JP2002300611A - 画像生成装置、プログラム及び情報記憶媒体 - Google Patents

画像生成装置、プログラム及び情報記憶媒体

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JP2002300611A JP2001096462A JP2001096462A JP2002300611A JP 2002300611 A JP2002300611 A JP 2002300611A JP 2001096462 A JP2001096462 A JP 2001096462A JP 2001096462 A JP2001096462 A JP 2001096462A JP 2002300611 A JP2002300611 A JP 2002300611A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示解像度を劣化させることなく、低処理コ
ストで上下方向の視差画像を表示することでより臨場感
あふれる立体視画像を表示可能な画像生成装置、プログ
ラム及び情報記憶媒体を提供する。 【解決手段】 画像生成装置10は、画像生成部12に
おいて、角度取得部14によって取得された回転角度に
応じて、表示部16の観者に対して、上下方向の視差を
有する立体視画像を生成する。左原画像生成部18は、
表示部16の観者の左眼で見るべき左眼用画像を生成す
る。右原画像生成部20は、表示部16の観者の右眼で
見るべき右眼用画像を生成する。立体視画像生成部22
は、左原画像生成部18によって生成された左眼用画像
と、右原画像生成部20によって生成された右眼用原画
像とに基づいて、表示部16に表示される立体視画像を
生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、立体視画像の表示
に好適な画像生成装置、これを実現するためのプログラ
ム及び情報記憶媒体に関する。
【0002】
【背景技術及び発明が解決しようとする課題】近年、画
像生成装置(例えば、ゲーム装置)や映画等の分野にお
いて、より臨場感あふれる雰囲気を作り出すため、立体
視画像が用いられることがある。立体視画像は、観者
(例えば、ゲーム装置の場合はプレーヤ)の左右の眼に
対し、それぞれ左眼用及び右眼用の画像を用意し、これ
ら画像の視差により観者の注視点にある物体に立体感を
与える。
【0003】このような立体視画像を生成する方式とし
ては、種々提案されており、専用の眼鏡等を不要とする
方式として、例えばパララックスバリア(Parallax Bar
rier)方式、レンティキュラ(Lenticular)方式、イン
テグラルフォトグラフィ(Integral Photography)方式
がある。
【0004】パララックスバリア方式は、表示画面に、
短冊状(縦格子状)の隙間(スリット)を有するパララ
ックスバリアの隙間から観者の左右の眼が見るべき画像
を短冊状に配置し、左右の眼にそれぞれ互いに視差を有
する左眼用画像と右眼用画像のみが見えるようにするこ
とで、左右視差が形成され立体視が可能となる。
【0005】レンティキュラ方式も、パララックスバリ
ア方式と同様に、互いに視差を有する左眼用画像と右眼
用画像とを短冊状に並べて、画素に対応したかまぼこ状
のレンズ(レンティキュラレンズ)の焦点面に、左右の
眼が見るべき画像としてそれぞれ上記左眼用画像及び右
眼用画像が位置するように配置することで左右視差を形
成する。
【0006】これに対して、インテグラルフォトグラフ
ィ方式は、昆虫の複眼に似た蝿の眼レンズ板を配置し、
各レンズに対応してさらに視点を変えた方向の複数眼分
の画像を用意することで、左右視差だけでなく上下方向
の視差を形成する。
【0007】このような種々の方式により生成される立
体視画像は、専用の眼鏡等を観者に装着させる必要がな
く、臨場感あふれる画像を表示することができる。
【0008】ところで、一般的に、より臨場感あふれる
雰囲気を作り出すために、立体視画像は、インテグラル
フォトグラフィ方式のように左右方向だけでなく上下方
向の視差を形成することが望ましい。
【0009】近年の半導体技術や実装技術等の進歩によ
り電子機器の軽量化、携帯化が進み、携帯電話や携帯型
ゲーム機、PDA(Personal Digital Assistant)等
は、表示装置として液晶ディスプレイ(Liquid Crystal
Display:以下、LCDと略す。)が採用されている。
しかしながら、このLCDは、有限個数の画素から構成
されることになるため、インテグラルフォトグラフィ方
式で立体視画像を表示させる場合、表示解像度が著しく
低くなってしまう。例えば、横方向にm枚、縦方向にn
枚の視差画像を表示させることになると、表示解像度が
1/(m×n)に劣化することになる。また同時に、リ
アルタイムに画像を生成する場合には、(m×n)倍の
処理能力が必要になる。
【0010】本発明は、以上のような課題に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、表示解像度
を劣化させることなく、低処理コストで上下方向の視差
画像を表示することで、より臨場感あふれる立体視画像
を表示することができる画像生成装置、これを実現する
ためのプログラム及び情報記憶媒体を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、画像生成を行う画像生成装置であって、
立体視画像を表示する表示手段と、前記表示手段の画面
の水平方向を第1の軸とした場合に、前記画面の第1の
軸回りの回転角度を取得する角度取得手段と、取得され
た回転角度に応じて正面方向に対して上下方向の視差を
有する立体視画像を生成する画像生成手段とを含むこと
を特徴とする。
【0012】また、本発明に係るプログラムは、コンピ
ュータにより使用可能(実行可能)なプログラム(情報
記憶媒体又は搬送波に具現化されるプログラム)であっ
て、上記手段をコンピュータに実現させることを特徴と
する。
【0013】すなわち、コンピュータにより使用可能
(実行可能)なプログラムであって、立体視画像を表示
するための画面の水平方向を第1の軸とした場合に、前
記画面の第1の軸回りの回転角度を取得する角度取得手
段と、取得された回転角度に応じて正面方向に対して上
下方向の視差を有する立体視画像を生成する画像生成手
段とをコンピュータに実現させることを特徴とする。
【0014】また本発明に係る情報記憶媒体は、コンピ
ュータにより使用可能な情報記憶媒体であって、上記手
段をコンピュータに実現させるためのプログラムを含む
ことを特徴とする。
【0015】ここで、立体視画像とは、表示手段の観者
の着目する物体に立体感を与える画像を意味する。な
お、表示させる立体視画像は、3次元空間であるオブジ
ェクト空間において生成されたオブジェクト画像であっ
ても良いし、3次元画像を模した擬似的な2次元画像で
あっても良い。
【0016】また、表示手段の画面とは、上述した立体
視画像の表示画面を意味し、その水平方向とは、観者の
左右の眼の並びの方向と平行な方向をいう。
【0017】さらに、角度取得手段は、ソフトウェア又
はハードウェアに関わらず、上述した表示手段の画面の
水平方向の第1の軸回りの回転角度を取得する。このよ
うな角度取得手段としては、例えばジャイロセンサのよ
うなハードウェアとしての角速度取得手段で角速度を取
得し、これをソフトウェアで積分演算等を行って回転角
度を取得するようにしてもよい。
【0018】なお、上下方向の視差とは、同一の物体に
対する、表示手段の画面の水平方向の第1の軸回りの視
線の方向の差をいい、当該上下方向の互いに異なる方向
から見た画像が上下方向の視差画像となる。
【0019】本発明によれば、立体視画像が表示される
