JP2002308897A - 精子の運動不能性を引き起こす、インドのミミズの体腔液由来のタンパク質 - Google Patents

精子の運動不能性を引き起こす、インドのミミズの体腔液由来のタンパク質

Info

Publication number
JP2002308897A
JP2002308897A JP2001101744A JP2001101744A JP2002308897A JP 2002308897 A JP2002308897 A JP 2002308897A JP 2001101744 A JP2001101744 A JP 2001101744A JP 2001101744 A JP2001101744 A JP 2001101744A JP 2002308897 A JP2002308897 A JP 2002308897A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sperm
protein
immotility
earthworm
peak
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001101744A
Other languages
English (en)
Inventor
Makaajii Moffa
マカージー モフア
Biswas Shampa
ビスワズ シャンパ
Datta Malabika
ダッタ マラビカ
Samir Bhattacharaya
バッタチャーリャ サミール
Ranjan Bhadra
バドラ ランジャン
Pal Alok
パル アロク
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Council of Scientific and Industrial Research CSIR
Original Assignee
Council of Scientific and Industrial Research CSIR
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Council of Scientific and Industrial Research CSIR filed Critical Council of Scientific and Industrial Research CSIR
Priority to US09/822,756 priority Critical patent/US6569464B1/en
Priority to CNB011124350A priority patent/CN100406470C/zh
Priority to JP2001101744A priority patent/JP2002308897A/ja
Publication of JP2002308897A publication Critical patent/JP2002308897A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K35/00Medicinal preparations containing materials or reaction products thereof with undetermined constitution
    • A61K35/56Materials from animals other than mammals
    • A61K35/62Leeches; Worms, e.g. cestodes, tapeworms, nematodes, roundworms, earth worms, ascarids, filarias, hookworms, trichinella or taenia
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P15/00Drugs for genital or sexual disorders; Contraceptives
    • A61P15/16Masculine contraceptives

