JP2002300828A - 釣用傘針 - Google Patents

釣用傘針

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JP2002300828A
JP2002300828A JP2001107492A JP2001107492A JP2002300828A JP 2002300828 A JP2002300828 A JP 2002300828A JP 2001107492 A JP2001107492 A JP 2001107492A JP 2001107492 A JP2001107492 A JP 2001107492A JP 2002300828 A JP2002300828 A JP 2002300828A
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hooks
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Akinori Nakagawa
明紀 中川
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KATSUICHI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 餌木やヤエン等のイカ釣仕掛に使用されるイ
カ掛け率のよい傘針。 【解決手段】 複数のフック状釣針11の直線状軸部1
1aを並列状に連接一体化した針連接部12の先端側か
ら周辺に各釣針11のフック部11bを略等角度で放射
状に拡げた傘針10であって、各釣針11のフック部1
1bと針先部11cの針連接部12軸方向の配設位置を
針連接部軸方向前後で相違させて、各釣針11の針先を
前後左右上下に三次元的に広範囲で分散させることで、
イカ等の魚類の掛け率を上げる。複数の各釣針11にサ
イズ、形状の異なる複数種類を使用するか、同一種類の
複数本を軸方向に位置をずらせて組み付けるかして傘針
10を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、イカ釣仕掛等の釣
仕掛に取り付けられる傘針に関する。イカ釣仕掛として
は、餌木、ヤエン、ルアーなどが含まれる。
【0002】
【従来の技術】アオリイカやコウイカ、スルメイカ等の
イカ釣仕掛に使用される傘針は、複数本のフック状釣針
の直線状軸部を並列状に束ねる等して連接一体化した針
連接部の先端側から各釣針の軸部より湾曲させたフック
部を針連接部周辺に放射状(傘の骨状)に突設してい
る。このような傘針は、全数の釣針のフック部を針連接
部周辺に180°以内の半円状パターンで放射状に突設
した半傘針構造と、全数の釣針のフック部を針連接部周
辺の360°の全円状パターンで放射状に突設した全傘
針構造に大別される。
【0003】上記傘針を備えた釣仕掛の例えばイカ釣仕
掛の餌木を図12に示すと、同図の餌木1はエビに似せ
た木製或いは樹脂製、布貼製等の疑似餌本体2の後端に
固定或いは可動に延在させた軸部材3に一対の傘針4を
取り付けている。一対の傘針4は同一形状・サイズの半
傘針であり、この一対が1本の軸部材3に適当な間隔で
直列に取り付けられてダブル傘針を構成する。なお、軸
部材3に取り付けられる傘針数は任意である。
【0004】傘針4は、形状・サイズが同じ同一種類の
複数本(図12では5本)のフック状釣針5で構成され
る。フック状釣針5は直線状の軸部と、この軸部の先端
から略U字状に湾曲させたフック部と、このフック部の
先端から延在する先鋭な針先部を有する。傘針4は、5
本全数の各釣針5の直線状軸部が束ねられる等して連結
一体化された針連接部を有し、この針連接部の先端側か
ら各釣針5のフック部が針連接部周辺に略等間隔で18
0°の半円状パターンで放射状に突設される。傘針4の
前記針連接部は、各釣針5の軸部を束ねて直接に半田や
接着剤、溶接等で固定した構造や、図示しない釣仕掛用
芯材の外周に半田や接着剤、溶接等で固定した構造と様
