JP2002297275A - データ転送装置、コンピュータ装置、デバイス、ドッキングステーション - Google Patents

データ転送装置、コンピュータ装置、デバイス、ドッキングステーション

Info

Publication number
JP2002297275A
JP2002297275A JP2001102341A JP2001102341A JP2002297275A JP 2002297275 A JP2002297275 A JP 2002297275A JP 2001102341 A JP2001102341 A JP 2001102341A JP 2001102341 A JP2001102341 A JP 2001102341A JP 2002297275 A JP2002297275 A JP 2002297275A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
unit
bus
waveform
diagnostic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001102341A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Sugawara
隆 菅原
Hirohide Komiyama
博秀 小見山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
International Business Machines Corp
Original Assignee
International Business Machines Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by International Business Machines Corp filed Critical International Business Machines Corp
Priority to JP2001102341A priority Critical patent/JP2002297275A/ja
Priority to US10/113,316 priority patent/US6778930B2/en
Publication of JP2002297275A publication Critical patent/JP2002297275A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F13/00Interconnection of, or transfer of information or other signals between, memories, input/output devices or central processing units
    • G06F13/38Information transfer, e.g. on bus
    • G06F13/40Bus structure
    • G06F13/4063Device-to-bus coupling
    • G06F13/4068Electrical coupling
    • G06F13/4086Bus impedance matching, e.g. termination

