JP2002297235A - エネルギ生成装置管理システム、および、処置内容送信装置 - Google Patents

エネルギ生成装置管理システム、および、処置内容送信装置

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JP2002297235A
JP2002297235A JP2001094743A JP2001094743A JP2002297235A JP 2002297235 A JP2002297235 A JP 2002297235A JP 2001094743 A JP2001094743 A JP 2001094743A JP 2001094743 A JP2001094743 A JP 2001094743A JP 2002297235 A JP2002297235 A JP 2002297235A
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Masakazu Morioka
正和 森岡
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Osaka Gas Co Ltd
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Osaka Gas Co Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エネルギ生成装置で発生した異常事態に対す
る処置内容が出力されるエネルギ生成装置管理システム
において、利便性を向上させる。 【解決手段】 燃料電池から発信された異常状態情報
は、変換装置において、サイト番号、故障内容番号、故
障種類番号、発信時工程番号という4種類の符号の組合
せに変換される。そして、変換装置は、4種類の符号の
組合せに基づいて、遠隔管理センタおよび携帯端末に送
信するメッセージの内容を決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エネルギ生成装置
管理システム、および、処置内容送信装置に関し、特
に、燃料電池等のエネルギ生成装置で発生した異常事態
に対する処置内容の出力に関連した、エネルギ生成装置
管理システム、および、処置内容送信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、燃料電池等のエネルギ生成装置に
おいて、局所的に異常な温度上昇が見られた等の異常事
態が発生したときに、当該異常事態に対する処置内容を
出力するシステムとしては、図13に示すものがあっ
た。図13を参照して、従来のシステムについて、具体
的に説明する。
【0003】従来のシステムは、主に、エネルギ生成装
置の一例である燃料電池1と、遠隔管理センタ3から構
成されていた。遠隔管理センタ3は、燃料電池1から発
信される情報を受信する情報受信装置2を備え、情報受
信装置2の情報に基づく作業を、燃料電池1において異
常事態が発生した際に実際に処理を行なう作業員40へ
連絡する。
【0004】そして、従来のシステムでは、燃料電池1
において異常事態が検出された場合、当該異常事態の具
体的な情報が、燃料電池1から情報受信装置2に送信さ
れる。
【0005】情報受信装置2では、当該情報受信装置2
において受信された情報の内容を理解される際、およ
び、燃料電池1の異常に対して取るべき処置が決定され
る際、専門的な知識が必要とされるため、受信された情
報を処理するために、常時、専門的な知識を有する係員
を待機させる必要があった。そして、作業員40に、上
記した「受信された情報」に基づく専門家の指示が伝達
され、これに基づいて、作業員40は、作業を行なう。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
のシステムでは、エネルギ生成装置における異常事態の
発生に備えて、当該エネルギ生成装置から直接情報が送
信される装置(図13に示す例では、情報受信装置2)
を操作するために、常時、専門の係員を待機させる必要
があり、不便であった。
【0007】本発明は、かかる実情に鑑み考え出された
ものであり、その目的は、エネルギ生成装置で発生した
異常事態に対する処置内容が出力されるエネルギ生成装