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Tropical Medicine & Parasitology (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Reproductive Health (AREA)
  • Endocrinology (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】ミミズ由来の精子運動不能性タンパク質、これ
を用いた避妊薬を提供する。 【解決手段】本発明は、環形動物門に属するミミズ(P
heretima posthuma)の体腔液から単
離された、新規な精子運動不能性タンパク質であり、避
妊薬として有用である。成熟した環形動物門に属するミ
ミズ(Pheretima posthuma)体腔液
(CF)中から活性因子の単離のための方法、精子運動
不能性試験の方法を提供する。本発明の精子運動不能性
タンパク質は、精子の運動不能性を引き起こす強力な効
果を有し、そして同時に、完全に非毒性である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(発明の分野)本発明は、環形動物門に属
するミミズ(Pheretima posthuma)
から単離された、避妊薬として有用な新規な精子運動不
能タンパク質に関する。本発明はまた、環形動物門に属
するミミズ(Pheretima posthuma)
の、一般に入手可能な成熟した試料の体腔液(CF)中
の、避妊薬として有用な活性因子の単離のための方法を
提供する。
【0002】(発明の背景)人口爆発のコントロール
は、インドおよび中国などのあらゆる後進国の発展に関
する、非常に重要な問題である。いくつかの避妊具およ
び避妊薬が市場にあり、これらは、疑いもなく受精能力
を調節するのに役立ち、従って人口コントロールに役立
つが、それらのほとんどは、完全な成功に関する問題、
またはステロイドを含有する経口避妊薬の場合のような
毒性の副作用に関する問題のいずれかを引き起こす。従
って、完全な成功を確実にするのみならず、有害な副作
用を生じない、非常に成功する器具または生成物が現実
に必要とされている。
【0003】従って、様々な国による試みがこのような
生成物を利用するために向けられ、そして今日までのと
ころ、完全な成功は達成されていない。日本において興
味深い話がある。東京大学の前名誉教授と研究員のグル
ープは、Eisenia foetidaの体腔液由来
の避妊薬の有効性についての調査プログラムを開始し
た。日本のミミズの体腔液由来の因子に加えて、Eis
enia foetidaは、人間を含む多数の脊椎動
物の精子の運動を直ちに止めた。このグループは非常に
興奮し、タンパク質であるこの因子の精製を続け、そし
てそれは41kDaの単量体タンパク質であることを見
出した。後に、彼らがこのタンパク質の遺伝子をまさに
クローニングしたとき、彼らはこのタンパク質の高い毒
性を突然発見した(Sekizawaら、1996,B
iomed.Res.,17(3)、197−203;
Sekizawaら、1997,Gene,191,9
7−102;Yamajiら、1998,J.Bio
l.Chem.,273(9),5300−5306;
Kobayashiら、2000,J.Expl.Zo
ol.,286,538−549)。このタンパク質の
血液への注射により、ラットおよびマウスが直ちに死亡
した。このタンパク質のRBC調製物への添加は、細胞
を即座に溶解した。この出来事は、彼らの目的を台無し
にしたが、彼らはこのタンパク質の別の重要な局面(す
なわち、そのスフィンゴミエリン(大多数の脊椎動物の
細胞膜においていつも存在する脂質)に結合する特異
性)を観察し得た。細胞が溶解するのはこの結合によ
る。しかし、彼らは、非常に特異的なスフィンゴミエリ
ン結合タンパク質を発見し、そしてこのようなタンパク
質はまだ入手可能ではないので、このタンパク質は例外
的に重要なタンパク質である。それはlyseninと
名前が付けられ、そのスフィンゴミエリンに結合する性
質のため、高価で市販される。彼らはまた、lysen
inについての多数の論文を発行した。
【0004】明らかに、彼らの主な目的(すなわち、そ
の避妊薬としての使用)は失敗であったが、商業的価値
はそれ以上である。
【0005】(発明の目的)本発明の主な目的は、精子
の即時の運動不能を引き起こし、そして避妊薬として使
用され得る、ミミズの体腔液(CF)由来の因子を同定
することである。
【0006】本発明の別の目的は、重篤な副作用を示
す、今日市販されている他の避妊薬と比較した場合、完
全に非毒性の化合物としてその因子を提案することであ
る。
【0007】(発明の要旨)本発明は、以下を提供す
る: 1.以下の特徴: a.アニオン性タンパク質、 b.20kDaの分子量、 c.非毒性であり、そしていかなる溶血活性もなく、そ
して d.2分以内に100%精子運動不能性を引き起こす、
を有する、ミミズ(Pheretima posthu
ma)から単離された新規な精子運動不能性タンパク
質。
【0008】2.10〜15mg/kg体重の範囲の用
量がラットおよびマウスに1ヶ月間投与される場合、い
かなる有害な効果も有さない、請求項1に記載のタンパ
ク質。
【0009】3.ヒトを含む哺乳動物の身体に内服用お
よび外用のために使用され得る、請求項1に記載のタン
パク質。
【0010】4.環形動物門に属するミミズ(Pher
etima posthuma)から得られた体腔液抽