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Information Transfer Systems (AREA)
  • Debugging And Monitoring (AREA)
  • Maintenance And Management Of Digital Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 データ転送時の信号波形の安定化を図ること
のできるデータ転送装置、コンピュータ装置、デバイ
ス、ドッキングステーションを提供することを目的とす
る。 【解決手段】 PCシステムにおいて、IDEバス20
を介しホスト部10とHDD装置40やCD−ROMド
ライブ装置30との間でデータを転送するに際し、フィ
ードバック回路50を介してデータの受信側から発信側
に信号をフィードバックし、これに基づき、発信側で発
信する信号のスルーレートを変更する構成とした。さら
に、PCシステムの電源が投入されている状態でCD−
ROMドライブ装置30やHDD装置40の脱着が行な
われた場合、キャリブレーション実行部83でキャリブ
レーションを実行し、発信側で発信する信号のスルーレ
ートを変更する構成とすることも可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バスを介してデバ
イス間でデータ転送するときに用いて好適なデータ転送
装置、コンピュータ装置等に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、PC(Personal Computer)シス
テムの中枢となるCPUの処理能力の向上が著しい。ま
た、システム内部でデータを格納するHDD(Hard Dis
k Drive)等の外部記憶装置や、RAM(Random Access
Memory)等の内部記憶装置のデータ記憶容量も増大し
ている。その結果、PCシステムで取り扱うデータ量が
飛躍的に増大し、これに伴い、PCのシステム内部にお
けるデータの転送速度の向上が常に求められている。
【0003】PCシステムでは、CPU(Central Proc
essing Unit)やメモリを備えたマザーボード等のホス
ト部に対し、HDD等の外部記憶装置の他、CD−RO
M(Compact Disc Read Only Memory)等の各種記憶媒
体のドライブ装置、音声出力を制御するオーディオコン
トローラ、映像出力を制御するビデオコントローラ等の
各種周辺デバイスが、IDE(Integrated Device Elec
tronics)バス、PCI(Peripheral Component Interc
onnect)バス等のバスを介して接続されている。このよ
うなPCシステムにおいて、CPUとメモリとの間のホ
スト部内でのデータ転送速度に較べると、ホスト部と周
辺デバイスとの間のデータ転送速度が低い。このため、
従来より、PCシステム内部におけるデータ転送速度の
向上を図るにあたっては、前記バスを介してのデータ転
送がボトルネックとなっていた。
【0004】これに対し、例えばIDEバスでは、AT
A(AT Attachment)におけるデータ転送速度の規格
が、16MB/sec→33MB/sec→66MB/sec→100MB/s
ecと毎年のように高められている。バスでのデータ転送
速度を高める場合、常に問題となるのが、データを転送
するための信号波形である。バスを介してデータを転送
するに際し、送出側から送出された信号のパルスの波形
が、受取側で受け取るときに乱れると、データを正しく
受け取ることができず、データ転送エラーの原因とな
る。ここで、図14は、送出側から送出された信号の波
形W1と、受取側でこの振動を受け取ったときの信号の
波形W2の例を示すものである。この波形W2では、波
形W1に対し、信号の立ち上がり時において信号電圧が
オーバーシュート(図14中Pの部分)したり、信号の
立ち下がり時において信号電圧がアンダーシュート(図
14中Qの部分)している。その結果、信号電圧がリン
ギングして、High(図14中Rの部分)、Low
(図14中Sの部分)の定常値に落ち着くまでに時間が
かかることになる。
【0005】このような信号波形の乱れの原因として
は、一つに、ホスト部と各周辺デバイスとの間で信号を
搬送するケーブルがある。このため、ATAによるデー
タ転送速度の規格が変わるに伴い、バスを構成するケー
ブルのピン数(本数)やグラウンド線の配列等の仕様を
変えることによって、信号波形の安定化が図られてい
る。
【0006】また、信号波形の乱れの他の原因として
は、図15に示すように、ホスト部1と、これに組み合
わされる周辺デバイス2、3との相性がある。より具体
的には、HDD等の外部記憶装置の他、各種記憶媒体の
ドライブ装置、オーディオコントローラ、ビデオコント
ローラ等の周辺デバイス2、3は、その種類・機種毎に
電気的な負荷が異なっている。このため、例えばホスト
部1からバス4を介して周辺デバイス2、3にデータを
転送する場合、受取側となる周辺デバイス2、3の電気
的な負荷によって、信号の波形が乱れてしまうことがあ
るのである。このため、ホスト部1と、このホスト部1
に接続される周辺デバイス2、3には、出荷前の段階
で、予め終端抵抗5が挿入され、ホスト部1と周辺デバ
イス2、3の組み合わせに応じた電気的な負荷バランス
が調整されているのが通常である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年、
PCシステムは、ユーザの希望等に応じ、PCシステム
に組み込まれるHDDのデータ記憶容量が複数種の中か
ら選択されるような形態で提供されるものが多い。ま
た、PCシステムに組み込まれる記憶媒体のドライブ装
置も、CD−ROMの他、CD−R(CD Recordabl
e)、CD−RW(CD Rewritable)、DVD(Digital
Versatile Disk)−ROM等の中から、ユーザの指定し
た記憶媒体に対応するドライブ装置が選択できるものが
多い。その結果、PCシステムの一つの機種において、
同一のバス4に対して接続される周辺デバイス2、3の
組み合わせが膨大な数に及び、一つ一つの組み合わせに
対して終端抵抗5(の抵抗値)を設定するには多大な手
間がかかる。
【0008】また、ユーザがPCシステムに対して周辺
デバイス2、3を着脱する場合、PCシステムの電源を
落とした状態で着脱作業を行なうのが通常であるが、ホ
ットアタッチ、ホットスワップ、ホットプラグ等と称し
て、PCシステムの電源を投入したままの状態で、周辺
デバイス2、3の着脱が自在に行なえるものもある。こ
れらの場合も、ユーザが出荷段階とは異なるものを周辺
デバイス2、3としてPCシステムに装着すると、上記
と同様に、PCシステムに装着される周辺デバイス2、
3の電気的な負荷によって、バス4を介して転送される
信号の波形が乱れてしまうことがある。すると、このよ
うな場合、ユーザ側では終端抵抗5の抵抗値を変更する
ことができないため、装着した周辺デバイス2、3自体
が使用できない等の不便が生じることもあった。本発明
は、このような技術的課題に基づいてなされたもので、
データ転送時の信号波形の安定化を図ることのできるデ
ータ転送装置、コンピュータ装置、デバイス、ドッキン
グステーションを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる目的のもと、本発
明のデータ転送装置は、信号発信手段で発信され、バス
を介して転送されたデータの信号を信号受信手段で受信
する。そして、信号診断手段により、信号受信手段で受
信される信号を診断し、その診断に基づき、信号受信手
段で受信される信号の特性を信号調整手段で調整する。
ここで、調整する信号の特性としては、受信側における
信号のパルスの立ち上がり時のオーバーシュート、立ち
下がり時のアンダーシュート、データセットアップタイ
ム、データホールドマージンの中から1以上を選択すれ
ば良く、またこれ以外にも、例えば信号の反射等であっ
ても良い。このとき、信号調整手段は、発信側で信号の
スルーレートを調整することによって、信号受信手段で
受信される信号の特性を調整するのが好ましい。これ以
外に、信号発信手段または信号受信手段のいずれか一方
または双方において、終端抵抗の抵抗値を調整すること
によって、信号の特性を調整するようにしても良い。こ
のようにして、受信側での信号の特性を調整することに
より、受信側での信号を安定させることができる。
【0010】より具体的には、信号受信手段で受信され
る信号をフィードバック回路で信号発信手段にフィード
バックし、信号発信手段側において、フィードバックさ
れた信号を信号診断手段で診断し、発信する信号の特性
を信号調整手段で調整することもできる。また、このよ
うに信号発信手段側で信号の診断を行なうのではなく、
信号受信手段に信号診断手段を設けることもでき、この
場合、信号診断手段において、信号を診断して得た診断
情報を出力し、この出力された診断情報に基づいて、信
号発信手段に設けられた信号調整手段において信号の特
性を調整することも可能である。この場合、さらに、診
断情報として、診断の結果に応じたコマンドをバスを介
して信号調整手段に転送し、このコマンドに基づいて信
号の特性を調整しても良いし、また、バスとは別に、信
号診断手段と信号調整手段との間に診断情報転送回路を
配設し、診断情報を表す信号をこの診断情報転送回路に
よって信号調整手段に転送しても良い。さらに、信号診
断手段での診断情報をレジスタ等の診断情報格納メモリ
に格納し、信号特性情報更新手段により診断情報格納メ
モリから診断情報を読み出し、信号発信手段で発信する
信号の特性に関する情報、例えばスルーレートの設定値
が格納される信号特性情報格納メモリの情報を、読み出
した診断情報に基づいて更新するようにすることも可能
である。これにより、信号発信手段は、信号の発信時に
信号特性情報格納メモリに格納されている、更新された
情報を参照するので、信号の発信に際し、スルーレート
等の特性が調整される。ここで、診断情報としては、信
号の特性に関する情報を更新する必要の有無や、更新す
る場合には設定値を上げるのか下げるのか、等を示す情
報がある。
【0011】本発明を、バスを介してホスト部と周辺デ
バイスとが接続されるコンピュータ装置として捉える
と、バスに対して信号を発信する信号発信部と、発信さ
れる信号のスルーレートを調整するスルーレート調整部
と、をホスト部に備え、バスから信号を受信する信号受
信部を周辺デバイスに備え、さらに、信号受信部で受信
される信号の波形を診断する信号波形診断部を、ホスト
部または周辺デバイスに備えることを特徴とすることが
できる。このような構成では、ホスト部から周辺デバイ
スへの信号の転送を対象とするが、さらに、バスに対し
て信号を発信するデバイス側信号発信部と、発信される
信号のスルーレートを調整するデバイス側スルーレート
調整部と、を周辺デバイスに備え、バスから信号を受信
するホスト側信号受信部をホスト部に備え、ホスト側信
号波形診断を周辺デバイスまたはホスト部に備えること
も可能である。これにより、周辺デバイス側からホスト
部側への信号の転送に対しても同様の構成を有すること
