JP2002299674A - 太陽電池モジュール - Google Patents

太陽電池モジュール

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JP2002299674A
JP2002299674A JP2001102369A JP2001102369A JP2002299674A JP 2002299674 A JP2002299674 A JP 2002299674A JP 2001102369 A JP2001102369 A JP 2001102369A JP 2001102369 A JP2001102369 A JP 2001102369A JP 2002299674 A JP2002299674 A JP 2002299674A
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solar cell
sealing cover
cell module
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transparent substrates
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Naoaki Nakanishi
直明 中西
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】生産性を向上できるとともに、取扱いも容易な
太陽電池モジュールを得ることにある。 【解決手段】裏面に太陽電池16が積層された複数の透
明基板12と、一枚のシート状封止カバー13と、充填
材14とを具備する。封止カバー13は、各透明基板1
2を互いに間隔を空けて平面的に並べて配置できる大き
さでかつ折り曲げ可能である。充填材14は、各透明基
板12毎にこれらを封止カバー13に個別に接着して設
けられ各太陽電池16を個別に封止する。それにより、
一枚の封止カバー13をベースとしてユニット化された
太陽電池モジュール11を構成したことを特徴としてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽光発電に用い
られる太陽電池モジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】太陽電池モジュールは、透明基板の裏面
に積層した太陽電池を、その裏面側からEVA(エチレ
ン・ビニルアセテート共重合体)等の充填材で封止し、
この充填材の裏面に一枚の耐候性の封止カバーを接着し
た構成を基本としている。
【0003】従来において前記一枚の封止カバーは一つ
の透明基板と対をなしており、この基板よりも一回り大
きく形成されている。この封止カバーの周部は前記充填
材をホットメルトして行われる封止後に必要に応じて透
明基板と同様の大きさになるように切除される。
【0004】このように一枚の封止カバーに対し一つの
透明基板が充填材で接着された太陽電池モジュールは、
その封止前準備において、封止個数の夫々について透明
基板の裏面に封止材及び封止カバーを逐一重ねる手間が
必要であるから生産性が良くない。しかも、封止を行な
うラミネータの動作に伴い、封止カバーがずれ動かされ
ることがある。この場合、封止カバーは透明基板より一
回り大きいだけであるので、封止カバーのずれ量が大き
いと、ずれた封止カバーの縁から透明基板がはみ出し
て、封止不良を生じる可能性がある。
【0005】又、複数の太陽電池が並べて積層された一
枚の透明基板を用いて、前記各太陽電池をその裏面側か
ら充填材で封止し、この充填材の裏面に一枚の封止カバ
ーを接着してなる半製品を作り、この半製品から一つ一
つの太陽電池を個々に含むように前記半製品を複数に分
割することにより、複数の太陽電池モジュールを作るこ
とも行われている。
【0006】しかし、この場合には、封止カバー及び充
填材の他に透明基板を切断する必要があるので、その作
業が大変である。しかも、透明基板がガラス製である場
合に、切断端面をそのままにして置くと施工時等の取扱
いにおいて作業者を怪我させたり、クラックを生じる原
因となるので、面取りをする作業が必要である。そのた
