JP2002316016A - 脱臭システム - Google Patents

脱臭システム

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JP2002316016A
JP2002316016A JP2001123779A JP2001123779A JP2002316016A JP 2002316016 A JP2002316016 A JP 2002316016A JP 2001123779 A JP2001123779 A JP 2001123779A JP 2001123779 A JP2001123779 A JP 2001123779A JP 2002316016 A JP2002316016 A JP 2002316016A
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ozone
water
ejector
deodorizing system
measuring device
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Kunio Inaba
久二男 稲場
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Regal Joint Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オゾンを用いて鶏舎内の臭気の脱臭を行うシ
ステムにおいて、オゾンによる脱臭効果の増大化を図
る。 【解決手段】 オゾン発生器12から送られるオゾンガ
スとスクラバー7のタンク7aからポンプ16で吸い上
げられた水とをエジェクタ30で混合し、更にミキシン
グタワー18で混合度を促進して、限りなく微細な泡状
でかつ高濃度のオゾンガス水を生成し、この高濃度のオ
ゾンガス水を、スクラバーの上方のオゾン水噴射管19
のノズル19aから,メインダクト2を通じてスクラバ
ー7に送ららる鶏舎10内の臭気に、シャワ−状に噴霧
することにより、臭気とオゾンガス水とを接触させ、オ
ゾンの強力な酸化作用により臭気を分解脱臭する。一度
使用されたオゾン水は、再びオゾン水として生成され、
装置中を循環使用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、糞尿の発酵によっ
て発生するガス(主にアンモニアガス)を脱臭して臭気
を弱めるあるいは臭気を無くす脱臭システムに関し、特
に鶏舎のような畜産設備に好適な脱臭システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、畜産設備で用いられている主な脱
臭法として、生物脱臭法(微生物脱臭法)、吸着法、燃
焼法、オゾン酸化法などがある。この中で、施設費、維
持費が比較的少ない方法としては、微生物を利用した生
物脱臭法がある。
【0003】このほか、糞尿をオガ屑とともにバクテリ
アで発酵させて脱臭するようにしたシステムも公知であ
る。臭いの成分は、NHガス、HS、メルカプタン
等であるが、なかでも乾燥処理や堆肥化(好気性微生物
による)処理時に発生する臭気の主成分は、NHであ
り、発生する臭気からNHを除去する(脱臭する)も
のである。
【0004】そのほか、特開平9−241088号公報
や、特開2000−107557号公報などに開示され
たものもある。
【0005】特開平9−241088号公報に記載の鶏
糞処理装置は、図5に示すように、発酵が進んでいない
第1処理槽01と発酵が進んで乾燥した第2処理槽02
とを並設し、各処理槽に収納した鶏糞を攪拌して鶏糞中
に空気を供給し、この攪拌時に発生する臭気を含む空気
を吸引して外部に流出しないようにするとともに、集臭
した空気を第2鶏糞処理槽02に収納した鶏糞に下方か
ら循環送風装置03により送出し乾燥した第2鶏糞処理
槽02収納した鶏糞に通じて脱臭するようにしている。
【0006】特開2000−107557号公報に記載
の脱臭装置は、図6に示すように、脱臭装置010はハ
ウジング011及び脱臭体012を備え、ハウジング0
11は糞尿としての鶏舎の発酵にともない発生するガス
と空気との混合体013に通過可能な通路014を有す
る。脱臭体012は通気性を有する木毛セメント板01
5により形成されている。木毛セメント板015はハウ
ジング011内において通路014に沿って複数枚並べ
て配置されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記の通り、従来から
多くの脱臭システムが提案されているが、これらのシス
テムでは、十分な脱臭効果が得られなかった。本発明
は、大気中の酸素分のみをオゾン化させて有害な窒素酸
化物を発生させないようにして、臭気を効率良く、かつ
