JP2002308022A - 車両搭載機器 - Google Patents

車両搭載機器

Info

Publication number
JP2002308022A
JP2002308022A JP2001119376A JP2001119376A JP2002308022A JP 2002308022 A JP2002308022 A JP 2002308022A JP 2001119376 A JP2001119376 A JP 2001119376A JP 2001119376 A JP2001119376 A JP 2001119376A JP 2002308022 A JP2002308022 A JP 2002308022A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
groove
wire harness
vehicle
cover
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP2001119376A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuji Takamori
徹示 高森
Mitsuhiro Ishikawa
満広 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2001119376A priority Critical patent/JP2002308022A/ja
Publication of JP2002308022A publication Critical patent/JP2002308022A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
  • Connection Or Junction Boxes (AREA)
  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コストの高騰を抑制できるインストルメント
パネルに取り付けられる車両搭載機器を提供する。 【解決手段】 車両搭載機器2は筐体4と印刷配線基板
6などを備えている。筐体4は上ケース4aと下ケース
4bと第2のカバー12とを備えている。印刷配線基板
6にはコネクタ7が取り付けられている。コネクタ7は
コネクタハウジング7aと端子金具7bとを備えてい
る。端子金具7bにはワイヤハーネス54の芯線51が
接続している。筐体4は溝62と爪とを備えている。溝
62は下ケース4bの底面4cから凹に形成されかつ筐
体4の内外を連通している。溝62は内側にワイヤハー
ネス54を通す。爪は溝62の両縁部に設けられてい
る。爪は溝62内のワイヤハーネス54に係止する。ワ
イヤハーネス54の芯線51と端子金具7bとの接続箇
所は第2のカバー12即ち筐体4内に収容されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、車両とし
ての自動車のインストルメントパネルに取り付けられる
車両搭載機器に関する。
【0002】
【従来の技術】車両としての自動車には、例えば、ナビ
ゲーション装置や、車両搭載機器100(図11及び図
13に示す)などの各種の電気機器が搭載される。前記
車両搭載機器100は、前記自動車に搭載されると、該
自動車が料金所を通過する際に前記料金所と無線通信に
よりデータ交換を行う。そして、前記車両搭載機器10
0は、通行料金収受処理を自動的に行う通行料金自動徴
収システムに用いられる。
【0003】前記車両搭載機器100は、図11ないし
図15に示すように、箱状の筐体101と、該筐体10
1内に収容される印刷配線基板102(図12及び図1
4に示す)などの各種の機能部品と、コネクタ103
(図12、図14及び図15に示す)と、を備えてい
る。筐体101は、車両搭載機器100の外郭を形成す
る。
【0004】前記各種の機能部品は、前述した通行料金
収受処理などを行う。コネクタ103は、前記筐体10
1と印刷配線基板102とに取り付けられている。コネ
クタ103は、図12及び図14に示すように、絶縁性
のコネクタハウジング103aと、該コネクタハウジン
グ103a内に収容される複数の端子金具103bと、
を備えている。これらの端子金具103bは、前記印刷
配線基板102の回路パターンなどと電気的に接続して
いる。
【0005】前記車両搭載機器100には、例えば、バ
ッテリなどの電源からの電力や、前記自動車の速度信号
などがワイヤハーネス104を介して伝送される。ワイ
ヤハーネス104は、複数の電線が束ねられて形成され
ている。電線は、導電性の芯線と、該芯線を被覆する絶
縁性の被覆部と、を備えたいわゆる被覆電線である。各
電線の芯線は、前記コネクタ103の各端子金具103
bと接続している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の車両搭
