JP2002304862A - サーボトラックライタ及びその駆動方法 - Google Patents

サーボトラックライタ及びその駆動方法

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JP2002304862A
JP2002304862A JP2001111714A JP2001111714A JP2002304862A JP 2002304862 A JP2002304862 A JP 2002304862A JP 2001111714 A JP2001111714 A JP 2001111714A JP 2001111714 A JP2001111714 A JP 2001111714A JP 2002304862 A JP2002304862 A JP 2002304862A
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arm
carriage
servo track
deformation element
actuator
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JP2001111714A
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Seiji Kino
誠司 木野
Hirobumi Osawa
博文 大沢
Yukio Ozaki
行雄 尾崎
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/58Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B5/596Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following for track following on disks
    • G11B5/59633Servo formatting
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
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    • G11B21/08Track changing or selecting during transducing operation
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    • G11B21/083Access to indexed tracks or parts of continuous track on discs

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  • Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)
  • Moving Of Heads (AREA)
  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
  • Moving Of Head For Track Selection And Changing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスク装置のヘッドの位置決め精度及び位
置決め応答速度を向上可能なサーボトラックライタ及び
その駆動方法を提供することである。 【解決手段】 ディスク媒体と、ディスク媒体に対して
情報のリード/ライトを行なうヘッドと、回転可能に取
り付けられたキャリッジを有しヘッドをディスク媒体に
沿って移動させる内部アクチュエータとを含んだディス
ク装置のディスク媒体にサーボトラック信号を書き込む
サーボトラックライタ。サーボトラックライタは、アー
ムに関連して設けられた固体変形素子を有する外部アク
チュエータと、イフェクタと、内部アクチュエータを制
御する内部アクチュエータ制御ユニットと、外部アクチ
ュエータを制御する外部アクチュエータ制御ユニット
と、固体変形素子を制御する固体変形素子制御ユニット
と、外部アクチュエータのアームの位置を検出するアー
ム位置検出装置とを含んでいる。固体変形素子は、キャ
リッジを微小に変位させるアクチュエータとして動作す
る第1セグメントと、イフェクタの位置を検出するセン
サとして動作する第2セグメントに分割されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁気ディスク装置の
ディスク媒体にサーボトラック信号を書き込むためのサ
ーボトラックライタ(STW)及びその駆動方法に関す
る。
【0002】最近の磁気ディスク装置の小型化及び高密
度化に伴い、トラックピッチが急速に小さくなってお
り、サーボトラック信号をディスク媒体に書き込み時に
ヘッドをナノメートルオーダーの高精度に位置決めする
ことが要求されている。
【0003】このため、位置検出センサの高精度化及び
駆動モータの高剛性化による精度の向上が進んでいる
が、摺動部を有するモータでは微小領域におけるガタや
非線形性の影響が増大するので、モータ自体から発生す
る影響を低減・除去し、且つ外乱振動による影響を低減
する必要がある。
【0004】
【従来の技術】サーボトラックライタは、磁気ディスク
装置自身が位置決めをするための基準信号となるサーボ
トラック信号をディスク媒体に対して、同心円状にサブ
ミクロンピッチで書き込む装置である。
【0005】ディスク媒体が無信号状態の磁気ディスク
装置は、その機構部が組み上がった状態でサーボトラッ
クライタにセットされ、サーボトラックライタのアクチ
ュエータ(外部アクチュエータ)により磁気ディスク装
置の内部アクチュエータを追従動作させ、ディスク媒体
に対するヘッドの位置決めを行ない、サーボトラック信
号がディスク媒体に書き込まれる。
【0006】従って、サーボトラックライタにおいて
は、外部アクチュエータの位置決め精度が、磁気ディス
ク装置の性能を左右するサーボトラック信号の書き込み
品質に大きく影響する。
【0007】従来のサーボトラックライタ(STW)に
おいては、外部アクチュエータの駆動部としてボイスコ
イルモータ(VCM)或いはサーボモータが使用され、
モータの出力軸に固定されたアーム部先端に剛体ピン
