JP2002313255A - 外面がフラットなカラー受像管 - Google Patents

外面がフラットなカラー受像管

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JP2002313255A
JP2002313255A JP2001109412A JP2001109412A JP2002313255A JP 2002313255 A JP2002313255 A JP 2002313255A JP 2001109412 A JP2001109412 A JP 2001109412A JP 2001109412 A JP2001109412 A JP 2001109412A JP 2002313255 A JP2002313255 A JP 2002313255A
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radius
shadow mask
panel
center
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JP2001109412A
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English (en)
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Takeharu Furusawa
丈晴 古澤
Nobuhiko Hosoya
信彦 細谷
Mutsumi Maehara
睦 前原
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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  • Electrodes For Cathode-Ray Tubes (AREA)
  • Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】シャドーマスクの機械的強度を向上させる。 【解決手段】パネル1の外面がフラットで内面が曲率を
もち、パネル内面に対向して曲面にプレス整形されたシ
ャドーマスク5が配置されたカラー受像管に関する。該
シャドーマスク曲面は中央から周辺に向かうに従って曲
率半径がほぼリニアに小さくなる。また、シャドーマス
ク5の中央からの一定距離においては、長軸上、短軸
上、対角軸上での曲率半径には大きな差が無い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー受像管に係
り、特にシャドウマスクの有孔領域の曲面形状に関す
る。
【0002】
【従来の技術】パネル外面をフラットにすることによ
り、画面の見易さを改善することができる。パネル外面
をフラットにすると、パネル内面もフラットに近くな
る。シャドーマスクはパネル内面の曲率にほぼ沿う形と
なるので、シャドーマスクもフラットに近くなる。シャ
ドーマスクはプレス整形されるので、シャドーマスクの
強度は曲率が大きいほど強い。逆に、シャドーマスクの
強度はフラットになるほど弱くなる。したがって、外面
がフラットなカラー受像管では、シャドーマスク強度が
大きな問題である。
【0003】米国特許第4,136,300号(Mor
rell)には、シャドーマスクのピッチを画面中央と
周辺とで変化させることにより、シャドーマスクの曲率
をパネル内面の曲率よりも大きくし、ドーミングを抑制
することが記載されている。
【0004】特開昭51−47365号公報には、蛍光
体ドットをパネル内面に稠密充填するために、パネル内
面またはシャドーマスクを複数の同心球面で形成するこ
と、あるいは、パネル内面またはシャドーマスクの曲率
半径を管軸と垂直な平面上で時計まわりに変化させるこ
とが記載されている。
【0005】また、米国特許第4,839,556号
(Ragland)には、シャドーマスクの長軸上で、
曲率を画面中央よりも画面周辺で大きくすることによ
り、ドーミングを抑制することが記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記米国特許
第4,136,300号には、シャドーマスクの曲率を
中央と周辺で変化させることについては記載が無い。ま