出物を含む、避妊薬としても有用な、新規な精子運動不
能性薬剤。
【0011】5.従来の薬学的に受容可能な添加物をさ
らに含む、請求項4に記載の新規な精子運動不能性薬
剤。
【0012】6.ゲル、粉末、カプセル、溶液、錠剤、
クリームの形態の、請求項5に記載の新規な精子運動不
能性薬剤。
【0013】7.非毒性であり、そして哺乳動物に注射
された場合にいかなる溶血効果も示さない、請求項4に
記載の新規な精子運動不能性薬剤。
【0014】8.2分以内に100%精子運動不能性を
示す、請求項4および5に記載の新規な精子運動不能性
薬剤。
【0015】9.非ステロイドであり、そして外用的に
使用され得る、請求項4に記載の新規な精子運動不能性
薬剤。
【0016】10.一般的に利用可能な成熟した試料で
あるミミズ(Pheretimaposthuma)の
CF(体腔液)中の活性因子の単離のための方法であっ
て、該方法は以下の工程: a.一般的に利用可能な成熟した試料である該ミミズ
(Pheretimaposthuma)由来の体腔液
(CF)を提供し、そして該CFを、超音波処理、続い
て遠心分離に供する工程、 b.CFの粗抽出物として上清を得る工程、 c.CFの該粗抽出物を、ゲル濾過クロマトグラフィー
に供する工程、 d.280nmでタンパク質フラクションをモニターす
る工程、 e.3つのタンパク質ピークを得、そして各ピークの活
性をアッセイする工程、 f.活性ピークIIIを収集し、凍結乾燥し、透析し、
そしてそれをさらなる精製のためにDEAEカラムでH
PLCに供する工程 g.非結合タンパク質および結合タンパク質を溶出する
工程、 h.280nmで各タンパク質ピークの吸光度を調べる
工程、 i.各ピークをプールし、凍結乾燥し、そして透析し、
そしてこれらの精子運動性に対する活性をチェックする
工程、および j.精子運動不能性効果を示す1番目の結合ピークを同
定し、そしてそれをその純度および分子量を決定するた
めにSDS−PAGEに供する工程、を包含する、方
法。
【0017】11.前記CFが、10〜15mg/kg
体重の範囲の用量でそれをラットおよびマウスに注射す
ることによる、運動不能性試験に供され、そして該注射
の1ヶ月後でさえも死亡率を示さない、請求項10に記
載の方法。
【0018】12.10μlの用量の前記粗抽出物を、
250μlのRBC調製物に加えることによる、ラット
RBCを用いる溶血試験を行い、30分間のインキュベ
ーションの後でさえ、いかなる溶血活性も有さないタン
パク質を表すインタクトなRBCを示す、請求項10に
記載の方法。
【0019】13.バイオアッセイに使用するための、
オスのラットおよびマウス由来の精子懸濁液を調製する
方法であって、該方法は以下の工程: a.繁殖性のオスのラットおよびマウスから精液を集
め、そしてBWW培地で希釈し、CO2インキュベータ
ー中で、空気中で5%のCO2の存在下、37℃で、オ
イルカバー下で平衡化する工程、 b.該精子懸濁液を再びインキュベートし、精子が活発
に泳ぐのを可能にする工程、 c.少なくとも70%の前進運動性を有する、高運動性
の精子懸濁液を収集する工程、および d.該精子懸濁液を約5〜10分間遠心分離し、ペレッ
ト化した精子を希釈して、40〜50μlの必要な濃度
(2.0×105〜2.5×105の精子)に到達させる
工程、を包含する、方法。
【0020】14.環形動物門に属するミミズ(Phe
retima posthuma)から得られた、哺乳
動物において外的または内的に使用され得る、避妊用化
合物。
【0021】本出願人らは、インドのミミズ(Pher
etima posthuma)を用いる研究を開始
し、体腔液を抽出し、精子の運動性についてそれらを試
験し、そしてそれもまた、lyseninと同じくらい
効果的に精子の運動を直ちに止めることを見出した。し
かし、明白な違いが存在する。インドのミミズ由来の抽
出物は、ラット、マウスまたはウサギのいかなる死亡率
も生じなかった。この毒性についての徹底的な試験は、
肝臓機能または他の組織の機能への有害な効果を示さな
かった。さらに、RBC調製物へのその添加は、lys
eninに関して観察されたような、細胞のいかなる溶
解も生じなかった。従って、この抽出物は、有害な副作
用なしで精子の即時の運動不能性を引き起こすための特
性を有する。これは、真の長所であり、そして受精率の
コントロールのために有利に使用され得る。この因子は
また、タンパク質である。本出願人らはまた、分子排除
クロマトグラフィー(SG−100)、続いてHPLC
アニオンクロマトグラフィーを通してそれを精製した。
従って、これはインドのミミズ供給源由来の新規な生成
物であり保護を必要とする。
【0022】(表の簡単な説明) 表1:各タンパク質ピークの運動不能性をチェックする
ための、精子懸濁液へのそれらの添加のデータ。15μ
gの各タンパク質ピークを精子懸濁液に加え、そして運
動不能性を引き起こすそれらの効果を、30秒、2分、
5分および10分でモニターした。PIIIのみが10
0%運動不能性を引き起こし、一方PIおよびPIIは
効果を有さなかった。
【0023】表2:各タンパク質ピークの運動不能性を
チェックするための、精子懸濁液へのそれらの添加のデ
ータ。5μgの各タンパク質ピークを精子懸濁液に加
え、そして運動不能性を引き起こすそれらの効果を、3
0秒、2分、5分および10分でモニターした。精子の
100%運動不能性が、1番目の結合ピークのタンパク
質により引き起こされ、これはこのフラクション中の活
性因子の存在を示す。
【0024】(発明の詳細な説明)従って、本発明は、
以下の特徴: (a)アニオン性タンパク質、(b)20kDaの分子
