JP2002305560A - 通信装置及び通信方法 - Google Patents

通信装置及び通信方法

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JP2002305560A
JP2002305560A JP2002010581A JP2002010581A JP2002305560A JP 2002305560 A JP2002305560 A JP 2002305560A JP 2002010581 A JP2002010581 A JP 2002010581A JP 2002010581 A JP2002010581 A JP 2002010581A JP 2002305560 A JP2002305560 A JP 2002305560A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 既存の通信環境に影響を及ぼすことな
く、ネゴシェーションデータ、ユーザーデータの交換を
行うとともに、回線特性の検査を行い、短時間で通信回
線に適した通信規格、データ通信手順を決定すること。 【解決手段】 中央局システム2と遠隔システム4と
は、ユーザデータ受信部60、64、ネゴシエーション
データ受信部52、56、ユーザデータ送信部62、5
8、ネゴシエーションデータ送信部54、50、を適宜
使用し、異なる帯域でネゴシエーションデータとユーザ
データとを交換することにより、送受信能力の交換を行
う。また、ランダムノイズ生成部74、ランダムノイズ
受信部76により、更に高帯域の基本トーン信号とオプ
ショントーン信号とを使用して、回線特性検査を行う。
これらにより、通信規格、データ通信手順を決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデータモデムなどの
通信装置及び通信方法に関し、特に通信回線を確立する
ために種々の通信システム構成を検出し、適切な通信シ
ステム構成を選択することができる通信装置及び通信方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、モデム(アナログおよびデジタ
ル)などのデータ通信装置は公衆電話回線網(PST
N:Public Switched Telepho
ne Networks)を介してある場所から別の場
所にデータを送信するために使用されてきた。このよう
なモデムはPSTNの従来の音声帯域(例えば約0−4
kHの帯域)で動作する。初期のモデムはPSTNを介
して毎秒約300ビット(bps)あるいはそれ以下の
速度でデータを送信していた。
【0003】その後徐々に、インターネットの普及につ
れて、より高速の通信方式(例えばモデム)が要求され
開発された。現在、利用可能な最高速のアナログモデム
(国際電気通信連合(ITU)が定義するITU−V.
34モデムと称される)は、理想的な条件下で約33,
600bpsの速度でデータ送信を行う。これらのモデ
ムはPSTNの約4kHz内の帯域でもデータ交換を行
う。
【0004】数メガバイト(MB)のデータファイルを
転送することも珍しくはないが、V.34変調方式を用
いて動作するモデムはそのようなファイルの転送に長時
間を必要とする。その結果、更に高速のモデムに対する
需要が高まってきた。
【0005】したがって、従来の4KHz帯域以上のス
ペクトラムを用いるローカルツイストワイヤペアでデー
タを送信するために多くの新しい通信方法が提案され開
発されている。例えば、種々のDSL(Digital
Subscriber Line:デジタル加入者回
線)モデムが開発されている。これらは、例えば、DS
L、ADSL、VDSL、HDSL、SDSL等など
で、一般にxDSLと称される。
【0006】種々のxDSL方式の幾つかは音声帯域及
び音声帯域以上の帯域での、シングルツイストペアによ
る同時通信を可能にする。各種xDSLそれぞれは、異
なる通信方式を採用するため、上り回線及び下り回線、
あるいはどちらかにおける転送速度が異なり、またツイ
ストペア通信チャネルの使用周波数帯域も異なる。
【0007】更に、xDSLのタイプによっては、ロー
パスフィルタ、ハイパスフィルタ、および組合フィルタ
などのフィルタを必要とする。これらのフィルタはスプ
リッタと称されることもあり、装置間で異なる場合もあ
る。これらのフィルタは、音声帯域通信を伝搬する周波
数帯域を、データ通信を伝搬する音声帯以上の周波数帯
域から分離する。
【0008】xDSLデータ通信方式を取り巻く回線環
境は、例えば、従来の音声帯域内(すなわち0−4kH
z帯域)で通信を行う従来のアナログモデムと共存する
能力や交換局の違い、回線の品質等、極めて多いうえ、
顕著に異なり、複雑である。したがって、最適かつ干渉
のない通信回線を確立するためには、通信機器能力の他
に通信チャネルの能力を判定できることが不可欠であ
る。
【0009】V.34モデム等で実現されているように
従来のスタートアップシーケンス(例えばITU−Tに
よって確立されたV.8およびV.8bisプロトコル
など)は、使用される変調方式、プロトコル等の異なる
機器能力を同定あるいはネゴシエートする為に、各モデ
ムから送信されるビットシーケンスを利用する。これら
のスタートアップシーケンスは、従来の音声帯域通信方
法にのみ適用される。これら従来のスタートアップシー
ケンスは、通信チャネルの構成や回線状態を検査(又は
認識)しない。
【0010】しかしながら、xDSLモデムに関して
は、回線条件に関する情報、例えば、周波数特性、ノイ
ズ特性、スプリッタの有無などは、通信回線がうまく確
立されるとしても、回線の確立に先立ち2つのモデムが
ネゴシエーションするときに有用である。
【0011】音声帯域での回線プロービング技術は、技
術的にはよく知られており、音声帯域回線条件情報を判
定するために用いることができる。このような技術は、
一定の変調方法、例えばV.34を最適化する為に、有
効に使用されてきている。多重変調方法を有する装置
で、V.8あるいはV.8bisはネゴシエート及び特
定の変調を選択する為に使用されてきており、その変調
開始シーケンスが起動した後に、回線プロービング技術
が、通信チャネルの状態を表示する信号を受信するため
に使用される。この時点で、与えられた通信チャネルが
選択された変調方法を有効にサポートできないと判定さ
れると、従来では、時間のかかる試行錯誤的なフォール
バック技術が使用され、動作する変調方法を試験し検出
するようにしていた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】したがって、よりよい
通信回線を確立するために必要なものは、最適通信方法
の選択を試みる前に回線条件を監視(検査)する方法で
ある。このように、一定の変調方式に対してデータ速度
を上げる技術は既に確立されてはいるものの、従来で
は、通信方法の選択を補助するためにチャネル情報を利