コストをかけずに鶏舎などの脱臭を行うようにした脱臭
システムを提供するものである。オゾンには、脱臭力、
浄化力、殺菌力、漂白力の4つの効果があり、これらの
全てが脱臭に効果的に作用する。オゾン水は、その濃度
が高いほど脱臭効果が高くなるが、本発明では、オゾン
と水との混合に、特殊な混合器(エジェクタ)を使用す
ることにより、高濃度なオゾン水を生成することができ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、糞尿の発酵に
よって発生した悪臭ガスにオゾンを接触させて悪臭ガス
を脱臭するようにした脱臭システムにおいて、オゾン発
生装置と、オゾン発生装置で発生したオゾンガスと水と
を混合してオゾン水を生成するエジェクタと、オゾン水
を上記悪臭ガスに接触させて悪臭ガスの脱臭を行うスク
ラバーとを備え、上記エジェクタの吐出側に、エジェク
タで生成されたオゾン水のオゾンと水との混合を促進さ
せるミキシングタワーを接続し、ミキシングタワーの吐
出側に上記スクラバーの内部に設けられ複数のノズルを
形成されたオゾン水噴出管を接続し、上記複数のノズル
から上記オゾン水を上記悪臭ガスに噴霧するようにして
第1の課題解決の手段としている。
【0009】また、上記の脱臭システムにおいて、上記
スクラバーに、鶏舎で発生した上記悪臭ガスを導入する
ためのメインダクトを接続して第2の課題解決の手段と
している。
【0010】更に、上記ミキシングタワーを、外殻を形
成する筒体と同筒体の内部に配設され複数の折れ曲がり
部を有する屈曲管とで構成し、同屈曲管の一方の端部と
しての入口端部に上記エジェクタの吐出側を接続し、他
方の端部としての出口端部に上記オゾン水噴出管を接続
して第3の課題解決の手段としている。
【0011】更にまた、上記鶏舎に、同鶏舎内で発生し
た上記悪臭ガスを上記メインダクトに向かって送風する
ブロアを設けて第4の課題解決の手段としている。
【0012】また、上記エジェクタを、その本体部に形
成されたエジェクタ作動流体としての加圧水流入口とベ
ンチュリ壁部と加圧水吐出口とで形成し、上記オゾンガ
スを同エジェクタに供給するオゾン供給パイプが上記ベ
ンチュリ壁部の最も効率良く水に対して上記オゾンガス
を添加させられる位置に、自動的にスライドするように
構成して第5の課題解決の手段としている。
【0013】さらに、上記鶏舎に、暖房装置および加湿
装置ならびに鶏舎内の温度及び湿度を計測する温度計測
器および湿度計測器とを設けるとともに外気温度の計測
器を設け、上記の温度計測器、湿度計測器及び外気温度
の計測器の各計測データに基づずいて上記ブロアの回転
数制御を行うようにして第6の課題解決の手段としてい
る。
【0014】また、上記の温度計測器、湿度計測器及び
外気温度の計測器の各計測データに基づいて上記の暖房
装置および加湿装置の制御を行うようにして第7の課題
解決の手段としている。
【0015】本発明の脱臭システムでは、鶏舎内の臭気
がブロアによりメインダクトの吸気口付近に送風され、
メインダクトを通じてスクラバーに送られる。オゾン発
生器から送られるオゾンガスとスクラバーのタンクから
ポンプで吸い上げられた水とがエジェクタで混合され、
更にミキシングタワで混合度を促進されて、限りなく微
細な泡状でかつ高濃度のオゾンガス水が生成され、この
高濃度のオゾンガス水がスクラバーの上方からシャワ−
状に噴霧される。そして、ここでスクラバーに送風され
てきた臭気と接触し、オゾンの強力な酸化作用により臭
気は分解脱臭される。一度使用されたオゾン水は、再び
オゾン水として生成され、装置中を循環使用される。
【0016】本発明の脱臭システムによれば、高濃度の
オゾン水を使用しているので、高い脱臭効果が得られ、
窒素酸化物などの有害物質が発生しない。また、オゾン
水を循環して使用しているので、廃液などの産業廃棄物
が出ない。更に、オゾンを水溶化するので、大気中にオ
ゾンが放出されることがなく、人畜に無害で、廃オゾン
処理の必要がなく、安全面の点からみて安心できる。こ
のほか、微生物や火を使用しないので、取り扱いが簡単
かつ安全であり、ランニングコストが安く、メンテナン
スが楽である。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、図により、本発明の実施形
態について説明する。図1はその全体を概略的に示す模
式図。、図2は脱臭処理部の構成図、図3は混合器(エ
ジェクタ)の断面図、図4はブロア制御系のブロック図
である。
【0018】図1において、符号10は鶏舎を示してお
り、この鶏舎内の床面近くにレール(図示せず)が設け
られており、このレ−ル上を走行する攪拌機(図示せ
ず)が設けられていて、この攪拌機が走行しながら床面
上の鶏糞を攪拌する構成となっている。更に、鶏舎の床
