JP2002305406A - アンテナ及び無線装置用固定装置並びに方法 - Google Patents

アンテナ及び無線装置用固定装置並びに方法

Info

Publication number
JP2002305406A
JP2002305406A JP2001106909A JP2001106909A JP2002305406A JP 2002305406 A JP2002305406 A JP 2002305406A JP 2001106909 A JP2001106909 A JP 2001106909A JP 2001106909 A JP2001106909 A JP 2001106909A JP 2002305406 A JP2002305406 A JP 2002305406A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
wireless device
fixing
window glass
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001106909A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Taniai
洋 谷合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2001106909A priority Critical patent/JP2002305406A/ja
Publication of JP2002305406A publication Critical patent/JP2002305406A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/12Supports; Mounting means
    • H01Q1/1271Supports; Mounting means for mounting on windscreens

Landscapes

  • Support Of Aerials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】加入者局のアンテナ及び無線装置を低コストで
簡易に取り付けることを可能にする、とともにカーテン
やブラインドを閉めても無線通信を可能とするアンテナ
及び無線装置用固定装置並びに方法の提供。 【解決手段】加入者局と基地局間で無線通信を行なうシ
ステムにおいて使用されるアンテナ11及び無線装置1
2用の固定装置であって、前記加入者局をなすアンテナ
11及び無線装置12を、方向調整取付脚機構Aを介し
て建物の窓ガラス内面18又は外面に、吸盤15を用い
て直接固着してなる特徴的構成手段の採用。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アンテナのみなら
ずアンテナと無線装置を一体に固定する固定装置に関
し、特に、固定無線アクセス方式(FWA)のアンテナ
及び無線装置の固定に好適なアンテナ及び無線装置用固
定装置並びに方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、固定無線アクセス方式(FWA)
の通信システムにおける加入者局のアンテナ及び無線装
置は、野外に設置する場合はユーザビルの屋上、家屋の
屋根又は軒下等に専用の支持金物を用いて固定されてい
る。図2は、従来のアンテナ及び無線装置の設置例であ
り、家屋の軒下にアンテナ及び無線装置20を設置した
状態を示す概念模式図である。
【0003】また、図3は、従来の他のアンテナ及び無
線装置20の設置例であり、室内に設置した状態を示す
概念模式図である。このように、アンテナ及び無線装置
20を室内に設置して窓ガラス21を透過させて無線通
信する場合でも、専用の支持金物を用いて窓の内側の床
やキャビネット上に固定する方法が一般的に用いられて
いた。
【0004】なお、固定無線アクセス方式(FWA:Fi
xed Wireless Access)とは、「加入者系無線アクセス」
ともいわれ、電波を使用したアクセス回線であり、各家
庭又はユーザビル毎にアンテナを設置して無線で通信す
る方式である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、固定無線ア
クセス方式の加入者局では、投資コストの削減及び需要
即応の観点から、低コストで簡易にアンテナ及び無線装
置を設置することが求められている。また、加入者の移
転に伴なってアンテナ及び無線装置を他のエリアに移転
させる場合も多いので、簡単に除去できるように、アン
テナ及び無線装置を設置することが求められている。
【0006】しかしながら、従来の固定方法では、アン