となる。つまりこの場合は、ホスト部、周辺デバイス
は、それぞれ信号の受信機能と、信号の発信機能の双方
を備える構成となり、ホスト部から周辺デバイスへ信号
を転送する場合、周辺デバイスからホスト部へ信号を転
送する場合、双方の場合において、それぞれ受信側で受
信する信号を調整することが可能となる。
【0012】また、このコンピュータ装置は、起動時
等、所定のタイミングでキャリブレーション処理を実行
するキャリブレーション実行部をさらに備えることも可
能である。このキャリブレーション処理としては、信号
発信部から所定の信号、例えば変化の連続するキャリブ
レーション用の信号等、を発信し、周辺デバイスの信号
受信部で受信される信号の波形を信号波形診断部で診断
する。そして、その診断結果に基づき、信号発信部で発
信される信号のスルーレートをスルーレート調整部で調
整するのである。このようなキャリブレーション処理を
行なうことによって、信号の安定化を図ることができ
る。特に、周辺デバイスのバスに対する装着が検出され
たときに、キャリブレーション処理を実行すれば、装着
された周辺デバイスの電気的負荷に応じた信号の調整を
行なうことができる。
【0013】本発明は、ホスト部から信号を出力したと
きに、インターフェイス側で検出される信号の波形に基
づき、ホスト部から出力する信号のスルーレートを調整
することを特徴とするコンピュータ装置として捉えるこ
ともできる。ここで、インターフェイスに装着される周
辺デバイス(デバイス)は、ホスト部から出力される信
号の波形に基づく診断を行なう波形診断部を備えること
もできる。さらに、波形診断部での診断に基づき、デバ
イスで受信される信号の波形を補正するための情報をコ
ンピュータ装置に伝達する補正情報出力部を備えること
もできる。
【0014】また、コンピュータ装置のインターフェイ
スに装着可能なドッキングステーションを、インターフ
ェイスを介してバスに接続されるドッキングステーショ
ンバス(内部バス)と、ドッキングステーションバスに
対して、周辺デバイスを装着するためのドッキングステ
ーションコネクタと、ドッキングステーションバスで受
信される信号の波形に基づく診断を行なう波形診断部を
備える構成とすることもできる。この場合も、波形診断
部での診断に基づき、デバイスで受信される信号の波形
を補正するための情報をコンピュータ装置に伝達する補
正情報出力部を備えることもできる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に示す第一ないし
第三の実施の形態に基づいてこの発明を詳細に説明す
る。 [第一の実施の形態]図1は、本実施の形態におけるP
Cシステム(コンピュータ装置、データ転送装置)の概
略構成を説明するための図である。この図1に示す例で
は、バスとして、IDEバスを用いる。この図1に示す
PCシステムは、中枢となるCPU11と、CPU11
での処理用データを一時的に格納するRAM等のメモリ
12とを備えるホスト部10に対し、IDEバス(バ
ス)20を介し、周辺デバイス(デバイス)として、例
えばCD−ROMドライブ装置30と、HDD装置40
とが接続された構成となっている。これらホスト部1
0、CD−ROMドライブ装置30、HDD装置40
は、それぞれIDEバス20とのコネクタ10C、30
C、40Cの部分に、終端抵抗(Termination Registe
r)10R、30R、40Rを有している。
【0016】ホスト部10には、IDEバス20を介し
てCD−ROMドライブ装置30、HDD装置40との
間でデータをやり取りするためのインターフェイスコン
トローラ(信号調整手段、スルーレート調整部)13が
備えられている。また、CD−ROMドライブ装置3
0、HDD装置40は、IDEバス20を介してホスト
部10との間でデータをやり取りするためのインターフ
ェイスコントローラ(補正情報出力部)31、41を備
えている。
【0017】ホスト部10のインターフェイスコントロ
ーラ13、CD−ROMドライブ装置30のインターフ
ェイスコントローラ31、HDD装置40のインターフ
ェイスコントローラ41は、基本的に同様の構成を有し
ており、それぞれ、データの発信機能と、受信機能とを
備えている。ここで、データをホスト部10から周辺デ
バイス、例えばHDD装置40に転送する場合を例に挙
げて説明する。図2は、このような場合におけるホスト
部10のインターフェイスコントローラ13を発信側イ
ンターフェイスコントローラとし、HDD装置40のイ
ンターフェイスコントローラ41を受信側インターフェ
イスコントローラとしたときの、必要最小限の構成を抽
出したものである。図1および図2に示したように、ホ
スト部10から転送されるデータを搬送するIDEバス
20と、このデータを受信するHDD装置40との間に
は、IDEバス20からHDD装置40のインターフェ
イスコントローラ41に備えられた受信側IC(信号受
信手段、信号受信部)42に至る途中で、データの信号
を取り出し、データの発信側であるホスト部10のイン
ターフェイスコントローラ13にフィードバックさせる
フィードバック回路50が設けられている。ここで、フ
ィードバック回路50で取り出す信号としては、ホスト
部10からHDD装置40に転送するデータ信号(例え
ばDD0)と、ホスト部10から同期を図るためにHDD
装置40に転送される基準クロック信号(例えばHSTROB
E)等がある。このフィードバック回路50には、イン
ピーダンス調整のため、例えば100Ωの抵抗51が設
けられている。
【0018】発信側となるホスト部10のインターフェ
イスコントローラ13は、データを送信するための信号
を発信する発信側IC(信号発信手段、信号発信部)1
4と、この発信側IC14で発信する信号のスルーレー
ト(単位時間あたりの電圧の変位:V/μs)の設定値
が格納されたスルーレートレジスタ(信号特性情報格納
メモリ)15と、フィードバック回路50を介してのフ
ィードバック信号の波形の診断を行なう受信信号診断部
(信号診断手段、信号波形診断部、波形診断部)60A
と、を備えている。そして、インターフェイスコントロ
ーラ13は、受信信号診断部60Aでの診断結果に基づ
き、発信側IC14で発信する信号の特性として、スル
ーレートレジスタ15におけるスルーレートの設定値を
変更する。受信信号診断部60Aは、フィードバック回
路50を介してのフィードバック信号のアンダーシュー
トを検出するアンダーシュート検出回路(回路)61
と、同フィードバック信号のデータホールドマージンを
検出するデータホールドマージン検出回路(回路)62
と、を備える。
【0019】図3は、アンダーシュート検出回路61の
論理回路構成を示すもので、図4は、このアンダーシュ
ート検出回路61の途中段階で得られる信号の一例を示
すものである。このアンダーシュート検出回路61で
は、フィードバック回路50から得られるフィードバッ
ク信号S1(図3、4中のFB_DATA)から、しきい値(t
hreshold)を所定の適正範囲(例えば−0.5〜−0.
2V)に応じて設定したトランジスタ63、およびクラ
ンプ(CLAMP)回路64によって、−0.5V以上、お
よび−0.2V以上の信号出力の有無を検出する。そし
てクランプ回路64からの出力信号S2(図3、図4中
のCLAMP)と、発信側IC14で発信された信号S3
(図3中のINPUT_DATA)をインバータ65でインバート
させることによって得たリセット信号S4(図3、図4
中のRESET)とをラッチ回路66でラッチさせる。
【0020】その結果、アンダーシュート検出回路61
での出力信号(診断情報)として得られたアンダーシュ
ート・ディテクト信号S5(図3、図4中のDETECT)
に、−0.5V以上のアンダーシュートが検出された場
合、受信信号診断部60Aでは、スルーレートレジスタ
15のスルーレートの設定値を1段階下げ、また−0.
2V以上のアンダーシュートが検出されない場合、受信
信号診断部60Aでは、スルーレートレジスタ15のス
ルーレートの設定値を1段階上げる。これにより、フィ
ードバック回路50を介してのフィードバック信号のア
ンダーシュートの大きさに応じ、発信側IC14から発
信される信号のスルーレートが変更されることになる。
【0021】図5は、データホールドマージン検出回路
62の論理回路構成を示すもので、図6は、データホー
ルドマージン検出回路62の途中段階で得られる信号の
一例を示すものである。このデータホールドマージン検
出回路62では、フィードバック回路50から基準クロ
ック信号S6(図5、図6中のCLK)を得る。ここで、
基準クロック信号S6の周期を30nsとする。また、デ
ータホールドマージン検出回路62では、フィードバッ
ク回路50からのフィードバック信号S1(図5、6中
のFB_DATA)を得る。このとき、適正なデータホールド
マージンが2nsであるとすると、第一遅延(DELAY)回
路67Aにおいて、フィードバック信号S1に対し、2
8nsの遅延(基準クロック信号S6の周期:30nsから
適正なデータホールドマージン:2nsを引いた)を加え
た第一遅延信号S8(図6中、FB_DATA+28ns delay)を
得る。そして、第一ホールド回路68Aにて、第一遅延
信号S8を、フィードバック回路50からの基準クロッ
ク信号S6にラッチさせて、第一ホールド信号S9(図
5、図6中、Hold_A)を得る。また、第二遅延(DELA
Y)回路67Bにおいて、フィードバック信号に対し、
基準クロック信号の周期に応じた30nsの遅延を加えた
第二遅延信号S10(図6中、FB_DATA+30ns delay)を
得る。そして、第二ホールド回路68Bにて、第二遅延
信号S10を、フィードバック回路50からの基準クロ
ック信号S6にラッチさせて、第二ホールド信号S11
(図5、図6中、Hold_B)を得る。そして、Exclu
sive.OR回路69にて、第一ホールド信号S9と
第二ホールド信号S11のエクスクルーシブを取り、出
力信号(診断情報)として、データホールドマージン・
ディテクト信号S12(図5、図6中、DETECT)を得
る。
【0022】図6の具体例では、フィードバック回路5
0からのフィードバック信号S1において、1パルス目
のデータホールドマージンが適正範囲内の2ns、2パル
ス目のデータホールドマージンが適正範囲外の1nsであ
ったとすると、データホールドマージン検出回路62で
得られるデータホールドマージン・ディテクト信号S1
2には、フィードバック信号S1の2パルス目に対応し
た部分に、信号パルスXが現れる。
【0023】データホールドマージン検出回路62で出
力信号として得られたデータホールドマージン・ディテ
クト信号S12に、信号パルスXが検出された場合、受
信信号診断部60Aでは、スルーレートレジスタ15の
スルーレートの設定値を1段階上げる。これにより、フ
ィードバック回路50を介してのフィードバック信号の
データホールドマージンに応じ、発信側IC14から発
信される信号のスルーレートが変更されることになる。
【0024】このようにして、フィードバック回路50
を介してフィードバックされたフィードバック信号S1
に基づき、図7(a)に示したアンダーシュートが強い
場合、図7(b)に示すようなデータホールドマージン