表示手段の画面の水平方向の第1の軸回りの回転角度を
求め、これに応じた上下方向の視差を有する立体視画像
を生成し、表示手段に表示させるようにした。これによ
り、装置本体の回転角度によって変化する上下方向の視
差をも有した臨場感あふれる立体視画像を表示させる画
像生成装置を提供することができる。
【0020】また本発明は、画像生成を行う画像生成装
置であって、左眼用画像と右眼用画像とに基づき、左右
視差を有する立体視画像を表示する表示手段と、前記表
示手段の画面の水平方向を第1の軸とした場合に、前記
画面の第1の軸回りの回転角度を取得する角度取得手段
と、取得された回転角度に応じて正面方向に対して上下
方向の視差を有する左眼用画像と右眼用画像とを生成す
る画像生成手段とを含むことを特徴とする。
【0021】また、本発明に係るプログラムは、コンピ
ュータにより使用可能(実行可能)なプログラム(情報
記憶媒体又は搬送波に具現化されるプログラム)であっ
て、上記手段をコンピュータに実現させることを特徴と
する。
【0022】すなわち、コンピュータにより使用可能
(実行可能)なプログラムであって、左眼用画像と右眼
用画像とに基づき左右視差を有する立体視画像を表示す
る画面の水平方向を第1の軸とした場合に、前記画面の
第1の軸回りの回転角度を取得する角度取得手段と、取
得された回転角度に応じて正面方向に対して上下方向の
視差を有する左眼用画像と右眼用画像とを生成する画像
生成手段とをコンピュータに実現させることを特徴とす
る。
【0023】また本発明に係る情報記憶媒体は、コンピ
ュータにより使用可能な情報記憶媒体であって、上記手
段をコンピュータに実現させるためのプログラムを含む
ことを特徴とする。
【0024】ここで、左右視差とは、左右方向の視差を
いい、同一の物体に対する、観者に対して上下方向の軸
回りの視線の方向の差をいい、当該左右方向の互いに異
なる方向から見た画像が左右方向の視差画像となる。
【0025】本発明によれば、上述した左右視差を有す
る左眼用画像及び右眼用画像から構成される立体視画像
が表示される表示手段の画面の水平方向の第1の軸回り
の回転角度を求め、これに応じた上下方向の視差を有す
る立体視画像を生成し、表示手段に表示させるようにし
た。これにより、装置本体の回転角度によって変化する
上下方向の視差をも有した臨場感あふれる立体視画像を
表示させる画像生成装置を提供することができる。ま
た、インテグラルフォトグラフィ方式のように蝿の眼レ
ンズのようなレンズを用いる必要がなくなるので、表示
解像度を劣化させることがなくなる。また、観者の目の
残像効果によるフレーム画像の表示期間内で左眼用画像
及び右眼用画像の2枚の画像を生成すればよいので、処
理コストを低減させることができる。
【0026】また本発明に係る画像生成装置は、前記表
示手段は、画面に表示される前記左眼用画像及び前記右
眼用画像が短冊状に交互に配置された立体視画像に対
し、前記左眼用画像及び前記右眼用画像の対応した位置
に短冊状の隙間を有するパララックスバリアを含み、前
記パララックスバリアの隙間から、観者の左眼には前記
左眼用画像、観者の右眼には前記右眼用画像が見えるよ
うに前記立体視画像が表示されることを特徴とする。
【0027】本発明によれば、表示手段の画面の前面
に、立体視画像を構成する左眼用画像及び右眼用画像の
対応した位置にその隙間が位置するように配置されるパ
ララックスバリアを用いたパララックスバリア方式によ
る立体視を行う場合に、装置本体の回転角度によって変
化する上下方向の視差をも有した臨場感あふれる立体視
画像を表示させる画像生成装置を提供することができ
る。また、インテグラルフォトグラフィ方式のように蝿
の眼レンズのようなレンズを用いる必要がなくなるの
で、表示解像度を劣化させることがなくなる。また、観
者の目の残像効果によるフレーム画像の表示期間内で左
眼用画像及び右眼用画像の2枚の画像を生成すればよい
ので、処理コストを低減させることができる。したがっ
て、上下方向の視差による立体視を行う場合に、高解像
度と低処理コスト化とを両立させることができる。
【0028】また本発明に係る画像生成装置は、前記表
示手段は、画面に表示される前記左眼用画像及び前記右
眼用画像が短冊状に交互に配置された立体視画像に対
し、焦点面が合うように前記画面の各画素に対応して配
置されたレンティキュラレンズを含み、前記レンティキ
ュラレンズを介して、観者の左眼には前記左眼用画像、
観者の右眼には前記右眼用画像が見えるように前記立体
視画像が表示されることを特徴とする。
【0029】本発明によれば、表示手段の画面の前面
に、立体視画像を構成する左眼用画像及び右眼用画像の
対応した位置に、その焦点面が合うように配置されるレ
ンティキュラレンズ方式による立体視を行う場合に、装
置本体の回転角度によって変化する上下方向の視差をも
有した臨場感あふれる立体視画像を表示させる画像生成
装置を提供することができる。また、インテグラルフォ
トグラフィ方式のように蝿の眼レンズのようなレンズを
用いる必要がなくなるので、表示解像度を劣化させるこ
とがなくなる。また、観者の目の残像効果によるフレー
ム画像の表示期間内で左眼用画像及び右眼用画像の2枚
の画像を生成すればよいので、処理コストを低減させる
ことができる。したがって、上下方向の視差による立体
視を行う場合に、高解像度と低処理コスト化とを両立さ
せることができる。
【0030】また本発明に係る画像生成装置、プログラ
ム及び情報記憶媒体は、前記角度取得手段は、前記第1
の軸回りの回転角速度を検出する角速度検出手段によっ
て検出された回転角速度に基づいて前記回転角度を取得
することを特徴とする。
【0031】本発明によれば、角速度検出手段として安
価で入手しやすいジャイロセンサを用いて、上下方向の
視差を持たせるために必要な第1の軸回りの回転角度を
取得するようにしたので、画像生成装置の小型軽量化及
び低コスト化を図ることができる。
【0032】また本発明に係る画像生成装置、プログラ
ム及び情報記憶媒体は、前記取得した回転角度を、時間
経過に伴い所与の値に近付ける手段を含む(あるいは該
手段をコンピュータに実現させる、あるいは該手段をコ
ンピュータに実現させるためのプログラムを含む)こと
を特徴とする。
【0033】本発明によれば、角速度検出手段として安
価で入手しやすいジャイロセンサの検出精度が著しく低
い場合であっても、装置本体の第1の軸回りの回転角度
に応じた上下方向の視差を有する立体視画像を表示可能
な画像生成装置を提供することができる。この場合、臨
場感あふれる立体視画像の表示と、低コスト化とを両立
することができる。
【0034】また本発明に係る画像生成装置、プログラ
ム及び情報記憶媒体は、時間が経過したことを条件に、
前記表示手段に表示される立体視画像を、正面を向いた
場合に生成される立体視画像に戻すことを特徴とする。
【0035】ここで、正面を向いた場合とは、例えば装
置本体が正面を向いている状態を第1の軸回りの回転角
度の初期状態とし、そのときの回転角度が所与の値とし
て設定される場合をいう。
【0036】本発明によれば、例えば第1の軸回りの回
転角度の値を常にゆっくりと上述した所与の値に近付け
るようにすることによって、角度取得手段として取得す
べき回転角度に必要な角速度を検出する角速度検出手段
としてジャイロセンサを適用した場合であっても、この
ジャイロセンサの検出精度に依存することなく、生成さ
せる画像の変化を多様化させることができる。
【0037】また本発明に係る画像生成装置は、操作手
段と、前記操作手段による指示の有無を検出する検出手
段とを含み、前記画像生成手段は、前記検出手段によっ
て前記操作手段による指示が検出されたとき、所与の回
転角度に応じた上下方向の視差画像を生成することを特
