JP2002308795A - 抗アレルギー組成物 - Google Patents

抗アレルギー組成物

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 食経験のある植物を利用して、日常的に常用
することができる、顕著な抗アレルギー作用を発揮する
抗アレルギー組成物を提供する。 【解決手段】 シソ属植物の加工物及びパフィア属植物
の加工物を含んでなる抗アレルギー組成物を提供するこ
とにより解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規な抗アレルギ
ー組成物、詳細には、シソ属植物の加工物及びパフィア
属植物の加工物を有効成分として含んでなる抗アレルギ
ー組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】花粉症、アトピー性皮膚炎、喘息をはじ
めとするアレルギー性疾患は、それに対する特効薬とい
えるものが現在のところ確立されておらず、現代社会に
おいて多くの人々を悩ませている疾患のひとつである。
アレルギー性疾患は、健常者からすれば比較的軽微な疾
患に過ぎないと見られる場合が多く、その患者は、本人
がいかにつらい思いをしていようとも、通常どおりの勤
務、学業、家事等の各人の日課をこなすことを余儀なく
される。このことが、見かけ以上にアレルギー患者を悩
ませる一因ともなっている。このような状況下、アレル
ギ−による諸症状を効果的に緩和することができ、か
つ、日常生活に支障をきたさないように、日常的に無理
なく利用することができる組成物の確立が待ち望まれて
いる。
【0003】このような斯界の要望に応えるために、人
類が古来より食経験を有する植物から抗アレルギー作用
を示すものを検索し、これを有効に利用することを目指
した研究が行われている。例えば、田村幸一ら、『日本
食品化学会誌』、5巻、2号、239乃至243頁(1
998年)には、シソ属植物の一種である赤シソの抽出
物には花粉症の症状を緩和する効果があることが報告さ
れている。この論文においては、成人1日当たり赤シソ
の抽出物200mg相当(固形物重量として)を花粉症
患者に服用させるモニター試験において、症状の改善を
自覚した患者が有意数認められたことが記載されてい
る。また、このモニター試験においては、副作用は一切
認められなかったことも記載されている。
【0004】しかしながら、一般的な食事における赤シ
ソの摂取量では、上記の従来の技術に示された、赤シソ
抽出物による抗アレルギー作用を得るまでの量には通常
至らず、また、所期の抗アレルギー作用を惹き出すため
の赤シソ抽出物の量は、日常的な食事における赤シソの
一般的な利用から想定される量を大幅に上回る量である
ため、その服用に際しては呈味などの点でかなりの違和
感を利用者に与えることとなる。したがって、従来の技
術による赤シソ抽出物による抗アレルギー作用はなお十
分ではなく、この従来の技術と比較してより顕著な抗ア
レルギー作用を発揮する組成物が得られれば、このよう
な問題は解消されるといえる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】斯かる状況に鑑み、本
発明の課題は、食経験のある植物を利用して、日常的に
常用することができる、顕著な抗アレルギー作用を発揮
する抗アレルギー組成物を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明者等は、赤シソをはじめとするシソ属植物の
加工物によるアレルギー症状の緩和作用ならびにその副
作用の低さに着目し、この緩和作用を顕著に高めた組成
物の確立を目指して、食経験のある植物の加工物との配
合について広く検討した。その結果、シソ属植物の加工
物に、パフィア属植物の加工物を配合した組成物は、そ
れぞれを単独で服用した場合と比較して、アレルギー症
状の緩和作用を顕著に高いレベルで発揮することが判明
した。そして、このことから、パフィア属植物の加工物
を配合することによって、アレルギー症状の緩和作用を
惹き出すためのシソ属植物の加工物の1回当たりの服用
量を大幅に低減することができ、結果として、呈味の点
においても良好で、日常的に服用できることが確認され
