JP2002311844A - スタンド装置 - Google Patents

スタンド装置

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JP2002311844A
JP2002311844A JP2001114857A JP2001114857A JP2002311844A JP 2002311844 A JP2002311844 A JP 2002311844A JP 2001114857 A JP2001114857 A JP 2001114857A JP 2001114857 A JP2001114857 A JP 2001114857A JP 2002311844 A JP2002311844 A JP 2002311844A
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Masaru Takahashi
優 高橋
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力表示装置を立て掛ける際、その傾きを使
用状態に応じて変えることができる。 【解決手段】 入力表示装置2を立て掛けるスタンド装
置3であって、前面に傾斜面が形成されたスタンド本体
50の前面下部に支持部51を前方に突設させ、この支
持部51の先端に山形状の凸部53を設け、かつスタン
ド本体50の上端部に入力表示装置2のフック部24を
係脱可能に係止する係止部52を設けた。従って、入力
表示装置2の裏面をスタンド本体50の傾斜面に接触さ
せ、入力表示装置2の下端部をスタンド本体50と凸部
53との間に位置する支持部51上に配置すると、スタ
ンド本体50の傾斜面に沿った傾斜状態で立て掛けるこ
とができる。また、入力表示装置2のフック部24をス
タンド本体50の係止部52に係止させ、入力表示装置
2の下端部の裏面を凸部53の前面に当接させると、ス
タンド本体50の傾斜面よりも傾けて立て掛けることが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、情報処理装置に
用いられるスタンド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、伝票の発行処理などを行うデス
クトップ型の情報処理装置においては、装置本体とタッ
チ入力機能付きの入力表示装置とを備え、使用目的に応
じて、入力表示装置をほぼ垂直に起立させたり、ほぼ水
平に配置させたり、あるいはスタンドに立て掛けたりし
て、使用するようにしたものがある。
【0003】この種の情報処理装置は、入力表示装置の
使用形態の多様化を図るために、装置本体の一側面に係
止部を設け、入力表示装置の背面に係合部を設け、この
係合部を装置本体の係止部に係止させることにより、入
力表示装置が装置本体に着脱自在に取り付けられると共
に、装置本体から取り外した入力表示装置をスタンドに
立て掛けるように構成されている。この場合、入力表示
装置は、合成樹脂製の入力表示ケース内に入力表示パネ
ルを設けた構造になっており、入力表示パネルは、表示
パネルの前面に透明なタッチ入力パネルを重ね合わせた
構造で、表示パネルに表示された情報を透明なタッチ入
力パネルを通して見ることができると共に、タッチ入力
パネルで情報の入力操作ができるように構成されてい
る。
【0004】このような情報処理装置では、装置本体の
係止部に入力表示装置の係合部を係止させることによ
り、装置本体に入力表示装置を取り付けることができ、
これにより入力表示装置をほぼ垂直に起立させることが
できる。また、装置本体の係止部から入力表示装置の係
合部を離脱させることにより、入力表示装置を装置本体
から取り外すことができ、これにより入力表示装置を装
置本体の近傍にほぼ水平に配置することができる。さら
に、装置本体から取り外した入力表示装置をスタンドに
立て掛けてることにより、入力表示装置を卓上の任意の
位置に立て掛けることができる。このように、この情報
処理装置では、入力表示装置の様々な使用形態に対応で
きる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな情報処理装置におけるスタンドでは、入力表示装置
を単に立て掛けるだけで、入力表示装置の傾きを変える
ことができないため、入力表示装置に表示された情報が
見やすいように入力表示装置を傾けたり、タッチ入力操
作がしやすいように入力表示装置を傾けたりすることが
できないという問題がある。特に、卓上にプリンタが配
置されている場合には、プリンタとは別の場所にスタン
ドを配置して入力表示装置を立て掛けなければならず、
このため卓上の作業スペースが狭くなるという問題もあ
る。
【0006】この発明の課題は、入力表示装置などの表
示装置の傾きを使用状態に応じて変えることができるよ
うにすることである。また、この発明の他の課題は、卓
上にプリンタを配置しても、作業スペースを十分に確保
して表示装置を立て掛けることができるようにすること
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、少なくとも表示機能を有する表示装置を立て掛ける
スタンド装置であって、前面に傾斜面が形成されて載置
面上に起立して配置されるスタンド本体と、このスタン
ド本体の前面下部にその前方に突出して設けられ、かつ
先端部に山形状の凸部が設けられた支持部と、前記スタ
ンド本体の上端部に前記表示装置の裏面に設けられたフ
ック部を係脱可能に係止する係止部とを備えたことを特
徴とする。この発明によれば、表示装置の裏面をスタン
ド本体の傾斜面に接触させて、表示装置の下端部をスタ
ンド本体と支持部の凸部との間に位置する支持部上に配
置することにより、表示装置をスタンド本体の傾斜面に
沿った傾斜状態で立て掛けることができ、また表示装置
