JP2002322859A - 回転昇降扉 - Google Patents

回転昇降扉

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JP2002322859A
JP2002322859A JP2001125911A JP2001125911A JP2002322859A JP 2002322859 A JP2002322859 A JP 2002322859A JP 2001125911 A JP2001125911 A JP 2001125911A JP 2001125911 A JP2001125911 A JP 2001125911A JP 2002322859 A JP2002322859 A JP 2002322859A
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彰良 東山
Katsumi Akai
克美 赤井
Katsuyuki Okumura
勝之 奥村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガススプリングに内蔵されたガスが抜けるな
どしてガススプリング力が大きく低下した場合の問題を
防止する。 【解決手段】 アーム1の先端に扉体2を取付ける。ア
ーム1の基端部にピン3を一体化する。ピン3を支柱4
に回動自在に保持する。ピン3にギア5を一体化する。
ギア5に駆動力を伝達して扉体2をピン3を中心に回転
昇降可能に構成する。扉体2の上昇回転時に扉体2の上
昇回転を補助する。扉体2の下降回転時に扉体2の下降
回転に抗するガススプリング28を設けた回転昇降扉で
ある。ギア5に駆動力を伝達する駆動モータ9の回転軸
31にカム32を取付ける。カム32にカム溝33を形
成する。カム溝33に係入して駆動モータ9の回転を阻
止する回転ストッパー34を設ける。回転ストッパー3
4を電気的に作動させる手段35を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転昇降扉に関
し、詳しくは、扉体の上昇回転を補助し、扉体の下降回
転に抗するガススプリングを設けた回転昇降扉に関し、
更に詳しくは、ガススプリングに内蔵されたガスが抜け
るなどしてガススプリング力が大きく低下した場合の問
題を防止しようとする技術に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図22に示すように、アーム1の
先端に扉体2を取付け、アーム1の基端部にピン3を一
体化し、ピン3を支柱4に回動自在に保持し、ピン3に
ギアを一体化し、ギアに駆動力を伝達して扉体2をピン
3を中心に回転昇降可能に構成し、扉体2の上昇回転時
に扉体2の上昇回転を補助し、扉体2の下降回転時に扉
体2の下降回転に抗するガススプリングを支柱4の内部
に設けた回転昇降扉においては、ガススプリングによっ
て扉体2の上昇回転を補助するとともに下降回転に抗す
ることで駆動(電動)モータの小型化を図り、又、下降
する閉時の衝撃を緩衝することができるのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ガススプリ
ングに内蔵されたガスが抜けてガススプリング力が大き
く低下した場合に、扉体2が下降する閉時の衝撃を緩衝
する度合が大きく低下して落下の衝撃が大きくなるので
ある。又、ガスが抜けてガススプリング力が大きく低下
している場合で、扉体2を制御信号によって或る程度上
昇させ、上昇させる制御信号が一定時間(例えば、約1
3秒)を経過した後に、タイマー設定されている制御回
路において上記制御信号が停止された場合に、ガススプ
リングによる上昇補助力が低下していることから、扉体
は途中に位置しているのであり、途中に位置していなが
ら駆動モータへの通電が停止されるのであり、扉体2は
自重にて落下することになり(図22参照)、大きな危
険を伴うものである。
【0004】因みに、下降制御されている扉体がガスス
プリングのスプリング力の低下に起因して下降速度が増
し、閉じ時の衝撃が増しても危険には至らないものであ
る。
【0005】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであり、ガススプリングに内蔵されたガスが抜ける
などしてガススプリング力が大きく低下した場合に、特
に、上昇制御がなされている扉体が不測に落下すること