量、(c)非毒性であり、そしていかなる溶血活性もな
く、そして(d)2分以内に100%精子運動不能性を
引き起こすを有する、ミミズ(Pheretima p
osthuma)より単離された、新規な精子運動不能
性タンパク質を提供する。
【0025】本発明の実施形態においては、10〜15
mg/kg体重の範囲の用量のこのタンパク質がラット
およびマウスに1ヶ月間投与される場合、このタンパク
質はいかなる有害な効果も有さない。
【0026】別の本発明の実施形態においては、このタ
ンパク質は、ヒトを含む哺乳動物の身体に内服用および
外用のために使用され得る。
【0027】さらに別の本発明の実施形態においては、
避妊薬としてもまた有用なこの精子運動不能性薬剤は、
環形動物門に属するミミズ(Pheretima po
sthuma)から得られた体腔液抽出物を含む。
【0028】さらに別の実施形態においては、この新規
な精子運動不能性薬剤は、従来の薬学的に受容可能な添
加物をさらに含む。
【0029】なお別の本発明の実施形態においては、こ
の新規な精子運動不能性薬剤は、溶液、ゲル、粉末、カ
プセル、錠剤およびクリームの形態である。
【0030】なお別の本発明の実施形態においては、こ
の新規な精子運動不能性薬剤は、哺乳動物に注射される
場合、非毒性であり、そしていかなる溶血活性も示さな
い。
【0031】なお別の本発明の実施形態においては、こ
の新規な精子運動不能性薬剤は、2分以内に100%精
子運動不能性を示す。
【0032】なお別の本発明の実施形態においては、こ
の新規な精子運動不能性薬剤は、非ステロイドであり、
そして外的に使用され得る。
【0033】もう1つの本発明の実施形態は、一般的に
利用可能な成熟試料であるミミズ(Pheretima
posthuma)のCF(体腔液)中の活性因子の
単離のための方法に関し、この方法は、以下の工程: a.一般的に利用可能な成熟試料であるミミズ(Phe
retima posthuma)由来の体腔液(C
F)を提供し、そしてこのCFを、超音波処理、続いて
遠心分離に供する工程、 b.CFの粗抽出物として上清を得る工程、 c.このCFの粗抽出物を、ゲル濾過クロマトグラフィ
ーに供する工程、 d.280nmでタンパク質フラクションをモニターす
る工程、 e.3つのタンパク質ピークを得、そして各ピークの活
性をアッセイする工程、 f.活性ピークIIIを収集し、凍結乾燥し、透析し、
そしてそれをさらなる精製のためにDEAEカラムでH
PLCに供する工程、 g.非結合タンパク質および結合タンパク質を溶出する
工程、 h.280nmで各タンパク質ピークの吸光度を調べる
工程、 i.各ピークをプールし、凍結乾燥し、そして透析し、
そしてこれらの精子運動性に対する活性をチェックする
工程、および j.精子運動不能性効果を示す1番目の結合ピークを同
定し、そしてそれをその純度および分子量を決定するた
めにSDS−PAGEに供する工程、を包含する。
【0034】別の本発明の実施形態においては、このC
Fを、10〜15mg/kg体重の範囲の用量でそれを
ラットおよびマウスに注射することによる、運動不能性
試験に供し、これはこのような注射の1ヶ月後でさえも
死亡率を示さない。
【0035】さらに別の本発明の実施形態においては、
10μlの用量の粗抽出物を250μlのRBC調製物
に加えることによる、ラットRBCを用いる溶血試験を
行う方法に関し、これは、30分間のインキュベーショ
ンの後でさえインタクトなRBCが、いかなる溶血活性
も有さないタンパク質を表すことを示す。
【0036】なお別の実施形態においては、オスのラッ
トおよびマウス由来の精子懸濁液を調製し、バイオアッ
セイに使用する方法を提供し、この方法は以下の工程: a.繁殖性のオスのラットおよびマウスから精液を集
め、そしてBWW培地で希釈し、CO2インキュベータ
ー中で、空気中で5%のCO2の存在下、37℃で、オ
イルカバー(caverage)下で平衡化する工程、 b.精子懸濁液を再びインキュベートし、精子が活発に
泳ぐのを可能にする工程、 c.少なくとも70%の前進運動性を有する、高運動性
の精子懸濁液を収集する工程、および d.この精子懸濁液を約5〜10分間遠心分離し、ペレ
ット化した精子を希釈して、40〜50μlの必要な濃
度(2.0×105〜2.5×105の精子)に到達させ
る工程、を包含する。
【0037】なお別の実施形態においては、環形動物門
に属するミミズ(Pheretima posthum
a)から得られたこの避妊用化合物は、哺乳動物におい
て外的または内的に使用され得る。
【0038】(I 有効成分のバイオアッセイ) ((a)精子の収集および精子懸濁液の調製)このアッ
セイのための精子を、繁殖性のオスのラットおよびマウ
スの精巣上体尾部(cauda)から収集し、そしてB
WW培地(NaCl 94mM、KCl 4.7mM、
CaCl2 1.7mM、KH2PO4 1.2mM、M
gSO4・7H2O 1.2mM、NaHCO3 25m
M、ピルビン酸Na 0.5mM、乳酸Na 19m
M、グルコース 5mM、0.4%BSA、0.1%抗
生物質溶液、pH7.2)で希釈し、そしてこれをCO
2インキュベーター中で、空気中で5%のCO2の存在
下、37℃でオイルカバー下で平衡化した。この精子懸
濁液を再びインキュベートし、精子が活発に泳ぐのを可
能にした。1時間後、活発に泳ぐ精子を精子懸濁液の上
部から集めた。活発に泳ぐ精子の濃度をMaclar’
sチャンバーで決定した。これらの精子の性質および運
動性もまたチェックした。少なくとも70%の前進運動
性を有する、高運動性の精子懸濁液を実験のために考慮