のフック部をスタンド本体の上端部に設けられた係止部
に係止させ、この状態で表示装置の下端部の裏面を支持
部の凸部の前面に当接させることにより、表示装置をス
タンド本体の傾斜面よりも傾けて立て掛けることがで
き、これにより表示装置の傾きを使用状態に応じて変え
ることができる。
【0008】また、請求項2に記載の発明は、プリンタ
上に配置されて少なくとも表示機能を有する表示装置を
立て掛けるスタンド装置であって、前面に傾斜面が形成
されて前記プリンタ上に配置されるスタンド本体と、こ
のスタンド本体の前面下部にその前方に突出して設けら
れ、かつ先端部に山形状の凸部が設けられた支持部とを
備えたことを特徴とする。この発明によれば、スタンド
本体がプリンタ上に配置されるので、このスタンド本体
により表示装置をプリンタ上に立て掛けることができ、
このため卓上にプリンタを配置しても、卓上の作業スペ
ースを十分に確保することができる。
【0009】この場合、請求項3に記載のごとく、前記
スタンド本体は、前記スタンド本体の上端部に前記表示
装置の裏面に設けられたフック部を係脱可能に係止する
係止部と、その裏面側におけるほぼ中間部分に前記プリ
ンタに設けられた開閉蓋上に配置される載置部とを有
し、前記スタンド本体の下部側が前記開閉蓋の前側に垂
れ下がることにより、請求項1に記載の発明と同様、表
示装置をスタンド本体の傾斜面に沿った傾斜状態で立て
掛けることができると共に、表示装置をスタンド本体の
傾斜面よりも傾けて立て掛けることができ、これにより
表示装置の傾きを使用状態に応じて変えることができる
ほか、特にプリンタ上に表示装置を立て掛けも、表示装
置を低く配置することができ、これにより表示装置に表
示された情報を見やすくすることができる。
【0010】また、請求項4に記載のごとく、前記スタ
ンド本体の前面には、前記表示装置の位置決め部が設け
られていることにより、表示装置をスタンド本体の傾斜
面に沿った傾斜状態で立て掛ける際に、位置決め部で表
示装置をスタンド本体に対して位置決めすることがで
き、これにより表示装置が横振れしないように良好に立
て掛けることができる。さらに、請求項5に記載のごと
く、前記スタンド本体の正面上部には、原稿を挟むクリ
ップが設けられていることにより、原稿をスタンド本体
に取り付けることができ、表示装置に表示された情報と
原稿とを容易に見比べることができる。この場合、請求
項6に記載のごとく、前記クリップは、前記スタンド本
体に取り付けられたクリップ本体と、このクリップ本体
と前記スタンド本体との間に上下方向に移動可能に配置
された挟持ボールとからなることにより、クリップ本体
の下側から原稿を差し込むと、挟持ボールが押し上げら
れた後、その自重で挟持ボールが降下して原稿をクリッ
プ本体とスタンド本体との間に挟むので、容易に原稿を
取り付けることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]以下、図1〜図
19を参照して、この発明のスタンド装置を情報処理装
置に適用した第1実施形態について説明する。図1は情
報処理装置の装置本体に入力表示装置を取り付けた状態
の外観斜視図、図2は図1の装置本体から入力表示装置
を取り外した状態の外観斜視図、図3は装置本体に取り
付けられた入力表示装置をほぼ垂直に配置した状態の側
面図、図4はその入力表示装置を傾けた状態の側面図、
図5は装置本体から取り外した入力表示装置をスタンド
装置に立て掛けて使用する場合の外観斜視図、図6はそ
の側面図である。この情報処理装置は、図1〜図6に示
すように、縦型の装置本体1と、この装置本体1に着脱
可能に取り付けられる入力表示装置2と、この入力表示
装置2を立て掛けるスタンド装置3とを備え、装置本体
1と入力表示装置2とを接続ケーブル4によって電気的
に接続した構造になっている。
【0012】装置本体1は、本体ケース5の内部に情報
処理に必要な各種の電子部品(図示せず)を備えてい
る。この本体ケース5は、図1および図2に示すよう
に、本体フロントケース6と、本体リアケース7と、こ
れらの間に配置された中間ケース8とからなっている。
この場合、本体フロントケース6の前面における上部に
は、後述するチルト部材10が取り付けられており、中
間ケース8の手前側(図2では右側)に位置する側面に
は、フロッピディスクの開閉蓋9が開閉可能に取り付け
られている。この開閉蓋9に対応する装置本体1内に
は、図示しないが、フロッピディスクが着脱可能に装着
して情報の読み取りおよび書き込みを行うディスク駆動
装置が設けられている。また、中間ケース8の上面にお
ける手前側(図2では右側)には、電源釦11が設けら
れている。
【0013】この電源釦11の近傍に位置する中間ケー
ス8の角部には、装置本体1の使用状態を点灯表示する
複数のランプ窓部12がそれぞれ中間ケース8の上面か
ら手前側の側面(同図では右側面)に亘って連続して設
けられている。これらランプ窓部12は、例えば、装置
本体1が動作しているときに緑色で点灯し、動作が停止
しているときにオレンジ色で点灯する動作表示用窓部、
電池の残量が少なくなると点灯する電池残量表示用窓
部、メンテナンスが必要なときに点灯する点検表示用窓
部などである。また、本体リアケース7の下部には、装
置本体1内に設けられた外部機器用のコネクタに接続さ
れるケーブル(いずれも図示せず)が挿入する開口部1
3が設けられている。さらに、装置本体1の底部には、
電池収納部(図示せず)が設けられている。
【0014】入力表示装置2は、入力表示ケース15
と、その内部に収納されるタッチ入力機能付きの入力表
示パネル16とを備え、図3および図4に示すように、
装置本体1に着脱可能に取り付けられるように構成され
ている。入力表示ケース15は、表示フロントケース1
7と、金属板(図示せず)で補強された表示リアケース
18とからなり、図10に示すように、表示リアケース