(プッシュピン)が取りつけられていた。
【0008】このプッシュピンを磁気ディスク装置のキ
ャリッジ(アクチュエータアーム)に接触するように配
置し、磁気ディスク装置の内部アクチュエータにバイア
ス電流を印加し、キャリッジをプッシュピンに押し付け
た状態で、STWのアームの位置を検出して外部アクチ
ュエータの駆動部をフィードバック制御することによ
り、ディスク媒体に対するヘッドの位置決めを行なって
いた。
【0009】近年、剛体ピンの代わりにSTWのアーム
に発光素子及び受光素子を取りつけ、磁気ディスク装置
のキャリッジに設けたターゲットにより反射された反射
光を受光素子で受光することにより、STWのアームと
磁気ディスク装置のキャリッジの相対変位を検出し、こ
の相対変位をキャンセルするように磁気ディスク装置の
内部アクチュエータの駆動制御を行ない、ヘッドの位置
決めを行なう非接触式のSTW及びその駆動方法も提案
されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のSTW
に使用されている外部アクチュエータでは、駆動部の軸
受にボールベアリングが使用されているため、必ず微小
なガタが存在し、位置決め精度を低下させてしまうとい
った問題点があった。ガタを小さくするためにボールベ
アリングの与圧を増加すると、摩擦トルクが増大してし
まい、定常偏差の悪化や応答性の低下が発生してしま
う。
【0011】さらに、回転移動量が非常に微小な領域に
なると、ボールベアリングは転動・摺動・弾性変形の複
合した挙動をするようになるため、制御系から見ると強
い非線形性及び非連続性が現れ、精密に制御しようとす
ればするほど安定性を確保できなくなる。
【0012】一方、静圧式のエアベアリングを外部アク
チュエータの軸受として使用した場合においては、摩擦
の問題は解決できるが、アクチュエータ自体が大型にな
り、小型化する磁気ディスク装置及びサーボトラックラ
イタに適用できないといった問題点がある。さらに、ベ
アリングの剛性が低下するため、弾性変位による精度低
下や耐振動特性が低下してしまう。
【0013】更に別の問題として、従来のSTWにおい
ては、ディスク媒体を回転させることにより磁気ディス
ク装置自身が振動発生源となり、磁気ディスク装置のキ
ャリッジやサスペンションに振動が励起される。STW
の外部アクチュエータにはこの振動を制御・抑制する手
段がないため、ヘッドの振動によりサーボトラック信号
の書き込み品質が低下してしまう。
【0014】そこで、耐振動特性を向上させるために、
外部アクチュエータの慣性を大きくすることが望まれる
が、その反面応答性の低下によるタクトタイムの増大を
招くとともに、STWの小型化に対する阻害要因となっ
てしまう。
【0015】更に別の問題として、磁気ディスク装置の
内部アクチュエータの固有振動周波数がディスク媒体の
回転数の整数倍に一致すると、共振により大きな振動が
発生してしまい、サーボトラック信号の書き込み品質を
劣化させてしまう。
【0016】そこで、従来のSTWにおいては、サーボ
トラック信号を書き込む際にディスク媒体の回転数を下
げる方向に調整し、共振が発生するのを避けるようにし
ていた。
【0017】しかし、近年の磁気ディスク装置は、ディ
スク媒体の回転により発生する空気流がヘッドスライダ
に作用して発生する正圧と負圧のバランスにより、ヘッ
ドスライダの浮上を行なうコンタクト・スタート・スト
ップ(CSS)方式であるため、ディスク媒体の回転数
を調整できる範囲が狭く、機種によっては調整が不可能
な状況が発生している。
【0018】また、共振を下げるためにディスク媒体の
回転数を下げると、サーボトラック信号の書き込みに要
する時間が長くなり、磁気ディスク装置の生産性を阻害
していた。
【0019】よって本発明の目的は、ディスク装置のヘ
ッドの位置決め精度及び位置決め応答速度を向上可能な
サーボトラックライタ及びその駆動方法を提供すること
である。
【0020】本発明の他の目的は、外来及びディスク装
置自体が発生する振動に対し、ディスク装置の内部アク
チュエータの振動を低減可能なサーボトラックライタ及
びその駆動方法を提供することである。
【0021】本発明の更に他の目的は、ディスク媒体の
回転数に依存するディスク装置の内部アクチュエータの
共振に対し、ディスク媒体の回転数を変更することなく
共振周波数を調整することのできるサーボトラックライ
タ及びその駆動方法を提供することである。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明の一つの側面によ
ると、ディスク媒体と、該ディスク媒体に対して情報の
リード/ライトを行なうヘッドと、回転可能に取り付け
られたキャリッジを有し、該ヘッドを前記ディスク媒体
に沿って移動させる内部アクチュエータとを含んだディ
スク装置の前記ディスク媒体にサーボトラック信号を書
き込むサーボトラックライタであって、前記キャリッジ
と実質上同一の回転軸を有するアームと、該アームを回
転する駆動ユニットと、前記アームに関連して設けられ
た固体変形素子と、前記アームに取り付けられ前記キャ
リッジに接触結合可能なイフェクタとを有する外部アク
チュエータと;前記内部アクチュエータを制御する内部
アクチュエータ制御ユニットと;前記外部アクチュエー
タを制御する外部アクチュエータ制御ユニットと;前記
固体変形素子を制御する固体変形素子制御ユニットと;
前記アームの位置を検出するアーム位置検出装置とを具
備し;前記固体変形素子は少なくとも第1セグメントと
第2セグメントに分割されており、前記第1セグメント
は前記キャリッジを微小に変位させるアクチュエータと
して動作し、前記第2セグメントは前記イフェクタの位
置を検出するセンサとして動作することを特徴とするサ
ーボトラックライタが提供される。
【0023】好ましくは、固体変形素子は圧電素子、圧
電樹脂、複合圧電素子、磁歪素子及び電歪素子からなる
群から選択される。好ましくは、イフェクタは固体変形
素子から構成される。
【0024】代替案として、固体変形素子はアームとイ
フェクタの間に設けられるか、或いはアームの少なくと
も一部が固体変形素子から構成される。
【0025】好ましくは、固体変形素子はチューブ形状
をした積層型固体変形素子であり、複数の第1セグメン
トと複数の第2セグメントに円周方向に交互に分割され
