JP2002305531A - 情報処理装置、dnsサーバシステム、情報処理システム及び方法並びに情報処理用プログラム - Google Patents

情報処理装置、dnsサーバシステム、情報処理システム及び方法並びに情報処理用プログラム

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JP2002305531A
JP2002305531A JP2001109449A JP2001109449A JP2002305531A JP 2002305531 A JP2002305531 A JP 2002305531A JP 2001109449 A JP2001109449 A JP 2001109449A JP 2001109449 A JP2001109449 A JP 2001109449A JP 2002305531 A JP2002305531 A JP 2002305531A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 動的IPアドレスを割当てに応じ所定のDN
Sに自動登録することにより、動的IPアドレスによる
ユーザのサーバ運用が可能なネットワークの技術を提供
する。 【解決手段】 アドレス割当検出及び登録部13は、ク
ライアントシステムとして動的IPアドレスが割り当て
られたことを検出し、そのIPアドレスを、インターネ
ットNを経て前記ダイナミックDNSサーバシステムS
Sへ通知する。ダイナミックDNSサーバシステムSS
では、運用管理サーバmngの認証及びDNS更新部m
2が、サーバボックスSBから通知されるIPアドレス
について、送信元のサーバボックスSBを認証のうえ、
認証をパスしたサーバボックスSBに該当する所定のド
メイン名に対応するものとして、DNSへ登録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動的IPアドレス
を割当てに応じ所定のDNSに自動登録することによ
り、動的IPアドレスによるユーザのサーバ運用が可能
なネットワークの技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネットの普及と情報伝送
技術の発達に伴い、各種電話によるダイヤルアップ接
続、メタリックケーブル(銅線)によるADSL(Asymm
etric Digital Subscriber Line)、CATV(ケーブル
テレビ)による接続、光ファイバー接続など、多様なイ
ンターネット接続サービスが登場している。このような
インターネット接続で不可欠なIP(Internet Protoco
l)アドレスには、固定IPアドレスと動的IPアドレス
があるが、固定IPアドレスは一アドレスを一ユーザが
占有するためコストが高く、ウェブ閲覧やメール送受信
を中心とする一般ユーザ向けには動的IPアドレスが多
く用いられる。
【0003】この動的IPアドレスは、ISP(インタ
ーネットサービスプロバイダ)が所有し、ダイヤルアッ
プやADSLなどによるインターネット接続確立時にI
SPから割当て(リース)され、毎回異なるもので、動
的なIPアドレス割当ての機能をDHCPと呼ぶ。DH
CPにおいて割当て可能なアドレスの束をアドレスプー
ルと呼び、このアドレスプールから選択される動的IP
アドレスはリース期限付きでリースされ、リース期限に
なると新たなIPアドレスやリース期限に更新される。
【0004】なお、ADSLなど接続形態によっては、
事実上結果的に、比較的長時間同一アドレスがリースさ
れる場合もあるが、動的アドレスでは、同一アドレスの
継続使用は保証されない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来技術では、ユーザの使うIPアドレスが固定
でないため、クライアントシステム側のサーバ設置と、
独自ドメイン運用が困難という問題点があった。
【0006】すなわち、まず、IPネットワーク上のサ
ーバは、一般に「www.jpo.go.jp」のようなドメイン名
で識別されるが、ドメイン名はアクセスの際、DNS
(Domain Name System)サーバへの照会により「202.24
6.250.115」のようなIPアドレスに変換される。この
ため、第三者がインターネット経由で、ドメイン名によ
り特定のIPアドレスのサーバへアクセスするために
は、そのドメイン名とそのIPアドレスのペアがDNS
へ登録されている必要があり、一定しない動的IPアド
レスではサーバ運用は事実上不可能であった。なお、動
的IPアドレスをユーザが手動でDNSに登録する技術
も知られているが、24時間対応の電子商取引(eビジ
ネス)への適用は困難であった。
【0007】例えば、ダイアルアップ等のインターネッ
ト接続を利用しているユーザにおいて、ある時点である
動的IPアドレスが割り当てられ、DNSへ自分のドメ
イン名とその動的IPアドレスを登録し、その動的IP
アドレスでメールサーバを稼動させても、そのユーザが
インターネットに接続していない状態(オフラインと呼
ぶ)になれば、自分のドメイン名宛ての電子メールは廃
棄され、受信は不可能となる。
【0008】また、独自ドメイン利用には対応するサー
バが必要であるが、ウェブサーバやメールサーバといっ
たサーバの構築と運用管理は高度の専門知識を要するた
め一般ユーザには困難で、電子商取引の障害となってい
た。レンタルサーバによる独自ドメイン運用も考えられ
るが、第三者からのレンタルでは、記憶容量、メールア
ドレス追加などに関する機能制限、高額な初期費用、継
続して発生する月額費用の負担、セキュリティなどの問
題もあった。
【0009】本発明は、上記のような従来技術の問題点
を解決するために提案されたもので、その目的は、動的
IPアドレスを割当てに応じ所定のDNSに自動登録す
ることにより、動的IPアドレスによるユーザのサーバ
運用が可能なネットワークの技術すなわち情報処理装
置、DNSサーバシステム、情報処理システム及び方法