18の内面に設けられた取付板19に入力表示パネル1
6が取り付けられて収納されている。この場合、表示フ
ロントケース17の外周部を除くほぼ全域には、開口部
17aが入力表示パネル16に対応して設けられてお
り、この表示フロントケース17の右端部には、図5お
よび図7に示すように、入力表示パネル16の明るさな
どを調節する調節ツマミ20、および入力ペン21を収
納するペン収納部22が設けられている。
【0015】入力表示パネル16は、図10に示すよう
に、液晶表示パネルなどの表示パネル16aの前面に透
明なタッチ入力パネル16bを重ね合わせたもので、表
示パネル16aに表示された情報がタッチ入力パネル1
6bを通して見えると共に、図7に示すように、タッチ
入力パネル16bを入力ペン21で触れることにより手
書き入力ができるように構成されている。また、表示リ
アケース18の裏面における上部両側には、図8に示す
ように、脚部23が回動可能に設けられており、この表
示リアケース18の裏面における上部中間には、後述す
るチルト部材10に係脱可能に係止されるフック部24
が設けられている。このフック部24は、入力表示装置
2の全重量が加わるため、剛性および強度が十分に高く
形成されている。なお、入力表示ケース15の上辺部に
は、ケーブルカバー25が着脱可能に装着されている。
このケーブルカバー25は、装置本体1と入力表示装置
2とを電気的に接続する接続ケーブル4を覆うもので、
図8に示すように、その裏面両側にケーブル挿通孔25
aがそれぞれ設けられ、これらケーブル挿通孔25aの
一方から接続ケーブル4を出線させることにより、接続
ケーブル4の出線方向が切り替えられるように構成され
ている。
【0016】さらに、この入力表示ケース15の下端縁
には、図1および図2に示すように、ゴムなどの弾性材
料からなる緩衝部材26が装着されている。この緩衝部
材26は、図10に示すように、断面がほぼV字形状を
なし、入力表示装置2の表示フロントケース17の下側
に位置する前部26aが下部後方(図10では下部左
側)に向けて緩やかに湾曲して形成され、入力表示装置
の表示リアケース18の下側に位置する後部26bが垂
下されかつ前部26aの肉厚よりも厚く形成された上、
前部26aと後部26bとの下端同士が一体に連結され
た構造になっている。これにより、緩衝部材26は、誤
って入力表示装置2を落下させたときに、肉厚が厚く形
成された後部26bが上下方向に圧縮されて落下の衝撃
を吸収して受け止め、湾曲した前部26aが前後方向に
変形して落下の衝撃を吸収するように構成されている。
また、この緩衝部材26の後面の両側には、図8および
図9に示すように、滑り止め用の突起部27が形成され
ている。
【0017】ところで、装置本体1のチルト部材10
は、図11および図12に示すように、その前面側が緩
やかに湾曲し、この前面両側に側壁が設けられた形状
で、本体フロントケース6の上部に設けられた装着凹部
28内に配置されている。この装着凹部28には、本体
フロントケース6の内部側に軸取付部材29が取り付け
られており、この軸取付部材29の同一軸線上の両側に
は、回転軸30がスプリングワッシャ31を介して回動
可能に取り付けられている。すなわち、各回転軸30
は、スプリングワッシャ31により所定の負荷が付与さ
れた状態で、装着凹部28の上部両側から内部に突出し
ており、これら回転軸30には、装着凹部28に配置さ
れたチルト部材10の上部両側がビス止めされている。
これにより、チルト部材10は、入力表示装置2が取り
付けられた状態で、回転軸30と共に回動し、入力表示
装置2が装置本体1の本体フロントケース6に接近する
ほぼ垂直な状態と、本体フロントケース6に対して入力
表示装置2が約19°〜27°、好ましくは約22°の
角度で傾斜する傾斜状態との範囲内で回動し、かつスプ
リングワッシャ31による負荷によって入力表示装置2
を回動範囲内の任意の傾斜状態に固定するように構成さ
れている。
【0018】このチルト部材10には、図2に示すよう
に、入力表示装置2の裏面に設けられたフック部24
(図3、図4参照)が係脱自在に係合する係止凹部32
が上方に開放されて設けられている。この係止凹部32
の内面には、図13および図14に示すように、その上
部側から下部側に向けて係止凹部32内の内部幅を次第
に狭くする複数の傾斜リブ33が設けられている。すな
わち、各傾斜リブ33は、係止凹部32内における手前
側面つまり入力表示装置2側の内面に等間隔で設けられ
ていると共に、図14に示すように、それぞれ上部側か
ら下部側に向けて約3°の傾斜角度で次第に厚みが厚く
なるように傾斜している。また、チルト部材10の上部
側には、係止凹部32に入力表示装置2のフック部24
をガイドするガイド溝34が設けられている。このガイ
ド溝34は、図2および図13に示すように、係止凹部
32の上部から上側に向けて次第に広がる扇形状で、係
止凹部32側の深さが深くチルト部材10の上部側に向
かうに従って次第に深さが浅くなるように形成されてい
る。
【0019】一方、装置本体1内の下部側には、図15
および図16に示すように、接続ケーブル4を装置本体
1内に取り込むケーブル取込機構35が設けられてい
る。このケーブル取込機構35は、接続ケーブル4を挟
んで回転するローラ群36と、接続ケーブル4を取り込
むときに手動により回転する操作ツマミ37と、この操
作ツマミ37の回転をローラ群36に伝達する伝達歯車
群38とからなっている。ローラ群36は、接続ケーブ
ル4を挟んで回転する一対の挟持ローラ39、40を2
組備え、一方側の各挟持ローラ39が装置本体1内に固
定された固定軸41に回転自在に取り付けられ、他方側
の各挟持ローラ40が取付部材42に回転自在に取り付
けられ、この取付部材42がばね部材43によって一方
側の各挟持ローラ39に押し付けられるように構成され
