JP2002300143A - クロックリカバリ回路 - Google Patents
クロックリカバリ回路Info
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Abstract
のタイミングジッタを抑制する。 【解決手段】 ドライバ5及びレシーバ10は、調整期
間にはクロックのような1と0とが交互に繰り返し出現
する規則的なビットパターンを有するシリアルデータ
に、その後の伝送期間には任意のビットパターンを有す
るシリアルデータにそれぞれ基づくデータ信号(IDA
TA)を供給する。デューティファクタコントローラ
(DFC)20は、調整期間において、レシーバ10か
ら供給されたデータ信号のデューティファクタ(DF)
が50%に等しくなるようにドライバ5又はレシーバ1
0のデータ遷移特性を調整し、これを保持させる。クロ
ックリカバリユニット(CRU)15は、レシーバ10
から伝送期間に供給された、調整済みの遷移特性に基づ
くデータ信号に同期したクロック(CK)を当該データ
信号から再生する。
Description
フェースに好適なクロックリカバリ回路又はクロックリ
カバリユニットに関するものである。
かつ差動のシリアルデータ伝送が規定されている。この
ようなシリアルデータ伝送のための受信ユニットでは、
データ信号に同期したクロックを当該データ信号から再
生するためのクロックリカバリ技術が必要である。
D.H.Wolaver, "Phase-Locked LoopCircuit Design", Se
ction 10-2, pp.213-216, Prentice Hall (1991)に示さ
れている。この例では、データ信号の形式をNRZ(no
n-return-to-zero)からRZ(return-to-zero)へ変換
したうえ、RZデータ信号からPLL(phase-locked l
oop)を用いてクロックを再生するようにしている。
号のHレベル持続時間及びLレベル持続時間は、いずれ
も1データ間隔の整数倍である。ところが、差動増幅器
や差動伝送路のスキューに起因して、あるいはプロセス
ばらつきに起因して、例えばHレベル持続時間が1デー
タ間隔より短くなることがある。この場合には、上記従
来例によれば再生クロックにタイミングジッタが生じて
しまう。
要素である位相比較器及びチャージポンプが1データ間
隔毎に各々の出力を更新しなければならず、これらの構
成要素の動作速度がデータレートに制約を与えていた。
回路のタイミングジッタを抑制することにある。
好適なクロックリカバリユニットを提供することにあ
る。
るため、本発明は、例えばクロックのような1と0とが
交互に繰り返し出現する規則的なビットパターンを用い
て、データ信号のデューティファクタ(DF)が50%
に等しくなるようにドライバ又はレシーバのデータ遷移
特性を調整する期間を設け、本来のデータ伝送期間では
調整済みの遷移特性に基づくデータ信号からクロックを
再生することとしたものである。
カバリ回路は、第1の期間には規則的なビットパターン
を有するシリアルデータに、第1の期間の後の第2の期
間には任意のビットパターンを有するシリアルデータに
それぞれ基づくデータ信号を供給するための送受信手段
と、第1の期間において送受信手段から供給されたデー
タ信号のデューティファクタエラーが低減されるように
送受信手段のデータ遷移特性を調整し、これを保持させ
るためのデューティファクタコントローラと、第2の期
間において送受信手段から供給されたデータ信号に同期
したクロックを当該データ信号から再生するためのクロ
ックリカバリユニットとを備えた構成を採用したもので
ある。
発明は、データ信号の立ち上がりエッジに応答した位相
比較及びチャージポンプ動作のための構成部分と、当該
データ信号の立ち下がりエッジに応答した位相比較及び
チャージポンプ動作のための構成部分とをそれぞれ設
け、これらの構成部分をインターリーブ動作させること
としたものである。
カバリユニットは、ある制御電圧に応じた周波数を有す
るクロックを生成するための電圧制御発振器と、各々の
出力が共通ノードに結合された第1及び第2のチャージ
ポンプと、データ信号の立ち上がりエッジ又は立ち下が
りエッジのいずれか一方に対する前記クロックの位相エ
