JP2002316150A - 紫外線液体処理装置及び方法 - Google Patents

紫外線液体処理装置及び方法

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JP2002316150A
JP2002316150A JP2002016231A JP2002016231A JP2002316150A JP 2002316150 A JP2002316150 A JP 2002316150A JP 2002016231 A JP2002016231 A JP 2002016231A JP 2002016231 A JP2002016231 A JP 2002016231A JP 2002316150 A JP2002316150 A JP 2002316150A
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liquid
ultraviolet
ballast
lamp
heat
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JP2002016231A
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Koji Nakano
浩二 中野
Yuji Yamakoshi
裕司 山越
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Photoscience Japan Corp
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Photoscience Japan Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 紫外線ランプの点灯用安定器の放熱手段を不
要にするか又はその規模を縮小することで、小型化を図
り、また、安定器を電源ボックスから分離して配置し、
電源ボックスの小型化を図る。 【解決手段】 被処理液体Pを通す管路1と、管路1内
に配置されて被処理液体Pに接する透光性のランプ保護
管4と、ランプ保護管4内に収納された紫外線ランプ5
を具備する紫外線液体処理装置において、紫外線ランプ
用の安定器8を、管路1に対して放熱可能なように管路
1の外面に近接して配置する。被処理液体による冷却効
果により安定器8の効率的な放熱が図れる。管路1の外
面と安定器8との間に放熱媒体(例えば冷却液)Cを介
在させてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紫外線照射により
被処理液体中の細菌等の殺菌、消毒、あるいは微量有機
物の酸化分解あるいは難分解性有機物の分解等の液体処
理を行う紫外線液体処理装置及び方法に関し、特に、紫
外線ランプの点灯用安定器の配置を改善したものに関す
る。
【0002】
【従来の技術】紫外線照射により被処理液中の細菌等の
殺菌及び消毒等の液体処理を行う紫外線液体処理装置又
はシステムは、半導体工業純水製造ラインや、製薬工業
無菌水製造ライン、食品工業用水の殺菌ライン、水産・
養殖用水殺菌ライン、排水・下水処理ラインなど、様々
な分野で応用されている。処理に使用される紫外線ラン
プは石英ガラス製の透明な硬質のランプ保護管内に液密
に収納された状態で、被処理液体中に浸潤される。その
場合、被処理液体が流される開水路中に紫外線ランプを
設置する開水路設置タイプと、被処理液体が流されるパ
イプ等の密閉水路若しくは密閉管中に紫外線ランプを設
置する閉水路(密閉管内)設置タイプとがある。紫外線
ランプの点灯は、点灯用安定器を介して商用交流源から
所定の高周波信号を生成し、この高周波信号を紫外線ラ
ンプに供給することで行われる。
【0003】従来の紫外線液体処理装置においては、ラ
ンプ点灯用安定器は、紫外線ランプから分離されて、電
源ボックス内に配置されており、各紫外線ランプ毎に設
けられた個々の安定器から出力される高周波信号が、個
別の配線を介して各紫外線ランプに供給されるようにな
っている。この場合、密閉管内に紫外線ランプを設置す
るタイプのものにあっては、被処理液を通す密閉管の両
端において、密閉管内空間とは液密に遮断されかつラン
プ保護管内空間とは通じた状態でメンテナンスカバーが
設けられており、該メンテナンスカバー内で安定器から
の配線がソケットを介してランプ保護管内の紫外線ラン
プに電気的に接続される。また、該メンテナンスカバー
の箇所で該ソケットを脱着してランプ保護管に対して紫
