JP2002300372A - 画像処理装置、画像処理プログラムが記録された記録媒体、および、画像再生装置 - Google Patents

画像処理装置、画像処理プログラムが記録された記録媒体、および、画像再生装置

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JP2002300372A
JP2002300372A JP2001100064A JP2001100064A JP2002300372A JP 2002300372 A JP2002300372 A JP 2002300372A JP 2001100064 A JP2001100064 A JP 2001100064A JP 2001100064 A JP2001100064 A JP 2001100064A JP 2002300372 A JP2002300372 A JP 2002300372A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 合成画像データと、合成画像データを生成す
る演算に使用された元画像データの復元情報とを、両者
の対応が常に確保される状態で保管されることを課題と
する。 【解決手段】 合成画像ファイルのフォーマットは、タ
グ領域61、撮影画像記録領域62、サムネイル画像記
録領域63に区分され、それぞれ、属性情報71、合成
画像72、サムネイル画像73が記録される。さらに、
タグ領域61には、合成画像データ72を生成する演算
に使用された元画像データの復元情報74が記録され
る。復元情報74は、元画像データが、そのまま記録さ
れる場合、合成画像データとの差分データが記録される
場合、他の元画像データとの差分データが記録される場
合のパターンを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の画像を演算
処理することによって得られる合成画像データの保存お
よび再生技術に関する。
【0002】
【従来の技術】複数回にわたり撮影した静止画を合成す
ることにより、映像効果を高めた画像を生成する技術
や、画質を向上させる技術が知られている。
【0003】例えば、特開平10−108057には、
合焦位置を変更した撮影によって得られた複数の画像デ
ータを合成することにより、距離の異なる被写体全てに
ピントの合った画像データを得る技術が開示されてい
る。さらに、上記例に留まらず、複数の静止画を合成す
ることにより、様々な映像効果を得ることや、画質の改
善を図ることが可能である。
【0004】ところで、このような画像合成処理を行っ
た場合、被写体の特性や撮影者の主観によって、合成処
理結果を変更したい場合がある。
【0005】特開平2000−307921では、合成
画像を生成するための演算処理に用いられた元画像デー
タをA/D変換直後の多階調データとして保持する技術
が開示されている。また、最終画像が記録されるファイ
ルとは別の補助ファイルとして、最終画像と元画像との
差分データや、合成パラメータを保管する技術が開示さ
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、撮影によって
生成された画像データは恒久的に特定の場所に保管され
るという保証はない。記録媒体の容量には限りがあるた
め、いずれ、別の場所に移動される。
【0007】このような状況下において、特開平200
0−307921においては、元画像データに関連する
情報を別のファイルとして保存していたため、ファイル
の管理が面倒であり、場合によっては、ファイルの消失
等によって、元の画像への復帰ができない場合が考えら
れる。
【0008】そこで、本発明は、合成画像を生成する演
算処理に用いられた元画像に関連する情報を、管理面に
優れた記録方式で保存することを課題とする。また、あ
わせて合成画像および元画像を再生表示する技術を提供
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明は、画像処理装置であって、複数の
元画像データを入力する手段と、複数の前記元画像デー
タ間で演算処理を行い合成画像データを生成する手段
と、前記合成画像データと前記合成画像データを生成す
る演算に使用された各元画像データの復元情報とを一体
化した合成画像ファイルを出力する手段とを備えること
を特徴とする。
【0010】請求項2の発明は、請求項1に記載の画像
処理装置において、前記復元情報として、元画像データ
がそのまま記録されることを特徴とする。
【0011】請求項3の発明は、請求項2に記載の画像
処理装置において、前記復元情報は、他の元画像データ
に対する差分データのみが記録されている元画像差分デ
ータ、を含むことを特徴とする。
【0012】請求項4の発明は、請求項1ないし請求項
3のいずれかに記載の画像処理装置において、前記復元
情報は、前記合成データに対する差分データが記録され
ている合成画像差分データを含むことを特徴とする。
【0013】請求項5の発明は、請求項1ないし請求項
4のいずれかに記載の画像処理装置において、前記合成
画像ファイルは、規格化された画像ファイルフォーマッ
トに準拠しており、前記復元情報は、前記画像ファイル
フォーマットにおける未定義領域に記録されることを特
徴とする。
【0014】請求項6の発明は、請求項1ないし請求項
5のいずれかに記載の画像処理装置において、前記画像
処理装置は、デジタルカメラであることを特徴とする。
【0015】請求項7の発明は、画像処理を行うプログ
ラムが記録され、ソフトウェアによって動作可能なデー
タ処理装置によって読み取り可能な記録媒体であって、
前記プログラムは前記データ処理装置に、複数の元画像
データを入力する工程と、複数の前記元画像データ間で
演算処理を行い、合成画像データを生成する工程と、前
記合成画像データと、前記合成画像データを生成する演
算に使用された各元画像データの復元情報とを一体化し
た合成画像ファイルを出力する工程とを実行させること
を特徴とする。
【0016】請求項8の発明は、画像処理装置であっ
て、撮影手段と、前記撮影手段によって露光量を変更さ
せた複数回の撮影を行い複数の元画像データを出力する
手段と、複数の前記元画像データ間で演算処理を行い合
成画像データを生成する手段と、前記合成画像データと
前記合成画像データを生成する演算に使用された各元画
像データとを一体化した合成画像ファイルを出力する手
段とを備え、前記合成画像ファイルの階調数は、前記元
画像データの階調数よりも多いことを特徴とする。
【0017】請求項9の発明は、画像処理を行うプログ
ラムが記録され、ソフトウェアによって動作可能なデー
タ処理装置によって読み取り可能な記録媒体であって、
前記プログラムは前記データ処理装置に、露光量を変更
させた複数回の撮影によって得られた複数の元画像デー
タを入力する工程と、複数の前記元画像データ間で演算
処理を行い、合成画像データを生成する工程と、前記合
成画像データと、前記合成画像データを生成する演算に
使用された各元画像データとを一体化した合成画像ファ
イルを出力する工程とを実行させるものであり、前記合
成画像ファイルの階調数は、前記元画像データの階調数
よりも多いことを特徴とする。
【0018】請求項10の発明は、合成画像ファイルを
表示する画像再生装置であって、前記合成画像ファイル
は、合成画像データと、前記合成画像データを生成する
演算に使用された複数の元画像データの復元情報とを含
んでおり、前記画像再生装置は、前記合成画像ファイル
を入力する手段と、前記合成画像データを表示する手段
と、前記復元情報から前記元画像データを復元する手段
と、復元した元画像データを表示する手段とを備えるこ
とを特徴とする。
【0019】請求項11の発明は、合成画像ファイルを
再生するプログラムが記録され、ソフトウェアによって
動作可能なデータ処理装置によって読み取り可能な記録
媒体であって、前記合成画像ファイルは、合成画像デー
タと、前記合成画像データを生成する演算に使用された
複数の元画像データの復元情報とを含んでおり、前記プ
ログラムは前記データ処理装置に、前記合成画像ファイ
ルを入力する工程と、前記合成画像データを表示する工
程と、前記復元情報から前記元画像データを復元する工
程と、復元した元画像データを表示する工程とを実行さ
せることを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】{1.全体構成および画像処理モ
ード}以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態につ