た、シャドーマスクのピッチを画面中央よりも画面周辺
で大きくし過ぎると、画面周辺での解像度の劣化をきた
す。
【0007】さらに、上記いずれの技術も、外面がフラ
ットなパネルを有するカラー受像管で必要なマスク強度
を得ることは不十分である。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明は外面がフラ
ットなパネルを有するカラー受像管で、シャドーマスク
曲面の曲率半径を中央よりも周辺で小さくし、かつ、曲
率半径を線形(リニアー/linear)に変化させる
ものである。
【0009】曲率半径を線形に変化させることによって
シャドーマスク強度を向上させることができる。
【0010】第2の発明は外面がフラットなパネルを有
するカラー受像管で、シャドーマスク曲面の曲率半径を
中央よりも周辺で小さくし、かつ、シャドーマスクの中
央からの任意の半径上においては、画面の対角軸、長
軸、短軸上において、曲率半径に大きな差をつけないこ
とである。
【0011】これによってシャドーマスク強度を向上さ
せることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は外面がフラットなカラーブ
ラウン管の概略図である。
【0013】パネル1は外面がフラットで内面は曲面を
有している。パネル内面が曲率を有しているのは、パネ
ル内面に対向するシャドーマスク5に曲率をもたせるた
めである。ネック2はインライン配置された電子銃9を
内蔵し、ファンネル3でパネル1と連接している。
【0014】レファレンスライン31と管軸との交点3
2を偏向中心と定義する。電子ビーム91が蛍光面4に
衝突する点と偏向中心32を結ぶ線と、管軸との角度を
偏向角と定義する。このレファレンスライン31はカラ
ー受像管設計の基本になるもので、ネック2とファンネ
ル3のシール部よりもパネル側に設定される。ここで、
最大偏向角度とは、パネル内面の有効画面の対角軸端部
と偏向中心32を結ぶ線と、管軸とのなす角度の2倍を
いう。本実施例での最大偏向角は約90度である。
【0015】蛍光面4にはドット状の蛍光体が形成され
ている。シャドーマスク5は多数の孔部を有する有孔領
域51をもち、サポートフレーム6によって支えられて
いる。サポートフレーム6はスプリング8によって、パ
ネル1に装着されている。内部磁気シールド7はサポー
トフレーム6にセットされている。
【0016】電子ビーム91を偏向する偏向ヨーク10
はファンネル3のコーン部33に取り付けられる。偏向
ヨーク10の主要部は水平偏向コイル101、セパレー
タ102、垂直偏向コイル103、およびコア104か
らなる。水平偏向コイル101の上方および下方にはラ
スター歪みおよびコンバーゼンスを調節するための棒状
マグネット11が取り付けられている。マグネット組立
て12によって電子ビームのコンバーゼンスまたはピュ
リティの調整をする。
【0017】テンションバンド13によってバルブの爆
縮を防止する。
【0018】インライン配列された3本の電子ビームの
内、サイド電子ビームの軌道を調整する為に、第1の電
磁4重極コイル14及び第2の電磁4重極コイル15
が、偏向ヨーク10とマグネット組立12の間に配置さ
れている。
【0019】パネル1の対角方向における外形寸法は4
9cm、画面有効径は46cmである。パネル1の外面
はフラットか、あるいは非常に大きな曲率半径を有す
る。
【0020】パネルのフラットさの評価として、図2に
示すように、画面対角方向における管軸と平行方向の落
ち込み量による等価曲率半径を用いることが出来る。こ
の場合、図2のように、対角方向の有効径の半分をD
d、落ち込み量をZdとしたとき、対角方向の等価曲率
半径Rdは、Rd=(Dd2+Zd2)/2Zdで表わ
すことができる。パネル外面の対角方向等価曲率半径が
10,000mm以上であれば実質的にはフラットであ
る。
【0021】同じ曲率半径でも画面のサイズによってフ
ラットさへの影響が異なる。このため、パネル面のフラ
ットさをノーマライズした表現方法として、外面に対し
ては、Ro=42.5V+45.0(mm)、内面に対
しては、Ri=40.0V+40.0(mm)を基準
(1R)とし、この何倍であるかによってフラットさを
表現する方法がある。ここで、Vは画面対角方向の有効
