JP2002319941A - ネットワーク障害判定方法及びその装置 - Google Patents

ネットワーク障害判定方法及びその装置

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JP2002319941A
JP2002319941A JP2001124168A JP2001124168A JP2002319941A JP 2002319941 A JP2002319941 A JP 2002319941A JP 2001124168 A JP2001124168 A JP 2001124168A JP 2001124168 A JP2001124168 A JP 2001124168A JP 2002319941 A JP2002319941 A JP 2002319941A
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JP2001124168A
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Hiroshige Kashiwabara
広茂 柏原
Hisayuki Maruyama
久幸 丸山
Mamoru Ichimura
守 市村
Koji Muto
康志 武藤
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Hitachi Ltd
Hitachi Information and Control Systems Inc
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Information and Control Systems Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ネットワーク障害の発生に際し、その程度を判
定する。 【解決手段】ネットワーク100で発生している障害の
情報を監視部で検出して数値化し、数値化したネットワ
ーク障害情報をデータ比較処理部103で障害予兆閾値
104a及び障害検出閾値10abと比較する。この結
果、障害予兆閾値を超えた場合は障害の予兆を、さらに
障害検出閾値を超えた場合は障害の発生を警報する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はネットワークの障害
検出方式に関し、特に障害の予兆と固定の段階を判定す
る方式に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ネットワーク技術の発展ととも
に、ネットワーク製品の価格も安価になってきており、
あらゆる分野にネットワークが用いられるようになっ
た。このため、構築されるネットワークの規模は大きく
なるとともに、ネットワークの構成も複雑になってきて
いる。
【0003】ネットワークの保守を行う上で、ネットワ
ークを監視し異常状態を知ることは重要である。特開2
000−115206号公報には、バス型ネットワーク
において、受信フレーム数が閾値に達すると、記憶部か
らフレーム情報を取得し、そのフレーム情報の履歴に基
づいて伝送路障害の有無を判断する。そして、障害があ
るときは、ネットワークを疑似ループ状に構成して、ネ
ットワーク通信を続行している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来技術で
は、ネットワークの障害が発生した場合、障害の発生を
知らせると共にネットワーク通信を続行する機能となっ
ている。しかし、障害発生のレベル、すなわち発生した
障害がネットワークに与える被害の程度を知ることはで
きない。このため、ネットワーク障害が発生すると、ネ
ットワーク管理者は障害の規模が分からないまま、ネッ
トワークの保守作業を行なうことになる。ネットワーク
の管理は他の専門企業に委託することも多く、管理を委
託された企業もネットワーク障害の発生時に、修復に必
要な人数や時間の予想が立たない。
【0005】本発明の目的は、上記した従来技術の問題
点に鑑み、障害情報を予兆の段階と障害の段階に分けて
検出できるネットワーク障害判定方法及び装置を提供す
ることにある。これによれば、障害が軽度な予兆段階か
ら検出できるので、保守対策が容易になる。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明は、複数のノードが接続され、相互に通信を行うネッ
トワークにおける障害判定方法において、予め、ネット
ワーク障害が一時的または間歇的に発生している段階
で、障害の予兆を表す予兆閾値と、ネットワーク障害が
連続的に発生している段階で、障害の固定を表す障害閾
値を設定し、各ノード間の通信時に発生するネットワー