テナ及び無線装置を固定するための専用の支持金物のコ
ストが高いこと、アンテナの方向が変化して無線通信に
影響を与えないように強固に固定する必要があり、アン
テナ及び無線装置の固定並びに方向調整に時間と労力を
要すること、支持金物のボルト固定穴等の痕跡を残さず
に無線装置を撤去することが困難であること、などの問
題点があった。
【0007】また、従来の固定方法では、室内にアンテ
ナ及び無線装置を設置する場合に、窓のガラス面から離
して設置するために、カーテンやブラインドを閉めると
無線通信が遮断されてしまうという問題点もあった。
【0008】ここにおいて、本発明の解決すべき主要な
目的は以下の通りである。即ち、本発明の第1の目的
は、加入者局のアンテナ及び無線装置を低コストで簡易
に取り付けることを可能とするアンテナ及び無線装置用
固定装置並びに方法を提供せんとするものである。
【0009】本発明の第2の目的は、加入者局のアンテ
ナ及び無線装置を低コストで簡易に取り付けることがで
き、容易にアンテナの方向調整ができるアンテナ及び無
線装置用固定装置並びに方法を提供せんとするものであ
る。
【0010】本発明の第3の目的は、アンテナ及び無線
装置を設置した痕跡を残さずに除去することを可能とす
るアンテナ及び無線装置用固定装置並びに方法を提供せ
んとするものである。
【0011】本発明の第4の目的は、室内にアンテナ及
び無線装置を設置して、カーテンやブラインドを閉めて
も無線通信を確保することを可能とするアンテナ及び無
線装置用固定装置並びに方法を提供せんとするものであ
る。
【0012】本発明の他の目的は、明細書、図面、特
に、特許請求の範囲における各請求項の記載から自ずと
明らかとなろう。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明装置は、上記課題
の解決に当たり、アンテナ及び無線装置を、建物の窓ガ
ラスに固着する手段を有してなる構成手段を講じる特徴
を有する。
【0014】本発明方法は、上記課題の解決に当たり、
アンテナ及び無線装置を一体として全方位方向調整自
在、かつ取外し自在に建物の窓ガラスに固着する、構成
手法を講じる特徴を有する。
【0015】更に、具体的詳細に述べると、当該課題の
解決では、本発明が次に列挙する上位概念から下位概念
にわたる新規な特徴的構成手段又は手法を採用すること
により、上記目的を達成するように為される。
【0016】即ち、本発明装置の第1の特徴は、加入者
局と基地局間で無線通信を行なうシステムにおいて使用
されるアンテナ及び無線装置用固定装置であって、前記
加入者局をなすアンテナ及び無線装置を一体的に装着し
たフレーム又はプレートを、建物の窓ガラスの内面及び
外面のいずれかに方向調整取付脚機構を介して取外し自
在に固着してなるアンテナ及び無線装置用固定装置の構
成採用にある。
【0017】本発明装置の第2の特徴は、上記本発明装
置の第1の特徴における前記アンテナが、前記フレーム
又はプレートに貫着してなるアンテナ及び無線装置用固
定装置の構成採用にある。
【0018】本発明装置の第3の特徴は、上記本発明装
置の第1又は第2の特徴における前記方向調整取付脚機
構が、前記建物の窓ガラスの内面に吸着して、前記アン
テナ及び無線装置を当該建物の窓ガラスの内面に固着す
る吸盤を有してなるアンテナ及び無線装置用固定装置の
構成採用にある。
【0019】本発明装置の第4の特徴は、上記本発明装
置の第1又は第2の特徴における前記方向調整取付脚機
構が、前記建物の窓ガラスの外面に吸着して、前記アン
テナ及び無線装置を当該建物の窓ガラスの外面に固着す
る吸盤を有し、前記アンテナ及び無線装置ともども、防
水加工が施されてなるアンテナ及び無線装置用固定装置
の構成採用にある。
【0020】本発明装置の第5の特徴は、上記本発明装
置の第1、第2、第3又は第4の特徴における前記方向
調整取付脚機構が、前記吸盤と前記フレーム又はプレー
トとの間隔をそれぞれ調整する間隔調整機構を有してな
るアンテナ及び無線装置用固定装置の構成採用にある。
【0021】本発明装置の第6の特徴は、上記本発明装
置の第5の特徴における前記間隔調整機構が、前記吸盤
に植立した固定ボルトと、前記固定ボルトの自由端を前
記フレーム又はプレートに貫通した露出端に螺合する調
整ナットと、を有してなるアンテナ及び無線装置用固定
装置の構成採用にある。
【0022】本発明装置の第7の特徴は、上記本発明装
置の第6の特徴における前記スプリングが、圧縮コイル
スプリング又は圧縮プレートスプリングであって、前記
固定ボルトに捲着又は前記固定ボルトを挿通してなるア
ンテナ及び無線装置用固定装置の構成採用にある。
【0023】本発明装置の第8の特徴は、上記本発明装
置の第1、第2、第3、第4、第5、第6又は第7の特
徴における前記フレーム又はプレートが、平面が多角形