ている。この場合、各挟持ローラ39、40は、図16
に示すように、その外周面が接続ケーブル4を挟み込む
凹溝に形成されており、2組の各挟持ローラ39、40
は、図15に示すように、接続ケーブル4の線方向に対
して相互に位置がずれて配置されている。
【0020】操作ツマミ37は、装置本体1内に設けら
れた軸44に回転自在に取り付けられ、その外周部の一
部が装置本体1の背面側に露出し、この露出した部分を
手で操作することにより、回転するように構成されてい
る。伝達歯車群38は、操作ツマミ37と共に回転する
駆動歯車45と、ローラ群36の一方側の各挟持ローラ
39と共に回転する各従動歯車46と、駆動歯車45の
回転を各従動歯車46に伝達する第1、第2中間歯車4
7、48とからなっている。これにより、ケーブル取込
機構35は、操作ツマミ37が手で操作されて回転する
と、その回転が伝達歯車群38によってローラ群36の
一方側の各挟持ローラ39に伝達され、これにより各一
対の挟持ローラ39、40が接続ケーブル4を挟み付け
た状態で回転し、接続ケーブル4を図15に示すよう
に、装置本体1内に取り込む。なお、接続ケーブル4を
引き出すときは、一対の挟持ローラ39、40の挟み付
け力に抗して引き出しても良い。
【0021】また、装置本体1から取り外した入力表示
装置2を立て掛けるスタンド装置3は、図17〜図19
に示すように、卓上に起立して配置されるスタンド本体
50と、このスタンド本体50の正面における下部両側
に設けられて前方に突出する支持部51と、スタンド本
体50の上端部に設けられて入力表示装置2のフック部
24を係脱可能に係止する係止部52とからなってい
る。この場合、スタンド本体50は、その正面がほぼ四
角形状の傾斜面に形成され、側面がほぼ三角形状に形成
されている。支持部51は、図6に示すように、その先
端に山形状の凸部53がそれぞれ設けられている。ま
た、図18に示すように、スタンド本体50の正面にお
ける下部両側には、入力表示装置2の下端縁に設けられ
た緩衝部材26の突起部27が嵌合する位置決め凹部5
4が設けられている。
【0022】このスタンド装置3は、図6に示すよう
に、スタンド本体50の正面の傾斜面に入力表示装置2
の裏面を接触させた状態で、スタンド本体50と凸部5
3との間に位置する支持部51上に入力表示装置2の下
端縁に設けられた緩衝部材26を配置させて、緩衝部材
26の突起部27を位置決め凹部54に嵌合させること
により、入力表示装置2をスタンド本体50の傾斜面に
沿って立て掛ける第1取付状態と、図19に示すよう
に、入力表示装置2のフック部24をスタンド本体50
の上端部の係止部52に係止させた状態で、入力表示装
置2の緩衝部材26の裏面を凸部53の前面に当接させ
ることにより、入力表示装置2をスタンド本体50の正
面の傾斜面よりも傾けて立て掛ける第2取付状態との2
種類の取付状態が得られるように構成されている。
【0023】なお、図27に示すように、スタンド本体
50の位置決め凹部54を設けずに、入力表示装置2の
下端縁に設けられた緩衝部材26の突起部27がスタン
ド本体50の両側に当接してスタンド本体50を挟み付
けて位置決めするように構成しても良い。この場合に
も、スタンド本体50と入力表示装置2との他の構成
は、上述した図18と同じである。
【0024】次に、このような情報処理装置を使用する
場合について説明する。まず、図1に示すように、装置
本体1に入力表示装置2を取り付けて使用する場合に
は、装置本体1のチルト部材10の係止凹部32に入力
表示装置2のフック部24を挿入させることにより、入
力表示装置2を装置本体1に取り付ける。このときに
は、チルト部材10の上部側に設けられたガイド溝34
が係止凹部32の上部から上側に向けて次第に広がる扇
形状に形成されているので、入力表示装置2の裏面にフ
ック部24が設けられていても、このフック部24の先
端をガイド溝34内に容易に配置することができると共
に、このガイド溝34でフック部24を確実に係止凹部
32にガイドすることができる。また、係止凹部32の
内面には、その上部側から下部側に向けて係止凹部32
内の内部幅を次第に狭くする複数の傾斜リブ33が設け
られているので、フック部24が係止凹部32内に挿入
されると、複数の傾斜リブ33によってフック部24を
ガタつくことなく確実に係止させることができる。これ
により、入力表示装置2を確実かつ良好に装置本体1に
取り付けることができる。
【0025】この状態では、図3に示すように、入力表
示装置2が装置本体1の本体フロントケース6の前面に
接近してほぼ垂直な状態になり、この状態で入力表示装
置2の入力表示パネル16に表示された情報を見ること
ができると共に、入力ペン21で情報を手書きにより入
力することができる。このとき、入力表示パネル16が
見えにくく、また入力操作がしにくい場合には、図4に
示すように、入力表示装置2を装置本体1の本体フロン
トケース6に対して傾ければ良い。このときには、入力
表示装置2と共にチルト部材10を回動させると、スプ
リングワッシャ31によって回転軸30に付与された負
荷により、入力表示装置2が回動範囲内の任意の傾斜状
態に固定される。これにより、入力表示装置2の傾きを
調節することができ、入力表示装置2を使用形態に応じ
た角度に傾けて使用することができ、これにより良好に
入力表示装置2による入力操作ができると共に、情報を
良好に視認することができる。
【0026】また、図2に示すように、入力表示装置2
を装置本体1から取り外す場合には、入力表示装置2を
上方に持ち上げるだけで取り外すことができる。また、
入力表示装置2を約22°の最大角度(許容角度以上)
に傾ける力が加わると、チルト部材10が破損しないよ
うに、係止凹部32の内面にその上部側から下部側に向
けて次第に厚みが厚くなる複数の傾斜リブ33によっ
て、入力表示装置2のフック部24を滑らかに抜き出す