置管理システムにおいて、利便性を向上させることであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に従ったエネルギ
生成装置管理システムは、エネルギ生成装置を管理する
ためのシステムであって、前記エネルギ生成装置の異常
状態の情報を発信する異常状態発信装置と、前記異常状
態発信装置の発信した異常状態の情報に基づいて、当該
異常状態に対して実行するべき処置内容を他の装置に送
信する処置内容送信装置とを含み、前記処置内容送信装
置は、前記異常状態発信装置の発信した異常状態の情報
を受信する受信部と、当該異常状態の情報を複数の種類
の情報に分割して種類毎に符号化し符号群とする符号化
部と、前記符号の組合せと処置内容とを関連付けて記憶
する記憶部と、前記記憶部に記憶されている処置内容の
中から前記符号群での符号の組合せに関連付けられて記
憶されている処置内容を前記実行するべき処置内容とし
て選択する選択部と、前記実行するべき処置内容を実行
するべき作業員の所有する情報端末機に送信する送信部
とを備えることを特徴とする。
【0009】本発明によると、エネルギ生成装置の異常
状態の情報が処置内容送信装置に送信されると、異常状
態の情報に対応した処置内容が、作業員の所有する情報
端末機に出力される。
【0010】したがって、エネルギ生成装置において異
常状態が発生しても、特別な係員を介することなく、処
置内容が、作業員の情報端末機に出力される。つまり、
当該異常状態の情報から処置内容を決定する係員を、常
時、配置する必要がなくなるため、エネルギ生成装置管
理システムの利便性を向上できる。さらに、異常状態の
情報に対応した処置内容は、予め記憶された処置内容の
中から、異常状態の情報が複数の種類の情報に分割され
てそれぞれ符号化された後、符号の組合せに基づいて選
択される。このため、異常状態に対して的確な処置内容
が選択される。
【0011】また、本発明に従ったエネルギ生成装置管
理システムは、前記異常状態の情報は、当該異常状態の
発生した時間である異常情報発信時間を特定する情報を
含み、前記記憶部は、前記処置内容を、さらに、前記異
常情報発信時間に関連付けて記憶し、前記選択部は、前
記記憶部において前記符号の組合せおよび前記異常情報
発信時間に関連付けられた処置内容を、前記実行するべ
き処置内容として選択することが好ましい。
【0012】これにより、異常状態の発生時間にも対応
した、さらに的確な処置内容が選択される。
【0013】本発明に従った処置内容送信装置は、エネ
ルギ生成装置の異常状態の情報を受信する受信部と、前
記異常状態の情報を複数の種類に分割して種類毎に符号
化し符号群とする符号化部と、前記符号の組合わせと処
置内容とを関連付けて記憶する記憶部と、前記記憶部に
記憶されている処置内容の中から前記符号群での符号の
組合せに関連付けられて記憶されている処置内容を前記
実行するべき処置内容として選択する選択部と、前記実
行するべき処置内容を実行するべき作業員の所有する情
報端末機に送信する送信部とを含むことを特徴とする。
【0014】本発明によると、エネルギ生成装置の異常
状態の情報が処置内容送信装置に送信されると、異常状
態の情報に対応した処置内容が、作業員の所有する情報
端末機に出力される。
【0015】したがって、エネルギ生成装置において異
常状態が発生しても、特別な係員を介することなく、処
置内容を、作業員の情報端末機に出力できる。つまり、
当該異常状態の情報から処置内容を決定する係員を、常
時、配置する必要がなくなるため、この処置内容送信装
置が含まれるエネルギ生成装置管理システムの利便性を
向上できる。さらに、異常状態の情報に対応した処置内
容は、予め記憶された処置内容の中から、異常状態の情
報が複数の種類の情報に分割されてそれぞれ符号化され
た後、符号の組合せに基づいて選択される。このため、
異常状態に対して的確な処置内容が選択される。
【0016】また、本発明に従った処置内容送信装置
は、前記異常状態の情報は、当該異常状態の発生した時
間である異常情報発信時間を特定する情報を含み、前記
記憶部は、前記処置内容を、さらに、前記異常情報発信
時間に関連付けて記憶し、前記選択部は、前記記憶部に
おいて前記符号の組合せおよび前記異常情報発信時間に
関連付けられた処置内容を、前記実行するべき処置内容