状を呈し、当該多角形の各稜角部又は所定稜角部それぞ
れに前記方向調整取付脚機構が配置されてなるアンテナ
及び無線装置用固定装置の構成採用にある。
【0024】本発明装置の第9の特徴は、上記本発明装
置の第1、第2、第3、第4、第5、第6又は第7の特
徴における前記フレーム又はプレートが、平面が円形状
を呈し、円周にそって略等間隔に前記方向調整取付脚機
構が配置されてなるアンテナ及び無線装置用固定装置の
構成採用にある。
【0025】本発明方法の第1の特徴は、加入者局と基
地局間で無線通信を行なう固定無線アクセス方式のシス
テムにおいて使用されるアンテナ及び無線装置用固定方
法であって、まず、前記加入者局をなすアンテナ及び無
線装置を一体として、建物の窓ガラスの内面に全方位方
向調整自在かつ取外し自在に位置決め固着し、次いで、
当該窓ガラスに相対峙して臨んだ当該アンテナ及び無線
装置の方向調整を実行してなるアンテナ及び無線装置用
固定方法の構成採用にある。
【0026】本発明方法の第2の特徴は、上記本発明方
法の第1の特徴における前記アンテナ及び無線装置が、
前記建物の窓ガラスに特別な加工を施さずに、当該窓ガ
ラスに対し吸引力を付与し、当該窓ガラスの内面に多点
固定してなるアンテナ及び無線装置用固定方法の構成採
用にある。
【0027】本発明方法の第3の特徴は、上記本発明方
法の第2の特徴における前記多点固定が、前記アンテナ
及び無線装置の重量に略比例させて、吸着点の数を増減
してなるアンテナ及び無線装置用固定方法の構成採用に
ある。
【0028】本発明方法の第4の特徴は、上記本発明方
法の第2又は第3の特徴における前記多点固定が、複数
の吸盤を用いて行ってなるアンテナ及び無線装置用固定
方法の構成採用にある。
【0029】本発明方法の第5の特徴は、上記本発明方
法の第4の特徴における前記方向調整が、前記複数の吸
盤それぞれに設けられている間隔調整機構の各調整によ
って、前記アンテナの傾きを調節することで、当該アン
テナの向きを調整してなるアンテナ及び無線装置用固定
方法の構成採用にある。
【0030】本発明方法の第6の特徴は、上記本発明方
法の第5の特徴における前記アンテナの傾き調整が、前
記吸盤に植立するとともにスプリングを取り付けた固定
ボルトの自由端を、アンテナ及び無線装置を一体装着す
るフレーム又はプレートに貫通した露出端に螺合する調
整ナットを螺回させることで、前記スプリングの弾発力
の抑圧度合を異ならしめ、前記固定ボルト上において当
該調整ナット相互の位置を相対変化させて、当該吸盤と
当該フレーム又はプレートの各間隔を変化させて行って
なるアンテナ及び無線装置用固定方法の構成採用にあ
る。
【0031】これらにより、本発明によれば、専用の支
持金物を用いずに、吸盤を用いてアンテナ及び無線装置
を家屋の窓ガラスに固定するので、低コストで且つ簡易
にアンテナ及び無線装置を設置することが可能となる。
したがって、窓のカーテン又はブラインドを閉めた状態
でも、アンテナがカーテン及びブラインドに遮蔽される
ことがなく、無線通信を確保することが可能となる。
【0032】また、吸盤を用いてアンテナ及び無線装置
を家屋の窓ガラスに固定するので、引越しなどをすると
きでも、痕跡を残さずに、アンテナ及び無線装置を撤去
することが可能となる。
【0033】また、吸盤それぞれに設けられた調整機構
をなす調整ナットを回転させることにより、各吸盤とフ
レーム又はプレートの間隔を調整することで、アンテナ
の向きを基地局に向ける調整を簡易に実行することが可
能となる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態を装置例及び方法例につき説明す
る。
【0035】なお、本発明は、加入者局と基地局間で無
線通信を行なうシステムにおいて使用されるものであっ
て、加入者局をなすアンテナ及び無線装置を建物の窓ガ
ラスに固着するものであるが、本実施形態では、無線通
信システムとして固定無線アクセスシステム(FWA)
に適用する形態を挙げて説明するも、本発明はこれ等に
限定されるものではなく、固定無線アクセスシステム以
外の各種の無線通信システムに適用することができる。
【0036】(装置例)図1(a)(b)は、本発明の
装置例の構成をそれぞれ示す(b)中J−J′線視断面
図及び正面図である。図中、左側が断面図であり、右側
が正面図を示している。そして、11はアンテナ、12
は無線装置、13はプレート、14は固定ボルト、15
は吸盤、16は調整ナット、17は圧縮コイルスプリン
グ、18は窓ガラス内面、19は接続ケーブル、Aは方
向調整取付脚機構、Bは間隔調整機構である。
【0037】アンテナ11及び無線装置12は、固定無
線アクセス方式の加入者局をなすものである。無線装置
12には接続ケーブル19が接続されており、その接続
ケーブル19の他端にはパーソナル・コンピュータ(図
