JP2002300658A - Cdma携帯電話装置 - Google Patents

Cdma携帯電話装置

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JP2002300658A
JP2002300658A JP2001101698A JP2001101698A JP2002300658A JP 2002300658 A JP2002300658 A JP 2002300658A JP 2001101698 A JP2001101698 A JP 2001101698A JP 2001101698 A JP2001101698 A JP 2001101698A JP 2002300658 A JP2002300658 A JP 2002300658A
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JP2001101698A
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Makoto Sasaki
誠 佐々木
Kazuki Hoshino
一樹 星野
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W48/00Access restriction; Network selection; Access point selection
    • H04W48/20Selecting an access point
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/38Transceivers, i.e. devices in which transmitter and receiver form a structural unit and in which at least one part is used for functions of transmitting and receiving
    • H04B1/40Circuits

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  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Security & Cryptography (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 通話の開始時に通信の相手となる基地局を迅
速に選択可能とするCDMA携帯電話装置を提供するこ
と。 【解決手段】 CDMA携帯電話装置が、送受信ブロッ
ク85と、論理制御ブロック76と、失敗基地局記憶ブ
ロック87とを備えて構成され、論理制御ブロック76
は、送受信ブロック85を介して、複数の基地局の中か
ら一基地局を選択して通話回線の設定をする際に、選択
した基地局から応答がなく通話回線の設定に失敗した場
合は、選択した基地局を失敗基地局記憶ブロック87に
記憶し、次回の基地局選択動作では、失敗基地局記憶ブ
ロック87に記憶されている基地局の選択を除外してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はCDMA携帯電話装
置に係り、特に、基地局の選択動作を行うCDMA携帯
電話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】CDMA携帯電話システム、すなわち、
米国ではIS−95(TIA)、日本ではT−53(A
RIB)で採用されている携帯電話システム(以下、C
dmaOne携帯電話システムと略す)については、電
波産業会(ARIB)が発行した「CDMA方式携帯自
動車電話システム標準規格(ARIB STD−T5
3)」に記載されている。
【0003】以下、図13〜図23を参照して、Cdm
aOne携帯電話システムの携帯電話機(以下、移動局
という)が発呼または着呼の際に通信する基地局の選択
動作について説明する。図13はCdmaOne携帯電
話システムの従来の構成を示すブロック図であり、図1
4は基地局の構成を示すブロック図であり、図15は移
動局の構成を示すブロック図であり、図16はCdma
One携帯電話システムで使用されるウォルシュ符号の
説明図であり、図17はCdmaOne携帯電話システ
ムで使用されるショートPN(擬似ランダム雑音:Pseu
dorandom Noise)符号の説明図であり、図18はCdm
aOne携帯電話システムで使用されるロングPN符号
の説明図であり、図19はウォルシュ符号、ショートP
N符号およびロングPN符号のCdmaOne携帯電話
システムにおける利用状況を説明する説明図であり、図
20は移動局が基地局パイロットチャネルを選択する動
作の概略フローチャートであり、図21および図22は
移動局が基地局パイロットチャネルを選択する動作の詳
細フローチャートであり、図23は図21および図22
の詳細フローチャートの動作ルートを説明する説明図で
ある。
【0004】図13において、CdmaOne携帯電話
システム300は、移動局301と、第1の基地局31
0と、第1の領域311と、第2の基地局320と、第
2の領域321と、第3の基地局330と、第3の領域
331と、スイッチング局340と、交換局350と、
第1の電話機361と、第2の電話機362と、第3の
電話機363とを備えて構成されている。移動局301
は、第1の基地局310の通信可能な、第1の領域31
1の内部に存在し、第1の基地局310の第1の領域3
11に隣接する領域として第2の領域321と第3の領
域331があり、第2の領域321に第2の基地局32
0が存在し、第3の領域331に第3の基地局330が
存在する。
【0005】第1の基地局310、第2の基地局320
および第3の基地局330は通信回線でスイッチング局
340に接続されており、スイッチング局340は有線
電話の交換局である交換局350に接続されており、交
換局350は有線電話回線により有線電話の加入者の保
有する第1の電話機361、第2の電話機362および
第3の電話機363に接続されている。実際にはより多
くの電話機が交換局350に接続されており、また、第
1の領域311にはより多くの隣接領域および基地局が
存在して周辺領域群および周辺基地局群を構成し、これ
ら周辺領域群および周辺基地局群の外側にはさらに通信
領域群および通信基地局群が存在して、これら基地局も
スイッチング局340に接続されている。また、各領域
には移動局301の他に多数の移動局が存在している。
【0006】図14は図13に示した第1の基地局31
0の構成を示すブロック図である。第1の基地局310
は、パイロットチャネル信号発生部11と、シンクチャ
ネル信号発生部12と、ウォルシュ符号変調部13と、
ページングチャネル・データ発生部14と、ページング
チャネル・ロングPN符号変調部15と、音声入力部1
6と、第1の音声処理符号化部17と、第1の通話チャ
ネル・ロングPN符号変調部18と、第1のショートP
N符号変調部19と、第1の搬送波変調部20と、第1
のアンテナ部21と、第2のアンテナ部22と、受信復
号部23と、アクセスチャネル・データ検出部24と、
プリアンブル符号検出部27と、音声出力部25と、制
御部26とを備え、パイロットチャネル信号、シンクチ
ャネル信号、複数のページングチャネル信号および複数
の電話機からの信号を電波として発射するとともに、複
数の移動局からの複数のアクセスチャネル信号および通
話信号を受信して各移動局を制御するとともに、通話信
号を複数の電話機に伝送するものである。
【0007】図15は図13に示した移動局301の構
成を示すブロック図である。移動局301は、アクセス
チャネル・データ発生部51、アクセスチャネル・ロン
グPN符号変調部52、第1の切替部53、第2のショ
ートPN符号変調部54、第2の搬送波変調部55、ア
ンテナ共用部56、第3のアンテナ部57、マイク部5
8、第2の音声処理符号化部59、プリアンブル符号発
生部60、第2の通話チャネル・ロングPN符号変調部
61、第2の搬送波復調部62、ショートPN符号復調
部63、第2の切替部64、ウォルシュ“0”復号部6
5、パイロットチャネル・オフセット検出部66、ウォ
ルシュ“32”復号部67、シンクチャネル・データ検
出部68、ページングチャネル・ウォルシュ符号復号部
69、ページングチャネル・ロングPN符号復号部7
0、ページングチャネル・データ検出部71、通話チャ
ネル・ウォルシュ符号符号復号部72、通話チャネル・
ロングPN符号復号部73、音声処理復号部74および
スピーカ部75を有する送受信ブロック85と、論理判