径をインチで表した数値である。外面曲率半径が10R
であれば、ほとんどフラットに見えることが知られてい
る。パネルの対角方向における画面有効径が18インチ
であれば、10Rに相当する曲率半径は8,100mm
である。また、20Rであればほとんど完全なフラット
に見える。この場合に相当する曲率半径は16,200
mmである。
【0022】本実施例で、パネル外面の任意の座標点
(X,Y)における曲面Zo(管軸と平行方向の落ち込
み量)は次の定義式によって表現できる。
【0023】Zo(X,Y)=Rx−√[{Rx−Ry
+√(Ry2−Y2)}2−X2] Rx=50,000mm(パネル外面の長軸方向等価曲
率半径) Ry=80,000mm(パネル外面の短軸方向等価曲
率半径) 本実施例におけるパネル外面の対角軸方向等価曲率半径
は62,500mmであり、ほとんどフラットである。
【0024】任意の座標点(X,Y)におけるパネル曲
面の他の例は、Zをパネル中央からの管軸と平行方向の
落ち込み量としたとき、 Z=A1X2+A2X4+A3Y2+A4Y4+A5X
2Y2+A6X4Y2+A7X2Y4+A8X4Y4 において、係数A1ないしA8を決定することによって
得られる。
【0025】パネル外面がフラットな場合、パネル内面
に曲率をもたせることには限度があり、シャドーマスク
もフラットに近くなる。本発明ではシャドーマスクがフ
ラットに近くなっても機械的強度が維持できるようシャ
ドーマスク曲面に工夫をしている。
【0026】任意の座標点(X,Y)におけるシャドー
マスクの曲面は、下記のような多項式で表すことが出
来、 Zm=M1X2+M2X4+M3Y2+M4Y4+M5
X2Y2+M6X4Y2+M7X2Y4+M8X4Y4 において、係数M1ないしM8を決定することによって
得られる。
【0027】本発明におけるシャドーマスクの曲面の各
係数は表1のようである。表1はプレス後のシャドーマ
スク5をサポートフレーム6に組み込んだ後の曲面を測
定したものである。M1−M8の係数は例えば、図3の
ようにシャドーマスク有効面51をメッシュ状に分割
し、各ノードの位置(X,Y)とマスクの中央からの落
ち込み量Zmの関係から求めることができる。
【0028】
【表1】
【0029】図4は本発明における曲率半径を定義する
為の説明図である。図4のR1、R2等が曲率半径であ
る。表1の曲面を画面長軸方向、対角軸方向、短軸方向
の各場所ごとの曲率半径として示したものが表2であ
る。表2において、Lはシャドーマスク中心からの距
離、Rmaは長軸上の曲率半径、Rmiは短軸上の曲率
半径、Rdは対角軸上の曲率半径である。
【0030】
【表2】
【0031】図5は長軸上の曲率半径の変化を示す。図
5に、最小自乗法を用いて各プロットを直線近似した直
線Aも示す。曲率半径をy、シャドーマスク中心からの
距離をxとしたとき、この直線Aはy=−2.0103
x+1890.9である。
【0032】図6は短軸上の曲率半径の変化を示す。図
6に、最小自乗法を用いて各プロットを直線近似した直
線Bも示す。この直線Bはy=−0.6326x+17
32.8である。
【0033】図7は対角軸上の曲率半径の変化を示す。
図7に、最小自乗法を用いて各プロットを直線近似した
直線Cも示す。この直線Cはy=−2.3937x+1
870.8である。
【0034】本発明の第1の特徴は、曲率半径がシャド
ーマスク中心から周辺に向かうに従ってほぼ直線で小さ
くなることである。これによって曲率半径が急激に変化
する場所がなくなり、シャドーマスクの機械的衝撃に対
する強度が増す。すなわち、各軸上の曲率半径は図5−
図7における各直線からのズレが小さいほどシャドーマ
スクの強度は増す。
【0035】具体的にはシャドーマスクの曲面を上記の
ような8係数の多項式で表した場合、各軸上での曲率半
径として、図5、図6、図7に示す直線A,B,Cから
のずれが100mm以下であると顕著な効果がある。曲
率半径のプロットの直線からのずれが最も大きいのが対
角軸上であるが、本実施例では対角軸上でも直線Cから
のずれ量は100mm以内である。
【0036】本発明の他の特徴は、図5、図6、図7に
示す直線A,B,Cを比較した場合、対角軸方向の直線
Cの傾きが最も大きいことである。すなわち、対角軸方
向で曲率半径の変化が最も大きいということである。さ