として選択することが好ましい。
【0017】また、本発明に従った処置内容送信装置
は、前記エネルギ生成装置の異常状態の情報が発信され
た時間である異常情報発信時間を特定する時間特定部を
さらに含み、前記記憶部は、前記処置内容を、さらに、
前記異常情報発信時間に関連付けて記憶し、前記選択部
は、前記記憶部において前記符号の組合せおよび前記異
常情報発信時間に関連付けられた処置内容を、前記実行
するべき処置内容として選択することが好ましい。
【0018】これにより、異常状態の発生時間にも対応
した、さらに的確な処置内容が選択される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、本発明
の一実施の形態であるエネルギ生成装置管理システムを
説明する。
【0020】図1は、エネルギ生成装置管理システムの
構成を示す図である。このシステムには、燃料電池1、
燃料電池1に接続された変換装置10、ならびに、変換
装置10に接続可能な遠隔管理センタ3および作業員4
0が含まれる。作業員40は、燃料電池1が異常状態と
なった場合に、当該異常状態に対する処置を行なう作業
員または当該作業員によって所有される携帯端末によっ
て構成される。このシステムでは、燃料電池1が異常状
態となった場合、当該異常状態についての情報(以下、
異常状態情報と略す)が、燃料電池1から変換装置10
に送信される。
【0021】燃料電池1から変換装置10に送信される
異常状態情報には、サイト情報(異常が発生した場所、
つまり、異常状態にある燃料電池1が設置されている場
所についての情報)、故障内容、故障種類、および、発
信時工程(異常状態情報を発信した時に燃料電池1が実
行していた工程)が含まれる。
【0022】図2は、変換装置10のブロック図であ
る。変換装置10は、制御回路11、通信部12、サイ
ト情報記憶部13、故障内容情報記憶部14、故障種類
情報記憶部15、発信時工程情報記憶部16、計時部1
7、および、メッセージ記憶部18を含む。制御回路1
1は、変換装置10の動作全般を制御するものである。
通信部12は、他の装置との間で情報の送受信を行なう
ものである。
【0023】サイト情報記憶部13は、以下の表1の内
容を記憶し、かつ、燃料電池1から送信された異常状態
情報に含まれるサイト情報を、表1に従って、サイト番
号という符号に変換する。なお、表1では、サイト(燃
料電池1の設置されている場所)が、それぞれ、符号
(サイト番号)に関連付けられている。
【0024】
【表1】
【0025】故障内容情報記憶部14は、以下の表2の
内容を記憶し、かつ、燃料電池1から送信された異常状
態情報に含まれる故障内容を、表2に従って、故障番号
という符号に変換する。なお、表2では、「燃料電池に
おける脱硫器の触媒温度が異常に低下している(脱硫器
触媒温度異常)」等の故障内容が、それぞれ、符号(故
障番号)に関連付けられている。
【0026】
【表2】
【0027】故障種類情報記憶部15は、以下の表3の
内容を記憶し、かつ、燃料電池1から送信された異常状
態情報に含まれる故障種類を、表3に従って、故障種類
番号という符号に変換する。なお、表3では、「重故
障」または「軽故障」という故障の程度(種類)が、そ
れぞれ、符号(故障種類番号)に関連付けられている。
なお、燃料電池1では、重故障の異常が生じた場合運転
が強制的に停止され、軽故障の異常が生じた場合警報が
発信される。
【0028】
【表3】
【0029】発信時工程情報記憶部16は、以下の表4
の内容を記憶し、かつ、燃料電池1から送信された異常
状態情報に含まれる発信時工程を、表4に従って、発信
時工程番号という符号に変換する。なお、表4では、
「待機運転」または「連系運転」という工程の種類が、
それぞれ、符号(発信時工程番号)に関連付けられてい
る。
【0030】
【表4】
【0031】変換装置10では、受信された異常状態情
報は、サイト情報、故障内容、故障種類、発信時工程に
分割され、それぞれ、サイト情報記憶部13、故障内容
情報記憶部14、故障種類情報記憶部15、および、発
信時工程情報記憶部16において符号化されることによ
り、図3に示すような形態に変換される。つまり、サイ
ト情報、故障内容、故障種類、および、発信時工程を含
