JP2002304722A - 垂直磁気記録媒体及びその製造方法並びに磁気記憶装置 - Google Patents

垂直磁気記録媒体及びその製造方法並びに磁気記憶装置

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JP2002304722A
JP2002304722A JP2001109006A JP2001109006A JP2002304722A JP 2002304722 A JP2002304722 A JP 2002304722A JP 2001109006 A JP2001109006 A JP 2001109006A JP 2001109006 A JP2001109006 A JP 2001109006A JP 2002304722 A JP2002304722 A JP 2002304722A
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Noel Abara Ii
ノエル アバラ イー
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、垂直磁気記録媒体及びその製造方
法並びに磁気記憶装置に関し、媒体SNRを大幅に向上
することを目的とする。 【解決手段】 垂直磁気記録媒体は、基板と、Co又は
Co系の合金からなる磁性層と、基板と磁性層との間に
設けられた下地層とを備え、下地層は、磁性層のc軸が
磁性層の面内方向に対して略垂直となるように、FCC
L1又はFCTL1結晶構造を有し、(111)面
のテクスチャを有する規則金属間材料からなるように構
成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は垂直磁気記録媒体及
びその製造方法並びに磁気記憶装置に関し、特に磁性層
の所望の成長を促進する下地層を備えた垂直磁気記録媒
体、そのような垂直磁気記録媒体を製造する製造方法、
及びそのような垂直磁気記録媒体を用いる磁器記憶装置
に関する。
【0002】垂直磁気記録媒体は、その高密度ビットの
熱安定性から、高密度記録を実現し得る媒体として期待
されている。水平磁気記録媒体と比較すると、垂直磁気
記録媒体は高線密度に対して好ましい減磁界を有する。
【0003】
【従来の技術】代表的な垂直磁気記録媒体は、通常ガラ
スセラミックからなる基板と、CoCr又はTiからな
るシード層と、Co系の合金からなり情報が書き込まれ
る磁性層と、C又はダイヤモンドライクC(DLC)か
らなる上側層と、上側層上に設けられた有機物潤滑材層
とからなる。
【0004】他の代表的な垂直磁気記録媒体は、Co系
の合金からなる磁性層の下に軟磁性層を備えた二重磁性
層構造を有する。軟磁性層は、通常NiFe又はFeS
iAlからなる。
【0005】水平磁気記録媒体の場合と同様に、垂直磁
気記録媒体の媒体ノイズは、磁性層を構成するCo系の
合金のCr偏析を促進させ、粒子間の交換結合を減少さ
せることで低減可能である。媒体ノイズを低減するに
は、磁性層の粒子サイズ及び粒子サイズ分布を減少さ
せ、磁性層の(0002)面の成長を促進させるCoC
rやTi等の材料からなるシード層を適切に使用するこ
とも必要である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の垂直磁
気記録媒体は、粒子サイズ及び粒子サイズ分布を制御又
は大幅に減少させる手段を備えておらず、媒体信号対雑
音比(SNR)を大幅に向上させることは難しいという
問題があった。
【0007】従って、本発明は、媒体SNRを大幅に向
上可能な垂直磁気記録媒体及びその製造方法並びに磁気
記憶装置を実現することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、基板と、
Co又はCo系の合金からなる磁性層と、該基板と該磁
性層との間に設けられた下地層とを備え、該下地層は、
該磁性層のc軸が該磁性層の面内方向に対して略垂直と
なるように、FCCL1又はFCTL1結晶構造を
有し、(111)面のテクスチャを有する規則金属間材
料からなることを特徴とする垂直磁気記録媒体によって
達成できる。
【0009】上記の課題は、ベース層と、Co又はCo
系の合金からなる磁性層と、該ベース層と該磁性層との