た。本発明は、本発明者らによる以上の独自の発見に基
づいて完成されたものである。
【0007】すなわち、本発明は、シソ属植物の加工物
及びパフィア属植物の加工物を含んでなる抗アレルギー
組成物を提供することにより上記の課題を解決するもの
である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は、シソ属植物の加工物及
びパフィア(Pfaffia)属植物の加工物を含んで
なる抗アレルギー組成物に関するものである。本発明で
用いる両植物の加工物は、これらを含んでなる組成物の
形態で、経口的に服用したときに、後述するような抗ア
レルギー作用を発揮するものである限り、利用する植物
の種もしくは品種、利用する部位や、その加工手段は問
わない。本発明で利用できるシソ属植物の種もしくは品
種としては、通常食用として利用される、例えば、赤シ
ソ、青シソ(大葉ともいう)などが挙げられ、部位とし
ては、葉、茎、根、子実などが挙げられる。これらのう
ち、葉を含む地上部の加工物、望ましくは、赤シソから
単離された葉の加工物は、本発明の抗アレルギー組成物
に配合したときの抗アレルギー作用の強さの点で比較的
有用である。本発明で利用できるパフィア属植物(以
下、単に「パフィア」という場合がある。)の種もしく
は品種としては、薬用などとして食経験のある、例え
ば、パフィア・グロメラータ(Pfaffia glo
merata)、パフィア・イレジノイデス(Pfaf
fiairesinoides)、パフィア・ジュバー
タ(Pfaffia jubata)、パフィア・パニ
キュラータ(Pfaffia paniculat
a)、パフィア・プルベルレンタ(Pfaffia p
ulverulenta)及びパフィア・スピカータ
(Pfaffia spicata)などが挙げられ、
部位としては、葉、茎、根、子実などが挙げられる。こ
れらのうち、根を含む地下部の加工物、望ましくは、パ
フィア・グロメラータから単離された根の加工物は、本
発明の抗アレルギー組成物に配合したときの抗アレルギ
ー作用の強さの点で比較的有用である。
【0009】本発明で利用することができる、上記のよ
うなシソ属植物及びパフィア属植物の加工物としては、
例えば、乾燥物、細断物、破砕物、粉砕物、圧搾物、抽
出物などが挙げられる。抽出物としては、より詳細に
は、水ならびに、エタノール、プロパノール、アセト
ン、酢酸エチル、アセトニトリルなどの有機溶媒もしく
は、これらの1種又は2種以上を混合してなる混液によ
る抽出物が挙げられる。なお、本発明の抗アレルギー組
成物を、経口摂取など人体に直接的に適用して利用する
場合には、上記のような有機溶媒による抽出物は、その
溶媒をエバポレーター等により、必要に応じて、十分に
除去した後に用いるのが望ましい。これらの加工物のう
ち、シソ属植物の水による抽出物及びパフィア属植物の
水による抽出物は、他の加工物を用いる場合に比べて、
本発明の抗アレルギー組成物に配合したとき、比較的強
い抗アレルギー作用を発揮する特徴がある。加工方法に
よってその含量は異なるものの、本発明で用いるシソ属
植物の加工物は、該植物由来の成分として、通常、コー
ヒー酸、ロスマリン酸及びルテオリンを含み、パフィア
属植物の加工物は、該植物由来の成分として、通常、ル
ブロステロン及びプテロステロン(共にエクジステロン
誘導体)を含んでいる。これらの成分は、これらを分離
する慣用の高速液体クロマトグラフィーによって確認す
ることができ、本発明の抗アレルギー組成物中にもこれ
らの成分は通常検出される。
【0010】本発明の抗アレルギー組成物におけるシソ
属植物の加工物とパフィア属植物の加工物との配合比
は、斯かる組成物を経口的に服用したときに、下記に詳
述するような抗アレルギー作用を発揮するものである限
り特に制限はなく、用いる加工物の種類に応じて適宜選
択される。例えば、シソ属植物の加工物として、赤シソ
の乾燥葉の水抽出物を用い、パフィア属植物の加工物と
して、パフィア・グロメラータの乾燥根の水抽出物を用
いる場合の好適な配合比は、固形物重量換算で、通常、
1:0.1乃至50、望ましくは、1:0.5乃至10
の範囲である。
【0011】以上のような植物の加工物を配合した本発
明による抗アレルギー組成物は、シソ属植物の加工物及
