JP2002312065A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

Info

Publication number
JP2002312065A
JP2002312065A JP2001114856A JP2001114856A JP2002312065A JP 2002312065 A JP2002312065 A JP 2002312065A JP 2001114856 A JP2001114856 A JP 2001114856A JP 2001114856 A JP2001114856 A JP 2001114856A JP 2002312065 A JP2002312065 A JP 2002312065A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display device
input display
main body
information processing
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001114856A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasunori Hagari
安範 葉狩
Hajime Kamagasako
始 鎌ヶ迫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP2001114856A priority Critical patent/JP2002312065A/ja
Publication of JP2002312065A publication Critical patent/JP2002312065A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力表示装置を誤って落下させても、入力表
示装置が破損しないようにする。 【解決手段】 縦型の装置本体1の一側面に入力表示装
置2が着脱可能に取り付けられる情報処理装置におい
て、入力表示装置2の外周縁における少なくとも下端縁
に弾性材料からなる緩衝部材26を設けた。従って、装
置本体1に対する入力表示装置2の着脱時に誤って入力
表示装置2を落下させても、その落下による衝撃を緩衝
部材26によって吸収することができ、これにより入力
表示装置2が衝撃を受けて破損しないように保護するこ
とができる。特に、入力表示装置2の下端縁側を手で持
てば、緩衝部材26により入力表示装置2が滑らないよ
うに保持でき、入力表示装置2の落下が軽減できる。ま
た、装置本体1から取り外した入力表示装置2を卓上に
配置して入力操作する際、緩衝部材26が入力操作の手
置きになり、かつその手の滑りを防ぐこともできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は情報処理装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】例えば、伝票の発行処理などを行うデス
クトップ型の情報処理装置においては、装置本体とタッ
チ入力機能付きの入力表示装置とを備え、使用目的に応
じて、入力表示装置をほぼ垂直に起立させたり、あるい
はほぼ水平に配置させたりして、使用するようにしたも
のがある。
【0003】この種の情報処理装置は、入力表示装置の
使用形態の多様化を図るために、装置本体の一側面に係
止部を設け、入力表示装置の背面に係合部を設け、この
係合部を装置本体の係止部に係止させることにより、入
力表示装置が装置本体に着脱自在に取り付けられるよう
に構成されている。この場合、入力表示装置は、合成樹
脂製の入力表示ケース内に入力表示パネルを設けた構造
になっており、入力表示パネルは、表示パネルの前面に
透明なタッチ入力パネルを重ね合わせた構造で、表示パ
ネルに表示された情報を透明なタッチ入力パネルを通し
て見ることができると共に、タッチ入力パネルで情報の
入力操作ができるように構成されている。
【0004】このような情報処理装置では、装置本体の
係止部に入力表示装置の係合部を係止させることによ
り、装置本体に入力表示装置を取り付けることができ、
これにより入力表示装置をほぼ垂直に起立させることが
できる。また、装置本体の係止部から入力表示装置の係
合部を離脱させることにより、入力表示装置を装置本体
から取り外すことができ、これにより入力表示装置を装
置本体の近傍にほぼ水平に配置することができる。この
ように、この情報処理装置では、入力表示装置の様々な
使用形態に対応できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな情報処理装置では、装置本体の係止部に入力表示装
置の係合部を係脱可能に係止させることにより、入力表
示装置を装置本体に着脱可能に取り付ける構造であるか
ら、入力表示装置を装置本体に取り付けるとき、あるい
は取り外すときに、誤って入力表示装置を落下させてし
まうことがある。このような場合には、入力表示装置が
落下による衝撃を受け、合成樹脂製の入力表示ケースが
破損したり、入力表示ケース内の入力表示パネルが破損
したりするなどの問題がある。
【0006】また、この情報処理装置では、入力表示装
置の背面に設けられた係合部を装置本体の一側面に設け
られた係止部に係止させて、入力表示装置を装置本体に
取り付ける構造であるから、入力表示装置を装置本体に
取り付けた状態では、入力表示装置がほぼ垂直に起立す
るだけで、その傾きを調節することができないため、表
示された情報が見やすいように入力表示装置を傾けた
り、タッチ入力操作がしやすいように入力表示装置を傾
けたりすることができないという問題がある。
【0007】この発明の課題は、入力表示装置を誤って
落下させても、入力表示装置が衝撃を受けて破損しない
ようにすることである。また、この発明の他の課題は、
入力表示装置を装置本体に取り付けた状態で、入力表示
装置の傾きが調節できるようにすることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、縦型の装置本体の一側面に入力表示装置が着脱可能
に取り付けられる情報処理装置において、前記入力表示
装置の外周縁における少なくとも下端縁に弾性材料から
なる緩衝部材を設けたことを特徴とする。この発明によ
れば、装置本体に対する入力表示装置の着脱時に誤って
入力表示装置を落下させても、その落下による衝撃を緩
衝部材によって吸収することができ、これにより入力表
示装置が衝撃を受けて破損しないように保護することが
できる。特に、入力表示装置の下端縁側を手で持てば、
緩衝部材が弾性部材からなるので、入力表示装置が滑ら
ないように確実に手で保持することができ、これにより
入力表示装置の落下を軽減することができる。また、装
置本体から取り外した入力表示装置を卓上に配置して入
力操作する際、緩衝部材が入力操作の手置きになると共
に、その置いた手が滑らないようにすることもできる。
【0009】この場合、請求項2に記載のごとく、前記
緩衝部材は、前記入力表示装置の前面側に位置する前部
