JP2002321594A - シートクッションのシートベルト貫通穴構造およびシートベルト貫通治具およびシートクッションのシートベルト貫通方法 - Google Patents
シートクッションのシートベルト貫通穴構造およびシートベルト貫通治具およびシートクッションのシートベルト貫通方法Info
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Abstract
ックルを貫通穴に配する構造の改良と取り付け治具を提
供する。 【解決手段】 シートクッション1内のバックル11,
12が配される位置のフロアトンネル4等のフロアFと
直交する方向に、貫通穴5,6を設け、前記シートクッ
ション1内に、アンカ15,16から前記貫通穴5,6
に向かって斜め前方にウェビング配索空間7,8を設
け、前記貫通穴5,6と前記ウェビング配索空間7,8
を連続して設けた。
Description
シートクッションのシートベルト貫通穴構造およびシー
トベルトの貫通方法に関する。
ると、使用時、バックルに押し込む力が繰り返し作用し
ている間に、バックルが貫通穴からウェビング配索空間
を擦り抜け、クッション下に落ちることが考えられる。
この押し込む力は、乗員が手で押したり、タングを必要
以上に押し続けている場合に作用する。また、バックル
がクッション上面に載置されない上記のような構造の場
合、ウェビングが短いため、車体へのクッション取り付
け時、クッションの貫通穴にバックルを通す作業が難し
いものとなる。
開平5−80925号公報に記載のシートベルトのバッ
クル格納構造や、特開平8−301069号公報に記載
のシートベルト脱落防止構造などが知られている。図5
(a),(b)は実開平5−80925号公報に記載の
シートベルトのバックル格納構造を示す断面図と斜視図
である。この従来技術は、シートクッション01にバッ
クル格納凹所02を設け、バックル格納凹所底面03に
は、バックル04が挿通可能な大きさの開口部06が設
けられており、この開口部06からバックル04を通
し、このバックル04に繋がっているウェビング05
に、略コの字形状を有するプレート07を取り付け、こ
のプレート07の外形は、開口部06より大きく、バッ
クル格納凹所底面03に合わせて形成されており、ベル
ト移動可能にウェビング05を略コの字形状で挟んでい
る。そして、プレート07を取り付けたバックル04を
バックル格納凹所02に戻し、格納すると、プレート0
7がバックル格納凹所底面03に当接して開口部06を
塞ぎ、この開口部06を塞いだプレート07によって、
バックル04が、バックル格納凹所02から開口部06
に落ちていかないような構造となっていた。
号公報に記載のシートベルト脱落防止構造を示す断面図
であり、(b),(c)は要部断面図である。この従来
技術は、シートクッション001の下面に、スリット0
03を有する裏カバー002を設け、このスリット00
3は、(b),(c)に示すように下方から上方に向け
ては開放可能であるが、上方から下方に向けては、開放
不可能に形成されており、バックルが下方に向けて移動
するのを阻止する構造となっていた。
リアシートにおいては、チャイルドシートを固定する
際、安定性向上のため、バックルをシートクッション表
面よりも低い位置に配する場合がある。このため、バッ
クルのウェビングを短く固定する必要があった。その結
果、使用時にバックルがシートクッション下に落ちて取
り出せなくなることが発生するおそれがあった。また、
ウェビングが短いため、シートクッションを車体に取り
付ける際、シートクッション貫通作業が困難となる問題
があった。シートベルトのショルダーベルト部がリアシ
ート後方の天井から延びてショルダーベルト部のタング
をシートクッションに配されたバックルに係合させシー
トベルトを装着するいわゆる3点式シートベルトの場
合、レイアウト上、バックルをシートクッション後端よ
りも前に位置するようにしないと、ベルト装着時、首ま
わりの煩わしさを避けられない場合がある。このため、
3人掛けシートの中央席の場合等は、シートクッション
後端より前方にバックルを配置すべくシートクッション
に貫通穴をあけ、この貫通穴を通してバックルを配する
必要がある。また、前述のようにバックルのウェビング
が短く、シートクッション上に配せない場合がある。そ
の結果、シートクッションを車体に取り付ける際、シー
トクッション貫通作業が困難となるという問題点があっ
た。
にしてもバックルの脱落を防止するための部品を設ける
ことが必要であり、また、実開平5−80925号公報
に記載のシートベルトのバックル格納構造では、一度バ
ックル04をシートクッション01の下部から上部へ通