定部77、プログラムメモリ部78およびデータメモリ
部79を有する論理制御ブロック76と、キー操作部8
0、表示部81および電池部82を有する周辺ブロック
86とを備えて構成されている。
【0008】送受信ブロック85では、基地局からのパ
イロットチャネル信号およびシンクチャネル信号を受信
して通信相手の基地局を特定し、ページングチャネルで
の移動局呼び出し信号およびアクセスチャネルによる移
動局からの発呼信号により、基地局を通じて電話機との
間に通話回線を設定し通話を可能としている。また、論
理制御ブロック76は制御プログラムを記憶しており、
送受信ブロック85からの情報を得て、必要な制御信号
を送受信ブロック85に出力している。周辺ブロック8
6は、上記動作に必要な電源を供給すると共に、使用者
の必要とする通話のための情報を入力し、また移動局の
制御の状況を使用者に表示する。
【0009】以下、送受信ブロック85、論理制御ブロ
ック76および周辺ブロック86のこれらを構成する各
部について説明する。なお、本発明に係る実施形態の説
明では、各部毎の説明は行わずにブロック毎に説明す
る。
【0010】以下に、図13〜図23を用いて、Cdm
aOne携帯電話システム300の動作について概略的
に説明する。図13に示したCDMA携帯電話システム
300を構成する移動局301は、移動局301が存在
する第1の領域311の第1の基地局310と、以下の
方法で通話を開始する。
【0011】まず、第1の基地局310から移動局30
1に送られてくる信号について説明する。図14に示し
たパイロットチャネル信号発生部11は、1.2288
Mbpsの無変調の“1”,“0”のパルス列を発生
し、ウォルシュ符号変調部13でウォルシュ“0”符号
によって変調される。また、シンクチャネル信号発生部
14は、1.2kbpsのシンクチャネル・データを発
生し、ウォルシュ符号変調部13でウォルシュ“32”
符号によって変調される。また、ページングチャネル信
号発生部19は、2.4kbps乃至9.6kbpsの
移動局301を呼び出すためのデジタル信号を発生し、
その出力はページングチャネル・ロングPN符号変調部
15でロングPN符号変調され、さらに、ウォルシュ符
号変調部13でページングチャネル・ウォルシュ符号に
よって変調される。
【0012】図13に示した第1の電話機361から出
力され交換局350およびスイッチング局340を経由
した音声信号は、音声入力部16および第1の音声処理
符号化部17を経由して、第1の通話チャネル・ロング
PN符号変調部18でロングPN符号変調され、通話チ
ャネル・ウォルシュ符号変調部13で通話チャネル・ウ
ォルシュ符号によって変調される。図14の点線で囲ま
れたページングチャネル信号の部分と音声入力信号の部
分については、実際には複数存在する。
【0013】図16は、ウォルシュ符号変調部13で使
用されるウォルシュ符号を示す説明図である。ウォルシ
ュ符号は全部で64あり、下り回線(基地局から移動局
への信号伝送回線)ではウォルシュ符号はチャネル識別
に用いられ、符号“0”はパイロットチャネルに、ま
た、符号“32”はシンクチャネルに、符号“32”を
除く符号“1”から符号“63”まではページングチャ
ネルと通話チャネルに用いられる。
【0014】図18は、ロングPN符号を示す説明図で
ある。下り回線において、ロングPN符号は信号の秘匿
化に用いられている。ウォルシュ符号変調部13に入力
されたパイロットチャネル信号、シンクチャネル信号、
複数のページングチャネル信号および複数の音声信号
は、それぞれ対応するウォルシュ符号で変調され、これ
らの出力は合成された後、第1のショートPN符号変調
部19に入力されショートPN符号変調される。
【0015】図17は、ショートPN符号を示す説明図
である。下り回線において、ショートPN符号は基地局
を区別するために用いられている。図13に示した第1
の基地局310、第2の基地局320および第3の基地
局330は、既に説明したウォルシュ符号をチャネル識
別に利用しているため、どの基地局から送られた信号か
を判定するために、各基地局はそれぞれ同一のショート
PN符号を使用し、図17に示すように、その位相を6
4ビットずつずらした異なる位相のものを用いることに
より、移動局は各基地局を識別可能としている。これを
「オフセット」という。
【0016】第1のショートPN符号変調部19でショ
ートPN符号変調された合成信号は、第1の搬送波変調
部20に入力され、搬送波変調された後、第1のアンテ
ナ部21から電波として発射される。
【0017】次に、移動局の動作について説明する。以
下の説明では、移動局301,第1の基地局310を単
に移動局,基地局と記し、特別に必要な場合のみ移動局
301,第1の基地局310と明記する。
【0018】図20に示すように、移動局が電源を投入
してから基地局を介して電話加入者と通話を開始し、終
了するまでの過程は以下に示した4つのステートに区分
される。 ステップS100:初期化ステート(Initialization s
tate) ステップS200:待ち受けステート(Idle state) ステップS300:アクセスステート(Access state) ステップS400:通話ステート(Control on the tra
ffic channels state)
【0019】図21および図22に各ステートのさらに
詳細な動作ステップを示し、図23に各動作ステップの
動作ルートを示す。まず、ステップS1では移動局に電
源を入れる。図15に示したキー操作部80の電源オン
に相当するキーを使用者が押すと、電池部82の電圧
は、論理制御ブロック76の指示により、各部に電圧が
供給される。移動局はアナログタイプの携帯電話システ
ムは使用せずCdmaOne方式専用のものであるとす
る。ステップS2では、移動局が内部に記憶されている
無線周波数番号を設定する。より詳細には、論理制御ブ
ロック76のデータメモリ部79に記憶された無線周波
数番号に対応する送信周波数と受信周波数が、第2の搬
送波変調部55と搬送波復調部61に設定される。
【0020】ステップS3では、論理制御ブロック76
からの指示により、第2の切替部64をウォルシュ
“0”復号部65側に切り替えて、ステップS4に進
む。ステップS4では、第3のアンテナ部57、アンテ
ナ共用部56および搬送波復調部62を経由して、ショ
ートPN符号復調部63で復号し、その出力をウォルシ
ュ“0”復号部65に送る。ウォルシュ“0”復号部6
5では、ウォルシュ“0”符号を用いてさらに復号し、
最強の信号強度を有するパイロットチャネルを探してス
テップS5に進む。
【0021】ステップS5では、パイロットチャネル・
オフセット検出部66でショートPN符号のオフセット
を検出してステップS6に進む。但し、この段階ではP
N符号のオフセット番号を検出した訳ではない。また、
ショートPN符号のオフセットを検出できず、パイロッ
トチャネルの受信に失敗するとステップS2に戻り、再
度、データメモリ部79に記憶された別の無線周波数番
号に対応する送信無線周波数と受信周波数を第2の搬送
波変調部55と搬送波復調部62に設定し、上記動作を
繰り返す。
【0022】ステップS6では、論理制御ブロック76
からの指示により、第2の切替部64をウォルシュ“3
2”復号部67側に切り替えて、基地局からのシンクチ
ャネルの信号を受信する。すなわち、搬送波復調部62
およびショートPN符号復調部63によって復号された
信号は、さらにウォルシュ“32”復号部67で対応す
るシンクチャネルのみが検出され、シンクチャネル・デ
ータ検出部68に送られる。ステップS7では、以上の
動作でシンクチャネルのデータを復号できた場合はステ
ップS8に進み、復号できない場合はステップS3に戻
る。
【0023】ステップS8では、シンクチャネル・デー
タ検出部68で以下の情報を取得し、データメモリ部7
9に記憶する。 1)基地局のプロトコル改定レベル 2)基地局のサポートする最低のプロトコル改定レベル 3)ネットワーク識別符号 4)基地局パイロットチャネルのPNシークエンスのオ
フセット番号 5)ロングPN符号のステート 6)システム・タイム 7)ページングチャネルのデータレート 上記4)により、移動局は基地局のパイロットチャネル
のPNシークエンスのオフセット番号を知り、どの基地
局を受信しているかを正確に認識する。
【0024】ステップS9では、シンクチャネルで得ら
れた情報に基づいて、移動局のプロトコル・レベルが基
地局のサポートする最低のレベル以上かをチェックし
て、“No”の場合はステップS2に戻り、“Yes”
の場合はステップS10に進む。ステップS10では、
ステップS8で取得した5)ロングPN符号のステート