ラーを検出しかつ当該位相エラーに応じて第1のチャー
ジポンプを制御するための第1の位相比較器と、データ
信号の他方のエッジに対する前記クロックの位相エラー
を検出しかつ当該位相エラーに応じて第2のチャージポ
ンプを制御するための第2の位相比較器とを備えた構成
を採用し、第1の位相比較器により検出された位相エラ
ーと、第2の位相比較器により検出された位相エラーと
の双方が低減されるように、第1及び第2のチャージポ
ンプにより前記共通ノードに生成された電圧が前記制御
電圧として電圧制御発振器に与えられるようにしたもの
である。
に従ったシリアルデータ伝送に好適な本発明の実施の形
態について、添付図面を参照して説明する。
の実施形態に係るクロックリカバリ回路の構成を示して
いる。図1において、送信ユニットはドライバ5を、受
信ユニットはレシーバ10、クロックリカバリユニット
(CRU)15及びデューティファクタコントローラ
(DFC)20をそれぞれ備えている。ドライバ5は、
与えられたシリアルデータ(DATA)に基づく差動デ
ータ(DATA+/DATA−)信号を1対の信号線へ
供給する。レシーバ10は、当該1対の信号線から差動
データ信号を受け取り、かつ当該差動データ信号に対応
したシングルエンドデータ信号を入力データ(IDAT
A)信号として供給する。これらドライバ5及びレシー
バ10は、調整期間には例えばクロックのような1と0
とが交互に繰り返し出現する規則的なビットパターンを
有するシリアルデータに、調整期間の後の伝送期間には
任意のビットパターンを有するシリアルデータにそれぞ
れ基づくIDATA信号を供給するための送受信手段を
構成する。DFC20は、調整期間においてIDATA
信号のDFエラーが低減されるように、例えば当該ID
ATA信号のDFが50%に等しくなるように、ドライ
バ5又はレシーバ10のデータ遷移特性を調整し、これ
を保持させるためのコントローラである。DCONT
は、IDATA信号のDFエラー検出結果に応じたDF
コントロール信号である。CRU15は、伝送期間にお
いてIDATA信号に同期したクロックCKを再生する
ためのユニットである。
を示している。図2のDFC20は、積分回路30と、
A/Dコンバータ(ADC)40と、スイッチ41とを
備えている。積分回路30は、IDATA信号のDFエ
ラーを表すアナログ電圧を出力するように当該IDAT
A信号を積分するための回路であって、第1及び第2の
電流源31,34と、PMOSスイッチ32と、NMO
Sスイッチ35と、キャパシタ36とで構成されてい
る。PMOSスイッチ32及びNMOSスイッチ35の
各々のゲートは、IDATA信号を受け取る。キャパシ
タ36の一端は、積分ノード33に接続されている。こ
の積分ノード33は、第1の電流源31及びPMOSス
イッチ32を介して電源電圧に、第2の電流源34及び
NMOSスイッチ35を介して接地電圧にそれぞれ接続
されている。ADC40は、参照電圧VREFを受け取
り、かつ積分回路30のアナログ出力電圧、すなわち積
分ノード33の電圧に応じたディジタル信号をDCON
T信号として出力する。スイッチ41は、プリチャージ
(PRE)信号に応答して閉じることで、積分ノード3
3の電圧を参照電圧VREFに初期化する。
DATA信号のHレベル持続時間とLレベル持続時間と
がいずれも1データ間隔に等しければ、PMOSスイッ
チ32を介して積分ノード33に流れ込む電荷量と、積
分ノード33からNMOSスイッチ35を介して流れ出
す電荷量とは等しく、当該積分ノード33の電圧が一定
となる。そうでない場合には、この理想状態が達成され
るように、ADC40が積分ノード33の電圧をモニタ
し、このモニタの結果に応じたDCONT信号をドライ
バ5又はレシーバ10へフィードバックすることで、I
DATA信号のDFを50%に等しくすることができ
る。このようにしてドライバ5又はレシーバ10のデー
タ遷移特性を調整したうえで本来のデータ伝送期間に入
ることで、再生クロックCKのタイミングジッタが抑制
される。
が動作する期間、ADC40が動作する期間、ドライバ
5又はレシーバ10にフィードバックをかける期間、積
分ノード33をプリチャージする期間を別々に設けるこ
とで、回路動作を安定化することが可能になる。
