JP2002312146A - クライアント装置、及びネットワーク印刷システム - Google Patents

クライアント装置、及びネットワーク印刷システム

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JP2002312146A
JP2002312146A JP2001111375A JP2001111375A JP2002312146A JP 2002312146 A JP2002312146 A JP 2002312146A JP 2001111375 A JP2001111375 A JP 2001111375A JP 2001111375 A JP2001111375 A JP 2001111375A JP 2002312146 A JP2002312146 A JP 2002312146A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷データのネットワーク伝送中の機密漏洩
を防止すると共に、機密保護が不要な場合の処理時間の
短縮を図り、且つデータ量の増大を防止する。 【解決手段】 「自動判別」が選択された場合は(ステ
ップ106で肯定判定)、出力先プリンタに応じた通信
プロトコルや出力ポートによってインターネットを介す
るか否か(ステップ108、110)、クライアント装
置と出力先プリンタが同一サブネットであるか否か(ス
テップ120)を判断して、暗号化が必要であるか否か
を判別する。また、「暗号化して送信する」が選択され
た場合は(ステップ126で肯定判定)、ステップ12
2の暗号化の際に、選択された暗号の種類で暗号化を行
い、複数種類を組合せて用いる場合は(ステップ128
で肯定判定)は、抽出した暗号化順序情報に従って、所
定のデータ単位毎に使用する暗号の種類を変更して暗号
化を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クライアント装
置、及びネットワーク印刷システムに係わり、特に、ネ
ットワークに接続されると共に、前記ネットワークを介
して受信した印刷データに基づいて印刷し、且つ前記印
刷データが暗号化されている場合は復号化してから印刷
するプリンタを備えたネットワーク印刷システムに用い
られるクライアント装置、及びネットワーク印刷システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】クライアント装置とプリンタをネットワ
ークを介して接続し、クライアント装置から送出された
印刷データをネットワークを介してプリンタで受信して
印刷するネットワーク印刷システムが普及している。こ
のとき、ネットワーク上に送出された印刷データは、送
信先であるプリンタ以外でも受信可能であり、機密文書
を印刷するためにネットワーク印刷システムを利用する
と、第三者に機密が漏洩する恐れがあった。
【0003】このため、このようなネットワーク印刷シ
ステムの機密保護技術として、従来より、印刷データの
送信元であるクライアント装置において、印刷データを
暗号化してからプリンタ或いは当該プリンタを管理して
いるプリンタサーバへ向けて送出し、これを受信したプ
リンタ或いはプリンタサーバにおいて復号化すること
で、印刷データの参照や印刷を実行する技術がある。こ
の技術では、印刷データは、第三者が参照可能なネット
ワーク上は暗号化された状態で伝送されるので、機密漏
洩を防止することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術では、機密保護の必要のない印刷データであっても、
暗号化されてしまい、暗号化・復号化処理によって印刷
処理全体の処理時間が長くなると共に、暗号化によって
データ量が増加するため、ネットワークトラフィックが
増大するという問題があった。
【0005】これを解消する技術として、特願平11−
143658号公報に開示されているように、ユーザに
よって印刷データを機密保護対象とするか否か、すなわ
ち印刷データを暗号化するか否かを選択可能することが
考えられるが、暗号化が選択された場合は毎回同じ種類
の暗号で暗号化が実行されるため、当該暗号の種類が知
られてしまうと機密が漏洩してしまい、機密保護には十
分ではなかった。
【0006】また、ユーザが暗号化するか否かを選択す
る場合は、例えば、ネットワーク上に送出された印刷デ
ータが、LAN等の閉じた範囲内のみ伝送してプリンタ
へ送信されるときは機密保護の必要がない場合でも、ユ
ーザにはクライアントとプリンタの間に介在するネット
ワークがLANのみなのか、それともインターネットの
ように誰でもアクセス可能なネットワークなのかが分か
らず、間違って暗号化が選択されてしまうことがあっ
た。この結果、機密保護が不要であるにも係わらず暗号
化及び復号化が実行され、処理時間及びデータ量が増大
してしまうという問題があった。
【0007】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたもので、印刷データのネットワーク伝送中の機密漏
洩を防止すると共に、機密保護が不要な場合の処理時間
の短縮を図り、且つデータ量の増大を防止することがで
きるクライアント装置、及びネットワーク印刷システム
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、ネットワークに接続され
ると共に、前記ネットワークを介して受信した印刷デー
タに基づいて印刷し、且つ前記印刷データが暗号化され
ている場合は復号化してから印刷するプリンタを備えた
ネットワーク印刷システムに用いられるクライアント装
置であって、前記印刷データを暗号化して送信するか否
かを選択すると共に、前記暗号化を選択した場合は暗号
の種類を選択する選択手段と、前記選択手段によって暗
号化が選択された場合に、前記選択手段によって選択さ
れた暗号の種類に基づいて、前記印刷データを暗号化す
る暗号化手段と、前記選択手段による暗号化して送信す
るか否かの選択結果に基づいて、前記暗号化手段により
暗号化した印刷データ或いは前記印刷データを前記ネッ
トワークを介して送信する送信手段と、を有することを
特徴としている。
【0009】請求項1に記載の発明によれば、クライア
ント装置では、選択手段によって、印刷データを暗号化
して送信するか否かが選択され、且つ暗号化して送信す
る場合は暗号の種類も選択される。選択手段によって、
暗号化して送信することが選択された場合は、印刷デー
タは、暗号化手段によって、選択された暗号の種類に基
づいて暗号化されてから、送信手段によって、ネットワ
ークを介してプリンタへと送信される。プリンタでは、
この暗号化された印刷データを受信した場合は、当該暗
号化された印刷データを復号化した後、印刷を実行す
る。
【0010】これにより、機密性の高い印刷データを印
刷する場合のように機密保護が必要なときは、暗号の種
類を選択して印刷データを暗号化できるので、例えば、
暗号化の都度、暗号の種類を変更することもでき、より
厳重な機密保護が可能となる。
【0011】一方、選択手段によって、暗号化して送信
することが選択されなかった場合、言い換えると、暗号
化せずに送信することが選択された場合は、印刷データ
は暗号化されずに、そのまま、送信手段によってネット
