JP2002318077A - ローラハース式連続焼成炉 - Google Patents
ローラハース式連続焼成炉Info
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- JP2002318077A JP2002318077A JP2001119746A JP2001119746A JP2002318077A JP 2002318077 A JP2002318077 A JP 2002318077A JP 2001119746 A JP2001119746 A JP 2001119746A JP 2001119746 A JP2001119746 A JP 2001119746A JP 2002318077 A JP2002318077 A JP 2002318077A
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B35/00—Transporting of glass products during their manufacture, e.g. hot glass lenses, prisms
- C03B35/14—Transporting hot glass sheets or ribbons, e.g. by heat-resistant conveyor belts or bands
- C03B35/16—Transporting hot glass sheets or ribbons, e.g. by heat-resistant conveyor belts or bands by roller conveyors
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)
- Tunnel Furnaces (AREA)
Abstract
スローラー上に載置して搬送しても、板状被加熱物に歪
みが発生するのを抑えることができるローラハース式連
続焼成炉を提供する。 【解決手段】 少なくとも板状被加熱物Aが熱歪みを生
じる温度以上になる領域のハースローラー2のピッチ間
隔dを、板状被加熱物Aを直接ハースローラー2上に載
置しても歪みが生じないように狭くした。
Description
状被処理物に熱処理を行うローラハース式連続焼成炉に
関するものである。
板等のガラス基板に電極、誘電体、蛍光体等の膜形成を
行うためには、ローラハース式連続焼成炉が用いられて
いる。このローラハース式連続焼成炉では、例えばガラ
ス基板等の板状被加熱物は、トンネル型の炉内を、所定
温度まで加熱される加熱ゾーン、徐冷が行われる徐冷ゾ
ーン、さらに常温程度まで冷却する冷却ゾーンに順次搬
送されながら熱処理が行われている。図3は従来のロー
ラハース式連続焼成炉を示す概略断面図であり、このロ
ーラハース式連続焼成炉について説明する。
に示すように板状被加熱物Aを通過させるトンネル型の
炉内21の下方に板状被加熱物Aを搬送するための複数
のハースローラー22が設けられている。このハースロ
ーラー22は、一般的に外径sが約50〜60mm程度
であり、ピッチ間隔dが約200mm程度で取り付けら
れている。また、ハースローラー22はモータ(図示し
ない)により回転され、この回転によってハースローラ
ー22上に載置された板状被加熱物Aが搬送される。こ
のとき、板状被加熱物Aに歪みが発生しないよう安定し
た状態で搬送するために、板状被加熱物Aは直接ハース
ローラー22上に載置されるのではなく、耐熱ガラス等
のセッター23上に載置されて、このセッター23をハ
ースローラー22上に載置することで搬送されている。
ように板状被加熱物Aをセッター23上に載置して搬送
する方法では、焼成時に板状被加熱物Aおよびセッター
23が同時に加熱されることになるので、消費電力が多
くなるという問題があった。このとき、セッター23は
板状被加熱物Aと熱容量は略同じで体積比では大きいの
で、セッター23の加熱に消費される電力の割合が多く
なり、本来必要がない電力を消費することになってい
た。また、セッター23は、平坦度を高めるために表面
研磨されているので非常に高価であった。
で、板状被加熱物Aを直接ハースローラー22上に載置
して搬送しようとすると、加熱ゾーンや徐冷ゾーンのう
ち、特に板状被加熱物が熱歪みを生じる温度以上になる
領域において、板状被加熱物Aに大きな歪みが発生する
こととなり、要求される精度を満足することはできなか
った。本発明は上記の事情に鑑みて提案されたものであ
って、セッターを用いずに板状被加熱物を直接ハースロ
ーラー上に載置して搬送しても、板状被加熱物に歪みが
発生するのを抑えることができるローラハース式連続焼
成炉を提供することを目的とする。
するために以下の手段を採用している。すなわち、板状
の板状被加熱物を所定の温度条件に従って加熱、徐冷を
含む一連の熱処理を行うトンネル型の炉内に、この板状
被加熱物を搬送するための複数のハースローラーが所定
のピッチ間隔で配列されたローラハース式連続焼成炉に
おいて、少なくとも上記板状被加熱物が熱歪みを生じる
温度以上になる領域の上記ピッチ間隔を、上記板状被加
熱物に歪みを生じることなく、この板状被加熱物をハー
スローラー上に直接載置して搬送可能な間隔としたもの
である(請求項1)。このようにハースローラーのピッ
チ間隔を狭くすることにより、板状被加熱物とハースロ
