JP2002301597A - ロータリープレス装置 - Google Patents

ロータリープレス装置

Info

Publication number
JP2002301597A
JP2002301597A JP2001102975A JP2001102975A JP2002301597A JP 2002301597 A JP2002301597 A JP 2002301597A JP 2001102975 A JP2001102975 A JP 2001102975A JP 2001102975 A JP2001102975 A JP 2001102975A JP 2002301597 A JP2002301597 A JP 2002301597A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
supply
hole
rotary press
supply station
mold
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001102975A
Other languages
English (en)
Inventor
Akito Fujita
昭人 藤田
Yoshiaki Kato
義明 加藤
Kenzo Sugiura
賢三 杉浦
Hidenori Iwamoto
英紀 岩本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinmei Industry Co Ltd
Original Assignee
Shinmei Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shinmei Industry Co Ltd filed Critical Shinmei Industry Co Ltd
Priority to JP2001102975A priority Critical patent/JP2002301597A/ja
Publication of JP2002301597A publication Critical patent/JP2002301597A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B11/00Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses
    • B30B11/02Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses using a ram exerting pressure on the material in a moulding space
    • B30B11/08Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses using a ram exerting pressure on the material in a moulding space co-operating with moulds carried by a turntable
    • B30B11/085Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses using a ram exerting pressure on the material in a moulding space co-operating with moulds carried by a turntable for multi-layer articles

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Press Drives And Press Lines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 材料の供給ステーションをコンパクトに
して加圧部を複数箇所設け、生産性を向上するととも
に、材料を効率よく用いることによりランニングコスト
を引き下げて不良の発生率を下げることができ、省エネ
にも寄与するロータリープレス装置を提供する。 【解決手段】 複数の型穴8aが形成されて回転するテ
ーブル5と、このテーブル5の上部の供給部1aに位置
する状態で固定されて投入口14から投入された材料A
の粉体を前記型穴8a内に充填する供給ステーション1
0と、前記テーブル5と同位相で回転して供給部1aの
下流側の加圧部1bにおいて型穴8aに充填された材料
Aに圧力を加えることにより製品を形成するプレス装置
31とを有するロータリープレス装置1において、供給
ステーション10に、前記穴と接する部位において穴が
下を通るときにその入口を均すと共にこの入口で固まっ
ている材料を除去するステー16を設けることにより、
供給ステーション10の長さL2 を短くしてこれを複数
設け、前記テーブル5が1回転する間に複数の供給ステ
ーション10から材料Aを充填できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、粉体を加圧して