示せず)が接続されている。したがって、アンテナ1
1、無線装置12、接続ケーブル19及びパーソナル・
コンピュータで固定無線アクセス方式の通信システムの
端末を構成している。
【0038】プレート13は、平面が三角形の板形状部
材である。そして、プレート13の中央域には、アンテ
ナ11及び無線装置12が一体として貫着されている。
プレート13の平面がなす三角形状のそれぞれの稜角部
には、固定ボルト14の自由端が貫通している。各固定
ボルト14基端は吸盤15に植込まれている。吸盤15
は、窓ガラス等に吸着するものである。ここで、固定ボ
ルト14は、吸盤15の中心軸と同軸に植立されて、当
該吸盤15に固着されている。
【0039】また、各固定ボルト14には圧縮コイルス
プリング17が捲着されており、各固定ボルト14の自
由端には調整ナット16が螺合される。そして、プレー
ト13が圧縮コイルスプリング17と調整ナット16の
間に挟持される形態で固定されている。
【0040】図1では、平面が3角形状のフレーム13
における3個の稜角部のそれぞれ付近に方向調整取付脚
機構Aを配置した例、即ち3箇所でプレート13を窓ガ
ラス内面18に吸盤15で多点固定している例を示して
いる。ただし、本装置例はこれに限定されず、プレート
13の平面を四角形状として、4個の稜角部それぞれに
方向調整取付脚機構Aを配置して、4箇所でプレート1
3を窓ガラス内面18に多点固定するものとしてもよ
い。
【0041】このように、固定する箇所即ち方向調整取
付脚機構Aの数を増やすことで、より重量があるアンテ
ナ11及び無線装置12を窓ガラス内面18に固定する
ことが可能となる。
【0042】また、プレート13は、平面が多角形の板
形状部材からなるものとして、その多角形の稜角部それ
ぞれに固定ボルト14、調整ナット16及びスプリング
17からなる間隔調整機構Bを配置するものとしてもよ
い。また、プレート13は、平面が円形の板形状部材か
らなるものとして、その円形の円周にそって略等間隔
に、間隔調整機構Bを配置するものとしてもよい。
【0043】(方法例)前記装置例に適用する本実施形
態の方法例につき、図面を参照して説明する。各吸盤1
5を家屋における窓ガラス内面18に吸着させる。これ
だけで、アンテナ11及び無線装置12は、吸盤15、
固定ボルト14及びフレーム13等を介して、一体的に
窓ガラス内面18に多点固定される。
【0044】ここで、アンテナ11及び無線装置12
は、図1に示すように薄い形状であって、窓ガラス内面
18に近接して相対峙固定される。したがって、窓ガラ
ス内面18においてカーテン又はブラインドを閉めた状
態では、アンテナ11及び無線装置12が窓ガラス内面
18とカーテン又はブラインドとの間に配置される。
【0045】これにより、窓のカーテン又はブラインド
を閉めた状態でも、アンテナ11が送受信電波がそのカ
ーテン又はブラインドに遮蔽されることはない。
【0046】また、建物の窓ガラスに特別な加工を施さ
ずに、吸盤15を用いてアンテナ11及び無線装置12
を窓ガラス内面18に吸引固定するので、引越しなどを
するときでも、痕跡を残さずに、アンテナ11及び無線
装置12を取外し撤去することができるし、基地局から
の電波の捕集し易い窓に簡易に移動設置することも可能
である。
【0047】次に、アンテナ11を基地局に正対させる
ためのアンテナ11の向きの調整方法について説明す
る。それぞれの吸着点に対応して各吸盤15を窓ガラス
内面18に吸着させて、アンテナ11及び無線装置12
を方向調整取付脚機構A及びプレート13等を介して、
一体的に窓ガラス内面18に相対峙して固定される。そ
の後に、各調整ナット16を螺回させることで、各固定
ボルト14上におけるその調整ナット16相互の相対位
置を変化させて、吸盤15とプレート13稜角部との間
隔をそれぞれ変化させる。その結果、プレート13は全
方位に亙る傾き調整によって向きを調整される。
【0048】ここで、調整ナット16はプレート13の
三角形状の各稜角部それぞれに1個づつ合計3個配置さ
れているが、その3個の内の1個又は2個の調整ナット
16を螺回させることで、プレート13の向きを調整す
る。アンテナ11はプレート13に固定されているの
で、プレート13の向きを調整することはアンテナ11
の全方位に亙る傾き調整によって向きを調整することと
なる。
【0049】以上、本発明の実施形態を説明したが、本
発明は、必ずしも上記した事項に限定されるものではな
く、本発明の目的を達し、下記する効果を奏する範囲に
おいて、適宜変更実施可能である。
【0050】例えば、上述の実施形態では、窓ガラス内
面18に吸盤15を吸着させてアンテナ11及び無線装
置12を多点固定する態様について説明したが、窓ガラ
スの外面に、吸盤15を吸着させてアンテナ11及び無
