JP2002318098A - 射撃システム、ビームガン、及び標的装置 - Google Patents

射撃システム、ビームガン、及び標的装置

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JP2002318098A
JP2002318098A JP2001119217A JP2001119217A JP2002318098A JP 2002318098 A JP2002318098 A JP 2002318098A JP 2001119217 A JP2001119217 A JP 2001119217A JP 2001119217 A JP2001119217 A JP 2001119217A JP 2002318098 A JP2002318098 A JP 2002318098A
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light
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Kazuhito Watanuki
和仁 綿貫
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Namco Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビームガンを用いて射撃を行う場合に、誤射
による混乱を回避でき射手やプレーヤを射撃に集中させ
ることができる射撃システムを提供する。 【解決手段】 複数並べられた標的21に向けて、この
標的21に対応するビームガン1から射撃ビーム光Lを
発射させる射撃システムWにおいて、ビームガン1に、
射撃ビーム光Lの発射とともに、自己特定用の伝達信号
Aを発する伝達信号発信手段14を設けた。また、標的
21側に、伝達信号Aを検知する検知手段25と、この
検知手段25により検知された伝達信号Aに基づいて、
この伝達信号Aとともに検知された射撃ビーム光Lの標
的への着弾光LAが、いずれのビームガン1から発射さ
れたものであるかを判別する判別手段24とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ビームライフル
銃のようなビームガンを用いた射撃システム等に関する
ものであり、詳しくは、ビームライフル銃の競技会やゲ
ーム用に使用するのに適する射撃システム、ビームガ
ン、及び標的装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ビームライフル銃のようなビームガンか
ら、キセノンランプのストロボ光といった光を射撃ビー
ム光として発射し、この射撃ビーム光の標的への着弾光
を標的側で検知して、この着弾光の着弾位置特定等を行
う射撃競技は知られている。
【0003】このような射撃競技では、多数の射手が、
自己のビームガンから、このビームガンに対応する前方
の標的に向かって射撃ビーム光を発射することになるの
で、各射手は、例えば、横一列に並んで、同じく横一列
に並べられた各自の標的に向かって、自己のビームガン
から射撃ビーム光を発射することとなる。
【0004】すなわち、このような射撃競技では、所定
の間隔をおいて、例えば横一列に並べられた複数の標的
に向けて、各標的に対応するように設けられた複数のビ
ームガンから射撃ビーム光を発射させるような射撃シス
テムが形成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
射撃システムでは、標的に射撃ビーム光が着弾すれば、
着弾光の着弾情報、例えば着弾位置や得点を、標的に対
応する(標的と信号線で接続された)表示手段に表示す
るようにしているので、例えば、隣の射手が、誤射によ
り、自己(隣)の標的に向けて射撃ビーム光を発射さ
せ、これが自己の標的に着弾した場合には、自分は射撃
を行っていないのに、自分の表示手段に他人の着弾情報
が表示されてしまうという問題があった。この場合、隣
の射手は、隣の標的に向けて、射撃ビーム光を発射した
ことに気づかない場合が多いので、問題はより複雑とな
る。
【0006】なお、射撃はきわめてメンタリティの高い
競技であるため、上記のような間題が生ずれば、どんな
有望な選手であっても、集中力を失い、試合を台無しに
してしまうこともしばしば生じていた。
【0007】また、従来の射撃システムでは、標的側
で、たとえそれが射撃ビーム光でなくても、一定の明る
さの光さえ受光すれば、これを着弾光と判断してしまう
ため、例えばカメラのストロボ発光等により、多数の表
示装置側に着弾情報(例えば、命中はしていないが得点
0の情報)を発してしまうという問題があった。
【0008】なお、以上の問題は、射撃競技用の射撃シ
ステムだけでなく、同様の射撃システムをゲーム用に用
いた場合でも、同様に生じる。
【0009】この発明は、以上の点に鑑み、射撃ビーム
光を用いて射撃を行う場合に、誤射による混乱を回避で
き、射手やプレーヤを射撃に集中させることができる射
撃システム、ビームガン、及び標的装置を提供すること
を目的とする。
【0010】また、この発明は、上記目的とともに、外
乱の影響を受けないようにできる射撃システム及び標的
装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明は、複数並べられた標的に向けて、この標的に対
応するビームガンから射撃ビーム光を発射させることに
より射撃競技又は射撃ゲームを行う射撃システムであっ
て、ビームガンに、射撃ビーム光の発射とともに、少な
くとも自己を特定するための伝達信号を発する伝達信号
発信手段を設けるとともに、標的側に、伝達信号を検知
する検知手段と、この検知手段により検知された伝達信
号に基づいて、この伝達信号とともに検知された射撃ビ
ーム光の標的への着弾光が、いずれのビームガンから発
射されたものであるかを判別する判別手段とを設けたこ
とである。
【0012】この発明では、標的に向けてビームガンか
ら射撃ビーム光を発射するとともに、このビームガンの
伝達信号発信手段から自己特定用の伝達信号を発して、
この伝達信号を標的側の検知手段で検知させ、この伝達
信号に基づいて、これとともに検知された射撃ビーム光
の標的への着弾光が、どのビームガンから発射されたも
のであるかを判別するようにしている。
【0013】したがって、自己のビームガンが、対象と
する標的ではなく、例えば、誤って隣の標的に向けて射
撃ビーム光を発射し、これが隣の標的に着弾した場合で
も、この隣の標的側では、伝達信号に基づいて、この着
弾光が自分を対象としているビームガンから発射された
ものでないことを容易に認識でき、誤射であることを容
易に宣言できる。
【0014】この発明の請求項2記載の発明は、請求項
1記載の発明の場合において、標的側で検知された光の
うち、伝達信号とともに検知された着弾光のみを、ビー
ムガンからの着弾光とみなす着弾光決定手段を設けたこ
とである。
【0015】この発明の請求項3記載の発明は、請求項
1又は2記載の発明の場合において、伝達信号発信手段
は、赤外線又は電波を用いて伝達信号を発することであ
る。
【0016】この発明の請求項4記載の発明は、請求項
1又は2記載の発明の場合において、レーザー光に伝達
信号用のデータ変調を加えた射撃ビーム光の発射手段
が、伝達信号発信手段を兼ねていることである。
【0017】この発明の請求項5記載の発明は、請求項
1乃至4の何れかに記載の発明の場合において、標的側
に、着弾光が対応したビームガンから発射されたもので
ない場合の誤射情報を含む着弾情報を、着弾光を発射し
たビームガン側に着弾情報信号として発し、このビーム
ガンに対応する表示手段に着弾情報を表示させるように
する着弾情報発信手段を設けたことである。
【0018】この発明の請求項6記載の発明は、請求項