に入れた。これらの活発に泳ぐ精子を精子懸濁液の上部
から集め;1000rpmで5分間遠心分離し、そして
ペレット化した精子を希釈して必要な濃度に到達させ
た。50μl(2.5×105の精子)の精子懸濁液
を、35mm使い捨てペトリ皿に置き、そしてCO2
ンキュベーター中で、5%CO2の空気中、終夜で、予
め平衡化した鉱油(Sigma)でカバーした。
【0039】((b)種々のタンパク質フラクションの
精子運動性に対する効果)精子運動不能性についての試
験をするすべてのフラクションを、リン酸塩緩衝化生理
食塩水(PBS)で希釈した。50μlの試験材料を精
子懸濁液小滴に加え;コントロール研究のために、同体
積のPBSを試験溶液の代わりに加えた。精子運動性の
性質を、顕微鏡で、試験材料の添加後30秒、2分、5
分および10分の間隔で観察した。この段階の間、培養
皿をCO2インキュベーター中に維持した。最後の観察
後、全ての試験小滴のpHを、試験懸濁液のpHの任意
の偏差を確認するために記録した。
【0040】(II.有効成分の抽出および精製)ミミ
ズの成熟した試料を滅菌針で刺した。約100のこのよ
うなミミズをビーカーに取り、45分間、超音波処理に
供した。15mlの体腔液(CF)をこの方法により得
た。これを10,000rpmで20分間遠心分離し
た。上清を−20℃で貯蔵し、CFの粗抽出物として、
そしてまた有効成分のさらなる精製のために用いた。
【0041】(a)分子排除クロマトグラフィー:CF
を、0.05M PBS(pH7.2)で予め平衡化し
たSephadex G 100カラム(1.5×80
cm)によるゲル濾過クロマトグラフィーに供した。
0.5mlのCFをカラムに載せた。このカラムを、同
じ緩衝液で20ml/hの流速で溶出し、そして2.0
mlのフラクションを収集した。これらのフラクション
の吸光度を280nmでモニターした。3つのタンパク
質ピークを得(図1)、そして各ピークについて活性を
アッセイした(表1)。活性ピーク(PIII)のフラ
クションをプールし、凍結乾燥し、透析し(0.005
Mリン酸塩緩衝液に対して4℃で24時間、緩衝液を2
回交換)、そしてHPLC DEAEカラムによるイオ
ン交換クロマトグラフィーに供した。
【0042】(b)イオン交換クロマトグラフィー:分
子交換クロマトグラフィー工程の活性フラクション(P
III)を、緩衝液A(0.005Mリン酸塩緩衝液
(pH7.0))で平衡化したHPLC DEAEカラ
ム(7.5×750mm)により、さらに精製した。非
結合タンパク質を、同じ緩衝液で、0.8ml/min
の流速でカラムを洗浄することにより溶出させた。結合
タンパク質を、緩衝液B(2.0M NaClを加えた
緩衝液A)で溶出させた。各タンパク質フラクションの
吸光度を280nmでモニターした。1つの小さい非結
合ピークおよび3つの結合ピークを得た(図2)。各ピ
ークを別々にプールし、凍結乾燥し、そして透析し
(0.005Mリン酸塩緩衝液に対して4℃で24時
間、緩衝液を2回交換)、そしてそれらの精子運動性に
対する活性をチェックした(表2)。1番目の結合ピー
クは、精子運動不能性効果を示し、そしてそれを、SD
S−PAGEに供した。
【0043】(c)SDS−PAGE:イオン交換クロ
マトグラフィー工程の活性ピークを、12%分離用ゲル
および3.5%濃縮用ゲルによるSDS−PAGEに供
した。約3μgのこのタンパク質を、0.01Mトリ
ス、10%SDS、5%β−メルカプトエタノールおよ
び0.1%ブロモフェノールブルーを含むサンプル緩衝
液(pH6.8)20μlに溶解した。これを100℃
で5分間加熱し、ゲルに載せ、50Vで電気泳動した。
7μlの予め染色したマーカー(GIBCO−BRL)
を、分子量の決定のために使用した。20kDaの単一
の単量体タンパク質を得た(図3)。
【0044】III.毒性試験: (a)死亡率試験:この体腔液がいくらかの毒性作用を
有しているか否かをチェックするため、粗抽出物を、1
5mg/kg体重の用量でラットおよびマウス(各5
匹)に注射した(i.vおよびi.p)。コントロール
動物に同体積の0.9%生理食塩水を注射した。注射の
1ヶ月後でさえも、どの動物の死亡率も存在しなかっ
た。
【0045】(b)溶血試験 ヘパリン処理した試験管中に血液を収集した後、直ちに
ラットRBCを調製した。この血液を、等張生理食塩水
で3倍に希釈し、1000rpmで5分間遠心分離し
た。ペレット化したRBCを、生理食塩水で5回洗浄
し、約2×105細胞/mlに希釈した。10μlの粗
抽出物(0.19mg)を、50μlのRBC調製物に
加え、顕微鏡で観察した。全てのRBCは、30分間の
インキュベーション後でさえもインタクトであり、これ
は、このタンパク質がいかなる溶血活性も有さないこと
を示す。
【0046】すべてのインビトロ試験およびインビボ試
験を行い、本出願人らは、精子の運動不能性を引き起こ
す強力な効果を有し、そして同時に、完全に非毒性の、
Pheretima posthumaの体腔液中の因
子の同定を主張するに至った。この20kDaのタンパ
ク質は、強力な精子運動不能性薬剤であり、そしてプレ
ート中の精子の数が一定のままである場合、マウス、ラ
ットおよび人間において同様の濃度効果を有することが
見出された。従って、これは、今日市販されている多く
のステロイド含有避妊薬において見られるような副作用
を有さない避妊薬として、ヒトに使用される強い可能性
を有する。これは、市場に出る最初の非ステロイド性の
外用剤(膣に挿入される)である。
【0047】この予備実験は、外用剤としてのその見込
みを明らかに示した。