溶着し、製品を製造するロータリープレス装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図6は従来のロータリープレス装置41
の構成を概略的に示す平面図であり、図7はこのロータ
リープレス装置41の動作を円周方向の切断面Rで切断
して示す断面図である。図6,7において、42は材料
となる合成樹脂の粉体、43は粉体42を充填する型穴
43aを形成して図6から見て反時計周り、図7から見
て右方向に回転するテーブル、44はテーブルの上部に
接するように固定されて前記材料42の投入位置44a
を有する供給ステーションである。
【0003】前記ロータリープレス装置41は、その円
周方向の各部に材料42の供給部41aと、材料42を
加圧する加圧部41bと、形成された製品46を搬出す
る搬出部41cとを有しており、これらの各部41a,
41b,41cによって生じるサイクルはテーブル43
の1回転で1サイクルとなるように配置されている。ま
た、前記供給ステーション44は常に供給部41aに位
置するように固定されており、その投入位置44aから
投入された材料42を自然落下によってテーブル43の
型穴43aに充填するように構成している。
【0004】図7に示す45は前記加圧部41bにおい
て上下方向に摺動することにより、型穴43aに充填さ
れた材料42に圧力を加えて製品を形成する上下一対の
プレス装置である。そして、形成された製品46は搬出
部41cにおいて型穴43aから取出すように構成して
いる。このロータリープレス装置41によって形成され
る製品46はプレス装置45にセットされる型45a,
45bおよび型穴43aの形状によって自由に設定可能
であるが、例えば、直径2mm、長さ3mmの円筒状の
合成樹脂チューブを形成する場合には、型穴43aの直
径は2mmである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のロー
タリープレス装置では、型穴43aに対する材料42の
投入が自由落下のみによって行われるので、材料42の
中に湿気などによって固まった材料の固まり42aが発
生した場合には、図7に示すように、型穴43aが小さ
いためにその入口において固まり42aが型穴43aの
一部または全部を閉鎖することがあった。
【0006】そこで、従来は材料42を型穴43a内に
確実に投入できるようにするために、型穴43aが供給
ステーション44内に位置する距離L1 を長くする必要
が生じていた。しかしながら、供給ステーション44に
長い距離L1 を取ると、供給ステーション44が大きく
ならざるをえず、この供給ステーション44の位置する
供給部41aがテーブル43の回転角の大部分を占める
ことになり、加圧部41bがテーブル43の1回転中に
1箇所にしか設けられないという問題があった。つま
り、それだけ生産性の低下を招いていた。
【0007】また、供給ステーション44の下流側には
湿気等で固まってしまった材料42bが溜まる傾向があ
った。したがって、作業者はこの固まった材料42bを
定期的に取り除く必要があり、これを怠ると、型穴43
aに対する材料42の入りが悪くなり、不良率が増える
という問題もあった。
【0008】本発明は、上述の事柄を考慮に入れてなさ
れたものであって、その目的とするところは、材料の供
給ステーションをコンパクトにして加圧部を複数箇所設
け、生産性を向上するとともに、材料を効率よく用いる
ことによりランニングコストを引き下げて不良の発生率
を下げることができ、省エネにも寄与するロータリープ
レス装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のロータリープレス装置は、複数の穴が形成
されて回転するテーブルと、このテーブルの上部の供給
部に位置する状態で固定されて投入口から投入された材
料の粉体を前記穴内に充填する供給ステーションと、前
記テーブルと同位相で回転して供給部の下流側の加圧部
において穴に充填された材料に圧力を加えることにより
製品を形成するプレス装置とを有するロータリープレス
装置において、供給ステーションに、前記穴と接する部
位において穴が下を通るときにその入口を均すと共にこ
の入口で固まっている材料を除去するステーを設けるこ
とにより、供給ステーションの長さを短くしてこれを複
数設け、前記テーブルが1回転する間に複数の供給ステ
ーションから材料を充填できるようにしたことを特徴と
している。(請求項1)
【0010】すなわち、前記供給ステーションにステー
を取付け構造にしたことにより、穴が供給ステーション
の下を通るときに、ステーで穴と材料面を切断すること
ができ、穴の入口で固まっている材料を除去できるの
で、短い距離で穴内に材料を投入できる。つまり、供給
ステーションの穴が供給ステーション内に位置する距離
を短くすることにより、供給ステーションをコンパクト
にすることができ、テーブルが1回転する間に複数の供
給ステーションから材料を充填するように構成できるの
で、供給ステーションを形成した数だけ従来に比べて生