びパフィア属植物の加工物を単独で利用する場合に比
べ、また、それぞれの単独利用による効果の和として想
定される効果を遥かに上回るレベルで抗アレルギー作用
を発揮する。本発明の抗アレルギー組成物による抗アレ
ルギー作用は、例えば、アレルギー性疾患における自覚
症状の低減、緩和効果として確認することができる。ま
た、本発明の抗アレルギー組成物による作用は、対象と
する疾患の種類にもよるけれども、通常、抗体産生細胞
によるIgE抗体の過剰な産生の抑制、IgE抗体のI
gEレセプターへの結合及びそれに引き続いて起こるヒ
スタミンの遊離等の各種の過剰な生体反応の抑制、貪食
細胞やキラー細胞による標的細胞の過剰な破壊の抑制、
免疫複合体への補体の結合及びそれに引き続いて起こる
アナフィラトキシン形成等の補体系の過剰な活性化の抑
制、炎症性サイトカイン産生細胞の前駆細胞からの分化
の亢進の抑制、T細胞からの炎症性サイトカインの過剰
な産生の抑制の1種又は2種以上により発揮されるの
で、本発明の抗アレルギー組成物による作用は、イン・
ビトロで、あるいは、動物実験を用いてこれらの現象を
観察する実験系によって確認することも可能である。
【0012】本発明の抗アレルギー組成物に、さらに、
タデ属植物の加工物及びアロエ属植物の加工物の一方又
は両方を配合すると、対象とするアレルギー性疾患によ
っては、症状の緩和効果がさらに顕著に発揮される場合
があるので、これらの植物加工物の一方又は両方を必要
に応じてさらに配合することも有利に実施できる。本発
明で利用できるタデ属植物の種もしくは品種としては、
薬用又は食用として食経験のある、例えば、アイ(タデ
アイともいう)、ヤナギタデ、イタドリ、オオケタデな
どが挙げられ、部位としては、葉、茎、根、子実などが
挙げられる。これらのうち、葉を含む地上部の加工物、
望ましくは、アイから単離された葉の加工物は、本発明
の抗アレルギー組成物に配合したとき、特に、花粉症や
アトピー性疾患などに対する緩和作用が比較的顕著であ
るという特徴がある。本発明で利用できるアロエ属植物
の代表的な種としてはアロエ(キダチロカイ、キダチア
ロエともいう)が挙げられ、アロエの葉を含む地上部の
加工物を配合した本発明の抗アレルギー組成物も、特
に、花粉症やアトピー性疾患などに対する緩和作用が比
較的顕著であるという特徴がある。
【0013】本発明で利用することができる、上記のよ
うなタデ属植物及びアロエ属植物の加工物としては、例
えば、乾燥物、細断物、破砕物、粉砕物、圧搾物、抽出
物などが挙げられる。抽出物としては、より詳細には、
水ならびに、エタノール、プロパノール、アセトン、酢
酸エチル、アセトニトリルなどの有機溶媒もしくは、こ
れらの1種又は2種以上を混合してなる混液による抽出
物が挙げられる。なお、本発明の抗アレルギー組成物
を、経口摂取など人体に直接的に適用して利用する場合
には、上記のような有機溶媒による抽出物は、その溶媒
をエバポレーター等により、必要に応じて、十分に除去
した後に用いるのが望ましい。これらの加工物のうち、
収穫後の新鮮な組織の搾汁もしくは水による抽出物は、
本発明の抗アレルギー組成物に配合したとき、特に花粉
症やアトピー性疾患に対する緩和作用が比較的顕著であ
るという特徴がある。また、本発明においては、例え
ば、アロエエキスなどのように、食用として市販されて
いる、目的とする植物の加工物を利用することも随意で
ある。加工方法によってその含量は異なるものの、本発
明で用いるタデ属植物の加工物は、該植物由来の成分と
して、通常、インディカンを含み、アロエ属植物の加工
物は、該植物由来の成分として、通常、アロインを含ん
でいる。これらの成分は、これらを分離する慣用の高速
液体クロマトグラフィーによって確認することができ、
タデ属植物の加工物及びアロエ属植物の加工物を配合し
た本発明の抗アレルギー組成物においては、通常、これ
らの成分が検出される。
【0014】本発明の抗アレルギー組成物において、タ
デ属植物の加工物とアロエ属植物の加工物は、斯かる組
成物を経口的に服用したときに、シソ属植物及びパフィ
ア属植物の組合わせよって増強された抗アレルギー作用
が発揮される範囲であれば、所望の配合比で配合して利
用することができる。例えば、タデ属植物の加工物とし
て新鮮なアイの地上部の水抽出物を用いる場合、シソ属