クの障害情報を検出、数値化し、該数値化された障害情
報をカウントして、そのカウント値が前記予兆閾値を超
えたときに障害予兆情報、前記障害閾値を超えたときに
障害固定情報を出力することを特徴とする。
【0007】前記障害情報は、送信タイムアウトの発生
回数、ネットワークの帯域の占有量、送信リトライオー
バの発生回数、キャリア・ディテクトの発生回数、デー
タフレームエラーの発生回数、及び監視フレームの到達
低減数の少なくとも1つを含む。
【0008】また、本発明は、複数のノードが接続さ
れ、相互に通信を行うネットワークにおける障害判定装
置において、ネットワーク障害が一時的または間歇的に
発生している段階で、障害の予兆を表す予兆閾値と、ネ
ットワーク障害が連続的に発生している段階で、障害の
固定を表す障害閾値を設定する閾値テーブルと、各ノー
ド間での通信時に発生するネットワーク障害を収集し、
数値化する監視部と、数値化したネットワーク障害情報
の発生回数を蓄積するカウンタと、蓄積された発生回数
を前記予兆閾値または障害閾値と比較する比較処理部
と、比較の結果を表示する表示部を備えていることを特
徴とする。
【0009】前記閾値テーブルの前記予兆閾値と前記障
害閾値は前記ネットワーク障害情報の種別毎に設定さ
れ、前記監視部の障害情報の数値化、及び前記カウンタ
の発生回数の蓄積は前記ネットワーク障害情報の種別毎
に行なわれる。同様に、前記表示部は、前記障害種別毎
に比較した結果を表示する。
【0010】これによれば、ネットワークの障害状態に
適した保守内容を決定できる。特に、予兆段階の障害の
検知によって大規模な障害への発展を事前に察知できる
ので、保守が敏速、かつ容易になる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。本発明はリング型およびバス型の両ネットワーク
に適用可能である。まず、リング型ネットワークとバス
型ネットワークを説明する。
【0012】図2に一般的なリング型ネットワークを示
す。リング型ネットワークは複数のノードがリング状の
伝送路で接続されており、伝送路にはデータを伝送する
ためのフレームが周回している。この周回するフレーム
の制御には種々の方法がある。リング型ネットワークの
一つであるトークンリング型ネットワークではトークン
を伝送路上で周回させ、トークンを保持したノードがフ
レームの送出権を得ることでフレームの制御を行ってい
る。
【0013】また、時分割多重方式(Time Division Mu
ltiple Access 以下、TDMA方式)では伝送路上に複数の
フレームが周回しており、送信データのあるノードが使
用されていないフレームにデータを書き込み、フレーム
の使用を示すフラグを立てる。該当フレームの伝送路周
回後に、フレーム使用を示すフラグをクリアすることに
より、フレームの制御を行っている。
【0014】リング型ネットワークではノードのフレー
ムアクセス権制御で相違があるが、伝送路上にフレーム
を周回させデータを送信する点では同じであり、以下の
説明ではTDMAを代表例としてリング型ネットワークの説
明をする。
【0015】図4に、リング型ネットワーク上を周回す
るフレームの構成を示す。フレームはデータを格納する
データ部35とフレームヘッダ36に分かれる。フレームヘ
ッダ36の内部にはフレームの使用、未使用を示す使用フ
ラグ34と、送信先を示す送信先アドレス37、送信元を示
す送信元アドレス38がある。
【0016】リング型ネットワーク伝送路2は、たとえ
ば光ケーブル等で構成されている。伝送路上にはデータ
を伝送するためのn個のフレーム3が周回している。送
信するデータをもつノード1a〜1dは、伝送路上を周
回している複数のフレーム3の使用フラグ34を監視して
おり、使用フラグ34が0のフレームを見つけたとき、該
当フレームの使用フラグ34に1をセットした後、データ
部35に送信するデータを書き込む。
【0017】また、データ送信先のノードのアドレスを
送信先アドレス37に、送信元である該当ノードのアドレ
スを送信元アドレス38に書き込む。データを書き込まれ
たフレーム3は伝送路上を1周した後、送信元のノード
に帰ってくる。送信元のノードはフレーム3の使用フラ
グが1で、かつ送信元アドレス38が自ノードのアドレス
と一致した場合、自分がデータを書き込んだフレームと
判断し、使用フラグを0にセットしフレームの使用を終
了する。
【0018】次に、バス型ネットワークの説明を行う。
図3に、バス型ネットワークの構成を示す。複数のノー
ド1a〜1dが一本の伝送路4により接続されている。
伝送路4は一般に同軸ケーブルが用いられており、伝送
路4の両端には終端抵抗6が取り付けられている。終端
抵抗6は送信されるパルスの電気信号が伝送路4で反射
され、歪むのを抑制するために設けている。バス型ネッ
トワークでのフレームの制御には、トークンをやり取り