がない回転昇降扉を提供することを課題とするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1においては、ア
ーム1の先端に扉体2を取付け、アーム1の基端部にピ
ン3を一体化し、ピン3を支柱4に回動自在に保持し、
ピン3にギア5を一体化し、ギア5に駆動力を伝達して
扉体2をピン3を中心に回転昇降可能に構成し、扉体2
の上昇回転時に扉体2の上昇回転を補助し、扉体2の下
降回転時に扉体2の下降回転に抗するガススプリング2
8を設けた回転昇降扉であって、上記ギア5に駆動力を
伝達する駆動モータ9の回転軸31にカム32を取付
け、カム32にカム溝33を形成し、カム溝33に係入
して駆動モータ9の回転を阻止する回転ストッパー34
を設け、回転ストッパー34を電気的に作動させる手段
35を設けていることを特徴とするものである。
【0007】このような構成によれば、回転ストッパー
34を電気的に作動させて回転軸31に一体化したカム
32のカム溝33に係止させることができるのであり、
回転軸31の回転を停止して駆動モータ9を停止させ、
駆動モータ9に伝動機構を介して連結されている扉体2
の下降を確実に停止させることができるのであり、した
がって、ガススプリング28のガスが抜けてスプリング
力が低下している場合に、扉体2を制御信号によって或
る程度上昇させ、上昇させる制御信号が一定時間を経過
した後に、タイマー設定されている制御回路において上
記制御信号が停止されたとしても、回転ストッパー34
が電気的に作動されて扉体2の下降回転を確実に防止す
ることができるのであり、扉体2は自重にて落下するこ
とがなく、安全性を高めることができる。
【0008】この場合、請求項2のように、回転ストッ
パー34は、駆動モータ9への通電が断たれるのと同時
に作動させるのが好ましい。
【0009】請求項3においては、回転ストッパー34
はソレノイド38への通電により解除され、非通電によ
り作動可能に構成し、カム32のカム溝33又は回転ス
トッパー34には、回転ストッパー34がカム溝33に
係合した状態で回転軸31の扉体2の上昇回転方向への
回転は許容されるが扉体2の下降回転方向への回転は阻
止されるワンウェイ構造36を備えていることを特徴と
するものである。
【0010】このような構成によれば、ソレノイド38
への非通電により回転ストッパー34を作動させてカム
溝33に係合させて扉体2の昇降を阻止している状態で
停電が生じた場合に、ワンウェイ構造36において扉体
2の上昇回転方向への駆動モータ9の回転は許容される
ことから、停電時に扉体2の開放ができる。
【0011】請求項4においては、回転ストッパー34
を駆動モータ9への通電が断たれてから所定の時間の経
過後に作動させる制御部を備えていることを特徴とする
ものである。
【0012】このような構成によれば、駆動モータ9へ
の通電が断たれて回転数が大幅に低下している状態で回
転ストッパー34をカム溝33に係入することができ、
回転ストッパー34のカム溝33への係止を確実におこ
なうことができ、回転ストッパー34が高速回転してい
るカム32のカム溝33に対して係合ミスが生じてはじ
き音が生じるのを防止することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1(a)は伝動系を示す概略側面図、同図
(b)は概略正面図である。図2は全体概略側面図であ
る。図3(a)は全体概略正面図、同図(b)は全体概
略平面図である。
【0014】回転昇降扉Aは例えば車庫用扉として使用
されるものであり、左右の支柱4の上端部に取付けられ
るアーム1としての第1アーム1aが支柱4の上端部に
ピン3にて回動自在に枢着されている。そして支柱4の
上端部にリンク11がピン12にて回動自在に枢支され
ている。第1アーム1aに略平行な第2アーム1bがリ
ンク11の先端部にピンにて回動自在に枢支されてい
る。第1アーム1a及び第2アーム1bの先端には扉体
2がピン13にて回動自在に枢支されている。しかし
て、ピン3を正方向に回動させることで、第1アーム1
a及び第2アーム1bを持ち上げ回動させて扉体2を回
動開放し、そして、ピン3を逆方向に回動させること
で、第1アーム1a及び第2アーム1bを下降回動させ
て扉体2を回動閉成することができるようにしている。
【0015】アルミニウムの押出成形品製の支柱4の内
部には、図10及び図11に示すように、アルミニウム
の押出成形品製の昇降体6が後述するガイド7によって