ワークを介して送信される。プリンタでは、この印刷デ
ータを受信した場合は、復号化せずに直ちに印刷を実行
する。
【0012】これにより、機密性の低い印刷データを印
刷する場合のように機密保護が不要なときは、クライア
ント装置では印刷データを暗号化せずに送信するので、
プリンタにおける復号化も不要となり、暗号化及び復号
化に係わる処理時間を短縮できる。また、印刷データが
暗号化されないのでデータ量の増大も防止できる。
【0013】請求項2に記載の発明は、ネットワークに
接続されると共に、前記ネットワークを介して受信した
印刷データに基づいて印刷し、且つ前記印刷データが暗
号化されている場合は復号化してから印刷するプリンタ
を備えたネットワーク印刷システムに用いられるクライ
アント装置であって、当該クライアント装置と印刷を実
行するプリンタとの接続状態に基づいて、前記印刷デー
タを送信する際に暗号化が必要か否かを判断する判断手
段と、前記判断手段により暗号化が必要と判断された場
合に、前記印刷データを暗号化する暗号化手段と、前記
判断手段の判断結果に基づいて、前記暗号化手段により
暗号化した印刷データ或いは前記印刷データを前記ネッ
トワークを介して送信する送信手段と、を有することを
特徴としている。
【0014】請求項2に記載の発明によれば、クライア
ント装置では、判断手段によって、当該クライアント装
置と印刷を実行するプリンタ、すなわち印刷データの送
信先のプリンタとの接続状態に基づいて、前記印刷デー
タを送信する際に暗号化が必要か否かが判断される。判
断手段によって、暗号化が必要と判断された場合は、印
刷データは、暗号化手段によって暗号化されてから、送
信手段によって、ネットワークを介してプリンタへと送
信される。プリンタでは、この暗号化された印刷データ
を受信した場合は、当該暗号化された印刷データを復号
化した後、印刷を実行する。
【0015】一方、判断手段によって、暗号化が不要と
判断された場合は、印刷データは暗号化されずに、その
まま、送信手段によって、ネットワークを介してプリン
タへと送信される。プリンタでは、この印刷データを受
信した場合は、復号化せずに直ちに印刷を実行する。
【0016】すなわち、クライアント装置では、プリン
タとの接続状態に基づいて、暗号化が必要か否かが自動
的に判断されて、印刷データの暗号化が行われるので、
ユーザによる選択間違いの心配がない。これにより、機
密保護が必要な場合は確実に印刷データを暗号化してか
ら送信できると共に、機密保護が不要な場合は暗号化の
実行を防止でき、確実に機密保護が不要な場合の処理時
間を短縮でき、且つデータ量の増大も防止できる。
【0017】なお、請求項3に記載されているように、
前記判断手段は、前記クライアント装置及び前記プリン
タがインターネットを介して接続されているか否かを判
断し、前記インターネットを介して接続されていると判
断した場合は、前記暗号化が必要と判断するとよい。具
体的には、請求項4に記載されているように、前記判断
手段は、通信プロトコルがTCP/IPで、且つインタ
ーネットプリンティングプロトコルである場合に、前記
クライアント装置及び前記プリンタがインターネットを
介して接続されていると判断すればよい。
【0018】また、請求項5に記載されているように、
前記判断手段は、前記クライアント装置と前記プリンタ
が同一サブネット内か否かを判断し、同一サブネットと
判断した場合は前記暗号化が不要と判断するとよい。
【0019】また、請求項6に記載されているように、
前記暗号の種類を選択する選択手段を更に有し、前記暗
号化手段は、前記選択手段によって選択された暗号の種
類に基づいて、前記印刷データを暗号化するとよい。
【0020】また、請求項7に記載されているように、
前記選択手段において選択可能な暗号の種類を追加又は
削除する追加削除手段を更に有するとよい。
【0021】また、請求項8に記載されているように、
前記暗号化手段が、所定のデータ単位毎に、前記暗号の
種類を変更して暗号化するとよい。このとき、請求項9
に記載されているように、前記選択手段は、複数の暗号
の種類を選択すると共に、当該選択した暗号の種類の組
合せ順序を選択し、前記暗号化手段は、前記組合せ順序
に従って、前記暗号の種類を変更するようにするとよ
い。
【0022】請求項10に記載の発明は、クライアント
装置とプリンタとがネットワークを介して接続されたネ
ットワーク印刷システムであって、前記クライアント装
置は、印刷データを暗号化して送信するか否かを選択す
ると共に、前記暗号化を選択した場合は暗号の種類を選
択する選択手段と、前記選択手段によって暗号化が選択
された場合に、前記選択手段によって選択された暗号の
種類に基づいて、前記印刷データを暗号化する暗号化手
段と、前記選択手段による暗号化して送信するか否かの
選択結果に基づいて、前記暗号化手段により暗号化した
印刷データ或いは前記印刷データを前記ネットワークを
介して送信する送信手段と、を有し前記プリンタは、前
記送信手段から送信された前記暗号化した印刷データ或
いは前記印刷データを前記ネットワークを介して受信す
る受信手段と、前記受信手段によって受信した前記暗号
化した印刷データを復号化する復号化手段と、前記復号
化手段によって復号化した印刷データ或いは前記受信手
段で受信した印刷データに基づいて印刷を実行する印刷
手段と、を有することを特徴としている。
【0023】請求項10に記載の発明によれば、クライ
アント装置では、選択手段によって、印刷データを暗号
化して送信するか否かが選択され、且つ暗号化して送信
する場合は暗号の種類も選択される。選択手段によっ
て、暗号化して送信することが選択された場合は、印刷
データは、暗号化手段によって、選択された暗号の種類
に基づいて暗号化されてから、送信手段によって、ネッ
トワークを介してプリンタへと送信される。プリンタ
は、受信手段によって、この暗号化された印刷データを
受信した場合は、復号化手段によって当該暗号化された
印刷データを復号化した後、印刷手段によって印刷を実
行する。
【0024】これにより、機密性の高い印刷データを印
刷する場合のように機密保護が必要なときは、暗号の種
類を選択して印刷データを暗号化できるので、例えば、
暗号化の都度、暗号の種類を変更することもでき、より
厳重な機密保護が可能となる。
【0025】一方、選択手段によって、暗号化して送信
することが選択されなかった場合、言い換えると、暗号
化せずに送信することが選択された場合は、印刷データ
は暗号化されずに、そのまま、送信手段によってネット
ワークを介して送信される。プリンタは、受信手段によ
って、この印刷データを受信した場合は、復号化せずに
直ちに印刷手段で印刷を実行する。
【0026】これにより、機密性の低い印刷データを印
刷する場合のように機密保護が不要なときは、クライア
ント装置では印刷データを暗号化せずに送信するので、
プリンタにおける復号化も不要となり、暗号化及び復号
化に係わる処理時間を短縮できる。また、印刷データが
暗号化されないのでデータ量の増大も防止できる。
【0027】請求項11に記載の発明は、クライアント
装置とプリンタとがネットワークを介して接続されたネ
ットワーク印刷システムであって、前記クライアント装
置は、当該クライアント装置と印刷を実行するプリンタ
との接続状態に基づいて、暗号化が必要か否かを判別す
