JP3011925B1 - ネットワーク監視支援装置 - Google Patents

ネットワーク監視支援装置

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JP3011925B1
JP3011925B1 JP10264450A JP26445098A JP3011925B1 JP 3011925 B1 JP3011925 B1 JP 3011925B1 JP 10264450 A JP10264450 A JP 10264450A JP 26445098 A JP26445098 A JP 26445098A JP 3011925 B1 JP3011925 B1 JP 3011925B1
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Abstract

【要約】 【課題】ネットワーク稼働中に、ネットワーク上の伝送
障害を物理層レベルでリアルタイムに検出および解析す
る。 【解決手段】バス10の各終端抵抗10a,10b付近
に、障害監視支援装置11a,11bが接続されてい
る。一方の障害監視支援装置11bは、バス10を伝送
するパケットを検出すると、そのパケット発信元位置を
検出するための位置検出用パルスを他方の障害監視支援
装置11aに発信する。他方の障害監視支援装置11a
は、バス10からビット列を取り込み、その信号波形に
基づき各種診断パラメータを検出し、その診断パラメー
タの組合せから障害要因を特定する。また、パケット受
信から位置検出用パルス受信までの時間に基づきパケッ
ト発信元位置を検出し、それを障害要因と共に出力す
る。さらに、診断パラメータの値に応じてケーブル試験
を実行し、その試験結果を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークの監
視支援技術に関する。
【0002】
【従来の技術】企業内におけるPCのネットワーク接続
が進むにつれ、イントラネット・インターネットが大規
模化し、ネットワーネットワークの接続形態も、単一ケ
ーブルによるバス型から、HUB等を用いるスター型へ
と移行しはじめている。それに伴い、ネットワーク管理
にも、複数のセグメント管理に対応できる各種マネージ
ャ、伝送データの論理構成がネットワーク仕様にしたが
うか否かによってネットワークの伝送障害を解析するソ
フトウェア・アナライザ等のネットワーク管理ツールが
利用されるようになっている。
【0003】ところで、ネットワーク上に物理層レベル
の伝送障害が生じると、システムダウン等のトラブルに
つながる可能性があるにも関わらず、これらネットワー
ク管理ツールでは、ネットワーク上の伝送障害を物理層
レベルで検出することができない。したがって、現状に
おいては、ネットワーク規格を熟知した技術者が、(a)
ネットワーク回線にテスト信号を流し、それをケーブル
テスタ等で検出する、(b)ネットワーク回線を流れる信
号の波形をオシロスコープ等でモニタリングする等によ
って、物理層レベルの伝送障害を検出・診断している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
物理層レベルの伝送障害の検出・診断方法(a)(b)に
は、以下に示すような欠点がある。上記ケーブルテスタ
等による回線テスト(a)を行うには、ネットワーク回線
にテスト信号を流す必要があるため、一旦、ネットワー
クの稼働を停止しなければならない。すなわち、上記ケ
ーブルテスタ等による回線テスト(a)によれば、稼働中
のネットワークの状態をリアルタイムに把握するのが困
難な上に、その実行がネットワークの効率的な運用を妨
げる。一方、上記ネットワーク回線上の信号波形のモニ
タリング(b)によって、ネットワーク上に発生しがちな
間欠的な伝送障害を見逃さずに発見するには、技術者
が、ネットワーク回線を流れる信号の波形を長時間にわ
たってモニタリングし続けなければならない。さらに、
技術者には、複数の伝送障害が重畳的に発生した場合等
に、それらの伝送障害を信号波形から判別し、かつ、そ
れらの原因を特定するための高度な知識と経験とが要求
される。すなわち、上記ネットワーク回線上の信号波形
のモニタリング(b)によれば、技術者に課せられる業務
負担がきわめて大きくなる。