間に設けられた下地層とを含む垂直磁気記録媒体を製造
する製造方法であって、FCCL1又はFCTL1
結晶構造を有し、(111)面のテクスチャを有する規
則金属間材料からなる前記下地層を、ガラス又は酸化さ
れたNiPからなる前記ベース層上に、約140℃から
約180℃の成膜温度で形成するステップを含むことを
特徴とする製造方法によっても達成できる。
【0010】上記の課題は、ヘッドと、基板と、Co又
はCo系の合金からなる磁性層と、該基板と該磁性層と
の間に設けられた下地層とを含む少なくとも1つの垂直
磁気記録媒体を備え、該下地層は、該磁性層のc軸が該
磁性層の面内方向に対して略垂直となるように、FCC
L1又はFCTL1結晶構造を有し、(111)面
のテクスチャを有する規則金属間材料からなることを特
徴とする磁気記憶装置によっても達成できる。
【0011】従って、本発明によれば、媒体SNRを大
幅に向上可能な垂直磁気記録媒体及びその製造方法並び
に磁気記憶装置を実現することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明になる垂直磁気記録媒体及
びその製造方法並びに磁気記憶装置の各実施例を、以下
図面と共に説明する。
【0013】
【実施例】図1は、本発明になる垂直磁気記録媒体の第
1実施例の要部を示す断面図である。垂直磁気記録媒体
の第1実施例は、本発明になる垂直磁気記録媒体の製造
方法の第1実施例により製造される。
【0014】図1に示す垂直磁気記録媒体は、Alやガ
ラスセラミック等からなる基板1と、NiP等からなる
シード層2と、FCC(Face−Centered−
Cubic)L1又はFCT(Face−Cente
red−Tetragonal)L1結晶構造を有し
(111)面のテクスチャを有する規則金属間材料から
なる下地層3と、Cr系の合金等からなる接着層4と、
HCP結晶構造を有するCoCr系の合金等からなる中
間層5と、Co又はCo系の合金からなる磁性層6と、
CやDLC等からなる保護層7と、有機物潤滑材等から
なる潤滑層8とを含む。
【0015】NiPシード層2は、下地層3を形成する
前に、空気に露出するか、或いは、スパッタチャンバ内
でOガスを導入することで酸化されていても良い。
又、使用する基板によっては、シード層2は必ずしも設
ける必要がなく、そのような場合にはシード層2は省略
可能である。
【0016】下地層3は、磁性層6の粒子サイズ及び粒
子サイズ分布の低減を促進するように、FCCL1
はFCTL1結晶構造を有し、(111)面のテクス
チャを有する規則金属間材料からなる。下地層3は、好
ましくは室温より高く、且つ、約240℃より低い成膜
温度で、約1nmから約5nmの膜厚に形成される。最
適な成膜温度は、基板材料に応じて異なる場合がある。
ガラス基板上にTiAl膜を形成された基板の場合、成
膜温度Tsが約140℃から約180℃で、好ましくは
約160℃の場合に、良い結果が得られた。下地層3の
規則金属間材料の粒子は、高い化学結合エネルギーのた
めに小さいことが期待できる。
【0017】FCCL1結晶構造を有する下地層3の
材料は、AlCuZr,AlCuHf,(Al
Cr)Ti,Al67CrTi25,AlNiZ
,AlCuTi,AlNiNb,Al30
DyHf,Al30Dy Zr,AlEr,A
15HfHo,Al60HfTb13であっても
良い。下地層3に使用されるこれらの材料は、Coの格
子パラメータcがc=0.406nmであるため、磁性
層6のエピタキシャル成長を促進する適切な結晶構造と
格子パラメータを有する。
【0018】他方、FCTL1結晶構造を有する下地
層3の材料は、γ−TiAlであっても良い。下地層3
に使用されるγ−TiAlなる材料は、磁性層6のエピ
タキシャル成長を促進するのに適切な結晶構造と格子パ
ラメータを有する。γ−TiAlなる材料はFCT構造
であるが、a/cなる比が1に近く、磁性層6のc軸が
磁性層6の面内方向(膜表面)に対して略垂直となるよ
う促す(111)面のテクスチャの成長を促進させる傾
向にある。この場合、下地層3のAl含有量は、51a
t.%から55at.%と多少多目に設定することもで
きる。双晶変形が強すぎると、磁性層6の保磁力の低下
につながりかねない。しかし、下地層3のAl含有量を