するトークンバス方式や、イーサネット(登録商標)ワ
ークに使用されているCarrier Sense Multiple Access
with Collision Detection(以下CSMA/CD方式)等があ
る。本実施例ではCSMA/CD方式を用いたバス型ネットワ
ークにより説明を行う。
【0019】CSMA/CD方式では、送信するデータのある
ノードが伝送路4上に電気信号が他のノードから送出さ
れていないか確認することから動作が始まる。他のノー
ドが送出している電気信号が検出された場合、他ノード
がデータ送信していることを示すので、データの送信が
終了するまで待つ。電気信号が検出されない場合、伝送
路4は他ノードに使用されていないことを示すので、フ
レーム5a〜5bを送信する。
【0020】図5にバス型ネットワーク上のフレームの
フォーマットを示す。フレームは伝送路に送出される側
からプリアンブル29、送信先アドレス30、送信元アドレ
ス31、データ部32、サイクリック符号(CRC)33から構
成されている。プリアンブル29はフレームの先頭を示す
と同時に、フレームを受信するノードにフレーム受信の
ためのタイミングを検出させる働きをもつ。送信先アド
レス30、送信元アドレス31はリング型ネットワークのそ
れと同じく、フレームの送信元と送信先を示す。
【0021】CRC33はフレームの破壊を検出するための
コードが書き込まれており、フレームを受信したノード
は受信したフレームから同じCRCを生成し、CRC33と一致
するかチェックしている。このチェックで二つのコード
が異なる場合、伝送路4上でフレームが破壊されたこと
を示す。フレームのデータ部32には送信するデータが書
き込まれている。伝送路4上にフレームが送信される
と、伝送路4に接続された全ノードにフレームが伝達さ
れる。各ノードは受信したフレームの送信先アドレス30
が自ノードのアドレスと一致する場合、自ノード宛のフ
レームと判断しデータを受信する。
【0022】CSMA/CD方式では、伝送路4が複数
のノードによって同時に未使用と判断されたために、複
数のノードから送信されたフレームが伝送路4上で衝突
することがある。各ノードはフレーム送信中も伝送路4
上の電気信号を監視しており、衝突を示す電気信号の高
い電圧を検出することによりフレームの衝突を検出す
る。CSMA/CD方式では衝突を検出した場合、一度フレー
ムの送信を取り止め、所定の時間が経過した後に再度送
信を行う。このフレームの衝突は各ノードの送信フレー
ム数の増加や伝送路4に接続されるノード数の増加によ
り回数が増える。
【0023】次に、本発明のネットワーク障害判定方式
の一実施例を説明する。ここで、ネットワークの機能と
は複数のノード間のデータ伝送を行うことであり、ネッ
トワーク障害とはデータ伝送に支障が生じることを示
す。
【0024】図1は、一実施例によるネットワーク障害
判定装置の構成を示している。ネットワーク障害判定装
置は各ノード1a〜1dに設けられ、ネットワーク10
0から障害情報を検出し、数値化する監視部101、数
値化された障害発生回数をカウントするカウンタ10
2、閾値テーブル104、カウンタ102の発生回数と
閾値テーブル104の閾値を比較するデータ比較部10
3、比較結果により、正常、予兆、障害に分けて表示す
る表示部105から構成されている。
【0025】最初に、リング型ネットワークの場合を詳
細に説明する。リング型ネットワークで、あるノードが
故障し、使用フラグの値に関係なく周回しているフレー
ムの全てにデータを送信した場合、他のノードは割付可
能なフレームがないため、データの送信が行えなくな
る。そこで他のノードはデータ送信ができない状態が一
定時間経過すると送信タイムアウトを検出する。
【0026】送信タイムアウトの発生は、複数ノードの
データ送信のピークが重なり、伝送路を周回している全
フレームが使用されると理論的にありうるため、それ自
体で直ちにネットワークの異常を示すものではない。
【0027】この送信タイムアウトを監視部101にて数
値化し、送信を行った回数中に送信タイムアウトが何回
発生したかを障害発生回数カウンタ102でカウントす
る。数値化の方法は、この他に一定時間内に発生した送
信タイムアウト回数で行ってもよい。このように、数値
化されたネットワーク障害情報はデータ比較処理部103
で、閾値テーブル104内のネットワーク障害予兆閾値104
a、ネットワーク障害検出閾値104bと比較され、比較
結果を表示部105に表示する。
【0028】閾値テーブル104に設定されているネット
ワーク障害予兆閾値104a、ネットワーク障害検出閾値1
04bは次のように算出されている。前者は、正常状態で
発生する障害情報の数値化された値、また後者は、ネッ
トワークがほとんど使用不能となる状態での障害情報の
