JP2002322011A - ワラジムシ用誘引剤 - Google Patents

ワラジムシ用誘引剤

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JP2002322011A
JP2002322011A JP2001127530A JP2001127530A JP2002322011A JP 2002322011 A JP2002322011 A JP 2002322011A JP 2001127530 A JP2001127530 A JP 2001127530A JP 2001127530 A JP2001127530 A JP 2001127530A JP 2002322011 A JP2002322011 A JP 2002322011A
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JP
Japan
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attracting
burdock
attractant
agent
attracting agent
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Pending
Application number
JP2001127530A
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English (en)
Inventor
Teruki Yamamoto
輝樹 山本
Ayumi Saito
あゆみ 齋藤
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Earth Corp
Original Assignee
Earth Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワラジムシに有効な誘引剤を見出し、それを
提供する。 【解決手段】 ゴボウ又はゴボウエキスを誘引成分とす
る、ワラジムシ用誘引剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワラジムシ用誘引
剤に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ワラジムシ等の不快害虫を駆除す
るための薬剤が開発され、害虫が薬剤とよく接触するよ
うに誘引剤を用いることが検討されている。ところがワ
ラジムシについては、その生態、習性についてはよくわ
かってはおらず、誘引剤として何が有効であるかほとん
ど知られていないのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ワラジムシ
に有効な誘引剤を見出し、それを提供することを目的と
するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意検討した結果、ワラジムシに対し
てゴボウ又はゴボウエキスが誘引成分として有効である
ことを発見し本発明に至った。すなわち本発明は、以下
の構成により達成されるものである。 (1) ゴボウ又はゴボウエキスを誘引成分とすること
を特徴とするワラジムシ用誘引剤。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明のゴボウ又はゴボウエキス
を誘引成分とするワラジムシ用誘引剤としては、ゴボウ
を粉砕したパウダー、ゴボウから水や有機溶媒等を用い
て抽出したエキス、さらにはこれらを加工したものを用
いることができる。
【0006】そして適切な担体を用いて、粉剤、顆粒
剤、ベイト剤、ペースト剤、ゲル剤、エアゾール剤、液
剤等の製剤とすればよい。この際に、殺虫剤を併用して
防除剤としたり、トラップに載置したりして用いてもよ
い。
【0007】とくに誘引剤をベイト剤として用いる際に
は、ワラジムシが喫食しやすいように、また喫食行動を
向上させるために不定形にしたり、表面を凸凹とした製
剤とするのがよい。誘引成分はそれ自体を上記の製剤と
してもよく、担体を用いる場合には製剤中に、全量に対
して0.5〜80重量%、さらには5〜60重量%とな
るように配合すればよい。
【0008】担体としては、各種の固体及び液体、食餌
剤、噴射剤等を目的とする製剤に合わせて単独又は2種
以上組合せて選択して用いればよい。固体及び液体とし
ては、ホワイトカーボン、珪藻土、結晶セルロース、ク
レー、カオリン、タルク、ベントナイト、シリカ等の無
機物;パラフィン、ポリエチレングリコール、デキスト
リン、スチレン樹脂、シリコーン樹脂等の有機物;水;
イソプロピルアルコール、エタノール、変性アルコール