いて説明する。
【0021】図1は、デジタルカメラ1、および、デジ
タルカメラ1で撮影した画像データに対して画像処理を
行うデータ処理装置としてのパーソナルコンピュータ
(以下、パソコンと略す)50を示している。
【0022】デジタルカメラ1で撮影された画像データ
は、たとえば、メモリカード8に記録される。オペレー
タは、画像データの記録されたメモリカード8をデジタ
ルカメラ1から抜き出し、パソコン本体51に装備され
たカードスロット511に挿入する。そして、パソコン
50上で動作する画像ソフトウェア等によって、デジタ
ルカメラ1で撮影した画像を閲覧することが可能であ
る。また、画像処理ソフトウェアを利用することによっ
て、撮影した画像に画像処理を施すことが可能である。
【0023】デジタルカメラ1で撮影した画像データ
は、また、USBケーブル等を利用してパソコン50側
に転送するようにしてもよい。パソコン50に取り込ま
れた画像は、ディスプレイ52において確認すること
や、画像ソフトウェアを利用して、プリンタ55に出力
することが可能である。
【0024】デジタルカメラ1は、通常の撮影モードの
ほかに、複数回の撮影により得られた複数の画像データ
間で演算処理を行い、合成画像ファイルを出力する撮影
モード(以下、画像処理モードと呼ぶ)を有している。
【0025】画像処理モードは、レリーズ時に撮影条件
を変えて、もしくは、撮影条件をそのままで、被写体を
連続して複数回撮影し、その撮影によって得られた複数
枚の撮影画像から合成画像を生成し、生成された合成画
像ファイルをメモリカード8に記録するモードである。
【0026】本実施の形態におけるデジタルカメラ1
は、画像処理モードとして、「ボケ味調整モード」、
「階調調整モード」、「超解像モード」などを有してい
る。以下、3つの画像処理モードについて概略を説明す
るが、ここでは、簡単のため、2つの撮影画像A,Bか
ら1つの合成画像データを生成する場合を例として説明
する。
【0027】「ボケ味調整モード」とは、1回のシャッ
タ操作で合焦位置を変化させて連続して2回の撮影動作
を行い、主被写体(たとえば人物など)に対して焦点を
合わせた撮影画像Aと、主被写体の背景に焦点を合わせ
た撮影画像Bとを得る撮影モードである。そして、これ
ら撮影画像A,Bを合成することにより所望のボケ具合
を有する画像を生成する。
【0028】「階調調整モード」とは、1回のシャッタ
操作で露光条件を変化させて連続して2回の撮影動作を
行い、主被写体に対して露出を合わせた撮影画像Aと、
主被写体の背景に露出を合わせた撮影画像Bとを得る撮
影モードである。そして、これら撮影画像A,Bを合成
することにより、たとえば、画面全体に適正な濃度分布
を有する画像や主被写体と背景とのコントラストを意図
的に大きくし、創作性の強い画像を生成する。
【0029】「超解像モード」とは、1回のシャッタ操
作でピントや露出条件を変えないで連続して2回の撮影
動作を行い、1回目の撮影と2回目の撮影との間で僅か
に異なるカメラアングルの相違により画面内の主被写体
の位置が微小変化した撮影画像Aと撮影画像Bとを得る
撮影モードである。主被写体に対する撮影位置が互いに
微小変化した撮影画像A,Bとを合成することにより、
元の撮影画像よりも解像度の高い画像を生成する。
【0030】{2.デジタルカメラの構成} <2−1 概観構成>図1、図2、図3を参照しなが
ら、デジタルカメラ1の概観構成について説明する。図
2は、本実施の形態に係る画像処理装置であるデジタル
カメラ1の一部内部構成を示す側面図、図3は、デジタ
ルカメラ1の背面図である。
【0031】デジタルカメラ1は略直方体状をしている
カメラ本体部2と、カメラ本体部2に着脱可能に装着さ
れる撮影レンズ3から構成される。図2に示すように、
マクロ機能付きズームレンズである撮影レンズ3はズー
ム用レンズ300とフォーカス用レンズ301とを含む
レンズ群30を備えている。一方、カメラ本体部2の内
部には、ズーム用レンズ300のズーム比の変更を行う
ためのズームモータM1、およびフォーカス用レンズ3
01を駆動して合焦を行うためのフォーカスモータM2
とが設けられている。また、撮影レンズ3のレンズ群3
0の後方位置の適所にカラー撮像素子303が設けられ
ている。
【0032】カラー撮像素子303は、CCDからなる
エリアセンサの各画素の表面に、R(赤)、G(緑)、
B(青)のカラーフィルタが市松模様状に貼り付けられ
た単板式カラーエリアセンサで構成される。このカラー
撮像素子(以下、「CCD」)303は、例えば、水平
方向1600画素、縦方向1200画素の192万画素
を有している。
【0033】カメラ本体部2の上部にはポップアップ形
式の内蔵フラッシュ5が設けられ、カメラ本体部2の上
面の一端側にはシャッタボタン9が設けられている。こ
のシャッタボタン9については、フォーカス調整用など
のトリガーとして用いる半押し状態(S1)と、記録用
撮影のトリガーとして用いる全押し状態(S2)とを検
出し、判別する機能を有している。
【0034】図3に示すように、カメラ本体部2の背面
には、電子ビューファインダ(以下、「EVF」)20
と液晶ディスプレイ(以下、「LCD」)10とが設け
られている。なお、光学ファインダーとは異なり、撮影
待機状態においてCCD303からの画像信号のライブ
ビュー表示を行うEVF20とLCD10とがファイン
ダーとしての機能を担っている。
【0035】また、LCD10は記録モードにおいて撮
影モードや撮影条件等を設定するためのメニュー画面を
表示したり、再生モードにおいてメモリカード8に記録
された撮影画像を再生表示することが可能である。図3
は、メニュー画面を表示している状態を示している。
【0036】カメラ本体部2の背面左方には、電源スイ
ッチ14が設けられている。この電源スイッチ14は記
録モード:REC(写真撮影の機能を果たすモード)と再
生モード:PLAY(記録画像をLCD10に再生するモー
ド)とを切換設定するモード設定スイッチを兼ねてい
る。
【0037】カメラ本体部2の背面右方には、4連スイ
ッチ15が設けられている。4連スイッチ15は円形の
操作ボタンを有し、この操作ボタンにおける上下左右の
4方向のボタンU、D、L、Rを押下することによって
各種操作を行うことが可能となっている。例えば、LC
D10に表示されるメニュー画面で選択された項目を変
更したり、インデックス画面で選択された再生対象のコ
マを変更するためのスイッチとして機能する。また、記
録モードにおいて左右方向のボタンL,Rは、ズーム比
を変更するためのスイッチとして機能する。右方向スイ
ッチRを押下するとズームモータM1の駆動によりズー
ム用レンズ300がワイド側に連続的に移動し、左方向
スイッチLを押下するとズームモータM1の駆動により
ズーム用レンズ300がテレ側に連続的に移動する。
【0038】また、4連スイッチ15の下方には、取消
スイッチ33、実行スイッチ32、メニュー表示スイッ
チ34及びLCD表示スイッチ31等のスイッチ群16
が設けられている。取消スイッチ33は、メニュー画面
で選択された内容を取り消すためのスイッチである。実
行スイッチ32は、メニュー画面で選択された内容を確
定するまたは実行するためのスイッチである。メニュー
表示スイッチ34は、LCD10にメニュー画面を表示
させたり、メニュー画面の内容を切り換えたりするため
のスイッチである。LCD表示スイッチ31は、LCD
10の表示のオンオフ切り替えスイッチである。
【0039】ユーザは、4連スイッチ15及びスイッチ
群16等の操作によって、撮影モード選択用のメニュー
画面を開いて撮影モードを選択することが可能である。
撮影モードは、前述したように、通常の一枚毎の撮影を
行う通常撮影モードと、画像処理モード(階調調整モー
ド等)とを備えている。
【0040】<2−2 内部ブロック構成>次に、デジ
タルカメラ1の内部構成について説明する。図4は、デ
ジタルカメラ1の内部構成を示す概略ブロック図であ
る。
【0041】撮影レンズ3は、ズーム用レンズ300と
フォーカス用レンズ301とともに、内部に透過光量を
調節するための絞り302を備えている。
【0042】撮像部110は撮影レンズ3を通して入射
した被写体光源を画像信号に光電変換して取り込むもの
であり、CCD303とともに、タイミングジェネレー
タ111とタイミング制御回路112を備えている。C
CD303はタイミングジェネレータ111から入力さ
れる駆動制御信号に基づいて被写体光源を所定の露光時
間だけ受光して画像信号に変換し、その画像信号をタイ