ている。第1セグメントがアクチュエータとして作用
し、第2セグメントがセンサとして作用する。
【0026】代替案として、固体変形素子は板厚方向に
分極方向を有する剪断型固体変形素子であり、第2セグ
メントが一対の第1セグメントの間に配置されている。
第1セグメントがアクチュエータとして作用し、第2セ
グメントがセンサとして作用する。
【0027】本発明の他の側面によると、ディスク装置
のキャリッジと実質上同一の回転軸を有するアームと、
該アームを回転する駆動ユニットと、前記アームに関連
して設けられた固体変形素子と、前記アームに取り付け
られ前記キャリッジに接触結合可能なイフェクタとを有
するサーボトラックライタの駆動方法であって、前記キ
ャリッジと前記イフェクタとが接触結合するように該キ
ャリッジを駆動し;アーム目標位置指令を入力して前記
アームを回転させ;前記アームの位置を検出し;検出し
たアーム位置がアーム目標位置に一致するように前記ア
ームの回転をフィードバック制御し;キャリッジ目標位
置指令を入力して前記固体変形素子の一部を駆動して前
記イフェクタを介して前記キャリッジを微小に移動さ
せ;前記固体変形素子の残部により前記イフェクタの前
記アームに対する相対位置を検出し;前記アーム位置と
前記イフェクタ相対位置からキャリッジ位置を検出し;
検出したキャリッジ位置がキャリッジ目標位置に一致す
るように前記固体変形素子の前記一部の駆動をフィード
バック制御する;ことを特徴とするサーボトラックライ
タの駆動方法が提供される。
【0028】アームは一定速度で回転するディスク媒体
に対してスパイラル軌道を描くように回転する。固体変
形素子は、スパイラル軌道に同期してイフェクタを各サ
ーボトラック位置において円軌道を描くように駆動す
る。
【0029】好ましくは、キャリッジの振動を固体変形
素子の残部により検出し、検出した振動を打ち消す方向
に固体変形素子の一部を駆動する。或いは、キャリッジ
の振動を固体変形素子の残部に電荷として蓄積し、この
電荷を固体変形素子の残部に接続された共振回路に流
し、ジュール熱として消費させることにより振動を低減
する。
【0030】更に他の代替案として、キャリッジとイフ
ェクタとの間の接触力を一定に保つようにキャリッジを
駆動し、これによりキャリッジに発生する振動を低減す
る。好ましくは、キャリッジとイフェクタの接触力を変
化させ、これによりキャリッジの共振周波数を変化させ
て共振が発生し難くする。
【0031】
【発明の実施の形態】まず図1の原理図を参照して、本
発明の構成について説明する。ディスク装置2の内部ア
クチュエータ4は、軸受部8を介して回転軸10回りに
回転可能なキャリッジ(アクチュエータアーム)6を有
している。
【0032】キャリッジ6の先端にはサスペンション1
2が固定され、サスペンション12の先端部には磁気ヘ
ッド14が搭載されている。内部アクチュエータ4はボ
イス・コイル・モータ(VCM)等の駆動ユニット16
により回転軸10回りに揺動する。これにより、磁気ヘ
ッド14はディスク媒体19の半径方向に移動される。
【0033】サーボトラックライタ(STW)18は外
部アクチュエータ20を有している。外部アクチュエー
タ20はVCM等の駆動ユニット26により軸受24を
介して回転軸10回りに回転駆動されるアーム22を有
している。
【0034】アーム22の先端部には固体変形素子から
構成されたイフェクタ28が固定されている。アーム2
2の先端位置はレーザエンコーダ等のアーム位置検出装
置30により検出される。
【0035】内部アクチュエータ4は内部アクチュエー
タ制御ユニット32により制御される。アーム位置検出
装置30の検出信号が外部アクチュエータ制御ユニット
34に入力され、外部アクチュエータ20が外部アクチ
ュエータ制御ユニット34により制御される。
【0036】固体変形素子制御ユニット36には、アー
ム位置検出装置30で検出したアーム22の先端位置信
号とイフェクタ28のセンサ部で検出した信号が入力さ
れ、固体変形素子制御ユニット36がイフェクタ28の
アクチュエータ部を駆動する。
【0037】内部アクチュエータ制御ユニット32、外
部アクチュエータ制御ユニット34及び固体変形素子制
御ユニット36はコンピュータ38に接続され、コンピ
ュータ38により制御される。
【0038】固体変形素子からなるイフェクタ28は少
なくとも第1セグメントと第2セグメントに分割されて
おり、第1セグメントはキャリッジ6を微小に変位させ
るアクチュエータとして動作し、第2セグメントはイフ
ェクタ28の位置を検出するセンサとして動作する。
【0039】サーボトラック信号書き込み時には、内部
アクチュエータ4のキャリッジ6をイフェクタ28に接
触するように配置し、内部アクチュエータ4の駆動ユニ
ット16にバイアス電流を印加して、キャリッジ6をイ
フェクタ28に押し付ける。
【0040】コンピュータ38から外部アクチュエータ
制御ユニット34にアーム目標位置を入力し、このアー
ム目標位置に応じて、駆動ユニット26がアーム22を
回転駆動する。アーム位置検出装置30でアーム22の
先端位置を検出し、検出したアーム先端位置が目標位置
に一致するように駆動ユニット26をフィードバック制
御する。
【0041】アーム22の先端部に固定された固体変形
素子からなるイフェクタ28は内部アクチュエータ4の
キャリッジ6を微小に移動させるアクチュエータとして
作動するとともに、キャリッジ6の位置を検出するセン
サとしても作動する。
【0042】コンピュータ38から固体変形素子制御ユ
ニット36にキャリッジ目標位置を入力し、固体変形素
子制御ユニット36がイフェクタ28のアクチュエータ
部を駆動し、キャリッジ6を微小に移動させる。
【0043】キャリッジ6の位置はイフェクタ28のセ
ンサ部により検出され、この検出信号は固体変形素子制
御ユニット36にフィードバックされる。固体変形素子
制御ユニット36はイフェクタ28のセンサ部で検出し
たキャリッジ6の位置が目標位置に一致するようにイフ
ェクタ28のアクチュエータ部を制御する。
【0044】これにより、磁気ヘッド14がディスク媒
体19の目標トラックに精密に位置決めされ、磁気ディ
スク装置2に接続されたサーボトラック信号書き込み回
路21(図2参照)により、位置決めされたトラックに
磁気ヘッド14がサーボトラック信号を書き込む。
【0045】図2を参照すると、図1に示した原理構成
