JP2002316329A - 自動ラック発泡システム - Google Patents

自動ラック発泡システム

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JP2002316329A
JP2002316329A JP2001124523A JP2001124523A JP2002316329A JP 2002316329 A JP2002316329 A JP 2002316329A JP 2001124523 A JP2001124523 A JP 2001124523A JP 2001124523 A JP2001124523 A JP 2001124523A JP 2002316329 A JP2002316329 A JP 2002316329A
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Katsuhiro Fukuda
勝弘 福田
Takeo Shiono
武男 塩野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内板と外板との間に発泡ポリウレタン断熱材
が充填されて一体に形成された断熱体を、少量多品種生
産時であっても効率よく製造できる自動ラック発泡シス
テムの提供。 【解決手段】 開閉自在な治具と、治具を保管・予熱・
加熱するために相互に仕切られた多数の収納部を備えた
ラックと、収納部に収納された治具を保管・予熱・加熱
するために他の収納部に移動させるための治具移動手段
と、を備えた自動ラック発泡システムであって、保管用
収納部に保管された治具を必要に応じて治具移動手段に
より予熱用収納部に移動して予熱し、予熱した治具に発
泡性ポリウレタン組成物を所定量入れた内板と外板を収
納して固定した後、治具移動手段により加熱用収納部に
移動して加熱して発泡させ、発泡完了後、治具移動手段
により加熱用収納部から治具を取り出して治具を開けて
断熱体を取り出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動ラック発泡シス
テムに関するものであり、さらに詳しくは、発泡ポリウ
レタン断熱材が充填されて一体に形成された断熱体を製
造するための自動ラック発泡システムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ポリオール、イソシアネート、
水、発泡剤、触媒などからなる発泡性ポリウレタン組成
物を内函と外函との間に所定量入れ、平面コンベアある
いはドラムあるいはタンテーブルなどに開閉自在な治具
を固定して連結し、この治具に前記内函と外函を収納し
て固定して発泡させ、発泡完了後、治具を開けて内函と
外函との間に発泡ポリウレタン断熱材が充填されて一体
に形成された断熱函体を取り出し、断熱函体を連続的に
製造する方式が行われていた。
【0003】図3は、断熱函体の一例の断面説明図であ
る。1は断熱函体であり、2はステンレス鋼製の内函、
3はステンレス鋼製の外函である。内函2と外函3でで
きた空間にクローズドセル構造の発泡ポリウレタン断熱
材4が充填されて一体に形成された断熱函体1が形成さ
れている。
【0004】図4は、従来の平面コンベア方式を説明す
る説明図である。図4に示すようにこの方式ではコンベ
ア5に開閉自在な治具6が固定して連結されており、こ
の治具6に内函2と外函3を収納し蓋7を閉めて固定し
た後、内函2と外函3との間に注入器8により発泡性ポ
リウレタン組成物を所定量入れ、図示しない熱風炉に移
動して発泡させ、発泡完了後、治具6を開けて図示しな
い断熱函体を連続的に製造する。9は発泡性ポリウレタ
ンレプレミックスを混合して入れるタンクである。
【0005】しかしこの方式は、治具が固定して連結さ
れているので、異なる製品を製造する場合、約100種
類位もある治具の中から所定の治具を選び、治具の入れ
替えを通常はフォークリフトを使用して行うが、容易に
はできない問題があるとともに治具置き場に広い面積を
要する問題があり、特に少量多品種生産時に効率が悪化
する欠点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題を
解決するものであり、本発明の目的は冷蔵庫、冷凍庫、
