JP2002312056A - 情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム - Google Patents

情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム

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JP2002312056A JP2001116548A JP2001116548A JP2002312056A JP 2002312056 A JP2002312056 A JP 2002312056A JP 2001116548 A JP2001116548 A JP 2001116548A JP 2001116548 A JP2001116548 A JP 2001116548A JP 2002312056 A JP2002312056 A JP 2002312056A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 復号処理にかかる処理能力の変更を容易に行
えるようにする。 【解決手段】 マイクロプロセッサ182は、周波数制
御ブロック190を介して暗号化処理ブロック163内
の各ブロックの処理速度を制御する。また、マイクロプ
ロセッサ182は、暗号化処理ブロック163の各処理
ブロックの消費電力量を計測したり、各処理ブロックの
処理内容を検証することで、受信したメタデータが要求
する時間条件で処理が履行されているか否かを監視す
る。履行されていないときには、履行されるように処理
速度の設定を変更したりする機能も有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置およ
び方法、記録媒体、並びにプログラムに関し、特に、暗
号化されたコンテンツデータのデータ処理を、他のデー
タ処理と分散して処理することにより、システム毎に設
計したハードウエアを用いることなく、迅速にデータを
処理する情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプ
ログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンテンツデータをネットワーク
を介して配信する配信システムが構築されている。配信
されるコンテンツデータは、データの改竄を防ぐため、
暗号化されたり、ディジタル署名が付加されるなどの処
理が施されている。暗号化されたコンテンツデータは、
利用者の端末により復号処理されることにより、利用者
はそのコンテンツデータを利用することができる。
【0003】暗号化技術の安全性は、復号する際の処理
の難しさに依存しているため、暗号化技術の高度化にと
もなって、コンテンツデータを利用する利用者の端末に
は、より処理能力の高い端末が要求されるようになって
きている。そこで、処理能力を向上させるために、利用
者の端末に復号処理専用のLSI(Large Scale Integrati
on)を配置することが提案されている。図1は、復号処
理専用のLSI(以下、適宜、復号LSIと称する)の構成例
を示している。
【0004】復号LSI1は、復号LSI1の外部に配置され
るコントロールマイクロコンピュータ(以下、コントロ
ールマイコンと略称する)2から転送される指令により
復号処理を行う。復号処理には、暗号化されたコンテン
ツデータを復号する処理の他に、コンテンツデータに付
加されているディジタル署名を検証する処理も含まれ
る。復号LSI1が処理した結果は、復号LSI1の外部に配
置される外部メモリ3に記憶される。
【0005】復号LSI1は、通信インタフェース11、
コントロールユニット12、RAM(Random Access Me
mory)13、メモリコントローラ14、フラッシュメモ
リ15、べき乗演算器16、およびハッシュ値演算器1
7から構成される。
【0006】コントロールマイコン2から転送される指
令は、通信インタフェース11を介してコントロールユ
ニット12に伝えられる。コントロールユニット12
は、べき乗演算器16およびハッシュ値演算器17など
を補助的に用いつつ、復号LSI1の全体の動作を制御
し、暗号化されているデータの復号処理、およびディジ
タル署名の検証処理などを行う。
【0007】RAM13には、コントロールユニット1
2が利用するプログラムが記憶される。メモリコントロ
ーラ14は、外部メモリ3に対するデータの読み書きを
制御する。フラッシュメモリ15には、コントロールユ
ニット12の指令によりべき乗演算器16、およびハッ
シュ値演算器17が演算した結果や、処理に必要なデー
タが、適宜、記憶される。
【0008】利用者が使用する端末に、上述したような
復号LSI1を配置することにより、コンテンツデータの
復号処理能力の確保および向上させることが可能とな
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、利用者
側の端末に、復号LSI1(ハードウエア)を設置する場
合、暗号化されたコンテンツデータの復号処理の能力
は、暗号化のセキュリティレベルに応じて計算量が異な
るため、最大の負荷を処理することができるように復号
LSI1を構成する必要がある。その結果、コスト高にな
ってしまうという課題があった。また、処理能力を変更
する必要が生じた場合、復号LSI1を設計し直す必要が
あるため、バージョンアップ等の変更が困難になるとい
う課題があった。
【0010】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、暗号化されたコンテンツデータを利用者側
の端末において復号する場合に、システム毎に設計した
ハードウエアを利用することなく、低コストで、かつ、
比較的容易に機能を変更できるようにすることを目的と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の情報処理装置
は、データと、データの処理に関する処理情報を受信す
る受信手段と、受信手段により受信された処理情報を基
に、データを処理するのに必要な処理能力を判断する判
断手段と、判断手段により判断された処理能力に対応す
る動作周波数を設定する設定手段と、データを処理する
処理手段と、設定手段により設定された動作周波数で、
処理手段が動作するように、処理手段を制御する制御手
段とを含むことを特徴とする。
【0012】前記処理手段による処理が適正に行われて
いるか否かを判定する判定手段と、判定手段により処理
手段による処理が適正に行われていないと判定された場
合、設定手段に、動作周波数の再設定を指示する指示手
段とをさらに含むようにすることができる。
【0013】前記判断手段は、情報に含まれるデータを
処理する際の転送速度に関する情報を基に、処理能力を
判断するようにすることができる。
【0014】前記判断手段は、情報に含まれるデータを
処理する際の消費電力に関する情報を基に、処理能力を
判断するようにすることができる。
【0015】本発明の情報処理方法は、データと、デー
タの処理に関する処理情報の受信を制御する受信制御ス
テップと、受信制御ステップの処理で受信が制御された
処理情報を基に、データを処理するのに必要な処理能力
を判断する判断ステップと、判断ステップの処理で判断
された処理能力に対応する動作周波数を設定する設定ス
テップと、データを処理する処理ステップと、設定ステ
ップの処理で設定された動作周波数で、処理ステップに
よる処理が動作されるように、処理ステップの処理を制
御する制御ステップとを含むことを特徴とする。
【0016】本発明の記録媒体のプログラムは、データ
と、データの処理に関する処理情報の受信を制御する受
信制御ステップと、受信制御ステップの処理で受信が制
御された処理情報を基に、データを処理するのに必要な
処理能力を判断する判断ステップと、判断ステップの処
理で判断された処理能力に対応する動作周波数を設定す
る設定ステップと、データを処理する処理ステップと、
設定ステップの処理で設定された動作周波数で、処理ス
テップによる処理が動作されるように、処理ステップの
処理を制御する制御ステップとを含むことを特徴とす
る。
【0017】本発明のプログラムは、データと、データ
の処理に関する処理情報の受信を制御する受信制御ステ
ップと、受信制御ステップの処理で受信が制御された処
理情報を基に、データを処理するのに必要な処理能力を
判断する判断ステップと、判断ステップの処理で判断さ
れた処理能力に対応する動作周波数を設定する設定ステ
ップと、データを処理する処理ステップと、設定ステッ
プの処理で設定された動作周波数で、処理ステップによ
る処理が動作されるように、処理ステップの処理を制御
する制御ステップとをコンピュータに実行させる。
【0018】本発明の情報処理装置および方法、並びに
プログラムにおいては、受信された処理情報を基に、デ
ータを処理するのに必要な処理能力が判断され、その処
理能力に対応する動作周波数が設定され、設定された動
作周波数で、データが処理されるように制御される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。図2は、本発明を適用し
たデータ処理システムの一実施の形態の構成例を示すブ
ロック図である。データ送信装置21により生成され、
暗号化されたコンテンツデータは、ネットワーク22を
介してデータ受信装置23に送信される。
【0020】データ送信装置21は、データ処理判断部
31、データ生成部32、データ記憶部33、およびデ
ータ送信部34から構成される。データ処理判断部31
は、データ送信装置21の全体の動作を制御する。デー
タ生成部32は、所定の方法により提供されたコンテン
ツデータを暗号化したり、ディジタル署名を生成する
(以下、コンテンツデータの暗号化処理、およびディジ
タル署名の生成処理をまとめて暗号関連処理と称す
る)。
【0021】また、データ生成部32は、コンテンツデ
ータの暗号化に関するデータなどが記述されているメタ
データを生成する。データ記憶部33は、データ生成部
32により生成されたコンテンツデータおよびメタデー
タを記憶する。データ送信部34は、データ受信装置2
3からの要求に応じて、データ記憶部33に記憶されて
いるメタデータおよびコンテンツデータを送信する。
【0022】ネットワーク22は、データ送信装置21
およびデータ受信装置23の間で送受信されるデータの
伝送路であり、例えば、インターネット、電話回線網、
ケーブルテレビジョン放送網、衛星を介したディジタル
テレビジョン放送網等により構成される。
【0023】データ受信装置23は、データ受信部4
1、データ処理判断部42、復号処理部43、計算部4