め、生産性が良くない。
【0007】又、いずれの従来例においても、太陽電池
モジュールは個々に独立したものである。そのため、運
搬や施工現場等での取扱いに際しては、一つ一つの太陽
電池モジュールを個々に取扱う必要があるとともに、必
要な発電量を得るために所要数の太陽電池モジュール
を、施工現場で個々に電気的に接続する手間も必要であ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、生産性を向上できるとともに、取扱いも容
易な太陽電池モジュールを得ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1に係る発明は、裏面に太陽電池が積層され
た複数の透明基板と、これら透明基板を互いに間隔を空
けて平面的に並べて配置できる大きさでかつ折り曲げ可
能な一枚のシート状封止カバーと、前記太陽電池を封止
するとともに前記各透明基板を前記封止カバーに個別に
接着して設けられた充填材と、を具備したことを特徴と
している。
【0010】この請求項1に係る発明においては、一枚
の封止カバーを複数の透明基板に対して共用したので、
裏面に太陽電池が積層された複数の透明基板に対して一
枚の封止カバーを一括して被せて封止前準備をすること
ができる。そして、複数の透明基板を含んで一括して封
止処理された太陽電池モジュールは、必要により封止カ
バーのうち隣接した透明基板間に露出している部分を切
断することにより、透明基板及び封止材の切断を要する
ことなく、モジュールを複数に分割(モジュール分割と
いう。)をすることができる。又、モジュール分割をし
ない場合には、曲げ可能な封止カバーを隣接する透明基
板間で折り曲げて、隣接する透明基板が互いに重なるよ
うに折畳むことができるとともに、この折り畳み状態か
ら展開して太陽電池モジュールを使用に供することがで
きる。
【0011】請求項2に係る発明は、前記各透明基板に
積層されている太陽電池同士を電気的に接続したことを
特徴としている。
【0012】この請求項2に係る発明においては、モジ
ュール分割を行なわない場合に、共通の封止カバー上の
各透明基板に積層されている太陽電池が、予め既に所定
の配線構造で電気的に接続されているので、施工現場で
の電気的接続作業を簡単にできる。
【0013】なお、本発明において、光電変換をなす太
陽電池の光電変換をなす太陽電池セルには、非晶質半導
体を有する非晶質系のもの、単結晶半導体又は多結晶半
導体を有する結晶系のもの等を使用できる。又、本発明
の太陽電池モジュールにおいては、封止カバーの裏面に
端子箱を設けても、設けなくてもよいとともに、モジュ
ール分割を行なう場合には、各透明基板に対して一つの
端子箱を封止カバーの裏面に取付けることが好ましい。
更に、本発明において、封止カバーは、複数のシート要
素を接着して所定の大きさとしたシート、又は、単一の
シート要素からなるシートであってもよい。又、本発明
の太陽電池モジュール(光電変換モジュール)は、屋根
上又は大地上等に設置して太陽光発電をするものに適用
できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の一実施形態を説明する。
【0015】図1(A)(B)に示すように太陽電池モ
ジュール11は、複数例えば4枚の透明基板12と、こ
れら基板12に対して共用される一枚のシート状封止カ
バー13と、これらを接着した充填材14と、リード線
15とを具備して構成されている。
【0016】各透明基板12には方形状の透明なガラス
基板又は合成樹脂基板が用いられる。図1(B)に示す
ように各透明基板12の光入射面と反対側の面(裏面)
には太陽電池16が夫々積層されている。この太陽電池
16は、透明基板12の裏面に積層した透明電極層と、
この電極層に積層された複数の互いに平行な太陽電池セ
ルと、これらの太陽電池セルに積層された裏面電極層と
を有していて、裏面電極層により各太陽電池セルが電気
的に直列及び又は並列に接続されている。光電変換をな
す太陽電池セルには半導体層例えば薄膜シリコンが用い
られている。太陽電池セル群の電気的な両端には正電極
17又は負電極18が設けられている。
【0017】封止カバー13は、耐湿性(防水性)を含