む異常状態情報は、変換装置10で、サイト番号、故障
内容番号、故障種類番号、および、発信時工程番号の4
種類の符号の組合せの情報に変換される。
【0032】計時部17は、必要に応じて、異常状態情
報に、当該異常状態情報に当該情報を受信した時間の情
報を付与するものである。具体的には、異常状態情報に
発信された時間の情報が付与されていない場合であっ
て、燃料電池1の異常状態に対する処置に時間に応じた
変更が必要な場合には、異常状態情報に、計時部17に
よって時間情報が付与される。メッセージ記憶部18
は、後述する図4〜図11に示すメッセージを記憶する
ものである。
【0033】変換装置10は、受信した異常状態情報を
図3に示すように複数種類の情報ごとに符号化した後、
符号の組合せに応じて取るべき処置内容を決定し、当該
処置内容に応じたメッセージを遠隔管理センタ3および
作業員40(携帯端末)に送信する。遠隔管理センタ3
および作業員40(携帯端末)では、送信されたメッセ
ージが表示される。遠隔管理センタ3および作業員40
(携帯端末)におけるメッセージの表示例を、例1〜例
8として、図4〜図11にそれぞれ示す。
【0034】図4〜図11には、それぞれ、「(イベン
ト)」ととして符号化された異常状態情報が示されてい
る。各図では、異常状態情報は、図3に示した4種類
(サイト番号、故障内容番号、故障種類番号、発信時工
程番号)の符号が、「−」で区切られて連続的に示され
ている。また、各図では、異常状態情報を受信した時間
が「(受信時間)」として示されている。また、各図で
は、「[イベントメッセージ]」として、異常状態情報
の示す異常内容が文章化されて示されている。さらに、
各図では、「[対応メッセージ]」として、異常状態情
報の示す異常内容に対応する処置が、文章化されて示さ
れている。なお、各図における「□□」はメンテナンス
会社名、「△△」は電話番号に相当する部分である。
【0035】たとえば、図4に示す<例1>の表示内容
は、スーパー姫路というスーパーマーケットで、午後1
0時50分に、燃料電池1内の脱硫器の触媒の温度が異
常に低くなるという異常が発生した際の表示内容であ
る。この場合の応答メッセージとしては、明朝午前9時
に当該場所へ出動する処置が示されている。この処置内
容は、当該スーパーマーケットの開店時間が午前10時
〜午後8時であり、当該スーパーマーケットが午後9時
〜午前9時には機械によって警備がなされることを考慮
したものである。異常状態情報に時間情報が付与されて
いる場合には、変換装置10は、このように、異常が発
生したサイトと異常が発生した時間とを考慮して処置内
容を決定することが可能である。
【0036】また、図5に示す<例2>の表示内容は、
スーパー姫路というスーパーマーケットで、午後10時
50分に、燃料電池1内の所定の物質の改質を行なう改
質器のパッケージの温度が異常に高くなるという異常が
発生した際の表示内容である。この場合の応答メッセー
ジとしては、ただちに当該場所へ出動する処置が示され
ている。この処置内容は、当該異常が火災の可能性があ
ることを考慮したものである。
【0037】また、図6に示す<例3>の表示内容は、
姫路病院という病院で、午後10時50分に、燃料電池
1内の脱硫器の触媒の温度が異常に低くなる重故障の異
常が発生した際の表示内容である。この場合の応答メッ
セージとしては、病院側から指定された時間までに当該
場所へ出動する処置が示されている。この処置内容は、
病院が24時間体制で運営されているため、重故障の異
常には基本的には即時に対応することを考慮したもので
ある。
【0038】また、図7に示す<例4>の表示内容は、
姫路病院という病院で、午後10時50分に、燃料電池
1内の脱硫器の触媒の温度が異常に低くなる軽故障の異
常が発生した際の表示内容である。この場合の応答メッ
セージとしては、明朝の午前9時までに当該場所へ出動
する処置が示されている。この処置内容は、軽故障の異
常の場合には基本的には昼間に対応することを考慮した
ものである。
【0039】また、図8に示す<例5>の表示内容は、
姫路病院という病院で、午後10時50分に、燃料電池
1内の水処理装置の出口における電導度が正常な値より
高くなるという異常が発生した際の表示内容である。こ
の場合の応答メッセージとしては、次の作業員の出勤日
