JP2002321383A - 着色剤リザーバおよびこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

着色剤リザーバおよびこれを備えた画像形成装置

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JP2002321383A
JP2002321383A JP2001129066A JP2001129066A JP2002321383A JP 2002321383 A JP2002321383 A JP 2002321383A JP 2001129066 A JP2001129066 A JP 2001129066A JP 2001129066 A JP2001129066 A JP 2001129066A JP 2002321383 A JP2002321383 A JP 2002321383A
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ink
reservoir
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JP2001129066A
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Kazuhiro Kimura
和宏 木村
Kiyotaka Arai
清孝 新井
Fumihiko Nakamura
中村  文彦
Yuji Yamamoto
有治 山本
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Noritsu Koki Co Ltd
Original Assignee
Noritsu Koki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流出口が詰まることに起因した画質劣化を防
止する。 【解決手段】 インクリザーバ12の筐体20内の領域
をほぼ二等分するようにフィルタ25を配置する。そし
て、フィルタ25に対してインク供給口22と同じ側に
属する領域におけるインク供給口22の周辺部22a
を、下方に突出させるとともに、その内周面をほぼ円錐
形状に形成する。これにより、フィルタ25を通過した
インク2の澱みが生じにくくなって、インク供給口22
から流出するインクの量が減少することが少なくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルタを有する
着色剤リザーバおよびこれを備えた画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】静電式インクジェットプリンタにおい
て、所定の電荷を帯電させた顔料粒子を含むインクの液
滴を、静電場の偏向を利用してプリントヘッドから用紙
などの記録媒体に向かって射出することにより、記録媒
体上に画像を形成するものがある。また、このような静
電式インクジェットプリンタでは、インクが貯留された
インクタンクとプリントヘッドとの間に配置されたポン
プによって、インクがプリントヘッドに供給されるのが
一般的である。
【0003】ここで、プリントヘッドに対してポンプを
直接接続してインクを供給する構成の場合には、ポンプ
から流出するインクの脈動によって、プリントヘッドか
ら射出されるインクの量が変動して、用紙上に形成され
る画像の品質が劣化することがある。また、インク中に
含まれる顔料粒子やインク中に浮遊するゴミなどがプリ
ントヘッドの射出孔の径よりも大きい場合には、顔料粒
子やゴミがプリントヘッドの射出孔に詰まってプリント
ヘッドからインクを適切に射出することができなくなる
ことがある。かかる問題を解決するために、プリントヘ
ッドとポンプとの間にフィルタを有するインクリザーバ
を設ける技術が知られている。
【0004】ここで、上述のインクリザーバの一例につ
いて、その断面図である図3を参照して説明する。図3
に示すインクリザーバ112は、インクが流入する流入
口121およびプリントヘッド(図示せず)へインクを
供給するためのインク供給口122をそれぞれ右底面お
よび左側面に有する筐体120と、筐体120の内部空
間をほぼ2分するように鉛直に配置されたメッシュ状の
フィルタ125と、フィルタ125よりも右側の空間に
おける所定量を超えるインクをオーバーフローさせるた
めの鉛直に配置されたオーバーフロー管128とを備え
ている。このようなインクリザーバ112を用いること
により、ポンプから流出するインクの脈動によってプリ
ントヘッドから射出されるインクの量が変動するのを抑
制することができる。また、流入口121から流入した
インクは、フィルタ125を通過することにより、フィ
ルタ125の目開き(格子状メッシュの場合には開口部
分の一辺の長さ)と同等およびそれよりも大きい径を有
する顔料粒子やゴミが取り除かれた後でプリントヘッド
へ供給される。従って、顔料粒子やゴミがプリントヘッ
ドの射出孔に詰まるのを抑制することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、インク
リザーバ112を備えた静電式インクジェットプリンタ
を長時間使用すると、フィルタ125を通過したインク