【0005】そこで、本発明は、ネットワークの稼働中
に、ネットワーク上の伝送障害を物理層レベルでリアル
タイムに検出および解析することができるネットワーク
監視支援装置を提供することを目的とする。そして、こ
れにより、システム管理者の業務負担の軽減、ネットワ
ークの信頼性の向上および運用の効率化を図るろうとす
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、ネットワークの伝送障害を検出するネッ
トワーク監視支援装置であって、前記ネットワークの伝
送障害ごとに、それぞれ、当該伝送障害を表す伝送障害
情報と、当該伝送障害発生時における伝送信号の波形に
含まれている異常パターンを表す診断パラメータ値の組
合せとを対応付けた対応情報を記憶した記憶手段と、前
記ネットワークの信号伝送媒体から、当該信号伝送媒体
を伝達する伝送信号を逐次取り込むパルス検出手段と、
前記パルス検出手段が取り込んだ伝送信号の波形から、
当該波形に含まれている異常パターンを表す複数の診断
パラメータ値を逐次検出する診断パラメータ検出手段
と、前記記憶手段に記憶された対応情報から、前記診断
パラメータ検出手段が検出した診断パラメータ値の組合
せに対応付けられた伝送障害情報を取り出し、当該伝送
障害情報に基づき前記ネットワークの伝送障害を診断す
る障害診断手段と、前記障害診断手段による診断結果を
出力する出力手段とを備えることを特徴とするネットワ
ーク監視支援装置を提供する。
【0007】本発明に係るネットワーク監視支援装置に
よれば、稼動中のネットワークの信号伝送媒体を伝達し
ている伝送信号の波形に含まれている異常パターンをリ
アルタイムに検出し、その異常パターンの組合せに基づ
き伝送障害が直ちに自動診断されるため、システム管理
者の業務負担が軽減されると共に、ネットワークの信頼
性を向上させることができる。
【0008】また、このようなネットワーク監視支援装
置に、前記診断パラメータ値として、予め定めたネット
ワーク利用率下限値よりも小さいネットワーク利用率、
および、予め定めたギャップ違反数上限値よりも大きな
ギャップ違反数のうちの少なくとも一方が検出された場
合に、前記パルス検出手段が取り込んだ伝送信号の末尾
を取り込んだタイミングで、前記ネットワークの信号伝
送媒体の試験を実行する試験実行手段を設け、前記障害
診断手段が、さらに、前記試験実行手段による試験結果
に基づき、前記ネットワークの信号伝送媒体の状態を診
断するようにすれば、ネットワークの稼働に支障を与え
ない最適タイミングで、ネットワークの信号伝送媒体の
試験を実行することができるため、ネットワークの効率
的な運用を妨げることなく、ネットワークの信頼性を向
上させることができる。また、その試験結果に基づき、
ネットワークの信号伝送媒体の状態が自動診断されるた
め、システム管理者の業務負担が軽減される。
【0009】さらに、このようなネットワーク監視支援
装置に、前記診断パラメータ検出手段が逐次検出した診
断パラメータ値の履歴情報を保持する履歴保持手段を設
け、前記出力手段が、さらに、前記履歴保持手段により
保持された履歴情報を時系列に出力するようにすれば、
システム管理者は、長時間の継続的な監視という多大な
監視負担を負わなくても、ネットワーク上に発生しがち
な間欠的な伝送障害を見逃さずに発見することができ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照しなが
ら、本発明に係る実施の一形態について説明する。
【0011】最初に、本実施の形態に係るネットワーク
システムの基本構成について説明する。
【0012】本ネットワークシステムは、図1に示すよ
うに、パーソナルコンピュータ、プリンタ等のネットワ
ーク資源11a〜11hをバスケーブル10で接続する
ことによって構築されている。これらのネットワーク資
源11a〜11hのうち、バスケーブル10の両端の終
端抵抗10a,10bに最も近く接続されているのが、
ネットワークの伝送障害を物理層レベルで検出・診断す
るネットワーク監視支援装置11a,11bである。
【0013】一方のネットワーク障害監視支援装置11
b(以下、スレーブ11bと呼ぶ)は、図2(a)に示すよ
うに、バスケーブル10を伝送するパケットを検出する
パケット検出回路20、パケットが検出されると直ちに