図をより具体的にした本発明実施形態の概略構成図が示
されている。図1に示した構成部分と同一構成部分につ
いては同一符号が付されている。
【0046】磁気ディスク装置2のハウジング(エンク
ロージャ)3内には複数のディスク媒体19が図示しな
いスピンドルモータで回転可能に収容されている。磁気
ディスク装置2の内部アクチュエータ4の駆動ユニット
16はVCMから構成され、キャリッジ6に搭載された
コイル16aとハウジング3に固定された磁気回路16
bとを含んでいる。内部アクチュエータ4は駆動ユニッ
ト16により矢印17方向に回転駆動される。
【0047】サーボトラックライタ18は磁気ディスク
装置2の下側で、イフェクタ28が1番下のキャリッジ
6に係合するように配置される。サーボトラックライタ
18の外部アクチュエータ20の駆動ユニット26もV
CMから構成され、アーム22を回転軸10回りに矢印
27方向に回転する。
【0048】アーム22の先端部に固定されたイフェク
タ28は圧電素子等の固体変形素子から構成されてい
る。圧電樹脂、複合圧電素子、磁歪素子及び電歪素子等
の他の固体変形素子も採用可能である。
【0049】固体変形素子からなるイフェクタ28は複
数の第1セグメントと、複数の第2セグメントに円周方
向に交互に分割されており、第1セグメントはアクチュ
エータとして作動し、第2セグメントはセンサとして作
動する。イフェクタ28は矢印29方向に駆動され、磁
気ディスク装置2の1番下側のキャリッジ6を微小に移
動させる。
【0050】図3は固体変形素子の配置の仕方を示す実
施形態であり、この実施形態によると図2に示した実施
形態と同様にイフェクタ28を固体変形素子から構成
し、キャリッジ6にイフェクタ28を接触させる。
【0051】図4は固体変形素子の他の配置の仕方を示
す図であり、この実施形態によると、固体変形素子42
を外部アクチュエータ20のアーム22とイフェクタ4
0の間に配置する。
【0052】図5は固体変形素子の更に他の配置の仕方
を示す図であり、この実施形態によると、外部アクチュ
エータ20のアーム44を固体変形素子46と補強部材
48から構成する。
【0053】補強部材48としては、ステンレス鋼又は
アルミニウム合金等の弾性体が採用可能である。固体変
形素子46の強度が十分の場合には、アーム44全体を
固体変形素子46から形成しても良い。
【0054】図3乃至図5の固体変形素子の配置の仕方
から明らかなように、本発明の固体変形素子の配置の仕
方は柔軟度があるものであり、固体変形素子は外部アク
チュエータのアームに作動的に関連して設けられていれ
ば良い。
【0055】図6を参照すると、アーム22とキャリッ
ジ6の非接触結合の実施形態が示されている。アーム2
2には固体変形素子42を介してブロック43が固定さ
れており、ブロック43には発光素子50と受光素子5
2が搭載されている。
【0056】内部アクチュエータ4のキャリッジ6には
ターゲット54が取りつけられており、発光素子50か
らターゲット54に向けて光ビームを出射し、ターゲッ
ト54で反射された反射ビームを受光素子52で検出す
る。
【0057】これにより、アーム22とキャリッジ6の
相対変位を検出し、この相対変位をキャンセルするよう
に外部アクチュエータ20、固体変形素子42及び内部
アクチュエータ4を同時に駆動する。
【0058】図7は本発明に採用可能な煎断型圧電素子
56の一例を示している。煎断型圧電素子56は板厚方
向に分極方向を有しており、両側に配置された一対のア
クチュエータ部56aと、アクチュエータ部56aに挟
まれたセンサ部56bを有している。
【0059】アクチュエータ部56aとセンサ部56b
は圧電素子制御ユニット58に接続され、制御ユニット
58により制御される。この煎断型板形状圧電素子56
では、アクチュエータとして使用する場合には大きな変
位が発生でき、センサとして使用する場合には外力に対
する感度の向上が可能となる。
【0060】図8は本発明に採用可能な積層型圧電素子
60の一例を示している。この圧電素子60では、圧電
素子積層方向と直交する方向に複数のアクチュエータ部
60aと、隣接するアクチュエータ部60aの間のセン
サ部60bに分割している。
【0061】図示するように、対向するアクチュエータ
部60a間に電圧を印加し、印加電圧を制御することに
よりあらゆる方向の変位が可能となる。圧電素子60を
アクチュエータとして使用する場合には、発生力及び応
答性の向上が可能となり、センサとして使用する場合に
は変位に対する感度及び応答性の向上が可能となる。
【0062】図9(A)を参照すると、本発明に採用可
能なチューブ形状積層型圧電素子62の実施形態が示さ
れている。この圧電素子62では4つのアクチュエータ
部62aと、4つのセンサ部62bが交互に配列される
ようにチューブ形状圧電素子を円周方向に8分割してい
る。そして、センサ部62bがキャリッジ6と接触する
ように配置する。
【0063】このような構成及び配置を採用することに
より、キャリッジ6と接する側及びその反対側の2つの
センサ部62bでキャリッジ6の変位を検出し、残りの
2つのセンサ部62bで干渉方向の誤差変位を検出する
ことが可能となる。
【0064】本実施形態のチューブ形状圧電素子62で
は、センサ部62bをアクチュエータ部62aに対して
小さくなるような不均等な分割とし、アクチュエータ部
62aに対する圧電素子62内での負荷剛性の影響を小
さくしている。
【0065】一つのセンサ部62bをキャリッジ6に接
触するように配置し、キャリッジ6側の2つのアクチュ
エータ部62aが縮み、反対側の2つのアクチュエータ
部62aが伸びるように電圧を印加すると、チューブ型
圧電素子62はキャリッジ6側に屈曲して正方向の変位
が得られ、印加電圧を反転すれば逆方向の変位が得られ
る。この様子が図9(B)に矢印63で示されている。
【0066】好ましくは、チューブ型圧電素子62に金
属或いは樹脂によるケーシングを施し、耐衝撃性、絶縁
性及び耐候性の向上を図るのが良い。本実施形態のチュ
ーブ形状圧電素子62においても、図8の実施形態に示
すように電圧を印加し、印加電圧を制御することにより
あらゆる方向の変位が可能となる。
【0067】現在、サーボトラックライタにおけるヘッ
ドの位置決め精度は数nm程度である。しかし、近年の
トラック密度の急速な増大に対応するためには、数年後
