JP2002319869A - 復号装置 - Google Patents
復号装置Info
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- JP2002319869A JP2002319869A JP2001123356A JP2001123356A JP2002319869A JP 2002319869 A JP2002319869 A JP 2002319869A JP 2001123356 A JP2001123356 A JP 2001123356A JP 2001123356 A JP2001123356 A JP 2001123356A JP 2002319869 A JP2002319869 A JP 2002319869A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 符号ブロック長に関わらず、メトリックメモ
リの規模を固定とし、メトリックメモリを従来の復号装
置に対して大幅に削減し、復号遅延も大幅に減らすこと
ができる復号装置を提供する。 【解決手段】 符号化された受信信号のサンプルxs,
ysをサブブロックSB毎に分割してFSM演算部12
及びBSM演算部13に入力し、サブブロックSB毎の
対応をはかりながら、FSM演算部12及びBSM演算
部13の演算結果を対数尤度比演算部14に入力して、
対数尤度比Lを演算する。
リの規模を固定とし、メトリックメモリを従来の復号装
置に対して大幅に削減し、復号遅延も大幅に減らすこと
ができる復号装置を提供する。 【解決手段】 符号化された受信信号のサンプルxs,
ysをサブブロックSB毎に分割してFSM演算部12
及びBSM演算部13に入力し、サブブロックSB毎の
対応をはかりながら、FSM演算部12及びBSM演算
部13の演算結果を対数尤度比演算部14に入力して、
対数尤度比Lを演算する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信システムに適
用され、符号化装置によって符号化されて通信路上を送
られてくる送信信号を受信し、この符号化された送信信
号を復号することによって、送られてきた情報の通信路
上で発生した誤り訂正を容易にした復号装置に関する。
用され、符号化装置によって符号化されて通信路上を送
られてくる送信信号を受信し、この符号化された送信信
号を復号することによって、送られてきた情報の通信路
上で発生した誤り訂正を容易にした復号装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図25は、復号装置に通信路を介して符
号化された送信信号を送る従来の符号化装置の一例とし
てのターボ符号化装置101の構成を示す図である。この
ターボ符号化装置101では、入力される情報信号Dkは分
岐され、この分岐された一方の情報信号Dkの情報サン
プルdkは符号化されることなく、そのまま情報信号Dk
として出力される。
号化された送信信号を送る従来の符号化装置の一例とし
てのターボ符号化装置101の構成を示す図である。この
ターボ符号化装置101では、入力される情報信号Dkは分
岐され、この分岐された一方の情報信号Dkの情報サン
プルdkは符号化されることなく、そのまま情報信号Dk
として出力される。
【0003】これに対し、情報信号Dkの分岐された他
方は、さらに分岐され、一方は再帰的組織畳込み符号化
器102に入力され、他方はインタリーバ103を介して再帰
的組織畳込み符号化器104に入力される。ここで、畳込
み符号化器102,104のそれぞれ拘束長は、当該説明のタ
ーボ符号化装置101においては、“3”となっているも
のとする。畳込み符号化器102では、入力される情報信
号Dkの情報サンプルdkを使って、第1の符号化系列の
符号化サンプルY1kを生成する。
方は、さらに分岐され、一方は再帰的組織畳込み符号化
器102に入力され、他方はインタリーバ103を介して再帰
的組織畳込み符号化器104に入力される。ここで、畳込
み符号化器102,104のそれぞれ拘束長は、当該説明のタ
ーボ符号化装置101においては、“3”となっているも
のとする。畳込み符号化器102では、入力される情報信
号Dkの情報サンプルdkを使って、第1の符号化系列の
符号化サンプルY1kを生成する。
【0004】一方、インタリーバ103に送られた情報信
号Dkは、インタリーバ103でその情報サンプルdkの配
列順序が攪拌され、情報サンプルdk'の配列順序が元の
情報信号Dkとは異なる情報信号Dk'が生成され、畳込
み符号化器104に出力される。畳込み符号化器104では、
この攪拌された後の情報信号Dk'の情報サンプルdk'に
ついて、畳込み符号化器102による演算の仕方とは別な
演算の仕方で、第2の符号化系列の符号化サンプルY2k
が生成される。
号Dkは、インタリーバ103でその情報サンプルdkの配
列順序が攪拌され、情報サンプルdk'の配列順序が元の
情報信号Dkとは異なる情報信号Dk'が生成され、畳込
み符号化器104に出力される。畳込み符号化器104では、
この攪拌された後の情報信号Dk'の情報サンプルdk'に
ついて、畳込み符号化器102による演算の仕方とは別な
演算の仕方で、第2の符号化系列の符号化サンプルY2k
が生成される。
【0005】この情報サンプルdk及び符号化サンプル
Y1k,Y2kは、図示せぬパンクチャ回路を介して符号化
サンプルY1k,Y2kの出力の一部分を周期的に取り除く
処理が施されてマルチプレクサに供給される。このマル
チプレクサから、情報サンプルdk及び符号化サンプル
Y1k,Y2kを多重化した符号化率1/3の符号語が生成
出力される。
Y1k,Y2kは、図示せぬパンクチャ回路を介して符号化
サンプルY1k,Y2kの出力の一部分を周期的に取り除く
処理が施されてマルチプレクサに供給される。このマル
チプレクサから、情報サンプルdk及び符号化サンプル
Y1k,Y2kを多重化した符号化率1/3の符号語が生成
出力される。
【0006】そして、このマルチプレクサから出力され
る符号語の符号化系列は、図示せぬチャネル・インタリ
ーバによって、その符号語の配列順序がまた攪拌され、
ターボ符号化装置101は、元の符号化系列とは符号語の
配列順序が異なる送信符号化系列からなる送信信号を出
力する。
る符号語の符号化系列は、図示せぬチャネル・インタリ
ーバによって、その符号語の配列順序がまた攪拌され、
ターボ符号化装置101は、元の符号化系列とは符号語の
配列順序が異なる送信符号化系列からなる送信信号を出
力する。
【0007】図26は、従来の復号装置の一例としての
ターボ復号装置201の構成を示す図である。ターボ復号
装置201は、ターボ符号化装置101からの送信符号化系列
からなる送信信号を受信すると、図示せぬチャネル・デ
インタリーバによって、受信信号(送信信号)の送信符
号化系列を、ターボ符号化装置101のチャネル・インタ
リーバで攪拌される前の符号語の配列順序からなる元の
符号化系列に戻す。そして、チャネル・デインタリーバ
で生成された元の符号化系列は、図示せぬシリアル/パ
ラレル変換器(S/P変換器)に入力され、情報信号,第
1の符号化系列,第2の符号化系列にそれぞれ分離され
る。
ターボ復号装置201の構成を示す図である。ターボ復号
装置201は、ターボ符号化装置101からの送信符号化系列
からなる送信信号を受信すると、図示せぬチャネル・デ
インタリーバによって、受信信号(送信信号)の送信符
号化系列を、ターボ符号化装置101のチャネル・インタ
リーバで攪拌される前の符号語の配列順序からなる元の
符号化系列に戻す。そして、チャネル・デインタリーバ
で生成された元の符号化系列は、図示せぬシリアル/パ
ラレル変換器(S/P変換器)に入力され、情報信号,第
1の符号化系列,第2の符号化系列にそれぞれ分離され
る。
【0008】ここで、シリアル/パラレル変換器で分離
された情報信号の情報サンプルxkはターボ符号化装置1
01の情報信号Dkの情報サンプルdkに対応し、第1の符
号化サンプルy1kは、ターボ符号化装置101の第1の符
号化系列の符号化サンプルY1kに対応し、第2の符号化
サンプルy2kは、ターボ符号化装置101の第2の符号化
系列の符号化サンプルY2kに対応する。そして、この情
報サンプルxk,第1の符号化サンプルy1k,及び第2
の符号化サンプルy2kには、通信路上で生じた各種誤り
が含まれている。
された情報信号の情報サンプルxkはターボ符号化装置1
01の情報信号Dkの情報サンプルdkに対応し、第1の符
号化サンプルy1kは、ターボ符号化装置101の第1の符
号化系列の符号化サンプルY1kに対応し、第2の符号化
サンプルy2kは、ターボ符号化装置101の第2の符号化
系列の符号化サンプルY2kに対応する。そして、この情
報サンプルxk,第1の符号化サンプルy1k,及び第2
の符号化サンプルy2kには、通信路上で生じた各種誤り
が含まれている。
【0009】この誤りが含まれている情報サンプルx
k,第1の符号化サンプルy1k,及び第2の符号化サン
プルy2kは、それぞれ遅延回路202に入力され、それぞ
れ復号1サイクル分(後述するブロック復号周期Tb分)
だけ遅延され、情報サンプルxk -Δ,第1の符号化サン
プルy1k-Δ,及び第2の符号化サンプルy2k-Δとして
出力される。
k,第1の符号化サンプルy1k,及び第2の符号化サン
プルy2kは、それぞれ遅延回路202に入力され、それぞ
れ復号1サイクル分(後述するブロック復号周期Tb分)
だけ遅延され、情報サンプルxk -Δ,第1の符号化サン
プルy1k-Δ,及び第2の符号化サンプルy2k-Δとして
出力される。
【0010】また情報サンプルxkは分岐されて加算回
路203に入力され、加算回路203において尤度情報z2 kが
加算され、その出力“xk+z2 k”は、Log-MAP復
号器からなる第1の復号器204に入力される。なお、第
1の復号器204は、その初回動作においては、前記した
加算回路203に入力される尤度情報z2 kとして、事前尤
度“0”が設定されている。
路203に入力され、加算回路203において尤度情報z2 kが
加算され、その出力“xk+z2 k”は、Log-MAP復
号器からなる第1の復号器204に入力される。なお、第
1の復号器204は、その初回動作においては、前記した
加算回路203に入力される尤度情報z2 kとして、事前尤
度“0”が設定されている。
【0011】そして、第1の復号器204には、第1の符
号化サンプルy1kが同じく入力されている。これによ
り、第1の復号器204は、第1の符号化サンプルy1kと
尤度情報z2 kが加算された情報サンプルxkから軟出力
としての対数尤度比(Log Likelihood Ratio)L1 jを演算
し、加算回路205に出力する。
号化サンプルy1kが同じく入力されている。これによ
り、第1の復号器204は、第1の符号化サンプルy1kと
尤度情報z2 kが加算された情報サンプルxkから軟出力
としての対数尤度比(Log Likelihood Ratio)L1 jを演算
し、加算回路205に出力する。
【0012】この加算回路205には、尤度情報z2 kが遅
延回路206を介して尤度情報z2 jとして入力され、加算
回路205では第1の復号器204から出力される対数尤度比
L1 jからこの遅延回路206の出力z2 jが差し引かれ、そ
の出力xj+z1 jは、インタリーバ207を介して、第2の
復号器208に尤度情報として供給されるとともに、遅延
回路209に出力される。
延回路206を介して尤度情報z2 jとして入力され、加算
回路205では第1の復号器204から出力される対数尤度比
L1 jからこの遅延回路206の出力z2 jが差し引かれ、そ
の出力xj+z1 jは、インタリーバ207を介して、第2の
復号器208に尤度情報として供給されるとともに、遅延
回路209に出力される。
【0013】第2の復号器208は、第1の復号器204の出
力xj+z1 jがインタリーバ207を介して供給される尤度
情報と、第2の畳込み符号化サンプルy2kとから対数尤
度比L2 iを演算し、加算回路210及び硬判定回路211に出
力する。加算回路210では、第2の復号器208からの対数
尤度比L2 iより遅延回路209から出力される尤度情報xi
+z1 iが差し引かれ、その出力z2 iはデインタリーバ21
2を介して第1の復号器204の外部尤度情報z2 k-Δとし
て出力される。
力xj+z1 jがインタリーバ207を介して供給される尤度
情報と、第2の畳込み符号化サンプルy2kとから対数尤
度比L2 iを演算し、加算回路210及び硬判定回路211に出
力する。加算回路210では、第2の復号器208からの対数
尤度比L2 iより遅延回路209から出力される尤度情報xi
+z1 iが差し引かれ、その出力z2 iはデインタリーバ21
2を介して第1の復号器204の外部尤度情報z2 k-Δとし
て出力される。
【0014】そして、この外部尤度情報z2 k-Δは、第
1の復号器204の初回動作後は、その前段の加算回路203
に第1の復号器204の尤度情報z2 kとしてフィードバッ
クされるようになっている。また、硬判定回路211は、
第2の復号器208からの対数尤度比L2 iを硬判定し、そ
の結果diをデインタリーバ213を介して硬判定結果dk-
Δとして出力する。
1の復号器204の初回動作後は、その前段の加算回路203
に第1の復号器204の尤度情報z2 kとしてフィードバッ
クされるようになっている。また、硬判定回路211は、
第2の復号器208からの対数尤度比L2 iを硬判定し、そ
の結果diをデインタリーバ213を介して硬判定結果dk-
Δとして出力する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述したよう
な復号装置にあっては、その回路規模がロジック部に対
してメモリ部の方が大きくなる。そのため、符号ブロッ
クのブロック長が長くなると、尤度情報を求める際に利
用される復号装置のメトリック(Metric)メモリ、インタ
リーバ、デインタリーバを構成するメモリ部が増加する
という問題があった。本発明は、上記問題点に鑑み、符
号ブロック長に関わらず、メトリックメモリの規模を固
定とし、メトリックメモリを従来の復号装置に対して大
幅に削減し、復号遅延も大幅に減らすことができる復号
装置を提供することを目的とする。
な復号装置にあっては、その回路規模がロジック部に対
してメモリ部の方が大きくなる。そのため、符号ブロッ
クのブロック長が長くなると、尤度情報を求める際に利
用される復号装置のメトリック(Metric)メモリ、インタ
リーバ、デインタリーバを構成するメモリ部が増加する
という問題があった。本発明は、上記問題点に鑑み、符
号ブロック長に関わらず、メトリックメモリの規模を固
定とし、メトリックメモリを従来の復号装置に対して大
幅に削減し、復号遅延も大幅に減らすことができる復号
装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の復号装置は、符
号化された受信信号をそのまま第1出力として出力する
とともに、該受信信号の復号ブロックを所定数のサブブ
ロックに分割し該サブブロック単位で該サブブロック内
のサンプルの並び方を逆にして第2出力として出力する
ロジック部と、該ロジック部から第1出力又は第2出力
いずれか一方のサンプルを入力して前方状態計量を演算
するFSM演算部と、該ロジック部から第1出力又は第
2出力いずれか他方のサンプルを入力して後方状態計量
を演算するBSM演算部と、前記FSM演算部の出力及
び前記BSM演算部の出力を入力して尤度情報を演算す
る尤度情報演算部と備えることを特徴とする。
号化された受信信号をそのまま第1出力として出力する
とともに、該受信信号の復号ブロックを所定数のサブブ
ロックに分割し該サブブロック単位で該サブブロック内
のサンプルの並び方を逆にして第2出力として出力する
ロジック部と、該ロジック部から第1出力又は第2出力
いずれか一方のサンプルを入力して前方状態計量を演算
するFSM演算部と、該ロジック部から第1出力又は第
2出力いずれか他方のサンプルを入力して後方状態計量
を演算するBSM演算部と、前記FSM演算部の出力及
び前記BSM演算部の出力を入力して尤度情報を演算す
る尤度情報演算部と備えることを特徴とする。
【0017】これによれば、符号ブロック長に関わら
ず、メトリックメモリの規模をサブブロックによって固
定としているので、メトリックメモリを大幅に削減する
ことができる。また、FSM演算部及びBSM演算部
は、その状態計量演算を入力されるサンプル順にしたが
って処理できるので、迅速な復号処理を行うことができ
る。
ず、メトリックメモリの規模をサブブロックによって固
定としているので、メトリックメモリを大幅に削減する
ことができる。また、FSM演算部及びBSM演算部
は、その状態計量演算を入力されるサンプル順にしたが
って処理できるので、迅速な復号処理を行うことができ
る。
【0018】また、本発明の復号装置は、前記受信信号
の復号ブロックを所定数のサブブロックに分割し、時間
的に圧縮して、所定数のダミーのサブブロックを付加し
て全体として復号ブロック周期となるようにして前記ロ
ジック部に供給するダミー付加部をさらに備えることを
特徴とする。これによれば、符号ブロック長に関わら
ず、メトリックメモリの規模をサブブロックによって固
定とした上、ダミーのサブブロックを利用してスライデ
ィング・ウィンドウによって処理できるので、メトリッ
クメモリを大幅に削減することができ、復号遅延も大幅
に減らすことができる。
の復号ブロックを所定数のサブブロックに分割し、時間
的に圧縮して、所定数のダミーのサブブロックを付加し
て全体として復号ブロック周期となるようにして前記ロ
ジック部に供給するダミー付加部をさらに備えることを
特徴とする。これによれば、符号ブロック長に関わら
ず、メトリックメモリの規模をサブブロックによって固
定とした上、ダミーのサブブロックを利用してスライデ
ィング・ウィンドウによって処理できるので、メトリッ
クメモリを大幅に削減することができ、復号遅延も大幅
に減らすことができる。
【0019】また、本発明の復号装置は、前記FSM演
算部又はBSM演算部の一方は、演算結果に対してサブ
ブロック単位でサブブロック内のサンプルの並び方を逆
にして出力することを特徴とする。これによれば、FS
M演算部の出力及びBSM演算部の出力を入力して尤度
情報を演算する尤度情報演算部も、その入力順にしたが
って尤度情報を演算処理できるので、迅速な復号処理を
行うことができる。
算部又はBSM演算部の一方は、演算結果に対してサブ
ブロック単位でサブブロック内のサンプルの並び方を逆
にして出力することを特徴とする。これによれば、FS
M演算部の出力及びBSM演算部の出力を入力して尤度
情報を演算する尤度情報演算部も、その入力順にしたが
って尤度情報を演算処理できるので、迅速な復号処理を
行うことができる。
【0020】また、本発明の復号装置は、前記BSM演
算部は、前記ロジック部からのサンプルに基づきサブブ
ロック単位で後方状態計量演算を行う複数のBSM演算
回路部と、該複数のBSM演算回路部の内の一のBSM
演算回路部の出力をサブブロック単位で選択的に出力す
る出力選択部とを備えることを特徴とする。これによれ
ば、サブブロック単位での後方状態計量演算を複数重複
させて処理することができるので、迅速な復号処理を行
うことができる。
算部は、前記ロジック部からのサンプルに基づきサブブ
ロック単位で後方状態計量演算を行う複数のBSM演算
回路部と、該複数のBSM演算回路部の内の一のBSM
演算回路部の出力をサブブロック単位で選択的に出力す
る出力選択部とを備えることを特徴とする。これによれ
ば、サブブロック単位での後方状態計量演算を複数重複
させて処理することができるので、迅速な復号処理を行
うことができる。
【0021】また、本発明の復号装置は、前記ロジック
部は、第1出力又は第2出力いずれか一方について、2
つのサブブロックずつサブブロック単位で順序を入れ換
えて前記BSM演算部に出力することを特徴とする。こ
れによれば、BSM演算部は、その後方状態計量演算を
入力されるサンプル順にしたがって処理できるので、迅
速な復号処理を行うことができる。
部は、第1出力又は第2出力いずれか一方について、2
つのサブブロックずつサブブロック単位で順序を入れ換
えて前記BSM演算部に出力することを特徴とする。こ
れによれば、BSM演算部は、その後方状態計量演算を
入力されるサンプル順にしたがって処理できるので、迅
速な復号処理を行うことができる。
【0022】また、本発明の復号装置は、前記ロジック
部は、順序を入れ換えるサブブロックの組が互いに異な
る2つの出力を出力することを特徴とする。これによっ
ても、サブブロック単位での後方状態計量演算を複数重
複させて処理することができるので、迅速な復号処理を
行うことができる。
部は、順序を入れ換えるサブブロックの組が互いに異な
る2つの出力を出力することを特徴とする。これによっ
ても、サブブロック単位での後方状態計量演算を複数重
複させて処理することができるので、迅速な復号処理を
行うことができる。
【0023】また、本発明の復号装置は、前記尤度情報
演算部の出力を選択的にインタリーブ又はデインタリー
ブして、前記FSM演算部及びBSM演算部に入力させ
るインタリーバ/デインタリーバ部を備えることを特徴
とする。これによれば、前記ロジック部、FSM演算
部、及びBSM演算部によって、復号装置の第1の復号
器と第2の復号器とを単一の復号器で兼用させることが
できるので、復号装置の回路規模の縮小を図ることがで
きる。
演算部の出力を選択的にインタリーブ又はデインタリー
ブして、前記FSM演算部及びBSM演算部に入力させ
るインタリーバ/デインタリーバ部を備えることを特徴
とする。これによれば、前記ロジック部、FSM演算
部、及びBSM演算部によって、復号装置の第1の復号
器と第2の復号器とを単一の復号器で兼用させることが
できるので、復号装置の回路規模の縮小を図ることがで
きる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。図1
は、本発明の一実施の形態によるLog-MAP方式の
復号装置1の全体ブロック図である。図1において、図
示せぬ通信路を介して受信した受信信号(送信信号)の符
号化系列は、チャネル・デインタリーバ2によって、送
信元の符号化装置のチャネル・インタリーバ(図示省略)
で攪拌される前の符号語の配列順序の符号化系列に戻さ
れる。
発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。図1
は、本発明の一実施の形態によるLog-MAP方式の
復号装置1の全体ブロック図である。図1において、図
示せぬ通信路を介して受信した受信信号(送信信号)の符
号化系列は、チャネル・デインタリーバ2によって、送
信元の符号化装置のチャネル・インタリーバ(図示省略)
で攪拌される前の符号語の配列順序の符号化系列に戻さ
れる。
【0025】チャネル・デインタリーバ2は、符号化装
置のチャネル・インタリーバと協働して、通信路で発生
するバースト誤りの訂正を行い易くするために設けられ
たもので、ランダムアクセスメモリ(RAM)2aを備え
て構成されている。チャネル・デインタリーバ2から出
力される元の符号化系列は、S/P変換器3に入力され
て3つ系列に分離され、S/P変換器3からは、情報信
号の情報サンプルxk,第1の符号化系列の符号化サン
プルy1k,及び第2の符号化系列の符号化サンプルy2k
が、それぞれ出力される。情報サンプルxkは、加算器
4に入力され、尤度情報が加算され、第1のマルチプレ
クサ(MUX)5にデータ入力される。
置のチャネル・インタリーバと協働して、通信路で発生
するバースト誤りの訂正を行い易くするために設けられ
たもので、ランダムアクセスメモリ(RAM)2aを備え
て構成されている。チャネル・デインタリーバ2から出
力される元の符号化系列は、S/P変換器3に入力され
て3つ系列に分離され、S/P変換器3からは、情報信
号の情報サンプルxk,第1の符号化系列の符号化サン
プルy1k,及び第2の符号化系列の符号化サンプルy2k
が、それぞれ出力される。情報サンプルxkは、加算器
4に入力され、尤度情報が加算され、第1のマルチプレ
クサ(MUX)5にデータ入力される。
【0026】これに対し、第1の符号化系列の符号化サ
ンプルy1k,及び第2の符号化系列の符号化サンプルy
2kは、第2のマルチプレクサ6にデータ入力される。第
1のマルチプレクサ5及び第2のマルチプレクサ6は、
その選択入力に供給されるコントロール信号d12ctr(図
24参照)によって入力選択制御されるようになってい
る。
ンプルy1k,及び第2の符号化系列の符号化サンプルy
2kは、第2のマルチプレクサ6にデータ入力される。第
1のマルチプレクサ5及び第2のマルチプレクサ6は、
その選択入力に供給されるコントロール信号d12ctr(図
24参照)によって入力選択制御されるようになってい
る。
【0027】このコントロール信号d12ctrに基づいて、
第1のマルチプレクサ5からは加算器4の演算出力又は
第3のマルチプレクサ7のデータ出力が、また第2のマ
ルチプレクサ6からは第1の符号化系列の符号化サンプ