成例を示している。図3のDFC20は、遅延回路45
と、論理回路50とを備えている。遅延回路45は、I
DATA信号に対して1データ間隔の遅延を有する遅延
データ(DDATA)信号を生成するための回路であっ
て、例えばCRU15中の電圧制御発振器(VCO)に
用いられている遅延線のレプリカで構成される。論理回
路50は、IDATA信号とDDATA信号との複数の
論理演算結果に応じた信号をDCONT信号として出力
するための回路であって、例えばOR信号を生成するO
Rゲート51と、NAND信号を生成するNANDゲー
ト52とで構成される。
のDFが50%より小さい場合の図3のDFC20の動
作を示している。図4によれば、IDATA信号のHレ
ベル持続時間が1データ間隔Tbより短くなっている。
DDATA信号は、IDATA信号を1データ間隔Tb
だけ遅延させた信号である。したがって、IDATA信
号及びDDATA信号がともにLレベルを示す期間があ
り、当該期間にはOR信号がLレベルとなる。このOR
信号は、ドライバ5又はレシーバ10にIDATA信号
のHレベル持続時間を延長するよう要求する。
のDFが50%より大きい場合の図3のDFC20の動
作を示している。図5によれば、IDATA信号のHレ
ベル持続時間が1データ間隔Tbより長くなっている。
DDATA信号は、IDATA信号を1データ間隔Tb
だけ遅延させた信号である。したがって、IDATA信
号及びDDATA信号がともにHレベルを示す期間があ
り、当該期間にはNAND信号がLレベルとなる。この
NAND信号は、ドライバ5又はレシーバ10にIDA
TA信号のHレベル持続時間を短縮するよう要求する。
にして調整期間におけるIDATA信号のDFが50%
に等しくなるようにドライバ5又はレシーバ10のデー
タ遷移特性を調整したうえで本来のデータ伝送期間に入
ることで、再生クロックCKのタイミングジッタが抑制
される。
の実施形態に係るクロックリカバリ回路の構成を示して
いる。図6において、送信ユニットはドライバ5を、受
信ユニットはレシーバ10、CRU15及びDFC20
aをそれぞれ備えている。図1の構成と異なる点は、調
整期間においてDFC20aがIDATA信号に対する
再生クロックCKの位相エラーを検出し、かつ当該位相
エラーの大きさに応じたDCONT信号をドライバ5又
はレシーバ10に与えるようになっている点である。
A信号に対する再生クロックCKの位相エラーが低減さ
れるようにドライバ5又はレシーバ10のデータ遷移特
性を調整することで、IDATA信号のDF調整を達成
することができる。このようにしてドライバ5又はレシ
ーバ10のデータ遷移特性を調整したうえで本来のデー
タ伝送期間に入ることで、再生クロックCKのタイミン
グジッタが抑制される。なお、DFC20aの例は後述
する。
の実施形態に係るクロックリカバリ回路の構成を示して
いる。図7に示した受信ユニットは、レシーバ101
と、CRU102とを備えている。レシーバ101は、
1対の信号線から差動データ(DATA+/DATA
−)信号を受け取り、かつ当該差動データ信号に対応し
たシングルエンドのIDATA信号を供給する。CRU
102は、IDATA信号に同期したクロック再生のた
めのユニットであって、第1の位相比較器(PD)10
3と、第1のチャージポンプ(CP)104と、電圧制
御発振器(VCO)105と、第2の位相比較器(P
D)113と、第2のチャージポンプ(CP)114と
で構成されている。106は、第1及び第2のCP10
4,114の各々の出力と、VCO105の入力とに結
合された共通ノードである。VCO105は、第1及び
第2のCP104,114により共通ノード106に生
成された電圧を制御電圧として受け取り、当該制御電圧
に応じた周波数を有するクロックを生成する。このクロ
ックは、非反転クロック(CK)信号と、反転クロック
(XCK)信号とからなる2相クロックである。第1の
PD103は、IDATA信号の立ち上がりエッジに対
するCK信号の立ち上がりエッジの位相エラーを検出
し、かつ当該位相エラーに応じて第1のCP104を制
御する。第1のPD103、第1のCP104及びVC
O105は、第1のPLLパスを構成する。第2のPD
113は、IDATA信号の立ち下がりエッジに対する