ことができると共に、係止凹部32の上部側に形成され
てフック部24をガイドするガイド溝34によって、フ
ック部24を係止凹部32から容易に離脱させることが
できる。この場合、特にフック部24が係止凹部32か
ら離脱したときには、フック部24がガイド溝34によ
ってガイドされるので、入力表示装置2の横振れによる
入力表示装置2の落下を軽減することができる。また、
入力表示装置2を約22°の最大角度に傾けて、これに
伴う力を故意に加えて入力表示装置2を装置本体1から
取り外すこともできる。この場合、チルト部材10が装
置本体1から出っ張って邪魔になる場合もあるが、この
場合には容易にチルト部材10を装置本体1の装着凹部
28内に押し込むことができる。
【0027】このように、入力表示装置2を装置本体1
から取り外した場合には、図9(a)および図9(b)
に示すように、入力表示装置2を卓上にほぼ水平な状態
に配置して使用することができる。このときには、図9
(a)に示すように、入力表示装置2の裏面の脚部23
を折り込んだ状態で、入力表示装置2を卓上にほぼ水平
に配置しても良く、また図9(b)に示すように、脚部
23を回動させて突出させた状態で、入力表示装置2を
卓上に緩やかに傾斜させて配置しても良い。いずれの場
合にも、入力表示装置2の下端部(同図では右端部)に
設けられた緩衝部材26の突起部27が卓上に当接して
滑り止めの機能を果たすので、使用時に入力表示装置2
が勝手にスライドしないように固定させることができ
る。また、この状態では、緩衝部材26が入力操作の手
置きになると共に、ゴムなどの弾性材料からなるので、
その置いた手が滑らないようにすることもできる。特
に、緩衝部材26の前部26aが下部後方に向けて緩や
かに湾曲しているので、入力表示装置2を卓上などに配
置して入力操作する際、その入力操作の手を良好に緩衝
部材26の前部26a上に載せて入力操作ができる。
【0028】また、このように入力表示装置2を装置本
体1から取り外した場合には、図6および図19に示す
ように、入力表示装置2をスタンド装置3に立て掛けて
使用することもできる。このときには、図6に示すよう
に、入力表示装置2の裏面をスタンド本体50の正面の
傾斜面に接触させた状態で、入力表示装置2の緩衝部材
26をスタンド装置3の支持部51の凸部52とスタン
ド本体50との間に位置する支持部51上に配置すれば
良い。この場合には、入力表示装置2の緩衝部材26の
裏面に設けられた突起部27をスタンド本体50の正面
に設けられた位置決め凹部54に嵌合させることによ
り、入力表示装置2をスタンド本体50に対して位置決
めすることができる。これにより、入力表示装置2を横
振れすることなく所定位置に位置規制した状態で、スタ
ンド本体50の傾斜面と同じ傾きで良好に立て掛けるこ
とができる。
【0029】また、図19に示すように、入力表示装置
2のフック部24をスタンド本体50の上端部の係止部
52に係止させた状態で、入力表示装置2の緩衝部材2
6の裏面を支持部51の凸部53の前面に当接させるこ
とにより、入力表示装置2をスタンド本体50の傾斜面
よりも傾けて配置することもできる。この場合には、ゴ
ムなどの弾性材料からなる緩衝部材26の裏面が支持部
51の凸部53の前面に当接するので、これによっても
入力表示装置2が横振れしないように、スタンド本体5
0の傾斜面よりも傾けて入力表示装置2を立て掛けるこ
とができる。このように、入力表示装置2をスタンド装
置3に立て掛けて使用する場合には、入力表示装置2を
スタンド本体50の傾斜面に接触させて配置する第1状
態と、入力表示装置2をスタンド本体50の傾斜面より
も傾けて配置する第2状態との2種類の配置状態を使用
形態に応じて選択することができるので、使い勝手が良
い。この場合、いずれの状態においても、図5に示すよ
うに、入力表示装置2の手前側にキーボード55を配置
して使用することができる。
【0030】このように、この情報処理装置によれば、
装置本体1に対する入力表示装置2の着脱時に誤って入
力表示装置2を落下させても、その落下による衝撃を入
力表示装置2の下端縁に設けられた緩衝部材26によっ
て吸収することができ、これにより入力表示装置2が衝
撃を受けて破損しないように保護することができる。す
なわち、緩衝部材26は、入力表示装置2の前面側に位
置する前部26aが下部後方に向けて緩やかに湾曲して
形成され、入力表示装置2の後面側に位置する後部26
bが垂下されかつ前部26aの肉厚よりも厚く形成され
ていることにより、誤って入力表示装置2を落下させた
ときに、肉厚が厚く形成された緩衝部材26の後部26
bが上下方向に圧縮されて落下の衝撃を吸収し、緩衝部
材26の湾曲した前部26aが前後方向に変形して落下
の衝撃を吸収するので、落下による衝撃を入力表示装置
2の表示フロントケース17が受けないように確実に吸
収することができると共に、内部の入力表示パネル16
を確実に保護することができる。
【0031】また、この情報処理装置によれば、入力表
示装置2を装置本体1に取り付けた状態で、入力表示装
置2と共にチルト部材10を回動させることにより、入
力表示装置2の傾きを約22°の最大角度の範囲で無段
階に調節することができるので、入力表示装置2を使用
形態に応じた角度に傾けて使用することができ、これに
より使い勝手の良いものを得ることができる。この場
合、装置本体1にチルト部材10が所定の負荷をもって
回動可能に取り付けられているので、入力表示装置2に
フック部24のみを設けるだけで良く、このため入力表
示装置2の構造が簡単になり、入力表示装置2の軽量化
をも図ることができる。また、この情報処理装置によれ
ば、装置本体1の上部における角部に装置本体1の使用
状態を点灯表示する複数のランプ窓部12が装置本体1
の中間ケース8の上面からその側面に亘って設けられて