ルy1k又は第2の符号化系列の符号化サンプルy2kが、
選択的にそれぞれデータ出力xs,ysとして復号器10
に供給される。
第1のマルチプレクサ5からは加算器4の演算出力又は
第3のマルチプレクサ7のデータ出力が、また第2のマ
ルチプレクサ6からは第1の符号化系列の符号化サンプ
ルy1k又は第2の符号化系列の符号化サンプルy2kが、
選択的にそれぞれデータ出力xs,ysとして復号器10
に供給される。
【0028】復号器10は、本実施の形態においては、
従来技術における第1の復号器204と第2の復号器208を
兼ねる構成となっており、後述するデータバッファ1
1,FSM(Forward State Metric)演算部12,BSM
(Backward State Metric)演算部13,対数尤度比(LL
R:Log Likelihood Ratio)演算部14とを備える。
従来技術における第1の復号器204と第2の復号器208を
兼ねる構成となっており、後述するデータバッファ1
1,FSM(Forward State Metric)演算部12,BSM
(Backward State Metric)演算部13,対数尤度比(LL
R:Log Likelihood Ratio)演算部14とを備える。
【0029】第1のマルチプレクサ5及び第2のマルチ
プレクサ6の出力xs,ysは、復号器10のデータバッ
ファ11に入力され、データバッファ11からは、その
出力xf,yfがFSM演算部12に供給されるととも
に、その出力xb1,xb2,yb1,yb2がBSM演算部1
3に供給される。FSM演算部12は、その入力xf,
yfに基づき前方状態計量演算を行い、BSM演算部1
3はその入力xb1,xb2,yb1,yb2に基づき後方状態
計量演算を行う。
プレクサ6の出力xs,ysは、復号器10のデータバッ
ファ11に入力され、データバッファ11からは、その
出力xf,yfがFSM演算部12に供給されるととも
に、その出力xb1,xb2,yb1,yb2がBSM演算部1
3に供給される。FSM演算部12は、その入力xf,
yfに基づき前方状態計量演算を行い、BSM演算部1
3はその入力xb1,xb2,yb1,yb2に基づき後方状態
計量演算を行う。
【0030】そして、FSM演算部12の演算出力A0
〜A3及びBSM演算部13の演算出力BD0〜BD7
は、対数尤度比演算部14に出力され、この対数尤度比
演算部14で対数尤度比Lが演算される。対数尤度比演
算部14で演算された対数尤度比Lは分岐され、一方は
加算器15を介してインタリーバ/デインタリーバ部1
6に出力され、他方は硬判定部17を介してデインタリ
ーバ18に出力される。インタリーバ/デインタリーバ
部16の出力は、第3のマルチプレクサ7に尤度情報と
してデータ入力される。
〜A3及びBSM演算部13の演算出力BD0〜BD7
は、対数尤度比演算部14に出力され、この対数尤度比
演算部14で対数尤度比Lが演算される。対数尤度比演
算部14で演算された対数尤度比Lは分岐され、一方は
加算器15を介してインタリーバ/デインタリーバ部1
6に出力され、他方は硬判定部17を介してデインタリ
ーバ18に出力される。インタリーバ/デインタリーバ
部16の出力は、第3のマルチプレクサ7に尤度情報と
してデータ入力される。
【0031】第3のマルチプレクサ7には、事前尤度情
報として“0”と、インタリーバ/デインタリーバ部1
6からの尤度情報が入力されており、第3のマルチプレ
クサ7は、その選択入力に供給される制御信号dcdsync
(図24参照)によってこれらを選択的に出力する。第3
のマルチプレクサ7の出力は、前述したように情報サン
プルxkに加算するために加算器4に入力されていると
ともに、第1のマルチプレクサ5にもデータ入力され、
さらに遅延部19を介して加算器15にも入力され、対
数尤度比演算部14の演算結果である対数尤度比Lと加
算されるようになっている。チャネル・デインタリーバ
2、復号器10、及び第1,2,3のマルチプレクサ
5,6,7は、タイミング制御部20から予め定められ
た所定の関係をもって各部に供給される制御信号(d12ct
r,dcdsync等)によって、その作動が制御される。
報として“0”と、インタリーバ/デインタリーバ部1
6からの尤度情報が入力されており、第3のマルチプレ
クサ7は、その選択入力に供給される制御信号dcdsync
(図24参照)によってこれらを選択的に出力する。第3
のマルチプレクサ7の出力は、前述したように情報サン
プルxkに加算するために加算器4に入力されていると
ともに、第1のマルチプレクサ5にもデータ入力され、
さらに遅延部19を介して加算器15にも入力され、対
数尤度比演算部14の演算結果である対数尤度比Lと加
算されるようになっている。チャネル・デインタリーバ
2、復号器10、及び第1,2,3のマルチプレクサ
5,6,7は、タイミング制御部20から予め定められ
た所定の関係をもって各部に供給される制御信号(d12ct
r,dcdsync等)によって、その作動が制御される。
【0032】次に、上記構成からなる本実施の形態のL
og-MAP方式の復号装置1の各部構成につき、具体
的に説明する。説明に当たって、本実施の形態の復号装
置1の仕様を、仮に、符号化率rを1/3、拘束長を
3、入力量子化精度を4ビット軟判定、確率計算精度を
9ビット、復号サイクル数を4として説明する。
og-MAP方式の復号装置1の各部構成につき、具体
的に説明する。説明に当たって、本実施の形態の復号装
置1の仕様を、仮に、符号化率rを1/3、拘束長を
3、入力量子化精度を4ビット軟判定、確率計算精度を
9ビット、復号サイクル数を4として説明する。
【0033】図2は、本実施の形態の復号装置1の全体
タイムチャートである。図2(a)において、チャネル・
シンボルCHは、図示せぬ通信路を介して復号装置1で
受信される符号語CBの系列を示す。本実施の形態で
は、符号語CBの数が“3N”個で、ブロック復号周期
Tbとなっている。
タイムチャートである。図2(a)において、チャネル・
シンボルCHは、図示せぬ通信路を介して復号装置1で
受信される符号語CBの系列を示す。本実施の形態で
は、符号語CBの数が“3N”個で、ブロック復号周期
Tbとなっている。
【0034】また、本実施の形態では、復号サイクル数
“4”との関係から、ブロック復号周期Tbには、図2
(b)に示されるような、4個の復号ブロックDBが含ま
れている。繰返しサイクルTdは、この復号ブロックD
Bのブロック長に該当し、ブロック復号周期Tbの4分
の1になっている。
“4”との関係から、ブロック復号周期Tbには、図2
(b)に示されるような、4個の復号ブロックDBが含ま
れている。繰返しサイクルTdは、この復号ブロックD
Bのブロック長に該当し、ブロック復号周期Tbの4分
の1になっている。
【0035】繰返しサブサイクルTdsは、本実施の形態
の復号装置1の場合、その復号器10が、従来技術にお
ける第1の復号器204と第2の復号器208とを兼ねる構成
になっているため、図2(c)に示されるように、繰返し
サイクルTdの2分の1になっており、1個の復号ブロ
ックDBは2個のサブサイクルブロックSCBに分割さ
れる。
の復号装置1の場合、その復号器10が、従来技術にお
ける第1の復号器204と第2の復号器208とを兼ねる構成
になっているため、図2(c)に示されるように、繰返し
サイクルTdの2分の1になっており、1個の復号ブロ
ックDBは2個のサブサイクルブロックSCBに分割さ
れる。
【0036】さらに、本実施の形態の復号装置1による
繰返しサブサイクルTdsは、図2(d)に示されるよう
な、そのブロック長がサブブロック周期Tsbとなった
“sn+2”個のサブブロックSBに分割され、スライ
ディング・ウィンドウに利用される調整用のダミーのサ
ブブロックSBを“2”個余分に有する。
繰返しサブサイクルTdsは、図2(d)に示されるよう
な、そのブロック長がサブブロック周期Tsbとなった
“sn+2”個のサブブロックSBに分割され、スライ
ディング・ウィンドウに利用される調整用のダミーのサ
ブブロックSBを“2”個余分に有する。
【0037】そして、本実施の形態のスライディング・
ウィンドウを採用する復号装置1は、そのシステム周期
STを“T”とし、後述するスライディング・ウィンド
ウのサイズを“W”、サブブロックSBの個数を“sn
+2”個とすると、そのブロック復号周期Tb,繰返し
サイクルTd,繰返しサブサイクルTds,及びサブブロ
ック周期Tsbは、それぞれ次のような関係になってい
る。
ウィンドウを採用する復号装置1は、そのシステム周期
STを“T”とし、後述するスライディング・ウィンド
ウのサイズを“W”、サブブロックSBの個数を“sn
+2”個とすると、そのブロック復号周期Tb,繰返し
サイクルTd,繰返しサブサイクルTds,及びサブブロ
ック周期Tsbは、それぞれ次のような関係になってい
る。
【0038】
【数1】 Tb=8W(sn+2)2T 式(1)
【0039】
【数2】 Td=2W(sn+2)2T 式(2)
【0040】
【数3】 Tds=W(sn+2)2T 式(3)
【0041】
【数4】 Tsb=W*2T 式(4)
【0042】図3は、チャネル・デインタリーバ2とS
/P変換器3とのタイミングチャートである。チャネル
・デインタリーバ2(図1参照)は、図示せぬ送信側の符
号化装置のチャネル・インタリーバによって符号語CB
の配列順序が攪拌された符号化系列を、符号語CBの配
列順序が攪拌される前の元の符号化系列に戻す。
/P変換器3とのタイミングチャートである。チャネル
・デインタリーバ2(図1参照)は、図示せぬ送信側の符
号化装置のチャネル・インタリーバによって符号語CB
の配列順序が攪拌された符号化系列を、符号語CBの配
列順序が攪拌される前の元の符号化系列に戻す。
【0043】このチャネル・デインタリーバ2は、タイ
ミング制御部20によって制御され、サブブロック周期
Tsb(=W*2T)で、符号語CBの配列順序が元に戻さ
れた符号語CBのビットデータが順次出力されるように
なっている。サブブロックSB単位で表したチャネル・
デインタリーバ2の出力out(0),out(1),・・・,out
(sn-1)は、元の符号化系列における、情報サンプルx
k,第1の畳込み符号化サンプルy1k,第2の畳込み符
号化サンプルy2kが多重化された一連のビットデータを
示す(図3(b)参照)。
ミング制御部20によって制御され、サブブロック周期
Tsb(=W*2T)で、符号語CBの配列順序が元に戻さ
れた符号語CBのビットデータが順次出力されるように
なっている。サブブロックSB単位で表したチャネル・
デインタリーバ2の出力out(0),out(1),・・・,out
(sn-1)は、元の符号化系列における、情報サンプルx
k,第1の畳込み符号化サンプルy1k,第2の畳込み符
号化サンプルy2kが多重化された一連のビットデータを
示す(図3(b)参照)。
【0044】そして、タイミング制御部20によって制
御されたチャネル・デインタリーバ2は、復号ブロック
DBに納められた符号語CBのビットデータを“sn”
個のサブブロックSBに納めて圧縮するとともに、その
後の“2”個のサブブロックSB分のサブブロック周期
Tsbの2周期分(=W*4T)の間は、ビットデータの出
力が停止されている状態に保持される。
御されたチャネル・デインタリーバ2は、復号ブロック
DBに納められた符号語CBのビットデータを“sn”
個のサブブロックSBに納めて圧縮するとともに、その
後の“2”個のサブブロックSB分のサブブロック周期
Tsbの2周期分(=W*4T)の間は、ビットデータの出
力が停止されている状態に保持される。
【0045】これにより、本実施の形態では、繰返しサ
ブサイクルTds毎に、図3(b)において符号“d”で表
した“2”個のダミーのサブブロックSBが、一連のビ
ットデータが納められたout(0),out(1),・・・,out
(sn-1)で表した“sn”個のサブブロックの後側部分
に、生成されて付加されることになる。
ブサイクルTds毎に、図3(b)において符号“d”で表
した“2”個のダミーのサブブロックSBが、一連のビ
ットデータが納められたout(0),out(1),・・・,out
(sn-1)で表した“sn”個のサブブロックの後側部分
に、生成されて付加されることになる。
【0046】そして、この一連のビットデータは、本実
施の形態の場合、符号化率rが1/3であることから、
“3W”個のビットデータ“3W-1”,“3W-2”,・・
・,“0”から構成されている(図3(c)参照)。また、
本実施の形態の場合、チャネル・デインタリーバ2か
ら、このサブブロックSB内の“3W”個の一連のビッ
トデータ(例えば、“3W-1”,“3W-2”,・・・,
“0”)は、その受信順に対して逆の降順で、出力され
るようになっている。
施の形態の場合、符号化率rが1/3であることから、
“3W”個のビットデータ“3W-1”,“3W-2”,・・
・,“0”から構成されている(図3(c)参照)。また、
本実施の形態の場合、チャネル・デインタリーバ2か
ら、このサブブロックSB内の“3W”個の一連のビッ
トデータ(例えば、“3W-1”,“3W-2”,・・・,
“0”)は、その受信順に対して逆の降順で、出力され
るようになっている。
【0047】そして、チャネル・デインタリーバ2の出
力out(0),out(1),・・・,out(sn-1),d,dはS/P
変換器3に入力され、S/P変換器3によって、情報サ
ンプルxk,第1の符号化サンプルy1k,第2の符号化
サンプルy2kが多重化されているビットデータから、情
報サンプルxk,第1の符号化サンプルy1k,第2の符
号化サンプルy2kそれぞれのビットデータのサブブロッ
クin(0),in(1),・・・,in(sn-1)に分離される(図3
(d)参照)。
力out(0),out(1),・・・,out(sn-1),d,dはS/P
変換器3に入力され、S/P変換器3によって、情報サ
ンプルxk,第1の符号化サンプルy1k,第2の符号化
サンプルy2kが多重化されているビットデータから、情
報サンプルxk,第1の符号化サンプルy1k,第2の符
号化サンプルy2kそれぞれのビットデータのサブブロッ
クin(0),in(1),・・・,in(sn-1)に分離される(図3
(d)参照)。
【0048】図3(d)において、S/P変換器3の出力
をサブブロック単位で表したin(0),in(1),・・・,in
(sn-1)は、第1の情報サンプルxkに基づく情報信号、
第1の畳込み符号化系列のサンプルy1kに基づく第1の
符号化系列,第2の畳込み符号化系列サンプルy2kに基
づく第2の符号化系列の何れかを示すものである。
をサブブロック単位で表したin(0),in(1),・・・,in
(sn-1)は、第1の情報サンプルxkに基づく情報信号、
第1の畳込み符号化系列のサンプルy1kに基づく第1の
符号化系列,第2の畳込み符号化系列サンプルy2kに基
づく第2の符号化系列の何れかを示すものである。
【0049】そして、この分離された情報サンプルx
k,第1の符号化サンプルy1k,第2の符号化サンプル
y2kのうちの、一のサンプル系列のサブブロックSB、
すなわちin(0),in(1),・・・,in(sn-1)のうちの一の
サブブロックSBは、“W”個のビットデータ“W-
1”,“W-2”,・・・,“0”から構成されている(図3
(e)参照)。すなわち、本実施の形態では、“N”を復
号ブロックDBのサイズ、すなわち図25に示したイン
タリーバ103に相当する、送信側の符号化装置のインタ
リーバのサイズとした場合、そのブロック分割方法は、
k,第1の符号化サンプルy1k,第2の符号化サンプル
y2kのうちの、一のサンプル系列のサブブロックSB、
すなわちin(0),in(1),・・・,in(sn-1)のうちの一の
サブブロックSBは、“W”個のビットデータ“W-
1”,“W-2”,・・・,“0”から構成されている(図3
(e)参照)。すなわち、本実施の形態では、“N”を復
号ブロックDBのサイズ、すなわち図25に示したイン
タリーバ103に相当する、送信側の符号化装置のインタ
リーバのサイズとした場合、そのブロック分割方法は、
【0050】
【数5】 N=W*sn W>28,snは偶数 式(5) という関係になっている。
【0051】図4は、図1に示した復号器10における
データバッファ11の構成例を示す図である。図5は、
このデータバッファ11の入出力のタイミングを表した
タイムチャートである。図4において、データバッファ
11は、前述した第1,2のマルチプレクサ5,6(図
1参照)からの入力xs,ysがそれぞれ供給される一対
の後入れ先出し(Last-IN First-OUT)部21x,21y
と、第1,2のマルチプレクサ5,6からの入力xs,
ysがそれぞれ供給される一対の遅延出力部22x,22
yとを備える。
データバッファ11の構成例を示す図である。図5は、
このデータバッファ11の入出力のタイミングを表した
タイムチャートである。図4において、データバッファ
11は、前述した第1,2のマルチプレクサ5,6(図
1参照)からの入力xs,ysがそれぞれ供給される一対
の後入れ先出し(Last-IN First-OUT)部21x,21y
と、第1,2のマルチプレクサ5,6からの入力xs,
ysがそれぞれ供給される一対の遅延出力部22x,22
yとを備える。
【0052】後入れ先出し部21x及び21yは、入力x
s又はysがそれぞれ分岐され供給される一対のランダム
アクセスメモリ23a,23bと、この一対のランダムア
クセスメモリ23a,23bのうちの一方から選択的に記
憶内容を読み出して出力xf又はyfを生成するためのマ
ルチプレクサ24とから構成される。一対のランダムア
クセスメモリ23a,23b及びマルチプレクサ24は、
タイミング制御部20から供給されるサブブロック制御
信号SBctr、及びサブブロックアドレス制御信号SBaddr
によって、図5に示すように制御される。
s又はysがそれぞれ分岐され供給される一対のランダム
アクセスメモリ23a,23bと、この一対のランダムア
クセスメモリ23a,23bのうちの一方から選択的に記
憶内容を読み出して出力xf又はyfを生成するためのマ
ルチプレクサ24とから構成される。一対のランダムア
クセスメモリ23a,23b及びマルチプレクサ24は、
タイミング制御部20から供給されるサブブロック制御
信号SBctr、及びサブブロックアドレス制御信号SBaddr
によって、図5に示すように制御される。
【0053】ランダムアクセスメモリ23a,23bに
は、それぞれ“W”個(ウィンドウサイズ)のデータ格納
場所が形成されている。各ランダムアクセスメモリ23
a,23bは、サブブロック周期Tsbの2倍周期(W*4
T)を有し、サブブロック周期Tsb(W*2T)毎に出力状
態が切換わるサブブロック制御信号SBctrの出力状態(図
5(d)参照)に応じて、上記“W”個のデータ格納場所
に対するデータ書込み又は読出しの制御が行われるよう
になっている。そして、サブブロックアドレス制御信号
SBaddr(図5(e)参照)は、データ書込み時と読出し時と
で、ランダムアクセスメモリ23a,23bの“W”個の
データ格納場所のアドレスを逆の順に走査し、データの
書込み先又は読出し先を指定する。
は、それぞれ“W”個(ウィンドウサイズ)のデータ格納
場所が形成されている。各ランダムアクセスメモリ23
a,23bは、サブブロック周期Tsbの2倍周期(W*4
T)を有し、サブブロック周期Tsb(W*2T)毎に出力状
態が切換わるサブブロック制御信号SBctrの出力状態(図
5(d)参照)に応じて、上記“W”個のデータ格納場所
に対するデータ書込み又は読出しの制御が行われるよう
になっている。そして、サブブロックアドレス制御信号
SBaddr(図5(e)参照)は、データ書込み時と読出し時と
で、ランダムアクセスメモリ23a,23bの“W”個の
データ格納場所のアドレスを逆の順に走査し、データの
書込み先又は読出し先を指定する。
【0054】また、マルチプレクサ24は、サブブロッ
ク制御信号SBctrを選択入力として、データ出力される
ランダムアクセスメモリ23a,23bを切換える。これ
により、後入れ先出し部21x又は21yは、入力される
サンプルxs又はys(図5(b)参照)を、サブブロック周
期Tsb単位でその周期内のサンプル並び順序を書込み順
(すなわち受信順)に対して逆順にした出力xf又はyfか
らなるサブブロックSB、in(0) ,in(1) ,・・・,in
(sn-1)を生成する(図2(e1),図5(g)参照)。
ク制御信号SBctrを選択入力として、データ出力される
ランダムアクセスメモリ23a,23bを切換える。これ
により、後入れ先出し部21x又は21yは、入力される
サンプルxs又はys(図5(b)参照)を、サブブロック周
期Tsb単位でその周期内のサンプル並び順序を書込み順
(すなわち受信順)に対して逆順にした出力xf又はyfか
らなるサブブロックSB、in(0) ,in(1) ,・・・,in
(sn-1)を生成する(図2(e1),図5(g)参照)。
【0055】この際、サブブロックSB、in(0) ,in
(1) ,・・・,in(sn-1)毎における“W”個の一連のビ
ットデータの並び方(例えば、“0”,“1”,・・・,
“W-2”,“W-1”)は、その受信順すなわち昇順に戻さ
れていることになる。したがって、生成された出力xf
又はyfからなるサブブロックin(0),in(1),・・・,i
n(sn-1)は、入力xs又はysからなる対応するサブブロ
ックin(0),in(1),・・・,in(sn-1)に対して、サブブ
ロック周期Tsbの1周期分遅延されるとともに、サブブ
ロックSB毎における一連のビットデータの並び方も、
昇順と降順とで逆になる。ここで、アンダーラインは、
順序が逆であることを表している。
(1) ,・・・,in(sn-1)毎における“W”個の一連のビ
ットデータの並び方(例えば、“0”,“1”,・・・,
“W-2”,“W-1”)は、その受信順すなわち昇順に戻さ
れていることになる。したがって、生成された出力xf
又はyfからなるサブブロックin(0),in(1),・・・,i
n(sn-1)は、入力xs又はysからなる対応するサブブロ
ックin(0),in(1),・・・,in(sn-1)に対して、サブブ
ロック周期Tsbの1周期分遅延されるとともに、サブブ
ロックSB毎における一連のビットデータの並び方も、
昇順と降順とで逆になる。ここで、アンダーラインは、
順序が逆であることを表している。
【0056】すなわち、図5において、サブブロックS
B内のビットデータ(サンプル)の並び方について、例え
ばin(0),in(1),・・・,in(sn-1)といった具合に下線
を付けて表したサブブロックSBは、in(0),in(1),・
・・,in(sn-1)といった具合に下線を付けないで表した
サブブロックSBに対し、サブブロックSB単位でビッ
トデータの並び方の順序が降順と昇順とで逆になってい
ることを示す。
B内のビットデータ(サンプル)の並び方について、例え
ばin(0),in(1),・・・,in(sn-1)といった具合に下線
を付けて表したサブブロックSBは、in(0),in(1),・
・・,in(sn-1)といった具合に下線を付けないで表した
サブブロックSBに対し、サブブロックSB単位でビッ
トデータの並び方の順序が降順と昇順とで逆になってい
ることを示す。
【0057】この際、復号装置1では、その繰返しサブ
サイクルTdsは、符号“d”で表したチャネル・デイン
タリーバ2からの出力が停止されている状態のダミーの
サブブロックSBを予め2個余分に備えた“sn+2”
個のサブブロックSBに分割され、この“sn+2”個
のサブブロックSBによって、復号装置1はスライディ
ング・ウィンドウ構成になっている(図5(b)参照)。こ
れによって、データバッファ11の後入れ先出し部21
x又は21yによるサンプル並べ替えのため生じる遅延
が、繰返しサブサイクルTdsのサブサイクルブロックS
CB(図2(c)参照)の取込みに影響を及ぼさないように
なっている。
サイクルTdsは、符号“d”で表したチャネル・デイン
タリーバ2からの出力が停止されている状態のダミーの
サブブロックSBを予め2個余分に備えた“sn+2”
個のサブブロックSBに分割され、この“sn+2”個
のサブブロックSBによって、復号装置1はスライディ
ング・ウィンドウ構成になっている(図5(b)参照)。こ
れによって、データバッファ11の後入れ先出し部21
x又は21yによるサンプル並べ替えのため生じる遅延
が、繰返しサブサイクルTdsのサブサイクルブロックS
CB(図2(c)参照)の取込みに影響を及ぼさないように
なっている。
【0058】一方、各遅延出力部22x及び22yは、サ
ンプルxs又はysが入力される遅延部25と、この遅延
部25の遅延出力とサンプルxs又はysとがそれぞれデ
ータ入力されているマルチプレクサ26a,26bとを備
える。遅延部25は、サブブロック周期Tsbの2周期
(W・4T)分だけ、サンプルxs又はysの出力を遅らせ
る。
ンプルxs又はysが入力される遅延部25と、この遅延
部25の遅延出力とサンプルxs又はysとがそれぞれデ
ータ入力されているマルチプレクサ26a,26bとを備