5記載の発明の場合において、標的側に、試射又は本射
であることを示す伝達信号に基づいて、着弾光が試射用
か本射用かの判別を行う試射本射判別手段を設けている
とともに、着弾情報発信手段は、判別の結果を含めた着
弾情報信号を前記ビームガン側に発することである。
【0019】この発明の請求項7記載の発明は、請求項
5又は6記載の発明の場合において、着弾情報発信手段
は、赤外光又は電波を用いて、着弾光を発したビームガ
ン側に着弾情報信号を発するとともに、ビームガン側
に、受信した着弾情報信号が自らのビームガンに関する
ものであるか否かの判別を行う着弾情報判別手段を設け
たことである。
【0020】この発明の請求項8記載の発明は、請求項
5又は6記載の発明の場合において、着弾情報発信手段
が着弾情報信号をいずれのビームガン側にも発信できる
ように、表示手段側と標的側とが信号線により接続され
ていることである。
【0021】この発明の請求項9記載の発明は、請求項
1乃至8の何れかに記載の発明の場合において、射撃ビ
ーム光の発射前に、伝達信号発射手段から暴発防止用の
伝達信号を発信させ、標的側の検知手段がこの標的に対
応するビームガンからの伝達信号を検知した場合にの
み、このビームガンから射撃ビーム光を発射できるよう
にする暴発防止手段を設けたことである。
【0022】この発明の請求項10記載の発明は、複数
並べられた標的に向けて、この標的に対応するものから
射撃ビーム光を発射することにより、射撃競技又は射撃
ゲームを行うビームガンであって、射撃ビーム光の発射
とともに、少なくとも自己を特定する伝達信号を標的に
向けて発し、この伝達信号と射撃ビーム光の着弾光とを
ともに検知した標的側に、この伝達信号に基づいて、着
弾光がいずれのビームガンから発射されたものかを判別
させるようにする伝達信号発射手段を有することであ
る。
【0023】この発明の請求項11記載の発明は、複数
のビームガンのうち、対応するビームガンから発射され
る射撃ビーム光の着弾光を検知して、このビームガン側
に着弾情報信号を発する射撃競技又は射撃ゲーム用の標
的装置であって、ビームガンから、射撃ビーム光ととも
に発せられる、少なくとも自己を特定するための伝達信
号を検知する検知手段と、この検知手段により検知され
た伝達信号に基づいて、この伝達信号とともに検知され
た射撃ビーム光の着弾光が、いずれのビームガンから発
射されたものであるかを判別する判別手段とを有するこ
とである。
【0024】この発明の請求項12記載の発明は、請求
項11記載の発明の場合において、着弾光が対応したビ
ームガンから発射されたものでない場合の誤射情報を含
む着弾情報を、着弾光を発射したビームガン側に着弾情
報信号として発し、このビームガンに対応する表示手段
に着弾情報を表示させるようにする着弾情報発信手段を
設けたことである。
【0025】この発明の請求項13記載の発明は、請求
項11又は12記載の発明の場合において、着弾光のう
ち、伝達信号と同時に検知された着弾光のみを、ビーム
ガンからの着弾光とみなす着弾光決定手段を設けたこと
である。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照しつつ説明する。
【0027】実施形態1.図1はこの発明の一実施の形
態に係る競技用の射撃システムWを示している。
【0028】射撃システムWは、図1で示されるよう
に、ビームガン1と、このビームガン1前方の所定距離
K1(競技により異なるが、例えば10m)離れた位置
に置かれる標的装置としての標的ユニット2と、ビーム
ガン1の近側方に置かれる表示ユニット3とから構成さ
れる射撃装置4を、標的ユニット2が左右方向に一定間
隔K2(例えば、1.5m)で配置されるように、複数
台用いたものであり、複数の射手Pが同時に射撃競技が
できるようにするものである。
【0029】まず、ビームガン1について説明する。ビ
ームガン1は、射撃ビーム光Lとしてレーザー光を発射
するものであり、射撃ビーム光の違いを除けば、射撃競
技で用いられるビームライフル銃と同様なものである。
このビームガン1は、図2で示されるように、銃床部1
0の下部側に引き金11が設けられているとともに、銃
身部12に、射撃ビーム光Lの発射手段であるレーザー
光発光部13が設けられ、かつ、銃身部12の下方に、
標的ユニット2側と赤外線通信を行うための、LED等
からなる伝達信号発信手段としての赤外線発光部14
と、フォトセンサ等からなる赤外線受光部15とが設け
られている。
【0030】また、このビームガン1は、引き金11の
上方に、コンピュータ回路部16が設けられているとと
もに、銃床部10の上部に、本射試射切替SW17A
と、暴発防止SW17Bと、ID登録ボタン17Cとが
設けられている。さらに、このビームガン1は、銃床部
10の下部に、表示ユニット3側と赤外線通信を行うた
めの、LED等からなる赤外線発光部18が設けられて
いるとともに、引き金11とレーザー光発光部13との
間に開閉SW19が設けられている。
【0031】ここで、本射試射切替SW17Aは、射撃
ビーム光Lによる射撃が本射用か試射用かの指示をコン
ピュータ回路部16に発するものであり、暴発防止SW
17Bは、これをONにすることにより、開閉SW19
を開にするような指示をコンピュータ回路部16に発し
て、引き金11を引いてもレーザー光発光部13から射
撃ビーム光Lを発射させないようにするためのものであ
る。また、ID登録ボタン17Cは、ビームガン1を標
的ユニット2側に登録させるような指示をコンピュータ
回路部16に発するものである。
【0032】コンピュータ回路部16は、射撃用のプロ
グラムやデータを記憶した記憶手段(例えば、ROM)
と、ROMに記憶されているプログラムと入力手段(引
き金11、赤外線受光部15、本射試射切替SW17
A、暴発防止SW17B、ID登録ボタン17C)から
の入力に従って、赤外線発光部14,18や開閉SW1
9を動作させるCPU(中央処理ユニット)と、CPU
の作業エリアとなるRAMと、種々の回路(例えば、入
出力インタフェース回路)等とを有している。このコン
ピュータ回路部16は、これを機能に着目して説明すれ
ば、図5で示されるように、発信データ作成制御部16
aとしての機能と受信データ解析制御部16bとしての
機能とを有している。
【0033】発信データ作成制御部16aは、本射試射
切替SW17A、暴発防止SW17B、ID登録ボタン
17Cからの入力に従って、自己(ビームガン1)のI
D(IDENTITY) 情報を含んだ所定の伝達信号用データを
作成し、この伝達信号用データを、引き金11からの射
撃ビーム光Lの発射信号を受けて(射撃ビーム光Lの発
射と同時に)、赤外線発光部14から伝達信号Aとして
発信させる機能等を有するものである。
【0034】すなわち、発信データ作成制御部16a
は、暴発防止SW17BがOFFになっている場合に
は、引き金11が引かれてレーザー光発光部13から射
撃ビーム光Lが発射されると同時に、ビームガン1を標
的ユニット2側に登録させるような伝達信号A(以降、
これを登録用伝達信号A1という)と、射撃ビーム光L
による射撃が本射用か試射用かの伝達信号A(以降、本
射用のものを本射用伝達信号A2、試射用のものを試射
用伝達信号A3という)との何れかを、赤外線を介し
て、赤外線発光部14から発信させる機能を有する。
【0035】また、発信データ作成制御部16aは、暴
発防止SW17BがONになっている場合には、開閉S
W19に、これを開にするような信号を発するととも
に、引き金11が遊びの状態である程度引かれると、赤
外線発光部14から安全確認用の伝達信号A(以降、こ
れを暴発防止用伝達信号A4という)を発信させ、か
つ、暴発防止用伝達信号A4を受信した標的ユニット2
からの安全信号C(後述)を受けて、一定時間だけ、開