上下に昇降自在に収納されている。昇降体6は第1部材
14と第2部材15がビス16にて接続されて構成され
ている。第1部材14及び第2部材15には凹溝17が
形成され、このような凹溝17において、一対のL形の
主プレート18の一部が挿入されてリベット19にて固
定されている。L形の主プレート18は連結プレート2
0にて被動ピン8を介して連結され、しかして、被動ピ
ン8が凹溝17内において適宜間隔を隔てて配設されて
いる。
【0016】図15乃至図17は電動モータ9の取付け
構成を示していて、取付けプレート21は略L形に形成
され、取付けプレート21が支柱4内に挿通され、支柱
4のモータ取付け開口22において、取付けプレート2
1が支柱4に取付け孔において取付けられ、その後、電
動モータ9がモータ取付け開口22から挿入されて取付
けプレート21にボルトにて取付けるのである。電動モ
ータ9の出力軸25には減速器を介してスプロケット1
0が取付けられていて、このスプロケット10が上記昇
降体6に取付けた被動ピン8・・をラックギアとして噛
合している。しかして、電動モータ9の正転にてスプロ
ケット10と被動ピン8・・とが噛合して昇降体6を上
昇駆動させることができるようにしている。
【0017】ピン3は図10に示すように、六角軸状に
形成され、このピン3にギア5としての部分ギアのよう
な略扇形のアーム状ギア5aが挿通されて固定されてい
る。このようなアーム状ギア5aは昇降体6の第2部材
15に取付けられている被動ピン8・・に噛合してい
る。しかして、昇降体6の上昇にてアーム状ギア5aを
上方に回動させ、ピン3を上方に回動させて扉体2を開
成回動させることができ、そして、昇降体6の下降にて
アーム状ギア5aを下方に回動させ、ピン3を下方に回
動させて扉体2を閉成回動させることができるようにし
ている。
【0018】このように、位置決めされている電動モー
タ9のスプロケット10と、位置決めされているアーム
状ギア5aとは昇降体6に対して互いに略直交する方向
からその被動ピン8・・に噛合していて、このような噛
合において逆に昇降体6の位置決めをおこなうのであ
る。ところで、昇降体6の上下端部には、ガイド7とし
てのガイドローラ26がピン3の軸芯Xと略平行な軸芯
に回転自在に保持されて取付けられ、しかして、これら
上下のガイドローラ26がガイド7としての支柱4の内
壁面に当接することで、軸芯Xとは直交する方向の位置
決めを充分にして、昇降体6の上下動を良好におこなえ
るようにしている。更に、昇降体6の上下端部には、ガ
イド7としてのガイドローラ27がスプロケット10の
軸芯Yと略平行な軸芯に回転自在に保持されて取付けら
れ、しかして、これら上下のガイドローラ27がガイド
7としての支柱4の内壁面に当接することで、軸芯Yと
略直交する方向の位置決めを充分にして、昇降体6の上
下動を良好におこなえるようにしている。このようなガ
イド7の構成は種々設計変更可能である。
【0019】このように、支柱4の内部に昇降体6をガ
イド7を介して昇降自在に設け、昇降体6に被動ピン8
が適宜間隔を隔てて取付けられ、電動モータ9にて駆動
回転されるスプロケット10が上記被動ピン8・・に噛
合され、ピン3に一体化された上記ギア5がピン3から
延出されるアーム状ギア5aに形成され、このアーム状
ギア5aが被動ピン8・・に噛合されることによって、
昇降体6に適宜間隔を隔てて取付けられた被動ピン8・
・群がラックギアとなるのであり、このような被動ピン
8・・をラックギアとして電動モータ9側のスプロケッ
ト10に噛合し、また、被動ピン8・・をラックギアと
して扉体2側のピン3から延出されたアーム状ギア5a
に噛合するのである。しかして、電動モータ9からの伝
動力をラックギアとなる被動ピン8・・に、そして被動
ピン8・・からアーム状ギア5aに確実に伝達するので
ある。
【0020】図7及び図10に示すように、支柱4側の
固定部29と昇降体6の上端とにわたってガススプリン
グ28が介装されている。かかるガススプリング28は
扉体2を下降している閉成状態において圧縮状態にあ
り、アンテナ30への操作信号の入力にて電動モータ9
を正転させて扉体2を上昇駆動する場合に、ガススプリ
ング28によるスプリング力にて電動モータ9の小出力
にて開成駆動でき、そして、扉体2を閉成回動する場合
の最終時に扉体2が激しく地面に衝突するのを回避する
ようにしている。。
【0021】ところで、ガススプリング28に内蔵され
