JP2002296100A - 体重計 - Google Patents

体重計

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JP2002296100A
JP2002296100A JP2001102880A JP2001102880A JP2002296100A JP 2002296100 A JP2002296100 A JP 2002296100A JP 2001102880 A JP2001102880 A JP 2001102880A JP 2001102880 A JP2001102880 A JP 2001102880A JP 2002296100 A JP2002296100 A JP 2002296100A
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JP
Japan
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elastic body
weight scale
connecting portion
body device
bending
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JP2001102880A
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English (en)
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Kiyoshi Inoue
潔 井上
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KONDO SEISANSEI GIJUTSUSHO KK
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KONDO SEISANSEI GIJUTSUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】測定誤差が少ない体重計を提供する。 【解決手段】体重計に、荷重方向に直角な受圧面を有
し、荷重方向に複数段重ねて配列される複数の撓み部12
と、荷重方向に沿って各撓み部12の表裏で互いに異なっ
た位置に設けられ、相隣り合う撓み部12を連結する連結
部13とからなる弾性体装置1を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、弾性変形を利用し
て伸縮する弾性体装置を用いた体重計に関する。
【0002】
【従来の技術】体重計に用いられる弾性体装置として
は、各種スプリングや、合成樹脂のブロック、ゴムなど
の弾性体を機械的に組み合わせたものが用いられてい
る。これらの弾性体装置は、一定の方向、即ち、正規の
荷重方向のみから荷重がかかったときには問題がない
が、そうでない方向からの荷重に対して非常に柔軟であ
るため、正規ではない方向からの荷重がかかっても弾性
体装置が変形しないようガイドなどの変形防止手段を設
ける必要がある。しかしながら、このような変形防止手
段は、弾性体装置の伸縮に際し、摩擦を引き起こし、正
確な測定を妨げるという問題があった。
【0003】また、弾性体装置を構成する各弾性体の弾
性率を厳密に管理して製造することは困難で、例え各弾
性体の弾性率の誤差が僅少であっても、それらを用いて
構成された弾性体装置としての弾性率は、大きく異なっ
てしまうという問題があった。また、複数の弾性体を機
械的に組み合わせると共に、摩擦の原因となるガイドを
設けなければならないことから、弾性体装置が故障しや
すくなるという問題があった。このため、弾性体装置と
してはできるだけ単純な構造のものを用いることが望ま
しいが、構造を単純にすると、計測領域が極めて限られ
てしまうので、体重計に用いられる弾性体装置には適し
ていないという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題を
解決するためになされたものであり、その目的は、測定
誤差が少ない体重計を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、体重計
に、荷重方向に直角な受圧面を有し、荷重方向に複数段
重ねて配列される複数の撓み部と、各撓み部の表裏で互
いに異なった位置に設けられ、荷重方向に沿って相隣り
合う撓み部を連結する連結部とからなる弾性体装置を用
いることにより達成される。好ましい実施例としては、
弾性体は、一本の円管の側面に、円周方向に沿って、か
つ、その円管の中心軸を含む平面Aに対し対称に対をな
して設けられる長孔HA、HAと、円管の中心軸を含み、
上記平面Aに直角な平面Bに対し対称に対をなして設け
られる長孔HB、HBとが、円管の中心軸方向に交互に配
置されるものである。
【0006】また、他の実施例としては、弾性体は、撓
み部が薄い円盤状部材であり、連結部が、各撓み部の一
方の表面では一直径の両端部に、他の一方の表面では上
記直径に対し直角方向に向く一直径の両端部にそれぞれ
対をなして配設される。また、更に他の実施例として
は、弾性体は、撓み部が薄い円環状部材であり、連結部
が、各撓み部の一方の表面では外周縁の一直径の両端部
に、他の一方の表面では上記直径に対し直角方向に向く
外周縁の一直径の両端部にそれぞれ対をなして配設さ
れ、このとき、撓み部の、連結部の配設位置の周囲は、
連結部を中心として円盤状に膨出させてもよい。
【0007】また、更に他の実施例としては、撓み部
が、薄い十字状部材であり、連結部が、各撓み部の一方