に、作業員または燃料電池1のメンテナンスを行なう会
社に連絡する処置が示されている。この処置内容は、水
処理装置の出口における電導度の異常は、作業員の緊急
の現場への出動が不要であることを考慮したものであ
る。
【0040】また、図9に示す<例6>の表示内容は、
スーパー姫路というスーパーマーケットで、午後10時
50分に、燃料電池1において窒素一次圧力が低くなる
(燃料ガス置換用の窒素ボンベの圧力が漏洩により低下
する)という異常が発生した際の表示内容である。この
場合の応答メッセージとしては、ただちに現場へ出動す
る処置が示されている。この処置内容は、このような異
常において窒素圧力の低下が進行すると、燃料電池1に
おいて重故障という状態の故障に発展し、燃料電池1の
運転が停止することを考慮したものである。
【0041】また、図10に示す<例7>の表示内容
は、スーパー姫路というスーパーマーケットで、午後1
0時50分に、燃料電池1の運転中に工程渋滞(制御装
置の異常により、燃料電池1の運転が停止する)という
異常が発生した際の表示内容である。この場合の応答メ
ッセージとしては、ただちに現場へ出動する処置が示さ
れている。この処置内容は、このような異常では燃料電
池1の冷却装置の停止が考えられ、ただちに作業員によ
る手動の作業が必要であることを考慮したものである。
【0042】また、図11に示す<例8>の表示内容
は、姫路病院という病院で、午後6時50分に、電力会
社の商用電力の電圧が低下するという異常が発生した際
の表示内容である。この場合の応答メッセージとして
は、停電があったか否かを当該病院に確認し、かつ、復
旧操作を当該病院側で行なうよう依頼する処置が示され
ている。この処置内容は、このような異常に対する復旧
処置が異常の発生したサイトにいる人にも可能であるこ
とを考慮したものである。
【0043】図12に、変換装置10から送信し遠隔管
理センタ3および作業員40(携帯端末)において表示
させるメッセージを、メッセージ記憶部18に記憶され
た複数のメッセージから選択する処理(メッセージ選択
処理)の内容を示す。なお、メッセージ選択処理では、
符号化された異常状態情報(図3参照)に含まれる各符
号(サイト番号、故障内容番号等)の値に応じて実行す
る処理が決定されるが、図12では、はサイト番号の
判断、は故障内容番号の判断、は故障種類番号の判
断、は発信時工程番号の判断を示している。
【0044】図12を参照して、まず、S1で、異常状
態情報の故障種類番号が「1」であるか「2」であるか
が判断される。「1」であれば、処理はS9に進めら
れ、「2」であれば、処理はS2に進められる。
【0045】次に、S2で、異常状態情報の発信時工程
番号が「12」であるか否かが判断される。「12」で
あれば、S3で「例8」のメッセージが表示されるメッ
セージとして選択され処理が終了する。一方、「12」
以外であれば、処理はS4に進められる。
【0046】S4では、異常状態情報の故障内容番号が
「91」であるか否かが判断される。「91」であれ
ば、S5で「例6」のメッセージが表示されるメッセー
ジとして選択され処理が終了する。一方、「91」以外
であれば、処理はS6に進められる。
【0047】S6では、異常状態情報の故障内容番号が
「38」であるか否かが判断される。「38」であれ
ば、S7で「例5」のメッセージが表示されるメッセー
ジとして選択され処理が終了する。一方、「38」以外
であれば、故障内容番号が「03」であるとして、S8
で「例4」のメッセージに決定され処理が終了する。故
障種類番号が「2」である場合、残された故障内容番号
は「03」のみだからである。
【0048】一方、S9では、異常状態情報の故障内容
番号が「72」であるか否かが判断される。「72」で
あれば、S10で「例7」のメッセージが表示されるメ
ッセージとして選択され処理が終了する。一方、「7
2」以外であれば、処理はS11に進められる。
【0049】S11では、異常状態情報の故障内容番号
が「13」であるか否かが判断される。「13」であれ
ば、S12で「例2」のメッセージが表示されるメッセ
ージとして選択され処理が終了する。一方、「13」以
外であれば、処理はS13に進められる。
【0050】S13では、サイト番号が判断される。サ
イト番号が「11」であれば、S14で「例3」のメッ
