JP2002318826A - 低電力lsi設計方法 - Google Patents

低電力lsi設計方法

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JP2002318826A
JP2002318826A JP2001121108A JP2001121108A JP2002318826A JP 2002318826 A JP2002318826 A JP 2002318826A JP 2001121108 A JP2001121108 A JP 2001121108A JP 2001121108 A JP2001121108 A JP 2001121108A JP 2002318826 A JP2002318826 A JP 2002318826A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】データ動作率と入力波形遷移時間の各パラメー
タから最も低消費電力となるFFを選択することによ
り、より低消費電力化を可能とする。 【解決手段】FFとしてレシオレス型FFとレシオ型F
Fとの2種を選択候補として有し、上記選択候補のレシ
オレス型FFとレシオ型FFの消費電力の大小関係がデ
ータ動作率と入力波形遷移時間に依存して変化すること
を利用して予め設定したデータ動作率と入力波形遷移時
間に対する選択候補の各々の消費電力を含む上記選択候
補の選択判定用の動作率/入力波形判定ライブラリL1
0を準備し、論理パス毎のデータ動作率及び入力波形遷
移時間を上記動作率/入力波形判定ライブラリL10と
比較し、上記選択候補のレシオレス型FFとレシオ型F
Fのいずれか低電力となる方を上記FFとして選択置換
する低電力回路選択置換ステップS20を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は低電力LSI設計方
法に関し、特にASIC等のカスタムLSIに適用可能
な低電力LSI設計方法に関する。
【0002】
【従来の技術】プロセスの微細化によるLSIの回路規
模の増大及び高速化に伴って、一般に、LSIの消費電
力は増加しており、この消費電力をより低減する手法が
検討され始めている。
【0003】この種の大規模化LSIの代表として、A
SIC(特定応用専用半導体集積回路)を含むカスタム
LSIがあげられる。従来、ASICの設計フローで
は、論理合成時に消費電力の最適化が行われていた。
【0004】従来のASIC(以下、低電力LSI)の
設計方法をフローチャートで示す図8を参照してその動
作について説明すると、この従来の低電力LSI設計方
法は、まず、機能設計ステップS1による機能実現のた
めに論理合成ステップS2で論理合成を行い、回路接続
情報L1を生成する。なお、この論理合成時に、消費電
力最適化ツールによって低電力化を行っている。
【0005】続いて、回路接続情報L1と論理パタンL
2を読み込み、論理シミュレーションステップS3で論
理検証を行い、その期待値のパターン通りに回路が動作
するかを検証する。
【0006】論理シミュレーションステップS3で論理
検証を行った結果を結果判断ステップS4で判断し、問
題があれば(NO)回路修正ステップS10へ進み、回
路修正ステップS10で回路修正後、機能ステップS1
に戻る。問題が無ければ(OK)、配置配線ステップS
5に進む。
【0007】次に、回路接続情報L1と配置配線用ライ
ブラリL3を用いて、配置配線ステップS5を実施し、
レイアウトライブラリL5と抵抗・容量付き回路接続情
報L4を生成すると共に、レイアウト検証ステップS7
とバックアノテーションステップS6に分岐する。
【0008】まず、レイアウト検証ステップS7へ分岐
した場合について説明する。レイアウト検証ステップS
7でレイアウト検証を実施した後、エラーがあるかをエ
ラー判断ステップS9で判定し、エラーがある場合に
は、レイアウト修正ステップS11へ進み、レイアウト
修正後配置配線ステップS5に戻る。
【0009】また、バックアノテーションステップS6
へ分岐した場合は、バックアノテーションステップS6
でバックアノテーションを実施し、この結果が問題ない
か結果判断ステップS8で判定を行い、エラーがあれば
(NO)、レイアウト修正ステップS11へと進み、レ
イアウト修正後配置配線ステップS5に戻る。結果判断
ステップS8でエラーが無い場合には(OK)、レイア
ウト検証ステップS7の結果のエラー判断ステップS9
の結果と併せて、レイアウトを完了する。
【0010】このような従来の低電力化LSIの設計法
により設計されたASICであっても、LSIで使用し
ているフリップフロップ(FF)の消費電力割合は、L
SIの全消費電力に対して4割弱と非常に多く占める場
合もあり、低電力FFの開発が求められている。
【0011】実際に、先述の論理合成ステップS2にお
いて、FFでの消費電力を抑圧する現在の手法には、論
理合成時において、主に二つの方法が用いられている。
【0012】その一つは、ゲーテッドクロックにより不
要なFFのクロック動作を停止させる方法であり、第二
は、ある論理セルに対して駆動能力のバラエティを揃え
ておき、より低電力となる駆動能力を選択させる方法で
ある。
【0013】しかし、現在の一般的なFF回路構成で
は、論理保証のために図9(A)に示すようなレシオレ
ス型FFの構成を採っている。図9(A)を参照する
と、このレシオレス型FFはDFFであり、インバータ
IV1,IV2,IV3,IV4,IV5,IV6,ト
ランスファゲートTG1から成るデータ部と、インバー
タIV7,IV8から成るクロック部とから成り、この
うち、点線で囲んだクロック制御インバータIV1,I
V3,IV6及びトランスファゲートTG1は、クロッ
ク部からのクロックCK1,CK2の供給に応じて動作
する。これらインバータIV1,IV3,IV6,トラ
ンスファゲートTG1の各々は2個のトランジスタから
成るので、クロック動作に依存する(以下クロック駆
動)トランジスタ数は8個となる。このように、レシオ
レス型FFは、クロック駆動トランジスタ数が多いこと
から、図9(B)に示すように、クロック部での消費電
力が約7割も占める。従って、このクロック部での消費
電力を低減し、FF全体の消費電力の低減を図る回路構
成が求められる。
【0014】以上の背景から、クロック部での消費電力
を低減するために、図10(A)に示すようなクロック
動作に依存するトランジスタ数を低減したレシオ型FF
(回路)の構成とする方法がある。
【0015】ここで、レシオ型回路とは、FFのような
論理回路を構成するインバータの低レベル出力が、この
インバータを構成する負荷トランジスタと駆動トランジ
スタのβレシオで決定されるものをいう。これに対し
て、レシオレス型回路とは、負荷トランジスタと駆動ト
ランジスタのβレシオには依存せず、論理保証のため直
流電源電圧に代えてクロックを用いるものをいう。
【0016】図10(A)を参照すると、このレシオ型
FFは、トランジスタM1,M2,M3,M4,M5,
M6の6個のトランジスタと、インバータIV1〜IV
6からから成るデータ部と、インバータIV7,IV8
から成るクロック部とから成りから成るデータ部と、イ
ンバータIV7,IV8から成るクロック部とから成
り、このうち点線で囲んだトランジスタM1,M2,M
4,M5の4個が、クロックCK1,CK2の供給に応
じて動作するクロック駆動トランジスタである。図10
(B)に示すように、このレシオ型FFは、FF消費電
力の内、クロック部での消費電力は4割程度に留まる。
【0017】だだし、レシオ型FF及びレシオレス型F
Fの両者での消費電力の大小関係は、クロック波形に対
するデータの動作した割合を示すパラメータであるデー
タ動作率によって変化する。
【0018】データ動作率DDに対するレシオ型FF及
びレシオレス型FFの消費電力Pcの一例をグラフで示
す図11(A)を参照すると、データ動作率DDが低い
場合には、クロック駆動トランジスタ数の少ないレシオ
型回路の消費電力Pcの方が小さくなる。しかし、逆に
データ動作率DDの高い論理パタンの場合には、レシオ
型回路ではレシオ動作時のデータ部の消費電力が支配的
になるため、消費電力Pcはレシオレス型回路の方が小
さくなる。
【0019】また、各DFFの消費電力の入力波形の立
ち上がり/立ち下がり時間(遷移時間)、すなわち、論
理セルの入力端子に入る波形の傾きの依存特性をグラフ
で示す図11(B)を参照すると、この図に示すよう
に、レシオ型FFではデータの動作率以外にも、データ
への入力波形の遷移時間TRによってレシオ時間が増減
する影響で消費電力Pcが変化するため、ASIC自動
設計フローの中で、これを考慮する事が難しい。
【0020】以上のように、レシオ型FFとレシオレス
型FFの間で消費電力の大小関係が変化するため、低電
力となるFFを特定してASIC設計フローに適用する
ことは難しい。
【0021】次に、レシオ型回路とレシオレス型回路で
消費電力の大小が変化する理由及び根拠について順を追
って説明する。
【0022】始めに、現状の一般的に採用しているレシ
オレス型回路構成について説明する。