載機器100は、前記ワイヤハーネス104の各電線の
芯線と、コネクタ103の端子金具103bとの接続箇
所が露出することを防止するために、図11及び図12
に示すように、前記接続箇所を合成樹脂105で覆って
いた。また、図13ないし図15に示すように、前記コ
ネクタ103と前記接続箇所とを覆う隠蔽ケース106
を前記筐体101に取り付けていた。
【0007】このように、従来の車両搭載機器100で
は、接続箇所を合成樹脂105で覆ったり、筐体101
とは別体の隠蔽ケース106などで覆ってきた。このた
め、接続箇所を合成樹脂105や隠蔽ケース106で覆
うために、車両搭載機器100の組立工数が増加する傾
向があった。また、隠蔽ケース106などを用いるた
め、車両搭載機器100の部品点数が増加する傾向であ
った。したがって、従来の車両搭載機器100は、コス
トが高騰する傾向であった。
【0008】したがって、本発明の目的は、コストの高
騰を抑制できる車両搭載機器を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し目的を
達成するために、請求項1に記載の本発明の車両搭載機
器は、自動車のインストルメントパネルに取り付けられ
る車両搭載機器において、筐体と、該筐体内に収容され
る機能部品と、を備え、前記機能部品にはワイヤハーネ
スが接続されるようになっており、前記筐体は、前記ワ
イヤハーネスを通すことのできる電線通し部と、前記電
線通し部に通されたワイヤハーネスを係止する係止手段
と、を備えたことを特徴としている。
【0010】請求項2に記載の本発明の車両搭載機器
は、請求項1記載の車両搭載機器において、前記電線通
し部は、前記筐体の外表面から凹に形成されかつ前記筐
体の内外を連通する溝であるとともに、前記係止手段
は、前記溝の幅方向の両縁部それぞれに設けられかつ互
いに相対するとともに前記両縁部から互いに近づく方向
に突出した爪であることを特徴としている。
【0011】請求項1に記載した本発明の車両搭載機器
によれば、筐体がワイヤハーネスを通すことのできる電
線通し部を備えている。このため、前記ワイヤハーネス
と前記筐体内に収容される機能部品との接続箇所を、前
記筐体内に配置できる。また、係止手段が電線通し部に
通されたワイヤハーネスに係止する。
【0012】請求項2に記載した本発明の車両搭載機器
によれば、電線通し部が筐体の外表面から凹でかつ筐体
の内外を連通した溝である。このため、電線通し部に通
されたワイヤハーネスと前記筐体内に収容される機能部
品との接続箇所を、より確実に前記筐体内に配置でき
る。また、係止手段は、前記溝の幅方向の両縁部から互
いに近づく方向に突出した爪である。このため、係止手
段は、電線通し部に通されたワイヤハーネスにより確実
に係止する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態にかか
る車両搭載機器を図1ないし図10を参照して説明す
る。本発明の一実施形態に係る車両搭載機器2(以下単
に機器と呼ぶ)は、取付構造1(図4などに示す)によ
って、図1ないし図3に示すように、自動車のインスト
ルメントパネル3に取り付けられる。
【0014】前記機器2は、前記自動車に搭載される
と、該自動車が料金所を通過する際に前記料金所と無線
通信によりデータ交換を行う。そして、機器2は、通行
料金収受処理を自動的に行う通行料金自動徴収システム
に用いられる。機器2は、図6に示すように、合成樹脂
などからなる筐体4と、表示パネル5(図1及び図2に
示す)と、該筐体4内に収容される印刷配線基板6など
を備えている。
【0015】筐体4は、機器2の外郭を形成している。
筐体4は、図4から図6に示すように、互いに取り付け
られる上ケース4aと、下ケース4bと、第2のカバー
12と、を備えている。上ケース4aと下ケース4bと
は、互いに取り付けられると箱状となる。
【0016】また、前記筐体4の下ケース4bは、図6
ないし図10に示すように、その底面4cから突出した
取り付け部60を設けている。取り付け部60は、円環
状に形成されている。取り付け部60は、図6及び図7
に示すように、複数のねじ孔61を設けている。ねじ孔
61は、取り付け部60の周方向に沿って略等間隔に設
けられている。該ねじ孔61は、取り付け部60の外周
面に開口しているとともに、図7に示すように、取り付
け部60の径方向に沿って延びている。
【0017】さらに、筐体4は、電線通し部としての溝
62と、係止手段としての爪63と、を備えている。溝
62は、下ケース4bの底面4cから凹に形成されてい
る。こうして、溝62は、筐体4の外表面から凹に形成
されている。溝62は、後述するコネクタ7の近傍に設
けられている。溝62は、筐体4の内外を連通してい
る。溝62は、内側に後述するワイヤハーネス54を通
す。
【0018】爪63は、前記溝62一つにあたり一対設
けられている。爪63は、図7及び図8に示すように、
溝62の幅方向の両縁部に設けられている。爪63は、