上記の如く多少多目の範囲に設定することで、FCC構
造の材料では良く見られる双晶変形を抑制することがで
きる。
【0019】下地層3がL1結晶構造を有する場合
も、L1結晶構造を有する場合も、下地層3は、B,
Cr,Hf,Mo,Mn,Ta,Ti,V,Zr又はこ
れらの合金から選択された少なくとも1つの要素を含む
合金からなるようにしても良い。この場合、下地層3を
このような要素と合金化することで、磁性層6の格子整
合を向上して、磁性層6の粒子サイズ及び応力(ストレ
ス)の低減を促進させることができる。
【0020】更に、下地層3は、Ni,Cu,Cr,M
n,Zn,Fe,Co,Ag,Pd,Pt,Au,Rh
からなりFCTL1結晶構造をFCCL1結晶構造
とするグループから選択された要素を含む、実質的に正
方晶系のAlTiの合金からなるようにしても良い。
正方晶系のAlTiに上記の要素を含有させること
で、L1結晶構造をL1結晶構造に変質させること
ができる。このため、下地層3の(100)面、(01
0)面、(001)面等の結晶面が、磁性層6又は接着
層4と同様のサイズで、磁性層6又は接着層4が成長す
るのに適したより均一な格子となる。
【0021】本実施例では、下地層3は、3.9Å≦a
≦4.3Åを満足する格子パラメータaを有する。格子
パラメータaをこのような範囲に設定することで、下地
層3の格子パラメータaを磁性層6の格子パラメータに
近い値とすることができ、これによりエピタキシャル成
長を促進可能となると共に、磁性層6のc軸が磁性層6
の面内方向に対して略垂直となる。更に、下地層3の膜
厚は、好ましくは約10nmから約40nmの範囲内で
ある。
【0022】接着層4は、下地層3と磁性層6との間の
接着を向上することで、磁性層6の磁気異方性を向上す
る。接着層4は、BCC結晶構造を有するCr−M合金
からなり、膜厚は約1nmから約15nmであり、Mは
B,Fe,Mn,Mo,Ti,V,Wから選択され要素
である。接着層4に使用されるこれらの材料は、磁性層
6のエピタキシャル成長を促進する適切な格子パラメー
タを有する。又、Crは各種材料と良好に接着するの
で、Cr−M合金は下地層3と磁性層6との間のバッフ
ァ層として良好に機能する。
【0023】中間層5は、HCP結晶構造を有し、膜厚
が約1nmから約15nmのCoCr系の合金からな
り、磁性層6のエピタキシャル成長を促進すると共に、
磁性層6の粒子サイズ分布を小さくするために設けられ
ている。HCP結晶構造のCoCr系の合金からなる磁
性層がBCC結晶構造のCr系の合金層上に直接形成さ
れると、Cr系の合金層と接触する磁性層の一部は格子
不整合及び/又はCr偏析により悪影響を受ける。つま
り、この場合は、磁性層の磁気異方性及び総合磁化が減
少してしまう。これに対し、HCP結晶構造で非磁性の
CoCr系の合金を中間層5に用いることにより、上記
の如き磁性層6への悪影響を防止することができる。こ
の結果、本実施例では、磁性層6の磁気異方性及び保磁
力を増加することができ、磁性層6の面内方向と略垂直
な方向の配向を向上することもできる。これにより、磁
性層6の完全な磁化が得られ、所謂「デッド層」が形成
される可能性を最小限に抑えることが可能となる。更
に、磁性層6の界面部分でのより小さな粒子の形成を減
少することができる。
【0024】磁性層6は、例えば膜厚が約5nmから約
30nmのCo又はCoCrPt−X系の合金を含むC
o系の合金からなる。ここで、Xは、B,Cu,Mo,
Ta,W及びこれらの合金からなるグループから選択さ
れた1つの要素である。磁性層6は、Cr偏析を促進す
るために、好ましくは約200℃の成膜温度で形成され
る。2段階の熱処理を採用することで、下地層3の(1
11)面のテクスチャ及び磁性層6のCr偏析を最適化
することもできる。磁性層6のCo(0002)面のテ
クスチャは、下地層3の(111)面のテクスチャによ
り促進される。
【0025】C又はDLCからなる上側層7は、磁気記
録媒体を、ヘッドとの接触から保護するために設けられ
ている。この上側層7は、磁性層6の腐食も防止する。
【0026】図2は、下地層3に用いることのできる、
規則金属間材料のFCCL1結晶構造を示す。例え
ば、図2に示す結晶構造は、CuAu又は他の合金の
ものである。しかし、下地層3の格子パラメータがCr