位置検出用パルスを他方のネットワーク障害監視支援装
置11aに送信するパルス発信回路21を備えている。
【0014】他方のネットワーク障害監視支援装置11
a(以下、マスター11aと呼ぶ)は、図2(b)に示すよ
うに、バスケーブル10から高インピーダンスでビット
列を逐次取り込みそれを低インピーダンスで出力するパ
ルス/パケット検出回路22、パルス/パケット検出回
路22が取り込んだ伝送信号の波形に含まれている異常
パターンを表す診断パラメータをリアルタイムに検出す
る診断パラメータ検出部23、パケット送信元の位置を
検出する位置検出部29、ケーブル試験を実行するケー
ブル試験実行部24、診断パラメータ検出部23が検出
した診断パラメータに基づきケーブル試験実行部24の
制御等を行う制御回路25、診断パラメータ検出部23
が検出した診断パラメータ等に基づき障害要因を診断す
る障害診断部27、障害要因を診断処理等に必要な各種
情報(後述)を記憶したメモリ(不図示)、診断パラメータ
の解析結果等を出力する出力装置26を備えている。な
お、実際のマスター11aは、バスケーブル10に直結
された信号処理装置28a(パルス/パケット検出回路
22、診断パラメータ検出部23、ケーブル試験実行部
24、制御回路25)と、データ解析用のパーソナルコ
ンピュータ28b(障害診断部27、記憶部、出力装置
26)とをRS232Cで接続することによって構成さ
れている。
【0015】さて、診断パラメータ検出部21は、図3
に示すように、パルス/パケット検出回路22が取り込
んだ伝送信号の波形から診断パラメータ値(ギャップ違
反数、正極性数、コリジョン数、ネットワーク利用率、
コリジョン占有率、CRCエラー、LOWレベルパケッ
トの送信元アドレスおよびCRCチェックエラー、パケ
ット長)をリアルタイムに検出する以下の診断パラメー
タ検出回路30〜39を備えている。ギャップ違反数検
出回路30は、パケットと次のパケットまでのパケット
間隔時間(図4参照)をカウントし、そのカウント値が基
準時間(IEEE802.3で定められた規格値9.6μ
s)よりも小さい場合をギャップ違反として検出し、さ
らに、単位時間あたりの検出回数をギャップ違反数とし
てカウントする。また、正極性数検出回路31は、パー
ソナルコンピュータ等からの送信信号以外のノイズ、す
なわち、正極性側に現れた所定の電圧レベル(例えば+
250mV)以上の正極性信号(図5参照)を検出し、さ
らに、その単位時間あたりの検出回数を正極性数として
カウントする。また、コリジョン数検出回路32は、複
数のパケットの重畳によって所定の電圧レベル(例えば
+1.6V)を超えたコリジョンデータ(図6参照)を検出
し、その単位時間あたりの検出回数をコリジョン数とし
てカウントする。また、ネットワーク利用率検出回路3
3は、パケットの時間長Aと、次のパケットまでのパケ
ット間隔時間Bとをそれぞれカウントして、パケット時
間長Aとパケット間隔時間Bとの和に対するパケット時
間長Aの割合{B/(A+B)}×100を算出し、それを
ネットワーク利用率として出力する(図8参照)。また、
コリジョン占有率検出回路34は、パケットの時間長A
と、そのパケットに含まれているコリジョンデータの時
間長Cとをそれぞれカウントして、パケット時間長Aに
対するコリジョンデータ時間長Cの割合(C/A)×10
0を算出し、それをコリジョン占有率として出力する
(図7参照)。また、CRCチェック回路35は、パケッ
トのビット列についてCRC計算を行い、そのCRC計
算に基づくCRCチェックの結果を出力する。また、L
OWレベルパケット検出回路36が適正パケットの電圧
レベルに満たないパケットを検出し、それが増幅回路4
0で適正パケットの電圧レベルにまで増幅されると、ア
ドレスレジスタ37が、そのパケットの送信元アドレス
を検出して、その検出結果を出力し、それと共に、CR
Cチェック回路38が、そのパケットのビット列につい
てCRC計算を行い、そのCRC計算に基づくCRCチ
ェックの結果を出力する。また、パケット長検出回路3
9は、パケットのデミリタからCRCまでのビット数を
パケット長としてカウントする。
【0016】そして、位置検出部29は、パルス/パケ
ット検出回路22が取り込んだ伝送信号の末尾を検出す
ると、その検出時から位置検出用パルスを検出するまで