にはサブnmオーダーの位置決め精度が要求されるもの
と考えられる。
【0068】チューブ型圧電素子62の外径を、直径φ
=6mm、長さL=10mm、厚さt=2mm程度と
し、駆動電圧100Vを印加した場合、約1μmの水平
変位が発生できる。よって、制御分解能を5mVとする
と、0.05nm程度の変位分解能が確保できることに
なる。また、圧電素子62の固有周波数は約10kHz
となる。
【0069】これらの値は、サーボパターンを書き込む
トラックピッチが約1μm、キャリッジ6の固有周波数
が4kHz付近であることを考えると、十分な値であ
り、圧電素子62の形状や大きさを適当に設計するここ
とにより、特性を改善することも可能である。
【0070】次に、図10及び図11(A)〜図11
(C)を参照して、本発明のサーボトラックライタ駆動
方法を説明する。外部アクチュエータ20はディスク媒
体19の外周から中心(又は中心から外周)に向かって
ディスク媒体19の回転と同期させつつ、アーム22を
一定速度で移動させ、アーム22のイフェクタ28取付
部がディスク媒体19に対してスパイラル状の軌跡64
を描くように駆動する。
【0071】図11(A)が外部アクチュエータ20の
アーム22の軌道を示している。横軸は時間、縦軸はト
ラック横断方向である。図11(B)はイフェクタ28
のアーム22に対する相対軌道であり、一定速度で移動
するアーム22に対してイフェクタ28は往復運動をす
るように駆動される。
【0072】このようにアーム22及びイフェクタ28
を駆動すると、キャリッジ6及びキャリッジに搭載され
たヘッド14はディスク媒体19に対して同心円66を
描くように駆動される。
【0073】図11(C)がキャリッジ6の絶対軌道を
示しており、mはキャリッジ6の移動時であり、sはキ
ャリッジ6の停止時を表している。キャリッジ6の停止
時に、ヘッド14がディスク媒体19に同心円状のサー
ボトラックパターンを書き込む。
【0074】次に、本発明のサーボトラックライタの駆
動方法について図12を参照して説明する。従来のサー
ボトラックライタの駆動方法では、まず、内部アクチュ
エータにバイアス電流を印加してキャリッジを外部アク
チュエータのイフェクタに一定力で押し付ける。
【0075】外部アクチュエータはそのアームを駆動し
てキャリッジをサーボトラックパターンを書き込む位置
まで移動・位置決めし,サーボトラックパターン書き込
み時は駆動を停止する。
【0076】このように、外部アクチュエータのアーム
及び内部アクチュエータのキャリッジが一体となり、間
欠運動を行なっている。しかし、間欠運動により振動が
発生したり、整定時間(許容整定偏差内に収束するまで
の時間)の短縮が困難であるという問題があった。
【0077】本発明の駆動方法によると、図11(A)
に示すように、外部アクチュエータ20のアーム22は
等速度の連続動作になるため、従来装置のような外部ア
クチュエータの間欠動作に起因する振動の発生が防止さ
れる。
【0078】さらに、各トラックへの位置決めのために
必要となる間欠動作は、応答性の高い固体変形素子によ
り行なわれるため、ディスク装置のヘッドの位置決め応
答速度の向上が可能となる。
【0079】図12のブロック図に示すように、本実施
形態のサーボトラックライタ駆動回路は、外部アクチュ
エータ駆動ユニット70と圧電素子駆動ユニット76か
ら構成される。
【0080】外部アクチュエータ駆動ユニット70は、
アーム制御器72と、アーム駆動回路74と、アーム2
2と、位置検出部30を含んでいる。圧電素子駆動ユニ
ット76は、制御器78と、駆動回路80と、アクチュ
エータ部62aとセンサ部62bを有する圧電素子62
と、補正テーブル82を含んでいる。
【0081】まず、アーム制御器72に単調増加するア
ーム22の目標位置r1を与える。この目標位置r1と
位置検出部30で検出したアーム22の位置との偏差e
1を求める。
【0082】アーム制御器72はこの偏差e1に基づき
指令値u1を作製し、アーム駆動回路74に入力する。
アーム駆動回路74はこの指令値u1に基づいてアーム
22を駆動する。
【0083】即ち、外部アクチュエータ駆動ユニット7
0は、位置検出部30で検出したアーム22の位置がア
ーム目標位置r1に一致するようにアーム22の駆動を
フィードバック制御する。
【0084】次に、圧電素子62のアクチュエータ部6
2aの目標位置にキャリッジ6の目標停止位置r2を入
力する。この目標停止位置と、圧電素子62のセンサ部
62bから得た変位信号と外部アクチュエータ駆動ユニ
ット70で検出したアーム位置の和との偏差e2を求め
る。
【0085】この偏差e2に基づき制御部78で指令値
u2を作製し、駆動回路80に入力する。駆動回路80
はこの指令値u2に基づいて、圧電素子62のアクチュ
エータ部62aを駆動する。
【0086】即ち、圧電素子駆動ユニット76は、圧電
素子62のセンサ部62bで検出したアーム22に対す
る圧電素子62の相対位置と、外部アクチュエータ駆動
ユニット70で検出したアーム位置との和からキャリッ
ジ位置を求め、このキャリッジ位置がキャリッジ目標停
止位置r2に一致するように、圧電素子62のアクチュ
エータ部62aを駆動する。
【0087】このような制御を行なうと、図11(A)
〜図11(C)に示したような動きとなる。圧電素子6
2は外部アクチュエータ20より応答が早いため、キャ
リッジ6がトラック間を移動時は、圧電素子62のアク
チュエータ部62aは外部アクチュエータ20と同方向
に移動し、先に目標位置に到達する。
【0088】キャリッジ6の移動停止時は、圧電素子6
2のアクチュエータ部62aは外部アクチュエータ20
と逆方向に移動し、絶対座標で見ると図11(C)に示
すようにキャリッジ6が停止するように動作する。
【0089】このような外部アクチュエータ20による
粗動と圧電素子62による微動を組み合わせることによ
り、磁気ディスク装置のキャリッジ6及びヘッド14の
高速移動及び低振動精密位置決めが可能となる。
【0090】ところで、圧電素子は一般的にヒステリシ
スを持つが、その歪量が非常に小さい範囲での使用にお
いては線形性を有し、センサ部は変位に比例した電圧を
発生する。
【0091】しかし、予め変位と電圧の関係を測定して
補正テーブルを作製し、センサ部で検出した変位の補正
を行なうことにより、ヒステリシス成分を低減可能であ