又はCr系の合金からなるHCP結晶構造の磁性層6の
格子パラメータと実質的に整合するためには、下地層3
の格子パラメータは約4.1Åである必要がある。
【0027】Cr又はCr系合金からなるHCP結晶構
造の磁性層7の格子パラメータと実質的に整合する適切
な格子パラメータを有する多くのL1結晶構造の材料
は、図3に示すように、Al系の合金である。図3は、
格子パラメータa及び4.1Åからの格子不整合率
(%)を、L1(AB)結晶構造を有する各種Al
系の合金について示す。L1結晶構造を有する各種A
l系の合金には、AlCuHf,AlCuT
,AlCuZr,Al30DyHf,Al
30DyZr,AlEr,Al15HfHo
Al60HfTb13,AlNiNb,Al
iZr等を含む。
【0028】他方、図4は、下地層3に用いることので
きる、規則金属間材料のFCTL1 結晶構造を示す。
例えば、図4に示す結晶構造は、γ−TiAlのもので
ある。γ−TiAlは正方晶系材料であるが、格子パラ
メータは、a=0.4005nm及びc=0.407n
mであり、a/cなる比が1に近く、磁性層6の格子パ
ラメータとさほどかわらない。従って、γ−TiAl
は、下地層3に用いるのに適していることがわかる。γ
−TiAlを他の要素でドーピングすると、電子構造が
影響されて正方晶性が失われる。
【0029】図5は、本発明になる垂直磁気記録媒体の
第2実施例の要部を示す断面図である。同図中、図1と
同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。垂
直磁気記録媒体の第2実施例は、本発明になる垂直磁気
記録媒体の製造方法の第2実施例により製造される。
【0030】図5に示す垂直磁気記録媒体は、基板1上
に設けられた接着層10と、接着層10上に設けられた
軟磁性層11と、軟磁性層11上に設けられたシード層
12とを含む。下地層3は、シード層12上に設けられ
ている。つまり、本実施例では、本発明が二重磁性層構
造を有する垂直磁気記録媒体に適用されている。下地層
3の膜厚は、好ましくは約5nmから約10nmの範囲
である。
【0031】接着層10は、Cr系の合金等からなり、
約1nmから約5nmの膜厚に形成される。
【0032】軟磁性層11は、アモルファス(非晶質)
又はナノ結晶質(nanocrystalline)軟
磁性材料からなり、約100nm以上の膜厚に形成され
る。アモルファス又はナノ結晶質軟磁性材料は、シード
層12の粒子サイズの低減を促進し、これにより磁性層
6の粒子サイズの低減を促進する。二重磁性層構造を用
いることにより、単極ヘッドの使用が可能になると共
に、第1実施例の単一磁性層構造に対してリングヘッド
を使用する場合と比べると高い磁界を用いることができ
る。しかし、軟磁性層11は、その内部で形成される磁
壁が不規則なため、媒体ノイズ源となる。このため、媒
体ノイズを低減するために、軟磁性層11の磁化容易軸
は、記録トラックを横切る方向、即ち、軟磁性層11の
磁化困難軸は、記録トラックと並行であることが好まし
い。
【0033】シード層12は、NiPやTa等の非晶質
又は結晶質材料からなり、約1nmから約3nmの膜厚
に形成されてから酸化される。シード層12に非晶質材
料を用いると、特に軟磁性層11が非晶質材料で形成さ
れていない場合に、下地層3の粒子サイズの低減を促進
する。又、シード層12にNiP又はTaを用いると、
シード層12が酸化される際にシード層12の表面に非
晶質酸化膜を形成することができる。
【0034】上記第1及び第2実施例によれば、磁性層
を構成するCo系の合金におけるCr偏析を促進するこ
とができる。更に、磁性層の粒子サイズ及び粒子サイズ
分布を低減し、下地層に磁性層の(0002)面の成長
を促進するFCCL1又はFCTL1結晶構造を有
し(111)面のテクスチャを有する規則金属間材料を
用いることにより、媒体ノイズを低減することが可能と
なる。従って、垂直磁気記録媒体の媒体SNRを大幅に
向上することができる。
【0035】次に、上記第1及び第2実施例の向上され
た性能が確認された、本発明者による実験結果につい
て、図6及び図7と共に説明する。図6は、下地層及び
磁性層のXRDスペクトルを異なる下地層の膜厚及び成
膜温度について示す図である。図7は、ガラス上に異な