いるので、装置本体1の上方、または装置本体1の側方
から複数のランプ窓部12を視認することができ、これ
によりランプ窓部12がオペレータから見えれば、装置
本体1を何のような位置、例えば装置本体1を卓上の下
に設置しても、また卓上に設置しても、装置本体1の使
用状態を容易に知ることができる。
【0032】さらに、この情報処理装置では、装置本体
1内の下部側に接続ケーブル4を装置本体1内に取り込
むケーブル取込機構35を設けたので、接続ケーブル4
が邪魔にならないように、接続ケーブル4の出線長さを
自由に調節することができる。この場合、ケーブル取込
機構35における一対の挟持ローラ39、40がばね部
材43によって互いに押し付けられ、これにより接続ケ
ーブル4を挟み付けていると共に、2組の各挟持ローラ
39、40が接続ケーブル4の線方向に対して互いにず
れて配置されているので、接続ケーブル4の把握力が強
く、かつ装置本体1内への接続ケーブル4の出線方向を
定めることができると共に、接続ケーブル4を取り込む
ときに、接続ケーブル4をねじらず、同一平面内に収納
できるので、収納スペースを薄くすることができる。ま
た、このケーブル取込機構35の伝達歯車群38が減速
機構を構成していることにより、低トルクで円滑に操作
ツマミ37を操作でき、良好に接続ケーブル4を取り込
むことができる。
【0033】[第2実施形態]次に、図20〜図24を
参照して、この発明のスタンド装置の第2実施形態につ
いて説明する。なお、図1〜図19に示された第1実施
形態と同一部分には同一符号を付して説明する。このス
タンド装置3は、スタンド本体50に原稿クリップ60
を設けた構造で、これ以外は第1実施形態とほぼ同じ構
造になっている。この原稿クリップ60は、図20に示
すように、スタンド本体50の正面上部に設けられ、図
21に示すように、原稿61を係脱可能に係止するよう
に構成されている。すなわち、この原稿クリップ60
は、図22〜図24に示すように、フック部材62と挟
持ボール63とからなっている。
【0034】フック部材62は、ほぼ逆L字状に形成さ
れ、その上端部の折曲部分62aがスタンド本体50の
装着凹部64に差し込まれ、垂直部62bがその上部側
から下側に向かって次第にスタンド本体50の正面に接
近し、かつ原稿61が下側から挿入可能な隙間をもって
取り付けられている。この場合、垂直部62bの内面に
は、ガイド溝65が上下方向に形成されている。また、
挟持ボール63は、図22に示すように、フック部材6
2の垂直部62bの内面とスタンド本体50の正面との
間に配置された状態で、ガイド溝65に沿って上下方向
に移動可能で、かつフック部材62から脱落しないよう
に保持されている。
【0035】このような原稿クリップ60で原稿61を
挟む場合には、図23に示すように、原稿61をフック
部材62の下側からスタンド本体50の正面に沿ってフ
ック部材62とスタンド本体50との間に挿入させ、こ
の挿入された原稿61の上部で挟持ボール63を押し上
げた後、原稿61の挿入を止めると、図24に示すよう
に、挟持ボール63がその自重でフック部材62のガイ
ド溝65に沿って降下し、これにより挟持ボール63が
原稿61をフック部材62とスタンド本体50との間に
挟み付ける。これにより、原稿61がスタンド本体50
にセットされる。このように、このスタンド装置3で
は、原稿クリップ60によって原稿61をスタンド本体
50に取り付けて立て掛けることができるので、図21
に示すように、スタンド装置3の手前側に入力表示装置
2をほぼ水平に配置した状態で、原稿61を見ながら入
力表示装置2でタッチ入力により情報を入力したり、原
稿61と入力表示装置2に表示された情報とを見比べた
りすることができる。
【0036】[第3実施形態]次に、図25および図2
6を参照して、この発明のスタンド装置の第3実施形態
について説明する。この場合にも、図1〜図19に示さ
れた第1実施形態と同一部分に同一符号を付して説明す
る。このスタンド装置70は、プリンタ71上に配置さ
れて入力表示装置2を立て掛ける構造で、これ以外は第
1実施形態とほぼ同じ構造になっている。
【0037】プリンタ71は、図25に示すように、右
側が一段高く、左側が一段低いプリンタケース72を備
え、右側の一段高い部分72a内に印刷部および搬送部
(いずれも図示せず)が設けられ、左側の一段低い部分
72bに記録紙の供給排出部73が設けられ、この供給
排出部73から記録紙を搬送部により取り込んで印刷部
で所望の情報を印刷し、この印刷された記録紙を供給排
出部73に送り出すように構成されている。この場合、
プリンタケース72の手前側の側面には、記録紙を手動
で搬送する搬送ツマミ74が設けられており、プリンタ
ケース72の一段高い部分72aの上部には、印刷部の
インクまたはインクリボンを交換するための開閉蓋75
が開閉可能に設けられている。なお、このプリンタ71
は、図示しない接続ケーブルにより装置本体1と電気的
に接続されている。
【0038】スタンド装置70は、プリンタ71の一段
高い部分72aに載置されて入力表示装置2を立て掛け
るように構成されている。すなわち、このスタンド装置
70は、図26に示すように、スタンド本体76の裏面
側の中間部分にプリンタケース72の開閉蓋75上に配
置される載置部77が設けられ、このスタンド本体76
の下部側がプリンタ71の一段低い部分72b上に向け
て斜めに垂れ下がるように構成されている。この場合、
スタンド本体76の正面は、第1実施形態と同様、傾斜
面に形成されており、その下部には、入力表示装置2の
下部の緩衝部材26を支持する支持部78が前方に突出
して設けられている。この支持部78の先端部には、山
形状の凸部78aが設けられている。また、このスタン
ド本体76の正面下部には、緩衝部材26の裏面に設け
られた突起部27が嵌合する位置決め凹部79が設けら
れている。また、スタンド本体76の上端部には、入力