々である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】イカ釣用傘針はイカが
掛かり易いように複数本のフック状釣針のフック部を放
射状に拡げ、各釣針の針先を半円状パターンや全円状パ
ターンで広範囲に分散させて、各釣針の針先が広範囲で
イカを捉えるようにしている。実際、このような傘針は
海中で三次元的な柔軟な動きをするイカの足に釣針の針
先部が刺さってイカが掛かり易い。しかし、海中でのイ
カの動きは傘針の針先の前後左右上下方向と複雑であ
り、この複雑な動きでイカが針先から離れて単品の傘針
によるイカの掛け率が悪くなることがある。そこで、一
対の傘針を前後直列に連接したダブル傘針構造にして、
一対の傘針を同時或いは前後させてイカに掛けさせた
り、一方の傘針の針先から離れたイカを別の傘針の針先
で捉えるようにして、イカ釣仕掛全体のイカ掛け率を上
げるといった工夫がされているが、単品の傘針自体のイ
カ掛け率の向上にはならない。
【0006】本発明の目的は、イカ等の魚類の掛け率を
向上させた釣用傘針を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の釣用傘
針は、複数の釣針を有し、各釣針は、軸部と、軸部の一
端から湾曲して延びたフック部と、フック部の先端に形
成された針先部とからなり、軸部を並列に引き揃えてフ
ック部を放射状に配列させた釣用傘針において、前記軸
部の軸方向における前記針先部の位置が、一部の釣針と
他の釣針とで異なることを特徴とする。軸部の長さが異
なる釣針を軸端を揃えて並べると、軸部の軸方向におけ
る針先部の位置が異なることとなる。この場合、軸部の
軸方向におけるフック部の位置も異なる。あるいは、軸
部の長さは同じでもフック部の長さを変えることで、軸
部の軸方向における針先部の位置を異ならせることがで
きる。従来の傘針では軸部の軸方向における針先部の位
置が同一、言い換えれば、すべての釣針の針先部が同一
の平面上にあるのに対し、この発明による傘針では、一
部の釣針の針先部と他の釣針の針先部は別々の平面上に
ある。一の傘針を構成する複数の釣針を針先部の位置に
関して分類したときの種類は2に限らず3以上であって
もよい。また、傘針を構成する複数の釣針について、交
互に、数本ごとに、あるいはランダムに、針先部の位置
を異ならせることができる。
【0008】請求項2に記載の釣用傘針は、直線状軸部
とこの軸部から延在する湾曲したフック部とこのフック
部の先端の針先部を有する複数の釣針の各軸部を並列状
に連結した針連接部の先端側から各釣針のフック部を前
記針連接部周辺に放射状に突設した釣用傘針において、
複数の釣針のフック部及び針先部の針連接部軸方向での
配設位置を針連接部軸方向で前後複数段に相違させたこ
とを特徴とする。
【0009】このように軸部の軸方向における針先部の
位置を相違させることにより、複数の釣針の針先が針連
接部を囲う円周方向及び針連接部軸方向の前後方向で三
次元的に多様なパターンで分散して、海中で三次元的に
複雑に動くイカの足等が各釣針の針先に触れる確率が高
くなり、単品の傘針の魚類掛け率が確実に向上する。
【0010】この発明は全傘針、半傘針(請求項3)の
いずれにも適用できる。また、この発明の釣用傘針は、
餌木、ヤエン、ルアー等のイカ釣仕掛やその他の釣仕掛
に取り付けて傘針製品を構成するほか、交換用替針とし
て単体で譲渡などされることもある。
【0011】
【発明の実施の形態】各種の実施の形態について図1乃
至図11を参照して詳述する。
【0012】図1(A)、(B)に示される釣用傘針1
0は半傘針構造で、複数本例えば6本のフック状釣針1
1で構成される。1本の釣針11は直線状の軸部11a
と、軸部11aの先端から湾曲させたフック部11b
と、フック部11bの先端から延在する先鋭な針先部1
1cを有する。6本の釣針11の各軸部11aが並列状
に連接一体化されて針連接部12を形成する。針連接部
12は、例えば図2に示すように6本の釣針11の各軸