4、データ記憶部45、および周波数制御部46により
構成される。データ受信部41は、データ送信装置21
から送信されたメタデータおよびコンテンツデータを受
信する。データ処理判断部42は、データ受信装置23
の全体の動作を制御する。
【0024】復号処理部43は、データ受信部41によ
り受信されたコンテンツデータが暗号化されている場
合、コンテンツデータを復号し、ディジタル署名が付加
されている場合、ディジタル署名の検証などの処理を行
う(以下、コンテンツデータの復号処理、および、ディ
ジタル署名の検証処理を、まとめて復号関連処理と称す
る)。
【0025】計算部44は、データ処理判断部42の指
令を受けて、演算処理機能を提供する。データ記憶部4
5は、データ受信部41により受信されたコンテンツデ
ータ、および、復号処理部43により復号され、かつ、
ディジタル署名が検証されたコンテンツデータを記憶す
る。周波数制御部46は、データ受信装置23の各ブロ
ックに対してクロックを供給する。供給されるクロック
の周波数はデータ処理判断部42により設定可能で、そ
の結果各ブロックの処理速度、消費電力を制御すること
が可能となる。
【0026】図3は、データ送信装置21の処理を説明
するフローチャートである。ステップS1において、デ
ータ生成部32は、外部から所定の方法により提供され
るアナログデータまたはディジタルデータを取得し、そ
の取得されたデータを、ネットワーク22を介してデー
タ受信装置23に対して送信することが可能な形式に圧
縮し、暗号関連処理を施すことにより、コンテンツデー
タを作成する。
【0027】また、データ生成部32は、メタデータも
生成する。メタデータには、送信されるコンテンツデー
タの特徴、コンテンツデータの暗号関連処理に関する情
報である暗号関連情報が記述される。メタデータに含ま
れるコンテンツデータの特徴には、例えば、コンテンツ
データの制作者、制作時期、制作者を識別する制作者I
D、コンテンツデータの利用形態、コンテンツデータ利
用形態毎の料金、コンテンツデータの再生時間、コンテ
ンツデータの圧縮方法、総データ量、データの転送速度
などが含まれる。また、メタデータに含まれるコンテン
ツデータの暗号関連情報には、例えば、暗号化アルゴリ
ズム、ディジタル署名の生成アルゴリズム、データ単位
が含まれる。これらの具体例については後述する。
【0028】ステップS2において、データ記憶部33
は、ステップS1の処理でデータ生成部32により作成
されたコンテンツデータおよびメタデータを記憶する。
ステップS3において、データ処理判断部31は、デー
タ受信装置23からメタデータの送信が要求されたか否
かを判断する。ステップS3において、メタデータの送
信が要求されたと判断されるまで待機状態が維持され
る。ステップS3において、データ処理判断部31によ
り、メタデータの送信が要求されたと判断された場合、
処理はステップS4に進む。
【0029】ステップS4において、データ送信部34
は、データ記憶部33に記憶されているメタデータを、
ネットワーク22を介してデータ受信装置23に送信す
る。後述するように、メタデータを受信したデータ受信
装置23は、メタデータに記述されている情報を分析
し、コンテンツデータを処理するための準備を行う。メ
タデータに記述されているコンテンツデータの情報に基
づいて、コンテンツデータを処理するための準備が完了
された場合、データ受信装置23は、コンテンツデータ
の送信をデータ送信装置21に要求する。
【0030】そこで、ステップS5において、データ処
理判断部31は、データ受信装置23からコンテンツデ
ータの送信が要求されたか否かを判断する。ステップS
5において、データ処理判断部31によりデータ受信装
置23からコンテンツデータの送信が要求されていない
と判断された場合、データ処理判断部31は、データ受
信装置23が、コンテンツデータの処理の準備が完了し
ていないと認識し、コンテンツデータの送信が要求され
るまで待機状態を維持する。
【0031】ステップS5において、データ処理判断部
31が、データ受信装置23からコンテンツデータの送
信が要求されたと判断した場合、ステップS6に進み、
データ送信部34は、データ記憶部33に記憶されてい
るコンテンツデータを読み出し、ネットワーク22を介
してデータ受信装置23に対して送信する。
【0032】図4は、データ受信装置23の処理を説明
するフローチャートである。ステップS11において、
データ処理判断部42は、データ受信装置23を管理す
る利用者からコンテンツデータの受信の指令が入力され
た場合、データ送信装置21に対して、そのコンテンツ
データに対応するメタデータの送信を要求する。
【0033】ステップS12において、データ受信部4
1は、データ送信装置21から送信されてきたメタデー
タを、ネットワーク22を介して受信する。データ受信
部41が受信したメタデータは、データ処理判断部42
に転送され、記述されている内容の分析が行われる。
【0034】ステップS13において、データ処理判断
部42は、メタデータに記述されているコンテンツデー
タに関する情報から、送信されてくるコンテンツデータ
は、暗号関連処理が施されているか否かを判断する。ス
テップS13において、データ処理判断部42は、送信
されてくるコンテンツデータには、暗号関連処理が施さ
れていないと判断した場合、ステップS14に進み、デ
ータ処理判断部42は、データ送信装置21に対して、
コンテンツデータの送信を要求する。
【0035】ステップS15において、データ受信部4
1は、データ送信装置21から、ネットワーク22を介
して送信されたコンテンツデータを受信する。データ受
信装置23を管理する利用者がデータ受信部41により
受信されたコンテンツデータを利用する場合、コンテン
ツデータは復号関連処理を行う必要がないため、データ
記憶部45は、受信されたコンテンツデータを記憶し、
データ受信装置23を管理する利用者から要求があるま
で保持する。
【0036】一方、ステップS13において、データ処
理判断部42は、メタデータに記述されている内容か
ら、送信されてくるコンテンツデータは暗号関連処理が
施されているデータであると判断した場合、処理はステ
ップS16に進む。
【0037】ステップS16において、データ処理判断
部42は、受信したメタデータの内容を解析する。メタ
データには、データ復号などの暗号関連処理や、その他
のデータ受信装置に要求される処理の内容が記述されて
いる。このメタデータに含まれるデータには、例えば、
各種処理を所定の時間内に完了するよう要求する条件
(以下、リアルタイム処理要求条件)や、所定の消費電
力で処理を実行するよう要求する条件(以下、消費電力
維持条件)が規定されている。
【0038】データ処理判断部42は、リアルタイム処
理要求条件や、消費電力維持条件が規定されている場
合、その実現に最適な動作周波数を計算する。ステップ
S17において、データ処理判断部42は、リアルタイ
ム処理要求条件や消費電力維持条件を実現するための最
適な動作周波数が計算できないと判断した場合、図4に
示したフローチャートの処理は終了される。
【0039】ステップS17において、実現が可能であ
ると判断(最適な周波数が計算できたと判断)された場
合、ステップS18に進む。ステップS18において、
データ処理判断部42は、周波数制御部46を操作し
て、データ受信装置23内の各処理ブロックを、所定の
周波数で動作させるよう設定する。また、データ処理判
断部42は、コンテンツデータの暗号関連処理に関する
情報である暗号関連情報を含むメタデータを復号処理部
43に通知する。
【0040】暗号関連情報には、コンテンツデータの暗
号化アルゴリズム、ディジタル署名のアルゴリズム、お
よび、データ単位が記述されている。復号処理部43
は、コンテンツデータの暗号関連情報に基づいて、デー
タ受信部41が、受信したコンテンツデータの復号関連
処理を準備する。なお、データ処理判断部42により転
送される暗号関連情報は、処理内容の漏洩、処理内容の
改竄を防ぐために、さらに暗号関連処理が施されている
場合があるが、ここでは、暗号関連情報には暗号関連処
理が施されていないものとして説明する。しかしなが
ら、そのような仕組みを設けても良い。
【0041】ステップS19において、復号処理部43
から、コンテンツデータの復号関連処理の準備が完了し
た旨の通知を受けたデータ処理判断部42は、データ送
信装置21に対して、コンテンツデータの送信を要求す
る。
【0042】ステップS20において、データ受信部4
1は、コンテンツデータを受信する。受信されたコンテ
ンツデータは、復号処理部43に転送され、復号処理部
43は、単独で、コンテンツデータの復号関連処理を行
う。復号関連処理が行われ、利用することが可能となっ
たデータは、データ記憶部45に記憶される。
【0043】ステップS21(図5)において、データ
処理判断部42は、データ受信装置23内の各処理ブロ
ックが、メタデータで要求された所定の条件を満たして
いるかを検証する。リアルタイム処理要求条件が要求さ
れている場合、特定の時間で所定の処理が終了している
かどうか、あるいは処理の失敗が生じていないかを検証
することにより条件が満たされているかを判断する。消
費電力維持条件が要求されている場合、消費電力の計測
を行い、要求が満たされているかを判断する。
【0044】ステップS22において、所定の要求が満
たされていないと判断された場合、ステップS23に進
む。ステップ23において、データ処理判断部42は、
動作周波数の修正により要求条件を満たすことが可能で
あるか否かを判断する。ステップS23において、要求
が満たせないと判断された場合、処理は終了される。ス
テップS23において、動作周波数の修正により、要求
条件を満たすことが可能であると判断された場合、ステ
ップS24に進む。
【0045】ステップS24において、データ処理判断
部42は、メタデータによる要求条件が満たされるよ
う、リアルタイム処理要求条件の要求条件が満たされて
いない場合、関連ブロックの動作周波数の引き上げを、
消費電力維持条件が満たされていない場合、関連ブロッ
クの動作周波数の引き下げを決定し、周波数制御部46
を制御する。そして、ステップS21の処理に戻り、そ
れ以降の処理が繰り返される。
【0046】一方、ステップS22において、所定の条
件が満たされていると判断された場合、ステップS25
に進む。ステップS25において、全体の処理が終了し
たか否かが判断される。ステップS25において、処理
が終了されたと判断された場合、処理が終了され、処理
は終了されてないと判断された場合、ステップS21に
戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0047】図6は、本発明を適用したコンテンツ配信
システムの構成を示す図である。コンテンツプロバイダ
51は、コンテンツサーバ52を管理しており、コンテ
ンツデータおよびメタデータを作成する。コンテンツプ
ロバイダ51が作成したコンテンツデータおよびメタデ
ータは、サービスプロバイダ53が管理するサービスサ
ーバ54に供給される。コンテンツデータは、映画、音
楽などのディジタルデータであり、メタデータにはそれ
らのデータに関する情報が記述される。
【0048】サービスプロバイダ53は、ネットワーク
22を介して、契約者である利用者55に対してコンテ
ンツデータおよびメタデータを送信する。利用者55
は、サービスプロバイダ53から送信されたコンテンツ
データおよびメタデータを、自らが操作する端末56に
おいて利用する。
【0049】決済センタ57は、決済サーバ58を管理
しており、利用者55に対してコンテンツデータの使用
権情報を発行するとともに、使用権情報の代金の決済処
理を行う。また、決済センタ57は、利用者55から支
払われた代金を、コンテンツプロバイダ51と、サービ
スプロバイダ53の間で予め設定された契約に基づいて
分配する。
【0050】図7は、コンテンツサーバ52の構成例を
示すブロック図である。コンテンツサーバ52は、デー
タキャプチャ装置71、データ編集装置72、メタデー
タ生成装置73、データ暗号化装置74、データ記憶装
置75、およびデータ送信装置76より構成される。
【0051】データキャプチャ装置71は、外部から取
り込んだデータを、コンテンツサーバ52の各装置が処
理できるデータ形式に変換する。データ編集装置72
は、データキャプチャ装置71から転送されたデータか
ら、利用者55に提供するコンテンツデータを作成す
る。また、データ編集装置72は、メタデータ生成装置
73が生成したメタデータを、コンテンツデータに付加
する。
【0052】データ暗号化装置74は、データ編集装置
72から転送されたコンテンツデータおよびメタデータ
に暗号関連処理を施す。データ記憶装置75は、データ
暗号化装置74により暗号関連処理が施されたメタデー
タおよびコンテンツデータを記憶し、必要に応じてデー
タ送信装置76に転送する。
【0053】データ送信装置76は、サービスプロバイ
ダ53が管理するサービスサーバ54にコンテンツデー
タを送信する。なお、具体的な各装置の処理について
は、図15のフローチャートを参照して後述する。
【0054】図8は、コンテンツサーバ52内のデータ
暗号化装置74の構成例を示すブロック図である。デー
タ暗号化装置74は、入出力インタフェースブロック9
1、データ処理判断ブロック92、データ記憶ブロック
93、乱数生成ブロック94、および暗号化処理ブロッ
ク95から構成される。さらに、暗号化処理ブロック9
5は、暗号化処理サブブロック96、ディジタル署名生
成サブブロック97、およびハッシュ値計算サブブロッ
ク98より構成される。
【0055】入出力インタフェースブロック91は、デ
ータ編集装置72(図7)から供給されるメタデータお
よびコンテンツデータを、データ処理判断ブロック92
に転送する。データ処理判断ブロック92は、データ暗
号化装置74の全体の動作を制御する。データ記憶ブロ
ック93は、暗号化処理ブロック95において、暗号関
連処理が施されたメタデータ、コンテンツデータ、処理
に必要なデータなどを、適宜、記憶する。
【0056】乱数生成ブロック94は、データ処理判断
ブロック92からの指令により乱数を生成し、暗号化処
理ブロック95に供給する。乱数生成ブロック94が生
成する乱数は、暗号化アルゴリズムであるDES(Data En
cryption Standard)、RSA(Rivest-Shamir-Adleman sc
heme)などの共通鍵暗号方式で暗号関連処理する場合の
鍵として利用される。
【0057】暗号化処理ブロック95は、コンテンツデ
ータの暗号化およびディジタル署名の生成処理を行う。
この暗号化処理ブロック95の暗号化処理サブブロック
96は、DES、RSAなどの暗号化アルゴリズムによりコン
テンツデータの暗号化処理を行う。
【0058】ディジタル署名生成サブブロック97は、
DSA(Digital Signature Algorithm)などによるディジ
タル署名の生成アルゴリズムによりディジタル署名を生
成する。ディジタル署名は、データの改竄のチェックお
よびデータの制作者を認証するためのデータである。
【0059】ハッシュ値計算サブブロック98は、ハッ
シュ関数による計算を行う。ハッシュ関数は、送信する
データを入力とし、その入力されたデータを、所定のビ
ット長のデータに圧縮し、ハッシュ値として出力する関
数である。ハッシュ関数は、出力であるハッシュ値から
入力データを復元することが難しく、また、同一の出力
結果のハッシュ値を持つ入力データを探し出すことが困
難である(一方向である)特徴を有する。
【0060】ここで、ディジタル署名の生成および検証
について説明する。ディジタル署名の生成者は、送信す
るデータから特定のアルゴリズムを用いて、メッセージ
ダイジェストを作成する(ハッシュ値計算サブブロック
98により、送信されるデータに、ハッシュ関数が適用
され、メッセージダイジェストが作成される)。ディジ
タル署名の生成者は、自分の秘密鍵(乱数生成ブロック
94により生成された乱数)を用いて、このメッセージ
ダイジェストと送信するデータの全文を暗号化し、利用
者55(端末56(図6))に送信する。
【0061】一方、データの利用者55は、データを受
信し、ディジタル署名の生成者が提供する公開鍵を利用
して、暗号化されているデータの全文、およびメッセー
ジダイジェストを復号処理する。次に、データの利用者
は復号したデータの全文から、ディジタル署名の生成者
と同一の方式(同一のハッシュ関数)でメッセージダイ
ジェストを作成する。生成されたメッセージダイジェス
トと受信されたメッセージダイジェストを比較すること
により、ディジタル署名の検証が行なわれる。
【0062】すなわち、データの作成者から送信され、
受信者が復号したメッセージダイジェストと、受信者が
復号したデータの全文から、作成者と同一の方式により
作成されたメッセージダイジェストが等しければ、その
データは改竄などの不正な処理が行われていないことを
表す。
【0063】なお、データ暗号化装置74において、説
明の便宜上、暗号化処理サブブロック96、およびディ
ジタル署名生成サブブロック97は暗号関連処理を行う
としたが、通常は、復号関連処理も行うことが可能であ
る。すなわち、暗号化処理サブブロック96はデータの
暗号化および復号が可能であるし、ディジタル署名生成
サブブロック97はディジタル署名の生成および検証が
可能である。
【0064】さらに、後述する図12の暗号化処理ブロ
ック163に配置されている暗号化処理部186を構成
するサブブロックも、データ暗号化装置74を構成する
サブブロックと同様に、復号関連処理だけでなく暗号関
連処理を実行することができる。また、サービスサーバ
54に配置されているデータ暗号化装置114も上述し
たコンテンツサーバ52に配置されているデータ暗号化
装置74、および復号処理ブロック163と同様に、復
号関連処理だけでなく暗号関連処理を実行することがで
きる。これにより、それぞれの装置間で送受信されるデ
ータに、改竄などの不正な処理が行われることを防ぐこ
とが可能となる。
【0065】上述したような暗号関連処理が施されたコ
ンテンツデータおよびメタデータは、サービスプロバイ
ダ53が管理するサービスサーバ54に送信される。
【0066】図9は、サービスサーバ54(図6)の構
成例を示すブロック図である。サービスサーバ54は、
データ送受信装置111、データ編集装置112、メタ
データ生成装置113、データ暗号化装置114、コン
テンツプロモーションサーバ115、およびデータ記憶
装置116より構成される。
【0067】データ送受信装置111は、コンテンツサ
ーバ52(図6,6)から送信されるコンテンツデータ
およびメタデータを受信する。また、データ送受信装置
111は、利用者55の端末56(図6)に対し、ネッ
トワーク22を介してコンテンツデータおよびメタデー
タを送信する。データ送受信装置111は、コンテンツ
データおよびメタデータを送信するタイミングを判断す
る。送信するタイミングは、例えば、利用者55からの
要求に応じて送信する場合や、メタデータに記述されて
いるタイミングで送信する場合などがある。
【0068】データ編集装置112は、サービスサーバ
54の各装置で処理されたデータを編集し、利用者55
に提供する形態にデータを編集する。メタデータ生成装
置113は、メタデータを生成する。メタデータ生成装
置113が生成するメタデータには、サービスプロバイ
ダ53がコンテンツデータを利用者55に提供する際
に、サービスプロバイダ53が利用者55に対して通知
する情報が記述される。
【0069】データ暗号化装置114は、メタデータ生
成装置113が生成したメタデータにディジタル署名を
生成するなどの暗号関連処理を行う。データ暗号化装置
114の詳細な構成は、図7に示したコンテンツサーバ
52のデータ暗号化装置74(図8)の構成と同様であ
る。
【0070】コンテンツプロモーションサーバ115
は、サービスプロバイダ53が利用者55に提供するコ
ンテンツの一覧情報を作成するとともに、ディスカウン
ト情報などを利用者55の要求に応じて提供する。コン
テンツプロモーションサーバ115は、WWWサーバとし
て設置され、利用者55は端末56に装備されているブ
ラウザを利用することにより、コンテンツプロモーショ
ンサーバ115が提供するサービスを受けることができ
る。さらに、コンテンツプロモーションサーバ115
は、利用者55からの電話による問い合わせに対応でき
るようにもなっている。
【0071】データ記憶装置116は、データ編集装置
112で編集されたデータを記憶し、利用者55からの
要求に応じて、データ送受信装置111に対してコンテ
ンツデータおよびメタデータを転送する。なお、具体的
な各装置の処理については、図18のフローチャートを
参照して後述する。
【0072】図11は、決済センタ57(図6)が管理
している決済サーバ58の構成例を示すブロック図であ
る。決済サーバ58は、データ送受信装置131、ライ
センス装置132、ユーザ管理装置133、著作権管理
装置134、課金装置135、および決済装置136よ
り構成される。
【0073】データ送受信装置131は、端末56か
ら、ネットワーク22を介して通知されるコンテンツデ
ータの使用権の購入要求情報を受信するとともに、コン
テンツプロバイダ51(コンテンツサーバ52)および