冷凍車、アイスボックス、冷凍食品のコンテナー、カー
テンウオールなどのパネルの絶縁材などの製造に広く用
いられる、内板(前記内函を包含するものである)と外
板(前記外函を包含するものである)との間に発泡ポリ
ウレタン断熱材が充填されて一体に形成された断熱体
(前記断熱函体を包含するものである)を、少量多品種
生産時であっても治具を容易に替えて、効率よく製造で
き、しかも治具置き場を簡素化できる自動ラック発泡シ
ステムを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、上記課題を解
決するための請求項1の自動ラック発泡システムは、内
板と外板との間に発泡性ポリウレタン組成物を所定量入
れた内板と外板を収納して固定して発泡させるために使
用する開閉自在な治具と、この治具を保管・予熱・加熱
するための多数の収納部を備えたラックと、収納部に収
納された治具を保管・予熱・加熱するために他の収納部
に移動させるための治具移動手段と、を備えた自動ラッ
ク発泡システムであって、ラックの保管用収納部に保管
された治具を必要に応じて治具移動手段により予熱用収
納部に移動して所定温度に予熱し、予熱した治具に発泡
性ポリウレタン組成物を所定量入れた内板と外板を収納
して固定した後、この治具を治具移動手段により加熱を
行うための加熱用収納部に移動して加熱して発泡させ、
発泡完了後、治具移動手段により加熱用収納部から治具
を取り出して治具を開けて内板と外板との間に発泡ポリ
ウレタン断熱材が充填されて一体に形成された断熱体を
取り出すことを特徴とする。
【0008】本発明の請求項1の自動ラック発泡システ
ムは、ラックの保管用収納部に治具を保管しておき、必
要に応じて治具移動手段により予熱用収納部に移動して
予熱し、予熱した治具に発泡性ポリウレタン組成物を所
定量入れた内板と外板を収納して固定した後、この治具
を治具移動手段により加熱用収納部に移動して加熱して
発泡させ、発泡完了後、治具移動手段により加熱用収納
部から治具を取り出して治具を開けて断熱体を取り出す
ようにしたので、少量多品種生産時であっても治具を容
易に替えて効率よく製造でき、しかも治具置き場を簡素
化できる。
【0009】また、上記課題を解決するための請求項2
の自動ラック発泡システムは、内板と外板との間に発泡
性ポリウレタン組成物を所定量入れた内板と外板を収納
して固定して発泡させるために使用する開閉自在な治具
と、この治具を保管・予熱・加熱するための多数の収納
部を備えたラックと、収納部に収納された治具を保管・
予熱・加熱するために他の収納部に移動させるための治
具移動手段と、内板と外板との間に発泡性ポリウレタン
組成物を所定量入れた後、この内板と外板を治具に収納
して固定するために使用するコンベアAと、を備えた自
動ラック発泡システムであって、ラックの保管用収納部
に保管された治具を必要に応じて治具移動手段により予
熱用収納部に移動して所定温度に予熱し、予熱した治具
を治具移動手段によりコンベアAに載置し、内板と外板
との間に発泡性ポリウレタン組成物を所定量入れた後、
この内板と外板を治具に収納して固定した後、コンベア
Aから治具移動手段により加熱を行うための加熱用収納
部に移動して加熱して発泡させ、発泡完了後、治具移動
手段により加熱用収納部から治具を取り出して治具を開
けて内板と外板との間に発泡ポリウレタン断熱材が充填
されて一体に形成された断熱体を取り出すことを特徴と
する。
【0010】本発明の請求項2の自動ラック発泡システ
ムは、ラックの保管用収納部に保管された治具を必要に
応じて治具移動手段により予熱用収納部に移動して予熱
し、予熱した治具を治具移動手段によりコンベアAに載
置し、内板と外板との間に発泡性ポリウレタン組成物を
所定量入れた後、この内板と外板を治具に収納して固定
した後、コンベアAから治具移動手段により加熱を行う
ための加熱用収納部に移動して加熱して発泡させ、発泡
完了後、治具移動手段により加熱用収納部から治具を取
り出して治具を開けて断熱体を取り出すようにしたの
で、少量多品種生産時であっても治具を容易に替えてよ
り効率よく製造でき、しかも治具置き場を簡素化でき
る。
【0011】また、上記課題を解決するための請求項3
の自動ラック発泡システムは、内板と外板との間に発泡