用する方法は提供されていない。
【0013】残念ながら、現在の技術水準では、通信能
力のネゴシエーションは、より効率のよいチャネル構成
を認識することなく起動する。スペクトラム、スプリッ
タ等を明確に認識することは、適切な通信メカニズム
(変調方式)を選択するためには不可欠である。
【0014】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、現存する回線条件に適した特定の(xDSL)
通信規格を決定するために、通信チャネルおよび関連機
器の種々の構成、能力および制限を検出する。換言すれ
ば、本発明は、既存の通信環境に影響を及ぼすことな
く、ネゴシェーション、ユーザーデータの交換を行うと
ともに、回線特性の検査を行い、通信回線に適した通信
規格、データ通信手順を短時間で決定することができ
る、通信装置、通信方法、を提供することを目的とす
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、幾つかの個々の技術を一つのシステムと
して使用することとした。具体的には、中央局システム
と遠隔システムとの2つのシステムの間で、異なる帯域
でネゴシエーションデータとユーザデータとを交換する
ことにより送受信能力の交換を行うともに、回線特性検
査を行うようにした。これらにより、使用すべき通信規
格、データ通信手順が決定される。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の一の態様によれば、複数
の通信方法(例えば、DSL規格)を実施するモデム間
のネゴシエートを行い、通信に使われる一つの共通通信
規格を選択する方法及び装置を提供する。通信制御部
は、ネゴシエーションチャネルにおいてハンドシェイク
手順(プロトコル)を実行し、通信交換において使用す
るxDSLの種別の識別情報を含む、高速データ通信に
関する情報を取得する。通信規格は、事実上の、独占的
な、あるいは、企業あるいは政府によって発行された、
あらゆるタイプの規格に適用される。
【0017】他の態様において、本発明は、検査信号を
用い、中央局通信システムと遠隔通信システム間の通信
チャネルの特性を判定する方法を提供する。検査信号
は、例えば周波数ロールオフ、ノイズ等以外の障害、を
検出する。これら障害は、中央局システムと遠隔システ
ム間で識別され明らかにされる。通信チャネル品質に関
する情報により、本発明は、継続する通信規格の選択に
関してより正確な判定(例えば、ADSLの代わりにC
DSL、あるいはVDSLの代わりにCDSLを用いる
等)を行うことができる。
【0018】他の態様において、本発明は、周波数帯域
を分離する為に使用される機器の有無を判定する方法及
び装置を提供する。多くの場合、そのような機器は、音
声帯域以上の周波数における通信を行う為に必要とされ
る。その際に使用する分離装置(スプリッタ)が欠如し
ている場合は、他の通信方法を用いることも考慮され
る。本発明は、スプリッタの有無を検出する方法を含ん
でおり、そのスプリッタは、通信に影響を及ぼさず、音
声帯域を同時に行われるいかなる通信(音声通信あるい
はアナログデータ通信等)とも干渉しない。
【0019】他の態様において、本発明は、高速帯域通
信が可能ではないと判定されると、従来の音声帯域通信
方法へフォールバックする手順を提供する。通知信号
(拡散処理信号等)は、第一通信制御部により受信され
る従来の音声帯域内で送信される。通知信号は、従来の
音声帯域内のデータ通信実行能力を示す識別信号を有す
る。
【0020】また、通知信号は、通信チャネルが現時点
では高速通信が可能ではなくても、通信機器は高速通信
が可能であるかを判定する。これにより、例えば、ユー
ザは高速データ通信装置(モデム等)を購入し設置する
ことが可能になり、設置した時点で、中央局システム
は、自動的にユーザーサイドにおける高速通信装置の設
置を検出し、遠隔システム側のユーザがそのモデムを用
い高速通信チャネルの確立を要求することができるよう
なオンライン手順を開始する。
【0021】本発明の他の態様において、音声帯域で送
信される通知信号(音声帯域以上で高速データ通信が可
能であること示す)は、高速データ通信が開始される時
に同時に音声帯域で行われる可能性のある従来の通信
(音声通信あるいはアナログデータ通信等)を干渉・中
断させないように選択される。通知信号は、例えば、擬
似乱数シーケンスを用いて生成されるスペクトラム拡散
信号でよい。あるいは、送信エネルギーを音声帯域内で
均等に拡散させる他のスペクトラム拡散技術を用いても
よい。
【0022】本発明の他の態様において、エンドユーザ
間通信、例えばユーザ名、パスワード等の交換(送信)
は、通信チャネル検査(回線プロービング等)が完了し
高速通信能力が交換される前に、ユーザ専用チャネルを
介して開始することができる。従来では、通信システム
は、エンドユーザ間でデータが通信されるまでに、長い
トレーニング(あるいは起動)時間を必要とした。本発
明では、高速通信を行うための(チャネル及び通信方法
の)試験及びネゴシエーションを行うと同時に、通信パ
スの確立を行うことができる。
【0023】本発明の種々の態様を組み合わせることに
より、通信チャネルと設置された機器の検査を効果的か
つ効率よく行い、最適な通信方法を選択する方法及び装
置が提供される。システム設計者、設置業者、プロバイ
ダは、“通信の最適手段”を効率よく規定する為のネゴ
シエーションがおこなわれている間に、本発明で考慮さ
れる種々のパラメータを設定することができる。
【0024】本発明によれば、可能な高速通信の判定、
サポートされている高速データ通信能力の交換と選択、
通信回線特性の検査、等を同時に実行することができる
ため、判定したデータ通信手順のハンドシェイクプロト
コルに直ちに移行することができる。
【0025】本発明は、最適ネゴシエーションの為に
は、通信チャネルの両サイドで実施されることが好まし
い。しかしながら、通信チャネルの一つのサイドだけが
本発明を実施してもよい。更に、一つのサイドが、本発
明を部分的に実施してもよい。そのような構成は、正確
に通信システムに報告され、適当とされる場合には、通
信システムが従来の通信方法(アナログ等)をサポート
していれば、通信システムはそれら従来の通信方法にフ
ォールバックできる。
【0026】更に、本発明は、実際の高速通信装置で実
施する必要がない。本発明は、通信チャネルを終端し、
または分岐するインテリジェントスイッチにおいて実施
できる。これにより、通信システムは、個々の装置(あ
るいはモデム)において実施される、種々の通信規格を
収容することができる。これら通信規格は、中央局シス
テムと遠隔システムとの能力及び要求の明確なネゴシエ
ーションにより、必要に応じて正確に割り当てられる。
【0027】本発明によれば、複数の通信規格の中から
一つの通信規格を選択する方法は、通信チャネルの状態