閉SW19を閉じさせ、本射試射切替SW17AやID
登録ボタン17Cからの指示を受け付ける暴発防止手段
としての機能を有する。
【0036】なお、発信データ作成制御部16aは、暴
発防止SW17BがONになっている場合には、赤外線
発光部14から暴発防止用伝達信号A4を定期的に発信
させるとともに、暴発防止用伝達信号A4を受信した標
的ユニット2からの安全信号Cを受けている間だけ、引
き金11をONすることにより、レーザー光発光部13
から射撃ビーム光Lを発射させるような暴発防止手段と
しての機能を有するものであってもよい。
【0037】ここで、登録用伝達信号A1は、特定のビ
ームガン1を、射撃の対象とする標的ユニット2に登録
するためのものであり、各ビームガン1に固有のID情
報に登録指示情報を加えた信号である。また、本射用又
は試射用伝達信号A2,A3は、各ビームガン1に固有
のID情報に本射用又は試射用の指示情報を加えた信号
である。さらに暴発防止用伝達信号A4は、各ビームガ
ン1に固有のID情報に暴発防止用の指示情報を加えた
信号である。
【0038】受信データ解析制御部16bは、着弾情報
判別手段としての機能を有するものであり、赤外線受光
部15が受信した標的ユニット2からの着弾情報信号B
(後述)を解析して、所定の情報(自己のID情報を有
しているもの)のみを、赤外線発光部18を介して、対
象とする表示ユニット3側に着弾情報信号Dとして発信
させる機能を有するとともに、赤外線受光部15が受信
した標的ユニット2からの安全信号Cを解析して、所定
(自己のID情報を有しているもの)の安全信号Cのみ
を発信データ作成制御部16aに送る機能を有してい
る。なお、受信データ解析制御部16bは、自己のID
情報を有していない着弾情報信号Bや安全信号Cを、他
のビームガン1に向けて発せられたものとして、無視す
る。
【0039】つぎに、標的ユニット2について説明す
る。標的ユニット2は、ビームガン1から発せられる射
撃ビーム光Lの着弾光LA(例えば、小径の赤色スポッ
ト)と伝達信号Aとを検知して、射撃ビーム光Lを発し
たビームガン1に向かって、着弾情報信号Bを発すると
ともに、ビームガン1から発せられる暴発防止用伝達信
号A4を検知して、この信号A4を発したビームガン1
に向かって安全信号Cを発するものである。
【0040】この標的ユニット2は、図1及び図2で示
されるように、筐体20と、筺体20の前面側切欠部に
設けられる、射撃ビーム光Lを着弾させる標的としての
標的板21と、ビームガン1側と赤外線通信を行うため
に筺体20上に設けられる、赤外線受光部22及び赤外
線発光部23と、図3で示されるように、筺体20内方
に設けられる、CCDカメラ24と、着弾光LAの検知
手段である着弾光検出装置25と、コンピュータ回路部
26とから構成されている。
【0041】標的板21は、図2で示されるように、前
面中央に複数の同心円からなる標的マークMが描かれた
ものであり、光をよく透過させる薄い半透明板から形成
されている。なお、射撃ビーム光Lの着弾光LAが標的
マークM(最大径のマークM1)内に入れば、標的に命
中したとして得点が与えられる。この得点は、着弾光L
Aが標的マークM中の最小径のマーク内に入れば、例え
ば、10点であり、以下マークの径が大きくなるに従っ
て、1点まで減少していく。
【0042】赤外線受光部22は、伝達信号Aの検知手
段であり、フォトセンサ等から形成されている。赤外線
発光部23は、ビームガン1側へ着弾情報を発信する着
弾情報発信手段であり、LED等から形成されている。
【0043】CCDカメラ24は、撮影素子にCCD
(CHARGE COUPLED DEVICE)を用いた小型カメラであ
り、標的板21の裏側から標的板21全体を撮影して、
標的板21を透過した射撃ビーム光Lの着弾光LAを、
画像情報として取り込むためのものである。このCCD
カメラ24は、カメラ光軸Nが標的マークMの中心点を
通る垂直軸線(中心軸線)と一致するように筐体20内
に設置されており、標的マークMに対する着弾光LAの
位置を、画像補正をしなくても、正確に表示できるよう
になっている。
【0044】なお、この実施の形態では、CCDカメラ
24を標的板21の裏面側に配置しているので、このC
CDカメラ24のカメラ光軸Nと標的マークMの中心軸
線とを容易に一致させることができ、従来のように被写
体の前面側からカメラ撮影する場合(他の機器(例え
ば、ガンゲーム装置の場合の模擬銃等)の存在により、
一般にカメラ光軸と被写体の軸線とが合わせられない場
合)に比べて、画像補正が不要になるとともに、カメラ
の設置や調整も容易となる。
【0045】着弾光検出装置25は、シンクセパレータ
IC(成分分離IC)や重心計測用プログラマブルIC
等から構成され、CCDカメラ24から送られる標的板
21画像のビデオ信号を解析して、射撃ビーム光Lの着
弾光LA(例えば、赤色スポット)を検知するととも
に、標的板21に対する着弾光LAの位置を算出するも
のである。この着弾光検出装置25は、常時送られてく
るCCDカメラ24からのビデオ信号に基づいて、着弾
光LA(通常は存在しない)の位置を算出しており、コ
ンピュータ回路部26側からのトリガー信号(赤外線受
光部22が伝達信号Aを受けたという信号)を受けて、
計測時間遅れを生じさせることなく、コンピュータ回路
部26側に着弾光LAの位置信号を伝達する。
【0046】コンピュータ回路部26は、標的ユニット
2側の制御プログラムやデータを記憶した記憶手段(例
えば、ROM)と、ROMに記憶されているプログラム
と着弾光検出装置25や赤外線受光部22からの入力に
従って、赤外線発光部23を動作させるCPU(中央処
理ユニット)と、CPUの作業エリアとなるRAMと、
種々の回路(例えば、入出力インターフェース回路)等
とを有している。このコンピュータ回路部26は、これ
を機能に着目して説明すれば、図5で示されるように、
着弾情報算出部26aとしての機能と、受信データ解析
制御部26bとしての機能と、発信データ作成部26c
としての機能とを有している。
【0047】着弾情報算出部26aは、着弾光検出装置
25からの着弾光LAの位置情報に基づいて、着弾光L
Aと標的マークMとの位置関係を算出して、着弾光LA
がマークM1内にある場合には、着弾位置と得点(1〜
10点)とを示す情報(以降、これを命中情報という)
を形成するとともに、着弾光LAの位置がマークM1の
外にある場合には、得点が0点の着弾光LAを単に検知
したという情報(以降、これを検知情報という)を形成
する。
【0048】受信データ解析制御部26bは、各ビーム
ガン1のID情報と登録されたビームガン1のID情報
とを記憶し、これらのID情報をもとに、赤外線受光部
22を介して、ビームガン1側から伝えられた伝達信号
Aを解析し、発信データ作成部26cに着弾情報信号B
用のデータや安全信号C用のデータを作成させるもので
ある。なお、受信データ解析制御部26bは、判別手
段、着弾光決定手段、試射本射判別手段となるものであ
る。
【0049】すなわち、この受信データ解析制御部26
bは、ビームガン1から発せられた登録用伝達信号A1
の内容と、この信号A1と同時に発射された射撃ビーム
光Lの命中情報又は検知情報とにより、この射撃ビーム
光Lを発したビームガン1のID情報を登録して記憶す
るとともに、発信データ作成部26cに、登録されたビ
ームガン1のID情報と、ID登録をした旨の情報(以
降、これを登録完了情報という)とを含んだ着弾情報信
号B用のデータを作成させる機能を有している。なお、
登録完了情報とは、このビームガン1は、「何番の標的
ユニット2に登録された」といった情報であるが、図中
への記載は省略してある。
【0050】また、この受信データ解析制御部26b
は、ビームガン1から発せられた本射用又は試射用伝達