性ポリウレタン組成物を所定量入れた内板と外板を収納
して固定して発泡させるために使用する開閉自在な治具
と、この治具を保管・予熱・加熱するための多数の収納
部を備えたラックと、収納部に収納された治具を保管・
予熱・加熱するために他の収納部に移動させるための治
具移動手段と、内板と外板との間に発泡性ポリウレタン
組成物を所定量入れた後、この内板と外板を治具に収納
して固定するために使用するコンベアAと、予熱用収納
部および/または加熱用収納部内に収納した治具を水平
に移動させるコンベアBおよび/またはコンベアCと、
を備えた自動ラック発泡システムであって、ラックの保
管用収納部に保管された治具を必要に応じて治具移動手
段により予熱用収納部に移動してコンベアB上に載置し
て水平に移動させながら所定温度に予熱し、予熱した治
具を治具移動手段によりコンベアAに移動し、内板と外
板との間に発泡性ポリウレタン組成物を所定量入れた
後、この内板と外板を治具に収納して固定した後、コン
ベアAから治具移動手段により加熱を行うための加熱用
収納部に移動してコンベアC上に載置して水平に移動さ
せながら加熱して発泡させ、発泡完了後、治具移動手段
により加熱用収納部から治具を取り出して治具を開けて
内板と外板との間に発泡ポリウレタン断熱材が充填され
て一体に形成された断熱体を取り出すことを特徴とす
る。
【0012】本発明の請求項3の自動ラック発泡システ
ムは、ラックの保管用収納部に保管された治具を必要に
応じて治具移動手段により予熱用収納部に移動してコン
ベアB上に載置して水平に移動させながら予熱し、予熱
した治具を治具移動手段によりコンベアAに移動し、内
板と外板との間に発泡性ポリウレタン組成物を所定量入
れた後、この内板と外板を治具に収納して固定した後、
コンベアAから治具移動手段により加熱を行うための加
熱用収納部に移動してコンベアC上に載置して水平に移
動させながら加熱して発泡させ、発泡完了後、治具移動
手段により加熱用収納部から治具を取り出して治具を開
けて断熱体を取り出すようにしたので、少量多品種生産
時であっても治具を容易に替えてより効率よく製造で
き、しかも治具置き場を簡素化できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
図1は、本発明の自動ラック発泡システムの第1実施形
態を説明する説明図である。図1において、本発明の自
動ラック発泡システム10は、開閉自在な蓋7を有する
治具6と、この治具6を保管・予熱・加熱するための多
数の収納部11を備えたラック12と、収納部11に収
納された治具6を保管・予熱・加熱するために他の収納
部11に移動させるためのコンピュータ制御された治具
移動手段13とを備えている。14は収納部11に収納
された治具6を取り出して所定の他の収納部11へ移動
したり、収納部11に収納された治具6を取り出してラ
ック11外へ移動させたりするための治具移動手段13
に取り付けられた搬出入手段である。
【0014】図1にaで示した列の各収納部11は加熱
用収納部を示し、bで示した列の各収納部11は予熱用
収納部を示し、そしてcで示した複数の列の各収納部1
1は保管用収納部を示す。
【0015】列aの加熱用収納部および列bの予熱用収
納部は、例えば、図示しない熱風吹き出し口を前方左右
に取り付けて治具6に熱風の吹き付けを行い、正面側へ
の熱風のリークはエアカーテンで遮断し、補助加熱のた
めに遠赤外線ヒータなどを取り付けるなどにより、それ
ぞれ所定の温度に制御されている。
【0016】本発明の自動ラック発泡システム10を用
いて図示しない断熱函体を製造する例を次に説明する。 工程(1)先ず、列cの保管用収納部11に保管された
必要な治具6を、図示しないコンピュータから信号を送
り治具移動手段13を作動させて搬出入手段14により
(以下、単に治具移動手段13を作動させてという)、
列bの予熱用収納部11に移動して、例えば約3分間加
熱して所定温度(例えば約50℃)に予熱する。予熱を
行うと、発泡性ポリウレタン組成物を内函と外函の間に
所定量注入した時、隅々まで発泡性ポリウレタン組成物
が伸びて均一に拡がるとともに、発泡ポリウレタン断熱
材の表面に均一なスキン層が形成され断熱性、強度、剛