を検査する手順と、検査された通信チャネル条件と複数
の通信規格の各々の能力に基づいて通信規格を選択する
手順と、を有する。通信チャネル条件の検査において
は、信号の通信チャネル上で第1信号を発信し、通信チ
ャネルの影響を評価する信号を受信し、その受信信号に
対応して通信規格を選択する。通信規格の選択において
は、複数のxDSLモデム規格の中から一つのxDSL
モデム規格を選択する。
【0028】本発明によれば、通信規格能力情報または
ユーザデータは、通信チャネル状態の検査時に、実質的
に同時に発信される。
【0029】更に、本発明によれば、通信チャネルにス
プリッタが設置されているかを判定することができる。
【0030】本発明の他の態様に係る通信装置は、通信
規格に関するネゴシエーション情報を通信チャネル上で
送信または受信する第一通信装置と、通信チャネルの回
線特性を判定する検査情報(異なる周波数帯における複
数の信号等)を通信チャネル上で送信または受信する第
二通信装置とを具備する。
【0031】本発明によれば、ネゴシエーション情報と
検査情報とは、実質的に同時間帯で交換される。あるい
は、ネゴシエーション情報と検査情報は異なる時間帯で
交換されるようにしてもよい。
【0032】また、本発明によれば、通信装置は、所定
の周波数帯における通信チャネル上で検査信号を交換
し、更に、第二周波数帯において、オプショナル検査信
号を交換することもできる。
【0033】本発明の他の態様に係る通信装置は、二つ
のサイド間でネゴシエーション情報を交換する第一通信
装置と、ユーザデータを少なくとも送信または受信する
第二通信装置とを具備する。ネゴシエーション情報は、
ADSL、CDSL、HDSL、等の通信規格通信チャ
ネル特性に関するものである。
【0034】本発明によれば、データ交換の為に開示さ
れた通信装置は、所定のデータ通信に関するネゴシエー
ション情報を交換する第一通信装置と、所定のデータ通
信帯域上でフォールバック通知信号を交換する第二通信
装置とを具備する。このフォールバック通知信号は、所
定の第二通信帯域が利用可能であることを示す為に用い
られる。
【0035】本発明によれば、所定の第二データ通信帯
域が音声帯域を具備する。この音声帯域通信装置は、第
一通信帯域が使用できない時に使用される。
【0036】本発明によれば、ネゴシエーション情報と
フォールバック通知信号とが、実質的に同時間帯でも、
あるいは異なる時間帯でも交換できる。
【0037】本発明によれば、フォールバック通知信号
(スペクトラム拡散信号等)が、音声帯域における他の
通信と干渉しない。
【0038】本発明の他の態様に係る通信方法は、発呼
側装置と応答側装置の間のデータ交換を行うものであ
る。この方法により、所定の信号が応答側装置で検出さ
れたか判定される。フォールバック手順(音声帯域での
手順等)は、所定の信号が応答側装置で検出されない場
合に、開始される。一方、所定の信号が検出されると、
ネゴシエーション情報が発呼側装置と応答側装置間で交
換され、発呼側装置と応答側装置間の能力が確定する。
チャネル情報が、発呼側装置と応答側装置のどちらか一
方で受信されると、交換されたネゴシエーション情報と
受信されたチャネル情報の少なくとも一つを用いて適切
な通信規格が選択され、通信回線が確立される。
【0039】本発明によれば、この方法は、更に、受信
されたチャネル情報を解析し、解析された情報と、交換
されたネゴシエーション情報と受信されたチャネル情報
の少なくとも一つとを関連付けして用い、適切な情報規
格を選択する。
【0040】本発明によれば、ユーザデータは、初期化
手順が行われている間に、発呼側装置と応答側装置との
間で交換される。
【0041】本発明の他の態様によれば、開示されたデ
ータ通信装置(モデム等)は、通信チャネルの回線特性
を判定する手段と、判定手段によって判定された通信チ
ャネルの回線手段に基づき、通信チャネル上で高速デー
タ通信を開始する手段とを具備する。通知信号は、通信
装置の高速データ通信能力を示し、音声帯域の通信チャ
ネル上で交換される。
【0042】本発明によれば、高速データ通信チャネル
は音声帯域より高い周波数帯域を用いる。
【0043】本発明によれば、通信装置の通信規格を判
定する手段を具備するこができる。これにより、高速デ
ータ通信は、判定された通信規格と判定された回線特性
に従って開始される。
【0044】本発明によれば、判定手段が、通信チャネ
ルが高速データ通信をサポートしないと判定した場合、
音声帯域の通信チャネル上でデータ通信を行う手段を提
供することができる。
【0045】更に、本発明の他の態様に係る通信装置
は、通信規格の能力を最大限引き出すために、通信チャ
ネルにおけるスプリッタの存在を判定する手段、を具備
することである。
【0046】本発明の他の態様に係る方法は、通信チャ
ネルにおけるスプリッタの存在を検出することによりデ
ータ通信を可能にし、高速通信が利用可能かどうかを判
定する。スプリッタの存在は、音声帯域通信を干渉しな
いような信号を用いて検出される。
【0047】(実施の形態1)以下、図1〜図12を参
照しつつ、本発明を、更に具体的に説明する。
【0048】図1は実施の形態1に係るモデム装置を用
いるデータ通信システムの概略ブロック図を示す。本発
明は発明の趣旨と範囲から逸脱しないかぎり他の通信装
置にも適用できるものと理解される。さらに、本発明は
ツイストペアワイヤを使用した電話通信システムを取り
上げて記述されているが、本発明は発明の趣旨と範囲か
ら逸脱しないかぎりケーブル通信システム(ケーブルモ
デム等)、光学通信システム、ワイヤレスシステム、赤
外線通信システム等、他の通信環境にも適用できるもの
と理解される。
【0049】実施の形態1に係るデータ通信システム
は、中央局システム2と遠隔システム4から構成され、
両システムは通信チャネル5を介してインタフェースが
とられる。
【0050】中央局システム2は、中央局システム2と
通信チャネル5間のインタフェースとして機能するメイ
ン分配フレーム(MDF)1を有する。MDF1は、一
端に外部からの電話回線(例えば通信チャネル5)を接
続し、他端に内部回線(例えば内部中央局システム回
線)を接続する。
【0051】遠隔システム4には、遠隔システム4と通
信チャネル5とのインタフェース機能を持つネットワー
クインタフェースデバイス(NID)3が搭載されてい
る。NID3は、顧客の機器と通信ネットワーク(例え
ば通信チャネル5)のインタフェースとして機能する。
【0052】図2は、実施の形態1における図1のデー
タ通信システムを具体的に示したブロック図である。本
実施の形態では、代表的なシステム、つまり、中央局シ
ステム2と遠隔システム4の両方に本発明を適用し、遠
隔システム4にはスプリッタは設置されていない例を示
す。
【0053】図2に示すように、中央局システム2は、
低域フィルタ34、高域フィルタ38と、テストネゴシ
エーションブロック46と、高速データ受信部68と、