筐体4の下ケース4bと一体に形成されている。一つの
溝62の両縁部に設けられた爪63は、前記溝62を挟
んで互いに相対する位置に配されている。一つの溝62
の両縁部に設けられた爪63は、溝62の両縁部から互
いに近づく方向に突出している。一つの溝62の両縁部
に設けられた爪63は、互いの間隔が広くなる方向に弾
性変形自在である。
【0019】爪63は、溝62内にワイヤハーネス54
が圧入されると、一旦互いの間隔を広げる方向に弾性変
形する。爪63は、溝62内にワイヤハーネス54が位
置すると、弾性復元力により初期状態に戻り、溝62内
のワイヤハーネス54に係止する。爪63は、前記溝6
2内からワイヤハーネス54が抜け出ることを防止す
る。
【0020】第2のカバー12は、図4などに示すよう
に、凹曲面部21と、円筒状の円筒部22と、円環状の
支持縁23と、支持部26と、を備えている。凹曲面部
21は、後述する第1のカバー11のカバー本体18の
外周面20に沿った曲面としての球面に形成されてい
る。凹曲面部21は、平面形状が略円形の丸形に形成さ
れている。凹曲面部21は、第1のカバー11のカバー
本体18の外周面20に重ねられる。このとき、凹曲面
部21は、前記第1のカバー11のカバー本体18の外
周面20に合致する。
【0021】凹曲面部21は、その中央に第2貫通孔と
しての長孔24を設けている。長孔24は、凹曲面部2
1を貫通している。長孔24は、内側に支持軸10を通
すことができる。さらに、図示例では、前記長孔24の
縁部に、滑り止め部29が形成されている。滑り止め部
29は、後述するナット25が支持軸10のねじ溝17
に螺合して、第1及び第2のカバー11,12とパネル
装着部9を相互に固定した際に、前記自動車の走行中の
振動などによって、第2のカバー12などの向きが変わ
ることを防止する。
【0022】円筒部22は、凹曲面部21の外縁に連な
っている。円筒部22は、凹曲面部21から離れるのに
したがって徐々に内外径が大きくなるように形成されて
いる。支持縁23は、円筒部22の凹曲面部21から離
れた縁部に設けられている。支持縁23は、その内縁が
円筒部22の前記縁部に連なっている。このため、支持
縁23は、円筒部22から外方向に突出している。
【0023】支持部26は、円環状に形成されかつ前記
支持縁23の外縁に連なっている。支持部26と凹曲面
部21と円筒部22とは、互いに同軸的に配されてい
る。支持部26内には、図6及び図7に示すように、取
り付け部60が侵入可能である。支持部26は、凹曲面
部21と円筒部22などの軸芯に沿って、支持縁23の
表面から突出している。
【0024】支持部26は、孔27を複数設けている。
孔27は、支持部26の周方向に沿って、略等間隔に設
けられている。孔27は、外周面と内周面とに亘って支
持部26を貫通している。孔27は、径方向に沿って支
持部26を貫通している。前記孔27は、支持部26内
に取り付け部60が侵入すると、ねじ孔61と合致する
位置に配されている。
【0025】表示パネル5は、前記通行料金自動徴収シ
ステムで集計された料金などを表示する機能を有してい
る。表示パネル5は、機器2が後述する取付構造1によ
って、自動車のインストルメントパネルに取り付けられ
ると、該自動車の乗員に相対する。
【0026】印刷配線基板6は、上ケース4aと下ケー
ス4b内に収容される。印刷配線基板6には、前述した
データ交換などを行うための各種の回路部品が取り付け
られている。また、印刷配線基板6には、図6ないし図
10に示すように、前記自動車のバッテリなどからの電
力やスピード信号などを供給するためのコネクタ7が取
り付けられている。コネクタ7は、機器2がインストル
メントパネル3に取り付けられると、前記自動車の乗員
の背面側に位置する前記機器2の端部に設けられてい
る。
【0027】コネクタ7は、合成樹脂などからなり絶縁
性のコネクタハウジング7aと、端子金具7bと、を備
えている。コネクタハウジング7aは、箱状に形成され
かつ前記筐体4と前記印刷配線基板6とのうち少なくと
も一方に固定されている。端子金具7bは、コネクタハ
ウジング7a内に収容されており、印刷配線基板6の図
示しない回路パターンなどと電気的に接続している。
【0028】これらの端子金具7bには、図5ないし図
8に示すように、導電性の芯線51がそれぞれ接続す
る。これらの芯線51は絶縁性の被覆部で被覆されて、
互いに束ねられてワイヤハーネス54を構成する。な
お、前記印刷配線基板6と該印刷配線基板6に取り付け
られる各種の回路部品とコネクタ7は、本明細書に記し
た機能部品である。
【0029】機器2をインストルメントパネル3に取り
付ける取付構造1は、図4などに示すように、パネル装
着部9と、支持軸10と、第1のカバー11と、を備え
ている。
【0030】パネル装着部9は、図4に示すように、板
金などから平板状に形成されている。パネル装着部9
は、平面形状が略円形に形成された装着部本体15と、