並びに情報処理用プログラムを提供することである。
【0010】また、本発明の他の目的は、ユーザのサー
バをオフライン時に他のサーバで代替することにより、
安定したサーバ運用を実現するネットワークの技術を提
供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1の発明は、IPネットワークに接続される
ための情報処理装置において、クライアントシステムと
して動的IPアドレスが割り当てられたことを検出する
手段と、前記動的IPアドレスが割当てられたことが検
出されたときに、そのIPアドレスを、前記ネットワー
クを経て所定のDNSサーバへ登録する手段と、を備え
たことを特徴とする。
【0012】請求項7の発明は、請求項1の発明を方法
という見方から捉えたもので、IPネットワークに接続
するための情報処理方法において、クライアントシステ
ムとして動的IPアドレスが割り当てられたことを検出
する処理と、前記動的IPアドレスが割当てられたこと
が検出されたときに、そのIPアドレスを、前記ネット
ワークを経て所定のDNSサーバへ登録する処理と、を
含むことを特徴とする。
【0013】請求項12の発明は、請求項1,7の発明
をコンピュータのプログラムという見方から捉えたもの
で、コンピュータを制御することにより、IPネットワ
ークに接続するための情報処理用プログラムにおいて、
そのプログラムは前記コンピュータに、クライアントシ
ステムとして動的IPアドレスが割り当てられたことを
検出させ、前記動的IPアドレスが割当てられたことが
検出されたときに、そのIPアドレスを、前記ネットワ
ークを経て所定のDNSサーバへ登録させることを特徴
とする。
【0014】これらの態様では、エンドユーザが契約し
ているISPから接続確立時やリース更新時に動的に割
り当てられ、接続ごとに異なるIPアドレスが、所定の
DNSサーバに所定のドメイン名に対応付けて登録され
る。このため、ユーザは、固定IPアドレスの申請や利
用の費用なしに、ウェブサーバやメールサーバなど自前
のサーバを自宅やオフィスなどで、低コストで容易に構
築、立上げ及び運用することが可能となるので、独自ド
メイン利用も容易になり、小規模の電子商取引の運営も
容易になる。また、自前のサーバの利用により、自分の
都合で自由にメールアドレスを追加・変更するなど自由
度の高いサーバ運営が可能となるので、小規模事務所で
の利便が向上する。
【0015】請求項2の発明は、請求項1記載の情報処
理装置において、ウェブサーバ、メールサーバ、ニュー
スサーバ、プロキシサーバ、ftpサーバ、のうち一以
上を備えたことを特徴とする。
【0016】請求項8の発明は、請求項2の発明を方法
という見方から捉えたもので、請求項7記載の情報処理
方法において、ウェブサーバ、メールサーバ、ニュース
サーバ、プロキシサーバ、ftpサーバ、のうち一以上
の機能を実現する処理を含むことを特徴とする。
【0017】これらの態様では、ウェブ、メール、ネッ
トニュース、プロキシ、ftpといった各サーバを、動
的IPアドレスでインターネットに接続されるクライア
ントシステム側に備えることにより、低コストで容易に
サーバの構築及び運用が可能となる。
【0018】請求項3の発明は、請求項2記載の情報処
理装置において、前記IPネットワークに接続するため
のWAN側ポートと、一又は二以上のコンピュータを接
続するためのLAN側ポートと、前記WAN側ポートか
ら動的IPアドレスの割当てを受けるDHCPクライア
ント機能部と、前記LAN側ポートから前記各コンピュ
ータにそれぞれプライベートアドレスを割り当てるDH
CPサーバ機能部と、前記動的IPアドレスと前記各プ
ライベートアドレスとの間でアドレス変換を行うNAT
機能部と、を備えたことを特徴とする。
【0019】この態様では、ADSLモデムなどのモデ
ムと、パソコンやハブとの間に情報処理装置を設置する
簡単な作業だけで、複数のコンピュータでのインターネ
ット接続共有と、サーバ運用が容易に実現される。
【0020】請求項4のDNSサーバシステムは、DN
Sサーバと、IPネットワークに接続するための各情報
処理装置について、対応するドメイン名と、認証のため
の情報と、を予め登録する手段と、前記情報処理装置か
ら、クライアントシステム用に割り当てられたIPアド
レスを受信する場合に、送信元の前記情報処理装置を認
証する手段と、前記受信された前記IPアドレスを、前
記認証に係る情報処理装置に対応する前記ドメイン名に
対応するものとして、前記DNSサーバへ登録する手段
と、を備えたことを特徴とする。
【0021】請求項9の情報処理方法は、請求項4の発
明を方法という見方から捉えたもので、において、IP
ネットワークに接続するための各情報処理装置につい
て、対応するドメイン名と、認証のための情報と、を予
め登録する処理と、前記情報処理装置から、クライアン
トシステム用に割り当てられたIPアドレスを受信する
場合に、送信元の前記情報処理装置を認証する処理と、
前記受信された前記IPアドレスを、前記認証に係る情
報処理装置に対応する前記ドメイン名に対応するものと
して、所定のDNSサーバへ登録する処理と、を含むこ
とを特徴とする。
【0022】請求項13の情報処理用プログラムは、請
求項4,9の発明をコンピュータのプログラムという見
方から捉えたもので、コンピュータを制御することによ
り、IPネットワークに接続するための各情報処理装置
について、対応するドメイン名と、認証のための情報
と、を予め登録させ、前記情報処理装置から、クライア
ントシステム用に割り当てられたIPアドレスを受信す
る場合に、送信元の前記情報処理装置を認証させ、前記
受信された前記IPアドレスを、前記認証に係る情報処
理装置に対応する前記ドメイン名に対応するものとし
て、所定のDNSサーバへ登録させることを特徴とす
る。
【0023】これらの態様では、ID、パスワード、公
開鍵暗号方式などを用いた認証により、情報処理装置を
認証のうえ動的IPアドレスのDNSへの登録が行なわ