してからバックル格納凹所02へ戻す、という取り付け
方法であり、これはウェビングを長く設ける場合に限ら
れる。さらに特開平8−301069号公報に記載のシ
ートベルト脱落防止構造では、バックル004を通すの
に、シートクッション001を車輌フロアに取り付けつ
つ、バックル004をスリット003にシートクッショ
ン001下方から上部へ向かって押し込んだり、またバ
ックル004をシートクッション001の上から引っ張
ったりしてバックル004を通す作業を行うため、取り
付けの際の作業性が悪いなどの問題があった。
されたもので、シートクッションに明けた貫通穴を通
し、バックルを貫通穴に配する構造の改良と取り付け治
具の提供を目的としている。
めに、本発明は、シートクッションに、シートクッショ
ンの下面と上面を繋ぐ貫通穴が空けられ、車輌フロアに
設けられたアンカに基端を繋がれたウェビングが設けら
れ、該ウェビングの先端にバックルが取り付けられ、前
記バックルが前記シートクッションの前記貫通孔内に配
置されるシートクッションのシートベルト貫通穴構造に
おいて、前記貫通穴は、前記バックルが配される位置の
フロアと直交する方向に設けられ、前記シートクッショ
ンのフロア側に、前記アンカから前記貫通穴に向かって
斜め前方にウェビング配索空間が設けられ、前記貫通穴
と前記ウェビング配索空間が、連続して設けられている
とともに、貫通穴のアンカ寄り側壁とウェビング配索空
間の上壁とが交わる位置から前記フロアのバックル当接
面までの深さがバックルの先端からバックルの底部まで
の長さより短く設定されていることを特徴とするシート
クッションのシートベルト貫通穴構造とした。
取り付けられたバックルに係脱されるタングが両端に設
けられ、両タングをウェビングなどのベルト部で連結し
たことを特徴とするシートベルト貫通治具とした。
ートベルト貫通治具をシートクッションの貫通穴に通
し、前記シートベルト貫通治具の両端に設けた両タング
を、前記バックルにそれぞれ係合させた後、シートクッ
ションを車体に取り付け、前記シートベルト貫通治具を
引っ張ることで、貫通穴にバックルを通し、その後前記
バックルから前記両タングをそれぞれ外すことを特徴と
するシートクッションのシートベルト貫通方法とした。
通穴が、バックルが配される位置のフロアと直交する方
向に設けられ、貫通穴のアンカ寄り側壁とウェビング配
索空間の上壁とが交わる位置からフロアのバックル当接
面までの深さが、バックルの先端からバックルの底部ま
での長さより短く設定されているため、シート貫通穴に
配されたバックルに、シートクッション上方から下方に
向かって押し込むような力が加わっても、バックル底部
がフロアに底突きし、この底突きした状態で、バックル
の上部が貫通穴の周囲と接した位置に残り、貫通穴に支
えられ、バックルが元の姿勢から傾斜したり、倒れたり
しないので、バックルの底部がウェビング配索空間の方
向に向くことを防止され、バックルがウェビング配索空
間内に擦り抜けることがない。これにより、バックルが
シートクッション下に落ちるのを防止することができ
る。
よび請求項3に記載のシートクッションのシートベルト
貫通方法においては、シートベルト貫通治具を貫通穴に
通し、バックルと係合させた後、クッションを車体に取
り付け、シートベルト貫通治具を引っ張ることで、バッ
クルを貫通穴に通すことができるため、バックルのウェ
ビングが短くても配設作業が簡単に行うことができると
いう効果を得ることができる。
面に基づいて説明する。まず構造を説明する。図1は、
本発明の実施の形態におけるシートクッションの斜視図
である。図2は、同シートクッションのA−A断面図で
ある。図3は、同シートクッションの要部平面図であ
る。
り、シートクッション1の下部前方に、取付ブラケット
2が設けられており、この取付ブラケット2は、車輌フ
ロアに設けられた取付ブラケット固定位置(図示せず)
に対応しており、シートクッション1の取付時には、こ
の取付ブラケット2を取付ブラケット固定位置に固定し
てシートクッション1を取り付ける。3は、シートクッ
ション中央部である。
6は、前述の解決しようとする課題にあるように、3点
式シートベルトの場合で、シートベルト装着時、ショル
ダーベルト部の首まわりの煩わしさを避けるため、シー
トクッション1後端より前方に設けられ、シートクッシ
ョン1の上面から下面まで貫通しており、ウェビング配
索空間7,8とシートクッション1下面で連設してい
る。
ンネル4に面する部分には、図2,図3に示すようにフ
ロアFに設けられたアンカ15,16から貫通穴5,6
に向かって斜め前方にシートクッション1の下面を溝状
に上方に凹ませた溝部101,102が設けられてお
り、この溝部101,102によって、貫通穴5,6か