ミングジェネレータ111から入力される読み出し制御
信号を用いて信号処理部120に出力する。このとき、
画像信号はR,G,Bの各色成分に分離されて信号処理
部120に出力される。
【0043】タイミングジェネレータ111はタイミン
グ制御回路112から入力される制御信号に基づいて駆
動制御信号を生成するとともに、基準クロックに基づい
て読み出し信号を生成し、CCD303に出力する。タ
イミング制御回路112は撮像部110の撮影動作を制
御するものである。タイミング制御回路112は全体制
御部150から入力される制御信号に基づいて撮影制御
信号を生成する。この撮影制御信号には、被写体を撮影
するための制御信号、基準クロック、CCD303から
出力された画像信号を信号処理部120で信号処理する
ためのタイミング制御信号(同期クロック)などが含ま
れる。このタイミング制御信号は信号処理部120内の
信号処理回路121、A/D変換回路122に入力され
る。
【0044】信号処理部120は、CCD303から出
力される画像信号に所定のアナログ信号処理及びデジタ
ル信号処理を行うものである。画像信号の信号処理は画
像データを構成する各画素の受光信号毎に行われる。信
号処理部120には信号処理回路121、A/D変換回
路122、黒レベル補正回路123、WB回路124、
γ補正回路125及び画像メモリ126を備えている。
【0045】信号処理回路121はアナログ信号処理を
行うものであり、主にCDS(相関二重サンプリング)
回路及びAGC(オートゲインコントロール)回路から
なり、CCD303から出力される画素信号のサンプリ
ングノイズの低減と信号レベルの調整を行う。AGC回
路におけるゲインコントロールには、絞り302の絞り
値とCCD303の露光時間とで適正露出が得られなか
った場合の撮影画像のレベル不足を補償する場合も含ま
れる。
【0046】A/D変換回路122は信号処理回路12
1から出力されるアナログ信号である画素信号をデジタ
ル信号である画素データに変換するものである。A/D
変換回路122は各画素で受光された画素信号を、例え
ば、10ビットのデジタル信号に変換し、0〜1023
の階調値を有する画素データとする。
【0047】黒レベル補正回路123は、A/D変換さ
れた各画素の補間を行うとともに黒レベルを基準の黒レ
ベルに補正するものであり、WB回路124は撮影画像
のホワイトバランスを調整するものである。WB回路1
24は全体制御部150から入力されるレベル変換テー
ブルを用いてR,G,Bの各色成分の画素データのレベ
ルを変換することで撮影画像のホワイトバランスを調整
する。γ補正回路125は画素データのγ特性を補正す
るものである。γ補正回路125は予め設定されたγ補
正用テーブルを用いて各画素データのレベルを補正す
る。
【0048】画像メモリ126は信号処理の終了した画
像データを一時保持するメモリである。画像メモリ12
6は2フレーム分の画像データを格納し得るように、2
つのメモリ領域、具体的には、第1メモリ126a及び
第2メモリ126bを備えている。第1メモリ126a
及び第2メモリ126bは、それぞれ1フレーム分の画
像データを格納し得る記憶容量を備えている。本実施の
形態においてはCCD303の画素数が192万画素で
あるため、192万個の画素データを記憶し得る容量で
ある。
【0049】なお、本実施の形態のデジタルカメラ1
は、2枚の元画像データを利用して合成画像を生成する
ことが可能に構成されているため、画像メモリ126は
2フレーム分の画像データを格納し得るようにしている
が、3枚以上の元画像データを利用して合成画像を生成
するような場合には、そのフレーム分だけの画像データ
を格納可能に画像メモリのサイズを確保すればよい。
【0050】発光制御部102は、全体制御部150か
ら入力される発光制御信号に基づいてフラッシュ5の発
光を制御する。発光制御信号には発光準備の指示、発光
タイミング及び発光量とが含まれる。
【0051】レンズ制御部130は撮影レンズ3内のズ
ーム用レンズ300、フォーカス用レンズ301及び絞
り302の各部材の駆動を制御するものである。レンズ
制御部130は絞り302の絞り値を制御する絞り制御
回路131、ズームモータM1の駆動を制御するズーム
制御回路132、フォーカスモータM2の駆動を制御す
るフォーカス制御回路133を備えている。
【0052】絞り制御回路131は全体制御部150か
ら入力される絞り値に基づいて絞り302を駆動し、そ
の開口量を当該絞り値に設定する。フォーカス制御回路
133は全体制御部150から入力されるAF制御信号
に基づいてフォーカスモータM2の駆動量を制御し、フ
ォーカス用レンズ301を焦点位置に設定する。ズーム
制御回路132は全体制御部150から入力されるズー
ム制御信号に基づいてズームモータM1を駆動し、ズー
ム用レンズ300を4連スイッチ15で指定された方向
に移動させる。
【0053】表示部140は、LCD10及びEVF2
0への表示を行うものである。表示部140には、LC
D10、EVF20とともに、LCD10に再生表示さ
れるの画像データのバッファメモリとなるLCDVRA
M141及びEVF20に再生表示される画像データの
バッファメモリとなるEVFVRAM142を備えてい
る。
【0054】撮影待機状態においては、CCD303に
より1/30(秒)毎に撮影された画像の各画素データ
が、信号処理部120による所定の信号処理を施された
後、画像メモリ126に一時記憶される。そして、全体
制御部150によって読み出され、データサイズが調整
された後にLCDVRAM141及びEVFVRAM1
42に転送され、LCD10及びEVF20にライブビ
ュー表示として表示される。これによりユーザは、被写
体像を視認することができる。また、再生モードにおい
ては、メモリカード8から読み出された画像が全体制御
部150によって所定の信号処理が施された後に、LC
DVRAM141に転送され、LCD10に再生表示さ
れることとなる。
【0055】RTC104は、撮影日時を管理するため
の時計回路である。ここで取得した撮影日時は、撮影画
像データに関連付けられてメモリカード8に記憶される
こととなる。
【0056】操作部101は、上述したカメラ本体部2
に設けられた撮影や再生に関する操作部材の操作情報を
全体制御部に入力するものである。操作部101から入
力される操作情報にはシャッタボタン9、電源スイッチ
14、4連スイッチ15及びスイッチ群16等の各操作
部材の操作情報が含まれる。
【0057】全体制御部150は、マイクロコンピュー
タからなり、撮影機能及び再生機能を集中制御するもの
である。全体制御部150にはカードインターフェース
103を介してメモリカード8が接続されている。ま
た、通信用インタフェース105を介してパーソナルコ
ンピュータが外部接続されるようになっている。
【0058】全体制御部150は、撮影機能及び再生機
能における数々の具体的な処理を行うための処理プログ
ラムや上述したデジタルカメラ1の各部材の駆動を制御
するための制御プログラムが記憶されたROM151
と、処理プログラム及び制御プログラムに従って数々の
演算作業を行うための作業領域となるRAM152を備
えている。なお、記録媒体であるメモリカード8に記録
されているプログラムデータをカードインターフェース
103を介して読み出し、ROM151に格納すること
ができるようになっている。従って、これらの処理プロ
グラム及び制御プログラムは、メモリカード8からデジ
タルカメラ1にインストールされることが可能である。
なお、処理プログラム及び制御プログラムは、通信用イ
ンタフェース105を介してパーソナルコンピュータP
Cからインストールされるようになっていてもよい。
【0059】図4において、露出設定部154、表示制
御部155、記録制御部156、再生制御部157、特
殊撮影制御部158、画像合成部159は、全体制御部
150の処理プログラムによって実現される機能を機能
ブロックとして表したものである。
【0060】露出設定部154は、露出制御処理を行う
もので、ライブビュー画像のGの色成分の画像データを
用いて被写体の輝度を判定し、その判定結果に基づいて
露出制御値を演算する。
【0061】表示制御部155は、画像表示処理を行う
もので、上述の表示部140の表示動作、すなわち、画
像メモリ126に一時保存されている画像データを読み
出し、必要に応じて画像サイズを表示先の画像サイズに
調整した後、LCDVRAM141またはEVFVRA
M142に転送する動作を行う。