【0023】図9(A)を再度参照すると、レシオレス
型FFでは、上述したように、クロック制御インバータ
IV1,IV3,IV6及びトランスファゲートTG1
を構成する計8個のクロック駆動トランジスタを用い
て、出力が共通接続された2つのインバータの一方がオ
ンしている間は、もう一方がオフするように切り替える
ことで論理固定を行い、レシオによる電流の引き合いを
防止している。
【0024】このように、論理固定を行う目的でクロッ
ク駆動トランジスタ数が多いレシオレス型FF構成で
は、上述したように、クロック部の消費電力が多くを占
めてしまう。
【0025】次に、図10(A)に示すレシオ型FF
は、上述したように、トランジスタM1,M2,M4,
M5の計4個のクロック駆動トランジスタを使って動作
するため、レシオレス型FFよりもクロック部での消費
電力が少ない代わりに、データ部のインバータIV1〜
IV6同士でレシオ動作となるため、ノードの状態によ
っては論理が確定するまでの間、電流の引き合いが生
じ、消費電力が増加してしまう欠点がある(図10
(B))。
【0026】両者の回路構成それぞれで、クロック部と
データ部に分けて消費電力割合を比較すると、レシオレ
ス型FFでは、上述したように、クロック部での消費電
力が7割、レシオ型回路構成ではデータ部の消費電力が
6割を占め、それぞれの特徴が出る。
【0027】両者における消費電力の大小関係は、FF
のクロック及びデータ端子への入力波形によって変化
し、そのパラメータには、データ動作率と入力波形立ち
上がり/立ち下がり時間(遷移時間)の2つがある。
【0028】まず、データ動作率については、仮に、ク
ロック波形に対するデータ波形の変化が少なければ、デ
ータ動作率が低いことになり、このような場合において
は、クロック駆動トランジスタ数の少ないレシオ型FF
の消費電力が小さくなり、逆に、データ動作率が高けれ
ば、レシオ型FFではレシオ時の消費電力が増加するこ
とでデータ部の消費電力が支配的になるため、レシオレ
ス型回路構成の消費電力の方が小さくなる。
【0029】次に、入力波形遷移時間に関しては、ある
データ動作率ポイントにおいて、レシオ型FFの消費電
力が小さくても、そのデータ波形の遷移時間が入力端子
での遷移時間の制限を満たしている必要がある。
【0030】これは、入力波形の遷移時間が大きくな
る、すなわち、入力波形が鈍ると、レシオ時間が増加
し、このレシオ時間の増加に伴って消費電力が増加する
ので、レシオ型FFでは入力波形遷移時間の依存が大き
いためである。よって、レシオ型FFでレシオレス型F
Fよりも低電力であるためには、入力波形遷移時間も重
要なパラメータとなる。
【0031】以上、このようなレシオ型FFとレシオレ
ス型FFの消費電力の大小関係は既知の事実ではあり、
どちらか一方のFF構成の方が低電力となる根拠がある
にも関わらず、データ動作率・入力波形遷移時間の状態
によっては、両者間で消費電力の大小関係が変化すると
いう理由で、従来、ASIC設計フローでは低電力を目
的として両者を同一LSIに搭載する設計手法は行われ
ていなかった。
【0032】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の低電力
LSI設計方法は、レシオ型FFとレシオレス型FFの
消費電力の大小関係は既知の事実であり、どちらか一方
のFF構成の方が低電力となる根拠があるにも関わら
ず、データ動作率及び入力波形遷移時間の状態によって
は、これら両者間で消費電力の大小関係が変化するとい
う理由から低電力となるFFを特定してASIC設計フ
ローに適用することは難しいため、低電力を目的として
両者を同一LSIに搭載する設計手法は実施できないと
いう欠点があった。
【0033】本発明の目的は、データ動作率と入力波形
遷移時間の各パラメータから最も低消費電力となるFF
を選択することにより、より低消費電力化を可能とする
低電力LSI設計方法を提供することにある。
【0034】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の低
電力LSI設計方法は、論理回路としてフリップフロッ
プを含む順序回路を用いるASIC(特定応用専用半導
体集積回路)の低消費電力化を目的とする低電力LSI
設計方法において、前記フリップフロップとしてレシオ
レス型構成のフリップフロップであるレシオレス型フリ
ップフロップとレシオ型構成のフリップフロップである
レシオ型フリップフロップとの2種を選択候補として有
し、前記選択候補の前記レシオレス型フリップフロップ
と前記レシオ型フリップフロップの消費電力の大小関係
がデータ入力端子のトグル率(遷移回数)に対するクロ
ック端子のトグル率の比であるデータ動作率と入力波形
遷移時間に依存して変化することを利用して予め設定し
たデータ動作率と入力波形遷移時間に対する前記選択候
補の各々の消費電力を含む前記選択候補の選択判定用ラ
イブラリを準備し、論理パス毎の前記データ動作率及び
前記入力波形遷移時間を前記選択判定用ライブラリと比
較し、前記選択候補の前記レシオレス型フリップフロッ
プと前記レシオ型フリップフロップのいずれか低電力と
なる方を前記フリップフロップとして選択することによ
り、LSI全体の消費電力を削減することを特徴とする
ものである。
【0035】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の低電力LSI設計方法において、初期条件として、
前記レシオレス型フリップフロップを用いて前記論理回
路を設計し、前記パス毎の前記データ動作率及び前記入
力波形遷移時間を前記選択判定用ライブラリと比較する
置換判断を行い、前記レシオ型フリップフロップの方が
低電力となる場合前記レシオレス型フリップフロップを
前記レシオ型フリップフロップに置換することを特徴す
るものである。
【0036】請求項3記載の発明の低電力LSI設計方
法は、論理回路としてフリップフロップを含む順序回路
を用いるASIC(特定応用専用半導体集積回路)の低
消費電力化を目的とする低電力LSI設計方法におい
て、論理記述言語を用いて機能設計を行う機能設計ステ
ップと、前記機能設計ステップの機能を実現するために
論理合成を行う論理合成ステップと、前記論理合成ステ
ップの結果生成される第1の回路接続情報とこの第1の
回路接続情報の期待動作の論理パターンとを用いて論理
検証を行う論理シミュレーションステップと、前記論理
シミュレーションステップの結果を判断する論理シミュ
レーション結果判断ステップと、前記第1の回路接続情
報及び配置配線用の第1の配置配線用ライブラリを読み
込み配置配線を行う第1の配置配線ステップと、前記配
置配線ステップの結果生成された第1のRC付回路接続
情報と前記論理パターンを用いて論理と遅延と消費電力
の各検証を行うバックアノテーションを実行する第1の
バックアノテーションステップと、前記第1の配置配線
ステップの結果生成された第1のレイアウトの検証を行
う第1のレイアウト検証ステップと、前記第1のバック
アノテーションステップの結果を判断する第1のバック
アノテーション結果判断ステップと、前記第1のレイア
ウト検証ステップの検証結果にエラーが無いか否かを判
定する第1のレイアウト検証エラー判断ステップと、前
記論理シミュレーション結果判断ステップで否の場合所
定の回路修正を行う第1の回路修正ステップと、前記第
1のバックアノテーション結果判断ステップと第1のレ
イアウト検証エラー判断ステップで否の場合所定のレイ
アウト修正を行う第1のレイアウト修正ステップと、論
理パス毎のデータ入力端子のトグル率(遷移回数)に対
するクロック端子のトグル率の比であるデータ動作率及
び入力波形遷移時間を予め設定した選択置換判定用ライ
ブラリと比較し、低消費電力となる方の回路構成のフリ
ップフロップを選択して置換を行う低電力回路選択置換
ステップとを有することを特徴とするものである。
【0037】また、請求項4記載の発明は、請求項3記
載の低電力LSI設計方法において、前記低電力回路選
択置換ステップが、各論理セル毎の端子属性が記述され
順序回路の識別が可能なライブラリである端子情報と前
記第1のバックアノテーションステップの検証結果の一
つであり各論理パス毎の遷移情報であるトグル情報とか
ら前記データ動作率の計算を行うデータ動作率計算ステ
ップと、前記端子情報と配線遅延情報から前記データ入
力端子への入力波形遷移時間を抽出する遷移時間抽出ス
テップと、各順序回路毎のレシオレス型構成のフリップ
フロップであるレシオレス型フリップフロップとレシオ
型構成のフリップフロップであるレシオ型フリップフロ
ップにおける消費電力の大小関係が記述された前記選択
置換判定用ライブラリである動作率/入力波形判定ライ
ブラリに基づき前記データ動作率計算ステップ及び前記
遷移時間抽出によって計算及び抽出した前記論理パス毎
のデータ動作率及び入力波形遷移時間をインスタンス名
及び論理セル名と共に記述したパラメータである動作率
/入力波形パラメータに対して前記第1の回路接続情報
に使用している論理セルであるフリップフロップを同一
論理異回路構成のフリップフロップへ置換することによ