植物の加工物に対する好適な配合比は、固形物重量換算
で、通常、1:0.002乃至20、望ましくは、1:
0.02乃至2の範囲であり、また、アロエ属植物の加
工物としては新鮮なアロエ葉の水抽出物もしくは搾汁を
用いる場合、シソ属植物の加工物に対する好適な配合比
は、固形物重量換算で、通常、1:0.0005乃至
5、望ましくは、1:0.005乃至0.5の範囲であ
る。
【0015】本発明の抗アレルギー組成物には、必要に
応じて、さらに、糖質及び/又はミネラルを配合するこ
ともできる。これらの成分は、例えば、基剤、増量剤、
賦形剤などとして有用であることから、これらの成分を
配合することは、当該抗アレルギー組成物を、より手軽
に日常的に利用できるものとする上で有利である。本発
明の抗アレルギー組成物に配合して利用できる糖質とし
ては、食品分野で一般的に利用される糖質、例えば、グ
ルコース、フルクトース、マルトース、ガラクトース、
ラクトースなどの還元性糖質、マルチトール、ソルビト
ール、トレハロース(α,α−トレハロース)、スクロ
ースなどの非還元性糖質(糖アルコールを含む)、澱
粉、澱粉部分分解物、プルラン、デキストラン、アラビ
アガム、カードラン、カラギナン、キサンタンガムなど
の多糖類などが挙げられる。これらの糖質は、本発明の
抗アレルギー組成物の利用分野・利用形態に応じて1種
又は2種以上を適宜選択することができ、例えば、矯味
が必要とされる場合には上記例の還元性糖質ならびに非
還元性糖質が有用であり、逆に、無味もしくは呈味の低
さが必要とされる場合には上記例の多糖類が有用であ
る。また、マルチトールやトレハロースなどの非還元性
糖質は、それ自体安定性の高い糖質である上に、配合割
合によっては、本発明の抗アレルギー組成物の有効成分
の安定性を顕著に高める場合もあるので、安定剤として
も利用することも可能である。
【0016】本発明の抗アレルギー組成物に配合して利
用できる糖質としては、食品分野で一般的に利用される
ミネラルとしては、食品分野で一般に利用されるミネラ
ル剤、例えば、貝殻未焼成カルシウムや貝殻焼成カルシ
ウムなどの貝殻粉末、卵殻未焼成カルシウムや卵殻焼成
カルシウムなどの卵殻粉末、骨未焼成カルシウムや骨焼
成カルシウムなどの獣骨又は魚骨の粉末などの天然物の
他、リン酸カルシウム、クエン酸鉄ナトリウム、硫酸カ
ルシウムなどの食品用のミネラル剤が挙げられる。
【0017】この発明の抗アレルギー組成物には、さら
に必要に応じて、以上示した成分以外の、甘味料、強化
剤、乳化剤、香料、香辛料、酸味料、色素、ビタミン、
アミノ酸等の、食品分野で通常一般的に利用される成分
をさらに配合ことも有利に実施できる。これらの成分
は、この発明の抗アレルギー組成物の利用分野、例え
ば、食品分野で通常用いられる成分から目的に応じて適
宜選択される。以上のような成分を含むこの発明の抗ア
レルギー組成物の形態には特に制限はなく、粉末、顆
粒、錠剤、ペースト、乳液、溶液などの所望の形態で提
供される。以上のような成分を含む本発明の抗アレルギ
ー剤は、シソ属植物の加工物を、固形物重量換算で、通
常、0.01%(w/w)乃至20%(w/w)、望ま
しくは、0.1%(w/w)乃至10%(w/w)含有
する。以上のような本発明の抗アレルギー組成物は、そ
れ自体で、アレルギー症状を緩和するための健康食品な
どとして利用できるほか、例えば、キャンディー、トロ
ーチ、ゼリー、グミ、チューインガム、チョコレート、
ジュース、清涼飲料水、アルコール飲料、乳酸菌飲料、
ジャム、クリーム、クッキー、ビスケット、煎餅、クラ
ッカー、うどん、そば、ソーセージ、ハム、蒲鉾、竹
輪、半片、佃煮、即席ジュース、即席スープなどの飲食
品に抗アレルギー作用を付与する食品素材としても利用
することができる。
【0018】以上のように構成される本発明による抗ア
レルギー組成物ならびに当該組成物を含んでなる飲食品
は、通常、経口摂取することによってアレルギー性疾患
の諸症状の緩和効果を発揮する。当該抗アレルギー組成
物が所期の効果を発揮する疾患としては、例えば、具体
的には、花粉症、アトピー性疾患、食物アレルギー、接
触皮膚炎、喘息などが挙げられる。当該抗アレルギー組
成物は、副作用の懸念なく利用することができるので、