産性を向上することができる。また、生産性が向上すれ
ば1つの製品を生産するのに必要となる動力を低減でき
るので、それだけ省エネにも寄与して環境に優しい装置
となる。
【0011】前記供給ステーションの下流端部において
穴に充填されなかった材料を回収する回収部を有する場
合(請求項2)には、湿気などによって供給ステーショ
ンに材料が固まることがなく、仮に固まっても回収でき
るので、製品の不良率がなくなる。
【0012】前記回収部によって回収された材料を再び
投入口から投入可能とする自動回収装置を有する場合
(請求項3)には、回収した材料を再利用することによ
り、材料費を低減できるので、それだけ製造コストを削
減でき、環境に優しい装置となる。なお、自動回収装置
は例えば真空抜き取り装置を用いることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1〜5は本発明のロータリープ
レス装置1の一例を示すものである。図1において、2
は鉛直方向を中心とする回転軸である主軸2aを有する
回転体、3は固定的に設けられて前記主軸2aを支える
垂直軸受け、4は垂直軸受け3の外側において固定的に
設けられた支柱である。また、2b〜2eは前記主軸2
aに連設され、主軸2aを中心とする円形形状を有する
平板部である。
【0014】5は前記平板部2cに載置されるテーブ
ル、6はテーブルと同位相で回動すると共に平板部2b
に対して上下方向に摺動自在かつ円周方向に適宜の間隔
をおいて複数(例えば本例では9個)保持される上杆ホ
ルダ、7はこの上杆ホルダに対応する位相で平板部2
d,2eに対して上下方向に摺動自在に複数(例えば本
例では9個)取り付けられる下杆ホルダである。
【0015】図2はテーブル5の構成を示す平面図であ
って、5aはテーブル5の上杆ホルダ6および下杆ホル
ダ7に対応する位相にそれぞれ開設された型穴、8はこ
の型穴5aに嵌合するように固定された型である。本例
の型8は例えば直径2mmの円筒状の型穴8aを設けて
いる。
【0016】なお、本例ではテーブル5に型8を嵌合す
ることにより製品Xを製造するための型穴8aを形成す
るように構成しているが、本発明はこれに限られるもの
ではなく、テーブル5に直接的に型穴5aを開設しても
よい。請求項の記載では、型8を用いる場合も用いない
場合も含めて型穴5a,8aを単に穴として表現してい
る。また、本例ではテーブル5を平板部2cと別体にす
ることにより、これを取換え可能としているが、この平
板部2cにテーブル5を一体成形してもよいことは言う
までもない。
【0017】また、図2に示すように、テーブル5には
一例として、1回転中に9個の型穴5aを形成してお
り、各型穴5aに型8を嵌合している。なお、型穴8a
の形成する間隔は無理のない程度に密にして、多くの型
穴8aを用いて製品Xを製造することが望ましい。テー
ブル5の円周上の各部には材料Aの供給部1aと、加圧
部1bと、搬出部1cとが割り当てられており、各部1
a,1b,1cはそれぞれ2箇所設けられている。すな
わち、本例のロータリープレス装置1は1回転で2工程
の製造工程を完了するように構成されている。
【0018】一方、図1に示す9は型穴8aに供給され
る材料Aの投入箱であり、材料Aとして例えば合成樹脂
の粉体を用いている。投入箱9の下端には材料Aの吐出
口9aが形成されており、この吐出口9aにホース9b
が取り付けられている。
【0019】そして、供給部1aに位置するテーブル5
の上面には前記ホース9bを介して供給される材料Aの
供給ステーション10がテーブル5に接するように支柱
4に固定されている。加圧部1bにおいては前記上杆ホ
ルダ6が下降し、下杆ホルダ7が上昇することにより、
型穴8a内の材料Aを加圧して製品Xを成形するように
構成されている。また、搬出部1cにおいて成形された
製品Xがロータリープレス装置1外に搬出されるための
搬出ガイド11が固定的に形成されている。
【0020】図3は供給ステーション10の構成をその
下面から見て示す図である。この供給ステーション10
は全体的にほゞ扇形状の例えば銅等の金属によって形成
されており、ほゞU字状に形成された溝12と、溝12
の内側に形成された供給溝13と、供給溝13の上流端
側に設けられた前記ホース9bが接続される材料Aの投
入口14と、供給溝13の下流端側に設けられた材料A
の回収口15aを有する回収パイプ15と、供給溝13
の適所に形成されたステー16とを有している。
【0021】なお、17a〜17cは供給溝13の底部
に形成された開口である。また、この供給ステーション
10は前記テーブル5に対して供給溝13が下を向くよ
うに、また投入口14がテーブル5の回転方向の上流
側、回収パイプ15が下流側に位置するように配置され
る。すなわち供給溝13の底部は供給ステーション10
を設置した状態では上面を構成するものである。
【0022】図4はテーブル5の上面に位置した状態に
おける材料Aの流れおよび製造工程の1サイクルの動作
を示す図であって、特に型穴8aを用いた製品Xの製造
工程を詳述するように、図2に示す型穴8aを通る曲線
Rにそって切断した断面を示す図である。図4に示すよ