り低電力となるかどうか判定し置換パラメータを生成す
る置換判断ステップと、前記第1の回路接続情報に対し
前記置換判断ステップで低電力となると判断したインス
タンスを記述した置換パラメータに記述されているイン
スタンスの論理セル名を置換後の論理セル名に置換する
置換処理ステップと、前記置換処理ステップでより低電
力な回路構成へ置換した第2の回路接続情報を使用し第
1及び第2の配置配線用ライブラリを入力して再度配置
配線を実行し第2のRC付回路接続情報と第2のレイア
ウトとを生成する第2の配置配線ステップと、前記第2
のRC付回路接続情報に対しバックアノテーションを実
行する第2のバックアノテーションステップと、前記第
2のレイアウトに対しレイアウト検証を実行する第2の
レイアウト検証ステップと、前記第2のバックアノテー
ションステップの結果を判断する第2のバックアノテー
ション結果判断ステップと、第2のレイアウト検証ステ
ップの結果エラーがないかを判断する第2のレイアウト
検証エラー判断ステップと、前記第2のバックアノテー
ション結果判断ステップ及び前記第2のレイアウト検証
エラー判断ステップでエラーがある場合レイアウトを修
正する第2のレイアウト修正ステップとを有することを
特徴するものである。
【0038】また、請求項5記載の発明は、請求項3記
載の低電力LSI設計方法において、初期条件として、
前記レシオレス型フリップフロップを用いて前記論理パ
スが設計され、前記置換判断ステップが、前記動作率/
入力波形判定ライブラリと前記動作率/入力波形パラメ
ータから読み出した各インスタンス毎のデータ動作率及
び入力波形遷移時間とを比較し同一機能同一能力のレシ
オ型フリップフロップに置換することにより低電力とな
るかどうか判定しレシオ型フリップフロップの置換パラ
メータを生成し、前記置換処理ステップが、前記レシオ
型フリップフロップの置換パラメータに基づき前記第1
の回路接続情報に対し前記レシオ型フリップフロップへ
の置換処理を行うことを特徴するものである。
【0039】また、請求項6記載の発明は、請求項4記
載の低電力LSI設計方法において、前記置換処理ステ
ップが、前記レシオ型フリップフロップの置換パラメー
タに基づき前記第1のレイアウトと前記第1のRC付回
路接続情報の両者に対し前記レシオ型フリップフロップ
への置換処理を行い置換処理済の前記第2のRC付回路
接続情報と前記第2のレイアウトライブラリを生成する
ことを特徴するものである。
【0040】請求項7記載の発明の低電力LSI設計方
法は、論理回路としてフリップフロップを含む順序回路
を用いるASIC(特定応用専用半導体集積回路)の低
消費電力化を目的とする低電力LSI設計方法におい
て、論理記述言語を用いて機能設計を行う機能設計ステ
ップと、前記機能設計ステップの機能を実現するために
論理合成を行う論理合成ステップと、前記論理合成ステ
ップの結果生成される第1の回路接続情報とこの第1の
回路接続情報の期待動作の論理パターンとを用いて論理
検証を行う論理シミュレーションステップと、前記論理
シミュレーションステップの結果を判断する論理シミュ
レーション結果判断ステップと、前記論理シミュレーシ
ョンステップの検証結果の一部でああり各論理パス毎の
遷移情報であるトグル情報を用いて論理パス毎のデータ
入力端子のトグル率(遷移回数)に対するクロック端子
のトグル率の比であるデータ動作率及び入力波形遷移時
間を予め設定した第1の選択置換判定用ライブラリと比
較し、低消費電力となる方の回路構成のフリップフロッ
プを選択して置換を行いこのフリップフロップの置換結
果に基づき配置配線を行い第1のレイアウト及び第1の
RC付回路接続情報を生成する第1の低電力回路選択置
換ステップと、前記第1のRC付回路接続情報と前記論
理パターンを用いて論理と遅延と消費電力の各検証を行
うバックアノテーションを実行する第1のバックアノテ
ーションステップと、前記第1のレイアウトの検証を行
う第1のレイアウト検証ステップと、前記第1のバック
アノテーションステップの結果を判断する第1のバック
アノテーション結果判断ステップと、前記第1のレイア
ウト検証ステップの検証結果にエラーが無いか否かを判
定する第1のレイアウト検証エラー判断ステップと、前
記論理シミュレーション結果判断ステップで否の場合所
定の回路修正を行う第1の回路修正ステップと、前記第
1のバックアノテーション結果判断ステップと第1のレ
イアウト検証エラー判断ステップで否の場合所定のレイ
アウト修正を行う第1のレイアウト修正ステップと、前
記データ動作率及び前記入力波形遷移時間を第2の選択
置換判定用ライブラリと比較し、低消費電力となる方の
回路構成のフリップフロップを選択して置換を行う第2
の低電力回路選択置換ステップとを有することを特徴す
るものである。
【0041】また、請求項8記載の発明は、請求項7記
載の低電力LSI設計方法において、前記第1の低電力
回路選択置換ステップが、各論理セル毎の端子属性が記
述され順序回路の識別が可能なライブラリである端子情
報と前記第1のバックアノテーションステップの検証結
果の一つであり各論理パス毎の遷移情報であるトグル情
報とから前記データ動作率の計算を行う第1のデータ動
作率計算ステップと、各順序回路毎のレシオレス型構成
のフリップフロップであるレシオレス型フリップフロッ
プとレシオ型構成のフリップフロップであるレシオ型フ
リップフロップにおける消費電力の大小関係が記述され
た前記第1の選択置換判定用ライブラリである第1の動
作率/入力波形判定ライブラリに基づき前記データ動作
率計算ステップ及び前記遷移時間抽出によって計算及び
抽出した前記論理パス毎のデータ動作率及び入力波形遷
移時間をインスタンス名及び論理セル名と共に記述した
パラメータである動作率/入力波形パラメータに対して
前記第1の回路接続情報に使用している論理セルである
フリップフロップを同一論理異回路構成のフリップフロ
ップへ置換することにより低電力となるかどうか判定し
置換パラメータを生成する置換判断ステップと、第1の
回路接続情報に対し前記置換判断ステップで低消費電力
となると判断したインスタンスを記述した前記置換パラ
メータに記述されているインスタンスの論理セル名を置
換後の論理セル名に置換する置換処理ステップと、前記
置換処理ステップでより低電力な回路構成へ置換した第
2の回路接続情報を使用して再度配置配線を実行し前記
レイアウトと前記RC付回路情報を生成する配置配線ス
テップとを有することを特徴するものである。
【0042】また、請求項9記載の発明は、請求項7記
載の低電力LSI設計方法において、前記第2の低電力
回路選択置換ステップが、各論理セル毎の端子属性が記
述され順序回路の識別が可能なライブラリである端子情
報と前記第1のバックアノテーションステップの検証結
果の一つであり各論理パス毎の遷移情報であるトグル情
報とから前記データ動作率の計算を行う第2のデータ動
作率計算ステップと、前記端子情報と配線遅延情報から
前記データ入力端子への入力波形遷移時間を抽出する遷
移時間抽出ステップと、各順序回路毎のレシオレス型構
成のフリップフロップであるレシオレス型フリップフロ
ップとレシオ型構成のフリップフロップであるレシオ型
フリップフロップにおける消費電力の大小関係が記述さ
れた前記第2の選択置換判定用ライブラリである第2の
動作率/入力波形判定ライブラリに基づき前記第2のデ
ータ動作率計算ステップ及び前記遷移時間抽出によって
計算及び抽出した前記論理パス毎のデータ動作率及び入
力波形遷移時間をインスタンス名及び論理セル名と共に
記述したパラメータである動作率/入力波形パラメータ
に対して前記第1の回路接続情報に使用している論理セ
ルであるフリップフロップを同一論理異回路構成のフリ
ップフロップへ置換することにより低電力となるかどう
か判定し置換パラメータを生成する第2の置換判断ステ
ップと、前記第1の回路接続情報に対し前記第2の置換
判断ステップで低電力となると判断したインスタンスを
記述した第2の置換パラメータに記述されているインス
タンスの論理セル名を置換後の論理セル名に置換する第
2の置換処理ステップと、前記第2の置換処理ステップ
でより低電力な回路構成へ置換した第2の回路接続情報
を使用し第1及び第2の配置配線用ライブラリを入力し
て再度配置配線を実行し第2のRC付回路接続情報と第
2のレイアウトとを生成する第2の配置配線ステップ
と、前記第2のRC付回路接続情報に対しバックアノテ
ーションを実行する第2のバックアノテーションステッ
プと、前記第2のレイアウトに対しレイアウト検証を実
行する第2のレイアウト検証ステップと、前記第2のバ
ックアノテーションステップの結果を判断する第2のバ
ックアノテーション結果判断ステップと、第2のレイア
ウト検証ステップの結果エラーがないかを判断する第2
のレイアウト検証エラー判断ステップと、前記第2のバ
ックアノテーション結果判断ステップ及び前記第2のレ
イアウト検証エラー判断ステップでエラーがある場合レ
イアウトを修正する第2のレイアウト修正ステップとを
有することを特徴するものである。
【0043】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0044】本実施の形態の低電力LSI設計方法は、