らに長軸の傾きA、短軸の傾きB、対角軸の傾きCを比
較すると、C>A>Bである。
【0037】本発明のさらに他の特徴は、各直線A,
B,Cの傾きが小さいということである。すなわち、シ
ャドーマスク周辺の曲率半径をシャドーマスク中央の曲
率半径よりも小さくするが、極端には差をつけないとい
うことである。各直線の傾きは絶対値にして3.0以下
とするのが良い。本実施例では最も傾きの大きい対角軸
方向でも絶対値で約2.4である。
【0038】本発明のさらに他の特徴は、外面がフラッ
トなパネルで、シャドーマスクの曲率半径が長軸方向、
短軸方向ともに中央から離れるに従って小さくなり、中
央での曲率半径を比較した場合、短軸方向の曲率半径が
長軸方向の曲率半径よりも小さいことである。外面がフ
ラットなパネルにおいては、シャドーマスクの強度は特
に短軸方向で問題となるので、中央付近で短軸方向の曲
率半径を小さくすると強度が向上する。
【0039】シャドーマスク中央において、(短軸方向
の曲率半径)/(長軸方向の曲率半径)を0.95以下
とすると効果が大きい。本実施例では約0.93であ
る。しかし、0.9以下とすると、短軸方向と長軸方向
の曲率半径の差が大きくなりすぎ、シャドーマスク曲面
が不自然になることによる強度への悪影響がでることが
有り得る。
【0040】本発明のさらに他の特徴は、シャドーマス
ク中心から一定の距離において、長軸、短軸、対角軸上
の曲率半径を比較した場合、その曲率半径の絶対値には
大きな差が無いということである。
【0041】具体的にはシャドーマスク中心から一定距
離における各軸上での曲率半径として、(最小曲率半
径)/(最大曲率半径)が0.9以上であるのが良い。
図8にこの数値のチェックポイントの位置を示す。長
軸、短軸、対角軸を比較する場合は、シャドーマスク中
央およびシャドーマスク短軸有効径の90%の位置にお
ける値をとる。すなわち、図8におけるY2/Y1=
0.9の位置である。長軸と対角軸を比較する場合は、
シャドーマスク中央および長軸有効径の90%の位置に
おける値をとる。すなわち、図8におけるX2/X1=
0.9の位置である。
【0042】このような曲面とすることによって、シャ
ドーマスクの不自然な曲面を除去し、強度を向上させる
ことができる。
【0043】本発明の対比として、従来用いられてきた
画面対角方向寸法が24インチで、パネルのフェースが
丸い、TV用ブラウン管のシャドーマスクにおける曲率
半径の変化を長軸、短軸、対角軸についてプロットした
例を図9に示す。図9において、MAは長軸上の曲率半
径、MIは短軸上の曲率半径、Dは対角軸上の曲率半径
である。
【0044】図5〜図7に示された本発明のシャドーマ
スクは、図9に示された従来技術のシャドーマスクとは
際立った差を有している。
【0045】一般にカラーブラウン管の設計は、先ずパ
ネルを設計し、パネル内面に合わせて蛍光体ドットが稠
密構造になるようにシャドーマスク曲面を設計してい
た。しかし、このような設計方法では以上に述べたよう
な本発明のようなシャドーマスク曲面を得ることは難し
い。
【0046】本発明では、まず、強度を確保できるよう
にシャドーマスクを設計し、それに合わせてパネル内面
を設計すれば、実現が容易になる。コンピュター端末に
使用されるカラーディスプレイ用陰極線管いわゆるCD
Tでは、任意の座標点(X,Y)におけるパネル内面の
曲面Zi(パネル中央からの管軸と平行方向の落ち込み
量)は次のような式で定義できる。
【0047】Zi(X,Y)=Rx−√[{Rx−Ry
+√(Ry2−Y2)}2−X2] ここで、Rxは長軸と平行な線上での曲率半径で、Ry
は短軸と平行な線上での曲率半径である。
【0048】本発明に係わるシャドーマスクを実現する
ためには、RxとRyの関係に制限をもたせなければな
らない。パネル内面とシャドーマスクの曲面との関係
は、シャドーマスクの孔の水平方向ピッチによって変わ
る。シャドーマスク孔の水平方向ピッチをマスク中央よ
りも周辺で大きくすることによって、パネル内面曲率よ
りもシャドーマスク曲率を大きくすることができる。し
かし、シャドーマスクピッチを大きくすると解像度が低
下する。シャドーマスクピッチの中央と周辺の差を20
%以内とする場合、上記のRxとRyの比は次の関係を
有することが必要である。