らフロアトンネル4の左右後方のフロアFに設けられて
いるアンカ15,16の位置までウェビング配索空間
7,8を形成している。また、このウェビング配索空間
7,8と貫通穴5,6は、フロアトンネル4の形状やフ
ロアトンネル4の無い場合は、フロアFの形状によって
も異なってくるが貫通穴5,6がアンカ15,16より
前方で、かつ、車両幅方向の中央寄りに位置するために
正面視(図2)および側面視で略直角ないし鈍角で交差
するような角度で連設され本実施の形態では、ほぼ直角
に連接されている。これにより、貫通穴5とウェビング
配索空間7とが、貫通穴6とウェビング配索空間8と
が、各々連続した空間として形成されている。なお、フ
ロアトンネル4は、フロアFの一部であり、フロアFの
車両幅方向の中央部を車室内側に突出させて、その下方
にプロペラシャフトなどの駆動伝達装置や排気管などを
通すもので、フロアトンネル4の無いフラットなフロア
の車両においては、フロアトンネル4はフロアと読み替
えることで、同様に実施できるものである。フロアトン
ネル4の左右後方のフロアFに設けられたアンカ15,
16にはウェビング13,14の基端がそれぞれ繋がれ
ている。このウェビング13,14は、ウェビング配索
空間7,8に配索されており、ウェビング13,14の
先端には、バックル11,12が取り付けられており、
このバックル11,12は、貫通穴5,6に配されてお
り、シートクッション中央部3とシートクッション1の
左席または右席の間に配されている。この貫通穴5,6
は、バックル11,12が配設可能な大きさに形成さ
れ、また、シートクッション1のパッド105は圧縮さ
れるのでバックル11,12の大きさより貫通穴5,6
が小さくてもバックル11,12は配設可能となってい
る。なお、106はシートクッション1の表皮である。
貫通穴5,6はフロアトンネル4の斜面41,42に対
して正面視(図2)ほぼ直交する方向に傾斜しており、
シートクッション1の上面開口51,61より下面開口
52,62の方が車両幅方向の中央寄りにある。
で、シートクッション1の上面開口51,61と下面開
口52,62が車両前後方向でほぼ同じ位置に空けられ
ている。そして、バックル11,12は貫通穴5,6の
側壁53,63に周囲を囲まれ、貫通穴5,6の傾き等
の形状に沿って配設されている。また貫通穴5,6のア
ンカ寄り側壁54,64(下面開口52,62部位)と
ウェビング配索空間7,8を形成している溝部101,
102の上壁103,104とが交わる位置a1,a2
からフロアFの一部であるフロアトンネル4のバックル
当接面43,44までの深さ(距離)L1がバックル1
1,12の先端111,112からバックル11,12
の底部113,114までの長さL2より短く設定され
ている。すなわち前記溝部101,102を溝状に、上
方に凹ませた量(溝部101,102の深さ)L3は、
バックル11,12の先端111,112から底部11
3,114までの長さL2より小さく形成してある。な
お、バックル11,12の幅L4は、バックル11,1
2の前記長さL2より小さく、また、前記溝部101,
102の深さL3とほぼ同じなため、シートクッション
1の取付時にバックル11,12が、ウェビング配索空
間7,8を形成している溝部101,102を通過可能
である。
クル11,12の擦り抜け防止状態を説明する。バック
ル11,12は、上から下へ押し込むような力が加えら
れると、バックル11,12は貫通穴5,6内を下方へ
移動し、バックル11,12の底部がフロアトンネル4
に底付きする。ここで、シートクッション1の貫通穴
5,6がバックル11,12が配される位置のフロアす
なわちフロアトンネル4の斜面41,42に対して正面
視(図2)ほぼ直交する方向に設けられ、また貫通穴
5,6とウェビング配索空間7,8は、略直角に交差し
て連設されており、さらに、貫通穴5,6のアンカ寄り
側壁54,64とウェビング配索空間7,8を形成して
いる溝部101,102の上壁103,104とが交わ
る位置a1,a2からフロアFの一部であるフロアトン
ネル4のバックル当接面43,44までの深さL1が、
バックル11,12の先端111,112から底部11
3,114までの長さL2より短いことで、バックル1
1,12の上部が貫通穴5,6の周囲の側壁53,63
に接した位置に残っているため、フロアトンネル4に、
バックル11,12が底突きした状態で、バックル1
1,12が元の姿勢から傾斜したり、倒れることがな
い。ここで、バックル11,12がウェビング配索空間
7,8へ擦り抜けるには、バックル11,12の上部が
車幅方向の中央寄り方向へ倒れて、バックル11,12
がフロアトンネル4の斜面41,42に沿って下方へ移