が下部後方に向けて緩やかに湾曲し、前記入力表示装置
の後面側に位置する後部が垂下されかつ前記前部の肉厚
よりも厚く形成されていることにより、誤って入力表示
装置を落下させたときに、肉厚が厚く形成された緩衝部
材の後部が上下方向に圧縮されて落下の衝撃を吸収し、
緩衝部材の湾曲した前部が前後方向に変形して落下の衝
撃を吸収するので、落下による衝撃を入力表示装置の前
面側が受けないように確実に吸収することができる。ま
た、請求項3に記載のごとく、前記緩衝部材の後面に
は、突起部が形成されていることにより、入力表示装置
を卓上などに配置して使用するときに突起部が滑り止め
の機能を果たすので、使用時に入力表示装置が勝手にス
ライドしないように固定させることができる。
【0010】また、請求項4に記載の発明は、縦型の装
置本体の一側面に入力表示装置が着脱可能に取り付けら
れる情報処理装置において、前記装置本体の前記一側面
における上部には、上方に開放された係止凹部を有する
チルト部材が所定の負荷をもって回動可能に取り付けら
れ、前記入力表示装置の後面における上部には、前記チ
ルト部材の前記係止凹部に係脱可能に係止されるフック
部が設けられていることを特徴とする。この発明によれ
ば、装置本体のチルト部材の係止凹部に入力表示装置の
フック部を係止させることにより、入力表示装置を装置
本体に簡単に取り付けることができると共に、装置本体
の一側面における上部にチルト部材が所定の負荷をもっ
て回動可能に取り付けられているので、入力表示装置を
装置本体に取り付けた状態で、入力表示装置と共にチル
ト部材を回動させて任意の位置に固定することにより、
入力表示装置の傾きを調節することができ、これにより
入力表示装置を使用形態に応じた角度に傾けて使用する
ことができる。
【0011】この場合、請求項5に記載のごとく、前記
チルト部材は、前記入力表示装置が取り付けられた状態
で、前記入力表示装置が前記装置本体の前記一側面に接
近するほぼ垂直な状態と、前記一側面に対して前記入力
表示装置が約19°〜27°、好ましくは約22°の角
度で傾斜する傾斜状態との範囲内で回動することによ
り、その回動範囲内の任意の角度で入力表示装置を傾斜
させて確実に固定することができるので、良好に入力表
示装置による入力操作および情報の視認ができる。ま
た、請求項6に記載のごとく、前記係止凹部の内面に
は、その上部側から下部側に向けて前記係止凹部の内部
幅を次第に狭くする傾斜リブが設けられていることによ
り、チルト部材の係止凹部に入力表示装置のフック部を
挿入させたときに、傾斜リブでフック部をガタつくこと
なく確実に係止することができ、また入力表示装置を最
大に傾けると、入力表示装置のフック部が傾斜リブに沿
って滑らかに抜け出すので、係止凹部からフック部を容
易に離脱させることができる。
【0012】また、請求項7に記載のごとく、前記チル
ト部材には、前記係止凹部に対して前記フック部をガイ
ドするガイド溝が設けられていることにより、入力表示
装置のフック部を装置本体の係止凹部に挿入させるとき
に、ガイド溝がフック部を係止凹部にガイドするので、
容易に係合させることができ、また係止凹部に係止され
たフック部を離脱させるときにも、ガイド溝がフック部
をガイドするので、良好にフック部を離脱させることが
できると共に、離脱したときに入力表示装置の横振れに
よる入力表示装置の落下を軽減することができる。さら
に、請求項8に記載のごとく、前記装置本体の上部にお
ける角部には、前記装置本体の使用状態を点灯表示する
複数のランプ窓部が前記装置本体の上面から前記一側面
と異なる側面に亘って設けられていることにより、装置
本体の上方、または装置本体の側方から複数のランプ窓
部を視認することができるので、装置本体を卓上の下に
設置しても、また卓上に設置しても、装置本体の使用状
態を容易に知ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]以下、図1〜図
19を参照して、この発明の情報処理装置の第1実施形
態について説明する。図1はこの発明の情報処理装置の
装置本体に入力表示装置を取り付けた状態の外観斜視
図、図2は図1の装置本体から入力表示装置を取り外し
た状態の外観斜視図、図3は装置本体に取り付けられた
入力表示装置をほぼ垂直に配置した状態の側面図、図4
はその入力表示装置を傾けた状態の側面図、図5は装置
本体から取り外した入力表示装置をスタンド装置に立て
掛けて使用する場合の外観斜視図、図6はその側面図で
ある。この情報処理装置は、図1〜図6に示すように、
縦型の装置本体1と、この装置本体1に着脱可能に取り
付けられる入力表示装置2と、この入力表示装置2を立
て掛けるスタンド装置3とを備え、装置本体1と入力表
示装置2とを接続ケーブル4によって電気的に接続した
構造になっている。
【0014】装置本体1は、本体ケース5の内部に情報
処理に必要な各種の電子部品(図示せず)を備えてい
る。この本体ケース5は、図1および図2に示すよう
に、本体フロントケース6と、本体リアケース7と、こ
れらの間に配置された中間ケース8とからなっている。
この場合、本体フロントケース6の前面における上部に
は、後述するチルト部材10が取り付けられており、中
間ケース8の手前側(図2では右側)に位置する側面に
は、フロッピディスクの開閉蓋9が開閉可能に取り付け
られている。この開閉蓋9に対応する装置本体1内に
は、図示しないが、フロッピディスクが着脱可能に装着
して情報の読み取りおよび書き込みを行うディスク駆動
装置が設けられている。また、中間ケース8の上面にお
ける手前側(図2では右側)には、電源釦11が設けら
れている。
【0015】この電源釦11の近傍に位置する中間ケー
ス8の角部には、装置本体1の使用状態を点灯表示する
複数のランプ窓部12がそれぞれ中間ケース8の上面か
ら手前側の側面(同図では右側面)に亘って連続して設
けられている。これらランプ窓部12は、例えば、装置
本体1が動作しているときに緑色で点灯し、動作が停止
しているときにオレンジ色で点灯する動作表示用窓部、
電池の残量が少なくなると点灯する電池残量表示用窓
部、メンテナンスが必要なときに点灯する点検表示用窓
部などである。また、本体リアケース7の下部には、装
置本体1内に設けられた外部機器用のコネクタに接続さ
れるケーブル(いずれも図示せず)が挿入する開口部1
3が設けられている。さらに、装置本体1の底部には、
電池収納部(図示せず)が設けられている。
【0016】入力表示装置2は、入力表示ケース15
と、その内部に収納されるタッチ入力機能付きの入力表
示パネル16とを備え、図3および図4に示すように、
装置本体1に着脱可能に取り付けられるように構成され
ている。入力表示ケース15は、表示フロントケース1
7と、金属板(図示せず)で補強された表示リアケース
18とからなり、図10に示すように、表示リアケース
18の内面に設けられた取付板19に入力表示パネル1
6が取り付けられて収納されている。この場合、表示フ
ロントケース17の外周部を除くほぼ全域には、開口部
17aが入力表示パネル16に対応して設けられてお
り、この表示フロントケース17の右端部には、図5お
よび図7に示すように、入力表示パネル16の明るさな