の表面では、一方の直線状部分の両端部に、他の一方の
表面では、他の一方の直線状部分の両端部にそれぞれ対
をなして配設される。また、上記の実施例において、各
撓み部の少なくとも一段の撓み弾性率が、他のものと異
なるようにしてもよい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき、本発明を詳
細に説明する。図1は本発明に係る体重計に用いられる
弾性体装置の第一実施例を示す斜視図、図2は図1に示
したC−C断面図、図3は図1で示した弾性体装置の荷
重歪特性を示すグラフ、図4は本発明に係る体重計に用
いられる弾性体装置の第二実施例の対称軸直角断面図、
図5は本発明に係る体重計に用いられる弾性体装置の第
三実施例の対称軸直角断面図、図6は本発明に係る体重
計に用いられる弾性体装置の第四実施例の対称軸直角断
面図、図7は本発明に係る体重計に用いられる弾性体装
置の第五実施例の対称軸直角断面図、図8は本発明に係
る体重計に用いられる弾性体装置の第六実施例の縦断面
図、図9は本発明に係る体重計に用いられる弾性体の第
七実施例の側面図である。
【0009】まず、図1について説明する。図中、1は
弾性体装置、10は長孔HA、11は長孔HB、12は撓
み部、13は連結部である。弾性体装置1は、円筒状の
ものであり、一本の円管の側面に、円周方向にそって、
かつ、その円管の中心軸を含む図示しない平面Aに対し
対称に対をなして設けられる長孔HAと、円管の中心軸
を含み、上記平面Aに直角名平面Bに対し対称に対をな
して設けられる長孔HBとを円管の中心軸方向に交互に
配置してなるものである。この中心軸方向に交互に配置
される長孔同士の間の領域は、撓み部10となり、ま
た、一対の長孔の間に挟まれた領域が連結部となる。
【0010】この弾性体装置1は、図2に示した寸法
(単位:cm)であり、その材料に硬度HRc58のSUJ2
皮焼入材を用いた場合、その横方向の撓みをδ1とする
と、
【数01】 となる。これによると、横方向の応力が100gである場
合、その変形値は0.01mm以下となる。このように、δ<
<δ1となり、本発明による場合、極めて高精度とな
る。
【0011】これに対し、ピアノ線を用いて製造された
半径13mm、巻線径2.3mm、長さ18mmのコイルスプリング
の場合、荷重を5kgとして、その横方向の撓みをδとす
ると、
【数02】 となる。これによると、横方向の応力が100gである場
合、その変形値は0.9mmとなり、容易に変形してしま
う。
【0012】また、図1及び2に示した弾性体装置1で
荷重歪特性の実測結果をグラフとして図3に示した。こ
のグラフ中、計算値は、変形量をδ2とし、
【数03】 として求めた。このグラフから、この弾性体装置1は、
その総撓み量から正確に荷重を割り出すことができるこ
とが判明した。
【0013】従って、この弾性体装置1を用いて体重計
を製造すると、構成が単純で壊れにくく、極めて正確か
つ誤差の少ない体重計となる。この弾性体装置1を製造
する場合には、円筒状の部材に対し、プレスワークによ
り所要の位置に、所要の大きさの長孔を抜加工し、その
後、所要の形状に成形加工するようにしてもよい。
【0014】次に、図3について説明する。図中、22
は撓み部、23は連結部である。この実施例は、撓み部
22が薄い円盤状部材であり、連結部23が、各撓み部
の一方の表面では一直径の両端部に、他の一方の表面で
は、上記直径に対し直角方向に向く一直径の両端部にそ
れぞれ対をなして配設されたものである。この連結部2
3は円柱状の部材である。
【0015】撓み部22と連結部23の接合は、耐ファ
ティグ性を高めるため、レーザー溶接、ねじ止め、かし
め等で行うことができ、108サイクル以上の寿命を保証
できるものとする。また、必要に応じ、組み立て後に調
質するようにしてもよい。この実施例の作用効果は、第
一実施例のものと同様であるので、重複する説明は省略
する
【0016】次に図5について説明する。図中、32は
撓み部、33は連結部である。この実施例は、撓み部3
2が薄い円環状部材であり、その中央部分に円孔を有す
る以外は図4に示した第二実施例と同様であるので、重
複する説明は省略する。次に、図6について説明する。
図中、42は撓み部、43は連結部である。この実施例
は、撓み部32の、連結部43の配設位置の周囲が、連
結部43を中心として、円盤状に膨出する以外は図5に
示した第三実施例と同様であるので、重複する説明は省
略する。
【0017】次に、図7について説明する。図中、52
は撓み部、53は連結部である。撓み部52は、薄い十
字状部材であり、連結部53が、各撓み部52の一方の
表面では、一方の直線状部材の両端部に、他の一方の表
面では、他の一方の直線部分の両端部にそれぞれ対をな
して配設されさたものである。この実施例の説明におい
ても上記の実施例の重複する説明を省略する。
【0018】次に、図8について説明する。図中、6は
弾性体装置、620は撓み部、621は撓み部、63は
連結部である。撓み部620、621は薄い円盤状部材
であり、図4に示した実施例と同様に連結部63が配置
される。撓み部620は、撓み部621よりも撓みにく
い性質を持つものであり、縦置きの弾性体装置6の下層
側には撓み部621が、上層側には撓み部620が配置
される。
【0019】また、連結部63の長さは、下層側では短
く、上層側では長くなっており、所定以上の荷重が掛け
られたときには、上下の撓み部621が接触し、突き当
たってそれ以上撓まないようになっている。このため、
荷重が弱いときには、下層側、強いときには上層側の撓
み部が撓むようになり、このような構成とすると、広範