む耐候性を有した材料、例えば、弗素樹脂フィルム(特
に、デュポン社製のテドラーフィルムが好適であ
る。)、PET樹脂フィルム、シリコン樹脂フィルム、
ポリイソブチレン樹脂フィルム等を単独で、或はアルミ
ニューム箔等の金属箔の両面に前記耐候性フィルムを積
層して強度と耐湿性を向上させてなる三層構造のフィル
ム等で作られている。この封止カバー13は自在に変形
できる。
【0018】封止カバー13は、互いに所定間隔を置い
て平面的に並べられる4枚の透明基板12を載せ得る大
きさであって、より好ましくは図1(A)に示すように
各透明基板12群の周縁からはみ出す大きさに形成され
ている。4枚の透明基板12の相互間隔Pは太陽電池モ
ジュール11の折畳むのに支障がない程度に設定され
る。
【0019】充填材14は、各透明基板12毎にこれら
と封止カバー13との間に設けられて、各透明基板12
を夫々一枚の封止カバー13に接着している。この接着
により、太陽電池16及び両電極17、18は気密及び
水密に封止されている。充填材14には、EVA(エチ
レン・ビニルアセテート共重合体)、PVB(ポリビニ
ルブチラール)、シリコーン樹脂等の封止樹脂が用いら
れる。
【0020】リード線15は、前記相互間隔Pよりも長
く、各透明基板12の電極同士を電気的に接続して設け
られている。本実施形態では各透明基板12の太陽電池
16を直列に接続するために、図2で代表して示すよう
に隣接した透明基板12の正電極17とこれに対応する
負電極18とを電気的に接続している。なお、電極1
7、18へのリード線15の固定は、接着剤に金属粉末
を混ぜてなる導電性ペースト19や図示しない半田付け
等で実施できる。又、本発明において各太陽電池16の
接続は直列だけではなく、並列であっても良く、又直列
と並列とを組合わせてもよい。
【0021】このリード線15に対しては絶縁措置が施
されている。この措置として例えば耐熱性の高いチュー
ブ状絶縁材20にリード線15が通されている。絶縁材
20の端部は充填材14により封止することが好まし
い。絶縁材20には絶縁フィルムを用いて、それでリー
ド線15が露出しないように被って、この線15を外気
に触れないようにした絶縁措置を採用することもでき
る。
【0022】なお、図1(B)中21は既述のように直
列接続された各太陽電池16群の出力取出し線であっ
て、一方の出力取出し線21は図1中左端の透明基板1
2の裏面に設けられた正電極17に半田付けされ、他方
の出力取出し線21は図1中右端の透明基板12の裏面
に設けられた負電極18に半田付けされている。これら
一対の出力取出し線21は、封止カバー13を貫通して
その裏面に引出されて、図示しない外部電線ケーブル等
に接続される。
【0023】図1(A)(B)に示した太陽電池モジュ
ール11はラミネート処理により作られる。このラミネ
ート処理は、まず、各透明基板12、封止カバー13、
及び充填材14等を所定の積層状態とした後、この積層
体をラミネータを用いて所定の圧力及び温度を掛けて行
われる。
【0024】前記所定の積層状態を得るには、まず、裏
面に太陽電池16が設けられた4枚の透明基板12を所
定間隔で並べてから、絶縁チューブ20に通されたリー
ド線15を、隣接した透明基板12の内の一方の正電極
17と他方の負電極18とに亘って配置して、その端末
部を導電性ペースト19等を用いて両電極17、18に
接続する。次に、この状態で太陽電池16及び両電極1
7、18等に充填材14を被せ、最後に一枚の封止カバ
ー13を各透明基板12にわたって被せる。この時、既
に太陽電池16に接続されている出力取出し線21は、
封止カバー13の所定位置に予め設けられている孔を通
して、この封止カバー13の裏面に沿って折り曲げられ
る。以上により太陽電池モジュール11形成用の積層体
を得る。そして、この積層体に対するラミネート処理に
より、太陽電池16を封止すると同時に接着機能を発揮
して、各透明基板12とこれらを覆った封止カバー13
とを接着する。
【0025】以上のラミネート処理に先立つ既述の封止
前準備においては、4枚の透明基板12を対して個々に
封止カバーを重ねる手間を要することなく、各透明基板
12に共通して使用される一枚の封止カバー13を重ね