【0049】0.64≦Ry/Rx≦0.86 このような構成とすれば、実用的なシャドーマスク強度
を有するパネル外面がフラットなカラー受像管を実現で
きる。
【0050】上記実施例では主としてコンピュター端末
用カラー受像管、いわゆるCDTについて述べたが、当
然、パネル外面がフラットなTV用カラー受像管にも適
用できる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の代表的な
実施例によれば、シャドウマスクの機械的強度を向上さ
せたカラー陰極線管を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカラー受像管の断面図である。
【図2】パネルの等価曲率半径を定義する為の説明図で
ある。
【図3】シャドーマスク曲面を定義する場合の測定位置
の例を示す正面図である。
【図4】シャドーマスクの曲率半径を定義する為の説明
図である。
【図5】本発明のシャドーマスクの長軸方向曲率半径を
示す説明図である。
【図6】本発明のシャドーマスクの短軸方向曲率半径を
示す説明図である。
【図7】本発明のシャドーマスクの対角軸方向曲率半径
を示す説明図である。
【図8】各軸上における曲率半径の比較位置の例を示す
説明図である。
【図9】シャドーマスク曲面の従来例を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 パネル 2 ネック 3 ファンネル 4 蛍光面 5 シャドーマスク 6 サポートフレーム 7 内部磁気シールド 8 スプリング 9 電子銃 10 偏向ヨーク 12 マグネット組立 13 テンションバンド 31 レファレンスライン 32 偏向中心 33 コーン部 51 有孔領域 91 電子ビーム
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年5月16日(2001.5.1
6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】パネルのフラットさの評価として、図2に
示すように、画面対角方向における管軸と平行方向の落
ち込み量による等価曲率半径を用いることが出来る。こ
の場合、図2のように、対角方向の有効径の半分をD
d、落ち込み量をZdとしたとき、対角方向の等価曲率
半径Rdは、Rd=(Dd +Zd )/2Zdで表わ
すことができる。パネル外面の対角方向等価曲率半径が
10,000mm以上であれば実質的にはフラットであ
る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】Zo(X,Y)=Rx−√[{Rx−Ry
+√(Ry −Y )} −X ]Rx=50,000
mm(パネル外面の長軸方向等価曲率半径)Ry=8
0,000mm(パネル外面の短軸方向等価曲率半径)
本実施例におけるパネル外面の対角軸方向等価曲率半径
は62,500mmであり、ほとんどフラットである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】任意の座標点(X,Y)におけるパネル曲
面の他の例は、Zをパネル中央からの管軸と平行方向の
落ち込み量としたとき、Z=A1X +A2X +A3
+A4Y +A5X +A6X +A7X
+A8X において、係数A1ないしA8を
決定することによって得られる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】任意の座標点(X,Y)におけるシャドー
マスクの曲面は、下記のような多項式で表すことが出
来、Zm=M1X +M2X +M3Y +M4Y
M5X +M6X +M7X +M8X
において、係数M1ないしM8を決定することによ
って得られる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0047
【補正方法】変更
【補正内容】
【0047】Zi(X,Y)=Rx−√[{Rx−Ry
+√(Ry −Y )} −X ]ここで、Rxは長軸
と平行な線上での曲率半径で、Ryは短軸と平行な線上
での曲率半径である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前原 睦 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所ディスプレイグループ内 Fターム(参考) 5C031 EE01 5C032 BB05 BB06