が少ない場合に、受信信号診断部60Aにおいて発信側
のスルーレートレジスタ15の設定値が変更される。そ
の結果、受信側のHDD装置40で受信される信号にお
いて、図7(c)に示すような、適切な波形の信号を得
ることができる。なお、図1、図2においては、説明の
理解を容易化するため、HDD装置40にのみフィード
バック回路50を備える構成を図示したが、CD−RO
Mドライブ装置30に対しても、同様のフィードバック
回路50が備えられ、同様のフィードバック信号に基づ
く発信信号のスルーレートの変更が行なわれる。
【0025】本実施の形態におけるPCシステムは、C
D−ROMドライブ装置30やHDD装置40が、PC
システムの電源を投入したままの状態で、コネクタ30
Cや40C、つまりPCシステムに対する着脱が自在に
行なえる、いわゆるホットアタッチに対応可能な構成と
することもできる。このような構成とする場合、図1に
示したように、コネクタ30C、40Cに対してCD−
ROMドライブ装置30、HDD装置40が装着されて
いるか否かを検出する機械的なスイッチ等からなる着脱
検出部80A、80Bが備えられる。そして、ホスト部
10には、この着脱検出部80A、80Bでの検出信号
の変化に基づき、CD−ROMドライブ装置30やHD
D装置40のコネクタ30Cや40Cに対する脱着を判
断する脱着判断部81が備えられている。また、ホスト
部10には、PCシステムの電源状態、すなわち、電源
の投入、スリープモードへの移行、スリープモードから
通常モードへの復帰などを監視する電源監視部82が備
えられている。
【0026】さらに、ホスト部10は、所定の条件が満
たされたときに、スルーレートの設定を行なうためのキ
ャリブレーションを実行するキャリブレーション実行部
83を備えている。ここで、キャリブレーションが実行
される所定の条件としては、前記脱着判断部81、電源
監視部82からの信号に基づき、PCシステムの電源が
投入されて起動した直後(いわゆるPOS:Power On S
elftest)、PCシステムがスリープモードから通常モ
ードに復帰した直後、PCシステムの電源が投入されて
いる状態でコネクタ30C、40Cに対してCD−RO
Mドライブ装置30やHDD装置40の脱着が行なわれ
たことを検出したとき、等がある。
【0027】図8は、キャリブレーション実行部83で
実行するキャリブレーションの処理の流れを示すもので
ある。ここでも、図2の例に対応して、データをホスト
部10から周辺デバイス、例えばHDD装置40に転送
する場合を例に挙げる。したがって、図8において、ホ
スト部10が発信デバイス、HDD装置40が受信デバ
イスとなる。この図8に示すように、前記脱着判断部8
1、電源監視部82からの信号の条件が所定の条件を満
たしたとき、キャリブレーション実行部83では、キャ
リブレーションの処理を開始する。するとまず、発信デ
バイスであるホスト部10では、受信デバイスであるH
DD装置40に対し、キャリブレーションの開始を通知
する(ステップS101)。この通知を受けたHDD装
置40では、キャリブレーションを行なうための所定の
条件が整っているか否かをチェックした後、ホスト部1
0に対し、キャリブレーションの準備が完了したことを
通知する(ステップS201)。
【0028】ホスト部10は、受信デバイスであるHD
D装置40からの通知を受け取る(ステップS102)
と、HDD装置40に対し、キャリブレーション用のデ
ータパターン(所定の信号)を、通常のデータ転送時と
同様にIDEバス20を介して出力する(ステップS1
03)。ここで、ホスト部10から発信するデータパタ
ーンは、いかなるものであっても良いが、例えば、ULTR
A-ATA/100規格によってデータ転送を行なう場合、16
bit幅の「0000・FFFF・0000・FFFF
・………」といった、信号のパルス変化が連続する厳し
いデータパターンとするのが好ましい。
【0029】キャリブレーション用のデータパターンに
対応したデータが、ホスト部10からIDEバス20か
ら出力されると、HDD装置40では、このデータを受
け取る(ステップS202)。このとき、前記したよう
に、フィードバック信号が、フィードバック回路50を
介してHDD装置40側からホスト部10のインターフ
ェイスコントローラ13に入力される。
【0030】インターフェイスコントローラ13では、
受信信号診断部60Aのアンダーシュート検出回路6
1、データホールドマージン検出回路62において、フ
ィードバック信号S1に基づいたアンダーシュート、デ
ータホールドマージンの診断を行なう(ステップS10
4)。そして、診断の結果、スルーレートの変更が必要
であるか否かを判定し(ステップS105)、必要であ
れば、スルーレートレジスタ15の設定値を変更し、H
DD装置40から発信する信号のスルーレートを1段階
変更する(ステップS106)。
【0031】この後、前記ステップS103に戻り、ス
テップS105において、スルーレートの変更の必要が
無い、と判定されるまで、処理を繰り返す。そして、ス
テップS105で、スルーレートの変更の必要が無い、
と判定された時点で、受信デバイスであるHDD装置4
0に対し、キャリブレーションの終了を通知する(ステ
ップS107)。この通知をHDD装置40が受け取る
ことにより(ステップS203)、一連のキャリブレー
ション処理が終了する。
【0032】上述したようにして、IDEバス20を介
して、ホスト部10と、周辺デバイスであるHDD装置
40やCD−ROMドライブ装置30との間でデータを
転送するに際し、フィードバック回路50を介してデー
タの受信側から発信側に信号をフィードバックするよう
にした。そして、フィードバックされた信号に基づき、
発信側のスルーレートレジスタ15の設定値を変更する
構成としたので、受信側で適切な波形の信号を受信する
ことが可能となり、波形の安定化を図り、データ転送エ
ラーを防止することができる。したがって、ホスト部1
0に対して組み合わされる周辺デバイスに応じた出荷前
の抵抗値の設定を省くことが可能となり、多種多様な周
辺デバイスを組み合わせる場合にも、常に安定したパフ
ォーマンスを発揮することができる。
【0033】加えて、PCシステムの電源が投入されて
いる状態でCD−ROMドライブ装置30やHDD装置
40の脱着が行なわれた場合にも、キャリブレーション
実行部83でキャリブレーションを実行し、発信側のス
ルーレートレジスタ15の設定値を変更する構成とした
ので、このようないわゆるホットアタッチへの対応性を
高めることができ、常に安定したパフォーマンスを発揮
することができる。
【0034】なお、上記第一の実施の形態では、フィー
ドバック回路50を介して受信側のHDD装置40から
発信側のホスト部10に信号をそのままフィードバック
し、ホスト部10に備えた受信信号診断部60Aでスル
ーレートの変更の有無を診断する構成としたが、これ以
外にも、例えば、図9〜図11に示すような構成とする
ことができる。なお、以下の図9〜図11についての説
明では、上記に示した構成と異なる点のみを説明し、上
記と共通する構成については同符号を付して説明を省略
する。図9に示すものは、ホスト部10のインターフェ
イスコントローラ13を発信側インターフェイスコント
ローラとし、HDD装置40のインターフェイスコント
ローラ41を受信側インターフェイスコントローラとし
たときの、必要最小限の構成を抽出したものである。こ
こで、受信側のインターフェイスコントローラ41は、
受信信号診断部(信号診断手段、信号波形診断部、波形
診断部)60Bを備えている。
【0035】受信信号診断部60Bは、アンダーシュー
ト検出回路61と、データホールドマージン検出回路6
2に加え、コマンド発行部90を備えている。ここで、
アンダーシュート検出回路61、データホールドマージ
ン検出回路62は、IDEバス20を介してインターフ
ェイスコントローラ41に入力された、発信側IC14
からの出力データ信号(データホールドマージン検出回
路62の場合、さらにクロック信号)を受ける。そし
て、コマンド発行部90は、これらアンダーシュート検
出回路61、データホールドマージン検出回路62から
の出力信号(アンダーシュート・ディテクト信号S5、
データホールドマージン・ディテクト信号S12)を受
け、これに基づいて、発信側IC14で出力する信号の
スルーレートを変更する必要があるか否かを判断する。
そして、スルーレートを変更する必要がある場合、所定
のコマンド(診断の結果に応じたコマンド)を出力し、
これを、IDEバス20を介し、ホスト部10のインタ
ーフェイスコントローラ13に送信する。
【0036】ホスト部10のインターフェイスコントロ
ーラ13では、発信側IC14が、スルーレートレジス
タ15から出力されるスルーレートの設定値と、コマン
ド発行部90から発行されたコマンドとに基づき、スル
ーレート変更の必要の有無を判断し、変更の必要がある
場合には、コマンドにしたがってスルーレートを変更し
た信号を、受信側のインターフェイスコントローラ41
に出力するようになっている。
【0037】図10に示す例は、ホスト部10のインタ
ーフェイスコントローラ13を発信側インターフェイス
コントローラとし、HDD装置40のインターフェイス
コントローラ41を受信側インターフェイスコントロー
ラとしたもので、受信側のインターフェイスコントロー
ラ41は、受信信号診断部(信号診断手段、信号波形診
断部、波形診断部)60Cを備えている。
【0038】受信信号診断部60Cは、アンダーシュー
ト検出回路61と、データホールドマージン検出回路6
2を備えている。ここで、受信側のインターフェイスコ
ントローラ41と、発信側のインターフェイスコントロ
ーラ13との間には、IDEバス20(図1参照)とは
別に、バイパス回路(診断情報転送回路)91が設けら
れている。このような構成で、アンダーシュート検出回
路61、データホールドマージン検出回路62は、ID
Eバス20を介してインターフェイスコントローラ41
に入力された、発信側IC14からの出力データ信号
(データホールドマージン検出回路62の場合、さらに
クロック信号)を受ける。すると、アンダーシュート検
出回路61、データホールドマージン検出回路62から
の出力信号(アンダーシュート・ディテクト信号S5、
データホールドマージン・ディテクト信号S12)が、
診断情報を表す信号として、バイパス回路91を介し、
発信側のインターフェイスコントローラ13にフィード
バックされる。インターフェイスコントローラ13で
は、発信側IC14が、スルーレートレジスタ15から
出力されるスルーレートの設定値と、バイパス回路91
を介して受信側の受信信号診断部60Cからフィードバ
ックされた、アンダーシュート検出回路61、データホ
ールドマージン検出回路62からの出力信号とに基づ
き、スルーレート変更の必要の有無を判断する。その結
果、変更の必要がある場合には、発信側IC14が、ス
ルーレートを変更した信号を、受信側のインターフェイ
スコントローラ41に出力するようになっている。
【0039】図11に示す例は、ホスト部10のインタ
ーフェイスコントローラ13を発信側インターフェイス
コントローラとし、HDD装置40のインターフェイス
コントローラ41を受信側インターフェイスコントロー