える。遅延部25は、サブブロック周期Tsbの2周期
(W・4T)分だけ、サンプルxs又はysの出力を遅らせ
る。
【0059】また、一対のマルチプレクサ26a,26b
には、サブブロック周期Tsb毎にその出力状態が切換わ
るサブブロック制御信号SBctrが選択入力として入力さ
れている。そして、両マルチプレクサ26a,26bの間
では、サブブロック制御信号SBctrの出力状態に応じ
て、出力として選択されるデータ入力が互いに逆の関係
になっている。
には、サブブロック周期Tsb毎にその出力状態が切換わ
るサブブロック制御信号SBctrが選択入力として入力さ
れている。そして、両マルチプレクサ26a,26bの間
では、サブブロック制御信号SBctrの出力状態に応じ
て、出力として選択されるデータ入力が互いに逆の関係
になっている。
【0060】そのため、例えば、遅延出力部22xを例
に説明すれば、繰返しサイクルTdにおける一のサブブ
ロック周期Tsb、すなわちサブブロック制御信号SBctr
の一の出力状態において、遅延出力部22xの一方の出
力xb1として、現在入力されているサンプルxsがその
まま出力されるのに対し、他方の出力xb2として、現在
入力されているサンプルxsに対してサブブロック周期
Tsbの2周期分前に入力されたサンプルxsが出力され
るようになっている。そして、次のサブブロック周期T
sb、すなわちサブブロック制御信号SBctrの他の出力状
態では、遅延出力部22xの一方の出力xb1と他方の出
力xb2との間の上記関係が、サブブロック制御信号SBct
rの出力状態の変化に応じて入替わるようになってい
る。
に説明すれば、繰返しサイクルTdにおける一のサブブ
ロック周期Tsb、すなわちサブブロック制御信号SBctr
の一の出力状態において、遅延出力部22xの一方の出
力xb1として、現在入力されているサンプルxsがその
まま出力されるのに対し、他方の出力xb2として、現在
入力されているサンプルxsに対してサブブロック周期
Tsbの2周期分前に入力されたサンプルxsが出力され
るようになっている。そして、次のサブブロック周期T
sb、すなわちサブブロック制御信号SBctrの他の出力状
態では、遅延出力部22xの一方の出力xb1と他方の出
力xb2との間の上記関係が、サブブロック制御信号SBct
rの出力状態の変化に応じて入替わるようになってい
る。
【0061】これにより、遅延出力部22x,22yの一
方のマルチプレクサ26aからは、出力xb1,yb1とし
て、図5(h)に示すように、繰返しサブサイクル単位
で、サブブロックSBの供給順で偶数番目のサブブロッ
クSB(例えばin(1))とその直前の奇数番目のサブブロ
ックSB(例えばin(0))とが前後で対となって(例えば、
in(1),in(0))、偶数番目のサブブロックの供給順に順
次出力され、他方のマルチプレクサ26bからは、出力
xb2,yb2として、サブブロックSBの供給順で奇数番
目のサブブロックSB(例えばin(2))とその直前の偶数
番目のサブブロックSB(例えばin(1))とが対となって
(例えば、in(2),in(1))、この奇数番目のサブブロック
の供給順に出力される。
方のマルチプレクサ26aからは、出力xb1,yb1とし
て、図5(h)に示すように、繰返しサブサイクル単位
で、サブブロックSBの供給順で偶数番目のサブブロッ
クSB(例えばin(1))とその直前の奇数番目のサブブロ
ックSB(例えばin(0))とが前後で対となって(例えば、
in(1),in(0))、偶数番目のサブブロックの供給順に順
次出力され、他方のマルチプレクサ26bからは、出力
xb2,yb2として、サブブロックSBの供給順で奇数番
目のサブブロックSB(例えばin(2))とその直前の偶数
番目のサブブロックSB(例えばin(1))とが対となって
(例えば、in(2),in(1))、この奇数番目のサブブロック
の供給順に出力される。
【0062】これによって、遅延出力部22x,22yで
は、2つのサブブロックSBずつサブブロックSB単位
で順序の入れ換えがそれぞれ行われるとともに、遅延出
力部22x,22y間では、この順序を入れ換えたサブブ
ロックSBの組が互いに異なるようになっている。
は、2つのサブブロックSBずつサブブロックSB単位
で順序の入れ換えがそれぞれ行われるとともに、遅延出
力部22x,22y間では、この順序を入れ換えたサブブ
ロックSBの組が互いに異なるようになっている。
【0063】そして、後入れ先出し部21x,21yの出
力xf,yfの、各サブブロックSB毎における“W”個
の一連のビットデータの並び方は、図5(g)に、in
(0),in(1),・・・,in(sn-1)で表されているように、
例えば、“0”,“1”,・・・,“W-2”,“W-1”とい
った具合の、図5(f)に示すような昇順になるのに対
し、遅延出力部22x又は22yの出力xb1,xb2又はyb
1,yb2の、各サブブロックSB毎における“W”個の一
連のビットデータの並び方は、図5(h)に、in(1),in
(0),in(3),・・・,in(sn-2)で表されているように、
例えば、“W-1”,“W-2”,・・・,“1”,“0”とい
った具合の、図5(c)に示すような降順のままで変わり
ない(図5(c),(f)参照)。
力xf,yfの、各サブブロックSB毎における“W”個
の一連のビットデータの並び方は、図5(g)に、in
(0),in(1),・・・,in(sn-1)で表されているように、
例えば、“0”,“1”,・・・,“W-2”,“W-1”とい
った具合の、図5(f)に示すような昇順になるのに対
し、遅延出力部22x又は22yの出力xb1,xb2又はyb
1,yb2の、各サブブロックSB毎における“W”個の一
連のビットデータの並び方は、図5(h)に、in(1),in
(0),in(3),・・・,in(sn-2)で表されているように、
例えば、“W-1”,“W-2”,・・・,“1”,“0”とい
った具合の、図5(c)に示すような降順のままで変わり
ない(図5(c),(f)参照)。
【0064】図6は、Log-MAPアルゴリズム(STEV
EN S. PIETROBON“IMPLEMENTATIONAND PERFORMANCE OF
A TURBO/MAP DECODER”,INTERNATIONAL JOURNAL SATEL
LITE COMMUNICATIONS 16,23−46(1998))に基づいたF
SM演算部12のブロック図である。FSM演算部12
には、データバッファ11の後入れ先出し部21x,2
1yの出力xf,yfが供給される。FSM演算部12
は、加算部27,Eオペレーション部28,初期化部2
9,レジスタ部30,正規化部31,正規化部32,及
び出力部42等を備えて構成されている。
EN S. PIETROBON“IMPLEMENTATIONAND PERFORMANCE OF
A TURBO/MAP DECODER”,INTERNATIONAL JOURNAL SATEL
LITE COMMUNICATIONS 16,23−46(1998))に基づいたF
SM演算部12のブロック図である。FSM演算部12
には、データバッファ11の後入れ先出し部21x,2
1yの出力xf,yfが供給される。FSM演算部12
は、加算部27,Eオペレーション部28,初期化部2
9,レジスタ部30,正規化部31,正規化部32,及
び出力部42等を備えて構成されている。
【0065】ここで、加算部27には、データバッファ
11の後入れ先出し部21x,21yの出力xf,yf、及
び両者の加算結果“xf+yf”とが、遅延部34を介し
てシステム周期の2周期分2Tだけ遅延されて供給さ
れ、正規化部32の出力At0,At1,At2,At3との間
で、次のような演算が行われる。
11の後入れ先出し部21x,21yの出力xf,yf、及
び両者の加算結果“xf+yf”とが、遅延部34を介し
てシステム周期の2周期分2Tだけ遅延されて供給さ
れ、正規化部32の出力At0,At1,At2,At3との間
で、次のような演算が行われる。
【0066】
【数6】 AD0=At0 式(6)
【0067】
【数7】 AD1=At1+(xf+yf) 式(7)
【0068】
【数8】 AD2=At2+xf 式(8)
【0069】
【数9】 AD3=At3+yf 式(9)
【0070】
【数10】 AD4=At0+(xf+yf) 式(10)
【0071】
【数11】 AD5=At1 式(11)
【0072】
【数12】 AD6=At2+yf 式(12)
【0073】
【数13】 AD7=At3+xf 式(13) そして、加算部27の出力AD0〜AD7は、Eオペレー
ション部28の各Eオペレーション回路28-0〜28-3
に供給される。各Eオペレーション回路28-i(i=0〜3)
では、仮にその入力をa,bとすると、次のような演算
が行われる。
ション部28の各Eオペレーション回路28-0〜28-3
に供給される。各Eオペレーション回路28-i(i=0〜3)
では、仮にその入力をa,bとすると、次のような演算
が行われる。
【0074】
【数14】 そして、上記式(14)の後半は、
【0075】
【数15】 ただし、c=1/lnεで表される。本実施の形態では、関
数f(z)を後述するようなルックアップ・テーブル部に
よって実現している。
数f(z)を後述するようなルックアップ・テーブル部に
よって実現している。
【0076】図7は、Eオペレーション回路28-i(i=0
〜3)の回路構成である。Eオペレーション回路28-i
は、入力a,bが加算器35で減算され、絶対値回路3
6で絶対値化され、その出力|a−b|がフォーマット
回路37に入力され、その出力に対応してルックアップ
・テーブル部38から上記数式(14)の後半部分が出力さ
れるようになっている。
〜3)の回路構成である。Eオペレーション回路28-i
は、入力a,bが加算器35で減算され、絶対値回路3
6で絶対値化され、その出力|a−b|がフォーマット
回路37に入力され、その出力に対応してルックアップ
・テーブル部38から上記数式(14)の後半部分が出力さ
れるようになっている。
【0077】図8は、このルックアップ・テーブル部3
8の構成を示す図である。また、Eオペレーション回路
28-i(i=0〜3)は、入力a,bがマルチプレクサ39の
データ入力に供給され、その選択入力に入力される前記
加算器35の演算結果“a−b”に基づいて前記式(14)
の前半部分の演算結果が選択出力される。
8の構成を示す図である。また、Eオペレーション回路
28-i(i=0〜3)は、入力a,bがマルチプレクサ39の
データ入力に供給され、その選択入力に入力される前記
加算器35の演算結果“a−b”に基づいて前記式(14)
の前半部分の演算結果が選択出力される。
【0078】図9は、このマルチプレクサ39の真理値
表である。そして、ルックアップ・テーブル部38から
上記式(14)の後半部分と、マルチプレクサ39から出力
される前記式(14)の前半部分とが、加算器40で加えら
れ、Eオペレーションの演算結果“aEb”が求められ
る。
表である。そして、ルックアップ・テーブル部38から
上記式(14)の後半部分と、マルチプレクサ39から出力
される前記式(14)の前半部分とが、加算器40で加えら
れ、Eオペレーションの演算結果“aEb”が求められ
る。
【0079】図6において、Eオペレーション回路28
-0では加算部27の出力AD0=At0とAD1=At1+
(xf+yf)とで、Eオペレーション回路28-1では加算
部27の出力AD2=At2+xfとAD3=At3+yfと
で、Eオペレーション回路28-2では加算部27の出力
AD4=At0+(xf+yf)とAD5=At1とで、Eオペレ
ーション回路28-3では加算部27の出力AD6=At2
+yfとAD7=At3+xfとで、Eオペレーションが行
われる。そして、各Eオペレーション回路28-0〜28
-3からの各出力An0〜An3は、初期化部29に入力され
る。
-0では加算部27の出力AD0=At0とAD1=At1+
(xf+yf)とで、Eオペレーション回路28-1では加算
部27の出力AD2=At2+xfとAD3=At3+yfと
で、Eオペレーション回路28-2では加算部27の出力
AD4=At0+(xf+yf)とAD5=At1とで、Eオペレ
ーション回路28-3では加算部27の出力AD6=At2
+yfとAD7=At3+xfとで、Eオペレーションが行
われる。そして、各Eオペレーション回路28-0〜28
-3からの各出力An0〜An3は、初期化部29に入力され
る。
【0080】図10は、初期化部29の構成を示す図で
ある。初期化部29は、5個のマルチプレクサ41-0〜
41-4を有し、マルチプレクサ41-0〜41-3には、E
オペレーション回路28-0〜28-3の出力An0〜An3が
データ入力されている。
ある。初期化部29は、5個のマルチプレクサ41-0〜
41-4を有し、マルチプレクサ41-0〜41-3には、E
オペレーション回路28-0〜28-3の出力An0〜An3が
データ入力されている。
【0081】マルチプレクサ41-4には、定数“MA
X”と“0”とがデータ入力され、選択入力に供給され
ている制御信号d12ctrによって、“MAX”又は“0”
がデータ出力されるようになっている。なお、ここで、
定数“MAX”は、FSM演算部12によるメトリック
演算の演算ビット数の関係から定められる定数である。
そして、マルチプレクサ41-4の出力は、マルチプレク
サ41-1〜41-3にデータ入力されている。マルチプレ
クサ41-0には、マルチプレクサ41-4の出力の代わり
に“0”がデータ入力されている。
X”と“0”とがデータ入力され、選択入力に供給され
ている制御信号d12ctrによって、“MAX”又は“0”
がデータ出力されるようになっている。なお、ここで、
定数“MAX”は、FSM演算部12によるメトリック
演算の演算ビット数の関係から定められる定数である。
そして、マルチプレクサ41-4の出力は、マルチプレク
サ41-1〜41-3にデータ入力されている。マルチプレ
クサ41-0には、マルチプレクサ41-4の出力の代わり
に“0”がデータ入力されている。
【0082】マルチプレクサ41-0〜41-3には、メト
リック同期信号mtrsycfが選択入力に供給され、マルチ
プレクサ41-0〜41-3からは、Eオペレーション回路
28-0〜28-3の出力An0〜An3と、“0”及びマルチ
プレクサ41-4の出力とが選択的にデータ出力AI0〜A
I3として出力されるようになっている。
リック同期信号mtrsycfが選択入力に供給され、マルチ
プレクサ41-0〜41-3からは、Eオペレーション回路
28-0〜28-3の出力An0〜An3と、“0”及びマルチ
プレクサ41-4の出力とが選択的にデータ出力AI0〜A
I3として出力されるようになっている。
【0083】図11は、制御信号d12ctr及びメトリック
同期信号mtrsycfの出力状態のタイムチャートである。
ここで、制御信号d12ctrは繰返しサイクルTd(=2W
(sn+2)2T)と同周期で、繰返しサブサイクルTds
(=W(sn+2)2T)で出力状態が切換わるようになっ
ており、メトリック同期信号mtrsycfは繰返しサブサイ
クルTdsと同周期で、繰返しサブサイクルTdsに対して
サブブロック周期Tsbの1周期(W*2T)分だけ遅延し
て、2システム周期2Tの間だけ出力状態が切換わるよ
うになっている。
同期信号mtrsycfの出力状態のタイムチャートである。
ここで、制御信号d12ctrは繰返しサイクルTd(=2W
(sn+2)2T)と同周期で、繰返しサブサイクルTds
(=W(sn+2)2T)で出力状態が切換わるようになっ
ており、メトリック同期信号mtrsycfは繰返しサブサイ
クルTdsと同周期で、繰返しサブサイクルTdsに対して
サブブロック周期Tsbの1周期(W*2T)分だけ遅延し
て、2システム周期2Tの間だけ出力状態が切換わるよ
うになっている。
【0084】これにより、マルチプレクサ41-0〜41
-3のデータ出力AI0〜AI3、すなわち、FSM演算部1
2のEオペレーション部28の出力Aniは、繰返しサイ
クルTdにおける前半の繰返しサブサイクルTdsにおい
て、メトリック同期信号mtrsycfの入力により、マルチ
プレクサ41-0〜41-3のデータ出力AI0〜AI3に定数
“MAX”が設定されて初期化され、繰返しサイクルT
dにおける後半の繰返しサブサイクルTdsにおいて、メ
トリック同期信号mtrsycfの入力により、マルチプレク
サ41-0〜41-3のデータ出力AI0〜AI3に定数“0”
が設定されて初期化される。
-3のデータ出力AI0〜AI3、すなわち、FSM演算部1
2のEオペレーション部28の出力Aniは、繰返しサイ
クルTdにおける前半の繰返しサブサイクルTdsにおい
て、メトリック同期信号mtrsycfの入力により、マルチ
プレクサ41-0〜41-3のデータ出力AI0〜AI3に定数
“MAX”が設定されて初期化され、繰返しサイクルT
dにおける後半の繰返しサブサイクルTdsにおいて、メ
トリック同期信号mtrsycfの入力により、マルチプレク
サ41-0〜41-3のデータ出力AI0〜AI3に定数“0”
が設定されて初期化される。
【0085】したがって、FSM演算部12は、復号器
10が繰返しサイクルTdにおける前半の繰返しサブサ
イクルTdsで、従来の第1の復号器204として作動する
に際して定数“MAX”によって初期化され、繰返しサ
イクルTdにおける後半の繰返しサブサイクルTdsで、
従来の第2の復号器208として作動するに際して定数
“0”によって初期化される。
10が繰返しサイクルTdにおける前半の繰返しサブサ
イクルTdsで、従来の第1の復号器204として作動する
に際して定数“MAX”によって初期化され、繰返しサ
イクルTdにおける後半の繰返しサブサイクルTdsで、
従来の第2の復号器208として作動するに際して定数
“0”によって初期化される。
【0086】図6において、この初期化部29のデータ
出力AI0〜AI3は分岐され、一方は出力部42に入力さ
れるとともに、他方はレジスタ部30に入力される。こ
こで、出力部42は、図6に示すように、データ出力A
I0〜AI3に対応させてそれぞれ後入れ先出し部43-0〜
43-3を有する構成になっている。
出力AI0〜AI3は分岐され、一方は出力部42に入力さ
れるとともに、他方はレジスタ部30に入力される。こ
こで、出力部42は、図6に示すように、データ出力A
I0〜AI3に対応させてそれぞれ後入れ先出し部43-0〜
43-3を有する構成になっている。
【0087】すなわち、各後入れ先出し部43-i(i=0〜
3)は、データ入力AIi(i=0〜3)がそれぞれ分岐され入力
される一対のランダムアクセスメモリ44a,44bと、
この一対のランダムアクセスメモリ44a,44bのうち
の一方から選択的に一方の記憶内容を読み出して出力A
i(i=0〜3)とするためのマルチプレクサ45とから構成
され、タイミング制御部20から供給されるサブブロッ
ク制御信号SBctr、及びサブブロックアドレス制御信号S
Baddrによって、図4に示した後入れ先出し部21と同
様な動作を行う構成になっている。また、レジスタ部3
0は、初期化部29からのデータ出力AIi(i=0〜3)をシ
ステム周期の2周期分2Tだけ遅延して、データ出力A
ri(i=0〜3)として正規化部31及び正規化部32に出力
する。
3)は、データ入力AIi(i=0〜3)がそれぞれ分岐され入力
される一対のランダムアクセスメモリ44a,44bと、
この一対のランダムアクセスメモリ44a,44bのうち
の一方から選択的に一方の記憶内容を読み出して出力A
i(i=0〜3)とするためのマルチプレクサ45とから構成
され、タイミング制御部20から供給されるサブブロッ
ク制御信号SBctr、及びサブブロックアドレス制御信号S
Baddrによって、図4に示した後入れ先出し部21と同
様な動作を行う構成になっている。また、レジスタ部3
0は、初期化部29からのデータ出力AIi(i=0〜3)をシ
ステム周期の2周期分2Tだけ遅延して、データ出力A
ri(i=0〜3)として正規化部31及び正規化部32に出力
する。
【0088】図12は、正規化部31の構成を示す図で
ある。正規化部31は、レジスタ30からのデータ出力
Ari(i=0〜3)が入力される最大選択部46と、最大選択
部46の出力が“0”と比較して大きいか否かを判別す
る比較器47と、比較器47の出力が選択入力に入力さ
れるとともに、最大選択部46の出力及び定数“0”が
データ入力されているマルチプレクサ48とから構成さ
れている。
ある。正規化部31は、レジスタ30からのデータ出力
Ari(i=0〜3)が入力される最大選択部46と、最大選択
部46の出力が“0”と比較して大きいか否かを判別す
る比較器47と、比較器47の出力が選択入力に入力さ
れるとともに、最大選択部46の出力及び定数“0”が
データ入力されているマルチプレクサ48とから構成さ
れている。
【0089】図13は、比較器47の真理値表である。
これにより、正規化部31は、データ出力Ariの最大値
が“0”より小さければ“0”を出力し、最大値が
“0”以上であれば、その最大値を出力する。図6にお
いて、正規化部31の出力は、レジスタ部30のデータ
出力Ari(i=0〜3)とともに正規化部32に入力され、正
規化部32において、レジスタ部30の各データ出力A
ri(i=0〜3)はその加算器49-i(i=0〜3)によってそれぞれ
正規化部31の出力が差し引かれるようになっている。
すなわち、データ出力Ariの最大値が“0”以上であれ
ば、その最大値を差し引く。正規化部31によるこれら
演算結果At0,At1,At2,At3は、加算部27にフィ
ードバックされるようになっている。
これにより、正規化部31は、データ出力Ariの最大値
が“0”より小さければ“0”を出力し、最大値が
“0”以上であれば、その最大値を出力する。図6にお
いて、正規化部31の出力は、レジスタ部30のデータ
出力Ari(i=0〜3)とともに正規化部32に入力され、正
規化部32において、レジスタ部30の各データ出力A
ri(i=0〜3)はその加算器49-i(i=0〜3)によってそれぞれ
正規化部31の出力が差し引かれるようになっている。
すなわち、データ出力Ariの最大値が“0”以上であれ
ば、その最大値を差し引く。正規化部31によるこれら
演算結果At0,At1,At2,At3は、加算部27にフィ
ードバックされるようになっている。
【0090】これら構成からなるFSM演算部12は、
図4に示したデータバッファ11の後入れ先出し部21
によって、サブブロックSB毎の“W”個の一連のビッ
トデータの並び方が、その受信順すなわち昇順(例え
ば、“0”,“1”,・・・,“W-2”,“W-1”)に戻さ
れたサブブロックSB、in(0),in(1),・・・,in(sn-
1)からなる入力信号xf,yfに対して、加算部27,E
オペレーション部28,初期化部29,レジスタ部3
0,正規化部31,及び正規化部32が協働して、前方
状態計量演算を行う。そして、その演算結果のデータ出
力AI0〜AI3は、そのサブブロックSB単位の出力毎で
ビットデータの配列順が昇順になっており、サブブロッ
クSB単位の出力はF(0),F(1),・・・,F(sn-1)と
なる(図2(f)参照)。
図4に示したデータバッファ11の後入れ先出し部21
によって、サブブロックSB毎の“W”個の一連のビッ
トデータの並び方が、その受信順すなわち昇順(例え
ば、“0”,“1”,・・・,“W-2”,“W-1”)に戻さ
れたサブブロックSB、in(0),in(1),・・・,in(sn-
1)からなる入力信号xf,yfに対して、加算部27,E
オペレーション部28,初期化部29,レジスタ部3
0,正規化部31,及び正規化部32が協働して、前方
状態計量演算を行う。そして、その演算結果のデータ出
力AI0〜AI3は、そのサブブロックSB単位の出力毎で
ビットデータの配列順が昇順になっており、サブブロッ
クSB単位の出力はF(0),F(1),・・・,F(sn-1)と
なる(図2(f)参照)。
【0091】この演算結果のデータ出力AI0〜AI3は、
その出力部42の各後入れ先出し部43によって、その
サブブロックSB単位のビットデータの配列順が再び逆
順に変更されて出力A0〜A3として出力され、そのサブ
ブロックSB単位の出力はF(0),F(1),・・・,F(s
n-1)となり(図2(g)参照)、前述したサンプルxs又は
ysについてのサブブロックSB単位の出力in(0),in
(1),・・・,in(sn-1)と同様なビットデータの配列
順、すなわち降順に戻される。
その出力部42の各後入れ先出し部43によって、その
サブブロックSB単位のビットデータの配列順が再び逆
順に変更されて出力A0〜A3として出力され、そのサブ
ブロックSB単位の出力はF(0),F(1),・・・,F(s
n-1)となり(図2(g)参照)、前述したサンプルxs又は
ysについてのサブブロックSB単位の出力in(0),in
(1),・・・,in(sn-1)と同様なビットデータの配列
順、すなわち降順に戻される。
【0092】また、FSM演算部12の出力部42から
の出力A0〜A3は、その後入れ先出し部43-i(i=0〜
3)によるサブブロックSB単位でのビットデータの順番