が左底面付近で澱み、次第にインクに含まれる顔料粒子
やゴミがインクリザーバ112の左底面に滞留し、イン
クがインク供給口122を通過しにくくなる。その結
果、インクリザーバ112からプリントヘッドへ供給さ
れるインクの量が減少して、用紙に形成される画像の品
質が劣化することがある。
【0006】そこで、本発明の主な目的は、着色剤の澱
みのために流出口から流出する着色剤の量が減少するこ
とに起因して、形成される画像の品質が劣化するのを抑
制することができる着色剤リザーバおよびこれを備えた
画像形成装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の着色剤リザーバは、着色剤が流入する流
入口と、着色剤が流出する第1の流出口と、着色剤が前
記流入口から前記第1の流出口に移動する際に通過する
フィルタとを備えた着色剤リザーバにおいて、前記フィ
ルタに対して前記第1の流出口と同じ側に属する領域に
おける前記第1の流出口の周辺部が外側に向かって突出
していると共に、前記周辺部はその内周面で囲まれた部
分の面積が前記第1の流出口に向かうにつれて小さくな
るように形成されていることを特徴としている。
【0008】請求項1によると、第1の流出口の周辺部
が上述のように形成されているために、着色剤リザーバ
内においてフィルタを通過した着色剤に含まれる比較的
大径の顔料粒子などは第1の流出口に向かう着色剤の流
れに沿って自然とリザーバ内から排出され、リザーバ内
に着色剤の澱みが生じにくくなる。そのため、この澱み
のために第1の流出口から流出する着色剤の量が減少す
るのが抑制される。従って、第1の流出口から流出する
着色剤の量が減少することに起因して、形成される画像
の品質が劣化することが抑制されることになって、安定
した画像再現性を得ることが可能となる。
【0009】また、請求項2の着色剤リザーバは、着色
剤が流入する流入口と、着色剤が流出する第1の流出口
と、着色剤が前記流入口から前記第1の流出口に移動す
る際に通過するフィルタと、前記フィルタに対して前記
流入口と同じ側に属する領域において、前記流入口から
流入した着色剤の少なくとも一部が前記フィルタの表面
近傍を前記フィルタの表面と実質的に平行な方向に流れ
るような位置に設けられた、着色剤が流出する第2の流
出口とを備えた着色剤リザーバにおいて、前記フィルタ
に対して前記第1の流出口と同じ側に属する領域におけ
る前記第1の流出口の周辺部が外側に向かって突出して
いると共に、前記周辺部はその内周面で囲まれた部分の
面積が前記第1の流出口に向かうにつれて小さくなるよ
うに形成されていることを特徴としている。
【0010】請求項2によると、請求項1と同様に、第
1の流出口から流出する着色剤の量が減少することに起
因して、形成される画像の品質が劣化することが抑制さ
れる。一方、流入口から着色剤リザーバ内に流入した着
色剤の一部がフィルタ表面近傍をこれとほぼ平行に比較
的大きな速度で移動する。また、着色剤に含まれる大径
の顔料粒子やゴミはフィルタを通過することなく第2の
流出口から外部へと排出される。従って、着色剤に含ま
れる比較的大径の顔料粒子やゴミがフィルタ表面に滞留
してフィルタが目詰まりするのを抑制することができ
る。この点からも、第1の流出口から流出する着色剤の
量が減少するのが抑制されて、形成される画像の品質が
劣化することが抑制される。
【0011】ここで、流入口から流入した着色剤の少な
くとも一部がフィルタの表面近傍をフィルタの表面と実
質的に平行な方向に流れるように第2の流出口が設けら
れる位置には、流入口と実質的に対向する領域内、およ
び、フィルタの表面に対して実質的に垂直であって流入
口近傍のフィルタの一端部と対向するフィルタの他端部
を通過する面上またはこの面に対してフィルタとは反対
側に対応する位置が含まれる。
【0012】また、請求項3の着色剤リザーバは、着色
剤が流入する流入口と、着色剤が流出する第1の流出口
と、着色剤が前記流入口から前記第1の流出口に移動す
る際に通過するフィルタと、前記フィルタに対して前記
第1の流出口と同じ側に属する領域における所定量を超
える着色剤を流出させるための第2の流出口とを備えた
着色剤リザーバにおいて、前記フィルタに対して前記第
1の流出口と同じ側に属する領域における前記第1の流
出口の周辺部が外側に向かって突出していると共に、前
記周辺部はその内周面で囲まれた部分の面積が前記第1
の流出口に向かうにつれて小さくなるように形成されて
いることを特徴としている。
【0013】請求項3によると、請求項1と同様に、第
1の流出口から流出する着色剤の量が減少することに起
因して、形成される画像の品質が劣化することが抑制さ
れる。一方、いわゆるオーバーフロー機能を有する第2
の流出口がフィルタに対して第1の流出口と同じ側に設
けられているために、流入口から着色剤リザーバ内に流
入した着色剤の多くが大きな速度でフィルタを通過する
ことになる。そのため、フィルタ付近に着色剤の澱みが
生じにくく、この澱みに起因してフィルタが目詰まりす
るのを抑制することができる。この点からも、第1の流
出口から流出する着色剤の量が減少するのが抑制され
て、形成される画像の品質が劣化することが抑制され
る。