り、十分な検出・制御精度を確保することができる。図
2に示したブロック図では、補正テーブル82でセンサ
部62bの検出変位を補正している。
【0092】図13を参照すると、圧電素子62をダン
パーとして用いた実施形態が示されている。キャリッジ
6は磁気ディスク装置のスピンドルモータの回転振動な
どの外乱により振動し、同時にキャリッジ6に接触して
いるイフェクタ28も振動する。
【0093】現在主流となっている磁気ディスク装置の
スピンドルモータ回転周波数は約100Hz程度であ
り、内部アクチュエータ4のキャリッジ6及びサスペン
ション12の共振周波数は約4kHz程度である。ここ
では、これらの振動を低減するように構成した例につい
て説明する。
【0094】パッシブダンパー94は圧電素子62に接
続した共振回路96により構成される。振動により圧電
素子62には電荷が発生するが、この電荷を接続した共
振回路96に流し、ジュール熱として消費させ、振動を
減衰させる。
【0095】減衰させる周波数は、共振回路96の回路
構成によっていろいろな周波数特性にできるが、ここで
はローパスフィルタの周波数特性とし、3〜5kHzに
ある内部アクチュエータ4の共振を減衰させるようにし
た。
【0096】アクティブダンパー84はキャリッジ6の
振動を検出する変位センサ86と、周波数検出器88
と、制御器90と、駆動回路92を含んでいる。例え
ば、変位センサ86は圧電素子62のセンサ部62bで
構成する。
【0097】まず、キャリッジ6の振動を変位センサ8
6で検出する。周波数検出器88で変位センサ86で検
出した振動成分の中で特に大きな周波数又は周波数帯を
抽出する。
【0098】制御器90では、この周波数の振動を抑え
るような逆位相の時間波形を生成する。この波形をもと
に実際に駆動回路92で圧電素子62のアクチュエータ
部62aに電圧を加えキャリッジ6の振動を抑制する。
【0099】アクティブダンパー84においても、周波
数検出器88の感度を調整することで抑える周波数又は
周波数帯を選ぶことができるが、ここでは、低域に存在
するスピンドルモータ回転周波数(約100Hz)を抑
えるためのノッチフィルタとなるように構成した。
【0100】このようにパッシブダンパー94でキャリ
ッジ6及びサスペンション12の4kHz前後の共振周
波数を減衰させ、アクティブダンパー84で約100H
z前後のスピンドルモータ回転周波数を減衰させること
で、広い周波数帯の減衰効果が得られる。
【0101】キャリッジ6とイフェクタ28の接触剛性
は、図14の模式図に示すように現され、下記の式
(1)のようになる。
【0102】f=kΔx・・・(1) ここで、f:接触力 k:接触剛性 Δx:物体間位置偏差(x1−x2) (1)式は、下記の(2)式のように変形できる。
【0103】Δx=f/k・・・(2) よって、(1)式の力を(2)式の位置偏差に変換でき
るため、接触剛性から位置制御を行なうことができる。
ここで、kを希望の値に設定することで、あたかも接触
剛性が変化したようにできる。
【0104】これをモデル化すると図15に示すように
なり、次式を得る。
【0105】 m(d2x1/dt2)=−k1x1−k(x1−x2)+F・・・(3) M(d2x2/dt2)=−k(x2−x1)−k2x2・・・(4) 図15において、k1は内部アクチュエータ4のバネ定
数、k2は外部アクチュエータ20のバネ定数である。
また、mはキャリッジ6の質量、Mは外部アクチュエー
タ20の質量である。
【0106】図16を参照すると、力制御によるサーボ
トラックライタ駆動方法のブロック図が示されている。
キャリッジ6と圧電素子からなるイフェクタ28の目標
接触力を制御器98に入力し、駆動回路100はこの目
標接触力に基づいて内部アクチュエータのキャリッジ6
を駆動する。
【0107】キャリッジ6とイフェクタ28の接触力は
圧電素子のセンサ部62bで検出され、検出接触力が目
標接触力に一致するようにキャリッジ6の駆動をフィー
ドバック制御する。
【0108】図17を参照すると、接触剛性を変更する
ためのブロック図が示されている。圧電素子のセンサ部
62bは内部アクチュエータ4のキャリッジ6と接触し
ているため、接触力に比例した電圧を発生する。
【0109】しかし、圧電素子にはヒステリシスが存在
するため、予め電圧−力の関係を測定して作製した補正
テーブル102によって圧電素子のセンサ部62bの出
力電圧を補正する。
【0110】このようにして求めた接触力fを、Δx=
f/k´の関係から、変位Δxに変換する。k´は、希
望する共振周波数に対応したバネ定数である。ここで得
られた変位Δxに対し、制御器98及び駆動回路100
を使用して内部アクチュエータ4のキャリッジ6の位置
制御を行なう。このように、接触剛性を実際のkから希
望するk´に変更することにより、共振周波数を変化さ
せることができる。
【0111】接触剛性の変更による共振周波数調整のシ
ミュレーション結果を図18(A)〜図18(D)に示
す。シミュレーションは図15及び式(3),式(4)
を元に行なった。これらの図において、横軸は振動数
(Hz)であり、縦軸は振幅を示している。
【0112】図18(A)は接触剛性kがない場合の、
即ちキャリッジ6とアーム22が接触していない場合
の、mが1自由度系の変位出力である。図18(B)は
同様に接触剛性kがない場合の、Mが1自由度系の変位
出力である。
【0113】図18(C)は接触剛性kを用いてmとM
を連結し、2自由度系になった場合のmの変位出力であ
る。1自由度系から2自由度系に変化すると、共振周波
数が変化することが分かる。接触剛性kの値を10倍に
した結果が図18(D)である。
【0114】以上のシミュレーション結果から、接触剛
性kの値を変えることで自由に共振周波数を変更できる
ことが分かる。このように、シミュレーションによって
適切な共振周波数が得られる接触剛性kを選び、磁気デ
ィスク装置に適用して共振周波数の制御を行なうことに
より、スピンドルモータ回転周波数や機構部共振なども
考慮してサーボトラックライタとしての適切な振動状態
を得ることができる。
【0115】以上説明した実施形態においては、固体変
形素子として圧電素子を用いた例について説明したが、
固体変形素子としてポリフッ化ビニリデン(PVDF)
等の圧電樹脂、複合圧電素子又は磁歪素子を用いても良
い。ある条件においては、光歪素子の使用も可能であ
る。