高速データ送信部70と、コンピュータ82とを具備す
る。コンピュータ82は、中央局システムにおけるネッ
トワーク機器に対して、総括的インターフェースとして
機能する。テストネゴシエーションブロック46は、後
述される、回線プロービング等のすべてのネゴシエーシ
ョンを行う。これらネゴシエーションは、実際の高速デ
ータ通信の前に行われる。
【0054】低域フィルタ34と高域フィルタ38は通
信チャネル5を介してて転送される通信信号をフィルタ
リングする。テストネゴシエーションブロック46は中
央局システム2、遠隔システム4及び通信チャネル5の
条件、能力等をテストし、ネゴシエーションを行う。テ
ストネゴシエーションブロック46の手順が完了した
後、高速データ送受信部(モデム等)68及び70の選
択を開始する。高速データ受信部は遠隔システム4から
送信された高速データを受信し、一方高速データ送信部
70は遠隔システム4に高速データを送信する。高速デ
ータ部68及び70は、ADSLモデム、VDSLモデ
ム、あるいはCDSLモデム等を具備することができ
る。高速データ部68及び70は、初期ネゴシエーショ
ン手順において、テストネゴシエーションブロック46
を共通に用いる複数の高速送信機器から構成されてもよ
い。
【0055】本実施の形態では、テストネゴシエーショ
ンブロック46は、擬似ランダムノイズ受信部76と、
トーン信号受信部80と、ユーザデータ受信部60と、
ネゴシエーションデータ受信部52と、ユーザデータ送
信部62と、ネゴシエーションデータ送信部54とを備
える。
【0056】擬似ランダムノイズ受信部76は、擬似ラ
ンダムノイズを受信する。トーン信号受信部80はトー
ン信号を受信する。ユーザデータ受信部60はユーザデ
ータを受信し、ユーザデータ送信部62はユーザデータ
を送信する。ネゴシエーションデータ受信部52はネゴ
シエーションデータを受信し、ネゴシエーションデータ
送信部54はネゴシエーションデータを送信する。中央
局システム2の種々の部分の動作の詳細について以下に
示す。
【0057】ユーザデータ受信部60、ネゴシエーショ
ンデータ受信部52、及び高速データ受信部68はコン
ピュータ82に信号を送信する。ユーザデータ送信部6
2、ネゴシエーションデータ送信部54、及び高速デー
タ送信部70はコンピュータ82から発信された信号を
受信する。
【0058】遠隔システム4は、低域フィルタ36と、
高域フィルタ40と、テストネゴシエーションブロック
48と、高速データ受信部72と、高速データ送信部6
6と、コンピュータ84とを具備する。
【0059】低域フィルタ36、高域フィルタ40は通
信チャネル5を介して転送される通信信号をフィルタリ
ングする。テストネゴシエーションブロック48は、中
央局システム2、遠隔システム4、及び通信チャネル5
の条件、能力等をテストし、ネゴシエーションを行う。
高速データ受信部72は中央局システム2から送信され
た高速データを受信し、一方高速データ送信部66は中
央局システム2に高速データを送信する。
【0060】本実施の形態では、テストネゴシエーショ
ンブロック48は、擬似ランダムノイズ生成部74と、
トーン信号生成部78と、ユーザデータ受信部64と、
ネゴシエーションデータ受信部56と、ユーザデータ送
信部58と、ネゴシエーションデータ送信部50と、を
有している。
【0061】擬似ランダムノイズ生成部74は擬似ラン
ダムノイズを生成する。トーン信号生成部78はトーン
信号を生成する。ユーザデータ受信部64はユーザデー
タを受信し、一方ユーザデータ送信部58はユーザデー
タを送信する。ネゴシエーションデータ受信部56はネ
ゴシエーションデータを受信し、一方ネゴシエーション
データ送信部50はネゴシエーションデータを送信す
る。遠隔システム4の各部の動作の詳細を以下に説明す
る。
【0062】ユーザデータ受信部64、ネゴシエーショ
ンデータ受信部56、及び高速データ受信部72はコン
ピュータ84に信号を送信する。ユーザデータ送信部5
8、ネゴシエーションデータ送信部50、及び高速デー
タ送信部66はコンピュータ84から発信された信号を
受信する。
【0063】中央局システム2は、複数のチャネル6、
8、10、12、14、16、18を含み、これらは遠
隔システム4の複数のチャネル20、22、24、2
6、28、30、32との通信に使用される。この点に
関して、実施の形態1においては、チャネル6は、低域
フィルタ34、36によってフィルタリングされた従来
の音声帯域(例えば0Hz〜約4kH)の該当する遠隔
システム側の音声チャネル32と直接通信するために使
用される中央局側音声チャネルを備えている。また、遠
隔システム側の音声チャネル33は、遠隔システム4に
設けられているが、これは中央局システム2の制御下に
はない。遠隔システム側の音声チャネル33は、通信チ
ャネル5(ただし低域フィルタ36の前)に平行に接続
され、したがって遠隔システム側の音声チャネル32と
同等のサービスを提供する。ただし、遠隔システム側の
音声チャネル33は、低域フィルタ36の前にあるの
で、このチャネルには高速データ信号、音声信号のいず
れも含まれる。
【0064】フィルタの周波数特性が異なるように調整
することにより、音声チャネル6と32の間の例えばI
SDN等の他の低帯域通信方法を用いた通信が行えるよ
うになる。高域フィルタ38と40は、4kHz以上の
周波数スペクトルで通信を行う際に選択される。
【0065】ビットストリーム8、10、12、14、
16、18(中央局システム2の)およびビットストリ
ーム20、22、24、26、28、30(遠隔システ
ム4の)は、それぞれ中央局側コンピュータ82と遠隔
システム側のコンピュータ84の間の通信に使用される
デジタルビットストリームである。発明の範囲と趣旨に
逸脱しないかぎり、ビットストリーム8、10、12、
14、16、18は、図示されたように分散型信号とし
て、あるいは、インターフェースやケーブルにバンドル
され、あるいは信号ストリームに多重化され実行され
る。例えば、ビットストリーム8、10、12、14、
16、18はRS−232C、パラレル、IEEE−1
394(FireWire)、USB(Univers
al Serial Bus)、ワイヤレス、あるいは
赤外線(IrDA)規格に準じたインタフェースとして
実行される。同様に、ビットストリーム20、22、2
4、26、28、30は、図示されたように分散型信号
として、あるいは上述されたようにバンドルされ実行さ
れる。
【0066】実施の形態1によれば、ユーザID、パス
ワード等のユーザデータは、中央局システム2のユーザ
データ受信部60とユーザデータ送信部62と、遠隔シ
ステム4のユーザデータ受信部64とユーザデータ送信
部58の間で通信(交換)が実行される。
【0067】ユーザデータチャネル60及び62は、低
速通信チャネルであり、ネゴシエーションデータ受信部
52とネゴシエーションデータ送信部54で送受信され
