JP2002317902A - 電極式電気ボイラ用ノズルアセンブリー - Google Patents

電極式電気ボイラ用ノズルアセンブリー

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JP2002317902A
JP2002317902A JP2001120437A JP2001120437A JP2002317902A JP 2002317902 A JP2002317902 A JP 2002317902A JP 2001120437 A JP2001120437 A JP 2001120437A JP 2001120437 A JP2001120437 A JP 2001120437A JP 2002317902 A JP2002317902 A JP 2002317902A
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JP
Japan
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nozzle
electrode
nozzle plate
type electric
electric boiler
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Tomohiko Yoshii
友彦 吉井
Yoshiyuki Matsuki
芳行 松木
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Toray Engineering Co Ltd
Original Assignee
Toray Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電極式電気ボイラ用ノズルアセンブリーに関
し、ノズルプレートの摩耗を阻止してノズル単位の交換
を可能にし、もって、その作業負荷及びコストの低減化
を図る。 【解決手段】 ノズルプレート1の傾斜貫通穴2に冷し
バメ法又は熱バメ法によって取り外しが可能なようにノ
ズル3を嵌挿している。なお、ノズル3の水噴射口側の
端面とノズルプレート1の電極側の端面とを面一に設け
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電極式電気ボイラ
用ノズルアセンブリーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、周知のように、原子力発電所にお
いては、原子炉蒸気とは別の清浄な蒸気で原子炉起動や
所内の暖房等を行っている。
【0003】その為、それ用の電極式電気ボイラが設置
されているが、この電極式電気ボイラは、例えば、特開
平3−207901号公報や特開昭61−211601
号公報等において開示されているように、缶体内の水
(缶水)をノズルアセンブリーにポンプ送りしてノズル
から電極に向ってジェット水流を噴射することにより、
かかるジェット水流が通電路になって水が加熱昇温され
て蒸気を発生させるものである。
【0004】なお、前記ノズルアセンブリーは、図4,
5において示されているように、ノズルプレート1に設
けられている多数の傾斜貫通穴2にノズル3を嵌挿して
構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ノズル3の
水噴射口側の端面3aとノズルプレート1の電極側の端
面1aとの間に、ノズル穴に連通した傾斜貫通穴部が残
存するようにノズル3を嵌挿していた為に、ボイラ運転
中において、電極6とノズルプレート1間を流れる高圧
電流のスパークによってノズル3自体が摩耗することに
加えて、傾斜貫通穴2の水出口側の端部が図5(A)の
状態から(B)の状態に摩耗され易く、かつ、かかる摩
耗が発生すると、ジェット水流4の断面積や長さが変化
し、これに基づいて蒸気の発生量の減少をもたらす。
【0006】なお、ジェット水流4の長さの変化とは、
ノズルアセンブリー5のノズル3から電極6に向ってジ
ェット水流4を噴射している状態を示す図4(A)のL
aが同図(B)のLb(La<Lb)に変化することで
あるが、この現象は、ノズルプレート1自体の摩耗に起
因する。
【0007】その為、必要に応じて、多数のノズル3が
装着されているノズルプレート1を缶体から取り外して
新しいノズルアセンブリー5と交換する作業が余儀なく
されており、従って、その作業負荷及びコストが多大で
あるといった欠点を有していた。
【0008】本発明は、このような欠点に鑑みて発明さ