うに前記ステー16はその断面がほゞL字状であって、
その幅方向の一端がテーブル5の上面に接するか、僅か
に浮く程度になるように固定されている。したがって、
テーブル5を回転することにより前記ステー16の一端
を用いて型穴8aと材料面とを切断することができ、型
穴8aの入口を均すことができる。
【0023】つまり、型穴8aが供給ステーション10
の下を通るときに、ステー16によって材料Aが半ば強
制的に型穴8aに投入されると共に、湿気などによって
たとえ型穴8aの入口で材料Aが固まっていたとしても
これを除去できるので、型穴8aに対する材料Aの投入
をより短い距離L2 で行うことができる。
【0024】そして、本発明のロータリープレス装置1
は、材料Aの投入に必要な距離L2を短くすることによ
り、供給ステーション10のコンパクト化を可能とし
て、供給ステーション10が占める回転角を最小限に抑
えている。例えば本例の場合、図2に示すように、供給
ステーション10が占める回転角はおよそ45°である
から、それだけ供給部1aを小さくすることができ、同
じテーブル5上に2個の供給ステーション10を取り付
けることが可能となっている。
【0025】すなわち、テーブル5が1回転する間に一
つの型穴8aを用いて2工程の製造工程を完了でき、2
つの製品Xを生産することができる。つまり、生産性の
向上および製造コストの引下げを達成し、環境に優しい
ロータリープレス装置1となる。
【0026】また、前記供給ステーション10におい
て、ステー16によって型穴8a内に投入されることが
なかった材料Aは供給溝13の下流端に形成された回収
パイプ15の回収口15aから吸引されることによって
回収される。
【0027】なお、本発明のステー16は、供給溝13
の幅方向の一端から型穴8aを均すことができる程度の
位置まで回転方向に対する角度を付けて延ばすステー1
6a,16cと、供給溝13の幅方向の他端から型穴8
aを均すことができる程度の位置まで回転方向に対する
角度を付けて延ばすステー16bとを交互に配置するこ
とにより、材料Aを適宜にかき混ぜながら型穴8aに投
入可能としているが、本発明はこのステー16の構成を
限定するものではない。すなわち、ステー16を供給溝
13の幅方向の全体に設けるようにするなど、任意の変
形を行うことができる。
【0028】さらに、本例の回収パイプ15は供給ステ
ーション10の側面に開設した穴に対して挿入した状態
で取り付けてなるが、その取付け位置は供給溝13の下
流側であれば限定するものではなく、その取付け方法も
任意である。また、回収パイプ15の側面で、溝12内
に位置するところに別の開口15bを形成してもよい。
この場合には、溝12内に紛れ込んだ材料Aを回収する
ことか可能となる。そして、供給ステーション10内で
型穴8aに充填されることがなかった材料Aは回収パイ
プ15を介して回収されて再び投入口14から供給され
る。
【0029】再び図1に戻って、前記回収パイプ15を
含む回収部18の構成および回収部18によって回収さ
れた材料を再び使用する自動回収装置19の構成を説明
する。すなわち、前記回収パイプ15には、配管20が
接続されており、これがバキュームポンプ21によって
吸引される。つまり、これらの回収パイプ15,配管2
0およびバキュームポンプ21が供給ステーション10
において型穴8aに充填されなかった材料Aを回収する
回収部18を構成する。
【0030】また、バキュームポンプ21によって吸引
された材料Aは、配管22によって再び投入箱9に戻さ
れるように構成されている。すなわち、バキュームポン
プ21および配管22が、回収された材料を再び投入口
から投入可能とする自動回収装置19を構成する。な
お、バキュームポンプ21は真空ポンプとすることによ
り、材料Aの溜まりをより効果的に防止することが可能
であるが、本発明はバキュームポンプ21の種類を限定
するものではない。
【0031】すなわち、ロータリープレス装置1に回収
部18および自動回収装置19を設けることにより、材
料Aが供給ステーション10に溜まることを防止でき、
これが湿気などによって固まることがないようにするこ
とができる。また、たとえ材料Aが固まったとしても、
これを回収して循環させるのでそれが製品Xの生産性を
低下させることがない。
【0032】図5は本発明のロータリープレス装置1の
各部の動作を順を追って示す断面図であって、1サイク
ルの製造工程を説明するように、図2に示す型穴8aを
通る曲線Rにそって切断した断面を示す図である。図5
において、23は上杆ホルダ6の上下摺動を制御するた
めの環状の上カム、24は下杆ホルダ7の上下摺動を制
御するための下カム、25は加圧部1bにおいて上杆ホ
ルダ6を押し下げるための上加圧ローラ、26は下加圧
ローラである。また、27は上杆ホルダ6を予備的に押
し下げるための押し下げローラ、28は下カム24の一
端部分を上下摺動するスモールジャッキである。
【0033】さらに、上杆ホルダ6の下端部および下杆
ホルダ7の上端部には図4に拡大して示すように、成形
する製品Xに合わせた内型29,30を保持させてい
る。なお、本発明は型8および内型29,30の形状を