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パネルの外面は対角軸方向の等価曲率半径
    が10,000mm以上のフラットな曲面をもち、内面
    はパネル外面に向かって凸の曲面を有し、パネル内面に
    対向してシャドーマスクが配置され、前記シャドーマス
    クは略長方形で曲面をもち、その曲率半径は当該シャド
    ーマスクの中央よりも周辺に向かってほぼリニアに小さ
    くなり、対角軸上でのシャドーマスク中央からの距離に
    よる曲率半径の変化を最小自乗法により直線で近似した
    とき、各位置における曲率半径の前記直線との差は10
    0mm以下であることを特徴とするカラー受像管。
  2. 【請求項2】長軸上でのシャドーマスク中央からの距離
    と曲率半径の変化を最小自乗法により直線で近似したと
    き、各位置における曲率半径の前記直線との差は100
    mm以下であることを特徴とする請求項1記載のカラー
    受像管。
  3. 【請求項3】短軸上で曲率半径の変化をシャドーマスク
    中央からの距離を最小自乗法により、直線で近似したと
    き、各位置における曲率半径の前記直線との差は100
    mm以下であることを特徴とする請求項2記載のカラー
    受像管。
  4. 【請求項4】パネルの外面は対角軸方向の等価曲率半径
    が10,000mm以上のフラットな曲面をもち、内面
    はパネル外面に向かって凸の曲面を有し、パネル内面に
    対向してシャドーマスクが配置され、前記シャドーマス
    クは略長方形で曲面をもち、その曲率半径は当該シャド
    ーマスクの中央よりも周辺に向かってほぼリニアに小さ
    くなり、長軸上の曲率半径の変化を最小自乗法による直
    線で近似したときの当該直線の傾きをAとし、短軸上の
    曲率半径の変化を最小自乗法による直線で近似したとき
    の当該直線の傾きをBとし、対角軸上の曲率半径の変化
    を最小自乗法による直線で近似したときの当該直線の傾
    きをCとしたとき、対角軸上の傾きCが最も大きいこと
    を特徴とするカラー受像管。
  5. 【請求項5】C>A>Bであることを特徴とする請求項
    4記載のカラー受像管。
  6. 【請求項6】パネルの外面は対角軸方向の等価曲率半径
    が10,000mm以上のフラットな曲面をもち、内面
    はパネル外面に向かって凸の曲面を有し、パネル内面に
    対向してシャドーマスクが配置され、前記シャドーマス
    クは略長方形で曲面をもち、その曲率半径は当該シャド
    ーマスクの中央よりも周辺に向かってほぼリニアに小さ
    くなり、長軸上の曲率半径の変化を最小自乗法による直
    線で近似したときの当該直線の傾きをAとし、短軸上の
    曲率半径の変化を最小自乗法による直線で近似したとき
    の当該直線の傾きをBとし、対角軸上の曲率半径の変化
    を最小自乗法による直線で近似したときの当該直線の傾
    きをCとしたとき、Cは3.0以下であることを特徴と
    するカラー受像管。
  7. 【請求項7】A,B,C何れも3.0以下であることを
    特徴とする請求項6記載のカラー受像管。
  8. 【請求項8】パネルの外面は対角軸方向の等価曲率半径
    が10,000mm以上のフラットな曲面をもち、内面
    はパネル外面に向かって凸の曲面を有し、パネル内面に
    対向してシャドーマスクが配置され、前記シャドーマス
    クは略長方形で曲面をもち、長軸上の曲率半径はシャド
    ーマスク中央から周辺に向かうに従って徐々に小さくな
    り、短軸上の曲率半径はシャドーマスク中央から周辺に
    向かうに従って徐々に小さくなり、シャドーマスク中央
    における短軸方向の曲率半径は長軸方向の曲率半径より
    も小さいことを特徴とするカラー受像管。
  9. 【請求項9】シャドーマスク中央における短軸方向の曲
    率半径は長軸方向の曲率半径の0.95以下であること
    を特徴とする請求項8記載のカラー受像管。