れたものであり、その第1の目的は、ノズルプレートの
摩耗を防止することができるようにすることである。ま
た、その第2の目的は、ノズルアセンブリー単位の交換
を阻止してノズル単位の交換を行うことができるように
することである。また、その第3の目的は、ノズル単位
の交換を容易にできるようにすることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
る為に、ノズルプレートの傾斜貫通穴にノズルを嵌挿し
た電極式電気ボイラ用ノズルアセンブリーに関し、ノズ
ルの水噴射口側の端面とノズルプレートの電極側の端面
とを面一に設けている。
【0010】また、上記第2の目的を達成する為に、ノ
ズルを取り外しが可能なようにノズルプレートの傾斜貫
通穴に嵌挿している。また、上記第3の目的を達成する
為に、ノズルを冷しバメ法又は熱バメ法によって傾斜貫
通穴に嵌挿している。
【0011】よって、ノズルが摩耗した時点でそのノズ
ルだけを新しいノズルと交換することによってノズルプ
レートの摩耗を防止することができ、従って、ノズルア
センブリー単位の交換をしなくてもよいから、その作業
負荷及びコストを著しく低減することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】正面図である図1において、ノズ
ルアセンブリー5は、ノズルプレート1に多数のノズル
3を装着して構成されている。図2において、ノズル3
の装着態様が示されているが、ノズル3は、ノズルプレ
ート1に行及び列方向に所定ピッチに設けられている多
数の傾斜貫通穴2に、冷しバメ法又は熱バメ法により取
り外しが可能なように嵌挿されている。
【0013】ここで、冷しバメ法により取り外しが可能
な嵌挿とは、所定に冷却して収縮させた状態のノズル3
を傾斜貫通穴2に嵌挿すると共にノズルプレート1の加
熱によって所定に膨張させた状態の傾斜貫通穴2からノ
ズル3を取り外すことができるようにすることである。
【0014】また、熱バメ法により取り外しが可能な嵌
挿とは、ノズルプレート1の加熱によって所定に膨張さ
せた状態の傾斜貫通穴2にノズル3を嵌挿すると共にノ
ズルプレート1の加熱によって所定に膨張させた状態の
傾斜貫通穴2からノズル3を取り外すことができるよう
にすることである。
【0015】上述のように、冷しバメ法又は熱バメ法を
用いているのは、他の方法よりも、ノズル単位の交換を
容易にできるからである。なお、傾斜貫通穴2の全てが
傾斜角度θに装着されている。また、ノズル3の水噴射
口側の端面3aとノズルプレート1の電極側の端面1a
とが面一に設けられている。
【0016】その為、ボイラ運転によってノズル3の水
噴射口側の端部が摩耗されるがノズルプレート1は摩耗
されない。そして、ノズル3の水噴射口側の端部が摩耗
したときには、そのノズル3だけを交換すればよい。
【0017】ノズル3の水噴射口側の端部が摩耗したか
否かは、予め実験により得たデータ(例えば、摩耗が発
生するまでの運転時間等)に基づいて行えばよい。しか
し、これに限定されず自動的に行うようにしてもよい。
例えば、ジェット水流4の長さを測定し、LaがLbに
変化したことを検出した時点でボイラの運転を停止して
交換するようにしてもよい。また、電流値とフード開度
との関係の変化に基づいて交換するようにしてもよい。
【0018】なお、上述のノズルアセンブリー5は、図
3において示されているように電極式電気ボイラに装着
されるが、この例においては、ノズルアセンブリー5
は、平面視した場合、3個が等配状態に装着されてい
る。
【0019】同図において、この電気ボイラは、循環ポ
ンプ10によって缶体11内の水(缶水)を吸い込み、
その吐出側に接続された送水管12を経てノズルプレー
ト1の所へ送ることができる。
【0020】かかる缶水は、予め給水口13より供給さ
れ、液面計14で監視・制御しながら規定水位まで供
給、すなわち、缶体11内に水張りされた後、薬液注入
口15より注入される薬液で規定のpH及び導電率に調
整される。
【0021】以下、電極6の設置箇所に対面した位置に
設置されているノズルプレート1の所へ送られて来る缶
水は、ノズル3から噴射されてジェット水流4を形成し
ながら電極6に接触する。
【0022】電極6には、外部からの高電圧が給電部1
6を経由して印加されている。その為、電極6とノズル
プレート1がジェット水流4によりつながると、ジェッ
ト水流4にも高電圧が印加され、従って、ジェット水流
4の内部に水の電気抵抗によるジュール熱が発生し水温
を徐々に上昇させて蒸気を発生することができる。