この装着部本体15の外縁部から内周側に向かって切り
欠かれた切欠部16を複数備えている。切欠部16は、
装着部本体15の周方向に沿って略等間隔となる位置に
設けられている。パネル装着部9は、前記自動車のイン
ストルメントパネル3に図示しないねじまたは両面粘着
テープによって取り付けられる。
【0031】支持軸10は、パネル装着部9の装着部本
体15の略中央に立設している。支持軸10は、一方向
としての装着部本体15の表面に対し垂直な方向に沿っ
て延在している。支持軸10には、外周面にねじ溝17
が形成されている。
【0032】第1のカバー11は、図4に示すように、
椀状に形成されたカバー本体18と、ナット40とを備
えている。カバー本体18は、その内側にパネル装着部
9を収容可能な大きさに形成されている。カバー本体1
8は、インストルメントパネル3に装着されたパネル装
着部9を覆う。カバー本体18の外周面20は、前記パ
ネル装着部9を収容した際に、このパネル装着部9から
離れる方向に凸の曲面に形成されている。
【0033】図示例において、カバー本体18の外周面
20は、パネル装着部9から離れる方向に凸の球面に形
成されている。なお、このカバー本体18の外周面20
は、本明細書に記した凸曲面部をなしている。
【0034】ナット40は、第1のカバー11のカバー
本体18の頂部18aに埋設されている。ナット40
は、第1のカバー11のカバー本体18に固定されてい
る。ナット40は、支持軸10のねじ溝17に螺合可能
である。なお、ナット40のねじ孔19は、本明細書に
記した貫通孔をなしている。
【0035】また、前記支持軸10のねじ溝17には、
ナット25が螺合可能である。ナット25は、ナット4
0に螺合しかつ長孔24内を通った支持軸10のねじ溝
17に螺合することによって、第1及び第2のカバー1
1,12をインストルメントパネル3との間に挟んで支
持軸10に固定する。さらに、取り付け部60のねじ孔
61には、ねじ28が螺合可能である。
【0036】前述した構成の取付構造1を用いて、前述
した機器2を自動車のインストルメントパネル3に装着
する際には、まず、前記パネル装着部9をインストルメ
ントパネル3に固定する。
【0037】そして、前記支持軸10をナット40に螺
合させて第1のカバー11内にパネル装着部9を収容し
て、パネル装着部9に第1のカバー11をかぶせる。そ
の後、長孔24に支持軸10を通して、第1のカバー1
1に第2のカバー12を重ねる。
【0038】このとき、第1のカバー11のカバー本体
18の外周面20に第2のカバー12の凹曲面部21を
重ねる。支持軸10のねじ溝17にナット25を螺合さ
せて、第1及び第2のカバー11,12及びパネル装着
部9を相互に固定する。
【0039】さらに、このとき、長孔24の長手方向の
延在方向と、長孔24内の支持軸10が通る位置とを変
更することによって、第2のカバー12即ち機器2の支
持軸10に対し直交する軸線(図示例では軸線Q,Q
1)回りの変位を所望の向きに調整する。
【0040】例えば、前記長孔24がインストルメント
パネル3の奥行き方向即ち前記自動車の前後方向に沿っ
て延在した状態で、第2のカバー12は配されることが
ある。この場合、前記支持軸10が長孔24内を通る位
置を変更することによって、機器2を前記支持軸10及
び長孔24の延在方向に対し交差する軸線Q回りに変位
可能とする。なお、図示例において、前記軸線Qは、前
記支持軸10に対し直交しているとともに、機器2の幅
方向に沿っている。
【0041】また、前記長孔24がインストルメントパ
ネル3の幅方向即ち前記自動車の左右方向に沿って延在
した状態で、第2のカバー12は配されることがある。
この場合、前記支持軸10が長孔24内を通る位置を変
更することによって、機器2を前記支持軸10と長孔2
4の延在方向と軸線Qとのそれぞれに交差する軸線Q1
回りに変位可能とする。なお、前記軸線Q1は、前記支
持軸10と軸線Qとの双方に対し直交しているととも
に、機器2の幅方向に対し直交している。
【0042】機器2の前記支持軸10回りに所望の向き
として、筐体4に設けられた取り付け部60内を、第2
のカバー12の支持部26内に侵入させる。そして、孔
27とねじ孔61とを合致させる。その後、ねじ28
を、孔27をとおしてねじ孔61にねじ込む。こうし
て、機器2を、インストルメントパネル3に取り付け
る。
【0043】本実施形態の車両搭載機器2によれば、筐
体4がワイヤハーネス54を通すことのできる溝62を
備えている。このため、前記ワイヤハーネス54の各芯
線51とコネクタ7の端子金具7bとの接続箇所を、図
6に示すように、第2のカバー12内即ち前記筐体4内
に配置できる。
【0044】したがって、前記接続箇所を合成樹脂や別
体のケースで覆うことなく、前記接続箇所が外部に露出
することを防止できる。また、爪63が溝62に通され
たワイヤハーネス54に係止する。このため、前記接続
箇所に、前記ワイヤハーネス54と前記コネクタ7とが