【0062】記録制御部156は、画像、属性情報など
の記録処理を行うものであり、詳細は後述する。再生制
御部157は、メモリカード8に記録された撮影画像の
LCD10への再生処理を行うものである。
【0063】特殊撮影制御部158は、たとえば、撮影
モードが階調調整モードに設定されている状態では、シ
ャッタボタン9が全押し(S2)されたときのCCD3
03の露光動作を制御するものである。特殊撮影制御部
158は、シャッタボタン9がS2状態となると、階調
調整処理を行う合成用の画像を取り込むため、シャッタ
スピードに相当するCCD303の露光時間をそれぞれ
変化させて、所定間隔で露光動作を2回繰り返すように
制御を行う。
【0064】画像合成部159は、画像処理モードにお
いて撮影された複数の画像データを合成する処理を行
う。たとえば、階調調整モードにおいては、露光量の異
なる二枚の画像データの合成処理を行うものである。こ
の合成処理においては、二枚の画像間での位置合わせ
(位置合わせ処理)を行い、それらを適当な加算比率で
加算することにより実際の合成画像を作成する処理(画
像合成処理)を行うこととなるが、詳細は後述する。
【0065】{3.画像の記録方式および保存形態}次
に、本発明の特徴部分である画像処理モードにおける画
像の記録方式および保存形態について説明する。先に、
従来方式で記録される通常撮影モードの場合を説明す
る。
【0066】<3−1 通常撮影モードの場合の記録方
式>記録制御部156は、通常撮影モードにおいて、撮
影指示後に画像メモリ126に一時記憶された画像デー
タをRAM152に読み出し、2次元DTC変換、ハフ
マン符号化等のJPEG方式による所定の圧縮処理を行
って記録用の画像データを撮影画像データとして作成す
る。
【0067】また、画像メモリ126から縦横両方向で
それぞれ8画素毎に画素データをRAM152に読み出
すことで、サムネイル画像データを作成する。さらに、
これらの撮影画像データに付随して記録される撮影画像
データに関する属性情報を作成する。そして、記録制御
部156は、圧縮された撮影画像データ及びサムネイル
画像データに属性情報を添付した画像ファイルを作成
し、この画像ファイルをメモリカード8に記録する。
【0068】図5は、通常撮影モードにおけるメモリカ
ード8への画像ファイルの記録方式を示す図である。メ
モリカード8の先頭の記憶領域には、画像ファイルの管
理情報を記憶するインデックス領域が設けられ、その後
の領域に各画像ファイルが撮影された順に記憶されてい
る。
【0069】メモリカード8における各画像ファイルの
記憶領域は、タグ領域61、撮影画像記録領域62、サ
ムネイル画像記録領域63の3つの領域からなり、それ
ぞれ属性情報71、撮影画像データ(高解像度データ)
72、サムネイル画像データ73が記録される。
【0070】図に示すように、属性情報71には、「レ
ンズ名称」、「撮影時の焦点距離」、「撮影時の絞り値
(F値)」、「撮影モード」、「焦点位置」、「ファイ
ル名」、「被写体輝度」、「ホワイトバランス調整値」
等の項目が含まれる。このうち、「撮影モード」項目に
は、画像が通常撮影モードで撮影されたものであるか、
階調調整モードなどの画像処理モードで撮影されたもの
であるかの情報が記録される。
【0071】このような記録方式は、一般に汎用の画像
ファイルフォーマットとして標準化されている。したが
って、汎用の画像ソフトウェアを利用して、これら画像
ファイルを開くことにより、撮影画像データおよびサム
ネイル画像データの表示が可能であるとともに、属性情
報を参照することも可能である。
【0072】<3−2 画像処理モードの場合の記録方
式>次に、画像処理モードで撮影された合成画像データ
の記録方式について説明する。なお、ここでの説明にお
いても、2枚の元画像データから1枚の合成画像データ
を生成する場合を例として説明する。
【0073】画像処理モードで撮影を行った場合には、
前述したように、2枚の撮影画像A,Bから1枚の合成
画像が生成される。そして、本実施の形態においては、
メモリカード8には、これら撮影画像A,B(元画像デ
ータA,B)に関する復元情報と、合成画像データとが
1個の画像ファイルとして記録されるものである。
【0074】図6は、「階調調整モード」で撮影された
画像の記録方式を示す図である。「階調調整モード」に
おいて撮影が行われた場合、撮影画像記録領域62に
は、撮影画像データとして合成画像データ72が記録さ
れる。この合成画像データ72の生成処理については後
述するが、元画像データA,B間の演算処理により、画
面全体に適正な濃度分布を有する合成画像や主被写体と
背景とのコントラストを意図的に大きくし、創作性の強
い合成画像が生成される。
【0075】タグ領域61には、通常撮影モードの場合
と同様、合成画像データ72に関する属性情報71が記
録されるほか、元画像データA,Bの復元情報74A,
74Bが記録される。図6で示す例では、復元情報74
A,74Bとして元画像データA,Bがそのまま記録さ
れている。サムネイル画像記録領域63には、合成画像
データ72のサムネイル画像データ73が記録される。
【0076】属性情報71の「撮影モード」項目には、
「階調調整モード」と記録されており、撮影画像記録領
域62に記録されている画像データが、「階調調整モー
ド」で撮影され生成された合成画像データであることを
識別可能としている。したがって、所定の画像ソフトウ
ェアを利用して当該項目を参照することにより、画像デ
ータがどのような画像処理を経て作成されたものである
かを認識し、その内容に応じた処理を行うことが可能で
ある。
【0077】また、画像処理モードで撮影された画像で
ある場合には、属性情報71に記録パターンの情報が記
録される。図6で示す例では、「記録パターン」に「1
R2R」と記録されている。この符合は、「1」番目の
元画像データに関する復元情報74Aと、「2」番目の
元画像データに関する復元情報74Bとが、いずれも、
元画像データが、そのまま記録されていることを示して
いる。
【0078】図8で示す画像ファイルも、同じく「階調
調整モード」で撮影された画像を記録したファイルであ
り、撮影画像記録領域62には、階調調整処理が行われ
た合成画像データ72が記録されている。しかし、図6
で示した例とは異なり、タグ領域61に記録される復元
情報74A,74Bは、元画像データA,Bが、そのま
ま記録されるのではなく、それぞれ、元画像データA,
Bと合成画像データとの差分画像データのみが記録され
ている。
【0079】このような記録方式の場合、属性情報71
の「記録パターン」項目には、「1D2D」と記録さ
れ。これは、「1」番目の元画像データに関する復元情
報74Aと、「2」番目の元画像データに関する復元情
報Bとが、いずれも、合成画像データ72との差分のみ
「D」のデータとして記録されていることを示してい
る。
【0080】このように、差分画像データを記録するこ
とによっても、元画像データA,Bを復元することが可
能であるが、元画像データをそのままのデータとして格
納する場合と比べて、画像ファイル全体のサイズを小さ
くすることが可能である。
【0081】大容量のハードディスクを備えたパソコン
等と異なり、デジタルカメラの場合には、撮影した画像
データは限られた容量のメモリカード8に記録されるこ
とになる。したがって、画像ファイルのデータサイズを
小さくすることの意義は大きい。
【0082】図9で示す画像ファイルも、同じく、「階
調調整モード」で撮影された画像を記録したファイルで
ある。したがって、撮影画像記録領域62には、階調調
整処理が行われた合成画像データ72が記録されてい
る。
【0083】そして、「記録パターン」に「1R2d」
と記録されている。これは、「1」番目の元画像データ
に関する復元情報74Aは、元画像データAが、そのま
ま記録され、「2」番目の元画像データに関する復元情
報74Bは、1番目の元画像データAとの差分データが
記録されていることを示している。このようにして、画
像ファイルのサイズを小さくするようにしている。
【0084】このように、図6、図8、図9で示した例
では、それぞれ、元画像データA,Bに関する復元情報
74A,74Bの記録方式が異なるが、いずれの場合で
あっても、合成画像ファイル内に、生成された合成画像
データ72と、一体となって、元画像データA,Bを復
元させる情報が記録されていることになる。そして、
「記録パターン」項目を参照することにより、どのよう
な形態で、元画像データが記録されているかを特定する
ことが可能である。
【0085】また、画像処理モードで出力された画像フ