どを調節する調節ツマミ20、および入力ペン21を収
納するペン収納部22が設けられている。
【0017】入力表示パネル16は、図10に示すよう
に、液晶表示パネルなどの表示パネル16aの前面に透
明なタッチ入力パネル16bを重ね合わせたもので、表
示パネル16aに表示された情報がタッチ入力パネル1
6bを通して見えると共に、図7に示すように、タッチ
入力パネル16bを入力ペン21で触れることにより手
書き入力ができるように構成されている。また、表示リ
アケース18の裏面における上部両側には、図8に示す
ように、脚部23が回動可能に設けられており、この表
示リアケース18の裏面における上部中間には、後述す
るチルト部材10に係脱可能に係止されるフック部24
が設けられている。このフック部24は、入力表示装置
2の全重量が加わるため、剛性および強度が十分に高く
形成されている。なお、入力表示ケース15の上辺部に
は、ケーブルカバー25が着脱可能に装着されている。
このケーブルカバー25は、装置本体1と入力表示装置
2とを電気的に接続する接続ケーブル4を覆うもので、
図8に示すように、その裏面両側にケーブル挿通孔25
aがそれぞれ設けられ、これらケーブル挿通孔25aの
一方から接続ケーブル4を出線させることにより、接続
ケーブル4の出線方向が切り替えられるように構成され
ている。
【0018】さらに、この入力表示ケース15の下端縁
には、図1および図2に示すように、ゴムなどの弾性材
料からなる緩衝部材26が装着されている。この緩衝部
材26は、図10に示すように、断面がほぼV字形状を
なし、入力表示装置2の表示フロントケース17の下側
に位置する前部26aが下部後方(図10では下部左
側)に向けて緩やかに湾曲して形成され、入力表示装置
の表示リアケース18の下側に位置する後部26bが垂
下されかつ前部26aの肉厚よりも厚く形成された上、
前部26aと後部26bとの下端同士が一体に連結され
た構造になっている。これにより、緩衝部材26は、誤
って入力表示装置2を落下させたときに、肉厚が厚く形
成された後部26bが上下方向に圧縮されて落下の衝撃
を吸収して受け止め、湾曲した前部26aが前後方向に
変形して落下の衝撃を吸収するように構成されている。
また、この緩衝部材26の後面の両側には、図8および
図9に示すように、滑り止め用の突起部27が形成され
ている。
【0019】ところで、装置本体1のチルト部材10
は、図11および図12に示すように、その前面側が緩
やかに湾曲し、この前面両側に側壁が設けられた形状
で、本体フロントケース6の上部に設けられた装着凹部
28内に配置されている。この装着凹部28には、本体
フロントケース6の内部側に軸取付部材29が取り付け
られており、この軸取付部材29の同一軸線上の両側に
は、回転軸30がスプリングワッシャ31を介して回動
可能に取り付けられている。すなわち、各回転軸30
は、スプリングワッシャ31により所定の負荷が付与さ
れた状態で、装着凹部28の上部両側から内部に突出し
ており、これら回転軸30には、装着凹部28に配置さ
れたチルト部材10の上部両側がビス止めされている。
これにより、チルト部材10は、入力表示装置2が取り
付けられた状態で、回転軸30と共に回動し、入力表示
装置2が装置本体1の本体フロントケース6に接近する
ほぼ垂直な状態と、本体フロントケース6に対して入力
表示装置2が約19°〜27°、好ましくは約22°の
角度で傾斜する傾斜状態との範囲内で回動し、かつスプ
リングワッシャ31による負荷によって入力表示装置2
を回動範囲内の任意の傾斜状態に固定するように構成さ
れている。
【0020】このチルト部材10には、図2に示すよう
に、入力表示装置2の裏面に設けられたフック部24
(図3、図4参照)が係脱自在に係合する係止凹部32
が上方に開放されて設けられている。この係止凹部32
の内面には、図13および図14に示すように、その上
部側から下部側に向けて係止凹部32内の内部幅を次第
に狭くする複数の傾斜リブ33が設けられている。すな
わち、各傾斜リブ33は、係止凹部32内における手前
側面つまり入力表示装置2側の内面に等間隔で設けられ
ていると共に、図14に示すように、それぞれ上部側か
ら下部側に向けて約3°の傾斜角度で次第に厚みが厚く
なるように傾斜している。また、チルト部材10の上部
側には、係止凹部32に入力表示装置2のフック部24
をガイドするガイド溝34が設けられている。このガイ
ド溝34は、図2および図13に示すように、係止凹部
32の上部から上側に向けて次第に広がる扇形状で、係
止凹部32側の深さが深くチルト部材10の上部側に向
かうに従って次第に深さが浅くなるように形成されてい
る。
【0021】一方、装置本体1内の下部側には、図15
および図16に示すように、接続ケーブル4を装置本体
1内に取り込むケーブル取込機構35が設けられてい
る。このケーブル取込機構35は、接続ケーブル4を挟
んで回転するローラ群36と、接続ケーブル4を取り込
むときに手動により回転する操作ツマミ37と、この操
作ツマミ37の回転をローラ群36に伝達する伝達歯車
群38とからなっている。ローラ群36は、接続ケーブ
ル4を挟んで回転する一対の挟持ローラ39、40を2
組備え、一方側の各挟持ローラ39が装置本体1内に固
定された固定軸41に回転自在に取り付けられ、他方側
の各挟持ローラ40が取付部材42に回転自在に取り付
けられ、この取付部材42がばね部材43によって一方
側の各挟持ローラ39に押し付けられるように構成され
ている。この場合、各挟持ローラ39、40は、図16
に示すように、その外周面が接続ケーブル4を挟み込む
凹溝に形成されており、2組の各挟持ローラ39、40
は、図15に示すように、接続ケーブル4の線方向に対
して相互に位置がずれて配置されている。
【0022】操作ツマミ37は、装置本体1内に設けら
れた軸44に回転自在に取り付けられ、その外周部の一
部が装置本体1の背面側に露出し、この露出した部分を
手で操作することにより、回転するように構成されてい
る。伝達歯車群38は、操作ツマミ37と共に回転する
駆動歯車45と、ローラ群36の一方側の各挟持ローラ
39と共に回転する各従動歯車46と、駆動歯車45の
回転を各従動歯車46に伝達する第1、第2中間歯車4
7、48とからなっている。これにより、ケーブル取込
機構35は、操作ツマミ37が手で操作されて回転する
と、その回転が伝達歯車群38によってローラ群36の
一方側の各挟持ローラ39に伝達され、これにより各一
対の挟持ローラ39、40が接続ケーブル4を挟み付け
た状態で回転し、接続ケーブル4を図15に示すよう
に、装置本体1内に取り込む。なお、接続ケーブル4を
引き出すときは、一対の挟持ローラ39、40の挟み付
け力に抗して引き出しても良い。
【0023】また、装置本体1から取り外した入力表示
装置2を立て掛けるスタンド装置3は、図17〜図19
に示すように、卓上に起立して配置されるスタンド本体
50と、このスタンド本体50の正面における下部両側
に設けられて前方に突出する支持部51と、スタンド本
体50の上端部に設けられて入力表示装置2のフック部
24を係脱可能に係止する係止部52とからなってい