たガスが抜けてガススプリング力が大きく低下している
場合で、扉体2を制御信号によって或る程度上昇させ、
上昇させる制御信号が一定時間(例えば、約13秒)を
経過した後に、タイマー設定されている制御回路におい
て上記制御信号が停止された場合に、ガススプリング2
8による上昇補助力が低下していることから、扉体2は
途中に位置しているのであり、途中に位置していながら
駆動モータ9への通電が停止されるのであり、扉体2は
自重にて落下することになり、大きな危険を伴うもので
あり、本発明においては、このような問題を防止しよう
とするものであり、以下、詳述する。
【0022】図1、図15乃至図17に示すように、駆
動モータ9の出力軸25とは反対側に延出した回転軸3
1にカム32を取付けている。カム32にカム溝33を
形成している。駆動モータ9の上方に回転ストッパー3
4をピン39の廻りに回転可能に設け、回転ストッパー
34の先端部をリンク40を介してソレノイド38の鉄
芯41に連結し、ソレノイド38のコイル42への通電
にて鉄芯41を引き上げて回転ストッパー34を上昇さ
せてカム溝33から離脱させることができるようにして
いる。鉄芯41の下方部にはコイルスプリング43をソ
レノイド38のケーシングと回転ストッパー34とに間
において外挿していて、ソレノイド38に通電されない
場合にコイルスプリング43の復元力によって鉄芯41
を下方に引き下ろして回転ストッパー34を下方に回転
付勢している。
【0023】駆動モータ9とソレノイド38のコイル4
2とには同時に通電されて駆動モータ9が回転すると回
転ストッパー34が引き上げられて回転軸31が回転で
きるようになっている。又、駆動モータ9への通電を断
つのと同時にソレノイド38への通電が断たれて、駆動
モータ9の回転が停止されて回転ストッパー34がカム
溝33に係入して回転軸31の扉体2の下降側への回転
を阻止するようにしている。このように、回転ストッパ
ー34を電気的に作動させる手段35を設けている。
【0024】このように、回転ストッパー34を電気的
に作動させて回転軸31に一体化したカム32のカム溝
33に係止させることができるのであり、回転軸31の
回転を停止して駆動モータ9を停止させ、駆動モータ9
に伝動機構を介して連結されている扉体2の下降を確実
に停止させることができるのである。
【0025】したがって、ガススプリング28のガスが
抜けてスプリング力が低下している場合に、扉体2を制
御信号によって或る程度上昇させ、上昇させる制御信号
が一定時間(例えば、約13秒)を経過した後に、タイ
マー設定されている制御回路において上記制御信号が停
止されたとしても、回転ストッパー34が作動されて扉
体2の下降回転を確実に防止することができるのであ
り、扉体2は自重にて落下することがなく、安全性を高
めることができるのである。
【0026】この場合、カム32のカム溝33は、回転
ストッパー34がカム溝33に係合した状態で回転軸3
1の扉体2の上昇回転方向への回転は許容されるが扉体
2の下降回転方向への回転は阻止されるワンウェイ構造
36となっていて、ソレノイド38への非通電により回
転ストッパー34を作動させてカム溝33に係合させて
扉体2の昇降を阻止している状態で停電が生じた場合
に、ワンウェイ構造36において扉体2の上昇回転方向
への駆動モータ9の回転は許容されることから、停電時
に扉体2の開放ができるものである。この場合、図18
(c)に示すように、カム溝33はカム32の周方向の
複数箇所に形成していてよい。又、同図(d)に示すよ
うに、カム溝33においては、カム溝32がいずれの方
向にも回転できない構成にしてもよいものである。更
に、扉体2の上昇回転方向への回転は許容されるが扉体
2の下降回転方向への回転は阻止されるワンウェイ構造
36は、カム32のカム溝33において実施したが、回
転ストッパー34にカム形状を設定して上記ワンウェイ
構造36にしてもよいものである。
【0027】更に、ガススプリング28のガスが抜けて
スプリング力が低下している場合で、扉体2を制御信号
によって下降回転させる場合は、駆動モータ9への通電
と同時にソレノイド38のコイル42に通電されてカム
溝33から回転ストッパー34が外れ、駆動モータ9が
回転して扉体2を下降回転させるのであり、この場合、
ガススプリング28のガスが抜けていることから、扉体
2は通常の下降回転速度よりも速い速度で下降を続ける
が、扉体2が所定に位置に下降すると所定位置に設けて