ラとしたもので、受信側のインターフェイスコントロー
ラ41は、受信信号診断部(信号診断手段、信号波形診
断部、波形診断部)60Dを備えている。
【0040】受信信号診断部60Dは、アンダーシュー
ト検出回路61と、データホールドマージン検出回路6
2に加え、内部レジスタ(診断情報格納メモリ)93を
備えている。アンダーシュート検出回路61、データホ
ールドマージン検出回路62は、IDEバス20を介し
てインターフェイスコントローラ41に入力された、発
信側IC14からの出力データ信号(データホールドマ
ージン検出回路62の場合、さらにクロック信号)を受
ける。すると、アンダーシュート検出回路61、データ
ホールドマージン検出回路62では、発信側IC14か
らの出力データ信号の診断結果に関する出力信号(アン
ダーシュート・ディテクト信号S5、データホールドマ
ージン・ディテクト信号S12)を出力するので、内部
レジスタ93には、この出力信号に応じたデータが書き
込まれる。
【0041】このような構成を備えるPCシステムで
は、ホスト部10側のBIOS(Basic Input/Output S
ystem)あるいはドライバ(信号特性情報更新手段:図
11中、BIOS/ドライバと表記)94が、内部レジ
スタ93に書き込まれたデータを読み出す。さらに、こ
のBIOSあるいはドライバ94は、読み出されたデー
タに基づき、発信側IC14で出力する信号のスルーレ
ートを変更する必要があれば、インターフェイスコント
ローラ13のスルーレートレジスタ15に書き込まれて
いるスルーレートの設定値を書き替える。なお、このよ
うな内部レジスタ93からの読み出し、スルーレートレ
ジスタ15への書き込み処理を実行するものを、BIO
Sあるいはドライバ94と表記しているが、PCシステ
ム(のOS:Operating System)が起動している状態で
あれば、ホスト部10に備えられたインターフェイスド
ライバ等のドライバ(のソフトウェア)が上記の処理を
直接実行したり、あるいはインターフェイスドライバ等
の命令に基づいてBIOSが上記の処理を実行すること
も可能である。また、PCシステムの起動に、POSを
実行するときであれば、BIOSが上記の処理を実行す
る。
【0042】ところで、図9〜図11のそれぞれに示し
たような構成とする場合にも、図8に示したのと基本的
には同様の、キャリブレーションを図1に示したキャリ
ブレーション実行部83によって実行することができ
る。つまり、脱着判断部81、電源監視部82からの信
号に基づき、PCシステムの電源が投入されて起動した
直後のPOS時、PCシステムがスリープモードから通
常モードに復帰した直後、PCシステムの電源が投入さ
れている状態でコネクタ30C、40Cに対してCD−
ROMドライブ装置30やHDD装置40の脱着が行な
われたことを検出したとき、等に、キャリブレーション
用のデータパターンを発信し、これに基づいて、発信側
IC14で発信する信号のスルーレートを変更するので
ある。なお、図8のステップS104〜S105につい
ては、図9の場合であれば、受信側に備えられた受信信
号診断部60Bにおける診断→スルーレート変更のコマ
ンド発行、図10の場合であれば、受信側に備えられた
受信信号診断部60Cにおける診断→診断結果に応じた
信号のバイパス回路91への出力、図11の場合であれ
ば、受信側に備えられた受信信号診断部60Dにおける
診断→内部レジスタ93への書き込み、といった処理に
替わる。
【0043】なお、上記図1〜図11に示した例では、
ホスト部10からHDD装置40に対してデータを転送
する場合を例に用いて説明を行ったが、もちろん、HD
D装置40やCD−ROMドライブ装置30側からホス
ト部10側にデータを転送する場合も同様の構成が適用
できるのは言うまでも無い。例えば、図2を例に挙げれ
ば、CD−ROMドライブ装置30、HDD装置40の
インターフェイスコントローラ31、41がデバイス側
スルーレート調整部としての発信側インターフェイスコ
ントローラとなり、デバイス側信号発信部としての発信
側IC14、ホスト側信号波形診断部としての受信信号
診断部60Aを備え、ホスト部10が受信側インターフ
ェイスコントローラとなり、ホスト側信号受信部として
の受信側IC42を備える構成となるのである。このよ
うな構成とするには、ホスト部10、CD−ROMドラ
イブ装置30、HDD装置40のインターフェイスコン
トローラ13、31、41のそれぞれが、図2、図9、
図10、図11に示した発信側インターフェイスコント
ローラの構成と、受信側インターフェイスコントローラ
の構成とを備えれば良いのである。
【0044】[第二の実施の形態]図12は、本発明に
かかるPCシステムの第二の実施の形態を示すもので、
ここでは、上記第一の実施の形態におけるIDEバス2
0に代わり、PCI(Peripheral Component Interconn
ect)バスを介してのデータ転送への適用例を示す。な
お、以下の説明において、上記第一の実施の形態で示し
たものと同様の構成については、同符号を付してその説
明を省略する。図12に示すように、PCシステムは、
ホスト部10に対し周辺デバイスを接続するPCIバス
(バス)320が備えられ、このPCIバス320に、
カード型周辺デバイスであるPCカード331を着脱自
在に装着可能なPCI―カードバスブリッジ(Cardbus
bridge)330と、ボード型(基板型)の周辺デバイス
を着脱自在に装着可能なPCIスロット(インターフェ
イス)340A、340B、340Cとが備えられてい
る。本実施の形態では、周辺デバイス(デバイス)とし
て、PCIスロット340Aに、オーディオコントロー
ラ350が装着され、PCIスロット340Bにビデオ
コントローラ360が装着された状態であるとする。
【0045】ホスト部10は、CPU11およびメモリ
12が接続された制御チップセット17と、PCIバス
320との間に、ホスト−PCIブリッジ(Host-PCI b
ridge)370が、これら双方を接続するために配設さ
れている。また、PCIスロット340A、340Bに
接続されるオーディオコントローラ350、ビデオコン
トローラ360は、オーディオコントロール機能、ビデ
オコントロール機能を司るコントロール部351、36
1と、コントロール部351、361に対する信号の入
出力を司る信号入出力部352、362とを備えてい
る。
【0046】このような構成のPCシステムでは、ホス
ト部10のホストPCIブリッジ370、オーディオコ
ントローラ350、ビデオコントローラ360の信号入
出力部352、362が、上記第一の実施の形態で図
2、図9〜図11に示した「発信側インターフェイスコ
ントローラ」、「受信側インターフェイスコントロー
ラ」に相当した機能を有する。例えば、ホスト部10か
らオーディオコントローラ350、ビデオコントローラ
360にデータを転送する場合、発信側となるホスト部
10のホスト−PCIブリッジ370にスルーレートレ
ジスタ15を備え、受信側となるオーディオコントロー
ラ350、ビデオコントローラ360の信号入出力部3
52、362に、図9〜図11に示した受信信号診断部
60B、60C、60Dのいずれかと同様の構成を備え
るのである。また、図2に示した例と同様に、ホスト部
10のホスト−PCIブリッジ370と、オーディオコ
ントローラ350、ビデオコントローラ360の信号入
出力部352、362との間に、フィードバック回路5
0を設け、ホスト−PCIブリッジ370側に受信信号
診断部60Aを備えるようにしても良い。
【0047】上述したような構成によれば、PCIバス
320を介し、ホスト部10と、オーディオコントロー
ラ350、ビデオコントローラ360等の周辺デバイス
との間でデータ転送を行なうPCシステムにおいても、
上記第一の実施の形態と同様、受信信号診断部60A、
60B、60C、60Dにおいて、データの受信側で受
信される信号に基づく診断を行ない、その結果に応じて
発信側のスルーレートレジスタ15の設定値を変更する
構成を実現することができる。これにより、受信側で適
切な波形の信号を受信することが可能となり、波形の安
定化を図り、データ転送エラーを防止することができ、
多種多様な周辺デバイスを組み合わせる場合にも、常に
安定したパフォーマンスを発揮することができる。
【0048】また、このような構成においても、上記第
一の実施の形態と同様、ホスト部10に図1に示したキ
ャリブレーション実行部83を備えることも可能であ
る。この場合、PCシステムの起動時、PCシステムが
スリープモードから通常モードに復帰した直後、電源が
投入されている状態でオーディオコントローラ350、
ビデオコントローラ360の脱着が行なわれたことを検
出手段で検出したとき等に、キャリブレーション実行部
83でキャリブレーションを実行し、発信側のスルーレ
ートレジスタ15の設定値を変更することもできる。こ
のような構成とすれば、ホットアタッチへの対応性を高
めることができる。ここで、キャリブレーション時にホ
スト部10から発信するデータパターンは、いかなるも
のであっても良いが、例えば、PCIバスマスタ転送に
よってデータ転送を行なう場合、32bit幅の「00
000000・FFFFFFFF・00000000・
FFFFFFFF・………」といった、信号のパルス変
化が連続する厳しいデータパターンとするのが好まし
い。
【0049】なお、上記第二の実施の形態では、オーデ
ィオコントローラ350、ビデオコントローラ360の
信号入出力部352、362に、受信信号診断部60
B、60C、60Dのいずれかと同様の構成を備える例
を挙げたが、このような構成は、オーディオコントロー
ラ350、ビデオコントローラ360内の信号入出力部
352、362以外の箇所に備えることも可能である。
また、オーディオコントローラ350、ビデオコントロ
ーラ360等の周辺デバイス内ではなく、PCIバス3
20とPCIスロット340A、340B、340Cと
の間に、このような受信信号診断機能を有した構成を配
設することも考えられる。また、PCI―カードバスブ
リッジ330についても、受信信号診断部60B、60
C、60Dのいずれかと同様の構成を備えることができ
る。また、この第二の実施の形態においては、発信側イ
ンターフェイスコントローラをホスト部10側、受信側
インターフェイスコントローラを周辺デバイスとしての
オーディオコントローラ350、ビデオコントローラ3
60側に配置し、受信側コントローラから発信側コント
ローラへコマンドを発行する構成としている。しかし、
PCIバス320上では、各コントローラがPCI Mas
terになり得るため、どこからでもコマンドが発行可能
である。したがって、周辺デバイスとしてのオーディオ
コントローラ350、ビデオコントローラ360側に発
信側インターフェイスコントローラを配置し、ホスト部
10側に受信側インターフェイスコントローラを配置す
る構成として実施することもできる。
【0050】[第三の実施の形態]図13は、本発明に
かかるPCシステムの第三の実施の形態を示すもので、
ここでは、ノートブック型のPCシステムにおいて、本
体に対して着脱自在な拡張用装置を備える場合の例を示
す。なお、以下の説明において、上記第一および第二の