れるので、情報処理装置やサーバのなりすましが効果的
に防止されセキュリティが向上する。
【0024】請求項5の発明は、請求項4記載のDNS
サーバシステムにおいて、ウェブサーバ、メールサー
バ、ニュースサーバ、プロキシサーバ、ftpサーバ、
のうち一以上を備えたことを特徴とする。
【0025】請求項10の発明は、請求項5の発明を方
法という見方から捉えたもので、請求項9記載の情報処
理方法において、ウェブサーバ、メールサーバ、ニュー
スサーバ、プロキシサーバ、ftpサーバ、のうち一以
上の機能を実現する処理を含むことを特徴とする。
【0026】これらの態様では、インターネットに固定
IPアドレスで常時接続され、動的IPアドレスのDN
S登録を受け付ける側に、ウェブ、メール、ネットニュ
ース、プロキシ、ftpといった各サーバを備える。こ
れにより、ユーザのクライアントシステム側の各サーバ
がオフラインのため非稼動の状態でも、安定継続的なサ
ーバ運用が確保され、例えばユーザのオフライン時でも
電子商取引に関する外部からのウェブ閲覧や電子メール
受信といったやり取りが可能となる。
【0027】請求項6の発明は、IPネットワークに接
続されるためのサーバボックスと、前記IPネットワー
ク上に設けられたダイナミックDNSサーバシステム
と、を備えた情報処理システムであって、前記サーバボ
ックスは、クライアントシステムとして動的IPアドレ
スが割り当てられたことを検出したときに、そのIPア
ドレスを、前記ネットワークを経て前記ダイナミックD
NSサーバシステムへ通知する手段を備え、前記サーバ
ボックスは、ウェブサーバ、メールサーバ、ニュースサ
ーバ、プロキシサーバ、ftpサーバ、のうち一以上を
第1のサーバ群として備え、前記ダイナミックDNSサ
ーバシステムは、前記サーバボックスから通知される前
記IPアドレスを、そのサーバボックスを認証のうえ、
そのサーバボックスに対応する所定のドメイン名に対応
するものとして、DNSサーバへ登録する手段を備え、
前記ダイナミックDNSサーバシステムは、ウェブサー
バ、メールサーバ、ニュースサーバ、プロキシサーバ、
ftpサーバ、のうち前記第1のサーバ群に対応する一
以上を第2のサーバ群として備え、前記ダイナミックD
NSサーバシステムは、前記サーバボックスがオフライ
ンになったことを検出した場合に、前記DNSサーバに
おいて前記ドメイン名に対応するIPアドレスを、前記
第2のサーバ群のIPアドレスに変更する手段を備え、
前記サーバボックス及び前記ダイナミックDNSサーバ
システムは、前記サーバボックスがオンラインになった
ときに、前記第1のサーバ群と前記第2のサーバ群との
間で内容同期を行う手段を備えたことを特徴とする。
【0028】請求項11の発明は、請求項6の発明を方
法という見方から捉えたもので、IPネットワークに接
続されるためのサーバボックスと、前記IPネットワー
ク上に設けられたダイナミックDNSサーバシステム
と、を用いる情報処理方法であって、前記サーバボック
スにおいて、クライアントシステムとして動的IPアド
レスが割り当てられたことを検出したときに、そのIP
アドレスを、前記ネットワークを経て前記ダイナミック
DNSサーバシステムへ通知する処理と、前記サーバボ
ックスにおいて、ウェブサーバ、メールサーバ、ニュー
スサーバ、プロキシサーバ、ftpサーバ、のうち一以
上を含む第1のサーバ群の機能を実現する処理と、前記
ダイナミックDNSサーバシステムにおいて、前記サー
バボックスから通知される前記IPアドレスを、そのサ
ーバボックスを認証のうえ、そのサーバボックスに対応
する所定のドメイン名に対応するものとして、DNSサ
ーバへ登録する処理と、前記ダイナミックDNSサーバ
システムにおいて、ウェブサーバ、メールサーバ、ニュ
ースサーバ、プロキシサーバ、ftpサーバ、のうち前
記第1のサーバ群に対応する一以上を含む第2のサーバ
群の機能を実現する処理と、前記ダイナミックDNSサ
ーバシステムにおいて、前記サーバボックスがオフライ
ンになったことを検出した場合に、前記DNSサーバに
おいて前記ドメイン名に対応するIPアドレスを、前記
第2のサーバ群のIPアドレスに変更する処理と、前記
サーバボックスがオンラインになったときに、前記第1
のサーバ群と前記第2のサーバ群との間で内容同期を行
う処理と、を含むことを特徴とする。
【0029】この態様では、サーバボックスに割り当て
られる動的IPアドレスが、ダイナミックDNSサーバ
システム内のDNSサーバへ認証のうえ登録されるの
で、ユーザは低コストで容易に自前のサーバや独自ドメ
インを安全に利用可能となる。また、サーバボックスの
オンライン時は、DNSと動的IPアドレスを通じ、サ
ーバボックス内のサーバが外部からのアクセス対象とな
るが、オフライン時は、アクセス対象がダイナミックD
NSサーバシステム側などインターネット上のバックア
ップ用サーバに切り替るので安定継続的サーバ運用が確
保され、両サーバの内容は次回オンライン時に同期され
る。
【0030】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態(以下
「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照して具体的に
説明する。まず、本実施形態は、コンピュータをソフト
ウェアで制御することで実現できるが、この場合のハー
ドウェアやソフトウェアの実現態様は各種変更可能であ
る。したがって、以下の説明では、本発明及び各実施形
態の各機能を実現する仮想的回路ブロックを用いる。な
お、本実施形態において、ブロック図やフローチャート
中の部材番号やステップ番号は要素を説明上識別するた
めのもので、必須の又は望ましい処理順序とは無関係で
ある。
【0031】〔1.構成〕本実施形態は、図1の機能ブ
ロック図に示すように、各ユーザのクライアントシステ
ムに設置されインターネットNに接続されるためのサー
バボックスSBと、専用線等の常時接続によりインター
ネット上に設けられたダイナミックDNSサーバシステ