表示装置2の裏面上部に設けられたフック部24を係脱
可能に係止する係止部80が設けられている。
【0039】このようなスタンド装置70では、プリン
タケース72の一段高い部分72aの開閉蓋75上にス
タンド本体76の載置部77を配置し、スタンド本体7
6の下部側をプリンタ71の一段低い部分72b上に向
けて斜めに垂らし、この状態で入力表示装置2をプリン
タ71上に載置することができる。そして、スタンド本
体76の正面の傾斜面に入力表示装置2の裏面を接触さ
せ、スタンド本体76と凸部78aとの間に位置する支
持部78上に入力表示装置2の緩衝部材26を配置させ
て、入力表示装置2をスタンド本体76の傾斜面に沿っ
て立て掛ける第1状態と、入力表示装置2のフック部2
4をスタンド本体76の上端部の係止部80に係止させ
た状態で、入力表示装置2の緩衝部材26の裏面を凸部
78aの前面に当接させて、入力表示装置2をスタンド
本体76の傾斜面よりも傾けて立て掛ける第2状態との
2種類の状態で立て掛けることができる。
【0040】このため、プリンタ71を卓上に配置して
も、入力表示装置2を卓上の別の場所に配置する必要が
ないので、卓上の作業スペースを十分に確保することが
でき、作業効率の向上が図れる。この場合、スタンド本
体76の下部側がプリンタ71の一段低い部分72b上
に向けて斜めに垂れ下がっているので、プリンタ71上
に入力表示装置2を起立させても、入力表示装置2が低
く配置されるので、入力表示装置2による表示を見やす
くすることができる。また、このスタンド装置70で
は、入力表示装置2をスタンド本体76の傾斜面に沿っ
て配置する第1状態と、入力表示装置2をスタンド本体
76の傾斜面よりも傾けて配置する第2状態との2種類
の配置状態を使用状態に応じて選択することができるの
で、第1実施形態と同様、使い勝手が良いものを得るこ
とができる。
【0041】この場合にも、入力表示装置2をスタンド
本体76の傾斜面に沿って立て掛ける第1状態では、緩
衝部材26の突起部27をスタンド本体76の位置決め
凹部79に嵌合させ、また入力表示装置2をスタンド本
体76の傾斜面よりも傾けて立て掛ける第2状態では、
ゴムなどの弾性材料からなる緩衝部材26の裏面が支持
部78の凸部78aの前面に当接するので、いずれの状
態でも入力表示装置2が横振れしないように良好に立て
掛けることができる。なお、上記第3実施形態のスタン
ド装置70においても、第2実施形態と同様、スタンド
本体76の正面上部に原稿クリップ60を設け、この原
稿クリップ60で原稿61をスタンド本体76の正面に
取り付けるように構成しても良い。また、上記第1実施
形態のスタンド装置3で説明したように、第2、第3実
施形態のスタンド装置3、70も、緩衝部材26の突起
部27がスタンド本体50、76を両側から挟み付けて
位置決めする構成であっても良い。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、少なくとも表示機能を有する表示装置を
立て掛けるスタンド装置であって、前面に傾斜面が形成
されて載置面上に起立して配置されるスタンド本体と、
このスタンド本体の前面下部にその前方に突出して設け
られ、かつ先端部に山形状の凸部が設けられた支持部
と、スタンド本体の上端部に表示装置の裏面に設けられ
たフック部を係脱可能に係止する係止部とを備えたの
で、表示装置の裏面をスタンド本体の傾斜面に接触させ
て、表示装置の下端部をスタンド本体と支持部の凸部と
の間に位置する支持部上に配置することにより、表示装
置をスタンド本体の傾斜面に沿った傾斜状態で立て掛け
ることができ、また表示装置のフック部をスタンド本体
の上端部に設けられた係止部に係止させ、この状態で表
示装置の下端部の裏面を支持部の凸部の前面に当接させ
ることにより、表示装置をスタンド本体の傾斜面よりも
傾けて立て掛けることができ、これにより表示装置の傾
きを使用状態に応じて変えることができる。
【0043】また、請求項2に記載の発明によれば、プ
リンタ上に配置されて少なくとも表示機能を有する表示
装置を立て掛けるスタンド装置であって、前面に傾斜面
が形成されて前記プリンタ上に配置されるスタンド本体
と、このスタンド本体の前面下部にその前方に突出して
設けられ、かつ先端部に山形状の凸部が設けられた支持
部とを備えたので、スタンド本体がプリンタ上に配置さ
れるので、このスタンド本体により表示装置をプリンタ
上に立て掛けることができ、このため卓上にプリンタを
配置しても、卓上の作業スペースを十分に確保すること
ができる。
【0044】この場合、スタンド本体は、前記スタンド
本体の上端部に前記表示装置の裏面に設けられたフック
部を係脱可能に係止する係止部と、その裏面側における
ほぼ中間部分にプリンタに設けられた開閉蓋上に配置さ
れる載置部とを有し、スタンド本体の下部側が開閉蓋の
前側に垂れ下がることにより、請求項1に記載の発明と
同様、表示装置をスタンド本体の傾斜面に沿った傾斜状
態で立て掛けることができると共に、表示装置をスタン
ド本体の傾斜面よりも傾けて立て掛けることができ、こ
れにより表示装置の傾きを使用状態に応じて変えること
ができるほか、特にプリンタ上に表示装置を立て掛け
も、表示装置を低く配置することができ、これにより表
示装置に表示された情報を見やすくすることができる。
【0045】また、スタンド本体の前面に表示装置の位
置決め部が設けられていることにより、表示装置をスタ
ンド本体の傾斜面に沿った傾斜状態で立て掛ける際に、
位置決め部で表示装置をスタンド本体に対して位置決め
することができ、これにより表示装置が横振れしないよ
うに良好に立て掛けることができる。さらに、スタンド
本体の正面上部に原稿を挟むクリップが設けられている
ことにより、原稿をスタンド本体に取り付けることがで
き、表示装置に表示された情報と原稿とを容易に見比べ