徴とする。
【0038】また本発明に係るプログラムは、コンピュ
ータにより使用可能(実行可能)なプログラム(情報記
憶媒体又は搬送波に具現化されるプログラム)であっ
て、上記手段をコンピュータに実現させることを特徴と
する。
【0039】すなわち、本発明に係るプログラムは、操
作手段による指示の有無を検出し、前記画像生成手段
は、前記検出手段により前記操作手段による指示が検出
された場合に、所与の回転角度に応じた上下方向の視差
画像を生成することを特徴とする。
【0040】また本発明に係る情報記憶媒体は、コンピ
ュータにより使用可能な情報記憶媒体であって、上記手
段をコンピュータに実現させるためのプログラムを含む
ことを特徴とする。
【0041】本発明によれば、表示される立体視画像
を、装置本体の回転角度によらず固定させることも可能
となり、表示される画像を複雑化することができ、特に
ゲーム装置に適用した場合には、ゲーム処理の展開を多
様化させることができる。
【0042】また本発明に係る画像生成装置、プログラ
ム及び情報記憶媒体は、前記所与の回転角度は、前記検
出手段により前記操作手段による指示が検出された時点
で設定されている回転角度であることを特徴とする。
【0043】本発明によれば、表示される立体視画像の
動きを制御することができるようになり、さらにより複
雑な立体視画像の操作を行うことができる。
【0044】また本発明に係る画像生成装置、プログラ
ム及び情報記憶媒体では、前記画像生成手段は、取得さ
れた回転角度に最も近い回転角度に対応して予め用意さ
れた画像情報に基づいて、前記左眼用画像及び前記右眼
用画像を生成することを特徴とする。
【0045】本発明によれば、左眼用画像及び右眼用画
像を生成するための画像情報を所与の回転角度ごとに予
め用意し、取得された回転角度に最も近い回転角度に対
応して用意された画像情報に基づいて左眼用画像及び右
眼用画像を生成するようにしたので、画像生成に伴う負
荷を削減することができるようになる。
【0046】また本発明は、画像生成を行う画像生成装
置であって、左眼用画像と右眼用画像とに基づき、左右
視差を有する立体視画像を表示する表示手段と、前記表
示手段の画面の水平方向を第1の軸とした場合に、前記
画面の第1の軸回りの回転角度を取得する角度取得手段
と、取得された回転角度に応じてオブジェクト空間にお
ける左眼用及び右眼用仮想カメラの視点設定を行う視点
設定手段と、前記左眼用及び右眼用仮想カメラを視点と
して、前記左眼用画像及び前記右眼用画像を生成する画
像生成手段とを含むことを特徴とする。
【0047】また、本発明に係るプログラムは、コンピ
ュータにより使用可能(実行可能)なプログラム(情報
記憶媒体又は搬送波に具現化されるプログラム)であっ
て、上記手段をコンピュータに実現させることを特徴と
する。
【0048】すなわち、コンピュータにより使用可能
(実行可能)なプログラムであって、左眼用画像と右眼
用画像とに基づき左右視差を有する立体視画像を表示す
る表示手の画面の水平方向を第1の軸とした場合に、前
記画面の第1の軸回りの回転角度を取得する角度取得手
段と、取得された回転角度に応じてオブジェクト空間に
おける左眼用及び右眼用仮想カメラの視点設定を行う視
点設定手段と、前記左眼用及び右眼用仮想カメラを視点
として、前記左眼用画像及び前記右眼用画像を生成する
画像生成手段とをコンピュータに実現させることを特徴
とする。
【0049】また本発明に係る情報記憶媒体は、コンピ
ュータにより使用可能な情報記憶媒体であって、上記手
段をコンピュータに実現させるためのプログラムを含む
ことを特徴とする。
【0050】ここで、オブジェクト空間とは、例えば定
義点(ポリゴンの頂点或いは自由曲面の制御点など)に
より形状が特定されるオブジェクトが配置される仮想的
な3次元空間をいう。
【0051】また、仮想カメラとは、上述したオブジェ
クト空間における視点を意味する。
【0052】本発明によれば、更に、リアルタイム処理
によって、オブジェクト空間におけるオブジェクト画像
を生成するといういわゆる3次元画像の生成処理を適用
するようにしたので、画面に表示される立体視画像の変
化を多様化させることができる。
【0053】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
ついて図面を用いて説明する。
【0054】1.原理構成 図1に、本実施形態のゲーム装置に適用される画像生成
装置の原理構成の概要を示す。
【0055】この画像生成装置10は、画像生成部1
2、角度取得部14、表示部16を含む。画像生成部1
2は、より具体的には左原画像生成部18、右原画像生
成部20、立体視画像生成部22を含む。
【0056】画像生成部12は、角度取得部14によっ
て取得された所与の軸回りの回転角度に応じた立体視画
像を生成し、表示部16に出力する。
【0057】画像生成部12は、より具体的には、角度
取得部14によって取得された所与の軸回りの回転角度
に応じて、表示部16の観者の左眼と右眼に対して視差
を有する立体視画像を生成する。このため左原画像生成
部18は、表示部16の観者の左眼で見るべき左眼用画
像を生成する。また、右原画像生成部20は、表示部1
6の観者の右眼で見るべき右眼用画像を生成する。立体
視画像生成部22は、左原画像生成部18によって生成
された左眼用画像と、右原画像生成部20によって生成
された右眼用原画像とに基づいて、表示部16に表示さ
れる立体視画像を生成する。
【0058】図2(A)、(B)に、表示部16で表示
される立体視画像の一例を示す。
【0059】表示部16の画面26に表示される立体視
画像は、図2(A)に示すように右眼用画像Rと左眼用
画像Lを含む。この場合、左眼用画像Lは、表示部16
の画面26の観者の左眼ELにのみ見えるようになって
おり、同時に右眼用画像Rは、表示部16の画面26の
観者の右眼ERにのみ見えるようになっている。
【0060】したがって、図2(B)に示すように、画
面26に表示される立体視画像は、左眼ELと注視点と
を結ぶ視線と、右眼ERと注視点とを結ぶ視線との交点
28に位置するように感じられ、立体感のある物体が観
察されることになる。
【0061】また、角度取得部14は、基準位置からの
所与の軸回りの回転角度を取得し、画像生成部12に出
力する。角度取得部14は、表示部16と同一筐体内に
含まれていなくても良いが、同一筐体内に含まれる場合
には表示部16には、表示部16自体の回転角度に応じ
た立体視画像を表示させることが可能となる。
【0062】表示部16は、図2(A)、(B)に示し
たように、立体視画像生成部22によって生成された立
体視画像として、同時に、表示部16の観者の左眼には
左原画像生成部18で生成された左眼用画像、当該観者
の右眼には右原画像生成部20で生成された右眼用画像
がそれぞれ見えるように表示させる。
【0063】このような表示部16としては、画面26
に短冊状(縦格子状)に左眼用画像と右眼用画像を交互
に配置した立体視画像を表示させ、画面26の前面にパ
ララックスバリア若しくはレンティキュラレンズを配置
することで実現することができる。
【0064】このような構成の画像生成装置10は、角
度取得部14によって取得された回転角度に応じて正面
方向に対して上下方向の視差を形成する右眼用画像及び
左眼用画像を生成し、上述したようにパララックスバリ
ア方式若しくはレンティキュラ方式による左右方向の視
差を有する立体視画像を表示させることによって、より
臨場感あふれる立体視画像を表示することができる。
【0065】これにより、蝿の眼レンズのようなレンズ
を用いる必要がなくなるので、表示解像度を劣化させる
ことがなくなる。また、観者の目の残像効果によるフレ
ーム画像の表示期間内で左眼用画像及び右眼用画像の2