の伝送時間(以下、パケット発信元検出用時間と呼ぶ)を
100Mクロックでカウントする。なお、実際には、こ
の位置検出部29を独立に設けることはせず、制御回路
25の制御によって、後述のケーブル診断実行部24の
伝送時間検出回路を、この位置検出部29として利用し
ている。
【0017】そして、制御回路25は、診断パラメータ
検出部21および位置検出部29から診断パラメータ値
およびパケット発信元検出用時間を定期的に取得し、そ
れらを障害診断部27に逐次転送する。さらに、以下に
示すように、ケーブル試験実行命令またはケーブル長測
定実行命令をケーブル試験実行部24に与え、その試験
結果をケーブル試験実行部24から取得し、それを障害
診断部27に逐次転送する。(1)予め定めたネットワー
ク利用率下限値よりもネットワーク利用率のほうが小さ
い場合、(2)予め定めたコリジョン占有率上限値よりも
コリジョン占有率のほうが大きい場合、(2)予め定めた
コリジョン数上限値よりもコリジョン数のほうが大きい
場合、(3)予め定めた正極性数上限値よりも正極性数の
ほうが大きい場合のいずれかに該当したら、ケーブル試
験実行部24に対してケーブル試験実行命令を出力し、
そのケーブル試験実行命令を与えてから所定の時間が経
過した後に、ケーブル試験実行部24(後述の電圧レベ
ル検出回路93および伝送時間検出回路92)からケー
ブル試験結果(後述の電圧レベルおよび伝送時間のカウ
ント値)を取得して、それを障害診断部27に転送す
る。マスター11aの接続地点の近傍でケーブルがショ
ートしている場合、バスケーブル10のマスタ11a側
の終端抵抗10aが外れている場合等には、このとき実
行したケーブル試験ではデータ採取が不可能であるため
(後述の試験用パルスと反射波との区別が困難であるた
め)、制御回路25は、ケーブル試験を強制終了させ
て、ケーブル試験実行部24にケーブル長測定実行命令
を与え、その測定結果(後述の伝送時間のカウント値)等
を取得し、それを障害診断部27に転送する。
【0018】そして、ケーブル試験実行部24は、図9
に示すように、制御回路25からのケーブル試験実行命
令に応じて試験用パルスをバスケーブル10に送るパル
ス発信回路91、制御回路25からのケーブル長測定実
行命令に応じてプリアンブルをバスケーブル10に送る
パケット送回路94、パルス発信回路91から送られた
試験用パルス等が戻ってくるまでの往復伝送時間を10
0Mクロックでカウントする伝送時間検出回路92、バ
スケーブル10の不良箇所(ケーブル断、ショート等)で
反射して戻ってきた試験用パルスの電圧レベルを検出す
る電圧レベル検出回路93を備えている。
【0019】制御回路25からケーブル試験実行命令が
転送されてくると、パルス発信回路91は、まず、遠距
離地点におけるショートのオープンによって減衰しない
充分なパルス幅(例えば100ns)の試験用パルスを、
パルス/パケット検出回路22が取り込んだ伝送信号の
末尾を検出したタイミングでバスケーブル10に伝送す
る。近距離地点におけるショートまたはオープンによっ
て、この試験用パルスとその反射波とが重畳してしま
い、パルス/パケット検出回路22で反射波を適正検出
できないようであれば、パルス発信回路91は、この試
験用パルスに代えて、新たに、近距離地点におけるショ
ートまたはオープンによる反射波と重畳しない程度のパ
ルス幅(例えば50ns)の試験用パルスをバスケーブル
10に伝送する。そして、電圧レベル検出回路93は、
パルス発信回路91が送った試験用パルスの反射波がパ
ルス/パケット検出回路22で適正検出されるごとに、
その反射波の電圧レベルを4種類のスレシュホールド
(250mV、−250mV、−500mV、−1.0
V)で検出する。また、伝送時間検出回路92は、パル
ス発信回路91から試験用パルスが発信されてから、そ
の試験用パルスの反射パルスの先頭がパルス/パケット
検出回路22で検出されるまでの往復伝送時間をカウン
トする。なお、バスケーブル10が正常である場合に
は、試験用パルスの反射が戻らず、伝送時間検出回路9
2のカウンタがオーバーフローするため、制御回路25
は、往復伝送時間のカウンタ値に代えて、カウンタオー
バーフローを検出する。
【0020】一方、制御回路25からケーブル長測定実
行命令が転送されてくると、パケット送出回路94は、