面に暖房装置が設けられており、この暖房装置により、
床面上の鶏糞をほぼ70℃に加温するとともにO2を供
給して、鶏糞の発酵を促進するようになっている。暖房
装置は、ボイラ−温水に太陽熱を利用した温水を利用す
るようにして、自然エネルギ−の活用を図る構成となっ
ている。
【0019】このほか、鶏舎内の湿度を高めて鶏糞の発
酵を促進するために、散水装置(図示せず)が設けられ
ている。そして、上記の暖房装置や散水装置は、後述す
るように、外気の状態に対応して、最適の発酵が得られ
るように、プログラム制御される。
【0020】鶏舎10の比較的上方部に鶏舎内の気体
(臭気)を脱臭処理部20に送るメインダクト2の吸入
口2aが開口している。鶏舎10の床面に鶏舎内の気体
(臭気)をメインダクト2の吸入口2aに送るためのブ
ロア1が設置されている。
【0021】符号7は脱臭処理部20に設けられている
スクラバーを示しており、このスクラバ−7の下方寄り
の箇所に、メインダクト2の排出口2bが接続されてい
る。メインダクト2の排出口2b付近に、ファン8が設
けられていて、メインダクト2を通じて送られてくる鶏
舎内の気体(臭気)を、スクラバー7に強制的に送り込
むようになっている。符号3はメインダクト2に設けら
れているダストフィルタを示している。
【0022】脱臭処理部20には、オゾン発生装置12
が設けられている。このオゾン発生装置12で発生した
オゾンガスは、サージタンク13、2組のオゾン供給パ
イプ(導管)14を経て、2組のエジェクタ30に送ら
れる。エジェクタ30については、後で説明する。スク
ラバー7の底部に水貯留タンク7aが設けられていて、
この水貯留タンク7aの水が、2組の循環ポンプ16、
導管17を介して、2基のエジェクタ30に、それぞれ
供給される構成となっている。
【0023】各エジェクタ30においてオゾンと水とが
混合されてオゾン水が生成される。そしてこのオゾン水
は、2基のミキシングタワー18にそれぞれ送られる。
ミキシングタワー18は、円筒状の外殻18aと外殻1
8aの内部に配設され複数の折れ曲がり部を有する屈曲
管18bとで形成されている。外殻18aはその内部に
配設された屈曲管18bを保護する機能を有する。ま
た、屈曲管18bを流れるオゾン水は、屈曲管18bに
形成されている複数箇所の折れ曲がり部に衝突してオゾ
ンと水との混合度を増加しながら、スクラバー7の内部
に設けられているオゾン水噴出管19に、パイプ18A
を介して噴出する。この実施形態では、エジェクタ1
5、循環ポンプ16、導管17、ミキシングタワー18
等の部材で形成されるオゾン水生成部が2組設けられて
いるが、オゾン水生成部を1組にしてもよいことはいう
までもない。エジェクタ15等の容量と脱臭処理量との
関係で、オゾン水生成部の数は決定される。
【0024】スクラバー7内の上部に設けられているオ
ゾン水噴出管19には多数のノズル19aが設けられて
いて、これらのノズル19aから、オゾン水が、ファン
8によりスクラバー7内に送り込まれた鶏舎内の気体
(臭気)、すなわち処理ガスに向かってシャワ−状に噴
霧される。その結果、処理ガスとオゾン水とが反応して
処理ガスの無臭化が達成される。即ち、 NH+O→N+NO+HO HS+O→S+HO+O→SO+HO CHSH+O→〔CH−S−S−CH〕→CH
−SO+O なる化学反応が発生し、悪臭の基となるNH,H
S,CHSH(メルカプタン)はいずれもオゾンに
より、無臭のガスとなる。そしてこの無臭ガス(主とし
てN)は、水蒸気とともにスクラバー7の上端部に設
けられている排気筒(煙突)11から大気中に排出され
る。このようにして、鶏舎内の気体(臭気)の脱臭処理
が達成される。オゾン水の内の、水蒸気として排出され
なかった水分は、水貯留タンク7aに滴下し、再びポン
プ16で汲み上げられて、エジェクタ15に送られる。
図2中に符号4は水貯留タンク7aに水道水を補給する
管、4aは水貯留タンク7aの水位を一定に保持するた
めのフロート弁、5は水貯留タンク7aとポンプ16と
を連通する管、5aは管5の吸い込み口に設けられてい
るストレーナ、6は水貯留タンク7aの底面付近に開口
するドレン管、13a,15aは圧力計を示している。
【0025】次に、エジェクタ30について説明する。
このエジェクタ30は、図3に示すように、加圧された
水が流入する流入口33と、流入した水を吐出する吐出
口34と、流入口33と吐出口34との間に位置しエジ
ェクタ30の本体部31に形成されたベンチュリ壁部3
5と、ベンチュリ壁部35に開口するオゾンガス吸引イ
ンジェクタパイプ32とを備え、ベンチュリ壁部35は
流入口33側から吐出口34側に向かうにつれて内径が
縮小する縮小部36と縮小部36で縮小された内径を維
持する平行部37と平行部37にて維持された内径を拡
大する拡大部38とで構成されている。また、オゾンガ