【0014】また、請求項4の着色剤リザーバは、着色
剤が流入する流入口と、着色剤が流出する第1の流出口
と、着色剤が前記流入口から前記第1の流出口に移動す
る際に通過するフィルタと、前記フィルタに対して前記
流入口と同じ側に属する領域において、前記流入口から
流入した着色剤の少なくとも一部が前記フィルタの表面
近傍を前記フィルタの表面と実質的に平行な方向に流れ
るような位置に設けられた、着色剤が流出する第2の流
出口と、前記フィルタに対して前記第1の流出口と同じ
側に属する領域における所定量を超える着色剤を流出さ
せるための第3の流出口とを備えた着色剤リザーバにお
いて、前記フィルタに対して前記第1の流出口と同じ側
に属する領域における前記第1の流出口の周辺部が外側
に向かって突出していると共に、前記周辺部はその内周
面で囲まれた部分の面積が前記第1の流出口に向かうに
つれて小さくなるように形成されていることを特徴とし
ている。
【0015】請求項4によると、請求項1と同様に、第
1の流出口から流出する着色剤の量が減少することに起
因して、形成される画像の品質が劣化することが抑制さ
れる。一方、流入口から着色剤リザーバ内に流入した着
色剤の一部がフィルタ表面近傍をこれとほぼ平行に比較
的大きな速度で移動する。また、着色剤に含まれる大径
の顔料粒子やゴミはフィルタを通過することなく第2の
流出口から外部へと排出される。従って、着色剤に含ま
れる比較的大径の顔料粒子やゴミがフィルタ表面に滞留
してフィルタが目詰まりするのを抑制することができ
る。この点からも、第1の流出口から流出する着色剤の
量が減少するのが抑制されて、形成される画像の品質が
劣化することが抑制される。さらに、いわゆるオーバー
フロー機能を有する第3の流出口がフィルタに対して第
1の流出口と同じ側に設けられているために、流入口か
ら着色剤リザーバ内に流入した着色剤の多くが大きな速
度でフィルタを通過することになる。そのため、フィル
タ付近に着色剤の澱みが生じにくく、この澱みに起因し
てフィルタが目詰まりするのを抑制することができる。
この点からも、第1の流出口から流出する着色剤の量が
減少するのが抑制されて、形成される画像の品質が劣化
することが抑制される。つまり、請求項4によると、請
求項1と同様に第1の流出口から流出する着色剤の量が
減少することに起因した画質の劣化が抑制されると共
に、フィルタの両面(上流側および下流側の両方)での
フィルタの目詰まりに起因した画質の劣化が抑制され
る。
【0016】また、請求項5の着色剤リザーバは、前記
第1の流出口の周辺部の内周面が、ほぼ円錐形状に形成
されていることを特徴としている。また、請求項6の着
色剤リザーバは、前記第1の流出口の周辺部の内周面
が、水平面に対して60度以上傾斜していることを特徴
としている。請求項5、6によると、フィルタを通過し
た着色剤が着色剤リザーバ内でほとんど澱まなくなっ
て、第1の流出口から流出する着色剤の量が減少するの
をより効果的に抑制することができる。
【0017】また、請求項7の着色剤リザーバは、前記
フィルタに対して前記第2の流出口と同じ側に属する領
域における前記第2の流出口の周辺部が外側に向かって
突出していると共に、前記周辺部はその内周面で囲まれ
た部分の面積が前記第2の流出口に向かうにつれて小さ
くなるように形成されていることを特徴としている。
【0018】請求項7によると、流入口から着色剤リザ
ーバ内に流入した着色剤に含まれる大径の顔料粒子やゴ
ミの大部分がフィルタを通過することなく第2の流出口
から外部へとより一層排出されやすくなる。従って、着
色剤に含まれる比較的大径の顔料粒子やゴミがフィルタ
表面に滞留してフィルタが目詰まりするのを効果的に抑
制することができる。
【0019】また、請求項8の着色剤リザーバは、前記
第2の流出口の周辺部の内周面が、ほぼ円錐形状に形成
されていることを特徴としている。また、請求項9の着
色剤リザーバは、前記第2の流出口の周辺部の内周面
が、水平面に対して60度以上傾斜していることを特徴
としている。請求項8、9によると、流入口から着色剤
リザーバ内に流入した着色剤に含まれる大径の顔料粒子
やゴミの大部分がフィルタを通過することなく第2の流
出口から外部へと排出されるため、着色剤に含まれる比
較的大径の顔料粒子やゴミがフィルタ表面に滞留してフ
ィルタが目詰まりするのをより効果的に抑制することが
できる。
【0020】また、請求項10は、上述した着色剤リザ
ーバを備えた画像形成装置である。請求項10による
と、画像形成装置によって、高品質の画像を形成するこ
とができるようになる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な一実施の形
態について、図面を参照しつつ説明する。図1は、本発
明の一実施の形態であるインクリザーバを備えた静電式
インクジェットプリンタの概略構成を示す図である。
【0022】まず、本実施の形態のインクリザーバを備
えた静電式インクジェットプリンタの概略構成につい
て、図1を参照して説明する。図1に示す静電式インク
ジェットプリンタ1は、インクタンク10と、ポンプ1
1と、インクリザーバ12と、プリントヘッド15と、
圧力調整弁18とを備えている。そして、インクタンク
10、ポンプ11、インクリザーバ12およびプリント
