JP2002300588A - 画像復号方法及び画像復号装置 - Google Patents
画像復号方法及び画像復号装置Info
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- Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
- Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
Abstract
フレームと未来にあたる第2フレームとに基づいて得ら
れた双方向予測符号化フレームを検出するための画像タ
イプ復号部104と、その検出結果に基づいて双方向予
測符号化フレームの復号処理を省略するための符号読み
飛ばし回路103と、上記双方向予測符号化フレームに
ついての復号処理が省略されるとき、その復号処理の結
果出力に代えて、上記第1のフレームの符号化データを
復号したもの、又は上記第2のフレームの符号化データ
を復号したものを割り当てるための手段150,16
0,170,180とを設け、双方向予測符号化フレー
ムについての復号処理を省略して画像復号処理の負担軽
減を図る。
Description
ータを再生する際に用いる復号方法及び装置に関するも
のである。
データを得る技術については、ディジタルデータの記
録、伝送、編集、複製及び伝送等における扱いの容易さ
から普及と発展が著しい分野となっている。ディジタル
化の利点の一つとして、データを容易に圧縮可能である
という点が挙げられ、特に記録や伝送のためには圧縮符
号化は重要な技術である。かかる圧縮符号化の技術につ
いては、国際的規格も確立され、中でもMPEG(Movin
g Pictures Expert Group)規格は、映像や音声を扱
い得る一般的なディジタル規格として普及している。
像データはフレームと呼ばれる画像単位で処理される。
一般に画像データは複数の静止画像を連続的に表示する
ことで構成されており、MPEGではこの静止画一枚を
1フレームとして扱うのが一般的である。フレームには
3種類ある。すなわち、他のフレームを参照せずに、そ
のフレームだけで符号化するフレーム内符号化(I)フ
レーム、 表示順において過去にあるフレームを参照し
て予測値を導き、これを利用して符号化する順方向予測
符号化(P)フレーム、そして表示順において過去にあ
たる第1のフレームと未来にあたる第2のフレームを参
照して予測値を導き、これを利用して符号化する双方向
予測符号化(B)フレームが存在する。Bフレームを符
号化する際には、このBフレームを符号化する時点で過
去のフレームによる参照フレームと未来のフレームによ
る参照フレームの両方が存在することが求められるた
め、参照フレームとなる過去のフレームと未来のフレー
ムがBフレームに先立って符号化され、符号化データ列
(ビットストリーム)中に配置される。
表示装置では、送られてきた符号化画像データは符号化
された順番で復号される。この時、Bフレームを符号化
する際に参照フレームとして用いられた過去と未来のフ
レームは、Bフレームを復号するためにも参照フレーム
として必要になるため、Bフレームに先だって過去と未
来の参照フレームを復号する。すなわち、過去のフレー
ム、未来のフレーム、その間のBフレーム、の順に復号
する。しかしながら、これらのフレームは復号後、過去
のフレーム、Bフレーム、未来のフレーム、の順で表示
する必要がある。
としては、1997年9月1日に株式会社アスキーから
発行された「ポイント図解最新MPEG教科書(第1頁
〜)」がある。
規格(ISO/IEC−11172−2)で圧縮された
画像符号の復号、及び表示の関係について示される。
タを必要に応じて用いてP4フレームの画像符号の情報
から復号されるフレームであり、B2、B3フレーム
は、I1フレーム及びP4フレームの画像データを必要
に応じて用いて自フレームの画像符号の情報から復号さ
れるフレームである。表示の順序は、I1、B2、B
3、P4、…となる。しかし、B2、B3フレームは、
復号された未来のP4フレームを用いて復号するフレー
ムであるため、B2、B3フレームの復号前にP4フレ
ームを復号しておく必要があり、復号の順序は、表示順
と異なり、I1、P4、B2、B3、…となる。このよ
うに表示順とは異なる順に復号しなければならないた
め、Bフレームの復号処理を行うことは、復号処理の負
担増大を招いていることが、本願発明者によって見いだ
された。
を図るための技術を提供することにある。