および6)システム・タイムを用いて、基地局から送ら
れたロングPN符号の内容およびそのタイミング情報を
用いて、ページングチャネル・ロングPN符号復号部7
0および通話チャネル・ロングPN符号復号部73で使
用されるロングPN符号とそのタイミングを設定する。
【0025】ステップS11では、論理制御ブロック7
6からの指示により、第2の切替部63をページングチ
ャネル・ウォルシュ符号復号部68側に切り替えて、ス
テップS8のシンクチャネルで得られた情報に基づいて
ページングチャネルのコード番号からデータレート等を
設定し、基地局から送られたページングチャネル信号を
受信する。すなわち、搬送波復調部61およびショート
PN符号復調部62によって復号された信号は、ページ
ングチャネル・ウォルシュ符号に対応するページングチ
ャネルのみが検出され、さらにページングチャネル・ロ
ングPN符号復号部69で復号される。すなわち、ステ
ップS10でタイミング合わせをしたロングPN符号を
用いてページングチャネルのデータを復号し、その出力
をページングチャネル・データ検出部71に送り、周辺
基地局,残余基地局に関するデータを取得し、データメ
モリ部79に蓄え、ステップS12に進む。
【0026】以上説明したステップS1〜S11が、図
20に示したステップS100(初期化ステート)に相
当する。
【0027】ステップS12では、待ち受け期間中に通
話を開始するまでの間に、周辺基地局リストおよび残余
基地局リストの各基地局のパイロットチャネルの受信強
度を測定し、その結果により、周辺基地局リストおよび
残余基地局リストに各基地局のパイロットチャネルの受
信強度を記入してリストを改定し、ステップS13に進
む。ステップS13では、現在の基地局の受信信号強度
が受信可能最低信号強度より低下したかをチェックす
る。待ち受け期間中にも移動局は移動しているので、現
在の基地局の受信信号強度が受信可能最低信号強度より
低下することは起こり得る。低下した場合はステップS
14に進み、低下しない場合はステップS16へ進む。
【0028】ステップS14では、周辺基地局リスト中
に受信可能最低信号強度より大きい受信レベルのパイロ
ットチャネルを有する基地局が存在するかをチェック
し、存在しない場合はステップS3に進む。一方、存在
する場合はステップS15に進み、ステップS15では
周辺基地局リスト中で受信強度が最大となるパイロット
チャネルのオフセット番号(以下、パイロットチャネル
のオフセット番号を単にオフセット番号という)を有す
る基地局のページングチャネルを選択してステップS1
2に戻る。
【0029】ステップS13で受信感度が低下しない場
合は、ステップS16に進む。ステップS16では、ペ
ージングチャネルで基地局からの呼び出しがあるかをチ
ェックして、呼び出しがある場合はステップS18に進
む。一方、基地局からの呼び出しがない場合はステップ
S17に進み、移動局から基地局へ発呼するかをチェッ
クして、発呼する場合はステップS18に進み、発呼し
ない場合はステップS16に戻る。
【0030】以上説明したステップS12〜S17が、
図20に示したステップS200(待ち受けステート)
に相当する。実際には、上記の他に、移動局を基地局シ
ステムで認証し登録する等の動作が存在するが、本発明
の動作を説明する上では関係のない事柄であるため省略
した。
【0031】ステップS18では、ステップS16で基
地局から呼び出しがあった場合と、ステップS17で移
動局から基地局へ発呼する場合との2通りあるが、いず
れの場合もアクセスチャネルを用いて基地局へ連絡し、
ステップS19に進む。より詳細には、アクセスチャネ
ル・データ発生部51は、移動局が基地局からの呼び出
しを受けたことを示すデータまたは移動局から発呼する
ことを示すデータを発生し、アクセスチャネル・ロング
PN符号変調部52でアクセスチャネル・ロングPN符
号により変調され、第1の切替部53を経て、さらに第
2のショートPN符号変調部54でショートPN符号変
調され、第2の搬送波変調部55で搬送波に変換され、
アンテナ共用部56を経由し、第3のアンテナ部57か
ら電波として発射され、基地局に信号が送られる。上り
回線では、図19に示すように、ロングPN符号はアク
セスチャネルと通話チャネルとを区別するために使用さ
れ、ショートPN符号は移動局がどの基地局と通信して
いるかを区別するために使用されている。
【0032】次に、ステップS19では、ページングチ
ャネルで基地局から通話開始の指示があるかをチェック
し、通話開始の指示がある場合はステップS20に進
む。一方、基地局から通話開始の指示を受信できない場
合はステップS3に戻る。ステップS20では、通話チ
ャネルで基地局にプリアンブル(移動局が基地局の通話
開始信号を受信したことを示す符号)を送信し、ステッ
プS21に進んで通話を開始する。
【0033】以下、ステップS19、ステップS20お
よびステップS21の動作について詳しく説明する。ス
テップS18において移動局から送られた電波を基地局
の第2のアンテナ部22で受信し、受信復号部23を経
て、アクセスチャネル・データ検出部24で検出し、基
地局からの呼び出しを移動局が検出したこと、または移
動局が基地局へ発呼を要求していることを知り、その内
容を制御部26に伝える。制御部26はそれをページン
グチャネル・データ発生部14に伝え、ページングチャ
ネル・データ発生部14は、移動局に通話開始を指示す
る情報を既に説明したように第1のアンテナ部21から
電波として発射する。
【0034】基地局が発射したこの電波は、移動局の第
3のアンテナ部57によって受信され、既に説明したよ
うに、ページングチャネル・データ検出部71で移動局
が基地局から通話開始を指示されたことを検出し、この
情報を論理制御ブロック76に伝える。論理制御ブロッ
ク76は、この情報をプリアンブル符号発生部60に伝
えると同時に、第1の切替部53を第2の通話チャネル
・ロングPN符号変調部61側に切り替え、第2の切替
部64を通話チャネル・ウォルシュ符号符号復号部72
側に切り替る。プリアンブル符号発生部60のプリアン
ブル符号は、第2の通話チャネル・ロングPN符号変調
部61で通話チャネル・ロングPN符号変調され、既に
説明したように、第3のアンテナ部57から電波として
基地局に向けて発射される。
【0035】ここで、通話チャネルを区別する通話チャ
ネル・ロングPN符号には、ロングPN符号の1つが用
いられるが、図18に示したようにロングPN符号は約
4.4兆もあって、各移動局に個別に割り当てることが
できるため、基地局は、通話チャネルを指定する必要な
く単に通話の開始を移動局に指示すれば良い。次に、ス
テップS21の通話動作では、移動局は、マイク部58
からの音声信号を第2の音声処理符号化部59および第
2の通話チャネル・ロングPN符号変調部61を経由し
て、既に説明したように、第3のアンテナ部57から電
波として基地局向けに発射する。
【0036】移動局から発射されたこの電波を基地局の
第2のアンテナ部22で受信し、受信復号部23を経て
音声出力部25で移動局からの音声信号を出力し、この
音声信号はスイッチング局340および交換局350を
経由して第1の電話機361に送られる。一方第1の電
話機361からの音声信号は、交換局350、スイッチ
ング局340を経由して音声入力部16に伝えられ、既
に説明したように、第1のアンテナ部21から電波とし
て移動局向けに発射される。この電波は第3のアンテナ
部57で受信され、既に説明したように、アンテナ共用
部56、第2の搬送波復調部62、ショートPN符号復
調部63、第2の切替部64、通話チャネル・ウォルシ
ュ符号符号復号部72および通話チャネル・ロングPN
符号復号部73を経由して音声処理復号部74に送ら
れ、スピーカ部75で音声信号を移動局の使用者に伝え
る。
【0037】最後に、ステップS22では、通話が完了
したかをチェックし、通話が完了しない場合はステップ
S21に戻って通話を継続する。一方、通話が完了した
場合はステップS12に戻る。
【0038】以上説明したステップS20〜S22が、
図20のステップS400(通話ステート)に相当す
る。実際は、ステップS20とステップS21との間
に、移動局と基地局との間で指定された通話チャネルを
用いてさらに2往復の信号の確認動作があり、移動局か
ら発呼した場合は相手の電話番号をそのオフセットの中
で基地局に送信が、これらの動作は本発明の動作を説明
する上では関係ない事柄であるため省略した。
【0039】なお、以上説明した動作の手順はプログラ
ムメモリ部78に記憶されており、動作に応じて順次、
論理判定部77に読み出されて動作する。また、表示部