る。この場合、スタンド本体50は、その正面がほぼ四
角形状の傾斜面に形成され、側面がほぼ三角形状に形成
されている。支持部51は、図6に示すように、その先
端に山形状の凸部53がそれぞれ設けられている。ま
た、図18に示すように、スタンド本体50の正面にお
ける下部両側には、入力表示装置2の下端縁に設けられ
た緩衝部材26の突起部27が嵌合する位置決め凹部5
4が設けられている。
【0024】このスタンド装置3は、図6に示すよう
に、スタンド本体50の正面の傾斜面に入力表示装置2
の裏面を接触させた状態で、スタンド本体50と凸部5
3との間に位置する支持部51上に入力表示装置2の下
端縁に設けられた緩衝部材26を配置させて、緩衝部材
26の突起部27を位置決め凹部54に嵌合させること
により、入力表示装置2をスタンド本体50の傾斜面に
沿って立て掛ける第1取付状態と、図19に示すよう
に、入力表示装置2のフック部24をスタンド本体50
の上端部の係止部52に係止させた状態で、入力表示装
置2の緩衝部材26の裏面を凸部53の前面に当接させ
ることにより、入力表示装置2をスタンド本体50の正
面の傾斜面よりも傾けて立て掛ける第2取付状態との2
種類の取付状態が得られるように構成されている。
【0025】なお、図27に示すように、スタンド本体
50の位置決め凹部54を設けずに、入力表示装置2の
下端縁に設けられた緩衝部材26の突起部27がスタン
ド本体50の両側に当接してスタンド本体50を挟み付
けて位置決めするように構成しても良い。この場合に
も、スタンド本体50と入力表示装置2との他の構成
は、上述した図18と同じである。
【0026】次に、このような情報処理装置を使用する
場合について説明する。まず、図1に示すように、装置
本体1に入力表示装置2を取り付けて使用する場合に
は、装置本体1のチルト部材10の係止凹部32に入力
表示装置2のフック部24を挿入させることにより、入
力表示装置2を装置本体1に取り付ける。このときに
は、チルト部材10の上部側に設けられたガイド溝34
が係止凹部32の上部から上側に向けて次第に広がる扇
形状に形成されているので、入力表示装置2の裏面にフ
ック部24が設けられていても、このフック部24の先
端をガイド溝34内に容易に配置することができると共
に、このガイド溝34でフック部24を確実に係止凹部
32にガイドすることができる。また、係止凹部32の
内面には、その上部側から下部側に向けて係止凹部32
内の内部幅を次第に狭くする複数の傾斜リブ33が設け
られているので、フック部24が係止凹部32内に挿入
されると、複数の傾斜リブ33によってフック部24を
ガタつくことなく確実に係止させることができる。これ
により、入力表示装置2を確実かつ良好に装置本体1に
取り付けることができる。
【0027】この状態では、図3に示すように、入力表
示装置2が装置本体1の本体フロントケース6の前面に
接近してほぼ垂直な状態になり、この状態で入力表示装
置2の入力表示パネル16に表示された情報を見ること
ができると共に、入力ペン21で情報を手書きにより入
力することができる。このとき、入力表示パネル16が
見えにくく、また入力操作がしにくい場合には、図4に
示すように、入力表示装置2を装置本体1の本体フロン
トケース6に対して傾ければ良い。このときには、入力
表示装置2と共にチルト部材10を回動させると、スプ
リングワッシャ31によって回転軸30に付与された負
荷により、入力表示装置2が回動範囲内の任意の傾斜状
態に固定される。これにより、入力表示装置2の傾きを
調節することができ、入力表示装置2を使用形態に応じ
た角度に傾けて使用することができ、これにより良好に
入力表示装置2による入力操作ができると共に、情報を
良好に視認することができる。
【0028】また、図2に示すように、入力表示装置2
を装置本体1から取り外す場合には、入力表示装置2を
上方に持ち上げるだけで取り外すことができる。また、
入力表示装置2を約22°の最大角度(許容角度以上)
に傾ける力が加わると、チルト部材10が破損しないよ
うに、係止凹部32の内面にその上部側から下部側に向
けて次第に厚みが厚くなる複数の傾斜リブ33によっ
て、入力表示装置2のフック部24を滑らかに抜き出す
ことができると共に、係止凹部32の上部側に形成され
てフック部24をガイドするガイド溝34によって、フ
ック部24を係止凹部32から容易に離脱させることが
できる。この場合、特にフック部24が係止凹部32か
ら離脱したときには、フック部24がガイド溝34によ
ってガイドされるので、入力表示装置2の横振れによる
入力表示装置2の落下を軽減することができる。また、
入力表示装置2を約22°の最大角度に傾けて、これに
伴う力を故意に加えて入力表示装置2を装置本体1から
取り外すこともできる。この場合、チルト部材10が装
置本体1から出っ張って邪魔になる場合もあるが、この
場合には容易にチルト部材10を装置本体1の装着凹部
28内に押し込むことができる。
【0029】このように、入力表示装置2を装置本体1
から取り外した場合には、図9(a)および図9(b)
に示すように、入力表示装置2を卓上にほぼ水平な状態
に配置して使用することができる。このときには、図9
(a)に示すように、入力表示装置2の裏面の脚部23
を折り込んだ状態で、入力表示装置2を卓上にほぼ水平
に配置しても良く、また図9(b)に示すように、脚部
23を回動させて突出させた状態で、入力表示装置2を
卓上に緩やかに傾斜させて配置しても良い。いずれの場
合にも、入力表示装置2の下端部(同図では右端部)に
設けられた緩衝部材26の突起部27が卓上に当接して
滑り止めの機能を果たすので、使用時に入力表示装置2
が勝手にスライドしないように固定させることができ
る。また、この状態では、緩衝部材26が入力操作の手
置きになると共に、ゴムなどの弾性材料からなるので、
その置いた手が滑らないようにすることもできる。特
に、緩衝部材26の前部26aが下部後方に向けて緩や
かに湾曲しているので、入力表示装置2を卓上などに配
置して入力操作する際、その入力操作の手を良好に緩衝
部材26の前部26a上に載せて入力操作ができる。
【0030】また、このように入力表示装置2を装置本
体1から取り外した場合には、図6および図19に示す
ように、入力表示装置2をスタンド装置3に立て掛けて
使用することもできる。このときには、図6に示すよう
に、入力表示装置2の裏面をスタンド本体50の正面の
傾斜面に接触させた状態で、入力表示装置2の緩衝部材
26をスタンド装置3の支持部51の凸部52とスタン
ド本体50との間に位置する支持部51上に配置すれば
良い。この場合には、入力表示装置2の緩衝部材26の
裏面に設けられた突起部27をスタンド本体50の正面
に設けられた位置決め凹部54に嵌合させることによ
り、入力表示装置2をスタンド本体50に対して位置決
めすることができる。これにより、入力表示装置2を横
振れすることなく所定位置に位置規制した状態で、スタ
ンド本体50の傾斜面と同じ傾きで良好に立て掛けるこ
とができる。
【0031】また、図19に示すように、入力表示装置
2のフック部24をスタンド本体50の上端部の係止部