線装置12を多点固定する態様に本発明を適用してもよ
い。この場合は、方向調整取付脚機構A、アンテナ11
及び無線装置12に防水加工を施すなど、耐候性を高め
る必要がある。又、プレート13に代えて図1中仮想線
αで示すようなフレームとして軽量化を計ったり、圧縮
コイルスプリング17に代えて固定ボルト14を挿し通
した圧縮プレートスプリングとしても良い。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
アンテナ及び無線装置を窓ガラス内面又は外面に直接固
定するので、専用の支持金物を使用してボルト等で固定
していた従来技術と比較して、低コストで且つ簡易に加
入者局の設置が可能となる。
【0052】また、窓ガラス内面に固定した場合に、カ
ーテンやブラインドを閉めた状態でも無線通信が可能で
あること、及びフロアスペースを占有しないという利点
もある。
【0053】更にまた、アンテナ及び無線装置を窓ガラ
ス面に吸盤で固定し、調整ナットを螺回させることで、
アンテナ及び無線装置と窓ガラス面との距離を調節する
ことができることから、取り付けおよびアンテナの方向
調整を容易に行なえるとともに、ボルト穴等の痕跡を残
さずに取外し撤去することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)(b)は本発明の実施形態である装置例
をそれぞれ示す(b)中J−J′線視断面図と正面図で
ある。
【図2】従来のアンテナ及び無線装置の設置例を示す概
念模式図である。
【図3】従来の他のアンテナ及び無線装置の設置例を示
す概念模式図である。
【符号の説明】
11…アンテナ 12…無線装置 13…フレーム 14…固定ボルト 15…吸盤 16…調整ナット 17…スプリング 18…窓ガラス内面 19…接続ケーブル 20…アンテナ及び無線装置 21…窓ガラス A…方向調整取付脚機構 B…間隔調整機構 α…仮想線

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加入者局と基地局間で無線通信を行なうシ
    ステムにおいて使用されるアンテナ及び無線装置用固定
    装置であって、 前記加入者局をなすアンテナ及び無線装置を一体的に装
    着したフレーム又はプレートを、建物の窓ガラスの内面
    及び外面のいずれかに方向調整取付脚機構を介して取外
    し自在に固着してなる、 ことを特徴とするアンテナ及び無線装置用固定装置。
  2. 【請求項2】前記アンテナは、 前記フレーム又はプレートに貫着してなる、 ことを特徴とする請求項1に記載のアンテナ及び無線装
    置用固定装置。
  3. 【請求項3】前記方向調整取付脚機構は、 前記建物の窓ガラスの内面に吸着して、前記アンテナ及
    び無線装置を当該建物の窓ガラスの内面に固着する吸盤
    を有してなる、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載のアンテナ及び
    無線装置用固定装置。
  4. 【請求項4】前記方向調整取付脚機構は、 前記建物の窓ガラスの外面に吸着して、前記アンテナ及
    び無線装置を当該建物の窓ガラスの外面に固着する吸盤
    を有し、 前記アンテナ及び無線装置ともども防水加工が施されて
    なる、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載のアンテナ及び
    無線装置用固定装置。
  5. 【請求項5】前記方向調整取付脚機構は、 前記吸盤と前記フレーム又はプレートとの間隔をそれぞ
    れ調整する間隔調整機構を有してなる、 ことを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載のアン
    テナ及び無線装置用固定装置。
  6. 【請求項6】前記間隔調整機構は、 前記吸盤に植立した固定ボルトと、 当該固定ボルトに設けたスプリングと、 前記固定ボルトの自由端を前記フレーム又はプレートに
    貫通した露出端に螺合する調整ナットと、を有してな
    る、 ことを特徴とする請求項5に記載のアンテナ及び無線装
    置用固定装置。
  7. 【請求項7】前記スプリングは、 圧縮コイルスプリング又は圧縮プレートスプリングであ
    って、前記固定ボルトに捲着又は前記固定ボルトを挿通
    してなる、 ことを特徴とする請求項6に記載のアンテナ及び無線装
    置用固定装置。
  8. 【請求項8】前記フレーム又はプレートは、 平面が多角形状を呈し、 当該多角形の各稜角部又は所定稜角部それぞれに前記方
    向調整取付脚機構が配置されてなる、 ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6又は7