の変更によって、入力信号xf,yfに対してさらにサブ
ブロック周期Tsbの1周期分遅延され、サンプルxs ,
ysに対して合計で2周期分遅延することになる。
の出力A0〜A3は、その後入れ先出し部43-i(i=0〜
3)によるサブブロックSB単位でのビットデータの順番
の変更によって、入力信号xf,yfに対してさらにサブ
ブロック周期Tsbの1周期分遅延され、サンプルxs ,
ysに対して合計で2周期分遅延することになる。
【0093】図14は、Log-MAPアルゴリズムに
基づいたBSM演算部13のブロック図である。BSM
演算部13は、2個のBSM演算回路部13-1,13-2
と、これら各BSM演算回路部13-1,13-2でそれぞ
れ演算された演算結果BD0-i〜BD7-i(i=1,2)を選択
し、演算結果BD0〜BD7として出力する出力選択部5
0を備えて構成されている。
基づいたBSM演算部13のブロック図である。BSM
演算部13は、2個のBSM演算回路部13-1,13-2
と、これら各BSM演算回路部13-1,13-2でそれぞ
れ演算された演算結果BD0-i〜BD7-i(i=1,2)を選択
し、演算結果BD0〜BD7として出力する出力選択部5
0を備えて構成されている。
【0094】各BSM演算回路部13-i(i=1,2)には、
データバッファ11の各遅延出力部22x,22yの出力
xbi ,ybi(i=1,2)が入力される。各BSM演算回路
部13-i は、加算部51,Eオペレーション部52,
レジスタ部53,正規化部54,正規化部55,及び初
期化部56とによって構成されている。ここで、加算部
51には、データバッファ11の各遅延出力部22x,
22yの出力xbi,ybi(i=1,2)、及び両者の加算結果
“xbi+ybi”とが供給され、初期化部56の出力BI
0,BI1,BI2,BI3との間で、次のような演算が行わ
れる。
データバッファ11の各遅延出力部22x,22yの出力
xbi ,ybi(i=1,2)が入力される。各BSM演算回路
部13-i は、加算部51,Eオペレーション部52,
レジスタ部53,正規化部54,正規化部55,及び初
期化部56とによって構成されている。ここで、加算部
51には、データバッファ11の各遅延出力部22x,
22yの出力xbi,ybi(i=1,2)、及び両者の加算結果
“xbi+ybi”とが供給され、初期化部56の出力BI
0,BI1,BI2,BI3との間で、次のような演算が行わ
れる。
【0095】
【数16】 BD0=BI0 式(16)
【0096】
【数17】 BD1=BI2 式(17)
【0097】
【数18】 BD2=BI3+ybi 式(18)
【0098】
【数19】 BD3=BI1+ybi 式(19)
【0099】
【数20】 BD4=BI2+(xbi+ybi) 式(20)
【0100】
【数21】 BD5=BI0+(xbi+ybi) 式(21)
【0101】
【数22】 BD6=BI1+xbi 式(22)
【0102】
【数23】 BD7=BI3+xbi 式(23) 図14において、加算部51の出力BDi(i=0〜7)は、
Eオペレーション部52の各Eオペレーション回路52
-i(i=0〜3)に供給される。
Eオペレーション部52の各Eオペレーション回路52
-i(i=0〜3)に供給される。
【0103】Eオペレーション回路52-0では、加算部
51の出力BD0=BI0とBD4=BI2+(xbi+ybi)と
で、Eオペレーション回路52-1では加算部51の出力
BD1=BI2とBD5=BI0+(xbi+ybi)とで、Eオペ
レーション回路52-2では加算部51の出力BD2=BI
3+ybiとBD6=BI1+xbiとで、Eオペレーション回
路52-3では加算部51の出力BD3=BI1+ybiとB
D7= BI3+xbiとで、Eオペレーションが行われる。
51の出力BD0=BI0とBD4=BI2+(xbi+ybi)と
で、Eオペレーション回路52-1では加算部51の出力
BD1=BI2とBD5=BI0+(xbi+ybi)とで、Eオペ
レーション回路52-2では加算部51の出力BD2=BI
3+ybiとBD6=BI1+xbiとで、Eオペレーション回
路52-3では加算部51の出力BD3=BI1+ybiとB
D7= BI3+xbiとで、Eオペレーションが行われる。
【0104】そして、各Eオペレーション回路52-0〜
3の各出力Bn0〜Bn3は、レジスタ部53に入力され
る。レジスタ部53は、各Eオペレーション回路52-0
〜3のデータ出力Bni(i=0〜3)を1システム周期2Tだ
け遅延して、出力Biとして出力する。このレジスタ部
53の出力Bi0〜Bi3は分岐され、一方は正規化部54
に入力されるとともに、他方は正規化部55に入力され
る。
3の各出力Bn0〜Bn3は、レジスタ部53に入力され
る。レジスタ部53は、各Eオペレーション回路52-0
〜3のデータ出力Bni(i=0〜3)を1システム周期2Tだ
け遅延して、出力Biとして出力する。このレジスタ部
53の出力Bi0〜Bi3は分岐され、一方は正規化部54
に入力されるとともに、他方は正規化部55に入力され
る。
【0105】ここで、正規化部54は、前述したFSM
演算部12の正規化部31と同様な構成となっており、
正規化部54の出力は、レジスタ53の出力Bi(i=0〜
3)とともに正規化部55に入力され、正規化部55にお
いて、レジスタ53の各出力Bi(i=0〜3)はその加算器
55-iによってそれぞれ正規化部54の出力分が差し引
かれるようになっている。正規化部55によるこれらそ
れぞれの演算結果Bt0,Bt1,Bt2,Bt3は、初期化部
56に入力されるようになっている。
演算部12の正規化部31と同様な構成となっており、
正規化部54の出力は、レジスタ53の出力Bi(i=0〜
3)とともに正規化部55に入力され、正規化部55にお
いて、レジスタ53の各出力Bi(i=0〜3)はその加算器
55-iによってそれぞれ正規化部54の出力分が差し引
かれるようになっている。正規化部55によるこれらそ
れぞれの演算結果Bt0,Bt1,Bt2,Bt3は、初期化部
56に入力されるようになっている。
【0106】図15は、初期化部56の構成を示す図で
ある。初期化部56は、各BSM演算回路部13-1,1
3-2をそれぞれ初期化するための信号出力部57-1,5
7-2をそれぞれ有している。各信号出力部57-i(i=1又
は2)は、5個のマルチプレクサ58-i(i=0〜4)を有し、
マルチプレクサ58-i(i=0〜3)には、正規化部55の演
算結果Bt0〜Bt3がデータ入力されている。
ある。初期化部56は、各BSM演算回路部13-1,1
3-2をそれぞれ初期化するための信号出力部57-1,5
7-2をそれぞれ有している。各信号出力部57-i(i=1又
は2)は、5個のマルチプレクサ58-i(i=0〜4)を有し、
マルチプレクサ58-i(i=0〜3)には、正規化部55の演
算結果Bt0〜Bt3がデータ入力されている。
【0107】マルチプレクサ58-4には、前述した定数
“MAX”と“0”とがデータ入力され、選択入力に供
給されている後述する制御信号d12ctrとメトリック同期
信号mtrsycf(図24参照)との所定演算結果によって、
“MAX”又は“0”がデータ出力されるようになって
いる。そして、マルチプレクサ58-4の出力は、マルチ
プレクサ58-1〜3にデータ入力されている。マルチプ
レクサ58-0には、“0”がデータ入力されている。
“MAX”と“0”とがデータ入力され、選択入力に供
給されている後述する制御信号d12ctrとメトリック同期
信号mtrsycf(図24参照)との所定演算結果によって、
“MAX”又は“0”がデータ出力されるようになって
いる。そして、マルチプレクサ58-4の出力は、マルチ
プレクサ58-1〜3にデータ入力されている。マルチプ
レクサ58-0には、“0”がデータ入力されている。
【0108】マルチプレクサ58-0〜3には、メトリッ
ク同期信号mtrsycfとメトリック同期信号mtrsycbとの所
定演算結果が選択入力に供給され、マルチプレクサ58
-0〜3からは、正規化部55の演算結果Bt0〜Bt3と、
“0”及びマルチプレクサ58-4の出力とが選択的にデ
ータ出力BI0〜BI3として出力されるようになってい
る。
ク同期信号mtrsycfとメトリック同期信号mtrsycbとの所
定演算結果が選択入力に供給され、マルチプレクサ58
-0〜3からは、正規化部55の演算結果Bt0〜Bt3と、
“0”及びマルチプレクサ58-4の出力とが選択的にデ
ータ出力BI0〜BI3として出力されるようになってい
る。
【0109】ここで、それぞれの信号出力部57-1,5
7-2の間においては、それぞれの信号出力部57-1,5
7-2に対するメトリック同期信号mtrsycfとメトリック
同期信号mtrsycbとの入力タイミングが、遅延部59,
60,61によってずれている。まず、信号出力部57
-1には、メトリック同期信号mtrsycbが入力されるとと
もに、メトリック同期信号mtrsycfが“(sn−2)*W*2
T”だけ遅延されて入力される。
7-2の間においては、それぞれの信号出力部57-1,5
7-2に対するメトリック同期信号mtrsycfとメトリック
同期信号mtrsycbとの入力タイミングが、遅延部59,
60,61によってずれている。まず、信号出力部57
-1には、メトリック同期信号mtrsycbが入力されるとと
もに、メトリック同期信号mtrsycfが“(sn−2)*W*2
T”だけ遅延されて入力される。
【0110】これに対し、信号出力部57-2には、メト
リック同期信号mtrsycbがサブブロック周期Tsb(=W*
2T)だけ遅延されて入力されるとともに、メトリック
同期信号mtrsycfが“sn*W*2T”だけ遅延されて入力
される。すなわち、信号出力部57-1に対して信号出力
部57-2は、メトリック同期信号mtrsycfの入力に関し
てサブブロック周期Tsbの2周期分(2*W2T)分だけ
遅れ、メトリック同期信号mtrsycbの入力に関してサブ
ブロック周期Tsbの1周期分(W*2T)分だけ遅れるよ
うになっている。
リック同期信号mtrsycbがサブブロック周期Tsb(=W*
2T)だけ遅延されて入力されるとともに、メトリック
同期信号mtrsycfが“sn*W*2T”だけ遅延されて入力
される。すなわち、信号出力部57-1に対して信号出力
部57-2は、メトリック同期信号mtrsycfの入力に関し
てサブブロック周期Tsbの2周期分(2*W2T)分だけ
遅れ、メトリック同期信号mtrsycbの入力に関してサブ
ブロック周期Tsbの1周期分(W*2T)分だけ遅れるよ
うになっている。
【0111】図16は、制御信号d12ctr,メトリック同
期信号mtrsycf及びmtrsycbの出力状態のタイムチャート
を示す。メトリック同期信号mtrsycfは、繰返しサブサ
イクルTds(=W(sn+2)2T)と同周期で、繰返しサ
ブサイクルTdsに対して1サブブロック周期Tsb(=W*
2T、図16(a)参照)だけ遅延して、システム周期の
2周期分2Tの間だけ出力状態が切換わるようになって
いる(図16(b)参照)。
期信号mtrsycf及びmtrsycbの出力状態のタイムチャート
を示す。メトリック同期信号mtrsycfは、繰返しサブサ
イクルTds(=W(sn+2)2T)と同周期で、繰返しサ
ブサイクルTdsに対して1サブブロック周期Tsb(=W*
2T、図16(a)参照)だけ遅延して、システム周期の
2周期分2Tの間だけ出力状態が切換わるようになって
いる(図16(b)参照)。
【0112】メトリック同期信号mtrsycbは、サブブロ
ック周期Tsbの2倍周期(=W*4T)と同周期で、繰返
しサブサイクルTdsに対して1サブブロック周期Tsb
(=W*2T)だけ遅延して、システム周期の2周期分2
Tの間だけ出力状態が切換わるようになっている(図1
6(c)参照)。制御信号d12ctrは、繰返しサイクルTd
(=2W(sn+2)2T)と同周期で、繰返しサブサイク
ルTds(=W(sn+2)2T)毎に出力状態が切換わるよ
うになっている(図16(d)参照)。これにより、信号出
力部57-1及び信号出力部57-2においては、図16
(e)〜(h)で示すような選択入力信号A〜Dが、そのマ
ルチプレクサ58-0〜4に供給される。
ック周期Tsbの2倍周期(=W*4T)と同周期で、繰返
しサブサイクルTdsに対して1サブブロック周期Tsb
(=W*2T)だけ遅延して、システム周期の2周期分2
Tの間だけ出力状態が切換わるようになっている(図1
6(c)参照)。制御信号d12ctrは、繰返しサイクルTd
(=2W(sn+2)2T)と同周期で、繰返しサブサイク
ルTds(=W(sn+2)2T)毎に出力状態が切換わるよ
うになっている(図16(d)参照)。これにより、信号出
力部57-1及び信号出力部57-2においては、図16
(e)〜(h)で示すような選択入力信号A〜Dが、そのマ
ルチプレクサ58-0〜4に供給される。
【0113】すなわち、信号出力部57-1のマルチプレ
クサ58-0〜3には、繰返しサブサイクルTdsにおける
偶数番目、すなわち、図16の(1),(3),…,(sn-1),
及び“d”(“sn+2”番目)で表したサブブロックSB
の開始時に、システム周期の2周期分2Tの間だけ、そ
のデータ出力BI0〜BI3として、正規化部55の演算結
果Bt0〜Bt3に代え、マルチプレクサ58-4からの出力
を選択する選択入力信号Aが供給される。
クサ58-0〜3には、繰返しサブサイクルTdsにおける
偶数番目、すなわち、図16の(1),(3),…,(sn-1),
及び“d”(“sn+2”番目)で表したサブブロックSB
の開始時に、システム周期の2周期分2Tの間だけ、そ
のデータ出力BI0〜BI3として、正規化部55の演算結
果Bt0〜Bt3に代え、マルチプレクサ58-4からの出力
を選択する選択入力信号Aが供給される。
【0114】また、信号出力部57-1のマルチプレクサ
58-4には、繰返しサイクルTd(=2W(sn+2)2T)
における一方の繰返しサブサイクルTds(=W(sn+2)
2T)において、その繰返しサブサイクルTdsにおける
(sn-1)(“sn”番目)で表したサブブロックSBの開始時
に、システム周期の2周期分2Tの間だけ、そのデータ
出力として、定数“0”に代え、定数“MAX”を出力
する選択入力信号Bが供給される。
58-4には、繰返しサイクルTd(=2W(sn+2)2T)
における一方の繰返しサブサイクルTds(=W(sn+2)
2T)において、その繰返しサブサイクルTdsにおける
(sn-1)(“sn”番目)で表したサブブロックSBの開始時
に、システム周期の2周期分2Tの間だけ、そのデータ
出力として、定数“0”に代え、定数“MAX”を出力
する選択入力信号Bが供給される。
【0115】これにより、信号出力部57-1のマルチプ
レクサ58-0〜3からは、繰返しサブサイクルTds毎
に、図16において、(1),(3),…,(sn-1),及び
“d”(“sn+2”番目)で表した偶数番目のサブブロッ
クSBの開始時に、その出力BI0として定数“0”、出
力BI1〜BI3として選択入力信号Bが供給されているマ
ルチプレクサ58-4からの定数“0”がそれぞれ出力さ
れて、BSM演算回路部13-1は、隣り合うサブブロッ
クSBの後方状態計量演算に際し初期化される。
レクサ58-0〜3からは、繰返しサブサイクルTds毎
に、図16において、(1),(3),…,(sn-1),及び
“d”(“sn+2”番目)で表した偶数番目のサブブロッ
クSBの開始時に、その出力BI0として定数“0”、出
力BI1〜BI3として選択入力信号Bが供給されているマ
ルチプレクサ58-4からの定数“0”がそれぞれ出力さ
れて、BSM演算回路部13-1は、隣り合うサブブロッ
クSBの後方状態計量演算に際し初期化される。
【0116】ただし、繰返しサイクルTdにおける一方
の繰返しサブサイクルTdsにおいて、その繰返しサブサ
イクルTdsにおける(sn-1)(“sn”番目)で表したサブブ
ロックSBの開始時には、その出力BI0として定数
“0”、出力BI1〜BI3として選択入力信号Bが供給さ
れているマルチプレクサ58-4からの定数“MAX”が
それぞれ出力されて、BSM演算回路部13-1は、繰返
しサブサイクルTd毎の後方状態計量演算に際し初期化
される。
の繰返しサブサイクルTdsにおいて、その繰返しサブサ
イクルTdsにおける(sn-1)(“sn”番目)で表したサブブ
ロックSBの開始時には、その出力BI0として定数
“0”、出力BI1〜BI3として選択入力信号Bが供給さ
れているマルチプレクサ58-4からの定数“MAX”が
それぞれ出力されて、BSM演算回路部13-1は、繰返
しサブサイクルTd毎の後方状態計量演算に際し初期化
される。
【0117】これに対し、信号出力部57-2のマルチプ
レクサ58-0〜3(図15においては図示省略)には、繰
返しサブサイクルTdsにおける奇数番目、すなわち、図
16において、(0),(2),…,(sn-2),及び“d”
(“sn+1”番目)並びに“d”(“sn+2”番目)で表した
サブブロックSBの開始時に、システム周期の2周期分
2Tの間だけ、その出力BI0〜BI3として、正規化部5
5の演算結果Bt0〜Bt3に代え、マルチプレクサ58-4
からの出力を選択する選択入力信号Cが供給される。
レクサ58-0〜3(図15においては図示省略)には、繰
返しサブサイクルTdsにおける奇数番目、すなわち、図
16において、(0),(2),…,(sn-2),及び“d”
(“sn+1”番目)並びに“d”(“sn+2”番目)で表した
サブブロックSBの開始時に、システム周期の2周期分
2Tの間だけ、その出力BI0〜BI3として、正規化部5
5の演算結果Bt0〜Bt3に代え、マルチプレクサ58-4
からの出力を選択する選択入力信号Cが供給される。
【0118】また、信号出力部57-2のマルチプレクサ
58-4には、同じく繰返しサイクルTdにおける一方の
繰返しサブサイクルTdsにおいて、その繰返しサブサイ
クルTdsにおける“d”(“sn+2”番目)で表したサブ
ブロックSBの開始時に、システム周期の2周期分2T
の間だけ、そのデータ出力として、定数“0”に代え、
定数“MAX”を出力する選択入力信号Dが供給され
る。
58-4には、同じく繰返しサイクルTdにおける一方の
繰返しサブサイクルTdsにおいて、その繰返しサブサイ
クルTdsにおける“d”(“sn+2”番目)で表したサブ
ブロックSBの開始時に、システム周期の2周期分2T
の間だけ、そのデータ出力として、定数“0”に代え、
定数“MAX”を出力する選択入力信号Dが供給され
る。
【0119】これにより、信号出力部57-2のマルチプ
レクサ58-0〜3からは、繰返しサブサイクルTds毎
に、図16において、(0),(2),…,(sn-2),及び
“d”(“sn+1”番目)で表した奇数番目のサブブロック
SB並びに“d”(“sn+2”番目)で表したサブブロッ
クSBの開始時に、その出力BI0として定数“0”、出
力BI1〜BI3として選択入力信号Dが供給されているマ
ルチプレクサ58-4からの定数“0”がそれぞれ出力さ
れて、BSM演算回路部13-2は、隣り合うサブブロッ
クSBの後方状態計量演算に際し初期化される。
レクサ58-0〜3からは、繰返しサブサイクルTds毎
に、図16において、(0),(2),…,(sn-2),及び
“d”(“sn+1”番目)で表した奇数番目のサブブロック
SB並びに“d”(“sn+2”番目)で表したサブブロッ
クSBの開始時に、その出力BI0として定数“0”、出
力BI1〜BI3として選択入力信号Dが供給されているマ
ルチプレクサ58-4からの定数“0”がそれぞれ出力さ
れて、BSM演算回路部13-2は、隣り合うサブブロッ
クSBの後方状態計量演算に際し初期化される。
【0120】ただし、繰返しサイクルTdにおける一方
の繰返しサブサイクルTdsにおいて、その繰返しサブサ
イクルTdsにおける“sn+2”番目の、図16において
“d”で表したサブブロックSBの開始時に、その出力
BI0として定数“0”、出力BI1〜BI3として選択入力
信号Dが供給されているマルチプレクサ58-4からの定
数“MAX”がそれぞれ出力されて、BSM演算回路部
13-2は、繰返しサブサイクルTd毎の後方状態計量演
算に際し初期化される。そして、図14において、加算
部51の出力BDi(i=0〜7)は、各BSM演算回路部1
3-1,13-2による演算結果として前述の出力選択部5
0に供給されるようになっている。
の繰返しサブサイクルTdsにおいて、その繰返しサブサ
イクルTdsにおける“sn+2”番目の、図16において
“d”で表したサブブロックSBの開始時に、その出力
BI0として定数“0”、出力BI1〜BI3として選択入力
信号Dが供給されているマルチプレクサ58-4からの定
数“MAX”がそれぞれ出力されて、BSM演算回路部
13-2は、繰返しサブサイクルTd毎の後方状態計量演
算に際し初期化される。そして、図14において、加算
部51の出力BDi(i=0〜7)は、各BSM演算回路部1
3-1,13-2による演算結果として前述の出力選択部5
0に供給されるようになっている。
【0121】図17は、出力選択部50の出力選択に係
る真理値表である。出力選択部50は、サブブロック制
御信号SBctrの出力に対応してBSM演算回路部13-
1,13-2それぞれから出力される演算結果BDi(i=0〜
7)を選択的にBSM演算部13の演算出力BD0〜BD7
として出力する。
る真理値表である。出力選択部50は、サブブロック制
御信号SBctrの出力に対応してBSM演算回路部13-
1,13-2それぞれから出力される演算結果BDi(i=0〜
7)を選択的にBSM演算部13の演算出力BD0〜BD7
として出力する。
【0122】したがって、これら構成からなるBSM演
算部13のBSM演算回路部13-1,13-2には、図4
に示したデータバッファ11の遅延出力部22から、サ
ブブロックSB毎の“W”個の一連のビットデータの並
び方が、その受信順とは逆の降順(例えば、“W-1”,
“W-2”,・・・,“1”,“0”)で、入力xb1,yb1,
xb2,yb2として供給されるので、BSM演算回路部1
3-1,13-2は、その加算部51,Eオペレーション部
52,レジスタ部53,正規化部54,正規化部55,
及び初期化部56によって、入力xb1,yb1,xb2,y
b2の供給順に従って演算することによって、サブブロッ
クSB毎の“W”個の一連のビットデータについて後方
状態計量演算が行える(図2(h),(i)参照)。
算部13のBSM演算回路部13-1,13-2には、図4
に示したデータバッファ11の遅延出力部22から、サ
ブブロックSB毎の“W”個の一連のビットデータの並
び方が、その受信順とは逆の降順(例えば、“W-1”,
“W-2”,・・・,“1”,“0”)で、入力xb1,yb1,
xb2,yb2として供給されるので、BSM演算回路部1
3-1,13-2は、その加算部51,Eオペレーション部
52,レジスタ部53,正規化部54,正規化部55,
及び初期化部56によって、入力xb1,yb1,xb2,y
b2の供給順に従って演算することによって、サブブロッ
クSB毎の“W”個の一連のビットデータについて後方
状態計量演算が行える(図2(h),(i)参照)。
【0123】そして、このBSM演算回路部13-1,1
3-2の演算結果のデータ出力BD0〜BD7は、サブブロ
ックSB単位でそのビットデータの配列順が降順のまま
になっており、出力選択部50によって、サブブロック
SB単位でB(0),B(1),・・・,B(sn-1)で表される
一連のビットデータとして出力される(図2(j),(k)
参照)。
3-2の演算結果のデータ出力BD0〜BD7は、サブブロ
ックSB単位でそのビットデータの配列順が降順のまま
になっており、出力選択部50によって、サブブロック
SB単位でB(0),B(1),・・・,B(sn-1)で表される
一連のビットデータとして出力される(図2(j),(k)
参照)。
【0124】また、この出力選択部50からの選択出力
されるBSM演算回路部13-1,13-2のデータ出力B
D0〜BD7は、データバッファ11の遅延出力部22に
よって、サンプルxs ,ysに対してサブブロック周期
Tsbで2周期分(W*4T)だけ遅延していることにな
り、前述したFSM演算回路部12の出力A0〜A3とサ
ブブロックSB毎の同期がとられ、サブブロックSB単
位のビットデータの配列も降順で同じになっている。
されるBSM演算回路部13-1,13-2のデータ出力B
D0〜BD7は、データバッファ11の遅延出力部22に
よって、サンプルxs ,ysに対してサブブロック周期
Tsbで2周期分(W*4T)だけ遅延していることにな
り、前述したFSM演算回路部12の出力A0〜A3とサ
ブブロックSB毎の同期がとられ、サブブロックSB単
位のビットデータの配列も降順で同じになっている。
【0125】このように構成されたFSM演算部12の
演算出力A0〜A3及びBSM演算部13の演算出力BD
0〜BD7は、対数尤度比(Log Likelihood Ratio)演算部
14に出力され、この対数尤度比演算部14で対数尤度
比(Log Likelihood Ratio)Lが演算される。