外線ランプを出し入れすることでランプ交換を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ランプ点灯用安定器
は、ランプ通電時にかなりの発熱を生じるため、万全の
放熱対策を講じる必要がある。そのため、各安定器毎に
放熱フィン若しくは放熱板を取付け、かつ、これらの安
定器を収納した電源ボックス内に冷却用ファンを設置し
ている。そのため、個々の安定器のサイズが嵩張ると共
に冷却用ファンでも嵩張るため、電源ボックスの全体の
サイズが大型化してしまうという問題を避けることがで
きなかった。また、電源ボックス内をファンによって送
風することによって埃による汚れの問題が生じるので、
定期的なメンテナンスの必要があり、また、ファンの寿
命も考慮すると、その点でも定期的なメンテナンスの必
要があった。また、電源ボックスからランプに至る外部
に露出した配線は安定器からの高周波出力配線であるた
め、高周波ノイズの問題も起こる。本発明は上述の点に
鑑みてなされたもので、上述の種々の問題点の少なくと
も1つを解決することのできる紫外線液体処理装置及び
方法を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る紫外線液体
処理装置は、被処理液体を通す管路と、前記管路内に配
置されて前記被処理液体に接する透光性のランプ保護管
と、前記ランプ保護管内に収納された紫外線ランプとを
具備し、前記紫外線ランプから照射した紫外線によって
前記被処理液体を処理する紫外線液体処理装置におい
て、前記紫外線ランプ用の安定器を、前記管路に対して
放熱可能なように前記管路の外面に近接して配置したこ
とを特徴とする。この構成によれば、被処理液体を通す
管路の外面に近接して紫外線ランプの安定器を配置する
ので、安定器は管路内の被処理液体と直接接しないが、
該管路を介して被処理液体に間接的に接することによる
冷却効果によって該安定器の放熱を促進することがで
き、よって安定器の放熱手段を不要にするか、若しくは
その規模を縮小することができ、安定器のサイズの小型
化を図ることができる。それとあいまって、安定器の放
熱手段を不要にするか若しくはその規模を縮小すること
ができることで、放熱対策のために安定器を電源ボック
ス内に収納せざるを得なかった従来技術の必然性を回避
し、電源ボックスから分離して管路の側に安定器を配置
できたことで、電源ボックスのサイズを従来のものより
もかなり小型化することができる。従って、電源ボック
スの設置面積をとらず、狭い設置場所にも適用し易い使
い勝手のよい紫外線液体処理装置を提供することができ
る。また、安定器の冷却効果を補充するために、必要に
応じて管路の外部の適宜箇所に冷却用ファンを更に設け
てもよいが、その場合でも、小型のファンで済む。
【0006】本発明の一実施形態は、前記紫外線ランプ
が複数設けられており、少なくとも1つの前記紫外線ラ
ンプに対応して少なくとも1つの単灯用の前記安定器が
前記管路の外面に配置されていることを特徴とする。こ
の場合は、単灯用の安定器は管路内の被処理液体に直接
接しないが、管内の被処理液体に間接的に接するので、
特別の放熱フィン又は放熱板無しに相応の冷却効果を得
ることができる。本発明の別の実施形態は、前記紫外線
ランプが複数設けられており、少なくとも2つの紫外線
ランプに対応する多灯用の前記安定器が、少なくとも1
つ、前記管路の外面に配置されていることを特徴とす
る。この場合は、多灯用の安定器は管路内の被処理液体
に直接接しないが、管内の被処理液体に間接的に接する
ので、特別の放熱フィン又は放熱板無しに相応の冷却効
果を得ることができる。
【0007】本発明の更に別の実施形態は、前記安定器
は、前記管路の外面に対して良熱伝導性の接着剤を介在
させて配置されることを特徴とする。この場合は、安定
器の底面を管路の外面に良熱伝導性の接着剤により密着
させて取り付けることができるので、安定器の熱を良熱
伝導性の接着剤を介して管路の外面に放熱することがで
きる。これにより、密閉管内の被処理液体に間接的に接
することによる冷却効果を十分に得ることができる。本
発明の更に別の実施形態は、前記安定器は、前記管路の
外面との間に良熱伝導性の軟質の緩衝材を介在させて配
置されることを特徴とする。この場合は、安定器のフラ
ットな底面を管路の外周の曲面に良熱伝導性の軟質の緩
衝材を介して密着させることができるので、安定器の熱
を良熱伝導性の緩衝材を介して管路の外面に放熱するこ
とができる。これにより、管路内の被処理液体に間接的
に接することによる冷却効果を十分に得ることができ