る成膜温度で形成されたTiAl系の合金上に設けられ
たCo系の合金のカー(Kerr)磁化ループを示す図
である。
【0036】図6中、(a)はガラス基板1上に室温で
形成された膜厚が50nmの単一のTiAl層及びCo
CrPtTaB/Co63Cr37/Cr90Mo10/
TiAlなる多層構造を有する各種垂直磁気記録媒体の
XRDパターンを示す。ここで、CoCrPtTaB磁
性層6の膜厚は23nm、Co63Cr37中間層5の
膜厚は3nm、Cr90Mo10接着層4の膜厚は10
nm、TiAl下地層3の膜厚tは20nmのステップ
でt=20nmから80nmの範囲で設定されている。
膜厚が50nmの単一のTiAl層は回折ピークを有さ
ず、粒子サイズがナノ結晶質又は非晶質であることが確
認された。同様の傾向は、平均粒子径が約9nmから約
10nmのNiAl層についても確認された。他方、多
層構造のうち、CoCrPtTaB磁性層6は、t=2
0nmにおいて(1010)面、(1120)面及び
(0002)面のテクスチャを形成した。(1010)
面及び(1120)面のテクスチャは、CoCrPtT
aB磁性層6のc軸を面内方向に配向させるものであ
り、(0002)面のテクスチャは、CoCrPtTa
B磁性層6のc軸を面内方向に対して略垂直に配向させ
るものである。(0002)面のテクスチャ(2θ〜4
3°)は、Cr90Mo10接着層4の(110)面の
テクスチャによるものであると考えられる。Cr90
10接着層4の(002)面のテクスチャも多少確認
され、Cr90Mo10接着層4が非晶質ではないこと
が確認された。TiAl下地層3の膜厚が増加するにつ
れて、(1010)面及び(0002)面のテクスチャ
が向上した。
【0037】図6中、(b)はガラス基板1上に160
℃の成膜温度Tsで形成された上記CoCrPtTaB
/Co63Cr37/Cr90Mo10/TiAlなる多
層構造を有する各種垂直磁気記録媒体のXRDパターン
を示す。ここで、TiAl下地層3の膜厚tは、t=2
0nmとt=40nmに設定されている。TiAl下地
層3は、膜厚tがt=20nmの場合でも非常に強い
(111)面のテクスチャを有し、これによりCoCr
PtTaB磁性層6の(0002)面のテクスチャで強
いピークがあることが確認された。Co(1010)面
のテクスチャも形成されたが、(0002)面のテクス
チャのピークにより支配されていた。
【0038】図6中、(c)はガラス基板1上に200
℃の成膜温度Tsで形成された上記CoCrPtTaB
/Co63Cr37/Cr90Mo10/TiAlなる多
層構造を有する各種垂直磁気記録媒体のXRDパターン
を示す。TiAl下地層3の膜厚tは、20nmのステ
ップでt=20nmから60nmの範囲で設定されてい
る。又、t=60nmについて、CoCrPtTaB磁
性層6が設けられていない場合及びCr90Mo10
着層4が設けられていない場合のXRDパターンも示さ
れている。TiAl下地層3の(111)面のテクスチ
ャ及びCr(111)面のテクスチャのピークは、膜厚
tがt=40nmの場合にのみ発生したが、Co(00
02)面のテクスチャは既に発生していた。膜厚tを更
に増加させると、(111)面のテクスチャ及び(00
02)面のテクスチャのピークが増強された。膜厚tが
t=60nmの場合、TiAl下地層3とCo63Cr
中間層5との間にCr90Mo10接着層4が設け
られていない方が(1011)面のテクスチャのピーク
が弱かった。
【0039】図6中、(d)はガラス基板1上に240
℃の成膜温度Tsで形成された上記CoCrPtTaB
/Co63Cr37/Cr90Mo10/TiAlなる多
層構造を有する各種垂直磁気記録媒体のXRDパターン
を示す。ここで、TiAl下地層3の膜厚tは、t=2
0nmとt=40nmに設定されている。この場合、成
膜温度Tsが増加すると、特に膜厚tが小さい場合にT
iAl下地層3の(111)面のテクスチャのピークが
抑制された。又、t=20nmからt=40nmの場
合、CoCrPtTaB磁性層6のc軸には、面内方向
に配向されているものもあった。
【0040】図7(a)、図7(b)、図7(c)及び
図7(d)は、夫々図6(a)、図6(b)、図6
(c)及び図6(d)に示す各種垂直磁気記録媒体のカ
ー磁化ループ、即ち、垂直ヒステリシスループを、Ti