特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるで
あろう。
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記
の通りである。
る第1のフレームと未来にあたる第2のフレームとに基
づいて得られた双方向予測符号化フレームの符号化デー
タを含む符号化データ列を復号処理して表示用フレーム
を得るに際して、上記双方向予測符号化フレームについ
ての復号処理を省略するとともに、その復号処理の結果
出力に代えて、上記第1のフレームの符号化データを復
号して得た第3のフレーム、又は上記第2のフレームの
符号化データを復号して得た第4のフレームを割り当て
る。
ームを含む符号化データ列を復号処理において、上記双
方向予測符号化フレームについての復号処理が省略され
る。このことが、画像復号処理の負担軽減を達成する。
また、上記復号処理の結果出力に代えて、上記第3のフ
レーム又は上記第4のフレームが割り当てられることに
より、上記双方向予測符号化フレームについての復号処
理が省略されたことによるフレーム抜けを回避してい
る。
1のフレームと未来にあたる第2のフレームとに基づい
て得られた双方向予測符号化フレームの符号化データを
含む符号化データ列を復号処理して表示用フレームを得
るに際して、上記双方向予測符号化フレームについての
復号処理を省略するとともに、上記第1のフレームの符
号化データを復号して得た第3のフレームと上記双方向
予測符号化フレームとの第1の時間間隔と、上記第2の
フレームの符号化データを復号して得た第4のフレーム
と上記双方向予測符号化フレームとの第2の時間間隔と
を比較し、上記第1の時間間隔に比べて上記第2の時間
間隔のほうが短いときには、上記双方向予測符号化フレ
ームについての復号処理の結果出力に代えて、上記第4
のフレームを出力し、上記第2の時間間隔に比べて上記
第1の時間間隔のほうが短いときには、上記双方向予測
符号化フレームについての復号処理の結果出力に代え
て、上記第3のフレームを出力する。
フレームについての復号処理が省略されるため、画像復
号処理の負担軽減が達成される。このとき、第3のフレ
ームや第4のフレームを全体的に均一に出力することが
できるので、上記双方向予測符号化フレームについての
復号処理を省略したことに起因するフレームの不連続性
を緩和することができる。
検出するための検出手段と、上記検出手段の検出結果に
基づいて上記双方向予測符号化フレームについてはその
復号処理を省略するための符号読み飛ばし手段と、上記
符号読み飛ばし手段によって上記双方向予測符号化フレ
ームについての復号処理が省略されるとき、その復号処
理の結果出力に代えて、上記第1のフレームの符号化デ
ータを復号して得た第3のフレーム、又は上記第2のフ
レームの符号化データを復号して得た第4のフレームを
割り当てるためのフレーム選択手段とを含んで画像復号
装置を構成する。
フレームについての復号処理が省略されるため、画像復
号処理の負担軽減が達成される。また、上記復号処理の
結果出力に代えて、上記第3のフレーム又は上記第4の
フレームが割り当てられることにより、上記双方向予測
符号化フレームについての復号処理が省略されたことに
よるフレーム抜けを回避している。
検出するための検出手段と、上記検出手段の検出結果に
基づいて上記双方向予測符号化フレームについてはその
復号処理を省略するための符号読み飛ばし手段と、上記
第1のフレームの符号化データを復号して得た第3のフ
レームと上記双方向予測符号化フレームとの第1の時間
間隔と、上記第2のフレームの符号化データを復号して
得た第4のフレームと上記双方向予測符号化フレームと
の第2の時間間隔とを比較する時間解析手段と、上記時
間解析手段での解析結果に基づいて、上記第1の時間間
隔に比べて上記第2の時間間隔のほうが短いときには、
上記双方向予測符号化フレームについての復号処理の結
果出力に代えて、上記第4のフレームを出力し、上記第
2の時間間隔に比べて上記第1の時間間隔のほうが短い
ときには、上記双方向予測符号化フレームについての復
号処理の結果出力に代えて、上記第2のフレームを出力
するフレーム選択手段とを設ける。
フレームについての復号処理が省略されるため、画像復
号処理の負担軽減が達成される。このとき、フレーム選
択手段からは、第3のフレームや第4のフレームを全体
的に均一に出力することができるので、上記双方向予測
符号化フレームについての復号処理を省略したことに起
因するフレームの不連続性を緩和することができる。
バッファ及び第2のバッファと、それにフレームを振り