ヘッド15を含む第1循環回路と、インクタンク10、
ポンプ11、インクリザーバ12および圧力調整弁18
を含む第2循環回路と、インクタンク10、ポンプ11
およびインクリザーバ12を含む第3循環回路とを形成
するように、それぞれが配管によって接続されている。
なお、インクタンク10とポンプ11とを接続する配管
およびポンプ11とインクリザーバ12とを接続する配
管は、いずれの循環回路においても共通である。
【0023】インクタンク10は、画像を形成するため
に用いるインク2を貯留するためのものである。ここ
で、インク2は、正に帯電する性質を有する顔料粒子2
aと、この顔料粒子2aが分散した液状媒体2bとを含
んでいるものである。ポンプ11は、第1〜第3循環回
路においてインク2を循環させるためのものである。ま
た、インクリザーバ12は、ポンプ11に起因するイン
ク2の脈動がプリントヘッド15に伝わるのを防止する
とともに、内部に配置されたフィルタ25によって比較
的大きい径を有する顔料粒子2aやインク2中に浮遊す
るゴミを除去するためのものである。なお、インクリザ
ーバ12の詳細な構成については後述する。また、プリ
ントヘッド15は、用紙5上にインク2を射出して画像
を形成するためのものである。ここで、プリントヘッド
15は、主走査方向に延びるように配置された射出孔が
形成されたノズル16を有しており、ノズル16内には
多数の電極17が主走査方向に沿って配置されている。
【0024】ここで、静電式インクジェットプリンタ1
において、インクタンク10に貯留されたインク2は、
ポンプ11によりインクリザーバ12に供給される。流
入口21(図2参照)からインクリザーバ12に流入し
たインク2の一部は、フィルタ25表面近傍をフィルタ
25表面と平行な方向に移動して、流出口23(図2参
照)を介してインクリザーバ12から流出し、圧力調整
弁18を経て、インクタンク10内に戻される(以上、
上述の第2循環回路に対応する)。また、インクリザー
バ12に流入したインク2のうちフィルタ25を通過し
たインク2は、さらにその一部がインク供給口22(図
2参照)を介してプリントヘッド15に供給される。そ
して、プリントヘッド15に供給されたインク2のう
ち、プリントヘッド15から射出されなかったインク2
は、インクタンク10内に戻される(以上、上述の第1
循環回路に対応する)。また、フィルタ25を通過した
インク2のうちプリントヘッド15に供給されなかった
インク2は、オーバーフロー孔28(図2参照)を介し
てインクリザーバ12から流出し、インクタンク10内
に戻される(以上、上述の第3循環回路に対応する)。
【0025】なお、圧力調整弁18は、第2循環回路の
配管内のインク2に対する抵抗を変更することが可能で
ある。従って、圧力調整弁18を制御することによっ
て、インクリザーバ12からプリントヘッド15へ供給
されるインク2の量およびインクリザーバ12から第2
循環回路へ流出するインク2の量を調節することができ
る。
【0026】また、インクリザーバ12からプリントヘ
ッド15へインク2が供給された後、コントローラ(図
示しない)からプリントヘッド15のノズル16内に配
置された電極17に対して、所定のピーク電圧値および
所定のパルス電圧幅を有する正のパルス電圧が印加され
ると、ノズル16内の所定量の液体媒体2bとそれに含
まれる顔料粒子2aとによりインク液滴3が構成され
る。そして、顔料粒子2aと同じ極性の電極17との反
発力によって、ノズル16からインク液滴3が負の極性
に帯電された、または、接地された(グランドになって
いる)用紙5に向かって射出される。
【0027】プリントヘッド15のノズル16から射出
されたインク液滴3は、用紙5上に所定の大きさのドッ
トを形成する。ここで、ノズル16から射出されるイン
ク液滴3の1滴あたりの量は、コントローラから電極1
7に対して印加されるパルス電圧幅によって決定され
る。つまり、コントローラによりパルス電圧幅を適宜変
更することによって、ノズル16から射出されるインク
液滴3の1滴あたりの量を制御することができる。従っ
て、インク液滴3に含まれる顔料粒子2aの量および用
紙5上に形成されるドットの大きさ(径)を変更するこ
とが可能であり、用紙5上に所望の画像を形成すること
ができる。
【0028】次に、本実施の形態に係るインクリザーバ
の詳細な構造について、図2に基づいて説明する。図2
は、図1に示すインクジェット式プリンタに含まれるイ
ンクリザーバの断面図である。
【0029】インクリザーバ12は、外形がほぼ直方体
の筐体20を有している。筐体20には、右上面に流入
口21が、左底面にインク供給口22が、右底面に流出
口23が、そして、左側面上方にオーバーフロー孔28
がそれぞれ形成されている。また、インクリザーバ12
は、筐体20の内部にフィルタ25を有している。フィ
ルタ25は、筐体20内の領域をほぼ左右二等分するよ
うに、実質的に鉛直に配置されている。また、フィルタ
25の目開きは10μm〜20μmである。なお、フィ
ルタ25の目開きは、プリントヘッド15の射出孔の径
およびインク2に含まれる顔料粒子2aの径などを考慮
して変更されるのが好ましい。従って、インクリザーバ