16byteのプリアンブルをバスケーブル10に伝送
する。そして、パケット送出回路94からプリアンブル
が発信されると、伝送時間検出回路92は、パケット送
出回路94からのプリアンブル送出終了時から、スレー
ブ11bからの位置検出用パルスの先頭をパルス/パケ
ット検出回路22が検出するまでの伝送時間をカウント
する。なお、ケーブル長測定に失敗した場合には、伝送
時間検出回路92のカウンタがオーバーフローするた
め、制御回路25は、往復伝送時間のカウンタ値に代え
て、カウンタオーバーフローを検出する。
【0021】そして、メモリには、障害診断部27が警
告の要否を判断するための診断パラメータしきい値(ネ
ットワーク利用率上限値、コリジョン占有率上限値、正
極性数上限値およびコリジョン数上限値)、出力装置2
6から出力させる警告メッセージのほか、ネットワーク
の伝送障害の事例と、それが起こったときの診断パラメ
ータの組合せとを対応付けた対応情報が格納されてい
る。具体的には、図10(a)に示すように、この対応情
報100には、ネットワークの伝送障害事例ごとに、そ
れぞれ、その事例名称100aと、その事例が起こった
ときに検出されるべき信号異常(CRCエラー、正極性
数、アライメントエラー(後述)、ショートパケット(後
述)、ロングパケット(後述)、コリジョン、ギャップ違
反)とが対応付けて格納されている。図10(b)には、
それぞれの各伝送障害事例が起こっているときにバスケ
ーブル10を伝送してたと予測されるパケットの波形パ
ターンを示した。なお、ここで示した伝送障害事例は、
あくまでも一例であり、必要に応じて、新たな障害事例
に関する情報を対応情報に追加することは一向に差し支
えない。
【0022】そして、障害診断部27は、制御回路25
から定期的に診断パラメータが転送されてくるごとに、
履歴情報として、ネットワーク利用率、コリジョン占有
率、正極性数、ギャップ違反数およびコリジョン数をメ
モリに蓄積しておき、出力装置26から、その履歴情報
に含まれているデータ群を時系列に並べたグラフを出力
させる。さらに、以下に示すように、制御回路25から
定期的に転送されてくる診断パラメータ値およびパケッ
ト発信元検出用時間に応じた警告メッセージを出力装置
26から出力させる。まず、LOWレベルパケットの送
信元アドレスおよびCRCチェックエラーの有無を表す
データを受け付けた場合には、障害診断部27は、その
LOWレベルパケットの送信元アドレスおよびCRCチ
ェックエラーの有無を出力装置26から出力させる。ま
た、ネットワーク利用率、コリジョン占有率、正極性数
およびコリジョン数を、メモリに格納されているそれぞ
れの診断パラメータしきい値(ネットワーク利用率上限
値、コリジョン占有率上限値、正極性数上限値およびコ
リジョン数上限値)と比べて、いずれかの診断パラメー
タが診断パラメータしきい値を超えている場合には、そ
の診断パラメータの名称および値と共に、メモリから読
み出した警告メッセージを出力装置26から出力させ
る。さらに、ギャップ違反数と、メモリに格納されてい
るギャップ違反数上限値とを比べて、ギャップ違反数が
ギャップ違反数上限値を超えている場合には、その原因
となったパケット送信元とマスター11aとの間の距離
1を次式(1)によって算出し、その値L1を出力装置2
6から出力させる。
【0023】L1=L0−t1/(2×t0) ……(1) ここで、L0は、予め測定しておいたバスケーブル10
の全長であり、t0は、パルスがバスケーブル1mを伝
送する時間であり、t1は、パルス発信元検出用時間で
ある。
【0024】さらに、障害診断部27は、以下に示すよ
うに、それらの診断パラメータ値を解析して、ネットワ
ークの伝送障害を診断し、その診断結果を出力装置26
から出力させる。まず、パケット長を解析して、パケッ
トが正常な長さ(64Byte〜1518Byte)であ
るか否かを診断する。具体的には、パケット長が64B
yte未満である場合にはショートパケット、パケット
長が1518Byteを超える場合にはロングパケッ
ト、パケット長が8の倍数でない場合にアライメントエ
ラーであると判断する。その後、メモリに格納されてい
る対応情報を参照して、パケット長の解析結果(ショー
トパケット、ロングパケット、アライメントエラー)