Al下地層3の膜厚tがt=20nmの場合について示
す。図7(b)に示す垂直磁気記録媒体の場合、CoC
rPtTaB磁性層6の面内方向に対して垂直な方向の
保磁力が最大であることが確認された。
【0041】これにより、単に下地層3の膜厚t及び成
膜温度Tsを変化させることで、磁性層6の配向を制御
可能であることが確認された。又、成膜温度Tsは、好
ましくは約140℃から約180℃であり、望ましくは
約160℃であることも確認された。
【0042】次に、本発明になる磁気記憶装置の一実施
例を、図8及び図9と共に説明する。図8は、磁気記憶
装置の一実施例の要部を示す断面図であり、図9は、磁
気記憶装置の一実施例の要部を示す平面図である。
【0043】図8及び図9に示すように、磁気記憶装置
は大略ハウジング13からなる。ハウジング13内に
は、モータ14、ハブ15、複数の磁気記録媒体16、
複数の記録再生(リードライト)ヘッド17、複数のサ
スペンション18、複数のアーム19及びアクチュエー
タユニット20が設けられている。磁気記録媒体16
は、モータ14により回転されるハブ15に取り付けら
れている。各記録再生ヘッド17は、対応するアーム1
9の先端にサスペンション18を介して取り付けられて
いる。アーム19は、アクチュエータユニット20によ
り駆動される。この磁気記憶装置の基本構成自体は周知
であり、その詳細な説明は本明細書では省略する。
【0044】磁気記憶装置の本実施例は、磁気記録媒体
16に特徴がある。各磁気記録媒体16は、図1〜図7
と共に説明した、上記垂直磁気記録媒体の第1及び第2
実施例のいずれかの構造を有する。無論、磁気記録媒体
16の数は3枚に限定されず、1枚でも、2枚又は3枚
以上であっても良い。
【0045】磁気記憶装置の基本構成は、図8及び図9
に示すものに限定されるものではない。又、本発明で用
いる垂直磁気記録媒体は、磁気ディスクに限定されな
い。
【0046】本発明は、以下に付記する発明をも包含す
るものである。
【0047】(付記1) 基板と、Co又はCo系の合
金からなる磁性層と、該基板と該磁性層との間に設けら
れた下地層とを備え、該下地層は、該磁性層のc軸が該
磁性層の面内方向に対して略垂直となるように、FCC
L1又はFCTL1結晶構造を有し、(111)面
のテクスチャを有する規則金属間材料からなることを特
徴とする、垂直磁気記録媒体。
【0048】(付記2) 前記FCCL1結晶構造を
有する前記下地層は、AlCuZr,AlCuH
,(AlCr)Ti,Al67CrTi25
AlNiZr,AlCuTi,AlNiNb
,Al30DyHf,Al30DyZr,A
Er,Al15HfHo,Al60HfTb
13からなるグループから選択された材料からなること
を特徴とする、(付記1)記載の垂直磁気記録媒体。
【0049】(付記3) 前記下地層は、FCTL1
結晶構造を有するγ−TiAlからなることを特徴とす
る、(付記1)記載の垂直磁気記録媒体。
【0050】(付記4) 前記下地層は、B,Cr,H
f,Mo,Mn,Ta,Ti,V,Zr又はこれらの合
金から選択された少なくとも1つの要素を含む合金から
なることを特徴とする、(付記1)記載の垂直磁気記録
媒体。
【0051】(付記5) 前記下地層は、Ni,Cu,
Cr,Mn,Zn,Fe,Co,Ag,Pd,Pt,A
u,RhからなりFCTL1結晶構造をFCCL1
結晶構造とするグループから選択された要素を含む、実
質的に正方晶系のAlTiの合金からなることを特徴
とする、(付記1)記載の垂直磁気記録媒体。
【0052】(付記6) 前記下地層は、3.9Å≦a
≦4.3Åを満足する格子パラメータaを有することを
特徴とする、(付記1)〜(付記5)のいずれか1項記
載の垂直磁気記録媒体。
【0053】(付記7) 非晶質又はナノ結晶質軟磁性
材料からなり、前記基板と前記下地層との間に設けられ
た軟磁性層を更に備えたことを特徴とする、(付記1)
記載の垂直磁気記録媒体。
【0054】(付記8) 前記軟磁性層は、記録トラッ
クと並行な磁化困難軸を有することを特徴とする、(付
記7)記載の垂直磁気記録媒体。
【0055】(付記9) 非晶質又はナノ結晶質軟磁性
材料からなり、前記軟磁性層と前記下地層との間に設け
られたシード層を更に備えたことを特徴とする、(付記
7)又は(付記8)記載の垂直磁気記録媒体。