るだけでよいとともに、前記4枚の透明基板12の太陽
電池16を前記ラミネート処理により一括して封止でき
るので、太陽電池モジュール11の生産性を向上でき
る。
【0026】そして、封止カバー13が大形であって動
きずらいとともに、それに接している各充填材14との
接触による抵抗で、封止カバー13がなお更動きづらく
なっているから、前記ラミネート処理において封止カバ
ー13が不用意にずれ動かされることを効果的に抑制で
きる。しかも、一枚の透明基板12に比較して封止カバ
ー13は遥かに大形であるので、封止を行なうラミネー
タの動作に伴い封止カバー13が多少動くことがあって
も、それにより封止カバー13の縁から透明基板12が
はみ出して、封止不良を生じる可能性を極めて少なくで
きる。
【0027】又、一枚の封止カバー13をベースとして
ユニット化された前記構成の太陽電池モジュール11
は、それが有した4枚の透明基板12に装着されている
太陽電池16をリード線15を用いて電気的に接続して
いるから、その電気的接続構造に応じた出力電圧を得る
ことができる。そして、このユニット構造の太陽電池モ
ジュール11において、隣接した透明基板12相互間に
露出する封止カバー13の露出部分13aは、透明基板
12及び固化した封止材13に制約されることなく自在
に変形させることができる。
【0028】そのため、ユニット構造の太陽電池モジュ
ール11を運搬したり保管したりする際には、封止カバ
ー13の露出部分13a及びリード線15を曲げて、図
3に示すように各透明基板12を積み重ね太陽電池モジ
ュール11をコンパクトに折畳むことができる。それに
より、運搬及び保管スペースを小さくできるとともに、
展開した状態に比較して取扱いを容易にできる。
【0029】そして、施工現場等での取扱いに際して
は、折畳んだ太陽電池モジュール11を図1に示すよう
に展開して建物の屋根等に設置できる。この場合、一枚
一枚の太陽電池16付きの透明基板12を個々に取扱う
手間を要することなく、一括して取扱うことができる。
すなわち、一枚の封止カバー13に接着された各透明基
板12の封止カバー13に対する位置及び各透明基板1
2の相互間隔Pは予め定まっているので、一枚一枚の透
明基板12を位置決めする手間が不要であり、複数の透
明基板12を一括して設置できる。しかも、設置現場に
おいて一枚の封止カバー13上の各透明基板12の太陽
電池16を電気的に接続する手間も不要であり、電気的
接続作業を簡素にできる。したがって、施工現場等での
取扱いが容易であり、施工性を向上できる。
【0030】しかも、隣接する透明基板12間には、防
水性を始めとする耐候性を有している封止カバー13の
一部が露出しているから、屋根に施工された太陽電池モ
ジュール11において、その封止カバー13の領域内で
隣接する透明基板12間の防水を、封止カバー13の露
出部分13aで担うことができる。よって、隣接する透
明基板12間の防水措置を省略できるか、若しくは補助
的に防水措置を講じる場合にも、その措置を軽減できる
ので、屋根への施工性をより向上できる。
【0031】更に、封止カバー13の露出部分13aが
自在に変形できることを利用して、図4に例示するよう
に屋根Aの一部に例えば上方に向けて凸となる湾曲部B
がある場合に、この湾曲部Bに封止カバー13の露出部
分13aを被さるように沿わせて配置することで、湾曲
部Bに制約されずに太陽電池モジュール11を屋根Aに
設置できる。なお、これとは逆に屋根Aの下方に向けて
凹む湾曲部や、屋根Aが水平状態から斜めに起き上がっ
ているような場所、つまり、曲り部に、太陽電池モジュ
ール11を設置する場合にも、前記湾曲部Bへの設置と
同様に設置面の曲りに沿わせて太陽電池モジュール11
を設置できる。このように前記構成の太陽電池モジュー
ル11は設置面への設置適応性が高いものである。
【0032】又、本発明は前記一実施形態には制約され
ない。例えば、前記一実施形態のリード線及びその絶縁
措置を省略する代わりに、各太陽電池16の電極17、
18に出力取出し線の一端を半田付けするとともに、こ
れら取出し線の他端部を共通の封止カバー13の裏面に
通して、ラミネート処理を行なうことで太陽電池モジュ
ール半製品を作ってもよい。この半製品には最終的に封