ムSSと、を組み合わせた情報処理システムに関するも
のである。
【0032】〔1−1.サーバボックスの構成〕このう
ち各サーバボックスSBは、予め登録されたユーザ(会
員と呼ぶ)が用い、インターネットNに接続されるため
の情報処理装置であり、ルータ機能を持つ小型、軽量、
低価格の一般ユーザ向けのサーバ機である。このサーバ
ボックスSBは、図示はしないが、インターネットに接
続するためのWAN側ポートと、一又は二以上のコンピ
ュータを接続するためのLAN側ポートと、を備えてい
る。また、このうちWAN側ポートには、イーサネット
(登録商標)等のLANケーブルや無線LAN装置を介
してモデムMが接続され、LAN側ポートには、LAN
ケーブル、無線LAN装置、ハブやスイッチングハブ
(ハブHと表す)などを介して会員のパソコンPC1,
PC2,PC3が接続されている。
【0033】また、サーバボックスSBは、パソコンや
ルータのようにCPUを備え、LinuxなどのOS
(オペレーティング・システム)上でプログラムによ
り、図1に示す次の要素が実現される。まず、DHCP
クライアント機能部11は、ISPからDHCPにより
モデムM及び前記WAN側ポートを介して動的IPアド
レスの割当てを受ける部分であり、DHCPサーバ機能
部12は、前記LAN側ポートから各パソコンPC1,
PC2,PC3にそれぞれ「192.168.1.3」といったプ
ライベートアドレスを割り当てる部分である。また、N
AT機能部(NATと表す)は、前記動的IPアドレス
と前記各プライベートアドレスとの間でアドレス変換を
行う部分であり、例えば、異なったプライベートアドレ
スを単一の動的IPアドレスのそれぞれ異なったポート
番号に変換するIPマスカレードなどの技術を用いる。
【0034】また、アドレス割当検出及び登録部13
は、クライアントシステムとして動的IPアドレスが割
り当てられたことを検出し、及びそのように動的IPア
ドレスが割当てられたことが検出されたときに、そのI
Pアドレスを、インターネットNを経て、ダイナミック
DNSサーバシステムSSへ通知することによりDNS
サーバに登録する手段である。
【0035】また、ウェブサーバ機能部www1は、H
TTPプロトコルにしたがってリクエストに応じ、HT
MLファイル、GIF・JPEG等の画像ファイルなど
のウェブデータを返送することにより、ワールド・ワイ
ド・ウェブを構成するウェブページを提供するウェブサ
ーバとして機能する部分である。
【0036】また、メールサーバ機能部mail1は、
SMTPプロトコルによる電子メール送受信や、POP
3・IMAP4などのプロトコルによる電子メール読出
しを行うためのメールサーバとして機能する部分であ
る。
【0037】また、ニュースサーバ機能部news1
は、NNTPプロトコルにより、ニュース・グループを
構成するネットニュースの記事を蓄積、中継、読出しす
るニュースサーバとして機能する部分である。
【0038】また、プロキシサーバ機能部proxy1
は、ウェブデータのキャッシュやアドレス変換などを行
うプロキシサーバとして機能する部分である。そして、
これら各機能部www1,mail1,news1,p
roxy1を、第1サーバ群S1と呼ぶ。ただし、これ
ら各機能部www1,mail1,news1,pro
xy1の全てが必須なわけではなく、その他、ftpサ
ーバとしての機能部を設けることもできる。また、サー
バボックスSB、モデムM、ハブH、会員のパソコンP
C1,PC2,PC3がクライアントシステムを構成し
ている。
【0039】〔1−2.ダイナミックDNSサーバシス
テムの構成〕また、ダイナミックDNSサーバシステム
SSは、ルータ又はアクセスサーバRを介してインター
ネットNに常時接続され、図1に示す次の要素を備えて
いる。まず、DNSサーバ(DNSと表す)は、会員の
ドメイン名とIPアドレスを管理し、両者を対照するた
めのサーバである。
【0040】また、運用管理サーバmngは、図1に示
すように、会員データベースm1と、認証及びDNS更
新部m2と、状態確認部m3と、同期制御部m4と、を
備え、このうち会員データベースm1は、各会員のサー
バボックスSBについて、会員氏名などの会員情報と共
に、対応するドメイン名と、認証のための情報と、を予
め登録する手段である。
【0041】また、認証及びDNS更新部m2は、サー
バボックスSBから、クライアントシステム用に割り当
てられたIPアドレスを受信する場合に、送信元のサー
バボックスSBを認証すると共に、受信された前記IP
アドレスを、認証をパスしたサーバボックスSBに対応
するドメイン名に対応するものとして、DNSへ登録す
る手段である。
【0042】また、ウェブサーバwww2、メールサー
バmail2、ニュースサーバnews2、プロキシサ
ーバproxy2は、サーバボックスSBの前記第1サ
ーバ群S1に対応する第2サーバ群S2であり、サーバ
ボックスSBのオフライン時に備えたバックアップ用サ
ーバ群である。例えば、ウェブサーバwww2は、記憶
容量などの条件付きでオフライン時にユーザのウェブサ
イトのミラーサイトを提供し、また、メールサーバma
il2は、記憶容量や保存期間などの条件付きで、オフ
ライン時にユーザ当ての電子メールを一時蓄積する。
【0043】但し、第1サーバ群S1と第2サーバ群S
2との間では、目的や事情に応じて、全てのサーバの種
類が一致している必要はなく、一方のみに設けられてい
るサーバがあってもよい。また、動的IPアドレスを対
応付けるためにDNSに予め登録されるドメイン名は、
ユーザの独自ドメインでもよいし、例えばDNSを所有
する会社が所有し登録ユーザに割り当てたサブドメイン
名でもよい。
【0044】〔1−3.確認応答と同期に関する構成〕
また、ダイナミックDNSサーバシステムSS内におい
て、運用管理サーバmngの状態確認部m3は、動的I
PアドレスがDNSに登録されているサーバボックスS
Bに対し、確認応答要求によりオンライン状態が続いて
いることを確認する部分であり、サーバボックスSBの