信号A2,A3と、これらの信号A2,A3と同時に検
知された射撃ビーム光Lに関する情報(着弾位置や得
点)とから、信号A2,A3が登録されたビームガン1
のID情報を有している場合には、発信データ作成部2
6cに、登録ビームガン1のID情報と、本射又は試射
情報と、命中情報(又は検知情報)とを含んだ着弾情報
信号B用のデータを作成させるとともに、信号A2,A
3が登録されていないビームガン1のID情報を有して
いる場合には、発信データ作成部26cに、射撃ビーム
光Lを発したビームガン1のID情報と、誤射である旨
の情報(以降、これを誤射情報という)を含んだ着弾情
報信号B用のデータを作成させる。
【0051】なお、受信データ解析制御部26bは、赤
外線受光部22を介して、登録されたビームガン1から
の本射用又は試射用伝達信号A2,A3のみが伝えられ
た場合(射撃ビーム光Lが検知されなかった場合)に
は、発信データ作成部26cに、登録されたビームガン
1のID情報と、本射又は試射情報と、得点が0点であ
る旨の情報(以降、これを外れ情報という)を含んだ着
弾情報信号B用のデータを作成させる機能を有してい
る。
【0052】さらに、受信データ解析制御部26bは、
ビームガン1から発せられた暴発防止用伝達信号A4を
受けて、この信号A4が登録されたビームガン1のID
情報を有している場合には、発信データ作成部26c
に、登録ビームガン1のID情報と、射撃ビーム光Lを
発射しても安全であるという安全情報とを含んだ安全信
号C用のデータを作成させる機能を有している。
【0053】なお、受信データ解析制御部26bは、登
録されたID情報を有していない伝達信号Aを、他の標
的ユニット2に向けられたものとして、すべて無視す
る。
【0054】発信データ作成部26cは、受信データ解
析制御部26bから指示された着弾情報信号B用のデー
タや安全信号C用のデータを作成して、これらを、着弾
情報信号B、安全信号Cとして、赤外線発光部23か
ら、ビームガン1側に発信させる機能を有するものであ
る。
【0055】つぎに、表示ユニット3について説明す
る。表示ユニット3は、射撃の初期設定弾数を入力させ
て表示するとともに、対象とする(近側方にある)ビー
ムガン1側から伝えられる着弾情報信号Dを受けて、着
弾光LAの位置、本射試射の別、得点、誤射情報、登録
完了情報、射撃弾数(図2や図3参照)を表示するため
のものである。この表示ユニット3は、図1及び図2で
示されるように、上面がやや後方の射手P側を向く筺体
30内に、CRTやLCD等からなる表示部31と、コ
ンピュータ回路部32とが設けられているとともに、筺
体30の前面に初期設定弾数の入力等を行う入力部33
が設けられ、かつ、筺体30の対象とするビームガン1
側に、このビームガン1から着弾情報信号Dを受けとる
赤外線受光部34が設けられている。
【0056】コンピュータ回路部32は、表示ユニット
3側の制御プログラムやデータを記憶した記憶手段(例
えばROM)と、ROMに記憶されているプログラムと
赤外線受光部34や入力部33からの入力に従って、表
示部31に所定の情報を表示させるCPU(中央処理ユ
ニット)と、CPUの作業エリアとなるRAMと、種々
の回路(例えば、入出力インターフェース回路)等とを
有している。このコンピュータ回路部32は、これを機
能に着目して説明すれば、図5で示されるように、表示
データ作成制御部32aとしての機能と、弾数演算部3
2bとしての機能とを有している。
【0057】表示データ作成制御部32aは、赤外線受
光部34を介して、着弾情報信号Dを受け取り、この信
号Dから前述の表示データ(着弾光LAの位置、本射試
射の別、得点、誤射情報、登録完了情報)を作成して、
これを表示部31に表示させるとともに、弾数演算部3
2bから射撃弾数データを受け取り、射撃弾数を表示部
31に表示させる機能を有する。なお、表示データ作成
制御部32aは、入力部33から入力された初期設定弾
数を表示部31の右上部に表示させる。
【0058】弾数演算部32bは、着弾情報信号Dの数
から、ビームガン1の射撃弾数を演算(加算)して、射
撃弾数データを表示データ作成制御部32aに伝えるも
のである。
【0059】つぎに、この射撃システムWの動作につい
て説明する。まず、ビームガン1(コンピュータ回路部
16)の動作を図6のフローチャートを参照しつつ説明
する。この場合、射手Pは、自己のビームガン1の設
定、すなわち、本射/試射の設定、暴発防止の設定、I
D登録の設定を、SW17A,17B,ボタン17Cを
用いて行った後、ビームガン1の引き金11を引いて
(ON)して、対象となる前方の標的ユニット2に向か
って射撃を行っていく。また、射手Pは、射撃前に表示
ユニット3の入力部33により、射撃弾数の初期設定を
行い、表示部31に初期設定弾数や射撃弾数(0)を表
示させておく。なお、標的ユニット2には固有の番号
(例えば1番、2番等)が表示されているものとする。
【0060】最初に、射手Pがビームガン1の引き金1
1に指をかけた(遊びの状態である程度引かれた)か否
かの判断を行い(ステップS10)、指をかけておれ
ば、暴発防止の設定がなされているか否かの判断を行う
(ステップS11)。暴発防止の設定がなされていなけ
れば、ビームガン1の引き金11がONされたか否かの
判断を行い(ステップS12)、引き金11がONされ
ておれば、ID登録用の設定がなされているか否かの判
断を行う(ステップS13)。ID登録用の設定がなさ
れておれば、引き金11のONと同時に、射撃ビーム光
Lをレーザー光発光部13から発射するとともに、登録
用伝達信号A1を赤外線発光部14から発信する(ステ
ップS14)。
【0061】つづいて、標的ユニット2側から発せられ
た、自己用のID情報を有する登録済みの着弾情報信号
Bを受信したか否かの判断を行い(ステップS15)、
所定時間(信号Bが検知されるまでの微少時間)内に受
信しておれば、赤外線発光部18から表示ユニット3側
に、登録完了を意味する着弾情報信号Dを発信し(ステ
ップS16)、その内容(登録完了情報)を表示ユニッ
ト3に表示させる。
【0062】一方、ステップS11において、暴発防止
設定がなされている場合には、開閉SW19を開いて
(ステップS17)、引き金11を引いても射撃ビーム
光Lが発射できない状態にするとともに、赤外線発光部
14から標的ユニット2側に向かって、暴発防止用伝達
信号A4を発信する(ステップS18)。つづいて、標
的ユニット2側から発せられる、自己のID情報を有す
る安全信号Cを受信したか否かの判断を行い(ステップ
S19)、受信していなければ、暴発の危険があるの
で、ステップS10に戻るとともに、受信しておれば、
開閉SW19を閉にした(ステップS20)後、ステッ
プS12に戻る。
【0063】また、ステップS13において、ID登録
用の設定はなされていないと判断すれば、本射又は試射
の設定がなされていることになるので、レーザー光発光
部13から射撃ビーム光Lを発射させるとともに、赤外
線発光部14から本射又は試射用伝達信号A2,A3を
発信させる(ステップS21)。つづいて、標的ユニッ
ト2側からの着弾情報信号B(自己のID情報を有する
もの)を受信したか否かを判断し(ステップS22)、
これを所定時間(信号Bが検知されるまでの微少時間)
内に受信しておれば、着弾情報信号D(着弾位置、得
点、本射/試射の別、誤射情報を示す信号)を表示ユニ
ット3側に発信し(ステップS16)、着弾情報信号D
の内容を、図2で示されるように、表示ユニット3側に
表示させる。また、表示ユニット3側では射撃弾数を演
算して表示する。なお、原則として、本射の設定がなさ
れた時は、本射が終了するまで、試射に戻ることはでき
ないようになっているものとする。
【0064】ここで、ステップS15やステップS22
において、自己ID情報を有する着弾情報信号Bを所定