実施の形態で示したものと同様の構成については、同符
号を付してその説明を省略する。図13に示すように、
PCシステムは、本体側に、ホスト部10に対し周辺デ
バイスを接続する一次PCIバス(バス)400が備え
られ、この一次PCIバス400に、PCI―カードバ
スブリッジ330、PCIスロット340A、340B
が備えられている。本実施の形態では、PCIスロット
340Aに、オーディオコントローラ350が装着さ
れ、PCIスロット340Bにビデオコントローラ36
0が装着された状態であるとする。また、ホスト部10
には、CPU11およびメモリ12が接続された制御チ
ップセット17と、一次PCIバス400との間に、ホ
スト−PCIブリッジ(Host-PCI bridge)370が、
これら双方を接続するために配設されている。
【0051】さらに、一次PCIバス400には、ドッ
キングコネクタ(インターフェイス)410が備えら
れ、このドッキングコネクタ410には、拡張用装置と
してのドッキングステーション420が着脱自在に装着
できるようになっている。ドッキングステーション42
0は、二次PCIバス(ドッキングステーションバス、
内部バス)430を備え、この二次PCIバス430
は、ドッキングステーション420をドッキングコネク
タ410に接続した状態で、PCI−PCIブリッジ4
40を介して一次PCIバス400に接続されるように
なっている。二次PCIバス430は、複数の周辺デバ
イスを接続するためのPCIコネクタ(ドッキングステ
ーションコネクタ)450A、450Bを備えている。
そして、これらPCIコネクタ450A、450Bに、
CD−ROMドライブ装置のような各種ドライブ装置や
拡張用HDD装置等の周辺デバイス(デバイス)45
1、452が、着脱自在に装着できるようになってい
る。
【0052】このような構成のPCシステムでは、ホス
ト部10のホストPCIブリッジ370、PCI−PC
Iブリッジ440が、上記第一の実施の形態で図2、図
9〜図11に示した「発信側インターフェイスコントロ
ーラ」、「受信側インターフェイスコントローラ」に相
当した機能を有する。例えば、ホスト部10からドッキ
ングステーション420に装着した周辺デバイス451
や452にデータを転送する場合、発信側となるホスト
部10のホスト−PCIブリッジ370にスルーレート
レジスタ15を備え、受信側となるPCI−PCIブリ
ッジ440に、図9〜図11に示した受信信号診断部6
0B、60C、60Dのいずれかと同様の、受信信号診
断部441を備えるのである。あるいは、図2に示した
例と同様に、ホスト部10のホスト−PCIブリッジ3
70と、PCI−PCIブリッジ440との間に、フィ
ードバック回路50を設け、ホスト−PCIブリッジ3
70側に受信信号診断部60Aを備えるようにしても良
い。
【0053】上述したような構成によれば、一次PCI
バス400、二次PCIバス430を介し、ホスト部1
0と、ドッキングステーション420に装着した周辺デ
バイス451や452との間でデータ転送を行なうPC
システムにおいても、上記第一の実施の形態と同様、ド
ッキングステーション420の受信信号診断部441に
おいて、データの受信側で受信される信号に基づく診断
を行ない、その結果に応じて発信側のスルーレートレジ
スタ15の設定値を変更する構成を実現することができ
る。これにより、受信側で適切な波形の信号を受信する
ことが可能となり、波形の安定化を図り、データ転送エ
ラーを防止することができ、多種多様な周辺デバイスを
組み合わせる場合にも、常に安定したパフォーマンスを
発揮することができる。
【0054】また、このような構成においても、上記第
一の実施の形態と同様、ホスト部10に図1に示したキ
ャリブレーション実行部83を備えることも可能であ
る。この場合、PCシステムの起動時、PCシステムが
スリープモードから通常モードに復帰した直後、電源が
投入されている状態でドッキングステーション420の
脱着や、ドッキングステーション420に対する周辺デ
バイス451、452のの脱着が行なわれたことを検出
したとき等に、上記第二の実施の形態と同様にしてキャ
リブレーション実行部83でキャリブレーションを実行
し、発信側のスルーレートレジスタ15の設定値を変更
することもできる。このような構成とすれば、ホットア
タッチへの対応性を高めることができる。
【0055】なお、上記第二および第三の実施の形態で
は、PCI−PCIブリッジ440に受信信号診断部4
41を備える構成としたが、一次PCIバス400とド
ッキングコネクタ410との間に受信信号診断部441
を備えることも可能である。
【0056】また、上記第一から第三の実施の形態で
は、受信信号診断部60A、60B、60C、60D、
441としては、アンダーシュート検出回路61、デー
タホールドマージン検出回路62を備え、これらによっ
て受信側で受信する信号のアンダーシュート、データホ
ールドマージンを検出するようにしたが、その回路構成
は同様の検出機能を有するのであればいかなるものであ
っても良い。さらに、上記第一から第三の実施の形態で
は、受信側で受信する信号のアンダーシュート、データ
ホールドマージンを検出し、これに基づいて発信側で発
信する信号のスルーレートを変化させる構成としたが、
受信側で受信する信号の安定化が図れるのであれば、受
信側で受信する信号のアンダーシュート、データホール
ドマージンの検出結果に基づき、各周辺デバイス側の終
端抵抗の抵抗値を変化させる構成とすることも可能であ
る。なお、上記実施の形態では、受信側で受信する信号
の特性として、アンダーシュート、データホールドマー
ジンを検出する構成としたが、アンダーシュートに代え
てオーバーシュートを検出したり、データホールドマー
ジンに代えてデータセットアップタイムを検出しても良
い。
【0057】なお、上記第一から第三の実施の形態で、
具体例として挙げた周辺デバイス名はあくまでも一例で
あり、他の周辺デバイスにも同様に適用できるのは言う
までも無い。また、上記第一の実施の形態ではIDEバ
ス20、第二の実施の形態ではPCIバス320、第三
の実施の形態ではドッキングステーション420を用い
る場合の例を挙げたが、もちろん、これら第一、第二、
第三の実施の形態を適宜組み合わせたPCシステムとす
ることも可能である。これ以外にも、本発明の主旨を逸
脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択
したり、他の構成に適宜変更することが可能である。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
PCシステムにおいてバスを介してデータを転送するに
際し、受信側で適切な波形の信号を受信することが可能
となり、波形の安定化を図り、データ転送エラーを防止
することができる。また、多種多様な周辺デバイスを組
み合わせる場合にも、常に安定したパフォーマンスを発
揮することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第一の実施の形態におけるPCシステムの全
体構成を示す図である。
【図2】 信号の発信側と受信側の構成を示す図であ
り、発信側に受信信号診断部を備えた構成である。
【図3】 受信側で、信号の波形からアンダーシュート
を検出するためのロジック回路の構成を示す図である。
【図4】 図3のロジック回路で、信号の所定範囲外の
アンダーシュートを検出する流れを示す図である。
【図5】 受信側で、信号の波形からデータホールドマ
ージンを検出するためのロジック回路の構成を示す図で
ある。
【図6】 図5のロジック回路で、信号の所定範囲外の
データホールドマージンを検出する流れを示す図であ
る。
【図7】 (a)は所定範囲外のアンダーシュートを有
する信号、(b)は所定範囲外のデータホールドマージ
ンを有する信号、(c)はスルーレートの変更により調
整がなされた適正な信号、を示す図である。
【図8】 キャリブレーション処理の流れを示す図であ
る。
【図9】 信号の発信側と受信側の構成を示す図であ
り、受信側に受信信号診断部を備え、発信側にコマンド
により診断結果を通知する構成である。
【図10】 同、受信側に受信信号診断部を備え、バイ
パス回路によって診断結果を通知する構成である。
【図11】 同、受信側に受信信号診断部と診断結果を
格納するレジスタを備える構成である。
【図12】 第二の実施の形態におけるPCIバスを備
えたPCシステムの構成を示す図である。
【図13】 第三の実施の形態におけるドッキングステ
ーションを備えたPCシステムの構成を示す図である。
【図14】 (a)は発信側で発信した信号、(b)は
受信側で受信し、波形の乱れが生じている信号、(c)
は発信側の信号に受信側の信号を重ねた図である。
【図15】 従来のPCシステムの構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
10…ホスト部、10C、30C、40C…コネクタ、
13…インターフェイスコントローラ(信号調整手段、
スルーレート調整部)、14…発信側IC(信号発信手
段、信号発信部)、15…スルーレートレジスタ(信号
特性情報格納メモリ)、20…IDEバス(バス)、3
0…CD−ROMドライブ装置(周辺デバイス、デバイ
ス)、31、41…インターフェイスコントローラ(補
正情報出力部)、40…HDD装置(周辺デバイス、デ
バイス)、42…受信側IC(信号受信手段、信号受信
部)、50…フィードバック回路、60A、60B、6
0C、60D…受信信号診断部(信号診断手段、信号波
形診断部、波形診断部)、61…アンダーシュート検出
回路(回路)、62…データホールドマージン検出回路
(回路)、80A、80B…着脱検出部、81…脱着判
断部、82…電源監視部、83…キャリブレーション実
行部、90…コマンド発行部、91…バイパス回路(診
断情報転送回路)、93…内部レジスタ(診断情報格納
メモリ)、94…BIOSあるいはドライバ(信号特性
情報更新手段)、320…PCIバス(バス)、340
A、340B、340C…PCIスロット(インターフ
ェイス)、350…オーディオコントローラ(周辺デバ
イス、デバイス)、352、362…信号入出力部、3
60…ビデオコントローラ(周辺デバイス、デバイ
ス)、370…ホスト−PCIブリッジ、400…一次
PCIバス(バス)、410…ドッキングコネクタ(イ
ンターフェイス)、420…ドッキングステーション、
430…二次PCIバス(ドッキングステーションバ
ス、内部バス)、440…PCI−PCIブリッジ、4
50A、450B…PCIコネクタ(ドッキングステー
ションコネクタ)、451、452…周辺デバイス(デ
バイス)
フロントページの続き (72)発明者 菅原 隆 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 大和事業所内 (72)発明者 小見山 博秀 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 大和事業所内 Fターム(参考) 5B083 AA05 AA08 BB03 EE11 GG04 5K035 AA03 BB02 CC10 FF04 MM03

