の制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007239624A (ja) * 2006-03-09 2007-09-20 Toyota Motor Corp 内燃機関の触媒昇温システムおよび触媒昇温方法
JP2009203896A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Mazda Motor Corp 内燃機関の制御方法および内燃機関システム
JP2009203895A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Mazda Motor Corp 内燃機関の制御方法および内燃機関システム
JP2009228674A (ja) * 2008-02-26 2009-10-08 Mazda Motor Corp 内燃機関の制御方法および内燃機関の制御システム
JP2012225199A (ja) * 2011-04-15 2012-11-15 Toyota Motor Corp 火花点火式内燃機関

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