JP3630111B2 - 回転昇降扉 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、回転昇降扉に関し、詳しくは、扉体の上昇回転を補助し、扉体の下降回転に抗するガススプリングを設けた回転昇降扉に関し、更に詳しくは、ガススプリングに内蔵されたガスが抜けるなどしてガススプリング力が大きく低下した場合の問題を防止しようとする技術に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、図22に示すように、アーム1の先端に扉体2を取付け、アーム1の基端部にピン3を一体化し、ピン3を支柱4に回動自在に保持し、ピン3にギアを一体化し、ギアに駆動力を伝達して扉体2をピン3を中心に回転昇降可能に構成し、扉体2の上昇回転時に扉体2の上昇回転を補助し、扉体2の下降回転時に扉体2の下降回転に抗するガススプリングを支柱4の内部に設けた回転昇降扉においては、ガススプリングによって扉体2の上昇回転を補助するとともに下降回転に抗することで駆動(電動)モータの小型化を図り、又、下降する閉時の衝撃を緩衝することができるのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ガススプリングに内蔵されたガスが抜けてガススプリング力が大きく低下した場合に、扉体2が下降する閉時の衝撃を緩衝する度合が大きく低下して落下の衝撃が大きくなるのである。又、ガスが抜けてガススプリング力が大きく低下している場合で、扉体2を制御信号によって或る程度上昇させ、上昇させる制御信号が一定時間(例えば、約13秒)を経過した後に、タイマー設定されている制御回路において上記制御信号が停止された場合に、ガススプリングによる上昇補助力が低下していることから、扉体は途中に位置しているのであり、途中に位置していながら駆動モータへの通電が停止されるのであり、扉体2は自重にて落下することになり(図22参照)、大きな危険を伴うものである。
【0004】
因みに、下降制御されている扉体がガススプリングのスプリング力の低下に起因して下降速度が増し、閉じ時の衝撃が増しても危険には至らないものである。
【0005】
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、ガススプリングに内蔵されたガスが抜けるなどしてガススプリング力が大きく低下した場合に、特に、上昇制御がなされている扉体が不測に落下することがない回転昇降扉を提供することを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1においては、アーム1の先端に扉体2を取付け、アーム1の基端部にピン3を一体化し、ピン3を支柱4に回動自在に保持し、ピン3にギア5を一体化し、ギア5に減速器を介して駆動モータ9の駆動力を伝達して扉体2をピン3を中心に回転昇降可能に構成し、扉体2の上昇回転時に扉体2の上昇回転を補助し、扉体2の下降回転時に扉体2の下降回転に抗するガススプリング28を設け、駆動モータ9への通電から一定時間経過後に駆動モータ9への通電を停止することで閉成状態にある扉体2を開成状態とする回転昇降扉であって、上記ギア5に駆動力を伝達する駆動モータ9の回転軸31にカム32を取付け、カム32にカム溝33を形成し、カム溝33に係合して駆動モータ9の回転を阻止する回転ストッパー34を設け、回転ストッパー34はソレノイド38への通電により解除され、非通電により作動可能に構成され、カム32のカム溝33又は回転ストッパー34には、回転ストッパー34がカム溝33に係合した状態で回転軸31の扉体2の上昇回転方向への回転は許容されるが扉体2の下降回転方向への回転は阻止されるワンウェイ構造36を備えて成ることを特徴とするものである。
【0007】
このような構成によれば、回転ストッパー34を電気的に作動させて回転軸31に一体化したカム32のカム溝33に係止させることができるのであり、回転軸31の回転を停止して駆動モータ9を停止させ、駆動モータ9に伝動機構を介して連結されている扉体2の下降を確実に停止させることができるのであり、したがって、ガススプリング28のガスが抜けてスプリング力が低下している場合に、扉体2を制御信号によって或る程度上昇させ、上昇させる制御信号が一定時間を経過した後に、タイマー設定されている制御回路において上記制御信号が停止されたとしても、回転ストッパー34が電気的に作動されて扉体2の下降回転を確実に防止することができるのであり、扉体2は自重にて落下することがなく、安全性を高めることができる。またソレノイド38への非通電により回転ストッパー34を作動させてカム溝33に係合させて扉体2の昇降を阻止している状態で停電が生じた場合に、ワンウェイ構造36において扉体2の上昇回転方向への駆動モータ9の回転は許容されることから、停電時に扉体2の開放ができる。