確認応答及び同期制御部14は、そのような確認応答に
対する応答パケットを返信する機能を持つ。
【0045】また、この確認応答及び同期制御部14
と、運用管理サーバmngの同期制御部m4とは、オフ
ラインになったサーバボックスSBが再度オンラインに
なったときに、第1サーバ群S1と第2サーバ群S2と
の間で、更新ログや差分データの交換などにより、内容
を同期させる同期処理を行う機能を持つ部分である。
【0046】また、ダイナミックDNSサーバシステム
SSにおいて、運用管理サーバmngの認証及びDNS
更新部m2は、サーバボックスSBがオフラインになっ
たことを状態確認部m3が検出した場合に、DNSにお
いて該当するドメイン名に対応するIPアドレスを、第
2のサーバ群S2のIPアドレスに変更するように構成
されている。
【0047】〔2.作用〕以上のように構成された本実
施形態は、次のように作用する。 〔2−1.作用の概略〕本実施形態の具体的用途は自由
であるが、例えば、ダイナミックDNSサーバシステム
SSの運営会社がサーバボックスSBをユーザに販売又
はレンタルし、それらユーザである会員を対象として、
ダイナミックDNSサービスを無料又は有料で提供す
る。
【0048】このダイナミックDNSサービスは、固定
IPアドレスを持ってないユーザに、自前のサーバやド
メイン名の利用を可能にする有料又は無料のサービスで
あり、サーバボックスSBからDNSサーバへの動的I
Pアドレスの自動登録により動的IPアドレスにより第
1サーバ群S1を利用可能とし、また、サーバボックス
SBのオフライン時には、ダイナミックDNSサーバシ
ステムSS内の第2サーバ群S2によるサーバのバック
アップを提供するものである。
【0049】〔2−2.オフライン時のDNS照会〕こ
のようなダイナミックDNSサービスを実現する処理手
順を図2に示す。すなわち、ダイナミックDNSサーバ
システムSSのDNSは、会員のドメイン名とIPアド
レスを管理する対照テーブルを備え、外部からのドメイ
ン名に基づくIPアドレスの照会(DNS照会と呼ぶも
のとする)に常時応じるが、サーバボックスSBがオフ
ラインのとき、会員のドメイン名に対応するIPアドレ
スは第2サーバ群S2のIPアドレスになっている。
【0050】この状態で、一般閲覧者のパソコンやイン
ターネット接続機能付携帯電話端末などのアクセス元
(PC0と表す)から、ウェブ閲覧などの操作により
(ステップ11)、ドメイン名に関する照会があると
(ステップ12)DNSは、第2サーバ群S2のIPア
ドレスを回答するので(ステップ21)、アクセス元P
C0は第2サーバ群S2へアクセスを行う(ステップ1
3)。この点は、他のサーバからのSMTPによるメー
ル転送、NNTPによるニュース記事の転送などについ
ても同様である。
【0051】このようなオフライン時には、第2サーバ
群S2が、サーバボックスSB内の第1サーバ群S1に
代わって、インターネットN経由のアクセストラフィッ
クに対応する。例えば、ウェブサーバwww2は、記憶
容量などの条件付きでオフライン時にユーザのウェブサ
イトのミラーサイトを提供し、また、メールサーバは、
記憶容量や保存期間などの条件付きで、オフライン時に
ユーザ当ての電子メールを一時蓄積する。
【0052】〔2−3.動的IPアドレスの通知〕クラ
イアントシステムにおいて、ISPへの接続要求は(ス
テップ31)、会員のパソコンPC1,PC2,PC3
から、モデムMへ直接又はサーバボックスSBを経て行
われ、ISPは接続要求を認証のうえ(ステップ41)
新しい動的IPアドレスを、サブネットマスク及びデフ
ォルトゲートウェイと共にクライアントシステムに割り
当てる(ステップ42)。
【0053】これに対し、クライアントシステムのサー
バボックスSBでは、DHCPクライアント機能部11
が新しい動的IPアドレスの割当てを受入れると(ステ
ップ32)、アドレス割当検出及び登録部13は、クラ
イアントシステムとして動的IPアドレスが割り当てら
れたことを検出し(ステップ33)、そのIPアドレス
を、インターネットNを経て前記ダイナミックDNSサ
ーバシステムSSへ通知する(ステップ34)。
【0054】〔2−4.認証とDNS更新〕一方、ダイ
ナミックDNSサーバシステムSSでは、運用管理サー
バmngの認証及びDNS更新部m2が、サーバボック
スSBから上記のように通知されるIPアドレスについ
て、送信元のサーバボックスSBを認証のうえ(ステッ
プ22)、認証をパスしたサーバボックスSBに該当す
る所定のドメイン名に対応するものとして、DNSへ登
録する(ステップ25)。
【0055】認証では、例えば、サーバボックスSBに
おいて、公開鍵暗号方式の秘密鍵により、新しい動的I
Pアドレスを暗号化してダイナミックDNSサーバシス
テムSSへ送信し、ダイナミックDNSサーバシステム
SSでは、認証のための情報として保持している公開鍵
で暗号を復号化することにより、送信元が真正なサーバ
ボックスSBであることを認証することができる。ま
た、ダイナミックDNSサーバシステムSSから毎回異
なる平文を与え、サーバボックスSBでそれを公開鍵暗
号方式の秘密鍵、又は秘密に保持される所定のアルゴリ
ズムで暗号化しダイナミックDNSサーバシステムSS
へ返信するチャレンジ・レスポンス方式による認証も可
能である。
【0056】〔2−5.同期処理〕サーバボックスSB
から動的IPアドレスが通知される態様には、上記のよ
うにサーバボックスSBがオフラインから再度オンライ
ンになる場合(「新規」と呼ぶ)と、オンラインのまま
リース期限切れで(ステップ43)動的IPアドレスが
更新される場合(「更新」と呼ぶ)が考えられる。な
お、ISPにおいて、クライアントシステムから接続が
切断された場合や(ステップ43)、リース期限切れで
別の動的IPアドレスをクライアントシステムに割り当
てた場合、それまでのIPアドレスはアドレスプールへ
戻される(ステップ44)。
【0057】上記のうち「新規」のアドレス通知の場合