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バスを介してデータを転送する装置であ
    って、 データの信号を発信する信号発信手段と、 前記信号発信手段から発信されて前記バスを介して転送
    されたデータの信号を受信する信号受信手段と、 前記信号受信手段で受信される信号を診断する信号診断
    手段と、 前記信号診断手段での診断に基づき、前記信号受信手段
    で受信される信号の特性を調整する信号調整手段と、を
    備えることを特徴とするデータ転送装置。
  2. 【請求項2】 前記信号調整手段は、前記信号発信手段
    で発信する信号のスルーレートを調整することによっ
    て、前記信号受信手段で受信される信号の特性を調整す
    ることを特徴とする請求項1記載のデータ転送装置。
  3. 【請求項3】 前記信号調整手段は、前記信号発信手段
    または前記信号受信手段のいずれか一方または双方に設
    けられる終端抵抗の抵抗値を調整することによって、前
    記信号受信手段で受信される信号の特性を調整すること
    を特徴とする請求項1記載のデータ転送装置。
  4. 【請求項4】 前記信号受信手段で受信される信号を前
    記信号発信手段にフィードバックするフィードバック回
    路をさらに備え、 前記信号診断手段と前記信号調整手段は前記信号発信手
    段側に備えられ、 前記信号診断手段は、前記フィードバック回路でフィー
    ドバックされた信号を診断し、 前記信号調整手段は、前記信号発信手段で発信する信号
    の特性を調整することによって、前記信号受信手段で受
    信される信号の特性を調整することを特徴とする請求項
    1記載のデータ転送装置。
  5. 【請求項5】 前記信号診断手段は、前記信号受信手段
    側に設けられ、当該信号受信手段で受信される信号を診
    断して得た診断情報を出力し、 前記信号調整手段は、前記信号発信手段側に設けられ、
    前記信号診断手段から出力された診断情報に基づいて、
    前記信号受信手段で受信される信号の特性を調整するこ
    とを特徴とする請求項1記載のデータ転送装置。
  6. 【請求項6】 前記信号診断手段は、診断情報として、
    診断の結果に応じたコマンドを前記バスを介して前記信
    号調整手段に転送し、 前記信号調整手段は、前記コマンドに基づいて信号の特
    性を調整することを特徴とする請求項5記載のデータ転
    送装置。
  7. 【請求項7】 前記信号診断手段と前記信号調整手段と
    の間に配設されて、前記信号診断手段での診断情報を表
    す信号を前記信号調整手段に転送する診断情報転送回
    路、をさらに備えることを特徴とする請求項5記載のデ
    ータ転送装置。
  8. 【請求項8】 前記信号診断手段での診断情報が格納さ
    れる診断情報格納メモリと、 前記信号発信手段で発信する信号の特性に関する情報が
    格納される信号特性情報格納メモリと、 前記診断情報格納メモリから前記診断情報を読み出し、
    当該診断情報に基づいて前記信号特性情報格納メモリの
    情報を更新する信号特性情報更新手段と、をさらに備え
    ることを特徴とする請求項5記載のデータ転送装置。
  9. 【請求項9】 バスを介してホスト部と周辺デバイスと
    が接続されるコンピュータ装置であって、 前記ホスト部は、前記バスに対して信号を発信する信号
    発信部と、 前記信号発信部で発信される信号のスルーレートを調整
    するスルーレート調整部と、を備え、 前記周辺デバイスは、前記バスから信号を受信する信号
    受信部を備え、 さらに、前記信号受信部で受信される信号の波形を診断
    する信号波形診断部が、前記ホスト部または前記周辺デ
    バイスに備えられていることを特徴とするコンピュータ
    装置。
  10. 【請求項10】 前記周辺デバイスは、前記バスに対し
    て信号を発信するデバイス側信号発信部と、 前記デバイス側信号発信部で発信される信号のスルーレ
    ートを調整するデバイス側スルーレート調整部と、を備
    え、 前記ホスト部は、前記バスから信号を受信するホスト側
    信号受信部を備え、 さらに、前記ホスト側信号受信部で受信される信号の波
    形を診断するホスト側信号波形診断部が、前記周辺デバ
    イスまたは前記ホスト部に備えられていることを特徴と
    する請求項9記載のコンピュータ装置。
  11. 【請求項11】 前記信号波形診断部は、前記信号のア
    ンダーシュート、オーバーシュート、データセットアッ
    プタイム、データホールドマージンのうちの1以上を検
    出する回路を備えることを特徴とする請求項9記載のコ
    ンピュータ装置。
  12. 【請求項12】 前記ホスト部は、当該ホスト部の前記
    信号発信部から所定の信号を発信し、前記周辺デバイス
    の前記信号受信部で受信される信号の波形を前記信号波
    形診断部で診断することにより、前記信号発信部で発信
    される信号のスルーレートを前記スルーレート調整部で
    調整するキャリブレーション処理を、所定のタイミング
    で実行させるキャリブレーション実行部、をさらに備え
    ることを特徴とする請求項9記載のコンピュータ装置。
  13. 【請求項13】 前記周辺デバイスは、前記バスに対し
    て着脱可能であり、 前記キャリブレーション実行部は、前記周辺デバイスの
    前記バスに対する装着が検出されたときに、前記キャリ
    ブレーション処理を実行することを特徴とする請求項1
    2記載のコンピュータ装置。
  14. 【請求項14】 システム全体を制御するホスト部と、 前記ホスト部に対して入出力されるデータの信号を転送
    するバスと、 前記バスに対して周辺デバイスを装着するためのインタ
    ーフェイスと、を備え、 前記ホスト部は、当該ホスト部から信号を出力したとき
    に、前記インターフェイス側で検出される前記信号の波
    形に基づき、当該ホスト部から出力する信号のスルーレ
    ートを調整することを特徴とするコンピュータ装置。
  15. 【請求項15】 前記インターフェイスに装着される周
    辺デバイスは、前記ホスト部から出力される信号を検出
    し、当該信号の波形に基づく診断を行なう波形診断部を
    備えることを特徴とする請求項14記載のコンピュータ
    装置。
  16. 【請求項16】 前記インターフェイスにドッキングス
    テーションが装着可能とされ、 前記ドッキングステーションは、前記インターフェイス
    を介して前記バスに接続されるドッキングステーション
    バスと、 前記ドッキングステーションバスに対して、周辺デバイ
    スを装着するためのドッキングステーションコネクタ
    と、 前記ホスト部から発信されて前記バスを介して前記ドッ
    キングステーションバスで受信される信号を検出し、当
    該信号の波形に基づく診断を行なう波形診断部と、を備
    えることを特徴とする請求項14記載のコンピュータ装
    置。
  17. 【請求項17】 コンピュータ装置に接続されるデバイ
    スであって、 前記コンピュータ装置に備えられたバスから出力され、
    前記デバイスで受信する信号の波形を診断する波形診断
    部と、 前記波形診断部での診断に基づき、前記デバイスで受信
    される信号の波形を補正するための情報を前記コンピュ
    ータ装置に伝達する補正情報出力部と、を備えることを
    特徴とするデバイス。
  18. 【請求項18】 コンピュータ装置に対して着脱自在に
    接続されるドッキングステーションであって、 前記コンピュータ装置に備えられたバスに接続され、か
    つ周辺デバイスが着脱可能に装着される内部バスと、 前記バスから出力されて前記内部バスで受信される信号
    の波形を診断する波形診断部と、 前記波形診断部での診断に基づき、前記バスから出力さ
    れる信号の波形を補正するための情報を前記コンピュー
    タ装置に伝達する補正情報出力部と、を備えることを特
    徴とするドッキングステーション。
JP2001102341A 2001-03-30 2001-03-30 データ転送装置、コンピュータ装置、デバイス、ドッキングステーション Pending JP2002297275A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001102341A JP2002297275A (ja) 2001-03-30 2001-03-30 データ転送装置、コンピュータ装置、デバイス、ドッキングステーション
US10/113,316 US6778930B2 (en) 2001-03-30 2002-03-29 System for reducing distortion of signals transmitted over a bus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001102341A JP2002297275A (ja) 2001-03-30 2001-03-30 データ転送装置、コンピュータ装置、デバイス、ドッキングステーション