と、CRCエラーの有無と、正極性数の有無と、コリジ
ョン数の有無と、ギャップ違反数の有無との組合せに対
応する事例名称100aを検索する。そして、その事例
名称100aと共に、メモリから読み出した警告メッセ
ージを出力装置26から出力させる。さらに、その警告
メッセージを出力させる原因となったパケット送信元と
マスター11aとの間の距離L1を前述の数式(1)によ
って算出し、その値L1も出力装置26から出力させ
る。
【0025】また、障害診断部27は、制御回路25か
らケーブル試験結果が転送されてきた場合には、その試
験結果に基づきケーブルの状態を診断し、その診断結果
を出力する。具体的には、ケーブル試験の結果がカウン
タオーバーフローである場合には、バスケーブル10の
状態が正常であると判断し、その判断結果を出力装置2
6から出力させ、それ以外の場合には、試験用パルスの
電圧レベルに基づき、ケーブルに生じた異常がインピー
ダンスアンマッチであるかショートであるかを診断し、
その診断結果およびバスケーブル10の状態が異常であ
る旨のメッセージを出力装置26から出力させると共
に、マスター11aからバスケーブル10の不良箇所ま
での距離L2を次式(2)によって算出し、その値L2およ
びバスケーブル10の状態が異常である旨のメッセージ
を出力装置26から出力させる。
【0026】L2=tc/(2×t0) ……(2) ここで、t0は、パルスがバスケーブル1mを伝送する
時間であり、tcは、ケーブル試験実行部24の伝送時
間検出回路92のカウント値である。
【0027】また、ケーブル試験結果の代わりにケーブ
ル長測定結果が制御回路25から転送されてきた場合に
は、障害診断部27は、その測定結果にケーブルの状態
を診断し、その診断結果を出力する。具体的には、ケー
ブル長測定の結果がカウンタオーバーフローである場合
には、バスケーブル試験に失敗したと判断し、その判断
結果を出力装置26から出力させ、それ以外の場合に
は、マスター11aからスレーブ11bまでの距離L2
を数式(2)によって算出し、その値およびバスケーブル
10の状態が正常である旨のメッセージを出力装置26
から出力させる。
【0028】
【発明の効果】本発明に係るネットワーク障害監視支援
装置によれば、ネットワークの稼働中に、ネットワーク
上の伝送障害を物理層レベルでリアルタイムに検出およ
び自動解析することができる。したがって、システム管
理者の業務負担の軽減、ネットワークの信頼性の向上お
よび運用の効率化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係るネットワークシス
テムの基本構成を示した図である。
【図2】(a)は、本発明の実施の一形態に係るネットワ
ーク監視支援装置のスレーブの構成図であり、(b)は、
本発明の実施の一形態に係るネットワーク監視支援装置
のマスターの構成図である。
【図3】図2の診断パラメータ検出部の構成図である。
【図4】図2のギャップ違反数検出回路が検出するパケ
ット間隔時間を説明するための図である。
【図5】図2の正極性数検出回路が検出する正極性信号
を説明するための図である。
【図6】図2のコリジョン数検出回路が検出するコリジ
ョンデータを説明するための図である。
【図7】図2のコリジョン占有率検出回路が検出するコ
リジョン占有率を説明するための図である。
【図8】図2のネットワーク利用率検出回路が検出する
ネットワーク利用率を説明するための図である。
【図9】図2のケーブル試験実行部の構成図である。
【図10】(a)は、メモリに格納された対応情報のデー
タ構造を論理的に示した図であり、(b)は、対応情報に
登録された障害事例が起こったときにバスケーブルを伝
送しているパケットの予測波形図である。
【符号の説明】
10…バスケーブル 10a,10b…バスケーブル 11a,11b…ネットワーク障害監視支援装置 20…パケット検出回路 21…パルス発信回路 22…パルス検出回路 23…診断パラメータ検出部 24…ケーブル試験実行部 25…制御回路 26…出力装置 27…障害診断部 30…ギャップ違反数検出回路 31…正極性数検出回路 32…コリジョン数検出回路 33…ネットワーク利用率検出回路 34…コリジョン占有率検出回路 35…CRCチェック回路 36…LOWレベルパケット検出回路 37…アドレスレジスタ 38…CRCチェック回路 39…パケット長検出回路 91…パルス発信回路 92…伝送時間検出回路 93…電圧レベル検出回路 94…パケット送出回路 100…対応情報