枚の画像を生成すればよいので、リアルタイムの画像生
成処理が可能となって、例えば3次元のオブジェクト空
間におけるグラフィック処理により生成される動画の立
体視画像を表示させることが容易となる。なお、表示さ
せる立体視画像は、オブジェクト空間における3次元画
像である必要はなく、3次元画像を模した擬似的な2次
元画像であっても良い。いずれにしろ表示画像の生成に
必要な処理コストを大幅に削減することができる。
【0066】2. ゲーム装置 2.1 外観 図3に、本実施形態のゲーム装置の外観正面図を示す。
【0067】本実施形態のゲーム装置(広義には、画像
生成装置)50は、図1に示した構成の画像生成装置を
含み、さらに、携帯可能な筐体52の正面側に配置され
る画面54、左操作部56、右操作部58を含む。
【0068】以下では、説明の便宜上、画面54の水平
方向をx軸、画面54の垂直方向をy軸、x軸及びy軸
と垂直な方向をz軸とする。
【0069】画面54は、上述した立体視画像が表示さ
れるLCDを含み、その前面にパララックスバリア若し
くはレンティキュラレンズが設けられている。すなわ
ち、画面54を構成するLCDには、1枚(1フレー
ム)の左眼用画像を表示するための表示領域と、1枚の
右眼用画像を表示するための表示領域とが、短冊状に左
眼用画像領域及び右眼用画像領域として交互に配置さ
れ、両画像が同時に表示される。
【0070】左操作部56及び右操作部58は、それぞ
れ1又は複数の押下ボタンにより構成される。これら左
操作部56及び右操作部58は、プレーヤが例えば筐体
52を両手で把持した状態で、プレーヤの左手の指及び
右手の指でそれぞれ操作可能となるように配置される。
【0071】このゲーム装置50は、図3に示したx軸
回りの回転角度を求め、求められた回転角度に応じて正
面方向に対して上下方向の視差を有する左眼用画像及び
右眼用画像からなる立体視画像を表示する。ここで、上
下方向の視差とは、同一の物体に対する図3に示したx
軸回りの視線の方向の差をいい、当該上下方向の互いに
異なる方向から見た画像が上下方向の視差画像となる。
【0072】これにより、従来のパララックスバリア方
式や、レンティキュラ方式による立体視画像に対して上
下方向の視差を与えることができ、より立体感のある表
示が可能となり、臨場感あふれる画像を提供することが
できるようになる。
【0073】2.2 機能ブロック構成 図4に、本実施形態のゲーム装置の機能ブロック図の一
例を示す。
【0074】なお同図において本実施形態は、少なくと
も処理部100、表示部190、角度検出部198を含
めばよく、それ以外のブロック(例えば、操作部16
0、音出力部192、携帯型情報記憶装置194、通信
部196)については任意の構成要素とすることができ
る。
【0075】ここで処理部100は、装置全体の制御、
装置内の各ブロックへの命令の指示、ゲーム処理、画像
処理、又は音処理等の各種の処理を行うものであり、そ
の機能は、各種プロセッサ(CPU、DSP等)、ある
いはASIC(ゲートアレイ等)等のハードウェアや、
所与のプログラム(ゲームプログラム)により実現でき
る。
【0076】操作部160は、プレーヤが操作データを
入力するためのものであり、図3に示した左操作部5
6、右操作部58を含み、その機能は、レバー、ボタ
ン、マイク等のハードウェアにより実現できる。
【0077】主記憶部170は、処理部100や通信部
196等のワーク領域となるもので、その機能はRAM
等のハードウェアにより実現できる。
【0078】情報記憶媒体(コンピュータにより使用可
能な記憶媒体)180は、プログラムやデータ等の情報
を格納するものであり、その機能はハードディスク、あ
るいはメモリ(ROM)等のハードウェアにより実現で
きる。処理部100は、この情報記憶媒体180に格納
される情報に基づいて本発明(本実施形態)の種々の処
理を行う。即ち情報記憶媒体180には、本発明(本実
施形態)の手段(特に処理部100に含まれるブロッ
ク)を実行するための情報(プログラムあるいはデー
タ)が格納される。
【0079】なお、情報記憶媒体180に格納される情
報の一部又は全部は、装置への電源導入時等に主記憶部
170に転送されることになる。また情報記憶媒体18
0には、本発明の処理を行うためのプログラム、画像デ
ータ、音データ、表示物の形状データ、本発明の処理を
指示するための情報、あるいはその指示に従って処理を
行うための情報等を含ませることができる。
【0080】表示部190は、本実施形態により生成さ
れた画像を出力するものであり、図3に示す画面54を
含み、その機能は、左眼用画像及び右眼用画像とに基づ
いて形成される左右視差による立体視が可能なLCD等
のハードウェアにより実現できる。より具体的には、表
示部190は、有限個の画素数からなるLCDの前面に
パララックスバリア若しくはレンティキュラレンズが配
置される。LCDには、1枚(1フレーム)の左眼用画
像を表示するための表示領域と、1枚の右眼用画像を表
示するための表示領域とが、短冊状に左眼用画像領域及
び右眼用画像領域として交互に配置されている。パララ
ックスバリアが配置される場合、その隙間からは、表示
部190の観者の左眼には左眼用画像領域に表示される
左眼用画像、右眼には右眼用画像領域に表示される右眼
用画像が見えるようになっている。また、レンティキュ
ラレンズが配置される場合、各画素に対応したレンズの
焦点面が、表示部190の観者の左眼には左眼用画像領
域に表示される左眼用画像、右眼には右眼用画像領域に
表示される右眼用画像が見えるようになっている。
【0081】音出力部192は、本実施形態により生成
された音を出力するものであり、その機能は、スピーカ
等のハードウェアにより実現できる。
【0082】携帯型情報記憶装置194は、プレーヤの
個人データやゲームのセーブデータ等が記憶されるもの
であり、この携帯型情報記憶装置194としては、メモ
リカード等を考えることができる。
【0083】通信部196は、外部(例えばホスト装置
や他のゲーム装置)との間で通信を行うための各種の制
御を行うものであり、その機能は、各種プロセッサ、あ
るいは通信用ASIC等のハードウェアや、プログラム
等により実現できる。
【0084】角速度検出部198は、基準位置から、図
3に示すx軸回りの回転角速度を検出するものであり、
ジャイロセンサ等のハードウェアにより実現できる。検
出された回転角速度は、積分演算により回転角度として
把握される。ここではジャイロセンサを採用することに
より、装置の低コスト化を図ることが可能となる。但
し、例えば磁気センサによる絶対角度の検出のように、
基準位置からの図3に示すx軸回りの回転角度を安価な
構成で検出できるのであれば、角速度検出部に代え、角
度演算部を除去して角度取得部を含めるようにしても良
い。
【0085】なお本発明(本実施形態)の手段を実行す
るためのプログラムあるいはデータは、ホスト装置(サ
ーバ)が有する情報記憶媒体からネットワーク及び通信
部196を介して情報記憶媒体180に配信するように
してもよい。このようなホスト装置(サーバ)の情報記
憶媒体の使用も本発明の範囲内に含まれる。
【0086】処理部100(プロセッサ)は、ゲーム処
理部110、画像生成部120、角度演算部130を含
む。
【0087】ゲーム処理部110は、各種モードの設定
処理、ゲームの進行処理、選択画面の設定処理、オブジ
ェクト(1又は複数のプリミティブ面)の位置やオブジ
ェクト空間における回転角度(X、Y又はZ軸回り回転
角度)を求める処理、オブジェクトを動作させる処理
(モーション処理)、オブジェクト空間における視点の
位置(仮想カメラの位置)や視線角度(仮想カメラの回
転角度)を求める処理、マップオブジェクト等のオブジ
ェクトをオブジェクト空間へ配置する処理、ヒットチェ