【0116】また、センサ部の出力を補正テーブルによ
り補正したが、Pb(Mg1/3Nb2 /303(PMN)や
ニオブ酸リチウム(LiNbO3)単結晶を使用すれ
ば、補正テーブルを用いなくても良い。
【0117】同様に、固体変形素子の駆動制御に関して
は、印加電圧と変位量に関しての補正テーブルを予め作
製しておけば、オープンループ制御も可能である。線形
性の良いPMN等の電歪素子やニオブ酸リチウム(Li
NbO3)単結晶を使用すれば、センサを用いずにオー
プンループ制御が可能である。
【0118】固体変形素子はチューブ型に限定されるも
のではなく、用途に応じてユニモルフ型、バイモルフ
型、マルチモルフ型、積層型、ハニカム型、キュービッ
クトライポッド型などを用いても良い。
【0119】固体変形素子をアクチュエータ部とセンサ
部に分割した例について説明したが、センサ部を設けず
に歪ゲージ等により固体変形素子の変形を検出するよう
にしても良い。さらに、センサとしてレーザ式、渦電流
式、静電容量式等の非接触式センサを用いるようにして
も良い。
【0120】本発明は以下の付記を含むものである。
【0121】(付記1) ディスク媒体と、該ディスク
媒体に対して情報のリード/ライトを行なうヘッドと、
回転可能に取り付けられたキャリッジを有し、該ヘッド
を前記ディスク媒体に沿って移動させる内部アクチュエ
ータとを含んだディスク装置の前記ディスク媒体にサー
ボトラック信号を書き込むサーボトラックライタであっ
て、前記キャリッジと実質上同一の回転軸を有するアー
ムと、該アームを回転する駆動ユニットと、前記アーム
に関連して設けられた固体変形素子と、前記アームに取
り付けられ前記キャリッジに接触結合可能なイフェクタ
とを有する外部アクチュエータと;前記内部アクチュエ
ータを制御する内部アクチュエータ制御ユニットと;前
記外部アクチュエータを制御する外部アクチュエータ制
御ユニットと;前記固体変形素子を制御する固体変形素
子制御ユニットと;前記アームの位置を検出するアーム
位置検出装置とを具備し;前記固体変形素子は少なくと
も第1セグメントと第2セグメントに分割されており、
前記第1セグメントは前記キャリッジを微小に変位させ
るアクチュエータとして動作し、前記第2セグメントは
前記イフェクタの位置を検出するセンサとして動作する
ことを特徴とするサーボトラックライタ。
【0122】(付記2) 前記固体変形素子は圧電素
子、圧電樹脂、複合圧電素子、磁歪素子及び電歪素子か
らなる群から選択される付記1記載のサーボトラックラ
イタ。
【0123】(付記3) 前記イフェクタは前記固体変
形素子から構成される付記1記載のサーボトラックライ
タ。
【0124】(付記4) 前記固体変形素子は前記アー
ムと前記イフェクタの間に設けられている付記1記載の
サーボトラックライタ。
【0125】(付記5) 前記アームの少なくとも一部
が前記固体変形素子から構成される付記1記載のサーボ
トラックライタ。
【0126】(付記6) 前記固体変形素子はチューブ
形状をした積層型固体変形素子であり、複数の第1セグ
メントと複数の第2セグメントに円周方向に交互に分割
されている付記1記載のサーボトラックライタ。
【0127】(付記7) 前記固体変形素子は板圧方向
に分極方向を有する剪断型固体変形素子であり、前記第
2セグメントが一対の前記第1セグメントの間に配置さ
れている付記1記載のサーボトラックライタ。
【0128】(付記8) ディスク装置のキャリッジと
実質上同一の回転軸を有するアームと、該アームを回転
する駆動ユニットと、前記アームに関連して設けられた
固体変形素子と、前記アームに取り付けられ前記キャリ
ッジに接触結合可能なイフェクタとを有するサーボトラ
ックライタの駆動方法であって、前記キャリッジと前記
イフェクタとが接触結合するように該キャリッジを駆動
し;アーム目標位置指令を入力して前記アームを回転さ
せ;前記アームの位置を検出し;検出したアーム位置が
アーム目標位置に一致するように前記アームの回転をフ
ィードバック制御し;キャリッジ目標位置指令を入力し
て前記固体変形素子の一部を駆動して前記イフェクタを
介して前記キャリッジを微小に移動させ;前記固体変形
素子の残部により前記イフェクタの前記アームに対する
相対位置を検出し;前記アーム位置と前記イフェクタ相
対位置からキャリッジ位置を検出し;検出したキャリッ
ジ位置がキャリッジ目標位置に一致するように前記固体
変形素子の前記一部の駆動をフィードバック制御する;
ことを特徴とするサーボトラックライタの駆動方法。
【0129】(付記9) 前記アームの回転は一定速度
で回転するディスク媒体に対してスパイラル軌道を描く
ような回転であり、前記固体変形素子は前記スパイラル
軌道に同期して前記イフェクタを各サーボトラック位置
において円軌道を描くように駆動する付記8記載のサー
ボトラックライタの駆動方法。
【0130】(付記10) 前記キャリッジの振動を前
記固体変形素子の前記残部により検出し、検出した振動
を打ち消す方向に前記固体変形素子の前記一部を駆動す
るステップを更に具備した付記8記載のサーボトラック
ライタの駆動方法。
【0131】(付記11) 前記キャリッジの振動を前
記固体変形素子の前記残部に電荷として蓄積し、この電
荷を前記固体変形素子の前記残部に接続された共振回路
に流し、ジュール熱として消費させるステップを更に具
備した付記8記載のサーボトラックライタの駆動方法。
【0132】(付記12) 前記キャリッジの駆動ステ
ップは前記キャリッジと前記イフェクタとの間の接触力
を一定に保つような駆動であり、これにより前記キャリ
ッジに発生する振動を低減する付記8記載のサーボトラ
ックライタの駆動方法。
【0133】(付記13) 前記キャリッジと前記イフ
ェクタの接触力を変化させ、前記キャリッジの共振周波
数を変化させるステップを更に具備した付記12記載の
サーボトラックライタの駆動方法。
【0134】
【発明の効果】本発明は以上詳述したように構成したの
で、ディスク装置のヘッドの位置決め精度及び位置決め
応答速度を向上可能なサーボトラックライタ及びその駆
動方法を提供することができる。さらに、外来及びディ
スク装置自体が発生する振動に対し、サーボトラックラ
イタ駆動時のディスク装置の内部アクチュエータの振動
を低減できる。
【0135】さらにまた、ディスク媒体の回転数に依存
するディスク装置の内部アクチュエータの共振に対し、