演算出力A0〜A3及びBSM演算部13の演算出力BD
0〜BD7は、対数尤度比(Log Likelihood Ratio)演算部
14に出力され、この対数尤度比演算部14で対数尤度
比(Log Likelihood Ratio)Lが演算される。
【0126】図18は、対数尤度比演算部14のブロッ
ク図である。対数尤度比演算部14は、加算部62,E
オペレーション部63とから構成されている。ここで、
加算部62には、FSM演算部12の演算出力A0〜A3
及びBSM演算部13の演算出力BD0〜BD7が供給さ
れ、両演算出力に基づき、次のような演算処理が行われ
る。
ク図である。対数尤度比演算部14は、加算部62,E
オペレーション部63とから構成されている。ここで、
加算部62には、FSM演算部12の演算出力A0〜A3
及びBSM演算部13の演算出力BD0〜BD7が供給さ
れ、両演算出力に基づき、次のような演算処理が行われ
る。
【0127】
【数24】 TM0=A0+BD0 式(24)
【0128】
【数25】 TM1=A1+BD1 式(25)
【0129】
【数26】 TM2=A2+BD2 式(26)
【0130】
【数27】 TM3=A3+BD3 式(27)
【0131】
【数28】 TM4=A0+BD4 式(28)
【0132】
【数29】 TM5=A1+BD5 式(29)
【0133】
【数30】 TM6=A2+BD6 式(30)
【0134】
【数31】 TM7=A3+BD7 式(31) また、Eオペレーション部63では、Eオペレーション
回路63-0〜63-6及び加算器64によって次のような
演算が行われ、対数尤度比Lが演算される。
回路63-0〜63-6及び加算器64によって次のような
演算が行われ、対数尤度比Lが演算される。
【0135】
【数32】 L=[ TM4ETM5ETM6ETM7 ]−[ TM0ETM1ETM2ETM3 ] 式(32) (Eについては、式(14)参照)
【0136】そして、図1で説明したように、対数尤度
比演算部14の演算結果である対数尤度比Lは分岐さ
れ、一方は、遅延部19及び加算器15を介して供給さ
れるマルチプレクサ7の出力が減算された後、インタリ
ーバ/デインタリ−バ部16に入力され、他方は、硬判
定部17を介して、硬判定のためのデインタリーバ18
に入力されるようになっている。
比演算部14の演算結果である対数尤度比Lは分岐さ
れ、一方は、遅延部19及び加算器15を介して供給さ
れるマルチプレクサ7の出力が減算された後、インタリ
ーバ/デインタリ−バ部16に入力され、他方は、硬判
定部17を介して、硬判定のためのデインタリーバ18
に入力されるようになっている。
【0137】図19は、この硬判定部17の真理値表で
ある。硬判定部17は、対数尤度比演算部14から演算
出力される対数尤度比Lをこの真理値表に基づき硬判定
し、復号装置1の後段回路又は後段装置が取り扱えるロ
ジック信号に戻す。
ある。硬判定部17は、対数尤度比演算部14から演算
出力される対数尤度比Lをこの真理値表に基づき硬判定
し、復号装置1の後段回路又は後段装置が取り扱えるロ
ジック信号に戻す。
【0138】図20は、このインタリーバ/デインタリ
−バ部16の構成を示す図である。図20において、加
算器15(図1参照)による演算結果inputは分岐され、
インタリーバ用のランダムアクセスメモリ65-1及びデ
インタリーバ用のランダムアクセスメモリ65-2にそれ
ぞれ入力される。
−バ部16の構成を示す図である。図20において、加
算器15(図1参照)による演算結果inputは分岐され、
インタリーバ用のランダムアクセスメモリ65-1及びデ
インタリーバ用のランダムアクセスメモリ65-2にそれ
ぞれ入力される。
【0139】各ランダムアクセスメモリ65-1,65-2
は、アドレス制御信号addrINT,addrDEI、及び書込み・
読出し制御信号rwINT,rwDEI(図21参照)に基づき、そ
のデータ書込み・読出しが制御され、各読出し出力out
1,out2は、それぞれマルチプレクサ66にデータ入力
されるようになっている。マルチプレクサ66は、繰返
しサイクルTd(=2W(sn+2)2T)と同周期で、繰返
しサブサイクルTds(=W(sn+2)2T)毎に出力状態
が切換わるコントロール信号d12ctr(図24参照)によ
り、その出力deintoutが制御される。
は、アドレス制御信号addrINT,addrDEI、及び書込み・
読出し制御信号rwINT,rwDEI(図21参照)に基づき、そ
のデータ書込み・読出しが制御され、各読出し出力out
1,out2は、それぞれマルチプレクサ66にデータ入力
されるようになっている。マルチプレクサ66は、繰返
しサイクルTd(=2W(sn+2)2T)と同周期で、繰返
しサブサイクルTds(=W(sn+2)2T)毎に出力状態
が切換わるコントロール信号d12ctr(図24参照)によ
り、その出力deintoutが制御される。
【0140】アドレス制御信号addrINT,addrDEIは、ア
ドレス制御生成部67で、アドレスプリセット信号addr
pre(図21参照)に基づき生成される。アドレス制御信
号addrINTは、インタリーバ用のランダムアクセスメモ
リ65-1について、書込制御信号rwINTに基づく加算器
15の演算結果inputの書込み、又は既に記憶されてい
る加算器15の演算結果inputの読み出しためのアドレ
ス順を制御する。
ドレス制御生成部67で、アドレスプリセット信号addr
pre(図21参照)に基づき生成される。アドレス制御信
号addrINTは、インタリーバ用のランダムアクセスメモ
リ65-1について、書込制御信号rwINTに基づく加算器
15の演算結果inputの書込み、又は既に記憶されてい
る加算器15の演算結果inputの読み出しためのアドレ
ス順を制御する。
【0141】また、アドレス制御信号addrDEIは、デイ
ンタリーバ用のランダムアクセスメモリ65-2につい
て、書込制御信号rwDEIに基づく加算器15の演算結果i
nputの書込み、又は既に記憶されている加算器15の演
算結果inputの読み出しのアドレス順を制御する。アド
レス制御生成部67は、このアドレス制御信号addrIN
T,addrDEIをそれぞれ出力するマルチプレクサ68-1,
68-2を有する。マルチプレクサ68-1,68-2は、コ
ントロール信号d12ctrn(図21参照)によって出力制御
される。
ンタリーバ用のランダムアクセスメモリ65-2につい
て、書込制御信号rwDEIに基づく加算器15の演算結果i
nputの書込み、又は既に記憶されている加算器15の演
算結果inputの読み出しのアドレス順を制御する。アド
レス制御生成部67は、このアドレス制御信号addrIN
T,addrDEIをそれぞれ出力するマルチプレクサ68-1,
68-2を有する。マルチプレクサ68-1,68-2は、コ
ントロール信号d12ctrn(図21参照)によって出力制御
される。
【0142】アドレス制御信号addrINTを出力するマル
チプレクサ68-1には、アドレスプリセット信号addrpr
eが遅延部69を介してサブブロック周期Tsbの2周期
分(W*4T)だけ遅延されて入力されるとともに、アド
レスプリセット信号addrpreに対応させてインタリー
ブ,デインタリーブ用のアドレスが記録されているルッ
クアップ・テーブル部70の出力がデータ入力されてい
る。
チプレクサ68-1には、アドレスプリセット信号addrpr
eが遅延部69を介してサブブロック周期Tsbの2周期
分(W*4T)だけ遅延されて入力されるとともに、アド
レスプリセット信号addrpreに対応させてインタリー
ブ,デインタリーブ用のアドレスが記録されているルッ
クアップ・テーブル部70の出力がデータ入力されてい
る。
【0143】アドレス制御信号addrDEIを出力するマル
チプレクサ68-2には、ルックアップ・テーブル部70
の出力が遅延部71を介してサブブロック周期Tsbの2
周期分(W*4T)だけ遅延されて入力されるとともに、
アドレスプリセット信号addrpreが入力されている。
チプレクサ68-2には、ルックアップ・テーブル部70
の出力が遅延部71を介してサブブロック周期Tsbの2
周期分(W*4T)だけ遅延されて入力されるとともに、
アドレスプリセット信号addrpreが入力されている。
【0144】図21は、インタリーバ/デインタリ−バ
部16における各制御信号の関係を示すタイムチャート
である。図21では、周期2Tのシステムクロックパル
スclk(同図(a)参照)に対し、各制御信号の関係を示
す。
部16における各制御信号の関係を示すタイムチャート
である。図21では、周期2Tのシステムクロックパル
スclk(同図(a)参照)に対し、各制御信号の関係を示
す。
【0145】マルチプレクサ68-1,68-2を制御する
コントロール信号d12ctrnは、コントロール信号d12ctr
(図24参照)に対して1システム周期Tだけ位相が進
み、コントロール信号d12ctrと同様に、繰返しサイクル
Td(=2W(sn+2)2T)と同周期で、繰返しサブサイ
クルTds(=W(sn+2)2T)毎に出力状態が切換わる
(図21(b)参照)。
コントロール信号d12ctrnは、コントロール信号d12ctr
(図24参照)に対して1システム周期Tだけ位相が進
み、コントロール信号d12ctrと同様に、繰返しサイクル
Td(=2W(sn+2)2T)と同周期で、繰返しサブサイ
クルTds(=W(sn+2)2T)毎に出力状態が切換わる
(図21(b)参照)。
【0146】ランダムアクセスメモリ65-1を制御する
書込制御信号rwINTは、コントロール信号d12ctrnの反転
信号を基として、その反転信号の周期(繰返しサイクル
Td(=2W(sn+2)2T))における前半の繰返しサブ
サイクルTds(=W(sn+2)2T)部分の出力状態が、
サブブロック周期Tsbの2周期分(W*4T)だけ遅延し
て状態変化するようになっており、繰返しサブサイクル
Tdsに対してこの遅延分(W*4T)だけ、その前半の繰
返しサブサイクルTds部分の出力状態が短くなった信号
となっている(図21(c)参照)。
書込制御信号rwINTは、コントロール信号d12ctrnの反転
信号を基として、その反転信号の周期(繰返しサイクル
Td(=2W(sn+2)2T))における前半の繰返しサブ
サイクルTds(=W(sn+2)2T)部分の出力状態が、
サブブロック周期Tsbの2周期分(W*4T)だけ遅延し
て状態変化するようになっており、繰返しサブサイクル
Tdsに対してこの遅延分(W*4T)だけ、その前半の繰
返しサブサイクルTds部分の出力状態が短くなった信号
となっている(図21(c)参照)。
【0147】ランダムアクセスメモリ65-2を制御する
書込制御信号rwDEIは、コントロール信号d12ctrnを基と
して、その周期(繰返しサイクルTd(=2W(sn+2)
2T)における後半の繰返しサブサイクルTds(=W(sn
+2)2T)部分の出力状態が、サブブロック周期Tsbの
2周期分(W*4T)だけ遅延して状態変化するようにな
っており、繰返しサブサイクルTdsに対してこの遅延分
(W*4T)だけ、その後半の繰返しサブサイクルTds部
分の出力状態が短くなった信号となっている(図21
(d)参照)。
書込制御信号rwDEIは、コントロール信号d12ctrnを基と
して、その周期(繰返しサイクルTd(=2W(sn+2)
2T)における後半の繰返しサブサイクルTds(=W(sn
+2)2T)部分の出力状態が、サブブロック周期Tsbの
2周期分(W*4T)だけ遅延して状態変化するようにな
っており、繰返しサブサイクルTdsに対してこの遅延分
(W*4T)だけ、その後半の繰返しサブサイクルTds部
分の出力状態が短くなった信号となっている(図21
(d)参照)。
【0148】これにより、コントロール信号d12ctrnが
“0”状態のサブサイクルTds(=W(sn+2)2T)の
間においては、インタリーバ用のランダムアクセスメモ
リ65-1には、アドレス制御信号addrINTとして、コン
トロール信号d12ctrnに対してサブブロック周期Tsbの
2周期分(W*4T)だけ遅延されたアドレスプリセット
信号addrpre(図21(e)参照)が入力されるとともに、
書込制御信号rwINTとして、コントロール信号d12ctrnに
対してサブブロック周期Tsbの2周期分(W*4T)だけ
遅延された、幅“W*sn*2T”の書込み指示が入力さ
れる。また、このとき、デインタリーバ用のランダムア
クセスメモリ65-2には、アドレスプリセット信号addr
preが遅延されることなく、そのままアドレス制御信号a
ddrDEIとして入力され、書込制御信号rwDEIの書込み指
示も入力されない。
“0”状態のサブサイクルTds(=W(sn+2)2T)の
間においては、インタリーバ用のランダムアクセスメモ
リ65-1には、アドレス制御信号addrINTとして、コン
トロール信号d12ctrnに対してサブブロック周期Tsbの
2周期分(W*4T)だけ遅延されたアドレスプリセット
信号addrpre(図21(e)参照)が入力されるとともに、
書込制御信号rwINTとして、コントロール信号d12ctrnに
対してサブブロック周期Tsbの2周期分(W*4T)だけ
遅延された、幅“W*sn*2T”の書込み指示が入力さ
れる。また、このとき、デインタリーバ用のランダムア
クセスメモリ65-2には、アドレスプリセット信号addr
preが遅延されることなく、そのままアドレス制御信号a
ddrDEIとして入力され、書込制御信号rwDEIの書込み指
示も入力されない。
【0149】これに基づき,インタリーバ用のランダム
アクセスメモリ65-1には、コントロール信号d12ctrn
に対してサブブロック周期Tsbの2周期分遅れで、アド
レスプリセット信号addrpreのアドレス順にしたがっ
て、加算器15から出力される演算結果inputの書込み
が行われ,デインタリーバ用のランダムアクセスメモリ
65-2からは、コントロール信号d12ctrnに対して遅延
されることなく、アドレスプリセット信号addrpreのア
ドレス順にしたがって、既に記憶されている演算結果in
putの読み出しが行われる。
アクセスメモリ65-1には、コントロール信号d12ctrn
に対してサブブロック周期Tsbの2周期分遅れで、アド
レスプリセット信号addrpreのアドレス順にしたがっ
て、加算器15から出力される演算結果inputの書込み
が行われ,デインタリーバ用のランダムアクセスメモリ
65-2からは、コントロール信号d12ctrnに対して遅延
されることなく、アドレスプリセット信号addrpreのア
ドレス順にしたがって、既に記憶されている演算結果in
putの読み出しが行われる。
【0150】そして、このコントロール信号d12ctrnに
対して、コントロール信号d12ctrは1システム周期Tだ
け遅れて“0”状態のサブサイクルTds(=W(sn+2)
2T)となるから、コントロール信号d12ctrnが“0”状
態になると同時に、デインタリーバ用のランダムアクセ
スメモリ65-2から読み出した出力out2は、マルチプレ
クサ66を介して図1に示したマルチプレクサ7に供給
され、インタリーバ/デインタリ−バ部16は図26に
示した従来技術のターボ復号装置201におけるデインタ
リーバ212として機能し、その出力deintoutは外部尤度
情報になる。
対して、コントロール信号d12ctrは1システム周期Tだ
け遅れて“0”状態のサブサイクルTds(=W(sn+2)
2T)となるから、コントロール信号d12ctrnが“0”状
態になると同時に、デインタリーバ用のランダムアクセ
スメモリ65-2から読み出した出力out2は、マルチプレ
クサ66を介して図1に示したマルチプレクサ7に供給
され、インタリーバ/デインタリ−バ部16は図26に
示した従来技術のターボ復号装置201におけるデインタ
リーバ212として機能し、その出力deintoutは外部尤度
情報になる。
【0151】これに対して、コントロール信号d12ctrn
が“1”状態のサブサイクルTds(=W(sn+2)2T)
においては、インタリーバ用のランダムアクセスメモリ
65-1には、ルックアップ・テーブル部70の出力がそ
のままアドレス制御信号addrINTとして入力され、書込
制御信号rwINTの書込み指示は入力されない。
が“1”状態のサブサイクルTds(=W(sn+2)2T)
においては、インタリーバ用のランダムアクセスメモリ
65-1には、ルックアップ・テーブル部70の出力がそ
のままアドレス制御信号addrINTとして入力され、書込
制御信号rwINTの書込み指示は入力されない。
【0152】また、このとき、デインタリーバ用のラン
ダムアクセスメモリ65-2には、遅延部71によってコ
ントロール信号d12ctrnに対してサブブロック周期Tsb
の2周期分(W*4T)遅延されて、ルックアップ・テー
ブル部70の出力がアドレス制御信号addrDEIとして入
力されるから、コントロール信号d12ctrnに対してサブ
ブロック周期Tsbの2周期分(W*4T)遅延されて、幅
“W*sn*2T”の書込制御信号rwDEIの書込み指示が入
力される。
ダムアクセスメモリ65-2には、遅延部71によってコ
ントロール信号d12ctrnに対してサブブロック周期Tsb
の2周期分(W*4T)遅延されて、ルックアップ・テー
ブル部70の出力がアドレス制御信号addrDEIとして入
力されるから、コントロール信号d12ctrnに対してサブ
ブロック周期Tsbの2周期分(W*4T)遅延されて、幅
“W*sn*2T”の書込制御信号rwDEIの書込み指示が入
力される。
【0153】これにより、インタリーバ用のランダムア
クセスメモリ65-1からは、コントロール信号d12ctrn
に対して遅延されることなく、ルックアップ・テーブル
部70からの出力アドレスの順にしたがって、既に記憶
されている演算結果inputの読み出しが行われ、デイン
タリーバ用のランダムアクセスメモリ65-2からは、コ
ントロール信号d12ctrnに対してサブブロック周期Tsb
の2周期分遅れで、ルックアップ・テーブル部70から
の出力アドレスの順にしたがって、加算器15から出力
される演算結果inputの書込みが行われる。
クセスメモリ65-1からは、コントロール信号d12ctrn
に対して遅延されることなく、ルックアップ・テーブル
部70からの出力アドレスの順にしたがって、既に記憶
されている演算結果inputの読み出しが行われ、デイン
タリーバ用のランダムアクセスメモリ65-2からは、コ
ントロール信号d12ctrnに対してサブブロック周期Tsb
の2周期分遅れで、ルックアップ・テーブル部70から
の出力アドレスの順にしたがって、加算器15から出力
される演算結果inputの書込みが行われる。
【0154】そして、コントロール信号d12ctrは、コン
トロール信号d12ctrnに対して、1システム周期だけ遅
れて“1”状態のサブサイクルTds(=W(sn+2)2
T)となるから、コントロール信号d12ctrnが“1”状態
になると同時に、インタリーバ用のランダムアクセスメ
モリ65-1からの読み出し出力out1が、マルチプレクサ
66を介して図1に示したマルチプレクサ7に供給さ
れ、インタリーバ/デインタリ−バ部16は、図26に
示した従来技術のターボ復号装置201におけるインタリ
ーバ207として機能し、その出力deintoutは第2の復号
器208に対して尤度情報になる。
トロール信号d12ctrnに対して、1システム周期だけ遅
れて“1”状態のサブサイクルTds(=W(sn+2)2
T)となるから、コントロール信号d12ctrnが“1”状態
になると同時に、インタリーバ用のランダムアクセスメ
モリ65-1からの読み出し出力out1が、マルチプレクサ
66を介して図1に示したマルチプレクサ7に供給さ
れ、インタリーバ/デインタリ−バ部16は、図26に
示した従来技術のターボ復号装置201におけるインタリ
ーバ207として機能し、その出力deintoutは第2の復号
器208に対して尤度情報になる。
【0155】図22は、硬判定の後のデインタリーバ1
8の構成を示すブロック図である。図23は、デインタ
リーバ18における各制御信号の関係を示すタイムチャ
ートである。一対のランダムアクセスメモリ72e,7
2oには、硬判定部17の演算結果inputがそれぞれ入力
され、書込制御信号writee,writeoの出力状態に応じ
て、アドレス制御生成部74で生成されるアドレス制御
信号addre,addroによるアドレス順にしたがって、硬判
定部17の演算結果inputの新たな書込み、又は既に記
憶されている硬判定部17の演算結果inputの読み出し
が行われる。
8の構成を示すブロック図である。図23は、デインタ
リーバ18における各制御信号の関係を示すタイムチャ
ートである。一対のランダムアクセスメモリ72e,7
2oには、硬判定部17の演算結果inputがそれぞれ入力
され、書込制御信号writee,writeoの出力状態に応じ
て、アドレス制御生成部74で生成されるアドレス制御
信号addre,addroによるアドレス順にしたがって、硬判
定部17の演算結果inputの新たな書込み、又は既に記
憶されている硬判定部17の演算結果inputの読み出し
が行われる。
【0156】マルチプレクサ73は、ブロック復号周期
Tb(=8W(sn+2)2T)の2倍周期で、ブロック復号
周期Tb毎に出力状態が切換わるブロック制御信号blkct
r(図23(b)参照)の反転信号からなるコントロール信
号evodsel(図23(e)参照)がその選択入力に入力さ
れ、そのコントロール信号evodselの出力状態に応じ
て、ランダムアクセスメモリ72e,72oのいずれか一
方に記憶されているデータout1,out2を選択的に出力す
る。
Tb(=8W(sn+2)2T)の2倍周期で、ブロック復号
周期Tb毎に出力状態が切換わるブロック制御信号blkct
r(図23(b)参照)の反転信号からなるコントロール信
号evodsel(図23(e)参照)がその選択入力に入力さ
れ、そのコントロール信号evodselの出力状態に応じ
て、ランダムアクセスメモリ72e,72oのいずれか一
方に記憶されているデータout1,out2を選択的に出力す
る。
【0157】書込制御信号writee(図23(f)参照)は、
コントロール信号evodselの周期(16W(sn+2)2T)
において、その前半のブロック復号周期Tb(=8W(sn
+2)2T)部分の最後の繰返しサブサイクルTds(=W
(sn+2)2T)について、サブブロック周期Tsb(=W*
2T)の2周期分遅れで“W*sn*2T”分だけ、読み出
し指示となり、書込制御信号writeo(図23(h)参照)
は、コントロール信号evodselの周期(16W(sn+2)
2T)において、その後半のブロック復号周期Tb(=8
W(sn+2)2T)部分の最後の繰返しサブサイクルTds
(=W(sn+2)2T)について、サブブロック周期Tsb
(=W*2T)の2周期分遅れで“W*sn*2T”周期分だ
け、読み出し指示となる。
コントロール信号evodselの周期(16W(sn+2)2T)
において、その前半のブロック復号周期Tb(=8W(sn
+2)2T)部分の最後の繰返しサブサイクルTds(=W
(sn+2)2T)について、サブブロック周期Tsb(=W*
2T)の2周期分遅れで“W*sn*2T”分だけ、読み出
し指示となり、書込制御信号writeo(図23(h)参照)
は、コントロール信号evodselの周期(16W(sn+2)
2T)において、その後半のブロック復号周期Tb(=8
W(sn+2)2T)部分の最後の繰返しサブサイクルTds
(=W(sn+2)2T)について、サブブロック周期Tsb
(=W*2T)の2周期分遅れで“W*sn*2T”周期分だ
け、読み出し指示となる。
【0158】アドレス制御生成部74は、アドレス制御
信号addre,addroをそれぞれ出力するマルチプレクサ7
5-e ,75-o を有し、コントロール信号evodselに応
じて、マルチプレクサ75-e ,75-o は、アドレス制
御信号addre,addroとして、アドレスプリセット信号ad
drpre又は遅延部76を介して1システム周期“T”だ
け遅延されたアドレス制御信号addrDEI(図20参照)を
出力制御する。
信号addre,addroをそれぞれ出力するマルチプレクサ7
5-e ,75-o を有し、コントロール信号evodselに応
じて、マルチプレクサ75-e ,75-o は、アドレス制
御信号addre,addroとして、アドレスプリセット信号ad
drpre又は遅延部76を介して1システム周期“T”だ
け遅延されたアドレス制御信号addrDEI(図20参照)を
出力制御する。
【0159】ここで、アドレス制御信号addrDEIは、サ
ブサイクルTds(=W(sn+2)2T)毎に変化するコン
トロール信号d12ctrの出力状態に応じ、コントロール信
号d12ctrが“0”状態にあるときには、アドレス制御信
号addrDEIはアドレスプリセット信号addrpreが出力さ
れ、コントロール信号d12ctrが“1”状態にあるときに
は、サブブロック周期Tsb(=W*2T)の2周期分遅れ
でルックアップ・テーブル部70からの出力アドレスの
順が出力される。