XCK信号の立ち下がりエッジの位相エラーを検出し、
かつ当該位相エラーに応じて第2のCP114を制御す
る。第2のPD113、第2のCP114及びVCO1
05は、第2のPLLパスを構成する。第1のPD10
3により検出された位相エラーと、第2のPD113に
より検出された位相エラーとの双方が低減されるよう
に、第1及び第2のPLLパスが動作する。更に、第2
のPD113の出力はDCONT信号としてレシーバ1
01に与えられ、図6において説明したように、当該D
CONT信号に応じてレシーバ101のデータ遷移特性
が調整される。
作の例を示している。図8によれば、ビットパターン1
0010110を有するIDATA信号が、データ間隔
TbでCRU102に供給される。このIDATA信号
は、NRZ形式のデータ信号である。第1のPLLパス
は、IDATA信号の立ち上がりエッジに対するCK信
号の立ち上がりエッジの位相エラーを0にする。この
際、第1のPD103及び第1のCP104は、2デー
タ間隔(2Tb)のうちに各々の出力を更新すればよ
い。一方、第2のPLLパスは、IDATA信号の立ち
下がりエッジに対するXCK信号の立ち下がりエッジの
位相エラーを0にする。ここでも、第2のPD113及
び第2のCP114は、2データ間隔(2Tb)のうち
に各々の出力を更新すればよい。つまり、2つのPLL
パスのインターリーブ動作を採用したことにより、デー
タレートを従来の2倍に高めることが可能になる。
動作の例を示している。ここでは、回路の安定動作のた
め、まず第1のPLLパスによりCK信号の立ち上がり
エッジの位相調整が行われた後、第2のPD113と、
レシーバ101とによりIDATA信号のDF調整が行
われ、その後に第2のPLLパスによりXCK信号の立
ち下がりエッジの位相調整が行われるものとする。図9
に示したDF調整動作の例では、IDATA信号のHレ
ベル持続時間が1データ間隔Tbより短くなっている。
したがって、第2のPD113は、IDATA信号の立
ち下がりエッジに対するXCK信号の立ち下がりエッジ
の遅れ位相エラーを検出し、当該遅れ位相エラーの大き
さに応じたDCONT信号をレシーバ101に与える。
これに応答してレシーバ101は、IDATA信号のH
レベル持続時間を延長するようにデータ遷移特性を変更
する。その結果、IDATA信号のHレベル持続時間が
1データ間隔Tbと等しくなるように、IDATA信号
の立ち下がりエッジの位相が調整される。したがって、
XCK信号の立ち上がりエッジがIDATAパルスの中
央に位置する結果となり、CRU102の次段回路にお
けるデータラッチにとって好都合である。
タレートを従来の2倍に高めることができ、かつ再生ク
ロックのタイミングジッタを抑制することができる。な
お、第2のPD113の出力に代えて第1のPD103
の出力をレシーバ101に与えるべきDCONT信号と
して利用することも可能である。
4の実施形態に係るクロックリカバリ回路の構成を示し
ている。図10中のCRU102では、図7の構成に第
3の位相比較器(PD)301と、第1及び第2の遅延
回路(D)302,303と、第3及び第4の遅延回路
(D)312,313とが付加されている。これらの遅
延回路302,303,312,313は、各々可変の
遅延量を有する。例えば、各遅延量の初期値が0に設定
される。ODATAは出力データ信号を、OCKは出力
クロック信号をそれぞれ表している。
のデータ入力パス(IDATA信号の入力パス)に、第
2の遅延回路303は第2のPD113のクロック入力
パス(XCK信号の入力パス)にそれぞれ挿入されてい
る。第3のPD301は、第1の遅延回路302の出力
に対する第2の遅延回路303の出力の位相エラーを検
出し、当該位相エラーが低減されるように第1の遅延回
路302の遅延量又は第2の遅延回路303の遅延量の
いずれか一方を調整する。具体例をもって説明すると、
第3のPD301は、第1の遅延回路302の出力に現
れるDDATA信号の立ち下がりエッジに対して、第2
の遅延回路303の出力信号の立ち下がりエッジが遅れ
位相エラーを有することを検出した場合には、当該遅れ
位相エラーが低減されるように第1の遅延回路302の
遅延量を増大させてこれを保持させる。これとは逆に、