52に係止させた状態で、入力表示装置2の緩衝部材2
6の裏面を支持部51の凸部53の前面に当接させるこ
とにより、入力表示装置2をスタンド本体50の傾斜面
よりも傾けて配置することもできる。この場合には、ゴ
ムなどの弾性材料からなる緩衝部材26の裏面が支持部
51の凸部53の前面に当接するので、これによっても
入力表示装置2が横振れしないように、スタンド本体5
0の傾斜面よりも傾けて入力表示装置2を立て掛けるこ
とができる。このように、入力表示装置2をスタンド装
置3に立て掛けて使用する場合には、入力表示装置2を
スタンド本体50の傾斜面に接触させて配置する第1状
態と、入力表示装置2をスタンド本体50の傾斜面より
も傾けて配置する第2状態との2種類の配置状態を使用
形態に応じて選択することができるので、使い勝手が良
い。この場合、いずれの状態においても、図5に示すよ
うに、入力表示装置2の手前側にキーボード55を配置
して使用することができる。
【0032】このように、この情報処理装置によれば、
装置本体1に対する入力表示装置2の着脱時に誤って入
力表示装置2を落下させても、その落下による衝撃を入
力表示装置2の下端縁に設けられた緩衝部材26によっ
て吸収することができ、これにより入力表示装置2が衝
撃を受けて破損しないように保護することができる。す
なわち、緩衝部材26は、入力表示装置2の前面側に位
置する前部26aが下部後方に向けて緩やかに湾曲して
形成され、入力表示装置2の後面側に位置する後部26
bが垂下されかつ前部26aの肉厚よりも厚く形成され
ていることにより、誤って入力表示装置2を落下させた
ときに、肉厚が厚く形成された緩衝部材26の後部26
bが上下方向に圧縮されて落下の衝撃を吸収し、緩衝部
材26の湾曲した前部26aが前後方向に変形して落下
の衝撃を吸収するので、落下による衝撃を入力表示装置
2の表示フロントケース17が受けないように確実に吸
収することができると共に、内部の入力表示パネル16
を確実に保護することができる。
【0033】また、この情報処理装置によれば、入力表
示装置2を装置本体1に取り付けた状態で、入力表示装
置2と共にチルト部材10を回動させることにより、入
力表示装置2の傾きを約22°の最大角度の範囲で無段
階に調節することができるので、入力表示装置2を使用
形態に応じた角度に傾けて使用することができ、これに
より使い勝手の良いものを得ることができる。この場
合、装置本体1にチルト部材10が所定の負荷をもって
回動可能に取り付けられているので、入力表示装置2に
フック部24のみを設けるだけで良く、このため入力表
示装置2の構造が簡単になり、入力表示装置2の軽量化
をも図ることができる。また、この情報処理装置によれ
ば、装置本体1の上部における角部に装置本体1の使用
状態を点灯表示する複数のランプ窓部12が装置本体1
の中間ケース8の上面からその側面に亘って設けられて
いるので、装置本体1の上方、または装置本体1の側方
から複数のランプ窓部12を視認することができ、これ
によりランプ窓部12がオペレータから見えれば、装置
本体1を何のような位置、例えば装置本体1を卓上の下
に設置しても、また卓上に設置しても、装置本体1の使
用状態を容易に知ることができる。
【0034】さらに、この情報処理装置では、装置本体
1内の下部側に接続ケーブル4を装置本体1内に取り込
むケーブル取込機構35を設けたので、接続ケーブル4
が邪魔にならないように、接続ケーブル4の出線長さを
自由に調節することができる。この場合、ケーブル取込
機構35における一対の挟持ローラ39、40がばね部
材43によって互いに押し付けられ、これにより接続ケ
ーブル4を挟み付けていると共に、2組の各挟持ローラ
39、40が接続ケーブル4の線方向に対して互いにず
れて配置されているので、接続ケーブル4の把握力が強
く、かつ装置本体1内への接続ケーブル4の出線方向を
定めることができると共に、接続ケーブル4を取り込む
ときに、接続ケーブル4をねじらず、同一平面内に収納
できるので、収納スペースを薄くすることができる。ま
た、このケーブル取込機構35の伝達歯車群38が減速
機構を構成していることにより、低トルクで円滑に操作
ツマミ37を操作でき、良好に接続ケーブル4を取り込
むことができる。
【0035】[第2実施形態]次に、図20〜図24を
参照して、この発明の情報処理装置の第2実施形態につ
いて説明する。なお、図1〜図19に示された第1実施
形態と同一部分には同一符号を付して説明する。この情
報処理装置は、スタンド装置3のスタンド本体50に原
稿クリップ60を設けた構造で、これ以外は第1実施形
態とほぼ同じ構造になっている。この原稿クリップ60
は、図20に示すように、スタンド本体50の正面上部
に設けられ、図21に示すように、原稿61を係脱可能
に係止するように構成されている。すなわち、この原稿
クリップ60は、図22〜図24に示すように、フック
部材62と挟持ボール63とからなっている。
【0036】フック部材62は、ほぼ逆L字状に形成さ
れ、その上端部の折曲部分62aがスタンド本体50の
装着凹部64に差し込まれ、垂直部62bがその上部側
から下側に向かって次第にスタンド本体50の正面に接
近し、かつ原稿61が下側から挿入可能な隙間をもって
取り付けられている。この場合、垂直部62bの内面に
は、ガイド溝65が上下方向に形成されている。また、
挟持ボール63は、図22に示すように、フック部材6
2の垂直部62bの内面とスタンド本体50の正面との
間に配置された状態で、ガイド溝65に沿って上下方向
に移動可能で、かつフック部材62から脱落しないよう
に保持されている。
【0037】このような原稿クリップ60で原稿61を
挟む場合には、図23に示すように、原稿61をフック
部材62の下側からスタンド本体50の正面に沿ってフ
ック部材62とスタンド本体50との間に挿入させ、こ
の挿入された原稿61の上部で挟持ボール63を押し上
げた後、原稿61の挿入を止めると、図24に示すよう
に、挟持ボール63がその自重でフック部材62のガイ
ド溝65に沿って降下し、これにより挟持ボール63が
原稿61をフック部材62とスタンド本体50との間に
挟み付ける。これにより、原稿61がスタンド本体50
にセットされる。このように、この情報処理装置では、
原稿クリップ60によって原稿61をスタンド本体50
に取り付けて立て掛けることができるので、図21に示
すように、スタンド装置3の手前側に入力表示装置2を
ほぼ水平に配置した状態で、原稿61を見ながら入力表
示装置2でタッチ入力により情報を入力したり、原稿6
1と入力表示装置2に表示された情報とを見比べたりす
ることができる。
【0038】[第3実施形態]次に、図25および図2
6を参照して、この発明の情報処理装置の第3実施形態
について説明する。この場合にも、図1〜図19に示さ
れた第1実施形態と同一部分に同一符号を付して説明す
る。この情報処理装置は、入力表示装置2を立て掛ける
スタンド装置70をプリンタ71上に配置した構造で、
これ以外は第1実施形態とほぼ同じ構造になっている。
【0039】プリンタ71は、図25に示すように、右
側が一段高く、左側が一段低いプリンタケース72を備