囲の荷重を高精度に計測できるようになる。
【0020】次に、図9について説明する。図中、72
は撓み部、73は連結部である。撓み部72は薄い円環
状部材であり、連結部73は図5に示したものと同様に
配置される。この連結部73は、その軸直角断面が、撓
み部72の同心円周に沿って延びる偏平な形状である。
【0021】このような断面の連結部73を用いた弾性
体装置は、円柱状の連結部を用いたものより、低い荷重
での測定精度が高くなる。従って、必要に応じて、弾性
体装置を構成する連結部の少なくとも一部に、上記の断
面偏平形状の連結部73を採用することにより、弾性体
装置の大きさを変更させることなく、その弾性体装置が
用いられた体重計の測定精度を高めることができるよう
になる。
【0022】なお、本発明は上記の実施例に限定される
ものではなく、例えば、撓み部の形状は上記以外、例え
ば偏平円や楕円、矩形状であってもよく、また、連結部
の断面形状や長さ、配置などは撓み部の適正な撓みを阻
害しないものであればどのようなものであってもよい。
また、上記の弾性体装置が用いられる体重計は、どのよ
うな形式のものであってもよく、用いられる弾性体装置
の種類、個数、配置などは体重計として望ましい性能を
発揮できる範囲で自由に選択することができる。
【0023】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されるので、
本発明によるときは、測定誤差が少ない体重計を提供で
きるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る体重計に用いられる弾性体装置の
第一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1に示したC−C断面図である。
【図3】図1で示した弾性体装置の荷重歪特性を示すグ
ラフである。
【図4】本発明に係る体重計に用いられる弾性体装置の
第二実施例の対称軸直角断面図である。
【図5】本発明に係る体重計に用いられる弾性体装置の
第三実施例の対称軸直角断面図である。
【図6】本発明に係る体重計に用いられる弾性体装置の
第四実施例の対称軸直角断面図である。
【図7】本発明に係る体重計に用いられる弾性体装置の
第五実施例の対称軸直角断面図である。
【図8】本発明に係る体重計に用いられる弾性体装置の
第六実施例の縦断面図である。
【図9】本発明に係る体重計に用いられる弾性体の第七
実施例の側面図である。
【符号の説明】
1 弾性体装置 10 長孔HA 11 長孔HB 12 撓み部 13 連結部 22 撓み部 23 連結部 32 撓み部 33 連結部 42 撓み部 43 連結部 52 撓み部 53 連結部 6 弾性体装置 620 撓み部 621 撓み部 63 連結部 72 撓み部 73 連結部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷重方向に直角な受圧面を有し、荷重方
    向に複数段重ねて配列される複数の撓み部(12)と、
    各撓み部(12)の表裏で互いに異なった位置に設けら
    れ、荷重方向に沿って相隣り合う撓み部(12)を連結
    する連結部(13)とからなる弾性体装置(1)を用い
    た体重計。
  2. 【請求項2】 一本の円管の側面に、円周方向に沿っ
    て、かつ、その円管の中心軸を含む平面Aに対し対称に
    対をなして設けられる長孔HA(10)、HA(10)
    と、円管の中心軸を含み、上記平面Aに直角な平面Bに
    対し対称に対をなして設けられる長孔HB、HB(11)
    とを、円管の中心軸方向に交互に配置してなる弾性体装
    置(1)を用いた請求項1に記載の体重計。
  3. 【請求項3】 撓み部(22)が薄い円盤状部材であ
    り、連結部(23)が、各撓み部(22)の一方の表面
    では一直径の両端部に、他の一方の表面では上記直径に
    対し直角方向に向く一直径の両端部にそれぞれ対をなし
    て配設された弾性体装置を用いた請求項1に記載の体重
    計。
  4. 【請求項4】 撓み部(32)が薄い円環状部材であ
    り、連結部(33)が、各撓み部の一方の表面では外周
    縁の一直径の両端部に、他の一方の表面では上記直径に
    対し直角方向に向く外周縁の一直径の両端部にそれぞれ
    対をなして配設された弾性体装置を用いた請求項1に記
    載の体重計。
  5. 【請求項5】 撓み部(42)の、連結部(43)の配
    設位置の周囲が、連結部(43)を中心として円盤状に
    膨出する弾性体装置を用いた請求項4に記載の体重計。
  6. 【請求項6】 撓み部(52)が、薄い十字状部材であ
    り、連結部(53)が、各撓み部(52)の一方の表面
    では、一方の直線状部分の両端部に、他の一方の表面で
    は、他の一方の直線状部分の両端部にそれぞれ対をなし
    て配設された弾性体装置を用いた請求項1に記載の体重
    計。
  7. 【請求項7】 撓み部(620、621)のうち、少な
    くとも一段の撓み弾性率が他のものと異なる弾性体装置
    を用いた請求項1ないし6のいずれか一に記載の体重
    計。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009192319A (ja) * 2008-02-13 2009-08-27 Taiheiyo Cement Corp 埋設型ひずみ計

Cited By (1)

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