第2の遅延回路303の出力信号の立ち下がりエッジが
DDATA信号の立ち下がりエッジに対して進み位相エ
ラーを有することを検出した場合には、第3のPD30
1は、当該進み位相エラーが低減されるように第2の遅
延回路303の遅延量を増大させてこれを保持させる。
このような第1の遅延回路302の遅延量又は第2の遅
延回路303の遅延量の調整のために、本来のデータ伝
送期間に先立って、1と0とが交互に繰り返し出現する
規則的なビットパターンを有するシリアルデータに基づ
く調整信号を第1の遅延回路302が受け取る期間が設
けられる。つまり、図7の構成におけるDF調整とは違
って図10の構成では遅延調整が実行されるのである。
したがって、図10の構成ではIDATA信号のDFが
50%に等しくなくてもかまわない。
ODATA信号との間に、第4の遅延回路313はXC
K信号とOCK信号との間にそれぞれ挿入されている。
第3の遅延回路312は、第3のPD301により制御
されて、第1の遅延回路302の遅延量の半分だけID
ATA信号を遅延させた信号をODATA信号として出
力する。第4の遅延回路313は、第3のPD301に
より制御されて、第2の遅延回路303の遅延量の半分
だけXCK信号を遅延させた信号をOCK信号として出
力する。
例を示している。ここでは、回路の安定動作のため、ま
ず第1のPLLパスによりCK信号の立ち上がりエッジ
の位相調整が行われた後、第3のPD301と、第1の
遅延回路302と、第2の遅延回路303とにより遅延
調整が行われ、その後に第2のPLLパスによりXCK
信号の立ち下がりエッジの位相調整が行われるものとす
る。図11に示した遅延調整動作の例では、IDATA
信号のHレベル持続時間が1データ間隔Tbより短くな
っている。したがって、IDATA信号の立ち下がりエ
ッジに対するXCK信号の立ち下がりエッジの遅れ位相
エラーが第3のPD301により検出され、当該遅れ位
相エラーに応じた遅延量Tdが第1の遅延回路302に
よりIDATA信号とDDATA信号との間に与えられ
る。その結果、図11に示すように、DDATA信号の
立ち下がりエッジに対するXCK信号の立ち下がりエッ
ジの位相エラーが0となる。これに呼応して、第3の遅
延回路312は、IDATA信号とODATA信号との
間に遅延量Td/2を与える。したがって、OCK信号
の立ち上がりエッジがODATAパルスの中央に位置す
る結果となり、CRU102の次段回路におけるデータ
ラッチにとって好都合である。
ータレートを従来の2倍に高めることができ、かつ再生
クロックのタイミングジッタを抑制することができる。
なお、遅延調整のための第1及び第2の遅延回路30
2,303を第2のPLLパスに代えて第1のPLLパ
スに挿入することも可能である。
ングルエンド出力を有するものとしたが、本発明は差動
出力型のレシーバを備えたクロックリカバリ回路にも適
用可能である。図7及び図10中のレシーバ101につ
いても同様である。
ックリカバリ回路によれば、規則的なビットパターンを
用いてドライバ又はレシーバのデータ遷移特性を調整す
る期間を設け、本来のデータ伝送期間では調整済みの遷
移特性に基づくデータ信号からクロックを再生すること
としたので、再生クロックのタイミングジッタを抑制す
ることができる。
によれば、データ信号の立ち上がりエッジに応答した位
相比較及びCP動作のための構成部分と、当該データ信
号の立ち下がりエッジに応答した位相比較及びCP動作
のための構成部分とをそれぞれ設け、これらの構成部分
をインターリーブ動作させることとしたので、データレ
ートを従来の2倍に高めることができる。
リ回路の構成を示すブロック図である。
FC)の詳細構成例を示す回路図である。
である。
り小さい場合の図3のDFCの動作を説明するためのタ
イミングチャート図である。
り大きい場合の図3のDFCの動作を説明するためのタ
イミングチャート図である。
リ回路の構成を示すブロック図である。
リ回路の構成を示すブロック図である。
のPLL動作を説明するためのタイミングチャート図で
ある。
のタイミングチャート図である。
バリ回路の構成を示すブロック図である。
イミングチャート図である。