【0048】(表1.SG100溶出物の異なるピーク
の精子運動不能性効果)
【0049】
【表1】 50μl(2.5×105の精子)を各試験に用い、そ
して15μgの各ピークのタンパク質を加えた。結果
は、5回の観察のデータから得られる。
【0050】(表2.HPLC DEAEイオン交換ク
ロマトグラフィーの異なるピークの精子運動不能性効
果)
【0051】
【表2】 50μl(2.5×105の精子)を各試験に用い、そ
して5μgの各ピークのタンパク質を加えた。結果は、
5回の観察のデータから得られる。
【0052】最後に、本発明は、避妊薬として有用な、
環形動物門に属するミミズ(Pheretima po
sthuma)から単離された、新規な精子運動不能性
タンパク質、および避妊薬として有用な、環形動物門に
属するミミズ(Pheretima posthum
a)の一般に利用可能な成熟した試料の体腔液(CF)
中の、活性因子の単離のための方法に関する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、SG100ゲル濾過カラムを通した体
腔液の溶出分布図であり、3つのピーク(PI、PI
I、PIII)が得られた。各ピークのタンパク質を、
それらの精子の運動能に対する活性について試験した。
【図2】図2は、HPLC DEAEカラムを通したP
III(ゲルクロマトグラフィーの活性なピーク)の溶
出分布図である。1つの小さな非結合ピーク(D1)お
よび3つの結合ピーク(DII、DIIIおよびDI
V)が得られ、各ピークのタンパク質を、それらの精子
の運動能に対する活性について試験した。
【図3】図3は、イオン交換クロマトグラフィー工程の
活性なフラクションの、12%分離用ゲルおよび3.5
%濃縮用ゲル上のSDS−PAGEである。約3μgの
タンパク質を、0.01MのTris、10%SDS、
5%β−メルカプトエタノールおよび0.1%ブロモフ
ェノールブルー(pH6.8)を含む20μlのサンプ
ル緩衝液に溶解した。それを100℃で5分間加熱し、
ゲルに載せ、50Vで電気泳動した。7μlの予め染色
したマーカー(GIBCO−BRL)を分子量の決定の
ために用いた。単一の20kDaの単量体タンパク質が
得られた(図3)。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 35/56 A61K 35/56 4H045 38/00 A61P 15/16 A61P 15/16 C12Q 1/02 C12Q 1/02 G01N 30/88 J G01N 30/88 33/48 A // G01N 33/48 C12R 1:91 (C12Q 1/02 A61K 37/02 C12R 1:91) (72)発明者 モフア マカージー インド国, 700 032, カルカッタ, ジャダブプール, ラジャ エス.シー. ムリック ロード, 4, (カウンシ ル オブ サイエンティフィック アンド インダストリアル リサーチ),インデ ィアン インスティテュート オブ ケミ カル バイオロジー (72)発明者 シャンパ ビスワズ インド国, 700 032, カルカッタ, ジャダブプール, ラジャ エス.シー. ムリック ロード, 4, (カウンシ ル オブ サイエンティフィック アンド インダストリアル リサーチ),インデ ィアン インスティテュート オブ ケミ カル バイオロジー (72)発明者 マラビカ ダッタ インド国, 700 032, カルカッタ, ジャダブプール, ラジャ エス.シー. ムリック ロード, 4, (カウンシ ル オブ サイエンティフィック アンド インダストリアル リサーチ),インデ ィアン インスティテュート オブ ケミ カル バイオロジー (72)発明者 サミール バッタチャーリャ インド国, 700 032, カルカッタ, ジャダブプール, ラジャ エス.シー. ムリック ロード, 4, (カウンシ ル オブ サイエンティフィック アンド インダストリアル リサーチ),インデ ィアン インスティテュート オブ ケミ カル バイオロジー (72)発明者 ランジャン バドラ インド国, 700 032, カルカッタ, ジャダブプール, ラジャ エス.シー. ムリック ロード, 4, (カウンシ ル オブ サイエンティフィック アンド インダストリアル リサーチ),インデ ィアン インスティテュート オブ ケミ カル バイオロジー (72)発明者 アロク パル インド国, 700 032, カルカッタ, ジャダブプール, ラジャ エス.シー. ムリック ロード, 4, (カウンシ ル オブ サイエンティフィック アンド インダストリアル リサーチ),インデ ィアン インスティテュート オブ ケミ カル バイオロジー Fターム(参考) 2G045 AA29 AA40 BA14 BA20 BB10 BB14 BB24 BB29 BB41 BB46 BB48 BB50 BB51 CB14 CB17 DA36 FA16 FA29 FB05 FB06 GC10 4B063 QA20 QQ08 QR41 QX10 4C076 AA06 AA29 AA36 AA53 CC30 FF68 4C084 AA02 AA03 AA06 AA07 BA44 DB01 MA28 MA35 MA37 MA41 MA43 NA10 ZC032 4C087 AA01 AA02 AA04 AA05 BB11 CA11 CA16 CA23 MA28 MA35 MA37 MA43 NA10 ZC10 4H045 AA10 AA30 CA50 EA20 EA50 FA71 GA10 GA15 GA22 HA05