81は、各動作に対応してその状況を使用者に知らせる
働きをし、キー操作部80は各動作に対応して使用者の
要求を論理判定部77に入力するために使用される。
【0040】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のCdmaOne携帯電話システムにあっては、移動
局が基地局を介して電話加入者と通話を開始するフロー
のステップS19において、ページングチャネルで基地
局からの通話開始の指示を受信できない場合がある。そ
の理由としては、ステップS18において、アクセスチ
ャネルによる移動局からの信号が基地局に届かなかった
ことが考えられる。移動局による基地局の選択は、下り
回線を用いた基地局から移動局への電波の、受信レベル
が最大となる基地局を選択する。ところが、こうして選
択した基地局が、上り回線を用いた移動局から基地局へ
の電波を最良の状態で受信可能な基地局になるとは限ら
ない。
【0041】すなわち、下り回線と上り回線とでは相互
に離れた周波数帯の電波を使用しており、各基地局の受
信性能も同じではないため、下り回線において移動局で
最良の受信状態を得られる基地局が、上り回線でも移動
局の信号を最良に受信できるとは限らない。したがっ
て、移動局が基地局の近くに在る場合は余り問題になら
ないが、移動局が基地局の通信領域の周辺部に移動して
基地局からの電波の受信電界強度が小さくなると、アク
セスチャネルで移動局からの信号が基地局に届かない場
合が発生して通話することができない、または通話回線
を確立するまでに長時間を要するという問題点があっ
た。
【0042】また、ステップS19で基地局から通話指
示を受信して通話を行い、通話が終了してステップS2
2でステップS12に戻ることによって待ち受け状態と
なり、ステップS13で受信電界強度が低下したと判断
されると、ステップS3またはステップS12に戻っ
て、以降のステップでは、ステップS19で基地局から
の通話指示を受信して通話を行った基地局ではない基地
局が選択される場合があり得る。このような場合、上述
した理由等により、次回に通話をするためにアクセスチ
ャネルで移動局から基地局に信号を送ると届かない場合
が発生するため、通話することができない、または通話
回線を確立するまでに長時間を要するという問題点があ
った。
【0043】また、上記従来技術の説明では、説明が複
雑となるため省略したが、移動局が基地局の通信領域の
周辺部に移動して基地局からの電波の受信電界強度が小
さくなると、基地局からの指示により、移動局は現在存
在する領域の基地局だけでなく、周辺の1つまたは2つ
の基地局とも通信を行う(ダイバーシテイ受信)。この
とき通話が終了すると、通信していた複数の基地局の中
で受信電力が最大となる基地局を選んでステップS12
に戻る。このため、選択した基地局は、ステップS19
で基地局からの通話指示を受信して通話を行った基地局
ではない可能性もある。このような場合、上述した理由
等により、次回に通話をするためにアクセスチャネルで
移動局から基地局に信号を送ると届かない場合が発生す
るため、通話することができない、または通話回線を確
立するまでに長時間を要するという問題点があった。
【0044】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであって、通話の開始時に通信の相手となる基
地局を迅速に選択可能なCDMA携帯電話装置を提供す
ることを目的としている。
【0045】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1に係るCDMA携帯電話装置は、
送受信手段と、論理制御手段と、失敗基地局記憶手段
と、を備えたCDMA携帯電話装置であって、前記論理
制御手段は、前記送受信手段を介して、複数の基地局の
中から一基地局を選択して通話回線を設定する際に、選
択した基地局から応答がなく通話回線の設定に失敗した
場合に、前記選択した基地局を前記失敗基地局記憶手段
に記憶し、次回の基地局選択動作では、前記失敗基地局
記憶手段に記憶されている基地局の選択を除外するもの
である。
【0046】また、請求項2に係るCDMA携帯電話装
置は、請求項1に記載のCDMA携帯電話装置におい
て、当該CDMA携帯電話装置の前記失敗基地局記憶手
段は、基地局のパイロットチャネルのオフセット番号を
記憶する基地局オフセット番号記憶手段と、カウンタ手
段と、を有し、選択した基地局から応答がなく通話回線
の設定に失敗した場合、前記選択した基地局のオフセッ
ト番号を前記基地局オフセット番号記憶手段に記憶し、
前記カウンタ手段に所定値を設定し、次回の基地局選択
動作では、前記基地局オフセット番号記憶手段に記憶し
た基地局を再び選択すると、前記カウンタ手段の値をマ
イナス1して、再度基地局の選択動作を行うものであ
る。
【0047】また、請求項3に係るCDMA携帯電話装
置は、送受信手段と、論理制御手段と、成功基地局記憶
手段と、を備えたCDMA携帯電話装置であって、前記
論理制御手段は、前記送受信手段を介して、複数の基地
局の中から一基地局を選択して通話回線を設定する際
に、選択した基地局から通話開始指示信号を受信して通
信回線の設定に成功した場合は、前記選択した基地局を
前記成功基地局記憶手段に記憶し、次回の基地局選択動
作では、複数の基地局の中から一基地局を選択して通話
回線を設定する際に、選択した基地局から応答がなく通
話回線の設定に失敗した場合、前記選択した基地局が前
記成功基地局記憶手段に記憶した基地局と異なれば、前
記成功基地局記憶手段に記憶した基地局を選択するよう
設定し、再度、基地局選択動作を行うものである。
【0048】また、請求項4に係るCDMA携帯電話装
置は、請求項1または2に記載のCDMA携帯電話装置
において、当該CDMA携帯電話装置は成功基地局記憶
手段をさらに備え、前記論理制御手段は、前記送受信手
段を介して、複数の基地局の中から一基地局を選択して
通話回線を設定する際に、選択した基地局から通話開始
指示信号を受信して通信回線の設定に成功した場合は、
前記選択した基地局を前記成功基地局記憶手段に記憶
し、次回の基地局選択動作では、複数の基地局の中から
一基地局を選択して通話回線を設定する際に、選択した
基地局から応答がなく通話回線の設定に失敗した場合、
前記選択した基地局が前記成功基地局記憶手段に記憶し
た基地局と異なれば、前記成功基地局記憶手段に記憶し
た基地局を選択するよう設定し、再度、基地局選択動作
を行うものである。
【0049】さらに、請求項5に係るCDMA携帯電話
装置は、請求項3または4に記載のCDMA携帯電話装
置において、複数の基地局の中から一基地局を選択して
通話回線を設定する際に、選択した基地局からの応答が
なく通話回線の設定に失敗した場合、前記選択した基地
局が前記成功基地局記憶手段に記憶した基地局と一致す
れば、前記成功基地局記憶手段の記憶を消去するもので
ある。
【0050】本発明の請求項1に係るCDMA携帯電話
装置では、論理制御手段が、送受信手段を介して複数の
基地局の中から一基地局を選択して通話回線を設定する
際に、選択した基地局から応答がなく通話回線の設定に
失敗した場合は選択した基地局を失敗基地局記憶手段に
記憶し、次回の基地局選択動作では、失敗基地局記憶手
段に記憶されている基地局の選択を除外している。
【0051】したがって、通信の相手となる基地局を迅
速に選択することができるため、通話回線の確立を短時
間で成功させることができる。
【0052】特に、請求項2に係るCDMA携帯電話装
置では、失敗基地局記憶手段が、基地局のパイロットチ
ャネルのオフセット番号を記憶する基地局オフセット番
号記憶手段と、カウンタ手段と、を有し、選択した基地
局から応答がなく通話回線の設定に失敗した場合は、選
択した基地局のオフセット番号を基地局オフセット番号
記憶手段に記憶し、カウンタ手段に所定値を設定し、次
回の基地局選択動作では、基地局オフセット番号記憶手
段に記憶した基地局を再び選択すると、カウンタ手段の
値をマイナス1して、再度基地局の選択動作を行ってい
る。
【0053】また、請求項3および請求項4に係るCD
MA携帯電話装置では、論理制御手段が、送受信手段を
介して複数の基地局の中から一基地局を選択して通話回
線を設定する際に、選択した基地局から通話開始指示信
号を受信して通信回線の設定に成功した場合は選択した
基地局を成功基地局記憶手段に記憶し、次回の基地局選
択動作では、複数の基地局の中から一基地局を選択して
通話回線を設定する際に、選択した基地局から応答がな
く通話回線の設定に失敗した場合、選択した基地局が成
功基地局記憶手段に記憶した基地局と異なれば、成功基
地局記憶手段に記憶した基地局を選択するよう設定し、