論理回路としてフリップフロップを含む順序回路を用い
るASIC(特定応用専用半導体集積回路)の低消費電
力化を目的とする低電力LSI設計方法において、上記
フリップフロップとしてレシオレス型構成のフリップフ
ロップであるレシオレス型フリップフロップとレシオ型
構成のフリップフロップであるレシオ型フリップフロッ
プとの2種を選択候補として有し、上記選択候補のレシ
オレス型フリップフロップとレシオ型フリップフロップ
の消費電力の大小関係がデータ入力端子のトグル率(遷
移回数)に対するクロック端子のトグル率の比であるデ
ータ動作率と入力波形遷移時間に依存して変化すること
を利用して予め設定したデータ動作率と入力波形遷移時
間に対する前記選択候補の各々の消費電力を含む上記選
択候補の選択判定用ライブラリを準備し、論理パス毎の
データ動作率及び入力波形遷移時間を上記判定用ライブ
ラリと比較し、上記選択候補のレシオレス型フリップフ
ロップとレシオ型フリップフロップのいずれか低電力と
なる方を上記フリップフロップとして選択することによ
り、LSI全体の消費電力を削減することを特徴とす
る。
【0045】ここで、レシオ型FFとは、従来技術で説
明したように、FF回路を構成するインバータの低レベ
ル出力が、このインバータを構成する負荷トランジスタ
と駆動トランジスタのβレシオで決定されるものをい
う。これに対して、レシオレス型FFとは、インバータ
の負荷トランジスタと駆動トランジスタのβレシオには
依存せず、論理保証のため直流電源電圧に代えてクロッ
クを用いるものをいう。
【0046】次に、本発明の第1の実施の形態を図6と
共通の構成要素には共通の参照文字/数字を付して同様
にフローチャートで示す図1を参照すると、この図に示
す本実施の形態の低電力LSI設計方法は、従来と共通
の論理記述言語を用いて機能設計を行う機能設計ステッ
プS1と、ステップS1の機能を実現するために論理合
成を行う論理合成ステップS2と、論理合成ステップS
2の結果生成される回路接続情報L1と回路接続情報L
1の期待動作の論理パターンL2を用いて論理検証を行
う論理シミュレーションステップS3と、論理シミュレ
ーションステップS3の結果を判断する結果判断ステッ
プS4と、回路接続情報L1及び配置配線用ライブラリ
L3を読み込み配置配線を行う配置配線ステップS5
と、配置配線ステップS5の結果生成されたRC付回路
接続情報L4と論理パターンL2を用いて論理・遅延・
消費電力の各検証を行うバックアノテーションを実行す
るバックアノテーションステップS6と、配置配線ステ
ップS5の結果生成されたレイアウトライブラリ(以下
レイアウト)L5の検証を行うレイアウト検証ステップ
S7と、バックアノテーションステップS6の結果を判
断する結果判断ステップS8と、レイアウト検証ステッ
プS7の検証結果にエラーが無いか否かを判定するエラ
ー判断ステップS9と、結果判断ステップS4で否の場
合所定の回路修正を行う回路修正ステップS10と、結
果判断ステップS8とエラー判断ステップS9で否の場
合所定のレイアウト修正を行うレイアウト修正ステップ
S11とに加えて、論理パス毎のデータ動作率及び入力
波形遷移時間を後述する各選択置換を判定する判定用ラ
イブラリと比較し、低消費電力となる方の回路構成のF
Fを選択して置換を行う低電力回路選択置換ステップS
20を有する。
【0047】ここで、各上記ステップで用いるファイル
について説明すると、配置配線用ライブラリL3は、回
路接続情報L1で使用する全ての論理セルの端子・配線
禁止情報等を持つライブラリであり、RC付回路接続情
報L4は、配置配線ステップS5の結果生成された配線
抵抗及び負荷容量等のより実配線に近い状態の回路接続
情報である。
【0048】次に、低電力回路選択置換ステップS20
の詳細をフローチャートで示す図2を参照すると、端子
情報ファイル(以下端子情報)L6とトグル情報ファイ
ル(以下トグル情報)L7からデータ動作率の計算を行
うデータ動作率計算ステップS21と、端子情報L6と
配線遅延情報L8からFF等の順序回路のデータ入力端
子への入力波形遷移時間を抽出する遷移時間抽出ステッ
プS22と、各順序回路毎のレシオ型FFとレシオレス
型FFにおける消費電力の大小関係が記述されている動
作率/入力波形判定ライブラリL10に基づき動作率/
入力波形パラメータL9に対して回路接続情報L1に使
用している論理セルであるFFを同一論理異回路構成の
FFへ置換する、すなわち、各インスタンス毎のデータ
動作率及び入力波形遷移時間とを比較し同一機能同一能
力のレシオ型FF(以下回路)とレシオレス型回路の相
互置換により低消費電力となるかどうか判定し置換パラ
メータL11を生成する置換判断ステップS23と、回
路接続情報L1に対し置換判断ステップS23で低消費
電力となると判断したインスタンスを記述した置換パラ
メータL11に記述されているインスタンスの論理セル
名を置換後の論理セル名に置換する置換処理ステップS
24と、置換処理ステップS24でより低消費電力な回
路構成へ置換した回路接続情報L12を使用し配置配線
用ライブラリL3,L13を入力して再度配置配線を実
行しRC付回路接続情報L14とレイアウトL13とを
生成する配置配線ステップS25と、RC付回路接続情
報L14に対し再度バックアノテーションを実行するバ
ックアノテーションステップS26と、レイアウトL1
3に対し再度レイアウト検証を実行するレイアウト検証
ステップS27と、バックアノテーションステップS2
6の結果を判断する結果判断ステップS28と、レイア
ウト検証ステップS27の結果エラーがないかを判断す
るエラー判断ステップS29と、結果判断ステップS2
8又はエラー判断ステップS29でNGの場合再度レイ
アウトを修正するレイアウト修正ステップS30とを有
する。
【0049】また、各上記ステップで用いるファイルに
ついて説明すると、端子情報L6は、各論理セル毎の端
子属性が記述され順序回路の識別が可能なライブラリで
ある。トグル(遷移)情報L7は、バックアノテーショ
ンステップS6の検証結果の一つで各論理パス毎の遷移
回数等の情報を含みデータ動作率の計算に使用する。配
線遅延情報L8は、バックアノテーションステップS6
の検証結果の一つで各パスにおける波形遷移時間情報の
他配線容量や遅延情報等が含まれるライブラリである。
動作率/入力波形パラメータL9は、ステップS21及
びS22によって計算及び抽出したFF等順序回路のパ
ス毎のデータ動作率及び入力波形遷移時間を、インスタ
ンス名及び論理セル名と共に記述したパラメータであ
る。ここで、インスタンス名とは、L1の中で同じ論理
セルを複数個使用している場合、それらを識別するため
の名前であり、回路接続情報L1の中でインスタンス名
が重なることは決してない。
【0050】動作率/入力波形判定ライブラリL10
は、予め全ての順序回路に対して同一論理の回路間で消
費電力の大小が入れ替わるデータ動作率とそのデータ動
作率における入力波形遷移時間制限の値を格納したライ
ブラリである。置換パラメータL11は、置換判断ステ
ップS23によって置換により低消費電力となると判定
したインスタンスに対してのみ、そのインスタンス名、
論理セル名、置換後の論理セル名、データ動作率及び入
力波形遷移時間を格納したライブラリである。回路接続
情報L12は、置換処理ステップS24でより低消費電
力なレシオ型回路構成へ置換した回路接続情報である。
置換配置配線用ライブラリL13は、置換に使用した論
理セルの端子・配線禁止情報等を持つ配置配線用ライブ
ラリである。これを追加しなければ、後述の論理セル置
換後に実施する配置配線ステップS25で不足が生じ
る。
【0051】次に、図1及び図2を参照して本実施の形
態の動作について説明すると、まず、機能設計ステップ
S1による機能実現のために論理合成ステップS2で論
理合成を行い、回路接続情報L1を生成する。なお、こ
の論理合成時に、消費電力最適化ツールによって低消費
電力を行っている。
【0052】次に、回路接続情報L1と論理パターンL
2を読み込み、論理シミュレーションステップS3で論
理検証を行い、その期待値のパターン通りに回路が動作
するかを検証する。
【0053】論理シミュレーションステップS3で論理
検証を行った結果を結果判断ステップS4で判断し、問
題があれば(NG)回路修正ステップS10へ進み、回
路修正ステップS10で回路修正後、機能ステップS1
に戻る。問題が無ければ(OK)、配置配線ステップS
5に進む。
【0054】配置配線ステップS5では、回路接続情報
L1と配置配線用ライブラリL3を用いて、配置配線処
理を実施し、レイアウトL5と抵抗・容量付き回路接続
情報(以下RC付回路接続情報)L4を生成する。
【0055】次に、バックアノテーションステップS6
でRC付回路接続情報L4と論理パターンL2を読み込
みバックアノテーションを実施し、この結果が問題ない
か結果判断ステップS8で判定を行い、エラーがあれば
(NG)、レイアウト修正ステップS11へと進み、レ
イアウト修正後配置配線ステップS5に戻る。結果判断
ステップS8でエラーが無い場合には(OK)、本実施