性などが向上する。 工程(2)次いでこの予熱した治具6を、治具移動手段
13を作動させて、ラック12外の列aの加熱用収納部
11の前方に移動して、内函2と外函3を予熱した治具
6の所定位置にセットして固定する。 工程(3)内函2と外函3との間に注入器8から発泡性
ポリウレタン組成物を所定量入れた後、治具6の蓋7を
閉じて、治具6に発泡性ポリウレタン組成物を所定量入
れた内函2と外函3を収納して固定する。 工程(4)内函2と外函3を収納して固定した治具6
を、治具移動手段13を作動させて、列aの加熱用収納
部11に移動して、例えば約5分間所定温度(例えば約
50℃)に加熱して発泡を完了させる。 工程(5)そして、発泡完了後、治具移動手段13を作
動させて、治具6を加熱用収納部11からラック12外
へ取り出し、治具6の蓋7を開けて内函2と外函3との
間に発泡ポリウレタン断熱材が充填されて一体に形成さ
れた図示しない断熱函体を取り出す。 上記のサイクルを繰り返して行う。
【0017】次に、本発明の自動ラック発泡システムの
第2実施形態を説明する。本発明の自動ラック発泡シス
テムの第2実施形態は、上記工程(2)で予熱した治具
6を、治具移動手段13を作動させて、ラック12外の
列aの加熱用収納部11の前方に移動して、内函2と外
函3を予熱した治具6の所定位置にセットして固定し、
工程(3)で内函2と外函3との間に注入器8から発泡
性ポリウレタン組成物を所定量入れた後、治具6の蓋7
を閉じて、治具6に発泡性ポリウレタン組成物を所定量
入れた内函2と外函3を収納して固定するまでの工程
を、図1に示した白矢印の方向に移動する図示しないコ
ンベアA上で行うものであり、それ以外は上記第1実施
形態と同様になっている。コンベアA上で行うことによ
り作業が容易になる。
【0018】図2は、本発明の自動ラック発泡システム
の第3実施形態を説明する説明図である。図2におい
て、図1に示した構成部分と同じ構成部分には同一参照
符号を付すことにより、重複した説明を省略する。図2
にa−0で示した各段は矢印方向に移動する図示しない
コンベアCを備えた加熱用収納部11を示し、この加熱
用収納部11のa1の位置で図示しないコンベアC上に
載せた治具6を矢印方向に移動させながら加熱してa2
で示した位置で発泡を完了させることができるようにな
っており、図2にb−0で示した各段は矢印方向に移動
する図示しないコンベアBを備えた予熱用収納部11を
示し、この予熱用収納部11のb1の位置で図示しない
コンベアB上に載せた治具6を矢印方向に移動させなが
ら加熱してb2で示した位置で予熱を終了できるように
なっている以外は本発明の第2実施形態と同様になって
いる。
【0019】本発明の自動ラック発泡システム10Aを
用いて図示しない断熱函体を製造する例を次に説明す
る。 工程(1)先ず、列cの保管用収納部11に保管された
必要な治具6を、図示しないコンピュータから信号を送
り治具移動手段13を作動させて、段b−0のb1の位
置の図示しないコンベアB上に載せ、治具6を矢印方向
に移動させながら加熱してb2で示した位置で予熱(例
えば約50℃)を終了する。 工程(2)次いでこの予熱した治具6を、治具移動手段
13を作動させて、ラック12外のコンベアA上のD1
の位置に移動して、治具6の蓋7を開け、D2位置に移
動させて内函2と外函3を予熱した治具6の所定位置に
セットして固定し、D3位置に移動させて内函2と外函
3との間に図示しない注入器8から発泡性ポリウレタン
組成物を所定量入れた後、D4位置に移動させて治具6
の蓋7を閉じて、治具6に発泡性ポリウレタン組成物を
所定量入れた内函2と外函3を収納して固定する。 工程(3)内函2と外函3を収納して固定した治具6
を、治具移動手段13を作動させて、a−0で示した段
の加熱用収納部11のa1の位置で図示しないコンベア
C上に載せ、矢印方向に移動させながら加熱してa2で
示した位置で加熱、発泡を完了させる。 工程(4)そして、発泡完了後、治具移動手段13を作
動させて、治具6をa2で示した位置の加熱用収納部1
1からラック12外へ取り出し、治具6の蓋7を開けて
内函2と外函3との間に発泡ポリウレタン断熱材が充填
されて一体に形成された図示しない断熱函体を取り出
す。 上記のサイクルを繰り返して行う。