所期の効果を得るための必要量を上回る量摂取しても特
に問題はないけれども、通常は、自覚症状を確認しなが
ら適量が摂取される。配合されている植物の加工物の種
類やその配合比などにもよるけれども、当該抗アレルギ
ー組成物の好適な摂取量は、シソ属植物の加工物の固形
物重量として、成人1人1日当たり、通常、0.1mg
以上100mg未満、望ましくは、0.5mg以上50
mg未満の範囲である。この摂取量は、シソ属植物の加
工物を単独で用いてその抗アレルギー作用を惹き出すに
必要な量を遥かに下回るものである。したがって、当該
抗アレルギー組成物は、経口摂取する際、シソ属植物の
加工物を単独で利用する場合に比べて、呈味の点で、よ
り違和感なく利用でき、気軽に常用できるという利点が
ある。
【0019】以下、実施例に基づいて本発明をより詳細
に説明する。
【0020】
【実施例1】〈抗アレルギー組成物とその抗アレルギー
作用〉
【0021】
【実施例1−1】〈シソ加工物の調製〉赤シソの乾燥葉
1.24重量部に脱イオン水18.6重量部を加え、直
火にかけ、沸騰した後、40分間保持して赤シソを抽出
した。この抽出物を遠心濾過して上澄液を回収し、回収
した上澄液(約15重量部)をさらに直火にかけて煮詰
め、約2重量部にまで濃縮した。この濃縮液を121℃
で20分間オートクレーブに供した後、4℃で一晩冷却
して、シソ加工物を得た。通常の乾燥減量法により分析
したところ、得られたシソ加工物の固形物含量は約1
2.3%(w/w)であった。
【0022】無水結晶マルチトール(商品名『粉末マビ
ット』、固形物重量あたりの無水マルチトール含量9
3.5%以上、株式会社林原商事販売)12重量部と、
貝殻未焼成カルシウム(小島漢方製造)13重量部とを
十分に混合し、基剤(甘味剤も兼ねる)を調製した。
【0023】上記で得たシソ加工物1重量部と、上記で
得た基剤3.1重量部とを均一な状態に混合し、この混
合物を、管内温度約50℃に設定した噴霧造粒機中で、
常圧下、約50分間噴霧造粒に供して乾燥し、シソ加工
物として赤シソ加工物を含む粉末を約3.1重量部得
た。
【0024】
【実施例1−2】〈パフィア加工物の調製〉パフィア・
グロメラータの塊根の乾燥チップ6重量部に脱イオン水
90重量部を加え、直火にかけ、沸騰した後、40分間
保持してパフィアを抽出した。この抽出物を遠心濾過し
て上澄液を回収し、回収した上澄液(約60重量部)を
ジャケット付きジャーに入れ、このジャケット内に蒸気
を連続的に通気して加熱することにより該上澄液を煮詰
め、約10重量部にまで濃縮した。この濃縮液を121
℃で20分間オートクレーブに供した後、4℃で一晩冷
却して、パフィア加工物を得た。通常の乾燥減量法によ
り分析したところ、得られたパフィア加工物の固形物含
量は約36.3%(w/w)であった。
【0025】上記のパフィア加工物1重量部と、実施例
1−1で得た基剤2.1重量部とを均一な状態に混合
し、この混合物を、管内温度約50℃に設定した噴霧造
粒機中で、常圧下、約50分間噴霧造粒に供して乾燥
し、パフィア加工物を含む粉末を約4.6重量部得た。
【0026】
【実施例1−3】〈抗アレルギー組成物による抗アレル
ギー作用〉実施例1−1で得た赤シソ加工物を含む粉末
1重量部、実施例1−2で得たパフィア加工物を含む粉
末1重量部、実施例1−1で得た基剤2重量部、ショ糖
脂肪酸エステル0.08重量部を均一な状態に混合した
後、打錠機を用いて常法により成形し、本発明の抗アレ
ルギー組成物を、1錠当たり0.21gのタブレットと
して得た。実施例1−1及び実施例1−2で求めた各加
工物の固形物含量より、このタブレット1錠当たりの赤
シソ加工物及びパフィア加工物の含量を計算したとこ
ろ、固形物重量換算で、それぞれ、約2.1mg及び約
7.9mgであった。
【0027】比較剤1として、上記の本発明の抗アレル
ギー組成物におけるパフィア加工物を含む粉末を、実施
例1−1で得た基剤に置き換えたタブレットを得た。
【0028】比較剤2として、上記の本発明の抗アレル
ギー組成物における赤シソ加工物を含む粉末を、実施例
1−1で得た基剤に置き換えたタブレットを得た。
【0029】上記で得た本発明の抗アレルギー組成物
(以下、「試験剤」という。)、比較剤1、比較剤2の
抗アレルギー作用を以下のモニター試験により調べた。