部11aを並列にして半円弧状に一連に連接一体化した
半円筒形状を成し、この半円筒状針連接部12の先端部
分の外面側に各釣針11のフック部11bが180°以
内の半円状パターンで放射状に拡がる。なお、針連接部
12の形状は半円筒状に限らず、各釣針11の軸部11
aを束ねて半田等で一体化した棒状や、別部材である軸
材に各釣針11の軸部11aを個々に固定した形状であ
ってもよい。
【0013】図2の半傘針構造の傘針10の製造は、例
えば図示しない型を使って6本の釣針11を図2の形状
に仮保持した状態で、各軸部11aを一連に例えば半田
13で接合一体化することで行われる。半田13は各軸
部11aの隙間に浸透して固化されるため、半円筒状針
連接部12の内面に大きく張り出さずに針連接部12の
内面を半円筒面にする。この針連接部12の半円筒状内
面側を図2の鎖線や図3に示すような丸棒状の釣仕掛用
芯材20の外周の半周部分に嵌着して固定することで、
傘針10が釣仕掛の半傘針として使用される。芯材20
は、釣仕掛に使用される硬質又は軟質の金属芯、樹脂芯
である。
【0014】また、図2に示される半円筒状針連接部1
2の幅方向両端2本の釣針11の各フック部11bの成
す拡開角度θ2は、半傘針として使用する場合は180
°が望ましいが、180°未満であってもよい。さら
に、6本の釣針11の隣接する2本のフック部11bの
成す拡開角度θ1は等角度が望ましいが、等角度に限定
されない。とくに、2つの半傘を合わせて全傘針として
使用する場合には、拡開角度θ2を180°未満とする
のが望ましい。たとえば、図2に示される傘針10にお
いて、6本の釣針11の間隔すなわち拡開角度θ1を、
時計回りで、18°、36°、36°、36°、18°
に設定すると、拡開角度θ2は144°となる。このよ
うな構成の2つの傘針10を合わせることにより、36
°間隔で放射状に配列した12本の釣針11からなる全
傘が得られる。
【0015】以上の半傘針構造の傘針10は、6本全数
の釣針11に異なるサイズの2種類を使用して、6本全
数の釣針11のフック部11bと針先部11cの針連接
部軸方向での配設位置を前後2段に相違させたことを特
徴とする。例えば、6本の釣針11の軸部11aの長さ
を大小2段階に相違させた図4に示すような2種類の釣
針11S,11L、つまり、軸部11aが短い小サイズ
の釣針11Sと、軸部11aが長い大サイズの釣針11
Lの2種類を用意する。また、小サイズの釣針11Sは
その針先部11cの外面側にカエリ11dを形成したカ
エリ付釣針を使用し、大サイズの釣針11Lはカエリ無
しのスレ針を使用する。そして、小サイズの釣針11S
と大サイズの釣針11Lの計6本の釣針11を各々の軸
部11aの基端を揃えて半傘針構造に組み付ける。
【0016】図1の半傘針構造の傘針10は、図5
(A)に示すように半円筒状針連接部12の幅方向両端
2本と幅方向中央部2本が大サイズの釣針11Lにして
あり、幅方向両端から2本目ずつの計2本が小サイズの
釣針11Sにしてある。この6本の釣針11の各フック
部11bを針連接部12の周辺に180°内の半円状パ
ターンで放射状に突設させて、計4本の大サイズの釣針
11Lの針先を針連接部12の軸方向での後段位置で半
円状パターンで分散させ、2本の小サイズの釣針11S
の針先を針連接部12の軸方向での前段位置で分散さ
せ、更に大サイズの釣針11Lの針先と小サイズの釣針
11Sの針先を針連接部12の軸方向前後に所定の離隔
距離hで分散させて、6本の釣針11の各針先を針連接
部軸方向の前後と左右上下の三次元方向で分散させる。
また、この6本の釣針11の針先と同様に6本の釣針1
1の各フック部11bを針連接部軸方向の前後と左右上
下の三次元方向で分散させる。
【0017】このような6本の釣針11の針先とフック
部11bの多様な三次元方向の分散形態は、海中で三次
元的に複雑な動きをするイカ等の魚類の動きに対応して
針先による魚類の掛け率が上がり、特にイカの足の掛け
率が一段と向上することが実証されている。すなわち、