ることができる。この場合、クリップが、スタンド本体
に取り付けられたクリップ本体と、このクリップ本体と
スタンド本体との間に上下方向に移動可能に配置された
挟持ボールとからなることにより、クリップ本体の下側
から原稿を差し込むと、挟持ボールが押し上げられた
後、その自重で挟持ボールが降下して原稿をクリップ本
体とスタンド本体との間に挟むので、容易に原稿を取り
付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の情報処理装置の第1実施形態におい
て装置本体に入力表示装置を取り付けた状態の外観斜視
図。
【図2】図1における装置本体から入力表示装置を取り
外した状態の外観斜視図。
【図3】図1の状態で入力表示装置をほぼ垂直に配置し
た状態の側面図。
【図4】図1の状態で入力表示装置を装置本体に対し傾
けた状態の側面図。
【図5】図2における入力表示装置をスタンドに立て掛
けて使用する場合の外観斜視図。
【図6】図5の側面図。
【図7】図2の入力表示装置を卓上にほぼ水平に配置し
て使用する場合の外観斜視図。
【図8】図7の裏面側の斜視図。
【図9】図7の状態における入力表示装置の各側面を示
し、(a)は脚部を折り込んだ状態の側面図、(b)は
脚部を突出させた状態の側面図。
【図10】図2のA−A矢視における拡大断面図。
【図11】図2のチルト部材を装置本体の内部側から見
た斜視図。
【図12】図11の分解斜視図。
【図13】図12のチルト部材の要部を示した拡大平面
図。
【図14】図13のB−B矢視における拡大断面図。
【図15】図1の装置本体内に設けられたケーブル取込
機構を示した要部の拡大平面図。
【図16】図15のケーブル取込機構を裏面側から見た
拡大側面図。
【図17】図5のスタンドの外観斜視図。
【図18】図5の裏面図。
【図19】図6においてスタンドに対する入力表示装置
の傾きを変えた状態を示した側面図。
【図20】この発明の情報処理装置の第2実施形態にお
いてスタンドに原稿を取り付けて使用する状態を示した
外観斜視図。
【図21】図20のスタンドの外観斜視図。
【図22】図21のスタンドに設けられた原稿クリップ
の個所を示した要部の拡大断面図。
【図23】図22において原稿クリップに原稿を差し込
む状態を示した要部の拡大断面図。
【図24】図23において原稿クリップで原稿を保持し
た状態を示した要部の拡大断面図。
【図25】この発明の情報処理装置の第3実施形態にお
いてプリンタにスタンドを配置して入力表示装置を立て
掛けた状態の外観斜視図。
【図26】図25のスタンドを正面側から見た斜視図。
【図27】図18において緩衝部材の突起部がスタンド
本体を両側から挟み付けて入力表示装置を位置決めした
場合の変形例を示した裏面図。
【符号の説明】
1 装置本体 2 入力表示装置 3、70 スタンド装置 24 フック部 26 緩衝部材 27 突起部 50、76 スタンド本体 51、78 支持部 52、80 係止部 53、78a 凸部 54、79 位置決め凹部 60 原稿クリップ 61 原稿 62 フック部材 63 挟持ボール 71 プリンタ 72 プリンタケース 75 開閉蓋 77 載置部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも表示機能を有する表示装置を立
    て掛けるスタンド装置であって、 前面に傾斜面が形成されて載置面上に起立して配置され
    るスタンド本体と、このスタンド本体の前面下部にその
    前方に突出して設けられ、かつ先端部に山形状の凸部が
    設けられた支持部と、前記スタンド本体の上端部に前記
    表示装置の裏面に設けられたフック部を係脱可能に係止
    する係止部とを備えたことを特徴とするスタンド装置。
  2. 【請求項2】プリンタ上に配置されて少なくとも表示機
    能を有する表示装置を立て掛けるスタンド装置であっ
    て、 前面に傾斜面が形成されて前記プリンタ上に配置される
    スタンド本体と、このスタンド本体の前面下部にその前
    方に突出して設けられ、かつ先端部に山形状の凸部が設
    けられた支持部とを備えたことを特徴とするスタンド装
    置。
  3. 【請求項3】前記スタンド本体は、前記スタンド本体の
    上端部に前記表示装置の裏面に設けられたフック部を係
    脱可能に係止する係止部と、その裏面側におけるほぼ中
    間部分に前記プリンタに設けられた開閉蓋上に配置され
    る載置部とを有し、前記スタンド本体の下部側が前記開
    閉蓋の前側に垂れ下がることを特徴とする請求項2に記
    載のスタンド装置。
  4. 【請求項4】前記スタンド本体の前面には、前記表示装
    置の位置決め部が設けられていることを特徴とする請求
    項1または2に記載のスタンド装置。
  5. 【請求項5】前記スタンド本体の正面上部には、原稿を
    挟むクリップが設けられていることを特徴とする請求項
    1または2に記載のスタンド装置。
  6. 【請求項6】前記クリップは、前記スタンド本体に取り
    付けられたクリップ本体と、このクリップ本体と前記ス
    タンド本体との間に上下方向に移動可能に配置された挟
    持ボールとからなることを特徴とする請求項5に記載の
    スタンド装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008033346A (ja) * 2007-09-10 2008-02-14 Sharp Corp 薄型の表示部を支持するスタンド及び薄型表示装置
JP2013077888A (ja) * 2011-09-29 2013-04-25 Toshiba Corp 電子機器

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