分けるための第1のスイッチと、上記第1のバッファ及
び第2のバッファの出力を選択するための第2のスイッ
チとを含んで容易に構成することができる。
る。
成例が示される。
は、ビデオCD(コンパクトディスク)対応のMPEG
1規格によって符号化された符合化画像データ(符号化
データ列)を取り込むための入力端子110、上記入力
端子110を介して取り込まれた符号化データ列を復号
するための画像復号部100、上記画像復号部100の
出力データの逆量子化処理を行うための逆量子化処理部
120、上記逆量子化処理部120の出力データの逆離
散コサイン変換を行う逆離散コサイン変換部(IDC
T)130、上記IDCT処理部130の出力データと
動き補償のためのデータとを加算するための加算器14
0、上記加算器140の出力データの転送先を切り換え
るための第1のスイッチ150、上記スイッチ150を
介して取り込まれたデータをフレーム単位で記憶するた
めの第1のフレームバッファ160及び第2のフレーム
バッファ170、上記第1のフレームバッファ160の
出力データと上記第2のフレームバッファ170の出力
データとを選択的に後段回路に伝達するための第2のス
イッチ180、上記第2のスイッチ180によって選択
されたデータに基づいて動き補償を行うための動き補償
回路190、及び上記第2のスイッチ180によって選
択されたデータを出力するための出力端子200を含
む。
限されないが、3種類のフレームについての符号化デー
タが含まれる。上記3種類のフレームには、他のフレー
ムを参照せずにそのフレームだけで符号化するフレーム
内符号化(I)フレーム、表示順において過去にあるフ
レームを参照して予測値を導き、これを利用して符号化
する順方向予測符号化(P)フレーム、そして表示順に
おいて過去にあたる第1のフレームと未来にあたる第2
のフレームを参照して予測値を導き、これを利用して符
号化する双方向予測符号化(B)フレームが含まれる。
10を介して入力された符号化データ列に基づいて画像
タイプを復号するための画像タイプ復号部104、上記
画像タイプ復号部104の出力信号に基づいて双方向予
測符号化フレームについての符号を読み飛ばすことによ
って、当該双方向予測符号化フレームについての復号処
理を省略するための符号読み飛ばし回路103、上記画
像タイプ復号部104の出力信号に基づいてIフレーム
についての復号処理を行うIフレーム復号部101、上
記画像タイプ復号部104の出力信号に基づいてPフレ
ームについての復号処理を行うPフレーム102、符号
読み飛ばし回路103、画像タイプ復号部104を含ん
で成る。
画像タイプ復号部104によって形成される。また、本
発明における符号読み飛ばし手段は、上記符号読み飛ば
し回路103によって形成される。さらに、本発明にお
けるフレーム選択手段は、第1のスイッチ150、第2
のスイッチ180、第1のフレームバッファ160、及
び第2のフレームバッファ170を含んで形成される。
ータが、入力端子110を介して入力されると、上記フ
レームのタイプの解析が行われる。入力されたのがIフ
レームの場合は、それはIフレーム復号部101で復号
された後、逆量子化処理部120で逆量子化され、ID
CT処理部130でIDCT演算される。IDCT演算
の結果は、第1のスイッチ150を介して第1のフレー
ムバッファ160に蓄えられる。Pフレームの場合は、
Pフレーム復号部102で復号された後、逆量子化処理
部120で逆量子化され、IDCT処理部130でID
CT演算される。IDCT演算の結果は、動き補償処理
部190によって、第1のフレームバッファ160に蓄
えられた前フレームの画像データに動き補償を施した画
像データと加算器140で加算され、第2のスイッチ1
50を介してもう一方の第2のフレームバッファ160
に蓄えられる。
の画像復号処理が省略される。符号読み飛ばし装置10
3で符号を読み飛ばし、その代わりに、第2のスイッチ
180によって、Iフレームの画像データが蓄えられた
第1のフレームバッファ160の画像データが選択的に
出力端子200から出力される。
る。201は画像復号装置に入力されたビットストリー
ム(符号化データ列)の一例である。通常は、202に
示されるように、Iフレーム、Pフレーム、Bフレーム
の符号化データをそれぞれ復号し、I0,B1,B2,
B3,B4,P5・・・の順に出力するが、本例におい
ては、入力ビットストリームがBフレームの場合は、B
フレームについての復号処理が中止され、それに代えて
前方参照フレーム(IフレームやPフレームの復号化デ