(ステップ23)は、ダイナミックDNSサーバシステ
ムSSの同期制御部m4とサーバボックスSBの確認応
答及び同期制御部14の作用により、第1サーバ群S1
と第2サーバ群S2との間で、更新ログや差分データの
交換などにより、内容を同期させる同期処理を行う(ス
テップ24)。一方、「更新」のアドレス通知の場合
(ステップ23)、同期処理(ステップ24)はスキッ
プされる。
【0058】〔2−6.オンライン時のDNS照会〕そ
の後、オンライン状態が続いている間は、外部からのD
NS照会(ステップ14)に対しDNSは、サーバボッ
クスSBの動的IPアドレスを回答するので(ステップ
28)、外部のアクセス元は、サーバボックスSB内の
第1サーバ群S1へアクセスを行う(ステップ16)。
【0059】このようなアクセスに対しサーバボックス
SB内では、ウェブサーバ機能部www1は、HTTP
プロトコルにしたがってリクエストに応じ、HTMLフ
ァイル、GIF・JPEG等の画像ファイルなどのウェ
ブデータを返送することにより、ワールド・ワイド・ウ
ェブを構成するウェブページを提供するウェブサーバと
して機能する。
【0060】また、メールサーバ機能部mail1は、
SMTPプロトコルによる電子メール送受信や、POP
3・IMAP4などのプロトコルによる電子メール読出
しを行うためのメールサーバとして機能する。また、ニ
ュースサーバ機能部news1は、NNTPプロトコル
により、ニュース・グループを構成するネットニュース
の記事を蓄積、中継、読出しするニュースサーバとして
機能する。また、プロキシサーバ機能部proxy1
は、ウェブデータのキャッシュやアドレス変換などを行
うプロキシサーバとして機能する。
【0061】〔2−7.オンライン時の状態確認〕ま
た、動的IPアドレスがDNSに登録されているオンラ
イン状態のサーバボックスSBに対しては、ダイナミッ
クDNSサーバシステムSS内において、運用管理サー
バmngの状態確認部m3が、時間周期的又は外部から
DNS照会があるごとに、確認応答要求パケット送信に
より(ステップ26)オンライン状態が続いていること
を確認する。そして、そのような確認応答要求に対して
は、サーバボックスSBの確認応答及び同期制御部14
は、確認応答パケットを返信する(ステップ37)。
【0062】〔2−8.オフラインへの移行〕また、ダ
イナミックDNSサーバシステムSSでは、サーバボッ
クスSBがオフラインになったことを状態確認部m3が
検出した場合に、認証及びDNS更新部m2が、DNS
において該当するドメイン名に対応するIPアドレス
を、第2のサーバ群S2のIPアドレスに変更する(ス
テップ2A)。
【0063】より具体的には、サーバボックスSBか
ら、ユーザによる切断操作など(ステップ38)により
切断通知があったときや(ステップ39)、障害など他
の理由でオフラインになったため確認応答がない場合
(ステップ27)、状態確認部m3はサーバボックスS
Bの状態がオフラインと判断する(ステップ29)。こ
の場合、認証及びDNS更新部m2が、そのサーバボッ
クスSBに該当するDNSのIPアドレステーブルを第
2サーバ群S2に切り換える(ステップ2A)。この場
合、これ以降は外部からのDNS照会に対しDNSは第
2サーバ群S2のIPアドレスを回答することになる
(ステップ21)。
【0064】〔3.効果〕以上のように、本実施形態で
は、サーバボックスに割り当てられる動的IPアドレス
が、ダイナミックDNSサーバシステム内のDNSサー
バへ認証のうえ登録されるので、ユーザは低コストで容
易に自前のサーバや独自ドメインを安全に利用可能とな
る。また、サーバボックスのオンライン時は、DNSと
動的IPアドレスを通じ、サーバボックス内のサーバが
外部からのアクセス対象となるが、オフライン時は、ア
クセス対象がダイナミックDNSサーバシステム側など
インターネット上のバックアップ用サーバに切り替るの
で安定継続的サーバ運用が確保され、両サーバの内容は
次回オンライン時に同期される。
【0065】具体的には、まず、本実施形態では、エン
ドユーザが契約しているISPから接続確立時やリース
更新時に動的に割り当てられ、接続ごとに異なるIPア
ドレスが、所定のDNSサーバに所定のドメイン名に対
応付けて登録される。このため、ユーザは、固定IPア
ドレスの申請や利用の費用なしに、ウェブサーバやメー
ルサーバなど自前のサーバを自宅やオフィスなどで、低
コストで容易に構築、立上げ及び運用することが可能と
なるので、独自ドメイン利用も容易になり、小規模の電
子商取引の運営も容易になる。また、自前のサーバの利
用により、自分の都合で自由にメールアドレスを追加・
変更するなど自由度の高いサーバ運営が可能となるの
で、小規模事務所での利便が向上する。
【0066】また、本実施形態では、ウェブ、メール、
ネットニュース、プロキシ、ftpといった各サーバ
を、動的IPアドレスでインターネットに接続されるク
ライアントシステム側に備えることにより、低コストで
容易にサーバの構築及び運用が可能となる。
【0067】また、本実施形態では、ADSLモデムな
どのモデムと、パソコンやハブとの間に情報処理装置で
あるサーバボックスを設置する簡単な作業だけで、複数
のコンピュータでのインターネット接続共有と、サーバ
運用が容易に実現される。
【0068】また、本実施形態では、ID、パスワー
ド、公開鍵暗号方式などを用いた認証により、サーバボ
ックスを認証のうえ動的IPアドレスのDNSへの登録
が行なわれるので、サーバボックスやサーバのなりすま
しが効果的に防止されセキュリティが向上する。
【0069】また、本実施形態では、インターネットに
固定IPアドレスで常時接続され、動的IPアドレスの
DNS登録を受け付けるダイナミックDNSサーバシス
テムSS側に、ウェブ、メール、ネットニュース、プロ
キシ、ftpといった各サーバを備える。これにより、
ユーザのクライアントシステム側の各サーバがオフライ
ンのため非稼動の状態でも、安定継続的なサーバ運用が
確保され、例えばユーザのオフライン時でも電子商取引