ァイルには、属性情報71の「参照アドレス」項目に元
画像データ(復元情報)のアドレスが記録される。本実
施の形態にかかるデジタルカメラ1によって記録された
合成画像ファイルを、パソコン上の画像ソフトウェアで
処理する場合には、属性情報71の「参照アドレス」を
確認することによって、元画像データ(復元情報)を読
み出すことが可能となる。
【0086】なお、合成画像データ72についての属性
情報71とは別に、各元画像データA,Bについての属
性情報を、それぞれの復元情報74A,74Bの領域に
格納するようにしてもかまわない。さらに、復元情報7
4や合成画像データには可逆圧縮が施されていてもかま
わない。
【0087】図7は、「ボケ味調整モード」で出力され
た合成画像ファイルの記録方式を示している。属性情報
71のうち、「撮影モード」項目には、「ボケ味調整モ
ード」と記録されている。これによって、所定の画像ソ
フトウェアを利用して当該項目を参照することにより、
画像ファイルが「ボケ味調整モード」で撮影され、ボケ
味調整処理を経て生成された画像ファイルあることを認
識可能である。
【0088】また、「記録パターン」項目には、「1R
2R」と書き込まれており、元画像データA,Bの復元
情報74A,74Bは、いずれも、元画像データA,B
が、そのまま記録されていることを示している。「ボケ
味調整モード」で撮影された合成画像データについて
も、図8、図9の例で示したように、復元情報74を差
分画像データとして記録することが可能である。
【0089】以上のように、通常撮影モード、画像処理
モードそれぞれについて、記録制御部156は、モード
に応じた画像ファイルを生成するようにしている。そし
て、画像処理モードにおいては、タグ領域61のうち未
定義領域に復元情報74を記録するようにしている。つ
まり、復元情報74に関しては、タグ領域61の中で、
ユーザに開放された未定義領域を利用するようにし、合
成画像ファイルは、たとえば、TIFF(Tag Image Fi
le Format)等の規格化された画像ファイルフォーマッ
トに準拠しているので、汎用の画像ソフトウェアを利用
することで、撮影画像(合成画像)やサムネイル画像を
表示することが可能であるとともに、後述する専用のソ
フトウェアにより属性情報71を参照することが可能で
ある。
【0090】{4.階調調整処理}上記のように構成さ
れたデジタルカメラ1の画像処理モードにおける撮影動
作、および、画像合成処理について、「階調調整モー
ド」を一例として説明する。図10は、「階調調整モー
ド」における撮影動作の手順および合成処理の手順を示
すフローチャートである。
【0091】ステップS11において、シャッタボタン
9が半押しされると画像撮影のための準備として、撮影
レンズ3のレンズ群30の焦点が主被写体に調整される
とともに、ライブビュー画像を用いて露出制御値が算出
され、ホワイトバランス調整値が設定される。この時算
出された露出制御値は適正露出となる値であり、具体的
には、適正値となるシャッタスピードおよび絞り値が取
得される(ステップS12)。
【0092】続いて、ステップS13においてシャッタ
ボタン9が全押しされると、適正値であるシャッタスピ
ードより、2段階アンダーのシャッタスピードに設定す
る(ステップS14)。そして、このシャッタスピード
に相当する露光時間だけCCD303を露光して被写体
の第1画像F1が取り込まれる(ステップS15)。露
光の後、CCD303から出力される画像信号は、信号
処理回路121で所定のアナログ信号処理が施され、A
/D変換回路122において10ビットの画素データに
変換される。
【0093】続いて、黒レベル補正、WB補正等の補正
処理が行われ(ステップS16)、画像メモリ126の
第1メモリ126aに格納される(ステップS17)。
【0094】この第1画像F1は、CCD303の露光
時間を適正値より短くしているので、通常撮影モードで
撮影される画像よりも露光量が少なく、全体的に暗い画
像となっている。
【0095】続いて、適正値であるシャッタスピードよ
り、2段階オーバーのシャッタスピードが設定され(ス
テップS18)、このシャッタスピードに相当する露光
時間だけCCD303を露光して被写体の第2画像F2
が取り込まれる(ステップS19)。露光の後、CCD
303から出力される画像信号は、第1画像F1と同様
に、信号処理回路121で所定のアナログ信号処理が施
され、A/D変換回路122において10ビットの画素
データに変換され、第1画像と同様の補正処理等が行わ
れて、画像メモリ126の第2メモリ126bに格納さ
れる(ステップS20,S21)。
【0096】この第2画像F2は、CCD303の露光
時間を適正値より長くしているため、通常撮影モードで
撮影される画像よりも露光量が多く、全体的に明るい画
像となっている。
【0097】続いて、全体制御部150の画像合成部1
59は、第2画像F2が画像メモリ126の第2メモリ
126bに格納されるのに応答して、画像メモリ126
から撮影された第1画像F1および第2画像F2を読み
出して、両画像の位置合わせ処理を行う(ステップS2
2)。この位置合わせ処理は、合成対象となる両画像の
位置を合わせるものであり、この場合、第1画像F1を
基準画像として第2画像F2を移動させることとなる。
【0098】図11は、この位置合わせ処理の流れを示
すフローチャートである。ステップS31においては、
第2画像F2の直角XY平面座標系における移動量を算
出する。これは、第2画像F2をX方向およびY方向に
平行移動するものとして、下記の数1の式で示す相関係
数C(ξ,η)が最小となる移動量を求めるようにす
る。
【0099】
【数1】
【0100】ここで、x,yは画像中心を原点とする直
角XY平面座標系における座標変数であり、P1(x,
y)は第1画像F1の座標位置(x,y)における画素
データのレベルを表し、P2(x−ξ,y−η)は第2
画像F2の座標位置(xーξ,yーη)における画素デ
ータのレベルを表している。すなわち、数1の式で示す
相関係数C(ξ,η)は、両画像の対応する画素データ
のレベルの差を二乗し、その値を全画素データにおいて
総和したものである。そして、第2画像F2の移動量と
なる(ξ,η)を変化させた時、相関係数Cが最小とな
る(ξ,η)が、最も両画像の図柄がマッチングする第
2画像F2の移動量となるわけである。
【0101】本実施の形態では、例えば第2画像F2の
X座標の移動量となるξを−80〜+80まで、Y座標
の移動量であるηを−60〜+60までそれぞれ変化さ
せて、相関係数Cが最小となる移動量(ξ,η)を(x
3,y3)として算出するようにしている。X、Yの移
動量±80、±60は、画像サイズや想定されるずれ量
によって適宜設定すればよい。なお、階調制御モードに
おいては、第1画像F1と第2画像F2はCCD303
の露光時間を変更して撮影しているために画像全体の輝
度レベルの差がある。このため、両画像データをそれぞ
れの平均輝度で割って正規化した後に、相関係数Cを求
めるようにするのが好ましい。
【0102】また、この位置合わせ処理においては、人
間の視覚特性上解像度に与える影響の大きいGの色成分
のみを用いるようにしてもよい。このようにした場合、
人間の視覚特性上解像度に与える影響の小さいR,Bの
色成分については、Gの色成分で算出された移動量を利
用することで、位置合わせ処理の簡略化を図ることがで
きる。
【0103】続いて、ステップS32においては、図1
2に示すように、算出された移動量(x3,y3)の第
2画像F2の平行移動を行う。そして、平行移動を行っ
た後に第2画像F2の画素データのうち、第1画像F1
と重ならない部分を削除する。続いて、ステップS33
においては、第1画像F1においても第2画像F2と重
ならない部分の画素データを削除する。このようにし
て、画像の合成に必要にならない部分(図12のハッチ
ングによって示した部分)の画素データの削除を行い、
正確な位置合わせが行われた、合成に必要な画素データ
のみを取得することができる。
【0104】続いて、全体制御部150の画像合成部1
59により、位置合わせ処理が行われた画像の合成処理
を行う(図10、ステップS23)。ここで、第1画像
F1および第2画像F2における被写体の輝度レベルに
対するA/D変換出力レベルについて説明する。図13
(a)に示すように、露出アンダーの第1画像F1は露
光量が抑えられるので、その階調特性は特性LUに示す
ように被写体の輝度レベルに対してA/D変換出力レベ
ルは低く抑えられたものとなっている。一方、露出オー