限定するものではないが、一例として、直径2mm、長
さ3mmのチューブ状の製品Xを製造する場合には、型
穴8aの直径を2mmとし、内型29,30の基本形状
を直径2mmの円柱状とし、かつ、内型29,30の何
れか一方または両方に合わせて長さ3mmの中心軸29
a、30aを形成する。
【0034】これらの構成要素29,30(29a,3
0a)の形状および型穴8aの形状は生産する製品Xの
形状を定めるものであり、その形および大きさは任意に
選択可能である。本例に示すロータリープレス装置1で
は型8および内型29,30を取付け構造にしているの
で、これらを取り替えることにより任意の製品Xを製造
することが可能となっている。
【0035】図4,5において、テーブル5、上杆ホル
ダ6,下杆ホルダ7は同位相で左から右に移動するよう
に回動する一方、カム23,24および加圧ローラ2
5,26は回動することがない。また、図5に示すよう
に、上杆ホルダ6にはカム受けローラ6aを形成し、下
杆ホルダ6の下端部にはフランジ7aを形成している。
したがって、テーブル5、上杆ホルダ6、下杆ホルダ7
が回動することにより、上杆ホルダ6、下杆ホルダ7は
カム23,24の傾きにしたがって上下方向に摺動す
る。
【0036】製造工程の始めは供給部1aにおける型穴
8aに対する材料Aの供給である。このとき、上杆ホル
ダ6は上カム23によって最大限に引き上げられてお
り、これによって上杆ホルダ6が供給ステーション10
に衝突しないように構成されている。一方、下カム24
は緩やかに上昇しており、これによって下杆ホルダ7は
ゆっくりと上昇する。なお、前記内型30は下杆ホルダ
7が最下部に位置するときにも型穴8aから抜け出すこ
とがないように構成されている。
【0037】スモールジャッキ28は型穴8aに投入さ
れる材料Aの量を調整するものであり、このスモールジ
ャッキ28を引き上げることにより、型穴8aに投入さ
れる材料Aを少なくすることができ、スモールジャッキ
28を引き下げることにより材料Aの量を多くすること
ができる。つまり、後述する加圧時に材料Aに対して適
切な圧力が発生すると共に無理な力がかかることがない
程度となるように材料Aの量を調節可能としている。
【0038】供給部1aを越えると上カム23の傾斜に
したがって上杆ホルダ6が自重によって下方に摺動す
る。このとき押し下げローラ27が形成されているの
で、上杆ホルダ6は確実に押し下げられるように構成し
ているが、この押し下げローラ27を省略してもよい。
【0039】上杆ホルダ6の下端部に形成した内型29
が型穴8a内に挿入されると、上杆ホルダ6の下降は停
止し、カム受けローラ6aが上カム23から離れ、上杆
ホルダ6の上端に上加圧ローラ25が当接するようにな
る。一方、下カム24は適宜の位置で途切れてフランジ
7aが下加圧ローラ26に当接するようになる。つま
り、加圧部1bにおいてはカム23,24ではなく、加
圧ローラ25,26によって加圧される。
【0040】このとき、内型29、30は型穴8a内に
圧入されることにより、型穴8a内の材料Aに圧力が加
えられ、本例では合成樹脂からなるチューブ状の製品X
を形成するように構成している。なお、両加圧ローラ2
5,26はその上下位置を微調整可能に構成しており、
これによって、内型29,30(特に中心軸29a,3
0a)が激しく衝突するなどして無理な力をかけること
なく、製品Xを形成できるように構成している。すなわ
ち、これらの構成要素6,7,25,26は加圧部1b
において型穴8aに充填された材料Aに圧力を加えるこ
とにより製品Xを形成するプレス装置31を構成する。
【0041】次いで、搬出部1cにおいては、カム受け
ローラ6aが再び上カム23に当接して上杆ホルダ6を
持ち上げると共に、下カム24がフランジ7aに当たる
ので、その傾斜にしたがって下杆ホルダ7が上昇し形成
された製品Xがテーブル5上に露出する。
【0042】そして、下カム24に形成された引下げカ
ム24aが前記フランジ7aに当接して下杆ホルダ7を
引き下げることにより、次の生産工程のサイクルに備え
ている。また、このとき、テーブル5上に投げ出された
製品Xが図2に示す搬出ガイド11によってガイドされ
て、製品Xとして吐き出される。
【0043】本発明のロータリープレス装置1の場合、
供給ステーション10の長さを短くすることにより、テ
ーブル5が1回転する間に複数回、上述した生産工程を
繰り返すことが可能となり、それだけ生産性を向上で
き、省エネに貢献でき、環境に優しいロータリープレス
装置1となっている。なお、上述の例では、供給ステー
ション10を2箇所に設けることにより、従来に比べて
2倍の生産性を得ることが可能となっているが、本発明
はその数を限定するものではない。すなわち、供給ステ
ーション10を3箇所に設けた場合には、その生産性は
3倍に、4箇所に設けた場合には4倍になる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、供
給ステーションにステーを取付け構造にしたことによ
り、穴が供給ステーションの下を通るときに、ステーで