ス吸引インジェクタパイプ32は、ベンチュリ壁部35
の上流側に位置し、ベンチュリ壁部35に向かって流れ
る水の流れWに順向するように本体部31のベンチュリ
壁部35の内壁39に平行に、かつスライド可能に配設
されている。
【0026】図3中、符号14はオゾンガス吸引インジ
ェクタパイプ32の後端41に接続されたオゾン供給パ
イプを、43はオゾン供給パイプ14に供給されるオゾ
ンガス量の調整バルブを、45は本体部31の吐出口3
4と反対側の端部46にオゾンガス吸引インジェクタパ
イプ32をスライド可能に取り付ける取り付け部材、4
4は本体31内を流れる水の吸引作用によって生じる真
空度を測定する圧力計(連成計)を示しており、この圧
力計(連成計)44により測定された真空度が最も高く
なる位置にオゾンガス吸引インジェクタパイプ32をス
ライドSさせる機能を有している。
【0027】このエジェクタ30は上記の構成となって
いるので、最も効率よく水に対してオゾンガスを添加、
混合させることのできる位置にオゾンガス吸引インジェ
クタパイプ32を位置させることができ、そして、オゾ
ンガス吸引インジェクタパイプ32から放出されたオゾ
ンガスは、水の流速が速く、流れが安定している平行部
37において水に対して添加、混合させることとなり、
しかもこの平行部37を通過する水とオゾンガスには圧
縮する力が加わっているので、水とオゾンガスとの混合
状態が各部とも均一になる。
【0028】次いで、水とオゾンガスとの混合体は拡大
部38へと導かれ、次第に流速を落としながら吐出口3
4へ向かう。この時、水とオゾンガスとの混合体は、平
行部37を通過する際に加えられた圧縮する力から開放
されることとなり、このことにより、水とオゾンガスと
の混合状態はより良好となる。そして、拡大部38を通
過した水とオゾンガスとの混合体は吐出口34へと導か
れ、オゾン水と吐出口34から吐出される。
【0029】また、鶏舎10には、床面の温度を計測す
る温度計51と、鶏舎内の湿度を計測する湿度計52と
がが設けられている。更に外気温を計測する温度計53
が鶏舎10の外部に設けられており、温度計51、湿度
計52および温度計53の各測定データが、コンピユー
タ54に入力される。該コンピユータ54は入力された
各測定データを演算処理し、ブロア1の回転数制御信号
をブロア用モータ回転数調整器55に出力してブロア1
の回転数を制御する運転制御系50が設けられている。
【0030】上記の運転制御系50により、季節によ
り、つまり発生する臭気ガスの処理量に応じた回転数で
ブロア1が回転制御されるので、四季を通じて良好な脱
臭処理を行うことが可能となる。なお、上記の温度計5
1と湿度計52との各測定データは、上記の暖房装置や
散水装置の制御にも利用され、鶏舎内の温度、湿度を所
定値に保持することができる。
【0031】この実施形態のシステムを実験したとこ
ろ、次表に示す結果が得られた。実験方法は、次の通り
である。 (1)オゾン発生器により発生させたオゾンガスを、オ
ゾン水生成装置に送り高濃度オゾン水を生成し、鶏糞格
納容器からスクラバーにブロアにて送風された臭気にこ
の高濃度オゾン水をスクラバー内の上部からシャワー状
に噴霧・接触させて脱臭を行う。 (2)スクラバー・イン側;鶏糞格納容器内に気体採取
器の先を挿入し、未処理の臭気を所定の時間検知管に吸
引吸い込み測定を行う。これを各物質毎に行う。スクラ
バー・アウト側;脱臭装置から排出されるガスを、その
出口で上記(1)と同様に気体採取器により採取し測定
する。 (3)実験結果 上記の実験結果から、鶏糞の鼻を突く臭気は、スクラバ
ー内でオゾン水と接触し、スクラバー・アウト側では完
全に分解・脱臭され、人体にも影響のない空気となって
排出されることが判明した。
【0032】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の脱臭シス
テムによれば、次のような効果が得られる。 (1)高濃度のオゾン水を使用しているので、高い脱臭
効果が得られ、窒素酸化物などの有害物質が発生しな
い。 (2)オゾン水を循環して使用しているので、廃液など
の産業廃棄物が出ない。 (3)オゾンを水溶化するので、大気中にオゾンが放出
されることがなく、人畜に無害で、廃オゾン処理の必要
がなく、安全面の点からみて安心できる。 (4)微生物や火を使用しないので、取り扱いが簡単か
つ安全であり、ランニングコストが安く、メンテナンス
が楽である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態としての脱臭システム全体を
概略的に示す模式図である。
【図2】図1の模式図における脱臭処理部の構成図であ
る。
【図3】図2の構成図におけるエジェクタの断面図であ
る。
【図4】同ブロア制御系のブロック図である。