【0056】(付記10) BCC結晶構造を有するC
r−M合金からなり、前記下地層と前記磁性層との間に
設けられた接着層を更に備え、MはB,Fe,Mn,M
o,Ti,V,Wから選択され要素であることを特徴と
する、(付記1)〜(付記9)のいずれか1項記載の垂
直磁気記録媒体。
【0057】(付記11) HCP結晶構造を有するC
oCr系の合金からなり、前記接着層と前記磁性層との
間に設けられた中間層を更に備えたことを特徴とする、
(付記10)記載の垂直磁気記録媒体。
【0058】(付記12) HCP結晶構造を有するC
oCr系の合金からなり、前記下地層と前記磁性層との
間に設けられた中間層を更に備えたことを特徴とする、
(付記1)〜(付記9)のいずれか1項記載の垂直磁気
記録媒体。
【0059】(付記13) ベース層と、Co又はCo
系の合金からなる磁性層と、該ベース層と該磁性層との
間に設けられた下地層とを含む垂直磁気記録媒体を製造
する製造方法であって、FCCL1又はFCTL1
結晶構造を有し、(111)面のテクスチャを有する規
則金属間材料からなる前記下地層を、ガラス又は酸化さ
れたNiPからなる前記ベース層上に、約140℃から
約180℃の成膜温度で形成するステップを含むことを
特徴とする、製造方法。
【0060】(付記14) 非晶質又はナノ結晶質軟磁
性材料からなる軟磁性層を前記基板と前記下地層との間
に形成するステップを更に含むことを特徴とする、(付
記13)記載の製造方法。
【0061】(付記15) 非晶質又はナノ結晶質軟磁
性材料からなるシード層を前記軟磁性層と前記下地層と
の間に形成するステップを更に含むことを特徴とする、
(付記14)記載の製造方法。
【0062】(付記16) BCC結晶構造を有するC
r−M合金からなり、前記下地層と前記磁性層との間に
接着層を形成するステップを更に含み、MはB,Fe,
Mn,Mo,Ti,V,Wから選択され要素であること
を特徴とする、(付記13)〜(付記15)のいずれか
1項記載の製造方法。
【0063】(付記17) HCP結晶構造を有するC
oCr系の合金からなり、前記接着層と前記磁性層との
間に中間層を形成するステップを更に含むことを特徴と
する、(付記16)記載の製造方法。
【0064】(付記18) ヘッドと、基板と、Co又
はCo系の合金からなる磁性層と、該基板と該磁性層と
の間に設けられた下地層とを含む少なくとも1つの垂直
磁気記録媒体を備え、該下地層は、該磁性層のc軸が該
磁性層の面内方向に対して略垂直となるように、FCC
L1又はFCTL1結晶構造を有し、(111)面
のテクスチャを有する規則金属間材料からなることを特
徴とする、磁気記憶装置。
【0065】以上、本発明を実施例により説明したが、
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明
の範囲内で種々の変形及び改良が可能であることは、言
うまでもない。
【0066】
【発明の効果】本発明によれば、媒体SNRを大幅に向
上可能な垂直磁気記録媒体及びその製造方法並びに磁気
記憶装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる垂直磁気記録媒体の第1実施例の
要部を示す断面図である。
【図2】下地層に用いることのできる規則金属間材料の
FCCL1結晶構造を示す図である。
【図3】格子パラメータa及び4.1Åからの格子不整
合率(%)をL1結晶構造を有する各種Al系の合金
について示す図である。
【図4】下地層に用いることのできる規則金属間材料の
FCTL1結晶構造を示す図である。
【図5】本発明になる垂直磁気記録媒体の第2実施例の
要部を示す断面図である。
【図6】下地層及び磁性層のXRDスペクトルを異なる
下地層の膜厚及び成膜温度について示す図である。
【図7】ガラス上に異なる成膜温度で形成されたTiA
l系の合金上に設けられたCo系の合金のカー磁化ルー
プを示す図である。
【図8】本発明になる磁気記憶装置の一実施例の要部を
示す断面図である。
【図9】本発明になる磁気記憶装置の一実施例の要部を
示す平面図である。
【符号の説明】