傘針10でイカを掛ける場合、針連接部12の軸方向で
後段位置にある大サイズ釣針11Lの針先と前段位置に
ある小サイズ釣針11Sの針先が広範囲に分散してい
て、この分散した広範囲の6箇所の針先がイカに同時に
或いは前後して突き刺さることになり、また、前後の異
なる位置にある大小両サイズの釣針11S、11Lの一
方の針先からイカが逃げようと動いて他方の針先に掛か
る確率が高くなって、単品の傘針10のイカ掛け率が向
上する。
【0018】また、針連接部12の軸方向後段位置にあ
る大サイズの釣針11Lをスレ針にし、前段位置にある
小サイズの釣針11Sをカエリ付釣針とすることで、イ
カ掛け率が向上すると共に掛かったイカを傷つけること
少なくして取り外すことが容易になる。つまり、針連接
部12の後段位置にる大サイズの釣針11Lのフック部
は、このフック部より前段位置にある小サイズの釣針1
1Sのフック部を覆うような外方位置に在って、この外
方位置の大サイズ釣針11Lをスレ針にすることでイカ
の掛かりと取り外しが容易になる。また、大サイズの釣
針11Lより前段位置に在る小サイズの釣針11Sをカ
エリ付釣針とすることで、掛かったイカを釣り上げると
きに逃がすバラシ発生が少なくなってイカの釣果を良く
し、更に、小サイズの釣針11Sのカエリ11dを針先
部11cの凸状に湾曲した外面側に形成することでイカ
を傷つけること少なくして取り外すことが容易となる。
【0019】なお、傘針10における釣針11の形状と
サイズ及び使用本数は上記実施の形態例に限らない。
【0020】例えば、図4に示されるサイズの異なる2
種類の釣針11S,11Lの場合、小サイズの釣針11
Sが針先部内面側にカエリを有するカエリ付釣針にして
もよい。また、傘針10の用途によっては大サイズの釣
針11Lをカエリ付釣針にして小サイズの釣針11Sを
スレ針にしてもよく、更には、大小サイズの2種類の釣
針11S,11Lを共にカエリ付釣針、或いは、スレ針
にすることも可能である。また、傘針10は同一サイズ
の6本のフック状釣針を使用して構成することも可能で
あり、この場合は、同一サイズの6本のフック状釣針の
各直線状軸部を軸方向に図1で示す上記距離hで前後に
ずらして連接一体化することで、6本の釣針のフック部
と針先部の配設位置を前後に距離hで相違させる。この
ような釣針の形状とサイズは、本発明傘針の用途に応じ
て選択される。
【0021】次に、図1の傘針10を使った釣仕掛の具
体例を図6に示し説明すると、同図の釣仕掛は図12と
同様なイカ釣仕掛の餌木に一対の傘針10を使用したも
のである。この餌木は、図12と同様な疑似餌本体2の
後端から延在させた1本の軸部材3に一対の半傘針構造
の傘針10を所定の間隔をもって固着したダブル半傘針
構造を有する。軸部材3は傘針10の針連接部12を固
定するもので、例えば図3と同様な芯材20と熱収縮チ
ューブ21を有する。芯材20の上面半周部分に半円筒
状針連接部12の内面側を嵌着し、針連接部12の外面
側と芯材20に熱収縮チューブ21を被せて熱収縮チュ
ーブ21を加熱処理する。熱収縮チューブ21が熱収縮
して針連結部12を芯材20に強固に圧着して固定す
る。
【0022】図6のイカ釣仕掛の餌木で海中のイカを釣
る場合、軸部材3の前後に在る各傘針10の各々の良好
なイカ掛け率の相乗効果で一対の傘針10,10による
ダブル半傘針のイカ掛け率が一段と向上する。また、傘
針10の釣針11が根掛かり等して摩耗や変形して針交
換の必要性が生じた場合は、熱収縮チューブ21をカッ
ターナイフ等で手動で切れ目を入れて剥がすと、傘針1
0が芯材20から簡単に取り外されて新しい半傘針と交
換できる。このような半傘針の交換はイカ釣仕掛のユー
ザーで簡単に行うことができ、かつ、傘針だけの交換で
済んで疑似餌本体2を交換する必要がないのでユーザー
にとって経済的である。
【0023】図7の実施の形態に示される釣用傘針10
は半傘針構造で、これの図1の実施の形態の傘針と相違
するところは、図5(B)に示すように半円筒状針連接