【0008】
この場合、請求項2のように、回転ストッパー34は、駆動モータ9への通電が断たれるのと同時に作動させるのが好ましい。
【0011】
請求項3においては、回転ストッパー34を駆動モータ9への通電が断たれてから所定の時間の経過後に作動させる制御部を備えていることを特徴とするものである。
【0012】
このような構成によれば、駆動モータ9への通電が断たれて回転数が大幅に低下している状態で回転ストッパー34をカム溝33に係入することができ、回転ストッパー34のカム溝33への係止を確実におこなうことができ、回転ストッパー34が高速回転しているカム32のカム溝33に対して係合ミスが生じてはじき音が生じるのを防止することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。図1(a)は伝動系を示す概略側面図、同図(b)は概略正面図である。図2は全体概略側面図である。図3(a)は全体概略正面図、同図(b)は全体概略平面図である。
【0014】
回転昇降扉Aは例えば車庫用扉として使用されるものであり、左右の支柱4の上端部に取付けられるアーム1としての第1アーム1aが支柱4の上端部にピン3にて回動自在に枢着されている。そして支柱4の上端部にリンク11がピン12にて回動自在に枢支されている。第1アーム1aに略平行な第2アーム1bがリンク11の先端部にピンにて回動自在に枢支されている。第1アーム1a及び第2アーム1bの先端には扉体2がピン13にて回動自在に枢支されている。しかして、ピン3を正方向に回動させることで、第1アーム1a及び第2アーム1bを持ち上げ回動させて扉体2を回動開放し、そして、ピン3を逆方向に回動させることで、第1アーム1a及び第2アーム1bを下降回動させて扉体2を回動閉成することができるようにしている。
【0015】
アルミニウムの押出成形品製の支柱4の内部には、図10及び図11に示すように、アルミニウムの押出成形品製の昇降体6が後述するガイド7によって上下に昇降自在に収納されている。昇降体6は第1部材14と第2部材15がビス16にて接続されて構成されている。第1部材14及び第2部材15には凹溝17が形成され、このような凹溝17において、一対のL形の主プレート18の一部が挿入されてリベット19にて固定されている。L形の主プレート18は連結プレート20にて被動ピン8を介して連結され、しかして、被動ピン8が凹溝17内において適宜間隔を隔てて配設されている。
【0016】
図15乃至図17は電動モータ9の取付け構成を示していて、取付けプレート21は略L形に形成され、取付けプレート21が支柱4内に挿通され、支柱4のモータ取付け開口22において、取付けプレート21が支柱4に取付け孔において取付けられ、その後、電動モータ9がモータ取付け開口22から挿入されて取付けプレート21にボルトにて取付けるのである。電動モータ9の出力軸25には減速器を介してスプロケット10が取付けられていて、このスプロケット10が上記昇降体6に取付けた被動ピン8・・をラックギアとして噛合している。しかして、電動モータ9の正転にてスプロケット10と被動ピン8・・とが噛合して昇降体6を上昇駆動させることができるようにしている。
【0017】
ピン3は図10に示すように、六角軸状に形成され、このピン3にギア5としての部分ギアのような略扇形のアーム状ギア5aが挿通されて固定されている。このようなアーム状ギア5aは昇降体6の第2部材15に取付けられている被動ピン8・・に噛合している。しかして、昇降体6の上昇にてアーム状ギア5aを上方に回動させ、ピン3を上方に回動させて扉体2を開成回動させることができ、そして、昇降体6の下降にてアーム状ギア5aを下方に回動させ、ピン3を下方に回動させて扉体2を閉成回動させることができるようにしている。
【0018】
このように、位置決めされている電動モータ9のスプロケット10と、位置決めされているアーム状ギア5aとは昇降体6に対して互いに略直交する方向からその被動ピン8・・に噛合していて、このような噛合において逆に昇降体6の位置決めをおこなうのである。ところで、昇降体6の上下端部には、ガイド7としてのガイドローラ26がピン3の軸芯Xと略平行な軸芯に回転自在に保持されて取付けられ、しかして、これら上下のガイドローラ26がガイド7としての支柱4の内壁面に当接することで、軸芯Xとは直交する方向の位置決めを充分にして、昇降体6の上下動を良好におこなえるようにしている。更に、昇降体6の上下端部には、ガイド7としてのガイドローラ27がスプロケット10の軸芯Yと略平行な軸芯に回転自在に保持されて取付けられ、しかして、これら上下のガイドローラ27がガイド7としての支柱4の内壁面に当接することで、軸芯Yと略直交する方向の位置決めを充分にして、昇降体6の上下動を良好におこなえるようにしている。このようなガイド7の構成は種々設計変更可能である。