るネゴシエーション手順とは別個に、交換される。
【0068】通信回線の条件(周波数特性、ノイズ特
性、スプリッタの有無等)に関するネゴシエーションデ
ータ(制御情報等)は、中央局システム2のネゴシエー
ションデータ受信部52とネゴシエーションデータ送信
部54と遠隔システム4のネゴシエーションデータ受信
部56とネゴシエーションデータ送信部50の間で交換
される。本実施の形態では、これらの通信(ネゴシエー
ション通信及びユーザ通信)は、異なる周波数帯域を用
いて実質的に同時に(並行して)行われる。ただし、通
信は、本発明の範囲と趣旨に影響しないかぎり異なる時
間帯において連続的に行ってもよい。
【0069】ユーザデータチャネル通信は、ネゴシエー
ションチャネルの訂正機能をもつ必要はなく、本発明の
範囲及び趣旨には影響しないかぎり省略される。本発明
に係るデータ通信の例を、図3〜図5を参照して説明す
る。図3は、中央局システム2の動作を示すフロー図で
ある。図4は、遠隔システム4の動作を示すフロー図で
ある。図5は、本発明のデータ通信システムで使用する
信号の周波数スペクトル分布を示す概略ブロック図であ
る。
【0070】本実施の形態において、中央局システム2
と遠隔システム4の間の情報交換のための種々の通信パ
スでは、周波数分割多重伝送方式(FDM)が利用され
る。ただし、本発明の趣旨と範囲から逸脱しないかぎり
他の技術(CDMA、TDMA等)も使用することがで
きる。
【0071】図5に示すように、通信パス(周波数帯
域)f1は、上りネゴシエーションチャネルを構成す
る。通信パスf2(図5)は、下りネゴシエーションチ
ャネルを構成する。高速データ通信に関する制御情報
は、上り、下りネゴシエーションチャネルf1、f2を
通じて交換される。遠隔システム4のネゴシエーション
データ送信部50は、周波数帯域f1を用いて送信し、
中央局システム2のネゴシエーションデータ受信部52
は、周波数帯域f1を用いて受信する。中央局システム
2のネゴシエーションデータ送信部54は、チャネルf
2の下り回線で送信を行い、遠隔システムのネゴシエー
ションデータ受信部56は、周波数帯域f2を用いてデ
ータ受信する。
【0072】通信パスf3(図5)は、ユーザIDおよ
びパスワード等のデータを中央局システム2に送信する
ための上りユーザチャネルを構成する。通信チャネルf
4(図5)は、ユーザIDおよびパスワード等のデータ
を中央局システム2から受信するための下りユーザチャ
ネルを有する。遠隔システム4のユーザデータ送信部5
8は、周波数帯域f3で送信し、中央局システム2のユ
ーザデータ受信部60は、周波数帯域f3で受信する。
中央局システム2のユーザデータ送信部62は、チャネ
ルf4の下り回線を送信し、遠隔システム4のユーザデ
ータ受信部64は、周波数帯域f4で受信する。このよ
うに、ネゴシエーションチャネルとユーザチャネルの情
報交換は互いに独立して行われる。
【0073】本実施の形態において、通信パス(ネゴシ
エーションチャネル)f1とf2の周波数帯域は通信パ
ス(ユーザチャネル)f3とf4の周波数帯域より低
い。ネゴシエーションチャネルにより低い周波数を用い
るのは、周波数がより低ければエラーレートもより低く
なるという観測結果からして、それがシステムにとって
望ましいからである。ただし、(種々の通信パスの実際
の周波数帯域とともに)このように帯域の割当てを行う
ことは、本発明の趣旨と範囲から逸脱しないかぎり変更
することができる。
【0074】チャネル検査信号は、確立される通信回線
(接続)の通信能力を判定するために送信される。検査
信号が複数の信号群を有するのであれば、各検査信号群
は独立に送信されることが望ましい。本実施例では、信
号群は二つ、すなわち、(1)基本チャネル検査信号及
び(2)オプションチャネル検査信号とする。
【0075】通信パスf5(図5)は、通信チャネルの
回線特性を判定する基本チャネル検査信号を送信する基
本チャネル検査信号帯域を有する。同様に、通信パスf
6(図5)は、通信パスf5の周波数帯域よりも高い周
波数帯域のオプションチャネル検査信号をオプションで
送信するためのオプションチャネル検査信号帯域を有す
る。遠隔システム4のトーン信号生成部78は、通信パ
スf5及びf6で送信される検査信号を生成する。中央
局システム2のトーン信号受信部80は、通信パスf5
及びf6で検査信号を受信する。基本チャネル検査信号
とオプションチャネル検査信号は、異なるタイミングで
送信が開始される。
【0076】本実施の形態において、検査信号は特定の
正弦トーン群の信号からなる。検査信号の特定の構成
は、本発明の範囲と趣旨を逸脱しない限りにおいて、変
更することができる。例えば、検査信号は、複数の周波
数、複数の信号、広域信号、ノイズ信号(特定の帯域の
白色雑音等)あるいはスペクトラム拡散信号からなる純
粋な正弦群から構成されてもよい。また、検査信号は異
なる周波数の副周波数帯域で送信される複数の信号群か
ら構成されていてもよい。更に、検査信号が複数の信号
群で構成されている場合、信号の位相は異なってよい。
【0077】基本チャネル検査信号は、通信接続開始時
に送信される。オプションチャネル検査信号(例えばオ
プションチャネル検査信号帯域f6で送信される検査信
号)は、基本チャネル検査信号帯域の周波数帯域より高
い周波数帯域でデータ通信を実行することができるかど
うかを判定することが望ましい場合にかぎり送出され
る。しかしながら、本発明の範囲と趣旨を逸脱しない限
りにおいて、基本チャネル検査信号と同時に、オプショ
ンチャネル検査信号の送信を開始してもよい。
【0078】遠隔システム4の擬似ランダムノイズ生成
部74(図2)は、図5に示されるように、音声帯域
(約0−4kHz)における通知信号を送信する。通知
信号は、スプリッタの存在の検知及び音声帯域を用いる
能力通知機能の検知を行う。この能力通知機能は、高速
データ通信及び音声通信の少なくとも一方が利用可能で
あることを示すものである。通知信号の周波数(スペク
トラム)に関しては、特定周波数信号(あるいはFM変
調信号)の使用は好ましくない。例えば、ファクシミリ
接続の為のT.30プロトコルにおけるCNG信号、
V.8プロトコルにおけるCI信号等は、進行中の音声
帯域通信と干渉する可聴信号を発生させてしまう。その
為、本実施の形態においては、通知信号は、擬似ランダ
ムノイズ等のスペクトラム拡散信号であることが好まし
い。しかしながら、他のタイプの信号も使用できる。適
正な電力値のスペクトラム拡散信号を用いることによ
り、音声通信と干渉する信号の受信を防ぐことができ
る。
【0079】本実施の形態では、通知信号は音声帯域で
データ通信能力が利用可能であることを示す表示信号を
有する。この表示信号により、他の通信端末(例えば、
遠隔システムが表示信号を送出している時の中央局シス
テム2)は、高速データ通信機能が利用できるか識別で
きる。
【0080】通知信号は、更に、通信システムが周波数