え、右側の一段高い部分72a内に印刷部および搬送部
(いずれも図示せず)が設けられ、左側の一段低い部分
72bに記録紙の供給排出部73が設けられ、この供給
排出部73から記録紙を搬送部により取り込んで印刷部
で所望の情報を印刷し、この印刷された記録紙を供給排
出部73に送り出すように構成されている。この場合、
プリンタケース72の手前側の側面には、記録紙を手動
で搬送する搬送ツマミ74が設けられており、プリンタ
ケース72の一段高い部分72aの上部には、印刷部の
インクまたはインクリボンを交換するための開閉蓋75
が開閉可能に設けられている。なお、このプリンタ71
は、図示しない接続ケーブルにより装置本体1と電気的
に接続されている。
【0040】スタンド装置70は、プリンタ71の一段
高い部分72aに載置されて入力表示装置2を立て掛け
るように構成されている。すなわち、このスタンド装置
70は、図26に示すように、スタンド本体76の裏面
側の中間部分にプリンタケース72の開閉蓋75上に配
置される載置部77が設けられ、このスタンド本体76
の下部側がプリンタ71の一段低い部分72b上に向け
て斜めに垂れ下がるように構成されている。この場合、
スタンド本体76の正面は、第1実施形態と同様、傾斜
面に形成されており、その下部には、入力表示装置2の
下部の緩衝部材26を支持する支持部78が前方に突出
して設けられている。この支持部78の先端部には、山
形状の凸部78aが設けられている。また、このスタン
ド本体76の正面下部には、緩衝部材26の裏面に設け
られた突起部27が嵌合する位置決め凹部79が設けら
れている。また、スタンド本体76の上端部には、入力
表示装置2の裏面上部に設けられたフック部24を係脱
可能に係止する係止部80が設けられている。
【0041】このようなスタンド装置70では、プリン
タケース72の一段高い部分72aの開閉蓋75上にス
タンド本体76の載置部77を配置し、スタンド本体7
6の下部側をプリンタ71の一段低い部分72b上に向
けて斜めに垂らし、この状態で入力表示装置2をプリン
タ71上に載置することができる。そして、スタンド本
体76の正面の傾斜面に入力表示装置2の裏面を接触さ
せ、スタンド本体76と凸部78aとの間に位置する支
持部78上に入力表示装置2の緩衝部材26を配置させ
て、入力表示装置2をスタンド本体76の傾斜面に沿っ
て立て掛ける第1状態と、入力表示装置2のフック部2
4をスタンド本体76の上端部の係止部80に係止させ
た状態で、入力表示装置2の緩衝部材26の裏面を凸部
78aの前面に当接させて、入力表示装置2をスタンド
本体76の傾斜面よりも傾けて立て掛ける第2状態との
2種類の状態で立て掛けることができる。
【0042】このため、プリンタ71を卓上に配置して
も、入力表示装置2を卓上の別の場所に配置する必要が
ないので、卓上の作業スペースを十分に確保することが
でき、作業効率の向上が図れる。この場合、スタンド本
体76の下部側がプリンタ71の一段低い部分72b上
に向けて斜めの垂れ下がっているので、プリンタ71上
に入力表示装置2を起立させても、入力表示装置2が低
く配置されるので、入力表示装置2による表示を見やす
くすることができる。また、このスタンド装置70で
は、入力表示装置2をスタンド本体76の傾斜面に沿っ
て配置する第1状態と、入力表示装置2をスタンド本体
76の傾斜面よりも傾けて配置する第2状態との2種類
の配置状態を使用状態に応じて選択することができるの
で、第1実施形態と同様、使い勝手が良いものを得るこ
とができる。
【0043】この場合にも、入力表示装置2をスタンド
本体76の傾斜面に沿って立て掛ける第1状態では、緩
衝部材26の突起部27をスタンド本体76の位置決め
凹部79に嵌合させ、また入力表示装置2をスタンド本
体76の傾斜面よりも傾けて立て掛ける第2状態では、
ゴムなどの弾性材料からなる緩衝部材26の裏面が支持
部78の凸部78aの前面に当接するので、いずれの状
態でも入力表示装置2が横振れしないように良好に立て
掛けることができる。なお、上記第3実施形態のスタン
ド装置70においても、第2実施形態と同様、スタンド
本体76の正面上部に原稿クリップ60を設け、この原
稿クリップ60で原稿61をスタンド本体76の正面に
取り付けるように構成しても良い。また、上記第1実施
形態のスタンド装置3で説明したように、第2、第3実
施形態のスタンド装置3、70も、緩衝部材26の突起
部27がスタンド本体50、76を両側から挟み付けて
位置決めする構成であっても良い。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、縦型の装置本体の一側面に入力表示装置
が着脱可能に取り付けられる情報処理装置において、入
力表示装置の外周縁における少なくとも下端縁に弾性材
料からなる緩衝部材を設けたので、装置本体に対する入
力表示装置の着脱時に誤って入力表示装置を落下させて
も、その落下による衝撃を緩衝部材によって吸収するこ
とができ、これにより入力表示装置が衝撃を受けて破損
しないように保護することができる。特に、入力表示装
置の下端縁側を手で持てば、緩衝部材が弾性部材からな
るので、入力表示装置が滑らないように確実に手で保持
することができ、これにより入力表示装置の落下を軽減
することができる。また、装置本体から取り外した入力
表示装置を卓上に配置して入力操作する際、緩衝部材が
入力操作の手置きになると共に、その置いた手が滑らな
いようにすることもできる。
【0045】この場合、緩衝部材はその前部が下部後方
に向けて緩やかに湾曲して形成され、後部が垂下されか
つ前部の肉厚よりも厚く形成されていることにより、誤
って入力表示装置を落下させたときに、肉厚が厚く形成
された緩衝部材の後部が上下方向に圧縮されて落下の衝
撃を吸収し、緩衝部材の湾曲した前部が前後方向に変形
して落下の衝撃を吸収するので、落下による衝撃を入力
表示装置の前面側が受けないように確実に吸収すること
ができる。特に、緩衝部材の前部が下部後方に向けて緩
やかに湾曲しているので、入力表示装置を卓上などに配
置して入力操作する際、その入力操作の手を良好に載置
させることができる。また、緩衝部材の後面に突起部が
形成されていることにより、入力表示装置を卓上などに
配置して使用するときに突起部が滑り止めの機能を果た
すので、使用時に入力表示装置が勝手にスライドしない
ように固定させることができる。
【0046】また、請求項4に記載の発明によれば、縦
型の装置本体の一側面に入力表示装置が着脱可能に取り
付けられる情報処理装置において、装置本体の一側面に
おける上部には、上方に開放された係止凹部を有するチ
ルト部材が所定の負荷をもって回動可能に取り付けら
れ、入力表示装置の後面における上部には、チルト部材
の係止凹部に係脱可能に係止されるフック部が設けられ
ているので、装置本体のチルト部材の係止凹部に入力表
示装置のフック部を係止させることにより、入力表示装
置を装置本体に簡単に取り付けることができると共に、
装置本体の一側面における上部にチルト部材が所定の負
荷をもって回動可能に取り付けられているので、入力表
示装置を装置本体に取り付けた状態で、入力表示装置と