【0019】
このように、支柱4の内部に昇降体6をガイド7を介して昇降自在に設け、昇降体6に被動ピン8が適宜間隔を隔てて取付けられ、電動モータ9にて駆動回転されるスプロケット10が上記被動ピン8・・に噛合され、ピン3に一体化された上記ギア5がピン3から延出されるアーム状ギア5aに形成され、このアーム状ギア5aが被動ピン8・・に噛合されることによって、昇降体6に適宜間隔を隔てて取付けられた被動ピン8・・群がラックギアとなるのであり、このような被動ピン8・・をラックギアとして電動モータ9側のスプロケット10に噛合し、また、被動ピン8・・をラックギアとして扉体2側のピン3から延出されたアーム状ギア5aに噛合するのである。しかして、電動モータ9からの伝動力をラックギアとなる被動ピン8・・に、そして被動ピン8・・からアーム状ギア5aに確実に伝達するのである。
【0020】
図7及び図10に示すように、支柱4側の固定部29と昇降体6の上端とにわたってガススプリング28が介装されている。かかるガススプリング28は扉体2を下降している閉成状態において圧縮状態にあり、アンテナ30への操作信号の入力にて電動モータ9を正転させて扉体2を上昇駆動する場合に、ガススプリング28によるスプリング力にて電動モータ9の小出力にて開成駆動でき、そして、扉体2を閉成回動する場合の最終時に扉体2が激しく地面に衝突するのを回避するようにしている。
【0021】
ところで、ガススプリング28に内蔵されたガスが抜けてガススプリング力が大きく低下している場合で、扉体2を制御信号によって或る程度上昇させ、上昇させる制御信号が一定時間(例えば、約13秒)を経過した後に、タイマー設定されている制御回路において上記制御信号が停止された場合に、ガススプリング28による上昇補助力が低下していることから、扉体2は途中に位置しているのであり、途中に位置していながら駆動モータ9への通電が停止されるのであり、扉体2は自重にて落下することになり、大きな危険を伴うものであり、本発明においては、このような問題を防止しようとするものであり、以下、詳述する。
【0022】
図1、図15乃至図17に示すように、駆動モータ9の出力軸25とは反対側に延出した回転軸31にカム32を取付けている。カム32にカム溝33を形成している。駆動モータ9の上方に回転ストッパー34をピン39の廻りに回転可能に設け、回転ストッパー34の先端部をリンク40を介してソレノイド38の鉄芯41に連結し、ソレノイド38のコイル42への通電にて鉄芯41を引き上げて回転ストッパー34を上昇させてカム溝33から離脱させることができるようにしている。鉄芯41の下方部にはコイルスプリング43をソレノイド38のケーシングと回転ストッパー34とに間において外挿していて、ソレノイド38に通電されない場合にコイルスプリング43の復元力によって鉄芯41を下方に引き下ろして回転ストッパー34を下方に回転付勢している。
【0023】
駆動モータ9とソレノイド38のコイル42とには同時に通電されて駆動モータ9が回転すると回転ストッパー34が引き上げられて回転軸31が回転できるようになっている。又、駆動モータ9への通電を断つのと同時にソレノイド38への通電が断たれて、駆動モータ9の回転が停止されて回転ストッパー34がカム溝33に係入して回転軸31の扉体2の下降側への回転を阻止するようにしている。このように、回転ストッパー34を電気的に作動させる手段35を設けている。
【0024】
このように、回転ストッパー34を電気的に作動させて回転軸31に一体化したカム32のカム溝33に係止させることができるのであり、回転軸31の回転を停止して駆動モータ9を停止させ、駆動モータ9に伝動機構を介して連結されている扉体2の下降を確実に停止させることができるのである。
【0025】
したがって、ガススプリング28のガスが抜けてスプリング力が低下している場合に、扉体2を制御信号によって或る程度上昇させ、上昇させる制御信号が一定時間(例えば、約13秒)を経過した後に、タイマー設定されている制御回路において上記制御信号が停止されたとしても、回転ストッパー34が作動されて扉体2の下降回転を確実に防止することができるのであり、扉体2は自重にて落下することがなく、安全性を高めることができるのである。
【0026】