数値化された値である。
【0029】例えば、送信タイムアウト回数の場合、正
常な状態における一定時間内の送信タイムアウト回数を
計測しておく。例えば、10回の送信のうち、2回の送
信タイムアウトが発生する場合、その値(2回/一定時
間)をネットワーク障害の予兆閾値104aとする。この
閾値を超えた場合、ネットワークが正常な状態からかけ
離れつつあることを示す。
【0030】また、ネットワーク障害検出閾値104b
は、ネットワークがほとんどデータ伝送できない状態で
ある送信タイムアウト回数から決める。例えば、一定時
間内の10回の送信に対して8回送信タイムアウトが発
生した場合、ノード間の通信がほとんど成立しない。こ
の場合、8回/一定時間をネットワーク障害検出閾値10
4bとする。
【0031】あるノードが故障し、連続してデータを送
信している場合、他のノードは全く送信ができなくなる
ので、送信する度に送信タイムアウトとなる。つまり、
10回の送信において10回の送信タイムアウトとな
り、ネットワーク障害予兆閾値104aより大きく、かつ
ネットワーク障害検出閾値104bも超えるため、データ
比較処理部103ではネットワークが固定障害を被った状
態と判定する。
【0032】故障ノードによる全フレームの異常占有
は、上記のように送信タイムアウトの発生回数で検出で
きるが、ネットワークの帯域の占有量からも検出でき
る。帯域の占有量の求め方は、周回しているフレーム数
nの内、どれだけのフレームが同じ送信元アドレスのノ
ードに使用されているかで算出できる。あるいは一定時
間にノードが送信できる最大フレーム数に対し、どれだ
けのノードがフレームを送信したかにより占有した帯域
を算出することができる。
【0033】ネットワークの帯域を用いて障害を検出す
る場合でも、ネットワーク障害予兆閾値104aとネット
ワーク障害検出閾値104bの決め方は、送信タイムアウ
ト回数を用いる場合と同様である。つまり、ネットワー
クの正常状態での帯域占有量の最大値をネットワーク障
害予兆閾値104aとし、他のノードがほとんどデータ送
信ができなくなる帯域占有量をネットワーク障害検出閾
値104bとする。
【0034】上記のように、ノードの故障によりネット
ワークが全く機能しない場合とは異なり、間欠的にデー
タ伝送が可能な場合がある。例えば、伝送路とノードの
接続状態が余りよくない状態、具体的に言えばケーブル
のコネクタとノードのコネクタの接続が不確かで、伝送
路2が接続と断線の状態を短時間に繰り返しているよう
な場合は、間欠的にデータ伝送ができない障害状態にな
る。
【0035】この場合、正常状態で発生する送信タイム
アウトの回数に伝送路2が断線して送信できずに発生す
る送信タイムアウトの回数がプラスされるため、ネット
ワーク障害予兆閾値104aよりも大きい送信タイムアウ
ト回数が検出される。しかし、間欠的にデータ伝送が可
能な場合は、数値化されたネットワーク障害情報の値も
ネットワーク障害検出閾値104bより小さくなることが
多いため、ネットワーク障害の程度としては障害の予兆
が出ていると判定することができる。
【0036】次に、バス型ネットワークにおける障害の
度合いを判定する方法を説明する。バス型ネットワーク
において、あるノードが故障し、他のノードによる伝送
路の使用状態に関係なくフレームの送信を行った場合、
他のノードはデータの送信が全くできなくなる。この場
合、リング型ネットワークの例で説明した方法と同じよ
うに、送信タイムアウト及びネットワーク帯域占有から
障害の度合いを判断することが可能である。
【0037】バス型ネットワークに特徴的な障害として
は、伝送路4の両端に接続された終端抵抗6が外れるこ
とによる障害がある。終端抵抗6が外れかかった場合、
ノードから伝送路に送出されたフレームの電気信号が大
きく歪み、信号波形に大きなオーバーシュートあるいは
アンダーシュートが載ることがある。
【0038】このオーバーシュートとアンダーシュート
の電圧レベルが、フレームが衝突したことを示す電圧レ
ベルと誤検出されると、フレームを送信しているノード
はフレームの衝突時の動作に入ってしまう。フレームを
送信する度に衝突を検出し再送を行うが、再送のリトラ
イ回数が一定に達すると、送信リトライオーバーとなり
送信が中断されてしまう。しかし、送信リトライオーバ
は複数ノードのデータ送信のピークが重なり、伝送路4
が途切れなく使用されているような正常状態でも発生す
るため、送信リトライオーバの発生が直ちにネットワー
クの障害を示すものではない。
【0039】終端抵抗6が外れかかっている例において
は、終端抵抗6が外れてしまっているわけではないの
で、送信リトライオーバが発生する場合と発生しない場
合がある。そこで、ノードの送信回数中に何回の送信リ
トライオーバが発生したかにより障害情報を数値化する
ことができる。この数値化の方法以外にも単位時間あた