互いに離れる方向の応力などが作用することを防止でき
る。したがって、前記接続箇所の断線を防止できる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の本
発明は、筐体がワイヤハーネスを通すことのできる電線
通し部を備えている。このため、前記ワイヤハーネスと
前記筐体内に収容される機能部品との接続箇所を前記筐
体内に配置できる。したがって、前記接続箇所を合成樹
脂や別体のケースなどで覆うことなく、該接続箇所が外
部に露出することを防止できる。したがって、組立にか
かる工数と部品点数とを抑制でき、車両搭載機器のコス
トの高騰を抑制できる。
【0046】また、係止手段が電線通し部に通されたワ
イヤハーネスに係止する。このため、前記接続箇所に、
前記ワイヤハーネスと前記機能部品とが互いに離れる方
向の応力などが作用することを防止できる。したがっ
て、前記接続箇所の断線を防止できる。
【0047】請求項2に記載の本発明は、電線通し部が
筐体の外表面から凹でかつ筐体の内外を連通した溝であ
る。このため、電線通し部に通されたワイヤハーネスと
前記筐体内に収容される機能部品との接続箇所を、より
確実に前記筐体内に配置できる。したがって、前記接続
箇所を合成樹脂や別体のケースで覆うことなく、該接続
箇所が外部に露出することを防止できる。したがって、
組立にかかる工数と部品点数とをより確実に抑制でき、
車両搭載機器のコストの高騰をより確実に抑制できる。
【0048】また、係止手段は、前記溝の両縁部から互
いに近づく方向に突出した爪であるので、電線通し部に
通されたワイヤハーネスにより確実に係止する。このた
め、前記接続箇所に、前記ワイヤハーネスと前記機能部
品とが互いに離れる方向の応力などが作用することをよ
り確実に防止できる。したがって、前記接続箇所の断線
をより確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る車両搭載機器がイン
ストルメントパネルに取り付けられた状態を示す斜視図
である。
【図2】図1中の矢印II方向からみた正面図である。
【図3】図1中の矢印III方向からみた側面図であ
る。
【図4】同実施形態の車両搭載機器がインストルメント
パネルに取り付けられる取付構造を分解して示す斜視図
である。
【図5】同実施形態の車両搭載機器の側面図である。
【図6】同実施形態の車両搭載機器の側断面図である。
【図7】図5中のVII−VII線に沿う断面図であ
る。
【図8】同実施形態の車両搭載機器の背面図である。
【図9】同実施形態の第2のカバーが取り外された状態
の車両搭載機器の側断面図である。
【図10】同実施形態の第2のカバーが取り外された状
態の車両搭載機器の背面図である。
【図11】従来の車両搭載機器などの一例を示す側面図
である。
【図12】図11に示された車両搭載機器の側断面図で
ある。
【図13】従来の車両搭載機器などの他の例を示す側面
図である。
【図14】図13に示された車両搭載機器の側断面図で
ある。
【図15】図13中のXV−XV線に沿う断面図であ
る。
【符号の説明】
2 機器(車両搭載機器) 3 インストルメントパネル 4 筐体 6 印刷配線基板(機能部品) 7 コネクタ(機能部品) 54 ワイヤハーネス 62 溝(電線通し部) 63 爪(係止手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D020 BA01 BB01 BC03 BD09 4E352 AA09 AA16 BB02 BB15 CC07 CC56 DD05 DR02 DR33 DR46 GG10 GG12 GG27 5G361 BA01 BA06 BB01 BC01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のインストルメントパネルに取り
    付けられる車両搭載機器において、 筐体と、該筐体内に収容される機能部品と、を備え、 前記機能部品にはワイヤハーネスが接続されるようにな
    っており、 前記筐体は、前記ワイヤハーネスを通すことのできる電
    線通し部と、 前記電線通し部に通されたワイヤハーネスを係止する係
    止手段と、を備えたことを特徴とする車両搭載機器。
  2. 【請求項2】 前記電線通し部は、前記筐体の外表面か
    ら凹に形成されかつ前記筐体の内外を連通する溝である
    とともに、 前記係止手段は、前記溝の幅方向の両縁部それぞれに設
    けられかつ互いに相対するとともに前記両縁部から互い
    に近づく方向に突出した爪であることを特徴とする請求
    項1記載の車両搭載機器。