る判断手段と、前記判断手段により暗号化が必要と判断
された場合に、前記印刷データを暗号化する暗号化手段
と、前記判断手段の判断結果に基づいて、前記暗号化手
段により暗号化した印刷データ或いは前記印刷データを
前記ネットワークを介して送信する送信手段と、を有
し、前記プリンタは、前記送信手段から送信された前記
暗号化した印刷データ或いは前記印刷データを受信する
受信手段と、前記受信手段によって受信した前記暗号化
した印刷データを復号化する復号化手段と、前記復号化
手段によって復号化した印刷データ或いは前記受信手段
で受信した印刷データに基づいて印刷を実行する印刷手
段と、を有することを特徴としている。
【0028】請求項11に記載の発明によれば、クライ
アント装置では、判断手段によって、当該クライアント
装置と印刷を実行するプリンタとの接続状態に基づい
て、印刷データを送信する際に暗号化が必要か否かが判
断される。例えば、判断手段は、クライアント装置及び
プリンタがインターネットを介して接続されているか否
かを判断し、インターネットを介して接続されていると
判断した場合は、暗号化が必要と判断するとよい。具体
的には、通信プロトコルがTCP/IPで、且つインタ
ーネットプリンティングプロトコルである場合に、クラ
イアント装置及びプリンタがインターネットを介して接
続されていると判断することができる。また、クライア
ント装置とプリンタが同一サブネット内か否かを判断
し、同一サブネットと判断した場合は暗号化が不要と判
断してもよい。
【0029】判断手段によって、暗号化が必要と判断さ
れた場合は、印刷データは、暗号化手段によって暗号化
されてから、送信手段によって、ネットワークを介して
プリンタへと送信される。プリンタは、受信手段によっ
て、この暗号化された印刷データを受信した場合は、復
号化手段によって当該暗号化された印刷データを復号化
した後、印刷手段によって印刷を実行する。
【0030】一方、判断手段によって、暗号化が不要と
判断された場合は、印刷データは暗号化されずに、その
まま、送信手段によって、ネットワークを介してプリン
タへと送信される。プリンタは、受信手段によって、こ
の印刷データを受信した場合は、復号化せずに直ちに印
刷手段で印刷を実行する。
【0031】すなわち、暗号化が必要か否かが自動的に
判断されて、印刷データの暗号化が行われるので、ユー
ザによる選択間違いの心配がなく、機密保護が必要な場
合は確実に印刷データを暗号化してから送信できると共
に、機密保護が不要な場合は暗号化が実行されるのを防
止でき、確実に機密保護が不要な場合の処理時間を短縮
でき、且つデータ量の増大も防止できる。
【0032】なお、より厳重な機密保護のために、暗号
化手段による暗号化の際に暗号の種類を選択する選択手
段を備えさせ、選択された暗号の種類に基づいて、前記
印刷データを暗号化するようにしてもよい。この場合、
選択可能な暗号の種類を追加又は削除する追加削除手段
を備えるようにしてもよい。また、暗号化手段が、所定
のデータ単位毎に、前記暗号の種類を変更して暗号化
し、これに対応して、復号化手段が、所定のデータ単位
毎に、暗号の種類を変更して復号化するようにしてもよ
い。具体的には、選択手段によって、複数の暗号の種類
を選択すると共に、当該選択した暗号の種類の組合せ順
序を選択して、暗号化手段及び復号化手段は、この組合
せ順序に従って、暗号の種類を変更するようにすればよ
い。
【0033】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照して本発明に係
る実施形態の1例を詳細に説明する。まず、図1を参照
して、本発明が適用されたネットワークシステムの構成
を説明する。
【0034】図1に示すように、ネットワークシステム
10は、印刷データを生成し、当該印刷データを選択的
に暗号化して印刷を要求するクライアント装置12と、
ジョブ情報を管理するサーバ装置14と、印刷データを
受信し、当該印刷データに基づく画像を用紙等の画像記
録媒体に印刷するプリンタ16A、16B、16Cとを
含んで構成されている。なお、以下の説明では、プリン
タ16A、16B、16Cを特に区別しない場合は、単
にプリンタ16と称す。
【0035】また、クライアント装置12とプリンタ1
6は、LAN(Local Area Network)18Aに接続さ
れ、プリンタ16Bとサーバ装置14はLAN18Bに
接続され、プリンタ16CはLAN18Cに接続されて
いる。また、LAN18A及びLAN18Cは、ゲート
ウェイシステム(GW)20等を介して接続されてお
り、これは、例えば、大企業等でネットワーク管理や回
線資源の分配を効率よく行うために、ネットワークをサ
ブネットと呼ばれるいくつかの小さな単位に分割して管
理することがあり、LAN18A及びLAN18は、こ
の分割された単位に相当する。
【0036】なお、本実施の形態では、説明の簡便化の
ために、LAN18Aにのみクライアント装置12が1
台接続されている場合を例に説明するが、LAN18B
や、LAN18Cにもクライアント装置12を接続して
もよいし、その接続台数も限定されるものではない。ま
た、LAN18A、18B、18Cに1台ずつプリンタ
16を接続する場合を例に説明するが、この接続台数も
限定されるものではない。
【0037】また、LAN18A、18B、18Cは、
各々ゲートウェイ・システム20等を介してインターネ
ット22に接続されており、クライアント装置12、サ
ーバ装置14、プリンタ16A、16B、16Cは、各
々の間に介在するLAN18A、18B、18C、イン
ターネット22等のネットワークを介して、相互に通信
可能となっている。なお、以下では、この相互通信のた
めのクライアント装置12、サーバ装置14、プリンタ
16A、16B、16Cの識別には、IP(Internet P
rotocol)アドレスを用いる場合を例に説明するが、U
RL(Uniform Resource Locator)等の他の位置指定コ
ードを用いてもよい。
【0038】ゲートウェイ・システム20は、外部から
の不正アクセスを防止するためのセキュリティシステム
(所謂Firewall)を備えており、LAN18A、18
B、18C各々上を伝送中のデータが、当該LAN各々
上以外の装置に受信されることはないようになってい
る。すなわち、各LAN18A、18B、18C内では
機密性が補償されている。
【0039】次に、クライアント装置12、サーバ装置
14、プリンタ16A、16B、16Cの構成を説明す
る。
【0040】クライアント装置12は、本体部12A
に、各種情報を入力するためのキーボード、マウス等の
操作入力装置12B、及び各種メニュー画面や処理結果
等を表示するためのディスプレイ12Cが接続されて構
成されている。
【0041】本体部12Aは、図2に示すように、操作
入力装置12Bが操作されて入力された操作者からの各
種操作要求を受け付けると共に、ディスプレイ12Cに
情報を表示する等によって操作者に処理結果を報知する
ための操作制御部30と、メモリに記憶され、ワープロ
ソフト等の文書データを作成するための各種アプリケー
ション32と、文書データをプリンタ側で解読可能なペ
ージ記述言語(PDL)等に変換して印刷データを生成
すると共に、印刷を実行するプリンタ(以下「出力先プ
リンタ」という)や印刷形態等の設定、及び暗号化に係