りに発生した送信リトライオーバ回数による障害情報の
数値化を行ってもよい。
【0040】数値化した送信リトライオーバによるネッ
トワーク障害情報は、データ比較処理部103でネットワ
ーク障害予兆閾値104aおよびネットワーク障害検出閾
値104bと比較され、ネットワーク障害の度合が判定さ
れる。
【0041】以上に示すように、ネットワークの障害を
示す情報で、ネットワーク上のノード等が読み出し、あ
るいは情報を更新可能かつ数値化できる情報であれば、
本発明による方法でネットワークの障害の程度を判定す
ることができる。たとえば、キャリア・ディテクトの発
生回数、データフレームエラーの検出回数、監視フレー
ムの到達率などによっても、障害程度の判定が可能であ
る。また、障害情報を収集してネットワーク経由で他の
ノードに伝達するようにしておけば、障害情報を他から
受信したノードでもネットワーク障害の程度を判定する
ことができる。
【0042】次に、図6のフローチャートを用いて、ネ
ットワーク障害の度合いの判定方法を示し、その障害度
合いに応じたメンテナンスサービスの内容を説明する。
ネットワーク障害には大きく分けて、フレームレベルの
障害とフィジカルレベルの障害があるが、ここではフレ
ームレベルの障害を例に説明する。
【0043】まず、ステップS101で、ネットワークから
収集された障害情報の値をネットワーク障害予兆閾値と
比較する。比較は予兆閾値の種別毎に行なわれる。ネッ
トワークから収集された障害情報の値がネットワーク障
害予兆閾値よりも大きい場合は、ネットワーク障害検出
閾値と比較される(S102)。この場合も、障害検出閾値
の種別毎に行なわれる。障害情報の値が障害検出閾値の
値より小さい場合は、ネットワーク障害発生の予兆があ
るものと判断し、予兆閾値を超えた障害情報の種別を特
定し、表示する。また、障害情報の値が障害検出閾値よ
り大きい場合は、ネットワーク障害が発生しているの
で、障害検出閾値を超えた障害情報の種別を特定し、表
示する(S104)。
【0044】例えばCRCなどのフレームエラーが1日
に5回検出した場合をネットワーク障害予兆閾値、毎回
フレームエラーを検出した場合を障害検出閾値に設定す
る。フレームエラーが1日に5回以上発生している間欠
障害を検出した場合、ステップS102でネットワーク障害
が発生する予兆があるものと判断し、ステップS103で間
欠障害の要因を特定しアラームを発生する。間欠障害の
要因特定方法はいくつかの障害要因に優先順位をつけて
表示する。例えば1番は伝送路、2番は装置、3番その
他という具合に順位をつけて表示する。
【0045】間欠障害の場合、一般的に伝送路が劣化し
ていたり、コネクタの接続状態が悪くエラーが間欠的に
発生するので、まず伝送路を調査し対策する。もし伝送
路が正常の状態にあるのであれば、次に装置を調査する
という具合に有効的にメンテナンスを実施する。メンテ
ナンスの時期はネットワークの通常処理を優先した、つ
まり、顧客の業務を優先した保守を行うことができる。
例えばネットワークの稼動が低い時間帯や、定期的な点
検にあわせてメンテナンスを実施する。
【0046】ステップS102で、フレームエラーが毎回発
生しているような固定障害を検出した場合は、ネットワ
ークが全く機能しておらず、顧客の業務が滞っている状
態を示す。このため、障害を回復して顧客に対して通常
業務を継続できる状態にネットワークを戻すことが最優
先となる。この場合も、ステップS104で固定障害の要因
に順位をつけて表示させ、アラームを発生させる。1番
が装置であれば装置を調査し、もし装置が正常であれば
2番目の要因を調査するという具合にメンテナンスを行
う。このメンテナンス内容によれば、ネットワークが陥
っている障害の程度に合わせ高速で、質の高いメンテナ
ンスサービスを提供することができる。
【0047】以上の結果、予兆閾値未満であればネット
ワークは正常であり、保守は定期点検で済む。また、予
兆閾値を超えた場合は、近い将来に障害が発生する恐れ
があるので、障害部品を交換できる時期(ネットワーク
の稼動が低い夜間など)に保守を行なう。さらに、障害
検出閾値を越えている場合は、障害部品を特定し、障害
部位をネットワークから切り離し、部品の交換を実施す
る保守が行なわれる。
【0048】このように、本実施例におけるネットワー
ク障害程度の判断を行い、その程度に応じたメンテナン
スサービスの内容を決定すれば、安定したネットワーク
を提供することができる。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、ネットワーク障害の程
度が判定できるので、それに応じたメンテナンス方法を
決定でき、安定したネットワークの維持管理が実現でき
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるネットワーク障害判定