に関する外部からのウェブ閲覧や電子メール受信といっ
たやり取りが可能となる。
【0070】〔4.他の実施形態〕なお、本発明は上記
実施形態に限定されるものではなく、次に例示するよう
な他の実施形態も含むものである。例えば、上記のよう
なダイナミックDNSサービスの会員に対しては、ホー
ムページの作成支援、電子商取引の運営支援などのサー
ビスを提供してもよい。
【0071】また、本実施形態は、全体について、情報
処理方法として把握することもできる。また、本発明の
情報処理装置は、モデムM、ハブH、会員のパソコンP
C1,PC2,PC3と独立したサーバボックスSBと
してではなく、モデムMやハブHと一体化したり、会員
のパソコンPC1,PC2,PC3上にインストールさ
れるプログラムにより実現することもできる。
【0072】すなわち、本実施形態は、サーバボックス
SBについて情報処理装置及び方法、情報処理用プログ
ラム及び情報処理用プログラムを記録した記録媒体とし
て、また、ダイナミックDNSサーバシステムSSにつ
いて情報処理方法及び情報処理用プログラム並びに情報
処理用プログラムを記録した記録媒体として把握するこ
ともできる。
【0073】また、第2サーバ群S2の設置場所はダイ
ナミックDNSサーバシステムSS内には限定されず、
また、各サーバは、相互に物理的に異なったコンピュー
タである必要はなく、単一のコンピュータ上で同時に稼
動する複数のプロセスとして実現することもできる。
【0074】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、動的
IPアドレスを割当てに応じ所定のDNSに自動登録す
ることにより、動的IPアドレスによるユーザのサーバ
運用が可能なネットワークの技術すなわち情報処理装
置、DNSサーバシステム、情報処理システム及び方法
並びに情報処理用プログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の構成を示す機能ブロック
図。
【図2】本発明の実施形態における処理手順を示すフロ
ーチャート。
【符号の説明】
SB…サーバボックス S1…第1サーバ群 www1…ウェブサーバ機能部 mail1…メールサーバ機能部 news1…ニュースサーバ機能部 proxy1…プロキシサーバ機能部 11…DHCPクライアント機能部 12…DHCPサーバ機能部 13…アドレス割当検出及び登録部 14…確認応答及び同期制御部 NAT…NAT機能部 M…モデム H…ハブ PC1,PC2,PC3…会員のパソコン N…インターネット SS…ダイナミックDNSサーバシステム S2…第2サーバ群 R…ルータ又はアクセスサーバ DNS…DNSサーバ mng…運用管理サーバ m1…会員データベース m2…認証及びDNS更新部 m3…状態確認部 m4…同期制御部 www2…ウェブサーバ mail2…メールサーバ news2…ニュースサーバ proxy2…プロキシサーバ PC0…アクセス元
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K030 HA06 HB19 HC01 HC14 HD06 HD09 KA01 KA02 5K033 CB08 DB12 DB14 EC03

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 IPネットワークに接続されるための情
    報処理装置において、 クライアントシステムとして動的IPアドレスが割り当
    てられたことを検出する手段と、 前記動的IPアドレスが割当てられたことが検出された
    ときに、そのIPアドレスを、前記ネットワークを経て
    所定のDNSサーバへ登録する手段と、 を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 ウェブサーバ、メールサーバ、ニュース
    サーバ、プロキシサーバ、ftpサーバ、のうち一以上
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の情報処理装
    置。
  3. 【請求項3】 前記IPネットワークに接続するための
    WAN側ポートと、 一又は二以上のコンピュータを接続するためのLAN側
    ポートと、 前記WAN側ポートから動的IPアドレスの割当てを受
    けるDHCPクライアント機能部と、 前記LAN側ポートから前記各コンピュータにそれぞれ
    プライベートアドレスを割り当てるDHCPサーバ機能
    部と、 前記動的IPアドレスと前記各プライベートアドレスと
    の間でアドレス変換を行うNAT機能部と、 を備えたことを特徴とする請求項2記載の情報処理装
    置。
  4. 【請求項4】 DNSサーバと、 IPネットワークに接続するための各情報処理装置につ
    いて、対応するドメイン名と、認証のための情報と、を
    予め登録する手段と、 前記情報処理装置から、クライアントシステム用に割り
    当てられたIPアドレスを受信する場合に、送信元の前
    記情報処理装置を認証する手段と、 前記受信された前記IPアドレスを、前記認証に係る情
    報処理装置に対応する前記ドメイン名に対応するものと
    して、前記DNSサーバへ登録する手段と、 を備えたことを特徴とするDNSサーバシステム。
  5. 【請求項5】 ウェブサーバ、メールサーバ、ニュース
    サーバ、プロキシサーバ、ftpサーバ、のうち一以上
    を備えたことを特徴とする請求項4記載のDNSサーバ
    システム。
  6. 【請求項6】 IPネットワークに接続されるためのサ
    ーバボックスと、前記IPネットワーク上に設けられた
    ダイナミックDNSサーバシステムと、を備えた情報処
    理システムであって、 前記サーバボックスは、クライアントシステムとして動
    的IPアドレスが割り当てられたことを検出したとき