時間内に受信しない場合(他のID情報を有する着弾情
報信号Bを受信した場合も同じ)には、射撃ビーム光L
が標的ユニット2に着弾しなかったと考えられるので、
ステップS10に戻る。また、ステップS12におい
て、引き金11がすぐに引かれない場合には、ステップ
S10に戻る。
【0065】そして、最終的に、表示ユニット3に表示
された射撃弾数が初期設定弾数になると、競技は終了と
なる。
【0066】つぎに、標的ユニット2(コンピュータ回
路部26)の動作を図7のフローチャートを参照しつつ
説明する。最初に、赤外線受光部22がビームガン1側
からの伝達信号Aを受信したか否かの判断を行い(ステ
ップS30)、受信しておれば、伝達信号Aが暴発防止
用伝達信号A4であるか否かの判断を行う(ステップS
31)。信号Aが暴発防止用伝達信号A4である場合に
は、この信号A4が登録したID情報を有しているか否
かの判断を行う(ステップS32)。信号Aが登録した
ID情報を有している場合には、登録したビームガン1
側に安全信号Cを発信する(ステップS33)ととも
に、信号A4が登録したID情報を有していない場合に
は、この信号A4は無関係なビームガン1から発信され
たものと認識し、ステップS30に戻る。
【0067】一方、ステップS31において、伝達信号
Aが暴発防止用伝達信号A4でなければ、この信号Aが
登録用伝達信号A1であるか否かの判断を行い(ステッ
プS34)、この信号Aが登録用伝達信号A1である場
合には、この信号A1と同時に、着弾光検出装置25が
射撃ビーム光Lの着弾光LAを検知したか否か(具体的
には、着弾情報算出部24が命中情報又は検知情報を発
したか否か)の判断を行い(ステップS35)、検知し
ている場合には、伝達信号A中のID情報を記憶して登
録する(ステップS36)とともに、着弾光LAを発し
たビームガン1へ登録完了の着弾情報信号Bを発信する
(ステップS37)。また、ステップS35で、着弾光
検出装置25が着弾光LAを検知していない場合には、
射撃ビーム光Lが標的ユニット2に着弾しなかったと認
識して、ステップS30に戻る。
【0068】また、ステップS34において、伝達信号
Aが登録用伝達信号A1でない場合には、この伝達信号
Aは本射用又は試射用伝達信号A2,A3と判断され、
信号A2,A3が有するID情報が登録したものである
か否かの判断を行い(ステップS38)、登録したもの
である場合には、信号A2,A3と同時に、着弾光検出
装置25が射撃ビーム光Lの着弾光LAを検知したか否
か(具体的には、着弾位置算出部24が命中情報又は検
知情報を発したか否か)の判断を行い(ステップS3
9)、検知しておれば、登録しているビームガン1側に
命中情報又は検知情報を有する着弾情報信号Bを発し
(ステップS40)、検知していなければ、登録してい
るビームガン1側に外れ情報を有する着弾情報信号Bを
発する(ステップS41)。
【0069】また、ステップS38において、伝達信号
Aが登録したID情報を有していない場合には、着弾光
検出装置25が射撃ビーム光Lの着弾光LAを検知した
か否か(具体的には、着弾位置算出部24が命中情報又
は検知情報を発したか否か)の判断を行い(ステップS
42)、検知しておれば、射撃ビーム光Lを発したビー
ムガン1側へ誤射情報を有する着弾情報信号Bを発し
(ステップS43)、検知していなければ、射撃ビーム
光Lは着弾してなかったとして、ステップS30に戻
る。
【0070】以上のように、この射撃システムWでは、
所定の間隔をおいて複数並べられた標的ユニット2に向
けて、この各標的ユニット2に対応するビームガン1か
ら射撃ビーム光Lを発射させるような射撃競技を行う場
合に、ビームガン1から射撃ビーム光Lと同時に伝達信
号Aを発信させ、この伝達信号Aを標的ユニット2側で
検知することにより、この伝達信号Aに基づいて、これ
と同時に検知した射撃ビーム光Lの着弾光LAが、いず
れのビームガンから発射されたものであるかを判断する
ようにしている。
【0071】したがって、この射撃システムWでは、射
手Pが誤って隣の標的ユニット2に向けて射撃ビーム光
Lを発射し、その着弾光LAをこの標的ユニット2が検
知した場合でも、標的ユニット2は、この着弾光LAを
発したビームガン1を特定でき、誤射であることを容易
に宣言できる。このため、誤射による無用の混乱を回避
でき、射手Pを射撃に集中させることができる。この場
合、伝達信号Aと同時に検知した着弾光LAのみを、標
的ユニット2への着弾光LAとしているので、例えば、
ビームガン1以外のライト等で標的ユニット2を照らし
たり、ストロボ光を標的ユニット2側に発射した場合で
も、これを着弾光LAと認識することはなく、ビームガ
ン1以外のものが発する光(外乱)で、競技を混乱させ
てしまうことはない。
【0072】また、この射撃システムWでは、着弾光L
Aの着弾情報信号Bを着弾光LAを発したビームガン1
側に発して、これを、このビームガン1側に設けられた
表示ユニット3に表示させるようにしているので、射手
Pは表示ユニット3の表示を見て、自己の射撃の結果を
容易に認識できるとともに、誤射を行った場合でも、表
示ユニット3の表示を見て、自己が誤射をしてしまった
ことを直ちに認識することができる。
【0073】さらに、この射撃システムWでは、伝達信
号Aに、射撃が本射であるか又は試射であるかの情報を
加えて、本射と全く同様な状態で試射を行うことができ
るようにしているので、射手Pは、本射前の試射によっ
て、照準の確認等を行うことができ、本射に充分に備え
ることができる。
【0074】また、この射撃システムWでは、ビームガ
ン1側への着弾情報信号Bを赤外線を用いて発信してい
るので、ビームガン1と標的ユニット2とを配線等で接
続する必要がなく、ビームガン1に対して標的ユニット
2を自由に配置することができる。
【0075】さらに、この射撃システムWでは、射撃ビ
ーム光Lの発射前に、標的ユニット2側に暴発防止用伝
達信号A4を発して、標的ユニット2から、ビームガン
1の銃口が標的ユニット2側に向いているという安全信
号Cを受信した場合にのみ、ビームガン1から射撃ビー
ム光Lを発射できるようにしているので、ビームガン1
の暴発、すなわち、ビームガン1から人等に向けて射撃
ビーム光Lが発射されてしまうことがなく、ビームガン
1の安全性を充分に確保することができる。
【0076】また、この射撃システムWでは、本射又は
試射の場合に、ビームガン1の引き金11を引いて射撃
ビーム光Lを発射することにより、標的ユニット2か
ら、着弾情報信号Bが射撃ビーム光Lを発射したビーム
ガン1に向けて発信されるので、射撃ビーム光Lが標的
ユニット2で検知されない場合でも、ビームガン1が発
射した射撃ビーム光Lの射撃弾数をカウントすることが
できる。この場合、初期設定弾数を入力して表示すると
ともに、着弾情報信号Bに基づいて、射撃弾数を計算し
て表示するようにしているので、射手Pは射撃した弾数
を確実に認識できる。
【0077】図8及び図9は、この実施形態1の変更実
施形態に係る射撃システムW1を示している。この射撃
システムW1では、標的ユニット2からの着弾情報信号
Bを、ビームガン1で受信せず、信号線を介して直接、
射撃ビーム光Lを発したビームガン1側の表示ユニット
3に送信している。
【0078】すなわち、この射撃システムW1では、図
9で示されるように、標的ユニット2に着弾情報発信手
段としての発信データ送信部26dを設け、かつ、表示
ユニット3に発信データ送信部26dからのデータを受
けるデータ受信部32cを設けて、各標的ユニット2の
発信データ送信部26dどうしを信号線5で接続すると
ともに、各表示ユニット3のデータ受信部32cと信号
線5とを信号線6で接続している。このことにより、各
標的ユニット2の発信データ送信部26dと各表示ユニ