る。
【0008】本発明の更に別の実施形態によれば、前記
安定器は、前記管路の外面と該安定器との間に放熱媒体
を介在させて配置される。一例として、前記管路の外面
に放熱媒体容器(例えば冷却液タンク)を形成し、該放
熱媒体容器内に冷却媒体(例えば冷却液)を収納し、該
放熱媒体容器に接して安定器を配置するとよい。本発明
の別の観点に従う紫外線液体処理装置は、被処理液体を
通す管路と、前記管路内に配置されて前記被処理液体に
接する透光性のランプ保護管と、前記ランプ保護管内に
収納された紫外線ランプと、放熱媒体を含む放熱部と、
前記放熱部に接して配置され、前記放熱媒体を介して放
熱がなされる前記紫外線ランプ用の安定器とを具備し、
前記放熱部を、前記管路に対して放熱可能なように前記
管路の外面に近接して配置したことを特徴とする。この
場合も、上述と同様の効果を奏する。すなわち、放熱部
が被処理液体を通す管路の外面に近接して配置されるこ
とで、安定器の発熱を奪った放熱媒体の熱を、被処理液
体の冷却熱によって効率的に冷却することができる。従
って、空気中に放熱させる従来の放熱フィン等の放熱手
段よりも効率的な放熱を行うことができる。
【0009】更に、本発明に係る方法は、被処理液体を
通す管路と、前記管路内に配置されて前記被処理液体に
接する透光性のランプ保護管と、前記ランプ保護管内に
収納された紫外線ランプとを具備し、前記紫外線ランプ
から照射した紫外線によって前記被処理液体を処理する
紫外線液体処理装置において、前記紫外線ランプ用の安
定器を配置する方法であって、前記安定器を、前記管路
に対して放熱可能なように前記管路の外面に近接して配
置することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施の形態を詳細に説明しよう。図1は、密閉した管
路1内に被処理液体Pを通して紫外線処理するタイプの
紫外線液体処理装置における本発明の一実施例を示す断
面略図である。被処理液体Pを通す管路(以下、便宜
上、密閉管という)1は、その両端がシール部2及び3
によって液密に密閉されており、液体入口1aから取り
入れた被処理液体Pを管内に通し、液体出口1bから排
出する。この密閉管1内には、石英ガラス製の透光性の
硬質のランプ保護管4内に液密に挿入された状態で紫外
線ランプ5が配置される。密閉管1の両端に設けられた
端部カバー6及び7は、シール部2,3を介して密閉管
1の内部空間とは液密に遮断され、かつ、ランプ保護管
4の内部空間とは通じた状態である。すなわち、ランプ
保護管4の両端はシール部2,3を通り抜けて端部カバ
ー6及び7内の空間に臨んでおり、これにより、紫外線
ランプ5は、その交換時において、ランプ保護管4の端
部から出し入れできるようになっている。カバー6及び
7は図示しない公知の構造により任意に開閉自在であ
り、勿論、紫外線ランプ5の出し入れ時には、開放され
る。密閉管1の外周に密接してその適当な箇所に、紫外
線ランプ5の点灯用安定器8が配置される。通常、密閉
管1は、ステンレススチール等の熱伝導性のよい金属等
で構成される。
【0011】安定器8それ自体の機能は、公知のものと
同様に、商用交流信号を直流変換し、直流信号をランプ
点灯用の所定の高周波信号に変換して出力する。図1の
例における安定器8は、密閉管1内の被処理液体に直接
接しないが、密閉管1の外周に密着されることで該密閉
管1を介して被処理液体に間接的に接する。これによ
り、密閉管1が被処理液体によって冷されるので、特別
の放熱フィン又は放熱板無しに相応の冷却効果を得るこ
とができる。公知の点灯用安定器は、放熱フィンあるい
は放熱板を設ける必要があったが、この実施例では、安
定器8には放熱フィンあるいは放熱板を設ける必要がな
く、その分、サイズを小型化することができ、また、密
閉管1への取り付けが容易である。なお、冷却効果を補
充するために、密閉管1の外部(外面)の適宜箇所に冷
却用ファン9を設けてもよい。その場合、補充的な冷却
効果を得ることができるものであればよいため、ファン
9は小型のファンで済む。
【0012】安定器8には、外部から商用交流信号を取
り入れるための配線が接続されるが、そのための外部配
線は商用交流信号用のものであるため、高周波ノイズ等
の問題は生じない。安定器8から発生した点灯用の高周
波信号は、適宜の配線及びソケット・コネクタ等を介し
てランプ保護管4内の対応する紫外線ランプ5に供給さ
れる。この場合、安定器8と紫外線ランプ5との距離は
近いため、高周波ノイズの問題は少ない。
【0013】図1では、1個の紫外線ランプ5しか示さ