12内に流入したインク2がフィルタ25を通過するこ
とにより、インク2に含まれるフィルタ25の目開きと
同等およびそれより大きい顔料粒子2aやゴミが取り除
かれる。
【0030】筐体20の右上面に設けられた流入口21
は、ポンプ11から供給されたインク2をインクリザー
バ12内に取り入れるためのものである。また、筐体2
0の左底面に設けられたインク供給口22は、フィルタ
25に対して流入口21とは反対側(つまり、筐体20
内部空間の左側)にあり、インク供給口22から流出し
たインク2はプリントヘッド15に供給される。ここ
で、インク供給口22の周辺部22aは、下方に(筐体
20の外側に向かって)突出しているとともに、その内
周面はほぼ円錐形状に形成されている。つまり、インク
供給口22の周辺部22aの内周面で囲まれた部分の面
積はインク供給口22に向かうにつれて小さくなってい
る。なお、インク供給口22の周辺部22aの内周面
は、水平面に対してほぼ60度傾斜している。
【0031】また、筐体20の右底面に設けられた流出
口23は、フィルタ25に対して流入口21と同じ側
(つまり、筐体20内部空間の右側)に属する領域にお
いて、流入口21からインクリザーバ12に流入したイ
ンク2の少なくとも一部がフィルタ25の表面近傍をフ
ィルタ25の表面と実質的に平行な方向に流れるように
流入口21と対向する位置に設けられている。さらに詳
しく説明すると、フィルタ25の表面に対して実質的に
垂直であって流入口21近傍のフィルタ25の上端部と
対向するフィルタ25の下端部を通過する筐体20の右
側領域の底面に対してフィルタ25とは反対側に設けら
れている。ここで、流出口23の周辺部23aは、イン
ク供給口22の周辺部22aと同様に、下方に(筐体2
0の外側に向かって)突出しているとともに、その内周
面はほぼ円錐形状に形成されており、流出口23の周辺
部23aの内周面で囲まれた部分の面積は流出口23に
向かうにつれて小さくなっている。なお、流出口23の
周辺部23aの内周面は、水平面に対してほぼ60度傾
斜している。従って、流入口21からインクリザーバ1
2に流入したインク2のうちフィルタ25を通過しない
インク2は、流出口23からフィルタ25の表面と平行
な方向に流出する。
【0032】また、筐体20の左側面上方に設けられた
オーバーフロー孔28は、いわゆるオーバーフロー機能
を有しており、左側領域において、筐体20の底面から
のオーバーフロー孔28の高さに基づいて決定される所
定量を超えるインク2は、オーバーフロー孔28を通じ
てインクリザーバ12から第3循環回路に流出して、イ
ンクタンク10に戻されるようになっている。
【0033】次に、本実施の形態に係るインクリザーバ
12におけるインクの流れの詳細について説明する。
【0034】ポンプ11によりインクリザーバ12へ供
給されるインク2は、流入口21から筐体20内に流入
する。筐体20内に流入したインク2は、流出口23が
流入口21と対向するように筐体20の右底面に設けら
れているため、フィルタ25表面近傍をこれと実質的に
平行な方向(スラスト方向)へ比較的大きな速度で移動
する。また、流出口23の周辺部23aは、下方に突出
しているとともに、その内周面23aはほぼ円錐形状に
形成されているため、インク2に含まれる比較的大径の
顔料粒子やゴミは、そのほとんどが流出口23から外部
へと排出される。その結果、フィルタ25を通過するこ
とができない比較的大径の顔料粒子2aやゴミが、フィ
ルタ25表面に滞留してインク滞留物が形成されるのが
抑制される。したがって、本実施の形態によると、フィ
ルタ25が目詰まりすることがほとんどなくなり、イン
ク供給口22からプリントヘッド15に供給されるイン
ク2の量が減少するのが抑制され、プリントヘッド15
に対してほぼ一定量のインク2が供給されるようにな
る。
【0035】また、フィルタ25表面と平行な方向へ移
動するインク2の一部は、フィルタ25を通過して左側
領域に移動する。ここで、上述したように、フィルタ2
5に対してインク供給口22と同じ側にオーバーフロー
孔28が形成されているため、流入口21から筐体20
内に流入したインク2の多くが大きな速度でフィルタ2
5を通過することになる。そのため、フィルタ25付近
にインク2の澱みが生じにくく、この澱みに起因してフ
ィルタ25が目詰まりすることがほとんどなくなって、
インク供給口22から流出するインク2の量が減少する
のが抑制される。
【0036】また、フィルタ25を通過したインク2
は、インク供給口22からプリントヘッド15に供給さ
れる。ここで、上述したように、左側領域の底面に設け
られたインク供給口22の周辺部22aは、下方に突出
しているとともに、その内周面はほぼ円錐形状に形成さ
れているため、筐体20内においてフィルタ25を通過
したインク2の澱みがほとんど生じないため、インク供
給口22から流出するインク2の量が減少するのが抑制
される。
【0037】また、プリントヘッド15に供給されるイ
ンク2は、インクリザーバ12内のフィルタ25を通過
した後のものであるため、比較的大きな顔料粒子2aや
ゴミが取り除かれている。従って、プリントヘッド15
のノズル16の射出孔に大径の顔料粒子2aやゴミが詰
まることはほとんどない。
【0038】このように、本実施の形態のインクリザー