ット3のデータ受信部32cとがネットワーク状に接続
され、いずれの標的ユニット2の発信データ送信部26
dからでも、特定の表示ユニット3のデータ受信部32
cにデータが送信できるようになる。
【0079】この場合、発信データ送信部26dは、発
信データ作成部26cで作成された着弾情報信号Bが所
定の表示ユニット3のデータ受信部32cに向かうよう
に送信し、データ受信部32cは、自己宛の着弾情報信
号Bを確実に受信できる構成となっている。
【0080】ここで、この射撃システムW1では、図8
で示されるように、標的ユニット2からビームガン1へ
の赤外線通信はなされないため、ビームガン1には赤外
線受光部15や受信データ解析制御部16bは設けられ
ていないとともに、標的ユニット2には赤外線発光部2
3は設けられていない。また、この射撃システムW1で
は、ビームガン1と表示ユニット3相互間の無線通信
(赤外線通信)は行っていない。また、暴発防止機能を
有しておらず、ビームガン1には、暴発防止SW17
B、赤外線発光部18、開閉SW19は設けられていな
い。なお、この射撃システムW1の発信データ作成制御
部16aや受信データ解析制御部26bは、射撃システ
ムWの発信データ作成制御部16aや受信データ解析制
御部26bに比べて、暴発防止機能の点のみ、その機能
が異なる。
【0081】以上のように、この射撃システムW1にお
いても、暴発防止機能を除けば、射撃システムWの場合
と同様な効果を得ることができる。特にこの射撃システ
ムW1では、標的ユニット2の発信データ送信部26d
と表示ユニット3のデータ受信部32cとが信号線5を
介して接続されているので、特定の標的ユニット2から
特定のビームガン1側に着弾情報信号Bを確実に伝える
ことができる。
【0082】なお、この変更実施形態においても、ビー
ムガン1に暴発防止SW17Bや開閉SW19等を設け
るとともに、表示ユニット3からビームガン1に赤外線
通信(電波通信でもよい)ができるようにし、表示ユニ
ット3からビームガン1に安全信号Cを発して、ビーム
ガン1に暴発防止機能を持たせるようにしてもよい。ま
た、暴発防止機能を除けば、伝達信号Aを検知する検知
手段は標的ユニット2側に設けるだけでなく、例えば、
表示ユニット3側に設けても、同様な射撃システムを実
現することができる。すなわち、検知手段は、様々な位
置に設けることが可能である。
【0083】また、着弾光検出装置25は、ハードウエ
アで構成されるものだけでなく、ソフトウエアで構成さ
れるものであってもよい。
【0084】実施形態2.つぎに、この発明の他の実施
の形態に係る射撃システムW2を図10乃至図12を参
照しつつ説明する。なお、実施形態1に係る射撃システ
ムW、W1中の構成物と同一機能を有するものには、同
一符号を付し、その説明を省略する。
【0085】この射撃システムW2では、ビームガン1
から標的ユニット2に伝えられる伝達信号Aを、赤外線
を用いずに、ビームガン1から発射される射撃ビーム光
Lを用いて伝達するようにしている。射撃システムW、
W1における射撃ビーム光Lは、図12の(a)で示さ
れるように、レーザー光発光部13から所定時間だけレ
ーザー光を連続的に発光させるものであるが、この射撃
システムにおける射撃ビーム光L1は、射撃ビーム光L
のような連続したレーザー光に、例えば、図12の
(b)で示されるようなデータ変調(例えば、レーザー
光発光部13に一定のON/OFF動作をさせること)
を加えて、この射撃ビーム光L1に、伝達信号Aの伝達
手段としての役割を持たせたものである。したがって、
この実施形態に係る射撃システムW2では、レーザー光
発光部13が、伝達信号発信手段になるとともに、標的
ユニット2側に、着弾光LAから伝達信号Aを読み出す
伝達信号Aの検知手段である着弾信号検出装置27が必
要となる。
【0086】なお、この実施形態の射撃システムW2で
は、伝達信号Aを射撃ビーム光L1によって送るため、
暴発防止機能を有すことはできない。
【0087】ビームガン1の発信データ作成制御部16
aは、ID登録ボタン17CがONの場合に、登録用伝
達信号A1用のデータを形成し、ビームガン1の引き金
11が引かれると同時に、この信号A1用のデータにデ
ータ変調させた射撃ビーム光L1を、レーザー光発光部
13を介して、標的ユニット2側に発射させる機能を有
している。また、発信データ作成制御部16aは、ID
登録ボタン17CがOFFになっている場合には、本射
試射切替SW17Aの本射又は試射の切替に応じて、本
射用又は試射用伝達信号A2,A3用のデータを形成
し、引き金11が引かれると同時に、この信号A2,A
3のデータ用にデータ変調させた射撃ビーム光L1を、
レーザー光発光部13を介して、標的ユニット2側に発
射させる機能を有している。なお、この発信データ作成
制御部16aは、コンピュータ回路部16の主要機能部
となるものである。
【0088】標的ユニット2の着弾信号検出装置27
は、CCDカメラ24から発せられるビデオ信号中の着
弾光LAの画像情報から、伝達信号Aを読み出し、これ
をコンピュータ回路部26に伝えるものである。この着
弾信号検出装置27は、時間の経過とともに変化する着
弾光LAの画像情報から伝達信号Aを読み出す機能を有
している。
【0089】標的ユニット2の受信データ解析制御部2
6eは、着弾信号検出装置27から伝えられる伝達信号
Aを受け、この伝達信号Aが有するデータに基づいて、
発信データ作成部26cに着弾情報信号B用のデータを
作成させるとともに、着弾光検出装置25にトリガー信
号を送るものである。
【0090】すなわち、この受信データ解析制御部26
eは、射撃ビーム光L1から読み出した登録用伝達信号
A1の内容と着弾情報算出部26aからの着弾情報(命
中情報又は検知情報)とから、ビームガン1のID情報
を登録情報として記憶するとともに、この発信データ作
成部26cに、登録されたビームガン1のID情報と、
登録情報とを含んだ着弾情報信号B用のデータを作成さ
せる機能を有している。
【0091】また、この受信データ解析制御部26e
は、射撃ビーム光L1から読み出した本射用又は試射用
伝達信号A2,A3の内容から、射撃ビーム光L1が登
録したビームガン1のID情報を有している場合には、
発信データ作成部26cに、登録ビームガン1のID情
報と、本射又は試射情報と、命中情報(又は検知情報)
とを含んだ着弾情報信号Bを作成させるとともに、射撃
ビーム光L1が登録されていないビームガン1のID情
報を有している場合には、発信データ作成部26cに、
射撃ビーム光Lを発したビームガン1のID情報と、誤
射情報とを含んだ着弾情報信号Bを作成させる機能を有
している。
【0092】さらに、この受信データ解析制御部26e
は、着弾光LAを検知したというコンピュータ回路部2
6側からのトリガー信号を着弾光検出装置25に与え、
この着弾光検出装置25側から時間遅れなく着弾光LA
の位置情報をコンピュータ回路部26側に伝えさせる機
能を有している。
【0093】したがって、この射撃システムW2では、
ID登録ボタン17CをONにして、ビームガン1の引
き金11を引くことにより、レーザー光発光部13から
登録用の射撃ビーム光L1を発射させ、これを標的ユニ
ット2に検知させることにより、このビームガン1を標
的ユニット2に登録するとともに、登録完了情報を有す
る着弾情報信号Bを、信号線5,6を介して、登録した
ビームガン1横の表示ユニット3に伝達し、その内容を
表示させる。
【0094】また、この射撃システムW2では、ID登
録ボタン17CをOFFにして、ビームガン1の引き金
11を引くことにより、レーザー光発光部13から本射
用又は試射用の射撃ビーム光L1を発射させ、これを標
的ユニット2に検知させることにより、この射撃ビーム
光L1を発射したビームガン1が登録されたものか否か