れていないが、密閉管1内には、図2に示されるよう
に、必要に応じた数の複数の紫外線ランプ5(図示例で
は、紫外線ランプ5は3個)がそれぞれのランプ保護管
4内に挿入された状態で配置される。その場合、密閉管
1の外部にも、それぞれの紫外線ランプ5に対応して複
数の安定器8が配置される。各安定器8は単灯用の安定
器であり、該各安定器8から発生した点灯用の高周波信
号は、適宜の配線及びソケット・コネクタ等を介してそ
れぞれのランプ保護管4内の対応する紫外線ランプ5に
供給される。図2に示す各安定器8は、密閉管1内の被
処理液体Pに直接接しないが、密閉管1の外周に密着さ
れることで該密閉管1を介して被処理液体に熱伝導性よ
く間接的に密接される。これにより、密閉管1が被処理
液体によって冷されるので、特別の放熱フィン又は放熱
板無しに相応の冷却効果を得ることができる。勿論、冷
却効果を補充するために、密閉管1の外部の適宜箇所に
冷却用ファン(図示せず)を設けてもよい。その場合、
補充的な冷却効果を得ることができるものであればよい
ため、ファンは小型のファンで済む。
【0014】図2では、単灯用の安定器8を示したが、
安定器8の使用形態として、2個以上の紫外線ランプ5
を点灯する多灯用の安定器として用いる場合がある。一
例として、安定器8は、図3に示されるように、3個の
紫外線ランプ5の多灯用の安定器として用いられる。そ
の場合にも、安定器8は、密閉管1の外周に密着されて
配置される。この場合、安定器8から発生した点灯用の
高周波信号は、適宜の配線及びソケット・コネクタ等を
介してそれぞれのランプ保護管4内の対応する紫外線ラ
ンプ5に供給される。図3に示す安定器8は、密閉管1
内の被処理液体に直接接しないが、密閉管1の外周に密
着されることで該密閉管1を介して被処理液体に間接的
に接する。これにより、密閉管1が被処理液体によって
冷されるので、特別の放熱フィン又は放熱板無しに相応
の冷却効果を得ることができる。勿論、この場合も冷却
効果を補充するために、密閉管1の外部の適宜箇所に冷
却用ファン(図示せず)を設けてもよい。その場合、補
充的な冷却効果を得ることができるものであればよいた
め、ファンは小型のファンで済む。
【0015】図4は、安定器8と密閉管1との間に良熱
伝導性の接着剤10を介在させた例を示すもので、接着
剤10としては、一例として、熱伝導性の良い、例え
ば、シリコンなどを主成分とする接着剤が用いられる。
この場合、安定器8の底面が平面で密閉管1の外周が曲
面の場合に、該安定器8のフラットな底面を接着剤10
を介して密閉管1の外周の曲面に取り付けることで、該
底面を密閉管1の外周の曲面に良熱伝導性の接着剤10
を介して隙間なく密着させることができるので、安定器
8の底面全体と密閉管1の外周の曲面との密着によって
熱伝導性を良好に保持することができる。これにより、
安定器8の熱を接着剤10を介して密閉管1の外面に放
熱することができ、密閉管1内の被処理液体に間接的に
接することによる冷却効果を十分に得ることができる。
なお、安定器8の底面が密閉管1の外周の曲面と同じ曲
率半径の曲面である場合は、良熱伝導性の接着剤10を
安定器8の底面に均一に塗布することで、該底面を密閉
管1の外周の曲面に隙間なく密着させることができ、よ
って、密閉管1内の被処理液体に間接的に接することに
よる冷却効果を十分に得ることができる。
【0016】図5は、安定器8と密閉管1との間に良熱
伝導性の軟質の緩衝材11を介在させた例を示すもの
で、緩衝材11としては、一例として、例えば、所定の
厚みを有する弾性変形可能な良熱伝導性のシート状のも
のが用いられる。この場合、安定器8の底面が平面で密
閉管1の外周が曲面の場合に、該安定器8のフラットな
底面を緩衝材11を介して密閉管1の外周の曲面に隙間
なく密着させることができるので、安定器8の底面全体
と密閉管1の外周の曲面との密着によって熱伝導性を良
好に保持することができる。これにより、安定器8の熱
を緩衝材11を介して密閉管1の外面に放熱することが
でき、密閉管1内の被処理液体に間接的に接することに
よる冷却効果を十分に得ることができる。安定器8を緩
衝材11を介して密閉管1の外周の曲面に取り付ける場
合、緩衝材11に良熱伝導性の接着剤を塗布するか若し
くは安定器8の外側から密閉管1の外面にベルトを巻き
付けてもよい。または、密閉管1の外面との間に緩衝材
11を介在させた安定器8を金具などを用いて密閉管1
の外面に取り付けてもよい。一例として、図6に示され
るように、密閉管1の外面の所定箇所に、安定器8の一