ック処理、ゲーム結果(結果、成績)を演算する処理、複
数のプレーヤが共通のゲーム空間でプレイするための処
理、あるいはゲームオーバー処理等の種々のゲーム処理
を、操作部160からの操作データや、携帯型情報記憶
装置194からの個人データや、保存データや、ゲーム
プログラム等に基づいて行う。
【0088】画像生成部120は、ゲーム処理部110
からの指示等にしたがって各種の画像処理を行い、例え
ばオブジェクト空間内で左眼用及び右眼用の仮想カメラ
(視点)から見える左眼用画像及び右眼用画像を生成
し、これらに基づいて生成される立体視画像を表示部1
90に出力する。その際、角度演算部130によって演
算された回転角度に基づいて、例えばオブジェクト空間
内で左眼用及び右眼用の仮想カメラ(視点)を設定し、
これらから見える左眼用画像及び右眼用画像を生成す
る。
【0089】角度演算部130は、角速度検出部198
によって検出されたゲーム装置の図3に示すx軸回りの
回転角速度に基づいて基準位置からの回転角度を演算し
て求める。より具体的には、角度演算部130は、角速
度検出部198によって検出された回転角速度に対して
積分演算を行って回転角度を取得する。この回転角度
は、画像生成部120において、上下方向の視差画像を
生成するために用いられる。
【0090】さらに、処理部100は、上記のゲーム処
理結果に基づいて各種の音処理を行い、BGM、効果
音、又は音声等の音を生成し、音出力部192に出力す
る。
【0091】なお、処理部100の機能は、その全てを
ハードウェアにより実現してもよいし、その全てをプロ
グラムにより実現してもよい。あるいは、ハードウェア
とプログラムの両方により実現してもよい。
【0092】画像生成部120は、ジオメトリ処理部1
22、描画(レンダリング)部124、立体視画像処理
部126を含む。
【0093】ジオメトリ処理部122は、座標変換、ク
リッピング処理、透視変換、あるいは光源計算等の種々
のジオメトリ処理(3次元演算)を行う。そして、本実
施形態では、オブジェクト空間における左眼用及び右眼
用の仮想カメラの位置を、角度演算部130で求められ
た回転角度に応じて設定し、この設定した左眼用及び右
眼用の仮想カメラそれぞれを視点として上述のジオメト
リ処理を行い、同一フレームにおいて2種類のジオメト
リ処理後(透視変換後)のオブジェクトデータ(オブジ
ェクトの頂点座標、頂点テクスチャ座標、あるいは輝度
データ等)が、主記憶部170に格納される。
【0094】描画部124は、左眼用及び右眼用の画像
それぞれについて、ジオメトリ処理後(透視変換後)の
オブジェクトデータと、所与のテクスチャとに基づい
て、オブジェクトをフレームバッファに描画する。これ
により、オブジェクトが移動するオブジェクト空間にお
いて、左眼用及び右眼用仮想カメラ(視点)から見える
画像が描画(生成)される。
【0095】立体視画像処理部126は、上述した左眼
用及び右眼用仮想カメラを視点としてオブジェクト画像
である左眼用画像及び右眼用画像から、表示部190の
LCDに立体視画像を表示するための立体視画像情報を
生成する。より具体的には、立体視画像処理部126
は、表示部190の画面の前面に配置されたパララック
スバリア若しくはレンティキュラレンズに対応して、1
枚(1フレーム)の左眼用画像を表示するための表示領
域と、1枚の右眼用画像を表示するための表示領域と
が、短冊状に左眼用画像領域及び右眼用画像領域として
交互に配置される立体視画像を生成する。
【0096】なお、本実施形態のゲーム装置は、1人の
プレーヤのみがプレイできるシングルプレーヤモード専
用のシステムにしてもよいし、このようなシングルプレ
ーヤモードのみならず、複数のプレーヤがプレイできる
マルチプレーヤモードを備えるシステムにしてもよい。
【0097】また複数のプレーヤがプレイする場合に、
これらの複数のプレーヤに提供するゲーム画像やゲーム
音を、1つの端末を用いて生成してもよいし、ネットワ
ーク(伝送ライン、通信回線)等で接続された複数の端
末を用いて生成してもよい。
【0098】2.3 立体視画像 次に、本実施形態におけるゲーム装置で表示される立体
視画像について説明する。
【0099】図5に、表示部190がパララックスバリ
ア方式による立体視表示を行う場合について模式的に示
す。
【0100】この場合、表示部190を構成するLCD
200の前面(観者の視点(左眼E L、右眼ER)が存在
するz軸方向)には、パララックスバリア202が配置
されている。
【0101】パララックスバリア202は、画面のy軸
方向にスリットが設けられている。
【0102】LCD200に表示される立体視画像の表
示領域は、左眼用画像表示領域204と、右眼用画像表
示領域206とから構成され、画面のy軸方向に沿って
細長い短冊形状をしており、x軸方向に交互に配置され
る。
【0103】図6に、左眼用画像及び右眼用画像と立体
視画像の関係を説明するための図を示す。
【0104】すなわち、左眼用画像210と右眼用画像
212は、それぞれx軸方向に所与のライン幅ごとに分
割される。このライン幅としては、例えば1ピクセルで
あっても良いし、数ピクセル単位であっても良いが、当
該ライン幅はパララックスバリア202のスリット幅と
関連付けられる。なお、これら左眼用画像210及び右
眼用画像212は、所与のフレーム周期で生成される。
【0105】このような所与のライン幅単位に分割され
た左眼用画像2101〜210Nと右眼用画像2121
212Nとを交互に配置することによって、立体視画像
214が生成される。
【0106】こうして生成された立体視画像214の左
眼用画像表示領域204は、画像生成部120におい
て、オブジェクト空間で設定された左眼用の仮想カメラ
からの左眼用画像が表示される。右眼用画像表示領域2
06は、画像生成部120において、オブジェクト空間
で設定された右眼用の仮想カメラからの右眼用画像が表
示される。
【0107】図5に示すように、観者の左眼ELには、
パララックスバリア202の隙間からLCD200の左
眼用画像表示領域204に表示された左眼用画像が入射
される。また、観者の右眼ERには、パララックスバリ
ア202の隙間からLCD200の右眼用画像表示領域
206に表示された右眼用画像が入射される。したがっ
て、観者の左眼は左眼用画像のみを、観者の右眼は右眼
用画像のみを見ることになり、これら左眼用画像及び右
眼用画像による左右視差により立体視が可能となる。
【0108】図7に、表示部190がレンティキュラ方
式による立体視表示を行う場合について模式的に示す。
【0109】この場合、表示部190を構成するLCD
220の前面(観者の視点(左眼E L、右眼ER)が存在
するz軸方向)には、レンティキュラレンズ222が配
置されている。
【0110】レンティキュラレンズ222は、複数の凸
レンズをx軸方向に連ねることで構成される。
【0111】LCD220に表示される立体視画像の表
示領域は、左眼用画像表示領域224と、右眼用画像表
示領域226とから構成され、画面のy軸方向に細長い
短冊形状をしており、x軸方向に交互に配置される。L
CD220には、図6に示した立体視画像が表示され
る。すなわち、左眼用画像表示領域224は、画像生成
部120において、所与のフレーム周期で、オブジェク
ト空間で設定された左眼用の仮想カメラからの左眼用画
像が表示される。右眼用画像表示領域226は、画像生
成部120において、所与のフレーム周期で、オブジェ
クト空間で設定された右眼用の仮想カメラからの右眼用
画像が表示される。
【0112】図7に示すように、観者の左眼ELには、
レンティキュラレンズ222の光屈折作用により、LC
D220の左眼用画像表示領域224に表示された左眼