いるリミットスイッチ(図示せず)を作動させて駆動モ
ータ9及びソレノイド38への通電を断ち、駆動モータ
9の回転が停止し、回転ストッパー34がコイルスプリ
ング43によって弾発されてカム溝33に係入して駆動
モータ9の回転を阻止するのである。コイルスプリング
43に代えて巻きばねを使用してもよいものである。
【0028】ところで、図19に示すように、回転スト
ッパー34は、駆動モータ9への通電が断たれてから所
定の時間の経過後にタイムラグ手段37によって作動さ
せるものであってもよく、このような構成によれば、駆
動モータ9への通電が断たれて回転数が大幅に低下して
いる状態で回転ストッパー34を作動させることができ
て、回転ストッパー34をカム溝33に確実に係入する
ことができ、回転ストッパー34のカム溝33への係止
を確実におこなうことができ、回転ストッパー34が高
速回転しているカム32のカム溝33に対して係合ミス
が生じてはじき音が生じるのを防止することができるも
のである。このように駆動モータ9への通電が断たれて
から所定の時間の経過後に回転ストッパー34を作動さ
せる構成は、例えば、図19に示すように、ソレノイド
38の電源回路にコンデンサー44を介装しても、或い
は、同図に示すように、一方向にダンパー機能を発揮す
るオイルダンパー機構45を採用してもよいものであ
る。具体的には、回転ストッパー34にギア46を形成
し、ギア46を一方向にダンパー機能を奏するオイルダ
ンパー47に噛合してもよく、又、図20に示すよう
に、回転ストッパー34のピン39に一方向にダンパー
機能を奏するオイルダンパー機構45を設けてもよい。
更に、オイルダンパー機構45に代えて機械的なダンパ
ー機構のものであってもよい。図21はコンデンサー4
4を介装した場合にソレノイド38のコイル42に電流
が流れる状態を示すグラフであり、駆動モータ9への電
力供給を停止した状態イから0.5〜1秒程度遅れたタ
イムラグTの後にコイル42への電流供給が零になるの
が判る。
【0029】又、図1に示すように、回転ストッパー3
4の下方には切替レバー48が位置変更自在に設けられ
ていて、切替レバー48を手で押し込むことで、回転ス
トッパー34を持ち上げてカム溝33から外して扉体2
を手動を昇降回転させることができ、切替レバー48を
引き込めておくことで、上述した安全動作をおこなえる
ものである。
【0030】
【発明の効果】請求項1においては、アームの先端に扉
体を取付け、アームの基端部にピンを一体化し、ピンを
支柱に回動自在に保持し、ピンにギアを一体化し、ギア
に駆動力を伝達して扉体をピンを中心に回転昇降可能に
構成し、扉体の上昇回転時に扉体の上昇回転を補助し、
扉体の下降回転時に扉体の下降回転に抗するガススプリ
ングを設けた回転昇降扉であって、上記ギアに駆動力を
伝達する駆動モータの回転軸にカムを取付け、カムにカ
ム溝を形成し、カム溝に係入して駆動モータの回転を阻
止する回転ストッパーを設け、回転ストッパーを電気的
に作動させる手段を設けているから、回転ストッパーを
電気的に作動させて回転軸に一体化したカムのカム溝に
係止させることができるのであり、回転軸の回転を停止
して駆動モータを停止させ、駆動モータに伝動機構を介
して連結されている扉体の下降を確実に停止させること
ができるのであり、したがって、ガススプリングのガス
が抜けてスプリング力が低下している場合に、扉体を制
御信号によって或る程度上昇させ、上昇させる制御信号
が一定時間を経過した後に、タイマー設定されている制
御回路において上記制御信号が停止されたとしても、回
転ストッパーが電気的に作動されて扉体の下降回転を確
実に防止することができるのであり、扉体は自重にて落
下することがなく、安全性を高めることができるという
利点がある。
【0031】請求項3においては、請求項1の効果に加
えて、回転ストッパーはソレノイドへの通電により解除
され、非通電により作動可能に構成し、カムのカム溝又
は回転ストッパーには、回転ストッパーがカム溝に係合
した状態で回転軸の扉体の上昇回転方向への回転は許容
されるが扉体の下降回転方向への回転は阻止されるワン
ウェイ構造を備えているから、ソレノイドへの非通電に
より回転ストッパーを作動させてカム溝に係合させて扉
体の昇降を阻止している状態で停電が生じた場合に、ワ
ンウェイ構造において扉体の上昇回転方向への駆動モー
タの回転は許容されることから、停電時に扉体の開放が
できるという利点がある。
【0032】請求項4においては、請求項1の効果に加