JP2001119376A 2001-04-18 2001-04-18 車両搭載機器 Abandoned JP2002308022A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001119376A JP2002308022A (ja) 2001-04-18 2001-04-18 車両搭載機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001119376A JP2002308022A (ja) 2001-04-18 2001-04-18 車両搭載機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002308022A true JP2002308022A (ja) 2002-10-23

Family

ID=18969606

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001119376A Abandoned JP2002308022A (ja) 2001-04-18 2001-04-18 車両搭載機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002308022A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012160862A (ja) * 2011-01-31 2012-08-23 Icom Inc 機器保持装置
JP2012232742A (ja) * 2012-07-28 2012-11-29 Yupiteru Corp 車載機器取り付け用ダミーカバー付き台座
CN113784554A (zh) * 2020-06-10 2021-12-10 英业达科技有限公司 电子装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012160862A (ja) * 2011-01-31 2012-08-23 Icom Inc 機器保持装置
JP2012232742A (ja) * 2012-07-28 2012-11-29 Yupiteru Corp 車載機器取り付け用ダミーカバー付き台座
CN113784554A (zh) * 2020-06-10 2021-12-10 英业达科技有限公司 电子装置
CN113784554B (zh) * 2020-06-10 2023-03-10 英业达科技有限公司 电子装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4155731B2 (ja) ワイヤハーネス用固定具
US6042431A (en) Joint device for an automotive wiring harness
JPH0754648B2 (ja) 配線ハーネス
US7180020B2 (en) Steering column module
JP2020058182A (ja) ワイヤハーネス
CN100432675C (zh) 传感器装置
EP3851329A1 (en) Wire harness
JPS59145B2 (ja) 自動車用電気機器の通電構造
JP4896235B2 (ja) 車載用無線受信装置
JP3728347B2 (ja) ワイヤーハーネスの車体パネル取付構造
US6801632B2 (en) Microphone assembly for vehicular installation
JP2002308022A (ja) 車両搭載機器
JP2926674B2 (ja) メータモジュールおよびその接続装置
JP4272495B2 (ja) 回路板収納構造および電気接続箱
JP6966349B2 (ja) ジョイントコネクタ構造
JP2003023723A (ja) ワイヤハーネスの固定構造
JP4434898B2 (ja) フレキシブルプリント基板の設置構造
JP2850095B2 (ja) 車載電子制御用コネクタにおける大型電子部品の実装構造
JP4053905B2 (ja) フラットハーネスの固定構造及び衝撃緩衝装置
JP4142565B2 (ja) 電気接続箱
JP4217600B2 (ja) 電気接続箱
US20040174001A1 (en) Generator carrier for a driver's gas bag module and function module for a steering wheel of a motor vehicle
JPH0218760Y2 (ja)
JP2004079296A (ja) サブハーネス、ワイヤハーネス及びこれらの組立方法
JP2010126048A (ja) ワイヤハーネス用固定具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040924

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070306

A762 Written abandonment of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762

Effective date: 20070427