例年、春季に、花粉症の諸症状を自覚し、この試験の開
始時期(3月上旬)も例年と同様にその症状の自覚のあ
る成人をモニターとして募り(合計90名。このうち男
性48名、年齢24才乃至55才。女性42名、年齢2
2才乃至59才。)、先ず、モニターとして採用した時
点での、花粉症の症状としてのくしゃみ、目の痒みの度
合いについてアンケート調査した。この調査結果に基づ
いて、両症状の度合いの分布が各群でほぼ均等になるよ
うに、モニターを1群30名の3群に群分けした。
【0030】第1群のモニターには試験剤を、第2群の
モニターには比較剤1を、第3群のモニターには比較剤
2をそれぞれ配布した。配布の翌日から、毎日、2週間
にわたって所定の錠剤を、1回当たり2錠ずつ、1日3
回の頻度で服用させ、体調、自覚症状などに応じて服用
の中断、中止は本人の意思で決定させた。なお、この試
験は、予めモニターの全員に各自が服用することとなる
錠剤の組成を説明し、服用に対する同意を得た上で、内
科医の指導のもとで実施した。この期間中に錠剤の服用
を中断又は中止したモニターはいなかった。
【0031】上記の2週間の服用期間を終えた翌日に、
この服用期間の前後での花粉症の症状を、くしゃみにつ
いては、「出ない」、「やや出る」、「出る」の3段階
で、目の痒みについては、「痒くない」、「やや痒
い」、「痒い」の3段階で、それぞれの自覚症状に基づ
いて評価させた。この結果を集計し、くしゃみ及び目の
痒みのそれぞれについて、表1及び表2にまとめた。
【0032】
【表1】
【0033】
【表2】
【0034】表1及び表2に示すとおり、各群ごとに比
べてみた場合、くしゃみ及び目の痒みともに、試験剤に
は比較剤1及び比較剤2の場合に比べて格段の緩和効果
が認められた。この効果の違いをより詳細に比較するた
めに、くしゃみについては、各群ごとに、「出ない」及
び「やや出る」と評価したモニターの数を合計して軽症
者数とし、各群に占める軽症者数の割合(%)を求め
た。そして、服用前から服用後の軽症者数の割合(%)
の増加ポイント数を求め、各錠剤による奏功率として評
価した。目の痒みについては、「痒くない」及び「やや
痒い」を軽症者とし、同様に各錠剤による奏功率を求め
た。結果を表3に示す。
【0035】
【表3】
【0036】表3に示すとおり、くしゃみ及び目の痒み
のいずれの症状に対しても、試験剤は、比較剤1及び比
較剤2と比較して遥かに高い奏功率を示した。そして、
表3から明らかなとおり、試験剤による奏功率は、比較
剤1及び比較剤2による奏功率の加算値を大きく上回っ
た。以上の結果は、本発明の抗アレルギー組成物が、赤
シソの加工物やパフィアの加工物の単独による抗アレル
ギー作用を遥かに上回る、増強された抗アレルギー作用
を発揮することを示している。
【0037】
【実施例2】〈抗アレルギー組成物〉
【0038】
【実施例2−1】〈アイ加工物の調製〉栽培されたアイ
の葉及び茎を含む地上部を収穫した。この収穫直後の新
鮮なアイから混在する枯葉や雑草などを取り除き、水道
水で洗浄した後、脱水し、チョッパーで破砕して、アイ
破砕物を得た。このアイ破砕物10重量部に脱イオン水
15重量部を加え、ブレンダーでさらに破砕した。この
破砕物を遠心濾過して上澄液を回収し、回収した上澄液
(約18.8重量部)をさらに直火にかけて煮詰め、約
4.2重量部にまで濃縮した。この濃縮液を121℃で
20分間オートクレーブに供した後、4℃で一晩冷却し
た。冷却後の濃縮液を遠心分離して上澄液を回収し、4
重量部のアイ加工物を得た。通常の乾燥減量法により分
析したところ、得られたアイ加工物の固形物含量は約5
%(w/w)であった。
【0039】上記のアイ加工物1重量部と、実施例1−
1で得た基剤4.4重量部とを均一な状態に混合し、こ
の混合物を、管内温度約50℃に設定した噴霧造粒機中
で、常圧下、約50分間噴霧造粒に供して乾燥し、アイ
加工物を含む粉末を約4.4重量部得た。
【0040】
【実施例2−2】〈抗アレルギー組成物〉実施例1−1
で得た赤シソ加工物を含む粉末1重量部、実施例1−2
で得たパフィア加工物を含む粉末1重量部、実施例2−
1で得たアイ加工物を含む粉末1重量部、実施例1−1
で得た基剤1重量部、ショ糖脂肪酸エステル0.08重