動していかねばならない。しかし、バックル11,12
の上部は、貫通穴5,6の周囲の側壁53,63に接し
ているので、バックル11,12を挟んでいるシートク
ッション1のパッド103がバックル11,12の倒れ
を規制していることになり、バックル11,12は車幅
方向の中央寄り方向へ倒れることができない。したがっ
て、バックル11,12が、貫通穴5,6からウェビン
グ配索空間7,8に擦り抜けることが防止できる。
1,12およびウェビング13,14をシートクッショ
ン1の下側から上側へ貫通させる実施の形態のシートベ
ルト貫通方法を説明する。図5は、シートベルト貫通治
具9を示す斜視図である。まず治具の構造を説明する。
9は、シートベルト貫通治具であり、シートベルト貫通
治具9の両端には、タング92,93が設けられてお
り、このタング92,93は、ベルト部91により繋が
れている。
トクッションのシートベルト貫通方法を示す斜視図であ
る。まず、シートベルト貫通治具9の両端のタング9
2,93をシートベルト上面から、貫通穴5,6にそれ
ぞれ挿入する。次に、貫通穴5,6に挿入したタング9
2,93を、貫通穴5,6に連設するウェビング配索空
間を通して、シートクッション下面へ引き出す。次に、
シートクッション1を取り付けるが、この際、タング9
2,93をバックル11,12に係合する。シートクッ
ションの下部前方に設けた取付ブラケット2を、車輌フ
ロアに設けられたシートクッション取付位置に設置し、
シートクッション1を完全に固定しないうちに、ベルト
部91をシートクッション上方へ引っ張る。ベルト部9
1を引っ張ると、タング92,93に係合されたバック
ル11,12がシートクッション1下部に引き込まれ
る。
ル11,12はウェビング配策空間を通り、貫通穴5,
6に配される。バックル11,12が貫通穴5,6に配
されたら、タング92,93とバックル11,12との
係合を解除して、シートクッション1の固定を行い、シ
ートクッション1を取り付ける。以上でシートベルトの
貫通を終える。
は、貫通穴5,6とウェビング配索空間7,8とをシー
トクッション内部で連続して、かつ、この貫通穴とウェ
ビング配索空間7,8とを、略直角ないし鈍角で交差す
るような角度で連設し、バックル11,12を、貫通穴
5,6に配したため、バックル11,12に、シートク
ッション1の上方から下方へ押し込むような力が加えら
れると、バックル11,12は貫通穴5,6内を下方へ
移動し、バックル11,12の底部がフロアトンネル4
に底付きする。このとき、バックル11,12の上部
は、バックル11,12を挟んでいるパッドが規制して
おり、車輌中心方向へ倒れることができない。したがっ
て、貫通穴5,6からウェビング配索空間7,8に擦り
抜けることができない。
は、シートクッション1を車輌フロアに取り付ける際、
シートベルト貫通治具9の両端のタング92,93をシ
ートクッション1の上面から貫通穴5,6にそれぞれ挿
入して、シートクッション1の下面から引き出す。そし
て、タング92,93をバックル11,12に係合し、
ベルト部91をシートクッション1上方へ引っ張ること
によりタング92,93に係合されたバックル11,1
2がシートクッション1内部のウェビング配索空間を通
り、貫通穴5,6に配される。このように、バックルの
ウェビングが短くても、容易に配設作業を行うことがで
きる。
いて説明する。また、実施の形態2を説明するにあた
り、実施の形態1と同じ構成には同じ符号を付与し、説
明を省略する。まず構造を説明する。図4は、本発明の
実施の形態におけるシートクッションのA?A断面に相
当する断面図である。実施の形態1において、ウェビン
グ配索空間7,8と貫通穴5,6は、ほぼ直角に連接さ
れていたが、本実施の形態2では、ウェビング配索空間
7,8と貫通穴5,6とが鈍角で連接されている。ま
た、実施の形態1において、斜面41,42が存在し、
この斜面41,42に対して貫通穴5,6が、正面視
(図2)ほぼ直交する方向に傾斜していたが、本実施の
形態2では、フロアトンネル4に斜面が存在せず、貫通
穴5,6は、フロアトンネル4のバックル当接面43,
44に、垂直に直交している。
クル11,12の擦り抜け防止状態を説明する。バック
ル11,12は、上から下へ押し込むような力が加えら
れると、バックル11,12は貫通穴5,6内を下方へ
移動し、バックル11,12の底部がフロアトンネル4
に底付きする。ここで、シートクッション1の貫通穴
5,6がバックル11,12が配される位置のフロアす
なわちフロアトンネル4のバックル当接面43,44に
対し(図4)ほぼ直交する方向に設けられ、また貫通穴
5,6とウェビング配索空間7,8は、鈍角に交差して