    に記載のアンテナ及び無線装置用固定装置。
  9. 【請求項9】前記フレーム又はプレートは、 平面が円形状を呈し、 円周にそって略等間隔に前記方向調整取付脚機構が配置
    されてなる、 ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6又は7
    に記載のアンテナ及び無線装置用固定装置。
  10. 【請求項10】加入者局と基地局間で無線通信を行なう
    固定無線アクセス方式のシステムにおいて使用されるア
    ンテナ及び無線装置用固定方法であって、 まず、前記加入者局をなすアンテナ及び無線装置を一体
    として、建物の窓ガラスの内面に全方位方向調整自在か
    つ取外し自在に位置決め固着し、 次いで、当該窓ガラスに相対峙して臨んだ当該アンテナ
    及び無線装置の方向調整を実行する、 ことを特徴とするアンテナ及び無線装置用固定方法。
  11. 【請求項11】前記アンテナ及び無線装置は、 前記建物の窓ガラスに特別な加工を施さずに、当該窓ガ
    ラスに対し吸引力を付与し、当該窓ガラスの内面に多点
    固定する、 ことを特徴とする請求項10に記載のアンテナ及び無線
    装置用固定方法。
  12. 【請求項12】前記多点固定は、 前記アンテナ及び無線装置の重量に略比例させて、吸着
    点の数を増減する、 ことを特徴とする請求項11に記載のアンテナ及び無線
    装置用固定方法。
  13. 【請求項13】前記多点固定は、 複数の吸盤を用いて行う、 ことを特徴とする請求項11又は12に記載のアンテナ
    及び無線装置用固定方法。
  14. 【請求項14】前記方向調整は、 前記複数の吸盤それぞれに設けられている間隔調整機構
    の各調整によって、前記アンテナの傾きを調節すること
    で、当該アンテナの向きを調整する、 ことを特徴とする請求項13に記載のアンテナ及び無線
    装置用固定方法。
  15. 【請求項15】前記アンテナの傾き調整は、 前記吸盤に植立するとともにスプリングを取り付けた固
    定ボルトの自由端を、アンテナ及び無線装置を一体装着
    するフレーム又はプレートに貫通した露出端に螺合する
    調整ナットを螺回させることで、前記スプリングの弾発
    力の抑圧度合を異ならしめ、前記固定ボルト上において
    当該調整ナット相互の位置を相対変化させて、当該吸盤
    と当該フレーム又はプレートの各間隔を変化させて行
    う、 ことを特徴とする請求項14に記載のアンテナ及び無線
    装置用固定方法。
JP2001106909A 2001-04-05 2001-04-05 アンテナ及び無線装置用固定装置並びに方法 Pending JP2002305406A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001106909A JP2002305406A (ja) 2001-04-05 2001-04-05 アンテナ及び無線装置用固定装置並びに方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001106909A JP2002305406A (ja) 2001-04-05 2001-04-05 アンテナ及び無線装置用固定装置並びに方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002305406A true JP2002305406A (ja) 2002-10-18

Family

ID=18959332

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001106909A Pending JP2002305406A (ja) 2001-04-05 2001-04-05 アンテナ及び無線装置用固定装置並びに方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002305406A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006304097A (ja) * 2005-04-22 2006-11-02 Rinnai Corp デジタル放送受信システム
CN112135954A (zh) * 2018-05-31 2020-12-25 Agc株式会社 附带功能性构件的玻璃窗
EP3664219A4 (en) * 2017-08-02 2021-04-21 AGC Inc. GLASS ANTENNA UNIT, GLASS PLATE WITH ANTENNA AND PROCESS FOR MANUFACTURING GLASS ANTENNA UNIT