ータを復号したもの)が出力される。例えば、203に
示されるように、B1,B2,B3,B4に代えて前方
参照フレームが割り当てられることにより、出力フレー
ムは、I0,I0,I0,I0,I0,P5・・・とい
うようになる。また、B6に代えて前方向参照フレーム
(ここではP5の符号化データを復号したもの)が割り
当てられ、B8,B9,B10に代えて前方向参照フレ
ーム(ここではP7の符号化データを復号したもの)が
割り当てられる。
における第1フレームの符号化データを復号して得た第
3フレームに相当する。
る。
01が行われ、フレームタイプが判定される(ステップ
502)。IフレームまたはPフレームであれば、その
フレームの符号化データが復号され(ステップ50
3)、当該フレームが表示予約される。処理502でB
フレームと判定されれば、当該フレームを読み捨て(ス
テップ505)、そのフレームの前方参照フレームを表
示予約する(ステップ506)。処理504、処理50
6の後、表示処理507が行われる。表示処理507
は、表示予約された表示すべきフレームについて、適切
な順序で表示する処理である。以上のような処理の後、
次のフレームの解析が行われる(ステップ501)。
についての復号処理を行うことなく、通常再生処理を実
現できるので、画像復号装置の処理の負担を軽くするこ
とができる。
上記第1の例では、Bフレームの場合、前方参照フレー
ムを割り当てたが、本例では、後方参照フレームを割り
当てるようにしている。
の例と同様であり、説明には図1を用いる。画像復号部
100の画像タイプ復号部104で、フレームのタイプ
の解析を行い、Bフレームの場合、符号読み飛ばし装置
103で符号を読み飛ばし、第2のスイッチ180によ
って、Pフレームの画像データが蓄えられた第2のフレ
ームバッファ170の画像データを選択し、それを出力
端子200から出力する。
示される。
生時、入力ビットストリームがBフレームの場合は、B
フレームの復号処理が中止され、それに代えて後方参照
フレームが出力される。すなわち、301に示されるよ
うにB1,B2,B3,B4が入力された場合には、後
方参照フレームであるP5が選択されて、I0,P5,
P5,P5,P5,P5・・・というようにそれぞれ出
力される。
における第2フレームの符号化データを復号して得た第
4フレームに相当する。
示される。
に示される流れに等しいが、処理502の結果、Bフレ
ームと判定された場合は、後方参照フレームを表示予約
(ステップ601)とされる点が、図5の場合と異な
る。
フレームの復号処理を行うことなく、通常再生処理を実
現できるので、画像復号装置の処理の負担を軽くするこ
とができる。
フレームの時刻、及びBフレームと後方参照フレームの
時刻との差を比較し、差の小さい方のフレームを表示す
る点が異なる。すなわち、本例では、Bフレームについ
ての復号処理を省略したことに起因する画像の不連続性
を緩和するため、入力された符号化データ列で双方向予
測符号化フレームの前方に位置するフレームと当該双方
向予測符号化フレームとの時間間隔と、上記符号化デー
タ列で上記双方向予測符号化フレームの後方に位置する
フレームと上記双方向予測符号化フレームとの時間間隔
とが比較され、その時間間隔の短い方のフレームが選択
される。
復号装置の構成例が示される。
に示されるのと大きく相違するのは、画像タイプ復号部
104の出力信号に基づいて時間解析を行う時間解析部
105が設けられ、この時間解析部105の出力信号に
よって、Iフレーム復号部101、Pフレーム復号部1
02、符号読み飛ばし回路103、第1のスイッチ15
0、及び第2のスイッチ180の動作が制御される点で
ある。上記時間解析部105は、入力された符号化デー
タ列で双方向予測符号化フレームの前方に位置するフレ
ームと当該双方向予測符号化フレームとの時間間隔と、
上記符号化データ列で上記双方向予測符号化フレームの
後方に位置するフレームと上記双方向予測符号化フレー
ムとの時間間隔とを比較する。この比較結果に基づい
て、Iフレーム復号部101、Pフレーム復号部10
2、符号読み飛ばし回路103、第1のスイッチ15
0、及び第2のスイッチ180の動作が制御される。以
下、この場合の動作制御について具体的に説明する。
時において、入力ビットストリームがBフレームの場合
には、Bフレームについての復号処理が中止され、Bフ
レームの時刻と、前方参照フレームの時刻、及び後方参
照フレームの時刻との差が比較され、この時間差の少な
いほうのフレームが出力される。すなわち、401に示
されるようにB1を入力した場合は、B1の時刻T1