サービスプロバイダ53(サービスサーバ54)に対し
て、利用者55から回収した代金に関する課金情報を送
信する。
【0074】ライセンス装置132は、利用者55から
コンテンツデータの使用権購入が要求された場合、使用
権情報の発行処理を行う。ユーザ管理装置133は、サ
ービスプロバイダ53から、コンテンツデータの提供を
受ける契約をしている利用者55、および、その利用者
55が操作する端末56の情報を管理する。利用者55
および端末56の情報には、端末56に含まれるセット
トップボックス(不図示)の契約日、契約条件、サービ
スの利用情報などが含まれる。
【0075】著作権管理装置134は、コンテンツデー
タの著作権の他、サービスプロバイダ53から提供され
る利用者55が利用可能なコンテンツデータの利用形
態、および利用者55によるコンテンツデータの購入履
歴などを管理する。課金装置135は、コンテンツデー
タの使用権情報の料金情報を管理するとともに、利用者
55に対して、課金情報を通知する。
【0076】決済装置136は、課金装置135から決
済処理の要求をうけて、決済処理を行う。具体的な決済
方法としては、クレジットカードによる決済方法、プリ
ペイド型の電子マネーによる決済方法などがある。な
お、決済サーバ58の使用権情報の発行処理について
は、図20に示すフローチャートを参照して後述する。
【0077】図11は、利用者55が管理する端末56
の構成例を示すブロック図である。端末56は、セット
トップボックス151(以下、適宜、STB151と称
する)、およびデータ再生装置152より構成される。
【0078】STB151は、ネットワーク22を介し
て、サービスサーバ54、および決済サーバ58との間
でデータの送受信を行う。データ再生装置152は、サ
ービスサーバ54から提供され、STB151が処理し
たコンテンツデータを再生する装置である。データ再生
装置152は、例えば、テレビジョン受像機、パーソナ
ルコンピュータなどの電子機器により構成される。
【0079】図12は、セットトップボックス151
(図11)の構成例を示すブロック図である。STB1
51は、データ送受信ブロック161、コントローラ1
62、暗号化処理ブロック163、フラッシュメモリ1
64、および外部RAM(Random Access Memory)16
5から構成される。
【0080】データ送受信ブロック161は、サービス
サーバ54から、ネットワーク22を介して送信される
コンテンツデータおよびメタデータ、若しくは決済サー
バ58から送信されるコンテンツデータの使用権情報な
どを受信する。また、データ送受信ブロック161は、
サービスサーバ54に対するデータの送信要求、および
決済サーバ58に対する使用権情報を要求する情報など
を送信するとともに、データ再生装置152に、処理結
果を転送する。
【0081】コントローラ162は、ソフトウェアによ
り動作し、STB151全体の動作を制御する。暗号化
処理ブロック163は、データ送受信ブロック161が
受信するコンテンツデータおよびメタデータの復号関連
処理を行う。
【0082】フラッシュメモリ164は、STB151
の電源遮断後もデータを記憶している不揮発性のメモリ
である。フラッシュメモリ164には、各ブロックが処
理するために必要なデータ、および各ブロックの処理結
果が、適宜、記憶される。外部RAM165は、暗号化
処理ブロック163による処理結果、および他のブロッ
クが分散処理を行った場合の分散処理結果を記憶する。
【0083】図13は、暗号化処理ブロック163(図
12)の詳細な構成例を示すブロック図である。暗号化
処理ブロック163は、入出力インタフェースブロック
181、マイクロプロセッサ182、RAM183、乱
数生成ブロック184、フラッシュメモリ185、暗号
化処理部186、および周波数制御ブロック190によ
り構成される。さらに、暗号化処理部186は、暗号化
処理サブブロック187、ディジタル署名検証サブブロ
ック188、およびハッシュ値計算サブブロック189
より構成される。
【0084】入出力インタフェースブロック181は、
データ送受信ブロック161(図12)が受信したコン
テンツデータおよびメタデータのうち、コントローラ1
62(図12)により復号関連処理が必要であると判断
され、暗号化処理ブロック163(図12)に転送され
るデータを受信する。入出力インタフェースブロック1
81は、コントローラ161から供給されるデータを、
マイクロプロセッサ182に転送する。
【0085】マイクロプロセッサ182は、暗号化処理
ブロック163の全体の動作を制御する。例えば、周波
数制御ブロック190を介して暗号化処理ブロック16
3内の各ブロックの処理速度を制御する。更に、暗号化
処理ブロック163の各処理ブロックの消費電力量を計
測したり、各処理ブロックの処理内容を検証することで
メタデータが要求する時間条件で処理が履行されている
か否かを監視する機能も持つ。
【0086】RAM183は、マイクロプロセッサ18
2が処理をするのに必要なプログラムを記憶している。
また、RAM183には、マイクロプロセッサ182が
処理した結果も、適宜、記憶される。
【0087】乱数生成ブロック184は、マイクロプロ
セッサ182からの指令により乱数を生成し、暗号化処
理部186に供給する。乱数生成ブロック184が生成
した乱数は、DES、RSAなどの暗号方式で暗号関連処理が
施されたデータを、復号する場合の鍵として利用され
る。
【0088】フラッシュメモリ185は、不揮発性のメ
モリであり、内部に図示せぬコントローラを保持してい
る。マイクロプロセッサ182において動作するソフト
ウエアの実行コード、復号関連処理に必要となる各種デ
ータ、購入したコンテンツデータの使用権情報などが記
憶される。
【0089】暗号化処理部186は、コンテンツデータ
およびメタデータの復号関連処理を行う。暗号化処理部
186は、さらに、以下の機能を提供するサブブロック
により構成される。
【0090】暗号化処理サブブロック187は、DES、R
SAなどの暗号化アルゴリズムにより暗号化されたコンテ
ンツデータの復号処理を行う。ディジタル署名検証サブ
ブロック188は、DSAなどによるディジタル署名アル
ゴリズムによりディジタル署名が付加されたコンテンツ
データおよびメタデータのディジタル署名検証処理を行
う。ハッシュ値計算サブブロック189は、ハッシュ関
数による計算を行う。
【0091】周波数制御ブロック190は、暗号化処理
ブロック163の各処理ブロックに供給するクロックの
周波数を制御するブロックである。各ブロックに供給さ
れるクロックの周波数の設定はマイクロプロセッサ18
2により行われる。
【0092】図14は、暗号化処理ブロック163が、
コントローラ162等と送受信するデータのデータ形式
を示す図である。コントローラ162は、暗号化処理ブ
ロック163に対して、図14のデータ形式のコマンド
データで処理を要求する。また、暗号化処理ブロック1
63は、コマンドデータに基づいて各ブロックを制御
し、所定の処理を実行させるとともに、コマンドデータ
により処理を要求したコントローラ162に対して、図
14のデータ形式のレスポンスデータで処理結果を送信
する。
【0093】フィールド1は、データ種識別フィールド
であり、コマンドデータ、またはレスポンスデータの種
類が記述される。フィールド2は、データ番号フィール
ドであり、コマンドデータ、または、レスポンスデータ
の番号が記述される。フィールド3は、データ長フィー
ルドであり、データフィールド4に記述されるデータの
長さが記述される。
【0094】フィールド4は、データフィールドであ
り、コマンドデータとして処理を要求するデータ、また
はレスポンスデータとして送信する処理結果のデータが
記述される。以下、コマンドデータ、およびレスポンス
データについて説明する。
【0095】フィールド2のデータ番号フィールドに記
述される番号が、1であるコマンド1は、ディジタル署
名の検証処理の要求を表し、フィールド4のデータフィ
ールドに記述されているデータに対して、暗号化処理ブ
ロック163は、データが改竄されていないかを検証
し、その処理結果をレスポンス1として、データ処理を
要求したブロックに送信する。
【0096】コマンド2は、ディジタル署名の生成処理
の要求を表し、暗号化処理ブロック163は、フィール
ド4のデータフィールドに記述されているデータに対し
て、ディジタル署名を付加したデータをレスポンス2と
して、データ処理を要求したブロックに送信する。
【0097】コマンド3は、暗号化されているデータの
復号処理の要求を表し、暗号化処理ブロック163は、
フィールド4のデータフィールドに記述されている暗号
化されているデータに対して、復号処理を行い、復号し
たデータをレスポンス3として、データ処理を要求した
ブロックに送信する。
【0098】コマンド4は、暗号化処理の要求を表し、
暗号化処理ブロック163は、フィールド4のデータフ
ィールドに記述されているデータを暗号化し、暗号化し
たデータをレスポンス4として、データ処理を要求した
ブロックに送信する。
【0099】コマンド5は、ハッシュ値計算の要求を表
し、ハッシュ値計算サブブロック189は、フィールド
4のデータフィールドに記述されているデータ、および
アルゴリズムをもとに、ハッシュ関数による計算を行
い、計算結果のデータをレスポンス5として、データ処
理を要求したブロックに送信する。
【0100】コマンド6は、処理の停止要求を表し、こ
のコマンドを受信した場合、暗号化処理ブロック163
は、その時点で行っている処理を停止し、停止した旨の
通知をレスポンス6として処理の停止を要求するブロッ
クに送信する。
【0101】コマンド7は、使用権情報の送信要求を表
し、このコマンドを受信した場合、暗化号処理ブロック
163は、自らがフラッシュメモリ185に保持してい
る使用権情報を暗号化して、決済サーバ58にレスポン
ス7として送信する。
【0102】コマンド8は、外部装置または他のブロッ
クから送信されるメッセージである。そのデータフィー
ルドには、コンテンツデータの分散処理先である装置、
コントローラ162などからメッセージが入力される。
【0103】レスポンス9は、暗号化処理ブロック16
3が、外部装置または他のブロックに対して送信するメ
ッセージである。
【0104】以下、コンテンツプロバイダ51が提供す
るコンテンツデータを、利用者55が利用するまでの一
連の処理についてフローチャートを参照して説明する。
まず、図15のフローチャートを参照して、コンテンツ
プロバイダ51が管理するコンテンツサーバ52(図
7)の処理について説明する。
【0105】ステップS41において、データキャプチ
ャ装置71は、ビデオカメラ、およびオーディオレコー