の形態を特徴付ける低電力回路選択置換ステップS20
に進む。
【0056】低電力回路選択置換ステップS20では、
バックアノテーションステップS6のバックアノテーシ
ョンの結果が格納されているファイル群の内、トグル情
報L7及び配線遅延情報L8を利用する。
【0057】以下説明の便宜上、初期条件として、各論
理パスを構成するFFは全てレシオレス型FFでるもの
とし、この低電力回路選択置換ステップS20での処理
結果、置換対象となるレシオレス型FFを同一機能同一
能力のレシオ型FFに置換するものとする。
【0058】まず、端子情報L6を基に、トグル情報フ
ァイルL7から各パス毎のデータ動作率計算をデータ動
作率計算ステップS21で行う。また、同じく端子情報
L6を基に、配線遅延情報L8から、各インスタンスの
データ端子への入力波形の遷移時間抽出を遷移時間抽出
ステップS22で行い、それらの情報を動作率/入力波
形パラメータL9に格納する。動作率/入力波形パラメ
ータL9と動作率/入力波形判定ライブラリL10を用
いて、処理対象のインスタンスがFF置換によって低消
費電力となるインスタンスかを置換判断ステップS23
で判定し、その対象インスタンスがFF置換によって低
消費電力となる、すなわち、置換対象が存在する場合
は、このインスタンスの関係FFのパラメータを置換パ
ラメータL11に格納し、置換処理ステップS24に進
む。置換対象が存在しない場合は、レイアウト検証ステ
ップS7に進む。
【0059】レイアウト検証ステップS7では、レイア
ウト検証を実施し、エラーがあるかをエラー判断ステッ
プS9で判定し、エラーがある場合には、レイアウト修
正ステップS11へ進み、レイアウト修正後配置配線ス
テップS5に戻る。エラーが無ければレイアウト設計を
完了する。
【0060】置換処理ステップS24で、置換パラメー
タL11を基に、回路接続情報L1に対し、FFを置換
し、より低消費電力な論理セルへと置換した新規の回路
接続情報L12を生成する。この回路接続情報L12と
配置配線用ライブラリL3及び置換に使用したFFの置
換配置配線用ライブラリL13を加えて、再度配置配線
ステップS25で配置配線を行い、新たなRC付回路情
報L14と、レイアウトL15とを生成する。
【0061】これ以降は、レイアウトL15のレイアウ
ト検証ステップS27と、RC付回路情報L14のバッ
クアノテーションステップS26に分岐し、検証結果判
定の結果判断ステップS28及びエラー判断ステップS
29両者共でエラーが無くなればレイアウト完了とな
る。いずれかでエラーのある場合はレイアウト修正ステ
ップS30に進み、所定のレイアウト修正処理を行い、
再度配置配線ステップS25に戻る。
【0062】次に、動作率/入力波形判定ライブラリL
10及び動作率/入力波形パラメータL9の各々の記述
内容の一例を説明図で示す図3(A),(B)及び置換
処理ステップS24で使用する置換パラメータL11の
生成の様子を説明図で示す図図4を参照して、これら動
作率/入力波形判定ライブラリL10、動作率/入力波
形パラメータL9及び置換パラメータL11について詳
細に説明すると、まず、動作率/入力波形パラメータL
9については、上述した遷移時間抽出ステップS22
で、端子情報L6を基に回路接続情報L1で使用してい
るレシオレス型回路の論理セル名を特定し、トグル情報
L7から、その論理セルを使っているインスタンス名を
抽出し、インスタンス毎にデータ動作率を計算する。同
様に、配線遅延情報L8から、そのインスタンスのデー
タ端子への入力波形遷移時間を抽出して動作率/入力波
形L9を生成する。
【0063】図3(A)を参照すると、動作率/入力波
形パラメータL9は、インスタンス名IN、レシオレス
型回路(FF)論理セル名RLC、データ動作率DD、
入力波形遷移時間TRの各情報から成る。
【0064】なお、データ動作率DDは下式より、クロ
ック端子のトグル率(遷移回数)CNとデータ入力端子
のトグル率DNから容易に計算が可能である。
【0065】 DD=DN/CN・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(1) (1)式を100倍して%で表しても良い。
【0066】次に、動作率/入力波形判定用ライブラリ
L10について説明すると、この動作率/入力波形判定
用ライブラリL10は、同一論理・同一能力のレシオ型
回路とレシオレス型回路では、消費電力の大小がデータ
動作率、及び入力波形遷移時間によって決定するため、
予め設計に使用するレシオ型回路とレシオレス型回路の
各々のデータ動作率/入力波形遷移時間制限情報を格納
しておき、判定用ライブラリとしたものである。
【0067】図3(B)を参照すると、動作率/入力波
形判定用ライブラリL10は、レシオレス型回路論理セ
ル名RLC、レシオ型回路論理セル名RC、レシオ型回
路の消費電力の方が小さくなるデータ動作率DDR、そ
の動作率においてレシオ型回路が低消費電力を保証出来
る入力波形遷移時間制限TRLの各情報から成る。
【0068】最後に、図4を参照して、動作率/入力波
形パラメータL9と動作率/入力波形判定用ライブラリ
L10とに基づき生成する置換パラメータL11につい
て説明すると、置換パラメータL11は、動作率/入力
波形パラメータL9に格納したインスタンス毎のレシオ
レス型回路論理セル名を参照し、そのデータ動作率、入
力波形遷移時間の各々を動作率/入力波形判定用ライブ
ラリL10の値と比較する。そして動作率/入力波形判
定用ライブラリL10の制限を満足していれば、そのイ
ンスタンスは、レシオ型回路構成への置換により、より
低消費電力となることが判断できるため、置換対象イン
スタンスとして置換パラメータL11へ順次格納を行
う。
【0069】図4を参照すると、置換パラメータL11
は、インスタンス名IN、レシオレス型回路論理セル名
RLC、レシオ型回路論理セル名RC、データ動作率D
D、入力波形遷移時間TRの各情報から成る。
【0070】上述したように、本実施の形態では、パス
毎のデータ動作率及び入力波形遷移時間を後述する各判
定用ライブラリと比較し、低消費電力となる方の回路構
成を選択して置換を行う低電力回路選択置換ステップS
20を有することにより、レシオ型回路とレシオレス型
回路をデータ動作率及び入力波形遷移時間制限によって
使い分けることで、より低消費電力なLSIを実現でき
る。
【0071】
【表1】
【0072】従来技術と本実施の形態の設計方法による
LSIの全消費電力、及びRAM、クロック部、ロジッ
ク(順序回路及び組合せ回路)それぞれの内訳を比較し
て示した表1を参照すると、この表に示す従来技術によ
るチップ電力は、使用している順序回路の全てをレシオ
レス型回路とし、従来技術のASIC自動設計フローを
適用し、かつ、順序回路のトランジスタのゲート幅
(W)サイズを最小とする理想設計を実現したと想定す
ることにより、低消費電力化を実現したLSIの消費電
力を示す。さらに、上述した論理合成時における消費電
力最適化ツールによる低消費電力化技術も使用してお
り、従来の技術においては、最も低消費電力なLSI設
計を行った結果といえる。
【0073】この従来技術で最も低消費電力なLSIに
対し、本実施の形態のデータ動作率と入力波形遷移時間
制限によって低消費電力となる条件の場合に、レシオ型
回路へ置換する低電力回路選択置換ステップをASIC
設計フローに付加することにより、さらに数%、この例
では、3.4%の消費電力の削減が可能である。
【0074】次に、本発明の第2の実施の形態を図3と
共通の構成要素には共通の参照文字/数字を付して同様
にフローチャートで示す図5を参照すると、この図に示
す本実施の形態の前述の第1の実施の形態との相違点
は、論理シミュレーションステップS3の判断ステップ
S4の後に、論理シミュレーションステップS3の検証
結果の一部であるトグル情報ファイルL7を用いて予備
的な低電力回路選択置換ステップS40を行い、その後
バックアノテーションステップS6以降の処理を行うこ
とである。
【0075】本実施の形態を特徴付ける低電力回路選択
置換ステップS40をフローチャートで示す図6を参照
すると、端子情報L6とトグル情報L7からデータ動作
率の計算を行うデータ動作率計算ステップS41と、動
作率/入力波形判定ライブラリL10に基づき動作率/
入力波形パラメータL9に対して回路接続情報L1に使
用している論理セルを同論理異回路構成の論理セルへ置
換し置換パラメータL11を生成する置換判断ステップ
S43と、回路接続情報L1に対し置換判断ステップS
43で低消費電力となると判断したインスタンスを記述
した置換パラメータL11に記述されているインスタン
スの論理セル名を置換後の論理セル名に置換する置換処
理ステップS44と、置換処理ステップS44でより低
消費電力な回路構成へ置換した回路接続情報L12を使
用して再度配置配線を実行しレイアウトL5とRC付回
路情報S45を生成する配置配線ステップS45とを有
する。
【0076】次に、図5及び図6を参照して、本実施の
形態の動作について、第1の実施の形態との相違点を重
点的に説明すると、まず、機能設計ステップS1による