C) 30 積分回路 40 A/Dコンバータ(ADC) 45 遅延回路 50 論理回路 101 レシーバ 102 クロックリカバリユニット(CRU) 103 位相比較器(PD) 104 チャージポンプ(CP) 105 電圧制御発振器(VCO) 106 共通ノード 113 位相比較器(PD) 114 チャージポンプ(CP) 301 位相比較器(PD) 302,303 遅延回路 312,313 遅延回路 CK 非反転クロック信号 DCONT デューティファクタコントロール信号 DDATA 遅延データ信号 IDATA 入力データ信号 OCK 出力クロック信号 ODATA 出力データ信号 XCK 反転クロック信号
Claims (12)
- 【請求項1】 再生クロックのタイミングジッタが抑制
されたクロックリカバリ回路であって、 第1の期間には規則的なビットパターンを有するシリア
ルデータに、前記第1の期間の後の第2の期間には任意
のビットパターンを有するシリアルデータにそれぞれ基
づくデータ信号を供給するための送受信手段と、 前記第1の期間において、前記送受信手段から供給され
たデータ信号のデューティファクタエラーが低減される
ように前記送受信手段のデータ遷移特性を調整し、これ
を保持させるためのデューティファクタコントローラ
と、 前記第2の期間において、前記送受信手段から供給され
たデータ信号に同期したクロックを当該データ信号から
再生するためのクロックリカバリユニットとを備えたこ
とを特徴とするクロックリカバリ回路。 - 【請求項2】 請求項1記載のクロックリカバリ回路に
おいて、 前記送受信手段は、 差動データ信号を供給するためのドライバと、 前記ドライバから差動データ信号を受け取り、かつ当該
差動データ信号に対応したシングルエンドデータ信号を
供給するためのレシーバとを備え、 前記ドライバ又はレシーバのデータ遷移特性が前記デュ
ーティファクタコントローラにより調整されることを特
徴とするクロックリカバリ回路。 - 【請求項3】 請求項1記載のクロックリカバリ回路に
おいて、 前記デューティファクタコントローラは、前記データ信
号のデューティファクタエラーを表すアナログ電圧を出
力するように当該データ信号を積分するための積分回路
を備えたことを特徴とするクロックリカバリ回路。 - 【請求項4】 請求項3記載のクロックリカバリ回路に
おいて、 前記デューティファクタコントローラは、前記積分回路
のアナログ出力電圧に応じたディジタル信号をデューテ
ィファクタコントロール信号として前記送受信手段に与
えるためのA/Dコンバータを更に備えたことを特徴と
するクロックリカバリ回路。 - 【請求項5】 請求項1記載のクロックリカバリ回路に
おいて、 前記デューティファクタコントローラは、 前記データ信号に対して1データ間隔の遅延を有する遅
延データ信号を生成するための遅延回路と、 前記データ信号と前記遅延データ信号との複数の論理演
算結果に応じたデューティファクタコントロール信号を
前記送受信手段に与えるための論理回路とを備えたこと
を特徴とするクロックリカバリ回路。 - 【請求項6】 請求項1記載のクロックリカバリ回路に
おいて、 前記デューティファクタコントローラは、前記データ信
号に対する前記クロックの位相エラーを検出し、かつ当
該位相エラーの大きさに応じたデューティファクタコン
トロール信号を前記送受信手段に与えるための手段を備
えたことを特徴とするクロックリカバリ回路。 - 【請求項7】 与えられたデータ信号に同期したクロッ
ク再生のためのクロックリカバリユニットであって、 ある制御電圧に応じた周波数を有するクロックを生成す
るための電圧制御発振器と、 各々の出力が共通ノードに結合された第1及び第2のチ
ャージポンプと、 前記データ信号の立ち上がりエッジ又は立ち下がりエッ
ジのいずれか一方に対する前記クロックの位相エラーを
検出し、かつ当該位相エラーに応じて前記第1のチャー
ジポンプを制御するための第1の位相比較器と、 前記データ信号の他方のエッジに対する前記クロックの
位相エラーを検出し、かつ当該位相エラーに応じて前記
第2のチャージポンプを制御するための第2の位相比較
器とを備え、 前記第1の位相比較器により検出された位相エラーと、
前記第2の位相比較器により検出された位相エラーとの
双方が低減されるように、前記第1及び第2のチャージ
ポンプにより前記共通ノードに生成された電圧が前記制