ダなどから取り込んだアナログデータ、またはディジタ
ルデータを、コンテンツサーバ52の各装置が処理でき
るデータ形式に、ディジタル化処理や圧縮などの処理を
行う。
【0106】ステップS42において、データ編集装置
72は、データキャプチャ装置71から取得したデータ
から、コンテンツプロバイダ51の指令に基づいて、利
用者55に提供するコンテンツデータを作成する。ま
た、データ編集装置72は、メタデータ生成装置73が
生成するメタデータをコンテンツデータに付加する。
【0107】図16は、メタデータ生成装置73が生成
するメタデータの構成について説明する図である。図1
6(A)のメタデータ1において、フィールド1には、
コンテンツプロバイダ51を特定するコンテンツプロバ
イダIDが“2”、メタデータ1に対応するコンテンツデ
ータ(以下、適宜、コンテンツデータ1と称する。後述
する他のメタデータが付加されるコンテンツデータの場
合も同様とする)を特定するコンテンツIDが“1”、コ
ンテンツデータ1の著作権の権利発生日時が“西暦20
00年1月1日”と、それぞれ記述されている。
【0108】フィールド2には、利用者55によるコン
テンツデータ1の利用形態が記述される。ここでは、利
用形態1としてストリーミング、利用形態2として買い
取りが記述されている。ストリーミングによる利用形態
は、端末56において、サービスサーバ54からコンテ
ンツデータ1を受信しながらリアルタイムで再生する利
用形態であり、利用回数が1回のみの利用形態である。
買い取りによる利用形態とは、期間および利用回数が無
制限である利用形態であり、端末56に送信されたコン
テンツデータ1は、端末56に備えられている図示せぬ
記録媒体に記録される。
【0109】フィールド3には、コンテンツデータ1の
利用形態毎の料金が記述される。ここでは、コンテンツ
データ1を利用形態1のストリーミングにより利用した
場合、料金は20円とされ、コンテンツデータ1を利用
形態2の買い取りにより利用した場合、料金は100円
とされている。利用者55は、フィールド3に記述され
る料金に基づいて、決済センタ57に対して使用権情報
の代金を支払う。
【0110】フィールド4には、コンテンツデータ1の
形式的な情報が記述される。ここでは、コンテンツデー
タ1の総データ量は“57.6MB”で、端末56のデー
タ再生装置152で再生した場合の再生時間は“10
分”と記述されている。また、コンテンツデータ1は、
“MP3(MPEG(Moving Picture Experts Group )-1 Aud
io Layer3)”の規格で圧縮されているオーディオデー
タであり、データ転送速度は、“128Kbps”と記述さ
れている。
【0111】フィールド5には、データ暗号化装置74
が、コンテンツデータおよびメタデータに施した暗号関
連処理の情報が記述される。図16(A)に示した例で
は、ディジタル署名の生成アルゴリズムは“DSA”、コ
ンテンツデータ1の暗号化アルゴリズムは“DES”、コ
ンテンツデータ1の暗号化のデータ単位は“64KB”と
記述されている。暗号化のデータ単位は、1つの暗号化
の鍵で連続して暗号化する場合のデータの大きさであ
る。
【0112】暗号化に利用した鍵は、さらに別の鍵(メ
タ鍵)で暗号化されており、メタ鍵は決済センタ57に
委託され、利用者55が使用権情報を購入した場合、決
済サーバ58から使用権情報とともに、後述する使用権
情報のデータ形式で、利用者55に提供される。
【0113】図16(B)に示したメタデータ2におい
て、フィールド1には、コンテンツプロバイダIDが
“2”、コンテンツIDが“2”、著作権の権利発生日時
が“西暦2000年1月1日”として記述されている。
【0114】フィールド2には、コンテンツデータ2の
利用形態1としてストリーミング、利用形態2として買
い取り、利用形態3として期間限定1年が記述されてい
る。期間限定1年の利用形態とは、コンテンツデータ2
が端末56の図示せぬ記録媒体に記録された後、利用者
55は期間が1年間以内であれば、回数は無制限にコン
テンツデータ2を利用することが可能な形態である。
【0115】フィールド3には、コンテンツデータ2の
料金が記述されている。料金は、利用形態1のストリー
ミングにより利用した場合は“20円”とされ、利用形
態2の買い取りによる利用の場合は“100円”とさ
れ、利用形態3の期間限定1年による利用の場合は“5
0円”とされている。
【0116】フィールド4には、コンテンツデータ2の
総データ量として“300MB”、再生時間として“10
分”と記述されている。また、コンテンツデータ2は、
“MPEG-2”の規格で圧縮されているビデオデータであ
り、データの転送速度は“4Mbps”であるというデータ
も記述されている。フィールド5には、ディジタル署名
の生成アルゴリズムは“DSA”、コンテンツデータの暗
号化アルゴリズムは“DES”、暗号化のデータ単位は
“256KB”と記述されている。
【0117】図15のフローチャートの説明に戻り、ス
テップS43において、データ暗号化装置74(図7)
は、データ編集装置72から転送されるコンテンツデー
タおよびメタデータに暗号関連処理を施す。
【0118】すなわち、乱数生成ブロック94(図8)
は、暗号化鍵(コンテンツデータ用)として所定のビッ
ト数の乱数を生成し、暗号化処理サブブロック96に供
給する。暗号化処理サブブロック96は、乱数生成ブロ
ック94が生成した乱数を暗号鍵としてコンテンツデー
タを暗号化するとともに、使用権情報に配置されて決済
サーバ58から端末56に対して送信されるメタ鍵を使
用して、暗号化鍵(コンテンツデータ用)をDESなどの
共通鍵暗号方式で暗号化する。
【0119】ハッシュ値計算サブブロック98は、コン
テンツサーバ52が、サービスプロバイダ53に対して
送信するメタデータにハッシュ関数を適用してハッシュ
値を算出する。ディジタル署名生成サブブロック97
は、ハッシュ値計算サブブロック98が抽出したハッシ
ュ値を、乱数生成ブロック94が生成した乱数よりなる
暗号化鍵を利用して暗号化し、ディジタル署名を生成す
る。
【0120】ステップS44において、データ記憶装置
75は、データ暗号化装置74により暗号関連処理が施
されたデータを記憶し、必要に応じてデータ送信装置7
6に出力する。ステップS45において、データ送信装
置76は、サービスプロバイダ53が管理するサービス
サーバ54にメタデータおよびコンテンツデータを送信
する。
【0121】図17に、ステップS45の処理により送
信されるデータのフォーマットの例を示す。レイヤ1
は、ステップS42の処理により生成されたメタデー
タ、ステップS43の処理により付加されたメタデータ
用のディジタル署名、ステップS43の処理で用いられ
た暗号化鍵(コンテンツデータ用)、並びにコンテンツ
データにより構成される。コンテンツデータは、さら
に、レイヤ2としての暗号化単位ブロックにより構成さ
れている。暗号化単位ブロックは、コンテンツデータ1
の場合64KB毎のブロックとされ、コンテンツデータ2
の場合256KB毎のブロックとされている。
【0122】次に、図18のフローチャートを参照し
て、サービスプロバイダ53が管理するサービスサーバ
54(図9)の処理を説明する。ステップS61におい
て、データ送受信装置111は、コンテンツサーバ52
から、暗号関連処理が施されたコンテンツデータおよび
メタデータを受信する。
【0123】ステップS62において、メタデータ生成
装置113は、送信されてきたメタデータを確認し、元
のデータを変更し、新たなメタデータを生成する。すな
わち、このときデータ暗号化装置114は、予め取得し
たコンテンツプロバイダ51の公開鍵を利用してディジ
タル署名(メタデータ用)(図17)を復号する。そし
て、メタデータ生成装置113は、復号して得られたメ
タデータと、平文で送信されてきたメタデータを比較
し、両者が一致していること、すなわち、メタデータが
改竄されていないことを確認する。
【0124】さらに、メタデータ生成装置113は、新
たにメタデータを生成する。この新たに生成されるメタ
データは、コンテンツサーバ52が生成したメタデータ
1(図16(A))およびメタデータ2(図16(B))
のフィールド1およびフィールド3の内容を、サービス
プロバイダ53が利用者55に通知する情報に書き換え
たデータである。メタデータ3およびメタデータ4の内
容は、サービスプロバイダ53が決定する。
【0125】図19に、図16に示されるコンテンツプ
ロバイダ51が生成したメタデータが、ステップS62
の処理で、メタデータ生成装置113により変更される
ことにより、生成されたメタデータの例を示す。図16
(A)のメタデータ1を変更して生成された、図19
(A)に示すメタデータ3においては、フィールド1
に、サービスプロバイダ53を特定するサービスプロバ
イダIDが“2”、コンテンツプロバイダ51を特定する
コンテンツプロバイダIDが“2”、コンテンツデータ
を特定するコンテンツIDが“1”、メタデータ3を作
成した日時が“西暦2000年1月2日”と、それぞれ
記述されている。
【0126】フィールド3に記述されている料金には、
図16(A)に示すメタデータ1のフィールド3に記述
されている料金に、サービスプロバイダ53が利用者5
5に対してコンテンツデータを送信する送信料が付加さ
れた料金とされている。図19(A)に示したメタデー
タ3においては、料金は、コンテンツデータをストリー
ミングの利用形態により利用する場合、コンテンツプロ
バイダ51が受け取るコンテンツデータの料金に、サー
ビスプロバイダ53が受け取る送信料の10円が付加さ
れて“30円”とされ、コンテンツデータを買い取りの
利用形態により利用する場合、コンテンツプロバイダ5
1が受け取るコンテンツデータの料金に、サービスプロ
バイダ53が受け取る送信料の50円が付加されて“1
50円”とされている。
【0127】図16(B)のメタデータ2が変更される
ことにより生成された、図19(B)に示したメタデー
タ4においては、フィールド1には、サービスプロバイ
ダIDが“2”、コンテンツプロバイダIDが“2”、コ
ンテンツIDが“2”、メタデータ4を作成した日時が
“西暦2000年1月2日”と記述されている。
【0128】フィールド3に記述される料金には、コン
テンツデータの利用形態がストリーミングの場合、コン
テンツプロバイダ51が受け取るコンテンツデータの料
金に、送信料の10円が付加されて“30円”とされ、
利用形態が買い取りの場合、送信料の50円が付加され
て“150円”とされ、さらに利用形態が期間限定1年
の場合は送信料の30円が付加されて“80円”とされ
ている。
【0129】ステップS63において、データ暗号化装