再度、基地局選択動作を行っている。
【0054】さらに、請求項5に係るCDMA携帯電話
装置では、複数の基地局の中から一基地局を選択して通
話回線を設定する際に、選択した基地局からの応答がな
く通話回線の設定に失敗した場合は、選択した基地局が
成功基地局記憶手段に記憶した基地局と一致すれば、成
功基地局記憶手段の記憶を消去している。
【0055】したがって、通信の相手となる基地局を迅
速に選択することができるため、通話回線の確立を短時
間で成功させることができる。
【0056】
【発明の実施の形態】以下、本発明のCDMA携帯電話
装置の実施の形態について、〔第1の実施形態〕、〔第
2の実施形態〕、〔第3の実施形態〕の順に図1〜図1
2を参照して詳細に説明する。
【0057】〔第1の実施形態〕図1は、本発明の第1
の実施形態に係るCDMA携帯電話装置(以下、移動局
という)を示すブロック図である。同図において、第1
の実施形態の移動局は、特許請求の範囲の送受信手段に
該当する送受信ブロック85と、論理判定部77、プロ
グラムメモリ部78およびデータメモリ部79を有する
論理制御手段に該当する論理制御ブロック76と、周辺
ブロック86と、基地局オフセット番号記憶手段に該当
する第1のオフセット番号記憶部88、第2のオフセッ
ト番号記憶部90および第nのオフセット番号記憶部9
2と、カウンタ手段に該当する第1のカウンタ部89、
第2のカウンタ部91および第nのカウンタ部93とを
有する失敗基地局記憶手段に該当する失敗基地局記憶ブ
ロック87とを備えて構成されている。
【0058】図1において、図15(従来例)と重複す
る部分には同一の符号を附して説明を省略する。図1に
示した本実施形態の移動局が図15に示した従来例の移
動局と異なる点は、失敗基地局記憶ブロック87が追加
された点のみである。失敗基地局記憶ブロック87は、
基地局のオフセット番号を記憶するオフセット番号記憶
部88,90,92と、所定のカウント値を記憶するカ
ウンタ部89,91,93とを予め定められた数だけ有
している。
【0059】図2および図3は、第1の実施形態の移動
局が基地局を選択する動作の詳細フローチャートであ
る。また、図4は、図2および図3の詳細フローチャー
トの動作ルートを説明する説明図である。以下、図1、
図2、図3および図4を用いて、第1の実施形態の基地
局選択動作について説明する。なお、図2および図3に
示すステップS1〜S22は図21および図22で既に
説明した従来の動作ステップと同一であるため、図21
および図22(従来例)と同一の符号を附して説明を省
略する。
【0060】図2および図3に示すステップP1〜P8
が従来の方法を改善するために本実施形態で新しく追加
された部分であるため、以下、これらステップP1〜P
8の動作を中心に説明する第1回目の動作について説明
する。まず、ステップS1では移動局に電源を入れる。
ステップP1では、失敗基地局記憶ブロック87の第1
のオフセット番号記憶部88、第2のオフセット番号記
憶部90および第nのオフセット番号記憶部92に記憶
されているオフセット番号をクリヤし、第1のカウンタ
部89、第2のカウンタ部91および第nのカウンタ部
89のカウンタ値をゼロにリセットして、ステップS2
に進む。失敗基地局記憶ブロック87の役割については
ステップP2以降で説明する。
【0061】ステップS2〜S9は従来と同じ動作であ
る。ステップP5では、ステップS8で取得したデータ
によりオフセット番号を知り通信している基地局を認知
したので、そのオフセット番号が失敗基地局記憶ブロッ
ク87に記憶されているかチェックするが、ステップP
1で全てゼロにクリヤしたので“No”となり、ステッ
プS10に進む。ステップS10〜S13までは従来例
と同じ動作をする。以降の動作には下記の4通りの動作
ルートがある。
【0062】第1の動作ルートは、ステップS16〜S
19を経て、ステップS21で基地局を介して地上系の
電話機と通話して完了するとステップS12に戻る動作
である。この動作は従来と同じであり、ステップS12
以降は再び上記と同じ動作に戻る。
【0063】また、第2の動作ルートは、ステップS1
9において、ページングチャネルで基地局から通話開始
の指示があるかをチェックし、指示が受信できないのた
めステップP2に戻る。ステップP2では、現在通信し
ている基地局のオフセット番号が失敗基地局記憶ブロッ
ク87に記憶されているかをチェックする。
【0064】第1回目の動作では、ステップP1で失敗
基地局記憶ブロック87の記憶を全てクリヤしたので
“No”となり、ステップP3に進む。ステップP3で
は、対応する基地局のオフセット番号を第1のオフセッ
ト番号記憶部88に記憶すると共に、第1のカウンタ部
89のカウンタ値を“2”に設定し(“2”は一例であ
り、実際はより大きい数に設定される)、ステップS3
に戻る。(以降の動作は第2回目の動作として後述す
る)。
【0065】また、第3の動作ルートは、ステップS1
3〜S14に至り、ステップS14で、周辺基地局リス
ト中に受信可能最低信号強度より大きい受信レベルのパ
イロットチャネルを有する基地局が存在するかをチェッ
クして、存在しないためステップS3に戻る。以降の動
作は第1回目の動作のステップS3以降の動作に戻る。
【0066】さらに、第4の動作ルートは、ステップS
13〜S14を経てステップS15に至り、ステップS
15で、周辺基地局リスト中で受信強度が最大となる基
地局のオフセット番号を選択し、その基地局のページン
グチャネルを受信可能とし、ステップS12に戻る。ス
テップS12以降は既に説明した動作を繰り返す。
【0067】次に、第2回目の動作について説明する。
ステップS3〜S9の動作は第1回目の動作と同じであ
る。ステップP5では、ステップS8で取得したシンク
チャネルのデータから通信している相手の基地局を正確
に認識したので、その基地局のオフセット番号が失敗基
地局記憶ブロック87に記憶されているかをチェックす
る。第1回目の動作のステップP3で第1のオフセット
番号記憶部88に記憶したオフセット番号があるので、
そのオフセット番号と現在受信している基地局のオフセ
ット番号とが同じであるかをチェックする。
【0068】一致しない場合はステップS10に進む。
以降は第1回目の動作のステップS10以降の動作と同
じである。一致した場合はステップP6に進み、第1の
カウンタ部89のカウンタ値をマイナス1する。第2回
目の動作ではカウンタ値は第1回目の動作で設定した
“2”なので、2−1=1となりステップP7に進む。
ステップP7では、第1のカウンタ部89のカウンタ値
がゼロであるかチェックされるが、ゼロではないのでス
テップS3に進む。以降の動作は第3回目の動作として
説明する。
【0069】次に、第3回目の動作について説明する。
ステップS3からステップP5、ステップP6までの動
作は、第2回目の動作と同様である。ステップP6で
は、第1のカウンタ部89のカウンタ値をマイナス1す
る。第2回目の動作でカウンタ値は1となったので、1
−1=0となりステップP7に進む。ステップP7で
は、第1のカウンタ部89のカウンタ値がゼロであるチ
ェックされ、ゼロであるためステップP8で第1のオフ
セット番号記憶部88に記憶されているオフセット番号
をクリヤし、ステップS3に戻る。ステップP5で、オ
フセット番号が現在受信している基地局のオフセット番
号と一致しない場合は、第2回目の動作と同様である。
【0070】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、移動局を、送受信ブロック85と、論理制御ブロッ
ク76と、失敗基地局記憶ブロック87とから構成し、
論理制御ブロック76は、送受信ブロック85を介し
て、複数の基地局の中から一基地局を選択して通話回線
の設定をする際に、選択した基地局から応答がなく通話
回線の設定に失敗した場合は、選択した基地局を失敗基
地局記憶ブロック87に記憶し、次回の基地局選択動作
では、失敗基地局記憶ブロック87に記憶されている基
地局の選択を除外するため、通信の相手となる基地局を
迅速に選択可能とするCDMA携帯電話装置を提供する
ことができる。
【0071】〔第2の実施形態〕図5は、本発明の第2
の実施形態に係るCDMA携帯電話装置(以下、移動局
という)を示すブロック図である。同図において、第2
の実施形態の移動局は、特許請求の範囲の送受信手段に
該当する送受信ブロック85と、論理判定部77、プロ
グラムメモリ部78およびデータメモリ部79を有する
論理制御手段に該当する論理制御ブロック76と、周辺
ブロック86と、成功基地局記憶手段に該当する成功基
地局記憶部84とを備えて構成されている。図5におい
