JP2002312868A - 土砂災害センサ及び土砂災害監視システム - Google Patents

土砂災害センサ及び土砂災害監視システム

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JP2002312868A JP2001112910A JP2001112910A JP2002312868A JP 2002312868 A JP2002312868 A JP 2002312868A JP 2001112910 A JP2001112910 A JP 2001112910A JP 2001112910 A JP2001112910 A JP 2001112910A JP 2002312868 A JP2002312868 A JP 2002312868A
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landslide disaster
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Takeo Yoda
建夫 依田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイヤセンサや光センサを用いた従来の土砂
災害監視システムは、その構成が複雑であり、設置に煩
雑な作業を要していた。また、風や雪等の自然環境条件
の影響を受けて土砂災害の正確な検知に支障を起こす可
能性があった。 【解決手段】 センサ部40内に移動可能な硬球を設
け、センサ部40内における硬球の移動端に圧電素子を
設ける。センサ部40をコイルバネ42によってハウジ
ング34の内部に揺動自在に固定する。ハウジング34
を地中に埋設する。土砂災害によってハウジング34の
姿勢が変化すると、硬球が圧電素子に衝突し、電気信号
を発生する。この電気信号に基づいて土砂災害を検知す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、土砂災害センサ及
び土砂災害監視システムに関し、特に土砂崩落や土石流
などの土砂災害を監視するために利用されるセンサ及び
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】土砂崩落や土石流などの土砂災害を検知
するために、従来から各種の土砂災害監視システムが利
用されている。それらの土砂災害監視システムには、ワ
イヤセンサや光センサなどを利用したものが知られてい
る。ワイヤセンサを利用した土砂災害監視システムで
は、土砂崩落が発生する可能性のある斜面又は土石流が
発生した際に土石流の流下経路となりうる場所に、ある
程度広い範囲に渡ってワイヤセンサを架設する。土砂崩
落や土石流が発生するに伴って、当該ワイヤセンサが振
動あるいは断線するのを検出することで、これらの土砂
災害を検知する。また、光センサを利用した土砂災害監
視システムでは、例えば、光を発生する発光器と発光器
からの光を受ける光センサを土石流が流下しうる経路を
またいで設置する。土石流が当該設置位置を流下した場
合には土石流によって光が遮断される。これによって土
石流を検知する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のワイヤセンサを
利用した土砂災害監視システムでは、ワイヤセンサの架
設状態を形成するために架設設備或いは架設器具を必要
とする等、土砂災害センサの構成が複雑であった。ま
た、当該土砂災害センサを設置する際には、先ず、架設
設備或いは架設器具を地面に固設し、それらの間にワイ
ヤセンサを張り渡すといった煩雑な作業を要していた。
なお、従来における土砂災害センサは、土砂災害を検出
するために広範囲に渡って設置される必要があり、その
ため、上述のように煩雑な作業を要すると、設置作業者
の負担は大きなものとなる。さらに、ワイヤセンサは外
界に露出した状態で架設される。したがって、当該セン
サが、例えば雨、風、雪又は直射日光、場合によっては
気温又は湿度などといった自然環境条件の影響を受ける
ことで、土砂災害の正確な検知に支障を起こす可能性が
ある。なお、上述の光センサを用いた土砂災害監視シス
テムにおいても、その土砂災害センサの構成が複雑であ
り、例えば発光器と光センサの位置及び向きなどの調節
を必要とするなど設置に関して繁雑な作業を要する。ま
た、自然環境条件を受けることで上述と同様の問題が危
惧される。
【0004】本発明は、上記課題に鑑みなされたもので
あり、その目的は、簡素な構成を有し、簡易に設置可能
な土砂災害センサ及び土砂災害監視システムを提供する