分離部(スプリッタ等)を使用しているかどうかを識別
する為に用いることができる。通信システムにおいて
は、スプリッタを使用することにより、通信装置が高周
波数ポートに接続されている時に、音声帯域信号を受信
しないようにする。従って、通知信号の受信がない場合
は、スプリッタがその通信システムに設置されているこ
とを示している。
【0081】図3と図4のフローチャートを参照して以
下を説明する。フローチャートには幾つかの判定ブラン
チがあるので、種々の工程の組み合わせが可能である。
最初に模式的フロー、(すなわち、直線フロー)につい
て、次にブランチを伴うフローについて説明する。 手
順(フローチャート)における経路は、設備配列(例え
ば、スプリッタが通信パスにあるか、両サイドが本発明
を有するか、外部干渉が通信チャネル5の品質を低下さ
せないか、等)に依存する。フローは関連通信装置間の
ネゴシエーションについて説明しているので、個々の関
連装置の動作は図3と図4の間のピンポン(ジグザグ)
方式で説明される。図3は、中央局システム2のテスト
ネゴシエーションブロック46による処理であり、図4
は遠隔システム4のテストネゴシエーションブロック4
8による処理である。
【0082】ステップ(以下STと略す)200におい
て、所定周波数のパイロットトーン信号は遠隔システム
4のネゴシエーションデータ送信部50によって送信さ
れる。同時に、擬似ランダムノイズが擬似ランダムノイ
ズ生成部74によって送信される。
【0083】ST202において、中央局システム2
は、ネゴシエーションデータ受信部52を用い、ネゴシ
エーション上り回線帯を検査し、上りパイロット信号が
送信中であるか判定する。ネゴシエーション上りデータ
パイロット信号が検出されると、中央局システム2は、
ネゴシエーションデータ送信部54を用い、下りネゴシ
エーションパイロット信号の送信を開始する。
【0084】ST208において、遠隔システム4は下
りパイロットトーン信号を検出したかどうかを判定す
る。ST208において、下りパイロットトーン信号が
遠隔システム4によって検出された場合、ST212が
実行され、ネゴシエーションデータ送信部50は、上り
ネゴシエーションチャネルf1を介して、上りネゴシエ
ーションデータの送信を開始する。
【0085】ST214において、中央局システム2が
有効データを検出すると、ネゴシエーションデータ送信
部54は下りネゴシエーションチャネルf2を介して下
りネゴシエーションデータの送信を開始する(ST21
6)。一方、中央局システム2が有効なデータを検出し
ない場合、データ検出動作は繰り返し実行される。
【0086】ST218において、遠隔システム4は有
効なネゴシエーション下りデータが検出されたかどうか
を判定する。遠隔システム4が有効データを検出する
と、遠隔システム4のユーザデータ送信部58は上りユ
ーザチャネルf3を介して上りユーザデータの送信を開
始する(ST220)。一方、遠隔システム4が有効デ
ータの検出に失敗すると、ST218は有効データが検
出されるまで繰り返される。
【0087】遠隔システム4は、周波数帯f5(例え
ば、基本チャネル検査信号チャネル)の基本チャネル検
査信号(ST222)も送信する。この信号に応じて、
中央局システム2は、回線特性の検査を開始する。
【0088】中央局システム2はユーザデータ受信部6
0で有効な上りユーザデータが検出されるかどうかを判
定する(ST224)。ST224の結果が否定的であ
る場合、このステップは肯定的な結果が出るまで繰り返
し実行される。その時点で、処理はST226に移り、
ユーザデータ送信部62は下りユーザチャネルf4を介
して下りユーザデータの送信を開始する。
【0089】次に、ST228が実行され、中央局シス
テム2のトーン信号受信部80は、遠隔システム4のト
ーン信号生成部78によって発信された基本チャネル検
査信号の受信を開始する。
【0090】遠隔システム4において、ユーザデータ受
信部64は有効な下りユーザデータを受信しているかど
うかを判定する(ST230)。判定結果が否定的の場
合、ST230は肯定的結果が出るまで再実行される。
遠隔システム4が有効な下りユーザデータ(例えば肯定
的判定結果)を受信した場合、すべての通信チャネルが
確立されている。
【0091】この時点でST232が実行され、遠隔シ
ステム4は、その通信能力と通信方法情報とを、上りネ
ゴシエーションパスを介して繰り返し送信する。同時
に、ST234が実行され、中央局システム2はその通
信能力と希望する通信条件(例えばオプションチャネル
検査信号情報帯域f6(ST236)が使用できる等の
表示)の送信を開始する。
【0092】遠隔システム4が、オプションチャネル検
査信号の使用を許可する表示を中央局システムから受信
すると(ST236は肯定的)、遠隔システム4のトー
ン生成部78はオプションチャネル検査信号の送信を開
始する(ST238)。一方、ST236が否定的であ
ると処理はST244に移行する。
【0093】その間、中央局システム2のトーン信号受
信部80は、スペクトル情報を計算するために信号のス
ペクトル分析を実行し(ST240)、スペクトル情報
は次に下りネゴシエーションパスf2を介して遠隔シス
テム4に送信される(ST242)。
【0094】遠隔システム4は、スペクトル情報が受信
されたと判定するまでST244で待機する。スペクト
ル情報が受信されると、遠隔システム4は、分析を行
い、能力、チャネル制限等を判定し、使用する通信方法
(規格)のタイプ(例えば、ADSL、CDSL等)に
関する最終判定を行う(ST246)。次に遠隔システ
ム4は、基本チャネル検査信号(もし送信されているな
らオプションチャネル検査信号も)の送信を停止する
(ST248)。遠隔システム4は最終判定に関する
(を示す)情報の送信を(上りネゴシエーションパスf
1を用いて)繰り返す(ST250)。
【0095】中央局システム2は、遠隔システム4から
最終判定に関する情報を受信したと判定するまで待機す
る(ST252)。中央局システム2が最終判定の受信
を検出すると、ST254が実行され下りネゴシエーシ
ョンデータと下りユーザデータの送信を停止する。
【0096】遠隔システム4側では、遠隔システム4は
エネルギー(キャリア)の減衰が検出されるまで待機し
(ST256)、その時点で、上りネゴシエーションデ
ータおよび上りユーザデータの送信は停止される(ST
258)。その後、遠隔システム4は所定の期間が終了
するまで待機し(ST260)、その後、選択された高
速通信システムタイプの手順の初期化が開始される。ネ
ゴシエーション手順および高速初期化手順が完了後、中
央局システム2と遠隔システム4の間で適切な高速通信
チャネルが利用可能となる。
【0097】中央局システム2のトーン信号受信部80
が、ST202でパイロットトーン信号を検出できない
場合、中央局システム2の擬似ランダムノイズ受信部7
