JP2002305182A - プラズマ処理方法及び装置 - Google Patents

プラズマ処理方法及び装置

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JP2002305182A
JP2002305182A JP2001108154A JP2001108154A JP2002305182A JP 2002305182 A JP2002305182 A JP 2002305182A JP 2001108154 A JP2001108154 A JP 2001108154A JP 2001108154 A JP2001108154 A JP 2001108154A JP 2002305182 A JP2002305182 A JP 2002305182A
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JP
Japan
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peak voltage
value
voltage
plasma
monitoring
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Application number
JP2001108154A
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English (en)
Inventor
Takahiro Kitai
崇博 北井
Takuya Matsui
卓也 松井
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 下部電極までの印加銅板の途中において、印
加電圧のピーク電圧を監視し、処理を行なっているプロ
セスの終了やプラズマ状態の異常を判断する様な形態を
持つプラズマ処理装置において、プロセス処理される基
板の大型化に伴い、印加経路におけるピーク電圧の監視
だけでは、プラズマ状態の監視手段としては、充分でな
い 【解決手段】 真空チャンバー1内部の放電時のピーク
電圧8、12、13をプロセス処理中に常時取り込み、
その取り込み値と、あらかじめ設定されたピーク電圧の
基準値14との比較、及びそれぞれ測定された測定値の
ごとの差を比較し、比較した値が一つでも許容値を超え
た場合に、プラズマ状態の異常と判断し、異常時のプロ
セス処理を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体や液晶製造
装置などにおいて、真空チャンバー内の放電状態のピー
ク電圧を測定する手段を有するプラズマ処理方法、及び
それを制御する回路を持つプラズマ処理装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図3は従来のプラズマ処理装置を示した
もので、図3において、1はプラズマを発生させプロセ
スを行う真空チャンバー、2は真空チャンバー1内に電
力を供給しプラズマ状態を発生させるためのRF電源、
3はプラズマのインピーダンスを整合するためのマッチ
ャー、4は真空チャンバー1内の下部電極、5はプロセ
ス処理される基板、6はマッチャー3からの下部電極4
へ電力を供給するための印加銅板、7は印加銅板6の途
中に接続されたプローブ、8はプローブ7にて測定され
た印加電圧のピーク電圧、9はピーク電圧8の値をもと
に、前もって設定された値と比較を行なう比較回路、兼
比較値により許容範囲を超えた場合に装置の異常処理を
行なう制御回路である。
【0003】この様な構成からなるプラズマ処理装置の
動作について述べる。一定の圧力に保たれた真空チャン
バー1内にて、RF電源2を起動させ、マッチャー3を
介して下部電極4に電力を供給し、下部電極4の上面に
プラズマを発生させる。そのプラズマにより、下部電極
4上の基板5がプロセス処理される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この様な形態を持つプ
ラズマ処理装置においては、生産中に実際の電極上のプ
ラズマ状態を監視することは難しく、その代替方法とし
て、マッチャーの出力部や、あるいは下部電極までの印
加銅板の途中において、印加電圧のピーク電圧を監視す
ることがある。この取り込んだピーク電圧の値で、処理
を行なっているプロセスの終了や、あるいはプラズマ状
態の異常を判断する。
【0005】しかし、印加銅板から電極面においては、
印加銅板のインダクタンスによるインピーダンスと、プ
ラズマのインピーダンスとの関係などから、ピーク電圧
は測定箇所ごとに値の差がある。
【0006】また、プロセス処理される基板の大型化に
伴い、電極面積も大きくなってきており、この場合、印
加銅板と電極の接続部のピーク電圧の値と、印加箇所以
外の電極面の任意の箇所におけるピーク電圧の値の差
が、数十Vから数百Vと大きくなってきている。
【0007】このような状況の中、電極面全体におい
て、電力が本来あるべき分布にて印加されているかを監
視することが、基板のプロセス処理が均一にされ、所定
範囲内に収まっているかを判断するために重要となって
きている。
【0008】したがって、印加経路におけるピーク電圧
の監視だけでは、プラズマ状態の監視手段としては、充
分でない場合がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、真空チャンバー内の放電状態を監視するに
際し、放電時の印加電圧のピーク電圧を基板の中央部及
び端部で測定し、この測定した複数のピーク電圧と予め
設定した基準値とを比較し、この比較した値に応じてプ