ことにある。
【0005】また、本発明の他の目的は、土砂災害の検
知において自然環境条件の影響を受けにくい土砂災害セ
ンサ及び土砂災害監視システムを実現することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、地中に埋設されるハウジングと、前記ハ
ウジング内に設けられたセンサ部と、を含み、前記セン
サ部は、筐体としてのセンサケースと、前記センサケー
ス内に設けられ、前記ハウジングの埋設姿勢の変化に伴
って移動する移動錘と、前記センサケース内における前
記移動錘の少なくとも1つの移動端に設けられ、前記移
動する移動錘が衝突することによって姿勢変化信号とし
ての電気信号を出力する圧電素子と、を具備することを
特徴とする。
【0007】土砂災害センサは、例えば、土砂崩落、岩
盤崩落、土石流及び雪崩などの土砂災害等が発生しうる
領域の地中に埋設される。その領域の土砂や雪等が崩落
し、あるいは土石流等がその領域を流下することによっ
て土砂災害センサの埋設姿勢が変化すると、それに伴っ
て土砂災害センサのハウジング内に設けられているセン
サ部の姿勢が変化する。その結果、センサ部内の移動錘
が移動して圧電素子に衝突し、姿勢変化信号が出力され
る。したがって、この姿勢変化信号に基づいて土砂災害
の発生を監視すれば、簡便な構成を有する土砂災害セン
サを実現することができる。また、本発明の土砂災害セ
ンサは、地中に埋設されるので、自然環境条件による影
響を受けにくく、また埋設することで土砂災害等を検出
することができるので、設置作業の煩雑さを軽減するこ
とができる。
【0008】ここで、地中とは、土砂崩落や土石流にあ
っては、土の中、雪崩にあっては積雪を想定する。ま
た、岩盤崩落にあっては、地中として、岩盤の中や岩盤
に塗られ土砂災害センサが埋められるセメント等を想定
する。なお、土砂災害センサの埋設状態としては、その
一部が埋められている状態であってもよく、また全部が
埋められる状態であってもよい。
【0009】移動錘としては、球状の錘であることが望
ましいが、これに限らず、車輪を有する錘などであって
もよい。いずれにしても、ハウジングの埋設姿勢の変化
に伴って、センサケース内を移動することが可能な構成
を有する錘であればよい。
【0010】本発明の好適な態様では、前記センサ部
は、バネによってハウジング内に支持されていることを
特徴とする。
【0011】ここで、バネとしてはコイルバネであるこ
とが望ましいが、これに限らず、板バネなどの他のバネ
を利用してもよい。
【0012】また、本発明の好適な態様では、前記ハウ
ジングは、杭状形状を有することを特徴とする。
【0013】上記目的を達成するために、更に、本発明
は、土砂災害センサと、前記土砂災害センサから出力さ
れる電気信号に基づいて、土砂災害警報を出力する監視
装置と、を含む土砂災害監視システムにおいて、前記土
砂災害センサは、地中に埋設されるハウジングと、前記
ハウジング内に設けられたセンサ部と、を含み、前記セ
ンサ部は、筐体としてのセンサケースと、前記センサケ
ース内に設けられ、前記ハウジングの埋設姿勢の変化に
伴って移動する移動錘と、前記センサケース内における
前記移動錘の少なくとも1つの移動端に設けられ、前記
移動する移動錘が衝突することによって災害信号として
の電気信号を出力する圧電素子と、を具備することを特
徴とする。
【0014】土砂災害センサから監視装置への信号の伝
送には、無線方式(ワイヤレス送信)を利用してもよ
く、また有線方式を利用してもよい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、発明の好適な実施の形態
(以下、実施形態という)について、図面を参照しなが
ら説明する。なお、本実施形態では、土砂崩落の発生を
監視するために本発明に係る土砂災害監視システムを利
用する場合を例にとって説明する。
【0016】図1は、土砂災害監視システムの全体構成
を概念的に示す説明図である。この土砂災害監視システ
ムは、センサ局10、中継局12及び監視センタ14と
から構成されている。
【0017】センサ局10は、土砂災害センサ16と信
号処理伝送部18とから構成されている。土砂災害セン
サ16は、土砂崩落の発生を監視すべき斜面(崩落監視
斜面)32に埋設されている。土砂災害センサ16の埋
設個数は、土砂崩落を検知すべき崩落監視斜面32の規
模に応じて必要に応じて適宜選択すればよい。各土砂災
害センサ16は、崩落監視斜面32の崩落等によってそ
の埋設姿勢が変化すると、それぞれ後に詳述する姿勢変
化信号を信号処理伝送部18に出力する。