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の特徴: a.アニオン性タンパク質、 b.20kDaの分子量、 c.非毒性であり、そしていかなる溶血活性もなく、そ
    して d.2分以内に100%精子運動不能性を引き起こす、 を有する、ミミズ(Pheretima posthu
    ma)から単離された新規な精子運動不能性タンパク
    質。
  2. 【請求項2】 10〜15mg/kg体重の範囲の用量
    がラットおよびマウスに1ヶ月間投与される場合、いか
    なる有害な効果も有さない、請求項1に記載のタンパク
    質。
  3. 【請求項3】 ヒトを含む哺乳動物の身体に内服用およ
    び外用のために使用され得る、請求項1に記載のタンパ
    ク質。
  4. 【請求項4】 環形動物門に属するミミズ(Phere
    tima posthuma)から得られた体腔液抽出
    物を含む、避妊薬としても有用な、新規な精子運動不能
    性薬剤。
  5. 【請求項5】 従来の薬学的に受容可能な添加物をさら
    に含む、請求項4に記載の新規な精子運動不能性薬剤。
  6. 【請求項6】 ゲル、粉末、カプセル、溶液、錠剤、ク
    リームの形態の、請求項5に記載の新規な精子運動不能
    性薬剤。
  7. 【請求項7】 非毒性であり、そして哺乳動物に注射さ
    れた場合にいかなる溶血効果も示さない、請求項4に記
    載の新規な精子運動不能性薬剤。
  8. 【請求項8】 2分以内に100%精子運動不能性を示
    す、請求項4および5に記載の新規な精子運動不能性薬
    剤。
  9. 【請求項9】 非ステロイドであり、そして外用的に使
    用され得る、請求項4に記載の新規な精子運動不能性薬
    剤。
  10. 【請求項10】 一般的に利用可能な成熟した試料であ
    るミミズ(Pheretima posthuma)の
    CF(体腔液)中の活性因子の単離のための方法であっ
    て、該方法は以下の工程: a.一般的に利用可能な成熟した試料である該ミミズ
    (Pheretimaposthuma)由来の体腔液
    (CF)を提供し、そして該CFを、超音波処理、続い
    て遠心分離に供する工程、 b.CFの粗抽出物として上清を得る工程、 c.CFの該粗抽出物を、ゲル濾過クロマトグラフィー
    に供する工程、 d.280nmでタンパク質フラクションをモニターす
    る工程、 e.3つのタンパク質ピークを得、そして各ピークの活
    性をアッセイする工程、 f.活性ピークIIIを収集し、凍結乾燥し、透析し、
    そしてそれをさらなる精製のためにDEAEカラムでH
    PLCに供する工程 g.非結合タンパク質および結合タンパク質を溶出する
    工程、 h.280nmで各タンパク質ピークの吸光度を調べる
    工程、 i.各ピークをプールし、凍結乾燥し、そして透析し、
    そしてこれらの精子運動性に対する活性をチェックする
    工程、および j.精子運動不能性効果を示す1番目の結合ピークを同
    定し、そしてそれをその純度および分子量を決定するた
    めにSDS−PAGEに供する工程、を包含する、方
    法。
  11. 【請求項11】 前記CFが、10〜15mg/kg体
    重の範囲の用量でそれをラットおよびマウスに注射する
    ことによる、運動不能性試験に供され、そして該注射の
    1ヶ月後でさえも死亡率を示さない、請求項10に記載
    の方法。
  12. 【請求項12】 10μlの用量の前記粗抽出物を、2
    50μlのRBC調製物に加えることによる、ラットR
    BCを用いる溶血試験を行い、30分間のインキュベー
    ションの後でさえ、いかなる溶血活性も有さないタンパ
    ク質を表すインタクトなRBCを示す、請求項10に記
    載の方法。
  13. 【請求項13】 バイオアッセイに使用するための、オ
    スのラットおよびマウス由来の精子懸濁液を調製する方
    法であって、該方法は以下の工程: a.繁殖性のオスのラットおよびマウスから精液を集
    め、そしてBWW培地で希釈し、CO2インキュベータ
    ー中で、空気中で5%のCO2の存在下、37℃で、オ
    イルカバー下で平衡化する工程、 b.該精子懸濁液を再びインキュベートし、精子が活発
    に泳ぐのを可能にする工程、 c.少なくとも70%の前進運動性を有する、高運動性
    の精子懸濁液を収集する工程、および d.該精子懸濁液を約5〜10分間遠心分離し、ペレッ
    ト化した精子を希釈して、40〜50μlの必要な濃度
    (2.0×105〜2.5×105の精子)に到達させる
    工程、を包含する、方法。
  14. 【請求項14】 環形動物門に属するミミズ(Pher
    etima posthuma)から得られた、哺乳動
    物において外的または内的に使用され得る、避妊用化合
    物。
JP2001101744A 2001-03-30 2001-03-30 精子の運動不能性を引き起こす、インドのミミズの体腔液由来のタンパク質 Pending JP2002308897A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US09/822,756 US6569464B1 (en) 2001-03-30 2001-03-30 Coelomic fluid extract from Pheretima posthuma for providing sperm immotility
CNB011124350A CN100406470C (zh) 2001-03-30 2001-03-30 从一种印度蚯蚓体腔液中得到的引起精子不能游动的蛋白
JP2001101744A JP2002308897A (ja) 2001-03-30 2001-03-30 精子の運動不能性を引き起こす、インドのミミズの体腔液由来のタンパク質