等のアルコール類;プロピレングリコール、エチレング
リコール等のグリコール類;イソペンタン、ノルマルペ
ンタン等のペンタン類;イソパラフィン、ノルマルパラ
フィン等のパラフィン系炭化水素類を用いることができ
る。
【0009】食餌剤としては、タマゴ、サナギ、オキア
ミ、エビ、ミルク、チーズ、畜肉、魚肉、デンプン、小
麦粉、フスマ、豆、米ぬか、種子、綿実等の動物及び植
物タンパク質;果汁、ハチミツ、砂糖、ブトウ糖、ショ
糖等の炭水化物;ヤシ油、オリーブ油、肉油、魚油、ゴ
マ油等の脂質;これらの抽出物、分解物等を用いること
ができる。
【0010】噴射剤としては、液化石油ガス、ジメチル
エーテル、ジフルオロモノクロロエタン等の液化ガス;
炭酸ガス、窒素、圧縮空気等の圧縮ガス等を用いること
ができる。
【0011】また防除剤に用いる際には、有機リン系化
合物、カーバメイト系化合物、ピレスロイド系合物の殺
虫剤を併用すればよい。これらは単独又は2種以上組合
せて選択して用いればよく、フェニトロチオン、ダイア
ジノン、マラソン、ピリダフェンチオン、プロチオホ
ス、ホキシム、クロルピリホス等の有機リン系化合物;
カルバリル、プロポクスル、メソミル、チオジカルブ等
のカーバメイト系化合物;アレスリン、レスメトリン、
フラメトリン、フタルスリン、ペルメトリン、フェノト
リン、サイパーメスリン、シフェノトリン、フェンバレ
レート、プラレトリン、エンペントリン、フィプロニ
ル、イミプロトリン、トランスフルトリン等のピレスロ
イド系化合物;メトキサジアゾン等のオキサジアゾール
系化合物;ホウ酸、ホウ砂等のホウ素系化合物;クロル
フェナピル等を用いることができる。
【0012】トラップに載置して用いる際には、粘着捕
獲層の上に誘引剤を置いたり、捕獲部位の近隣に誘引剤
を置いて用いればよい。
【0013】さらに製剤とする際には必要に応じて、界
面活性剤、色素、バインダー、殺菌剤(防腐剤)、共力
剤、香料、酸化防止剤、紫外線吸収剤等を添加してもよ
い。
【0014】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。ただし本発明はこれらの実施例のみに限定されるも
のではない。
【0015】誘引試験 (1) 試験方法 ワラジムシ(100〜200匹)を直径1mのコロニー
内で飼育して良く馴らした状態にしておき、そこに表1
に記載の検体(1g)を5cm間隔で同心円状に置い
た。そして30分間ワラジムシの誘引個体数を観察し
た。試験は各々の検体について3回行い、3回の誘引個体
数の合計で結果を評価した。
【0016】(2) 試験結果 試験の結果は、表1に示したとおりであり、ゴボウパウ
ダーは他の検体と比べて2.5倍以上の個体が誘引さ
れ、ワラジムシの誘引剤として適していることがわかっ
た。
【0017】
【表1】表1 誘引個体数 検体 誘引個体数の合計 ゴボウパウダー 61 裾粉 24 煎りふすま 16ポテトパウダー 2
【0018】製剤比較 (1) 試験方法 コーンスターチ72重量%、でんぷん2重量%、ふすま
20重量%、ソルビン酸カリウム1重量%からなる基剤
95重量%とゴボウパウダー5重量%を適量の水を加え
て混合成型し、80℃で1.5時間乾燥し直径10m
m、サイズ10mmの円筒形の検体1を製造した。検体
1と同様にして不定形(表面が凸凹の塊)の検体2を製
造した。予めワラジムシ(100〜200匹)を直径1
mのコロニー内で飼育して良く馴らした状態にしてお
き、そこに各検体0.5gを並置した。そして5分おき
に検体を喫食しているワラジムシを計数しながら40分
間観察した。試験は各々の検体について2回行い、2回
の喫食個体数の合計で結果を評価した。
【0019】(2) 試験結果 試験の結果、表2に示したとおり、検体2の方が検体1
よりも喫食個体数が多く、ワラジムシに対しては不定形
の製剤とした方がよいことがわかった。
【0020】
【表2】表2 喫食個体数 検体 喫食個体数の合計 検体1 30検体2 62
【0021】
【発明の効果】本発明のワラジムシ用誘引剤を各種製剤
として用いることで、ワラジムシを効果的に誘引して、
防除、捕獲することができる。さらにベイト剤とする場
合には、不定形の製剤とすることで喫食を向上すること
ができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴボウ又はゴボウエキスを誘引成分とす
    ることを特徴とするワラジムシ用誘引剤。
JP2001127530A 2001-04-25 2001-04-25 ワラジムシ用誘引剤 Pending JP2002322011A (ja)

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