ロセス処理を行うものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1、図2を用いて説明する。
【0011】図1において、10、11は下部電極4を
固定する固定ボルト、12は固定ボルト10にて測定さ
れるボルトの位置におけるピーク電圧、13は固定ボル
ト11にて測定されるボルトの位置におけるピーク電圧
である。
【0012】また、図2において、14は比較回路、兼
制御回路9にあらかじめ設定されているピーク電圧の基
準値、15、16、17はピーク電圧8、12、13の
絶対値、18はピーク電圧の基準値14とピーク電圧8
の電圧差、19はピーク電圧の基準値14とピーク電圧
12の電圧差、20はピーク電圧の基準値14とピーク
電圧13の電圧差である。
【0013】まず、一定の圧力に保たれた真空チャンバ
ー1内にて、RF電源2を起動させ、下部電極4に電力
を供給し、下部電極4上面にプラズマを発生させる。こ
の時、プローブ7で測定された印加電圧のピーク電圧値
8と固定ボルト10、11にて測定されたピーク電圧値
12、13の関係は、図2に示すように、印加銅板6を
接続している箇所を中心として、下部電極4の外側に向
かうほど大きくなる傾向がある。
【0014】これらのピーク電圧値8、12、13を比
較回路、兼制御回路9に取り込む。そして、あらかじめ
入力されているピーク電圧の基準値14とそれぞれのピ
ーク電圧値8、12、13との差が許容範囲内に収まっ
ているかを常時比較すると同時に、そのとき求められた
それぞれの電圧差をもとに、ピーク電圧値8−12間、
8−13間の許容差も常時比較する。こうすることで、
下部電極4に印加されている電圧が、電極平面で監視し
た場合、絶対値だけでなく、電極面上に存在する電圧の
分布が、プロセスに影響を与えない範囲に収まっている
かを常時監視することを実現している。
【0015】そして、比較値のいずれか一つでも許容範
囲を超えていれば、プロセス処理を中断する動作を装置
として行う。
【0016】
【発明の効果】以上の様に本発明によれば、真空チャン
バー内の放電状態を監視するに際し、放電時の印加電圧
のピーク電圧を基板の中央部及び端部で測定し、この測
定した複数のピーク電圧と予め設定した基準値とを比較
し、この比較した値に応じてプロセス処理を行うもの
で、これにより、電極面全体での印加電圧の変化を検知
でき、それによって、プロセス処理の均一性の監視が充
分になされ、処理不良の基板の発生を抑制することがで
きる。
【0017】また、印加銅板以外の下部電極面のピーク
電圧値の監視については、取り込む箇所を電極を固定す
るボルトと兼用しているため、ボルトの取り付け個数内
であれば、モニター接続数を増やすだけで、チャンバー
に監視手段を取り付けるための新たな加工を行なうこと
なく、容易に、またさらに多点による比較を行なうこと
ができ、監視を強化させることも可能であるという有利
な点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るプラズマ処理装置の
構成図
【図2】放電時のピーク電圧の大きさを表す概念図
【図3】従来のプラズマ処理装置の構成図
【符号の説明】
7 プローブ 8 ピーク電圧 9 比較回路、兼制御回路 10 固定ボルト 11 固定ボルト 12 固定ボルトのピーク電圧値 13 固定ボルトのピーク電圧値 14 ピーク電圧値の基準値
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C23F 4/00 H05H 1/46 M H05H 1/46 H01L 21/302 E Fターム(参考) 4G075 AA24 AA61 AA62 BA05 BC01 BC04 BD14 CA15 DA04 4K030 KA30 KA39 LA15 4K057 DA16 DB06 DD01 DM03 DN01 5F004 AA16 BB11 CB05 5F045 AA08 BB20 DP02 EH19 GB08

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空チャンバー内の放電状態を監視する
    に際し、放電時の印加電圧のピーク電圧を基板の中央部
    及び端部で測定する工程と、この測定した複数のピーク
    電圧と予め設定した基準値とを比較する工程と、この比
    較した値に応じてプロセス処理を行う工程とを有するこ
    とを特徴とするプラズマ処理方法。
  2. 【請求項2】 比較した値が許容値を超えている場合に
    プロセス処理を中断することを特徴とする請求項1に記
    載のプラズマ処理方法。
  3. 【請求項3】 プラズマ処理をする基板の、放電時の印
    加電圧のピーク電圧を中央部と端部でそれぞれ測定する
    手段と、この複数の測定値を取り込み、予め設定した基
    準値と比較する回路と、この比較した値に応じたプロセ
    ス処理を行なう制御回路とを有したことを特徴とするプ
    ラズマ処理装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006144091A (ja) * 2004-11-22 2006-06-08 Fuji Electric Holdings Co Ltd プラズマ制御方法およびプラズマ制御装置
CN104472020A (zh) * 2012-07-09 2015-03-25 东京毅力科创株式会社 微波导入组件中的s参数取得方法和异常检测方法

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