用画像が入射される。また、観者の右眼ERには、レン
ティキュラレンズ222の光屈折作用により、LCD2
20の右眼用画像表示領域226に表示された右眼用画
像が入射される。したがって、観者の左眼は左眼用画像
のみを、観者の右眼は右眼用画像のみを見ることにな
り、これら左眼用画像及び右眼用画像による左右視差に
より立体視が可能となる。
【0113】2.4 回転角度取得 本実施形態におけるゲーム装置は、上述したように観者
の左眼EL、右眼ERに対応した左右方向の視差による立
体視画像に、角速度検出部198によって検出される回
転角速度に基づく回転角度に応じた上下方向の視差を追
加することができる。
【0114】そのため、本実施形態におけるゲーム装置
は、角速度検出部198としてジャイロセンサが設けら
れ、図3に示すx軸回りの回転角速度ωxを検出する。
ゲーム装置のx軸回りの回転角度θxは、この回転角速
度ωxを積分することにより求められる。
【0115】ところで、角速度検出部198としてのジ
ャイロセンサは、一般に携帯型ゲーム装置に適用できる
ものは検出精度が低い。すなわち、小型軽量化と低コス
トとを両立させるジャイロセンサの検出精度は低いのが
現状である。
【0116】図8に、このような検出精度の低いジャイ
ロセンサにより検出される回転角速度ωxとこれによっ
て生成される回転角度θxの変化を示す。
【0117】時間経過に伴い、図3に示す筐体52をx
軸回りに回転させると、角速度検出部198としてのジ
ャイロセンサによって、その回転角速度ωxが検出され
る。例えば、ある時間t1において回転を停止した場
合、本来は回転角速度ωxが0になるべきにもかかわら
ず、ジャイロセンサの検出精度に起因したある微小な回
転角速度ωxが検出されてしまう場合がある。
【0118】上述したように回転角度θxは、回転角速
度ωxを積分したものであるため、時間t1以降はA1
のように固定値になるべきにもかかわらず、微小な回転
角速度ωxが積分され、A2のように次第に回転角度が
変化してしまう。
【0119】したがって、このような回転角度θxに基
づいて上下方向の視差画像を生成すると、筐体52をx
軸回りに回転させていないにもかかわらず、上下方向に
視差画像が変化してしまう。
【0120】そこで、本実施形態におけるゲーム装置の
角度演算部130では、角速度検出部198によって検
出された回転角速度ωxを積分演算して求められた回転
角度θxの値を常にゆっくりと所与の値(例えば、0)
に近付けることによって、検出精度の低いジャイロセン
サを角速度検出部198として適用した場合であって
も、ジャイロセンサの検出精度に依存することなく、ゲ
ームの面白みを増大させることができるようになってい
る。
【0121】図9に、検出精度の低いジャイロセンサに
より検出される回転角速度ωxと、これに基づいて本実
施形態における角度演算部130によって演算された回
転角度θxの変化を示す。
【0122】時間経過に伴い、図3に示す筐体52をx
軸回りに回転させると、角速度検出部198としてのジ
ャイロセンサによって、その回転角速度ωxが検出され
るが、例えばある時間t1において回転を停止した場
合、本来は回転角速度ωxが0になるべきにもかかわら
ず、ジャイロセンサの検出精度に起因したある微小な回
転角速度ωxが検出されてしまう場合がある。
【0123】しかしながら、本実施形態では、常に回転
角度θxをゆっくり0に近付けるようにしているため、
回転角速度ωxを積分した回転角度θxについて、時間
t1以降においてA1のようにならず、B1のように変
化する。
【0124】このように、回転角度θxを0に戻すよう
にすることによって、角速度検出部198としてのジャ
イロセンサの誤差により次第に正しい値からずれてしま
うのを防ぐことができる。
【0125】この場合、上下方向の視差画像として物体
を斜め上、又は斜め下から見た立体視画像が次第に元の
正面画像に戻ることになるが、上下方向に関しては観者
が画面を見る方向が制限されることがなくなる。
【0126】例えば、このように立体視画像を、時間経
過に伴い回転角度θxが0に対応する正面位置における
視差画像に戻すことによって、上述した角速度検出部1
98としてのジャイロセンサの検出精度にかかわらず、
ゲーム装置としての操作を簡略化すると共に、ゲームの
面白みを増大させることが可能となる。
【0127】本実施形態におけるゲーム装置は、所与の
フレーム周期で、このようにして角度演算部130に求
められたx軸回りの回転角度θxに応じて、画像生成部
120においてオブジェクト空間における左眼用及び右
眼用の仮想カメラを設定し、ジオメトリ処理部122に
おいてジオメトリ処理された後、描画部124でこれに
基づくオブジェクト画像が生成される。
【0128】このようにして生成された左眼用画像及び
右眼用画像は、図6に示すように、立体視画像処理部1
26において立体視画像が生成される。
【0129】図10に、本実施形態における角度演算部
130によって演算された回転角度θxに基づいて生成
される立体視画像を模式的に示す。
【0130】すなわち、図6に示したように生成された
立体視画像250が表示されている状態で、例えば図3
に示す筐体52の上部が奥、下部が手前にくるようにx
軸回りに回転させた場合、オブジェクト空間における左
眼用及び右眼用の仮想カメラは、回転角度θxの回転方
向及びその大きさに応じて、物体の下側から見た位置に
設定される。
【0131】その結果、左眼用画像及び右眼用画像とし
て物体の下側から見たオブジェクト画像が生成され、こ
れに基づいて新たな立体視画像252が表示されること
になる。
【0132】同様に、図6に示したように生成された立
体視画像250が表示されている状態で、例えば図3に
示す筐体52の上部が手前、下部が奥にいくようにx軸
回りに回転させた場合、オブジェクト空間における左眼
用及び右眼用の仮想カメラは、回転角度θxの回転方向
及びその大きさに応じて、物体の上側から見た位置に設
定される。
【0133】その結果、左眼用画像及び右眼用画像とし
て物体の上側から見たオブジェクト画像が生成され、こ
れに基づいて新たな立体視画像254が表示されること
になる。
【0134】また、本実施形態におけるゲーム装置で
は、左操作部56、右操作部58のいずれかに定義され
るθx固定ボタンの押下により、角度演算部130によ
って演算される回転角度θxを固定することができるよ
うになっている。すなわち、θx固定ボタンが押下され
たとき、所与の回転角度θ0に基づく左眼用画像及び右
眼用画像を生成する。これにより、画面54に表示され
る立体視画像を、筐体52の回転角度によらず固定させ
ることも可能となり、ゲームの展開を複雑化することも
可能となる。
【0135】また、この回転角度θ0は、例えば初期値
であっても良いが、θx固定ボタンが押下された時点の
回転角度θxに基づいて、左眼用画像及び右眼用画像を
生成するようにしても良い。この場合、θx固定ボタン
により、立体視画像の動きを制御することができるよう
になり、さらにより複雑な立体視画像の操作可能なゲー
ム処理を行うことができる。
【0136】なお、固定させる回転角度θxの値は、θ
x固定ボタン解放後も同ボタンが押下された時点の値を
固定値として保持するようにしても良いし、当該ボタン
が押下状態のときだけ固定値を保持するようにしても良
い。
【0137】2.5 処理例 次に、本実施形態の処理の詳細例について、図11のフ
ローチャートを用いて説明する。
【0138】まず、処理部100は、初期値として回転
角度θxを0に設定する(ステップS10)。
【0139】その後、処理部100は、操作部160で
定義されるθx固定ボタンが押下されているか否かを検
出する(ステップS11)。
【0140】θx固定ボタンが押下されていないと検出