    に、そのIPアドレスを、前記ネットワークを経て前記
    ダイナミックDNSサーバシステムへ通知する手段を備
    え、 前記サーバボックスは、ウェブサーバ、メールサーバ、
    ニュースサーバ、プロキシサーバ、ftpサーバ、のう
    ち一以上を第1のサーバ群として備え、 前記ダイナミックDNSサーバシステムは、前記サーバ
    ボックスから通知される前記IPアドレスを、そのサー
    バボックスを認証のうえ、そのサーバボックスに対応す
    る所定のドメイン名に対応するものとして、DNSサー
    バへ登録する手段を備え、 前記ダイナミックDNSサーバシステムは、ウェブサー
    バ、メールサーバ、ニュースサーバ、プロキシサーバ、
    ftpサーバ、のうち前記第1のサーバ群に対応する一
    以上を第2のサーバ群として備え、 前記ダイナミックDNSサーバシステムは、前記サーバ
    ボックスがオフラインになったことを検出した場合に、
    前記DNSサーバにおいて前記ドメイン名に対応するI
    Pアドレスを、前記第2のサーバ群のIPアドレスに変
    更する手段を備え、 前記サーバボックス及び前記ダイナミックDNSサーバ
    システムは、前記サーバボックスがオンラインになった
    ときに、前記第1のサーバ群と前記第2のサーバ群との
    間で内容同期を行う手段を備えたことを特徴とする情報
    処理システム。
  7. 【請求項7】 IPネットワークに接続するための情報
    処理方法において、 クライアントシステムとして動的IPアドレスが割り当
    てられたことを検出する処理と、 前記動的IPアドレスが割当てられたことが検出された
    ときに、そのIPアドレスを、前記ネットワークを経て
    所定のDNSサーバへ登録する処理と、 を含むことを特徴とする情報処理方法。
  8. 【請求項8】 ウェブサーバ、メールサーバ、ニュース
    サーバ、プロキシサーバ、ftpサーバ、のうち一以上
    の機能を実現する処理を含むことを特徴とする請求項7
    記載の情報処理方法。
  9. 【請求項9】 IPネットワークに接続するための各情
    報処理装置について、対応するドメイン名と、認証のた
    めの情報と、を予め登録する処理と、 前記情報処理装置から、クライアントシステム用に割り
    当てられたIPアドレスを受信する場合に、送信元の前
    記情報処理装置を認証する処理と、 前記受信された前記IPアドレスを、前記認証に係る情
    報処理装置に対応する前記ドメイン名に対応するものと
    して、所定のDNSサーバへ登録する処理と、 を含むことを特徴とする情報処理方法。
  10. 【請求項10】 ウェブサーバ、メールサーバ、ニュー
    スサーバ、プロキシサーバ、ftpサーバ、のうち一以
    上の機能を実現する処理を含むことを特徴とする請求項
    9記載の情報処理方法。
  11. 【請求項11】 IPネットワークに接続されるための
    サーバボックスと、前記IPネットワーク上に設けられ
    たダイナミックDNSサーバシステムと、を用いる情報
    処理方法であって、 前記サーバボックスにおいて、クライアントシステムと
    して動的IPアドレスが割り当てられたことを検出した
    ときに、そのIPアドレスを、前記ネットワークを経て
    前記ダイナミックDNSサーバシステムへ通知する処理
    と、 前記サーバボックスにおいて、ウェブサーバ、メールサ
    ーバ、ニュースサーバ、プロキシサーバ、ftpサー
    バ、のうち一以上を含む第1のサーバ群の機能を実現す
    る処理と、 前記ダイナミックDNSサーバシステムにおいて、前記
    サーバボックスから通知される前記IPアドレスを、そ
    のサーバボックスを認証のうえ、そのサーバボックスに
    対応する所定のドメイン名に対応するものとして、DN
    Sサーバへ登録する処理と、 前記ダイナミックDNSサーバシステムにおいて、ウェ
    ブサーバ、メールサーバ、ニュースサーバ、プロキシサ
    ーバ、ftpサーバ、のうち前記第1のサーバ群に対応
    する一以上を含む第2のサーバ群の機能を実現する処理
    と、 前記ダイナミックDNSサーバシステムにおいて、前記
    サーバボックスがオフラインになったことを検出した場
    合に、前記DNSサーバにおいて前記ドメイン名に対応
    するIPアドレスを、前記第2のサーバ群のIPアドレ
    スに変更する処理と、 前記サーバボックスがオンラインになったときに、前記
    第1のサーバ群と前記第2のサーバ群との間で内容同期
    を行う処理と、 を含むことを特徴とする情報処理方法。
  12. 【請求項12】 コンピュータを制御することにより、
    IPネットワークに接続するための情報処理用プログラ
    ムにおいて、 そのプログラムは前記コンピュータに、 クライアントシステムとして動的IPアドレスが割り当
    てられたことを検出させ、 前記動的IPアドレスが割当てられたことが検出された
    ときに、そのIPアドレスを、前記ネットワークを経て
    所定のDNSサーバへ登録させることを特徴とする情報
    処理用プログラム。
  13. 【請求項13】 コンピュータを制御することにより、 IPネットワークに接続するための各情報処理装置につ
    いて、対応するドメイン名と、認証のための情報と、を
    予め登録させ、 前記情報処理装置から、クライアントシステム用に割り
    当てられたIPアドレスを受信する場合に、送信元の前
    記情報処理装置を認証させ、 前記受信された前記IPアドレスを、前記認証に係る情
    報処理装置に対応する前記ドメイン名に対応するものと
    して、所定のDNSサーバへ登録させることを特徴とす
    る情報処理用プログラム。
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