ブサイクルTds(=W(sn+2)2T)毎に変化するコン
トロール信号d12ctrの出力状態に応じ、コントロール信
号d12ctrが“0”状態にあるときには、アドレス制御信
号addrDEIはアドレスプリセット信号addrpreが出力さ
れ、コントロール信号d12ctrが“1”状態にあるときに
は、サブブロック周期Tsb(=W*2T)の2周期分遅れ
でルックアップ・テーブル部70からの出力アドレスの
順が出力される。
【0160】これによって、硬判定のためのデインタリ
ーバ18は、コントロール信号evodselが“1”状態の
ブロック復号周期Tb(=8W(sn+2)2T)において
は、ランダムアクセスメモリ72-eには、マルチプレク
サ75-eを介してアドレス制御信号addrDEIが供給さ
れ、書込制御信号writeeは、ブロック復号周期Tbにお
ける最後の繰返しサブサイクルTdsについて、サブブロ
ック周期Tsbの2周期分遅れで“W*sn*2T”分だけ
書込指示となり、それ以外は読出し指示となる。
ーバ18は、コントロール信号evodselが“1”状態の
ブロック復号周期Tb(=8W(sn+2)2T)において
は、ランダムアクセスメモリ72-eには、マルチプレク
サ75-eを介してアドレス制御信号addrDEIが供給さ
れ、書込制御信号writeeは、ブロック復号周期Tbにお
ける最後の繰返しサブサイクルTdsについて、サブブロ
ック周期Tsbの2周期分遅れで“W*sn*2T”分だけ
書込指示となり、それ以外は読出し指示となる。
【0161】また、ランダムアクセスメモリ72-o に
は、マルチプレクサ75-o を介してアドレスプリセッ
ト信号addrpreが供給され、書込制御信号writeoは読出
し指示となる。これにより、コントロール信号evodsel
が“1”状態のブロック復号周期Tb(=8W(sn+2)
2T)においては、ランダムアクセスメモリ72-oに記
憶されている硬判定部17の演算結果inputが、アドレ
スプリセット信号addrpreのアドレス順にしたがって読
み出され,マルチプレクサ73からデータ出力される一
方、ランダムアクセスメモリ72-eには、ブロック復号
周期Tbにおける最後の繰返しサブサイクルTdsについ
て、サブブロック周期Tsbの2周期分遅れで、硬判定部
17の演算結果inputが書込まれる。これに対して,コ
ントロール信号evodselが“0”状態のブロック復号周
期Tb(=8W(sn+2)2T)においては、ランダムアク
セスメモリ72-eとランダムアクセスメモリ72-o と
の関係は、上記と逆になる。
は、マルチプレクサ75-o を介してアドレスプリセッ
ト信号addrpreが供給され、書込制御信号writeoは読出
し指示となる。これにより、コントロール信号evodsel
が“1”状態のブロック復号周期Tb(=8W(sn+2)
2T)においては、ランダムアクセスメモリ72-oに記
憶されている硬判定部17の演算結果inputが、アドレ
スプリセット信号addrpreのアドレス順にしたがって読
み出され,マルチプレクサ73からデータ出力される一
方、ランダムアクセスメモリ72-eには、ブロック復号
周期Tbにおける最後の繰返しサブサイクルTdsについ
て、サブブロック周期Tsbの2周期分遅れで、硬判定部
17の演算結果inputが書込まれる。これに対して,コ
ントロール信号evodselが“0”状態のブロック復号周
期Tb(=8W(sn+2)2T)においては、ランダムアク
セスメモリ72-eとランダムアクセスメモリ72-o と
の関係は、上記と逆になる。
【0162】図24は、以上説明したタイミング制御部
20で生成される各部の制御信号の関係を示すタイムチ
ャートである。本実施の形態に係るLog-MAP方式
の復号装置1は、以上説明したように構成されるが、そ
の作用について、図2に示した全体タイムチャートに基
づいて説明する。
20で生成される各部の制御信号の関係を示すタイムチ
ャートである。本実施の形態に係るLog-MAP方式
の復号装置1は、以上説明したように構成されるが、そ
の作用について、図2に示した全体タイムチャートに基
づいて説明する。
【0163】復号装置1は、ブロック復号周期Tb(=8
W(sn+2)2T)単位で、“3N”個の符号語を受信す
る(図2(a)参照)。復号装置1は、このブロック復号周
期Tbの復号サイクル数が“4”であることから、1ブ
ロック復号周期Tb(=8W(sn+2)2T)を4分割し、
繰返しサイクルTd(=2W(sn+2)2T=Tb/4)の4
個の復号ブロックDBに分割する(図2(b)参照)。
W(sn+2)2T)単位で、“3N”個の符号語を受信す
る(図2(a)参照)。復号装置1は、このブロック復号周
期Tbの復号サイクル数が“4”であることから、1ブ
ロック復号周期Tb(=8W(sn+2)2T)を4分割し、
繰返しサイクルTd(=2W(sn+2)2T=Tb/4)の4
個の復号ブロックDBに分割する(図2(b)参照)。
【0164】そして、復号装置1は、この繰返しサイク
ルTdの各復号ブロックDBを2分割し、繰返しサブサ
イクルTds(=W(sn+2)2T=Td/2=Tb/8)の2
個のサブサイクルブロックSCBにする(図2(c)参
照)。さらに、復号装置1は、この繰返しサブサイクル
TdsのサブサイクルブロックSCBを“sn+2”個に
分割し、サブブロック周期Tsb(=W*2T)の(sn+2)
個のサブブロックSBにする(図2(d)参照)。
ルTdの各復号ブロックDBを2分割し、繰返しサブサ
イクルTds(=W(sn+2)2T=Td/2=Tb/8)の2
個のサブサイクルブロックSCBにする(図2(c)参
照)。さらに、復号装置1は、この繰返しサブサイクル
TdsのサブサイクルブロックSCBを“sn+2”個に
分割し、サブブロック周期Tsb(=W*2T)の(sn+2)
個のサブブロックSBにする(図2(d)参照)。
【0165】すなわち、図1に示す復号装置1のチャネ
ル・デインタリーバ2は、チャネル・デインタリーブさ
れた情報サンプルxk及び2つの符号化サンプルy1k,
y2kが多重化された信号列をS/P変換器3へ出力す
る。その出力に当たっては、チャネル・デインタリーバ
2は、繰返しサブサイクルTds毎に、信号列をサブブロ
ックSB“sn”個分だけS/P変換器3へ出力し、残り
の2個分のサブブロックSBについては、信号列をS/
P変換器3へ出力しない。
ル・デインタリーバ2は、チャネル・デインタリーブさ
れた情報サンプルxk及び2つの符号化サンプルy1k,
y2kが多重化された信号列をS/P変換器3へ出力す
る。その出力に当たっては、チャネル・デインタリーバ
2は、繰返しサブサイクルTds毎に、信号列をサブブロ
ックSB“sn”個分だけS/P変換器3へ出力し、残り
の2個分のサブブロックSBについては、信号列をS/
P変換器3へ出力しない。
【0166】すなわち、図3(a)(b)に示すように、チ
ャネル・デインタリーバ2は、繰返しサブサイクルTds
毎に、当初の“sn”個のサブブロックSBについて
は、図3(a),(b)にout(0) ,out(1),・・・,out(s
n-1)で示すような信号列を出力し、残りの2個のサブブ
ロックSBについては、信号列を出力しない出力停止状
態dのダミーのサブブロックSBになっている。
ャネル・デインタリーバ2は、繰返しサブサイクルTds
毎に、当初の“sn”個のサブブロックSBについて
は、図3(a),(b)にout(0) ,out(1),・・・,out(s
n-1)で示すような信号列を出力し、残りの2個のサブブ
ロックSBについては、信号列を出力しない出力停止状
態dのダミーのサブブロックSBになっている。
【0167】そして、前記out(0) ,out(1),・・・,o
ut(sn-1)で表される各サブブロックSB毎の信号列は、
図3(c)に“3W-1”,“3W-2”,・・・,“0”で示す
ように、“3W”個のビットデータからなり、各ビット
データの周期は、復号装置1のシステム周期を2Tとす
ると、2T/3になっている。
ut(sn-1)で表される各サブブロックSB毎の信号列は、
図3(c)に“3W-1”,“3W-2”,・・・,“0”で示す
ように、“3W”個のビットデータからなり、各ビット
データの周期は、復号装置1のシステム周期を2Tとす
ると、2T/3になっている。
【0168】S/P変換器3は、チャネル・デインタリ
ーバ2から入力される、デインタリーブされた情報サン
プルxk及び2つの符号化サンプルy1k,y2kが多重化
された信号列を、情報サンプルxk、符号化サンプルy1
k、及び符号化サンプルy2kのそれぞれ信号列に分離す
る。
ーバ2から入力される、デインタリーブされた情報サン
プルxk及び2つの符号化サンプルy1k,y2kが多重化
された信号列を、情報サンプルxk、符号化サンプルy1
k、及び符号化サンプルy2kのそれぞれ信号列に分離す
る。
【0169】その分離に当たって、チャネル・デインタ
リーバ2から入力される信号列を、S/P変換器3は、
繰返しサブサイクルTds単位で、図2(e)及び図3(d)
にin(0) ,in(1) ,・・・,in(sn-1),d,dで示すよう
に、情報サンプルxk、符号化サンプルy1k、及び符号
化サンプルy2kのそれぞれ信号列に分離する。
リーバ2から入力される信号列を、S/P変換器3は、
繰返しサブサイクルTds単位で、図2(e)及び図3(d)
にin(0) ,in(1) ,・・・,in(sn-1),d,dで示すよう
に、情報サンプルxk、符号化サンプルy1k、及び符号
化サンプルy2kのそれぞれ信号列に分離する。
【0170】そして、前記in(0) ,in(1) ,・・・,in
(sn-1)といったサブブロックSBで表した、情報サンプ
ルxk、符号化サンプルy1k、及び符号化サンプルy2k
それぞれの信号列は、図3(e)にW-1,W-2,・・・,0
で示すように、サブブロック周期Tsb(=W*2T)当た
り“W”個のビットデータからなり、各ビットデータの
周期は、復号装置1のシステム周期の2倍周期2Tとな
っている。
(sn-1)といったサブブロックSBで表した、情報サンプ
ルxk、符号化サンプルy1k、及び符号化サンプルy2k
それぞれの信号列は、図3(e)にW-1,W-2,・・・,0
で示すように、サブブロック周期Tsb(=W*2T)当た
り“W”個のビットデータからなり、各ビットデータの
周期は、復号装置1のシステム周期の2倍周期2Tとな
っている。
【0171】情報サンプルxk、符号化サンプルy1k、
及び符号化サンプルy2kのそれぞれ信号列に分離された
S/P変換器3の出力は、図1に示すように、その情報
サンプルxkが加算器4でマルチプレクサ7からデータ
出力される尤度情報を加算された後、マルチプレクサ5
を介して復号器10に出力され、2つの符号化サンプル
y1k,y2kはそのままマルチプレクサ6を介して復号器
10に出力される。ここで、マルチプレクサ5,6に
は、図24に示すような、繰返しサイクルTd(=2W
(sn+2)2T)と同周期で、繰返しサブサイクルTds
(=W(sn+2)2T)毎に出力状態が切換わるコントロ
ール信号d12ctrが、その選択入力に入力されている。
及び符号化サンプルy2kのそれぞれ信号列に分離された
S/P変換器3の出力は、図1に示すように、その情報
サンプルxkが加算器4でマルチプレクサ7からデータ
出力される尤度情報を加算された後、マルチプレクサ5
を介して復号器10に出力され、2つの符号化サンプル
y1k,y2kはそのままマルチプレクサ6を介して復号器
10に出力される。ここで、マルチプレクサ5,6に
は、図24に示すような、繰返しサイクルTd(=2W
(sn+2)2T)と同周期で、繰返しサブサイクルTds
(=W(sn+2)2T)毎に出力状態が切換わるコントロ
ール信号d12ctrが、その選択入力に入力されている。
【0172】これにより、復号器10には、その入力x
sとして、マルチプレクサ5からは、尤度情報(すなわ
ち、事前尤度情報“0”、又は後述するインタリーバ/
デインタリ−バ部16の出力deintoutにおけるデインタ
リーバ時出力分deintout)が加算された情報サンプルx
k、又は後述するインタリーバ/デインタリ−バ部16の
出力deintoutにおけるインタリーバ時出力が、コントロ
ール信号d12ctrの出力状態に応じて選択的に供給され
る。また、その入力ysとして、マルチプレクサ6から
は、符号化時にインタリーブされていない第1の符号化
サンプルy1k、又は符号化時にインタリーブされている
第2の符号化サンプルy2kが、コントロール信号d12ctr
の出力状態に応じて選択的に供給される。
sとして、マルチプレクサ5からは、尤度情報(すなわ
ち、事前尤度情報“0”、又は後述するインタリーバ/
デインタリ−バ部16の出力deintoutにおけるデインタ
リーバ時出力分deintout)が加算された情報サンプルx
k、又は後述するインタリーバ/デインタリ−バ部16の
出力deintoutにおけるインタリーバ時出力が、コントロ
ール信号d12ctrの出力状態に応じて選択的に供給され
る。また、その入力ysとして、マルチプレクサ6から
は、符号化時にインタリーブされていない第1の符号化
サンプルy1k、又は符号化時にインタリーブされている
第2の符号化サンプルy2kが、コントロール信号d12ctr
の出力状態に応じて選択的に供給される。
【0173】すなわち、マルチプレクサ5,6によっ
て、復号器10には、尤度情報が加算された情報サンプ
ルxk及び第1の符号化サンプルy1k、又は、インタリ
ーバ/デインタリ−バ部16におけるインタリーバ時出
力及び第2の符号化サンプルy2kが、繰返しサブサイク
ルTds(=W(sn+2)2T)に同期して切換わりなが
ら、その入力xs及びysとして交互に供給される。
て、復号器10には、尤度情報が加算された情報サンプ
ルxk及び第1の符号化サンプルy1k、又は、インタリ
ーバ/デインタリ−バ部16におけるインタリーバ時出
力及び第2の符号化サンプルy2kが、繰返しサブサイク
ルTds(=W(sn+2)2T)に同期して切換わりなが
ら、その入力xs及びysとして交互に供給される。
【0174】次に、復号器10の各部の作用について説
明する。図4に示す、復号器10のデータバッファ11
の各後入れ先出し部21x,21yは、サブブロック制御
信号SBctr及びサブブロックアドレス制御信号SBaddrに
基づいて、ランダムアクセスメモリ23a,23bの書込
み/読出しを行う。
明する。図4に示す、復号器10のデータバッファ11
の各後入れ先出し部21x,21yは、サブブロック制御
信号SBctr及びサブブロックアドレス制御信号SBaddrに
基づいて、ランダムアクセスメモリ23a,23bの書込
み/読出しを行う。
【0175】サブブロック制御信号SBctrは、図5(d)
及び図24に示すように、サブブロック周期Tsb(=W*
2T)の2倍周期を有し、サブブロック周期Tsbに同期
して出力状態が切換わる。そのため、各後入れ先出し部
21x,21yは、サブブロック周期Tsb毎に、その一方
のランダムアクセスメモリ23a又は23bに、サブブロ
ックSBの1ブロック分の、尤度情報が加算された情報
サンプルxk、又は後述のインタリーバ/デインタリ−バ
部16におけるインタリーバ時出力のビットデータを記
憶するとともに、他方のランダムアクセスメモリ23b
又は23aから既に記憶されているサブブロックSBの
1ブロック分の、尤度情報が加算された情報サンプルx
k、又は後述のインタリーバ/デインタリ−バ部16の出
力におけるインタリーバ時出力分のビットデータの読出
しを行う。
及び図24に示すように、サブブロック周期Tsb(=W*
2T)の2倍周期を有し、サブブロック周期Tsbに同期
して出力状態が切換わる。そのため、各後入れ先出し部
21x,21yは、サブブロック周期Tsb毎に、その一方
のランダムアクセスメモリ23a又は23bに、サブブロ
ックSBの1ブロック分の、尤度情報が加算された情報
サンプルxk、又は後述のインタリーバ/デインタリ−バ
部16におけるインタリーバ時出力のビットデータを記
憶するとともに、他方のランダムアクセスメモリ23b
又は23aから既に記憶されているサブブロックSBの
1ブロック分の、尤度情報が加算された情報サンプルx
k、又は後述のインタリーバ/デインタリ−バ部16の出
力におけるインタリーバ時出力分のビットデータの読出
しを行う。
【0176】この各ランダムアクセスメモリ23a,2
3bに対するビットデータの書込み及び読出しは、サブ
ブロックアドレス制御信号SBaddrに制御されて行われ
る。この際、サブブロックアドレス制御信号SBaddrが、
図5(e)及び図24に示すように、サブブロック制御信
号SBctrと同周期で、前半周期すなわち前半のサブブロ
ック周期Tsbの間は昇順にW個の格納アドレスを順次指
定し、後半周期すなわち後半のサブブロック周期Tsbの
間は降順にW個の格納アドレスを順次指定するようにな
っているため、ビットデータの書込み順と読出し順とが
逆となる。
3bに対するビットデータの書込み及び読出しは、サブ
ブロックアドレス制御信号SBaddrに制御されて行われ
る。この際、サブブロックアドレス制御信号SBaddrが、
図5(e)及び図24に示すように、サブブロック制御信
号SBctrと同周期で、前半周期すなわち前半のサブブロ
ック周期Tsbの間は昇順にW個の格納アドレスを順次指
定し、後半周期すなわち後半のサブブロック周期Tsbの
間は降順にW個の格納アドレスを順次指定するようにな
っているため、ビットデータの書込み順と読出し順とが
逆となる。
【0177】ここで、図3に示すように、チャネル・デ
インタリーバ2から出力される、サブブロック周期Tsb
(=W*2T)単位で多重化された符号化系列のサブブロ
ックSB内の“3W”個のビットデータの並び方を、例
えば“3W-1”,“3W-2”,・・・,“0”といった具合
の降順とすると、S/P変換器3から出力される情報信
号xk,第1の符号化系列y1k,及び第2の符号化系列
y2kも、サブブロック周期Tsb(=W*2T)のサブブロ
ックSB単位では、そのビットデータすなわちサンプル
xk,y1k,y2kの並び方も降順となっており、サブブ
ロックSB単位で順番に、 out(0),out(1),・・・,o
ut(sn-1)で表せる。
インタリーバ2から出力される、サブブロック周期Tsb
(=W*2T)単位で多重化された符号化系列のサブブロ
ックSB内の“3W”個のビットデータの並び方を、例
えば“3W-1”,“3W-2”,・・・,“0”といった具合
の降順とすると、S/P変換器3から出力される情報信
号xk,第1の符号化系列y1k,及び第2の符号化系列
y2kも、サブブロック周期Tsb(=W*2T)のサブブロ
ックSB単位では、そのビットデータすなわちサンプル
xk,y1k,y2kの並び方も降順となっており、サブブ
ロックSB単位で順番に、 out(0),out(1),・・・,o
ut(sn-1)で表せる。
【0178】そして、マルチプレクサ5,6を介して、
復号器10に入力される入力xs,ysの並び方もサブブ
ロック周期Tsb(=W・2T)のサブブロックSB単位で
降順となり、サブブロックSB単位で順番に、 in(0),
in(1),・・・,in(sn-1)で表せる。
復号器10に入力される入力xs,ysの並び方もサブブ
ロック周期Tsb(=W・2T)のサブブロックSB単位で
降順となり、サブブロックSB単位で順番に、 in(0),
in(1),・・・,in(sn-1)で表せる。
【0179】この結果、図5に示すように、データバッ
ファ11の各後入れ先出し部21x,21yでは、マルチ
プレクサ5,6から出力されるサブブロックSB単位で
in(0),in(1),・・・,in(sn-1),d,d(図5(a)〜
(c)参照)で表すように降順に並んだ入力xs,ysを、サ
ブブロックSB(=W*2T)単位で昇順の出力xf,yfに
並べ換えて出力するため、出力xf,yfのサブブロック
SBは、対応する入力xs,ysのサブブロックSBに対
して、サブブロック周期Tsbの1周期分だけ遅延され
る。
ファ11の各後入れ先出し部21x,21yでは、マルチ
プレクサ5,6から出力されるサブブロックSB単位で
in(0),in(1),・・・,in(sn-1),d,d(図5(a)〜
(c)参照)で表すように降順に並んだ入力xs,ysを、サ
ブブロックSB(=W*2T)単位で昇順の出力xf,yfに
並べ換えて出力するため、出力xf,yfのサブブロック
SBは、対応する入力xs,ysのサブブロックSBに対
して、サブブロック周期Tsbの1周期分だけ遅延され
る。
【0180】その際、データバッファ11の各後入れ先
出し部21x ,21yから、出力xf,yfは、サブブロ
ックSB単位で入力xs,ysが前後逆に並んだサブブロ
ックSBからなるd,in(0),in(1),・・・,in(sn-
1),dといったサブブロックSBの配列形式で、サブブ
ロック周期Tsb(=W*2T)に関し1周期分だけ遅延さ
れて出力され、FSM演算部12に入力される。
出し部21x ,21yから、出力xf,yfは、サブブロ
ックSB単位で入力xs,ysが前後逆に並んだサブブロ
ックSBからなるd,in(0),in(1),・・・,in(sn-
1),dといったサブブロックSBの配列形式で、サブブ
ロック周期Tsb(=W*2T)に関し1周期分だけ遅延さ
れて出力され、FSM演算部12に入力される。
【0181】一方、図4において、データバッファ11
の遅延出力部22x,22yには、マルチプレクサ5,6
からの入力xs,ysとともに、遅延出力部22x,22y
の出力xb1,xb2,yb1,yb2を生成するマルチプレク
サ26a,26bの選択入力には、サブブロック周期Tsb
に同期して出力状態が切換わるサブブロック制御信号SB
ctrが入力されている。
の遅延出力部22x,22yには、マルチプレクサ5,6
からの入力xs,ysとともに、遅延出力部22x,22y
の出力xb1,xb2,yb1,yb2を生成するマルチプレク
サ26a,26bの選択入力には、サブブロック周期Tsb
に同期して出力状態が切換わるサブブロック制御信号SB
ctrが入力されている。
【0182】データバッファ11の遅延出力部22x及
び22yは、それぞれの遅延部25及びマルチプレクサ
26a,26bによって、現在マルチプレクサ5,6から
供給されている入力xs,ysのビットデータと、遅延部
25から出力され、この現在供給されている入力xs,
ysに対してサブブロック周期Tsbの2周期(W*4T)分
だけ前にマルチプレクサ5,6から供給された入力x
s,ysのビットデータとを、サブブロック制御信号SBct
rによってサブブロック周期Tsb毎にマルチプレクサ2
6a,26bを切換えながら、出力xb1,xb2及びyb1,
yb2として出力する。
び22yは、それぞれの遅延部25及びマルチプレクサ
26a,26bによって、現在マルチプレクサ5,6から
供給されている入力xs,ysのビットデータと、遅延部
25から出力され、この現在供給されている入力xs,
ysに対してサブブロック周期Tsbの2周期(W*4T)分
だけ前にマルチプレクサ5,6から供給された入力x
s,ysのビットデータとを、サブブロック制御信号SBct
rによってサブブロック周期Tsb毎にマルチプレクサ2
6a,26bを切換えながら、出力xb1,xb2及びyb1,
yb2として出力する。
【0183】この結果、図5(h),(i)に示すように、
遅延出力部22x及び22yのそれぞれマルチプレクサ2
6a,26bからは、その一方のマルチプレクサ26a又
は26bから、現在マルチプレクサ5又は6から供給さ
れている入力xs,ysのビットデータが出力されている
ときには、他方のマルチプレクサ26b又は26 aから
は、遅延部25から出力され、この現在供給されている
入力xs,ysに対してサブブロック周期Tsbの2周期
(W*4T)分だけ前にマルチプレクサ5及び6から供給
された入力xs,ysのビットデータが出力される。そし
て、この一方のマルチプレクサ26a又は26bと、他方
のマルチプレクサ26b又は26aとは、サブブロック制
御信号SBctrによってサブブロック周期Tsb毎に、マル
チプレクサ26a,26b間で切換わる。
遅延出力部22x及び22yのそれぞれマルチプレクサ2
6a,26bからは、その一方のマルチプレクサ26a又
は26bから、現在マルチプレクサ5又は6から供給さ
れている入力xs,ysのビットデータが出力されている
ときには、他方のマルチプレクサ26b又は26 aから
は、遅延部25から出力され、この現在供給されている
入力xs,ysに対してサブブロック周期Tsbの2周期
(W*4T)分だけ前にマルチプレクサ5及び6から供給
された入力xs,ysのビットデータが出力される。そし
て、この一方のマルチプレクサ26a又は26bと、他方
のマルチプレクサ26b又は26aとは、サブブロック制
御信号SBctrによってサブブロック周期Tsb毎に、マル
チプレクサ26a,26b間で切換わる。
【0184】したがって、データバッファ11の遅延出
力部22x,22yからは、その出力xb1,yb1として現
在マルチプレクサ5,6から供給されている入力xs,
ysが出力されているときには、その出力xb2,yb2と
して現在マルチプレクサ5,6から供給されている入力