されたとき(ステップS11:N)、処理部100は角
速度検出部198によって検出される回転角速度ωxを
取り出し(ステップS12)、積分演算する(ステップ
S13)。
【0141】すなわち、角度演算部130において、所
与の短時間Δtと検出された回転角速度ωxとの積を、
その時点で保持される回転角度θxに加算し、回転角度
θxを更新する。
【0142】次に、更新された回転角度θxを0に近付
ける(ステップS14)。ここでは、(1)式に示すよ
うに所与の関数fにしたがって回転角度θxを0に近付
ける。
【0143】θx=f(θx) ・・・(1) また、(2)式に示すように1未満の定数の乗算により
回転角度θxの絶対値が0に近づくようにしても良い。
【0144】 θx=β・θx (0<β<1、βは定数) ・・・(2) この状態で、筐体52をx軸方向に回転させない場合に
は、時間経過に伴い回転角度θxが0に対応する正面位
置の視差画像に戻ることになる。
【0145】ステップS14で回転角度θxが0に近付
けられた後、あるいはステップS11でθx固定ボタン
が押下されていると検出されたとき(ステップS11:
Y)、当該回転角度θxに応じて、オブジェクト空間に
おける左眼用及び右眼用仮想カメラの位置、角度を設定
する(ステップS15)。
【0146】そして、ジオメトリ処理部122、描画部
124によりステップS15で設定したオブジェクト空
間における左眼用及び右眼用仮想カメラの位置からの画
像を生成し(ステップS16)、図6に示すように立体
視画像処理部126によって生成された立体視画像が図
5又は図7に示す立体視表示可能な表示部190に表示
される(ステップS17)。
【0147】続いて、所与の終了操作の有無を判別し
(ステップS18)、終了操作がなかったと判別された
とき(ステップS18:N)、ステップS11に戻る。
【0148】一方、所与の終了操作があったと判別され
たとき(ステップS18:Y)、一連の処理を終了する
(エンド)。
【0149】このように本実施形態によれば、パララッ
クスバリア方式やレンティキュラ方式のように左右視差
による立体視を可能にするための立体視画像を、表示部
の画面の回転角度に応じて正面方向に対して上下視差を
設けた左眼用画像及び右眼用画像とから構成するように
したので、これまでに得ることができない臨場感あふれ
る雰囲気を味わえることができる。また、本実施形態に
よれば、このような上下視差画像について、左眼用及び
右眼用のみを用意するだけでよいので、処理コストをか
ける必要がない。さらにまた、インテグラルフォトグラ
フィ方式のような画素数の増大による処理コスト高と表
示解像度の劣化とを招くことがなくなる。
【0150】なお、本発明の各手段は、その全てを、ハ
ードウェアのみにより実行してもよいし、情報記憶媒体
に格納されるプログラムや通信インターフェースを介し
て配信されるプログラムのみにより実行してもよい。あ
るいは、ハードウェアとプログラムの両方により実行し
てもよい。
【0151】なお本発明は、上記実施形態で説明したも
のに限らず、種々の変形実施が可能である。
【0152】また本実施形態では、オブジェクト空間に
おける3次元画像を生成するものとして説明したが、こ
れに限定されるものではない。左眼用画像及び右眼用画
像として、3次元画像を模した擬似的な2次元画像であ
って、リアルタイム処理することなく、予め用意された
複数の画像を切り替えるようにしても良い。この場合、
画像生成装置は、例えば所与の回転角度ごとに左眼用画
像及び右眼用画像を生成するための画像情報を予め用意
しておく。そして、この画像生成装置は、ジャイロセン
サ等で取得された回転角度に最も近い回転角度に関連付
けて用意されている画像情報に基づいて、例えば擬似的
な2次元画像による左眼用画像及び右眼用画像を生成す
ることによって、画像生成に伴う処理負荷の削減と、バ
リエーションの多様な立体視画像の表示とを両立させる
ことができる。
【0153】さらにまた、本実施形態における表示部と
して、パララックスバリア方式及びレンティキュラ方式
を例に説明したが、立体視画像の表示方式によって限定
されるものではなく、左眼用画像及び右眼用画像によっ
て形成される左右視差による立体視が表示可能な方式で
あれば良い。また、専用の偏光眼鏡により、左眼用画像
及び右眼用画像を、対応する片方の眼からのみ見えるよ
うにすることによって、立体視表示を行うようにしても
良い。
【0154】また、本実施形態では画像生成装置として
ゲーム装置について説明したが、これに限定されるもの
ではない。例えば携帯電話機やPDAにも同様に適用す
ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のゲーム装置に適用される画像生成
装置の原理構成の概要を示す構成図である。
【図2】図2(A)、(B)は、本実施形態における表
示部で表示される立体視画像の一例を示す説明図であ
る。
【図3】本実施形態のゲーム装置の外観の正面を示す外
観図である。
【図4】本実施形態のゲーム装置の機能ブロックの一例
を示すブロック図である。
【図5】表示部がパララックスバリア方式による立体視
表示を行う場合について説明するための説明図である。
【図6】左眼用画像及び右眼用画像と立体視画像の関係
を説明するための説明図である。
【図7】表示部がレンティキュラ方式による立体視表示
を行う場合について説明するための説明図である。
【図8】検出精度の低いジャイロセンサにより検出され
る回転角速度ωxとこれによって生成される回転角度θ
xの変化を示す説明図である。
【図9】検出精度の低いジャイロセンサにより検出され
る回転角速度ωxと、これに基づいて本実施形態におけ
る角速度演算部によって演算された回転角度θxの変化
を示す説明図である。
【図10】本実施形態における角度演算部によって演算
された回転角度θxに基づいて生成される立体視画像を
模式的に示す説明図である。
【図11】本実施形態の詳細な処理例について示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
10 画像生成装置 12、120 画像生成部 14 角度取得部 16、190 表示部 18 左原画像生成部 20 右原画像生成部 22 立体視画像生成部 26 画面 28 交点 50 ゲーム装置 52 筐体 54 画面 56 左操作部 58 右操作部 100 処理部 110 ゲーム処理部 122 ジオメトリ処理部 124 描画部 126 立体視画像処理部 130 角度演算部 160 操作部 170 主記憶部 180 情報記憶媒体 192 音出力部 194 携帯型情報記憶装置 196 通信部 198 角速度検出部 200、220 LCD 202 パララックスバリア 204、224 左眼用画像表示領域 206、226 右眼用画像表示領域 210、2101〜210N、L 左眼用画像 212、2121〜212N、R 右眼用画像 214、250、252、254 立体視画像 222 レンティキュラレンズ D 両眼の間隔 EL 左眼 ER 右眼 θx 回転角度 ωx 回転角速度

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像生成を行う画像生成装置であって、 立体視画像を表示する表示手段と、 前記表示手段の画面の水平方向を第1の軸とした場合
    に、前記画面の第1の軸回りの回転角度を取得する角度
    取得手段と、 取得された回転角度に応じて正面方向に対して上下方向
    の視差を有する立体視画像を生成する画像生成手段と、 を含むことを特徴とする画像生成装置。
  2. 【請求項2】 画像生成を行う画像生成装置であって、 左眼用画像と右眼用画像とに基づき、左右視差を有する
    立体視画像を表示する表示手段と、 前記表示手段の画面の水平方向を第1の軸とした場合