を判断し、登録されたものである場合、所定の着弾情報
信号Bを、信号線5,6を介して、登録されたビームガ
ン1横の表示ユニット3に伝えて、その旨を表示させ
る。また、ビームガン1が登録されたものでない場合、
誤射情報を含んだ着弾情報信号Bを、信号線5,6を介
して、射撃ビーム光L1を発射したビームガン1横の表
示ユニット3に伝えて、その旨を表示させる。
【0095】以上のように、この射撃システムW2も、
射撃システムW,W1と同様な効果を得ることができ
る。特に、この射撃システムW2では、伝達信号Aの伝
達に射撃ビーム光L1を利用できるので、赤外線等を使
用した場合に比べて、標的ユニット2に伝達信号Aを確
実に伝えることができるとともに、赤外線通信設備等に
比べて通信設備構成の簡単化を達成することができる。
また、赤外線通信(又は電波通信)が充分にできない遠
くの標的を狙って射撃を行う場合でも、標的ユニット2
に伝達信号Aを充分に伝えることができる。
【0096】なお、この射撃システムW2では、射撃ビ
ーム光L1が標的ユニット2で検知されなければ、弾数
のカウントをすることができないので、例えば、ビーム
ガン1の引き金11からの信号を、赤外線通信や電波通
信を利用して、表示ユニット3に伝えるようにして、射
撃ビーム光L1の弾数を正確にカウントするようにして
もよい。
【0097】図13及び図14は、この実施形態2の変
更実施形態にかかる射撃システムW3を示している。こ
の射撃システムW3では、標的ユニット2からの着弾情
報信号Bを赤外線発光部23から発信するとともに、射
撃ビーム光L1を発したビームガン1側の表示ユニット
3に、この着弾情報信号Bを受信する赤外線受光部35
を設けている。また、この射撃システムW3では、表示
ユニット3に、標的ユニット2からの着弾情報信号Bを
解析して、所定の情報(自己のID情報)を有する着弾
情報信号Bのみを表示データ作成制御部32aに渡し
て、この表示データ作成制御部32aに表示用データを
作成させる着弾情報判別手段としての受信データ解析制
御部32dを設けている。
【0098】この射撃システムW3においても、射撃シ
ステムW2と同様な効果を得ることができる。
【0099】なお、実施形態1,2において、ビームガ
ン1と標的ユニット2と表示ユニット3との間で行った
赤外線による無線通信を、電波を用いて行ってもよいの
はもちろんである。
【0100】また、実施形態1,2の射撃システムW・
・を競技用でなく、ゲームに用いてもよいのはもちろん
である。
【0101】さらに、この射撃システムW・・の考え方
は、複数のビームガンから標的に向けて射撃ビーム光を
発射するような射撃ゲーム装置に応用することができ
る。すなわち、ビームガン側に射撃ビーム光の発射と同
時に、自己特定用の伝達信号を発する伝達信号発信手段
を設け、かつ、標的側に、上記伝達信号の検知手段と、
この検知手段により検知された伝達信号に基づいて、こ
の伝達信号と同時に検知された標的への着弾光が、いず
れのビームガンから発射されたものであるかを識別する
ビームガン判別手段を設ける。このことにより、複数の
プレーヤが、例えば、同一の標的に対して同時に射撃ビ
ーム光を発射した場合でも、どちらのプレーヤが射撃ビ
ーム光を標的に当てたかが明確となり、ゲームを面白く
することができる。
【0102】また、射撃ゲーム装置は、標的側に、特定
の標的は特定のビームガンでのみ狙えるようなビームガ
ン特定手段を設け、次々と出現する標的に対して、複数
のビームガンから射撃ビーム光を発射するようなもので
あってもよい。
【0103】
【発明の効果】この発明の請求項1記載の射撃システム
の発明によれば、複数並べられた標的に向けて、この標
的に対応するビームガンから射撃ビーム光を発射させて
射撃競技等を行う場合に、誤って対象としない標的に向
けて射撃ビーム光を発射した場合でも、この標的側では
自己用のビームガンから射撃ビーム光が発射されたもの
でないことを容易に認識でき、誤射であることを容易に
宣言できる。このため、誤射による無用の混乱を回避で
き、射手等を射撃に集中させることができる。
【0104】この発明の請求項2記載の射撃システムの
発明によれば、伝達信号とともに検知した着弾光のみを
ビームガンからの着弾光としているので、例えば、ビー
ムガン以外のライト等で標的を照らしたり、ストロボ光
を発した場合でも、これをビームガンからの着弾光と誤
認してしまうことはなく、外乱によって競技等を混乱さ
せてしまうことはない。
【0105】この発明の請求項3記載の射撃システムの
発明によれば、ビームガンより標的側に伝達信号を容易
に発することができるとともに、ビームガンと標的側と
を配線等で接続する必要がないので、ビームガンに対し
て標的側を自由に配置することができる。
【0106】この発明の請求項4記載の射撃システムの
発明によれば、伝達信号の伝達に射撃ビーム光を利用で
きるので、標的側に伝達信号を確実に伝えることができ
るとともに、赤外線や電波を用いたものに比べて、設備
の簡単化を達成することができる。また、赤外線通信や
電波通信が充分にできない遠くの標的を狙って射撃を行
う場合でも、標的側に伝達信号を充分に伝えることがで
きる。
【0107】この発明の請求項5記載の射撃システムの
発明によれば、射手やプレーヤは、表示手段の表示を見
て、自己の射撃の結果を容易に認識できるとともに、誤
射を行った場合でも、表示手段の表示を見て、自己が誤
射をしてしまったことを直ちに認識することができる。
【0108】この発明の請求項6記載の射撃システムの
発明によれば、伝達信号に射撃が本射であるか又は試射
であるかの情報を加えて、本射と全く同様な状態で試射
を行うことができるので、射手やプレーヤは、本射前の
試射によって、照準の確認等を行うことができ、本射に
充分に備えることができる。
【0109】この発明の請求項7記載の射撃システムの
発明によれば、ビームガンと標的側とを配線等で接続す
る必要がなく、ビームガンに対して標的ユニットを自由
に配置することができる。
【0110】この発明の請求項8記載の射撃システムの
発明によれば、特定の標的側から特定のビームガン側に
着弾情報を確実に伝えることができる。
【0111】この発明の請求項9記載の射撃システムの
発明によれば、ビームガンの暴発、すなわち、ビームガ
ンから人等に向けて射撃ビーム光が発射されてしまうこ
とがなく、ビームガンの安全性を充分に確保することが
できる。
【0112】この発明の請求項10記載のビームガンの
発明によれば、複数並べられた標的に向けて、この標的
に対応するビームガンから射撃ビーム光を発射すること
により、射撃競技等を行う場合に、誤射による無用の混
乱を回避でき、射手等を射撃に集中させることができ
る。
【0113】この発明の請求項11記載の標的装置の発
明によれば、複数のビームガンのうち、対応するビーム
ガンから発射される射撃ビーム光の着弾光を検知して、
このビームガン側に着弾情報信号を発する射撃競技等を
行う場合に、誤射による無用の混乱を回避でき、射手等
を射撃に集中させることができる。
【0114】この発明の請求項12記載の標的装置の発
明によれば、射手等は、表示手段の表示を見て、自己の
射撃の結果を容易に認識できるとともに、誤射を行った
場合でも、表示手段の表示を見て、自己が誤射をしてし
まったことを直ちに認識することができる。
【0115】この発明の請求項13記載の標的装置の発
明によれば、例えば、ビームガン以外のライト等を照ら
したり、ストロボを発光させた場合でも、これをビーム
ガンからの着弾光と誤認してしまうことはなく、外乱に
よって競技等を混乱させてしまうことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態1に係る射撃システムを用
いて射撃を行っている状態を示す斜視図である。
【図2】図1の射撃システムで用いられる射撃装置の説