xs,ysに対してサブブロック周期Tsbの2周期(2*T
sb=W*4T)分だけ前にマルチプレクサ5及び6から供
給された入力xs,ysが出力されることになる。
力部22x,22yからは、その出力xb1,yb1として現
在マルチプレクサ5,6から供給されている入力xs,
ysが出力されているときには、その出力xb2,yb2と
して現在マルチプレクサ5,6から供給されている入力
xs,ysに対してサブブロック周期Tsbの2周期(2*T
sb=W*4T)分だけ前にマルチプレクサ5及び6から供
給された入力xs,ysが出力されることになる。
【0185】この結果、図5に示すように、マルチプレ
クサ5,6から供給される入力xs,ysをサブブロック
SB単位で表した入力in(0),in(1),・・・,in(sn-1)
,d,dに対し、遅延出力部22x,22yからの出力
xb1及びyb1をサブブロックSB単位で表した出力は、
現在に対してサブブロック周期Tsbで2周期前に入力さ
れている“d”,現在入力中のin(1),現在に対してサ
ブブロック周期Tsbで2周期前に入力されているin
(0),現在入力中のin(3),・・・,現在に対してサブブ
ロック周期Tsbで2周期前に入力されているin(sn-1),
現在入力中の“d”といったサブブロック順となり、出
力xb2及びyb2をサブブロックSB単位で表した出力
は、現在入力中のin(0),現在に対してサブブロック周
期Tsbで2周期前に入力されている“d”,現在入力中
のin(2),現在に対してサブブロック周期Tsbで2周期
前に入力されているin(1),・・・,現在入力中の
“d”,現在に対してサブブロック周期Tsbで2周期前
に入力されているin(sn-1)といったサブブロック順とな
る。
クサ5,6から供給される入力xs,ysをサブブロック
SB単位で表した入力in(0),in(1),・・・,in(sn-1)
,d,dに対し、遅延出力部22x,22yからの出力
xb1及びyb1をサブブロックSB単位で表した出力は、
現在に対してサブブロック周期Tsbで2周期前に入力さ
れている“d”,現在入力中のin(1),現在に対してサ
ブブロック周期Tsbで2周期前に入力されているin
(0),現在入力中のin(3),・・・,現在に対してサブブ
ロック周期Tsbで2周期前に入力されているin(sn-1),
現在入力中の“d”といったサブブロック順となり、出
力xb2及びyb2をサブブロックSB単位で表した出力
は、現在入力中のin(0),現在に対してサブブロック周
期Tsbで2周期前に入力されている“d”,現在入力中
のin(2),現在に対してサブブロック周期Tsbで2周期
前に入力されているin(1),・・・,現在入力中の
“d”,現在に対してサブブロック周期Tsbで2周期前
に入力されているin(sn-1)といったサブブロック順とな
る。
【0186】図1に示すように、このようにして得られ
たデータバッファ11の出力xf,yfはFSM演算部1
2に入力される一方、出力xb1,yb1及びxb2,yb2は
BSM演算部13のBSM演算回路部13-1及びBSM
演算回路部13-2にそれぞれ入力される。この際、FS
M演算部12に供給される出力xf,yfは、そのサブブ
ロックSB単位のビットデータの配列が受信順すなわち
昇順となっており、BSM演算部13に供給される出力
xb1,yb1及びxb2,yb2は、そのサブブロックSB単
位のビットデータの配列が受信順とは逆順の降順になっ
ている。
たデータバッファ11の出力xf,yfはFSM演算部1
2に入力される一方、出力xb1,yb1及びxb2,yb2は
BSM演算部13のBSM演算回路部13-1及びBSM
演算回路部13-2にそれぞれ入力される。この際、FS
M演算部12に供給される出力xf,yfは、そのサブブ
ロックSB単位のビットデータの配列が受信順すなわち
昇順となっており、BSM演算部13に供給される出力
xb1,yb1及びxb2,yb2は、そのサブブロックSB単
位のビットデータの配列が受信順とは逆順の降順になっ
ている。
【0187】FSM演算部12は図6に示すように構成
されており、データバッファ11からの出力xf,yfの
供給順に従って,その前方状態計量演算を行う。FSM
演算部12は、繰返しサブサイクルTds(=W(sn+2)
2T)と同周期でサブブロック周期Tsbの1周期分(=W
*2T)だけ遅れて入力されるパルス幅2Tのメトリック
同期信号mtrsycf(図11参照)の入力されたとき、繰返
しサイクルTd(=2W(sn+2)2T)と同周期で繰返し
サブサイクルTds毎に出力状態が切換わるコントロール
信号d12ctrの出力状態に応じて,初期化される。
されており、データバッファ11からの出力xf,yfの
供給順に従って,その前方状態計量演算を行う。FSM
演算部12は、繰返しサブサイクルTds(=W(sn+2)
2T)と同周期でサブブロック周期Tsbの1周期分(=W
*2T)だけ遅れて入力されるパルス幅2Tのメトリック
同期信号mtrsycf(図11参照)の入力されたとき、繰返
しサイクルTd(=2W(sn+2)2T)と同周期で繰返し
サブサイクルTds毎に出力状態が切換わるコントロール
信号d12ctrの出力状態に応じて,初期化される。
【0188】すなわち、データバッファ11で、図2
(e)に示すようなマルチプレクサ5,6から供給される
入力xs,ysのサブブロックin(0),in(1),・・・,in
(sn-1),d,dについて、そのサブブロックSB単位の
入力xs,ysの配列を逆にして、サブブロックSB単位
の入力xs,ysの配列を受信順(昇順)に並べ換え、図
2(e1)に示すようなd,in(0),in(1),・・・,in(sn
-1),dといった一連のサブブロックよりなる出力xf,
yfを生成するために要するサブブロック周期Tsbの1周
期分(=W*2T)だけ、繰返しサイクルTd(=2W(sn
+2)2T)に対して遅れて、FSM演算部12は、従来
の第1の復号器204としての初期化がなされる。データ
バッファ11の出力xf,yfは遅延部34によってこの
初期化完了後にFSM演算部12の加算部27に供給さ
れるようになっている。
(e)に示すようなマルチプレクサ5,6から供給される
入力xs,ysのサブブロックin(0),in(1),・・・,in
(sn-1),d,dについて、そのサブブロックSB単位の
入力xs,ysの配列を逆にして、サブブロックSB単位
の入力xs,ysの配列を受信順(昇順)に並べ換え、図
2(e1)に示すようなd,in(0),in(1),・・・,in(sn
-1),dといった一連のサブブロックよりなる出力xf,
yfを生成するために要するサブブロック周期Tsbの1周
期分(=W*2T)だけ、繰返しサイクルTd(=2W(sn
+2)2T)に対して遅れて、FSM演算部12は、従来
の第1の復号器204としての初期化がなされる。データ
バッファ11の出力xf,yfは遅延部34によってこの
初期化完了後にFSM演算部12の加算部27に供給さ
れるようになっている。
【0189】そして、繰返しサイクルTd(=2W(sn+
2)2T)の繰返しサブサイクルTds(=W(sn+2)2
T)で、FSM演算部12は、新たにデータバッファ1
1から、入力xs,ysに対してサブブロック周期Tsbの
1周期分(=W*2T)遅れで出力xf,yfが供給される
毎に、初期値又は直前に供給されていた出力xf,yfに
関しての前方状態計量演算を行い(図2(f))、その演算
結果An0〜An3を、d,F(0),F(1),・・・,F(sn-
1),dといったサブブロックSB単位で、出力部42を
構成する後入れ先出し部43-0〜43-3のランダムアク
セスメモリ44a及び44bに蓄積する。これと同時に、
FSM演算部12は、このランダムアクセスメモリ44
a及び44bにサブブロックSB単位で蓄積された出力x
f,yfについての演算結果An0〜An3を、サブブロック
SB単位のデータ並び順が入力xs,ysに対応した降順
の、d,d,F(0),F(1),・・・,F(sn-1)といった
サブブロックSBに出力部42で戻し、出力A0〜A3と
して対数尤度比演算部14に供給する(図2(g))。
2)2T)の繰返しサブサイクルTds(=W(sn+2)2
T)で、FSM演算部12は、新たにデータバッファ1
1から、入力xs,ysに対してサブブロック周期Tsbの
1周期分(=W*2T)遅れで出力xf,yfが供給される
毎に、初期値又は直前に供給されていた出力xf,yfに
関しての前方状態計量演算を行い(図2(f))、その演算
結果An0〜An3を、d,F(0),F(1),・・・,F(sn-
1),dといったサブブロックSB単位で、出力部42を
構成する後入れ先出し部43-0〜43-3のランダムアク
セスメモリ44a及び44bに蓄積する。これと同時に、
FSM演算部12は、このランダムアクセスメモリ44
a及び44bにサブブロックSB単位で蓄積された出力x
f,yfについての演算結果An0〜An3を、サブブロック
SB単位のデータ並び順が入力xs,ysに対応した降順
の、d,d,F(0),F(1),・・・,F(sn-1)といった
サブブロックSBに出力部42で戻し、出力A0〜A3と
して対数尤度比演算部14に供給する(図2(g))。
【0190】そのため、FSM演算部12の出力Ai(i
=1〜3)をサブブロックSB単位で表したF(0),F
(0),・・・,F(sn-1)は、その入力xf,yfがデータバ
ッファ11によるサブブロックSB単位でのビットデー
タの並べ替えのために、繰返しサイクルTd(=2W(sn
+2)2T)に対してサブブロック周期Tsbの1周期分
(=W*2T)遅延され、FSM演算部12の出力部42
によるサブブロックSB単位でのビットデータの並べ替
えによって、さらにサブブロック周期Tsbの1周期分
(=W*2T)だけ遅延される。
=1〜3)をサブブロックSB単位で表したF(0),F
(0),・・・,F(sn-1)は、その入力xf,yfがデータバ
ッファ11によるサブブロックSB単位でのビットデー
タの並べ替えのために、繰返しサイクルTd(=2W(sn
+2)2T)に対してサブブロック周期Tsbの1周期分
(=W*2T)遅延され、FSM演算部12の出力部42
によるサブブロックSB単位でのビットデータの並べ替
えによって、さらにサブブロック周期Tsbの1周期分
(=W*2T)だけ遅延される。
【0191】このため、サブブロックin(0),in(1),・
・・,in(sn-1)といった一連のサブブロックSBで表さ
れる入力xs,ysに対して、F(1),F(0),・・・,F
(sn-1)といった一連のサブブロックSBで表されるFS
M演算部12の出力Ai(i=1〜3)は、サブブロック周期
Tsbの2周期分(=W*4T)だけ遅延されることにな
る。
・・,in(sn-1)といった一連のサブブロックSBで表さ
れる入力xs,ysに対して、F(1),F(0),・・・,F
(sn-1)といった一連のサブブロックSBで表されるFS
M演算部12の出力Ai(i=1〜3)は、サブブロック周期
Tsbの2周期分(=W*4T)だけ遅延されることにな
る。
【0192】このようにして、FSM演算部12は、初
期化部29によって繰返しサブサイクルTds毎に初期化
され、データバッファ11から出力xf,yfが供給され
る度にその演算結果AIiをフィードバックし、次に供給
される出力xf,yfとの間で前方状態計量演算を行い、
出力部42からその演算結果Aiを、図2(e)に示すin
(0),in(1),・・・,in(sn-1),d,dといった一連の
サブブロックSBで表される入力xs,ysに対して、サ
ブブロック周期Tsbの2周期分(=W*4T)だけ遅れ
て、図2(g)に示すような、ブロックd,d,F(0),
・・・,F(sn-1)といった一連のサブブロックSBで表
される順で、その出力Ai(i=1〜3)を対数尤度比演算部
14に供給する。
期化部29によって繰返しサブサイクルTds毎に初期化
され、データバッファ11から出力xf,yfが供給され
る度にその演算結果AIiをフィードバックし、次に供給
される出力xf,yfとの間で前方状態計量演算を行い、
出力部42からその演算結果Aiを、図2(e)に示すin
(0),in(1),・・・,in(sn-1),d,dといった一連の
サブブロックSBで表される入力xs,ysに対して、サ
ブブロック周期Tsbの2周期分(=W*4T)だけ遅れ
て、図2(g)に示すような、ブロックd,d,F(0),
・・・,F(sn-1)といった一連のサブブロックSBで表
される順で、その出力Ai(i=1〜3)を対数尤度比演算部
14に供給する。
【0193】そのために、FSM演算部12は、図2
(e)〜(g)に示すように、データバッファ11の後入れ先
出し部21x ,21yと協働して、後入れ先出し部21x
,21yからの出力xf,yfの供給に対し、その出力x
f,yfについての前方状態計量演算処理,及びその演算
結果A0〜A3の対数尤度比演算部14への出力処理とい
った各処理を、サブブロックSB単位でサブブロック周
期Tsb毎にずらしながら、スライディング・ウィンドウ
方式で行う。したがって、本実施形態のFSM演算部1
2においては、そのメトリックメモリの増加を抑制でき
るとともに、復号遅延も大幅に減らすことができる。
(e)〜(g)に示すように、データバッファ11の後入れ先
出し部21x ,21yと協働して、後入れ先出し部21x
,21yからの出力xf,yfの供給に対し、その出力x
f,yfについての前方状態計量演算処理,及びその演算
結果A0〜A3の対数尤度比演算部14への出力処理とい
った各処理を、サブブロックSB単位でサブブロック周
期Tsb毎にずらしながら、スライディング・ウィンドウ
方式で行う。したがって、本実施形態のFSM演算部1
2においては、そのメトリックメモリの増加を抑制でき
るとともに、復号遅延も大幅に減らすことができる。
【0194】BSM演算部13(図14参照)は、データ
バッファ11から供給される出力xb1,yb1、xb2,y
b2について、BSM演算回路部13-1,13-2にて後方
状態計量演算を行う。BSM演算回路部13-1は、デー
タバッファ11の遅延出力部22xから供給される出力
xb1,遅延出力部22yから供給される出力yb1に関
し、後方状態計量演算を行う。BSM演算回路部13-2
は、データバッファ11の遅延出力部22xから供給さ
れる出力xb2,遅延出力部22yから供給される出力yb
2に関し、後方状態計量演算を行う。
バッファ11から供給される出力xb1,yb1、xb2,y
b2について、BSM演算回路部13-1,13-2にて後方
状態計量演算を行う。BSM演算回路部13-1は、デー
タバッファ11の遅延出力部22xから供給される出力
xb1,遅延出力部22yから供給される出力yb1に関
し、後方状態計量演算を行う。BSM演算回路部13-2
は、データバッファ11の遅延出力部22xから供給さ
れる出力xb2,遅延出力部22yから供給される出力yb
2に関し、後方状態計量演算を行う。
【0195】この出力xb1,yb1は、図5(h)に示すよ
うに、サブサイクルブロックSCB単位で、サブブロッ
クSBの供給順で偶数番目のサブブロックSB(例えばi
n(1))とその直前の奇数番目のサブブロックSB(例えば
in(0)とが前後で対となって、この対となった2個のサ
ブブロックSB(例えば、in(1),in(0))が順次連設した
構成となっている(例えば、in(1),in(0),in(3),in
(2),in(5),in(4),・・・)。そのため、BSM演算回
路部13-1には、繰返しサブサイクルTds毎に、出力x
b1,yb1が、サブブロック単位で、d,in(1),in(0),
in(3),in(2),・・・,in(sn-1),in(sn-2),dといっ
た順で供給される。
うに、サブサイクルブロックSCB単位で、サブブロッ
クSBの供給順で偶数番目のサブブロックSB(例えばi
n(1))とその直前の奇数番目のサブブロックSB(例えば
in(0)とが前後で対となって、この対となった2個のサ
ブブロックSB(例えば、in(1),in(0))が順次連設した
構成となっている(例えば、in(1),in(0),in(3),in
(2),in(5),in(4),・・・)。そのため、BSM演算回
路部13-1には、繰返しサブサイクルTds毎に、出力x
b1,yb1が、サブブロック単位で、d,in(1),in(0),
in(3),in(2),・・・,in(sn-1),in(sn-2),dといっ
た順で供給される。
【0196】そして、このサブブロックSB単位におけ
る出力xb1,yb1の配列順は、受信順とは逆の降順とな
っているため、上記した繰返しサブサイクルTdsの範囲
内において対となっている、サブブロックSBの供給順
で偶数番目のサブブロックSB(例えばin(1))とその直
前の奇数番目のサブブロックSB(例えば、in(0))とか
らなる一対のサブブロックSB(例えば、in(1),in(0))
は、その出力xb1,yb1の配列順が、“2W-1”,“2W-
2”,・・・,“W+1”“W”,“W-1”,“W-2”,・・
・,“1”“0”といったように連続して続き、この一
対の2個のサブブロックSB全体で、その出力xb1,y
b1の配列順が降順になっている。
る出力xb1,yb1の配列順は、受信順とは逆の降順とな
っているため、上記した繰返しサブサイクルTdsの範囲
内において対となっている、サブブロックSBの供給順
で偶数番目のサブブロックSB(例えばin(1))とその直
前の奇数番目のサブブロックSB(例えば、in(0))とか
らなる一対のサブブロックSB(例えば、in(1),in(0))
は、その出力xb1,yb1の配列順が、“2W-1”,“2W-
2”,・・・,“W+1”“W”,“W-1”,“W-2”,・・
・,“1”“0”といったように連続して続き、この一
対の2個のサブブロックSB全体で、その出力xb1,y
b1の配列順が降順になっている。
【0197】この結果、一対のサブブロックSBのうち
の奇数番目のサブブロックSB(例えば、in(0))が供給
される際は、その最初の出力xb1,yb1としての“W-
1”が供給されるのに先立って、一対のサブブロックS
Bのうちの偶数番目のサブブロックSB(例えばin(1))
の出力xb1,yb1としての“W”が供給されているか
ら、一対のサブブロックSBのうちの奇数番目のサブブ
ロックSB(例えば、in(0))についての後方状態計量演
算が、出力xb1,yb1の供給順に従って行うことができ
る。
の奇数番目のサブブロックSB(例えば、in(0))が供給
される際は、その最初の出力xb1,yb1としての“W-
1”が供給されるのに先立って、一対のサブブロックS
Bのうちの偶数番目のサブブロックSB(例えばin(1))
の出力xb1,yb1としての“W”が供給されているか
ら、一対のサブブロックSBのうちの奇数番目のサブブ
ロックSB(例えば、in(0))についての後方状態計量演
算が、出力xb1,yb1の供給順に従って行うことができ
る。
【0198】そして、BSM演算回路部13-1は、上記
した演算に伴い,その初期化部56の信号出力部57-1
から、繰返しサブサイクルTdsにおいて、偶数番目のサ
ブブロックSBが入力されるときにシステム周期の2周
期分だけ初期化信号が供給されて初期化され、一対のサ
ブブロックSBのうちの偶数番目のサブブロックSB
(例えば、in(1))の後方状態計量演算を行うに際して初
期化される。
した演算に伴い,その初期化部56の信号出力部57-1
から、繰返しサブサイクルTdsにおいて、偶数番目のサ
ブブロックSBが入力されるときにシステム周期の2周
期分だけ初期化信号が供給されて初期化され、一対のサ
ブブロックSBのうちの偶数番目のサブブロックSB
(例えば、in(1))の後方状態計量演算を行うに際して初
期化される。
【0199】また、BSM演算回路部13-1は、上記し
た演算に伴い、その初期化部56の信号出力部57-1か
ら、繰返しサイクルTd(=2W(sn+2)2T)における
一方の繰返しサブサイクルTds(=W(sn+2)2T)に
おいて、その“sn”番目のサブブロックSBが入力され
るときにもシステム周期の2周期分だけ別の初期化信号
が供給されて初期化され、繰返しサブサイクルTdsにお
ける出力xb1,yb1の最後のサブブロックSBとしての
in(sn-1)についての後方状態計量演算を行うに際して初
期化される。
た演算に伴い、その初期化部56の信号出力部57-1か
ら、繰返しサイクルTd(=2W(sn+2)2T)における
一方の繰返しサブサイクルTds(=W(sn+2)2T)に
おいて、その“sn”番目のサブブロックSBが入力され
るときにもシステム周期の2周期分だけ別の初期化信号
が供給されて初期化され、繰返しサブサイクルTdsにお
ける出力xb1,yb1の最後のサブブロックSBとしての
in(sn-1)についての後方状態計量演算を行うに際して初
期化される。
【0200】一方、BSM演算回路部13-2に供給され
る出力xb2,yb2は、図5(i)に示すように、サブサイ
クルブロックSCB単位で、サブブロックSBの供給順
で奇数番目のサブブロックSB(例えばin(2))とその直
前の偶数番目のサブブロックSB(例えばin(1))とが前
後で対となって、この対となった2個のサブブロックS
B(例えば、in(2),in(1))が順次連設した構成となって
いる(例えば、in(2),in(1),in(4),in(3),in(6),in
(5),・・・)。そのため、BSM演算回路部13-2に
は、繰返しサブサイクルTds毎に、出力xb2,yb2が、
サブブロック単位で、in(0),d,in(2),in(1),in
(4),・・・,in(sn-3),d,in(sn-1)といった順で供
給される。
る出力xb2,yb2は、図5(i)に示すように、サブサイ
クルブロックSCB単位で、サブブロックSBの供給順
で奇数番目のサブブロックSB(例えばin(2))とその直
前の偶数番目のサブブロックSB(例えばin(1))とが前
後で対となって、この対となった2個のサブブロックS
B(例えば、in(2),in(1))が順次連設した構成となって
いる(例えば、in(2),in(1),in(4),in(3),in(6),in
(5),・・・)。そのため、BSM演算回路部13-2に
は、繰返しサブサイクルTds毎に、出力xb2,yb2が、
サブブロック単位で、in(0),d,in(2),in(1),in
(4),・・・,in(sn-3),d,in(sn-1)といった順で供
給される。
【0201】そして、このサブブロックSB単位におけ
る出力xb2,yb2の配列順も、受信順とは逆の降順とな
っているため、上記した繰返しサブサイクルTdsの範囲
内において対となっている、サブブロックSBの供給順
で奇数番目のサブブロックSB(例えばin(2))とその直
前の偶数番目のサブブロックSB(例えば、in(1))とか
らなる一対のサブブロックSB(例えば、in(2),in(1))
は、その出力xb1,yb1の配列順が、“3W-1”,“3W-
2”,・・・,“2W+1”“2W”,“2W-1”,“2W-2”,・
・・,“W+1”“W”といった具合に連続して続き、この
一対の2個のサブブロックSB全体で、その出力xb2,
yb2の配列順が降順になっている。
る出力xb2,yb2の配列順も、受信順とは逆の降順とな
っているため、上記した繰返しサブサイクルTdsの範囲
内において対となっている、サブブロックSBの供給順
で奇数番目のサブブロックSB(例えばin(2))とその直
前の偶数番目のサブブロックSB(例えば、in(1))とか
らなる一対のサブブロックSB(例えば、in(2),in(1))
は、その出力xb1,yb1の配列順が、“3W-1”,“3W-
2”,・・・,“2W+1”“2W”,“2W-1”,“2W-2”,・
・・,“W+1”“W”といった具合に連続して続き、この
一対の2個のサブブロックSB全体で、その出力xb2,
yb2の配列順が降順になっている。
【0202】この結果、一対のサブブロックSBのうち
の偶数番目のサブブロックSB(例えば、in(1))が供給
される際は、その最初の出力xb2,yb2としての“2W-
1”が供給されるのに先立って、一対のサブブロックS
Bのうちの奇数番目のサブブロックSB(例えばin(2))
の出力xb2,yb2としての“2W”が供給されているか
ら、一対のサブブロックSBのうちの偶数番目のサブブ
ロックSB(例えば、in(1))についての後方状態計量演
算が、出力xb1,yb1の供給順に従って行うことができ
る。
の偶数番目のサブブロックSB(例えば、in(1))が供給
される際は、その最初の出力xb2,yb2としての“2W-
1”が供給されるのに先立って、一対のサブブロックS
Bのうちの奇数番目のサブブロックSB(例えばin(2))
の出力xb2,yb2としての“2W”が供給されているか
ら、一対のサブブロックSBのうちの偶数番目のサブブ
ロックSB(例えば、in(1))についての後方状態計量演
算が、出力xb1,yb1の供給順に従って行うことができ
る。
【0203】そして、BSM演算回路部13-2は、上記
した演算に伴い,その初期化部56の信号出力部57-1
から、繰返しサブサイクルTdsにおいて、奇数番目のサ
ブブロックSBが入力されるときにシステム周期の2周