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006304097A (ja) * 2005-04-22 2006-11-02 Rinnai Corp デジタル放送受信システム
EP3664219A4 (en) * 2017-08-02 2021-04-21 AGC Inc. GLASS ANTENNA UNIT, GLASS PLATE WITH ANTENNA AND PROCESS FOR MANUFACTURING GLASS ANTENNA UNIT
US11165135B2 (en) 2017-08-02 2021-11-02 AGC Inc. Antenna unit for glass, glass sheet with antenna, and production method of antenna unit for glass
US11658386B2 (en) 2017-08-02 2023-05-23 AGC Inc. Antenna unit for glass, glass sheet with antenna, and production method of antenna unit for glass
CN112135954A (zh) * 2018-05-31 2020-12-25 Agc株式会社 附带功能性构件的玻璃窗
EP3805510A4 (en) * 2018-05-31 2022-03-09 Agc Inc. GLASS WINDOW WITH FIXED FUNCTIONAL ELEMENT
US11512526B2 (en) * 2018-05-31 2022-11-29 AGC Inc. Functional member-attached glass window

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10103421B1 (en) Devices, assemblies, and methods for mounting a wireless access point to a post
US8698692B2 (en) Apparatus for mounting an object to a railing
KR200456433Y1 (ko) 스피커형 위장 안테나 고정장치
US4074883A (en) Speaker mounting system
US9622362B2 (en) Mount for co-locating an access point and an antenna
KR101063936B1 (ko) 안테나 고정 장치
US10347979B1 (en) Apparatus, method, and system for RF-transmissive access panels for elevated and shrouded mobile network components
EP2797487A2 (en) Antenna assembly mounting system
US20150181645A1 (en) Handrail mountable wireless components installation apparatus
JP2806372B2 (ja) アンテナ付き屋外設置無線送受信装置
US9622292B1 (en) Mount for co-locating an access point and an antenna
JP2002305406A (ja) アンテナ及び無線装置用固定装置並びに方法
US20060254853A1 (en) Track audio system
CN208605848U (zh) 一种可调角度及多方向抱杆基站安装支架
US20020089466A1 (en) Antenna mast mounting system
US7039366B1 (en) Antenna and access point mounting system and method
US4099185A (en) Window mount assembly for vertical CB antenna
CN213342459U (zh) 一种视频会议终端
JP3072243B2 (ja) アンテナ
US6348899B1 (en) Antenna mast adapter
KR20060008348A (ko) 방향성 안테나
KR20180127135A (ko) 무선 통신 빔(beam)의 방향성을 변경하는 반사체 및 이를 포함하는 장치
US20240213663A1 (en) Antenna apparatus for base station
JP2604952Y2 (ja) ベランダ取付用アンテナ
CN112901983B (zh) 显示器安装支架