バーの第2画像F2は、露光量が過剰になるのでその階
調特性は特性LOに示すように、被写体の輝度レベルに
対してA/D変換出力レベルは高く強調されたものとな
っている。
【0105】画像合成処理においては、画素毎に第1画
像F1の画像データと第2画像F2の画像データとを適
当な加算比率で加算することにより、図13(a)の階
調特性LUと階調特性LOとで挟まれた範囲内で任意の
階調特性を有する画像データが作成される。
【0106】図13(b)は、露出オーバーの第2画像
F2のレベルを基準にして、各レベルにおける加算比率
を曲線Rで示した図である。図に示すように、加算比率
は画像データのレベルに無関係に一定ではなく、露出オ
ーバーの第2画像F2のレベルが低くなるのに応じて、
露出オーバーの第2画像F2の加算比率が高くなるよう
に変化させている。このように、露出オーバーの第2画
像F2の加算比率を大きくしているのは、被写体の暗い
部分を見やすくするためである。
【0107】具体的には、第2画像F2の座標位置
(i,j)の画素データのレベルP2(i,j)が、例
えば図に示すようにDであるとすると、画素データのレ
ベルP2(i,j)と、第1画像F1の座標位置(i,
j)の画素データのレベルP1(i,j)とを、R2:
R1で加算して、階調制御された合成画像の画素データ
のレベルP3(i,j)を作成する。このように、露出
オーバーの第2画像F2の画素データのレベルに応じた
加算比率によって、全ての画素データを加算してやるこ
とによって、階調制御された合成画像の全ての画素デー
タが作成されることとなる。
【0108】その結果として第1画像F1の階調特性
と、第2画像F2の階調特性との間の階調特性を有する
階調制御された合成画像が作成される。そして、この合
成画像は、ファイル形式としては、R,G,B各色につ
いて16ビットの階調数をもつ画像データとして生成さ
れる。第1画像F1と第2画像F2とは、R,G,B各
色ごとに10ビットの階調数をもつ画像データであるた
め、これらの加算処理においては元のデータの持つ階調
を保持するのが望ましい。しかし、一般には、パソコン
等で動作する画像処理ソフトウェアが対応する画像デー
タのファイル形式は、8ビットや16ビットの階調数で
ある。したがって、より現実に即した形式として、本実
施の形態においては、階調調整処理によって生成された
画像データはファイル形式としては16ビットの階調数
をもつデータとしている(図6、図8、図9参照)。
【0109】続いて、画像圧縮、記録処理(ステップS
24)が行われる。図14のフローチャートを参照しな
がら画像圧縮、記録処理について説明する。
【0110】全体制御部150の記録制御部156にお
いて、作成された合成画像にLZW等の可逆圧縮処理を
行って合成画像データ72が作成される(ステップS4
1)。それとともに、サムネイル画像データ73及び属
性情報71のデータが作成される(ステップS42、S
43)。なお、ステップS41の圧縮処理は省略しても
かまわない。
【0111】属性情報71の「撮影モード」項目には、
「階調調整モード」と記録され、「記録パターン」項目
には、復元情報74の記録パターンが記録される。ここ
で、復元情報74の記録パターンについては、オペレー
タによって事前に設定された情報に従うようにしてもよ
いし、図10で示す一連の階調調整処理の中で、オペレ
ータに対して、記録パターンを選択させるようにしても
よい。
【0112】図15は、LCD10に記録パターンの選
択メニュー80が表示された状態を示している。オペレ
ータは、4連スイッチ15、スイッチ群16等を操作し
て、所望の記録パターンを選択することが可能である。
オペレータが、記録パターンを事前に設定する場合は、
スイッチ群16を操作してLCD10に選択メニュー8
0を表示させ、記録パターンを設定したうえで、画像処
理モードにおける撮影を実行する。また、一連の階調調
整処理の中で選択する方法の場合には、階調調整処理の
途中の段階で、LCD10に選択メニュー80が表示さ
せ、オペレータの選択操作を経て、処理が進行するよう
にすればよい。
【0113】次に、復元情報を生成する。第1画像F1
について、復元情報74Aを差分画像データとして記録
する場合(ステップS44でYes)には、第1画像F1
と合成画像データとの差分画像データを生成する(ステ
ップS45)。これによって、第1画像F1の復元情報
74Aが作成される。第1画像F1について、復元情報
74Aを、そのまま記録する場合(ステップS44でN
o)には、差分データは作成されず、復元情報74A
は、第1画像F1のデータがそのまま使用される。
【0114】第2画像F2について、復元情報74Bを
差分画像データとして記録する場合(ステップS46で
Yes)には、さらに、差分画像データを、合成画像デー
タとの差分データとして作成するのか、第1画像F1と
の差分データとして作成するのかの判定を行い(ステッ
プS47)、判定結果に基づいて、合成画像データとの
差分データを作成(ステップS48)、もしくは、第1
画像F1との差分データを作成(ステップS49)す
る。これによって、第2画像F2の復元情報74Bが作
成される。第2画像F2について、復元情報74Bを、
そのまま記録する場合(ステップS46でNo)には、差
分データは作成されず、復元情報74Bは、第2画像F
2のデータがそのまま使用される。
【0115】そして、図6ないし図9で示したように、
属性情報71、合成画像データ72、サムネイル画像デ
ータ73が、それぞれ、タグ領域61、撮影画像記録領
域62、サムネイル画像記録領域63に格納され、さら
に、第1画像F1、第2画像F2(前述した元画像デー
タA,Bに該当する)の復元情報74A,74Bが、タ
グ領域61に記録され、合成画像ファイルが作成される
(ステップS50)。作成された合成画像ファイルは、
メモリカード8に記録される(ステップS51)。
【0116】このように、本実施の形態にかかるデジタ
ルカメラ1は、合成画像を生成する演算処理に使用され
た元画像データの復元情報を、一体化して、1つのファ
イルとして保存するようにしている。これにより、デジ
タルカメラ1で撮影された合成画像ファイルは、合成画
像データと元画像データとが不可分の状態となっている
ので、合成画像データと元画像データとの対応がとれな
くなるといった問題や、元画像データを紛失するといっ
た問題が解消される。
【0117】また、上述した階調調整処理においては、
第1画像F1と第2画像F2についてγ補正を施さず、
合成処理の際にγ特性を補正するようにしているが、第
1画像F1と第2画像F2についてγ補正処理を行い、
画像メモリ126に画像ファイルとして記録してもかま
わない。
【0118】上記撮影動作および合成処理は、「階調調
整モード」を一例として説明したが、「ボケ味調整モー
ド」、「超解像モード」等の画像処理モードにおいて
も、同様に、合成画像データを生成するための演算処理
に使用された元画像のデータを、合成画像データととも
に、1つの合成ファイルに一体化して保存する。
【0119】ただし、「ボケ味調整モード」、「超解像
モード」においては、階調幅を広げることを目的として
いない。したがって、階調調整処理で示したような、生
成される合成画像データの階調数を増加させる処理は行
わないものとする。図7で示した画像ファイルは、ボケ
味調整モードで撮影された合成画像データ72は、R,
G,B各色について8ビットの画像データである。つま
り、A/D変換後、10ビットで出力された画像データ
は、γ補正処理によって8ビットの画像データに変換さ
れる。そして、画像合成部159は、ボケ味調整処理に
おいて、8ビットの元画像データから8ビットの合成画
像データに対応する画像ファイルを生成するのである。
このように、処理目的に応じて、合成画像データを格納
するファイルの階調数を選択するようにしている。
【0120】{5.合成画像データの表示}本実施の形
態にかかるデジタルカメラ1においては、合成画像デー
タと元画像データの復元情報とが、一体化された合成画
像ファイルとして記録されることになる。次に、このよ
うにして生成された合成画像ファイルを画像処理装置に
おいて再生する方法について説明する。
【0121】本実施の形態においては、画像処理装置
は、パソコン50と、パソコン50にインストールされ
た画像処理プログラム75などにより構成されている。
【0122】図1および図16に示すように、パソコン
50には、マウス53、キーボード54等からなる操作
部と、ディスプレイ52が接続されている。パソコン2