穴と材料面を切断することができ、穴の入口で固まって
いる材料を除去できるので、短い距離で穴内に材料を投
入できる。つまり、供給ステーションの穴が供給ステー
ション内に位置する距離を短くすることにより、供給ス
テーションをコンパクトにすることができ、テーブルが
1回転する間に複数の供給ステーションから材料を充填
するように構成できるので、供給ステーションを形成し
た数だけ従来に比べて生産性を向上することができる。
また、生産性が向上すれば1つの製品を生産するのに必
要となる動力を低減できるので、それだけ省エネにも寄
与して環境に優しい装置となる。
【0045】前記供給ステーションの下流端部において
穴に充填されなかった材料を回収する回収部を有するこ
とにより、湿気などによって供給ステーションに材料が
固まることがなく、仮に固まっても回収できるので、製
品の不良率がなくなる。前記回収部によって回収された
材料を再び投入口から投入可能とする自動回収装置を有
することによる、回収した材料を再利用することによ
り、材料費を低減できるので、それだけ製造コストを削
減でき、環境に優しい装置となる。なお、自動回収装置
は例えば真空抜き取り装置を用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のロータリープレス装置の全体構成を示
す図である。
【図2】前記ロータリープレス装置の要部を示す平面図
である。
【図3】前記ロータリープレス装置の供給ステーション
の構成を示す図である。
【図4】前記ロータリープレス装置の動作を説明する要
部拡大図である。
【図5】前記ロータリープレス装置の全体的な動きを説
明する図である。
【図6】従来のロータリープレス装置の要部を示す平面
図である。
【図7】従来のロータリープレス装置の動作を示す図で
ある。
【符号の説明】
1…ロータリープレス装置、1a…供給部、1b…加圧
部、1c…搬出部、5…テーブル、8a(5a)…型穴
(穴)、10…供給ステーション、14…投入口、16
…ステー、18…回収部、19…自動回収装置、31…
プレス装置、A…材料(粉体)、L2 …長さ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉浦 賢三 愛知県豊田市衣ヶ原3丁目20番地 新明工 業株式会社内 (72)発明者 岩本 英紀 愛知県豊田市衣ヶ原3丁目20番地 新明工 業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の穴が形成されて回転するテーブル
    と、このテーブルの上部の供給部に位置する状態で固定
    されて投入口から投入された材料の粉体を前記穴内に充
    填する供給ステーションと、前記テーブルと同位相で回
    転して供給部の下流側の加圧部において穴に充填された
    材料に圧力を加えることにより製品を形成するプレス装
    置とを有するロータリープレス装置において、供給ステ
    ーションに、前記穴と接する部位において穴が下を通る
    ときにその入口を均すと共にこの入口で固まっている材
    料を除去するステーを設けることにより、供給ステーシ
    ョンの長さを短くしてこれを複数設け、前記テーブルが
    1回転する間に複数の供給ステーションから材料を充填
    できるようにしたことを特徴とするロータリープレス装
    置。
  2. 【請求項2】 前記供給ステーションの下流端部におい
    て穴に充填されなかった材料を回収する回収部を有する
    請求項1に記載のロータリープレス装置。
  3. 【請求項3】 前記回収部によって回収された材料を再
    び投入口から投入可能とする自動回収装置を有する請求
    項2に記載のロータリープレス装置。
JP2001102975A 2001-04-02 2001-04-02 ロータリープレス装置 Pending JP2002301597A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001102975A JP2002301597A (ja) 2001-04-02 2001-04-02 ロータリープレス装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001102975A JP2002301597A (ja) 2001-04-02 2001-04-02 ロータリープレス装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002301597A true JP2002301597A (ja) 2002-10-15

Family

ID=18956100

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001102975A Pending JP2002301597A (ja) 2001-04-02 2001-04-02 ロータリープレス装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002301597A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8025498B2 (en) 2008-04-18 2011-09-27 Korsch Ag Rotary tableting press