部12の幅方向中央部の2本の釣針を小サイズの釣針1
1Sとし、幅方向両端部の2本ずつを大サイズの釣針1
1Lとしたことである。
【0024】図7の傘針10の場合も6本の釣針11の
各フック部11bを針連接部12の周辺に180°内の
半円状パターンで放射状に突設させると、計4本の大サ
イズの釣針11Lの針先が針連接部12の軸方向の後段
位置で半円状パターンで分散し、2本の小サイズの釣針
11Sの針先が針連接部軸方向の前段位置で左右に分散
し、大小サイズの各釣針の針先が針連接部軸方向で所定
の距離hをもって分散して、6本の釣針11の各針先が
針連接部軸方向の前後と左右上下の三次元方向で複雑に
分散する。そのため、図7の傘針10も図1の傘針と同
様にイカ掛け率が向上する。また、小サイズの釣針11
Sの針先部11cの外面側に帰り1dを形成すること
で、釣り上げたイカを外すときにイカを傷つけ難い。
【0025】図8は、図7の傘針10の一対を使用した
イカ釣仕掛の餌木のダブル半傘針構造を示す。この餌木
は図6の餌木と同様の構造ゆえに詳細説明は省略する。
【0026】図9の実施の形態に示される釣用傘針10
も半傘針構造で、これは図5(C)に示すように半円筒
状針連接部12の幅方向中央部の2本と幅方向両端の2
本の釣針を小サイズの釣針11Sとし、幅方向両端から
2本目の計2本の釣針を大サイズの釣針11Lとしたこ
とを特徴としている。
【0027】図9の傘針10の場合も6本の釣針11の
各フック部11bを針連接部12の周辺に180°内の
半円状パターンで放射状に突設させると、計2本の大サ
イズの釣針11Lの針先が針連接部12の軸方向の後段
位置で左右に分散し、計4本の小サイズの釣針11Sの
針先が針連接部軸方向の前段位置で半円状パターンで分
散し、大小サイズの各釣針の針先が針連接部軸方向で所
定の距離hをもって分散して、6本の釣針11の各針先
が針連接部軸方向の前後と左右上下の三次元方向で複雑
に分散する。
【0028】図10は、図9の傘針10の一対を使用し
たイカ釣仕掛の餌木のダブル半傘針構造を示す。この餌
木も図6の餌木と同様の構造ゆえに詳細説明は省略す
る。
【0029】図11は、図1と図7の形態の異なる2種
の傘針10、10を共通の軸部材3に取り付けたイカ釣
仕掛の餌木のダブル半傘針構造を示す。この餌木におい
ては前後一対の図1と図7の傘針10,10が共にイカ
掛け率が良好であることから、餌木全体のイカ掛け率が
図8や図10の餌木と同様に良好となる。なお、共通の
軸部材3に取り付ける図1と図7の傘針10,10の前
後関係は図11の前後関係と逆であってもよく、また、
共通の軸部材3に図1と図9の傘針10,10を、又
は、図7と図9の傘針10,10を前後に取り付けても
よい。また、図1と図7と図9の3種の傘針10,1
0,10を共通の軸部材に取り付けてトリプル半傘針構
造とすることも可能である。
【0030】以上の各実施の形態における傘針10は複
数本のフック状釣針11のフック部11bと針先部11
cの針連接部12の軸方向における配設位置を前後2段
に相違させたが、前後3段以上に相違させることも可能
である。また、上記実施の形態の傘針10は半傘針の場
合であるが、本発明は全傘針にも有効に適用され、この
全傘針においては上記実施の形態の半傘針の一対を合体
させて全傘針構造とすることで実施することができ、こ
のようにすることで全傘針の製作が容易となる。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、複数本のフック状釣針
の直線状軸部を固定した針連接部に対して複数本の釣針
のフック部や針先が針連接部軸方向の前後に複数段で三
次元的に分散するため、イカなどの魚類の掛け率を向上
させることが容易になる効果がある。特に複数本の釣針
の針先の三次元的な分散のパターンは、海中で複雑微妙
に動くイカの足を捉えるに好都合で、傘針をイカ釣仕掛
の餌木やヤエンの半傘針に使用すると餌木やヤエンのイ
カ釣仕掛の商品価値を上げ、また、イカ釣仕掛の替針と