置114は、新たに生成したメタデータのハッシュ値を
演算し、それを予め保持する自身の秘密鍵を用いて、新
たなディジタル署名を生成し、ステップS62の処理で
生成された新たなメタデータに付加する。データ暗号化
装置114の暗号関連処理は、コンテンツサーバ52の
データ暗号化装置74の処理と同様にして行われる。
【0130】ステップS64において、データ編集装置
112は、サービスサーバ54の各装置で処理されたデ
ータを編集し、利用者55に提供するコンテンツデータ
を作成する。このため、暗号化装置114は、送信され
てきたコンテンツデータを暗号化鍵(コンテンツデータ
用)で一旦復号する。その後のデータ編集装置112に
より行われる編集には、コンテンツサーバ52から送信
されたコンテンツデータに、ステップS62の処理で生
成されたメタデータを付加する処理、または、複数のコ
ンテンツデータを統合し、1つのコンテンツデータにま
とめて利用者55に提供するアルバム化などの処理があ
る。編集後のコンテンツデータは、データ暗号化装置1
14により暗号化鍵(コンテンツデータ用)を用いて再
び暗号化される。
【0131】ステップS65において、データ記憶装置
116は、データ編集装置112で編集され、データ暗
号化装置114により暗号化されたデータを記憶する。
ステップS66において、データ送受信装置111は、
利用者55が管理する端末56から、メタデータの送信
が要求されたか否かを判断し、メタデータの送信が要求
されたと判断するまで待機状態を維持する。その後、デ
ータ送受信装置111が、メタデータの送信が要求され
たと判断した場合、処理はステップS67に進む。
【0132】ステップS67において、データ送受信装
置111は、利用者55が要求するコンテンツデータに
対応するメタデータを、データ記憶装置116から取得
し、ネットワーク22を介して端末56に送信する。デ
ータ送受信装置111が送信するメタデータを受信した
端末56のSTB151(図17)は、メタデータに記
述されている内容を確認し、コンテンツデータの復号関
連処理の準備をする。STB151の詳細な処理につい
ては後述するが、その後、STB151からコンテンツ
データの送信が要求されてくる。
【0133】そこで、ステップS68において、データ
送受信装置111は、端末56からコンテンツデータの
送信が要求されたか否かを判断する。ステップS68に
おいて、データ送受信装置111が、端末56からコン
テンツデータの送信が要求されたと判断した場合、ステ
ップS69に進み、データ送受信装置111は、データ
記憶装置116に記憶されているコンテンツデータを、
ネットワーク22を介して端末56に送信する。
【0134】次に、決済センタ57が管理する決済サー
バ58(図10)が、端末56に対して行うコンテンツ
データの使用権情報の発行処理について、図20のフロ
ーチャートを参照して説明する。
【0135】ステップS81において、ライセンス装置
132は、端末56からコンテンツデータの使用権情報
の購入が要求されたか否かを判断し、要求されたと判断
するまで待機状態を維持する。ライセンス装置132
が、端末56から使用権情報の購入が要求されたと判断
した場合、処理はステップS82に進む。
【0136】ステップS82において、ライセンス装置
132は、使用権情報の購入を要求している利用者55
が、サービスプロバイダ53からコンテンツデータの提
供を受ける契約をしているか否かを確認するため、端末
56のSTB151から送信される情報に基づいて、S
TB151は契約対象の機器であるか否かをユーザ管理
装置133に問い合わせる。
【0137】この問い合わせに応じて、ユーザ管理装置
133は、自分自身が管理している契約情報から、使用
権情報の購入を要求するSTB151が、契約対象の機
器であるか否かを検索する。すなわち、このシステムで
は、利用者55は、コンテンツデータの提供を受ける前
に、サービスプロバイダ53と予め契約をする必要があ
る。契約情報は、サービスプロバイダ53から決済セン
タ57に供給され、ユーザ管理装置133に登録され
る。
【0138】ステップS83において、ライセンス装置
132は、ステップS82のユーザ管理装置133の検
索結果を参照して、STB151は契約機器であるか否
かを判断する。ステップS83において、ライセンス装
置132が、使用権情報の購入を要求しているSTB1
51は、契約対象の機器でないと判断した場合、端末5
6に対して使用権情報を販売することができないことを
通知し、処理を終了する。
【0139】一方、ステップS83において、ライセン
ス装置132が、使用権情報の購入を要求しているST
B151は、契約対象の機器であると判断した場合、ス
テップS84に進み、ライセンス装置132は、データ
送受信装置131からネットワーク22を介してSTB
151の暗号化処理ブロック163(図12)と相互認
証を行い、セッション鍵を共有する。
【0140】ステップS85において、ライセンス装置
132は、相互認証が成立したか否かを判断し、相互認
証が成立していないと判断した場合、処理は終了され
る。ステップS85において、ライセンス装置132
が、相互認証が成立したと判断した場合、ステップS8
6に進み、ライセンス装置132は、STB151から
送信される要求内容に基づいて、使用権情報の発行が可
能であるか否かを著作権管理装置134に問い合わせ
る。
【0141】STB151から送信される要求内容に
は、利用者55が利用を希望するコンテンツデータのコ
ンテンツID、コンテンツデータの利用形態、および使用
権情報の代金の決済方法が含まれる。例えば、決済方法
がクレジットカードによる決済の場合、クレジットカー
ドのカード番号が、また、決済方法がプリペイドカード
型の電子マネーによる決済の場合、プリペイドカードの
カード番号が、それぞれ含まれる。STB151から送
信される要求情報は、改竄などの不正処理を防ぐため
に、暗号化処理ブロック163により暗号化されてST
B151から送信される。
【0142】ステップS87において、ライセンス装置
132は、ステップS86で著作権管理装置134に問
い合わせた結果を参照して、使用権情報の発行が可能で
あるか否かを判断する。ステップS87において、ライ
センス装置132が、使用権情報の発行ができないと判
断した場合、端末56に使用権情報の発行ができないこ
とを通知し、処理を終了する。
【0143】ステップS87において、ライセンス装置
132が、使用権情報の発行が可能であると判断した場
合、ステップS88に進み、ライセンス装置132は、
課金装置135に対して課金処理を要求する。課金装置
135は、ステップS89において、自らが管理してい
る料金情報から、利用者55が要求する使用権情報の代
金を取得し、決済装置136に対して決済処理の要求を
するとともに、端末56に対して課金情報を通知する。
【0144】ステップS90において、課金装置135
から決済処理の要求を受けた決済装置136は、決済処
理を行う。決済方法がクレジットカードによる決済の場
合、決済装置136は、図示せぬクレジットカード会社
の決済サーバに、使用権情報の購入を要求している利用
者55のユーザID、および課金装置135が取得した使
用権情報の代金を通知し、クレジット会社の決済サーバ
から、決済が可能であるか否かのメッセージを受け取
る。決済装置136は、メッセージの結果を課金装置1
35に通知する。
【0145】利用者55が要求する決済方法が、プリペ
イドカード型の電子マネーによる決済の場合、決済装置
136は、利用者55から通知されたカードIDと、自分
自身が管理するプリペイドカードのカードIDを照合し、
決済が可能であるか否かを判断する。決済装置136
は、この判断結果を課金装置135に通知するととも
に、決済が可能である場合、利用者55が使用している
プリペイドカード型の電子マネーの残高情報を更新す
る。
【0146】ステップS91において、課金装置135
は、決済装置136から通知される情報により、決済が
成立したか否かを判断する。ステップS91において、
決済は成立されていないと判断された場合、課金装置1
35は、決済が成立していないことを利用者55に通知
し、処理を終了する。
【0147】ステップS91において、課金装置135
が、決済は成立したと判断した場合、ライセンス装置1
32に決済が成立したことを通知する。このときステッ
プS92の処理として、ライセンス装置132は、使用
権情報をセッション鍵で暗号化し、ネットワーク22を
介して端末56に送信する。送信された使用権情報は、
STB151の暗号化処理ブロック163によりセッシ
ョン鍵が用いられて復号される。
【0148】図21は、使用権情報の例を示す図であ
る。この使用権情報の例では、フィールド1には、利用
者55に対してコンテンツデータの使用権情報の発行を
許可するコンテンツプロバイダ51のIDが“2”、利用
が許可されたコンテンツデータのコンテンツIDが
“1”、および使用権の権利発生日時が“西暦2000
年1月2日”と記述されている。
【0149】フィールド2には、コンテンツプロバイダ
51により許可された利用形態がストリーミングである
ことが記述されており、フィールド3には、そのストリ
ーミングによる利用形態の料金が“30円”と記述され
ている。
【0150】フィールド4には、メタ鍵が配置されてい
る。通常、利用が許可されたコンテンツデータを復号す
るための鍵(暗号化鍵(コンテンツデータ用)(図1
7))は暗号化されており、メタ鍵はその暗号化鍵(コ
ンテンツデータ用)を復号して取得するための鍵であ
る。
【0151】フィールド5には、使用権情報全体のディ
ジタル署名が付加される。使用権情報は、STB151
の暗号化処理ブロック163により、そのディジタル署
名の検証が行われた後、暗号化処理ブロック163の内
部に配置されているフラッシュメモリ185に記憶され
る。記憶された使用権情報は、コンテンツデータの復号
関連処理において、適宜、利用される。
【0152】次に、使用権情報を取得した後のSTB1
51(図12)の処理について、図22と図23のフロ
ーチャートを参照して説明する。なお、本実施の形態に
おいては、STB151の暗号化処理ブロック163の
暗号化処理サブブロック187(図13)におけるDE
Sの復号処理能力を、供給されるクロックが5MHzの
時には1秒あたり1Mビット、25MHzの時には1秒
あたり5Mビットとする。STB151のその他のブロ
ックは、それぞれデータの処理能力は、5MHzの時に
は1秒あたり50Mビット、25MHzの時には1秒あ
たり250Mビットとする。
【0153】ステップS101において、利用者55か
らの指令に基づいてSTB151のコントローラ162