期分だけ初期化信号が供給されて初期化され、一対のサ
ブブロックSBのうちの奇数番目のサブブロックSB
(例えば、in(1))の後方状態計量演算を行うに際して初
期化される。
した演算に伴い,その初期化部56の信号出力部57-1
から、繰返しサブサイクルTdsにおいて、奇数番目のサ
ブブロックSBが入力されるときにシステム周期の2周
期分だけ初期化信号が供給されて初期化され、一対のサ
ブブロックSBのうちの奇数番目のサブブロックSB
(例えば、in(1))の後方状態計量演算を行うに際して初
期化される。
【0204】また、BSM演算回路部13-1は、上記し
た演算に伴い、その初期化部56の信号出力部57-1か
ら、繰返しサイクルTd(=2W(sn+2)2T)における
一方の繰返しサブサイクルTds(=W(sn+2)2T)に
おいて、その“sn+2”番目のサブブロックSBが入力
されるときにもシステム周期の2周期分だけ別の初期化
信号が供給されて初期化され、繰返しサブサイクルTds
における出力xb2,yb2の最後のサブブロックSBとし
てのin(sn-1)についての後方状態計量演算を行うに際し
て初期化される。
た演算に伴い、その初期化部56の信号出力部57-1か
ら、繰返しサイクルTd(=2W(sn+2)2T)における
一方の繰返しサブサイクルTds(=W(sn+2)2T)に
おいて、その“sn+2”番目のサブブロックSBが入力
されるときにもシステム周期の2周期分だけ別の初期化
信号が供給されて初期化され、繰返しサブサイクルTds
における出力xb2,yb2の最後のサブブロックSBとし
てのin(sn-1)についての後方状態計量演算を行うに際し
て初期化される。
【0205】したがって、BSM演算回路部13-1で
は、図2(e)に示したサンプルxs,ysのin(0),in
(1),・・・,in(sn-1),d,dといった一連のサブブ
ロックSBで表されるビットデータに対して、in(0),i
n(2),・・・,in(sn-1)といった奇数番目のサブブロッ
クSB単位のビットデータについての後方状態計量演算
が行われることになる。
は、図2(e)に示したサンプルxs,ysのin(0),in
(1),・・・,in(sn-1),d,dといった一連のサブブ
ロックSBで表されるビットデータに対して、in(0),i
n(2),・・・,in(sn-1)といった奇数番目のサブブロッ
クSB単位のビットデータについての後方状態計量演算
が行われることになる。
【0206】これに対し、BSM演算回路部13-2で
は、図2(e)に示したサンプルxs,ysのin(0),in
(1),・・・,in(sn-1),d,dといった一連のサブブ
ロックSBで表されるビットデータに対して、in(1),i
n(3),・・・,in(sn)といった偶数番目のサブブロック
SB単位のビットデータについての後方状態計量演算が
行われることになる。
は、図2(e)に示したサンプルxs,ysのin(0),in
(1),・・・,in(sn-1),d,dといった一連のサブブ
ロックSBで表されるビットデータに対して、in(1),i
n(3),・・・,in(sn)といった偶数番目のサブブロック
SB単位のビットデータについての後方状態計量演算が
行われることになる。
【0207】このように、本実施の形態においては、F
SM演算部12及びBSM演算部13は、図2(c)〜
(k)に示すように、繰返しサブサイクルTdsにおいて、
移動量単位をサブブロック周期Tsbとし、必要個数のs
n個に対して余裕分を適宜(本実施の形態の場合は2
個)有して設けられたサブブロックSBから構成される
スライディング・ウィンドウを利用して、サブブロック
SB毎に当てはめられた符号語のビットデータを、サブ
ブロックSB単位でサブブロック周期Tsbずつ移動させ
ながら状態計量演算を行う構成となっている。
SM演算部12及びBSM演算部13は、図2(c)〜
(k)に示すように、繰返しサブサイクルTdsにおいて、
移動量単位をサブブロック周期Tsbとし、必要個数のs
n個に対して余裕分を適宜(本実施の形態の場合は2
個)有して設けられたサブブロックSBから構成される
スライディング・ウィンドウを利用して、サブブロック
SB毎に当てはめられた符号語のビットデータを、サブ
ブロックSB単位でサブブロック周期Tsbずつ移動させ
ながら状態計量演算を行う構成となっている。
【0208】そのため、本実施の形態のFSM演算部1
2及びBSM演算部13においては、そのメトリックメ
モリの増加を抑制できるとともに、復号遅延も大幅に減
らすことができる。そして、復号器10においては、こ
のFSM演算部12の出力A0〜A3と、BSM演算部1
3の出力BD0〜BD7とは、図18に示した対数尤度比
演算部14において共に加算された上、Eオペレーショ
ンが施されて対数尤度比Lが演算される。
2及びBSM演算部13においては、そのメトリックメ
モリの増加を抑制できるとともに、復号遅延も大幅に減
らすことができる。そして、復号器10においては、こ
のFSM演算部12の出力A0〜A3と、BSM演算部1
3の出力BD0〜BD7とは、図18に示した対数尤度比
演算部14において共に加算された上、Eオペレーショ
ンが施されて対数尤度比Lが演算される。
【0209】この際も、FSM演算部12の出力A0〜A3
と、BSM演算部13のの出力BD0〜BD7とのサブブ
ロックSB毎の対数尤度比演算部14への供給タイミン
グは、上記したスライディング・ウィンドウ方式によっ
て、繰返しサブサイクルTds内で、両出力の出力同期を
容易にとることができる。対数尤度比演算部14で演算
された対数尤度比Lは分岐され、一方は加算器15を介
してインタリーバ/デインタリ−バ部16に出力され、
他方は硬判定部17を介してデインタリーバ18に出力
されるようになっている。
と、BSM演算部13のの出力BD0〜BD7とのサブブ
ロックSB毎の対数尤度比演算部14への供給タイミン
グは、上記したスライディング・ウィンドウ方式によっ
て、繰返しサブサイクルTds内で、両出力の出力同期を
容易にとることができる。対数尤度比演算部14で演算
された対数尤度比Lは分岐され、一方は加算器15を介
してインタリーバ/デインタリ−バ部16に出力され、
他方は硬判定部17を介してデインタリーバ18に出力
されるようになっている。
【0210】ここで、インタリーバ/デインタリ−バ部
16は、図20に示す構成となっており、アドレス制御
生成部67から出力されるアドレス制御信号addrINT,a
ddrDEIと、書込制御信号rwINT,rwDEIと、コントロール
信号d12ctrnとに基づき、インタリーバ用のランダムア
クセスメモリ65-1へのデータ書込入力及びデインタリ
ーバ用のランダムアクセスメモリ65-2からのデータ読
出し出力と、インタリーバ用のランダムアクセスメモリ
65-1からのデータ読出し出力及びデインタリーバ用の
ランダムアクセスメモリ65-2へのデータ書込入力と
が、図21に示すタイミングに従って、繰返しサブサイ
クルTds毎に切換えられる。
16は、図20に示す構成となっており、アドレス制御
生成部67から出力されるアドレス制御信号addrINT,a
ddrDEIと、書込制御信号rwINT,rwDEIと、コントロール
信号d12ctrnとに基づき、インタリーバ用のランダムア
クセスメモリ65-1へのデータ書込入力及びデインタリ
ーバ用のランダムアクセスメモリ65-2からのデータ読
出し出力と、インタリーバ用のランダムアクセスメモリ
65-1からのデータ読出し出力及びデインタリーバ用の
ランダムアクセスメモリ65-2へのデータ書込入力と
が、図21に示すタイミングに従って、繰返しサブサイ
クルTds毎に切換えられる。
【0211】これにより、インタリーバ/デインタリ−
バ部16は、図2(c)及び 図2(l)〜(n)に示すよう
に、繰返しサブサイクルTdsの図2(c)中の偶数周期、
換言すれば、繰返しサイクルTdの前半の繰返しサブサ
イクルTdsでは、インタリーバ/デインタリ−バ部16
は、インタリーバ用のランダムアクセスメモリ65-1へ
のデータ書込入力Iin(0),Iin(1),Iin(2),・・・,Ii
n(sn-2),Iin(sn-1)、及びデインタリーバ用のランダム
アクセスメモリ65-2からのデータ読出し出力Do(0),D
o(1),Do(2),・・・,Do(sn-2),Do(sn-1)を行い(図2
(m)(n)参照)、図1に示した復号器10を図26に示
した第1の復号器204として作動させる一方(図2(j)参
照)、繰返しサブサイクルTdsの図2(c)中の奇数周期
では、インタリーバ/デインタリ−バ部16は、インタ
リーバ用のランダムアクセスメモリ65-1からのデータ
読出し出力Io(0),Io(1),Io(2),・・・,Io(sn-2) ,
Io(sn-1)を行い、及びデインタリーバ用のランダムアク
セスメモリ65-2へのデータ書込入力Din(0),Din(1),
Din(2) ,・・・,Din(sn-2),Din(sn-1) を行い(図2
(m),(n)参照)、図1に示した復号器10を図26に
示した第2の復号器208として作動させる(図2(j)参
照)。なお、遅延部69,71は、対数尤度比演算部1
4から出力される対数尤度比Lの出力タイミングと、ラ
ンダムアクセスメモリ65-1,65-2への格納開始のタ
イミングの同期をはかるために設けられているものであ
る。
バ部16は、図2(c)及び 図2(l)〜(n)に示すよう
に、繰返しサブサイクルTdsの図2(c)中の偶数周期、
換言すれば、繰返しサイクルTdの前半の繰返しサブサ
イクルTdsでは、インタリーバ/デインタリ−バ部16
は、インタリーバ用のランダムアクセスメモリ65-1へ
のデータ書込入力Iin(0),Iin(1),Iin(2),・・・,Ii
n(sn-2),Iin(sn-1)、及びデインタリーバ用のランダム
アクセスメモリ65-2からのデータ読出し出力Do(0),D
o(1),Do(2),・・・,Do(sn-2),Do(sn-1)を行い(図2
(m)(n)参照)、図1に示した復号器10を図26に示
した第1の復号器204として作動させる一方(図2(j)参
照)、繰返しサブサイクルTdsの図2(c)中の奇数周期
では、インタリーバ/デインタリ−バ部16は、インタ
リーバ用のランダムアクセスメモリ65-1からのデータ
読出し出力Io(0),Io(1),Io(2),・・・,Io(sn-2) ,
Io(sn-1)を行い、及びデインタリーバ用のランダムアク
セスメモリ65-2へのデータ書込入力Din(0),Din(1),
Din(2) ,・・・,Din(sn-2),Din(sn-1) を行い(図2
(m),(n)参照)、図1に示した復号器10を図26に
示した第2の復号器208として作動させる(図2(j)参
照)。なお、遅延部69,71は、対数尤度比演算部1
4から出力される対数尤度比Lの出力タイミングと、ラ
ンダムアクセスメモリ65-1,65-2への格納開始のタ
イミングの同期をはかるために設けられているものであ
る。
【0212】したがって、本実施の態様の復号器10に
おいては、図26に示した第1の復号器204と第2の復
号器208とで行う繰返し復号処理を、一の復号器10
と、一のインタリーバ/デインタリ−バ部16のランダ
ムアクセスメモリ65-1,65-2とによる、繰返しサイ
クルTdを2分割して構成される繰返しサブサイクルTd
s毎の、時分割処理によって対処することができる。
おいては、図26に示した第1の復号器204と第2の復
号器208とで行う繰返し復号処理を、一の復号器10
と、一のインタリーバ/デインタリ−バ部16のランダ
ムアクセスメモリ65-1,65-2とによる、繰返しサイ
クルTdを2分割して構成される繰返しサブサイクルTd
s毎の、時分割処理によって対処することができる。
【0213】また、硬判定のためのデインタリーバ18
も、図22,23に示したように、ブロック復号周期T
b(=8W(sn+2)2T)の最後の繰返しサブサイクルT
ds(=W(sn+2)2T)で、硬判定された結果がデイン
タリーバ18の2つのランダムアクセスメモリ75e ,
75oを切り替えながら交互に書込まれ、その次1つの
ブロック復号周期Tbをかけて、ランダムアクセスメモ
リ75e 又はランダムアクセスメモリ75oから読み出
され、出力される。
も、図22,23に示したように、ブロック復号周期T
b(=8W(sn+2)2T)の最後の繰返しサブサイクルT
ds(=W(sn+2)2T)で、硬判定された結果がデイン
タリーバ18の2つのランダムアクセスメモリ75e ,
75oを切り替えながら交互に書込まれ、その次1つの
ブロック復号周期Tbをかけて、ランダムアクセスメモ
リ75e 又はランダムアクセスメモリ75oから読み出
され、出力される。
【0214】そして、このときの2つのランダムアクセ
スメモリ75e ,75oにおける指定は、アドレス制御
生成部74が、インタリーバ/デインタリ−バ部16の
アドレス制御生成部67のアドレス制御信号addrDEIを
共用するようにすることができる。また、図26に示す
ようなターボ復号装置の場合は、繰返し回数が高ければ
高い程、復号性能は向上する。そこで、復号処理時間を
一定にして、繰返し回数を高くすると、ハードウェアの
処理スピードが上がることになり、回路消費電力が増加
する。しかし、本実施の形態のターボ復号装置1では、
制御ソフトウェアから、繰返し回数を設定できるので、
通信リンクの状況により、最適な繰返し回数を選択で
き、対処も容易となる。なお、本発明は、上記実施の形
態に限定されるものではない。
スメモリ75e ,75oにおける指定は、アドレス制御
生成部74が、インタリーバ/デインタリ−バ部16の
アドレス制御生成部67のアドレス制御信号addrDEIを
共用するようにすることができる。また、図26に示す
ようなターボ復号装置の場合は、繰返し回数が高ければ
高い程、復号性能は向上する。そこで、復号処理時間を
一定にして、繰返し回数を高くすると、ハードウェアの
処理スピードが上がることになり、回路消費電力が増加
する。しかし、本実施の形態のターボ復号装置1では、
制御ソフトウェアから、繰返し回数を設定できるので、
通信リンクの状況により、最適な繰返し回数を選択で
き、対処も容易となる。なお、本発明は、上記実施の形
態に限定されるものではない。
【0215】例えば、本実施の形態のターボ復号装置1
では、チャネル・デインタリーバ2から、サブブロック
SB内の一連のビットデータを受信順とは逆の降順で、
所定数のダミーのサブブロックSB出力を付加して出力
するように構成したが、チャネル・デインタリーバ2か
ら、サブブロックSB内の一連のビットデータを受信順
と同じ昇順で、所定数のダミーのサブブロックSB出力
を付加して出力するように構成してもよい。
では、チャネル・デインタリーバ2から、サブブロック
SB内の一連のビットデータを受信順とは逆の降順で、
所定数のダミーのサブブロックSB出力を付加して出力
するように構成したが、チャネル・デインタリーバ2か
ら、サブブロックSB内の一連のビットデータを受信順
と同じ昇順で、所定数のダミーのサブブロックSB出力
を付加して出力するように構成してもよい。
【0216】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、符号ブ
ロック長に関わらず、メトリックメモリの規模を固定と
し、メトリックメモリを従来の復号装置に対して大幅に
削減し、復号遅延も大幅に減らすことができる。
ロック長に関わらず、メトリックメモリの規模を固定と
し、メトリックメモリを従来の復号装置に対して大幅に
削減し、復号遅延も大幅に減らすことができる。
【図1】本発明の一実施の形態によるLog-MAP方
式の復号装置1の全体ブロック図である。
式の復号装置1の全体ブロック図である。
【図2】本実施の形態の復号装置1の全体タイムチャー
トである。
トである。
【図3】チャネル・デインタリーバ2とS/P変換器3
とのタイミングチャートである。
とのタイミングチャートである。
【図4】図1に示した復号器10におけるデータバッフ
ァ11の構成例を示す図である。
ァ11の構成例を示す図である。
【図5】データバッファ11の入出力のタイミングを表
したタイムチャートである。
したタイムチャートである。
【図6】Log-MAPアルゴリズムに基づいたFSM
演算部12のブロック図である。
演算部12のブロック図である。
【図7】Eオペレーション回路28-i(i=0〜3)の回路
構成図である。
構成図である。
【図8】ルックアップ・テーブル部38の構成を示す図
である。
である。
【図9】マルチプレクサ39の真理値表である
【図10】初期化部29の構成を示す図である。
【図11】制御信号d12ctr及びメトリック同期信号mtrs
ycfの出力状態のタイムチャートである。
ycfの出力状態のタイムチャートである。
【図12】正規化部31の構成を示す図である。
【図13】比較器47の真理値表である。
【図14】Log-MAPアルゴリズムに基づいたBS
M演算部13のブロック図である。
M演算部13のブロック図である。
【図15】初期化部56の構成を示す図である。
【図16】制御信号d12ctr,メトリック同期信号mtrsyc
f及びmtrsycbの出力状態のタイムチャートである。
f及びmtrsycbの出力状態のタイムチャートである。
【図17】出力選択部50の出力選択に係る真理値表で
ある。
ある。
【図18】対数尤度比演算部14のブロック図である。
【図19】硬判定部17の真理値表である。
【図20】インタリーバ/デインタリ−バ部16の構成
を示す図である。
を示す図である。
【図21】インタリーバ/デインタリ−バ部16におけ
る各制御信号の関係を示すタイムチャートである。
る各制御信号の関係を示すタイムチャートである。
【図22】硬判定の後のデインタリーバ18の構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図23】デインタリーバ18における各制御信号の関
係を示すタイムチャートである。
係を示すタイムチャートである。
【図24】タイミング制御部20で生成される各部の制
御信号の関係を示すタイムチャートである。
御信号の関係を示すタイムチャートである。
【図25】従来の符号化装置の一例としてのターボ符号
化装置101の構成を示す図である。
化装置101の構成を示す図である。
【図26】従来の復号装置の一例としてのターボ復号装
置201の構成を示す図である。
置201の構成を示す図である。
1 復号装置 2 チャネル・デインタリーバ(ダミー付加部) 3 S/P変換器 5 マルチプレクサ 6 マルチプレクサ 10 復号器 11 データバッファ 12 FSM演算部 13 BSM演算部 14 対数尤度比演算部(尤度情報演算部) 16 インタリーバ/デインタリ−バ部 17 硬判定部 18 デインタリーバ 21 後入れ先出し部 43 後入れ先出し部 50 出力選択部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J064 AA04 BA15 BA17 BB08 BC01 BC02 BC08 BC17 BC24 BC25 BD02 5J065 AC02 AF03 AG05 AG06 AH02 AH05 AH06 AH15 AH18
Claims (7)
- 【請求項1】 符号化された受信信号をそのまま第1出
力として出力するとともに、該受信信号の復号ブロック
を所定数のサブブロックに分割し該サブブロック単位で
該サブブロック内のサンプルの並び方を逆にして第2出
力として出力するロジック部と、 該ロジック部から第1出力又は第2出力いずれか一方の
サンプルを入力して前方状態計量を演算するFSM演算
部と、 該ロジック部から第1出力又は第2出力いずれか他方の
サンプルを入力して後方状態計量を演算するBSM演算
部と、 前記FSM演算部の出力及び前記BSM演算部の出力を
入力して尤度情報を演算する尤度情報演算部とを備える
ことを特徴とする復号装置。 - 【請求項2】 前記受信信号の復号ブロックを所定数の
サブブロックに分割し、時間的に圧縮して、所定数のダ
ミーのサブブロックを付加して全体として復号ブロック
周期となるようにして前記ロジック部に供給するダミー
付加部をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の
復号装置。 - 【請求項3】 前記FSM演算部又はBSM演算部の一
方は、演算結果に対してサブブロック単位でサブブロッ
ク内のサンプルの並び方を逆にして出力することを特徴
とする請求項1記載の復号装置。 - 【請求項4】 前記BSM演算部は、前記ロジック部か
らのサンプルに基づきサブブロック単位で後方状態計量
演算を行う複数のBSM演算回路部と、該複数のBSM
演算回路部の内の一のBSM演算回路部の出力をサブブ
ロック単位で選択的に出力する出力選択部とを備えるこ
とを特徴とする請求項1記載の復号装置。 - 【請求項5】 前記ロジック部は、第1出力又は第2出
力いずれか一方について、2つのサブブロックずつサブ
ブロック単位で順序を入れ換えて前記BSM演算部に出
力することを特徴とする請求項4記載の復号装置。 - 【請求項6】 前記ロジック部は、順序を入れ換えるサ
ブブロックの組が互いに異なる2つの出力を出力するこ
とを特徴とする請求項5記載の復号装置。 - 【請求項7】 前記尤度情報演算部の出力を選択的にイ
ンタリーブ又はデインタリーブして、前記FSM演算部
及びBSM演算部に入力させるインタリーバ/デインタ
リーバ部を備えることを特徴とする請求項1乃至6いず
れかに記載の復号装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001123356A JP2002319869A (ja) | 2001-04-20 | 2001-04-20 | 復号装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001123356A JP2002319869A (ja) | 2001-04-20 | 2001-04-20 | 復号装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002319869A true JP2002319869A (ja) | 2002-10-31 |
Family
ID=18972925
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001123356A Pending JP2002319869A (ja) | 2001-04-20 | 2001-04-20 | 復号装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002319869A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004066506A1 (ja) * | 2003-01-23 | 2004-08-05 | Sony Ericsson Mobile Communications Japan, Inc. | データ受信方法及び装置 |
WO2004072971A1 (ja) * | 2003-02-14 | 2004-08-26 | Fujitsu Limited | 反復復号を用いたデータ記録再生装置及び方法 |
US8326146B2 (en) | 2007-03-15 | 2012-12-04 | Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) | Communications node for and method of routing optical data packet signals |
-
2001
- 2001-04-20 JP JP2001123356A patent/JP2002319869A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004066506A1 (ja) * | 2003-01-23 | 2004-08-05 | Sony Ericsson Mobile Communications Japan, Inc. | データ受信方法及び装置 |
WO2004072971A1 (ja) * | 2003-02-14 | 2004-08-26 | Fujitsu Limited | 反復復号を用いたデータ記録再生装置及び方法 |
US7530006B2 (en) | 2003-02-14 | 2009-05-05 | Fujitsu Limited | Data recording and reproducing device and method utilizing iterative decoding technique |
US8326146B2 (en) | 2007-03-15 | 2012-12-04 | Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) | Communications node for and method of routing optical data packet signals |
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