しても利用できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の第1の実施の形態を示す傘針
の平面図、(B)は側面図である。
【図2】図1(B)のT−T線の拡大断面図である。
【図3】図1の傘針と釣仕掛用芯材の組付時の側面図で
ある。
【図4】図1の傘針を構成するサイズの異なる2種の釣
針の拡大側面図である。
【図5】(A)は図1の傘針における釣針の配置関係を
説明するための釣針配置図、(B)は図7の傘針におけ
る釣針の配置関係を説明するための釣針配置図、(C)
は図9の傘針における釣針の配置関係を説明するための
釣針配置図である。
【図6】(A)は図1の傘針を使用したイカ釣仕掛の部
分平面図、(B)は側面図である。
【図7】(A)は本発明の第2の実施の形態を示す傘針
の平面図、(B)は側面図である。
【図8】(A)は図7の傘針を使用したイカ釣仕掛の部
分平面図、(B)は側面図である。
【図9】(A)は本発明の第3の実施の形態を示す傘針
の平面図、(B)は側面図である。
【図10】(A)は図9の傘針を使用したイカ釣仕掛の
部分平面図、(B)は側面図である。
【図11】(A)は本発明の傘針を使用したイカ釣仕掛
の部分平面図、(B)は側面図である。
【図12】従来の傘針を使用したイカ釣仕掛の斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 餌木 2 疑似餌本体 10 傘針 11 フック状釣針 11a 直線状軸部 11b フック部 11c 針先部 11d カエリ 11S 小サイズの釣針 11L 大サイズの釣針 12 針連接部 13 半田 20 芯材 21 熱収縮チューブ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の釣針を有し、各釣針は、軸部と、
    軸部の一端から湾曲して延びたフック部と、フック部の
    先端に形成された針先部とからなり、軸部を並列に引き
    揃えてフック部を放射状に配列させた釣用傘針におい
    て、 前記軸部の軸方向における前記針先部の位置が、一部の
    釣針と他の釣針とで異なることを特徴とする釣用傘針。
  2. 【請求項2】 直線状軸部とこの軸部から延在する湾曲
    したフック部とこのフック部の先端の針先部を有する複
    数の釣針の各軸部を並列状に連結した針連接部の先端側
    から各釣針のフック部を前記針連接部周辺に放射状に突
    設した釣用傘針において、前記複数の釣針のフック部及
    び針先部の前記針連接部軸方向における配設位置を針連
    接部軸方向で前後複数段に相違させたことを特徴とする
    釣用傘針。
  3. 【請求項3】 前記針連接部から複数の釣針のフック部
    を180°以内の半円状パターンで放射状に突設して半
    傘針構造としたことを特徴とする請求項1または2の釣
    用傘針。
  4. 【請求項4】 釣用傘針製品の交換用替針であることを
    特徴とする請求項1、2または3の釣用傘針。
JP2001107492A 2001-04-05 2001-04-05 釣用傘針 Withdrawn JP2002300828A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR200473123Y1 (ko) 2012-05-10 2014-06-12 김용수 상하 바늘을 갖는 문어 포획용 낚시 어구
KR102036472B1 (ko) * 2019-01-09 2019-10-24 임태규 낚시바늘 결합구 제작방법
KR20220019364A (ko) * 2020-08-10 2022-02-17 김태준 낚시용 인조미끼
WO2023234474A1 (ko) * 2022-05-31 2023-12-07 주식회사 세온 낚시용 인조미끼

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