【図5】従来の鶏糞処理装置の概略説明図である。
【図6】従来の脱臭装置の概略説明図である。
【符号の説明】
1 ブロア 2 メインダクト 3 ダストフィルタ 7 スクラバー 7a 循環水タンク 10 鶏舎 11 排気筒 12 オゾン発生器 13 サージタンク 14 オゾン供給パイプ 16 循環ポンプ 18 ミキシングタワ 18a 円筒体 18b 屈曲管 19 オゾン水噴射管 19a ノズル 20 脱臭処理部 30 エジェクタ 31 本体部 32 オゾンガス吸引インジェクタパイプ 35 ベンチュリー壁部 50 運転制御系 51 鶏舎の床面の温度を計測する温度計 52 鶏舎内の湿度を計測する湿度計 53 外気温を計測する温度計 54 コンピユータ 55 ブロア用モータ回転数調整器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01F 5/04 B01D 53/34 ZAB C02F 11/02 Fターム(参考) 2B101 AA07 BB09 4D002 AA03 AA06 AA13 AB02 AC10 BA02 BA05 CA01 DA35 DA51 GA03 GB01 GB06 4D059 AA01 BA03 BA56 CA03 CA16 DA43 EA20 EB20 4G035 AB20

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 糞尿の発酵によって発生した悪臭ガスに
    オゾンを接触させて前記悪臭ガスを脱臭するようにした
    脱臭システムにおいて、オゾン発生装置と、該オゾン発
    生装置で発生したオゾンガスと水とを混合してオゾン水
    を生成するエジェクタと、前記オゾン水を前記悪臭ガス
    に接触させて悪臭ガスの脱臭を行うスクラバーとを備
    え、前記エジェクタの吐出側に、該エジェクタで生成さ
    れたオゾン水のオゾンと水との混合を促進させるミキシ
    ングタワーが接続され、該ミキシングタワーの吐出側に
    前記スクラバーの内部に設けられ複数のノズルが形成さ
    れたオゾン水噴出管が接続され、前記複数のノズルから
    前記オゾン水が前記悪臭ガスに噴霧されるようにした脱
    臭システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の脱臭システムにおいて、
    前記スクラバーに、鶏舎で発生した前記悪臭ガスを導入
    するためのメインダクトが接続されている脱臭システ
    ム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の脱臭シス
    テムにおいて、前記ミキシングタワーが、外殻を形成す
    る筒体と、該筒体の内部に配設され複数の折れ曲がり部
    を有する屈曲管とで構成され、該屈曲管の一方の端部と
    しての入口端部に前記エジェクタの吐出側が接続される
    とともに他方の端部としての出口端部に前記オゾン水噴
    出管が接続されている脱臭システム。
  4. 【請求項4】 請求項2又は請求項3に記載の脱臭シス
    テムにおいて、前記鶏舎に、該鶏舎内で発生した前記悪
    臭ガスを前記メインダクトに向かって送風するブロアが
    設けられている脱臭システム。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載
    の脱臭システムにおいて、前記エジェクタが、その本体
    部に形成されたエジェクタ作動流体としての加圧水流入
    口とベンチュリ壁部と加圧水吐出口とを備え、前記オゾ
    ンガスを前記エジェクタに供給するオゾン供給パイプが
    前記ベンチュリ壁部の最も効率良く水に対して前記オゾ
    ンガスを添加させられる位置に、自動的にスライドする
    ように構成されている脱臭システム。
  6. 【請求項6】 請求項4又は請求項5に記載の脱臭シス
    テムにおいて、前記鶏舎に、暖房装置及び加湿装置なら
    びに鶏舎内の温度及び湿度を計測する温度計測器及び湿
    度計測器とが設けられるとともに外気温度の計測器が設
    けられ、前記温度計測器、湿度計測器及び外気温度の計
    測器の各計測デ−タに基づき前記ブロアの回転数制御が
    行われるようにした脱臭システム。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の脱臭システムにおい
    て、前記温度計測器、湿度計測器及び外気温度の計測器
    の各計測デ−タに基づき前記暖房装置及び加湿装置の制
    御が行われるようにした脱臭システム。
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