御電圧として前記電圧制御発振器に与えられることを特
徴とするクロックリカバリユニット。 - 【請求項8】 請求項7記載のクロックリカバリユニッ
トにおいて、 前記データ信号は、NRZ形式のデータ信号であること
を特徴とするクロックリカバリユニット。 - 【請求項9】 請求項7記載のクロックリカバリユニッ
トにおいて、 前記第1又は第2の位相比較器のいずれか一方の出力に
応じて前記データ信号の遷移特性を制御するための手段
を更に備えたことを特徴とするクロックリカバリユニッ
ト。 - 【請求項10】 請求項7記載のクロックリカバリユニ
ットにおいて、 前記第2の位相比較器のデータ入力パスに挿入された第
1の遅延回路と、 前記第2の位相比較器のクロック入力パスに挿入された
第2の遅延回路と、 前記第1の遅延回路の出力に対する前記第2の遅延回路
の出力の位相エラーを検出し、かつ当該位相エラーが低
減されるように前記第1又は第2の遅延回路の遅延量を
調整するための第3の位相比較器とを更に備えたことを
特徴とするクロックリカバリユニット。 - 【請求項11】 請求項10記載のクロックリカバリユ
ニットにおいて、 前記第1の遅延回路が前記データ信号に代えて規則的な
ビットパターンを有するシリアルデータに基づく調整信
号を受け取る期間が設けられ、 前記第3の位相比較器は、前記調整信号に応答した前記
第1の遅延回路の出力に対して前記第2の遅延回路の出
力の遅れ位相エラーを検出した場合には、当該遅れ位相
エラーが低減されるように前記第1の遅延回路の遅延量
を増大させてこれを保持させ、前記調整信号に応答した
前記第1の遅延回路の出力に対して前記第2の遅延回路
の出力の進み位相エラーを検出した場合には、当該進み
位相エラーが低減されるように前記第2の遅延回路の遅
延量を増大させてこれを保持させることを特徴とするク
ロックリカバリユニット。 - 【請求項12】 請求項10記載のクロックリカバリユ
ニットにおいて、 前記第1の遅延回路の遅延量の半分だけ前記データ信号
を遅延させて出力する第3の遅延回路と、 前記第2の遅延回路の遅延量の半分だけ前記クロックを
遅延させて出力する第4の遅延回路とを更に備えたこと
を特徴とするクロックリカバリユニット。
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---|---|---|---|
JP2002001385A JP3603071B2 (ja) | 2001-01-24 | 2002-01-08 | クロックリカバリ回路 |
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JP2001015342 | 2001-01-24 | ||
JP2001-15342 | 2001-01-24 | ||
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JP3603071B2 JP3603071B2 (ja) | 2004-12-15 |
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JP (1) | JP3603071B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7372380B2 (en) | 2003-03-11 | 2008-05-13 | Matsushita Elecetric Industrial Co., Ltd. | Data transmitting/receiving device |
JP2011098100A (ja) * | 2009-11-06 | 2011-05-19 | Toshiba Corp | 磁気共鳴画像診断装置および位相比較器 |
JP2014057872A (ja) * | 2013-11-11 | 2014-04-03 | Toshiba Corp | 磁気共鳴画像診断装置 |
-
2002
- 2002-01-08 JP JP2002001385A patent/JP3603071B2/ja not_active Expired - Fee Related
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