と、前方参照フレームのIOの時刻T0、及び後方参照
フレームのP5の時刻T5との差、T1−T0とT5−
T1が比較され、その時間差の少ないIOが選択的に出
力される。このように、時間間隔を比較し、それに基づ
いて出力フレームを選択する場合には、Iフレーム、P
フレームのいずれか一方に限定して出力する方式に比べ
ると、Iフレーム、Pフレームを全体的に均一に出力す
ることができるので、Bフレームの復号処理を省略した
ことに起因する画像の不連続性を緩和することができ
る。
フローチャートが示される。
ように、処理502の結果、Bフレームと判定された場
合の処理が、図5、図6と異なる。処理502の結果、
Bフレームと判定された場合、当該フレームの時刻T1
を取得するまで復号し、以降のデータを読み捨てる(ス
テップ701)。そして、前方参照フレームの時刻T
0、及び後方参照フレームの時刻T5を取得する(ステ
ップ702)。T1−T0とT2−T1を比較し(ステ
ップ703)、T1−T0のほうが小さい場合は、前方
参照フレームを表示予約し(ステップ506)、処理7
03で、T1−T0のほうが大きい場合は、後方参照フ
レームを表示予約する(ステップ601)。
び第2の例と同様に、Bフレームの復号処理を行うこと
なく、通常再生処理を実現でき、画像復号装置の処理の
負担を軽くすることができる。特に本例では、符号化デ
ータ列で双方向予測符号化フレームの前方に位置するフ
レームと上記双方向予測符号化フレームとの時間間隔
と、符号化データ列で双方向予測符号化フレームの後方
に位置するフレームと上記双方向予測符号化フレームと
の時間間隔とを比較し、この比較結果に基づいて時間間
隔が短い方のフレームを選択するようにしているため、
Iフレーム及びPフレームを全体的に均一に出力するこ
とができ、それによって、Bフレームについての復号処
理を省略したことに起因する画像の不連続性を緩和する
ことができる。
的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではな
く、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であるこ
とはいうまでもない。
なされた発明をその背景となった利用分野であるMPE
G1規格によって符号化された画像データを復号する装
置に適用したが、本発明はそれに限定されるものではな
く、例えばディジタル・テレビジョン対応のMPEG2
規格対応の復号装置などにも適用することができる。
を含む符号化データを取り扱うことを条件に適用するこ
とができる。
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
の通りである。
る第1のフレームと未来にあたる第2のフレームとに基
づいて得られた双方向予測符号化フレームの符号化デー
タを含む符号化データ列を復号化して表示用フレームを
得るに際して、上記双方向予測符号化フレームについて
の復号処理を省略することで画像復号処理の負担軽減を
図り、また、上記双方向予測符号化フレームについての
復号処理の結果出力に代えて、上記第1のフレームの符
号化データを復号して得た第3フレーム、又は上記第2
のフレームの符号化データを復号して得た第4フレーム
が割り当てられることにより、フレーム抜けを回避する
ことができる。
タを復号して得た第3フレームと上記双方向予測符号化
フレームとの第1の時間間隔と、上記第2のフレームの
符号化データを復号して得た第4フレームと上記双方向
予測符号化フレームとの第2の時間間隔とを比較し、上
記第1の時間間隔に比べて上記第2の時間間隔のほうが
短いときには、上記双方向予測符号化フレームについて
の復号処理の結果出力に代えて、上記第4のフレームを
出力し、上記第2の時間間隔に比べて上記第1の時間間
隔のほうが短いときには、上記双方向予測符号化フレー
ムについての復号処理の結果出力に代えて上記第3のフ
レームを出力する場合には、上記第3のフレームと上記
第4のフレームとを全体的に均一に出力することができ
るので、上記双方向予測符号化フレームについての復号
処理が省略されたことに起因する画像の不連続性を緩和
することができる。
図である。
る出力フレームを説明する図である。
る出力フレームを説明する図である。
る出力フレームを説明する図である。
る処理のフローチャートである。
る処理のフローチャートである。
ック図である。
る処理のフローチャートである。
序、復号順序の関係について示した図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 画像表示順において過去にあたる第1の