バ12によると、インク供給口22からのインク2の流
出量が減少する原因およびフィルタ25の上流側および
下流側の両方においてフィルタ25の目詰まりの原因を
軽減することができるので、インク供給口22からのイ
ンク2の流出量が減少することおよびフィルタ25の目
詰まりに起因した印刷画像の品質の劣化がほとんど発生
しなくなる。
【0039】以上、本発明の好適な一実施の形態につい
て説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるも
のではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて、
様々な設計変更を行うことが可能なものである。例え
ば、上述の実施の形態では、フィルタ25の下端部を通
過し且つフィルタ25の表面に対して実質的に垂直な面
よりも下方に設けられたインク供給口22の周辺部22
aの内周面がほぼ円錐形状に形成されている場合につい
て説明しているが、これに限らず、インク供給口22の
周辺部22aが外側に向かって突出すると共に、インク
供給口22の周辺部22aはその内周面で囲まれた部分
の面積がインク供給口22に向かうにつれて小さくなる
ように形成されていれば、どのような形状であってもよ
い。
【0040】また、上述の実施の形態では、フィルタ2
5の下端部を通過し且つフィルタ25の表面に対して実
質的に垂直な面よりも下方に流出口23が形成されてい
る場合について説明しているが、これに限らず、流出口
23は必ずしも設ける必要はなく、またこれを設ける場
合であってもその位置は任意に変更可能である。ただ
し、流出口23を、フィルタ25に対して流入口21と
同じ側に属する領域において、流入口21から流入した
インク2の少なくとも一部がフィルタ25の表面近傍を
フィルタ25の表面と実質的に平行な方向に流れるよう
な位置に設けることが、フィルタ25の目詰まりを抑制
する上で効果的である。従って、例えば流入口21と実
質的に対向する領域内、および、フィルタ25の表面に
対して実質的に垂直であって流入口21近傍のフィルタ
の上端部と対向するフィルタ25の下端部を通過する面
に対してフィルタ25とは反対側に対応する位置に設け
られているものであってもよい。つまり、筐体20の底
面が平面状であり、その底面に流出口23が設けられて
いてもよい。また、流出口23は、流入口21と対向す
る位置(流入口21と流出口23とを結ぶ直線の伸延方
向がフィルタ25表面と平行となる位置)に必ずしも設
けられる必要はなく、流出口23が筐体20の右側領域
の底面(流入口21と対向する領域)に設けられていれ
ば、その位置は任意に変更することができる。また、上
述の実施の形態では、流出口23の周辺部23aの内周
面がほぼ円錐形状に形成されている場合について説明し
ているが、これに限らず、流出口23の周辺部23aが
外側に向かって突出すると共に、その内周面で囲まれた
部分の面積が流出口23に向かうにつれて小さくなるよ
うに形成されていれば、どのような形状であってもよ
い。
【0041】また、上述の実施の形態では、四角形のフ
ィルタ25を用いているものについて説明しているが、
これに限らず、例えば円形のフィルタなど、どのような
形状のフィルタを用いてもよい。なお、例えば円形のフ
ィルタを用いる場合においても、流出口23は流入口2
1から流入したインク2の少なくとも一部がフィルタの
表面近傍をフィルタの表面と実質的に平行な方向に流れ
る範囲に設けられる必要がある。ただし、流出口23が
流入口21と対向する(流入口21と流出口23とを結
ぶ直線の伸延方向が円形のフィルタの中心位置を通る)
位置に必ずしも設けられる必要はない。
【0042】また、上述の実施の形態では、筐体20の
側面にオーバーフロー孔28が設けられたものについて
説明しているが、これに限らず、オーバーフロー孔は必
ずしも設ける必要はなく、またこれを設ける場合であっ
ても実施の形態と同様のオーバーフロー機能を有してい
れば、その位置および構成は任意に変更可能である。た
だし、オーバーフロー孔28を、フィルタ25に対しイ
ンク供給口22と同じ側に属する領域に設けることが、
フィルタ25の目詰まりを抑制する上で効果的である。
【0043】また、上述の実施の形態では、着色剤とし
て、顔料粒子2aを含むインク2を用いているものにつ
いて説明しているが、これに限らず、液体トナーなど静
電式インクジェットプリンタにより用紙上に画像が形成
することができるものであれば、どのような着色剤を用
いてもよい。また、インク供給口22および流出口23
の周辺部22a、23aの水平面に対する傾斜角度は、
60度以上としておけば、インク供給口22から流出す
るインクの量が減少することおよびフィルタ25が目詰
まりすることを抑制する上で効果的である。
【0044】また、上述の実施の形態では、ほぼ直方体
の筐体20を有するインクリザーバ12について説明し
ているが、これに限らず、どのような形状の筐体を有す
るインクリザーバであってもよい。また、上述の実施の
形態では、静電式インクジェットプリンタに設けられた
インクリザーバについて示しているが、本発明の着色剤
リザーバは、静電式インクジェットプリンタに限らず、