は、サービスサーバ54に対して、使用権情報を購入し
たコンテンツデータに対応するメタデータの送信を要求
する。
【0154】ステップS102において、データ送受信
ブロック161は、サービスサーバ54から送信された
メタデータを、ネットワーク22を介して受信する。ス
テップS102で受信されたメタデータは、図19に示
したメタデータ3またはメタデータ4である。コントロ
ーラ162は、受信されたメタデータには、ディジタル
署名が付加されているため、ディジタル署名の検証が必
要であると認識する。そこで、コントローラ162は、
メタデータを暗号化処理ブロック163に転送する。
【0155】ステップS103において、暗号化処理ブ
ロック163のマイクロプロセッサ182(図12)
は、転送されてきたメタデータのディジタル署名を検証
し、メタデータの正当性を判断する。
【0156】すなわち、ハッシュ値計算サブブロック1
89は、平文で送られてきたメタデータにハッシュ関数
を適用してハッシュ値を演算する。暗号化処理サブブロ
ック187は、フラッシュメモリ185に記憶されてい
るサービスプロバイダ53の公開鍵を用いてディジタル
署名を復号し、そこに含まれるハッシュ値を得る。
【0157】ディジタル署名検証サブブロック188
は、ハッシュ値計算サブブロック189が、転送された
メタデータの全文からハッシュ関数を利用して算出した
ハッシュ値と、暗号化処理サブブロック187により復
号されたハッシュ値を比較することにより、ディジタル
署名を検証する。
【0158】なお、ハッシュ値計算サブブロック189
が利用するハッシュ関数は、コンテンツサーバ52のハ
ッシュ値計算サブブロック98や、サービスサーバ54
のデータ暗号化装置114が利用するハッシュ関数と同
一の関数である。
【0159】マイクロプロセッサ182は、ディジタル
署名検証サブブロック188が検証した結果を取得し、
不正処理の有無を判断する。ステップS104におい
て、マイクロプロセッサ182は、メタデータが正常な
データ(改竄されていないデータ)であるか否かを判断
し、不正処理を認識した場合(ハッシュ値が一致しない
場合)、コントローラ162に通知する。コントローラ
162は、不正処理の存在を利用者55に通知し、処理
を終了する。
【0160】一方、ステップS104において、マイク
ロプロセッサ182により、メタデータが正常なデータ
であることが確認された場合、ステップS105に進
み、マイクロプロセッサ182は、受信したメタデータ
の内容を、決済センタ57から購入し、フラッシュメモ
リ185に記憶されている使用権情報の内容と比較す
る。この処理により、データ送受信ブロック161が受
信したメタデータは、利用者55が使用権情報を購入
し、サービスサーバ54に送信を要求するコンテンツデ
ータに対応するメタデータであるか否かがマイクロプロ
セッサ182により判断される。
【0161】ステップS106において、マイクロプロ
セッサ182が、メタデータの内容と使用権情報の内容
を比較し、メタデータの正当性を確認した場合、ステッ
プS107に進む。マイクロプロセッサ182は、メタ
データの情報より各ブロックの必要動作周波数を設定す
る。例えば、サービスサーバ54から送信されるコンテ
ンツデータに、図19(A)のメタデータ3が対応され
ている場合のマイクロプロセッサ182の処理について
説明する。
【0162】マイクロプロセッサ182は、メタデータ
3のフィールド4の内容から、コンテンツの転送速度が
128キロビット秒であることを認識する。一方、暗号
化処理ブロック163の暗号化処理サブブロック187
におけるDESの復号処理能力は、動作周波数が5MH
zであっても1Mビット秒であるからマイクロプロセッ
サ182は、この値で十分であると判断する。その他の
ブロックも、本実施の形態では、動作周波数が5MHz
での動作で十分要求を満たすため、ステップS108に
おいて、各ブロックは要求される条件を履行可能である
と判断され、ステップS109に進む。
【0163】一方、図19(B)のメタデータ4の場合、
データの転送速度が4Mビット秒のため動作周波数が5
MHzの場合、DESの復号化処理は間に合わないと判
断される。動作周波数が25MHzでは5Mビットで復
号化処理が可能なため、25MHzで動作するよう設定
される。
【0164】ステップS109において、各ブロックの
動作周波数を設定する。その上で、暗号化処理部186
の各サブブロックにメタデータの情報を与える。ステッ
プS110において、STB151のコントローラ16
2は、コンテンツデータの送信を要求する。ステップS
111において、暗号化処理ブロックの各ブロックは、
所定の処理を開始する。
【0165】ステップS112において、マイクロプロ
セッサ182は、暗号化処理ブロックの各ブロックの処
理状況の検証を行う。本実施の形態においては、各ブロ
ックの処理能力は、予めマイクロプロセッサ182に確
認されているため、ステップS112では、各ブロック
が、処理のエラーなどにより期待される時間内に処理が
終了しない可能性があるか否かを検証することになる。
ステップS113において、期待される時間内に処理が
終了しない可能性があると判断された場合、スステップ
S114に進む。
【0166】ステップS114において、マイクロプロ
セッサ182は、各ブロックの動作周波数の設定の変更
により所定の条件(この場合、場合時間条件)が満足さ
れるかの判断を行う。ステップS115において、満足
しないと判断された場合、処理が終了され、満足すると
判断された場合、ステップS116に進む。ステップS
116において、問題の処理ブロックの動作周波数が、
周波数制御ブロックを介して修正される。
【0167】一方、ステップS113において、処理は
所定通りと判断された場合、ステップS117に進む。
ステップS117において、データの処理が終了したか
否かが判断され、終了したと判断された場合、全体の処
理が終了される。一方、ステップS117において、処
理は終了していないと判断された場合、ステップS11
2に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0168】このようにして、データおよび処理の要求
条件に応じて、処理ブロックの処理速度を制御すること
で、要求条件に柔軟に対応しつつリアルタイム性を実現
した暗号等のデータ処理を実現できる。
【0169】以下、処理ブロックの動作周波数を制御す
ることでデータ処理を行う場合のSTB151の処理の
他の実施の形態について説明する。本実施の形態では、
STB151の暗号化処理ブロック163の暗号化処理
サブブロック187におけるDESの復号処理によって
生じる消費電力は、動作周波数5MHzの場合、200ミ
リワット、25MHzの場合1ワットとする。また、残
りの処理ブロックの消費電力は動作周波数5MHzの場
合、300ミリワット、25MHzの場合1.5ワットとす
る。
【0170】なお、以下の説明において図22と図23
のフローチャートで、STB151が、メタデータ3お
よびメタデータ4を有するコンテンツデータを受信した
場合と同一の処理については、その説明は、適宜、省略
する。
【0171】本実施の形態では、図24に示すメタデー
タ6に対応するコンテンツデータ6を受信した場合の処
理に関して説明する。まず、コンテンツデータ6とメタ
データ6について説明する。コンテンツデータ6は、J
PEG形式で圧縮され、DESにより暗号化された静止
画像データである。図24に示すように、メタデータ6
のフィールド1,2,3,5のデータの表現形式は、図
19に示したメタデータ3,4と同様である。フィール
ド4には、データ全体の大きさ、データの圧縮形式、お
よび、要求消費電力基準が規定されている。要求消費電
力基準とは、システムがデータ処理を行う上で守るべき
消費電力値のことである。
【0172】マイクロプロセッサ182が、メタデータ
6を受信した場合、マイクロプロセッサ182は、メタ
データ6に記述されている内容から、暗号処理ブロック
においてDESの復号化処理の動作速度の判断を行う
(図22のステップS107の処理)。この場合、リア
ルタイム性が要求されるデータではないため、マイクロ
プロセッサ182は、STB151が満たすべき消費電
力の上限の条件から、DESの復号化処理の動作速度を
判断する。
【0173】メタデータ6のフィールド4より、STB
151では、リアルタイム性が要求されない処理におい
ては、システムの消費電力は1.5ワット以下であるこ
とが要求されているため、動作周波数5MHzで動作す
るように設定が行なわれる(図22のステップS109
の処理)。このようにしてSTB151は、静止画デー
タコンテンツ6の復号化処理を開始する。
【0174】処理の過程で予想していたよりも消費電力
が消費されていることが認識された場合、動作周波数の
設定が変更可能なとき、適宜、動作周波数数の変更が行
なわれるが(図23のステップS116の処理)、この
場合、要求される消費電力の条件を満たしつつ設定を変
更することができないため、処理が終了される(図23
のステップS115の処理により修正により条件が満足
されないと判断される)。修正させる条件を備えている
場合には、設定が変更されて処理が継続される。
【0175】このようにして、処理ブロックの動作周波
数を制御することで要求される消費電力条件を守りつ
つ、処理の高速化を実現できる。
【0176】なお、本発明は、上述した実施の形態に限
られるものではなく、ディジタルデータを処理する様々
な装置(コンテンツデータ以外のデータを処理する装
置)に適用可能である。上述した実施の形態において
は、コンテンツデータ等の復号化処理にあたってのメモ
リとして、STB151の内部に配置されている、フラ
ッシュメモリ164や、STB151内のさらに暗号化
処理ブロック163内のフラッシュメモリ185を用い
たが、IEEE(The Institute of Electrical and Electr
onics Engineer,Inc)1394などの通信インタフェー
スを介してデータを送受信することが可能である場合、
外部の装置に配置されているメモリを利用することもで
きる。
【0177】上述した一連の処理は、ハードウェアによ
り実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行
させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより
実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプロ
グラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコン
ピュータ、または、各種のプログラムをインストールす
ることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば
汎用のパーソナルコンピュータや、STB151など
に、記録媒体からインストールされる。
【0178】図25は、一連の処理を実行するソフトウ
ェアがインストールされるパーソナルコンピュータ20
1の構成例を示している。パーソナルコンピュータ20
1は、CPU(Central Processing Unit)211を内蔵して
いる。CPU211にはバス214を介して、入出力イン
タフェース215が接続されている。
【0179】入出力インタフェース215には、キーボ
ード、マウスなどの入力デバイスよりなる入力部21
6、処理結果としての例えば音声信号を出力する出力部
217、処理結果としての画像を表示するディスプレイ
などよりなる表示部218、プログラムや各種データを
格納するハードディスクドライブなどよりなる記憶部2
19、LAN(Local Area Network)やインタネットを介し
てデータを通信するモデムなどよりなる通信部220、
および、磁気ディスク231(フロッピディスクを含
む)、光ディスク232(CD-ROM(Compact Disc-R
ead Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)を含
む)、光磁気ディスク233(MD(Mini Disc)を含
む)、もしくは半導体メモリ234などの記録媒体に対
してデータを読み書きするドライブ221が接続されて
いる。バス214には、ROM(Read OnlyMemory)21
2およびRAM213も接続されている。
【0180】一連の処理を実行するソフトウェアは、磁
気ディスク231、光ディスク232、光磁気ディスク
233、および半導体メモリ234に格納された状態で
パーソナルコンピュータ201に供給され、ドライブ2
21によって読み出されて、記憶部219に内蔵される
ハードディスクドライブにインストールされる。記憶部
219にインストールされているエージェントプログラ
ムは、入力部216に入力されるユーザからのコマンド
に対応するCPU211の指令によって、記憶部219か
らRAM213にロードされて実行される。
【0181】なお、本明細書において、記録媒体に記録
されるプログラムを記述するステップは、記載された順
序に従って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずし
も時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に
実行される処理をも含むものである。
【0182】また、本明細書において、システムとは、
複数の装置により構成される装置全体を表すものであ
る。
【0183】
【発明の効果】以上の如く本発明の情報処理装置および
方法、並びにプログラムによれば、受信された処理情報
を基に、データを処理するのに必要な処理能力を判断
し、その処理能力に対応する動作周波数を設定し、設定
された動作周波数で、データが処理されるように制御す
る。ようにしたので、低コストで、かつ、機能変更が容
易な、迅速にデータを処理することができる装置を実現
することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の復号LSIの構成例を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明を適用したデータ処理システムの構成例
を示すブロック図である。
【図3】データ送信装置の処理を説明するフローチャー
トである。
【図4】データ受信装置の処理を説明するフローチャー
トである。
【図5】図4に続くフローチャートである。
【図6】本発明を適用したコンテンツ配信システムの概
念を示す図である。
【図7】コンテンツサーバの構成例を示すブロック図で
ある。
【図8】データ暗号化装置の詳細な構成例を示すブロッ
ク図である。
【図9】サービスサーバの構成例を示すブロック図であ
る。
【図10】決済サーバの構成例を示すブロック図であ
る。
【図11】端末の構成例を示すブロック図である。
【図12】セットトップボックスの構成例を示すブロッ
ク図である。
【図13】暗号化処理ブロックの詳細な構成例を示すブ
ロック図である。
【図14】暗号化処理ブロックが送受信するデータ形式
の例を示す図である。
【図15】コンテンツサーバの処理を説明するフローチ
ャートである。
【図16】コンテンツサーバが生成するメタデータの例
を示す図である。
【図17】コンテンツサーバが送信するデータのフォー
マットの例を示す図である。
【図18】サービスプロバイダの処理を説明するフロー
チャートである。
【図19】サービスサーバが生成するメタデータの例を
示す図である。
【図20】決済サーバの使用権情報の発行処理を説明す
るフローチャートである。
【図21】使用権情報の例を示す図である。
【図22】セットトップボックスの処理を説明するフロ
ーチャートである。
【図23】図22の続きのフローチャートである。
【図24】データ配置のフォーマットの例を説明する図
である。
【図25】パーソナルコンピュータの構成例を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
21 データ送信装置, 22 ネットワーク, 23
データ受信装置,41 データ受信部, 42 デー
タ処理判断部, 43 復号処理部, 44計算部,
45 データ記憶部, 56 端末, 151 セット
トップボックス, 152 データ再生装置, 161
データ送受信ブロック, 162コントローラ, 1
63 暗号化処理ブロック, 164 フラッシュメモ
リ, 165 外部RAM, 181 入出力インタフ
ェースブロック, 182マイクロプロセッサ, 18
3 RAM, 184 乱数生成ブロック, 185
フラッシュメモリ, 186 暗号化処理部, 187
暗号化処理サブブロック, 188 ディジタル署名
検証サブブロック, 189 ハッシュ値計算サブブロ
ック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B079 BA01 BB01 BC10 DD20 5C064 BA07 BB02 BC04 BC06 BC17 BC18 BC22 BC25 BD02 BD08 BD09 BD13 CA14 CB01 CC04 5J104 AA09 AA20 LA01 LA05 LA06 NA02 NA12 PA06 PA07

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データと、前記データの処理に関する処
    理情報を受信する受信手段と、 前記受信手段により受信された前記処理情報を基に、前
    記データを処理するのに必要な処理能力を判断する判断
    手段と、 前記判断手段により判断された処理能力に対応する動作
    周波数を設定する設定手段と、 前記データを処理する処理手段と、 前記設定手段により設定された前記動作周波数で、前記
    処理手段が動作するように、前記処理手段を制御する制
    御手段とを含むことを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記処理手段による処理が適正に行われ
    ているか否かを判定する判定手段と、 前記判定手段により前記処理手段による処理が適正に行
    われていないと判定された場合、前記設定手段に、前記
    動作周波数の再設定を指示する指示手段とをさらに含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記判断手段は、前記情報に含まれる前
    記データを処理する際の転送速度に関する情報を基に、
    前記処理能力を判断することを特徴とする請求項1に記
    載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記判断手段は、前記情報に含まれる前
    記データを処理する際の消費電力に関する情報を基に、
    前記処理能力を判断することを特徴とする請求項1に記
    載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】 データと、前記データの処理に関する処
    理情報の受信を制御する受信制御ステップと、 前記受信制御ステップの処理で受信が制御された前記処
    理情報を基に、前記データを処理するのに必要な処理能
    力を判断する判断ステップと、 前記判断ステップの処理で判断された処理能力に対応す
    る動作周波数を設定する設定ステップと、 前記データを処理する処理ステップと、 前記設定ステップの処理で設定された前記動作周波数
    で、前記処理ステップによる処理が動作されるように、
    前記処理ステップの処理を制御する制御ステップとを含
    むことを特徴とする情報処理方法。
  6. 【請求項6】 データと、前記データの処理に関する処
    理情報の受信を制御する受信制御ステップと、 前記受信制御ステップの処理で受信が制御された前記処
    理情報を基に、前記データを処理するのに必要な処理能
    力を判断する判断ステップと、 前記判断ステップの処理で判断された処理能力に対応す
    る動作周波数を設定する設定ステップと、 前記データを処理する処理ステップと、 前記設定ステップの処理で設定された前記動作周波数
    で、前記処理ステップによる処理が動作されるように、
    前記処理ステップの処理を制御する制御ステップとを含
    むことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプロ
    グラムが記録されている記録媒体。
  7. 【請求項7】 データと、前記データの処理に関する処
    理情報の受信を制御する受信制御ステップと、 前記受信制御ステップの処理で受信が制御された前記処
    理情報を基に、前記データを処理するのに必要な処理能
    力を判断する判断ステップと、 前記判断ステップの処理で判断された処理能力に対応す
    る動作周波数を設定する設定ステップと、 前記データを処理する処理ステップと、 前記設定ステップの処理で設定された前記動作周波数
    で、前記処理ステップによる処理が動作されるように、
    前記処理ステップの処理を制御する制御ステップとをコ
    ンピュータに実行させるプログラム。
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