この場合、カム32のカム溝33は、回転ストッパー34がカム溝33に係合した状態で回転軸31の扉体2の上昇回転方向への回転は許容されるが扉体2の下降回転方向への回転は阻止されるワンウェイ構造36となっていて、ソレノイド38への非通電により回転ストッパー34を作動させてカム溝33に係合させて扉体2の昇降を阻止している状態で停電が生じた場合に、ワンウェイ構造36において扉体2の上昇回転方向への駆動モータ9の回転は許容されることから、停電時に扉体2の開放ができるものである。この場合、図18(c)に示すように、カム溝33はカム32の周方向の複数箇所に形成していてよい。又、同図(d)に示すように、カム溝33においては、カム溝32がいずれの方向にも回転できない構成にしてもよいものである。更に、扉体2の上昇回転方向への回転は許容されるが扉体2の下降回転方向への回転は阻止されるワンウェイ構造36は、カム32のカム溝33において実施したが、回転ストッパー34にカム形状を設定して上記ワンウェイ構造36にしてもよいものである。
【0027】
更に、ガススプリング28のガスが抜けてスプリング力が低下している場合で、扉体2を制御信号によって下降回転させる場合は、駆動モータ9への通電と同時にソレノイド38のコイル42に通電されてカム溝33から回転ストッパー34が外れ、駆動モータ9が回転して扉体2を下降回転させるのであり、この場合、ガススプリング28のガスが抜けていることから、扉体2は通常の下降回転速度よりも速い速度で下降を続けるが、扉体2が所定に位置に下降すると所定位置に設けているリミットスイッチ(図示せず)を作動させて駆動モータ9及びソレノイド38への通電を断ち、駆動モータ9の回転が停止し、回転ストッパー34がコイルスプリング43によって弾発されてカム溝33に係入して駆動モータ9の回転を阻止するのである。コイルスプリング43に代えて巻きばねを使用してもよいものである。
【0028】
ところで、図19に示すように、回転ストッパー34は、駆動モータ9への通電が断たれてから所定の時間の経過後にタイムラグ手段37によって作動させるものであってもよく、このような構成によれば、駆動モータ9への通電が断たれて回転数が大幅に低下している状態で回転ストッパー34を作動させることができて、回転ストッパー34をカム溝33に確実に係入することができ、回転ストッパー34のカム溝33への係止を確実におこなうことができ、回転ストッパー34が高速回転しているカム32のカム溝33に対して係合ミスが生じてはじき音が生じるのを防止することができるものである。
このように駆動モータ9への通電が断たれてから所定の時間の経過後に回転ストッパー34を作動させる構成は、例えば、図19に示すように、ソレノイド38の電源回路にコンデンサー44を介装しても、或いは、同図に示すように、一方向にダンパー機能を発揮するオイルダンパー機構45を採用してもよいものである。具体的には、回転ストッパー34にギア46を形成し、ギア46を一方向にダンパー機能を奏するオイルダンパー47に噛合してもよく、又、図20に示すように、回転ストッパー34のピン39に一方向にダンパー機能を奏するオイルダンパー機構45を設けてもよい。更に、オイルダンパー機構45に代えて機械的なダンパー機構のものであってもよい。図21はコンデンサー44を介装した場合にソレノイド38のコイル42に電流が流れる状態を示すグラフであり、駆動モータ9への電力供給を停止した状態イから0.5〜1秒程度遅れたタイムラグTの後にコイル42への電流供給が零になるのが判る。
【0029】
又、図1に示すように、回転ストッパー34の下方には切替レバー48が位置変更自在に設けられていて、切替レバー48を手で押し込むことで、回転ストッパー34を持ち上げてカム溝33から外して扉体2を手動を昇降回転させることができ、切替レバー48を引き込めておくことで、上述した安全動作をおこなえるものである。
【0030】
【発明の効果】
請求項1においては、アームの先端に扉体を取付け、アームの基端部にピンを一体化し、ピンを支柱に回動自在に保持し、ピンにギアを一体化し、ギアに減速器を介して駆動モータの駆動力を伝達して扉体をピンを中心に回転昇降可能に構成し、扉体の上昇回転時に扉体の上昇回転を補助し、扉体の下降回転時に扉体の下降回転に抗するガススプリングを設け、駆動モータへの通電から一定時間経過後に駆動モータへの通電を停止することで閉成状態にある扉体を開成状態とする回転昇降扉であって、上記ギアに駆動力を伝達する駆動モータの回転軸にカムを取付け、カムにカム溝を形成し、カム溝に係合して駆動モータの回転を阻止する回転ストッパーを設け、回転ストッパーを電気的に作動させる手段を設けているから、回転ストッパーを電気的に作動させて回転軸に一体化したカムのカム溝に係止させることができるのであり、回転軸の回転を停止して駆動モータを停止させ、駆動モータに伝動機構を介して連結されている扉体の下降を確実に停止させることができるのであり、したがって、ガススプリングのガスが抜けてスプリング力が低下している場合に、扉体を制御信号によって或る程度上昇させ、上昇させる制御信号が一定時間を経過した後に、タイマー設定されている制御回路において上記制御信号が停止されたとしても、回転ストッパーが電気的に作動されて扉体の下降回転を確実に防止することができるのであり、扉体は自重にて落下することがなく、安全性を高めることができるという利点がある。