1 基板 2,12 シード層 3 下地層 4,10 接着層 5 中間層 6 磁性層 11 軟磁性層 17 ヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01F 10/30 H01F 10/30 // G11B 5/667 G11B 5/667 Fターム(参考) 5D006 BB02 CA01 CA03 CA05 CA06 DA03 DA08 EA03 5D112 AA03 AA04 AA24 BD03 BD04 FA04 FB26 5E049 AA00 AA04 BA08 DB12

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、 Co又はCo系の合金からなる磁性層と、 該基板と該磁性層との間に設けられた下地層とを備え、 該下地層は、該磁性層のc軸が該磁性層の面内方向に対
    して略垂直となるように、FCCL1又はFCTL1
    結晶構造を有し、(111)面のテクスチャを有する
    規則金属間材料からなることを特徴とする、垂直磁気記
    録媒体。
  2. 【請求項2】 前記FCCL1結晶構造を有する前記
    下地層は、AlCuZr,AlCuHf,(A
    lCr)Ti,Al67CrTi25,AlNi
    Zr,AlCuTi,AlNiNb,Al
    30DyHf ,Al30DyZr,Al
    r,Al15HfHo,Al60HfTb13から
    なるグループから選択された材料からなることを特徴と
    する、請求項1記載の垂直磁気記録媒体。
  3. 【請求項3】 前記下地層は、FCTL1結晶構造を
    有するγ−TiAlからなることを特徴とする、請求項
    1記載の垂直磁気記録媒体。
  4. 【請求項4】 前記下地層は、B,Cr,Hf,Mo,
    Mn,Ta,Ti,V,Zr又はこれらの合金から選択
    された少なくとも1つの要素を含む合金からなることを
    特徴とする、請求項1記載の垂直磁気記録媒体。
  5. 【請求項5】 前記下地層は、Ni,Cu,Cr,M
    n,Zn,Fe,Co,Ag,Pd,Pt,Au,Rh
    からなりFCTL1結晶構造をFCCL1結晶構造
    とするグループから選択された要素を含む、実質的に正
    方晶系のAl Tiの合金からなることを特徴とする、
    請求項1記載の垂直磁気記録媒体。
  6. 【請求項6】 前記下地層は、3.9Å≦a≦4.3Å
    を満足する格子パラメータaを有することを特徴とす
    る、請求項1〜5のいずれか1項記載の垂直磁気記録媒
    体。
  7. 【請求項7】 BCC結晶構造を有するCr−M合金か
    らなり、前記下地層と前記磁性層との間に設けられた接
    着層を更に備え、 MはB,Fe,Mn,Mo,Ti,V,Wから選択され
    要素であることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか
    1項記載の垂直磁気記録媒体。
  8. 【請求項8】 HCP結晶構造を有するCoCr系の合
    金からなり、前記接着層と前記磁性層との間に設けられ
    た中間層を更に備えたことを特徴とする、請求項7記載
    の垂直磁気記録媒体。
  9. 【請求項9】 ベース層と、Co又はCo系の合金から
    なる磁性層と、該ベース層と該磁性層との間に設けられ
    た下地層とを含む垂直磁気記録媒体を製造する製造方法
    であって、 FCCL1又はFCTL1結晶構造を有し、(11
    1)面のテクスチャを有する規則金属間材料からなる前
    記下地層を、ガラス又は酸化されたNiPからなる前記
    ベース層上に、約140℃から約180℃の成膜温度で
    形成するステップを含むことを特徴とする、製造方法。
  10. 【請求項10】 ヘッドと、 基板と、Co又はCo系の合金からなる磁性層と、該基
    板と該磁性層との間に設けられた下地層とを含む少なく
    とも1つの垂直磁気記録媒体を備え、 該下地層は、該磁性層のc軸が該磁性層の面内方向に対
    して略垂直となるように、FCCL1又はFCTL1
    結晶構造を有し、(111)面のテクスチャを有する
    規則金属間材料からなることを特徴とする、磁気記憶装
    置。
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