  10. 【請求項10】シャドーマスク中央における短軸方向の
    曲率半径は長軸方向の曲率半径の0.90以上であるこ
    とを特徴とする請求項8記載のカラー受像管。
  11. 【請求項11】シャドーマスク中央における短軸方向の
    曲率半径は長軸方向の曲率半径の0.90以上であるこ
    とを特徴とする請求項9記載のカラー受像管。
  12. 【請求項12】パネルの外面は対角軸方向の等価曲率半
    径が10,000mm以上のフラットな曲面をもち、内
    面はパネル外面に向かって凸の曲面を有し、パネル内面
    に対向してシャドーマスクが配置され、前記シャドーマ
    スクは略長方形で曲面をもち、長軸上の曲率半径はシャ
    ドーマスク中央から周辺に向かうに従って徐々に小さく
    なり、短軸上の曲率半径はシャドーマスク中央から周辺
    に向かうに従って徐々に小さくなり、対角軸上の曲率半
    径はシャドーマスク中央から周辺に向かうに従って徐々
    に小さくなり、シャドーマスク中央から一定の距離にお
    いて、各軸上の曲率半径を比較した場合、最小の曲率半
    径/最大の曲率半径は0.9以上あることを特徴とする
    カラー受像管。
  13. 【請求項13】シャドーマスク中央とシャドーマスク短
    軸方向有効径の90%の距離における長軸方向、短軸方
    向、対角軸方向の曲率半径を比較した場合、最小の曲率
    半径/最大の曲率半径は0.9以上であることを特徴と
    する請求項12記載のカラー受像管。
  14. 【請求項14】シャドーマスク中央とシャドーマスク長
    軸方向有効径の90%の距離における長軸方向、対角軸
    方向の曲率半径を比較した場合、最小の曲率半径/最大
    の曲率半径は0.9以上であることを特徴とする請求項
    12記載のカラー受像管。
  15. 【請求項15】パネルの外面は対角軸方向の等価曲率半
    径が10,000mm以上のフラットな曲面をもち、内
    面はパネル外面に向かって凸の曲面を有し、パネル内面
    に対向してシャドーマスクが配置され、前記シャドーマ
    スクは略長方形で曲面をもち、長軸上の曲率半径はシャ
    ドーマスク中央から周辺に向かうに従って徐々に小さく
    なり、短軸上の曲率半径はシャドーマスク中央から周辺
    に向かうに従って徐々に小さくなり、対角軸上の曲率半
    径はシャドーマスク中央から周辺に向かうに従って徐々
    に小さくなり、前記パネル内面の曲面は、Zi(X,
    Y)を任意の座標(X,Y)における中央からの管軸と
    平行方向の落ち込み量とし、Rxを長軸と平行な線上で
    の曲率半径とし、Ryを短軸と平行な線上での曲率半径
    として、 Zi(X,Y)=Rx−√[{Rx−Ry+√(Ry2
    −Y2)}2−X2] によって表わしたとき、 0.64≦Ry/Rx≦0.86 であることを特徴とするカラー受像管。
  16. 【請求項16】シャドーマスクは有効面内に多数の孔を
    もち、前記孔の水平方向ピッチはシャドーマスク長軸上
    周辺部のほうが、シャドーマスク中央部よりも大きいこ
    とを特徴とする請求項15記載のカラー受像管。
  17. 【請求項17】前記孔の水平方向ピッチはシャドーマス
    ク長軸上周辺部のほうが、シャドーマスク中央部よりも
    20%の範囲内で大きいことを特徴とする請求項16記
    載のカラー受像管。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7242137B2 (en) 2004-09-30 2007-07-10 Matsushita Toshiba Picture Display Co., Ltd. Cathode ray tube with cone having non-circular cross-section
US7265484B2 (en) 2004-08-05 2007-09-04 Matsushita Toshiba Picture Display Co., Ltd. Color picture tube with curved shadow mask

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