て、図15(従来例)と重複する部分には同一の符号を
附して説明を省略する。図5に示した本実施形態の移動
局が図15に示した従来例の移動局と異なる点は、成功
基地局記憶部84が追加された点のみである。
【0072】図6および図7は、第2の実施形態の移動
局が基地局を選択する動作の詳細フローチャートであ
る。また、図8は、図6および図7の詳細フローチャー
トの動作ルートを説明する説明図である。以下、図5、
図6、図7および図8を用いて、第2の実施形態の基地
局選択動作について説明する。なお、図6および図7に
示すステップS1〜S22は従来の動作ステップと同一
であるため、図21および図22(従来例)と同一の符
号を附して説明を省略する。
【0073】図6および図7に示すステップP21〜P
29が従来の方法を改善するために本実施形態で新しく
追加された部分であるため、以下、これらステップP2
1〜29の動作を中心に説明する。第1回目の動作につ
いて説明する。まず、ステップS1では移動局に電源を
入れる。また、ステップP21では、成功基地局記憶部
84をクリヤしてステップS2に進む。成功基地局記憶
部84の役割については、ステップP22乃至ステップ
P29で説明する。
【0074】ステップS2〜S19は従来と同じ動作で
ある。ステップS19でページングチャネルにより基地
局からの通話開始の指示を受信できた場合は、ステップ
S20に進む。ステップS20では、通話チャネルで基
地局にプリアンブルを送信しステップP22に進む。ス
テップP22では、成功基地局記憶部84に基地局のオ
フセット番号が記憶されているかをチェックするが、ス
テップP21で成功基地局記憶部84をクリヤして記憶
されていないので、ステップP23に進む。ステップP
23では、現在通信している基地局のオフセット番号を
成功基地局記憶部84に記憶し、ステップS21に進
む。ステップS21以降は従来と同じ動作で、基地局を
介して地上系の電話機と通話をして完了するとステップ
S12に戻る。ここまでの動作ステップを図8には第1
回目の動作として示してある。以下を第2回目の動作と
して説明する。
【0075】第2回目の動作は、下記の4通りの動作ル
ートがある。第1の動作ルートは、第1回目の動作と同
じく、ステップS12〜S19を経て、ステップS21
で基地局を介して地上系の電話機と通話して完了すると
ステップS12に戻る動作である。第1回目の動作との
違いは、ステップP22で成功基地局記憶部84に記憶
された基地局があるかをチェックし、第1回目の動作で
成功基地局記憶部84に基地局のオフセット番号が記憶
されているため“Yes”となり、ステップP24で今
回の基地局のオフセット番号を上書きする点である。こ
の場合、今回の基地局のオフセット番号と前回の基地局
のオフセット番号とは同じであり、成功基地局記憶部8
4の記憶内容に変化はない。
【0076】第2の動作ルートは、第1回目の動作と同
じく、ステップS12〜S19に至り、ステップS19
において、ページングチャネルで基地局から通話開始の
指示があるかをチェックし、指示が受信できないためス
テップP26に進む。ステップP26では、成功基地局
記憶部84に基地局のオフセット番号が記憶されている
かをチェックし、記憶されているのでステップP27に
進む。ステップP27では、成功基地局記憶部84に記
憶されている基地局のオフセット番号と今回ページング
チャネルで通信している基地局とが同じであるかをチェ
ックする。同じであるためステップP29に進み、成功
基地局記憶部84に記憶されている基地局のオフセット
番号をクリヤしてステップS3に進む。ステップS3以
降は第1回目の動作と同様である。
【0077】第3の動作ルートは、第1回目の動作と同
じく、ステップS12〜S14に至り、ステップS14
において、周辺基地局リスト中に受信可能最低信号強度
より大きい受信レベルのパイロットチャネルを有する基
地局が存在するかをチェックして、存在しないためステ
ップS3に戻る。ステップS3〜S5で最強の信号強度
を有するパイロットチャネルを探して、ステップS6〜
S11を経てS12に至る。以降の動作は第3回目の動
作として説明する。ここまでの動作で重要なことは、ス
テップS3〜S5の過程で選択された基地局は、第1回
目の通話に使用された基地局とは異なる基地局になる点
である。
【0078】第4の動作ルートは、第1回目の動作と同
じく、ステップS12〜S15に至り、ステップS15
において、周辺基地局リスト中に受信強度が最大となる
オフセットを有する基地局のページングチャネルを受信
可能とし、ステップS12に戻る。ステップS12以降
は既に説明した動作を繰り返す。ここで重要なことは、
このようにして選択された基地局は第1回目の通話に使
用された基地局とは異なることである。ステップS12
以降の動作は第3回目の動作として説明する。ここまで
の動作を図8には第2回目の動作として示してある。
【0079】第3回目の動作の開始は、既に説明したよ
うに、第2回目の動作の第3の動作ルートからステップ
S12に達した場合と、第2回目の動作の第4の動作ル
ートからステップS12に達した場合とがあるが、どち
らの場合も同一の動作であるため以下は共通に説明す
る。第3回目の動作は、第2回目の動作とほぼ同様に4
通りの動作ルートがあるが、本発明の特徴が現れるのは
第2回目の動作の第2の動作ルートに相当する動作であ
るので、その動作についてのみ説明する。
【0080】第2回目の動作の第2の動作ルートと略同
様に、ステップS12〜S19に至り、ステップS19
において、ページングチャネルで基地局から通話開始の
指示があるかをチェックし、指示が受信できないためス
テップP26に進む。ステップP26では、成功基地局
記憶部84に基地局のオフセット番号が記憶されている
かをチェックし、記憶されているのでステップP27に
進む。ステップP27では、成功基地局記憶部84に記
憶されている基地局のオフセット番号と今回ページング
チャネルで通信している基地局とが同じであるかをチェ
ックする。この場合、第2回目の動作の第2の動作ルー
トとは異なり同じではないのでステップP28に進み、
成功基地局記憶部84に記憶されているオフセット番号
の基地局のページングチャネルを受信可能として、ステ
ップS12に戻る。以降の動作は第4回目の動作として
説明する。第4回目の動作は第2回目の動作と同様であ
り、4通りの動作ルートがあるが、本発明の特徴が現れ
るのは第2回目の動作の第1の動作ルートに相当する動
作であるので、その動作についてのみ説明する。
【0081】ステップS12〜S19を経て、ステップ
S21で基地局を介して地上系の電話機と通話をして完
了するとステップS12に戻る動作である。この場合、
ステップP22で成功基地局記憶部84に記憶された基
地局があるかをチェックし、成功基地局記憶部84には
基地局のオフセット番号が記憶されているので“Ye
s”となり、ステップP24で今回の基地局のオフセッ
ト番号を上書きする。この場合は今回の基地局のオフセ
ット番号と前回の基地局のオフセット番号とが同じであ
り、成功基地局記憶部84の記憶内容に変化はない。
【0082】以上のように、ステップS13で受信信号
強度が低下したために通信する基地局を変更したため、
次の通話動作を確立する時、かえって通話回線の設定に
失敗した場合、成功基地局記憶部84に記憶されている
基地局を選択することにより、通話回線の確立を短時間
で成功できる。
【0083】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、移動局を、送受信ブロック85と、論理制御ブロッ
ク76と、成功基地局記憶部84とから構成し、論理制
御ブロック76は、送受信ブロック85を介して、複数
の基地局の中から一基地局を選択して通話回線の設定を
する際に、選択した基地局から通話開始を指示する信号
を受信した場合、選択した基地局を成功基地局記憶手段
に記憶し、次回の基地局選択では、複数の基地局の中か
ら一基地局を選択して通話回線を設定する際に、選択し
た基地局から応答がなく通話回線の設定に失敗した場
合、選択した基地局が成功基地局記憶部84に記憶した
基地局と異なれば、成功基地局記憶部84に記憶した基
地局を選択するよう設定して、再度、基地局選択動作を
行うため、通信の相手となる基地局を迅速に選択可能と
するCDMA携帯電話装置を提供することができる。
【0084】〔第3の実施形態〕図9は、本発明の第3
の実施形態に係るCDMA携帯電話装置(以下、移動局
という)を示すブロック図である。同図において、第3
の実施形態の移動局は、特許請求の範囲の送受信手段に
該当する送受信ブロック85と、論理判定部77、プロ
グラムメモリ部78およびデータメモリ部79を有する