えて、回転ストッパーを駆動モータへの通電が断たれて
から所定の時間の経過後に作動させる制御部を備えてい
るから、駆動モータへの通電が断たれて回転数が大幅に
低下している状態で回転ストッパーをカム溝に係入する
ことができ、回転ストッパーのカム溝への係止を確実に
おこなうことができ、回転ストッパーが高速回転してい
るカムのカム溝に対して係合ミスが生じてはじき音が生
じるのを防止することができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示し、(a)は伝動系を
示す概略側面図、(b)は概略正面図である。
【図2】同上の全体概略側面図である。
【図3】(a)は全体概略正面図、(b)は全体概略平
面図である。
【図4】同上の扉体が下降している一部省略した側面図
である。
【図5】同上の一部省略した正面図である。
【図6】同上の一部省略した平面図である。
【図7】同上の扉体が上昇している一部省略した側面図
である。
【図8】同上の一部省略した概略正面図である。
【図9】同上の一部省略した概略平面図である。
【図10】同上の伝動系を示し、(a)は概略側面図、
(b)は概略平面図である。
【図11】同上の部分平断面図である。
【図12】同上の回転ストッパーの動作を示す側面図で
ある。
【図13】同上の平面図である。
【図14】同上の正面図である。
【図15】同上の回転ストッパーとカムとの関係を示す
側面図である。
【図16】同上の平面図である。
【図17】同上の側面図である。
【図18】(a)は同上の他の実施の形態を示す回転ス
トッパーとカムとの関係を示す概略側面図、(b)は概
略正面図、(c)(d)はカムの他例の概略正面図であ
る。
【図19】同上の他の実施の形態を示す説明図である。
【図20】同上のタイムラグ手段を示す概略分解斜視図
である。
【図21】同上のソレノイドに流れる電流を示すグラフ
である。
【図22】従来例の問題点を示す説明図である。
【符号の説明】
1 アーム 2 扉体 3 ピン 4 支柱 5 ギア 31 回転軸 32 カム 33 カム溝 34 回転ストッパー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥村 勝之 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 3J069 AA01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アームの先端に扉体を取付け、アームの
    基端部にピンを一体化し、ピンを支柱に回動自在に保持
    し、ピンにギアを一体化し、ギアに駆動力を伝達して扉
    体をピンを中心に回転昇降可能に構成し、扉体の上昇回
    転時に扉体の上昇回転を補助し、扉体の下降回転時に扉
    体の下降回転に抗するガススプリングを設けた回転昇降
    扉であって、上記ギアに駆動力を伝達する駆動モータの
    回転軸にカムを取付け、カムにカム溝を形成し、カム溝
    に係入して駆動モータの回転を阻止する回転ストッパー
    を設け、回転ストッパーを電気的に作動させる手段を設
    けて成ることを特徴とする回転昇降扉。
  2. 【請求項2】 回転ストッパーを駆動モータへの通電が
    断たれるのと同時に作動させる制御部を備えていること
    を特徴とする請求項1記載の回転昇降扉。
  3. 【請求項3】 回転ストッパーはソレノイドへの通電に
    より解除され、非通電により作動可能に構成し、カムの
    カム溝又は回転ストッパーには、回転ストッパーがカム
    溝に係合した状態で回転軸の扉体の上昇回転方向への回
    転は許容されるが扉体の下降回転方向への回転は阻止さ
    れるワンウェイ構造を備えて成ることを特徴とする請求
    項1記載の回転昇降扉。
  4. 【請求項4】 回転ストッパーを駆動モータへの通電が
    断たれてから所定の時間の経過後に作動させる制御部を
    備えていることを特徴とする請求項1記載の回転昇降
    扉。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107165964A (zh) * 2017-06-07 2017-09-15 广州敏力科技有限公司 一种无缝镀锌钢管支撑杆

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