ーラーが接する面積、すなわち板状被加熱物を支持する
面積を多くすることができる。これによって、板状被加
熱物がハースローラー間の隙間により撓むことを防止す
ることができるので、セッターを用いずに板状被加熱物
を直接ハースローラー上に載置して搬送しても、板状被
加熱物に歪みが発生するのを抑えることができる。
少なくとも上記板状被加熱物が熱歪みを生じる温度以上
になる領域の上記ハースローラーの少なくとも表面が、
溶融シリカで形成されることが望ましい(請求項2)。
この場合、板状被加熱物と接触するハースローラーの表
面が溶融シリカであるので、板状被加熱物の表面にキズ
をつけ難くすることができる。また、少なくとも上記板
状被加熱物が熱歪みを生じる温度以上になる領域の上記
ハースローラーの表面粗さは、板状被加熱物の表面粗さ
以下であることが望ましい(請求項3)。この場合、板
状被加熱物と接触するハースローラーの表面が滑らかに
仕上げられているので、板状被加熱物の表面にキズがつ
くのをより効果的に防止することができる。
式連続焼成炉の一実施の形態を示す概略断面図であり、
図2はこのローラハース式連続焼成炉の全体構成を示す
概略図である。以下、図に基づいてこのローラハース式
連続焼成炉について説明する。この連続焼成炉には、図
2に示すようにガラス基板等の板状被加熱物Aを所定温
度まで加熱する加熱ゾーンBと、所定温度まで加熱され
た板状被加熱物Aを徐冷する徐冷ゾーンCと、徐冷され
た板状被加熱物Aをさらに常温程度まで冷却する冷却ゾ
ーンDとが設けられている。板状被加熱物Aは、トンネ
ル型の炉内1を加熱ゾーンB、徐冷ゾーンC、冷却ゾー
ンDと順次移動されながら熱処理が行われる。
ンBおよび徐冷ゾーンCでは、図1に示すように板状被
加熱物Aを通過させるトンネル型の炉内1は、上面、下
面および側面が断熱材で構成される断熱層5で覆われる
ように構成されている。なお、徐冷ゾーンCでは、断熱
層5の厚みが板状被加熱物Aの進行方向に進むにしたが
って薄くなるように構成されている。炉内1には、下方
にこの炉内1を加熱するためのボトムヒーター3、この
ボトムヒーター3の上方に板状被加熱物Aを搬送するた
めの複数のハースローラー2、また上方にこの炉内1を
加熱するためのトップヒーター4が設けられている。
ラー2間に生じる隙間が少なくなるようにピッチ間隔d
を狭くして取り付けられている。ここでは、例えば外径
sが30mmであり、ピッチ間隔dを50mmとして取
り付けられている。このようにハースローラー2のピッ
チ間隔dを狭くすることにより、板状被加熱物Aとハー
スローラー2が接する面積、すなわち板状被加熱物Aを
支持する面積が多くなる。これによって、板状被加熱物
Aを直接ハースローラー2上に載置して搬送する時に、
板状被加熱物Aに歪みが発生するのを抑えることができ
る。なお、ハースローラー2のピッチ間隔dを狭くする
と、板状被加熱物Aが接触するハースローラー2の数増
えることにより1つのハースローラー2にかかる荷重が
減少するので、ハースローラー2の外径sを小さくする
ことができる。よって、板状被加熱物Aの特性(強度、
大きさ等)に応じて歪みの発生を極力抑えることができ
るハースローラー2の外径sおよびピッチ間隔dを決定
する。
形成されており、表面が表面粗さ(中心線平均粗さ)5
μm以下で仕上げられている。このように板状被加熱物
Aと接触するハースローラー2が溶融シリカで、かつ表
面が滑らかに仕上げられているので、板状被加熱物の表
面にキズがつくのを効果的に防止することができる。ま
た、ハースローラー2はモータ(図示しない)により回
転され、この回転によってハースローラー2上に直接載
置された板状被加熱物Aが搬送される。
2の取り付け等についての上記のような構成を加熱ゾー
ンBおよび徐冷ゾーンCに採用しているが、これに限ら
れるものではない。例えば、炉内1の全てのゾーンのハ
ースローラー2についても上記同様に構成することも可
能であるが、少なくとも加熱ゾーンBおよび徐冷ゾーン
Cのうち板状被加熱物が熱歪みを生じる温度以上になる
領域が上記同様に構成されていればよい。ここで、板状
被加熱物が熱歪みを生じる温度は、ガラス基板の場合、
歪点以上というのが理論上の目安となっているが、これ
に限られるものではなく、実用上はこれより100〜2
00℃低い温度までマージンをとり、例えば400℃前
後までとする場合もある。また、本実施の形態では、ハ
ースローラー2を溶融シリカで形成しているが、例えば
表面を溶融シリカでコーティングした金属管等のよう
に、少なくともハースローラー2の表面が溶融シリカで
形成されていればよい。
ス式連続焼成炉では、板状被加熱物に歪みを生じること
なく、この板状被加熱物をハースローラー上に直接載置
して搬送可能なように、少なくとも板状被加熱物が熱歪
みを生じる温度以上になる領域のハースローラーのピッ
チ間隔を狭く構成しているので、板状被加熱物がハース
ローラー間の隙間により撓むことを防止することができ
る。これによって、セッターを用いずに板状被加熱物を
直接ハースローラー上に載置して搬送しても、板状被加
熱物に歪みが発生するのを抑えることができる。また、
焼成にセッターを必要としないので、セッターにかかる
コストを無くすことが可能である。また、焼成にセッタ
ーを必要としないので、板状被加熱物だけを加熱すれば
よく、消費電力が少なくなる。また、板状被加熱物より
寸法が大きいセッターを使用しないので、炉自体を小さ