フロントページの続き (72)発明者 熊崎 基澄 神奈川県横浜市戸塚区品濃町504番地2 日立電子サービス株式会社内 (56)参考文献 特開 平11−27308(JP,A) 特開 平9−307570(JP,A) 特開 平8−331151(JP,A) 特開 平8−254557(JP,A) 特開 昭63−201527(JP,A) 特開 昭61−224635(JP,A) 1994年電子情報通信学会秋季大会−ソ サイエティ先行大会−講演論文集,通信 2,B−623,田口拓哉 他「ネットワ ーク・トラブル診断システムの検討」 1991年電子情報通信学会春季全国大会 講演論文集,通信[分冊3],B−658, 新内浩介他「ネットワーク障害診断機能 と診断知識の検討」 電子情報通信学会技術研究報告 Vo l.90 No.162,1990(IN90− 55),桐葉佳明 他「統合ネットワーク 管理を指向した障害解析エキスパートネ ットワークシステム−EXNETS −」,第61−66頁 Electonic Design, Vol.33 No.2(Jan.24 1985),Murray D.”Reso urceful debugger s ifts through fault s in IEEE−802.3 LAN s”,pages.173−180 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/24 H04L 29/14 JICSTファイル(JOIS)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ネットワークの伝送障害を検出するネット
    ワーク監視支援装置であって、 前記ネットワークの伝送障害ごとに、それぞれ、当該伝
    送障害を表す伝送障害情報と、当該伝送障害発生時にお
    ける伝送信号の波形に含まれている異常パターンを表す
    診断パラメータ値の組合せとを対応付けた対応情報を記
    憶した記憶手段と、 前記ネットワークの信号伝送媒体から、当該信号伝送媒
    体を伝達する伝送信号を逐次取り込むパルス検出手段
    と、 前記パルス検出手段が取り込んだ伝送信号の波形から、
    当該波形に含まれている異常パターンを表す複数の診断
    パラメータ値を逐次検出する診断パラメータ検出手段
    と、 前記記憶手段に記憶された対応情報から、前記診断パラ
    メータ検出手段が検出した診断パラメータ値の組合せに
    対応付けられた伝送障害情報を取り出し、当該伝送障害
    情報に基づき前記ネットワークの伝送障害を診断する障
    害診断手段と、 前記障害診断手段による診断結果を出力する出力手段と
    を備えることを特徴とするネットワーク監視支援装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のネットワーク監視支援装置
    であって、 前記診断パラメータ値として、予め定めたネットワーク
    利用率下限値よりも小さいネットワーク利用率、およ
    び、予め定めたギャップ違反数上限値よりも大きなギャ
    ップ違反数のうちの少なくとも一方が検出された場合
    に、前記パルス検出手段が取り込んだ伝送信号の末尾を
    取り込んだタイミングで、前記ネットワークの信号伝送
    媒体の試験を実行する試験実行手段を備え、 前記障害診断手段は、さらに、前記試験実行手段による
    試験結果に基づき、前記ネットワークの信号伝送媒体の
    状態を診断することを特徴とするネットワーク監視支援
    装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載のネットワーク監視
    支援装置であって、 前記診断パラメータ検出手段が逐次検出した診断パラメ
    ータ値の履歴情報を保存する履歴保持手段を備え、 前記出力手段は、前記履歴保持手段が保持した履歴情報
    を時系列に出力することを特徴とするネットワーク監視
    支援装置。
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