止カバー13の裏面に前記出力取出し線が接続される端
子箱を取付けられて、一枚の封止カバー13をベースと
してユニット化された複数の太陽電池モジュールを構成
できる。
【0033】そして、こうした構成の太陽電池モジュー
ル11は、その封止カバー13を共通部品としたままで
既述のように屋根上などに設置して使用することができ
る。この場合、隣接する太陽電池16同士の電気的接続
は、前記端子箱に接続された外部電線ケーブルの端末部
のコネクタ同士を接続して行なえばよい。
【0034】又、以上のように端子箱を裏面に備える太
陽電池モジュール半製品は、必要により、隣接する透明
基板12間に露出した封止カバー13の露出部分13a
を切断することにより、端子箱付きの4枚の太陽電池モ
ジュールに分割でき、こうして得られた分割モジュール
を個々に使用することができる。
【0035】この場合の切断においては、透明基板12
を切断する必要はなく、シート状の封止カバー13の露
出部分13aを切断すれば事足りる。しかも、切断され
る部分にはEVA等の粘性がある充填材14も存在しな
いので、極めて容易に切断できる。よって、分割モジュ
ールの生産性がよい。
【0036】しかも、このように一枚の封止カバー13
をベースとしてユニット化された太陽電池モジュール1
1を、複数の分割モジュールに分割する場合にあって
は、各透明基板12にはその周部に予め面取りをした構
成のものを購入したり内製して使用すればよく、これら
の透明基板12は前記分割に伴って割られることがない
から、分割モジュールを得た後においてガラス製透明基
板12にクラック発生防止のために、基板12の周部に
面取りをする手間も要しない。したがって、簡単に複数
の太陽電池モジュールに分割でき、その生産がよいもの
である。
【0037】
【発明の効果】以上説明したような形態で実施される請
求項1に係る発明によれば、封止前の作業が容易になる
とともに太陽電池が積層された複数の透明基板を一括し
て封止処理できるので、生産性を向上できる。更に、分
割モジュールを得る場合には、透明基板及び封止材を切
断することなく、シート状の封止カバーを切断すること
により太陽電池モジュールを複数に分割できるので、こ
の場合にも生産性を向上できる。又、モジュール分割を
しない場合には、封止カバーを折り曲げてコンパクトに
折畳めるとともに、この折り畳み状態から展開して使用
に供することができるので、取扱いが容易な太陽電池モ
ジュールを提供できる。
【0038】請求項2に係る発明によれば、モジュール
分割を行なわない場合に、施工現場での電気的接続作業
が簡単になるから、施工現場での取扱いがより容易な太
陽電池モジュールを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の一実施形態に係る太陽電池モ
ジュールを展開状態で示す平面図。(B)は図1(A)
のZ−Z線に沿って示す断面図。
【図2】図1の太陽電池モジュールの電気的接続構造を
示す平面図。
【図3】図1の太陽電池モジュールを折り畳み状態で示
す側面図。
【図4】図1の屋根への太陽電池モジュールの配置例を
概略的に示す図。
【符号の説明】
11…太陽電池モジュール 12…透明基板 13…封止カバー 14…充填材 15…リード線 16…太陽電池

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 裏面に太陽電池が積層された複数の透明
    基板と、 これら透明基板を互いに間隔を空けて平面的に並べて配
    置できる大きさでかつ折り曲げ可能な一枚のシート状封
    止カバーと、 前記太陽電池を封止するとともに前記各透明基板を前記
    封止カバーに個別に接着して設けられた充填材と、を具
    備したことを特徴とする太陽電池モジュール。
  2. 【請求項2】 前記各透明基板に積層されている太陽電
    池同士を電気的に接続したことを特徴とする請求項1に
    記載の太陽電池モジュール。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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