【0018】信号処理伝送部18は、主として、制御器
20、送信器22、太陽電池パネル24及びバッテリ2
6から構成されている。土砂災害センサ16から出力さ
れた姿勢変化信号は、制御器20に入力される。
【0019】制御器20は、入力された姿勢変化信号の
レベル判定を行う。具体的には、入力されたそれぞれの
姿勢変化信号の信号レベルと崩落状態の信号の閾値とを
比較し、実際に崩落が発生したのか否かを判定する。制
御器20は、崩落が発生したと判断すると、送信器22
に崩落信号を出力する。これによって、後述の監視セン
タ14において、崩落の有無を確認することができる。
なお、本実施形態においては、複数の土砂災害センサ1
6を埋設配置しており、これによって、崩落が発生した
位置や崩落の規模を監視センタ14で把握することがで
きる。ここで、信号処理伝送部18において必要とされ
る電力はバッテリ26から供給される。バッテリ26
は、太陽電池パネル24に接続されている。太陽電池パ
ネル24は太陽光を受けて電力を発生し、その電力をバ
ッテリ26に供給している。
【0020】中継局12は、センサ局10から送信され
た崩落信号を監視センタ14に中継する。
【0021】監視センタ14は、崩落監視斜面32の崩
落を監視している施設であり、受信器28と監視装置3
0が設けられている。受信器28は、中継局12で中継
された崩落信号を受信し、その崩落信号を監視装置30
に出力する。監視装置30では、入力された崩落信号に
所望の信号処理を行い、ディスプレー上に土砂崩落警報
を画像出力する。また、これと共に、音声によって土砂
崩落の発生を警報する。ここで、監視装置30は、上述
したように、制御器20において崩落発生と判定された
姿勢変化信号に対応した崩落信号に基づいて、崩落監視
斜面32の崩落規模を認識可能に画像出力及び音声出力
を行う。これによって、監視装置30をモニターしてい
る監視者は、崩落の発生の有無の他、崩落位置や崩落規
模を把握することができる。
【0022】図2は、土砂災害センサ16の概略的な構
成を示す説明図である。土砂災害センサ16は、主とし
て、ハウジング34、センサ部40、コイルバネ42及
びケーブル44から構成されている。
【0023】ハウジング34は、土砂災害センサ16の
筐体として機能し、その内部にセンサ部40とコイルバ
ネ42を収納している。ハウジング34は円筒形の杭状
形状を有しており、その先端部側には尖頭部36が形成
されている。ハウジング34の基端部側には、台形型の
打撃部38が形成されており、打撃部38の上部には打
撃面38aが形成されている。打撃部38の側斜面部3
8bからはケーブル44が伸びている。このケーブル4
4は、後述するセンサ部40から出力される姿勢変化信
号を図1の信号処理伝送部18に伝送する。
【0024】土砂災害センサ16を崩落監視斜面32に
埋設するには、その尖頭部36の先端を崩落監視斜面3
2の表面に当接させ、ハンマ等で打撃面38aを打てば
よく、容易に崩落監視斜面32に打ち込むことができ
る。ここで、ケーブル44は、側斜面部38bから伸び
ているため、土砂災害センサ16を崩落監視斜面32に
打ち込む場合に、その打撃面38aの付近まで土砂災害
センサ16を埋め込ませることができる。また、打撃面
38aを打つ際に、ケーブル44を誤って打撃すること
を軽減することができる。
【0025】センサ部40は、コイルバネ42によって
ハウジング34内に支持されている。このセンサ部40
が土砂災害センサ16の埋設姿勢の変化を検出し、姿勢
変化信号を出力する。センサ部40については、図3を
用いて説明する。
【0026】図3は、本実施形態におけるセンサ部40
及びハウジング34内におけるセンサ部40の支持形態
を示す断面図である。
【0027】センサ部40は、主として、センサケース
46、硬球48及び一対の圧電素子50とから構成され
ている。
【0028】センサケース46は、円筒状の形状を有し
ている。センサケース46の内部には前述した移動錘と
しての硬球48が設けられている。この硬球48の径
は、センサケース46の内径より小さいので、硬球48
は、センサケース46の内部を自由に移動することがで
きる。
【0029】センサケース46の両端には圧電素子50
が設けられている。したがって、硬球48がセンサケー
ス46内を移動し、それらの圧電素子50に衝突する
と、圧電素子50は姿勢変化信号としての電気信号を発
生する。この姿勢変化信号はケーブル44(図2参照)
に接続されているリード線52を介してハウジング34
の外部に出力される。ここで、図中において硬球48を
2点鎖線で示すA及びBは、それぞれの圧電素子50に