【0020】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではないので、特許請求の範囲に記載の趣旨から逸
脱しない範囲で各種の変形実施が可能である。例えば、
上記実施形態においては、予熱用収納部および加熱用収
納部内に収納した治具を水平に移動させるためのコンベ
アBおよびコンベアCを備えた自動ラック発泡システム
の例を示したが、本発明はコンベアBのみを備えた自動
ラック発泡システムでも、あるいはコンベアCのみを備
えた自動ラック発泡システムでもよい。また、各収納部
は相互に仕切壁などにより仕切られていてもよいが、こ
の例に限定されず、例えば、支柱はあっても仕切壁など
により仕切られていなくてもよく、特にコンベアBやコ
ンベアCを設置したような場合は、予熱用収納部内や加
熱用収納部内をa1からa2へ、あるいはb1からb2
へ横方向に治具が支障なく移動できるようにすることが
必要である。
【0021】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の自動ラック発泡
システムは、ラックの保管用収納部に治具を保管してお
き、必要に応じて治具移動手段により予熱用収納部に移
動して予熱し、予熱した治具に発泡性ポリウレタン組成
物を所定量入れた内板と外板を収納して固定した後、こ
の治具を治具移動手段により加熱用収納部に移動して加
熱して発泡させ、発泡完了後、治具移動手段により加熱
用収納部から治具を取り出して治具を開けて断熱体を取
り出すようにしたので、少量多品種生産時であっても治
具を容易に替えて効率よく製造でき、しかも治具置き場
を簡素化できるという顕著な効果を奏する。
【0022】本発明の請求項2の自動ラック発泡システ
ムは、ラックの保管用収納部に保管された治具を必要に
応じて治具移動手段により予熱用収納部に移動して予熱
し、予熱した治具を治具移動手段によりコンベアAに載
置し、内板と外板との間に発泡性ポリウレタン組成物を
所定量入れた後、この内板と外板を治具に収納して固定
した後、コンベアAから治具移動手段により加熱を行う
ための加熱用収納部に移動して加熱して発泡させ、発泡
完了後、治具移動手段により加熱用収納部から治具を取
り出して治具を開けて断熱体を取り出すようにしたの
で、少量多品種生産時であっても治具を容易に替えてよ
り効率よく製造でき、しかも治具置き場を簡素化できる
という顕著な効果を奏する。
【0023】本発明の請求項3の自動ラック発泡システ
ムは、ラックの保管用収納部に保管された治具を必要に
応じて治具移動手段により予熱用収納部に移動してコン
ベアB上に載置して水平に移動させながら予熱し、予熱
した治具を治具移動手段によりコンベアAに移動し、内
板と外板との間に発泡性ポリウレタン組成物を所定量入
れた後、この内板と外板を治具に収納して固定した後、
コンベアAから治具移動手段により加熱を行うための加
熱用収納部に移動してコンベアC上に載置して水平に移
動させながら加熱して発泡させ、発泡完了後、治具移動
手段により加熱用収納部から治具を取り出して治具を開
けて断熱体を取り出すようにしたので、少量多品種生産
時であっても治具を容易に替えてより効率よく製造で
き、しかも治具置き場を簡素化できるという顕著な効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の自動ラック発泡システムの第1実施
形態を説明する説明図である。
【図2】 本発明の自動ラック発泡システムの第3実施
形態を説明する説明図である。
【図3】 断熱函体の一例の断面説明図である。
【図4】 従来の発泡システムを説明する説明図であ
る。
【符号の説明】 1 断熱函体 2 内函 3 外函 4 発泡ポリウレタン断熱材 5、A、B、C コンベア 6 治具 7 蓋 8 注入器 9 タンク 10、10A 自動ラック発泡システム 11 収納部 12 ラック 13 治具移動手段 14 搬出入手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F204 AA42 AD35 AE02 AG03 EA01 EB01 EB12 EF01 EF05 EF27 EF37 EK25

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内板と外板との間に発泡性ポリウレタン