フレームと未来にあたる第2のフレームとに基づいて得
られた双方向予測符号化フレームの符号化データを含む
符号化データ列を復号処理して表示用フレームを得るた
めの画像復号方法であって、 上記双方向予測符号化フレームについての復号処理を省
略するとともに、その復号処理の結果出力に代えて、上
記第1のフレームの符号化データを復号して得た第3の
フレーム、又は上記第2のフレームの符号化データを復
号して得た第4のフレームを割り当てることを特徴する
画像復号方法。 - 【請求項2】 画像表示順において過去にあたる第1の
フレームと未来にあたる第2のフレームとに基づいて得
られた双方向予測符号化フレームの符号化データを含む
符号化データ列を復号処理して表示用フレームを得るた
めの画像復号方法であって、 上記双方向予測符号化フレームについての復号処理を省
略するとともに、 上記第1のフレームの符号化データを復号して得た第3
フレームと上記双方向予測符号化フレームとの第1の時
間間隔と、上記第2のフレームの符号化データを復号し
て得た第4フレームと上記双方向予測符号化フレームと
の第2の時間間隔とを比較し、 上記第1の時間間隔に比べて上記第2の時間間隔のほう
が短いときには、上記双方向予測符号化フレームについ
ての復号処理の結果出力に代えて、上記第4のフレーム
を出力し、 上記第2の時間間隔に比べて上記第1の時間間隔のほう
が短いときには、上記双方向予測符号化フレームについ
ての復号処理の結果出力に代えて、上記第3のフレーム
を出力することを特徴とする画像復号方法。 - 【請求項3】 画像表示順において過去にあたる第1の
フレームと未来にあたる第2のフレームとに基づいて得
られた双方向予測符号化フレームの符号化データを含む
符号化データ列を復号処理して表示用フレームを得るた
めの画像復号装置であって、 上記双方向予測符号化フレームを検出するための検出手
段と、 上記検出手段の検出結果に基づいて上記双方向予測符号
化フレームについてはその復号処理を省略するための符
号読み飛ばし手段と、 上記符号読み飛ばし手段によって上記双方向予測符号化
フレームについての復号処理が省略されるとき、その復
号処理の結果出力に代えて、上記第1のフレームの符号
化データを復号して得た第3のフレーム、又は上記第2
のフレームの符号化データを復号して得た第4のフレー
ムを割り当てるためのフレーム選択手段と、を含むこと
を特徴とする画像復号装置。 - 【請求項4】 画像表示順において過去にあたる第1の
フレームと未来にあたる第2のフレームとに基づいて得
られた双方向予測符号化フレームの符号化データを含む
符号化データ列を復号処理して表示用フレームを得るた
めの画像復号装置であって、 上記双方向予測符号化フレームを検出するための検出手
段と、 上記検出手段の検出結果に基づいて上記双方向予測符号
化フレームについてはその復号処理を省略するための符
号読み飛ばし手段と、 上記第1のフレームの符号化データを復号して得た第3
のフレームと上記双方向予測符号化フレームとの第1の
時間間隔と、上記第2のフレームの符号化データを復号
して得た第4のフレームと上記双方向予測符号化フレー
ムとの第2の時間間隔とを比較する時間解析手段と、 上記時間解析手段での解析結果に基づいて、上記第1の
時間間隔に比べて上記第2の時間間隔のほうが短いとき
には、上記双方向予測符号化フレームについての復号処
理の結果出力に代えて、上記第4のフレームを出力し、
上記第2の時間間隔に比べて上記第1の時間間隔のほう
が短いときには、上記双方向予測符号化フレームについ
ての復号処理の結果出力に代えて、上記第3のフレーム
を出力するフレーム選択手段と、を含むことを特徴とす
る画像復号装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001104272A JP2002300588A (ja) | 2001-04-03 | 2001-04-03 | 画像復号方法及び画像復号装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001104272A JP2002300588A (ja) | 2001-04-03 | 2001-04-03 | 画像復号方法及び画像復号装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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