わる設定情報(以下、「暗号化情報」という)を行うた
めのプリンタドライバ34と、印刷データを暗号化する
暗号化処理部36と、ネットワークを介して外部とデー
タを入出力するためのネットワークインタフェース部
(I/F)38と、ネットワークインタフェース部38
を介して印刷データ或いは暗号化した印刷データをジョ
ブ情報と共に送信するためのデータ送信部40と、ネッ
トワークインタフェース部38を介してSMTP(Send
Mail Transfer Protocol)に従って、すなわち電子メ
ールでジョブ情報を送信するためのメール送信部42
と、クライアント装置12の動作全体を制御する制御部
44とを備えている。このうち、プリンタドライバ34
が本発明の選択手段及び追加削除手段、暗号化処理部3
6が本発明の暗号化手段、データ送信部40が本発明の
送信手段、制御部44が本発明の判断手段に対応する。
【0042】なお、本実施の形態では、プリンタドライ
バ34では、印刷形態として、印刷部数、用紙サイズ、
カラー/白黒、拡大・縮小倍率等を設定するようになっ
ている。また、暗号化に係わる設定として、印刷実行す
るプリンタに応じて暗号化の必要性を自動的に判別する
「自動判別」、「暗号化して送信」、「暗号化しないで
送信」の3種類の中から何れか1つを選択可能となって
いる。また、暗号化処理部36が複数種類の暗号に対応
可能な場合には、暗号化に使用する暗号の種類や、複数
種類の暗号を組合せて暗号化するか否かも設定可能であ
る。
【0043】また、暗号化処理部36では、各暗号種類
毎に、当該暗号化を実行するために必要な情報(プログ
ラムやパラメータ情報等)を登録するためのメモリを備
え、当該登録情報を用いて印刷データを暗号化する。す
なわち、暗号化処理部36は、メモリに登録された暗号
について対応可能となっている。
【0044】また、データ送信部40は、送信先に応じ
て適切な通信プロトコルを選択し、当該選択プロトコル
に従ってデータを転送する。また、送信先に応じてユー
ザが適切な出力ポートを選択してデータを転送する。イ
ンターネットを介してプリンタへ送信する場合は、IP
P(Internet Printing Protocol:インターネットプリ
ンティングプロトコル)等に対応した出力ポートが選択
され、インターネットを介さずにLANのみを介してプ
リンタへ送信する場合は、TCP/IP(Transmission
Control Protocol/Internet Protocol)印刷サービ
ス、LPR等に対応した出力ポートが選択される。この
出力ポートに応じて、TCP/IP、NetBEUI
(NetBIOS Extended User Interface)、IPX/SP
X(Internetwork Packet Exchange/Sequenced Packet
Exchange)、及びAppleTalk等の通信プロトコルが選択
される。
【0045】また、ネットワークを介さずに所定のケー
ブル(セントロニクス、USB、IEEE1394等の
ケーブル)や無線アダプタ(Bluetooth)によって接続
された周辺装置へ送信する場合は、当該ケーブルや無線
アダプタに対応した出力ポートが選択され、当該ケーブ
ルや無線アダプタの規格に応じた通信プロトコルが選択
される。
【0046】なお、LPRは、ネットワークを経由して
クライアント装置のアプリケーションから直接データを
送信するためのプロトコルである。IPPは、インター
ネットを経由してクライアント装置のアプリケーション
から直接印刷データを送信するためのプロトコルであ
る。
【0047】サーバ装置14は、図3に示すように、ネ
ットワークを介して外部とデータの入出力を行うネット
ワークインタフェース部50と、ネットワークインタフ
ェース部50を介して外部から送信されてきた電子メー
ルを受信するメール受信部52と、受信した電子メール
の情報をジョブ情報として保管するジョブ情報保管部5
4と、ネットワークインタフェース部50を介して管理
下のプリンタ16からの要求を受けて対応するジョブ情
報を送信するジョブ情報送信部56と、当該サーバ装置
14の動作全体を制御する制御部58とを備えている。
【0048】各プリンタ16は、図4に示すように、L
ANやインターネット等のネットワークを介して外部と
データの入出力を行うネットワークインタフェース部6
0と、ネットワークインタフェース部60を介して外部
から送信されてきた印刷データ或いは暗号化された印刷
データを受信して格納するデータ受信部62と、複数種
類の暗号を組み合わせて暗号化された印刷データを受信
した場合に、ネットワークインタフェース部60を介し
てサーバ装置へジョブ情報を要求して、サーバ装置から
対応するジョブ情報を取得するジョブ情報取得部64
と、ジョブ情報から暗号化情報を抽出し、当該暗号化情
報に基づいて暗号化された印刷データを復号化する復号
化処理部66と、印刷データに基づいて動作し、用紙等
の画像記録媒体に画像を記録する印刷処理部68と、当
該プリンタの動作全体を制御する制御部70とを備えて
いる。
【0049】このうち、データ受信部62が本発明の受
信手段、復号化処理部66が本発明の復号化手段、印刷
処理部68が本発明の印刷手段に対応する。
【0050】なお、クライアント12の属するLAN1
8A内の閉じた範囲では機密保持の必要がない場合は、
当該LAN18Aに属するプリンタ16Aについては、
ジョブ情報取得部64及び復号化処理部66を省略する
ことができる。
【0051】[作用]次に、本実施の形態の作用として、
クライアント装置12のアプリケーション32で作成し
た文書データを印刷する場合の処理を説明する。図5に
は、このときクライアント装置12の制御部44で実行
される制御ルーチン、図6にはサーバ装置14の制御部
58で実行される制御ルーチン、図7には、プリンタ1
6の制御部70で実行される制御ルーチンが示されてい
る。
【0052】クライアント装置12の制御部44では、
図5に示されるように、ユーザによって操作入力装置1
2Aが操作されて、アプリケーション32で作成された
文書データ等の印刷要求が入力されると、ステップ10
0からステップ102に移行して、プリンタドライバ3
4を動作させて、文書データを印刷データに変換すると
共に、出力先プリンタや印刷形態の設定を行う。また、
同時に、次のステップ104において、プリンタドライ
バ34で暗号化に係わる設定(「自動判別」/「暗号化
して送信」/「暗号化しないで送信」の設定と、暗号化
して送信する場合で且つ複数種類の暗号に対応可能な場
合は、「1種類の暗号を使用及び使用する暗号種類の指
定」/「複数種類の暗号組合せ」)を行う。
【0053】具体的に、本実施の形態では、ユーザが設
定変更しない限り、すなわち通常時は「自動判別」が選
択されるようになっている。ユーザが操作入力装置12
Bを操作して設定変更を要求した場合には、プリンタド
ライバ34は、図8に示すプリンタドライバ設定画面4
00をディスプレイ12Cに表示させる。
【0054】図8のプリンタドライバ設定画面400に
は、「自動判別」、「暗号化して送信」、「暗号化しな
いで送信」にそれぞれ設定するためのラジオボタン40
2A、402B、402Cが設けられている。ユーザ
は、操作入力装置12Bを操作してプリンタドライバ設
定画面400上のラジオボタン402A、402B、4