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002297275A true JP2002297275A (ja) 2002-10-11

Family

ID=18955556

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001102341A Pending JP2002297275A (ja) 2001-03-30 2001-03-30 データ転送装置、コンピュータ装置、デバイス、ドッキングステーション

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6778930B2 (ja)
JP (1) JP2002297275A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007200220A (ja) * 2006-01-30 2007-08-09 Toshiba Corp インターフェース制御装置およびインターフェース設定方法
JP2019010683A (ja) * 2017-06-29 2019-01-24 セイコーエプソン株式会社 ロボット制御装置およびロボットシステム

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7346135B1 (en) 2002-02-13 2008-03-18 Marvell International, Ltd. Compensation for residual frequency offset, phase noise and sampling phase offset in wireless networks
US7319705B1 (en) * 2002-10-22 2008-01-15 Marvell International Ltd. Programmable pre-emphasis circuit for serial ATA
US7246192B1 (en) 2003-01-10 2007-07-17 Marvell International Ltd. Serial/parallel ATA controller and converter
US8930583B1 (en) 2003-09-18 2015-01-06 Marvell Israel (M.I.S.L) Ltd. Method and apparatus for controlling data transfer in a serial-ATA system
US20070024338A1 (en) * 2005-07-28 2007-02-01 Altera Corporation, A Corporation Of Delaware Circuitry and methods for programmably adjusting the duty cycles of serial data signals
JP4803041B2 (ja) * 2007-01-06 2011-10-26 船井電機株式会社 ディスク装置
US7987334B2 (en) * 2008-02-28 2011-07-26 International Business Machines Corporation Apparatus, system, and method for adjusting memory hold time
US7772887B2 (en) * 2008-07-29 2010-08-10 Qualcomm Incorporated High signal level compliant input/output circuits
US8593203B2 (en) * 2008-07-29 2013-11-26 Qualcomm Incorporated High signal level compliant input/output circuits
US7804334B2 (en) * 2008-07-29 2010-09-28 Qualcomm Incorporated High signal level compliant input/output circuits
US8106699B2 (en) * 2008-07-29 2012-01-31 Qualcomm Incorporated High signal level compliant input/output circuits
US8138814B2 (en) 2008-07-29 2012-03-20 Qualcomm Incorporated High signal level compliant input/output circuits
KR101256942B1 (ko) * 2009-10-06 2013-04-25 한국전자통신연구원 직렬 버스 통신 방법 및 이를 위한 버스 인터페이스 장치
CN109254942B (zh) * 2018-08-01 2021-10-08 中国科学院微电子研究所 一种用于调整总线信号的方法及装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5483692A (en) * 1993-11-22 1996-01-09 Chrysler Corporation Automatic variable radio volume control system
US5453716A (en) * 1993-11-22 1995-09-26 Chrysler Corporation Adjustable clip detection system
US6175883B1 (en) * 1995-11-21 2001-01-16 Quantum Corporation System for increasing data transfer rate using sychronous DMA transfer protocol by reducing a timing delay at both sending and receiving devices
JP2001014269A (ja) * 1999-06-29 2001-01-19 Toshiba Corp コンピュータシステム
JP3490368B2 (ja) * 2000-02-07 2004-01-26 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション 信号出力装置、ドライバ回路、信号伝送システム、および信号伝送方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007200220A (ja) * 2006-01-30 2007-08-09 Toshiba Corp インターフェース制御装置およびインターフェース設定方法
JP2019010683A (ja) * 2017-06-29 2019-01-24 セイコーエプソン株式会社 ロボット制御装置およびロボットシステム

Also Published As

Publication number Publication date
US20020173925A1 (en) 2002-11-21
US6778930B2 (en) 2004-08-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5678065A (en) Computer system employing an enable line for selectively adjusting a peripheral bus clock frequency
JP2002297275A (ja) データ転送装置、コンピュータ装置、デバイス、ドッキングステーション
US7490211B2 (en) Memory hub with integrated non-volatile memory
JP3418128B2 (ja) Usbシステム用のemsエンハンスメント回路
US6016518A (en) Automatic master/slave designation for computer peripherals
US6519669B1 (en) Apparatus and method of connecting a computer and a peripheral device
US20010030561A1 (en) Signal output device and method for sending signals at multiple transfer rates while minimizing crosstalk effects
JP3610424B2 (ja) 電子機器及びインタフェース回路
CN107066746B (zh) 基于i2c接口通过cpld来实现pca9555功能的方法
US6816939B2 (en) Apparatus for supporting I2C bus masters on a secondary side of an I2C multiplexor
US6275240B1 (en) Method and apparatus for maintaining load balance on a graphics bus when an upgrade device is installed
US5461701A (en) System and method for peripheral data transfer
JP2004528627A (ja) コンピュータ・バス・アーキテクチャ
US6016549A (en) Peripheral unit having at least two sequencer circuits configured to control data transfers for power saving
US5892930A (en) Target peripheral device detection
US20070233926A1 (en) Bus width automatic adjusting method and system
CN112988637A (zh) 促进与i2c的向后兼容性的i3c集线器
US6871252B1 (en) Method and apparatus for logical detach for a hot-plug-in data bus
US6530048B1 (en) I2C test single chip
CN117093522A (zh) 复杂可编程逻辑器件及其与基板管理控制器通信方法
JPH07168657A (ja) Scsiホストバスアダプタで用いるためのターミネート回路
JP2002041441A (ja) 通信機器接続装置および接続機能を有する周辺装置
US6425025B1 (en) System and method for connecting electronic circuitry in a computer system
US5986352A (en) Smart peripheral back-power prevention
KR100682249B1 (ko) 표준 디지털 패드를 사용한 버스 제어회로

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040824

RD14 Notification of resignation of power of sub attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7434

Effective date: 20040902

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040929

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20041214

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20090327