論理制御手段に該当する論理制御ブロック76と、周辺
ブロック86と、基地局オフセット番号記憶手段に該当
する第1のオフセット番号記憶部88、第2のオフセッ
ト番号記憶部90および第nのオフセット番号記憶部9
2と、カウンタ手段に該当する第1のカウンタ部89、
第2のカウンタ部91および第nのカウンタ部93とを
有する失敗基地局記憶手段に該当する失敗基地局記憶ブ
ロック87と、成功基地局記憶手段に該当する成功基地
局記憶部84とを備えて構成されている。
【0085】図9において、図15(従来例)と重複す
る部分には同一の符号を附して説明を省略する。図9に
示した本実施形態の移動局が図15に示した従来例の移
動局と異なる点は、成功基地局記憶部84および失敗基
地局記憶ブロック87が追加された点のみである。失敗
基地局記憶ブロック87は、基地局のオフセツト番号を
記憶するオフセット番号記憶部88,90,92と、所
定のカウント値を記憶するカウンタ部89,91,93
とを予め定められた数だけ有している。
【0086】図10および図11は、第3の実施形態の
移動局が基地局を選択する動作の詳細フローチャートで
ある。また、図12は、図10および図11の詳細フロ
ーチャートの動作ルートを説明する説明図である。以
下、図9、図10、図11および図12を用いて、第3
の実施形態の基地局選択動作について説明する。なお、
図10および図11に示すステップS1〜S22は従来
の動作ステップと同一であるため、図21および図22
(従来例)と同一の符号を附して説明を省略する。
【0087】図10および図11に示すステップP51
と、ステップP2〜P8と、ステップP22〜P29と
が従来の方法を改善するために本実施形態で新しく追加
された部分である。但し、ステップP2〜P8は第1の
実施形態で説明したものであり、ステップP22〜P2
9は第2の実施の形態で説明したものである。即ち、第
3の実施形態は第1の実施形態と第2の実施形態を合体
したものである。
【0088】まず、第1回目の動作について説明する。
図12に示すように、第1の動作ルート、第2の動作ル
ート、第3の動作ルート、第4の動作ルートで示される
4つの動作を行う。第1の動作ルートでは、まずステッ
プS1において移動局に電源を入れる。ステップP51
では、失敗基地局記憶ブロック87の第1のオフセット
番号記憶部88、第2のオフセット番号記憶部90およ
び第nのオフセット番号記憶部92に記憶されているオ
フセット番号をクリヤし、第1のカウンタ部89、第2
のカウンタ部91および第nのカウンタ部89のカウン
タ値をゼロにリセットし、成功基地局記憶部84をクリ
ヤして、ステップS2に進む。ステップS2〜S9は、
従来と同じ動作である。ステップP5は、既に第1の実
施形態で説明したようして、ステップS10に進む。ス
テップS10〜S13は、従来と同じ動作である。以降
の動作は下記の4通りの動作をする。
【0089】第1の動作ルートは、ステップS16〜S
19を経て、ステップS20において通話チャネルで基
地局にプリアンブルを送信してステップP22に進む。
ステップP22では、成功基地局記憶部84に基地局の
オフセット番号が記憶されているかをチェックするが、
ステップP51で成功基地局記憶部84をクリヤしたた
め記憶されていないのでステップP23に進む。ステッ
プP23では、現在通信している基地局のオフセット番
号を成功基地局記憶部84に記憶してステップS21に
進む。ステップS21以降は従来と同じ動作であり、基
地局を介して地上系の電話機と通話して完了するとステ
ップS12に戻る。以降の動作は第2B回目の動作とし
て説明する。
【0090】第2の動作ルートは、ステップS19にお
いて、ページングチャネルで基地局から通話開始の指示
があるかをチェックし、指示が受信できないためステッ
プP26に進む。ステップP26では、成功基地局記憶
部84に基地局のオフセット番号が記憶されているかを
チェックするが、ステップP51で成功基地局記憶部8
4をクリヤして記憶されていないのでステップP2に進
む。ステップP2では、現在通信している基地局のオフ
セット番号が失敗基地局記憶ブロック87に記憶されて
いるかをチェックする。第1回目の動作では、ステップ
P51で失敗基地局記憶ブロック87の記憶を全てクリ
ヤしたため“No”となり、ステップP3に戻る。ステ
ップP3では、対応する基地局のオフセット番号を第1
のオフセット番号記憶部88に記憶すると共に、第1の
カウンタ部89のカウンタ値を“2”に設定し(2は一
例であり、実際はより大きい数に設定される)、ステッ
プS3に戻る。(以降の動作は第2A回目の動作として
後述する)。
【0091】第3の動作ルートは、ステップS13〜S
14に至り、ステップS14において、周辺基地局リス
ト中に受信可能な最低信号強度より大きい受信レベルの
パイロットチャネルを有する基地局が存在するかをチェ
ックし、存在しないためステップS3に戻る。以降の動
作は第1回目の動作のステップS3以降の動作に戻る。
【0092】第4の動作ルートは、ステップS13〜S
14を経てステップS15に到り、ステップS15で、
周辺基地局リストの中から受信強度が最大となる基地局
のオフセット番号を選択し、その基地局のページングチ
ャネルを受信可能としてステップS12に進む。ステッ
プS12以降は既に説明した第1回目の動作のステップ
S12以降の動作を繰り返す。
【0093】第2A回目の動作は、図4に示す第1の実
施形態の第2回目の動作と同じ動作をして、第3A回目
の動作に進む。第3A回目の動作は、図4に示す第1の
実施形態の第3回目の動作と同じ動作をする。
【0094】また、第2B回目の動作は、図8に示す第
2の実施形態の第2回目の動作の第3の動作ルートまた
は第4の動作ルートと同じ動作をして、第3B回目の動
作に進む。第3B回目の動作は、図8に示す第2の実施
形態の第3回目の動作の第2の動作ルートと同じ動作を
して、第4B回目の動作に進む。第4B回目の動作は、
図8に示す第2の実施形態の第4回目の動作と同じ動作
をする。
【0095】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、移動局を、送受信ブロック85と、論理制御ブロッ
ク76と、失敗基地局記憶ブロック87と、成功基地局
記憶部84とから構成し、論理制御ブロック76は、送
受信ブロック85を介して、複数の基地局の中から一基
地局を選択して通話回線の設定をする際に、選択した基
地局から応答がなく通話回線の設定に失敗した場合は、
選択した基地局を失敗基地局記憶ブロック87に記憶
し、次回の基地局選択動作では、失敗基地局記憶ブロッ
ク87に記憶した基地局の選択を除外すると共に、選択
した基地局から通話開始を指示する信号を受信した場合
は、選択した基地局を成功基地局記憶部84に記憶し、
次回の基地局選択では、複数の基地局の中から一基地局
を選択して通話回線を設定する際に、選択した基地局か
らの応答がなく通話回線の設定に失敗した場合、選択し
た基地局が成功基地局記憶部84に記憶した基地局と異
なれば、成功基地局記憶部84に記憶した基地局を選択
するよう設定して、再度、基地局選択動作を行うため、
通信の相手となる基地局を迅速に選択可能とするCDM
A携帯電話装置を提供することができる。
【0096】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のCDMA
携帯電話装置によれば、論理制御手段が、送受信手段を
介して複数の基地局の中から一基地局を選択して通話回
線を設定する際に、選択した基地局から応答がなく通話
回線の設定に失敗した場合は選択した基地局を失敗基地
局記憶手段に記憶し、次回の基地局選択動作では、失敗
基地局記憶手段に記憶されている基地局の選択を除外し
ている。
【0097】したがって、通信の相手となる基地局を迅
速に選択することができるため、通話回線の確立を短時
間で成功させることができる。
【0098】また、論理制御手段が、送受信手段を介し
て複数の基地局の中から一基地局を選択して通話回線を
設定する際に、選択した基地局から通話開始指示信号を
受信して通信回線の設定に成功した場合は選択した基地
局を成功基地局記憶手段に記憶し、次回の基地局選択動
作では、複数の基地局の中から一基地局を選択して通話
回線を設定する際に、選択した基地局から応答がなく通
話回線の設定に失敗した場合、選択した基地局が成功基
地局記憶手段に記憶した基地局と異なれば、成功基地局
記憶手段に記憶した基地局を選択するよう設定し、再
度、基地局選択動作を行っている。
【0099】さらに、複数の基地局の中から一基地局を
選択して通話回線を設定する際に、選択した基地局から