02Cの何れか1つを選択してON状態にすることで、
「自動判別」或いは「暗号化して送信」或いは「暗号化
しないで送信」に任意に設定する。例えば、暗号化が必
要か否かを自動判別して印刷を行いたい場合はラジオボ
タン402A、機密性が高いので必ず暗号化して送信し
たい場合はラジオボタン402B、機密性が低いので暗
号化する必要がない場合はラジオボタン402CをON
状態にすればよい。
【0055】また、プリンタドライバ34は、ユーザに
よって「暗号化して送信」が設定された場合は、暗号化
処理部36の登録暗号情報を参照して、暗号化処理部3
6が複数種類の暗号化に対応可能であれば、図9に示す
プリンタドライバ設定画面410をディスプレイ12C
に表示させる。図9のプリンタドライバ設定画面410
には、暗号化処理部36が対応可能な暗号の種類をリス
ト表示して、暗号化に使用する種類を選択するための暗
号種類表示部412と、複数の暗号の種類を組み合わせ
て使用することを指示するためのラジオボタン414
と、暗号の組み合わせ順序を指定するための暗号化順序
情報入力欄416とが設けられている。
【0056】ユーザは、1種類のみの暗号で暗号化を実
行したい場合は、操作入力装置12Bを操作して、プリ
ンタドライバ設定画面410上の暗号種類表示部412
から、所望の暗号の種類を選択すると共に、ラジオボタ
ン414をOFF状態にする。これを受けてプリンタド
ライバ34は、暗号化に用いる暗号の種類を、暗号種類
表示部412で選択された暗号種類に設定する。また、
ユーザは、複数種類の暗号を組み合わせて暗号化を実行
したい場合は、操作入力装置12Bを操作して、プリン
タドライバ設定画面410上のラジオボタン414をO
N状態にすると共に、暗号化順序情報入力欄416に所
望の暗号の種類を指定する情報を所望の組合せ順序で入
力する。これを受けてプリンタドライバ34は、暗号化
に用いる暗号種類の組合せ順序を、暗号化順序情報入力
欄416に入力された暗号種類の順序に設定する。
【0057】なお、本実施の形態では、対応可能な暗号
種類を任意に変更可能とするために、プリンタドライバ
34は、図10に示すようなプリンタドライバ設定画面
420をディスプレイ12Cに表示させることができる
ようになっている。図10のプリンタドライバ設定画面
420には、追加又は削除する暗号を指定する暗号種類
入力欄422と、暗号種類入力欄422で指定された暗
号を対応可能な暗号に追加するための追加ボタン42
4、暗号種類入力欄422で指定された暗号を対応可能
な暗号から削除するための削除ボタン426が設けられ
ている。
【0058】ユーザは、暗号を追加したい場合は、操作
入力装置12Bを操作して、追加したい暗号を示す情報
を暗号種類入力欄422に入力して、追加ボタン424
を選択する。プリンタドライバ34は、これを受けて、
暗号種類入力欄422に入力情報に対応する暗号種類で
暗号化を実行するために必要な情報(プログラムやパラ
メータ情報)を暗号化処理部36に登録する。なお、こ
の登録情報は、CD−ROM等から読み出してインスト
ールされるようにしてもよいし、インターネット22を
介して、例えばサーバ装置14から配信されるようにし
てもよい。
【0059】また、ユーザは、暗号を削除したい場合
は、操作入力装置12Bを操作して、削除したい暗号を
示す情報を暗号種類入力欄422に入力して、削除ボタ
ン426を選択する。プリンタドライバ34は、これを
受けて、暗号化処理部36の登録情報の中から暗号種類
入力欄422の入力情報に対応する暗号の情報を削除す
る。
【0060】このようにして図5のステップ104の暗
号化に係わる設定がなされたら、クライアント装置12
の制御部44は、次のステップ108において、当該設
定された暗号化情報に基づいて、暗号化に係わる設定で
「自動判別」が選択されたか否かを判断する。
【0061】「自動判別」が選択された場合は、ステッ
プ106に移行し、出力先プリンタへ印刷データを送信
するために用いる通信プロトコルがTCP/IPか否
か、すなわちLANやインターネット等のネットワーク
を介して印刷データを送信するか否かを判断する。
【0062】出力先プリンタが、当該クライアント装置
12と所定のケーブルや無線アダプタを介して周辺装置
として接続するプリンタ(所謂ローカルプリンタ)の場
合は、予めTCP/IP以外(セントロニクス、US
B、IEEE1394等)の通信プロトコルが設定され
ているので、ここでは否定判定されて、暗号化の必要は
ないと自動判別されて、ステップ124に移行し、プリ
ンタドライバ34で生成された印刷データを暗号化せず
にそのままの状態で、ジョブ情報と共に、データ送信部
40からネットワークインタフェース部50を介して出
力先プリンタへ向けて送出する。
【0063】一方、出力先プリンタが、当該クライアン
ト装置12とLANやインターネット等のネットワーク
を介して接続するプリンタ(所謂ネットワークプリン
タ)の場合は、予めTCP/IPが通信プロトコルに設
定されているので、ここで肯定判定され、ステップ11
0に移行する。
【0064】ステップ110では、出力先プリンタへ印
刷データを送信するために用いる出力ポートがIPP対
応であるか、すなわちインターネット22を介して印刷
データを送信するか否かを判断する。このとき、出力先
プリンタが、当該クライアント装置12とインターネッ
ト22を介して接続するプリンタ(すなわちプリンタ1
6B)の場合は、IPP対応の出力ポートが選択される
ので、ここで肯定判定されて、暗号化が必要であると自
動判別されて、ステップ122に移行する。そして、ス
テップ122でプリンタドライバ34で生成された印刷
データを暗号化処理した後、ステップ124に移行し、
暗号化印刷データ(以下、「暗号化印刷データ」とい
う)をジョブ情報(印刷形態設定情報及び暗号化情報)
と共にデータ送信部40からネットワークインタフェー
ス部38を介して出力先プリンタへ向けて送出する一
方、出力先プリンタが、ネットワークプリンタでもイン
ターネット22を介さずに接続するプリンタ(すなわち
プリンタ16A、16C)の場合は、IPP以外(例え
ば、TCP/IP印刷サービス等)の出力ポートが選択
されるので、ステップ110で否定判定されてステップ
112に移行する。
【0065】ステップ112では、当該クライアント装
置12のIPアドレス情報を取得し、次のステップ11
4では、当該クライアント装置12が属するサブネット
(すなわちLAN18A)のネットワークアドレスを求
めるためのサブネットマスク情報を取得し、次いで、ス
テップ116で、出力先プリンタのIPアドレス情報を
取得する。そして、次のステップ118で、クライアン
ト装置12のIPアドレス情報及び出力先プリンタのI
Pアドレス情報の各々を、取得したサブネットマスク情
報を用いてマスキング(詳しくはIPアドレスとサブネ
ットマスクのビット情報を論理積演算)する。
【0066】そして、次のステップ120で、両者のマ
スキング結果を比較することにより、クライアント装置
12と出力先プリンタが同一サブネットに属するか否か
を判断する。詳しくは、マスキングによって得られたサ
ブネットのネットワークアドレスが同一であれば、クラ
イアント装置12と出力先プリンタが同一サブネットに
属すると判断され、マスク演算によって得られたサブネ