WO2011122202A1 (ja) * 2010-03-30 2011-10-06 住友ベークライト株式会社 成形体製造装置および成形体の製造方法
CN102975390A (zh) * 2012-12-14 2013-03-20 成都海科机械设备制造有限公司 一种全自动连续式压榨机
JP5642290B2 (ja) * 2011-10-04 2014-12-17 株式会社三和化学研究所 余剰粉体回収機構付粉体充填装置及び回転式圧縮成形機

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8025498B2 (en) 2008-04-18 2011-09-27 Korsch Ag Rotary tableting press
WO2011122202A1 (ja) * 2010-03-30 2011-10-06 住友ベークライト株式会社 成形体製造装置および成形体の製造方法
JP2011206839A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Sumitomo Bakelite Co Ltd 成形体製造装置および成形体の製造方法
CN102802929A (zh) * 2010-03-30 2012-11-28 住友电木株式会社 成形体制造装置以及成形体的制造方法
US8845942B2 (en) 2010-03-30 2014-09-30 Sumitomo Bakelite Company Limited Compact production apparatus and method for producing compact
TWI505379B (zh) * 2010-03-30 2015-10-21 Sumitomo Bakelite Co 成形體製造裝置及成形體之製造方法
JP5642290B2 (ja) * 2011-10-04 2014-12-17 株式会社三和化学研究所 余剰粉体回収機構付粉体充填装置及び回転式圧縮成形機
EP2764989A4 (en) * 2011-10-04 2016-01-20 Sanwa Kagaku Kenkyusho Co POWDER FILLING DEVICE WITH COLLECTING MECHANISM OF EXCESSIVE POWDER AND TURNING PRESSING MACHINE
CN102975390A (zh) * 2012-12-14 2013-03-20 成都海科机械设备制造有限公司 一种全自动连续式压榨机
CN102975390B (zh) * 2012-12-14 2015-01-07 成都海科机械设备制造有限公司 一种全自动连续式压榨机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN103564071B (zh) 一种小粒茶生产设备
CN104476424A (zh) 可吸收砂料的砂轮制备摊料装置
JP2002301597A (ja) ロータリープレス装置
CN110666927B (zh) 一种陶瓷自动注浆成型方法
JP5222614B2 (ja) 粉体プレス装置
EP0823324A1 (en) Rotary tablet press
JP2011131237A (ja) 圧縮成形品の成形システム及び圧縮成形品の成形装置
EP3623728A1 (en) System for the production of compacted ice
CN211055174U (zh) 一种工程机械移动装置
CN103945957B (zh) 脱箱铸型造型装置、脱箱铸型造型方法以及托砂装置
CN213002511U (zh) 一种壳芯机
CN113232080A (zh) 一种高精密塑胶产品成型设备及其方法
CN206999719U (zh) 一种药片加工设备
CN207630170U (zh) 一种数码管贴膜切割设备
ES2423704T3 (es) Método y aparato para el encofrado de productos de hormigón
CN204277814U (zh) 一种自动化的切割砂轮成型机组
CN110549262A (zh) 一种用于生产磨床砂轮用的刮料回收装置
CN215038665U (zh) 一种混凝土预制构件自动批量布料成型装置
CN216502496U (zh) 一种铸件成孔工装
JPH0130575B2 (ja)
CN211163578U (zh) 用于生产磨床砂轮用的刮料回收装置
US2109922A (en) Method and machine for manufacturing undercut sand molds
CN214522180U (zh) 一种药片的压片装置
CN212599072U (zh) 一种用于特种铜材铸件的打孔装置
CN218535733U (zh) 压片机压力恒定机构