機能実現のために論理合成ステップS2で論理合成を行
い、回路接続情報L1を生成し、回路接続情報L1と論
理パターンL2を読み込み、論理シミュレーションステ
ップS3で論理検証を行う。この論理検証結果を結果判
断ステップS4で判断し、問題があれば(NG)回路修
正ステップS10へ進み、回路修正ステップS10で回
路修正後、機能ステップS1に戻る。問題が無ければ
(OK)、低電力回路選択置換ステップS40に進む。
【0077】低電力回路選択置換ステップS40では、
トグル情報L7から、端子情報L6を基に各パス毎のデ
ータ動作率計算をステップS41で行い、動作率/入力
波形パラメータL9へ格納する。この動作率/入力波形
パラメータL9と動作率/入力波形判定用ライブラリL
10を用いて、処理対象のインスタンスがFF置換によ
り低消費電力となるか否かを置換判断ステップS43で
判定し、その対象インスタンスがFF置換によって低消
費電力となる、すなわち、置換対象が存在する場合は、
このインスタンスの関係FFのパラメータを置換パラメ
ータL11に格納し、置換処理ステップS44に進む。
置換対象が存在しない場合は、配置配線ステップS45
に進む。
【0078】置換処理ステップS44で、置換パラメー
タL11を基に、回路接続情報L1に対し、FFを置換
し、より低消費電力な論理セルへと置換した新規の回路
接続情報L12を生成する。この回路接続情報L12と
配置配線用ライブラリL3及び置換に使用したFFの置
換配置配線用ライブラリL13を加えて、配置配線ステ
ップS45で配置配線を行い、RC付回路情報L4と、
レイアウトL5とを生成する。
【0079】以下第1の実施の形態と共通の低電力回路
選択置換ステップS20を実施する。
【0080】第1の実施の形態では、バックアノテーシ
ョンステップS6の結果を基に低電力回路選択置換ステ
ップS20でFF置換を行ったが、本実施の形態では、
第1の実施の形態の低電力回路選択置換ステップS20
に加えて、論理シミュレーションステップS3の論理シ
ミュレーション終了後にも低電力回路選択置換ステップ
S40でFF置換を行う。
【0081】これにより、第1の実施の形態では、配置
配線ステップS5に入力した回路接続情報L1に代わ
り、この回路接続情報L1に対し低消費電力のFFを予
め選択して置換して生成した回路接続情報L12を入力
して配置配線ステップS45で実施することが可能であ
る。このため、バックアノテーションステップS6の後
に、低電力回路選択置換ステップS20において配置配
線ステップS25を行う場合において、置換対象の論理
セルが第1の実施の形態よりも少なくなるため、設計T
ATを短縮出来る利点がある。
【0082】ただし、論理シミュレーションステップS
3では、回路接続情報L1と論理パターンL2があれば
トグル情報L7を得ることが容易なデータ動作率に対し
て、入力波形遷移時間は、配置配線ステップS45の実
施前であるため考慮出来ない。しかし、バックアノテー
ションS6後、本実施の形態では2回目となる低電力回
路選択置換ステップS20でのFF置換処理の置換処理
ステップS44で考慮出来るので問題無い。
【0083】以上より、第1の実施の形態に対する本実
施の形態の相違点を整理すると以下の通りである。
【0084】第1の実施の形態では、配置配線ステップ
S5に入力する回路接続情報L1に使用している順序回
路はレシオレス型回路構成のみを使用し、置換処理ステ
ップS24において、低消費電力となるインスタンスを
レシオ型回路に置換しているのに対し、本実施の形態で
は、配置配線ステップS45に入力する回路接続情報L
12には、論理シミュレーションステップS3の結果か
ら計算したデータ動作率によって、レシオレス型回路か
らレシオ型回路へ置換したインスタンスも存在するとい
う点である。
【0085】何れの方法を採っても、最終的にはバック
アノテーションS6の結果より動作率/入力波形パラメ
ータL9及び動作率/入力波形判定用ライブラリL10
を基に低消費電力な順序回路が選択されるため、得られ
る結果は同一となる。
【0086】次に、本発明の第3の実施の形態を特徴付
ける低電力回路選択置換ステップS20Aを図2と共通
の構成要素には共通の参照文字/数字を付して同様にフ
ローチャートで示す図7を参照すると、この図に示す本
実施の形態の前述の第1の実施の形態の低電力回路選択
置換ステップS20との相違点は、置換処理ステップS
24の代わりにレシオ型FFの置換パラメータL11に
基づきレイアウトL5とRC付回路接続情報L4の両者
に対しFF置換処理を行いFF置換処理済のRC付回路
接続情報L24とレイアウトライブラリL25を生成す
る置換処理ステップS24Aを有し、配置配線ステップ
S25を省略したことである。
【0087】次に図7及び図1を参照して本実施の形態
の動作について、第1の実施の形態との相違点を重点的
に説明すると、まず、機能設計ステップS1〜判断ステ
ップS8、及び低電力回路選択置換ステップS20Aの
データ動作率計算ステップS21〜置換判断ステップS
23までは第1の実施の形態と共通の処理を行い、置換
パラメータL11を生成する。
【0088】次に、置換処理ステップS24Aで、置換
パラメータL11に基づき、配置配線ステップS5で生
成されたレイアウトL5とRC付回路接続情報L4の両
者に対し、レシオレス型FFをレシオ型FFに置換する
FF置換処理を行い、FF置換処理済のRC付回路接続
情報L24とレイアウトライブラリL25を生成する。
【0089】次に、FF置換済みのRC付き回路接続情
報L24と論理パターンL2を基にバックアノテーショ
ンステップS26を実施し、その結果を判断ステップS
28で判断する。判断ステップS28でエラーとなるイ
ンスタンスが存在した場合には、レイアウト修正ステッ
プS11で所定のレイアウト修正を行い、配置配線ステ
ップS5に戻り、再度この配置配線ステップS5でレイ
アウト修正後のレイアウトL5とRC付回路接続情報L
4を生成し、以降の処理を反復する。
【0090】同様に、FF置換済みのレイアウトライブ
ラリL25に対しレイアウト検証ステップS27を実施
し、判断ステップS29でエラーとなるインスタンスが
存在した場合には、レイアウト修正ステップS11で所
定のレイアウト修正を行い、配置配線ステップS5に戻
り、再度この配置配線ステップS5でレイアウト修正後
のレイアウトL5とRC付回路接続情報L4を生成し、
以降の処理を反復する。判断ステップS28、S29で
エラーが無くなるまで上記処理を反復し、えらーが無く
なると処理を終了する。
【0091】次に、置換処理ステップS24Aによっ
て、レイアウトL5に対するレイアウトL25への置換
が可能な理由を説明する。
【0092】レシオ型回路とレシオレス型回路では、そ
の回路構成が異なることから、当然レイアウトライブラ
リも異なるはずであり、単純な置換ではレイアウトライ
ブラリ中でネットのショートや設計基準違反の発生が考
えられる。しかし、この問題は、レシオ型回路とレシオ
レス型回路のレイアウトサイズを同一にし、入出力端子
の形状も同一、また、配置配線の際には、これらの論理
セル上部を他の配線が通過することを禁止した配置配線
用ライブラリとしておくことで容易に解決出来る。
【0093】つまりは、レシオ型回路とレシオレス型回
路の配置配線用ライブラリは、全くの同一形状とするこ
とで、置換処理ステップS24AでのレイアウトL5に
対するレイアウトL25への単純な置換が可能となる。
【0094】以上より、第1の実施の形態に対する本実
施の形態の相違点を整理すると以下の通りである。
【0095】第1の実施の形態では、FF置換処理の置
換処理ステップS24を回路接続情報L1に対して実施
して、FFを置換した新規な回路接続情報L12を生成
し直し、配置配線ステップS25を実施していたのに対
し、本実施の形態では、レシオ型回路とレシオレス型回
路の配置配線用ライブラリを同一の配置配線用ライブラ
リL3としておくことにより、置換処理ステップS24
AはレイアウトL5及びRC付回路接続情報L4に対し
て実施し、配置配線ステップS25を実施する必要は無
く、設計TATを削減出来ることである。
【0096】何れの方法を採っても、最終的にはバック
アノテーションS26の結果より動作率/入力波形パラ
メータL9と動作率/入力波形判定用ライブラリL10
を基に低消費電力化を達成する順序回路を選択するた
め、同一結果を得る。
【0097】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の低電力L
SI設計方法は、フリップフロップとしてレシオレス型
フリップフロップとレシオ型フリップフロップとの2種
を選択候補として有し、上記選択候補のレシオレス型フ
リップフロップとレシオ型フリップフロップの消費電力
の大小関係がデータ動作率と入力波形遷移時間に依存し
て変化することを利用して予め設定したデータ動作率と
入力波形遷移時間に対する選択候補の各々の消費電力を
含む上記選択候補の選択判定用ライブラリを準備し、論
理パス毎のデータ動作率及び入力波形遷移時間を上記判
定用ライブラリと比較し、上記選択候補のレシオレス型