ットのネットワークアドレスが異なる場合は、クライア
ント装置12と出力先プリンタは異なるサブネットに属
すると判断される。
【0067】同一サブネットと判断された場合は、すな
わち出力先プリンタ16がLAN18A上のプリンタ1
6Aの場合は、暗号化の必要はないと自動判別されてス
テップ124に移行し、プリンタドライバ34で生成さ
れた印刷データを暗号化せずにそのままの状態で、ジョ
ブ情報と共に、データ送信部40からネットワークイン
タフェース部38を介して出力先プリンタへ向けて送出
する。
【0068】一方、異なるサブネットと判断された場
合、すなわち出力先プリンタ16がLAN18C上のプ
リンタ16Cの場合は、暗号化が必要であると自動判別
されて、ステップ122に移行し、プリンタドライバ3
4で生成された印刷データを暗号化処理した後、ステッ
プ124に移行し、暗号化印刷データをジョブ情報と共
にデータ送信部40からネットワークインタフェース部
38を介して外部へ送出する。
【0069】このように、自動判別が選択された場合に
は、通信プロトコルがTCP/IPで、IPPの場合、
或いは通信プロトコルがTCP/IPで、出力先プリン
タがクライアント装置12と異なるサブネットの場合
に、印刷データの暗号化が実行される。言いかえると、
クライアント装置12とインターネット22を介して接
続されたプリンタ16Bや、クライアント装置12が属
するサブネット(LAN18A)とは異なるサブネット
(LAN18C)に属するプリンタ16Cを出力先プリ
ンタに設定した場合は、インターネットや異なるサブネ
ットで第三者に情報が漏れる可能性が有り、暗号化が必
要であると自動判別して、印刷データが暗号化されて送
出される。
【0070】それ以外の場合、例えば、クライアント装
置12と周辺装置として直接接続されたプリンタ(ロー
カルプリンタ)や、クライアント装置12と同一のサブ
ネット(LAN18A)に属するプリンタ16Aが出力
先プリンタに設定された場合は、暗号化の必要はないと
自動判別されて、印刷データは暗号化されずにそのまま
送出される。
【0071】なお、暗号化が必要であると自動判別され
た際に、暗号化処理部36が複数種類の暗号に対応可能
であれば、図9に示したプリンタドライバ設定画面41
0をディスプレイ12Cに表示する等して、暗号化に使
用する暗号の種類や、複数種類の暗号を組合せて暗号化
するか否か等を設定し、後述の「暗号化して送信」が選
択されたときと同様の処理を行なうようにしてもよい。
【0072】一方、ステップ104の暗号化に係わる設
定において、「暗号化して送信」が選択された場合は、
ステップ106からステップ126、128と移行す
る。ステップ128では、暗号化情報に基づいて、複数
種類の暗号を用いて暗号化を行うことが設定されたか否
かを判断する。複数種類の暗号を用いて暗号化を行うこ
とが設定されたと判断された場合は、具体的には、図9
で示したプリンタドライバ設定画面410において、ラ
ジオボタン414がON状態にされ、暗号化順序情報入
力欄416に、所望の順番で使用する暗号の種類を示す
情報が入力された場合は、ステップ130に移行する。
【0073】ステップ130では、暗号化順序を示す暗
号化順序情報、すなわち暗号化順序情報入力欄416に
入力された情報を抽出し、次のステップ132で、ネッ
トワークインタフェース部38を介して、メール送信部
42からサーバ装置14へ向けて、ジョブ情報(暗号化
情報及び印刷形態設定情報)と共に、抽出した暗号化順
序情報を電子メールで送信する。
【0074】サーバ装置14の制御部58は、図6に示
すように、この電子メールで送信されてきた情報をネッ
トワークインタフェース部50を介してメール受信部5
2で受信すると、ステップ200からステップ202に
移行し、当該受信した情報をジョブ情報保管部54に保
管する。すなわち、ジョブ情報保管部54には、ジョブ
情報と共に暗号化順序情報が保管される。
【0075】クライアント装置12の制御部44では、
ステップ132の電子メール送信後は、ステップ122
に移行し、抽出した暗号化順序情報に示される暗号種類
の順番で、プリンタドライバ34で生成された印刷デー
タを暗号化する。これにより、複数種類の暗号を用いた
暗号化が設定されている場合は、図11に示すように、
所定のデータ単位(例えばバンド単位、ページ単位等)
毎に暗号の種類を変更して暗号化が実行される。
【0076】このようにして所定のデータ単位毎に暗号
化した後は、ステップ124に移行し、暗号化印刷デー
タをジョブ情報と共にデータ送信部40からネットワー
クインタフェース部38を介して外部へ送出する。
【0077】一方、複数種類の暗号を用いて暗号化を行
うことが設定されていない場合は、具体的には、図9で
示したプリンタドライバ設定画面410において、暗号
種類表示部412で所望の暗号種類が選択され、ラジオ
ボタン414がOFF状態とされた場合は、ステップ1
28からステップ122に移行する。そして、ステップ
122で、選択された種類の暗号を用いて、プリンタド
ライバ34で生成された印刷データを暗号化した後、ス
テップ124に移行し、暗号化印刷データをジョブ情報
と共にデータ送信部40からネットワークインタフェー
ス部38を介して外部へ送出する。
【0078】一方、ステップ104の暗号化に係わる設
定において、「暗号化しないで送信」が選択された場合
は、ステップ106からステップ126、124と移行
し、印刷データを暗号化せずにそのままの状態で、ジョ
ブ情報と共に、データ送信部40からネットワークイン
タフェース部38を介して出力先プリンタへ向けて送信
する。
【0079】プリンタ16の制御部70は、上記のよう
にして、クライアント装置12から当該プリンタ16へ
向けて送信されてきたデータ(印刷データ或いは暗号化
印刷データとジョブ情報)を受信すると、図7に示すよ
うに、まず、ステップ300において、受信したデータ
を解析し、次のステップ302で、解析結果、詳しくは
ジョブ情報に含まれている暗号化情報に基づいて、受信
データに含まれる印刷データが暗号化されているか否か
を判断する。
【0080】印刷データが暗号化されている場合は、ス
テップ304に移行し、受信データの解析結果、より詳
しくはジョブ情報に含まれている暗号化情報に基づい
て、複数種類の暗号を組合せて暗号化されているか否か
を判断する。複数種類の暗号を組合せて暗号化されてい
る場合は、ステップ306に移行し、暗号化順序情報を
取得するために、クライアント装置12からの受信デー
タに含まれるジョブ情報を、ジョブ情報取得要求として
サーバ装置14へ送信する。
【0081】サーバ装置14は、図6に示すように、プ
リンタ16から送信されたこの要求を受信すると、ステ
ップ200からステップ204、206と移行し、ジョ
ブ情報保管部54に保管しているジョブ情報の中から当
該要求として送信されてきたジョブ情報と一致するジョ
ブ情報を検索する。そして、次のステップ206におい
て、検索したジョブ情報と共に、ジョブ情報保管部54
に当該ジョブ情報と共に保管されている暗号化順序情報
をジョブ情報送信部56からネットワークインタフェー
ス部50を介して送信要求送信元のプリンタ16へ向け
て送信する。
【0082】プリンタ16は、サーバ装置14から送信
されてきたジョブ情報及び暗号化順序情報を受信する