【0023】そして、発生した蒸気は排出口17より排
出されるが、蒸気にならなかった缶水は、電極6の下部
で再度整流され、その下方に設置されている対向電極1
8に接触する。従って、上述と同様に、ここにおいて
も、蒸気を発生することができる。
【0024】このように二段階に蒸気を発生させること
ができるが、かかる蒸気の発生量の制御は、ノズルプレ
ート1の外側に位置されているフード19を上下動させ
てノズルプレート1を覆い隠すことにより、電極6に接
触するジェット水流4の流量を調節することによって行
われる。
【0025】なお、フード19は、缶体11を貫くよう
に装着されているシャフト20に連結されている。その
為、フード開閉器21によってシャフト20を上下動さ
せることによってフード19を上下動させることができ
る。
【0026】また、循環ポンプ10は、常に一定の吐出
流量に運転されていると共にフード19によってジェッ
ト水流4の形成に寄与されなかった缶水は、フード19
内を流下して戻され、かつそれに加えて、缶水がノズル
プレート1の上部に設置されている3本のオーバーフロ
ー管22を経て戻される。
【0027】また、ジェット水流4の噴射圧及び流量は
常に一定に保たれていると共に蒸気の発生に伴って減少
する缶水は、液面計14によって監視されて規定水位に
保たれるように自動補給される。
【0028】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によると、電
極式電気ボイラ用ノズルアセンブリーに関し、ノズルプ
レートの摩耗を防止することができる。従って、ノズル
アセンブリー単位の交換を阻止してノズル単位の交換を
行えばよいから、その作業負荷及びコストを著しく低減
することができる。なお、ノズルプレートの傾斜貫通穴
に対してノズルを冷しバメ法又は熱バメ法により取り外
しが可能なように嵌挿しているので、ノズル単位の交換
を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ノズルアセンブリーの正面図である。
【図2】ノズルの装着態様を示す縦断面図である。
【図3】電極式電気ボイラの概略構成を示す縦断面であ
る。
【図4】ジェット水流の形成態様を示し、(A)はノズ
ルプレートに摩耗が発生していない正常状態を示す正面
図、(B)はノズルプレートに摩耗が発生した異常状態
を示す正面図である。
【図5】従来のノズル装着態様を示し、(A)はノズル
プレートに摩耗が発生していない正常状態を示す縦断面
図、(B)はノズルプレートに摩耗が発生した異常状態
を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1:ノズルプレート 1a:ノズルプレートの電極側の端面 2:傾斜貫通穴 3:ノズル 3a:ノズルの水噴射口側の端面 4:ジェット水流 5:ノズルアセンブリー 6:電極 10:循環ポンプ 11:缶体 18:対向電極

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノズルプレートの傾斜貫通穴にノズルを
    嵌挿した電極式電気ボイラ用ノズルアセンブリーにおい
    て、前記ノズルの水噴射口側の端面と前記ノズルプレー
    トの電極側の端面とを面一に設けたことを特徴とする電
    極式電気ボイラ用ノズルアセンブリー。
  2. 【請求項2】 前記ノズルを取り外しが可能なように前
    記傾斜貫通穴に嵌挿したことを特徴とする請求項1に記
    載の電極式電気ボイラ用ノズルアセンブリー。
  3. 【請求項3】 前記ノズルを冷しバメ法又は熱バメ法に
    より前記傾斜貫通穴に嵌挿したことを特徴とする請求項
    2に記載の電極式電気ボイラ用ノズルアセンブリー。
JP2001120437A 2001-04-19 2001-04-19 電極式電気ボイラ用ノズルアセンブリー Pending JP2002317902A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011247467A (ja) * 2010-05-26 2011-12-08 Kobe Steel Ltd 耐食性と耐損耗性に優れた電極式電気ボイラ
WO2014087190A1 (en) 2012-12-05 2014-06-12 KIM, No Eul Electrode boiler with electrodes unit

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