くすることができる。
面が溶融シリカで形成される場合、板状被加熱物と接触
するハースローラーの表面が溶融シリカであるので、板
状被加熱物の表面にキズをつけ難くすることができる。
また、上記ハースローラーの表面粗さが板状被加熱物の
表面粗さ以下である場合、板状被加熱物と接触するハー
スローラーの表面が滑らかに仕上げられているので、板
状被加熱物の表面にキズがつくのをより効果的に防止す
ることができる。
施の形態を示す概略断面図である。
施の形態の全体構成を示す概略図である。
面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】板状被加熱物を所定の温度条件に従って加
熱、徐冷を含む一連の熱処理を行うトンネル型の炉内
に、この板状被加熱物を搬送するための複数のハースロ
ーラーが所定のピッチ間隔で配列されたローラハース式
連続焼成炉において、 少なくとも上記板状被加熱物が熱歪みを生じる温度以上
になる領域の上記ピッチ間隔を、上記板状被加熱物に歪
みを生じることなく、この板状被加熱物をハースローラ
ー上に直接載置して搬送可能な間隔としたことを特徴と
するローラハース式連続焼成炉。 - 【請求項2】少なくとも上記板状被加熱物が熱歪みを生
じる温度以上になる領域の上記ハースローラーの少なく
とも表面が、溶融シリカで形成された請求項1に記載の
ローラハース式連続焼成炉。 - 【請求項3】少なくとも上記板状被加熱物が熱歪みを生
じる温度以上になる領域の上記ハースローラーの表面粗
さは、板状被加熱物の表面粗さ以下である請求項1また
は請求項2に記載のローラハース式連続焼成炉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001119746A JP2002318077A (ja) | 2001-04-18 | 2001-04-18 | ローラハース式連続焼成炉 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001119746A JP2002318077A (ja) | 2001-04-18 | 2001-04-18 | ローラハース式連続焼成炉 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006215502A Division JP2007040699A (ja) | 2006-08-08 | 2006-08-08 | ローラハース式連続焼成炉 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002318077A true JP2002318077A (ja) | 2002-10-31 |
Family
ID=18969913
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001119746A Pending JP2002318077A (ja) | 2001-04-18 | 2001-04-18 | ローラハース式連続焼成炉 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002318077A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013100963A (ja) * | 2011-11-09 | 2013-05-23 | Ngk Insulators Ltd | ローラーハースキルンおよびこれを用いたワークの加熱処理方法 |
TWI813847B (zh) * | 2019-01-22 | 2023-09-01 | 日商日本碍子股份有限公司 | 熱處理爐 |
-
2001
- 2001-04-18 JP JP2001119746A patent/JP2002318077A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013100963A (ja) * | 2011-11-09 | 2013-05-23 | Ngk Insulators Ltd | ローラーハースキルンおよびこれを用いたワークの加熱処理方法 |
TWI813847B (zh) * | 2019-01-22 | 2023-09-01 | 日商日本碍子股份有限公司 | 熱處理爐 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A521 | Written amendment |
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A02 | Decision of refusal |
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A521 | Written amendment |
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A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
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A912 | Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20061222 |