着色剤を使用して画像の形成が行われる機器であればど
のような機器であっても適用することが可能である。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1による
と、第1の流出口の周辺部が上述のように形成されてい
るために、着色剤リザーバ内においてフィルタを通過し
た着色剤に含まれる比較的大径の顔料粒子などは第1の
流出口に向かう着色剤の流れに沿って自然とリザーバ内
から排出され、リザーバ内に着色剤の澱みが生じにくく
なる。そのため、この澱みのために第1の流出口から流
出する着色剤の量が減少するのが抑制される。従って、
第1の流出口から流出する着色剤の量が減少することに
起因して、形成される画像の品質が劣化することが抑制
されることになって、安定した画像再現性を得ることが
可能となる。
【0046】請求項2によると、請求項1と同様に、第
1の流出口から流出する着色剤の量が減少することに起
因して、形成される画像の品質が劣化することが抑制さ
れる。一方、流入口から着色剤リザーバ内に流入した着
色剤の一部がフィルタ表面近傍をこれとほぼ平行に比較
的大きな速度で移動する。また、着色剤に含まれる大径
の顔料粒子やゴミはフィルタを通過することなく第2の
流出口から外部へと排出される。従って、着色剤に含ま
れる比較的大径の顔料粒子やゴミがフィルタ表面に滞留
してフィルタが目詰まりするのを抑制することができ
る。この点からも、第1の流出口から流出する着色剤の
量が減少するのが抑制されて、形成される画像の品質が
劣化することが抑制される。
【0047】請求項3によると、請求項1と同様に、第
1の流出口から流出する着色剤の量が減少することに起
因して、形成される画像の品質が劣化することが抑制さ
れる。一方、いわゆるオーバーフロー機能を有する第2
の流出口がフィルタに対して第1の流出口と同じ側に設
けられているために、流入口から着色剤リザーバ内に流
入した着色剤の多くが大きな速度でフィルタを通過する
ことになる。そのため、フィルタ付近に着色剤の澱みが
生じにくく、この澱みに起因してフィルタが目詰まりす
るのを抑制することができる。この点からも、第1の流
出口から流出する着色剤の量が減少するのが抑制され
て、形成される画像の品質が劣化することが抑制され
る。
【0048】請求項4によると、請求項1と同様に、第
1の流出口から流出する着色剤の量が減少することに起
因して、形成される画像の品質が劣化することが抑制さ
れる。また、請求項2と同様に、着色剤に含まれる比較
的大径の顔料粒子やゴミがフィルタ表面に滞留してフィ
ルタが目詰まりするのを抑制することができる。さら
に、請求項3と同様に、流入口から着色剤リザーバ内に
流入した着色剤の多くが大きな速度でフィルタを通過す
ることになって、フィルタ付近に着色剤の澱みが生じに
くく、この澱みに起因してフィルタが目詰まりするのを
抑制することができる。従って、第1の流出口から流出
する着色剤の量が減少することがほとんどなくなって、
形成される画像の品質が劣化することが抑制される。
【0049】請求項5、6によると、フィルタを通過し
た着色剤が着色剤リザーバ内でほとんど澱まなくなっ
て、第1の流出口から流出する着色剤の量が減少するの
をより効果的に抑制することができる。
【0050】請求項7によると、流入口から着色剤リザ
ーバ内に流入した着色剤に含まれる大径の顔料粒子やゴ
ミの大部分がフィルタを通過することなく第2の流出口
から外部へとより一層排出されやすくなる。従って、着
色剤に含まれる比較的大径の顔料粒子やゴミがフィルタ
表面に滞留してフィルタが目詰まりするのを効果的に抑
制することができる。
【0051】請求項8、9によると、流入口から着色剤
リザーバ内に流入した着色剤に含まれる大径の顔料粒子
やゴミの大部分がフィルタを通過することなく第2の流
出口から外部へと排出されるため、着色剤に含まれる比
較的大径の顔料粒子やゴミがフィルタ表面に滞留してフ
ィルタが目詰まりするのをより効果的に抑制することが
できる。
【0052】請求項10によると、画像形成装置によっ
て、高品質の画像を形成することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるインクリザーバを
備えた静電式インクジェットプリンタの概略構成を示す
図である。
【図2】図1に示す静電式インクジェットプリンタに含
まれるインクリザーバの断面図である。
【図3】従来のインクリザーバの断面図である。
【符号の説明】
1 静電式インクジェットプリンタ 2 インク 2a 顔料粒子 2b 液状媒体 3 インク液滴 5 用紙 10 インクタンク 11 ポンプ 12 インクリザーバ(着色剤リザーバ) 15 プリントヘッド 16 ノズル 17 電極 18 圧力調整弁 20 筐体 21 流入口 22 インク供給口(第1の流出口) 23 流出口(第2の流出口) 25 フィルタ 28 オーバーフロー孔(第2の流出口;第3の流出
口)
フロントページの続き (72)発明者 中村 文彦 和歌山県和歌山市梅原579番地の1 ノー リツ鋼機株式会社内 (72)発明者 山本 有治 和歌山県和歌山市梅原579番地の1 ノー リツ鋼機株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA04 FA07 KB04 KB16 KB27 KB37 KC09