フリップフロップとレシオ型フリップフロップのいずれ
か低電力となる方を上記フリップフロップとして選択置
換する低電力回路選択置換ステップS20を有すること
により、レシオ型回路とレシオレス型回路をデータ動作
率及び入力波形遷移時間制限によって使い分けること
で、より低電力なLSIを実現できるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の低電力LSI設計方法の第1の実施の
形態を示すフローチャートである。
【図2】図1の低電力回路選択置換ステップS20の詳
細を示すフローチャートである。
【図3】図2の動作率/入力波形判定ライブラリ及び動
作率/入力波形パラメータの各々の記述内容の一例を示
す説明図である。
【図4】図2の置換処理ステップで使用する置換パラメ
ータの生成の様子を示す説明図である。
【図5】本発明の低電力LSI設計方法の第2の実施の
形態を示すフローチャートである。
【図6】図5の低電力回路選択置換ステップS40の詳
細を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第3の実施の形態を特徴付ける低電力
回路選択置換ステップS20Aの詳細を示すフローチャ
ートである。
【図8】従来の低電力LSI設計方法の一例を示すフロ
ーチャートである。
【図9】レシオレス型FFの一例を示す回路図及びその
消費電力構成の一例を示す説明図である。
【図10】レシオ型FFの一例を示す回路図及びその消
費電力構成の一例を示す説明図である。
【図11】レシオ型FF及びレシオレス型FFの消費電
力の一例及び両FFの入力波形の遷移時間の依存特性を
それぞれ示すグラフである。
【符号の説明】
L1,L12 回路接続情報 L2 論理パターン L3,L13 配置配線用ライブラリ L4,L14,L24 RC付回路接続情報 L5,L15,L25 レイアウト L6 端子情報 L7 トグル情報 L8 配線遅延情報 L9 動作率/入力波形パラメータ L10 動作率/入力波形判定ライブラリ L11 置換パラメータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B046 AA08 BA03 BA04 JA03 JA05 KA06 5F064 AA03 BB02 BB07 BB19 EE02 HH09

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 論理回路としてフリップフロップを含む
    順序回路を用いるASIC(特定応用専用半導体集積回
    路)の低消費電力化を目的とする低電力LSI設計方法
    において、 前記フリップフロップとしてレシオレス型構成のフリッ
    プフロップであるレシオレス型フリップフロップとレシ
    オ型構成のフリップフロップであるレシオ型フリップフ
    ロップとの2種を選択候補として有し、 前記選択候補の前記レシオレス型フリップフロップと前
    記レシオ型フリップフロップの消費電力の大小関係がデ
    ータ入力端子のトグル率(遷移回数)に対するクロック
    端子のトグル率の比であるデータ動作率と入力波形遷移
    時間に依存して変化することを利用して予め設定したデ
    ータ動作率と入力波形遷移時間に対する前記選択候補の
    各々の消費電力を含む前記選択候補の選択判定用ライブ
    ラリを準備し、 論理パス毎の前記データ動作率及び前記入力波形遷移時
    間を前記選択判定用ライブラリと比較し、前記選択候補
    の前記レシオレス型フリップフロップと前記レシオ型フ
    リップフロップのいずれか低電力となる方を前記フリッ
    プフロップとして選択することにより、LSI全体の消
    費電力を削減することを特徴とする低電力LSI設計方
    法。
  2. 【請求項2】 初期条件として、前記レシオレス型フリ
    ップフロップを用いて前記論理回路を設計し、 前記パス毎の前記データ動作率及び前記入力波形遷移時
    間を前記選択判定用ライブラリと比較する置換判断を行
    い、 前記レシオ型フリップフロップの方が低電力となる場合
    前記レシオレス型フリップフロップを前記レシオ型フリ
    ップフロップに置換することを特徴する請求項1記載の
    低電力LSI設計方法。
  3. 【請求項3】 論理回路としてフリップフロップを含む
    順序回路を用いるASIC(特定応用専用半導体集積回
    路)の低消費電力化を目的とする低電力LSI設計方法
    において、 論理記述言語を用いて機能設計を行う機能設計ステップ
    と、 前記機能設計ステップの機能を実現するために論理合成
    を行う論理合成ステップと、 前記論理合成ステップの結果生成される第1の回路接続
    情報とこの第1の回路接続情報の期待動作の論理パター
    ンとを用いて論理検証を行う論理シミュレーションステ
    ップと、 前記論理シミュレーションステップの結果を判断する論
    理シミュレーション結果判断ステップと、 前記第1の回路接続情報及び配置配線用の第1の配置配
    線用ライブラリを読み込み配置配線を行う第1の配置配
    線ステップと、 前記配置配線ステップの結果生成された第1のRC付回
    路接続情報と前記論理パターンを用いて論理と遅延と消
    費電力の各検証を行うバックアノテーションを実行する
    第1のバックアノテーションステップと、 前記第1の配置配線ステップの結果生成された第1のレ
    イアウトの検証を行う第1のレイアウト検証ステップ
    と、 前記第1のバックアノテーションステップの結果を判断
    する第1のバックアノテーション結果判断ステップと、 前記第1のレイアウト検証ステップの検証結果にエラー
    が無いか否かを判定する第1のレイアウト検証エラー判
    断ステップと、 前記論理シミュレーション結果判断ステップで否の場合
    所定の回路修正を行う第1の回路修正ステップと、 前記第1のバックアノテーション結果判断ステップと第
    1のレイアウト検証エラー判断ステップで否の場合所定
    のレイアウト修正を行う第1のレイアウト修正ステップ
    と、 論理パス毎のデータ入力端子のトグル率(遷移回数)に
    対するクロック端子のトグル率の比であるデータ動作率
    及び入力波形遷移時間を予め設定した選択置換判定用ラ
    イブラリと比較し、低消費電力となる方の回路構成のフ
    リップフロップを選択して置換を行う低電力回路選択置
    換ステップとを有することを特徴とする低電力LSI設
    計方法。
  4. 【請求項4】 前記低電力回路選択置換ステップが、各
    論理セル毎の端子属性が記述され順序回路の識別が可能
    なライブラリである端子情報と前記第1のバックアノテ
    ーションステップの検証結果の一つであり各論理パス毎
    の遷移情報であるトグル情報とから前記データ動作率の
    計算を行うデータ動作率計算ステップと、 前記端子情報と配線遅延情報から前記データ入力端子へ
    の入力波形遷移時間を抽出する遷移時間抽出ステップ
    と、 各順序回路毎のレシオレス型構成のフリップフロップで
    あるレシオレス型フリップフロップとレシオ型構成のフ
    リップフロップであるレシオ型フリップフロップにおけ
    る消費電力の大小関係が記述された前記選択置換判定用
    ライブラリである動作率/入力波形判定ライブラリに基
    づき前記データ動作率計算ステップ及び前記遷移時間抽
    出によって計算及び抽出した前記論理パス毎のデータ動
    作率及び入力波形遷移時間をインスタンス名及び論理セ
    ル名と共に記述したパラメータである動作率/入力波形
    パラメータに対して前記第1の回路接続情報に使用して
    いる論理セルであるフリップフロップを同一論理異回路
    構成のフリップフロップへ置換することにより低電力と
    なるかどうか判定し置換パラメータを生成する置換判断
    ステップと、 前記第1の回路接続情報に対し前記置換判断ステップで
    低電力となると判断したインスタンスを記述した置換パ
    ラメータに記述されているインスタンスの論理セル名を
    置換後の論理セル名に置換する置換処理ステップと、 前記置換処理ステップでより低電力な回路構成へ置換し
    た第2の回路接続情報を使用し第1及び第2の配置配線
    用ライブラリを入力して再度配置配線を実行し第2のR
    C付回路接続情報と第2のレイアウトとを生成する第2
    の配置配線ステップと、 前記第2のRC付回路接続情報に対しバックアノテーシ
    ョンを実行する第2のバックアノテーションステップ
    と、 前記第2のレイアウトに対しレイアウト検証を実行する
    第2のレイアウト検証ステップと、 前記第2のバックアノテーションステップの結果を判断
    する第2のバックアノテーション結果判断ステップと、 第2のレイアウト検証ステップの結果エラーがないかを
    判断する第2のレイアウト検証エラー判断ステップと、 前記第2のバックアノテーション結果判断ステップ及び