衝突した状態を示している。
【0030】一対の保持部54が、一対のコイルバネ4
2の一端にそれぞれ固定されている。それらの保持部5
4にはセンサ部40の両端がそれぞれ嵌入されている。
それぞれのコイルバネ42の他端は、それぞれハウジン
グ34の側内壁34aに固定されている。これにより、
センサ部40は、ハウジング34の内部において、揺動
自在に支持される。
【0031】以上の構成により、例えば、土砂崩落によ
って土砂災害センサ16が打ち込まれている地面が崩れ
ると、土砂災害センサ16の埋設姿勢が変化する。その
姿勢変化に伴ってセンサ部40内の硬球48がセンサケ
ース46内を自由に移動する。そのとき、センサ部40
の重心位置が変動する等によって、センサ部40の振動
が激しくなるとともに、コイルバネ42がその振動を持
続させる。したがって、硬球48は圧電素子50に激し
く衝突を繰り返す。これによって、圧電素子50は十分
大きな姿勢変化信号を発生する。この姿勢変化信号を土
砂災害の発生の検知に利用すればよい。したがって、本
実施形態によれば、土砂災害を検出する上で感度のよい
土砂災害センサを実現することができ、場合によって
は、土砂崩落の初期段階での異常を検知することができ
る。また、本実施形態によれば、上述のように簡単な構
成であるため、土砂災害センサ自体を小型化することが
可能であり、また、製造コストの低減を実現することが
できる。
【0032】図4は、別の実施形態におけるセンサ部4
0及びハウジング34内におけるセンサ部40の支持形
態を示す断面図である。なお、図3に示した構成と同様
の構成には同一符号を付しその説明を省略する。
【0033】この実施形態では、センサ部40は単一の
コイルバネ56によってハウジング34の内部における
上壁面38cに吊設されている。これにより、土砂災害
センサ16の姿勢が変化した際に、センサ部40が大き
く揺動し、硬球48がセンサケース46内を移動する。
このとき、センサ部40の重心位置が変動する等によっ
て、センサ部40の振動が激しくなるとともに、コイル
バネ56がその振動を持続させる。したがって、硬球4
8は圧電素子50に激しく衝突を繰り返す。これによっ
て、十分大きな姿勢変化信号を発生させる。この実施形
態においても、上述の実施形態における土砂災害センサ
と同様の効果を得ることができる。なお、これらの実施
形態の他、例えば、ハウジング34内部の下方からコイ
ルバネ42によってセンサ部40を支持させる等、コイ
ルバネ42によって、ハウジング34の内部にセンサ部
40を揺動自在に固定することで、上記実施形態の場合
と同様の効果を得ることができる。
【0034】次に、図1、図5及び図6を用いて、土砂
災害センサ16の全体の動作について説明する。
【0035】図5は、土砂災害センサ16の埋設状態を
示す説明図である。土砂災害センサ16は、上述のよう
に、その尖頭部36の先端を崩落監視斜面32の表面に
当接させ、ハンマ等で打撃面38aを打つことによっ
て、崩落監視斜面32に打ち込まれる。これにより、図
5に示すように土砂災害センサ16を崩落監視斜面32
に固定設置することができる。ここで、土砂災害センサ
16を固定設置する上で、ハウジング34の大部分ある
いは全部が崩落監視斜面32に埋め込まれるまで打ち込
んでもよい。なお、広範囲の領域(広範囲領域)に渡っ
て土砂崩落を監視する必要がある場合には、上述の要領
によって、複数の土砂災害センサ16をその広範囲領域
に打ち込めばよい。いずれにせよ、従来に比べ、土砂災
害センサの設置工事における作業の煩雑さを軽減するこ
とができる。
【0036】図6は、土砂崩落による土砂災害センサ1
6の動作を説明する説明図である。土砂災害センサ16
が埋設されている崩落監視斜面32(図5参照)が崩落
すると、それに伴って、土砂災害センサ16の埋設姿勢
が変化し、場合によっては、崩落監視斜面32から解放
されて転がり落ちる。土砂災害センサ16の埋設姿勢の
変化によって、図4に示すセンサ部40が姿勢変化信号
を発生し、信号処理伝送部18に出力される(図1参
照)。信号処理伝送部18では、その姿勢変化信号に基
づいて、土砂崩落が発生したと判定され、監視センタ1
4内の監視装置30から土砂崩落警報が出力される(図
1参照)。
【0037】以上、土砂崩落の発生を監視する場合にお
いて、崩落監視斜面32に打ち込み埋設される構成を有
する土砂災害センサ16を例にとって説明した。しかし
これに限らず、崩落監視斜面32に埋設用の穴を掘り、
その穴に土砂災害センサ16を埋める構成であっても良
い。
【0038】さらに、本発明に係る土砂災害監視システ
ムは、土砂崩落の発生の監視に用いられる場合に限ら