6は、約0Hz〜4kHzの音声帯域の擬似ランダムノ
イズが存在するか(検出されるか)ST204で判定す
る。擬似ランダムノイズが検出されると、従来の音声帯
域データ通信が実行でき(ST206)、チャネルは高
速通信をサポートできないが機器は高速通信をサポート
できるかようであると判定される。すなわち、本発明
は、V.8、V.8bis、V.34プロトコル等の従
来の音声帯域のフォールバック通信接続を行うと判定す
る。擬似ランダムノイズが検出されない場合、ST20
2はパイロットトーン信号をもう一度検出するために再
実行される。このように、音声帯域内で通知信号(擬似
ランダムノイズ等)を発信し、通知信号を受信できるか
どうかを判定することによって、高速データ通信機能が
利用可能かどうかを判定することができる。
【0098】しかしながら、もし高速データ通信が実行
できなければ、本発明は、音声帯域通信手順へフォール
バックするようにしている。例えば、高速データ通信を
実行しない時は、V.34プロトコルを使用してデータ
通信を行うことができる。ST208において、下りパ
イロットトーン信号が検出されない場合は、ST210
が実行され、遠隔システム4が音声帯域手順(V.8、
V.8bis等)あるいは代わりの高速手順を開始す
る。
【0099】要約すれば、ネゴシエーションブロック4
6及び48は、通信チャネルと関連機器(中央局システ
ム側と遠隔システム側の両サイドにおける)を解析し、
適切な通信規格を選択する。
【0100】図6は、本発明の実施の形態1に係るデー
タ通信システムを示す図である。中央局システムスプリ
ッタ304は、LPF34及びHPF38を有し、図2
に示したテストネゴシェーションブロック46の各ブロ
ック及びxTU−C302で図示されるモデム68及び
70に信号を供給する。PSTNスイッチ300は、チ
ャネル5に接続される。電話306は、便宜上、図2に
示す音声チャネル33に接続されている。しかしなが
ら、本発明の範囲と趣旨から離脱しないかぎり、電話3
06は、音声チャネル32に接続することができる。種
々の変形を本実施の形態に対して加えることができる。
図7から図12は、変更された概略ブロック図を示す
が、本発明はこの実施形態に制限されない。実施の形態
1と同一の構成要素には、同一の参照番号が付されてい
る。
【0101】(実施の形態2)図7及び図8は、本発明
の実施の形態2を示す。本実施の形態では、本発明は遠
隔システム4のみで実行され、中央局システム2は高速
通信互換性がない。遠隔システム4が中央局システム2
と接続しようとすると、ST208(図4)において下
りパイロット信号が検出できない。その結果、ST21
0で音声手順が開始される。図7に示すように、チャネ
ル5は、PSTNスイッチ300に送信する音声帯域信
号を示す。
【0102】図示されていないが、本実施の形態の変更
としては、中央局システム2が本発明を実施し、遠隔シ
ステム4が高速データ通信を使用しない場合が考えられ
る。
【0103】この状況では、中央局システム2は、ST
202で、上りパイロットトーンを検出できないが、疑
似乱数信号を検出すると、ST206で音声帯域手順を
開始する。同様に、中央局システム2は、ST202で
上りパイロットトーンを検出できず、ST204で疑似
乱数信号も検出できないと、一定時間後に音声帯域手順
を開始する。
【0104】(実施の形態3)図9と図10に本発明の
実施の形態3を示す。本実施の形態は、遠隔システム側
のxタイプの送信ユニット(xTU−R)350を電話
(網)306から分離するために、遠隔システムのスプ
リッタ86が遠隔システム4に設けられている点で実施
の形態1と異なる。この構成においては、スプリッタ8
6を用いることにより高速帯域と音声帯域とのスプクト
ラム間の干渉は著しく減少し、xTU−C(302)と
xTU−R(350)の性能は改良される。図10に示
すように、スプリッタ86は低域フィルタ88と高域フ
ィルタ90を備える。
【0105】本実施の形態において、擬似ランダムノイ
ズは高域フィルタ90を通過しない。従って、中央局シ
ステム2の擬似ランダムノイズ受信部76は、これはス
プリッタが存在することを示す、遠隔システム4によっ
て生成された擬似ランダムノイズを受信しないこととな
る。この情報はネゴシエーション期間に交換される。そ
の結果、スプリッタフィルターの検出は、自動的に行わ
れ表示される。
【0106】本実施の形態では、電話306(図9)は
チャネル33(図10)に接続されている。図9の中央
局システム2の構成は、図6の中央局システム2の構成
と同じである。
【0107】(実施の形態4)本発明の実施の形態4を
図11に示す。本実施の形態において、インテリジェン
トスイッチ&スプリッタ314は、テストネゴシエーシ
ョンブロック46で実行される機能を有し、適切なxT
U―C(316あるいは318等)を選択し、選択され
た通信規格(ADSL、VDSL、ISDN、V.34
等)を確立する。
【0108】(実施の形態5)本発明の実施の形態5を
図12に示す。本実施の形態において、中央局システム
2は、複数の部分(例えば第1部分320、第2部分3
22)に分割され、通信動作は複数のサービスプロバイ
ダによって実行することができる。各部分の構成は本質
的に図9に示す構成と同じである。第1部分320及び
第2部分322は、前述した実施の形態のいずれかと同
様に構成されている。既に述べたように、スプリッタ3
04及び328は、高速通信から音声帯域信号を分離す
る為に設置される。
【0109】本実施の形態によれば、公衆電話回線網
(PSTN)スイッチ300及び326と、xTU−C
ユニット302及び330とは、特定のサービスを提供
するサービスプロバイダーによって構成される。遠隔シ
ステムがサービスの要求を開始した時、(下りネゴシエ
ーションデータの送信に対応する上りネゴシエーション
データにより判定されたような)所望のサービスを提供
できるシステムだけが遠隔システムに接続される。
【0110】本発明では、複数の通信規格の中から、使
用すべき最適通信規格を迅速かつ効果的に判定する。特
に、本発明では、複数の通信規格から一つの通信規格を
効率的に選択し、チャネル特性を判定、明確にしたのち
使用し、また通信パスにおけるスップリッタの有無を無
理なく判定することができる。これらにより、高速通信
パスが利用可能になる前に、ユーザデータを中央局シス
テムと遠隔システム間で交換することができる。
【0111】本発明では、データ通信はネゴシエーショ
ン手順と同時に開始してもよい。すなわち、ユーザ通信
(データ通信等)は、回線検査とネゴシエーション動作
と同時に行うことが可能である。しかしながら、ユーザ
通信の送信は、本発明の趣旨と範囲から逸脱しないかぎ
り、ネゴシエーション動作実施後に開始することもでき
る。
【0112】本発明は特定の手段、材料、機器を取り上
げて説明したが、本発明はここに開示した事項に限定さ
れるものではなく、請求の範囲の同等なあらゆる状況に