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着色剤が流入する流入口と、 着色剤が流出する第1の流出口と、 着色剤が前記流入口から前記第1の流出口に移動する際
    に通過するフィルタとを備えた着色剤リザーバにおい
    て、 前記フィルタに対して前記第1の流出口と同じ側に属す
    る領域における前記第1の流出口の周辺部が外側に向か
    って突出していると共に、前記周辺部はその内周面で囲
    まれた部分の面積が前記第1の流出口に向かうにつれて
    小さくなるように形成されていることを特徴とする着色
    剤リザーバ。
  2. 【請求項2】 着色剤が流入する流入口と、 着色剤が流出する第1の流出口と、 着色剤が前記流入口から前記第1の流出口に移動する際
    に通過するフィルタと、 前記フィルタに対して前記流入口と同じ側に属する領域
    において、前記流入口から流入した着色剤の少なくとも
    一部が前記フィルタの表面近傍を前記フィルタの表面と
    実質的に平行な方向に流れるような位置に設けられた、
    着色剤が流出する第2の流出口とを備えた着色剤リザー
    バにおいて、 前記フィルタに対して前記第1の流出口と同じ側に属す
    る領域における前記第1の流出口の周辺部が外側に向か
    って突出していると共に、前記周辺部はその内周面で囲
    まれた部分の面積が前記第1の流出口に向かうにつれて
    小さくなるように形成されていることを特徴とする着色
    剤リザーバ。
  3. 【請求項3】 着色剤が流入する流入口と、 着色剤が流出する第1の流出口と、 着色剤が前記流入口から前記第1の流出口に移動する際
    に通過するフィルタと、 前記フィルタに対して前記第1の流出口と同じ側に属す
    る領域における所定量を超える着色剤を流出させるため
    の第2の流出口とを備えた着色剤リザーバにおいて、 前記フィルタに対して前記第1の流出口と同じ側に属す
    る領域における前記第1の流出口の周辺部が外側に向か
    って突出していると共に、前記周辺部はその内周面で囲
    まれた部分の面積が前記第1の流出口に向かうにつれて
    小さくなるように形成されていることを特徴とする着色
    剤リザーバ。
  4. 【請求項4】 着色剤が流入する流入口と、 着色剤が流出する第1の流出口と、 着色剤が前記流入口から前記第1の流出口に移動する際
    に通過するフィルタと、 前記フィルタに対して前記流入口と同じ側に属する領域
    において、前記流入口から流入した着色剤の少なくとも
    一部が前記フィルタの表面近傍を前記フィルタの表面と
    実質的に平行な方向に流れるような位置に設けられた、
    着色剤が流出する第2の流出口と、 前記フィルタに対して前記第1の流出口と同じ側に属す
    る領域における所定量を超える着色剤を流出させるため
    の第3の流出口とを備えた着色剤リザーバにおいて、 前記フィルタに対して前記第1の流出口と同じ側に属す
    る領域における前記第1の流出口の周辺部が外側に向か
    って突出していると共に、前記周辺部はその内周面で囲
    まれた部分の面積が前記第1の流出口に向かうにつれて
    小さくなるように形成されていることを特徴とする着色
    剤リザーバ。
  5. 【請求項5】 前記第1の流出口の周辺部の内周面は、
    ほぼ円錐形状に形成されていることを特徴とする請求項
    1〜4のいずれか1項に記載の着色剤リザーバ。
  6. 【請求項6】 前記第1の流出口の周辺部の内周面は、
    水平面に対して60度以上傾斜していることを特徴とす
    る請求項1〜5のいずれか1項に記載の着色剤リザー
    バ。
  7. 【請求項7】 前記フィルタに対して前記第2の流出口
    と同じ側に属する領域における前記第2の流出口の周辺
    部が外側に向かって突出していると共に、前記周辺部は
    その内周面で囲まれた部分の面積が前記第2の流出口に
    向かうにつれて小さくなるように形成されていることを
    特徴とする請求項2または4に記載の着色剤リザーバ。
  8. 【請求項8】 前記第2の流出口の周辺部の内周面は、
    ほぼ円錐形状に形成されていることを特徴とする請求項
    7に記載の着色剤リザーバ。
  9. 【請求項9】 前記第2の流出口の周辺部の内周面は、
    水平面に対して60度以上傾斜していることを特徴とす
    る請求項7に記載の着色剤リザーバ。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれか1項に記載の
    着色剤リザーバを備えた画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006192638A (ja) * 2005-01-12 2006-07-27 Fuji Photo Film Co Ltd インクジェット記録装置

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