セージが表示されるメッセージとして選択され処理が終
了する。一方、サイト番号が「11」以外(つまり、本
実施の形態では、「10」)であれば、処理はS15に
進められる。
【0051】S15では、異常状態情報の発信された
(または、受信された)時間が、緊急事態以外の事態
(非緊急事態)でもサイト番号「10」のサイトに出動
可能な時間であるか否かが判断される。そのような時間
ではない場合には、S16で「例1」のメッセージが表
示されるメッセージとして選択され処理が終了する。
【0052】以上説明した本実施の形態のシステムで
は、表1〜表4として示した、サイト番号、故障内容番
号、故障種類番号、および、発信時工程番号について、
さらに、対応される符号と対応される事項とを増やすこ
ともできる。そして、増やされた場合には、メッセージ
選択処理において、さらに、S17以降の処理におい
て、異常状態情報に含まれる符号の判断を行ない、判断
結果に基づいて、表示されるメッセージが選択される。
【0053】また、本実施の形態では、燃料電池1から
発信された異常状態情報は、変換装置10において、図
3に示すような、サイト番号、故障内容番号、故障種類
番号、発信時工程番号という4種類の符号の組合せに変
換される。なお、これらの符号は、表1〜表4に示した
数字に限定されず、記号であればよい。
【0054】また、本実施の形態では、4種類の符号の
組合せに基づいて、遠隔管理センタ3および作業員40
(携帯端末)に送信されるメッセージの内容が決定され
る。これにより、燃料電池1から異常状態情報が発信さ
れた場合、自動的に、処置内容が決定され、当該処置内
容が遠隔管理センタ3および作業員40(携帯端末)に
送信される。なお、符号が対応する内容、および、送信
されるメッセージは、表1〜表4および図4〜図11に
示すものに限定されない。
【0055】また、本実施の形態では、異常状態情報を
発信する装置として燃料電池が挙げられたが、これに限
定されない。エネルギを生成する装置であれば、エンジ
ン、タービン等の発電装置から送信される異常状態情報
についても、対応することができる。
【0056】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態であるエネルギ生成装
置管理システムの構成を示す図である。
【図2】 図1の変換装置のブロック図である。
【図3】 図1の変換装置において符号化された後の異
常状態情報の構成を示す図である。
【図4】 図1の変換装置から送信され遠隔管理センタ
および携帯端末で表示されるメッセージの例を示す図で
ある。
【図5】 図1の変換装置から送信され遠隔管理センタ
および携帯端末で表示されるメッセージの例を示す図で
ある。
【図6】 図1の変換装置から送信され遠隔管理センタ
および携帯端末で表示されるメッセージの例を示す図で
ある。
【図7】 図1の変換装置から送信され遠隔管理センタ
および携帯端末で表示されるメッセージの例を示す図で
ある。
【図8】 図1の変換装置から送信され遠隔管理センタ
および携帯端末で表示されるメッセージの例を示す図で
ある。
【図9】 図1の変換装置から送信され遠隔管理センタ
および携帯端末で表示されるメッセージの例を示す図で
ある。
【図10】 図1の変換装置から送信され遠隔管理セン
タおよび携帯端末で表示されるメッセージの例を示す図
である。
【図11】 図1の変換装置から送信され遠隔管理セン
タおよび携帯端末で表示されるメッセージの例を示す図
である。
【図12】 図1の変換装置において実行されるメッセ
ージ選択処理の内容を示す図である。
【図13】 従来のエネルギ生成装置管理システムの構
成を示す図である。
【符号の説明】
1 燃料電池、3 遠隔管理センタ、4 携帯端末、1
0 変換装置、11制御回路、12 通信部、13 サ
イト情報記憶部、14 故障内容情報記憶部、15 故
障種類情報記憶部、16 発信時工程情報記憶部、17
計時部、18 メッセージ記憶部。
フロントページの続き Fターム(参考) 5C087 AA02 AA03 AA08 AA19 BB11 BB65 BB74 DD03 DD08 DD20 DD33 EE05 EE06 EE08 EE11 EE20 GG19 GG65 GG83 5H027 AA02 BA01 DD01 5H223 AA19 AA20 DD03 DD07 DD09 EE06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エネルギ生成装置を管理するためのシス