共にチルト部材を回動させて任意の位置に固定すること
により、入力表示装置の傾きを調節することができ、こ
れにより入力表示装置を使用形態に応じた角度に傾けて
使用することができ、しかも入力表示装置にはフック部
のみを設けるだけで良いので、入力表示装置の構造の簡
素化および軽量化をも図ることができる。
【0047】この場合、チルト部材は、入力表示装置が
取り付けられた状態で、入力表示装置が装置本体の一側
面に接近するほぼ垂直な状態と、その一側面に対して入
力表示装置が約19°〜27°、好ましくは約22°の
角度で傾斜する傾斜状態との範囲内で回動することによ
り、その回動範囲内の任意の角度で入力表示装置を傾斜
させて確実に固定することができるので、良好に入力表
示装置による入力操作および情報の視認ができる。ま
た、係止凹部の内面には、その上部側から下部側に向け
て係止凹部の内部幅を次第に狭くする傾斜リブが設けら
れていることにより、チルト部材の係止凹部に入力表示
装置のフック部を挿入させたときに、傾斜リブでフック
部をガタつくことなく確実に係止することができ、また
入力表示装置を最大に傾けると、入力表示装置のフック
部が傾斜リブに沿って滑らかに抜け出すので、係止凹部
からフック部を容易に離脱させることができる。
【0048】さらに、チルト部材には、係止凹部に対し
てフック部をガイドするガイド溝が設けられていること
により、入力表示装置のフック部を装置本体の係止凹部
に挿入させるときに、ガイド溝がフック部を係止凹部に
ガイドするので、容易に係合させることができ、また係
止凹部に係止されたフック部を離脱させるときにも、ガ
イド溝がフック部をガイドするので、良好にフック部を
離脱させることができると共に、離脱したときに入力表
示装置の横振れによる入力表示装置の落下を軽減するこ
とができる。また、装置本体の上部における角部には、
装置本体の使用状態を点灯表示する複数のランプ窓部が
装置本体の上面から一側面と異なる側面に亘って設けら
れていることにより、装置本体の上方、または装置本体
の側方から複数のランプ窓部を視認することができるの
で、装置本体を卓上の下に設置しても、また卓上に設置
しても、装置本体の使用状態を容易に知ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の情報処理装置の第1実施形態におい
て装置本体に入力表示装置を取り付けた状態の外観斜視
図。
【図2】図1における装置本体から入力表示装置を取り
外した状態の外観斜視図。
【図3】図1の状態で入力表示装置をほぼ垂直に配置し
た状態の側面図。
【図4】図1の状態で入力表示装置を装置本体に対し傾
けた状態の側面図。
【図5】図2における入力表示装置をスタンドに立て掛
けて使用する場合の外観斜視図。
【図6】図5の側面図。
【図7】図2の入力表示装置を卓上にほぼ水平に配置し
て使用する場合の外観斜視図。
【図8】図7の裏面側の斜視図。
【図9】図7の状態における入力表示装置の各側面を示
し、(a)は脚部を折り込んだ状態の側面図、(b)は
脚部を突出させた状態の側面図。
【図10】図2のA−A矢視における拡大断面図。
【図11】図2のチルト部材を装置本体の内部側から見
た斜視図。
【図12】図11の分解斜視図。
【図13】図12のチルト部材の要部を示した拡大平面
図。
【図14】図13のB−B矢視における拡大断面図。
【図15】図1の装置本体内に設けられたケーブル取込
機構を示した要部の拡大平面図。
【図16】図15のケーブル取込機構を裏面側から見た
拡大側面図。
【図17】図5のスタンドの外観斜視図。
【図18】図5の裏面図。
【図19】図6においてスタンドに対する入力表示装置
の傾きを変えた状態を示した側面図。
【図20】この発明の情報処理装置の第2実施形態にお
いてスタンドに原稿を取り付けて使用する状態を示した
外観斜視図。
【図21】図20のスタンドの外観斜視図。
【図22】図21のスタンドに設けられた原稿クリップ
の個所を示した要部の拡大断面図。
【図23】図22において原稿クリップに原稿を差し込
む状態を示した要部の拡大断面図。
【図24】図23において原稿クリップで原稿を保持し
た状態を示した要部の拡大断面図。
【図25】この発明の情報処理装置の第3実施形態にお
いてプリンタにスタンドを配置して入力表示装置を立て
掛けた状態の外観斜視図。
【図26】図25のスタンドを正面側から見た斜視図。
【図27】図18において緩衝部材の突起部がスタンド
本体を両側から挟み付けて入力表示装置を位置決めした
場合の変形例を示した裏面図。
【符号の説明】
1 装置本体 2 入力表示装置 10 チルト部材 12 ランプ窓部 15 入力表示ケース 16 入力表示パネル 16a 表示パネル 16b タッチ入力パネル 21 入力ペン 24 フック部 26 緩衝部材 26a 緩衝部材の前部 26b 緩衝部材の後部 27 突起部 29 軸取付部材 30 回転軸 31 スプリングワッシャ 32 係止凹部 33 傾斜リブ 34 ガイド溝
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05K 5/02 H05K 5/02 J V G06F 1/00 312L 312F 312U Fターム(参考) 3J048 AA01 BA01 BA24 EA13 3J105 AB02 AC06 4E360 AB16 AC05 AC13 AC23 EB05 EC04 EC12 EC15 EC16 ED03 ED04 ED23 ED27 ED29 FA14 GA04 GA06 GA08 GA14 GB41 GC14 GC15 5B087 AA09 AB05 CC12 5G435 AA07 EE02 EE13 EE16 EE17

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】縦型の装置本体の一側面に入力表示装置が
    着脱可能に取り付けられる情報処理装置において、 前記入力表示装置の外周縁における少なくとも下端縁に
    弾性材料からなる緩衝部材を設けたことを特徴とする情
    報処理装置。
  2. 【請求項2】前記緩衝部材は、前記入力表示装置の前面
    側に位置する前部が下部後方に向けて緩やかに湾曲し、
    前記入力表示装置の後面側に位置する後部が垂下されか
    つ前記前部の肉厚よりも厚く形成されていることを特徴
    とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】前記緩衝部材の後面には突起部が形成され
    ていることを特徴とする請求項1または2に記載の情報
    処理装置。
  4. 【請求項4】縦型の装置本体の一側面に入力表示装置が
    着脱可能に取り付けられる情報処理装置において、 前記装置本体の前記一側面における上部には、上方に開
    放された係止凹部を有するチルト部材が所定の負荷をも
    って回動可能に取り付けられ、前記入力表示装置の後面
    における上部には、前記チルト部材の前記係止凹部に係
    脱可能に係止されるフック部が設けられていることを特
    徴とする情報処理装置。