    前記第2のレイアウト検証エラー判断ステップでエラー
    がある場合レイアウトを修正する第2のレイアウト修正
    ステップとを有することを特徴とする請求項3記載の低
    電力LSI設計方法。
  5. 【請求項5】 初期条件として、前記レシオレス型フリ
    ップフロップを用いて前記論理パスが設計され、 前記置換判断ステップが、前記動作率/入力波形判定ラ
    イブラリと前記動作率/入力波形パラメータから読み出
    した各インスタンス毎のデータ動作率及び入力波形遷移
    時間とを比較し同一機能同一能力のレシオ型フリップフ
    ロップに置換することにより低電力となるかどうか判定
    しレシオ型フリップフロップの置換パラメータを生成
    し、 前記置換処理ステップが、前記レシオ型フリップフロッ
    プの置換パラメータに基づき前記第1の回路接続情報に
    対し前記レシオ型フリップフロップへの置換処理を行う
    ことを特徴とする請求項4記載の低電力LSI設計方
    法。
  6. 【請求項6】 前記置換処理ステップが、前記レシオ型
    フリップフロップの置換パラメータに基づき前記第1の
    レイアウトと前記第1のRC付回路接続情報の両者に対
    し前記レシオ型フリップフロップへの置換処理を行い置
    換処理済の前記第2のRC付回路接続情報と前記第2の
    レイアウトライブラリを生成することを特徴とする請求
    項4記載の低電力LSI設計方法。
  7. 【請求項7】 論理回路としてフリップフロップを含む
    順序回路を用いるASIC(特定応用専用半導体集積回
    路)の低消費電力化を目的とする低電力LSI設計方法
    において、 論理記述言語を用いて機能設計を行う機能設計ステップ
    と、 前記機能設計ステップの機能を実現するために論理合成
    を行う論理合成ステップと、 前記論理合成ステップの結果生成される第1の回路接続
    情報とこの第1の回路接続情報の期待動作の論理パター
    ンとを用いて論理検証を行う論理シミュレーションステ
    ップと、 前記論理シミュレーションステップの結果を判断する論
    理シミュレーション結果判断ステップと、 前記論理シミュレーションステップの検証結果の一部で
    ああり各論理パス毎の遷移情報であるトグル情報を用い
    て論理パス毎のデータ入力端子のトグル率(遷移回数)
    に対するクロック端子のトグル率の比であるデータ動作
    率及び入力波形遷移時間を予め設定した第1の選択置換
    判定用ライブラリと比較し、低消費電力となる方の回路
    構成のフリップフロップを選択して置換を行いこのフリ
    ップフロップの置換結果に基づき配置配線を行い第1の
    レイアウト及び第1のRC付回路接続情報を生成する第
    1の低電力回路選択置換ステップと、 前記第1のRC付回路接続情報と前記論理パターンを用
    いて論理と遅延と消費電力の各検証を行うバックアノテ
    ーションを実行する第1のバックアノテーションステッ
    プと、 前記第1のレイアウトの検証を行う第1のレイアウト検
    証ステップと、 前記第1のバックアノテーションステップの結果を判断
    する第1のバックアノテーション結果判断ステップと、 前記第1のレイアウト検証ステップの検証結果にエラー
    が無いか否かを判定する第1のレイアウト検証エラー判
    断ステップと、 前記論理シミュレーション結果判断ステップで否の場合
    所定の回路修正を行う第1の回路修正ステップと、 前記第1のバックアノテーション結果判断ステップと第
    1のレイアウト検証エラー判断ステップで否の場合所定
    のレイアウト修正を行う第1のレイアウト修正ステップ
    と、 前記データ動作率及び前記入力波形遷移時間を第2の選
    択置換判定用ライブラリと比較し、低消費電力となる方
    の回路構成のフリップフロップを選択して置換を行う第
    2の低電力回路選択置換ステップとを有することを特徴
    とする低電力LSI設計方法。
  8. 【請求項8】 前記第1の低電力回路選択置換ステップ
    が、各論理セル毎の端子属性が記述され順序回路の識別
    が可能なライブラリである端子情報と前記第1のバック
    アノテーションステップの検証結果の一つであり各論理
    パス毎の遷移情報であるトグル情報とから前記データ動
    作率の計算を行う第1のデータ動作率計算ステップと、 各順序回路毎のレシオレス型構成のフリップフロップで
    あるレシオレス型フリップフロップとレシオ型構成のフ
    リップフロップであるレシオ型フリップフロップにおけ
    る消費電力の大小関係が記述された前記第1の選択置換
    判定用ライブラリである第1の動作率/入力波形判定ラ
    イブラリに基づき前記データ動作率計算ステップ及び前
    記遷移時間抽出によって計算及び抽出した前記論理パス
    毎のデータ動作率及び入力波形遷移時間をインスタンス
    名及び論理セル名と共に記述したパラメータである動作
    率/入力波形パラメータに対して前記第1の回路接続情
    報に使用している論理セルであるフリップフロップを同
    一論理異回路構成のフリップフロップへ置換することに
    より低電力となるかどうか判定し置換パラメータを生成
    する置換判断ステップと、 第1の回路接続情報に対し前記置換判断ステップで低消
    費電力となると判断したインスタンスを記述した前記置
    換パラメータに記述されているインスタンスの論理セル
    名を置換後の論理セル名に置換する置換処理ステップ
    と、 前記置換処理ステップでより低電力な回路構成へ置換し
    た第2の回路接続情報を使用して再度配置配線を実行し
    前記レイアウトと前記RC付回路情報を生成する配置配
    線ステップとを有することを特徴とする請求項7記載の
    低電力LSI設計方法。
  9. 【請求項9】 前記第2の低電力回路選択置換ステップ
    が、各論理セル毎の端子属性が記述され順序回路の識別
    が可能なライブラリである端子情報と前記第1のバック
    アノテーションステップの検証結果の一つであり各論理
    パス毎の遷移情報であるトグル情報とから前記データ動
    作率の計算を行う第2のデータ動作率計算ステップと、 前記端子情報と配線遅延情報から前記データ入力端子へ
    の入力波形遷移時間を抽出する遷移時間抽出ステップ
    と、 各順序回路毎のレシオレス型構成のフリップフロップで
    あるレシオレス型フリップフロップとレシオ型構成のフ
    リップフロップであるレシオ型フリップフロップにおけ
    る消費電力の大小関係が記述された前記第2の選択置換
    判定用ライブラリである第2の動作率/入力波形判定ラ
    イブラリに基づき前記第2のデータ動作率計算ステップ
    及び前記遷移時間抽出によって計算及び抽出した前記論
    理パス毎のデータ動作率及び入力波形遷移時間をインス
    タンス名及び論理セル名と共に記述したパラメータであ
    る動作率/入力波形パラメータに対して前記第1の回路
    接続情報に使用している論理セルであるフリップフロッ
    プを同一論理異回路構成のフリップフロップへ置換する
    ことにより低電力となるかどうか判定し置換パラメータ
    を生成する第2の置換判断ステップと、 前記第1の回路接続情報に対し前記第2の置換判断ステ
    ップで低電力となると判断したインスタンスを記述した
    第2の置換パラメータに記述されているインスタンスの
    論理セル名を置換後の論理セル名に置換する第2の置換
    処理ステップと、 前記第2の置換処理ステップでより低電力な回路構成へ
    置換した第2の回路接続情報を使用し第1及び第2の配
    置配線用ライブラリを入力して再度配置配線を実行し第
    2のRC付回路接続情報と第2のレイアウトとを生成す
    る第2の配置配線ステップと、 前記第2のRC付回路接続情報に対しバックアノテーシ
    ョンを実行する第2のバックアノテーションステップ
    と、 前記第2のレイアウトに対しレイアウト検証を実行する
    第2のレイアウト検証ステップと、 前記第2のバックアノテーションステップの結果を判断
    する第2のバックアノテーション結果判断ステップと、 第2のレイアウト検証ステップの結果エラーがないかを
    判断する第2のレイアウト検証エラー判断ステップと、 前記第2のバックアノテーション結果判断ステップ及び
    前記第2のレイアウト検証エラー判断ステップでエラー
    がある場合レイアウトを修正する第2のレイアウト修正
    ステップとを有することを特徴とする請求項7記載の低
    電力LSI設計方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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