連設されており、さらに、貫通穴5,6のアンカ寄り側
壁54,64とウェビング配索空間7,8を形成してい
る溝部101,102の上壁103,104とが交わる
位置a1,a2からフロアFの一部であるフロアトンネ
ル4のバックル当接面43,44までの深さL1が、バ
ックル11,12の先端111,112かた底部11
3,114までの長さL2より短いことで、バックル1
1,12の上部が貫通穴5,6の周囲の側壁53,63
に接した位置に残っているため、フロアトンネル4に、
バックル11,12が底突きした状態で、バックル1
1,12が元の姿勢から傾斜したり、倒れることがな
い。ここで、バックル11,12がウェビング配索空間
7,8へ擦り抜けるには、バックル11,12の上部が
車幅方向の中央寄り方向へ倒れて、バックル11,12
がフロアトンネル4の斜面41,42に沿って下方へ移
動していかねばならない。しかし、バックル11,12
の上部は、貫通穴5,6の周囲の側壁53,63に接し
ているので、バックル11,12を挟んでいるシートク
ッション1のパッド103がバックル11,12の倒れ
を規制していることになり、バックル11,12は車幅
方向の中央寄り方向へ倒れることができない。したがっ
て、バックル11,12が、貫通穴5,6からウェビン
グ配索空間7,8に擦り抜けることが防止できる。
貫通方法は、実施の形態1において説明した手順と同じ
であるので説明を省略する。
述してきたが、具体的な構成はこの実施の形態に限られ
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲におけ
る設計の変更などがあっても本発明に含まれる。
斜視図である。
のA−A断面図である。
の要部平面図である。
ッションのA?A断面に相当する断面図である。
のシートベルト貫通治具を示す斜視図である。
のシートベルト貫通方法を示す斜視図である。
ある。
ある。
Claims (3)
- 【請求項1】 シートクッションに、シートクッション
の下面と上面を繋ぐ貫通穴が空けられ、車輌フロアに設
けられたアンカに基端を繋がれたウェビングが設けら
れ、該ウェビングの先端にバックルが取り付けられ、 前記バックルが前記シートクッションの前記貫通穴内に
配置されるシートクッションのシートベルト貫通穴構造
において、 前記貫通穴は、前記バックルが配される位置のフロアと
直交する方向に設けられ、 前記シートクッションのフロア側に、前記アンカから前
記貫通穴に向かって斜め前方にウェビング配索空間が設
けられ、 前記貫通穴と前記ウェビング配索空間が、連続して設け
られているとともに、貫通穴のアンカ寄り側壁とウェビ
ング配索空間の上壁とが交わる位置から前記フロアのバ
ックル当接面までの深さが、バックルの先端からバック
ルの底部までの長さより短く設定されていることを特徴
とするシートクッションのシートベルト貫通穴構造。 - 【請求項2】 車体に取り付けられたバックルに係脱さ
れるタングが両端に設けられ、両タングをウェビングな
どで連結したことを特徴とするシートベルト貫通治具。 - 【請求項3】 請求項2に記載のシートベルト貫通治具
をシートクッションの貫通穴に通し、 前記シートベルト貫通治具の両端に設けた両タングを、
前記バックルにそれぞれ係合させた後、シートクッショ
ンを車体に取り付け、前記シートベルト貫通治具を引っ
張ることで、貫通穴にバックルを通し、その後、前記バ
ックルから前記両タングをそれぞれ外すことを特徴とす
るシートクッションのシートベルト貫通方法。
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---|---|---|---|
JP2001133108A JP3733872B2 (ja) | 2001-04-27 | 2001-04-27 | シートクッションのシートベルト貫通穴構造およびシートベルト貫通治具およびシートクッションのシートベルト貫通方法 |
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JP2012061956A (ja) * | 2010-09-16 | 2012-03-29 | Suzuki Motor Corp | シートベルトのバックルの収納構造 |
-
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- 2001-04-27 JP JP2001133108A patent/JP3733872B2/ja not_active Expired - Lifetime
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