側面と該一側面とは反対側の他側面のそれぞれに対向す
る一対の台座12aおよび12bを設け、該一対の台座
12aおよび12b間において安定器8を密閉管1の外
面に緩衝材11を介して配置し、該安定器8の一側面と
他側面のそれぞれにL型金具13aおよび13bの一片
を取り付けると共に、該L型金具13aおよび13bの
他片を対応する台座12aおよび12bにねじ止め又は
パッチン止めなどの適宜の固定手段(図示例では、ねじ
止めを示す)14aおよび14bにより固定する。この
ように、安定器8を金具を用いて密閉管1の外周に取り
付けることで、安定器8のフラットな底面を緩衝材11
を介して密閉管1の外周の曲面に隙間なく密着させるこ
とができる。なお、緩衝材11としては、弾性体に限ら
ず、他の良熱伝導性の物質(放熱作用のある物質)を用
いてもよい。
【0017】次に、図7及び図8を参照して、本発明の
更に別の実施例につき説明する。図7は概略斜視図、図
8は一部拡大断面図である。密閉管1の外側面の所定箇
所に冷却液タンク20が溶接等の手段により密接固定さ
れ、該冷却液タンク20内に所定の冷却液Cが液密に満
たされている。冷却液タンク20は、密閉管1と同様
に、ステンレススチール等の熱伝導性のよい金属等で構
成される。冷却液タンク20に接して、安定器ボックス
21が配置され、該安定器ボックス21内に安定器8が
配置される。安定器8は、安定器ボックス21内で、冷
却液タンク20の壁面に密接するように固定され、該冷
却液タンク20の良熱伝導性壁面を通して内部の冷却液
Cによって冷却される。冷却液Cは安定器8からの熱を
奪うことで一旦は熱せられるが、密閉管1の壁面に密接
しているため、密閉管1内を流れる被処理液体Pによっ
てすぐに冷却される。冷却液タンク20内に充填する冷
却媒体(すなわち放熱媒体)は液体に限らず、ゲル状の
ものや固定等であってもよく、要するに冷却効果(すな
わち放熱効果)を有する媒体であればよい。冷却媒体C
としては、水やその他の所定の冷却液あるいは熱交換特
性の良好な物質を用いるとよい。勿論、安定器ボックス
21は適宜開閉可能であり、内部の安定器8の交換・修
理等が可能となっている。勿論、安定器ボックス21内
で冷却液タンク20に接して配置する安定器8の数は1
個に限らず、密閉管1内に設ける紫外線ランプの数分だ
け配置される。なお、スイッチ等を含む操作パネル22
を、安定器ボックス21の近傍の適当な箇所(例えば密
閉管1の端部カバー6の箇所、あるいは安定器ボックス
21の側面等)に設置するとよい。その場合、操作パネ
ル22と安定器ボックス21は図示しない電気配線によ
り適宜接続されるのは勿論である。
【0018】以上では、密閉管設置タイプの紫外線液体
処理装置における本発明のいくつかの実施例について説
明したが、これに限らず、開水路設置タイプの紫外線液
体処理装置においても本発明を応用することができる。
【0019】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、被処理液
体を通す管路の外面に近接して紫外線ランプの安定器を
配置するので、安定器は管路内の被処理液体と直接接し
ないが、該管路を介して被処理液体に間接的に接するこ
とによる冷却効果によって該安定器の放熱を促進するこ
とができ、よって安定器の放熱手段を不要にするか、若
しくはその規模を縮小することができ、安定器のサイズ
の小型化を図ることができる。それとあいまって、安定
器の放熱手段を不要にするか若しくはその規模を縮小す
ることができることで、放熱対策のために安定器を電源
ボックス内に収納せざるを得なかった従来技術の必然性
を回避し、電源ボックスから分離して管路の側に安定器
を配置できたことで、電源ボックスのサイズを従来のも
のよりもかなり小型化することができる。従って、電源
ボックスの設置面積をとらず、狭い設置場所にも適用し
易い使い勝手のよい紫外線液体処理装置及び方法を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 被処理液体を管路に通すタイプの紫外線液体
処理装置における本発明の一実施例を示す断面略図。
【図2】 本発明の別の実施例を示す断面斜視略図。
【図3】 本発明の更に別の実施例を示す断面斜視略
図。
【図4】 安定器と管路の外面との間に接着材を介在さ
せた例を示す説明図。
【図5】 安定器と管路の外面との間に緩衝材を介在さ
せた例を示す説明図。
【図6】 金具を用いて安定器を管路の外面に緩衝材を
介して取り付ける一例を示す説明図。
【図7】 本発明の更に別の実施例を示す概略斜視図。