ず、例えば、土石流、雪崩又は岩盤崩落等の他の土砂災
害等の監視に利用されても良い。
【0039】当該土砂災害監視システムを土石流の監視
に利用する場合には、土石流の流下経路となりうる地面
に土砂災害センサ16を埋設する。また、雪崩の監視に
利用する場合には、雪崩が発生しうる積雪又は雪崩の流
下経路となりうる積雪に土砂災害センサ16を埋設す
る。岩盤崩落の監視に利用する場合においては、岩盤崩
落を起こしうる岩盤に土砂災害センサ16をセメント等
で塗り込み埋設設置する、あるいは、当該岩盤に穴を開
け、その穴に土砂災害センサ16を埋設する。いずれの
場合においても、上述した土砂崩落の監視に利用される
場合における効果と同様の効果を得ることができる。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、簡素な構成を有し、簡
易に設置可能な土砂災害センサ及び土砂災害監視システ
ムを実現することができる。また、土砂災害の検知にお
いて自然環境条件の影響を受けにくい土砂災害センサ及
び土砂災害監視システムを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 土砂災害監視システムの全体構成を概念的に
示す説明図である。
【図2】 土砂災害センサの概略的な構成を示す説明図
である。
【図3】 本実施形態におけるセンサ部及びハウジング
内におけるセンサ部の支持形態を示す断面図である。
【図4】 別の実施形態におけるセンサ部及びハウジン
グ内におけるセンサ部の支持形態を示す断面図である。
【図5】 土砂災害センサ16の埋設状態を示す説明図
である。
【図6】 土砂崩落による土砂災害センサ16の動作を
説明する説明図である。
【符号の説明】
10 センサ局、14 監視センタ、16 土砂災害セ
ンサ、34 ハウジング、40 センサ部、42 コイ
ルバネ、46 センサケース、48 硬球、50 圧電
素子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G08B 25/10 G08B 25/10 A Fターム(参考) 2D044 EA07 2F076 BB09 BD02 BD17 BE18 BE19 5C086 AA14 BA11 BA30 CA23 CA25 CB20 DA01 DA02 DA03 DA07 DA08 FA20 GA02 5C087 AA02 AA03 AA60 BB20 BB74 DD02 EE05 EE06 EE07 EE12 FF04 FF13 FF16

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地中に埋設されるハウジングと、 前記ハウジング内に設けられたセンサ部と、 を含み、 前記センサ部は、 筐体としてのセンサケースと、 前記センサケース内に設けられ、前記ハウジングの埋設
    姿勢の変化に伴って移動する移動錘と、 前記センサケース内における前記移動錘の少なくとも1
    つの移動端に設けられ、前記移動する移動錘が衝突する
    ことによって姿勢変化信号としての電気信号を出力する
    圧電素子と、 を具備することを特徴とする土砂災害センサ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の土砂災害センサにおい
    て、 前記センサ部は、バネによってハウジング内に支持され
    ていることを特徴とする土砂災害センサ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の土砂災害センサにおい
    て、 前記ハウジングは、杭状形状を有することを特徴とする
    土砂災害センサ。
  4. 【請求項4】 土砂災害センサと、 前記土砂災害センサから出力される電気信号に基づい
    て、土砂災害警報を出力する監視装置と、 を含む土砂災害監視システムにおいて、 前記土砂災害センサは、 地中に埋設されるハウジングと、 前記ハウジング内に設けられたセンサ部と、 を含み、 前記センサ部は、 筐体としてのセンサケースと、 前記センサケース内に設けられ、前記ハウジングの埋設
    姿勢の変化に伴って移動する移動錘と、 前記センサケース内における前記移動錘の少なくとも1
    つの移動端に設けられ、前記移動する移動錘が衝突する
    ことによって災害信号としての電気信号を出力する圧電
    素子と、 を具備することを特徴とする土砂災害監視システム。
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