  5. 【請求項5】前記チルト部材は、前記入力表示装置が取
    り付けられた状態で、前記入力表示装置が前記装置本体
    の前記一側面に接近するほぼ垂直な状態と、前記一側面
    に対して前記入力表示装置が約19°〜27°、好まし
    くは約22°の角度で傾斜する傾斜状態との範囲内で回
    動することを特徴とする請求項4に記載の情報処理装
    置。
  6. 【請求項6】前記係止凹部の内面には、その上部側から
    下部側に向けて前記係止凹部の内部幅を次第に狭くする
    傾斜リブが設けられていることを特徴とする請求項4ま
    たは5に記載の情報処理装置。
  7. 【請求項7】前記チルト部材には、前記係止凹部に対し
    て前記フック部をガイドするガイド溝が設けられている
    ことを特徴とする請求項4〜6のいずれかに記載の情報
    処理装置。
  8. 【請求項8】前記装置本体の上部における角部には、前
    記装置本体の使用状態を点灯表示する複数のランプ窓部
    が前記装置本体の上面から前記一側面と異なる側面に亘
    って設けられていることを特徴とする請求項1または4
    に記載の情報処理装置。
JP2001114856A 2001-04-13 2001-04-13 情報処理装置 Pending JP2002312065A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001114856A JP2002312065A (ja) 2001-04-13 2001-04-13 情報処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001114856A JP2002312065A (ja) 2001-04-13 2001-04-13 情報処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002312065A true JP2002312065A (ja) 2002-10-25

Family

ID=18965845

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001114856A Pending JP2002312065A (ja) 2001-04-13 2001-04-13 情報処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002312065A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006313220A (ja) * 2005-05-09 2006-11-16 Sharp Corp 薄型表示装置
JP2009104552A (ja) * 2007-10-25 2009-05-14 Wacom Co Ltd 操作パネル及び入力装置
JP2011048398A (ja) * 2010-12-06 2011-03-10 Sharp Corp 薄型表示装置用スタンド及び薄型表示装置
US8350813B2 (en) 2008-11-13 2013-01-08 Wacom Co., Ltd. Digitizer and input device
JP2014139817A (ja) * 2010-06-10 2014-07-31 Giga-Byte Technology Co Ltd コンピュータシステム及びそのベース構造
CN113915288A (zh) * 2021-08-24 2022-01-11 深圳市德润赛尔科技有限公司 一种多功能led透明屏

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006313220A (ja) * 2005-05-09 2006-11-16 Sharp Corp 薄型表示装置
JP2009104552A (ja) * 2007-10-25 2009-05-14 Wacom Co Ltd 操作パネル及び入力装置
US8350813B2 (en) 2008-11-13 2013-01-08 Wacom Co., Ltd. Digitizer and input device
JP2014139817A (ja) * 2010-06-10 2014-07-31 Giga-Byte Technology Co Ltd コンピュータシステム及びそのベース構造
JP2011048398A (ja) * 2010-12-06 2011-03-10 Sharp Corp 薄型表示装置用スタンド及び薄型表示装置
CN113915288A (zh) * 2021-08-24 2022-01-11 深圳市德润赛尔科技有限公司 一种多功能led透明屏

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6219228B1 (en) Desktop liquid crystal display computer
US7298610B2 (en) Supporting apparatus for portable computer
KR100302694B1 (ko) 정보처리기기
JP3184730B2 (ja) 携帯型情報処理装置
US7113397B2 (en) Electronic device having a tilting stand
EP1977693B1 (en) Ultrasound diagnostic apparatus
TWI502322B (zh) 可攜式電子裝置
US10928862B2 (en) Electronic device having handle
US5668695A (en) Portable computer utilizable by an over head projector and tilting mechanism thereof
JP2009271790A (ja) チルト機構付支持装置
US6674636B2 (en) Keyboard device for personal digital assistants
JP2002312065A (ja) 情報処理装置
CN103838306B (zh) 电子装置
KR100654797B1 (ko) 컴퓨터 장치
WO1997039402A1 (fr) Ustensile de support pour clavier et clavier pourvu de cet ustensile de support
JP2002311844A (ja) スタンド装置
JP2009015677A (ja) 電子機器および回動可能な表示部のロック装置
JP3725371B2 (ja) 電子機器および入力装置
JP2003005660A (ja) 情報処理装置
JP6779342B1 (ja) 電子機器用筐体及び電子機器
JP2005035163A (ja) 黒板装置
KR100914248B1 (ko) 컴퓨터 책상
JPH02112010A (ja) 電子機器
JP2001125668A (ja) ノート型パーソナルコンピュータのヒンジ機構
JP2010138653A (ja) 手提げ金庫