量部を均一な状態に混合した後、打錠基を用いて常法に
より成形し、本発明の抗アレルギー組成物を、1錠当た
り0.21gのタブレットとして得た。
【0041】本品は、花粉症、アトピー性疾患、食物ア
レルギー、接触皮膚炎、喘息をはじめとするアレルギー
性疾患の諸症状を緩和する作用を顕著に発揮し、特に、
花粉症に対する緩和作用がとりわけ顕著である。しか
も、本品は、副作用の懸念なく経口摂取することができ
るので、日常的に気軽に常用できる、アレルギー症状を
抑える健康食品などとして有用である。
【0042】
【実施例3】〈抗アレルギー組成物〉
【0043】
【実施例3−1】〈アロエ加工物の調製〉アロエ加工物
として、市販のアロエエキス(商品名『キダチアロエ
3.5゜エキス』、日本ハーブ食品株式会社販売)を用
い、このアロエエキス1重量部と実施例1−1で得た基
剤10重量部とを均一な状態に混合し、この混合物を、
管内温度約50℃に設定した噴霧造粒機中で、常圧下、
約50分間噴霧造粒に供して乾燥し、アロエ加工物を含
む粉末を約10重量部得た。
【0044】
【実施例3−2】〈抗アレルギー組成物〉実施例1−1
で得た赤シソ加工物を含む粉末1重量部、実施例1−2
で得たパフィア加工物を含む粉末1重量部、実施例2−
1で得たアイ加工物を含む粉末1重量部、実施例3−1
で得たアロエ加工物を含む粉末1重量部、ショ糖脂肪酸
エステル0.08重量部を均一な状態に混合した後、打
錠基を用いて常法により成形し、本発明の抗アレルギー
組成物を、1錠当たり0.21gのタブレットとして得
た。
【0045】本品は、花粉症、アトピー性疾患、食物ア
レルギー、接触皮膚炎、喘息をはじめとするアレルギー
性疾患の諸症状を緩和する作用を顕著に発揮し、特に、
花粉症に対する緩和作用がとりわけ顕著である。しか
も、本品は、副作用の懸念なく経口摂取することができ
るので、日常的に気軽に常用できる、アレルギー症状を
抑える健康食品などとして有用である。
【0046】
【実施例4】〈抗アレルギー組成物〉市販の含水結晶ト
レハロース(商品名『トレハ』、株式会社林原商事販
売)をジャケット付き回転式真空乾燥機を用いて、温度
90℃、気圧−300乃至−350mmHgの条件で、
約7時間減圧乾燥した。その後、温度を常温に、気圧を
常圧に戻して、乾燥機内の粉体を回収し、無水トレハロ
ースを得た。実施例1−1に記載の基剤における無水結
晶マルチトールをここで得た無水トレハロースに置き換
えた基剤を調製した。
【0047】実施例1−1に記載の赤シソ加工物を含む
粉末、実施例1−2に記載のパフィア加工物を含む粉
末、実施例2−1に記載のアイ加工物を含む粉末、及び
実施例3−1に記載のアロエ加工物を含む粉末の、それ
ぞれにおける基剤を、上記で得た無水トレハロースを含
む基剤に置き換えた、個々の植物の加工物を含む粉末4
種を得た。これら4種の粉末の等量ずつを、均一な状態
に混合し、粉末状の本発明の抗アレルギー組成物を得
た。
【0048】本品は、花粉症、アトピー性疾患、食物ア
レルギー、接触皮膚炎、喘息をはじめとするアレルギー
性疾患の諸症状を緩和する作用を顕著に発揮し、特に、
花粉症に対する緩和作用がとりわけ顕著である。しか
も、本品は、副作用の懸念なく経口摂取することができ
るので、日常的に気軽に常用できる、アレルギー症状を
抑える健康食品などとして有用である。また、本品は、
諸種の食品に配合してその食品に抗アレルギー作用を付
与するための食品素材としても有利に利用できる。
【0049】
【実施例5】〈抗アレルギー組成物を含む飲食品〉実施
例4による抗アレルギー組成物100重量部、異性化糖
50重量部、クエン酸0.5重量部及びL−アスコルビ
ン酸0.5重量部に水を加えて全量を1000重量部と
して、この発明の抗アレルギー組成物を含んでなる清涼
飲料を調製した。
【0050】本品は、まろやかな甘味とさわやかな風味
を呈する嗜好性に優れた製品である。本品には、花粉
症、アトピー性疾患、食物アレルギー、接触皮膚炎、喘
息をはじめとするアレルギー性疾患の諸症状を緩和する
作用が付与されており、しかも、本品は、副作用の懸念
なく経口摂取することができるので、日常的に利用する
ことができる。
【0051】
【実施例6】〈抗アレルギー組成物を含む飲食品〉トレ
ハロース含有水飴(水分25%)300重量部に対し、