と、図7のステップ308で肯定判定され、次のステッ
プ310に移行し、当該受信情報の中から暗号化順序情
報を抽出する。そして、ステップ312では、復号化処
理部66で、抽出した暗号化順序情報に示される暗号種
類の順序に従って、受信した暗号化印刷データを所定の
データ単位毎に順番に復号化し、次のステップ314
で、印刷処理部68で復号化した印刷データを印刷形態
情報に基づいて印刷する。
【0083】そして、受信した暗号化印刷データ全てに
対して、復号化及び印刷が終了するまで、次のステップ
316で否定判定されてステップ312に戻り、上記処
理を繰返し実行する。受信した暗号化印刷データ全てに
対して復号化及び印刷が終了したら、ステップ316か
らステップ318に移行し、当該印刷に係わる全てのデ
ータ(暗号化印刷データ、ジョブ情報、復号化された印
刷データ等)を削除してプリンタの動作を終了する。
【0084】ここで、複数種類の暗号を組合せて印刷デ
ータが暗号化された場合の動作をまとめると、図12の
概念図に示すように、クライアント装置12からサーバ
装置14へ、暗号化に用いた暗号種類の順序を示す暗号
化順序情報を送出する(矢印A参照)と共に、出力先プ
リンタ(図12ではプリンタ16C)へ暗号化印刷デー
タを送出する(矢印B参照)。このとき、暗号化印刷デ
ータに対応する暗号化順序情報を識別するために、クラ
イアント装置12では暗号化順序情報及び暗号化印刷デ
ータの各々に、ジョブ情報を付加して送出する。出力先
プリンタは、受信した暗号化印刷データに対応する暗号
化順序情報をサーバ装置14から取得し(矢印C参
照)、この暗号化順序情報に従って、暗号化印刷データ
を復号化して印刷を行うようになっている。
【0085】一方、受信した印刷データが暗号化されて
いるが、複数種類の暗号の組合せではない場合、すなわ
ち1種類の暗号によって暗号化されている場合は、図7
のステップ304からステップ320に移行し、当該受
信データのジョブ情報から暗号化情報を抽出する。そし
て、次のステップ322で、抽出した暗号化情報に含ま
れる暗号種類を指定する情報で指定されている暗号の種
類で、受信した暗号化印刷データを復号化し、次のステ
ップ324では、印刷処理部68で復号化した印刷デー
タを印刷形態情報に基づいて印刷する。
【0086】そして、受信した暗号化印刷データ全てに
対して、復号化及び印刷が終了するまで次のステップ3
26で否定判定されてステップ322に戻り、上記処理
を繰返し実行する。受信した暗号化印刷データ全てに対
して復号化及び印刷が終了したら、ステップ326から
ステップ318に移行し、当該印刷に係わる全てのデー
タ(暗号化印刷データ、ジョブ情報、復号化された印刷
データ等)を削除してプリンタの動作を終了する。
【0087】一方、暗号化されていない印刷データを受
信した場合は、ステップ302からステップ328に移
行し、復号化処理を行わずに、直ちに印刷処理部68で
当該印刷データを印刷形態情報に基づいて印刷する。そ
して、受信した印刷データ全てに対して印刷が終了する
まで、次のステップ330で否定判定されてステップ3
28に戻り、上記処理を繰返し実行する。受信した印刷
データ全てに対して印刷が終了したらステップ330か
らステップ318に移行し、当該印刷に係わる全てのデ
ータ(印刷データ、ジョブ情報等)を削除してプリンタ
の動作を終了する。
【0088】このように、本実施の形態では、「自動判
別」が選択された場合には、出力先プリンタに指定され
たプリンタが、クライアント装置12とインターネット
を介して接続したプリンタ(プリンタ16B)や、クラ
イアント装置12が属するサブネット(LAN18A)
とは異なるサブネット(LAN18B)に接続するプリ
ンタ(プリンタ16C)であるか否かによって、暗号化
が必要であるか否かが自動的に判別される。そして、暗
号化が必要であると判別された場合にのみ、暗号化が実
行されるので機密漏洩を防止することができる。また、
暗号化が必要ないと判別された場合は、暗号化せずにそ
のままの状態で印刷データが出力先プリンタへと送信さ
れるので、暗号化及び復号化に係わる処理時間を短縮で
きると共に、データ量の増大を防いで、ネットワークト
ラフィックの増大を防止することができる。
【0089】また、「暗号化しないで送信」することが
任意に選択可能であるので、例えば、機密性の低いもの
を印刷する場合にも、印刷データの暗号化及び復号化を
省略でき、同様に、処理時間短縮と共にネットワークト
ラフィックの増大を防止することができる。また、暗号
化を行う際に、複数種類の暗号から暗号化に使用する暗
号を選択することができるので、毎回同一種類の暗号を
用いて暗号化する場合と比べて、機密保護効果が高い。
【0090】更に、複数の暗号を組合せて印刷データを
暗号化する、すなわち所定データ単位毎に暗号の種類を
変えて印刷データを暗号化することができるので、より
機密保護効果を向上させることができる。
【0091】なお、上記では、クライアント装置12か
ら送出する暗号化印刷データ及び暗号化順序情報の各々
に、ジョブ情報を付加して送信し、当該ジョブ情報を暗
号化順序情報を検索する際の識別情報として用いる場合
を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものでは
ない。クライアント装置12において、ジョブ情報とは
別に識別符号や識別番号を発行して、暗号化印刷データ
及び暗号化順序情報に付加して送信するようにしてもよ
い。
【0092】また、プリンタ16は、プリンタ機能と共
に、コピー機能やFAX機能を併せ持つ複合機であって
もよい。
【0093】
【発明の効果】上記に示したように、本発明は、印刷デ
ータのネットワーク伝送中の機密漏洩を防止すると共
に、機密保護が不要な場合の処理時間の短縮を図り、且
つデータ量の増大を防止することができるという優れた
効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施に形態に係わるネットワークシ
ステムのネットワーク構成図である。
【図2】 クライアント装置の詳細構成を示すブロック
図である。
【図3】 サーバ装置の詳細構成を示すブロック図であ
る。
【図4】 プリンタの詳細構成を示すブロック図であ
る。
【図5】 クライアント装置の制御部で実行される制御
ルーチンを示すフローチャートである。
【図6】 サーバ装置の制御部で実行される制御ルーチ
ンを示すフローチャートである。
【図7】 プリンタの制御部で実行される制御ルーチン
を示すフローチャートである。
【図8】 暗号化に係わる設定時にディスプレイに表示
されるプリンタドライバ設定画面の一例である。
【図9】 暗号化に係わる設定時に、複数種類の暗号対
応可能な場合に、ディスプレイに表示されるプリンタド
ライバ設定画面の一例である。
【図10】 任意の種類の暗号を追加削除するためにデ
ィスプレイに表示されるプリンタドライバ設定画面の一
例である。
【図11】 複数種類の暗号を組合せて印刷データを暗
号化する場合の、所定のデータ単位毎に異なる暗号で暗
号化を行うことを説明するための概念図である。
【図12】 複数種類の暗号を組合せて印刷データを暗
号化する場合のネットワークシステム全体の動作を示す
概念図である。
【符号の説明】