明図である。
【図3】標的ユニットの側面図である。
【図4】図1で示される射撃システムの説明図である。
【図5】図2で示される射撃装置の詳細構成と信号の流
れを示すブロック図である。
【図6】ビームガンの動作を説明するフローチャートで
ある。
【図7】標的ユニットの動作を説明するフローチャート
である。
【図8】実施形態1の変更実施形態に係る射撃システム
の説明図である。
【図9】図8の射撃システムで用いられる射撃装置の詳
細構成と信号の流れを示すブロック図である。
【図10】この発明の実施形態2に係る射撃システムの
説明図である。
【図11】図10の射撃システムで用いられる射撃装置
の詳細構成と信号の流れを示すブロック図である。
【図12】射撃ビーム光の説明図であり、(a)は実施
形態1の射撃ビーム光を示し、(b)は実施形態2の射
撃ビーム光を示す。
【図13】実施形態2の変更実施形態に係る射撃システ
ムの説明図である。
【図14】図13の射撃システムで用いられる射撃装置
の詳細構成と信号の流れを示すブロック図である。
【符号の説明】
1 ビームガン 2 標的ユニット(標的装置) 5,6 信号線 13 レーザー光発光部(発射手段、伝達信号発信手
段) 14 赤外線発光部(伝達信号発信手投) 16a 発信データ作成制御部(暴発防止手段) 16b 受信データ解析制御部(着弾情報判別手段) 21 標的板(標的) 22 赤外線受光部(検知手段) 23 赤外線発光部(着弾情報発信手段) 26b 受信データ解析制御部(判別手段、着弾光決定
手段、試射本射判別手段) 26d 発信データ送信部(着弾情報発信手段) 25 着弾光検出装置(検知手段) 27 着弾信号検出装置(検知手段) 31 表示部(表示手段) 32d 受信データ解析制御部(着弾情報判別手段) A,Al,A2,A3,A4 伝達信号 B 着弾情報信号 L,Ll 射撃ビーム光 LA 着弾光 W,Wl,W2,W3 射撃システム

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数並べられた標的に向けて、この標的
    に対応するビームガンから射撃ビーム光を発射させるこ
    とにより射撃競技又は射撃ゲームを行う射撃システムで
    あって、 前記ビームガンに、前記射撃ビーム光の発射とともに、
    少なくとも自己を特定するための伝達信号を発する伝達
    信号発信手段を設けるとともに、 前記標的側に、前記伝達信号を検知する検知手段と、こ
    の検知手段により検知された前記伝達信号に基づいて、
    この伝達信号とともに検知された前記射撃ビーム光の前
    記標的への着弾光が、前記いずれのビームガンから発射
    されたものであるかを判別する判別手段とを設けたこと
    を特徴とする射撃システム。
  2. 【請求項2】 前記標的側で検知された光のうち、前記
    伝達信号とともに検知された前記着弾光のみを、前記ビ
    ームガンからの着弾光とみなす着弾光決定手段を設けた
    ことを特徴とする請求項1記載の射撃システム。
  3. 【請求項3】 前記伝達信号発信手段は、赤外線又は電
    波を用いて前記伝達信号を発することを特徴とする請求
    項1又は2記載の射撃システム。
  4. 【請求項4】 レーザー光に前記伝達信号用のデータ変
    調を加えた射撃ビーム光の発射手段が、前記伝達信号発
    信手段を兼ねていることを特徴とする請求項1又は2記
    載の射撃システム。
  5. 【請求項5】 前記標的側に、前記着弾光が対応した前
    記ビームガンから発射されたものでない場合の誤射情報
    を含む着弾情報を、前記着弾光を発射した前記ビームガ
    ン側に着弾情報信号として発し、このビームガンに対応
    する表示手段に前記着弾情報を表示させるようにする着
    弾情報発信手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至
    4の何れかに記載の射撃システム。
  6. 【請求項6】 前記標的側に、試射又は本射であること
    を示す前記伝達信号に基づいて、前記着弾光が試射用か
    本射用かの判別を行う試射本射判別手段を設けていると
    ともに、前記着弾情報発信手段は、前記判別の結果を含
    めた前記着弾情報信号を前記ビームガン側に発すること
    を特徴とする請求項5記載の射撃システム。
  7. 【請求項7】 前記着弾情報発信手段は、赤外光又は電
    波を用いて、前記着弾光を発した前記ビームガン側に前
    記着弾情報信号を発するとともに、前記ビームガン側
    に、受信した前記着弾情報信号が自らのビームガンに関
    するものであるか否かの判別を行う着弾情報判別手段を
    設けたことを特徴とする請求項5又は6記載の射撃シス
    テム。
  8. 【請求項8】 前記着弾情報発信手段が前記着弾情報信
    号をいずれの前記ビームガン側にも発信できるように、
    前記表示手段側と前記標的側とが信号線により接続され
    ていることを特徴とする請求項5又は6記載の射撃シス
    テム。
  9. 【請求項9】 射撃ビーム光の発射前に、前記伝達信号
    発射手段から暴発防止用の前記伝達信号を発信させ、前
    記標的側の前記検知手段がこの標的に対応する前記ビー
    ムガンからの前記伝達信号を検知した場合にのみ、この
    ビームガンから前記射撃ビーム光を発射できるようにす
    る暴発防止手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至
    8の何れかに記載の射撃システム。
  10. 【請求項10】 複数並べられた標的に向けて、この標
    的に対応するものから射撃ビーム光を発射することによ
    り、射撃競技又は射撃ゲームを行うビームガンであっ
    て、 前記射撃ビーム光の発射とともに、少なくとも自己を特
    定する伝達信号を前記標的に向けて発し、この伝達信号
    と前記射撃ビーム光の着弾光とをともに検知した前記標
    的側に、この伝達信号に基づいて、前記着弾光がいずれ
    の前記ビームガンから発射されたものかを判別させるよ
    うにする伝達信号発射手段を有することを特徴とするビ
    ームガン。
  11. 【請求項11】 複数のビームガンのうち、対応するビ
    ームガンから発射される射撃ビーム光の着弾光を検知し
    て、このビームガン側に着弾情報信号を発する射撃競技
    又は射撃ゲーム用の標的装置であって、 前記ビームガンから、前記射撃ビーム光とともに発せら
    れる、少なくとも自己を特定するための伝達信号を検知
    する検知手投と、この検知手段により検知された前記伝
    達信号に基づいて、この伝達信号とともに検知された前
    記射撃ビーム光の着弾光が、いずれの前記ビームガンか
    ら発射されたものであるかを判別する判別手段とを有す
    ることを特徴とする標的装置。
  12. 【請求項12】 前記着弾光が対応した前記ビームガン
    から発射されたものでない場合の誤射情報を含む着弾情
    報を、前記着弾光を発射した前記ビームガン側に前記着
    弾情報信号として発し、このビームガンに対応する表示
    手段に前記着弾情報を表示させるようにする着弾情報発
    信手段を設けたことを特徴とする請求項11記載の標的
    装置。
  13. 【請求項13】 前記着弾光のうち、前記伝達信号と同
    時に検知された前記着弾光のみを、前記ビームガンから
    の着弾光とみなす着弾光決定手段を設けたことを特徴と
    する請求項11又は12記載の標的装置。
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