還元麦芽糖水飴(水分25%)800重量部を加えて混
合し、減圧下で水分が2%未満になるまで濃縮し、これ
にクエン酸10重量部及び適量のレモン香料と着色料と
を混和し、さらに、実施例3の配合組成にしたがって配
合した組成物10重量部を加えて混和した。次いで、常
法に従って成形し、この発明の組成物を含んでなるハー
ドキャンディーを調製した。
【0052】本品は、上品な甘味を呈し、吸湿性少な
く、ダレを起こしにくい歯切れの良いハードキャンディ
ーである。本品には、花粉症、アトピー性疾患、食物ア
レルギー、接触皮膚炎、喘息をはじめとするアレルギー
性疾患の諸症状を緩和する作用が付与されており、しか
も、本品は、副作用の懸念なく経口摂取することができ
るので、日常的に利用することができる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明は、シソ属
植物の加工物とパフィア属植物の加工物を配合すると、
それぞれの植物の加工物が単独で示す抗アレルギー作用
が顕著に増強されるという本発明者等による全く独自の
発見に基づくものである。本発明の組成物は、花粉症、
アトピー性疾患、食物アレルギー、接触皮膚炎、喘息を
はじめとするアレルギー性疾患の諸症状を緩和する作用
を顕著に発揮し、しかも、副作用の懸念なく常用するこ
とができるので、それ自体で、アレルギー症状を抑える
健康食品として、また、諸種の食品に抗アレルギー作用
を付与するための食品素材などとして有用である。
【0054】この発明は、斯くも顕著な作用効果を奏す
る、斯界に貢献すること誠に多大な意義のある発明であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4B014 GB06 GG17 GK12 4B017 LC03 LG15 LK11 LK17 LL09 LP01 4B018 LB01 LB08 MD27 MD61 MD65 MD75 ME07 MF01 4C088 AB12 AB38 AB43 AB86 AC01 BA07 BA08 MA52 ZB13

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シソ属植物の加工物及びパフィア属植物
    の加工物を有効成分として含んでなる抗アレルギー組成
    物。
  2. 【請求項2】 シソ属植物の加工物として該植物の葉を
    含む地上部の加工物を含んでなり、パフィア属植物の加
    工物として該植物の根を含む地下部の加工物を含んでな
    る請求項1に記載の抗アレルギー組成物。
  3. 【請求項3】 シソ属植物の加工物及びパフィア属植物
    の加工物として、それぞれの植物の水による抽出物を含
    んでなる請求項1又は2に記載の抗アレルギー組成物。
  4. 【請求項4】 タデ属植物の加工物及び/又はアロエ属
    植物の加工物をさらに含んでなる請求項1、2又は3に
    記載の抗アレルギー組成物。
  5. 【請求項5】 タデ属植物の加工物として該植物の葉を
    含む地上部の加工物及び/又はアロエ属植物の加工物と
    して該植物の葉を含む地上部の加工物を含んでなる請求
    項4に記載の抗アレルギー組成物。
  6. 【請求項6】 タデ属植物の加工物として該植物の水に
    よる抽出物及び/又はアロエ属植物の加工物として該植
    物の水による抽出物を含んでなる請求項5に記載の抗ア
    レルギー組成物。
  7. 【請求項7】 糖質及び/又はミネラルをさらに含んで
    なる請求項1乃至6のいずれかに記載の抗アレルギー組
    成物。
  8. 【請求項8】 糖質として、非還元性糖質から選ばれる
    1種又は2種以上を含んでなる請求項7に記載の抗アレ
    ルギー組成物。
  9. 【請求項9】 ミネラルとして貝殻粉末をさらに含んで
    なる請求項7又は8に記載の抗アレルギー組成物。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至9のいずれかに記載の抗
    アレルギー組成物を含んでなる飲食品。
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