    に、前記画面の第1の軸回りの回転角度を取得する角度
    取得手段と、 取得された回転角度に応じて正面方向に対して上下方向
    の視差を有する左眼用画像と右眼用画像とを生成する画
    像生成手段と、 を含むことを特徴とする画像生成装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記表示手段は、 画面に表示される前記左眼用画像及び前記右眼用画像が
    短冊状に交互に配置された立体視画像に対し、前記左眼
    用画像及び前記右眼用画像の対応した位置に短冊状の隙
    間を有するパララックスバリアを含み、 前記パララックスバリアの隙間から、観者の左眼には前
    記左眼用画像、観者の右眼には前記右眼用画像が見える
    ように前記立体視画像が表示されることを特徴とする画
    像生成装置。
  4. 【請求項4】 請求項2において、 前記表示手段は、 画面に表示される前記左眼用画像及び前記右眼用画像が
    短冊状に交互に配置された立体視画像に対し、焦点面が
    合うように前記画面の各画素に対応して配置されたレン
    ティキュラレンズを含み、 前記レンティキュラレンズを介して、観者の左眼には前
    記左眼用画像、観者の右眼には前記右眼用画像が見える
    ように前記立体視画像が表示されることを特徴とする画
    像生成装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかにおいて、 前記角度取得手段は、 前記第1の軸回りの回転角速度を検出する角速度検出手
    段によって検出された回転角速度に基づいて前記回転角
    度を取得することを特徴とする画像生成装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかにおいて、 前記取得した回転角度を、時間経過に伴い所与の値に近
    付ける手段を含むことを特徴とする画像生成装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれかにおいて、 時間が経過したことを条件に、前記表示手段に表示され
    る立体視画像を、正面を向いた場合に生成される立体視
    画像に戻すことを特徴とする画像生成装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれかにおいて、 操作手段と、 前記操作手段による指示の有無を検出する検出手段とを
    含み、 前記画像生成手段は、前記検出手段によって前記操作手
    段による指示が検出されたとき、所与の回転角度に応じ
    て正面方向に対する上下方向の視差画像を生成すること
    を特徴とする画像生成装置。
  9. 【請求項9】 請求項8において、 前記所与の回転角度は、前記検出手段によって前記操作
    手段による指示が検出された時点で設定されている回転
    角度であることを特徴とする画像生成装置。
  10. 【請求項10】 請求項2乃至9のいずれかにおいて、 前記画像生成手段は、取得された回転角度に最も近い回
    転角度に対応して予め用意された画像情報に基づいて、
    前記左眼用画像及び前記右眼用画像を生成することを特
    徴とする画像生成装置。
  11. 【請求項11】 画像生成を行う画像生成装置であっ
    て、 左眼用画像と右眼用画像とに基づき、左右視差を有する
    立体視画像を表示する表示手段と、 前記表示手段の画面の水平方向を第1の軸とした場合
    に、前記画面の第1の軸回りの回転角度を取得する角度
    取得手段と、 取得された回転角度に応じてオブジェクト空間における
    左眼用及び右眼用仮想カメラの視点設定を行う視点設定
    手段と、 前記左眼用及び右眼用仮想カメラを視点として前記左眼
    用画像及び前記右眼用画像を生成する画像生成手段と、 を含むことを特徴とする画像生成装置。
  12. 【請求項12】 コンピュータにより使用可能なプログ
    ラムであって、 立体視画像を表示するための画面の水平方向を第1の軸
    とした場合に、前記画面の第1の軸回りの回転角度を取
    得する角度取得手段と、 取得された回転角度に応じて正面方向に対して上下方向
    の視差を有する立体視画像を生成する画像生成手段と、 をコンピュータに実現させることを特徴とするプログラ
    ム。
  13. 【請求項13】 コンピュータにより使用可能なプログ
    ラムであって、 左眼用画像と右眼用画像とに基づき左右視差を有する立
    体視画像を表示する画面の水平方向を第1の軸とした場
    合に、前記画面の第1の軸回りの回転角度を取得する角
    度取得手段と、 取得された回転角度に応じて正面方向に対する上下方向
    の視差を有する左眼用画像と右眼用画像とを生成する画
    像生成手段と、 をコンピュータに実現させることを特徴とするプログラ
    ム。
  14. 【請求項14】 請求項12又は13において、 前記角度取得手段は、 前記第1の軸回りの回転角速度を検出する角速度検出手
    段によって検出された回転角速度に基づいて前記回転角
    度を取得することを特徴とするプログラム。
  15. 【請求項15】 請求項12乃至14のいずれかにおい
    て、 前記取得した回転角度を時間経過に伴い所与の値に近付
    ける手段をコンピュータに実現させることを特徴とする
    プログラム。
  16. 【請求項16】 請求項12乃至15のいずれかにおい
    て、 時間が経過したことを条件に、前記画面に表示される立
    体視画像を、正面を向いた場合に生成される立体視画像
    に変化させる手段をコンピュータに実現させることを特
    徴とするプログラム。
  17. 【請求項17】 請求項12乃至16のいずれかにおい
    て、 操作手段による指示の有無を検出し、 前記画像生成手段は、前記検出手段により前記操作手段
    による指示が検出された場合に、所与の回転角度に応じ
    た上下方向の視差画像を生成することを特徴とするプロ
    グラム。
  18. 【請求項18】 請求項17において、 前記所与の回転角度は、前記検出手段により前記操作手
    段による指示が検出された時点で設定されている回転角
    度であることを特徴とするプログラム。
  19. 【請求項19】 請求項13乃至18のいずれかにおい
    て、 前記画像生成手段は、取得された回転角度に最も近い回
    転角度に対応して予め用意された画像情報に基づいて、
    前記左眼用画像及び前記右眼用画像を生成することを特
    徴とするプログラム。
  20. 【請求項20】 コンピュータにより使用可能なプログ
    ラムであって、 左眼用画像と右眼用画像とに基づき左右視差を有する立
    体視画像を表示する表示手段の画面の水平方向を第1の
    軸とした場合に、前記画面の第1の軸回りの回転角度を
    取得する角度取得手段と、 取得された回転角度に応じてオブジェクト空間における
    左眼用及び右眼用仮想カメラの視点設定を行う視点設定
    手段と、 前記左眼用及び右眼用仮想カメラを視点として、前記左
    眼用画像及び前記右眼用画像を生成する画像生成手段
    と、 をコンピュータに実現させることを特徴とするプログラ
    ム。
  21. 【請求項21】 コンピュータにより使用可能な情報記
    憶媒体であって、 請求項12乃至20のいずれかのプログラムを含むこと
    を特徴とする情報記憶媒体。
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