10 ネットワークシステム 12 クライアント装置 14 サーバ装置 16、16A、16B、16C プリンタ 18A、18B、18C LAN 22 インターネット 32 アプリケーション 34 プリンタドライバ 36 暗号化処理部 40 データ送信部 42 メール送信部 44 制御部 52 メール受信部 54 ジョブ情報保管部 56 ジョブ情報送信部 58 制御部 62 データ受信部 64 ジョブ情報取得部 66 復号化処理部 68 印刷処理部 70 制御部
フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AP01 CL10 HJ06 HQ12 HQ17 2C087 AB05 BA14 BD12 DA14 2C187 GD02 5B021 AA01 BB01 BB04 BB09 CC05 EE04 5J104 AA33 DA04 PA08

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークに接続されると共に、前記
    ネットワークを介して受信した印刷データに基づいて印
    刷し、且つ前記印刷データが暗号化されている場合は復
    号化してから印刷するプリンタを備えたネットワーク印
    刷システムに用いられるクライアント装置であって、 前記印刷データを暗号化して送信するか否かを選択する
    と共に、前記暗号化して送信することを選択した場合
    は、暗号の種類を選択する選択手段と、 前記選択手段によって暗号化が選択された場合に、前記
    選択手段によって選択された暗号の種類に基づいて、前
    記印刷データを暗号化する暗号化手段と、 前記選択手段による暗号化して送信するか否かの選択結
    果に基づいて、前記暗号化手段により暗号化した印刷デ
    ータ或いは前記印刷データを前記ネットワークを介して
    送信する送信手段と、 を有することを特徴とするクライアント装置。
  2. 【請求項2】 ネットワークに接続されると共に、前記
    ネットワークを介して受信した印刷データに基づいて印
    刷し、且つ前記印刷データが暗号化されている場合は復
    号化してから印刷するプリンタを備えたネットワーク印
    刷システムに用いられるクライアント装置であって、 当該クライアント装置と印刷を実行するプリンタとの接
    続状態に基づいて、前記印刷データを送信する際に暗号
    化が必要か否かを判断する判断手段と、 前記判断手段により暗号化が必要と判断された場合に、
    前記印刷データを暗号化する暗号化手段と、 前記判断手段の判断結果に基づいて、前記暗号化手段に
    より暗号化した印刷データ或いは前記印刷データを前記
    ネットワークを介して送信する送信手段と、 を有することを特徴とするクライアント装置。
  3. 【請求項3】 前記判断手段は、前記クライアント装置
    及び前記プリンタがインターネットを介して接続されて
    いるか否かを判断し、前記インターネットを介して接続
    されていると判断した場合は、前記暗号化が必要と判断
    する、 ことを特徴とする請求項2に記載のクライアント装置。
  4. 【請求項4】 前記判断手段は、通信プロトコルがTC
    P/IPで、且つインターネットプリンティングプロト
    コルである場合に、前記クライアント装置及び前記プリ
    ンタがインターネットを介して接続されていると判断す
    る、 ことを特徴とする請求項3に記載のクライアント装置。
  5. 【請求項5】 前記判断手段は、前記クライアント装置
    と前記プリンタが同一サブネット内か否かを判断し、同
    一サブネットと判断した場合は前記暗号化が不要と判断
    する、 ことを特徴とする請求項2に記載のクライアント装置。
  6. 【請求項6】 前記暗号の種類を選択する選択手段を更
    に有し、 前記暗号化手段は、前記選択手段によって選択された暗
    号の種類に基づいて、前記印刷データを暗号化する、 ことを特徴とする請求項2乃至請求項5の何れか1項に
    記載のクライアント装置。
  7. 【請求項7】 前記選択手段において選択可能な暗号の
    種類を追加又は削除する追加削除手段を更に有する、 ことを特徴とする請求項1又は請求項6に記載のクライ
    アント装置。
  8. 【請求項8】 前記暗号化手段が、所定のデータ単位毎
    に、前記暗号の種類を変更して暗号化する、 ことを特徴とする請求項1又は請求項6に記載のクライ
    アント装置。
  9. 【請求項9】 前記選択手段は、複数の暗号の種類を選
    択すると共に、当該選択した暗号の種類の組合せ順序を
    選択し、 前記暗号化手段は、前記組合せ順序に従って、前記暗号
    の種類を変更する、ことを特徴とする請求項8に記載の
    クライアント装置。
  10. 【請求項10】 クライアント装置とプリンタとがネッ
    トワークを介して接続されたネットワーク印刷システム
    であって、 前記クライアント装置は、 印刷データを暗号化して送信するか否かを選択すると共
    に、前記暗号化して送信することを選択した場合は、暗
    号の種類を選択する選択手段と、 前記選択手段によって暗号化が選択された場合に、前記
    選択手段によって選択された暗号の種類に基づいて、前
    記印刷データを暗号化する暗号化手段と、 前記選択手段による暗号化して送信するか否かの選択結
    果に基づいて、前記暗号化手段により暗号化した印刷デ
    ータ或いは前記印刷データを前記ネットワークを介して
    送信する送信手段と、を有し 前記プリンタは、 前記送信手段から送信された前記暗号化した印刷データ
    或いは前記印刷データを前記ネットワークを介して受信
    する受信手段と、 前記受信手段によって受信した前記暗号化した印刷デー
    タを復号化する復号化手段と、 前記復号化手段によって復号化した印刷データ或いは前
    記受信手段で受信した印刷データに基づいて印刷を実行
    する印刷手段と、を有する、 ことを特徴とするネットワーク印刷システム。
  11. 【請求項11】 クライアント装置とプリンタとがネッ
    トワークを介して接続されたネットワーク印刷システム
    であって、 前記クライアント装置は、 当該クライアント装置と印刷を実行するプリンタとの接
    続状態に基づいて、前記印刷データを送信する際に暗号
    化が必要か否かを判断する判断手段と、 前記判断手段により暗号化が必要と判断された場合に、
    前記印刷データを暗号化する暗号化手段と、 前記判断手段の判断結果に基づいて、前記暗号化手段に
    より暗号化した印刷データ或いは前記印刷データを送信
    する前記ネットワークを介して送信手段と、を有し、 前記プリンタは、 前記送信手段から送信された前記暗号化した印刷データ
    或いは前記印刷データを受信する受信手段と、 前記受信手段によって受信した前記暗号化した印刷デー
    タを復号化する復号化手段と、 前記復号化手段によって復号化した印刷データ或いは前
    記受信手段で受信した印刷データに基づいて印刷を実行
    する印刷手段と、を有する、 ことを特徴とするネットワーク印刷システム。
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