の本体は、CPU513、メモリ515、ビデオドライ
バ516、ハードディスク55等を備えており、ハード
ディスク55内には、画像処理プログラム75が保存さ
れている。また、ビデオドライバ516を制御すること
により、画像ファイルなどをディスプレイ52に表示す
る。
【0123】パソコン2には、外部とのインタフェース
として、カードIF511、通信IF514を備えてい
る。CPU513上で動作するプログラムは、カードI
F511を介してメモリカード8内のデータを読み取る
ことが可能であり、通信IF514を介して外部と通信
可能としている。通信IF514は、USBインタフェ
ースやLANインタフェースなどを含んでいる。
【0124】パソコン50は記録メディアドライブ51
2を備えており、記録メディアドアライブ512に挿入
したCD−ROMもしくはDVD−ROM等のメディア
にアクセス可能である。
【0125】本実施の形態にかかる画像処理プログラム
75は、メディア12を媒体として提供されてもよい
し、通信IF514を介して、インターネットやLAN
上のサーバなどから供給されるようにしてもよい。
【0126】画像処理プログラム75の処理手順を図1
7のフローチャートを参照しながら説明する。図16に
おいて、ハードディスク55に保存されている合成画像
ファイル70は、図6等で示したように、合成画像デー
タ72と、元画像データA,Bの復元情報74A,Bと
が一体化された画像ファイルである。
【0127】この合成画像ファイル70は、メモリカー
ド8を媒介として、もしくは、通信IF514を介し
て、デジタルカメラ1からパソコン50に受け渡された
ものである。
【0128】オペレータがマウス53等を操作して、画
像処理プログラム75を起動させると、ディスプレイ5
2上には画像再生アプリケーションのメニュー画面が表
示され、さらに、マウス53等を用いた所定の操作を行
うことにより、図18に示すような合成ファイル表示画
面90が表示される。
【0129】ここで、オペレータがマウス53等を操作
して、ファイルボタン91を選択し、ハードディスク5
5内に保存されている合成画像ファイル70の場所を指
定すると、この指定操作に応答して、合成画像ファイル
70がメモリ515に読み込まれる(ステップS6
1)。
【0130】画像処理プログラム75は、合成画像ファ
イル70を読み込むと、タグ領域61に記録された属性
情報71を参照する(ステップS62)。
【0131】ここで、デジタルカメラ1において画像処
理モードで出力された画像ファイルフォーマットは、前
述の如く、タグ領域内に、特有の属性情報(「撮影モー
ド」項目や「記録パターン」項目など)や、元画像デー
タの復元情報74を含んでいる。つまり、汎用の画像フ
ォーマットに含まれる情報以外の情報を含んでいること
になり、これらの情報には汎用の画像ソフトウェアでは
読み取ることができない。そして、画像処理プログラム
75は、これら特有の情報を参照する機能に対応した専
用プログラムであり、画像処理プログラム75は、タグ
領域内の属性情報71を読み込むことにより、まず、復
元情報74の記録パターンを確認する(ステップS6
3)。
【0132】復元情報74の記録パターンには、前述し
たように、元画像データがそのまま記録される方式、も
しくは、他の元画像データとの差分、または、合成画像
データとの差分データとして記録される方式とがある。
【0133】続いて、画像処理プログラム75は、属性
情報71の「参照アドレス」項目を参照し、元画像デー
タ(復元情報74)のアドレスを確認する(ステップS
64)。
【0134】そして、復元情報74の記録パターンに従
って、元画像データA,Bを復元する(ステップS6
5)。ここで、元画像データが、そのまま記録されてい
る場合には、「参照アドレス」項目に記録されていたア
ドレスから元画像データをロードする。また、元画像デ
ータが、差分画像データとして記録されている場合に
は、「記録パターン」項目に記録された符合(「1D2
D」「1R2D」等)に従って、復元処理を行う。
【0135】たとえば、図8で示した例であれば、画像
処理プログラム75は、合成画像データとの差分画像デ
ータを利用して元画像データA,Bを生成する。図9で
示した例であれば、一方の元画像データAをロードした
後、当該元画像データAとの差分画像データに基づいて
他方の元画像データBを生成するのである。
【0136】元画像データA,Bが復元されると、合成
画像データ72を読み込み(ステップS66)、元画像
データA,Bおよび合成画像データ72を、それぞれ合
成ファイル表示画面90に表示する(ステップS6
7)。図18は、元画像データA,Bと合成画像データ
72とを合成ファイル表示画面90に表示させた状態を
示している。
【0137】このように、画像処理プログラム75は、
合成画像ファイル70を読み込むことにより、合成画像
データ72と、当該合成画像データ72を生成する演算
処理に利用された元画像データA,Bとを表示させるこ
とが可能である。オペレータは、参照した合成画像に満
足するのであれば、終了ボタン92を選択し、処理を終
了すればよい。参照した合成画像に不満である場合に
は、終了ボタン92を選択して表示画面90を閉じた
後、適当な画像処理ソフトウェアを利用して合成画像デ
ータを生成し直すことができる。
【0138】つまり、合成画像ファイル70には、合成
演算処理に利用された元画像データA,Bが含まれてい
るので、適当な画像処理ソフトウェアを利用し、再び、
元画像データA,B間で演算処理を行って、撮影意図等
に適合した合成画像データを作成することが可能であ
る。
【0139】この際、パソコン50のディスプレイ52
は、デジタルカメラ1のLCD10に比べて解像度が高
く、画像の確認を詳細に行うことが可能であるので、元
画像データA,Bの加算比率を調整しながら、所望の合
成画像を生成することができるのである。
【0140】ここでは、「階調調整モード」で出力され
た合成画像ファイル70を再生する場合を例として説明
したが、同様に、ボケ味調整モード」、「超解像モー
ド」で出力された合成画像ファイルに対しても同様の処
理を行い、合成画像データと元画像データを参照するこ
とが可能である。
【0141】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明では、合成画像データと、合成画像データを生成する
演算に使用された元画像データの復元情報とを、一体化
した合成ファイルとして出力するので、合成画像データ
と復元情報とが、不可分の関係で保管される。したがっ
て、合成画像データと復元情報の対応がとれなくなった
り、いずれかの情報を紛失するといった問題を解消する
ことができる。
【0142】請求項2に記載の発明では、復元情報とし
て元画像データをそのまま記録する。これにより、元画
像データを再現することが可能である。
【0143】請求項3または請求項4に記載の発明で
は、復元情報として元画像データの差分データを記録す
る。これにより、元画像データを復元可能とするととも
に、合成画像ファイルの容量を小さくすることができ
る。
【0144】請求項5に記載の発明では、復元情報は、
画像ファイルフォーマットの未定義部分に書き込まれる
ので、一般の画像ファイルフォーマットを利用すること
が可能である。
【0145】請求項6に記載の発明では、上記手段を備
えた画像処理装置をデジタルカメラとするものであり、
撮影後において、元画像データを復元可能な合成画像フ
ァイルが出力可能となる。
【0146】請求項7に記載の発明は、記録媒体に関す
るものであり、記録媒体は、合成画像データと、元画像
データの復元情報とを一体化したファイルとして保存す
るプログラムを記録している。このプログラムを画像処
理装置にインストールすることで、上記機能が実現され
る。
【0147】請求項8に記載の発明は、合成画像データ
と、元画像データとを一体化したファイルに保存する画
像処理装置であって、画像処理装置は、撮影手段によっ
て露光量を変更させた複数回の撮影を行うことによっ
て、元画像データを生成するものであり、合成画像ファ
イルの階調数を元画像データの階調数よりも増加させて
いるので、ダイナミックレンジの広い合成画像データ
と、当該合成画像データを生成した元画像データが再現
可能である。
【0148】請求項9に記載の発明は、請求項8に記載
した画像処理装置の機能を実現するプログラムを記録し
た記録媒体であり、このプログラムをインストールする
ことにより、当該機能が実現可能となる。
【0149】請求項10に記載の発明は、合成画像デー