ディスク媒体の回転数を変更することなくサーボトラッ
クライタ駆動時の内部アクチュエータの共振周波数を調
整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明実施形態の概略構成図である。
【図3】固体変形素子の配置の仕方を示す図である。
【図4】固体変形素子の他の配置の仕方を示す図であ
る。
【図5】固体変形素子の更に他の配置の仕方を示す図で
ある。
【図6】外部アクチュエータのアームと内部アクチュエ
ータのキャリッジの非接触結合状態を示す図である。
【図7】煎断型圧電素子を示す図である。
【図8】積層型圧電素子を示す図である。
【図9】図9(A)はチューブ形状積層型圧電素子を示
す図であり、図9(B)はその変形の仕方を示す図であ
る。
【図10】本発明のサーボトラックライタ駆動方法説明
図である。
【図11】図11(A)〜図11(C)は本発明のサー
ボトラックライタ駆動方法を説明する図であり、図11
(A)はアームの絶対軌道を、図11(B)はアームに
対する圧電素子の相対軌道を、図11(C)は圧電素子
の絶対軌道、即ち内部アクチュエータのキャリッジの絶
対軌道をそれぞれ示している。
【図12】本発明実施形態のサーボトラックライタ駆動
回路のブロック図である。
【図13】キャリッジの振動を減衰可能な実施形態のブ
ロック図である。
【図14】接触剛性の模式図である。
【図15】力学的モデルを示す図である。
【図16】力制御による駆動方法ブロック図である。
【図17】接触剛性を変更するための力制御ブロック図
である。
【図18】図18(A)〜図18(D)は接触剛性の変
更による共振周波数調整のシミュレーション結果を示す
図である。
【符号の説明】
2 磁気ディスク装置 4 内部アクチュエータ 6 キャリッジ(アクチュエータアーム) 12 サスペンション 14 ヘッド 16 駆動ユニット 18 サーボトラックライタ(STW) 19 ディスク媒体 20 外部アクチュエータ 22 アーム 26 駆動ユニット 28 イフェクタ 30 アーム位置検出装置 32 内部アクチュエータ制御ユニット 34 外部アクチュエータ制御ユニット 36 固体変形素子制御ユニット 56 板形状煎断型圧電素子 60 積層型圧電素子 62 チューブ形状積層型圧電素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 尾崎 行雄 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 5D042 LA01 MA01 MA15 5D088 BB01 5D096 NN03 NN08 WW02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク媒体と、該ディスク媒体に対し
    て情報のリード/ライトを行なうヘッドと、回転可能に
    取り付けられたキャリッジを有し、該ヘッドを前記ディ
    スク媒体に沿って移動させる内部アクチュエータとを含
    んだディスク装置の前記ディスク媒体にサーボトラック
    信号を書き込むサーボトラックライタであって、 前記キャリッジと実質上同一の回転軸を有するアーム
    と、該アームを回転する駆動ユニットと、前記アームに
    関連して設けられた固体変形素子と、前記アームに取り
    付けられ前記キャリッジに接触結合可能なイフェクタと
    を有する外部アクチュエータと;前記内部アクチュエー
    タを制御する内部アクチュエータ制御ユニットと;前記
    外部アクチュエータを制御する外部アクチュエータ制御
    ユニットと;前記固体変形素子を制御する固体変形素子
    制御ユニットと;前記アームの位置を検出するアーム位
    置検出装置とを具備し;前記固体変形素子は少なくとも
    第1セグメントと第2セグメントに分割されており、前
    記第1セグメントは前記キャリッジを微小に変位させる
    アクチュエータとして動作し、前記第2セグメントは前
    記イフェクタの位置を検出するセンサとして動作するこ
    とを特徴とするサーボトラックライタ。
  2. 【請求項2】 前記固体変形素子は圧電素子、圧電樹
    脂、複合圧電素子、磁歪素子及び電歪素子からなる群か
    ら選択される請求項1記載のサーボトラックライタ。
  3. 【請求項3】 前記固体変形素子はチューブ形状をした
    積層型固体変形素子であり、複数の第1セグメントと複
    数の第2セグメントに円周方向に交互に分割されている
    請求項1記載のサーボトラックライタ。
  4. 【請求項4】 ディスク装置のキャリッジと実質上同一
    の回転軸を有するアームと、該アームを回転する駆動ユ
    ニットと、前記アームに関連して設けられた固体変形素
    子と、前記アームに取り付けられ前記キャリッジに接触
    結合可能なイフェクタとを有するサーボトラックライタ
    の駆動方法であって、 前記キャリッジと前記イフェクタとが接触結合するよう
    に該キャリッジを駆動し;アーム目標位置指令を入力し
    て前記アームを回転させ;前記アームの位置を検出し;
    検出したアーム位置がアーム目標位置に一致するように
    前記アームの回転をフィードバック制御し;キャリッジ
    目標位置指令を入力して前記固体変形素子の一部を駆動
    して前記イフェクタを介して前記キャリッジを微小に移
    動させ;前記固体変形素子の残部により前記イフェクタ
    の前記アームに対する相対位置を検出し;前記アーム位
    置と前記イフェクタ相対位置からキャリッジ位置を検出
    し;検出したキャリッジ位置がキャリッジ目標位置に一
    致するように前記固体変形素子の前記一部の駆動をフィ
    ードバック制御する;ことを特徴とするサーボトラック
    ライタの駆動方法。
  5. 【請求項5】 前記アームの回転は一定速度で回転する
    ディスク媒体に対してスパイラル軌道を描くような回転
    であり、 前記固体変形素子は前記スパイラル軌道に同期して前記
    イフェクタを各サーボトラック位置において円軌道を描
    くように駆動する請求項4記載のサーボトラックライタ
    の駆動方法。
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