    テムであって、 前記エネルギ生成装置の異常状態の情報を発信する異常
    状態発信装置と、 前記異常状態発信装置の発信した異常状態の情報に基づ
    いて、当該異常状態に対して実行するべき処置内容を他
    の装置に送信する処置内容送信装置とを含み、 前記処置内容送信装置は、前記異常状態発信装置の発信
    した異常状態の情報を受信する受信部と、当該異常状態
    の情報を複数の種類の情報に分割して種類毎に符号化し
    符号群とする符号化部と、前記符号の組合せと処置内容
    とを関連付けて記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶さ
    れている処置内容の中から前記符号群での符号の組合せ
    に関連付けられて記憶されている処置内容を前記実行す
    るべき処置内容として選択する選択部と、前記実行する
    べき処置内容を実行するべき作業員の所有する情報端末
    機に送信する送信部とを備える、エネルギ生成装置管理
    システム。
  2. 【請求項2】 前記異常状態の情報は、当該異常状態の
    発生した時間である異常情報発信時間を特定する情報を
    含み、 前記記憶部は、前記処置内容を、さらに、前記異常情報
    発信時間に関連付けて記憶し、 前記選択部は、前記記憶部において前記符号の組合せお
    よび前記異常情報発信時間に関連付けられた処置内容
    を、前記実行するべき処置内容として選択する、請求項
    1に記載のエネルギ生成装置管理システム。
  3. 【請求項3】 エネルギ生成装置の異常状態の情報を受
    信する受信部と、 前記異常状態の情報を複数の種類に分割して種類毎に符
    号化し符号群とする符号化部と、 前記符号の組合わせと処置内容とを関連付けて記憶する
    記憶部と、 前記記憶部に記憶されている処置内容の中から前記符号
    群での符号の組合せに関連付けられて記憶されている処
    置内容を前記実行するべき処置内容として選択する選択
    部と、 前記実行するべき処置内容を実行するべき作業員の所有
    する情報端末機に送信する送信部とを含む、処置内容送
    信装置。
  4. 【請求項4】 前記異常状態の情報は、当該異常状態の
    発生した時間である異常情報発信時間を特定する情報を
    含み、 前記記憶部は、前記処置内容を、さらに、前記異常情報
    発信時間に関連付けて記憶し、 前記選択部は、前記記憶部において前記符号の組合せお
    よび前記異常情報発信時間に関連付けられた処置内容
    を、前記実行するべき処置内容として選択する、請求項
    3に記載の処置内容送信装置。
  5. 【請求項5】 前記エネルギ生成装置の異常状態の情報
    が発信された時間である異常情報発信時間を特定する時
    間特定部をさらに含み、 前記記憶部は、前記処置内容を、さらに、前記異常情報
    発信時間に関連付けて記憶し、 前記選択部は、前記記憶部において前記符号の組合せお
    よび前記異常情報発信時間に関連付けられた処置内容
    を、前記実行するべき処置内容として選択する、請求項
    3に記載の処置内容送信装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004214027A (ja) * 2002-12-27 2004-07-29 Sanyo Electric Co Ltd 保守システム
JP2004214133A (ja) * 2003-01-08 2004-07-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 燃料電池メンテナンス運転処理システム
JP2007141787A (ja) * 2005-11-22 2007-06-07 Fuji Electric Holdings Co Ltd 燃料電池発電装置の運転方法

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