タと、元画像データの復元情報とが一体化された合成画
像ファイルを再生する画像処理装置であり、この装置を
利用することで、合成画像データの生成から時間が経過
した後であっても、元画像データを参照可能である。
【0150】請求項11に記載の発明は、合成画像デー
タと、元画像データの復元情報とが一体化された合成画
像ファイルを再生するプログラムを記録した記録媒体で
あり、当該プログラムにより、データ処理装置を用い
て、元画像データを再生可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像処理を行うパソコンとデジタルカメラとを
示す概観図である。
【図2】デジタルカメラの一部内部構成を示す側面図で
ある。
【図3】LCDに撮影モード選択メニューを表示させた
状態のデジタルカメラの背面図である。
【図4】デジタルカメラの内部ブロック図である。
【図5】通常撮影モードにおいてメモリカードに保存さ
れた画像ファイルのフォーマット構成を示す図である。
【図6】階調調整モードにおいて保存された画像ファイ
ルフォーマットを示す図である。
【図7】ボケ味調整モードにおいて保存された画像ファ
イルフォーマットを示す図である。
【図8】階調調整モードにおいて元画像データを差分画
像データとして保存した場合の画像ファイルフォーマッ
トを示す図である。
【図9】階調調整モードにおいて元画像データを差分画
像データとして保存した場合の画像ファイルフォーマッ
トを示す図である。
【図10】階調調整処理を示すフローチャートである。
【図11】位置合わせ処理を示すフローチャートであ
る。
【図12】位置合わせ処理のイメージ図である。
【図13】階調制御処理における露出オーバーの画像と
露出アンダーの画像との合成比率を示す図である。
【図14】画像圧縮、記録処理の手順を示すフローチャ
ートである。
【図15】記録パターンの設定メニューを示す図であ
る。
【図16】パーソナルコンピュータのブロック図であ
る。
【図17】画像再生処理を示すフローチャートである。
【図18】元画像データと合成画像データを画面表示し
た図である。
【符号の説明】
1 デジタルカメラ 8 メモリカード 10 液晶ディスプレイ 50 パーソナルコンピュータ 61 タグ領域 62 撮影画像記録領域 63 サムネイル画像記録領域 71 属性情報 72 合成画像データ 73 サムネイル画像データ 74 復元情報
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/91 G09G 5/36 520L // H04N 101:00 H04N 5/91 J Fターム(参考) 5B057 AA01 CA12 CB12 CC01 CE08 CE11 CH01 DA16 DB02 5C022 AA13 AB68 AC03 AC42 AC69 5C053 FA09 FA27 GA11 GB36 JA21 KA04 KA24 KA25 LA01 LA06 LA11 5C076 AA19 AA27 BA02 5C082 AA01 AA22 AA24 AA27 AA37 BA20 BA27 BB15 BB51 BB53 BD02 CA55 DA53 DA71 DA73

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の元画像データを入力する手段と、 複数の前記元画像データ間で演算処理を行い、合成画像
    データを生成する手段と、 前記合成画像データと、前記合成画像データを生成する
    演算に使用された各元画像データの復元情報とを一体化
    した合成画像ファイルを出力する手段と、を備えること
    を特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像処理装置におい
    て、 前記復元情報として、元画像データがそのまま記録され
    ることを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の画像処理装置におい
    て、 前記復元情報は、 他の元画像データに対する差分データのみが記録されて
    いる元画像差分データ、を含むことを特徴とする画像処
    理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載の画像処理装置において、 前記復元情報は、 前記合成データに対する差分データが記録されている合
    成画像差分データ、を含むことを特徴とする画像処理装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかに記
    載の画像処理装置において、 前記合成画像ファイルは、規格化された画像ファイルフ
    ォーマットに準拠しており、前記復元情報は、前記画像
    ファイルフォーマットにおける未定義領域に記録される
    ことを特徴とする画像処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれかに記
    載の画像処理装置において、 前記画像処理装置は、デジタルカメラであることを特徴
    とする画像処理装置。
  7. 【請求項7】 画像処理を行うプログラムが記録され、
    ソフトウェアによって動作可能なデータ処理装置によっ
    て読み取り可能な記録媒体であって、 前記プログラムは前記データ処理装置に、 複数の元画像データを入力する工程と、 複数の前記元画像データ間で演算処理を行い、合成画像
    データを生成する工程と、 前記合成画像データと、前記合成画像データを生成する
    演算に使用された各元画像データの復元情報とを一体化
    した合成画像ファイルを出力する工程と、を実行させる
    ことを特徴とする画像処理プログラムが記録された記録
    媒体。
  8. 【請求項8】 撮影手段と、 前記撮影手段によって、露光量を変更させた複数回の撮
    影を行い、複数の元画像データを出力する手段と、 複数の前記元画像データ間で演算処理を行い、合成画像
    データを生成する手段と、 前記合成画像データと、前記合成画像データを生成する
    演算に使用された各元画像データとを一体化した合成画
    像ファイルを出力する手段と、を備え、 前記合成画像ファイルの階調数は、前記元画像データの
    階調数よりも多いことを特徴とする画像処理装置。
  9. 【請求項9】 画像処理を行うプログラムが記録され、
    ソフトウェアによって動作可能なデータ処理装置によっ
    て読み取り可能な記録媒体であって、 前記プログラムは前記データ処理装置に、 露光量を変更させた複数回の撮影によって得られた複数
    の元画像データを入力する工程と、 複数の前記元画像データ間で演算処理を行い、合成画像
    データを生成する工程と、 前記合成画像データと、前記合成画像データを生成する
    演算に使用された各元画像データとを一体化した合成画
    像ファイルを出力する工程と、を実行させるものであ
    り、 前記合成画像ファイルの階調数は、前記元画像データの
    階調数よりも多いことを特徴とする画像処理プログラム
    が記録された記録媒体。
  10. 【請求項10】 合成画像ファイルを表示する画像再生
    装置であって、 前記合成画像ファイルは、 合成画像データと、 前記合成画像データを生成する演算に使用された複数の
    元画像データの復元情報と、を含んでおり、 前記画像再生装置は、 前記合成画像ファイルを入力する手段と、 前記合成画像データを表示する手段と、 前記復元情報から前記元画像データを復元する手段と、 復元した元画像データを表示する手段と、を備えること
    を特徴とする画像再生装置。
  11. 【請求項11】合成画像ファイルを再生するプログラム
    が記録され、ソフトウェアによって動作可能なデータ処
    理装置によって読み取り可能な記録媒体であって、 前記合成画像ファイルは、 合成画像データと、 前記合成画像データを生成する演算に使用された複数の
    元画像データの復元情報と、を含んでおり、 前記プログラムは前記データ処理装置に、 前記合成画像ファイルを入力する工程と、 前記合成画像データを表示する工程と、 前記復元情報から前記元画像データを復元する工程と、 復元した元画像データを表示する工程と、 を実行させることを特徴とする画像処理プログラムが記
    録された記録媒体。
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