    組成物を所定量入れた内板と外板を収納して固定して発
    泡させるために使用する開閉自在な治具と、この治具を
    保管・予熱・加熱するための多数の収納部を備えたラッ
    クと、収納部に収納された治具を保管・予熱・加熱する
    ために他の収納部に移動させるための治具移動手段と、
    を備えた自動ラック発泡システムであって、 ラックの保管用収納部に保管された治具を必要に応じて
    治具移動手段により予熱用収納部に移動して所定温度に
    予熱し、予熱した治具に発泡性ポリウレタン組成物を所
    定量入れた内板と外板を収納して固定した後、この治具
    を治具移動手段により加熱を行うための加熱用収納部に
    移動して加熱して発泡させ、発泡完了後、治具移動手段
    により加熱用収納部から治具を取り出して治具を開けて
    内板と外板との間に発泡ポリウレタン断熱材が充填され
    て一体に形成された断熱体を取り出すことを特徴とする
    自動ラック発泡システム。
  2. 【請求項2】 内板と外板との間に発泡性ポリウレタン
    組成物を所定量入れた内板と外板を収納して固定して発
    泡させるために使用する開閉自在な治具と、この治具を
    保管・予熱・加熱するための多数の収納部を備えたラッ
    クと、収納部に収納された治具を保管・予熱・加熱する
    ために他の収納部に移動させるための治具移動手段と、
    内板と外板との間に発泡性ポリウレタン組成物を所定量
    入れた後、この内板と外板を治具に収納して固定するた
    めに使用するコンベアAと、を備えた自動ラック発泡シ
    ステムであって、 ラックの保管用収納部に保管された治具を必要に応じて
    治具移動手段により予熱用収納部に移動して所定温度に
    予熱し、予熱した治具を治具移動手段によりコンベアA
    に載置し、内板と外板との間に発泡性ポリウレタン組成
    物を所定量入れた後、この内板と外板を治具に収納して
    固定した後、コンベアAから治具移動手段により加熱を
    行うための加熱用収納部に移動して加熱して発泡させ、
    発泡完了後、治具移動手段により加熱用収納部から治具
    を取り出して治具を開けて内板と外板との間に発泡ポリ
    ウレタン断熱材が充填されて一体に形成された断熱体を
    取り出すことを特徴とする自動ラック発泡システム。
  3. 【請求項3】 内板と外板との間に発泡性ポリウレタン
    組成物を所定量入れた内板と外板を収納して固定して発
    泡させるために使用する開閉自在な治具と、この治具を
    保管・予熱・加熱するための多数の収納部を備えたラッ
    クと、収納部に収納された治具を保管・予熱・加熱する
    ために他の収納部に移動させるための治具移動手段と、
    内板と外板との間に発泡性ポリウレタン組成物を所定量
    入れた後、この内板と外板を治具に収納して固定するた
    めに使用するコンベアAと、予熱用収納部および/また
    は加熱用収納部内に収納した治具を水平に移動させるコ
    ンベアBおよび/またはコンベアCと、を備えた自動ラ
    ック発泡システムであって、 ラックの保管用収納部に保管された治具を必要に応じて
    治具移動手段により予熱用収納部に移動してコンベアB
    上に載置して水平に移動させながら所定温度に予熱し、
    予熱した治具を治具移動手段によりコンベアAに移動
    し、内板と外板との間に発泡性ポリウレタン組成物を所
    定量入れた後、この内板と外板を治具に収納して固定し
    た後、コンベアAから治具移動手段により加熱を行うた
    めの加熱用収納部に移動してコンベアC上に載置して水
    平に移動させながら加熱して発泡させ、発泡完了後、治
    具移動手段により加熱用収納部から治具を取り出して治
    具を開けて内板と外板との間に発泡ポリウレタン断熱材
    が充填されて一体に形成された断熱体を取り出すことを
    特徴とする自動ラック発泡システム。
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