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US09/822,756 US6569464B1 (en) 2001-03-30 2001-03-30 Coelomic fluid extract from Pheretima posthuma for providing sperm immotility
CNB011124350A CN100406470C (zh) 2001-03-30 2001-03-30 从一种印度蚯蚓体腔液中得到的引起精子不能游动的蛋白
JP2001101744A JP2002308897A (ja) 2001-03-30 2001-03-30 精子の運動不能性を引き起こす、インドのミミズの体腔液由来のタンパク質

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002308897A true JP2002308897A (ja) 2002-10-23

Family

ID=27669597

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001101744A Pending JP2002308897A (ja) 2001-03-30 2001-03-30 精子の運動不能性を引き起こす、インドのミミズの体腔液由来のタンパク質

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6569464B1 (ja)
JP (1) JP2002308897A (ja)
CN (1) CN100406470C (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006096673A (ja) * 2004-09-28 2006-04-13 Mihara Lr Kenkyusho:Kk ミミズ製品の製造方法

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6995236B2 (en) * 2001-05-08 2006-02-07 Riken Sphingomyelin detecting probe
CN104974983A (zh) * 2004-03-29 2015-10-14 英格朗公司 用于授精的精子悬浮液
AU2005266930B2 (en) * 2004-07-22 2010-09-16 Inguran, Llc Process for enriching a population of sperm cells

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2023122C3 (de) * 1970-05-05 1979-11-22 Schering Ag, 1000 Berlin Und 4619 Bergkamen Verfahren zur Herstellung von Pregnen-Derivaten
US3892842A (en) * 1971-09-01 1975-07-01 Alza Corp Intrauterine contraceptive device for releasing steroid having double bond functionality
KR890004724A (ko) * 1987-09-17 1989-05-09 히사시 미하라 신규 프로테아제 제제(製劑)
JPH08208693A (ja) * 1994-09-30 1996-08-13 Suntory Ltd ミミズ消化管ペプチド

Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
JPN6010071098, Soil Biol Biochem, 1992, Vol.24 No.12, p.1247−1251 *
JPN6010071099, Soil Biol Biochem, 1993, Vol.25 No.4, p.509−511 *

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006096673A (ja) * 2004-09-28 2006-04-13 Mihara Lr Kenkyusho:Kk ミミズ製品の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN1377889A (zh) 2002-11-06
CN100406470C (zh) 2008-07-30
US6569464B1 (en) 2003-05-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Mulvenna et al. Exposed proteins of the Schistosoma japonicum tegument
Van Zwet et al. Stable amoxicillin resistance in Helicobacter pylori
DE3852221T2 (de) Tierische Zelle mit darin eingeführtem antigenem Protein.
Cullen et al. Purification and characterization of an Ins (1, 3, 4, 5) P 4 binding protein from pig platelets: possible identification of a novel non-neuronal Ins (1, 3, 4, 5) P 4 receptor
Saelinger et al. Experimental studies on the pathogenesis of infections due to Pseudomonas aeruginosa: direct evidence for toxin production during Pseudomonas infection of burned skin tissues
Rathore et al. Identification of a 66 kDa Haemonchus contortus excretory/secretory antigen that inhibits host monocytes
Wang et al. Role of mitochondria and mitochondrial cytochrome c in tubeimoside I-mediated apoptosis of human cervical carcinoma HeLa cell line
Stone et al. Adipokinetic hormone
GB2056276A (en) Formulation of rifamycin sv and salts derived therefrom for treating rheumatoid arthritis
JP2002308897A (ja) 精子の運動不能性を引き起こす、インドのミミズの体腔液由来のタンパク質
Savitri et al. Anti-inflammatory effects of banana (Musa balbisiana) peel extract on acne vulgaris: In vivo and in silico study
Chang et al. Cellular immunity of mice to Leishmania donovani in vitro: lymphokine-mediated killing of intracellular parasites in macrophages.
JP3103592B2 (ja) 駆虫薬剤及び感染防御免疫原の製造及び使用
WO1996001429A1 (de) Verfahren zur identifizierung und herstellung antigener peptide und deren verwendung als impfstoffe
McPherson et al. Localization of stress protein-70 in ovine corpora lutea during prostaglandin-induced luteolysis
US4861754A (en) Bacteriocins and compositions thereof in anti-viral treatment
Li et al. Antibacterial mechanism of high-mobility group nucleosomal-binding domain 2 on the Gram-negative bacteria Escherichia coli
Justus et al. Mast cell degranulation associated with sequestration and removal of Trichinella spiralis antigens
Liburkin-Dan et al. Stage-specific expression of the proline-alanine transporter in the human pathogen Leishmania
Teilum et al. Binding mitochondria to cryogel monoliths allows detection of proteins specifically released following permeability transition
US20040081955A1 (en) Protein from the Coelomic Fluid of an Indian earthworm that causes immotility of sperms
EP0791056B1 (de) Lipidspaltender enzymkomplex
Ahmad et al. Production of polyclonal antibodies against Indian honeybee (Apis indica) venom toxins and its efficacy in reversal of toxic effects
Caputo et al. Letterer-Siwe disease in an octogenarian
KR100350864B1 (ko) 신규 당단백질, 그 정제방법 및 이를 포함하는 항알러지조성물

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101209

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20111027