適応される。例えば、コンピュータ82及び84は、通
信チャネル5を介して送信されるデータ信号を生成する
他の装置(ネットワーク機器等)により代替することが
できる。
【0113】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、既存の通信環境に影響を及ぼすことなく、2
つの通信システム間で、ネゴシェーション、ユーザーデ
ータの交換を行うとともに、回線特性の検査を行い、通
信回線に適した通信規格、データ通信手順を短時間で決
定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るモデム装置を使用
したデータ通信システムのブロック図
【図2】実施の形態1に係るデータ通信システムの具体
的な構成を示すブロック図
【図3】実施の形態1に係るデータ通信システムの中央
局システム側における動作を示すフロー図
【図4】実施の形態1に係るデータ通信システムの遠隔
システム側における動作を示すフロー図
【図5】実施の形態1に係るデータ通信システムにおい
て使用されるスペクトル分布を示す概略図
【図6】実施の形態1に係るデータ通信システムを示す
概略ブロック図
【図7】本発明の実施の形態2に係るデータ通信システ
ムを示す概略ブロック図
【図8】実施の形態2に係るデータ通信システムの具体
的な構成を示すブロック図
【図9】本発明の実施の形態3に係るデータ通信システ
ムを示す概略ブロック図
【図10】実施の形態3に係るデータ通信システムの具
体的な構成を示すブロック図
【図11】本発明の実施の形態4に係るデータ通信シス
テムの概略ブロック図
【図12】本発明の実施の形態5に係るデータ通信シス
テムの概略ブロック図
【符号の説明】
1 メイン分配フレーム(MDF) 2 中央局システム 3 ネットワークインタフェースデバイス(NID) 4 遠隔システム 5 通信チャネル 34,36 低域フィルタ 38,40 高域フィルタ 46,48 テストネゴシェションブロック

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信チャネルの条件を検査する工程と、
    検査された通信チャネル条件と各通信規格の能力に基づ
    いて通信規格を選択する工程とを具備し、複数の通信規
    格から一つの通信規格を選択する、ことを特徴とする通
    信方法。
  2. 【請求項2】 通信チャネルの条件を検査する工程は、
    通信チャネルを介して第一信号を発信する工程と、通信
    チャネルの評価結果を受信する工程と、受信された評価
    結果に応じて通信規格を選択する工程と、を具備する、
    ことを特徴とする請求項1記載の通信方法。
  3. 【請求項3】 通信規格を選択する工程は、複数のxD
    SLモデム規格から一つのxDSLモデム規格を選択す
    る工程を含む、ことを特徴とする請求項1記載の通信方
    法。
  4. 【請求項4】 通信チャネル条件を検査する工程と実質
    的に同時間帯に、複数の通信規格の各能力を示す通信規
    格能力情報を発信する工程を更に具備する、ことを特徴
    とする請求項1記載の通信方法。
  5. 【請求項5】 通信チャネル条件を検査する工程と実質
    的に同時間帯に、ユーザデータを発信する工程を更に具
    備する、ことを特徴とする請求項1記載の通信方法。
  6. 【請求項6】 通信チャネルを介して通信規格に関する
    ネゴシエーション情報を少なくとも送信または受信する
    第一通信装置と、通信チャネルの回線特性を判定するた
    めに、通信チャネルを介して検査情報を少なくとも送信
    または受信する第二通信装置とを具備し、データ交換を
    行う、ことを特徴とする通信装置。
  7. 【請求項7】 前記検査信号は、異なる周波数帯域の複
    数の信号を有する、ことを特徴とする請求項6記載の通
    信装置。
  8. 【請求項8】 前記通信装置は、所定の第一周波数帯域
    の通信チャネルを介して前記検査情報を交換する、こと
    を特徴とする請求項6記載の通信装置。
  9. 【請求項9】 前記通信装置は、所定の第二周波数帯域
    においてオプショナル検査信号を交換する、ことを特徴
    とする請求項8記載の通信装置。
  10. 【請求項10】 二つの場所間でネゴシエーション情報
    を交換する第一通信装置と、ユーザ情報を少なくとも送
    信又は受信する第二通信装置と、を具備することを特徴
    とする通信装置。
  11. 【請求項11】 前記ネゴシエーション情報は、通信規
    格に関する情報である、ことを特徴とする請求項10記
    載の通信装置。
  12. 【請求項12】 前記ネゴシエーション情報は、通信チ
    ャネル特性に関する情報である、ことを特徴とする請求
    項10記載の通信装置。
  13. 【請求項13】 発呼側と被呼側との間でデータ交換を
    行う通信方法であって、 被呼側で所定の信号が検出されたか判定する工程と、被
    呼側で所定の信号が検出されない場合にフォールバック
    手順を開始する工程と、発呼側と被呼側の能力を確認す
    るために発呼側と被呼側との間でネゴシエーション情報
    を交換する工程と、発呼側と被呼側とのいずれかにより
    チャネル情報を受信する工程と、交換されたネゴシエー
    ション情報と受信されたチャネル情報の少なくとも一つ
    を用い、適切な通信規格を選択し、通信回線を確立する
    工程と、を具備することを特徴とする通信方法。
  14. 【請求項14】 受信したチャネル情報を解析する工程
    と、交換されたネゴシエーション情報と受信されたチャ
    ネル情報の少なくとも一つに関連付けられた解析された
    情報を用いて、適切な通信規格を選択する工程と、を更
    に具備することを特徴とする請求項13記載の通信方
    法。
  15. 【請求項15】 通信チャネルの回線特性を判定する手
    段と、前記判定手段によって判定された前記通信チャネ
    ルの回線特性に基づいて、前記通信チャネルを介して高
    速データ通信を開始する手段と、を具備することを特徴
    とする通信装置。
  16. 【請求項16】 通信装置の通信規格を判定する手段を
    更に具備し、前記高速データ通信は、前記判定された通
    信規格と回線特性とに従って開始される、ことを特徴と
    する請求項15記載の通信装置。
  17. 【請求項17】 前記判定手段が通信チャネルが高速デ
    ータ通信をサポートしないと判定した場合に、音声帯域
    の通信チャネルを介してデータ通信を行う手段を、更に
    具備することを特徴とする請求項15記載の通信装置。
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