装置の構成図。
【図2】リング型ネットワークの構成図。
【図3】バス型ネットワークの構成図。
【図4】リング型ネットワークのフレームの構成図。
【図5】バス型ネットワークのフレームの構成図。
【図6】一実施例によるネットワーク障害判定方法のフ
ローチャート。
【符号の説明】
1a〜1d…ノード、2…リング型ネットワークの伝送
路、3…リング型ネットワークのフレーム、4…バス型
ネットワークの伝送路、5a〜5b…バス型ネットワー
クのフレーム、6…バス型ネットワークの終端抵抗、2
9…プリアンブル、30…送信先アドレス、31…送信
元アドレス、32…データ部、33…CRC、34…使
用フラグ、35…データ部、36…フレームヘッダ、3
7…送信先アドレス、38…送信元アドレス、100…
監視対象ネットワーク、101…監視部、102…カウ
ンタ部、103…データ比較処理部、104…閾値テー
ブル、104a…障害予兆閾値、104b…障害検出閾
値、105…表示部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丸山 久幸 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所情報制御システム事業部 内 (72)発明者 市村 守 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立情報制御システム内 (72)発明者 武藤 康志 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立情報制御システム内 Fターム(参考) 5K014 EA07 EA08 FA02 FA09 5K030 GA12 HB12 LA02 LA03 MA03 MB03 MB05 MC07 MC08 MC09 MD01 MD07 5K035 AA03 AA07 BB03 EE07 JJ02 JJ03 5K042 AA01 CA05 DA32 GA01 HA01 HA13

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のノードが接続され、相互に通信を
    行うネットワークにおける障害判定方法において、 予め、ネットワーク障害が一時的または間歇的に発生し
    ている段階で障害の予兆を表す予兆閾値と、ネットワー
    ク障害が連続的に発生している段階で障害の固定を表す
    障害閾値を設定し、 各ノード間の通信時に発生するネットワークの障害情報
    を検出し、収集したネットワークの障害情報を統計的に
    数値化して、該数値化された障害情報が前記予兆閾値を
    超えたときに障害予兆情報、前記障害閾値を超えたとき
    に障害固定情報を出力することを特徴とするネットワー
    ク障害判定方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記障害情報は、送信タイムアウトの発生回数、ネット
    ワークの帯域の占有量、送信リトライオーバの発生回
    数、データフレームエラーの発生回数及びキャリア・デ
    ィテクトの発生回数の少なくとも1つを含むことを特徴
    とするネットワーク障害判定方法。
  3. 【請求項3】 複数のノードが接続され、相互に通信を
    行うネットワークにおける障害判定装置において、 ネットワーク障害が一時的または間歇的に発生している
    段階で、障害の予兆を表す予兆閾値と、ネットワーク障
    害が連続的に発生している段階で、障害の固定を表す障
    害閾値を設定する閾値テーブルと、 各ノード間での通信時に発生するネットワーク障害を収
    集し、数値化する監視部と、数値化したネットワーク障
    害情報の発生回数を蓄積するカウンタと、蓄積された発
    生回数を前記予兆閾値または障害閾値と比較する比較処
    理部と、比較の結果を表示する表示部を設けることを特
    徴とするネットワーク障害判定装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記閾値テーブルの前記予兆閾値と前記障害閾値は前記
    ネットワーク障害情報の種別毎に設定され、 前記監視部の障害情報の数値化、及び前記カウンタの発
    生回数の蓄積は前記ネットワーク障害情報の種別毎に行
    なわれることを特徴とするネットワーク障害判定装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記表示部は、前記障害種別毎に比較した結果を表示す
    ることを特徴とするネットワーク障害判定装置。
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