【図8】 図7における冷却液タンク及び安定器ボック
スの部分を拡大して示す断面図。
【符号の説明】
1 管路(密閉管) 1a 液体入口 1b 液体出口 2,3 シール部 4 ランプ保護管 5 紫外線ランプ 6,7 端部カバー 8 点灯用安定器 9 冷却用ファン 10 接着剤 11 緩衝材 20 冷却液タンク 21 安定器ボックス 22 操作パネル P 被処理液体 C 冷却液
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3K014 AA02 EA01 EA04 LA04 MA02 MA04 MA09 4D037 AA02 AA03 AA11 AB03 BA18

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理液体を通す管路と、前記管路内に
    配置されて前記被処理液体に接する透光性のランプ保護
    管と、前記ランプ保護管内に収納された紫外線ランプと
    を具備し、前記紫外線ランプから照射した紫外線によっ
    て前記被処理液体を処理する紫外線液体処理装置におい
    て、 前記紫外線ランプ用の安定器を、前記管路に対して放熱
    可能なように前記管路の外面に近接して配置したことを
    特徴とする紫外線液体処理装置。
  2. 【請求項2】 前記紫外線ランプが複数設けられてお
    り、少なくとも1つの前記紫外線ランプに対応して少な
    くとも1つの単灯用の前記安定器が前記管路の外面に配
    置されていることを特徴とする請求項1に記載の紫外線
    処理装置。
  3. 【請求項3】 前記紫外線ランプが複数設けられてお
    り、少なくとも2つの紫外線ランプに対応する多灯用の
    前記安定器が、少なくとも1つ、前記管路の外面に配置
    されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の紫
    外線液体処理装置。
  4. 【請求項4】 前記安定器は、前記管路の外面に対して
    良熱伝導性の接着剤を介在させて配置されることを特徴
    とする請求項1乃至3のいずれかに記載の紫外線液体処
    理装置。
  5. 【請求項5】 前記安定器は、前記管路の外面との間に
    良熱伝導性の軟質の緩衝材を介在させて配置されること
    を特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の紫外線
    液体処理装置。
  6. 【請求項6】 前記安定器は、前記管路の外面と該安定
    器との間に放熱媒体を介在させて配置されることを特徴
    とする請求項1乃至5のいずれかに記載の紫外線液体処
    理装置。
  7. 【請求項7】 前記管路の外面に接して放熱媒体容器を
    配置し、該放熱媒体容器内に放熱媒体を収容し、該放熱
    媒体容器に接して前記安定器が配置されることを特徴と
    する請求項6に記載の紫外線液体処理装置。
  8. 【請求項8】 前記放熱媒体は冷却液からなり、前記放
    熱媒体容器は該冷却液を充填したタンクからなる請求項
    7に記載の紫外線液体処理装置。
  9. 【請求項9】 被処理液体を通す管路と、 前記管路内に配置されて前記被処理液体に接する透光性
    のランプ保護管と、 前記ランプ保護管内に収納された紫外線ランプと、 放熱媒体を含む放熱部と、 前記放熱部に接して配置され、前記放熱媒体を介して放
    熱がなされる前記紫外線ランプ用の安定器とを具備し、
    前記放熱部を、前記管路に対して放熱可能なように前記
    管路の外面に近接して配置したことを特徴とするする紫
    外線液体処理装置。
  10. 【請求項10】 前記放熱媒体は冷却液からなり、前記
    放熱部は該冷却液を容器内に充填してなる請求項9に記
    載の紫外線液体処理装置。
  11. 【請求項11】 被処理液体を通す管路と、前記管路内
    に配置されて前記被処理液体に接する透光性のランプ保
    護管と、前記ランプ保護管内に収納された紫外線ランプ
    とを具備し、前記紫外線ランプから照射した紫外線によ
    って前記被処理液体を処理する紫外線液体処理装置にお
    いて、前記紫外線ランプ用の安定器を配置する方法であ
    って、 前記安定器を、前記管路に対して放熱可能なように前記
    管路の外面に近接して配置することを特徴とする方法。
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