の応答がなく通話回線の設定に失敗した場合は、選択し
た基地局が成功基地局記憶手段に記憶した基地局と一致
すれば、成功基地局記憶手段の記憶を消去している。
【0100】したがって、通信の相手となる基地局を迅
速に選択することができるため、通話回線の確立を短時
間で成功させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るCDMA携帯電
話装置(移動局)を示すブロック図である。
【図2】第1の実施形態の移動局が基地局を選択する動
作の詳細フローチャートである。
【図3】図2の詳細フローチャートの続きである。
【図4】図2の詳細フローチャートの動作ルートを説明
する説明図である。
【図5】本発明の第2の実施形態に係るCDMA携帯電
話装置(移動局)を示すブロック図である。
【図6】第2の実施形態の移動局が基地局を選択する動
作の詳細フローチャートである。
【図7】図6の詳細フローチャートの続きである。
【図8】図6の詳細フローチャートの動作ルートを説明
する説明図である。
【図9】本発明の第3の実施形態に係るCDMA携帯電
話装置(移動局)を示すブロック図である。
【図10】第3の実施形態の移動局が基地局を選択する
動作の詳細フローチャートである。
【図11】図10の詳細フローチャートの続きである。
【図12】図10の詳細フローチャートの動作ルートを
説明する説明図である。
【図13】従来のCDMA携帯電話システムの構成を示
すブロック図である。
【図14】従来の基地局装置の構成を示すブロック図で
ある。
【図15】従来の移動局の構成を示すブロック図であ
る。
【図16】従来例のウォルシュ符号の説明図である。
【図17】従来例のショートPN符号の説明図である。
【図18】従来例のロングPN符号の説明図である。
【図19】従来例のウォルシュ符号、ショートPN符号
およびロングPN符号のCdmaOne携帯電話システ
ムにおける利用状況を説明する説明図である。
【図20】従来の移動局が基地局を選択する動作の概略
フローチャートである。
【図21】従来の移動局が基地局を選択する動作の詳細
フローチャートである。
【図22】図21の詳細フローチャートの続きである。
【図23】図21の詳細フローチャートの動作ルートを
説明する説明図である。
【符号の説明】
11 パイロットチャネル信号発生部 12 シンクチャネル信号発生部 13 ウォルシュ符号変調部 14 ページングチャネル・データ発生部 15 ページングチャネル・ロングPN符号変調部 16 音声入力部 17 第1の音声処理符号化部 18 第1の通話チャネル・ロングPN符号変調部 19 第1のショートPN符号変調部 20 第1の搬送波変調部 21 第1のアンテナ部 22 第2のアンテナ部 23 受信復号部 24 アクセスチャネル・データ検出部 25 音声出力部 26 制御部 27 プリアンブル符号検出部 51 アクセスチャネル・データ発生部 52 アクセスチャネル・ロングPN符号変調部 53 第1の切替部 54 第2のショートPN符号変調部 55 第2の搬送波変調部 56 アンテナ共用部 57 第3のアンテナ部 58 マイク部 59 第2の音声処理符号化部 60 プリアンブル符号発生部 61 第2の通話チャネル・ロングPN符号変調部 62 第2の搬送波復調部 63 ショートPN符号復調部 64 第2の切替部 65 ウォルシュ“0”復号部 66 パイロットチャネル・オフセット検出部 67 ウォルシュ“32”復号部 68 シンクチャネル・データ検出部 69 ページングチャネル・ウォルシュ符号復号部 70 ページングチャネル・ロングPN符号復号部 71 ページングチャネル・データ検出部 72 通話チャネル・ウォルシュ符号符号復号部 73 通話チャネル・ロングPN符号復号部 74 音声処理復号部 75 スピーカ部 76 論理制御ブロック 77 論理判定部 78 プログラムメモリ部 79 データメモリ部 80 キー操作部 81 表示部 82 電池部 84 成功基地局記憶部 85 送受信ブロック 86 周辺ブロック 87 失敗基地局記憶ブロック 88 第1のオフセット番号記憶部 89 第1のカウンタ部 90 第2のオフセット番号記憶部 91 第2のカウンタ部 92 第nのオフセット番号記憶部 93 第nのカウンタ部 300 携帯電話システム 301 移動局 310 第1の基地局 311 第1の領域 320 第2の基地局 321 第2の領域 330 第3の基地局 331 第3の領域 340 スイッチング局 350 交換局 361 第1の電話機 362 第2の電話機 363 第3の電話機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K022 EE01 EE21 EE31 5K067 AA15 BB04 CC10 DD19 DD24 DD25 EE02 FF02 HH23 JJ52 JJ54 JJ72 KK15

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送受信手段と、論理制御手段と、失敗基
    地局記憶手段と、を備えたCDMA携帯電話装置であっ
    て、 前記論理制御手段は、 前記送受信手段を介して、複数の基地局の中から一基地
    局を選択して通話回線を設定する際に、選択した基地局
    から応答がなく通話回線の設定に失敗した場合に、前記
    選択した基地局を前記失敗基地局記憶手段に記憶し、 次回の基地局選択動作では、前記失敗基地局記憶手段に
    記憶されている基地局の選択を除外することを特徴とす
    るCDMA携帯電話装置。
  2. 【請求項2】 当該CDMA携帯電話装置の前記失敗基
    地局記憶手段は、 基地局のパイロットチャネルのオフセット番号を記憶す
    る基地局オフセット番号記憶手段と、カウンタ手段と、
    を有し、 選択した基地局から応答がなく通話回線の設定に失敗し
    た場合、前記選択した基地局のオフセット番号を前記基
    地局オフセット番号記憶手段に記憶し、前記カウンタ手
    段に所定値を設定し、 次回の基地局選択動作では、前記基地局オフセット番号
    記憶手段に記憶した基地局を再び選択すると、前記カウ
    ンタ手段の値をマイナス1して、再度基地局の選択動作
    を行うことを特徴とする請求項1記載のCDMA携帯電
    話装置。
  3. 【請求項3】 送受信手段と、論理制御手段と、成功基
    地局記憶手段と、を備えたCDMA携帯電話装置であっ
    て、 前記論理制御手段は、 前記送受信手段を介して、複数の基地局の中から一基地
    局を選択して通話回線を設定する際に、選択した基地局
    から通話開始指示信号を受信して通信回線の設定に成功
    した場合は、前記選択した基地局を前記成功基地局記憶
    手段に記憶し、 次回の基地局選択動作では、複数の基地局の中から一基
    地局を選択して通話回線を設定する際に、選択した基地
    局から応答がなく通話回線の設定に失敗した場合、前記
    選択した基地局が前記成功基地局記憶手段に記憶した基
    地局と異なれば、前記成功基地局記憶手段に記憶した基
    地局を選択するよう設定し、再度、基地局選択動作を行
    うことを特徴とするCDMA携帯電話装置。
  4. 【請求項4】 当該CDMA携帯電話装置は成功基地局
    記憶手段をさらに備え、 前記論理制御手段は、 前記送受信手段を介して、複数の基地局の中から一基地
    局を選択して通話回線を設定する際に、選択した基地局
    から通話開始指示信号を受信して通信回線の設定に成功
    した場合は、前記選択した基地局を前記成功基地局記憶
    手段に記憶し、 次回の基地局選択動作では、複数の基地局の中から一基
    地局を選択して通話回線を設定する際に、選択した基地
    局から応答がなく通話回線の設定に失敗した場合、前記
    選択した基地局が前記成功基地局記憶手段に記憶した基
    地局と異なれば、前記成功基地局記憶手段に記憶した基
    地局を選択するよう設定し、再度、基地局選択動作を行
    うことを特徴とする請求項1または2記載のCDMA携
    帯電話装置。
  5. 【請求項5】 複数の基地局の中から一基地局を選択し
    て通話回線を設定する際に、選択した基地局からの応答
    がなく通話回線の設定に失敗した場合、前記選択した基
    地局が前記成功基地局記憶手段に記憶した基地局と一致
    すれば、前記成功基地局記憶手段の記憶を消去すること
    を特徴とする請求項3または4記載のCDMA携帯電話
    装置。
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