【0031】
また回転ストッパーはソレノイドへの通電により解除され、非通電により作動可能に構成し、カムのカム溝又は回転ストッパーには、回転ストッパーがカム溝に係合した状態で回転軸の扉体の上昇回転方向への回転は許容されるが扉体の下降回転方向への回転は阻止されるワンウェイ構造を備えているから、ソレノイドへの非通電により回転ストッパーを作動させてカム溝に係合させて扉体の昇降を阻止している状態で停電が生じた場合に、ワンウェイ構造において扉体の上昇回転方向への駆動モータの回転は許容されることから、停電時に扉体の開放ができるという利点がある。
【0032】
請求項3においては、請求項1の効果に加えて、回転ストッパーを駆動モータへの通電が断たれてから所定の時間の経過後に作動させる制御部を備えているから、駆動モータへの通電が断たれて回転数が大幅に低下している状態で回転ストッパーをカム溝に係合することができ、回転ストッパーのカム溝への係止を確実におこなうことができ、回転ストッパーが高速回転しているカムのカム溝に対して係合ミスが生じてはじき音が生じるのを防止することができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示し、(a)は伝動系を示す概略側面図、(b)は概略正面図である。
【図2】同上の全体概略側面図である。
【図3】(a)は全体概略正面図、(b)は全体概略平面図である。
【図4】同上の扉体が下降している一部省略した側面図である。
【図5】同上の一部省略した正面図である。
【図6】同上の一部省略した平面図である。
【図7】同上の扉体が上昇している一部省略した側面図である。
【図8】同上の一部省略した概略正面図である。
【図9】同上の一部省略した概略平面図である。
【図10】同上の伝動系を示し、(a)は概略側面図、(b)は概略平面図である。
【図11】同上の部分平断面図である。
【図12】同上の回転ストッパーの動作を示す側面図である。
【図13】同上の平面図である。
【図14】同上の正面図である。
【図15】同上の回転ストッパーとカムとの関係を示す側面図である。
【図16】同上の平面図である。
【図17】同上の側面図である。
【図18】(a)は同上の他の実施の形態を示す回転ストッパーとカムとの関係を示す概略側面図、(b)は概略正面図、(c)(d)はカムの他例の概略正面図である。
【図19】同上の他の実施の形態を示す説明図である。
【図20】同上のタイムラグ手段を示す概略分解斜視図である。
【図21】同上のソレノイドに流れる電流を示すグラフである。
【図22】従来例の問題点を示す説明図である。
【符号の説明】
1 アーム
2 扉体
3 ピン
4 支柱
5 ギア
31 回転軸
32 カム
33 カム溝
34 回転ストッパー

Claims (3)

  1. アームの先端に扉体を取付け、アームの基端部にピンを一体化し、ピンを支柱に回動自在に保持し、ピンにギアを一体化し、ギアに減速器を介して駆動モータの駆動力を伝達して扉体をピンを中心に回転昇降可能に構成し、扉体の上昇回転時に扉体の上昇回転を補助し、扉体の下降回転時に扉体の下降回転に抗するガススプリングを設け、駆動モータへの通電から一定時間経過後に駆動モータへの通電を停止することで閉成状態にある扉体を開成状態とする回転昇降扉であって、上記ギアに駆動力を伝達する駆動モータの回転軸にカムを取付け、カムにカム溝を形成し、カム溝に係合して駆動モータの回転を阻止する回転ストッパーを設け、回転ストッパーはソレノイドへの通電により解除され、非通電により作動可能に構成され、カムのカム溝又は回転ストッパーには、回転ストッパーがカム溝に係合した状態で回転軸の扉体の上昇回転方向への回転は許容されるが扉体の下降回転方向への回転は阻止されるワンウェイ構造を備えて成ることを特徴とする回転昇降扉。
  2. 回転ストッパーを駆動モータへの通電が断たれるのと同時に作動させる制御部を備えていることを特徴とする請求項1記載の回転昇降扉。
  3. 回転ストッパーを駆動モータへの通電が断たれてから所定の時間の経過後に作動させる制御部を備えていることを特徴とする請求項1記載の回転昇降扉。
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